特許第6415892号(P6415892)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6415892
(24)【登録日】2018年10月12日
(45)【発行日】2018年10月31日
(54)【発明の名称】プーリー構造およびダンパープーリー
(51)【国際特許分類】
   F16H 55/36 20060101AFI20181022BHJP
【FI】
   F16H55/36 A
   F16H55/36 H
   F16H55/36 Z
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-159680(P2014-159680)
(22)【出願日】2014年8月5日
(65)【公開番号】特開2015-124891(P2015-124891A)
(43)【公開日】2015年7月6日
【審査請求日】2017年3月10日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0164099
(32)【優先日】2013年12月26日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】591251636
【氏名又は名称】現代自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI MOTOR COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100117787
【弁理士】
【氏名又は名称】勝沼 宏仁
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(73)【特許権者】
【識別番号】500518050
【氏名又は名称】起亞自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】KIA MOTORS CORPORATION
(73)【特許権者】
【識別番号】598078735
【氏名又は名称】ハノンシステムズ
【氏名又は名称原語表記】HANON SYSTEMS
(74)【代理人】
【識別番号】100117787
【弁理士】
【氏名又は名称】勝沼 宏仁
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(72)【発明者】
【氏名】チャ、ヨン−ウン
(72)【発明者】
【氏名】イ、ビャン−ジュン
(72)【発明者】
【氏名】パク、マン−ヒ
(72)【発明者】
【氏名】パク、ジュン−ハ
(72)【発明者】
【氏名】オ、ソン−テク
(72)【発明者】
【氏名】チョン、ソク−ジェ
【審査官】 藤村 聖子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−227560(JP,A)
【文献】 特開2000−240765(JP,A)
【文献】 実開平02−123401(JP,U)
【文献】 特開2013−213552(JP,A)
【文献】 特開平08−200446(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 55/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンの動力を伝達されて回転するクランクシャフトと一体で回転するように結合されるハブ部および前記ハブ部と一体で回転するように結合して動力伝達手段が連結されるプーリー部で構成されるプーリー構造において、
前記ハブ部は、
前記プーリー部の一面と接触するプーリー接触面と、
前記プーリー接触面に結合部材が締結するように形成されるプーリー結合部と、
を含み、
前記プーリー部は、
前記ハブ部のプーリー接触面と接触するハブ接触面と、
前記結合部材の締結によって前記プーリー結合部と結合するハブ結合部と、
前記結合部材が挿入するように前記ハブ結合部から凹む結合溝と、
を含み、
前記ハブ部および前記プーリー部は互いに異なる材質からなり、
前記プーリー結合部と前記ハブ結合部との間には、前記結合部材に挟まれ、不導体材質で形成されたワッシャーが介在しており、
前記プーリー接触面の全体的な形状は、前記ハブ部の形状によって円形のディスク形状で形成され、
前記プーリー結合部は、前記プーリー接触面の外周から半径方向内側に凹む溝形状であり、
前記ハブ接触面は、中空の円筒形状に形成された前記プーリー部の一面であることを特徴とするプーリー構造。
【請求項2】
前記ワッシャーは、前記結合部材の締結により前記プーリー結合部および前記ハブ結合部によって加圧されて前記結合溝に液体が流入しないように弾性変形することを特徴とする請求項1に記載のプーリー構造。
【請求項3】
前記ハブ結合部は、前記ハブ接触面から設定値ほど突き出して形成することを特徴とする請求項1に記載のプーリー構造。
【請求項4】
エンジンの動力を伝達されて回転するクランクシャフトと一体で回転するように結合されるハブ部および前記ハブ部と一体で回転するように結合して動力伝達手段が連結されるプーリー部で構成されるダンパープーリーにおいて、
前記ハブ部は、
前記プーリー部と結合するアウターリングと、
前記アウターリングの内側に配置されるインナーリングと、
前記アウターリングと前記インナーリングとの間に配置されるダンパーゴムと、
前記プーリー部の一面と接触するようにアウターリングに形成されたプーリー接触面と、
前記アウターリングを結合部材が貫通するように前記プーリー接触面に形成されるプーリー結合部と、
を含み、
前記プーリー部は、
前記ハブ部のプーリー接触面と接触するハブ接触面と、
前記結合部材の締結によって前記プーリー結合部と結合するハブ結合部と、
前記結合部材が挿入するように前記ハブ結合部から凹む結合溝と、
を含み、
前記ハブ部および前記プーリー部は互いに異なる材質からなり、
前記プーリー接触面には、不導体材質のモールディングがコーティングされており、
前記プーリー接触面の全体的な形状は、前記ハブ部の形状によって円形のディスク形状で形成され、
前記プーリー結合部は、前記プーリー接触面の外周から半径方向内側に凹む溝形状であり、
前記ハブ接触面は、中空の円筒形状に形成された前記プーリー部の一面であることを特徴とするダンパープーリー。
【請求項5】
前記ハブ結合部は、前記ハブ接触面から設定値ほど突き出して形成することを特徴とする請求項4に記載のダンパープーリー。
【請求項6】
前記モールディングは、前記ハブ部のアウターリングとインナーリングとの間に配置される前記ダンパーゴムから前記プーリー接触面を囲むように延びることを特徴とする請求項4に記載のダンパープーリー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プーリー構造およびダンパープーリーに関し、より詳しくは、電位差による腐食が防止されるプーリー構造およびダンパープーリーに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ダンパープーリーは、エンジンによって回転駆動されるクランクシャフトから回転駆動力を直接伝達されるように前記クランクシャフトに一体で回転するように直結して装着される。
【0003】
前記ダンパープーリーは、前記クランクシャフトから伝達されたエンジンの回転駆動力をウォーターポンプやパワーステアリング装置、エアコンなどのような補機類などに伝達する役割をする。
【0004】
このようなダンパープーリーは、エンジンの動力を伝達されて回転するクランクシャフトと一体で回転するように結合されるハブ部、およびハブ部と一体で回転するように結合し、動力伝達手段が連結されるプーリー部が結合して構成される。また、前記ハブ部と前記プーリー部がボルト締めなどによって結合される。前記ハブ部と前記プーリー部がボルト締めなどによって結合される場合、アルミニウム合金あるいはマグネシウム合金材質などで形成されるプーリー部とスチール材質で形成されるボルトなどの結合手段が接触する。
【0005】
しかし、アルミニウム合金あるいはマグネシウム合金材質などで形成されるプーリー部とスチール材質で形成されるハブ部の一面およびスチール材質の結合手段が直接的に接触すれば、互いに異なる二つの金属材質の電位差によって腐食が発生し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、このような問題点を解決するために創出されたもので、本発明の目的は、構成要素間の電位差による腐食を防止するように構成されたプーリー構造およびダンパープーリーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的を達成するための本発明の実施形態に係るプーリー構造は、エンジンの動力を伝達されて回転するクランクシャフトと一体で回転するように結合されるハブ部および前記ハブ部と一体で回転するように結合して動力伝達手段が連結されるプーリー部で構成されるダンパープーリーであって、前記ハブ部は、前記プーリー部の一面と接触するプーリー接触面と、前記プーリー接触面に結合部材が締結するように形成されるプーリー結合部とを含み、前記プーリー部は、前記ハブ部のプーリー接触面と接触するハブ接触面と、前記結合部材の締結によって前記プーリー結合部と結合するハブ結合部と、前記結合部材が挿入するように前記ハブ結合部から凹む結合溝とを含み、前記プーリー結合部と前記ハブ結合部との間には、前記結合部材に挟まれ、不導体材質で形成されたワッシャーが介在することができる。
【0008】
前記ワッシャーは、前記結合部材の締結により前記プーリー結合部および前記ハブ結合部によって加圧されて前記結合溝に液体が流入しないように弾性変形することができる。
【0009】
前記ハブ結合部は、前記ハブ接触面から設定値ほど突き出して形成することができる。
【0010】
本発明の他の実施形態に係るダンパープーリーは、エンジンの動力を伝達されて回転するクランクシャフトと一体で回転するように結合されるハブ部および前記ハブ部と一体で回転するように結合して動力伝達手段が連結されるプーリー部で構成されるダンパープーリーであって、前記ハブ部は、前記プーリー部と結合するアウターリングと、前記アウターリングの内側に配置されるインナーリングと、前記アウターリングと前記インナーリングとの間に配置されるダンパーゴムと、前記プーリー部の一面と接触するようにアウターリングに形成されたプーリー接触面と、前記アウターリングを結合部材が貫通するように前記プーリー接触面に形成されるプーリー結合部とを含み、前記プーリー部は、前記ハブ部のプーリー接触面と接触するハブ接触面と、前記結合部材の締結によって前記プーリー結合部と結合するハブ結合部と、前記結合部材が挿入するように前記ハブ結合部から凹む結合溝とを含み、前記プーリー接触面には、不導体材質のモールディングがコーティングされることができる。
【0011】
前記ハブ結合部は、前記ハブ接触面から設定値ほど突き出して形成することができる。
【0012】
前記モールディングは、前記ハブ部のアウターリングとインナーリングとの間に配置される前記ダンパーゴムから前記プーリー接触面を囲むように延びることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施形態によれば、ハブ部の一面および結合部材がプーリー部と直接的に接触しないようにワッシャーが配置されることで、電位差による腐食が防止されることができる。また、プーリー部と直接的に接触することができるハブ部の一面をコーティングすることで、電位差による腐食が防止されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態に係るダンパープーリーの分解斜視図である。
図2】本発明の実施形態に係るダンパープーリーの結合斜視図である。
図3】本発明の他の実施形態に係るダンパープーリーの分解斜視図である。
図4】本発明の実施形態に係るプーリー部の斜視図である。
図5】本発明の他の実施形態に係るダンパープーリーの結合断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳しく説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係るダンパープーリーの分解斜視図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るダンパープーリーは、ハブ部10およびプーリー部20を含む。
【0017】
本明細書においては、ハブ部10およびプーリー部20の結合および接触について説明し、ダンパープーリーを構成するハブ部10およびプーリー部20の基本的な構成は、当該技術分野で通常の知識を有する者(以下、当業者)に自明であるので、これに対する詳しい説明は省略する。
【0018】
前記ハブ部10は、プーリー接触面12およびプーリー結合部15を含む。
【0019】
前記プーリー接触面12は、前記プーリー部20と接触する面である。また、前記プーリー接触面12の全体的な形状は、前記ハブ部10の形状によって円形のディスク形状で形成される。さらに、前記プーリー接触面12は、半径方向内側に前記ハブ部10の構成要素が配置されるように中空のディスク形状で形成される。一方、前記プーリー接触面12は、前記ハブ部10のアウターリング14で半径方向に延びたアウターリング14の翼部の一面である。ここで、前記ハブ部10のアウターリング14および前記アウターリング14の翼部は、当業者に自明であるので、これに対する詳しい説明は省略する。
【0020】
前記プーリー結合部15は、前記プーリー接触面12の外周から半径方向内側に凹む溝形状である。つまり、前記アウターリング14の翼部の外周から凹む。また、前記プーリー結合部15は、前記プーリー接触面12の放射状に複数個が形成される。さらに、前記プーリー結合部15は、前記ハブ部10および前記プーリー接触面12の円周に沿って等間隔で配列される。一方、結合部材30が前記プーリー結合部15を貫通して前記プーリー部20に締結されることで、前記ハブ部10と前記プーリー部20が結合される(図2参照)。図1には、前記プーリー接触面12の外周から凹む溝形状に形成されたプーリー結合部15が示されたが、これに限定されず、前記プーリー結合部15は、前記結合部材30が貫通する円形の孔形状に形成される。例えば、前記結合部材30は、ボルトまたはリベットである。
【0021】
前記プーリー部20は、ハブ接触面22、ハブ結合部25、および結合溝27を含む。
【0022】
前記ハブ接触面22は、前記ハブ部10のプーリー接触面12と接触する面である。また、前記ハブ接触面22は、前記プーリー部20の形状によって中空の円形に形成される。つまり、前記ハブ接触面22は、中空の円筒形状に形成された前記プーリー部20の一面である。
【0023】
前記ハブ結合部25は、前記プーリー結合部15と結合する部分である。また、前記ハブ結合部25は、前記ハブ接触面22から突き出して形成される。さらに、前記ハブ結合部25は、前記ハブ接触面22の放射状に複数個が形成されてもよい。一方、前記ハブ結合部25は、前記プーリー結合部15の位置と対応するように等間隔で形成され、前記プーリー結合部15は、少なくとも前記ハブ結合部25の数ほど形成される。
【0024】
前記結合溝27は、前記ハブ結合部25から前記プーリー部20の軸方向に凹む溝である。また、前記プーリー結合部15を貫通した結合部材30が前記結合溝27に挿入するように締結されることで、前記ハブ部10と前記プーリー部20が結合される(図2参照)。
【0025】
図2は、本発明の実施形態に係るダンパープーリーの結合斜視図である。
図2に示すように、前記結合部材30が前記アウターリング14のプーリー結合部15を貫通して前記結合溝27に挿入するように締結される時、前記プーリー接触面12と前記ハブ接触面22との間にはワッシャー17が配置される。つまり、前記ワッシャー17は、前記プーリー結合部15と前記ハブ結合部25との間に介在される。
【0026】
前記ワッシャー17は、不導体(insulator)材質で形成される。例えば、前記ワッシャー17は、プラスチックあるいはゴム材質で形成されてもよい。また、前記ワッシャー17は、前記結合部材30が中空を貫通するように環形状に形成されてもよい。このようなプラスチック材質のワッシャー17が前記プーリー結合部15と前記ハブ結合部25との間に介在されることで、前記プーリー部20のハブ結合部25と前記結合部材30との直接的な接触が防止される。さらに、前記プーリー部20のハブ結合部25と前記アウターリング14との直接的な接触が防止される。従って、アルミニウム合金あるいはマグネシウム合金材質で形成される前記プーリー部20と、スチール材質で形成される前記結合部材30および前記アウターリング14の電位差による前記プーリー部20、前記結合部材30、および前記アウターリング14の腐食が防止されることができる。一方、前記結合部材30の締結によって、前記プーリー結合部15と前記ハブ結合部25との間に配置された前記ワッシャー17が加圧されることで、前記ワッシャー17の弾性変形による密着力により、前記結合溝27等に金属の腐食を起こす液体が浸透することが防止される。
【0027】
図3は、本発明の他の実施形態に係るダンパープーリーの分解斜視図である。
図3に示すように、本発明の他の実施形態に係るダンパープーリーは、前述した本発明の他の実施形態に係るダンパープーリーと比較して、モールディング19をさらに含む。
【0028】
前記モールディング19は、不導体材質で形成される。例えば、前記モールディング19は、ゴム材質で形成されてもよい。また、前記モールディング19は、前記プーリー接触面12にコーティングされる。また、前記モールディング19は、前記ハブ部10のアウターリング14と前記アウターリング14の内側に配置されるインナーリング11との間に配置されたダンパーゴム18から前記プーリー接触面12を囲むように延びてもよい。ここで、前記ハブ部10のアウターリング14、インナーリング11、およびダンパーゴム18は、当業者に自明であるので、これに対する詳しい説明は省略する。
【0029】
図3には、前述したように、円形の孔形状に形成されたプーリー結合部15が示された。
【0030】
図4は、本発明の実施形態に係るプーリー部の斜視図である。
図4に示すように、前記ハブ結合部25は、前記ハブ接触面22から設定値ほど突き出すように形成される。
【0031】
前記ハブ結合部25が前記ハブ接触面22から突き出して形成されることは、前記結合溝27等に金属の腐食を起こす液体の浸透を防止するためである。
【0032】
図5は、本発明の他の実施形態に係るダンパープーリーの結合断面図である。
図5に示すように、前記ハブ部10と前記プーリー部20が結合する時、前記プーリー接触面12にコーティングされたモールディング19によってアルミニウム合金あるいはマグネシウム合金材質で形成される前記プーリー部20とスチール材質で形成される前記結合部材30および前記アウターリング14の直接的な接触が防止される。従って、前記プーリー部20と前記結合部材30または前記プーリー部20と前記アウターリング14の電位差による前記プーリー部20、前記結合部材30、および前記アウターリング14の腐食が防止されることができる。
【0033】
本発明の他の実施形態では、前記モールディング19が具備されることで、本発明の実施形態に比べて前記ワッシャー17が省略されてもよい。また、本発明の実施形態では、前記プーリー部20、前記結合部材30、および前記アウターリング14の間の電位差による腐食を防止することで、アルミニウム合金あるいはマグネシウム合金材質で形成された前記プーリー部20が円滑に適用されることができる。一方、前記プーリー部20がアルミニウム合金あるいはマグネシウム合金材質で形成されれば、前記プーリー部20がスチール材質で形成されることと比べてダンパープーリーの全体的な重量が減少する。
【0034】
以上、本発明に関する好ましい実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の実施形態から当該発明が属する技術分野における通常の知識を有する者によって容易に変更されて均等であると認められる範囲の全ての変更を含む。
【符号の説明】
【0035】
10:ハブ部
11:インナーリング
12:プーリー接触面
14:アウターリング
15:プーリー結合部
17:ワッシャー
18:ダンパーゴム
19:モールディング
20:プーリー部
22:ハブ接触面
25:ハブ結合部
27:結合溝
30:結合部材
図1
図2
図3
図4
図5