特許第6414864号(P6414864)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6414864
(24)【登録日】2018年10月12日
(45)【発行日】2018年10月31日
(54)【発明の名称】過負荷防止機構
(51)【国際特許分類】
   G01G 23/06 20060101AFI20181022BHJP
   G01G 21/10 20060101ALI20181022BHJP
   G01G 23/02 20060101ALI20181022BHJP
【FI】
   G01G23/06 C
   G01G21/10
   G01G23/02 A
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-507283(P2017-507283)
(86)(22)【出願日】2015年3月26日
(86)【国際出願番号】JP2015059381
(87)【国際公開番号】WO2016151843
(87)【国際公開日】20160929
【審査請求日】2018年3月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000127570
【氏名又は名称】株式会社エー・アンド・デイ
(74)【代理人】
【識別番号】100087826
【弁理士】
【氏名又は名称】八木 秀人
(74)【代理人】
【識別番号】100139745
【弁理士】
【氏名又は名称】丹波 真也
(74)【代理人】
【識別番号】100166327
【弁理士】
【氏名又は名称】舟瀬 芳孝
(74)【代理人】
【識別番号】100168088
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 悠
(72)【発明者】
【氏名】土舘 裕
(72)【発明者】
【氏名】出雲 直人
【審査官】 岡田 卓弥
(56)【参考文献】
【文献】 欧州特許出願公開第2278285(EP,A1)
【文献】 特開2009−244129(JP,A)
【文献】 国際公開第2003/042643(WO,A1)
【文献】 特開2002−214030(JP,A)
【文献】 特開平10−332500(JP,A)
【文献】 実開平6−84320(JP,U)
【文献】 実開昭58−66328(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01G 1/00−23/48
G01L 1/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
計量皿を支持する支持部と、該支持部から下向きに連設された側壁と、該側壁の下端近傍から側方に連設されかつその上面に3個以上のリブを有するフランジを備える荷重受け部と、
前記荷重受け部の下方に位置し、周縁部に締着孔を有する台座と、
一端が前記荷重受け部に、他端が前記台座に接触し、前記荷重受け部と前記台座を離反する方向に付勢する弾性体と、
前記リブと係合する凹溝を下面に有し、中央に前記側壁の基部と接触する貫通孔を有し、膨出部に締着孔を有する結合部材とを備え、
前記3個以上のリブは、荷重受け部に加わる荷重による前記荷重受け部の傾斜と回転方向のがたつきを抑制するように配置され、前記結合部材の締着孔と前記台座の締着孔間が締着されていることを特徴とする過負荷防止機構。
【請求項2】
前記荷重受け部の傾斜を抑制する配置が、該荷重受け部の中心を通る任意の仮想中心線に関して、該中心線の両側に少なくとも1個のリブが存在する配置であることを特徴とする請求項1に記載の過負荷防止機構。
【請求項3】
リブの数が奇数個であることを特徴とする請求項1又は2に記載の過負荷防止機構。
【請求項4】
リブの数が3個であり、円周方向に等間隔で配置されていることを特徴とする請求項3に記載の過負荷防止機構。
【請求項5】
前記リブの上端の断面が半円形であり、前記凹溝が下向きV字溝であり、前記リブと前記V字溝が線接触することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の過負荷防止機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計量器の過負荷防止機構に関し、計量皿の傾斜を防ぎ、回転方向のがたつきも少なくし、かつこれにより高精度の電子天秤等の計量皿に掛かった瞬間的な大荷重から、前記電子天秤等を防御でき、しかも製作も容易な、過負荷防止機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、過負荷防止機構(緩衝機構、ショックアブソーバ)は、製造ライン等に組み込まれる計量器にも搭載されていて、ある種の過負荷防止機構は過負荷の全方向リリースを実現していた(特許文献1)。電磁平衡式電子秤をはじめとする高精度の秤は、例えば数千分の1、数万分の1グラムという僅かな重量の計測が可能であるが、秤量物の計量機構も非常に精密に構成されており、大荷重や瞬間的な荷重に対しては、前記計量機構に破損が生じることがある。
【0003】
しかも特に小型の計量器では、荷重受け部の軸を利用して計量皿の中心から近い位置で鉛直方向の位置決めをしていたため、僅かな傾きが計量皿の上では拡大されて見えていた。同様に、回転方向も荷重受け部の軸部分にピンを貫通させて、計量皿の中心から近い位置でU字溝で受けていたため、計量皿の端面では傾斜と同様にがたつきが拡大されて見えていた。
【0004】
この計量皿の傾斜や回転方向のがたつきは、製造ラインなどの装置に組み込まれる計量器では問題になることがあった。特にユーザが計量器の計量皿に例えば長い受け治具を追加して使用する場合に、より顕著であった。
【0005】
他の従来技術として、円周方向に3本配置(3等分)されたピンで鉛直方向、回転方向ともに位置決めされる構造で、計量皿となる部材に、ピンを受ける切欠が形成された緩衝装置が提案されている(特許文献2)。しかしこの装置の計量皿は、特許文献2の図1図4に示されるように、受け部材20に三角形状のピン定位切欠23とこのピン定位切欠23に連続する誘導溝24を切削形成する必要があり、製作費用が高額になる。またピン孔へのピン32の打ち込みにも工数が掛かり、打ち込みの精度や誤差によって、あるいはピン孔やピン32に生じる誤差により組立後の計量皿が傾斜しやすく、正確な計量ができなくなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−214030号公報
【特許文献2】特開2009−244129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、精度良くかつ比較的手間を掛けずに製作でき、かつ計量皿の傾斜やがたつきを抑制できる過負荷防止機構構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明(請求項1)の過負荷防止機構は、 計量皿を支持する支持部と、該支持部から下向きに連設された側壁と、該側壁の下端近傍から側方に連設されかつその上面に3個以上のリブを有するフランジを備える荷重受け部と、前記荷重受け部の下方に位置する台座と、一端が前記荷重受け部に、他端が前記台座に接触し、前記荷重受け部と前記台座を離反する方向に付勢する弾性体と、前記リブと係合する凹溝を下面に有する結合部材とを備え、前記3個以上のリブは、計量皿の中心から離れた位置により荷重受け部の傾斜を抑制するように配置されるよう構成されている。
【0009】
(作用)このような構成から成る過負荷防止機構は、荷重受け部に形成した3個以上のリブと、結合部材の凹溝を係合させ、かつ両者を締着することにより、前記荷重受け部と前記結合部材が相互に固定される。その際、前記リブと前記凹溝が複数個互いに係合して、前記荷重受け部と、前記結合部材間の横方向(回転方向)の移動を抑止する。
【0010】
また、本発明の過負荷防止機構では、そのフランジに複数のリブを有する荷重受け部と、凹溝を有する結合部材、及び台座のそれぞれは、成型で製作することも可能であり、その場合には、各構成部材を簡便かつ精密に製作することができる。従来と異なり、ピン打ちや切削工程がなく、作業自体が簡単であるだけでなく、計量の精度向上が期待できる。つまり従来のピン打ちや切削を必要とする過負荷防止機構では、それらの精度が落ちると、それがそのまま計量皿の傾斜やがたつきにつながり、更にピン打ちや切削でバリが生じると、計量皿ががたついて計量誤差の原因になる。これに対し、本発明では、各部材を成型で製作することも可能で、従来技術の問題点を解消することが可能になる。
【0011】
請求項2では、請求項1に記載の過負荷防止機構における、荷重受け部の傾斜を抑制する配置を、該荷重受け部の中心を通る任意の仮想中心線に関して、該中心線の両側に少なくとも1個のリブが存在する配置とする。
【0012】
(作用)典型的な当該配置は、奇数個のリブを円周方向に等間隔で、前記荷重受け部のフランジ上に形成して、前記リブの頂点が正多角形の頂点となるようにした配置で、例えばリブが3個の場合には、荷重受け部の中心点(仮想点)と各リブを結ぶ直線相互の角度が120°となり、各リブが正三角形の頂点に位置する態様である。同様にリブが5個の場合には、荷重受け部の中心点と各リブを結ぶ直線相互の角度が72°となり、各リブが正五角形の頂点に位置する態様である。
【0013】
リブを3個形成する場合であっても、荷重受け部の中心点と各リブを結ぶ直線の相互の角度が90°、90°及び180°となる場合には、2個のリブが中心点を通る直線上に位置し、残りのリブがこの直線の一方にのみしか存在しないため、回転方向のがたつきが発生する。
【0014】
請求項3では、請求項1又は2に記載の過負荷防止機構において、リブの数を奇数個となるように構成する。
【0015】
(作用)この態様では、特にリブを正多角形の頂点に位置するように、荷重受け部のフランジ上に形成すると、調芯作用により、過荷重がなくなれば、毎回同じ位置に戻る。
【0016】
請求項4では、請求項3に記載の過負荷防止機構において、リブの数が3個であり、円周方向に等間隔で配置されているように構成する。
【0017】
(作用)この態様では、リブは正三角形の頂点に位置し、最も簡単な構造で、確実に前記荷重受け部と前記結合部材が相互に固定され、過荷重による衝撃を吸収し、正確な計量値を提供できる。
【0018】
請求項5では、請求項1から4の過負荷防止機構において、リブの上端の断面が半円形であり、前記凹溝が下向きV字溝であり、前記リブと前記V字溝が線接触するよう構成している。
【0019】
(作用)この態様では、前記リブと前記V字溝が線接触しているため、線接触している特定のリブとV字溝に対して偏位した箇所に荷重が加えられた場合にも、V字溝が形成された前記結合部材が、荷重受け部の前記リブに対して若干傾斜した後、前記弾性体の弾力により円滑に原位置に復帰して、高精度の計量値を得ることができる。更にこの態様では、リブの上端の断面を半円形に成型してこの半円形部で前記V字溝と線接触しているため、半円形部以外のリブ形状に精度は要求されず、仮にバリなどが生じても計量精度には殆ど影響しない。
【発明の効果】
【0020】
本発明に係る過負荷防止機構によれば、該過負荷防止機構を装着した電子天秤等の計量器に、大過荷重が瞬間的に加わった場合は、電子天秤等を防御でき、通常の使用時は、計量皿の傾斜や回転方向のがたつきを少なくできる。更に本発明の各部材は成型で製作することもでき、従来品より簡単かつ安価に入手できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の過負荷防止機構の一実施例を示す斜視図。
図2図1の平面図。
図3図2のA−A線縦断面図で計量皿を追加している。
図4図3のB−B線拡大縦断面図。
図5図1の過負荷防止機構を上方から見た分解斜視図。
図6図1の過負荷防止機構を下方から見た分解斜視図。
図7図7(a)から図7(f)は複数のリブの配置を例示する模式図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下本発明を詳細に説明する。
図1から図6に示す本発明の実施例(図3及び図4にのみ計量皿を表示する)では、過負荷防止機構11は、計量皿12を支持する比較的肉厚の支持部13と、該支持部13周縁から下向きに連設された側壁15と、該側壁の下端近傍から側方に連設されかつその上面に複数の、図示の例では3個のリブ17を有するフランジ19を備える荷重受け部21を有している。前記支持部13には、図1図3に示すように、直線状に並んだ3個の固定用孔23が穿設され、この固定用孔23には、図3に示す通り、ネジ24を使用して、計量皿12を固定できる。
【0023】
この荷重受け部21の下方には、中央に円形の凹部27が形成され、かつ該凹部27の上面中央に上向き凸部29が形成された台座31が位置している。該台座31の周縁部33には、120度の角度で計3個の締着孔35が形成されている。
【0024】
符号37は、中央に貫通孔39 を有し、円形本体から三方に膨出する膨出部41のそれぞれに締着孔43を有する結合部材で、該結合部材37の下面には、120度の角度で、複数の、図示の例では計3個のV字溝(凹溝)45が形成されている(図6参照)。
【0025】
前記結合部材37は、中央の貫通孔39を、前記荷重受け部21の側壁15基部に接触させることにより、前記荷重受け部21のフランジ部19の、先端断面が半円状の3本のリブ17のそれぞれを、前記結合部材37の3個のV字溝45のそれぞれに嵌合させている。
【0026】
前記荷重受け部21の支持部13の下面と、前記台座31の上向き凸部29間には、弾性体であるバネ47が配置されて、前記荷重受け部21と前記台座31を離反する方向に付勢している。前記結合部材37の各締着孔43と前記台座31の対応する締着孔35間にボルト(図示略)が締着されて、前記結合部材37と前記台座31が相互に固定されている。
【0027】
図7(a)〜図7(f)は、複数のリブの配置を例示する模式図であり、荷重受け部の固定用孔は省略している。
【0028】
図7(a)は、図1図6における実施例の荷重受け部21のリブ17の配置を示し、3個のリブ17が、フランジ19の円周方向に沿って等間隔で、つまり120°の角度で、各リブ17の頂点により正三角形が構成されるように配置されている。この配置では、計量皿を介して荷重受け部21に伝達される荷重が均一に分散されず、荷重受け部21の偏った一点に集中する(例えば図7(a)の力F)場合でも、このFが加わる点の中心Oに関して、荷重受け部21のフランジ19の同一側に少なくとも1個のリブ17が存在しかつ前記V字溝(図7(a)〜図7(f)では現れない)と係合しているため、計量皿に加えられる力が、前記リブ17とV字溝の係合部でブロックされ、荷重受け部21(計量皿)が回転方向にがたつくことがない。
【0029】
図7(b)は、5個のリブ17aが、フランジ19の円周方向に沿って等間隔で、つまり72°の角度で、各リブ17aの頂点により正五角形が構成されるように配置されている例を示す。この配置でも、計量皿を介して荷重受け部21に伝達される荷重が均一に分散されず、荷重受け部21の偏った一点に集中する(例えば図7(b)の力F)場合でも、このFが加わる点の中心Oに関して、荷重受け部21のフランジ19の同一側に少なくとも1個のリブ17aが存在しかつ前記V字溝と係合しているため、計量皿に加えられる力が、前記リブ17aと凹溝の係合部でブロックされ、荷重受け部21(計量皿)が回転方向にがたつくことがない。
【0030】
図7(c)は、4個のリブ17bが、フランジ19の円周方向に沿って等間隔で、つまり90°の角度で、各リブ17bの頂点により正方形が構成されるように配置されている例を示す。この配置でも、荷重受け部21の中心Oを通る任意の仮想中心線に関して、該中心線の両側に少なくとも1個のリブ17bが存在するため、荷重受け部21(計量皿)が回転方向にがたつくことがない。
【0031】
図7(d)は、4個のリブ17cが、フランジ19の円周方向に沿って、順に120°、60°、60°及び120°の角度で配置され、隣接する2辺が等しい不等辺四角形が構成される例を示している。このように複数のリブで正多角形の頂点が構成されない態様も本実施例に含まれる。この配置でも、荷重受け部21(計量皿)が回転方向にがたつくことがない。
【0032】
図7(e)は、2個のリブ17dが、フランジ19の対称点に、つまり180°の角度で配置された態様で、リブが2個であるため、本発明には含まれない。この配置において、図示の通り、2個のリブ17dと中心Oを通る仮想中心線に対して直角方向に、偏った力(例えば図7(e)の力F)が加わると、この力が加わる側には、リブ17dとV字溝の係合が存在しないため、荷重受け部21(計量皿)が力が加わった方向に傾斜してしまう。
【0033】
図7(f)は、3個のリブ17eが、フランジ19の円周方向に沿って、順に90°、90°及び180°の角度で配置され、各リブ17eが直角二等辺三角形の頂点を構成する例を示している。この態様で、計量皿を介して荷重受け部21に伝達される荷重が均一に分散されず、隣接する2個のリブ17eと互いに90°の角度で位置するリブ17eに集中する(図7(f)の力F)と、この力が加わるリブ17eは対応するV字溝に係合しているため、荷重受け部21(計量皿)が回転方向にがたつくことがない。
【0034】
しかしながら、前記力Fが加わる点と中心Oに対して対称となる点に力Fが加わると、この力Fが加わる側には、リブ17eとV字溝の係合が存在しないため、荷重受け部21(計量皿)が力Fが加わった方向に傾斜する。これに対し、リブ17eが存在する、力Fが加わっていない側には、上向きのモーメントが生じるが、前記リブ17eはV字溝に挿入により係合されているだけであるため、前記上向きモーメントに対抗することができず、荷重受け部21は浮き上がるように移動し、計量皿の傾斜を回避することができなくなる。従って、この態様は本実施例には含まれない。
【0035】
前述の構成を有する本実施例の過負荷防止機構11の動作について説明する。
この過負荷防止機構11は、計量器において、電磁平衡式センサ等の荷重検出部を備える荷重伝達機構と計量皿との間に配置され、この計量器が生産ライン等に設置される。前記計量皿12には、様々な被計量体が、次々に載置され、場合によっては大きな衝撃が加わることがある。この衝撃が吸収できないと、前記計量皿12にがたつきや傾斜が生じるなどして、高精度の計量ができなくなる。
【0036】
図1図6に示す本実施例では、3個のリブ17を有するフランジ19を備える荷重受け部21と、前記リブ17と係合するV字溝45を下面に有する結合部材37とを、互いに締着することにより結合し、更に前記リブ17は、前記荷重受け部に加わる荷重による、荷重受け部21(計量皿)の回転方向へのがたつきを抑制するように配置している。従って前記荷重受け部のいずれの点に荷重が加わっても、複数のリブ17とこれらと係合するV字溝45により、前記荷重受け部の回転方向へのがたつきが生ずることが殆どなく、高精度で円滑な秤量を行うことができる。
【符号の説明】
【0037】
11 過負荷防止機構
12 計量皿
17、17a〜17e リブ
19 フランジ
21 荷重受け部
31 台座
37 結合部材
45 凹溝(V字溝)
O 中心
〜F
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7