(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
目標グループを設置する旨の設置指令を受信し、前記設置指令に基づいて、目標機器を追加するためのウィジェットが配置された目標グループを生成するように構成される生成モジュールと、
前記生成モジュールが生成した前記ウィジェットがトリガされた後、取得された各スマート機器を表示するように構成される表示モジュールと、
前記表示モジュールによって表示された前記各スマート機器のうち選定されたスマート機器を前記目標機器として特定するように構成される特定モジュールと、をさらに備え、
前記各スマート機器は、前記管理側にログインされたユーザアカウントにバインディングされた各スマート機器、または、前記管理側とは同一のLAN内に位置する各スマート機器であることを特徴とする請求項9に記載の機器グルーピング管理装置。
前記ソートモジュールは、さらに、前記信号受信モジュールによって受信された各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を信号強度の強い順にソートするように構成されることを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか一項に記載の機器グルーピング管理装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スマート機器を逐一に検索してグルーピングすることによる低効率および高エラー率という関連技術の問題を解決するために、本発明は、機器グルーピング管理システム、方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例の第1態様によれば、機器グルーピング管理システムを提供する。前記システムは、管理側と、目標機器と、参照機器とを備え、
前記管理側は、目標機器を目標グループに追加する旨の追加指令を受信した後、ブロードキャスト指令を前記目標機器へ送信するように構成され、
前記目標機器は、前記ブロードキャスト指令を受信した後、信号をブロードキャストするように構成され、
前記参照機器は、前記信号を受信すると、前記信号の信号強度を取得し、前記信号強度を前記管理側へフィードバックするように構成され、
前記管理側は、さらに、各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を順番付けるように構成される。
【0006】
本発明の実施例に供される技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。管理側でグルーピングを予め行うとき、管理側が信号をブロードキャストする旨の指令を目標機器へ送信し、他の参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信した後、受信した目標機器からブロードキャストされた信号強度を管理側へフィードバックし、管理側が受信された当該信号強度に応じて、参照機器を順番付けることにより、スマート機器を逐一に検索してグルーピングすることによる低効率および高エラー率という関連技術の問題を解決し、ユーザが当該目標機器とは同一のグループに位置する可能性のある機器を素早く選択でき、グルーピングの効率およびグルーピングの正確性が向上する。
【0007】
好ましくは、前記管理側は、さらに、目標グループを設置する旨の設置指令を受信し、前記設置指令に基づいて、目標機器を追加するためのウィジェットが配置された目標グループを生成し、前記ウィジェットがトリガされた後、取得された各スマート機器を表示し、ユーザによって選定されたスマート機器を前記目標機器として特定するように構成され、前記取得された各スマート機器は、前記管理側にログインされたユーザアカウントにバインディングされた各スマート機器、または、前記管理側とは同一のLAN内に位置する各スマート機器である。
【0008】
本発明の実施例に供される技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。ユーザが目標機器を追加するためのウィジェットをクリックした直後に、対応する選択可能な機器をユーザへ表示するため、ユーザが機器を逐一に検索する時間が節約される。
【0009】
好ましくは、前記管理側は、さらに、前記目標機器の種別を取得して前記目標機器とは同一の種別の参照機器を選別し、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別し、各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、選別した参照機器を順番付けるように構成される。
【0010】
本発明の実施例に供される技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。目標機器の種別を取得し、同一の種別の参照機器を選別し、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別し、選別した参照機器を順番付けることで、ユーザが同一の部屋内にあるスマート機器に対して便利に管理制御や保守することができ、順番付けの時間が減少し、順番付けの効率が向上する。
【0011】
好ましくは、前記管理側は、さらに、順番付け後の前記参照機器から選択された1つの参照機器を特定し、前記参照機器を前記目標グループに追加するように構成される。
【0012】
本発明の実施例に供される技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。順番付け後の参照機器のうちユーザによって選択された参照機器を目標グループに追加することで、参照機器を目標グループに快速に追加する効果を奏する。
【0013】
好ましくは、前記目標機器は、さらに、同じ送信電力に基づいて信号をブロードキャストするように構成される。
【0014】
本発明の実施例に供される技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。目標機器が同じ送信電力に基づいて信号をブロードキャストするため、参照機器によって受信された信号の信号強度が各参照機器と目標機器との間の距離を良好に反映でき、さらに管理側が参照機器からフィードバックされた信号の信号強度に応じて順番付け、これらの参照機器の順番付けの正確性が向上する。
【0015】
本発明の実施例の第2態様によれば、機器グルーピング管理方法を提供する。前記方法は、
目標機器を目標グループに追加する旨の追加指令を受信した後、ブロードキャスト指令を前記目標機器へ送信するステップと、
参照機器から送信された信号強度を受信するステップと、
各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を順番付けるステップとを含み、
前記ブロードキャスト指令は、前記目標機器が信号をブロードキャストするようにトリガするために用いられ、前記信号強度は、前記参照機器が前記目標機器によってブロードキャストされた前記信号を受信したときに取得した前記信号の信号強度である。
【0016】
本発明の実施例に供される技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。管理側でグルーピングを予め行うとき、管理側が信号をブロードキャストする旨の指令を目標機器へ送信し、他の参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信した後、受信した目標機器からブロードキャストされた信号強度を管理側へフィードバックする。管理側が受信された当該信号強度に応じて、参照機器を順番付ける。これにより、スマート機器を逐一に検索してグルーピングすることによる低効率および高エラー率という関連技術の問題を解決し、ユーザが当該目標機器とは同一のグループに位置する可能性のある機器を素早く選択でき、グルーピングの効率およびグルーピングの正確性が向上する。
【0017】
好ましくは、前記各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を順番付けるステップは、
前記目標機器の種別を取得して前記目標機器とは同一の種別の参照機器を選別し、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別するステップと、
各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、選別された参照機器を順番付けるステップとを含む。
【0018】
本発明の実施例に供される技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。目標機器の種別を取得し、同一の種別の参照機器を選別し、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別し、選別した参照機器を順番付けることで、ユーザが同一の部屋内にあるスマート機器に対して便利に管理制御や保守することができ、順番付けの時間が減少し、順番付けの効率が向上する。
【0019】
好ましくは、前記方法は、さらに、
目標グループを設置する旨の設置指令を受信し、前記設置指令に基づいて、目標機器を追加するためのウィジェットが配置された目標グループを生成するステップと、
前記ウィジェットがトリガされた後、取得された各スマート機器を表示するステップと、
表示された前記各スマート機器のうち選定されたスマート機器を前記目標機器として特定するステップとを含み、
前記各スマート機器は、前記管理側にログインされたユーザアカウントにバインディングされた各スマート機器、または、前記管理側とは同一のLAN内に位置する各スマート機器である。
【0020】
本発明の実施例に供される技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。ユーザが目標機器を追加するためのウィジェットをクリックした直後に、対応する選択可能な機器をユーザへ表示するため、ユーザが機器を逐一に検索する時間が節約される。
【0021】
好ましくは、前記方法は、さらに、
順番付け後の前記参照機器から選択された1つの参照機器を特定し、前記参照機器を前記目標グループに追加するステップを含む。
【0022】
本発明の実施例に供される技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。順番付け後の参照機器のうちユーザによって選択された参照機器を目標グループに追加することで、参照機器を目標グループに快速に追加する効果を奏する。
【0023】
好ましくは、前記各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を順番付けるステップは、
各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を信号強度の強い順にソートするステップを含む。
【0024】
本発明の実施例に供される技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。各参照機器からフィードバックされた信号強度を強い順にソートすることで、目標機器とは同一の部屋に位置する可能性の一番高い参照機器を優先してユーザへディスプレイ可能であるため、ユーザによるグルーピングの効率が向上する。
【0025】
本発明の実施例の第3態様によれば、上記第2態様に供される機器グルーピング管理方法に対応する機器グルーピング管理装置をさらに提供する。前記装置は、
目標機器を目標グループに追加する旨の追加指令を受信した後、ブロードキャスト指令を前記目標機器へ送信するように構成される送信モジュールと、
参照機器から送信された信号強度を受信するように構成される信号受信モジュールと、
前記信号受信モジュールによって受信された各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を順番付けるように構成されるソートモジュールとを備え、
前記ブロードキャスト指令は、前記目標機器が信号をブロードキャストするようにトリガするために用いられ、前記信号強度は、前記参照機器が前記目標機器によってブロードキャストされた前記信号を受信したときに取得した前記信号の信号強度である。
【0026】
好ましくは、前記ソートモジュールは、
前記目標機器の種別を取得して前記目標機器とは同一の種別の参照機器を選別し、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別するように構成される取得サブモジュールと、
取得サブモジュールによって取得された各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、選別された参照機器を順番付けるように構成されるソートサブモジュールとを備える。
【0027】
好ましくは、前記装置は、さらに、
目標グループを設置する旨の設置指令を受信し、前記設置指令に基づいて、目標機器を追加するためのウィジェットが配置された目標グループを生成するように構成される生成モジュールと、
前記生成モジュールが生成した前記ウィジェットがトリガされた後、取得された各スマート機器を表示するように構成される表示モジュールと、
前記表示モジュールによって表示された前記各スマート機器のうち選定されたスマート機器を前記目標機器として特定するように構成される特定モジュールと、を備え、
前記各スマート機器は、前記管理側にログインされたユーザアカウントにバインディングされた各スマート機器、または、前記管理側とは同一のLAN内に位置する各スマート機器である。
【0028】
好ましくは、前記装置は、さらに、
前記ソートモジュールによって順番付けられた前記参照機器から選択された1つの参照機器を特定し、前記参照機器を前記目標グループに追加するように構成される追加モジュールを備える。
【0029】
好ましくは、前記ソートモジュールは、さらに、前記信号受信モジュールによって受信された各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を信号強度の強い順にソートするように構成される。
【0030】
本発明の実施例の第4態様によれば、機器グルーピング管理装置を提供する。前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサの実行可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
目標機器を目標グループに追加する旨の追加指令を受信した後、ブロードキャスト指令を前記目標機器へ送信し、
参照機器から送信された信号強度を受信し、
各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を順番付けるように構成され、
前記ブロードキャスト指令は、前記目標機器が信号をブロードキャストするようにトリガするために用いられ、前記信号強度は、前記参照機器が前記目標機器によってブロードキャストされた前記信号を受信したときに取得した前記信号の信号強度である。
【0031】
以上の一般的な記述および後述する詳細な説明は、単に例示的なものであり、本発明を制限するためのものでないことは、理解されるべきである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
次に、実施例を詳細に説明し、例示が図に示されている。以下の記述が図に係る場合、別途にて示さない限り、異なる図面における同じ符号は、同じまたは類似する要素を示す。以下の実施例に記述される実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表するとは限らない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されているように、本発明の一部の態様と一致する装置および方法の例に過ぎない。
【0034】
図1は、一部の実施例による機器グルーピング管理方法に係る実施環境を示す模式図である。
図1に示すように、当該実施環境は、管理側120、目標機器140および参照機器160を含んでもよい。
【0035】
管理側120は、携帯電話、タブレットPC、サーバ等であってもよい。
【0036】
目標機器140および参照機器160は、無線信号送受信機能を有する機器、例えば、スマート電球、スマートコンセント、スマートテレビ、エアコン、冷蔵庫等であってもよい。本発明では、選定されたグループに追加すべきスマート機器を目標機器140とし、他のスマート機器を参照機器160とする。
【0037】
実際のホームシーンでは、目標機器140は、一部の参照機器160とは同一の部屋に位置し、他の一部の参照機器160と異なる部屋に位置してもよい。本実施例は、それについて限定しない。
【0038】
管理側120と目標機器140との間で、有線ネットワーク方式あるいは無線ネットワーク方式により接続を確立してもよい。
【0039】
好ましくは、当該実施環境は、さらにルータ180を備えてもよい。ルータ180は、管理側120、目標機器140および参照機器160へWi−Fi(Wireless−Fidelity、無線フィディリティ)接続を提供する。
【0040】
以下の各実施例は、いずれも
図1に示す実施環境に応用されて例を挙げて説明する。
【0041】
図2Aは、一実施例による機器グルーピング管理システムを示すブロック図である。
図2Aに示すように、当該機器グルーピング管理システムは、管理側210、目標機器220および参照機器230を含む。
【0042】
管理側210は、目標機器220を目標グループに追加する旨の追加指令を受信した後、ブロードキャスト指令を目標機器220へ送信するように構成される。
【0043】
目標機器220は、ユーザが管理側210で選択したグルーピングすべきスマート機器である。
【0044】
ここで所謂目標グループは、ユーザによって確立された複数のスマート機器を格納するためのグループであってもよい。統一管理するために、目標グループは、同一の部屋に位置する可能性があるスマート機器、あるいは同時制御する必要のあるスマート機器を格納してもよい。
【0045】
実施時において、目標グループは、管理側210が予め設定したものであってもよいし、ユーザが手動で追加したものであってもよい。目標グループがユーザが手動で追加したものである場合、ユーザは、さらに、追加された目標グループを名づけてもよい。
【0046】
例えば、目標グループが「リビングルーム」であることを例として、リビングルームにおける全てのスマート電球、スマートテレビ等のスマート機器を「リビングルーム」グループに格納してもよい。こうして、ユーザは、リビングルームにおけるスマート機器を同時に制御することができる。
【0047】
追加指令は、ユーザが選択されたスマート機器を目標グループに追加する際に発生する指令であってもよい。例えば、ユーザが管理側210における1つのスマート機器を選定し、ある目標グループに供される追加ウィジェットをトリガした後、管理側210は、当該スマート機器を当該目標グループに追加する旨の追加指令を生成する。
【0048】
管理側210は、目標機器220を目標グループに追加する旨の追加指令を受信し、当該追加指令を受信した後で、ブロードキャスト指令を当該目標機器220へ送信し、当該ブロードキャスト指令は、目標機器220が信号をブロードキャストするよう指示するために用いられる。
【0049】
ある可能な実施形態では、管理側210は、ブロードキャスト指令を目標機器220へ送信する際、目標機器220が信号をブロードキャストする回数と、信号をブロードキャストする際の時間間隔とをさらに指示してもよい。例えば、管理側210は、限定された回数および時間間隔をパラメータとしてブロードキャスト指令に対応するデータパケットに追加する。それ相応に、目標機器220は、当該データパケットを受信すると、含まれる回数および時間間隔を解析可能であるため、指示された回数ブロードキャストするまで、管理側210によって指示された時間間隔に応じて信号をブロードキャストすることができる。これにより、各参照機器230が何れも目標機器220からブロードキャストされた信号を受信できることを確保する。
【0050】
好ましくは、ブロードキャスト指令は、目標機器220がブロードキャストするブロードキャスト回数および時間間隔を指示しなくてもよい。目標機器220は、予め設定されたブロードキャスト回数および時間間隔に応じて、信号をブロードキャストしてもよい。
【0051】
好ましくは、管理側210がブロードキャスト指令を目標機器220へ送信する。当該ブロードキャスト指令には、目標機器220が信号をブロードキャストする際の電力が含まれてもよい。それ相応に、当該目標機器220は、当該ブロードキャスト指令に含まれる電力に基づいて信号をブロードキャストしてもよい。
【0052】
好ましくは、ブロードキャスト指令には、電力が含まれなくてもよい。目標機器220は、予め設定された電力に基づいて信号をブロードキャストしてもよい。
【0053】
目標機器220は、管理側210から送信されたブロードキャスト指令を受信した後、信号をブロードキャストするように構成される。
【0054】
目標機器220は、管理側210から送信されたブロードキャスト指令を受信した後、信号をブロードキャストする。目標機器220は、信号をブロードキャストする際に、予め設定された電力に基づいて信号をブロードキャストしてもよいし、ブロードキャスト指令に含まれる、管理側210が指示する電力に基づいて、信号をブロードキャストしてもよい。
【0055】
実施時において、参照機器230が一般的に目標機器220の付近に位置するため、目標機器220による信号のブロードキャストのとき、参照機器230は、目標機器220からブロードキャストされた信号を受信することができる。さらに、参照機器230は、信号を受信すると、信号の信号強度を取得し、信号強度を管理側210へフィードバックするように構成される。
【0056】
ある可能な実施形態では、参照機器230は、受信した信号の信号強度を管理側210へフィードバックするに加えて、当該信号を受信した参照機器230の識別子をフィードバックしてもよい。
【0057】
好ましくは、参照機器230は、信号強度を管理側210へフィードバックする際、信号強度をデータパケットのボディ内にパッケージ化してもよい。好ましくは、参照機器230は、自身の識別子を当該データパケットのボディあるいは先頭内にパッケージ化してもよい。こうして、管理側210は、当該データパケットをアンパッケージ化した後、当該参照機器230から受信された信号の信号強度および当該参照機器230の識別子を便利に取得できる。
【0058】
管理側210は、さらに、各参照機器230からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器230を順番付けるように構成される。
【0059】
ある可能な実施形態では、管理側210は、各参照機器230からフィードバックされた信号強度に応じて、信号強度の強い順に各参照機器230をソートしてもよい。一般的に、参照機器230は、信号強度をフィードバックする際に、参照機器230の識別子を対応的にフィードバックする。そのため、管理側210は、信号強度に応じてこれらの信号強度に対応する識別子を順番付けてもよい。つまり、信号強度を送信した参照機器230を順番付ける。
【0060】
スマート機器に対してグルーピングを行うために、管理側210は、まず、各スマート機器を自動的に取得し、それからこれらのスマート機器をユーザへ提供する。こうして、ユーザは、その中から1つのスマート機器を目標機器として選択することができる。好ましくは、管理側210によって取得された各スマート機器は、管理側210にログインされたユーザアカウントにバインディングされた各スマート機器、または、管理側210とは同一のLAN内に位置する各スマート機器である。
【0061】
実施時において、管理側210は、さらに、目標グループを設置する旨の設置指令を受信し、設置指令に基づいて目標グループを生成するように構成される。生成された目標グループには、目標機器220を追加するためのウィジェットが設けられている。ウィジェットがトリガされた後、管理側210は、取得された各スマート機器を表示し、ユーザによって選定されたスマート機器を目標機器220として特定する。
【0062】
例を挙げると、
図2Bを参照されたい。
図2Bは、管理側210の3種の異なる時刻におけるインターフェース20、21および22を示す。インターフェース20では、1つのリビングルームグループ23が示され、リビングルームグループ23の下方に目標機器220を追加するための1つのウィジェット24がある。ユーザがウィジェット24をクリックすると、管理側210は、インターフェース21をユーザへディスプレイする。インターフェース21には、複数のスマート機器が表示されている。当該複数のスマート機器は、当該管理側210にログインされたユーザアカウントにバインディングされた各スマート機器であってもよいし、当該管理側210とは同一のLAN内に位置する各スマート機器であってもよい。インターフェース21におけるスマート電球26に対応するウィジェットがトリガされると、管理側210は、スマート電球26を目標機器220として特定する。すなわち、当該目標機器220をリビングルームグループ23に追加する旨の追加指令が受信された。その際、スマート電球26以外のスマート機器は、何れも参照機器230である。こうすると、管理側210は、ブロードキャスト指令をスマート電球26(つまり、目標機器220)へ送信する。スマート電球26は、当該ブロードキャスト指令に従って信号をブロードキャストし、参照機器230は、受信された信号の信号強度を管理側210へフィードバックする。管理側210は、参照機器230からフィードバックされた信号強度に応じて、
図2Bにおけるインターフェース22をユーザへディスプレイする。インターフェース22に1つのリストボックス28が含まれている。リストボックス28は、順番付け後の各参照機器230をユーザへディスプレイする。
【0063】
説明すべきことは、
図2Bにおけるウィジェットおよび文字が何れも例示であり、本発明の実際の製品の形態を制限しない。ただし、示されていない部分は、対応するフローティングボックスに遮られた部分である。原則として、フローティングボックスが表示されているとき、ユーザは、当該示されていない部分を直接操作や見ることができない。
【0064】
ある可能な実現形態では、同一のグループにおけるスマート機器の種別は、同一の種別であってもよい。その際、目標機器を1つ追加した場合、当該目標機器とは同種別のスマート機器を表示してもよい。こうして、ユーザは、同一のグループに追加すべきスマート機器を後で選択することができる。その際、管理側210は、さらに、目標機器220の種別を取得し、目標機器220とは同種別の参照機器230を選別し、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器230を選別し、且つ各参照機器230からフィードバックされた信号強度に応じて、選別された参照機器230を順番付けるように構成される。
【0065】
例を挙げると、管理側210によって取得された目標機器220の種別がスマート電球である場合、順番付け後のスマート機器を表示するためのリストボックスにおいて、順番付け後のスマート電球のみを表示してもよい。または、管理側210は、各参照機器230からフィードバックされた信号強度を受信した後、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器230を選別し、順番付け後のスマート機器を表示するためのリストボックスにおいて、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器230のみをディスプレイしてもよい。これにより、ユーザが同一の部屋内にある同種別のスマート機器に対して便利に管理制御や保守することができ、順番付けの時間が減少し、順番付けの効率が向上する。好ましくは、管理側210は、さらに、順番付け後の参照機器230から選択された1つの参照機器230を特定し、参照機器230を目標グループに追加するように構成される。
【0066】
相変わらず
図2Bを例にして、ユーザがリストボックス28におけるテレビをクリックし、且つ確認ウィジェット29をクリックした場合、テレビは、リビングルームグループ23に追加される。
【0067】
実際の応用において、目標機器220によってブロードキャストされた信号は、他の要因により消去するや干渉を受ける可能性がある。このような状況が参照機器230によって受信された信号に影響することを回避するために、目標機器220は、信号を複数回ブロードキャストしてもよい。参照機器230によって複数回受信された信号が当該参照機器230と目標機器220との間の距離を正確に反映するように、目標機器220は、さらに、同じ送信電力に基づいて信号をブロードキャストするように構成される。
【0068】
以上のように、本発明に供される機器グルーピング管理システムでは、管理側でグルーピングを予め行うとき、管理側が信号をブロードキャストする旨の指令を目標機器へ送信し、他の参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信した後、受信した目標機器からブロードキャストされた信号強度を管理側へフィードバックし、管理側が受信された当該信号強度に応じて、参照機器を順番付けることにより、スマート機器を逐一に検索してグルーピングすることによる低効率および高エラー率という関連技術の問題を解決し、ユーザが当該目標機器とは同一のグループに位置する可能性のある機器を素早く選択でき、グルーピングの効率およびグルーピングの正確性が向上する。
【0069】
ユーザが目標機器を追加するためのウィジェットをクリックした直後に、対応する選択可能な機器をユーザへ表示するため、ユーザが機器を逐一に検索する時間が節約される。
【0070】
目標機器の種別を取得し、同一の種別の参照機器を選別し、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別し、選別した参照機器を順番付けることで、ユーザが同一の部屋内にあるスマート機器に対して便利に管理制御や保守することができ、順番付けの時間が減少し、順番付けの効率が向上する。
【0071】
順番付け後の参照機器のうちユーザによって選択された参照機器を目標グループに追加することで、参照機器を目標グループに快速に追加する効果を奏する。
【0072】
目標機器が同じ送信電力に基づいて信号をブロードキャストするように設定するため、参照機器によって受信された信号の信号強度が各参照機器と目標機器との間の距離を良好に反映できる。さらに管理側が当該参照機器からフィードバックされた信号の信号強度に応じて順番付けるため、これらの参照機器の順番付けの正確性が向上する。
【0073】
図3は、一実施例による機器グルーピング管理方法を示すフローチャートである。当該機器グルーピング管理方法は、
図1に示す実施環境における管理側120に適用される。
図3に示すように、当該機器グルーピング管理方法は、以下のステップを含む。
【0074】
ステップ301では、目標機器を目標グループに追加する旨の追加指令を受信した後、ブロードキャスト指令を目標機器へ送信し、ブロードキャスト指令は、目標機器が信号をブロードキャストするようにトリガするために用いられる。
【0075】
ステップ302では、参照機器から送信された信号強度を受信し、信号強度は、参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信したときに取得した信号の信号強度である。
【0076】
ステップ303では、各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を順番付ける。
【0077】
以上のように、本発明に供される機器グルーピング管理方法では、管理側でグルーピングを予め行うとき、管理側が信号をブロードキャストする旨の指令を目標機器へ送信し、他の参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信した後、受信した目標機器からブロードキャストされた信号強度を管理側へフィードバックし、管理側が受信された当該信号強度に応じて、参照機器を順番付けることにより、スマート機器を逐一に検索してグルーピングすることによる低効率および高エラー率という関連技術の問題を解決し、ユーザが当該目標機器とは同一のグループに位置する可能性のある機器を素早く選択でき、グルーピングの効率およびグルーピングの正確性が向上する。
【0078】
図4Aは、別の実施例による機器グルーピング管理方法を示すフローチャートである。当該機器グルーピング管理方法は、
図1に示す実施環境における管理側120に適用される。
図4Aに示すように、当該機器グルーピング管理方法は、以下のステップを含む。
【0079】
ステップ401では、目標機器を目標グループに追加する旨の追加指令を受信した後、ブロードキャスト指令を目標機器へ送信し、ブロードキャスト指令は、目標機器が信号をブロードキャストするようにトリガするために用いられる。
【0080】
目標機器は、ユーザが管理側で選択したグルーピングすべきスマート機器である。
【0081】
ここで所謂目標グループは、ユーザによって確立された、複数のスマート機器を格納するためのグループであってもよい。統一管理するために、目標グループは、同一の部屋に位置するスマート機器、あるいは同時制御する必要があるスマート機器を格納してもよい。
【0082】
実施時において、目標グループは、管理側が予め設定したものであってもよいし、ユーザが手動で追加したものであってもよい。ユーザは、目標グループを手動で追加した場合、追加した目標グループを名づけることもできる。
【0083】
追加指令は、ユーザが選択されたスマート機器を目標グループに追加する際に生成される指令であってもよい。例を挙げると、ユーザが管理側における1つのスマート機器を選定し、ある目標グループに供される追加ウィジェットをトリガした後、管理側は、当該スマート機器を当該目標グループに追加する旨の追加指令を生成する。
【0084】
好ましくは、管理側は、ブロードキャスト指令を目標機器へ送信するとき、目標機器が信号をブロードキャストする回数と、信号をブロードキャストする際の時間間隔とをさらに指示してもよい。例えば、管理側は、限定された回数および時間間隔をパラメータとしてブロードキャスト指令に対応するデータパケットに追加する。それ相応に、目標機器は、当該データパケットを受信すると、含まれる回数および時間間隔を解析可能であるため、指示された回数ブロードキャストするまで、管理側によって指示された時間間隔に応じて信号をブロードキャストすることができる。これにより、各参照機器が何れも目標機器からブロードキャストされた信号を受信できることを確保する。
【0085】
好ましくは、ブロードキャスト指令は、目標機器がブロードキャストするブロードキャスト回数およびブロードキャストする際の時間間隔を指示しなくてもよい。目標機器は、予め設定されたブロードキャスト回数および時間間隔に応じて、信号をブロードキャストしてもよい。
【0086】
好ましくは、管理側がブロードキャスト指令を目標機器へ送信する。当該ブロードキャスト指令には、目標機器が信号をブロードキャストする際の電力が含まれてもよい。それ相応に、当該目標機器は、当該ブロードキャスト指令に含まれる電力に基づいて信号をブロードキャストしてもよい。
【0087】
好ましくは、ブロードキャスト指令には、電力が含まれなくてもよい。目標機器は、予め設定された電力に基づいて信号をブロードキャストしてもよい。
【0088】
ステップ402では、参照機器から送信された信号強度を受信する。信号強度は、参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信したときに取得した信号の信号強度である。
【0089】
管理側は、参照機器から送信された信号強度を受信する。当該信号強度は、参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信したときに取得した信号の信号強度である。
【0090】
好ましくは、参照機器は、受信した信号の信号強度を管理側へフィードバックするに加えて、当該信号を受信した参照機器の識別子をフィードバックしてもよい。
【0091】
好ましくは、参照機器は、信号強度を管理側へフィードバックする際、信号強度をデータパケットのボディ内にパッケージ化してもよい。好ましくは、参照機器は、自身の識別子を当該データパケットのボディあるいは先頭内にパッケージ化してもよい。こうして、管理側は、当該データパケットをアンパッケージ化した後、当該参照機器から受信された信号の信号強度および当該参照機器の識別子を便利に取得できる。
【0092】
ステップ403では、各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を順番付ける。
【0093】
ある可能な実施形態では、管理側は、各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、信号強度の強い順に各参照機器をソートしてもよい。一般的に、参照機器は、信号強度をフィードバックする際に、参照機器の識別子を対応的にフィードバックする。そのため、管理側は、信号強度に応じてこれらの信号強度に対応する識別子を順番付けてもよい。つまり、信号強度を送信した参照機器を順番付ける。
【0094】
スマート機器に対してグルーピングを行うために、管理側は、まず、各スマート機器を自動的に取得し、それからこれらのスマート機器をユーザへ提供する。こうして、ユーザは、その中から1つのスマート機器を目標機器として選択することができる。好ましくは、管理側によって取得された各スマート機器は、管理側にログインされたユーザアカウントにバインディングされた各スマート機器、または、管理側とは同一のLAN内に位置する各スマート機器である。
【0095】
ステップ404では、順番付け後の参照機器から選択された1つの参照機器を特定し、参照機器を目標グループに追加する。
【0096】
管理側は、順番付け後の参照機器のうち、ユーザによって選択された1つの参照機器を受信し、ユーザによって選択されたその機器を目標グループに追加する。これにより、目標機器と、ユーザによって選択されたその参照機器とは、同一の目標グループに属する。
【0097】
以上のように、本発明に供される機器グルーピング管理方法では、管理側でグルーピングを予め行うとき、管理側が信号をブロードキャストする旨の指令を目標機器へ送信し、他の参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信した後、受信した目標機器からブロードキャストされた信号強度を管理側へフィードバックし、管理側が受信された当該信号強度に応じて、参照機器を順番付けることにより、スマート機器を逐一に検索してグルーピングすることによる低効率および高エラー率という関連技術の問題を解決し、ユーザが当該目標機器とは同一のグループに位置する可能性のある機器を素早く選択でき、グルーピングの効率およびグルーピングの正確性が向上する。
【0098】
目標機器が同じ送信電力に基づいて信号をブロードキャストするため、参照機器によって受信された信号の信号強度が各参照機器と目標機器との間の距離を良好に反映できる。さらに管理側が当該参照機器からフィードバックされた信号の信号強度に応じて順番付けるため、これらの参照機器の順番付けの正確性が向上する。
【0099】
説明すべき点は、実施時において、同一のグループにおけるスマート機器の種別が同一の種別であってもよい。その際、目標機器を1つ追加する場合、当該目標機器とは同一の種別のスマート機器を表示してもよい。こうして、ユーザは、同一のグループに追加できるスマート機器を後で選択してもよい。その際、
図4Bを参照すると、ステップ403は、ステップ403a〜ステップ403bに置き換えられてもよい。
【0100】
ステップ403aでは、目標機器の種別を取得し、目標機器とは同一の種別の参照機器、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別する。
【0101】
ステップ403bでは、各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、選別した参照機器を順番付ける。
【0102】
上記ステップが上記システム実施例において解釈されたため、本実施例は、繰返し説明しない。
【0103】
目標機器の種別を取得し、同一の種別の参照機器を選別し、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別し、選別した参照機器を順番付けることで、ユーザが同一の部屋内にあるスマート機器に対して便利に管理制御や保守することができ、順番付けの時間が減少し、順番付けの効率が向上する。
【0104】
説明すべき別の点は、
図4Cを参照し、ステップ401の前に、ステップ400a、ステップ400bおよびステップ400cをさらに含んでもよい。
【0105】
ステップ400aでは、目標グループを設置する旨の設置指令を受信し、設置指令に基づいて、目標機器を追加するためのウィジェットが配置された目標グループを生成する。
【0106】
ステップ400bでは、ウィジェットがトリガされた後、取得された各スマート機器を表示し、各スマート機器は、管理側にログインされたユーザアカウントにバインディングされた各スマート機器、または、管理側とは同一のLAN内に位置する各スマート機器である。
【0107】
ステップ400cでは、表示されている各スマート機器のうち選定されたスマート機器を目標機器として特定する。
【0108】
ユーザが目標機器を追加するためのウィジェットをクリックした直後に、対応する選択可能な機器をユーザへ表示するため、ユーザが機器を逐一に検索する時間が節約される。
【0109】
図5は、一実施例による機器グルーピング管理装置を示すブロック図である。当該機器グルーピング管理装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両者の組み合わせで上記実施環境における管理側120の全部または一部として実現されてもよい。
図5に示すように、当該機器グルーピング管理装置は、送信モジュール510、信号受信モジュール520およびソートモジュール530を備える。
【0110】
送信モジュール510は、目標機器を目標グループに追加する旨の追加指令を受信した後、ブロードキャスト指令を目標機器へ送信するように構成され、ブロードキャスト指令は、目標機器が信号をブロードキャストするようにトリガするために用いられる。
【0111】
目標機器は、ユーザが管理側で選択したグルーピングすべきスマート機器である。
【0112】
ここで所謂目標グループは、ユーザによって確立された複数のスマート機器を格納するためのグループであってもよい。統一管理するために、目標グループは、同一の部屋に位置する可能性があるスマート機器、あるいは同時制御する必要のあるスマート機器を格納してもよい。実施時において、目標グループは、管理側が予め設定したものであってもよいし、ユーザが手動で追加したものであってもよい。目標グループがユーザが手動で追加したものである場合、ユーザは、さらに、追加された目標グループを名づけてもよい。
【0113】
追加指令は、ユーザが選択されたスマート機器を目標グループに追加する際に発生する指令であってもよい。例えば、ユーザが管理側における1つのスマート機器を選定し、ある目標グループに供される追加ウィジェットをトリガした後、管理側は、当該スマート機器を当該目標グループに追加する旨の追加指令を生成する。
【0114】
好ましくは、送信モジュール510がブロードキャスト指令を目標機器へ送信する際に、目標機器が信号をブロードキャストする回数と、信号をブロードキャストする際の時間間隔とをさらに指示してもよい。例えば、送信モジュール510は、限定された回数および時間間隔をパラメータとしてブロードキャスト指令に対応するデータパケットに追加する。それ相応に、目標機器は、当該データパケットを受信すると、含まれる回数および時間間隔を解析可能であるため、指示された回数ブロードキャストするまで、送信モジュール510によって指示された時間間隔に応じて信号をブロードキャストすることができる。これにより、各参照機器が何れも目標機器からブロードキャストされた信号を受信できることを確保する。好ましくは、ブロードキャスト指令は、目標機器がブロードキャストするブロードキャスト回数および時間間隔を指示しなくてもよい。目標機器は、予め設定されたブロードキャスト回数および時間間隔に応じて、信号をブロードキャストしてもよい。
【0115】
好ましくは、送信モジュール510がブロードキャスト指令を目標機器へ送信する。当該ブロードキャスト指令には、目標機器が信号をブロードキャストする際の電力が含まれてもよい。それ相応に、当該目標機器は、当該ブロードキャスト指令に含まれる電力に基づいて信号をブロードキャストしてもよい。
【0116】
好ましくは、ブロードキャスト指令には、電力が含まれなくてもよい。目標機器は、予め設定された電力に基づいて信号をブロードキャストしてもよい。
【0117】
信号受信モジュール520は、参照機器から送信された信号強度を受信するように構成され、信号強度は、参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信したときに取得した信号の信号強度である。
【0118】
好ましくは、参照機器は、信号受信モジュール520へ、受信された信号の信号強度をフィードバックするに加えて、当該信号を受信した参照機器の識別子をフィードバックしてもよい。
【0119】
好ましくは、参照機器は、信号強度を信号受信モジュール520へフィードバックする際、信号強度をデータパケットのボディ内にパッケージ化してもよい。好ましくは、参照機器は、自身の識別子を当該データパケットのボディあるいは先頭内にパッケージ化してもよい。こうして、信号受信モジュール520は、当該データパケットをアンパッケージ化した後、当該参照機器から受信された信号の信号強度および当該参照機器の識別子を便利に取得できる。
【0120】
ソートモジュール530は、信号受信モジュール520によって受信された各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を順番付けるように構成される。
【0121】
好ましくは、ソートモジュール530は、さらに、信号受信モジュール520によって受信された各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を信号強度の強い順にソートするように構成される。
【0122】
一般的に、参照機器は、信号強度をフィードバックする際に、参照機器の識別子を対応的にフィードバックする。したがって、ソートモジュール530は、信号強度に応じて、これらの信号強度に対応する識別子を順番付けてもよい。つまり、信号強度を送信した参照機器を順にソートする。
【0123】
スマート機器に対するグルーピングを実現するために、管理側は、まず、各スマート機器を自動的に取得し、次に、これらのスマート機器をユーザへ提供する。こうして、ユーザは、中から1つのスマート機器を目標機器として選択する。好ましくは、管理側によって取得された各スマート機器は、管理側にログインされたユーザアカウントにバインディングされた各スマート機器、または、管理側とは同一のLAN内に位置する各スマート機器である。
【0124】
好ましくは、同一のグループにおけるスマート機器の種別が同一であってもよい。その際、目標機器を1つ追加する場合、当該目標機器とは同一の種別のスマート機器を表示してもよい。こうして、ユーザは、同一のグループに追加できるスマート機器を後で選択することができる。その際、ソートモジュール530は、取得サブモジュール531およびソートサブモジュール532をさらに備えてもよい。
【0125】
取得サブモジュール531は、目標機器の種別を取得し、目標機器と同じ種別の参照機器、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別するように構成される。
【0126】
ソートサブモジュール532は、取得サブモジュール531によって取得された各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、選別された参照機器を順番付けるように構成される。
【0127】
取得サブモジュール531は、目標機器の種別を取得し、同一の種別である参照機器、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別する。ソートサブモジュール532は、選別された参照機器を順番付ける。これにより、ユーザが同一の部屋内にあるスマート機器に対して便利に管理制御や保守することができ、順番付けの時間が減少し、順番付けの効率が向上する。
【0128】
好ましくは、当該装置は、生成モジュール540、表示モジュール550および特定モジュール560をさらに備える。
【0129】
生成モジュール540は、目標グループを設置する旨の設置指令を受信し、設置指令に基づいて、目標機器を追加するためのウィジェットが配置された目標グループを生成するように構成される。
【0130】
表示モジュール550は、生成モジュール540によって生成されたウィジェットがトリガされた後、取得された各スマート機器を表示するように構成される。各スマート機器は、管理側にログインされたユーザアカウントにバインディングされた各スマート機器、または、管理側とは同一のLAN内に位置する各スマート機器である。
【0131】
特定モジュール560は、表示モジュール550によって表示された各スマート機器のうち選定されたスマート機器を目標機器として特定するように構成される。
【0132】
好ましくは、当該装置は、追加モジュール570をさらに備える。
【0133】
追加モジュール570は、ソートモジュール530によって順番付けられた参照機器から選択された1つの参照機器を特定し、参照機器を目標グループに追加するように構成される。
【0134】
以上のように、本発明に供される機器グルーピング管理装置では、管理側でグルーピングを予め行うとき、管理側が信号をブロードキャストする旨の指令を目標機器へ送信し、他の参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信した後、受信した目標機器からブロードキャストされた信号強度を管理側へフィードバックし、管理側が受信された当該信号強度に応じて、参照機器を順番付けることにより、スマート機器を逐一に検索してグルーピングすることによる低効率および高エラー率という関連技術の問題を解決し、ユーザが当該目標機器とは同一のグループに位置する可能性のある機器を素早く選択でき、グルーピングの効率およびグルーピングの正確性が向上する。
【0135】
ユーザが目標機器を追加するためのウィジェットをクリックした直後に、対応する選択可能な機器をユーザへ表示するため、ユーザが機器を逐一に検索する時間が節約される。
【0136】
目標機器の種別を取得し、同一の種別の参照機器を選別し、または、所定の強度閾値よりも大きい信号強度の参照機器を選別し、選別した参照機器を順番付けることで、ユーザが同一の部屋内にあるスマート機器に対して便利に管理制御や保守することができ、順番付けの時間が減少し、順番付けの効率が向上する。
【0137】
順番付け後の参照機器のうちユーザによって選択された参照機器を目標グループに追加することで、参照機器を目標グループに快速に追加する効果を奏する。
【0138】
目標機器が同じ送信電力に基づいて信号をブロードキャストするように設定するため、参照機器によって受信された信号の信号強度が各参照機器と目標機器との間の距離を良好に反映できる。さらに管理側が当該参照機器からフィードバックされた信号の信号強度に応じて順番付けるため、これらの参照機器の順番付けの正確性が向上する。
【0139】
上記実施例の装置における各モジュールが操作を実行する具体的な方式が当該方法に関する実施例において詳細に記述されたため、ここで詳細に説明しない。
【0140】
本発明の一実施例は、本発明に供される機器グルーピング管理方法を実現可能な機器グルーピング管理装置を提供する。当該機器グルーピング管理装置は、プロセッサと、プロセッサの実行可能な指令を記憶するためのメモリとを備える。
【0141】
ただし、プロセッサは、
目標機器を目標グループに追加する旨の追加指令を受信した後、ブロードキャスト指令を目標機器へ送信し、
参照機器から送信された信号強度を受信し、
各参照機器からフィードバックされた信号強度に応じて、各参照機器を順番付けるように構成され、
ブロードキャスト指令は、目標機器が信号をブロードキャストするようにトリガするために用いられ、信号強度は、参照機器が目標機器からブロードキャストされた信号を受信したときに取得した信号の信号強度。
【0142】
図6は、一実施例による機器グルーピング管理のための装置を示すブロック図である。例えば、装置600は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機器、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療設備、フィットネス機器、PDAなどであってもよい。
【0143】
図6を参照すると、装置600は、処理ユニット602、メモリ604、電源ユニット606、マルチメディアユニット608、オーディオユニット610、入力/出力(I/O)インターフェース612、センサユニット614、および、通信ユニット616のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
【0144】
処理ユニット602は、通常は、表示、電話発呼、データ通信、カメラ操作および記録操作に関連する操作のような、装置600の全般操作を制御する。処理ユニット602は、上記機器グルーピング管理方法の全部または一部のステップを実施させるように、指令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ618を含んでもよい。また、処理ユニット602は、処理ユニット602と他のユニットとの間の相互作用を容易にするように、1つ又は複数のモジュールを含んでもよい。例えば、処理ユニット602は、マルチメディアユニット608と処理ユニット602との間の相互作用を容易にするように、マルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0145】
メモリ604は、各タイプのデータを記憶して装置600での操作をサポートするように構成される。これらのデータの例示は、装置600で操作するための任意のアプリケーションもしくは方法の指令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオなどを含む。メモリ604は、如何なる種別の揮発性もしくは不揮発性記憶装置またはそれらの組合せで実現されてもよい。例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクであってもよい。
【0146】
電源ユニット606は、装置600のユニットのそれぞれに電力を供給する。電源ユニット606は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、並びに、他の装置600用の電力を生成、管理および配分するに関する他のユニットを含んでもよい。
【0147】
マルチメディアユニット608は、前記装置600とユーザとの間に1つの出力インターフェースを供給するスクリーンを含む。一部の実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンは、タッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するように、ディスプレイスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネルでのジェスチャを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチあるいはスライド動作の境界を感知するだけではなく、タッチあるいはスライド操作と関連する継続時間および圧力をさらに検出することができる。一部の実施例では、マルチメディアユニット608は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置600が操作モード、例えば、撮影モードあるいはビデオモードであるとき、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラおよびバックカメラのそれぞれは、1つの固定の光学レンズシステムであってもよいし、焦点距離および光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0148】
オーディオユニット610は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオユニット610は、マイク(MIC)を備え、装置600が操作モード、例えば、発呼モード、記録モードおよび音声識別モードであるとき、マイクは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、さらに、メモリ604に格納される、または、通信ユニット616を介して送信されることができる。一部の実施例では、オーディオユニット610は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備える。
【0149】
I/Oインターフェース612は、処理ユニット602とペリフェラルインターフェースモジュールとの間でインターフェースを供給するものであり、上記ペリフェラルインターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンには、ホームページボタン、ボリュームボタン、起動ボタンおよびロックボタンが含まれてもよいが、それらに限定されない。
【0150】
センサユニット614は、様々な側面での状態推定を装置600に供給するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサユニット614は、装置600のオン/オフ状態、ユニットの相対位置を検出することができ、ユニットは、例えば、装置600のディスプレイおよびキーパッドである。センサユニット614は、さらに、装置600もしくは装置600の1つのユニットの位置変更、ユーザと装置600との接触の存在もしくは非存在、装置600の方位もしくは加速/減速および装置600の温度変化をさらに検出することができる。センサユニット614は、如何なる物理的接触もないとき、近辺にある物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサユニット614は、さらに、イメージングアプリケーションに使用される光センサ、例えばCMOSまたはCCD画像センサを含んでもよい。一部の実施例では、当該センサユニット614は、さらに、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサを含んでもよい。
【0151】
通信ユニット616は、装置600と他の機器間の無線または有線方式の通信ができるように構成される。装置600は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2Gもしくは3Gなどの通信規格、またはそれらの組合せに基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。ある実施例では、通信ユニット616は、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報をブロードキャストチャネルを介して受信する。ある実施例では、通信ユニット616は、さらに、短距離通信を容易にするように、ニアフィールド通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術および他の技術によって実現されてもよい。
【0152】
実施例では、装置600は、機器グルーピング管理方法を実行するための1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたは他の電子部品によって実現されてもよい。
【0153】
実施例では、指令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、指令を含むメモリ604をさらに提供し、上記指令が装置600のプロセッサ618によって実行されることで上記機器グルーピング管理方法を実施させることができる。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスクおよび光データ記憶機器などであってもよい。
【0154】
当業者は、明細書を考慮し、ここに公開された発明を実践した後、本発明の他の実施案を容易に想到する。本願は、本発明の如何なる変形、用途または適合もカバーすることを意図する。これらの変形、用途または適合は、本発明の一般的な仕組みに従い、かつ、本発明に公開されていない当分野における公知常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は単なる例示と見なされ、本発明の本当の範囲および思想は添付する特許請求の範囲によって与えられる。
【0155】
本発明が以上で記載され、且つ図面に示された正確な構造に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な補正や変更も可能であることは理解されるべきである。本発明の範囲は、添付する特許請求の範囲のみによって限定される。
【0156】
本願は、出願番号が201510847066.9であり、出願日が2015年11月27日である中国特許出願に基づいて優先権を主張する。当該中国特許出願の全ての内容は、ここに参考として引用される。