【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成29年7月25日 株式会社Cygamesが、ウェブサイトにて、中西栄二及び比内佑が発明した情報処理プログラム、情報処理サーバ、及び情報処理システムに関するゲームサービスを公開した。
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数のプレイヤが共同して参加する共同イベントを連続して実行可能な上限回数を含む、前記共同イベントを発生させるための第1制御信号を、前記複数のプレイヤのうち第1プレイヤの端末から受け付けると、前記第1プレイヤに対応づけられた第1パラメータに基づいて前記共同イベントの発生が可能と判定された場合、前記第1パラメータを消費するとともに前記第1プレイヤを参加者として前記共同イベントを発生させる共同イベント発生管理部と、
前記上限回数に基づいて、前記共同イベントに参加可能なプレイヤの上限数を決定するプレイヤ数決定部と、
前記第1プレイヤ以外の他のプレイヤの端末から前記共同イベントへの参加を希望するためのリクエストを受け付けると、前記他のプレイヤに対応づけられた第2パラメータと、決定された前記上限数とに基づいて前記他のプレイヤの前記共同イベントへの参加が可能と判定された場合、前記第2パラメータを消費するとともに前記他のプレイヤの前記共同イベントへの参加を許可する共同イベント参加管理部と、
前記共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤのうち一のプレイヤに前記共同イベントの実行権限を付与する権限管理部と、
前記実行権限が付与されたプレイヤの端末から前記共同イベントの実行指示を受け付けた場合、前記共同イベントへの参加が許可された前記複数のプレイヤのうち、前記実行権限が付与されたプレイヤを除くすべてのプレイヤに対して当該共同イベントの実行可否を問い合わせ、当該プレイヤのすべてから前記共同イベントの実行を許可する旨の回答を受け付けたとき前記共同イベントの実行を開始する共同イベント実行制御部と、
前記共同イベントの進捗状況に応じて、前記共同イベントに参加したプレイヤごとに報酬を提供する報酬提供部と、
前記共同イベントが終了するたびに、前記共同イベントの実行回数が前記上限回数に到達したか否かを判断する共同イベント回数判断部と、
をコンピュータに実現させるための情報処理プログラム。
前記共同イベント実行制御部は、前記共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤのうち一のプレイヤの端末から、前記共同イベントの繰り返し実行を中止するための第2制御信号を受け付けた場合、当該一のプレイヤ以外のすべてのプレイヤに対して、前記共同イベントの繰り返し実行の中止の可否を問い合わせ、当該一のプレイヤ以外のすべてのプレイヤからの回答結果が所定の条件を満たしたとき、前記共同イベントの繰り返し実行を中止する、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理プログラム。
前記共同イベント参加管理部は、前記共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤのうち一のプレイヤの端末から、当該一のプレイヤ以外のプレイヤのいずれかの参加を禁止するための第3制御信号を受け付けた場合、当該一のプレイヤ及び参加の禁止の対象プレイヤ以外のすべてのプレイヤに対して、前記共同イベントへの参加禁止の可否を問い合わせ、当該一のプレイヤ及び前記対象プレイヤ以外のすべてのプレイヤからの回答結果が所定の条件を満たしたとき、当該対象プレイヤの前記共同イベントへの参加を禁止する、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
複数のプレイヤが共同して参加する共同イベントを連続して実行可能な上限回数を含む、前記共同イベントを発生させるための第1制御信号を、前記複数のプレイヤのうち第1プレイヤの端末から受け付けると、前記第1プレイヤに対応づけられた第1パラメータに基づいて前記共同イベントの発生が可能と判定された場合、前記第1パラメータを消費するとともに前記第1プレイヤを参加者として前記共同イベントを発生させる共同イベント発生管理部と、
前記上限回数に基づいて、前記共同イベントに参加可能なプレイヤの上限数を決定するプレイヤ数決定部と、
前記第1プレイヤ以外の他のプレイヤの端末から前記共同イベントへの参加を希望するためのリクエストを受け付けると、前記他のプレイヤに対応づけられた第2パラメータと、決定された前記上限数とに基づいて前記他のプレイヤの前記共同イベントへの参加が可能と判定された場合、前記第2パラメータを消費するとともに前記他のプレイヤの前記共同イベントへの参加を許可する共同イベント参加管理部と、
前記共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤのうち一のプレイヤに前記共同イベントの実行権限を付与する権限管理部と、
前記実行権限が付与されたプレイヤの端末から前記共同イベントの実行指示を受け付けた場合、前記共同イベントへの参加が許可された前記複数のプレイヤのうち、前記実行権限が付与されたプレイヤを除くすべてのプレイヤに対して当該共同イベントの実行可否を問い合わせ、当該プレイヤのすべてから前記共同イベントの実行を許可する旨の回答を受け付けたとき前記共同イベントの実行を開始する共同イベント実行制御部と、
前記共同イベントの進捗状況に応じて、前記共同イベントに参加したプレイヤごとに報酬を提供する報酬提供部と、
前記共同イベントが終了するたびに、前記共同イベントの実行回数が前記上限回数に到達したか否かを判断する共同イベント回数判断部と、を備える、
情報処理サーバ。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0016】
図1は、本実施形態に係る情報処理システム100の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、情報処理システム100は、例示的に、情報処理サーバ1と、n台(nは、1以上の任意の整数値)のプレイヤ端末3と、ネットワークNとを含んで構成される。
【0017】
情報処理システム100は、いわゆるクライアント・サーバシステムである。情報処理システム100は、クライアントであるn台のプレイヤ端末3と、情報処理サーバ1とがネットワークNを介して相互に通信を行うことにより実現される。
【0018】
情報処理サーバ1は、例えば、サーバ装置により実現される。また、プレイヤ端末3は、例えば、スマートフォンや、ゲーム機や、パーソナルコンピュータにより実現される。更に、ネットワークNは、例えば、インターネット、携帯電話網といったネットワーク、LAN(
Local
Area
Network)、あるいはこれらを組み合わせたネットワークにより実現される。
【0019】
なお、図中には、n台のプレイヤ端末3として、プレイヤ端末3a及びプレイヤ端末3nを図示している。ただし、以下の説明において、これらn台のプレイヤ端末3を区別することなく説明する場合には、符号を一部省略して、単に「プレイヤ端末3」と呼ぶ。
【0020】
図2は、本発明の実施形態に係る情報処理サーバ1のハードウェアの構成と、プレイヤ端末3のハードウェアの構成とを示すブロック図である。なお、図中では、情報処理サーバ1のハードウェアに対応する符号には括弧を付すことなく記載し、プレイヤ端末3のハードウェアに対応する符号には括弧を付して記載する。
【0021】
図2に示すように、情報処理サーバ1は、例示的に、CPU(
Central
Processing
Unit)11と、ROM(
Read
Only
Memory)及びRAM(
Random
Access
Memory)等からなるメモリ13と、バス14と、入出力インターフェース15と、入力部16と、出力部17と、記憶部18と、通信部19と、を備えている。
【0022】
CPU11は、メモリ13に記録されているプログラム、又は、記憶部18からメモリ13にロードされたプログラムにしたがって各種の処理を実行する。
【0023】
メモリ13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。CPU11及びメモリ13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14には、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、入力部16と、出力部17と、記憶部18と、通信部19と、が接続されている。
【0024】
入力部16は、各種ボタン、タッチパネルあるいはマイク等で構成され、情報処理サーバ1の管理者等の指示操作に応じて各種情報を入力する。なお、入力部16は、情報処理サーバ1の他の各部を収容する本体とは独立した、キーボードやマウス等の入力装置により実現してもよい。
【0025】
出力部17は、ディスプレイやスピーカ等で構成されており、画像データや音楽データを出力する。出力部17が出力した画像データや音楽データは、ディスプレイやスピーカ等から、画像や音楽としてプレイヤが認識可能に出力される。
【0026】
記憶部18は、DRAM(
Dynamic
Random
Access
Memory)等の半導体メモリで構成され、各種データを記憶する。
【0027】
通信部19は、他の装置との間で行う通信を実現する。例えば、通信部19は、ネットワークNを介して、プレイヤ端末3との間で相互に通信を行う。
【0028】
なお、情報処理サーバ1には、不図示であるがドライブを必要に応じて適宜設けられる。ドライブには、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等から構成されるリムーバブルメディアが適宜装着される。リムーバブルメディアには、ゲーム実行するためのプログラムや、画像データ等の各種データが格納される。ドライブによってリムーバブルメディアから読み出されたプログラムや、画像データ等の各種のデータは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
【0029】
次に、プレイヤ端末3のハードウェアの構成について説明をする。プレイヤ端末3は、
図2に示すように、例示的に、CPU31と、メモリ33と、バス34と、入出力インターフェース35と、入力部36と、出力部37と、記憶部38と、通信部39と、を備えている。これら各部は、上述の情報処理サーバ1が備える、符号のみが異なる同名の各部と同等の機能を有している。従って、重複する説明を省略する。
【0030】
図3は、本発明の実施形態に係る情報処理サーバ1の機能的構成と、プレイヤ端末3の機能的構成との一例を示すブロック図である。
図3に示すように、情報処理サーバ1は、例示的に、ゲームにおける共同イベントの発生や実行等を管理するための共同イベント管理処理を実行する情報処理部111と、共同イベント管理処理に必要な情報及び共同イベント管理処理によって生成された情報を記録する記憶部18と、を備えて構成される。
【0031】
情報処理部111は、例えば、機能的に、共同イベント発生管理部113と、プレイヤ数決定部115と、共同イベント参加管理部117と、権限管理部119と、共同イベント実行制御部121と、報酬提供部123と、共同イベント回数判断部125と、を含んで構成されている。なお、情報処理部111の上記各部は、例えば、
図2に示すメモリ13や記憶部18に格納されているプログラムをCPU11が実行したりすることにより実現することができる。
【0032】
共同イベント発生管理部113は、複数のプレイヤが共同して参加する共同イベントの発生を管理する。具体的には、共同イベント発生管理部113は、連続して実行可能な上限回数を含む、共同イベントを発生させるための共同イベント発生信号(第1制御信号)を、複数のプレイヤのうち第1プレイヤのプレイヤ端末3(端末)から受け付ける。そして、共同イベント発生管理部113は、受け付けた共同イベント発生信号と、第1プレイヤに対応づけられた、スタミナ及びアイテムの少なくとも一方(第1パラメータ)に基づいて、共同イベントの発生が可能かどうかを判定する。共同イベントの発生が可能と判定された場合、共同イベント発生管理部113は、第1パラメータを消費するとともに第1プレイヤを参加者として共同イベントを発生させる。なお、発生する共同イベントは、ゲームの進行状況やプレイヤが予め設定した条件等が考慮され、発生してもよい。
【0033】
プレイヤ数決定部115は、上限回数に基づいて、共同イベントに参加可能なプレイヤの上限数を決定する。
【0034】
共同イベント参加管理部117は、共同イベントへの参加を管理する。具体的には、共同イベント参加管理部117は、第1プレイヤ以外の他のプレイヤのプレイヤ端末3(端末)から共同イベントへの参加を希望するためのリクエストを受け付ける。そして、共同イベント参加管理部1117は、当該リクエストに応じて、他のプレイヤに対応づけられた、スタミナ及びアイテムの少なくとも一方(第2パラメータ)と、決定された上限数とに基づいて他のプレイヤの共同イベントへの参加が可能かどうかを判定する。参加が可能と判定された場合、共同イベント参加管理部117は、第2パラメータを消費するとともに他のプレイヤの共同イベントへの参加を許可する。
【0035】
権限管理部119は、共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤのうち一のプレイヤに共同イベントの実行権限を付与する。
【0036】
共同イベント実行制御部121は、共同イベントの実行を制御する。具体的には、共同イベント実行制御部121は、権限管理部119により実行権限が付与されたプレイヤのプレイヤ端末3(端末)から共同イベントの実行指示を受け付ける。そして、共同イベント実行制御部121は、共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤのうち、実行権限が付与されたプレイヤを除くすべてのプレイヤに対して当該共同イベントの実行可否を問い合わせる。当該プレイヤのすべてから共同イベントの実行を許可する旨の回答を受け付けると、共同イベント実行制御部121は、共同イベントの実行を開始する。
【0037】
報酬提供部123は、共同イベントの進捗状況に応じて、共同イベントに参加したプレイヤごとに報酬を提供する。
【0038】
共同イベント回数判断部125は、共同イベントが終了するたびに、共同イベントの実行回数が上限回数に到達したか否かを判断する。
【0039】
記憶部18は、共同イベント情報JIと、パラメータ情報PIと、実行権限情報EIと、を記憶する。
【0040】
図4は、本発明の実施形態に係る共同イベント情報JIの一例を示す図である。
図4に示すように、記憶部18は、例えば、発生し得る多数の共同イベントに関する情報、例えば、共同イベント名、イベント内容、実行順、及び成功報酬(例えば、共同イベントにおいて成功した場合に提供される報酬)を関連付けて記憶する。例えば、
図3に示す共同イベント発生管理部113は、共同イベントを連続して実行可能な上限回数(例えば、20回)に対応させて、記憶された共同イベント情報KIから、連続して実行可能な共同イベント1〜20を抽出する(発生させる)。
【0041】
図5は、本発明の実施形態に係るパラメータ情報PIの一例を示す図である。
図5に示すように、記憶部18は、例えば、パラメータ情報PIとして、プレイヤごとに、プレイヤが保有するスタミナ、プレイヤが所持するアイテム等を関連付けて記憶する。
【0042】
図6は、本発明の実施形態に係る実行権限情報EIの一例を示す図である。
図6に示すように、記憶部18は、例えば、
図3に示すプレイヤ数決定部115が決定したプレイヤ数(例えば20名)に基づくプレイヤ1〜20のうち、どのプレイヤに共同イベントの実行権限が付与されているかを示す情報を実行権限情報EIとして記憶する。
図6の例では、プレイヤ1に実行権限が付与されているが、実行権限の付与先が変更されるたびに、実行権限情報EIは更新される。
【0043】
図3に戻り、プレイヤ端末3は、例示的に、ゲームプレイの進行を管理する情報処理部311と、ゲームの進行に必要な情報を記録する記憶部38と、を備えて構成される。
【0044】
情報処理部311は、例えば、機能的に、ゲーム動作部313と、回答画面生成部315と、を含んで構成されている。なお、情報処理部311の上記各部は、例えば、
図2に示すメモリ33や記憶部38に格納されているプログラムをCPU31が実行したりすることにより実現することができる。
【0045】
ゲーム動作部313は、ゲームを動作させるための処理を実行する。ゲーム動作部313は、記憶部38に記憶されたゲーム動作情報GIに含まれるゲームソフトウェアと、
図2に示す入力部36から入力されたプレイヤの操作内容とに基づいてゲームを動作させる。
【0046】
ゲーム動作部313は、ゲームの動作に伴い、ゲーム動作情報GIに含まれる画像データからゲーム用の画像を生成し、生成した画像を出力部37に出力させるための制御処理を行う。同様にして、ゲーム動作部313は、ゲームの動作に伴い、ゲーム動作情報GIに含まれる音楽データや音声データからゲーム用の音楽や音声を生成し、生成した音楽や音声を出力部37から出力させるための制御処理を行う。
【0047】
上述したとおり、ゲーム動作部313が動作させるゲームにおける所定のパラメータ(パラメータ情報PI)が情報処理サーバ1にて管理される。例えば、ゲームにおけるスタミナや、ゲームにおけるゲーム内アイテムといったパラメータが、情報処理サーバ1にて管理される。そのため、ゲーム動作部313は、ゲームにおいて、これらの所定のパラメータの変化が伴う処理(すなわち、パラメータの値の増加又は減少が伴う処理)が発生する場合には、情報処理サーバ1との通信を行うことにより、情報処理サーバ1が管理するパラメータを更新させる。そして、ゲーム動作部313は、更新後のパラメータを情報処理サーバ1から受信し、この更新後のパラメータに応じてゲームの動作を継続する。
【0048】
回答画面生成部315は、情報処理サーバ1からの各種問い合わせに対する回答を受け付けるための回答画面(例えば、後述する
図12、14及び15)を生成する。なお、回答画面生成部315は、回答画面のみならず、
図2に示すプレイヤ端末3の出力部37に出力される各種画面を生成してもよい。
【0049】
(共同イベント管理処理)
図7乃至
図15を参照して、本発明に実施形態に係る共同イベント管理処理を説明する。
図7及び
図8は、本発明の実施形態に係る共同イベント管理処理の一例を示すフローチャートである。
図7及び
図8に示すフローチャートは別箇のものではなく、
図8に示す処理フローは
図7に示す処理フローの続きを示すものである。
【0050】
(
図7のステップS1)
図2に示すプレイヤ1のプレイヤ端末3aの出力部37は、複数のプレイヤが共同して参加する共同イベントを連続して実行可能な上限回数を設定するための回数設定画面G1を出力する。
【0051】
図9は、回数設定画面G1において、上限回数を設定する前の画面の一例であり、
図10は、回数設定画面G1において、上限回数を設定した後の画面の一例である。プレイヤ1が回数設定画面G1上で設定ボタンSBを押下すると、例えば連続回数1〜30回のいずれかを選択可能な選択画面(不図示)が、回数設定画面G1上に重畳されて、又は、回数設定画面G1に代えて、出力される。そして、プレイヤ1が連続回数20回を選択すると、
図10に示すように、例えば設定ボタンSB上に「20回連続」(上限回数)と出力される。
【0052】
(ステップS3)
図2に示すプレイヤ端末3aの通信部39は、上限回数を含む、共同イベントを発生させるための共同イベント発生信号(第1制御信号)を情報処理サーバ1に送信する。
【0053】
(ステップS5)
図3に示す情報処理サーバ1の共同イベント発生管理部113は、共同イベント発生信号を、プレイヤ1(第1プレイヤ)のプレイヤ端末3(端末)から受け付けると、
図3及び
図5に示す記憶部18に記録されたパラメータ情報PIから、プレイヤ1に対応づけられた、スタミナ情報(第1パラメータ)を読み出し、第1パラメータが必要量有るか否かを判定する。例えば、共同イベントを発生させるのに必要なスタミナが「50」(必要量)である場合、共同イベント発生管理部113は、
図5に示す、プレイヤ1に対応づけられた保有スタミナ「300」と必要量「50」とを比較し、プレイヤ1のスタミナが必要量有ることを判定し、共同イベントの発生が可能と判定する。
【0054】
共同イベント発生管理部113は、共同イベント発生信号を受け付けると、
図3及び
図5に示す記憶部18に記録されたパラメータ情報PIから、プレイヤ1に対応づけられた、アイテム情報(第1パラメータ)を読み出し、プレイヤ1が必要アイテムを保有しているか否かを判定してもよい。例えば、共同イベントを発生させるのに必要なアイテムが「B」である場合、共同イベント発生管理部113は、
図5に示す、プレイヤ1に対応づけられた保有アイテム「A,B,C,X」と必要アイテム「B」とを比較し、プレイヤ1がアイテム「B」を保有していることを判定し、共同イベントの発生が可能と判定する。
【0055】
なお、共同イベント発生管理部113は、スタミナ情報及びアイテム情報の双方の条件をクリアした場合に限って共同イベントを発生させてもよいし、スタミナ情報及びアイテム情報のいずれか一方の条件をクリアした場合に共同イベントを発生させてもよい。共同イベントの発生が可能と判定された場合(Yesの場合)は、ステップS7に進む。
【0056】
(ステップS7)
共同イベント発生管理部113は、共同イベントの発生が可能と判定された場合、第1パラメータを消費する(例えば、プレイヤ1の保有スタミナ「300」から必要スタミナ「50」を消費し、プレイヤ1の保有アイテム「A,B,C,X」から必要アイテム「B」を消費する。)とともにプレイヤ1を参加者として共同イベントを発生させる。そして、共同イベント発生管理部113は、共同イベントが発生したことをプレイヤ1のプレイヤ端末3aに通知する。また、共同イベント発生管理部113は、共同イベントが発生したことを他のプレイヤのプレイヤ端末装置、例えば、プレイヤ2のプレイヤ端末3b…プレイヤNのプレイヤ端末3nに通知する。
【0057】
(ステップS9)
図3に示すプレイヤ数決定部115は、プレイヤ端末3aにおいて設定された上限回数「20回」に基づいて、共同イベントに参加可能なプレイヤの上限数「20名」を決定する。
【0058】
(ステップS11,13)
プレイヤ1以外の、共同イベントに参加を希望するプレイヤのプレイヤ端末3b…3nは、共同イベントへの参加を希望するための参加リクエストを送信する。
【0059】
(ステップS15)
共同イベント参加管理部117は、参加リクエストを受け付けると、参加リクエストを送信したプレイヤごとに、ステップS5と同様に、参加リクエストを送信した各プレイヤに対応づけられた、スタミナ及びアイテムの少なくとも一方(第2パラメータ)に基づいて、共同イベントへの参加の可否を判定する。なお、共同イベントへの参加に必要なスタミナと、共同イベントの発生に必要なスタミナとは同一であってもよいし、異なってもよい。また、同様に、共同イベントへの参加に必要なアイテムと、共同イベントの発生に必要なアイテムとは同一であってもよいし、異なってもよい。
【0060】
(ステップS17)
次に、共同イベント参加管理部117は、参加リクエストを受け付けると、参加リクエストを送信したプレイヤごとに、
図3に示すプレイヤ数決定部115により決定された上限数に基づいてプレイヤの参加の可否を判定する。例えば、共同イベント参加管理部117は、決定された上限数が「20名」であるので、現在のプレイヤの参加数が20名未満であれば、新たに参加を希望するプレイヤの参加を許可する。
【0061】
なお、ステップS15とステップS17とは、必ずしも上記したとおりに実行される必要はない。例えば、現時点で共同イベントへの参加数が上限数に到達している場合は、新たに参加を希望するプレイヤが現れたときであっても、共同イベント参加管理部117は、ステップS15を経ずに、新たなプレイヤの参加を許可しないように構成されてもよい。ステップS15及びS17において、共同イベントへの参加が可能と判定された場合(Yesの場合)は、ステップS19に進む。
【0062】
(ステップS19)
共同イベント参加管理部117は、共同イベントへの参加が可能と判定された場合、第2パラメータを消費するとともに他のプレイヤの共同イベントへの参加を許可する。そして、共同イベント参加管理部117は、共同イベントへの参加が許可されたプレイヤ2〜20のみのプレイヤ端末にその旨を通知する。
【0063】
(
図8のステップS21)
図3に示す権限管理部119は、共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤのうち一のプレイヤに共同イベントの実行権限を付与する。権限管理部119は、例えば、連続する共同イベントを発生させたプレイヤ1に共同イベント1の実行権限を付与し、その旨をプレイヤ1のプレイヤ端末3aに通知する。
【0064】
(ステップS23)
権限管理部119により共同イベント1の実行権限を付与されたプレイヤ1のプレイヤ端末3aは、共同イベント1の実行指示を情報処理サーバ1に送信する。
【0065】
図11は、共同イベント1の実行権限を付与されたプレイヤ1のプレイヤ端末3aの出力部37において出力される実行指示画面G3の一例を示す図である。
図11に示すように、実行指示画面G3において、共同イベント1の実行を指示するための指示ボタンTBをプレイヤ1が押下すると、共同イベント1の実行指示が情報処理サーバ1に送信される。
【0066】
(ステップS25)
図3の情報処理サーバ1の共同イベント実行制御部121は、プレイヤ1のプレイヤ端末3aから共同イベント1の実行指示を受け付けた場合、共同イベント1への参加が許可された複数のプレイヤ1〜20のうち、実行権限が付与されたプレイヤ1を除くすべてのプレイヤ2〜プレイヤ20のプレイヤ端末3b〜3tに対して当該共同イベントの実行可否を問い合わせる。
【0067】
(ステップS27)
図3に示す、各プレイヤ端末3b〜3tの回答画面生成部315は、情報処理サーバ1からの実行可否の問い合わせに対する承認画面(回答画面)を生成する。そして、出力部37において当該画面を出力し、プレイヤ2〜20からの回答を出力部37において受け付ける。
【0068】
図12は、共同イベント1の実行可否の問い合わせを受けたプレイヤ端末3b〜3tの出力部37において出力される承認画面G5の一例を示す図である。
図12に示すように、承認画面G5において、共同イベント1の実行を承認するための承認ボタンAB2をプレイヤが押下すると、共同イベント1の実行が承認される。他方で、承認画面G5において、共同イベント1の実行を承認しないための未承認ボタンAB1をプレイヤが押下すると、共同イベント1の実行が承認されない。
【0069】
(ステップS29)
図2に示す各プレイヤ端末3b〜3tの通信部39は、受け付けた回答を情報処理サーバ1に送信する。例えば、
図12に示すように、承認画面G5において、共同イベント1の実行を承認するための承認ボタンAB2をプレイヤが押下すると、共同イベント1の実行が承認され、実行を許可する旨の回答が情報処理サーバ1に送信される。他方で、承認画面G5において、共同イベント1の実行を承認しないための未承認ボタンAB1をプレイヤが押下すると、共同イベント1の実行が承認されない。その場合、実行を許可しない旨の回答が情報処理サーバ1に送信されてもよいし、回答自体が情報処理サーバ1に送信されないように構成されてもよい。
【0070】
(ステップS31,33)
図3の情報処理サーバ1の共同イベント実行制御部121は、各プレイヤ2〜20のすべてから共同イベント1の実行を許可する旨の回答を受け付けたか否かを判断する。各プレイヤ2〜20のすべてから共同イベント1の実行を許可する旨の回答を受け付けたとき、共同イベントの実行を開始する。
【0071】
図13は、プレイヤ1のプレイヤ端末3aの出力部37において出力される回答結果画面G7の一例を示す図である。例えば、各プレイヤ2〜20のすべてから共同イベント1の実行を許可する旨の回答を受け付けることができなかったとき(各プレイヤ2〜20のすべてから承認を得られなかったとき)、共同イベント1の実行を開始することができない。このような場合は、
図13に示すように、プレイヤ1のプレイヤ端末3aの出力部37において、共同イベント1を実行することができないことを示すメッセージを含む回答結果画面G7が出力される。
【0072】
(ステップS35)
報酬提供部123は、共同イベント1の進捗状況に応じて、共同イベント1に参加したプレイヤ1〜20ごとに報酬を提供する。例えば、報酬提供部123は、共同イベント1での成功の有無を判断し、成功した(イベントにおいて敵キャラクタを撃退した等)と判断した場合はステップS37に進む。成功しなかったと判断した場合は報酬を提供せず、ステップS39に進む。なお、成功しなかった場合は、報酬を提供しないことに加えて、又は、報酬を提供しないことに代えて、プレイヤのパラメータ等を消費等させるような罰則を与えるように構成されてもよい。
【0073】
(ステップS37)
報酬提供部123は、共同イベント1で成功した場合は、共同イベントに参加したプレイヤごとに報酬を提供する。また、報酬提供部123は、繰り返し実行される各共同イベントの成功の有無を記憶部18に記憶させる。
【0074】
(ステップS39)
共同イベント回数判断部125は、共同イベントが終了するたびに、共同イベントの実行回数が上限回数に到達したか否かを判断する。例えば、共同イベント回数判断部125は、共同イベントの実行回数が上限回数である20回に到達したか否かを判断する。本実施形態の現在の実行回数は、1回であるため、上限回数には到達しておらず、ステップS43に進む。
【0075】
(ステップS41)
共同イベント回数判断部125は、例えば、実行回数が20回に到達したと判断した場合は、共同イベント1〜20のすべてが終了したと判定され、処理を終了する。
【0076】
(ステップS43)
図3に示す権限管理部119は、共同イベントの実行回数が連続実行回数(上限回数)より少ない場合、過去に実行権限が付与されたプレイヤ以外のプレイヤへ実行権限を付与する。すなわち、それまで付与されていたプレイヤから実行権限を剥奪し、別のプレイヤへ新たに実行権限を付与する。例えば、権限管理部119は、共同イベントの実行回数が1回(共同イベント1の終了の1回)であるとき、共同イベント1の実行権限を付与されたプレイヤ1以外のプレイヤ2〜20のいずれか一のプレイヤに実行権限を付与する。権限管理部119は、プレイヤ2のプレイヤ端末3bにプレイヤ2に、次の共同イベント2の実行権限が付与された旨の通知を行う。
【0077】
(ステップS45)
権限管理部119により共同イベント2の実行権限を付与されたプレイヤ2のプレイヤ端末3bは、共同イベント2の実行指示を情報処理サーバ1に送信する。これ以降のステップは、上記ステップS25以降のステップと同様である。このように、最後の共同イベント20が終了するまで上記ステップS21〜S45を繰り返し実行する。
【0078】
本実施形態では、便宜上、参加しているプレイヤの数が20で、共同イベントの実行回数の上限回数と参加しているプレイヤの数とが等しいとしているが、ここで、共同イベントの上限回数よりも共同イベントに参加しているプレイヤの数が少ない場合についても説明する。共同イベントの上限回数よりも共同イベントに参加しているプレイヤの数が少なく、且つ共同イベントに参加しているプレイヤの数分だけ共同イベントの実行回数が終了した場合、共同イベントの上限回数には満たないが、参加している全てのプレイヤが、過去に実行権限が付与されたプレイヤという状態になる。すなわち、全てのプレイヤが共同イベントの実行権限をそれぞれ付与され、それら全ての共同イベントが終了した状態になる。この場合、権限管理部119は、その直前まで実行権限が付与されていたプレイヤから実行権限を剥奪するが、更に別のプレイヤが参加するまでは実行権限の新たな付与を保留し、別のプレイヤが共同イベントに追加で参加したとき、この別のプレイヤに実行権限を新たに付与する。
また、別の実施形態として、終了した共同イベントの実行回数が、最初に設定された共同イベントの上限回数よりも少ない状態で、権限管理部119が過去に実行権限が付与されたプレイヤの全てに実行権限を付与したと判断した場合は、共同イベントの繰り返し実行はそれ以上行わず、共同イベントの連続実行を終了してもよい。
【0079】
また、
図3に示す共同イベント実行制御部121は、前述の共同イベントの実行の承認処理が行われていない状態で、共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤ1〜20のうち一のプレイヤのプレイヤ端末3から、共同イベントの繰り返し実行を中止するための中止制御信号(第2制御信号)を受け付けた場合、当該一のプレイヤ以外のすべてのプレイヤに対して、共同イベントの繰り返し実行の中止の可否を問い合わせ、当該一のプレイヤ以外のすべてのプレイヤからの回答結果が所定の条件を満たしたとき(例えば、問い合わせを受けたプレイヤの過半数から中止可との回答を受けたとき)、共同イベントの繰り返し実行を中止する。
【0080】
図14は、ある共同イベントの繰り返し実行の中止の可否の問い合わせを受けた各プレイヤ端末3の出力部37において出力される承認画面G9の一例を示す図である。
図14に示すように、承認画面G9において、共同イベントの繰り返し実行の中止を承認するための承認ボタンAB4をプレイヤが押下すると、共同イベントの繰り返し実行の中止が承認される。他方で、承認画面G9において、共同イベントの繰り返し実行の中止を承認しないための未承認ボタンAB3をプレイヤが押下すると、共同イベント1の繰り返し実行の中止が承認されない。
【0081】
各プレイヤへの問い合わせの結果、共同イベントの繰り返し実行が中止されると、共同イベント実行制御部121は、共同イベントの中止のための処理を行う。また、共同イベント実行制御部121は、この中止のための処理とあわせて、記憶部18に記憶された各共同イベントの成功の有無を確認し、全ての共同イベントを通じて成功が一つもない場合は、参加していた全てのプレイヤについて、共同イベントの繰り返し実行への参加の際に消費した第1パラメータまたは第2パラメータを返還する。すなわち、各共同イベントに一度も成功しないままで共同イベントの繰り返し実行を中止した場合は、共同イベントの繰り返し実行処理に参加するときに各プレイヤが消費したスタミナやアイテムが返還される。これにより、各プレイヤがそもそも共同イベントに成功できないような状態(例えば、各プレイヤのゲーム内での熟練度が足りない状態)で共同イベントを実行してしまっても、共同イベントを実行すること自体が無謀であったと各プレイヤが判断して、共同イベントの繰り返し実行を中止すれば、共同イベントに参加したときに消費されたパラメータが返還される。
また、別の実施形態として、それまで繰り返し実行された共同イベントの成功回数や成功率などに基づいて共同イベントの繰り返し実行の中止時に各プレイヤに返還されるパラメータを求めてもよい。
【0082】
また、
図3に示す共同イベント参加管理部117は、前述の共同イベントの実行の承認処理が行われていない状態で、共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤ1〜20のうち一のプレイヤのプレイヤ端末3から、当該一のプレイヤ以外のプレイヤのいずれかの参加を禁止するための参加禁止制御信号(第3制御信号)を受け付けた場合、当該一のプレイヤ及び参加の禁止の対象プレイヤ5以外のすべてのプレイヤに対して、共同イベントへの参加禁止の可否を問い合わせ、当該一のプレイヤ及び前記対象プレイヤ5以外のすべてのプレイヤからの回答結果が所定の条件を満たしたとき(例えば、問い合わせを受けたプレイヤの過半数から参加禁止可との回答を受けたとき)、当該対象プレイヤの共同イベントへの参加を禁止してもよい。
【0083】
図15は、ある共同イベントへのプレイヤの参加禁止の可否の問い合わせを受けた各プレイヤ端末3の出力部37において出力される承認画面G11の一例を示す図である。
図15に示すように、承認画面G11において、ある共同イベントへのプレイヤ5の参加禁止を承認するための承認ボタンAB6をプレイヤが押下すると、共同イベントへのプレイヤ5の参加禁止が承認される。他方で、承認画面G11において、共同イベントへのプレイヤ5の参加禁止を承認しないための未承認ボタンAB5をプレイヤが押下すると、共同イベント1へのプレイヤ5の参加禁止が承認されない。
【0084】
以上、本発明の実施形態によれば、共同イベントを発生させるプレイヤと同様に、発生済の共同イベントに参加するプレイヤについても共同イベントへの参加の代償を支払うように制御する。また、参加プレイヤの上限数を共同イベントの上限回数に制限することで、共同イベントを、参加プレイヤ数に応じた回数実行することができる。このように、プレイヤ間の公平性を担保することで、プレイヤによるゲームへの参加意欲や継続意欲を高めることが可能なゲームを提供できる。
【0085】
権限管理部119は、共同イベントの実行回数が連続実行回数より少ない場合、過去に実行権限が付与されたプレイヤ以外のプレイヤへ実行権限を付与する。
【0086】
この構成によれば、いまだ共同イベントの実行権限を付与されていないプレイヤに対して円滑に実行権限を付与することができる。
【0087】
共同イベント実行制御部121は、共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤのうち一のプレイヤの端末から、共同イベントの実行を禁止するための第2制御信号を受け付けた場合、当該一のプレイヤ以外のすべてのプレイヤに対して、共同イベントの実行禁止の可否を問い合わせ、当該一のプレイヤ以外のすべてのプレイヤからの回答結果が所定の条件を満たしたとき、共同イベントの実行を禁止する。
【0088】
この構成によれば、連続した複数の共同イベントが発生している場合、あるプレイヤが強制的に共同イベントを中止しようとしたとしても、他のプレイヤの承認を得ないと共同イベントを中止することができない。よって、各プレイヤにとって予期せず共同イベントが勝手に中止されることを防止できる。
【0089】
共同イベント参加管理部117は、共同イベントへの参加が許可された複数のプレイヤのうち一のプレイヤの端末から、当該一のプレイヤ以外のプレイヤのいずれかの参加を禁止するための第3制御信号を受け付けた場合、当該一のプレイヤ及び参加の禁止の対象プレイヤ以外のすべてのプレイヤに対して、共同イベントへの参加禁止の可否を問い合わせ、当該一のプレイヤ及び対象プレイヤ以外のすべてのプレイヤからの回答結果が所定の条件を満たしたとき、当該対象プレイヤの前記共同イベントへの参加を禁止する。
【0090】
この構成によれば、強制的に共同イベントへの参加を禁止したいプレイヤが存在する場合、すなわち参加メンバーから外したいプレイヤが存在する場合であっても、各プレイヤの承認を得ないと参加メンバーから外すことができない。よって、特定のプレイヤの一存で他のプレイヤが勝手に参加メンバーから外れるような状況を防止することができる。
【0091】
なお、上記各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
【解決手段】第1パラメータを消費するとともに共同イベントを発生させる共同イベント発生管理部113、共同イベントに参加可能なプレイヤの上限数を決定するプレイヤ数決定部115、第2パラメータを消費するとともに他のプレイヤの共同イベントへの参加を許可する共同イベント参加管理部117、プレイヤに共同イベントの実行権限を付与する権限管理部119、実行権限が付与されたプレイヤを除くすべてのプレイヤから回答を受け付けたとき共同イベントの実行を開始する共同イベント実行制御部121、プレイヤごとに報酬を提供する報酬提供部123、共同イベントの実行回数が上限回数に到達したか否かを判断する共同イベント回数判断部125、をコンピュータに実現させるための情報処理プログラム。