特許第6411026号(P6411026)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6411026
(24)【登録日】2018年10月5日
(45)【発行日】2018年10月24日
(54)【発明の名称】遠隔検針装置
(51)【国際特許分類】
   G01R 11/00 20060101AFI20181015BHJP
   G01R 11/02 20060101ALI20181015BHJP
   G01R 11/04 20060101ALI20181015BHJP
   G01R 22/06 20060101ALI20181015BHJP
   G08C 17/00 20060101ALI20181015BHJP
   G08C 17/02 20060101ALI20181015BHJP
   G08C 15/00 20060101ALI20181015BHJP
   H01Q 1/24 20060101ALI20181015BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20181015BHJP
【FI】
   G01R11/00 A
   G01R11/02 F
   G01R11/04 Z
   G01R22/06 130J
   G08C17/00 Z
   G08C17/02
   G08C15/00 B
   H01Q1/24 Z
   H04Q9/00 371Z
【請求項の数】7
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2014-297(P2014-297)
(22)【出願日】2014年1月6日
(65)【公開番号】特開2015-129647(P2015-129647A)
(43)【公開日】2015年7月16日
【審査請求日】2016年11月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 晃一
【審査官】 名取 乾治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−300453(JP,A)
【文献】 特表2008−538662(JP,A)
【文献】 特開2002−092576(JP,A)
【文献】 特開2006−121149(JP,A)
【文献】 特開平11−112223(JP,A)
【文献】 特開2011−081518(JP,A)
【文献】 特開2011−077608(JP,A)
【文献】 特開2012−169814(JP,A)
【文献】 特開2007−096976(JP,A)
【文献】 特開2008−252507(JP,A)
【文献】 特開2009−074806(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2001/0040446(US,A1)
【文献】 特開2004−252821(JP,A)
【文献】 特開2011−197905(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R 11/00−11/04
G01R 22/06
G08C 15/00−17/02
H01Q 1/24
H04Q 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力を供給する電力線と、
通信ユニットと、
前記電力線に接続される電力量計測ユニットであって、電力量を計測する電力計測部と、計測した電力量を表示する電力量表示部と、開閉部とを少なくとも含み、計測した計測データを前記通信ユニットに送信するとともに、前記通信ユニットを介して受信された制御信号を受けて前記電力線からの電力の給停電を制御する電力量計測ユニットと、
前記電力量計測ユニットに導かれる前記電力線の一部を内部に保持する保持部と、
前記通信ユニットが厚さ方向において前記電力線から離間された状態で前記通信ユニットを内部に格納する内ケースと、
前記通信ユニットが高さ方向において前記電力量計測ユニットから離間された状態で前記保持部と前記内ケースとを覆うように配置された外ケースと、
を備え、
前記通信ユニットは、
少なくとも1つのアンテナが設けられ、前記アンテナを介して前記電力量計測ユニットの前記計測データを外部機器に無線送信する機能を有する通信基板と、
前記電力量計測ユニットと前記通信基板とを電気的に接続するケーブルと、を備え、
前記電力量表示部は、前記電力量計測ユニットの厚さの中心より手前側の表面に設けられている遠隔検針装置。
【請求項2】
前記アンテナは、
前記通信基板上の給電点に接続される接続端部と、
前記接続端部から前記電力量計測ユニットから離れる向きで高さ方向に延び、さらに前記電力線から離れる向きで幅方向に延び、さらに前記電力量計測ユニットに近づく向きで高さ方向に延びる導電部と、
前記電力量計測ユニットに近づく向きで高さ方向に延びる前記導電部の先端部である開放端部とを有し、
前記アンテナは前記電力線及び前記ケーブルから一定の距離を空けて配置され、
前記接続端部と前記導電部と前記開放端部は、前記通信基板上で前記電力量表示部の設けられた表面と同じ方向を向く前記通信基板の表面に設けられ、
前記導電部は、前記通信基板の表面上で前記電力量計測ユニットに近い辺と対向する辺に沿って、前記電力線から離れる向きで幅方向に延長して配置される、請求項1に記載の遠隔検針装置。
【請求項3】
前記アンテナの前記接続端部と前記導電部と前記開放端部は、前記電力線と対向しない位置に設けられると共に、
前記導電部は前記電力線から遠ざかる向きで幅方向に延びる、請求項2に記載の遠隔検針装置。
【請求項4】
前記外ケース及び前記内ケースは非金属部材で形成され、
前記保持部は金属部材で形成されている請求項1に記載の遠隔検針装置。
【請求項5】
前記通信基板は、第1のアンテナ部と、第2のアンテナ部と、第1の給電点と、第2の給電点と、前記電力量計測ユニットから延びる前記ケーブルの接続コネクタとを有し、
前記接続コネクタは、前記第1のアンテナ部及び前記第2のアンテナ部から距離を空けた前記通信基板上の面に設けられ、
前記第1のアンテナ部と前記第2のアンテナ部は直交に配置されると共に、前記第1のアンテナ部の前記第1の給電点及び前記第2のアンテナ部の前記第2の給電点は、それぞれ、前記通信基板上の角部に設置され、
前記第1のアンテナ部は、
前記通信基板上の前記第1の給電点に接続される第1の接続端部と、
前記第1の接続端部から前記電力量計測ユニットから離れる向きで高さ方向に延び、さらに前記電力線から離れる向きで幅方向に延び、さらに前記電力量計測ユニットに近づく向きで高さ方向に延びる第1の導電部と、
前記電力量計測ユニットに近づく向きで高さ方向に延びる前記第1の導電部の先端部である第2の開放端部とを有し、
前記第2のアンテナ部は、
前記通信基板上の前記第2の給電点に接続される第2の接続端部と、
前記第2の接続端部から前記電力線に近づく向きで幅方向に延び、さらに前記電力量計測ユニットに近づく向きで高さ方向に延び、さらに前記電力線から離れる向きで幅方向に延びる第2の導電部と、
前記前記電力線から離れる向きで幅方向に延びる前記第2の導電部の先端部である第2の開放端部とを有する、請求項1に記載の遠隔検針装置。
【請求項6】
前記第1のアンテナ部は前記第1の導電部から分岐し、端部がグランドとして前記通信基板に接続される第1の短絡部をさらに有し、
前記第2のアンテナ部は前記第2の導電部から分岐し、端部がグランドとして前記通信基板に接続される第2の短絡部をさらに有する、請求項5に記載の遠隔検針装置。
【請求項7】
前記第1の給電点は、前記ケーブル及び前記接続コネクタから距離を空けて設けられ、前記通信基板上で前記電力量計測ユニットに対して近い辺と対向する第1の辺側に前記第2の給電点よりも近づけて設置され、
前記第2の給電点は、前記ケーブル及び前記接続コネクタから距離を空けて設けられ、前記第1の辺に直交する第2の辺側に前記第1の給電点よりも近づけて配置される、請求項5に記載の遠隔検針装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、スマートメータ用のアンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、国内の電力会社の間では、遠隔検針装置であるスマートメータの普及に向けた取り組みが行われている。国内の1つの電力会社の計画として、今後10年以内に2700万世帯にスマートメータを導入する予定がある。スマートメータは、需要家と電力会社との間での双方通信を可能にし、エネルギーマネジメントの機能を備えた次世代電力量計(電気メータ)である。
【0003】
スマートメータ用のアンテナは、通常、強度、防水等の観点から内部に実装される。しかし、スマートメータの構成には金属性部材が多いため、これらの金属部材にアンテナを近接して配置すると、アンテナ性能が劣化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−121149号公報
【特許文献2】特開2011−77608号公報
【特許文献3】特開2009−71513号公報
【特許文献4】特開2011−81518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、アンテナ性能の劣化を発生しないようにアンテナを実装される遠隔検針装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係る遠隔検針装置は、電力を供給する電力線と、通信ユニットと、電力線に接続される電力量計測ユニットであって、電力量を計測する電力計測部と、計測した電力量を表示する電力量表示部と、開閉部と少なくともみ、計測した計測データを通信ユニットに送信するとともに、通信ユニットを介して受信された制御信号を受けて電力線からの電力の給停電を制御する電力量計測ユニットと、電力量計測ユニットに導かれる電力線の一部を内部に保持する保持部と、通信ユニットが厚さ方向において電力線から離間された状態で通信ユニットを内部に格納する内ケースと、通信ユニットが高さ方向において電力量計測ユニットから離間された状態で保持部と内ケースとを覆うように配置された外ケースと、を備え、通信ユニットは、少なくとも1つのアンテナが設けられ、アンテナを介して電力量計測ユニットの計測データを外部機器に無線送信する機能を有する通信基板と、電力量計測ユニットと通信基板とを電気的に接続するケーブルと、を備える。電力量表示部は、電力量計測ユニットの表面の中央を基準として通信基板の配置された位置に対して反対側の表面に設けられる
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、遠隔検針装置1の斜視図である。
図2A図2Aは、遠隔検針装置1の概要を示す正面図である。
図2B図2Bは、図2Aに示されるA−A線に沿った側断面図である。
図3A図3Aは、遠隔検針装置1の内部構造を示す正面図である。
図3B図3Bは、図3Aに示されるA−A線に沿った側断面図である。
図4図4は、電力計測部のブロック図である。
図5図5は、通信ユニットのブロック図である。
図6図6は、第2の実施形態の遠隔検針装置1の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下図面を参照して実施形態の説明をする。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、遠隔検針装置1の斜視図である。以下で水平方向をX方向、鉛直方向をY方向、X方向及びY方向に垂直に交わる方向(奥行方向)をZ方向とする。また、X方向の長さを幅、Y方向の長さを高さ、Z方向の長さを厚さと表現する。
【0010】
図2A及び図2Bは、遠隔検針装置1の概略を示している。図2Aは遠隔検針装置1の概要を示す正面図である。図2Aにおいて、C−C線は、後述する電力量計測ユニット4の幅の中心線である。図2Bは、図2Aに示されるA−A線に沿った側断面図である。図2A及び図2Bにおいて、C′−C′線は、後述する電力量計測ユニット4の高さの中心線である。図2Bにおいて、C′′−C′′線は、後述する電力量計測ユニット4の厚さの中心線である。図2A及び図2Bにおいて、構成の理解を容易にするために詳細な部分の記載は省略している。
【0011】
図1図2A及び図2Bに示すように、遠隔検針装置1は、外ケース2、内ケース3、電力量計測ユニット(検針ユニット)4、保持部5、通信ユニット6、電力線7及びインターフェースケーブル8を含む。遠隔検針装置1は、例えば、スマートメータ等の通信機能を有する電気メータである。遠隔検針装置1は、各需要家に設置され、電力会社からの電力を介して需要家の配電盤に供給される。また、遠隔検針装置1は、通信機能を利用して各需要家の電力使用量を電力会社等に自動的に送信できる。また、この通信機能を利用することによって、管理センターから遠隔制御することも可能である。例えば、配線の接続及び切断を遠隔制御することが可能である。
【0012】
図2Aでは、外ケース2、内ケース3及び保持部5は、夫々の幅の中心が電力量計測ユニット4の幅の中心線(C−C線)に一致するように配置されている。なお、外ケース2、内ケース3、電力量計測ユニット4及び保持部5は、幅の中心線が一致していなくともよい。通信ユニット6の幅の中心はC−C線に一致しなくともよいが、一致してもよい。
【0013】
外ケース2は、例えば、後述する電力量計測ユニット4と同一の幅及び厚さ、且つ後述する保持部5と同一の高さに形成される。外ケース2は、非金属部材で形成される。例えば、外ケース2は、樹脂で形成される。外ケース2は、保持部5と、後述する内ケース3によって保持される通信ユニット6とを覆うように設置される。
【0014】
内ケース3は、通信ユニット6を内側に格納でき、外ケース2の内部に格納される大きさに形成される。内ケース3は、非金属部材で形成される。例えば、内ケース3は、樹脂で形成される。内ケース3は、通信ユニット6を保護する保護部材であり、保持部5から所定の距離間隔を空けて通信ユニット6を保持するスペーサである。例えば、内ケース3は、図2Bに示すように通信ユニット6を覆う筐体部と、保持部5に固定される足部とを有する。内ケース3の足部は、例えば、Z方向に凸状に突き出す形状である。さらに、内ケース3の筐体部は、図2Bに示すように後述するインターフェースケーブル8を通すための孔が形成されている。内ケース3は、外ケース2で覆われ、保持部5に対してZ方向に配置されている。このとき、内ケース3は、保持部5の表面に足部を固定される。なお、内ケース3は、保持部5と通信ユニット6との間の距離を維持できるスペーサとして使用できれば足部を設けなくともよい。
【0015】
図3A及び図3Bは、遠隔検針装置1の内部構造の概略を示している。図3Aは、遠隔検針装置1の内部構造を示す正面図である。図3Bは、図3Aに示されるA−A線に沿った側断面図である。図3A及び図3Bでは、内部構造の理解を容易にするために外ケース2及び内ケース3を除いた状態の配置が示されている。以下で、図3A及び図3Bを参照して、遠隔検針装置1の内部の配置等について詳細に説明する。
【0016】
図4は、電力量計測ユニット4のブロック図である。電力量計測ユニット4は、電力量計測部10と、電力量表示部9、負荷開閉部11とを含む。電力量計測ユニット4は、需要家の電力量を計測し、計測したデータを記録し、必要なデータを後述する通信ユニット6に送ることができる。また、電力量計測ユニット4は、管理センター等の外部からの制御信号を受けて需要家の電力を制御する信号を需要家の各箇所に送ることもできる。ここで、需要家の各箇所とは、例えば、配電盤、照明器具及びTVなどの個々の家電などである。このように電力量計測ユニット4は、電力会社等からの指令に応じて需要家の各箇所の開閉制御されることにより、需要家の給停電が行われる。ここで、図3A及び図3Bに示すように、電力量計測ユニット4の筐体は、X方向に垂直な面に従って広がる2つの面(X1、X2)と、Y方向に垂直な面に従って広がる2つの面(Y1、Y2)と、Z方向に垂直な面に従って広がる2つの面(Z1、Z2)とを有する。以下で、X方向に垂直な面に従って広がる2つの面は、それぞれ面X1及び面X2と称す。同様に、Y方向及びZ方向の各面は、それぞれ面Y1、面Y2、面Z1及び面Z2と称す。なお、X、Y及びZ方向に従って広がる面は、平面でなくともよい。また、X方向において面X1側を右側、面X2側を左側と表現する。Y方向において面Y1側を上側、面Y2側を下側と表現する。Z方向では、面Z1側を手前側、面Z2側を奥側と表現する。なお、電力量計測ユニット4は、電力量表示部9を底面に備えた円筒形状でもよい。
【0017】
電力量表示部9は、後述する電力量計測部10で計測された電力量を可視表示する。電力量表示部9は、金属部材で構成され、長辺と短辺とを有する形状である。電力量表示部9は、例えば、X方向に長い直方体形状に形成される。このとき、電力量表示部9は、電力量計測ユニット4に格納できる大きさに形成される。電力量表示部9は電力量計測部10で計測された電力量を可視表示するために、電力計測部9の表面から電力量表示部9の電力量の表示部が露出する。すなわち、電力量表示部9の電力量の表示部分は、外側から電力量計測ユニット4の表面部分に見えるように設置されている。例えば、この電力量表示部分は、電力量計測ユニット4の表面に形成された窓部から見えるように設置される。したがって、Z方向について、電力量表示部9は、2つの面Z1、Z2のいずれか一方に接して設置される。図3A及び図3Bに示すように、電力量表示部9は、電力量計測ユニット4の厚さの中心線(C´´−C´´線)より手前側で、電力量計測ユニット4の面Z1に接するように設置されている。なお、電力量表示部9は、直方体でなくとも構わない。
【0018】
また、Y方向について、電力量表示部9は、2つの面Y1、Y2のいずれか一方の面側に近づけて設置される。図3A及び図3Bでは、電力量表示部9は、長辺が電力量計測ユニット4の高さの中心線(C´−C´線)に対して上側に設置されている。このとき、電力量表示部9は、長辺がC´−C´線に対して平行になるように配置される。
【0019】
電力量計測部10は、電力量計測ユニット4の内部に配置される。電力量計測部10は、需要家の電力量を計測する。電力計測部10は、図4に示すように、電力量表示部9及び通信ユニット6と電気的に接続される。計測した電力量の信号を通信ユニット6及び電力量表示部9等に送る。電力量計測部10は、例えば、構成部材として金属部材を含む。
【0020】
負荷開閉部11は、電力の電路を開閉するスイッチである。負荷開閉部11は、電力量計測部10と電気的に接続される。負荷開閉部11は、後述する通信ユニット6で受信された制御信号に従って電力の給停電を制御する。図4に示すように、負荷開閉部11は、電力量計測ユニット4の内部で後述の電力線7と接続される。
【0021】
保持部5は、例えば、金属部材で形成される。保持部5の厚さは、電力量計測ユニット4の厚さよりも小さく形成されている。保持部5は、後述する電力線7の一部を内部に保持する。また、図3Aに示すように、保持部5は、C−C線に対して左側の内部に電力線7を保持している。ここで、図3A及び図3Bに示すように、保持部5の筐体は、X方向に垂直な面に従って広がる2つの面(X3、X4)と、Y方向に垂直な面に従って広がる面(Y3)と、Z方向に垂直な面に従って広がる2つの面(Z3、Z4)とを有する。以下で、電力量計測ユニット4の各面と同様に、X方向に垂直な面に従って広がる2つ面は、それぞれ面X3及び面X4と称す。Y方向及びZ方向の各面は、それぞれ、面Y3、Z3及びZ4と称する。なお、X、Y及びZ方向に従って広がる面は平面でなくともよい。ここで、Y方向に垂直な面について、後述するように電力量計測ユニット4に接続されているため電力量計測ユニット4側の面を示していない。また、電力量計測ユニット4と同様に、X方向において面X3側を右側、面X4側を左側と表現する。Y方向において面Y3側を下側と表現する。Z方向では、面Z3側を手前側、面Z4側を奥側と表現する。
【0022】
保持部5は、電力量計測ユニット4の2つ面のいずれか1つの面に接続されている。例えば、図3A及び図3Bに示すように、保持部5は電力量計測ユニット4の面Y側に設けられている。また、Z方向において、保持部5は、電力量計測ユニット4の厚さの中心から奥側又は手前側のいずれかの方向に配置される。図3Bでは、保持部5は、C´´−C´´線に対して奥側に配置されている。
【0023】
通信ユニット6は、通信回路基板12と、給電点13と、アンテナ部14と、接続コネクタ15とで構成される。通信ユニット6は、通信回路基板12の一部をグランドとして利用し、アンテナ機能として通信回路基板12の一部をアンテナの一部として利用する。通信ユニット6は、例えば、通信管理センターが要求するデータを電力量計測ユニット4に要求し、そのデータを取得することができる。ここで、図3Bに示すように、通信回路基板12のZ方向に垂直な面に従って広がる2つの面(Z5、Z6)を有する。以下で、このZ方向の2つの面は、それぞれ面Z5及び面Z6と称する。Z方向において、面Z側を手前側と表現し、面Z側を奥側と表現する。また、Z方向に従って広がる面は、平面とは限らない。なお、通信ユニット6は平板形状であるため、X方向及びY方向に垂直な面に従って広がる各面についての記載は省略する。
【0024】
通信ユニット6は、Y方向において、電力量計測ユニット4に対して電力量表示部9から距離が離れる位置に配置される。図3Aにおいて、電力量表示部9はC´−C´線に対して面Y1側に配置されているので、通信ユニット6は、表面Y2の下側に一定の距離を空けて配置されている。ここで、通信ユニット6が電力量計測ユニット4から離されるY方向の一定の距離は、例えば、外ケース2の範囲内に通信ユニット6が設置でき、且つ可能な限り電力量表示部9から離れる距離である。
【0025】
通信ユニット6は、Z方向において、保持部5の表面Z3から一定の距離を空けて配置されている。例えば、図3Bに示すように、通信ユニット6の表面Z6が保持部5の表面Z3と対向して配置されている。図3Bでは省略されているが、前述のように内ケース3によって表面Z3から一定の距離を保って保持されている。このとき、図2Bに示すように内ケース3の足部が面Z3上に固定されている。ここで通信ユニット6が保持部5から離されるZ方向の一定の距離は、例えば、外ケース2の範囲内に通信ユニット6が設置でき、且つ可能な限り保持部5から離れる距離である。
【0026】
図5は、通信ユニット6のブロック図である。通信ユニット6において、通信回路基板12は、RF通信モジュール部16と、制御部17と、インターフェース部18とを有する。RF通信モジュール部16は、無線モジュール又は無線回路のチップを有する通信用の回路である。RF通信モジュール部16は、給電点13を介してアンテナ部14に接される。制御部17は、RF通信モジュールの回路を制御する。制御部17は、例えば、通信用の回路を制御するマイコン等である。インターフェース部18は、接続コネクタ15に接続されたインターフェースケーブル8と制御部17を電気的に接続する。
【0027】
給電点13は、通信回路基板12上で金属部材及び電力線7から距離を空けるように設けられている。すなわち、図3A及び図3Bに示すように、給電点13は、電力量計測ユニット4及び保持部5から距離を空けて設置される。ここで、給電点13は、通信ユニット6から使用周波数の電力を供給される。例えば、給電点13は、図3Aに示すように手前側のC−C線に対して通信回路基板12の表面Z5上の左下側に設置される。
【0028】
通信ユニット6において、アンテナ部14は、通信回路基板12の表面Z5上に設けられている。本実施形態では、アンテナ部14は、通信回路基板12上にプリントされたパターンとして実装されているとする。接続コネクタ15は、通信回路基板12上に設けられている。接続コネクタ15は、通信回路基板12のマイコン等に電気的接続されている。
【0029】
アンテナ部14は、金属部材、電力線7、インターフェースケーブル8及び接続コネクタ15から一定の距離を空けるように配置される。例えば、図3Aに示すように、アンテナ部14は、金属部材及び電力線7を含む保持部5からZ方向に距離を空けて設けられる。また、通信ユニット6において、アンテナ部14は、電力量計測ユニット4側の辺と反対の辺の近くに配置される。加えて、アンテナ部14は、接続コネクタ15から一定の距離を空けて配置される。アンテナ部14では、一端が給電点13に接続され、他端が開放されている。
【0030】
アンテナ部14の開放端は、金属部材、電力線7、インターフェースケーブル8又は接続部14から一定の距離を空けて配置される。加えて、通常、アンテナ部の中で電圧が高くなるので、アンテナ部14の開放端が電力線等に近づけないように配置される。例えば、アンテナ部14の開放端は、通信回路基板12から外側でないように配置される。図3A図3Bでは、アンテナ部14の開放端は、給電点13から通信回路基板12の下側の一辺までY方向に向かって直線状に延長し、この一辺に沿って電力線7の保持された保持部5の一部分と反対側(側)のX方向に向かって延設し、Y方向に向かって直線状に上側に延びている。このとき、接続コネクタ15は、アンテナ部14から距離を空けて設置される。例えば、図3Aに示すように、接続コネクタ15は、C−C線に対して通信回路基板12上の左上側に設置されている。なお、アンテナ部14の開放端の位置は、金属部材、及び電力線等のアンテナ性能に影響を与える部材から離れる位置に配置されていればよい。
【0031】
アンテナ部14は、例えば、モノポールアンテナ及びダイポールアンテナ等である。アンテナ部14がモノポールアンテナである場合、アンテナ部14の長さは、例えば使用周波数における波長の1/4の長さに設定される。
【0032】
電力線7は、図4示すように電力量計測ユニット4の内部の負荷開閉部11に接続されている。図4に示すように、電力線7は、電力計測ユニット4の内部の負荷開閉部11から電力計測ユニット4の外側へ延出する。そして、外側に延出した電力線7は、図3Aに示すように、Y方向に沿って下側へ延びて配置される。このとき、電力線7は、図3Aに示すように、電力量計測ユニット4への挿入部分から下側の所定の長さ部分が保持部5によって保持されている。X方向の配置について、電力線7は、図3Aに示すように、C−C線に対して左側に配置されている。電力線7は、電力会社からの電力を負荷開閉部11を介して各需要家の配電盤に伝搬する。
【0033】
インターフェースケーブル8は、電力量計測ユニット4及び通信ユニット6の間で信号の伝搬を行うケーブルである。また、インターフェースケーブル8は、通信ユニット6へ電力の供給も行う。インターフェースケーブル8は、一端を電力量計測ユニット4の内部に接続され、他端を接続コネクタ15に接続される。図3A及び図3Bに示すように、インターフェースケーブル8は、電力量計測ユニット4の面Y2から外側へ向かって延びている。例えば、図3A及び図3Bに示すように、インターフェースケーブル8はC−C線に対して右側で、且つ電力量計測ユニット4のC´´―C´´線に対して手前側から外側に延びている。この場合、インターフェースケーブル8の外側に延びた一端部が接続コネクタ15に接続されている。
【0034】
このような構成により、電力会社から供給された電力は、遠隔検針装置1の電力量計測ユニット4を介して電力線7を通り需要家の各電化製品等に供給される。また、電力量計測10から、インターフェースケーブル8を介して通信ユニット6にも電力が供給される。電力量計測10で検針された電力量は、電力量表示部9に信号として送られる。この電力量の情報信号は、インターフェースケーブル8を介して通信ユニット6にも送られる。通信ユニット6では、使用電力に対応する高周波信号が給電点13に送られる。通信ユニット6は、アンテナ部14を介して管理センターに使用電力に関連する情報を載せた電波を送信する。また、通信ユニット6は、アンテナ部14を介して管理センターなどからの制御指示等の指示を載せた電波を受信する。さらに、通信ユニット6は、アンテナ部14を介して需要家に備わった家電等との信号の送受信により各家電への電力量の調整及び各家電の消費電力の情報等を取得する。取得された情報は、アンテナ部14で受信され、通信回路基板12を介して電力量計測部9に送られる。このとき、電力量測定部9が電力量を制御することもできる。また、取得された情報は、通信回路基板12を介して管理センター若しくは需要者の端末等に送信することもできる。このようなアンテナ部14を介した通信ユニット6と各通信場所との信号の送受信は、随時実行されている。
【0035】
本実施形態によれば、随時通信の送受信に使用されるアンテナ部14が、金属部材を含む構成部材からY方向に離れて設置されている。したがって、アンテナ部14で送受信される信号に対する影響が抑制される。すなわち、アンテナ部14のアンテナ性能の劣化が抑制される。
【0036】
アンテナ部14の開放端は、金属部材を含む電力量計測ユニット4からY方向に間隔を空けて配置され、電力線からはZ方向に間隔を空けて配置されている。この結果、アンテナ部14のアンテナ性能の劣化が抑制される。
【0037】
なお、本実施形態において、アンテナ部14は、通信ユニット6上にプリントされたパターンとしたが、通信機能を担う通信アンテナが通信ユニットと別体として構成されていてもよい。
【0038】
(第2の実施形態)
以下図6を参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態の遠隔検針装置1は、第1の実施形態の遠隔検針装置1とほぼ同等の構成である。したがって、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。第2の実施形態では、後述する通信ユニット19がダイバーシティに対応する構成である。
【0039】
図6は、第2の実施形態の遠隔検針装置1の正面図である。図6図4Aに示した遠隔検針装置1の正面図を詳細に表しているが、図6に示す通信ユニット19の構成は図3に示す通信ユニット6の構成と異なる。
【0040】
本実施形態の通信ユニット19は、通信回路基板12と、接続コネクタ15と、第1の給電点20と、第1のアンテナ部21と、第2の給電点23と、第2のアンテナ部24とで構成される。通信ユニット19は、第1の実施形態と同様に金属部材を含む保持部5及び電力線7からZ方向に所定の距離を空けるように配置されている。例えば、通信ユニット19は、第1の実施形態のように内ケース3によって保持部5の表面Z3から手前側に所定の距離を保って保持されている。詳しくは後述するが、通信ユニット19において、第1のアンテナ部21と第2のアンテナ部24とは、直交配置となっている。このとき、例えば、通信回路基板12上の無線回路は、通信回路基板12上で第1のアンテナ部21の配置に沿った直線と第2のアンテナ部24の配置に沿った直線とで形成される面上に配置される。なお、通信回路基板12上で例えば無線回路は、第1のアンテナ部21及び第2のアンテナ部24とは異なる位置に配置されている。
【0041】
通信ユニット19において、第1の給電点20と第2の給電点23とは、通信回路基板12上に設けられている。また、第1の給電点20と第2の給電点23とは、インターフェースケーブル8及び接続コネクタ15から距離を空けて設けられている。例えば、図6に示すように、第の給電点23は、通信回路基板12の左側の辺の近傍に設けられる。このとき、第の給電点2は、通信回路基板12の下側の辺の近傍に設けられる。図6では、第の給電点20は、第2の給電点23対して下側に設けられている。
【0042】
通信ユニット19において、第1のアンテナ部21は、第1の短絡部22を有する。第1のアンテナ部21は、金属部材、電力線7、インターフェースケーブル8及び接続コネクタ15から所定の距離を空けて配置される。例えば、図6に示すように、第1のアンテナ部21は、金属部材及び電力線7を含む保持部5から方向に距離を空けて設けられる。また、通信ユニット19において、第1のアンテナ部21は、電力量計測ユニット4側の辺と反対の辺の近くに配置される。加えて、第1のアンテナ部21は、接続コネクタ15から一定の距離を空けて配置される。
【0043】
第1のアンテナ部21では、一端が第1の給電点20に接続され、他端が開放されている。この第1のアンテナ部21の開放端は、金属部材、電力線7、インターフェースケーブル8及び接続コネクタ15から一定の距離を空けて配置される。例えば、第1のアンテナ部21は、第1の給電点20から通信回路基板12の下側の一辺までY方向に向かって直線状に延長し、この一辺に沿って電力線7の保持された保持部5の一部分と反対側(側)のX方向に向かって延設し、Y方向に向かって直線状に上側に延びている。なお、第1のアンテナ部21の開放端の位置は、電力量計測ユニット4及び保持部5で保持されていない電力線7から離れる位置に配置されていればよい。
【0044】
第1の短絡部22は、第1のアンテナ部21の一部から枝別れし、一端がグランドとは別に通信回路基板12に接続されている。例えば、第1の短絡部22は、前述した通信回路基板12の下側の一辺に沿ってX方向に向かって延びる第1のアンテナ部21の一部から枝分かれしている。
【0045】
通信ユニット19において、第2のアンテナ部24は、第2の短絡部25を有する。第2のアンテナ部24は、第1のアンテナ部21に対し直交に配置される。第2のアンテナ部24も、金属部材、電力線7、インターフェースケーブル8及び接続コネクタ15から所定の距離を空けて配置される。例えば、図6に示すように、第2のアンテナ部24は、第1のアンテナ部21と同様に、金属部材及び電力線7を含む保持部5から方向に距離を空けて設けられる。また、第2のアンテナ部24は、接続コネクタ15から一定の距離を空けて配置される。例えば、図6では、第2のアンテナ部24は、接続コネクタ15が設けられた位置に近い通信回路基板12の一辺と反対の一辺の近くに配置される。
【0046】
第2のアンテナ部24では、一端が第2の給電点23に接続され、他端が開放されている。例えば、図6では、この第2のアンテナ部24の開放端は、第2の給電点23から通信回路基板12の左側の一辺までX方向に向かって直線状に延長し、この一辺に沿って上側にY方向に向かって延設し、X方向に向かって直線状に右側に延びている。
【0047】
第2の短絡部25は、第2のアンテナ部24の一部から枝別れし、一端がグランドとして通信回路基板12に接続されている。例えば、第2の短絡部25は、前述した通信回路基板12の側の一辺に沿ってY方向で上側に向かって延びる第2のアンテナ部24の一部から枝分かれしている。
【0048】
第1の短絡部22及び第2の短絡部25は、インピーダンスを高め、互いにもう一方のアンテナに流れる電流を抑える。
【0049】
通信ユニット19において、接続コネクタ15は、通信回路基板12の面Z5上に設けられる。また、接続コネクタ15は、第1のアンテナ部21及び第2のアンテナ部24から距離を空けて設置される。例えば、図6に示すように、接続コネクタ15は、通信回路基板12の面Z5上の右側の1辺の近く設けられる。すなわち、接続コネクタ15は、前述したように通信ユニット6の左側の一辺と反対の通信ユニット19の右側の一辺の近くに設けられる。
【0050】
このような構成により、通信ユニット19は、第1のアンテナ部21及び第2のアンテナ部24から直交化された偏波送信る。通信ユニット19は、第1のアンテナ部21及び第2のアンテナ部24の複数のアンテナを介して管理センターに使用電力に関連する情報を載せた電波を送信する。また、通信ユニット19は、第1のアンテナ部21及び第2のアンテナ部24の複数のアンテナを介して管理センターなどからの制御指示等の指示を載せた電波を受信する。さらに、通信ユニット19は、第1のアンテナ部21及び第2のアンテナ部24の複数のアンテナを介して需要家に備わった家電等との信号の送受信により各家電への電力量の調整及び各家電の消費電力の情報等を取得する。
【0051】
本実施形態によれば、通信ユニット19において、第1のアンテナ部21と第2のアンテナ部24との複数のアンテナ部が直交配置されている。このような配置により、第1のアンテナ部21と第2のアンテナ部24から送信される偏波が直交化される。また、これら複数のアンテナ部を設置することによって、ダイバーシティ効果が得られる。また、第1のアンテナ部21の第1の短絡部22と第2のアンテナ部24の第2の短絡部25とが設けられることによって、それぞれのアンテナでのインピーダンスが高められる。したがって、2つのアンテナで相互に他方のアンテナに流れる電流が抑えられる。この短絡部の設置と2つのアンテナ部の直交配置とによりこれらのアンテナのアイソレーションを取り、結合による効率劣化が抑制される。
【0052】
前述のいくつかの実施形態によれば、通信ユニット部が内ケースに格納されているために、通信ユニットが外部からの埃及び衝撃から保護される。内ケースに足部を設けることによって金属部材を含む保持部及び電力線からZ方向に一定の距離を空けて通信ユニット部が保持される。また、アンテナ部の開放端が金属部材及び電力線等のアンテナ性能に影響を与える部材から離れる位置に配置されるために、アンテナ性能の劣化を抑制される。内ケースは、非金属部材、例えば、樹脂で形成されているために、アンテナ部のアンテナ性能へ影響を及ぼさない。したがって、金属部材及び電力線を流れる電力等の影響によるアンテナ部のアンテナ性能の劣化が抑制される。アンテナ部はインターフェースケーブル及び接続コネクタから距離を空けて設置されているため、インターフェースケーブル及び接続コネクタによるアンテナ性能劣化が抑制される。
【0053】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許の請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0054】
1…遠隔検針装置、2…外ケース、3…内ケース、4…電力計測(検針)ユニット、5…保持部、6…通信ユニット、7…電力線、8…インターフェースケーブル、9…電力量表示部、10…電力量計測部、11…負荷開閉部、12…通信回路基板、13…給電点、14…アンテナ部、15…接続コネクタ、16…RF通信モジュール部、17…制御部、18…インターフェース部、19…通信ユニット、20…第1の給電点、21…第1のアンテナ部、22…第1の短絡部、23…第2の給電点、24…第2のアンテナ部、25…第2の短絡部、X1、X2、Y1、Y2、Z1、Z2…電力量計測ユニットの表面、X3、X4、Y3、Z3、Z4…保持部の表面、Z5、Z6…通信回路基板の表面
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5
図6