【文献】
タッチスライダー機能を搭載した「初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone」、遊びやすくなった「モンスターハンター メダルハンティング コンパクト」など最新アーケードゲームが登場した「SEGA PRIVATE SHOW 2013」,Gamer,2013年 9月 5日,[online], 2018年9月3日検索,URL,https://www.gamer.ne.jp/news/201309050017/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施例を組み合わせる等)して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
【0011】
[外観構成]
図1を参照して、本実施形態におけるゲーム装置1の外観構成の例を説明する。ゲーム装置1は、例えば日本全国の各地域に所在しているアミューズメント施設に設けられた業務用のアーケードゲーム装置の一種である。ゲームのプレイヤは、ゲーム装置1により出力される例えば音楽及びゲーム画像(動画を含む)に合わせて、操作のためにタッチパッドのスライド等をすることによりゲームを楽しむことができる。
【0012】
ゲーム装置1は、筐体10、入力装置11、表示装置12、スピーカ13、センサ14、及びコイン投入口15を備える。
【0013】
筐体10は、略四角柱の形状である箱体10Aと、箱体10Aを覆うように箱体10Aに接合されて設けられたカバー10Bとを備える。カバー10Bは、アクリル等の透過性のある部材で構成されており、箱体10Aの上部を覆い、箱体10Aの上方に空間を形成し、かつ、箱体10Aの上方側面の一部に開口領域を形成するように設けられている。以下の説明において、筐体10において、カバー10Bの開口領域が形成されている側を「正面」とする。
【0014】
入力装置11は、箱体10Aの上面の正面側に形成されている。入力装置11は、箱体10Aと一体的に形成されてもよいし、別体として形成されてもよい。本実施形態では、入力装置11は、箱体10Aとは別体として形成される場合を説明する。ゲームのプレイヤは、入力装置11の上面に設けられた操作キーを介して、ゲームのプレイのための操作入力を行うことができる。なお、この入力装置11は、上面にタッチパッドを有し、数センチ程度の厚みを持っており、箱体10Aの上面に設置されている。このようにすることで、プレイヤは箱体10Aから上方向に離間した位置で操作している感覚を得ることが出来るようになり、後述するセンサ14による上方向の操作入力と組み合わせて、左右上下の操作を体感し易くすることが出来るようになっている。
【0015】
表示装置12は、箱体10Aの上面であって、正面から見て入力装置11の奥に設けられている。表示装置12は、その正面側に傾斜面を有し、当該傾斜面に、ゲームを表現又は演出するための画像(例えば、静止画、動画、映像等)を表示するための表示領域を形成する。
【0016】
スピーカ13は、表示装置12の上端部に隣接するように設けられている。スピーカ13は、ゲームを表現又は演出するための音楽や、効果音を出力する。
【0017】
センサ14は、カバー10Bの開口領域の淵であって、入力装置11の上方付近に設けられている。センサ14は、プレイヤの動き(例えば、プレイヤの手の動き)を感知し、当該感知した動きに基づいた情報を操作入力情報として検知する。なお、図示しないが、センサ14の近傍にLED等の発光部材を設け、カバー10B内に光を透過させ、かつ、カバー10Bの外側表面の一部(センサ14の上下方向の幅)に細かい凹凸を設けて、カバー10Bを透過する光がここで乱反射して内側に向かって放出されるようにしてもよい。このようにすることで、プレイヤは、正面の表示装置12を注視していても、表示装置12の両端からセンサ14に向かってセンサ14の高さでカバー10Bが発光している様子を視界内に捉えることができるため、センサ14の高さを認識しやすくすることができる。
【0018】
コイン投入口15は、箱体10Aの上面に設けられている。コイン投入口15は、ゲームのプレイヤが、ゲームプレイの対価として投入するコインを受け付ける。
【0019】
図2を参照して、入力装置11の構成を説明する。
図2は、入力装置11の分解図である。入力装置11は、ベース111、センサ基板112、プレート113、スリット114、カバー115、及びシート116を備える。また、入力装置11は、センサ基板112、プレート113、スリット114、カバー115、及びシート116により構成されるタッチパッド11Aを備える。当該タッチパッド11Aは、例えば、プレイヤの手などのシート116への接触や、シート116への当該接触の状態で行われるスライドに基づいた情報を入力する静電容量方式の構成を採用する。タッチパッド11Aへ入力された情報は、センサ基板112を介してゲーム装置1の他の構成へ送信される。
【0020】
ベース111上には、センサ基板112が設けられている。センサ基板112上には、複数のプレート113と、複数のスリット(仕切り部材)114とが並べられて設けられている。また、プレート113と、スリット114とにより、パネル部材を形成する。パネル部材(プレート113及びスリット114)は、センサ基板112の上面に設けられた後述する発光部材及びタッチセンサと対向するようにセンサ基板112上に設けられる。カバー115は、ベース111との間で、センサ基板112と、プレート113と、スリット114とを挟み込むように設けられる。カバー115は、複数のネジNにより、ベース111にネジ止めされる。カバー115におけるプレート113及びスリット114に対向する位置には、プレート113及びスリット114を覆うようにシート116が設けられる。このシート116は、周囲に粘着剤が塗布されており(図示せず)、この粘着剤により、カバー115に張り付けられている。このとき、シート116の周囲の一部分には粘着剤を塗布しないようにすることで、貼り付けの際に接触面の空気を逃がし、皺が形成されにくくなるようにしている。
【0021】
図3を参照して、センサ基板112の構成を説明する。
図3は、センサ基板112の外観斜視図を示している。センサ基板112の上面には、タッチセンサ112Aと、複数の発光部材(例えば、LED)112Bとが設けられている。すなわち、センサ基板112の同一面に、タッチセンサ112A(センサ)及び発光部材112Bが設けられている。複数のタッチセンサ112Aは、センサ基板112の長手方向に並べて設けられている。複数の発光部材112Bは、タッチセンサ112Aの長手方向に、タッチセンサ112Aと並行するように並べて設けられている。なお、この発光部材112Bは、複数色の色を切り替えて発光するよう構成されており、プレート113及びスリット114毎に発光色を変更することが可能に構成されている。
【0022】
図4を参照して、プレート113の構成を説明する。プレート113は、透過性を有する部材で形成される。プレート113は、発光部材112Bから照射された光により発光(面発光)するように構成されている板状の領域である発光領域113Aと、当該発光領域113Aの長手方向の一方の端部に設けられた凸部113Bとを有する。発光領域113Aの発光方法については後述する。
【0023】
図4に示されているように、プレート113は、長手方向に並行に並べられた2つの発光領域113Aを有する。2つの発光領域113Aのそれぞれは、長手方向の一端に凸部113Bを有する。また、2つの発光領域113Aは、長手方向における、凸部113Bが設けられた側とは逆側の端部において互いに接合されている。2つの発光領域113Aの間に設けられている隙間(空間)は、スリット114を配置することができる程度のサイズを有する。
【0024】
プレート113の長手方向における2つの発光領域113Aの接合部が設けられている側の端部の先端面には、反射部材として光が透過しにくい反射テープ113Rが張り付けられている。
【0025】
また、凸部113Bは、凸部113Bの頂部113Baから発光領域113Aの方向とは逆方向に傾斜する傾斜部113Bbを有する。当該傾斜部113Bbの上面にも、反射部材として同様の反射テープ113Rが張り付けられている。
【0026】
なお、本実施形態において、2つの発光領域113Aと、2つの凸部113Bとを有する部材を1つのプレートとしているが、これに限定せず、プレート113における1つの発光領域113Aと1つの凸部113Bとの組み合わせを1つのプレートと呼んでもよい。また、本実施形態において、プレート113は、2つの発光領域113Aと、2つの凸部113Bとを有し、当該2つの発光領域113Aは端部において互いに接合されているが、プレート113の構成はこれに限定しない。例えば、1つの発光領域113Aと、1つの凸部113Bとが設けられ、発光領域113Aの端部側面と傾斜部113Bbとに反射テープ113Rが張り付けられた部材を1つのプレート113として構成してもよい(すなわち、2つの発光領域113Aを端部において互いに接合しない構成を採用してもよい。)。
【0027】
図5を参照して、スリット114の構成を説明する。スリット114は、透過性を有する部材で形成される。スリット114は、発光部材112Bから照射された光により発光(面発光)するように構成されている棒状の領域である発光領域114Aと、当該発光領域114Aの長手方向の一方の端部に設けられた凸部114Bとを有する。発光領域114Aの発光方法については後述する。
【0028】
スリット114の発光領域114Aの側面(すなわち、プレート113と並べて配置されたときにプレート113と接する面)には、両面が反射部材として構成されている光が透過しにくい反射テープ114Rが張り付けられている。
【0029】
このように反射テープ114Rが張り付けられていることにより、プレート113の発光領域113Aの発光による光は、反射テープ114Rにより反射されるため、隣接するスリット114に漏れることはない。同様に、スリット114の発光領域114Aの発光による光も、反射テープ114Rにより反射されるため、隣接するプレート113に漏れることはない。そのため、複数の発光領域113A及び発光領域114Aのうち、発光している発光領域113A及び発光領域114Aを確認しながらゲームをプレイしているプレイヤは、発光している発光領域113A及び発光領域114Aの位置を正確に把握することができる。例えば、異なる色で発光している(又は消灯している)発光領域113A又は発光領域114Aの位置を正確に把握することができる。その結果、入力装置11によれば、プレイヤがゲームをプレイするときの操作性を向上させることができる。なお、スリット114の発光領域114Aの側面ではなく、これに接するプレート113の側面のほうに反射テープ114Rを張り付けるようにしてもよい。
【0030】
また、凸部114Bは、凸部114Bの頂部114Baから発光領域114Aの方向とは逆方向に傾斜する傾斜部114Bbを有する。当該傾斜部114Bbの上面には、反射部材として反射テープ114Rが張り付けられている。
【0031】
なお、本実施形態において、反射部材として、反射テープ113R及び反射テープ114Rがプレート113又はスリット114に張り付けられる構成としているが、反射部材の構成及び反射部材を設ける方法はこれに限定されない。他の方法として、例えば、プレート113及びスリット114に対して、反射部材を吹き付ける又は塗布するようにしてもよい。さらに他の例として、並べて配置されているプレート113及びスリット114の間に挟み込むように独立した部材として反射部材が設けられるような構成を採用することもできる。
【0032】
図6を参照して、プレート113の発光領域113Aの発光方法の例について説明する。
図6(a)は、入力装置11の完成図を示しており、
図6(b)は、
図6(a)に示した入力装置11のI−I線断面図の一部を示している。
【0033】
図6(b)には、プレート113に対応する位置(具体的には、プレート113の傾斜部113Bbの裏面を照射可能な位置)に設けられた発光部材112Bから照射された光の光路が矢印により示されている。すなわち、発光部材112Bから照射された光は、凸部113Bの内部を通過して、反射テープ113Rの傾斜部113Bbとの接触面(すなわち、反射テープ113Rの裏面)により反射され、発光領域113Aの内部に進入する。発光領域113Aの内部に進入した光は、発光領域113Aにより導光され、発光領域113Aは、受光した光により面発光するように構成されている(例えば、発光領域113Aの裏面に細かい凹凸を設け、プレート113内を透過する光がここで乱反射して発光領域113Aの表面から外部に放出される。)。発光領域113A内を通過する光は、発光領域113Aの長手方向における端部の面に張り付けられている反射テープ113Rと、プレート113に並んで配置されたスリット114の側面に張り付けられた反射テープ114Rとにより反射する。そのため、反射テープ113R及び反射テープ114Rが設けられた面からは光は漏れない。
【0034】
また、
図6(b)に示されているように、プレート113の凸部113Bは、発光部材112Bと対向する面に、段差部61を有する。段差部61は、センサ基板112上に設けられたタッチセンサ112Aよりも高い背丈(センサ基板112の上面に対して垂直方向上側における高さ)を有する発光部材112Bの高さに応じた段差を形成するように設けられている。すなわち、プレート113をセンサ基板112の上面に配置したときに、発光部材112Bの高さに関わらず、発光領域113Aの下面とタッチセンサ112Aの上面とが接する(若しくは、近距離で配置される)ことができるような形状で、段差部61は設けられる。つまり、段差部61の形状は、発光部材112Bの形状に応じて規定される。
【0035】
このようにプレート113には段差部61が設けられている。そのため、センサ基板112の上面に設けられた発光部材112Bの形状に関わらず、プレート113の発光領域113Aの下面がタッチセンサ112Aの上面に接する(又は近接する)ように(すなわち、タッチセンサ112Aに対応するように)プレート113を配置することができる。
【0036】
図6を参照してプレート113の発光領域113Aの発光方法の例を説明したが、スリット114の発光領域114Aも同様の方法により発光する。すなわち、スリット114に対応する位置(具体的には、スリット114の傾斜部114Bbの裏面を照射可能な位置)に設けられた発光部材112Bから照射された光は、凸部114Bの内部を通過して、反射テープ114Rの傾斜部114Bbとの接触面(すなわち、反射テープ114Rの裏面)により反射され、発光領域114Aの内部に進入する。発光領域114Aの内部に進入した光は、発光領域114Aにより導光され、発光領域114Aは、受光した光により面発光するように構成されている(例えば、発光領域114Aの裏面に細かい凹凸を設け、スリット114内を透過する光がここで乱反射して発光領域114Aの表面から外部に放出される。)。発光領域114A内を通過する光は、発光領域114Aの側面に張り付けられた反射テープ114Rにより反射する。そのため、反射テープ114Rが張り付けられた面からは光は漏れない。
【0037】
また、図示しないが、スリット114の凸部114Bも、発光部材112Bと対向する面に、段差部61と同様の形状の段差部を有する。スリット114の凸部114Bが有する段差部の形状は、発光部材112Bの形状に応じて規定される。スリット114の凸部114Bにはこのような段差部が設けられていることにより、センサ基板112の上面に設けられた発光部材112Bの形状に関わらず、スリット114の発光領域114Aの下面がタッチセンサ112Aの上面に接する(又は近接する)ように(すなわち、タッチセンサ112Aに対応するように)スリット114を配置することができる。
【0038】
次に、
図7を参照して、入力装置11のタッチパッド11A上に規定される操作キー(操作ボタン、又は操作領域)について説明する。
図7は、ゲーム装置1の正面図の一部を示している。
【0039】
図7(a)は、入力装置11のタッチパッド11A上に操作キーが規定される前の状態を示しており、同図において、タッチパッド11Aの上面には、複数のプレート113(16の発光領域113A)及びスリット114(15の発光領域114A)の位置が破線で示されている。上述した複数の発光部材112Bのそれぞれを独立した制御により点灯又は消灯することにより、複数の発光領域113A及び発光領域114Aのそれぞれを面発光又は消灯させることや、異なる色で面発光させることができる。このように発光領域113A及び発光領域114Aの面発光を制御することにより、タッチパッド11A上に操作キーを規定することができる。
【0040】
図7(b)は、タッチパッド11A上に規定された操作キーの例を示している。この例では、発光領域113A及び発光領域114Aの面発光を制御することにより、操作キー11Aa、操作キー11Ab、操作キー11Ac、及び操作キー11Adが規定されている。すなわち、タッチパッド11A上に4種類の操作キーが規定されている。例えば、操作キー11Adは、16の発光領域113Aのうち一番右から隣接する4つと、これらの発光領域113Aの間にある3つの発光領域114Aとを同じ色で面発光させることにより規定された1つの操作キーである。ゲームのプレイヤは、ゲームの進行に応じて、これら4種類の操作キーに指を接触させ、又は接触した状態でスライドすることにより、操作指示を入力し、ゲームをプレイすることができる。
【0041】
また、上述のとおり、発光領域113A及び発光領域114Aは透過性を有する部材により形成されているが、発光領域113Aと発光領域114Aとの間には、反射テープ114Rが反射部材として設けられているため、発光領域113Aの面発光による光が発光領域114Aの領域に漏れず、また、逆に、発光領域114Aの面発光による光が発光領域113Aの領域に漏れない。そのため、発光領域113A及び発光領域114Aの面発光の制御により、外観上、明確に操作キーを規定することができる。
【0042】
以上のように本実施形態によれば、発光領域113Aと発光領域114Aとの間には、反射テープ114Rが反射部材として設けられているため、発光領域113Aの面発光による光が発光領域114Aの領域に漏れず、また、逆に、発光領域114Aの面発光による光が発光領域113Aの領域に漏れない。そのため、発光している発光領域113A及び発光領域114Aを確認しながらゲームをプレイしているプレイヤは、発光している発光領域113A及び発光領域114Aの位置を正確に把握することができる。その結果、入力装置11によれば、プレイヤがゲームをプレイするときの操作性を向上させることができる。
【0043】
[ハードウェア構成]
図8を参照して、ゲーム装置1の内部の主要なハードウェア構成を説明する。ゲーム装置1は、制御部801、通信部804、記憶部805、音声出力部806、画像出力部806、操作入力部808、及び支払入力部809を主に備える。
【0044】
制御部801は、CPU802及びメモリ803を主に備えて構成される。ゲーム装置1は、例えば、CPU802がメモリ803等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能実現手段として機能する。なお、
図8は、ゲーム装置1が備える主要な構成を示しているにすぎず、ゲーム装置1は、一般的なアーケードゲーム装置又は情報処理装置が備える他の構成も備えうる。
【0045】
制御部801では、CPU802は、記憶部805等に記憶されたプログラム(例えば、ゲームプログラム)をメモリ803に展開して実行する。制御部801は、当該プログラムの実行及びゲーム装置1が備える各種構成からの制御信号に応じて、ゲーム装置1が備える各種構成の動作を制御し、また、各種処理の実行を制御する。
【0046】
特に、制御部801は、ゲームの進行及びプレイヤによる操作指示に応じて、上述した複数の発光部材112Bのそれぞれを独立した制御により点灯又は消灯することにより、複数の発光領域113A及び発光領域114Aのそれぞれを面発光又は消灯させることや、異なる色で面発光させることができる。このように発光領域113A及び発光領域114Aの面発光を制御することにより、タッチパッド11A上に操作キーを規定することができる。
【0047】
通信部804は、図示しないネットワークを介して外部装置と通信するための通信インタフェースである。通信部804は、例えば、ゲームの進行のために制御部801で処理されるための情報を外部装置から受信し、制御部801による処理結果の情報を外部装置に送信する。
【0048】
記憶部805は、ハードディスク等の記憶装置によって構成される。記憶部805は、制御部801における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び制御部801による処理結果により得られた各種の情報を記憶する。
【0049】
音声出力部806は、制御部801の制御に応じて、記憶部805に記憶されている音声や効果音に関する情報に基づいて、ゲームの演出用音声や効果音を出力する。
【0050】
画像出力部807は、制御部801の制御に応じて、記憶部805に記憶された情報等を用いて、画像情報を生成し、出力表示する。
【0051】
操作入力部808は、ゲームのプレイヤからの入力装置11及びセンサ14を介した操作入力に基づいた入力信号を受け付け、当該入力信号を制御部801に送信する。
【0052】
支払入力部809は、コイン投入口15からのコインの投入や、ゲーム装置1へのカード(プリペイドカードやIDカード)の挿入により、ゲームプレイの対価が支払われたことを検知し、当該支払に応じた制御信号を制御部801に送信する。
【0053】
以上、本願の開示する技術の複数の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものではない。以下に変形例を説明する。
【0054】
[変形例1]
図9から
図11を参照して変形例1について説明する。上記の実施形態において、プレート113は凸部113Bを有し、スリット114は凸部114Bを有する構成としたが、このような構成に限定しない。変形例1は、プレート及びスリットが凸部を有しない場合の構成について説明する。ここでは、上記の実施形態と異なる内容についてのみ説明し、上記の実施形態と同様の内容については説明を省略する。
【0055】
図9を参照して、変形例1におけるプレート1113を説明する。
図9(a)は、プレート1113の斜視図を示しており、
図9(b)は、プレート1113の側面図を示している。同図に示されているように、プレート1113は、板状の形状である発光領域1113Aを有するが、凸部を有さない。また、プレート1113は、長手方向の一方の端部において、上面から傾斜する傾斜部1113Bbを有する。傾斜部1113Bbは、上記の実施形態における傾斜部113Bbと同様に、反射部材が設けられており、発光部材112Bから受けた光を反射し、発光領域1113Aを面発光させる。
【0056】
図10を参照して、変形例1におけるスリット1114を説明する
図10(a)は、スリット1114の斜視図を示しており、
図10(b)は、スリット1114の側面図を示している。同図に示されているように、スリット1114は、棒状の形状である発光領域1114Aを有するが、凸部を有さない。
【0057】
また、スリット1114は、長手方向の一方の端部において、上面から傾斜する傾斜部1114Bbを有する。傾斜部1114Bbは、上記の実施形態における傾斜部114Bbと同様に、反射部材が設けられており、発光部材112Bから受けた光を反射し、発光領域1114Aを面発光させる。
【0058】
図11を参照して、変形例1における入力装置11の構成を説明する。
図11は、入力装置11の分解図である。入力装置11は、ベース111、センサ基板112、スペーサ1117、プレート1113、スリット1114、カバー115、及びシート116を備える。
【0059】
変形例1では、センサ基板112と、プレート1113及びスリット1114との間に、スペーサ1117が設けられている。スペーサ1117は、ガラスや樹脂等の透過性を有する部材により構成される。スペーサ1117は、センサ基板112上に設けられたタッチセンサ112Aを覆う程度のサイズ及び形状で構成される。スペーサ1117は、タッチセンサ112Aの上面を覆い、かつ、発光部材112Bの上面は覆わない位置に配置される。また、スペーサ1117は、プレート1113及びスリット1114が発光部材112Bに接触しない(若しくは丁度接触する)程度の厚みで形成される。
【0060】
スペーサ1117はこのように形成及び配置されることにより、センサ基板112上に設けられたタッチセンサ112Aよりも発光部材112Bの方が高い背丈(センサ基板112の上面に対して垂直方向上側における高さ)を有するときに、発光部材112Bの高さに関わらず、タッチセンサ112Aの上面に対して並行に、プレート1113及びスリット1114を配置することができる。
【0061】
[変形例2]
上記の実施形態において、プレート間(又はプレートの発光領域間)にスリットを配置することによりパネル部材を形成する構成としたが、パネル部材の構成はこれに限定しない。プレート間(又はプレートの発光領域間)にスリットを配置しない構成を採用することもできる。このとき、反射部材がプレートの発光領域間に設けられる。