(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記識別が、前記アプリケーションサーバが前記モバイルデバイスのインターネットプロトコル(IP)アドレスまたは電話番号のうちの少なくとも1つを判定するのを可能にする、請求項1に記載の方法。
前記識別が、前記モバイルデバイスのインターネットプロトコル(IP)アドレスもしくは電話番号のうちの少なくとも1つを含むか、または前記モバイルデバイスのインターネットプロトコル(IP)アドレスもしくは電話番号のうちの少なくとも1つを判定するために前記アプリケーションサーバによって適応される、請求項7に記載の方法。
前記ターゲットメッセージを提供するステップが、ショートメッセージサービス(SMS)を介して前記ターゲットメッセージを前記モバイルデバイスの電話番号に送るステップを含む、請求項7に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表すことを意図していない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが、当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を曖昧にするのを防ぐために、よく知られた構造および構成要素がブロック図の形態において示されている。
【0013】
本開示では、「例示的」という言葉は、例、事例、または例示の働きをすることを意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明するどの態様または設計も、必ずしも他の態様もしくは設計よりも好ましいまたは有利なものとして解釈されるわけではない。そうではなくて、例示的という言葉の使用は、具体的な形で概念を提示することが意図されている。
【0014】
本開示は、情報メッセージまたはマーケティングメッセージを無許可のモバイルデバイスのユーザに送る方法を提供する。いくつかのスモールセルは、プライベートアクセスのみを可能にし、許可を得たモバイルデバイスのみにサービスするが、無許可のモバイルデバイスのユーザからのかなりのトラフィック量を有する領域内に設置されることが多い。アプリケーションサーバは、モバイルデバイスの識別およびそのモバイルデバイスにサービスするアクセスポイントの識別子に基づいて、ターゲットメッセージを作成して、無許可のモバイルデバイスに送ることができる。情報メッセージおよびマーケティングメッセージは、それらの無許可のモバイルデバイスのユーザに関連するように作成され得る。
【0015】
本開示はまた、特定の領域のユーザ密度を取得することによって、マクロセルおよびスモールセルに関するネットワークロードを利用可能なネットワーク容量とより良好に整合させるためのネットワーク計画の方法を提供する。
【0016】
本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAおよび他のネットワークのような、様々なワイヤレス通信ネットワークに使用される場合がある。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実現する場合がある。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))と、CDMAの他の変形態とを含む。cdma2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMAなどのような無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE-A:LTE-Advanced)は、E-UTRAを用いるUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-AおよびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書で説明されている。本明細書で説明する技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術で使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様が、以下ではLTEに関して説明され、以下の説明の大部分でLTE用語が使用される。
【0017】
図1は、LTEネットワークであり得るワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのeNB110と他のネットワークエンティティとを含み得る。eNBは、UEと通信する局でもよく、基地局、ノードB、アクセスポイント、または他の用語でも呼ばれ得る。各eNB110a、110b、110cは、特定の地理的領域のための通信カバレッジを提供することができる。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される状況に応じて、eNBのカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアにサービスするeNBサブシステムを指すことがある。
【0018】
eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルのための通信カバレッジを提供することができる。マクロセルは、比較的大きい地理的領域(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているユーザ機器(UE)による無制限のアクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的領域をカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的領域(たとえば、自宅)をカバーすることができ、そのフェムトセルとの関連性を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)内のUE、自宅内のユーザのUEなど)による制限されたアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれ得る。フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNB(HNB)と呼ばれ得る。
図1に示す例では、eNB110a、110bおよび110cは、それぞれ、マクロセル102a、102bおよび102cのためのマクロeNBであり得る。eNB110xは、ピコセル102xのためのピコeNBであり得る。eNB110yおよび110zは、それぞれ、フェムトセル102yおよび102zのためのフェムトeNBであり得る。eNBは、1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートすることができる。
【0019】
ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局110rを含み得る。中継局は、アップストリーム局(たとえば、eNBもしくはUE)からのデータおよび/または他の情報の伝送を受信し、ダウンストリーム局(たとえば、UEもしくはeNB)へのデータおよび/または他の情報の伝送を送る局である。中継局はまた、他のUEのための伝送を中継するUEであり得る。
図1に示す例では、中継局110rは、eNB110aとUE120rとの間の通信を促すために、eNB110aおよびUE120rと通信することができる。中継局はまた、リレーeNB、リレーなどとも呼ばれ得る。
【0020】
ワイヤレスネットワーク100は、様々なタイプのeNB、たとえば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの様々なタイプのeNBは、様々な送信電力レベル、様々なカバレージエリア、およびワイヤレスネットワーク100中での干渉に対する様々な影響を有し得る。たとえば、マクロeNBは高い送信電力レベル(たとえば、20ワット)を有することがあり、一方で、ピコeNB、フェムトeNBおよびリレーはより低い送信電力レベル(たとえば、1ワット)を有することがある。
【0021】
ワイヤレスネットワーク100は、同期または非同期動作をサポートすることができる。同期動作について、eNBは、同様のフレームタイミングを有することができ、異なるeNBからの送信は、時間で凡そ配列させられ得る。非同期動作について、eNBは、異なるフレームタイミングを有することができ、異なるeNBからの送信は、時間で配列させられ得ない。本明細書で説明する技法は、同期動作と非同期動作の両方に使用することができる。
【0022】
ネットワークコントローラ130は、1セットのeNBに結合し、これらのeNBに協調および制御を提供することができる。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeNB110と通信することができる。eNB110はまた、たとえば、直接またはワイヤレスもしくはワイヤラインバックホールを介して間接的に、互いに通信することができる。
【0023】
UE120は、ワイヤレスネットワーク100全体に分散してもよく、各UEは静的またはモバイルでもよい。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局などとも呼ばれ得る。UEは、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、携帯型デバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、または他のモバイルエンティティであってよい。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレー、または他のネットワークエンティティと通信することが可能であり得る。
図1では、両側に矢印がある実線が、UEとサービングeNBとの間の所望の伝送を示し、サービングeNBは、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでUEをサービスするように指定されるeNBである。両矢印の破線は、UEとeNBとの間の干渉伝送を示す。
【0024】
LTEは、ダウンリンクで直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンクでシングルキャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用する。OFDMおよびSC-FDMは、システムの帯域幅を複数の(K個の)直交サブキャリアに分割し、この複数の直交サブキャリアは、一般に、トーン、ビンなどとも呼ばれる。各サブキャリアはデータで変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC-FDMでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は、固定でもよく、サブキャリアの総数(K)は、システム帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくてもよい。システム帯域幅はまた、サブバンドに区切られ得る。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーすることができ、1.25、2.5、5、10または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8または16のサブバンドが存在し得る。
【0025】
図2は、ワイヤレス通信のカバレージエリアを示す簡略図である。いくつかのアクセスポイントはマクロカバレージを提供し、他のアクセスポイントはより小規模なカバレージを提供する。ここで、マクロカバレージエリア204は、たとえば、典型的に、マクロセルネットワークまたはワイドエリアネットワーク(「WAN」)と呼ばれる、3Gネットワークなど、広域セルラネットワークのマクロアクセスポイントによって提供され得る。加えて、より小規模なカバレージエリア206は、たとえば、典型的に、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)と呼ばれる、居住地ベースまたは建物ベースのネットワーク環境のアクセスポイントによって提供され得る。マクロカバレージエリア204A内のスモールセル(たとえば、カバレージエリア206A)によって示されるように、ネットワークの所与の領域内に多数のスモールセルカバレージアクセスポイントを配置することが可能である。モバイルデバイスがそのようなネットワークを通じて移動する際、モバイルデバイスは、いくつかロケーションでは、マクロカバレッジを提供するアクセスポイントによってサービスされ得るが、モバイルデバイスは、他のロケーションでは、より小規模なカバレッジを提供するアクセスポイントによってサービスされ得る。いくつかの態様では、より小規模なカバレージアクセスポイントは、すべて、よりロバストなユーザエクスペリエンスを導く、漸進的な容量増大、屋内カバレージ、および異なるサービスを提供するために使用され得る。
【0026】
図3は、
図1の、基地局/eNBのうちの1つおよびUEのうちの1つでもよい、基地局/eNB110およびUE120の設計のブロック図である。基地局110は、何らかの他のタイプの基地局でもよい。基地局110は、アンテナ334aから334tを備えることができ、UE120は、アンテナ352aから352rを備えることができる。
【0027】
基地局110では、送信プロセッサ320は、データソース312からのデータと、コントローラ/プロセッサ340からの制御情報とを受信することができる。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCHなどに関するものでよい。データは、PDSCHなどに関するものでよい。プロセッサ320は、データと制御情報とを処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)して、それぞれデータシンボルと制御シンボルとを取得することができる。プロセッサ320はまた、たとえば、PSS、SSS、およびセル特有の基準信号に関する参照シンボルを生成することができる。送信(TX)多出力多入力(MIMO)プロセッサ330は、該当する場合、データシンボル、制御シンボル、および/または参照シンボルで空間的処理(たとえば、プリコーディング)を実行することができ、出力シンボルストリームを変調器(MOD)332aから332tに提供することができる。各変調器332は、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを取得することができる。各変調器332は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログ変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)してダウンリンク信号を取得することができる。変調器332aから332tからのダウンリンク信号は、それぞれ、アンテナ334aから334tを介して送信することができる。
【0028】
UE120において、アンテナ352aから352rは、基地局110からダウンリンク信号を受信することができ、それぞれ、受信された信号を復調器(DEMOD)354aから354rに提供することができる。各復調器354は、それぞれの受信された信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し、入力サンプルを取得することができる。各復調器354はさらに、(たとえば、OFDMなどのための)入力サンプルを処理し、受信されたシンボルを取得することができる。MIMO検出器356は、すべての復調器354aから354rから、受信されたシンボルを取得し、該当する場合、受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供することができる。受信プロセッサ358は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク360に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ380に提供することができる。プロセッサ380は、メモリ382に保持された命令を実行することによって、本明細書で説明する方法の動作を実行するためのモジュールを含み得る。そのようなモジュールは、たとえば、データ品質の測定、リソース制約の感知、およびeNB110に送信するための制御チャネル内の制御信号の提供のためのモジュールを含み得る。
【0029】
アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ364が、データソース362からの(たとえば、物理アップリンク共用チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)のための)データと、コントローラ/プロセッサ380からの(たとえば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)のための)制御情報とを受信し、処理することができる。プロセッサ364はまた、基準信号のための参照シンボルを生成することができる。送信プロセッサ364からのシンボルは、該当する場合、TX MIMOプロセッサ366によりプリコーディングされ、(たとえば、SC-FDMなどのために)変調器354aから354rによってさらに処理されて、基地局110に送信され得る。基地局110では、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ334によって受信され、復調器332によって処理され、該当する場合、MIMO検出器336によって検出され、受信プロセッサ338によってさらに処理され、復号されたデータおよびUE120によって送られた制御情報を取得することができる。プロセッサ338は、復号されたデータをデータシンク339に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ340に提供することができる。
【0030】
コントローラ/プロセッサ340および380は、それぞれ、基地局110およびUE120における動作を指図することができる。たとえば、UE120においてプロセッサ380ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、
図13に示すブロックおよび/もしくは本明細書で説明する技法のための他のプロセスの実行を行うか、または指図することができる。UE120は、
図13に関して示し、説明する構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。メモリ342および382は、それぞれ、基地局110およびUE120のためのデータならびにプログラムコードを記憶することができる。スケジューラ344は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクにおけるデータ伝送についてUEをスケジュールすることができる。
【0031】
本明細書で説明する実装形態の1つまたは複数の態様によれば、
図4は、フェムトセルメッセージ配信およびネットワーク計画のための例示的なシステムを示す。一実装形態では、スモールセル(たとえば、フェムトセル)アクセスポイント430は、自宅、店、ショッピングモール、公共交通機関、歩行者専用道路、またはモバイルデバイスユーザが頻繁に訪れる他のそのような領域にサービスを提供するために設置される。たとえば、フェムトセルアクセスポイント430は、企業の従業員、または組織の会員のモバイルデバイス用の接続のみを可能にし得る。
【0032】
1つの例示的な実装形態では、モバイルデバイス410を持っているユーザは、フェムトセルアクセスポイント430の近傍を出入りする場合がある。フェムトセルアクセスポイント430の範囲内のモバイルデバイス410は、登録要求を送ることによって、フェムトセルアクセスポイント430への登録を試み得ることができる。しかしながら、モバイルデバイス410は、フェムトセルアクセスポイント430に接続する許可を得られない場合がある。たとえば、モバイルデバイス410は、フェムトセルアクセスポイント430用に許可されたモバイルデバイスの限定加入者グループ(CSG)内に含まれない場合がある。
【0033】
例示的な実装形態では、フェムトセルアクセスポイント430と通信するネットワークエンティティ440は、モバイルデバイス410から登録要求を受信することができる。たとえば、ネットワークエンティティ440は、複数のフェムトセルアクセスポイントからの暗号化されたインターネットプロトコル(IP)データ接続を終了するセキュリティゲートウェイを含み得、シグナリングトラフィックをアグリゲートおよび検証し、各フェムトセルアクセスポイントを認証し、ワイヤレスネットワークとインターフェースを取るシグナリングゲートウェイを含み得るフェムトセルゲートウェイであり得る。フェムトセルゲートウェイ440は、登録要求を拒否するようにフェムトセルアクセスポイント430に命令することができる。モバイルデバイス410は、フェムトセルアクセスポイント430に対する登録を拒否されることに応じて、マクロセル420によるサービスに戻ることができる。
【0034】
例示的な実装形態では、登録要求は、フェムトセルゲートウェイ440がモバイルデバイス410の識別を判定するのを可能にし得る。フェムトセルゲートウェイ440は、アプリケーションサーバ450に対する登録を拒否されたモバイルデバイス410の識別情報を送ることができる。関連態様では、モバイルデバイスの識別は、モバイルデバイス410に関するIPアドレスまたは電話番号を含み得る。別の関連態様では、モバイルデバイス410の識別は、アプリケーションサーバ450が、そのモバイルデバイスの識別に少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイス410のIPアドレスまたは電話番号を判定するのを可能にし得る。
【0035】
例示的な実装形態では、フェムトセルゲートウェイ440は、フェムトセルアクセスポイント430の識別子をアプリケーションサーバ450に送ることができる。関連態様では、アプリケーションサーバ450は、フェムトセルアクセスポイント430の識別子に少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイス410に関するターゲットメッセージを作成することができる。たとえば、フェムトセルアクセスポイント430が小売企業によって所有されるフェムトセルアクセスポイントである場合、アプリケーションサーバ450は、その小売企業に関する広告を含むターゲットメッセージを作成することができる。別の例では、フェムトセルアクセスポイント430が公共交通機関施設によって所有されるフェムトセルアクセスポイントである場合、アプリケーションサーバ450は、その公共交通機関施設に関する列車時刻表を含むターゲットメッセージを作成することができる。
【0036】
例示的な実装形態では、アプリケーションサーバ450は、モバイルデバイスのIPアドレスを使用して、パケットデータメッセージを介して、ターゲットメッセージをモバイルデバイス410に送ることができる。別の実装形態では、アプリケーションサーバ450は、モバイルデバイスの電話番号を使用して、ショートメッセージサービス(SMS:Short Message Service)メッセージまたはマルチメディアメッセージングサービス(MMS:Multimedia Messaging Service)を介して、ターゲットメッセージをモバイルデバイス410に送ることができる。メッセージは、マクロセル420を通じてモバイルデバイス410に移動し得る。
【0037】
例示的な実装形態では、アプリケーションサーバ450は、フェムトセルアクセスポイント430の識別子とともに、モバイルデバイス410の識別を使用して、フェムトセルアクセスポイント430に関するユーザカウントを判定することができる。関連態様では、アプリケーションサーバ450は、ユーザカウントに基づいて、所与の領域内の容量およびカバレージを改善するために追加のセルを配置するかどうかを判定することができる。別の関連態様では、アプリケーションサーバ450は、ユーザカウントに基づいて、パブリックアクセス用にプライベートスモールセル基地局を開放するかどうかを判定することができる。
【0038】
図5は、本開示の態様による、フェムトセルゲートウェイ、フェムトセルアクセスポイント、アプリケーションサーバ、およびモバイルデバイスの設計を概念的に示すブロック図である。モバイルデバイス510は、フェムトセルアクセスポイント530およびアプリケーションサーバ550とワイヤレスに通信することができる。モバイルデバイスは、アプリケーションサーバ550から送られたメッセージを表示するためのディスプレイ512を含み得る。
【0039】
フェムトセルアクセスポイント530はフェムトセルゲートウェイ540と通信することができる。フェムトセルゲートウェイ540は、フェムトセルアクセスポイント530に対するモバイルデバイス510からの登録要求を拒否するかどうかを判定する登録モジュール542を含み得る。
【0040】
例示的な実装形態では、アプリケーションサーバ550は、フェムトセルゲートウェイ540およびモバイルデバイス510と通信することができる。関連態様では、アプリケーションサーバ550は、そのモバイルデバイスの識別に少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイス510のIPアドレスまたは電話番号を判定する識別モジュール554を含み得る。アプリケーションサーバ550は、フェムトセルアクセスポイント530の識別子に少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイス510に送るためのターゲットメッセージを作成するためのメッセージングモジュール556を含み得る。
【0041】
例示的な実装形態では、アプリケーションサーバ550は、フェムトセルアクセスポイント530に関するユーザカウントを判定するネットワーク計画モジュール552を含み得る。関連態様では、ネットワーク計画モジュール552は、ユーザカウントに少なくとも部分的に基づいて、所与の領域内の容量およびカバレージを改善するために追加のセルを配置するかどうかを判定することができる。別の関連態様では、ネットワーク計画モジュール552は、ユーザカウントに少なくとも部分的に基づいて、パブリックアクセス用にプライベートスモールセル基地局を開放するかどうかを判定することができる。
【0042】
本明細書で示し説明する例示的なシステムに鑑みて、開示する主題に従って実装することができる方法は、様々なフローチャートを参照することによってよりよく諒解されよう。説明を簡単にするために、方法を一連の行為/ブロックとして示し説明しているが、いくつかのブロックは、本明細書で図示し説明したものと異なる順序で行われ、かつ/または他のブロックと実質的に同時に行われ得るので、特許請求される主題は、ブロックの数もしくは順序によって限定されないことを理解および諒解されたい。さらに、本明細書で説明する方法を実装するうえで示したブロックのすべてが必要であるとは限らない場合もある。各ブロックに関連する機能がソフトウェア、ハードウェア、それらの組合せ、または任意の他の適切な手段(たとえば、デバイス、システム、プロセス、もしくは構成要素)によって実装され得ることを諒解されたい。加えて、本明細書の全体にわたって開示される方法を製造品に記憶して、そのような方法を様々なデバイスにトランスポートし転送するのを促すことができることをさらに諒解されたい。方法は、代わりに、状態図においてなど、一連の相互に関係する状態またはイベントとして表すことができることを、当業者であれば理解し、諒解されよう。
【0043】
本明細書で説明する実装形態の1つまたは複数の態様によれば、
図6を参照すると、フェムトセルメッセージ配信およびネットワーク計画に関する例示的な方法600が示されている。本方法は、たとえば、
図5に示した、フェムトセルゲートウェイ540など、ネットワークエンティティによって動作可能であり得る。
【0044】
方法600は、610で、アクセスポイントに対するモバイルデバイスの登録要求を受信するステップに関連し得る。たとえば、
図5に示したフェムトセルアクセスポイント530は、
図3に示した受信プロセッサ338によって処理されるように、アンテナ334aから334tにおいて登録の試みを受けることができる。フェムトセルアクセスポイント530は、次いで、フェムトセルゲートウェイ540に対する登録の試みを中継することができる。
【0045】
方法600は、620で、登録要求内の情報に少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイスの識別を判定するステップに関連し得る。たとえば、フェムトセルゲートウェイ540は、
図5に示すように、モバイルデバイス510を識別するIPアドレスまたは電話番号を判定することができる。別の例では、フェムトセルゲートウェイ540は、アプリケーションサーバ550がモバイルデバイスのIPアドレスまたは電話番号を判定するのを可能にし得る他の情報を判定することができる。
【0046】
方法600は、630で、その識別がアクセスすることが許可されたモバイルデバイスに関する識別のリスト内に含まれてないことに応じて、登録要求を拒否するようにアクセスポイントに命令して、識別をアプリケーションサーバに提供するステップに関連し得る。たとえば、フェムトセルゲートウェイ540の登録モジュール542は、
図5に示したように、登録要求を拒否することができる。アクセスポイント530は、モバイルデバイス510がアクセスポイント530のCSGに属さないことに応じて、登録要求を拒否するようにアクセスポイント530に命令することができる。たとえば、フェムトセルゲートウェイ540は、モバイルデバイスのIPアドレスまたは電話番号を含めて、モバイルデバイス510の識別をアプリケーションサーバ550に提供することができる。別の例では、モバイルデバイス510の識別は、アプリケーションサーバ550がモバイルデバイスのIPアドレスまたは電話番号を判定するのを可能にし得る。
【0047】
方法600は、650で、アクセスポイントの識別子をアプリケーションサーバに提供するステップに関連し得る。アクセスポイント530の識別子は、
図5に示したように、アクセスポイント530を識別するネットワークID(NID)、セクタID(SID)、またはセルID(CID)を含み得る。関連態様では、アクセスポイント530の識別子およびモバイルデバイス510の識別は、アプリケーションサーバ550が、その識別およびその識別子に少なくとも部分的に基づいて、ターゲットメッセージをモバイルデバイスに提供するのを可能にし得る。
【0048】
図7は、
図6の方法による装置の実装形態を示す。例示的装置700は、モバイルコンピューティングデバイスとして、または中で使用するためのプロセッサもしくは同様のデバイス/構成要素として構成され得る。一例では、装置700は、プロセッサ、ソフトウェア、またはその組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表すことができる機能ブロックを含み得る。別の例では、装置700は、システムオンチップ(SoC)または同様の集積回路(IC)でもよい。
【0049】
一実装形態では、装置700は、アクセスポイントに対するモバイルデバイスの登録要求を受信するための電気構成要素またはモジュール710を含み得る。方法700は、登録要求内の情報に少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイスの識別を判定するための電気構成要素720を含み得る。装置700は、その識別がアクセスポイントにアクセスすることが許可されたモバイルデバイスに関する識別のリスト内に含まれてないことに応じて、その登録要求を拒否するようにアクセスポイントに命令するための電気構成要素730を含み得る。装置700は、その命令に応じて、識別をアプリケーションサーバに提供するための電気構成要素740を含み得る。装置700は、アクセスポイントの識別子をアプリケーションサーバに提供するための電気構成要素750を含み得る。
【0050】
さらなる関連態様では、装置700は、プロセッサ構成要素702を随意に含み得る。プロセッサ702は、バス701または同様の通信結合を介して構成要素710〜750と動作可能に通信し得る。プロセッサ702は、電気構成要素710〜750によって実行されるプロセスまたは機能の開始ならびにスケジューリングをもたらし得る。
【0051】
よりさらなる関連態様では、装置700は、無線送受信機構成要素703を含み得る。独立型受信機および/または独立型送信機が、送受信機703の代わりにまたはそれとともに使用され得る。装置700は、たとえば、メモリデバイス/構成要素704など、情報を記憶するための構成要素を随意に含み得る。コンピュータ可読媒体またはメモリ構成要素704は、バス701などを介して装置700の他の構成要素に動作可能に結合され得る。メモリ構成要素704は、構成要素710〜750、およびその副構成要素、またはプロセッサ702、あるいは本明細書で開示する方法のプロセスおよび動作に影響を及ぼすためのコンピュータ可読命令およびデータを記憶するように適合され得る。メモリ構成要素704は、構成要素710〜750に関連する機能を実行するための命令を保持することができる。メモリ704の外部にあるものとして示すが、構成要素710〜750はメモリ704内に存在し得ることを理解されたい。
図7の構成要素は、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子副構成要素、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなどを備え得ることに、さらに留意されたい。
【0052】
本明細書で説明する実装形態の1つまたは複数の態様によれば、
図8を参照すると、フェムトセルメッセージ配信およびネットワーク計画に関する第2の例示的な方法が示されている。本方法は、たとえば、
図5に示したアプリケーションサーバ550によってなど、動作可能であり得る。
【0053】
たとえば、方法800は、810で、アクセスポイントに対する登録要求を拒否されたモバイルデバイスの識別をネットワークエンティティから受信するステップに関連し得る。たとえば、ネットワークエンティティは、
図5に示したフェムトセルゲートウェイ540であり得る。関連態様では、モバイルデバイスの識別は、モバイルデバイス510を識別するIPアドレスまたは電話番号を含み得る。別の例では、モバイルデバイスの識別は、アプリケーションサーバ550がモバイルデバイス510のIPアドレスまたは電話番号を判定するために使用され得る。
【0054】
方法800は、820で、アクセスポイントの識別子をネットワークエンティティから受信するステップに関連し得る。アクセスポイント530の識別子は、
図5に示したように、アクセスポイント530を識別するネットワークID(NID)、セクタID(SID)、またはセルID(CID)を含み得る。
【0055】
方法800は、830で、その識別子に少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイスに関するターゲットメッセージを作成するステップに関連し得る。たとえば、ターゲットメッセージは、
図5に示したように、登録要求を拒否されたアクセスポイント530に応じて変化し得る。
【0056】
方法800は、840で、その識別によって指定されたモバイルデバイスにターゲットメッセージを提供するステップに関連し得る。アプリケーションサーバ550は、
図5に示したように、ターゲットメッセージをモバイルデバイスのIPアドレスに送るか、またはSMSとしてモバイルデバイスの電話番号に送ることができる。
【0057】
図9は、
図8の方法による装置の実装形態を示す。一実装形態では、装置900は、アクセスポイントに対する登録要求を拒否されたモバイルデバイスの識別をネットワークエンティティから受信するための電気構成要素またはモジュール910を含み得る。装置900は、アクセスポイントの識別子をネットワークエンティティから受信するための電気構成要素920を含み得る。装置900は、その識別子に少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイスに関するターゲットメッセージを作成するための電気構成要素930を含み得る。装置900は、その識別によって指定されたモバイルデバイスにターゲットメッセージを提供するための電気構成要素940を含み得る。装置900は、その識別に少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイスのIPアドレスまたは電話番号のうちの少なくとも1つを判定するための電気構成要素950を含み得る。
【0058】
簡潔さを目的として、装置900に関する残りの詳細はさらに詳述されないが、装置900の残りの特徴および態様は、
図7の装置700に関して前述されたものとほぼ同様であることを理解されたい。
【0059】
本明細書で説明する実装形態の1つまたは複数の態様によれば、
図10を参照すると、フェムトセルメッセージ配信およびネットワーク計画に関する第3の例示的な方法が示されている。例示的な態様では、たとえば、
図5に示したアプリケーションサーバ550など、ネットワークエンティティによって動作可能であり得る。
【0060】
方法1000は、1010で、アクセスポイントに対する登録要求を拒否されたモバイルデバイスの識別をネットワークエンティティから受信するステップに関連し得る。たとえば、アプリケーションサーバ550は、
図5に示したように、フェムトセルアクセスポイント530に対する接続を拒否されたモバイルデバイス510のIPアドレスまたは電話番号をフェムトセルゲートウェイ540から受信することができる。別の例では、モバイルデバイスの識別は、アプリケーションサーバ550がモバイルデバイス510を識別するIPアドレスまたは電話番号を判定するために使用され得る。
【0061】
方法1000は、1020で、アクセスポイントの識別子をネットワークエンティティから受信するステップに関連し得る。アクセスポイント530の識別子は、
図5に示したように、アクセスポイント530のネットワークID(NID)、セクタID(SID)、またはセルID(CID)を含み得る。
【0062】
方法1000は、1030で、その識別およびその識別子に少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントに関するユーザカウントを判定するステップに関連し得る。アプリケーションサーバ550は、
図5に示したように、アクセスポイント530の識別を知ることによって、そのアクセスポイントのユーザの数を判定することができる。
【0063】
方法1000は、1040で、ユーザカウントに少なくとも部分的に基づいて、ネットワーク計画を促すステップに関連し得る。例示的な態様では、アプリケーションサーバ550のネットワーク計画モジュール552は、
図5に示したように、ユーザカウントが指定されたレベルを超えることに基づいて、所与の領域内の容量およびカバレージを改善するために追加のセルを配置するかどうかを判定することができる。別の例示的な態様では、アプリケーションサーバ550のネットワーク計画モジュール552は、ユーザカウントが指定されたレベルを超えることに基づいて、パブリックアクセス用にプライベートスモールセル基地局を開放するかどうかを判定することができる。
【0064】
方法1000は、1050で、ユーザカウントに少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントによってサービスされる地理的領域内のユーザ密度を決定するステップに随意に関連し得、ネットワーク計画はユーザ密度に少なくとも部分的に基づく。
【0065】
図11は、
図10の方法による、装置の実装形態を示す。一実装形態では、装置1100は、アクセスポイントに対する登録要求を拒否されたモバイルデバイスの識別をネットワークエンティティから受信するための電気構成要素またはモジュール1110を含み得る。装置1100は、アクセスポイントの識別子をネットワークエンティティから受信するための電気構成要素1120を含み得る。装置1100は、その識別およびその識別子に少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントに関するユーザカウントを判定するための電気構成要素1130を含み得る。装置1100は、ユーザカウントに少なくとも部分的に基づいて、ネットワーク計画を促すための電気構成要素1140を含み得る。装置1100は、ユーザカウントに少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントによってサービスされる地理的領域内のユーザ密度を決定するための電気構成要素1150を随意に含むことが可能であり、ネットワーク計画はユーザ密度に少なくとも部分的に基づく。
【0066】
簡潔さを目的として、装置1100に関する残りの詳細はさらに詳述されないが、装置1100の残りの特徴および態様は、
図7の装置700に関して前述されたものと実質的に同様であることを理解されたい。
【0067】
本明細書で説明する実装形態の1つまたは複数の態様によれば、
図12を参照すると、フェムトセルメッセージ配信およびネットワーク計画に関する第4の例示的な方法が示されている。例示的な多様では、本方法はモバイルデバイス510によって動作可能であり得る。
【0068】
方法1200は、1210で、登録要求をアクセスポイントに送るステップに関連し得る。たとえば、モバイルデバイス120は、登録要求を、
図3に示したフェムトセルアクセスポイント110に送ることを試みることができる。モバイルデバイス120上のプロセッサ380は、受信プロセッサ358を通じて、フェムトセルアクセスポイント110がアンテナ352aから352rの範囲内にあることを検出することができる。モバイルデバイス120上のプロセッサ380は、送信プロセッサ364を通じて、アンテナ352aから352rを使用して、登録要求を送ることができる。
【0069】
方法1200は、1220で、その識別がアクセスポイントにアクセスすることが許可されたモバイルデバイスに関する識別のリスト内に含まれてないことに応じて、その登録要求の拒否の表示を受信して、ターゲットメッセージを受信するステップに関連し得る。たとえば、
図4に示したように、モバイルデバイス410がアクセスポイント430のCSG内に含まれていない場合、モバイルデバイス410はフェムトセルアクセスポイント430から拒否の表示を受信することができる。関連態様では、モバイルデバイスはマクロセル420に接続された状態に留まることができる。モバイルデバイス510は、パケットデータメッセージ、SMSメッセージ、またはMMSメッセージをアプリケーションサーバ550から受信することができる。ターゲットメッセージは、登録要求を拒否されたアクセスポイント530に応じて変化し得る。
【0070】
図13は、
図12の方法による装置の実装形態を示す。一実装形態では、装置1300は、登録要求をアクセスポイントに送るための電気構成要素またはモジュール1310を含み得る。装置1300は、その識別がアクセスポイントにアクセスすることが許可されたモバイルデバイスに関する識別のリスト内に含まれてないことに応じて、その登録要求の拒否の表示を受信するための電気構成要素1320を含み得る。装置1300は、その表示を受信することに応じて、ターゲットメッセージをアプリケーションサーバから受信するための電気構成要素1330を含み得る。
【0071】
簡潔さを目的として、装置1300に関する残りの詳細はさらに詳述されないが、装置1300の残りの特徴および態様は、
図7の装置700に関して前述されたものとほぼ同様であることを理解されたい。
【0072】
情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解するであろう。たとえば、上記の説明全体を通して参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光粒子、またはその組合せによって表され得る。
【0073】
本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム動作は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装されてもよいことが、当業者にはさらに諒解されよう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路および動作は、上では概ねそれらの機能の点で説明されている。そのような機能がハードウェアとして実現されるか、あるいはソフトウェアとして実現されるかどうかは、総合システムに課される特定の適用例および設計制約で決まる。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
【0074】
本明細書の開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書において説明される機能を実行するように設計されたこれらの任意の組合せにより実装あるいは実行されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたはステートマシンであってもよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のこのような構成としても実装され得る。
【0075】
本明細書の開示に関して説明した方法またはアルゴリズムの動作は、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体の中に存在する場合がある。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、かつ記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体とされてもよい。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在する場合がある。ASICはユーザ端末内に存在する場合がある。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別構成要素として存在する場合がある。
【0076】
1つまたは複数の例示的設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその任意の組合せにおいて実装されてもよい。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促すどのような媒体をも含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用または特殊用途コンピュータによってアクセスされ得る任意の使用可能な媒体であってもよい。限定的ではなく、一例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくはその他の磁気記憶装置、または所望のプログラムコード手段を命令もしくはデータ構造の形態で搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは特殊用途コンピュータ、または汎用もしくは特殊用途プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続が正当にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の規定に含まれる。ディスク(diskおよびdisc)は、本明細書で使用されるときに、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、diskは通常、データを磁気的に再生し、一方、discは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。前述の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0077】
本開示の先の説明は、いかなる当業者も本開示を作製または使用できるようにするために提供される。本開示への様々な修正が当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に一致する最大の範囲を与えられるものである。