特許第6410901号(P6410901)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6410901
(24)【登録日】2018年10月5日
(45)【発行日】2018年10月24日
(54)【発明の名称】熱変色性筆記具
(51)【国際特許分類】
   B43K 29/02 20060101AFI20181015BHJP
   B43K 24/04 20060101ALI20181015BHJP
   B43K 7/12 20060101ALI20181015BHJP
【FI】
   B43K29/02 F
   B43K24/04
   B43K7/12
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-166798(P2017-166798)
(22)【出願日】2017年8月31日
(62)【分割の表示】特願2012-288217(P2012-288217)の分割
【原出願日】2012年12月28日
(65)【公開番号】特開2018-8527(P2018-8527A)
(43)【公開日】2018年1月18日
【審査請求日】2017年9月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】303022891
【氏名又は名称】株式会社パイロットコーポレーション
(73)【特許権者】
【識別番号】000111890
【氏名又は名称】パイロットインキ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】山内 治巳
【審査官】 大澤 元成
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−153087(JP,A)
【文献】 特開2003−341203(JP,A)
【文献】 特開2008−307741(JP,A)
【文献】 特開平8−108687(JP,A)
【文献】 特開2011−93164(JP,A)
【文献】 特開2009−126102(JP,A)
【文献】 特開2012−6315(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B43K 29/02
B43K 7/12
B43K 24/04
B43K 24/12
B43K 25/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸筒の内部に筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記筆記体の内部に熱変色性インキを収容し、前記筆記体の前端に前記熱変色性インキが吐出可能なペン先を設け、前記軸筒の側壁に前後方向に移動可能な操作部を突出させ、前記操作部を前方にスライド操作することにより前記筆記体のペン先を軸筒の前端孔から出没可能に構成し、軸筒の後端より後方に、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な低摩耗性の弾性材料からなる摩擦体を突出させた熱変色性筆記具であって、
前記軸筒の後端の摩擦体の近傍外周に前後方向に後端孔を貫設し、前記後端孔に保護片部を遊挿状態で設け、前記保護片部を前記操作部と一体に前後方向に移動可能に設け、
ペン先没入時、前記保護片部が後端孔より後方に大きく突出し、前記保護片部の後端が前記摩擦体の突出部頂部より後方に位置し、ペン先突出時、前記保護片部が前記後端孔より前方に大きく没入し、前記摩擦体の突出部頂部が前記保護片部の後端より後方に位置し、
前記軸筒内に、前記筆記体を後方に付勢する弾発体と前記保護片部を前方に付勢する弾発体とが収容され、前記保護片部が前記操作部に常時当接されることを特徴とする熱変色性筆記具。
【請求項2】
前記保護片部を前方に付勢する弾発体の弾発力が、前記筆記体を後方に付勢する弾発体の弾発力より小さく設定される請求項1記載の熱変色性筆記具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱変色性筆記具に関する。詳細には、軸筒の内部に筆記体を前後方向に移動可能に収容し、操作部を前方にスライド操作することにより筆記体のペン先を軸筒の前端孔から出没可能に構成し、軸筒の後端に、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な摩擦体を備えた熱変色性筆記具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1には、熱変色性筆記具において、内部に熱変色性インキを収容した筆記体を軸筒内に収容し、前記軸筒に設けた操作体を操作して前記筆記体を前後方向に移動させ、前記筆記体のペン先を筆記具の先端から出没可能に構成した熱変色性筆記具であって、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な摩擦部と、少なくとも一の前記操作体としてのクリップ体とを備え、前記摩擦部を前記軸筒の後端に設けるとともに、前記軸筒における後端以外の部位に前記クリップ体を設けたことを特徴とする熱変色性筆記具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平2012−6315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1の熱変色性筆記具は、摩擦体が常に外部に露出している。そのため、非使用時、ユーザーの指先が摩擦体に接触したり、あるいは熱変色性筆記具を収納体(例えば、ペンケース、ペン立て、または衣服のポケット等)に収納して保管した際に該収納体の内面(例えば、ペンケースの内面、ペン立ての底面、または衣服のポケット内面等)と摩擦体とが接触することにより、摩擦体表面に手垢や埃等が付着し、摩擦体表面が汚れ、さらにその汚れた状態の摩擦体を用いて紙面を摩擦すると、紙面が汚れる不具合があった。
【0005】
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、非使用時に摩擦体が汚れることを防止できる熱変色性筆記具を提供しようとするものである。
【0006】
尚、本発明において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対の摩擦体側を指す。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の第1の発明は、軸筒2の内部に筆記体3を前後方向に移動可能に収容し、前記筆記体3の内部に熱変色性インキを収容し、前記筆記体3の前端に前記熱変色性インキが吐出可能なペン先31を設け、前記軸筒2の側壁に前後方向に移動可能な操作部5を突出させ、前記操作部5を前方にスライド操作することにより前記筆記体3のペン先31を軸筒2の前端孔23から出没可能に構成し、軸筒2の後端より後方に、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な低摩耗性の弾性材料からなる摩擦体4を突出させた熱変色性筆記具であって、前記軸筒2の後端の摩擦体4の近傍外周に前後方向に後端孔27を貫設し、前記後端孔27に保護片部6を遊挿状態で設け、前記保護片部6を前記操作部5と一体に前後方向に移動可能に設け、ペン先没入時、前記保護片部6が後端孔27より後方に大きく突出し、前記保護片部6の後端が前記摩擦体4の突出部41頂部より後方に位置し、ペン先突出時、前記保護片部6が前記後端孔27より前方に大きく没入し、前記摩擦体4の突出部41頂部が前記保護片部6の後端より後方に位置することを要件とする。
【0008】
本願の第1の発明の熱変色性筆記具1は、ペン先没入時、前記保護片部6が後端孔27より後方に大きく突出し、前記保護片部6の後端が前記摩擦体4の突出部41頂部より後方に位置することにより、非使用時(ペン先非使用時及び摩擦体非使用時)、ユーザーの指先との接触や、摩擦体4と収容体内面(例えば、ペンケースの内面、ペン立ての底面、または衣服のポケット内面)との接触を回避でき、摩擦体4に手垢や埃等が付着すること(即ち摩擦体4が汚れること)を防止できる。また、本願発明の熱変色性筆記具1は、操作部5の操作でペン先31の出没と摩擦体4の出没を同時に行うことができ、操作が簡単であるとともに、一方の出没状態を視認するだけで、反対側の出没状態を識別できる。(例えば、摩擦体4の出没状態を視認することにより、ペン先出没状態を識別できる。または、ペン先31の出没状態を視認することにより、摩擦体4の出没状態を識別できる。)
【0009】
本願の第2の発明は、前記第1の発明の熱変色性筆記具1において、前記軸筒2の後端の前記摩擦体4の近傍外周に前後方向に複数の後端孔27を貫設し、前記各々の後端孔27に保護片部6を遊挿状態で複数設けたことを要件とする。
【0010】
前記第2の発明の熱変色性筆記具1は、前記軸筒2の後端の前記摩擦体4の近傍外周に前後方向に複数の後端孔27を貫設し、前記各々の後端孔27に保護片部6を遊挿状態で複数設けたことにより、複数の保護片部6を摩擦体4の突出部41の外周を包囲するように配置でき、より一層、摩擦体4の汚れを防止できる。
【0011】
本願の第3の発明は、前記第2の発明の熱変色性筆記具1において、前記各々の保護片部6の前端を互いに連結する連結壁部61を設け、前記連結壁部61を前記後端孔27より前方の軸筒2内部に収容したことを要件とする。
【0012】
前記第3の発明の熱変色性筆記具1は、前記各々の保護片部6の前端を互いに連結する連結壁部61を設け、前記連結壁部61を前記後端孔27より前方の軸筒2内部に収容したことにより、各々の保護片部6が後端孔27から脱落することを防止できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の熱変色性筆記具は、非使用時に摩擦体が汚れることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施の形態の非使用時を示す縦断面図である。
図2図1の要部拡大縦断面図である。
図3図2のA−A線矢視面図である(ただし操作部は省略)。
図4図1の使用時の縦断面図である。
図5図4の要部拡大縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1乃至図5に本発明の実施の形態を示す。
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、軸筒2と、該軸筒2内に収容される筆記体3と、軸筒2の外面より径方向外方に突出する操作部5と、該操作部5を前方にスライド操作することにより該筆記体3のペン先31を軸筒2の前端孔23より出没自在にさせる出没機構とを備える。
【0016】
前記筆記体3は、ペン先31と、該ペン先31が前端開口部に圧入固着されたインキ収容管32と、該インキ収容管32内に充填される熱変色性インキと、該熱変色性インキの後端に充填され且つ該熱変色性インキの消費に伴い前進する追従体(例えば高粘度流体)とからなる。
【0017】
前記ペン先31は、例えば、前端に回転可能にボールを抱持した金属製のボールペンチップのみからなる構成、または前記ボールペンチップの後部外面を保持した合成樹脂製のペン先ホルダーからなる構成が挙げられる。また、前記インキ収容管32の後端開口部に、インキ収容管32と外部とが通気可能な通気孔を備えた尾栓33が取り付けられる。前記ペン先31の内部には、前端のボールを前方に押圧するスプリングが収容される。前記スプリングは、圧縮コイルスプリングの前端部にロッド部を備えた構成であり、前記ロッド部の前端がボール後面に接触している。非筆記時、前記スプリングの前方付勢によりボールがボールペンチップ前端の内向きの前端縁部内面に密接され、ペン先31の前端からのインキの漏出及びインキの蒸発を防止できる。
【0018】
前記軸筒2は、先細円筒状の前軸21と、該前軸21の後端部に連結される円筒状の後軸22とからなる。前記軸筒2の後部側壁(後軸22の側壁)には、前後方向に延びるスライド孔24が形成される。軸筒2(後軸22)の内面には、カム部26が一体に形成される。
【0019】
前記軸筒2の後端(後軸22の後端)には、取付孔25が前後方向に貫設される。前記取付孔25に弾性材料からなる摩擦体4が圧入嵌合または乗り越え嵌合される。それにより、前記後軸22の後端外面に摩擦体4が固定される。前記摩擦体4は、軸筒2の後端より後方に突出され、軸筒2の後端に摩擦体4の突出部41が形成される。前記摩擦体4の突出部41頂部は凸曲面状に形成される。
【0020】
前記操作部5は、クリップを兼ねる。前記操作部5は、前後方向に延びるクリップ本体51と、該クリップ本体51の後部に一体に連設される基部52と、該基部52と一体に連設され且つ基部52より前方に延びる軸部53とからなる。前記操作部5は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネート樹脂)の成形体により得られる。前記クリップ本体51は、裏面に玉部51aが突設される。前記軸部53の前端には、回転部材7と係合するカム歯が一体または別部材による取り付けにより形成される。
【0021】
前記軸筒2(後軸22)の後端の摩擦体4の近傍外周には、前後方向に貫通する複数個の後端孔27が等間隔に形成される。前記各々の後端孔27には、保護片部6が前後方向に移動可能に貫通して配置される。前記各々の保護片部6の前端は互いに連結壁部61により連結される。前記連結壁部61が後端孔27前方の軸筒2内部に配置される。
【0022】
前記軸筒2の後端壁内面と前記連結壁部61の後面との間には、弾発体9(圧縮コイルスプリング)が配置され、それにより、前記連結壁部61が前方に付勢され(即ち保護片部6が前方に付勢され)、前記連結壁部61が操作部5に常時当接される。その結果、保護片部6が、前後のガタツキなく、操作部5と一体に前後方向に移動可能となる。なお、前記保護片部6を前方に付勢する弾発体9の弾発力は、筆記体3を後方に付勢する弾発体8の弾発力よりも小さく設定される。
【0023】
ペン先没入時、前記保護片部6が後端孔27より後方に大きく突出し、前記保護片部6の後端が前記摩擦体4の突出部41頂部より後方に位置する。一方、ペン先突出時、前記保護片部6が前記後端孔27より前方(即ち軸筒2内に)に大きく没入し、前記摩擦体4の突出部41頂部が前記保護片部6の後端より後方に位置する。
【0024】
前記出没機構は、回転カム機構を用いたサイドスライド式出没機構である。前記出没機構は、後軸22内面に形成されたカム部26と、該カム部26に係合し且つ筆記体3の後端に当接する回転部材7と、該回転部材7に係合し且つスライド孔24より径方向外方に突出する操作部5と、軸筒2内に収容され且つ筆記体3を後方に付勢する弾発体8(例えば圧縮コイルスプリング)とからなる。本実施の形態の出没機構は、ペン先突出操作及びペン先没入操作のいずれもが操作部5を前方にスライド操作するダブルノック式である。
【0025】
ペン先没入状態から操作部5(クリップ体)を前方に、弾発体8による後方付勢に抗してスライド操作すると、前記操作部5によって回転部材7が前方に押圧され、前記回転部材7が筆記体39の後端を前方に押圧し、ペン先31が前端孔23より外部に突出される。このとき、前記回転部材7がカム部26に係合し、ペン先突出状態が維持される。また、これと同時に、前記操作部5の前方移動に伴って各々の保護片部6が前方に移動し、摩擦体4の突出部41の頂部が各々の保護片部6の後端より後方に位置される(即ち摩擦体4の突出部41が各々の保護片部6後端より後方に突出される)。これにより、使用可能状態(筆記可能状態及び摩擦体使用可能状態)となる。
【0026】
次に、ペン先突出状態から操作部5(クリップ体)を前方にスライド操作すると、前記カム部26と回転カムの係合により前記回転部材7が後方移動し、それに伴って、筆記体3及び操作体が後方に移動し、ペン先没入状態となる。前記操作部5の後方移動に伴って各々の保護片部6が後方に移動し、各々の保護片部6の後端が摩擦体4の突出部41より後方に位置される(即ち、各々の保護片部6の後端が摩擦体4の突出部41頂部より後方に突出される)。これにより、非使用状態(筆記非使用状態及び摩擦体非使用状態)となる。
【0027】
本実施の形態において、前記摩擦体4を構成する弾性材料は、弾性を有する合成樹脂(ゴム、エラストマー)が好ましく、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、フッ素系樹脂、クロロプレン樹脂、ニトリル樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等が挙げられる。前記摩擦体4を構成する弾性を有する合成樹脂は、高摩耗性の弾性材料(例えば、消しゴム等)ではなく、摩擦時に摩耗カス(消しカス)が殆ど生じない低摩耗性の弾性材料である。また、前記摩擦体4は、軸筒2の後端部外面に少なくとも設ければよく、例えば、軸筒2の後端部外面もしくは後軸22の後端部外面に弾性材料よりなる摩擦体4を圧入、係合、螺合、嵌合、接着、2色成形等によって固着する構成、または軸筒2の全体もしくは後軸22の全体が弾性材料により一体に形成される構成が挙げられる。
【0028】
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、ペン先没入時、前記保護片部6が後端孔27より後方に大きく突出し、前記保護片部6の後端が前記摩擦体4の突出部41頂部より後方に位置することにより、非使用時(ペン先非使用時及び摩擦体非使用時)、ユーザーの指先との接触や、摩擦体4と収容体内面(例えば、ペンケースの内面、ペン立ての底面、または衣服のポケット内面)との接触を回避でき、摩擦体4に手垢や埃等が付着すること(即ち摩擦体4が汚れること)を防止できる。また、本願発明の熱変色性筆記具1は、操作部5の操作でペン先31の出没と摩擦体4の出没を同時に行うことができ、操作が簡単であるとともに、一方の出没状態を視認するだけで、反対側の出没状態を識別できる。(例えば、摩擦体4の出没状態を視認することにより、ペン先出没状態を識別できる。または、ペン先31の出没状態を視認することにより、摩擦体4の出没状態を識別できる。)
【0029】
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記軸筒2の後端の前記摩擦体4の近傍外周に前後方向に複数の後端孔27を貫設し、前記各々の後端孔27に保護片部6を遊挿状態で複数設けたことにより、複数の保護片部6を摩擦体4の突出部41の外周を包囲するように配置でき、より一層、摩擦体4の汚れを防止できる。
【0030】
本実施の形態の熱変色性筆記具1は、前記各々の保護片部6の前端を互いに連結する連結壁部61を設け、前記連結壁部61を前記後端孔27より前方の軸筒2内部に収容したことにより、各々の保護片部6が後端孔27から脱落することを防止できる。
【符号の説明】
【0031】
1 熱変色性筆記具
2 軸筒
21 前軸
22 後軸
23 前端孔
24 スライド孔
25 取付孔
26 カム部
27 後端孔
3 筆記体
31 ペン先
32 インキ収容管
33 尾栓
4 摩擦体
41 突出部
5 操作部
51 クリップ本体
51a 玉部
52 基部
53 軸部
6 保護片部
61 連結壁部
7 回転部材
8 弾発体
9 弾発体
図1
図2
図3
図4
図5