【実施例】
【0044】
実施例1
(1)SAMの作成
カルボキシ−EG
6−ウンデカンチオール(20-(11-メルカプトウンデカニルオキシ)−3,6,9,12,15,18−ヘキサオキサエイコサノイックアシッド、同仁化学研究所、C445)の100μMのエタノール溶液(10mL )にBiacore T-200で使用するセンサーチップ(GE Healthcare, SIA Kit Au, BR-1004-05)を25℃で一晩振蕩浸漬を行い、チップの金表面上に自己組織化単分子膜(SAM)を作成した。振蕩浸漬後のセンサーチップはエタノール及びMilli−Q水で洗浄後、窒素で乾燥させた。
【0045】
(2)ビオチン誘導体の固定化
塩酸1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(株式会社ペプチド研究所社、4mg/100μL,)とN−ヒドロキシスルホスクシンイミドナトリウム(s-NHS、和光純薬工業株式会社、2mg/mL)のMES buffer(2-Morpholinoethanesulfonic acid, monohydrate、80mM、pH5.60)溶液をそれぞれ1:1の割合で混合した溶液を、SAMを作成したセンサーチップ上に300μL着滴し10分間静置した。その後、Milli−Q水で洗浄後、再度、上記の着滴操作を繰り返し行うことにより、SAM表面のカルボキシル基を活性エステル基へと変換した。次に、N-(5-アミノペンチル)ビオチンアミド(トリフルオロ酢酸塩)を等モルのトリエチルアミンで中和した1μMのDMF溶液(10mL)にチップを浸漬し、25℃で2時間振盪させた。その後、チップをMilli−Q水で洗浄後、チップ表面上へ1M−エタノールアミン溶液300μLを10分間着滴し、未反応の活性エステルの加水分解処理を行い、この着滴操作は2回繰り返して行った。その後、Dulbecco's phosphate-buffered saline (ライフテクノロジー社、DPBS、14190−144、pH7.0-7.3)でチップを洗浄後、窒素で乾燥後、SPR測定に供した。SPR測定はBiacore T200を用い、25℃で行った。
【0046】
(3)抗ビオチン抗体の固定化
ビオチン化されたセンサーチップ表面への抗ビオチン抗体の固定化は、抗ビオチン抗体(アブカム社、ab53494、Rabbit polyclonal)をランニングバッファーであるDPBSに溶解した100μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、15分間送液後、再びランニングバッファーを15分間送液することにより行った。抗ビオチン抗体固定化量は3376.4RUであった。
【0047】
(4)Protein A/Gの固定化
抗ビオチン抗体が固定化されたセンサーチップ表面へのProtein A/G(Pierce 21186、Recombinant Protein A/G from E.coli、6ドメイン)の固定化は、Protein A/GをランニングバッファーであるDPBSに溶解した100μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で15分間送液後、再びランニングバッファーを15分間送液することにより行った。Protein A/G固定化量は558.4RUであった。
【0048】
(5)抗アディポネクチン抗体の固定化
抗ビオチン抗体及びProtein A/Gが固定化されたセンサーチップ表面への抗アディポネクチン抗体(R&D SYSTEM、Human Adiponectin/Acrp30 Antibody、Monoclonal Mouse IgG
2B,MAB10651)の固定化は、抗アディポネクチン抗体をランニングバッファーであるDPBSに溶解した100μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、20分間送液後、再びランニングバッファーを40分間することにより行った。抗アディポネクチン抗体固定化量は1104.9RUであった。結果を表1に示す。
【0049】
(6)BSAブロッキング
抗アディポネクチン抗体が固定化されたセンサーチップ表面のBovine Serum Albumin(SIGMA社、BSA,A3059-10G)によるブロッキングはBSAをランニングバッファーであるDPBSに溶解したPBS溶液(1mg/mL)をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、20分間送液後、再びランニングバッファーを40分間送液することにより行った。BSA吸着量674.7RUであった。
【0050】
(7)抗原(アディポネクチン)結合量
(1)〜(6)の操作により作成したセンサーチップ表面上への抗原結合量のSPR測定もBiacore T200を用い、25℃で行った。ランニングバッファーとしてはBSA濃度が1mg/mLの0.05%(V/W)Tween20含有DPBS溶液を使用した。アディポネクチン(Enzo Life Sciences社 ALX-522-063-C050、Human、Recombinant, HEK293 cells)もランニングバッファーに溶解して使用し、1.0μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で20分間送液後、再びランニングバッファーを20分間送液し抗原結合量を測定した。抗原結合量は、リファレンスデータにより補正して求めた。リファレンスデータとしては、抗アディポネクチン抗体を固定化する工程で、抗アディポネクチン抗体の代わりに抗ビオチン抗体を固定化した検出界面を作成し、その界面における抗原結合量を測定値から差し引いて補正を行った。補正後の抗原結合量は336.2RUであった。結果を表1に示す。
【0051】
実施例2
(1)SAMの作成
実施例の(1)の方法に従いSAMを作製した。
【0052】
(2)ビオチン誘導体の固定化
実施例1の(2)の方法に従い、ビオチン誘導体N-(5-アミノペンチル)ビオチンアミド(トリフルオロ酢酸塩)の固定化を行った。ただし、ビオチン誘導体溶液濃度は10μMで行った。
【0053】
(3)抗ビオチン抗体の固定化
実施例1の(3)の方法に従い、抗ビオチン抗体の固定化を行った。抗ビオチン抗体固定化量は6318.9RUであった。
【0054】
(4)Protein A/Gの固定化
実施例1の(4)の方法に従い、Protein A/Gの固定化を行った。Protein A/G固定化量は718.3RUであった。
【0055】
(5)抗アディポネクチン抗体の固定化
実施例1の(5)の方法に従い、抗アディポネクチン抗体の固定化を行った。抗アディポネクチン抗体固定化量は934.8RUであった。結果を表1に示す。
【0056】
(6)BSAブロッキング
実施例1の(6)の方法に従い、BSAブロッキングを行った。BSA吸着量は360.8RUであった。
【0057】
(7)抗原(アディポネクチン)結合量
実施例1の(7)の方法に従い、抗原結合量を測定した。補正後の抗原結合量は285.8RUであった。結果を表1に示す。
【0058】
実施例3
(1)混合SAMの作成
10−カルボキシ−1−デカンチオール(同仁化学研究所、C385)の500μMのエタノール溶液と11−ヒドロキシ−1−ウンデカンチオール(同仁化学研究所、H337)の500μMのエタノール溶液を1:9の割合で混合した混合溶液(10mL )にBiacore T-200で使用するセンサーチップ(GE Healthcare, SIA Kit Au, BR-1004-05)を25℃で10分間、振蕩浸漬を行い、センサーチップの金表面上に自己組織化単分子膜(SAM)を作成した。振蕩浸漬後のセンサーチップ表面はエタノール及びMilli−Q水で洗浄後、窒素で乾燥させた。
【0059】
(2)ビオチン誘導体の固定化
実施例1の(2)の方法に従い、ビオチン誘導体N-(5-アミノペンチル)ビオチンアミド(トリフルオロ酢酸塩)の固定化を行った。ただし、ビオチン誘導体溶液濃度は1mMで行った。
【0060】
(3)抗ビオチン抗体の固定化
実施例1の(3)の方法に従い、抗ビオチン抗体の固定化を行った。抗ビオチン抗体固定化量は5095.7RUであった。
【0061】
(4)Protein A/Gの固定化
実施例1の(4)の方法に従いProtein A/Gの固定化を行った。Protein A/G固定化量は889.9RUであった。
【0062】
(5)抗アディポネクチン抗体の固定化
実施例1の(5)の方法に従い抗アディポネクチン抗体の固定化を行った。抗アディポネクチン抗体固定化量は1609.7RUであった。結果を表1に示す。
【0063】
(6)BSAブロッキング
実施例1の(6)の方法に従いBSAブロッキングを行った。BSA吸着量は946.4RUであった。
【0064】
(7)抗原(アディポネクチン)結合量
実施例1の(7)の方法に従い、抗原結合量を測定した。補正後の抗原結合量は275.7RUであった。結果を表1に示す。
【0065】
実施例4
(1)混合SAMの作成
実施例3の(1)の方法に従い、混合SAMを作成した。
ただし、チオール試薬10−カルボキシ−1−デカンチオールと11−ヒドロキシ−1−ウンデカンチオールの溶液を、1:99の割合で混合した混合溶液を使用した。。
【0066】
(2)ビオチン誘導体の固定化
実施例3の(2)の方法に従い、ビオチン誘導体の固定化を行った。
【0067】
(3)抗ビオチン抗体の固定化
実施例1の(3)の方法に従い抗ビオチン抗体の固定化を行った。抗ビオチン抗体固定化量は4892.8RUであった。
【0068】
(4)Protein A/Gの固定化
実施例1の(4)の方法に従いProtein A/Gの固定化を行った。Protein A/G固定化量は884.2RUであった。
【0069】
(5)抗アディポネクチン抗体の固定化
実施例1の(5)の方法に従い、抗アディポネクチン抗体の固定化を行った。抗アディポネクチン抗体固定化量は1623.1RUであった。結果を表1に示す。
【0070】
(6)BSAブロッキング
実施例1の(6)の方法に従い、BSAブロッキングを行った。BSA吸着量は907.6RUであった。
【0071】
(7)抗原(アディポネクチン)結合量
実施例1の(7)の方法に従い、抗原結合量の測定を行った。補正後の抗原結合量は320.8RUであった。結果を表1に示す。
【0072】
実施例5
(1)混合SAMの作成
実施例3の(1)の方法に従い、混合SAMの作成を行った。
ただし、10−カルボキシ−1−デカンチオールと11−ヒドロキシ−1−ウンデカンチオールの溶液を、1:1999の割合で混合した混合溶液を使用した。
【0073】
(2)ビオチン誘導体の固定化
実施例3の(2)の方法に従い、ビオチン誘導体の固定化を行った。
【0074】
(3)抗ビオチン抗体の固定化
実施例1の(3)の方法に従い、抗ビオチン抗体の固定化を行った。抗ビオチン抗体固定化量は4791.6RUであった。
【0075】
(4)Protein A/Gの固定化
実施例1の(4)の方法に従い、Protein A/Gの固定化を行った。Protein A/G固定化量は889.5RUであった。
【0076】
(5)抗アディポネクチン抗体の固定化
実施例1の(5)の方法に従い、抗アディポネクチン抗体の固定化を行った。抗アディポネクチン抗体固定化量は1556.1RUであった。結果を表1に示す。
【0077】
(6)BSAブロッキング
実施例1の(6)に従い、BSAブロッキングを行った。BSA吸着量は1184.1RUであった。
【0078】
(7)抗原(アディポネクチン)結合量
実施例1の(7)の方法に従い、抗原結合量の測定を行った。補正後の抗原結合量は258.5RUであった。結果を表1に示す。
【0079】
比較例1
(1)SAMの作成
実施例1の(1)の方法に従い、SAMの作成を行った。ただしチオール試薬のエタノール溶液容量は5mLで行った。
【0080】
(2)抗アディポネクチン抗体の固定化
抗アディポネクチン抗体の固定化以降の工程は、Biacore T200を用い、流速10μL/min、25℃で行った。SAMを作製したセンサーチップをBiacore T200にセットし、塩酸1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(4mg/100μL)とN−ヒドロキシスルホスクシンイミドナトリウム(2mg/mL)のMES buffer 溶液をそれぞれ1:1の割合で混合した溶液を7分間送液後、ランニングバッファーであるPBSに溶解した50μg/mLの抗アディポネクチン抗体溶液を20分間送液した。さらに、このチップに1Mのエタノールアミン水溶液を7分間送液することで未反応の活性エステルの加水分解処理を行い、その後、再びランニングバッファーを5分間送液した。抗アディポネクチン抗体固定化量は429.1RUであった。結果を表1に示す。
【0081】
(3)BSAブロッキング
抗アディポネクチン抗体が固定化されたセンサーチップ表面のBSAによるブロッキングはBSAをランニングバッファーであるDPBSに溶解したPBS溶液(1mg/mL)をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、15分間送液後、再び、ランニングバッファーを5分間送液することにより行った。BSA吸着量は112.9RUであった。
【0082】
(4)抗原(アディポネクチン)結合量
(1)〜(3)の操作により作成したセンサーチップ表面上への抗原結合量のSPR測定をBiacore T200を用い、25℃で行った。ランニングバッファーとしてはBSA濃度が1mg/mLの0.05%(V/W)Tween20含有DPBS溶液を使用した。アディポネクチンもその溶液に溶解して使用し、1.0μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で15分間送液後、再びランニングバッファーを10分間送液することにより行った。抗原結合量は、リファレンスデータにより補正して求めた。リファレンスデータとしては、抗アディポネクチン抗体を固定化する工程で、抗アディポネクチン抗体の代わりに抗インターロイキン6(IL6)抗体(R&D SYSTEM、Human IL-6 Antibody、Monoclonal Mouse IgG
2B,MAB2061)を固定化した検出界面を作成し、その界面における抗原結合量を測定値から差し引いて補正を行った。補正後の抗原結合量は100.7RUであった。結果を表1に示す。
【0083】
【表1】
【0084】
実施例6
(1)SAMの作成
実施例1の(1)の方法に従いSAMの作成を行った。
【0085】
(2)ビオチン誘導体の固定化
実施例1の(2)の方法に従い、ビオチン誘導体N-(5-アミノペンチル)ビオチンアミド(トリフルオロ酢酸塩)の固定化を行った。ただし、ビオチン誘導体溶液濃度は100μMで行った。
【0086】
(3)抗ビオチン抗体の固定化
ビオチン化されたセンサーチップ表面への抗ビオチン抗体の固定化は、25℃で抗ビオチンモノクローナル抗体(アブカム社、ab36406、Mouse monoclonal)をランニングバッファーであるDPBSに溶解した5.0μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、30分間送液後、再びランニングバッファーを20分間することにより行った。抗ビオチン抗体固定化量は4493.2RUであった。
【0087】
(4)Protein Gの固定化
抗ビオチン抗体が固定化されたセンサーチップ表面へのProtein G(BioVision,6501、Recombinant Protein G,3ドメイン)の固定化は、25℃でProtein GをランニングバッファーであるDPBSに溶解した40μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。Protein G固定化量は841.4RUであった。
【0088】
(5)抗CRP抗体の固定化
抗ビオチン抗体及びProtein Gが固定化されたセンサーチップ表面への抗CRP抗体(R&D SYSTEM、Human C−Reactive protein Antibody、Monoclonal Mouse IgG
2B,MAB17071-500)の固定化は、25℃で抗CRP抗体をランニングバッファーであるDPBSに溶解した100μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。抗CRP抗体固定化量は2013.1RUであった。結果を表2に示す。
【0089】
(6)BSAブロッキング
抗CRP抗体が固定化されたセンサーチップ表面のBSAによるブロッキングはBSAをランニングバッファーであるDPBSに溶解したPBS溶液(1mg/mL)をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、20分間送液後、再び、ランニングバッファーを10分間送液することにより行った。BSA吸着量は-194.3RUであった。
【0090】
(7)抗原(CRP)結合量
(1)〜(6)の操作により作成したセンサーチップ表面上への抗原結合量のSPR測定をBiacore T200を用い、25℃で行った。ランニングバッファーとしてはBSA濃度が1mg/mLの0.05%(V/W)Tween20含有DPBS溶液を使用した。C−Reactive protein(CRP、R&D SYSTEM社1707-CR-200、Mouse myeloma cell line)をランニングバッファーに溶解して使用し、1.0μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより抗原結合量を測定した。上記(5)において抗CRP抗体の代わりに抗インターロイキン6抗体を固定化したリファレンス界面では、CRP溶液を送液しても抗原抗体反応が観測されなかったことから、本工程において、抗原の検出界面への顕著な物理吸着は起こっていないと考えられ、CRP結合量は512.6RUであった。結果を表2に示す。
【0091】
実施例7
(1)SAMの作成
実施例1の(1)の方法に従いSAMの作成を行った。
【0092】
(2)ビオチン誘導体の固定化
実施例6の(2)の方法に従い、ビオチン誘導体N-(5-アミノペンチル)ビオチンアミド(トリフルオロ酢酸塩)の固定化を行った。
【0093】
(3)抗ビオチン抗体の固定化
実施例6の(3)の方法に従い、抗ビオチン抗体を固定化した。抗ビオチン抗体固定化量は4631.5RUであった。
【0094】
(4)Protein A/Gの固定化
抗ビオチン抗体が固定化されたセンサーチップ表面へのProtein A/G(Pierce 21186、Recombinant Protein A/G from E.coli,6ドメイン)の固定化は、25℃でProtein A/GをランニングバッファーであるDPBSに溶解した25μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。Protein A/G固定化量は622.4RUであった。
【0095】
(5)抗CRP抗体の固定化
実施例6の(5)の方法に従い行った。抗CRP抗体の固定化量は2303.4RUであった。結果を表2に示す。
【0096】
(6)BSAブロッキング
実施例6の(6)の方法に従い行った。BSA吸着量は-19.4RUであった。
【0097】
(7)抗原(CRP)結合量
実施例6の(7)の方法に従い行った。CRP結合量は422.4 RUであった。結果を表2に示す。
【0098】
実施例8
(1)SAMの作成
実施例1の(1)の方法に従いSAMの作成を行った。
【0099】
(2)ビオチン誘導体の固定化
実施例6の(2)の方法に従い、ビオチン誘導体N-(5-アミノペンチル)ビオチンアミド(トリフルオロ酢酸塩)の固定化を行った。
【0100】
(3)抗ビオチン抗体の固定化
実施例6の(3)の方法に従い、抗ビオチン抗体を固定化した。抗ビオチン抗体固定化量は4702.1RUであった。
【0101】
(4)Protein A/Gの固定化
抗ビオチン抗体が固定化されたセンサーチップ表面へのProtein A/G(BioVision社6502、Recombinant Protein A/G from E.coli、8ドメイン)の固定化は、25℃でProtein A/GをランニングバッファーであるDPBSに溶解した30μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。Protein A/G固定化量は868.2RUであった。
【0102】
(5)抗CRP抗体の固定化
実施例6の(5)の方法に従い行った。抗CRP抗体固定化量は3455.9RUであった。結果を表2に示す。
【0103】
(6)BSAブロッキング
実施例6の(6)の方法に従い行った。BSA吸着量は-106.2RUであった。
【0104】
(7)抗原(CRP)結合量
実施例6の(7)の方法に従い行った。CRP結合量は744.6RUであった。結果を表2に示す。
【0105】
比較例2
(1)SAMの作成
比較例1の(1)の方法に従い行った。
【0106】
(2)抗CRP抗体の固定化
抗CRP抗体の固定化以降の工程は、Biacore T200を用い、流速10μL/min、25℃で行った。SAMを作製したセンサーチップをBiacore T200にセットし、EDC(4mg/100μL)とs-NHS(2mg/mL)のMES buffer 溶液をそれぞれ1:1の割合で混合した溶液を7分間送液後、ランニングバッファーであるPBSに溶解した50μg/mLの抗CRP抗体溶液を20分間送液した。さらに、このチップに1Mのエタノールアミン水溶液を7分間送液することで未反応の活性エステルの加水分解処理を行い、その後、再びランニングバッファーを5分間送液した。抗CRP抗体固定化量は1564.4RUであった。結果を表2に示す。
【0107】
(3)BSAブロッキング
抗CRP抗体が固定化されたセンサーチップ表面のBSAによるブロッキングはBSAをランニングバッファーであるPBSに溶解したPBS溶液(1mg/mL)をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、15分間送液後、再び、ランニングバッファーを5分間送液することにより行った。BSA吸着量は73.6RUであった。
【0108】
(4)抗原結合量
(1)〜(3)の操作により作成したセンサーチップ表面上への抗原結合量のSPR測定をBiacore T200を用い、25℃で行った。ランニングバッファーとしてはBSA濃度が1mg/mLの0.05%(V/W)Tween20含有DPBS溶液を使用した。C−Reactive protein(CRP、R&D SYSTEM社1707-CR-200、Mouse myeloma cell line)もその溶液に溶解して使用し、1.0μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で15分間送液後、再びランニングバッファーを10分間送液することにより行った。抗原抗体反応量は、リファレンスデータにより補正して求めた。リファレンスデータとしては、抗CRP抗体を固定化する工程で、抗CRP抗体の代わりに抗インターロイキン6(IL6)抗体を固定化した検出界面を作成し、その界面における抗原抗体反応量を測定値から差し引いて補正を行った。補正後のCRP結合量は284.2RUであった。結果を表2に示す。
【0109】
【表2】
【0110】
実施例9
(1)mPEG化界面の作成
mPEG(メトキシポリエチレングリコール)化界面の作成はBiacore T-200を使用して37℃で行った。ランニングバッファーとしてDulbecco's phosphate-buffered saline (ライフテクノロジー社、DPBS、14190−144、pH7.0-7.3、250g)に塩化ナトリウム14.61gを添加した溶液を用いた。ランニングバッファーに溶解したmPEGチオール5k(Creative PEG works社製,mPEG-SH, MW 5000,PLS-604, 1mg/mL)のランニングバッファー溶解溶液をセンサーチップ上へ15μL/minの流速で20 分間送液後、ランニングバッファーを10分間、0.05N−NaOH溶液を1分間、ランニングバッファーを3分間、0.05N−NaOH溶液を1分間、その後、ランニングバッファーを15μL/minの流速で11分間送液した。この一連の操作を2回繰り返して行いmPEGチオール5kをセンサーチップ表面へ固定化した。mPEGチオール5kの固定化量は合計2940.1RUであった。次にmPEGチオール2k(Creative PEG works社製,mPEG-SH, MW 2000,PLS-605)を同条件で同一チップ上にさらに固定化した。mPEGチオール2kの固定化量は合計65.6RUであった。
【0111】
(2)抗mPEG抗体の固定化
mPEG化されたセンサーチップ表面への抗mPEG抗体の固定化は、25℃で抗mPEGモノクローナル抗体(アブカム社ab51257、Mouse monoclonal、Anti-Polyethylene glycol antibody [PEG-B-47])をランニングバッファーであるDPBSに溶解した10.0μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、30分間送液後、再びランニングバッファーを20分間送液することにより行った。抗mPEG抗体固定化量は3906.9RUであった。
【0112】
(3)Protein A/Gの固定化
抗mPEG抗体が固定化されたセンサーチップ表面へのProtein A/G(Pierce 21186、Recombinant Protein A/G from E.coli、6ドメイン)の固定化は、25℃でProtein A/GをランニングバッファーであるDPBSに溶解した101μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。Protein A/G固定化量は636.8RUであった。
【0113】
(4)抗CRP抗体の固定化
抗mPEG抗体及びProtein A/Gが固定化されたセンサーチップ表面への抗CRP抗体(R&D SYSTEM、Human C−Reactive protein Antibody、Monoclonal Mouse IgG
2B)の固定化は、25℃で抗CRP抗体をランニングバッファーであるDPBSに溶解した100μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、30分間送液後、再び、ランニングバッファーを30分間送液することにより行った。抗CRP抗体固定化量は2841.9RUであった。結果を表3に示す。
【0114】
(5)BSAブロッキング
実施例6の(6)の方法に従い行った。BSA吸着量は-38.5RUであった。
【0115】
(6)抗原(CRP)結合量
実施例6の(7)の方法に従い行った。CRP結合量は407.9RUであった。結果を表3に示す。
【0116】
実施例10
(1)mPEG化界面の作成
mPEG化界面の作成はBiacore T-200を使用して37℃で行った。ランニングバッファーとしてDulbecco's phosphate-buffered saline (ライフテクノロジー社、DPBS、14190−144、pH7.0-7.3、250g)に塩化ナトリウム14.61gを添加した溶液を用いた。ランニングバッファーに溶解したmPEGチオール2k(Creative PEG works社製,mPEG-SH, MW 2000,PLS-605,1mg/mL )のランニングバッファー溶解溶液をセンサーチップ上へ15μL/minの流速で20分間送液後、ランニングバッファーを20分間、0.05N−NaOH溶液を1分間、ランニングバッファーを3分間、0.05N−NaOH溶液を1分間、その後、ランニングバッファーを15μL/minの流速で11分間送液した。この一連の操作を5回繰り返して行いmPEGチオール2kをセンサーチップ表面へ固定化した。mPEGチオール2kの固定化量は合計1959.7RUであった。次にポリ(エチレングリコール)メチルエーテルチオール800(mPEGチオール800,Sigma社製,729108, average Mn 800,1mg/mL)を同条件の操作を5回繰り返して行い同一チップ上にさらに固定化した。mPEGチオール800の固定化量は合計90.6RUであった。
【0117】
(2)抗mPEG抗体の固定化
mPEG化されたセンサーチップ表面への抗mPEG抗体の固定化は、25℃で抗mPEG抗体(アブカム社ab51257、Mouse monoclonal、Anti-Polyethylene glycol antibody [PEG-B-47])をランニングバッファーであるDPBSに溶解した5.0μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。抗mPEG抗体固定化量は3126.6RUであった。
【0118】
(3)Protein A/Gの固定化
抗mPEG抗体が固定化されたセンサーチップ表面へのProtein A/G(Pierce 21186、Recombinant Protein A/G from E.coli、6ドメイン)の固定化は、25℃でProtein A/GをランニングバッファーであるDPBSに溶解した1000μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で30分間送液後、再びランニングバッファーを50分間送液することにより行った。Protein A/G固定化量は684.6RUであった。
【0119】
(4)抗CRP抗体の固定化
実施例9の(4)の方法に従い行った。抗CRP抗体固定化量は3448.0RUであった。結果を表3に示す。
(5)BSAブロッキング
抗CRP抗体が固定化されたセンサーチップ表面のBSAによるブロッキングはBSAをランニングバッファーであるDPBSに溶解したPBS溶液(1mg/mL)をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、20分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。BSA吸着量は-119.3RUであった。
【0120】
(6)抗原(CRP)結合量
実施例6の(7)の方法に従い行った。CRP結合量は662.8RUであった。結果を表3に示す。
【0121】
実施例11
(1)mPEG化界面の作成
実施例9の(1)の方法に従い行った。mPEGチオール5kの固定化量は合計3055.1RU、mPEGチオール2kの固定化量は合計63.4RUであった。
【0122】
(2)抗mPEG抗体の固定化
実施例9の(2)の方法に従い行った。抗mPEG抗体固定化量は3828.4RUであった。
【0123】
(3)Protein A/Gの固定化
抗mPEG抗体が固定化されたセンサーチップ表面へのProtein A/G(BioVision社6502、Recombinant Protein A/G from E.coli、8ドメイン)の固定化は、25℃でProtein A/GをランニングバッファーであるDPBSに溶解した119μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。Protein A/G固定化量は819.8RUであった。
【0124】
(4)抗CRP抗体の固定化
実施例9の(4)に従い行った。抗CRP抗体固定化量は3207.8RUであった。結果を表3に示す。
【0125】
(5)BSAブロッキング
実施例6の(6)の方法に従い行った。BSA吸着量は-119.8RUであった。
【0126】
(6)抗原(CRP)結合量
実施例6の(7)の方法に従い行った。CRP結合量は536.1RUであった。結果を表3に示す。
【0127】
【表3】
【0128】
実施例12
(1)ビオチンPEG化界面の作成
ビオチンPEG化界面の作成はBiacore T-200を使用して37℃で行った。ランニングバッファーとして塩化ナトリウム濃度が1MのPBS溶液(pH7.4,0.05M )を用いた。ランニングバッファーに溶解したビオチン化PEGチオール5k(NANOCS社製,Biotin PEG Thiol, PG2-BNTH-5k, 1mg/mL)のランニングバッファー溶解溶液をセンサーチップ上へ15μL/minの流速で20分間送液後、ランニングバッファーを10分間、0.05N−NaOH溶液を1分間、ランニングバッファーを3分間、0.05N−NaOH溶液を1分間、その後、ランニングバッファーを15μL/minの流速で11分間送液した。この一連の操作を2回繰り返して行いビオチン化PEGチオール5kをセンサーチップ表面へ固定化した。ビオチン化PEGチオール5kの固定化量は合計1781.2RUであった。次にmPEGチオール2k(Creative PEG works社製,mPEG-SH, MW 2000,PLS-605, 1mg/mL)を同条件で同一チップ上にさらに固定化した。mPEGチオール2kの固定化量は合計545.5RUであった。
【0129】
(2)抗ビオチン抗体の固定化
実施例6の(3)の方法に従い行った。ただし抗ビオチン抗体溶液は濃度が10.0μg/mLの溶液を使用して行った。抗ビオチン抗体固定化量は3604.5RUであった。
【0130】
(3)Protein A/Gの固定化
抗ビオチン抗体が固定化されたセンサーチップ表面へのProtein A/G(Pierce 21186、Recombinant Protein A/G from E.coli、6ドメイン)の固定化は、25℃でProtein A/GをランニングバッファーであるDPBSに溶解した100μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。Protein A/G固定化量は603.2RUであった。
【0131】
(4)抗CRP抗体の固定化
実施例6の(5)の方法に従い行った。抗CRP抗体固定化量は2329.5RUであった。結果を表4に示す。
【0132】
(5)BSAブロッキング
実施例6の(6)の方法に従い行った。BSA吸着量は-62.5RUであった。
【0133】
(6)抗原(CRP)結合量
実施例6の(7)に従い行った。CRP結合量は507.9RUであった。結果を表4に示す。
【0134】
実施例13
(1)ビオチンPEG化界面の作成
ビオチンPEG化界面の作成はBiacore T-200を使用して37℃で行った。ランニングバッファーとして塩化ナトリウム濃度が1MのPBS溶液(pH7.4,0.05M )を用いた。ランニングバッファーに溶解したビオチン化PEGチオール2k(NANOCS社製,Biotin PEG Thiol, PG2-BNTH-2k, 1mg/mL)のランニングバッファー溶解溶液をセンサーチップ上へ15μL/minの流速で20分間送液後、ランニングバッファーを10分間、0.05N−NaOH溶液を1分間、ランニングバッファーを3分間、0.05N−NaOH溶液を1分間、その後、ランニングバッファーを15μL/minの流速で11分間送液した。この一連の操作を2回繰り返して行いビオチン化PEGチオール2kをセンサーチップ表面へ固定化した。ビオチン化PEGチオール2kの固定化量は合計2121.6RUであった。次にポリ(エチレングリコール)メチルエーテルチオール800(mPEGチオール800,Sigma社製,729108, average Mn 800,1mg/mL)を同条件で同一チップ上にさらに固定化した。mPEGチオール800の固定化量は合計533.1RUであった。
【0135】
(2)抗ビオチン抗体の固定化
実施例6の(3)の方法に従い行った。ただし抗ビオチン抗体溶液は濃度が10.0μg/mLの溶液を使用して行った。抗ビオチン抗体固定化量は4623.3RUであった。
【0136】
(3)Protein A/Gの固定化
実施例12の(3)の方法に従い行った。Protein A/G固定化量は827.5RUであった。
【0137】
(4)抗CRP抗体の固定化
実施例6の(5)の方法に従い行った。抗CRP抗体固定化量は2889.3RUであった。結果を表4に示す。
【0138】
(5)BSAブロッキング
実施例6の(6)の方法に従い行った。BSAの吸着量は-48.9RUであった。
【0139】
(6)抗原(CRP)結合量
実施例6の(7)に従い行った。CRP結合量は559.6RUであった。結果を表4に示す。
【0140】
【表4】
【0141】
実施例14
(1)SAMの作成
実施例1の(1)の方法に従い行った。
【0142】
(2)ビオチン誘導体の固定化
実施例6の(2)の方法に従い行った。
【0143】
(3)ストレプトアビジンの固定化
ビオチン化されたセンサーチップ表面へのストレプトアビジンの固定化は、25℃でストレプトアビジン(Thermo SCIENTIFIC社、21122, 20mM Potassium Phosphate, pH6.5)の10mg/mL溶液をランニングバッファーである0.05%(V/W)Tween20含有DPBSで希釈した50μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、30分間送液後、再びランニングバッファーを10分間送液することにより行った。ストレプトアビジン固定化量は1367.6RUであった。
【0144】
(4)抗ストレプトアビジン抗体の固定化
ストレプトアビジンが固定化されたセンサーチップ表面への抗ストレプトアビジン抗体(R&D SYSTEM,Streptavidin Antibody,Recombinant Monoclonal Rabbit IgG Clone #1220C,MAB9020 )の固定化は、25℃で抗ストレプトアビジン抗体をランニングバッファーである0.05%(V/W)Tween20含有DPBSに溶解した50μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、30分間送液後、再びランニングバッファーを20分間送液することにより行った。抗ストレプトアビジン抗体固定化量は2981.9RUであった。
【0145】
(5)Protein A/Gの固定化
抗ストレプトアビジン抗体が固定化されたセンサーチップ表面へのProtein A/G(Pierce 21186、Recombinant Protein A/G from E.coli,6ドメイン)の固定化は、25℃でProtein A/Gをランニングバッファーである0.05%(V/W)Tween20含有DPBSに溶解した100μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。Protein A/G固定化量は715.7RUであった。
【0146】
(6)抗CRP抗体の固定化
抗ストレプトアビジン抗体及びProtein A/Gが固定化されたセンサーチップ表面への抗CRP抗体(R&D SYSTEM、Human C−Reactive protein Antibody、Monoclonal Mouse IgG
2B)の固定化は、25℃で抗CRP抗体をランニングバッファーである0.05%(V/W)Tween20含有DPBSに溶解した100μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液することにより行った。抗CRP抗体固定化量は3402.8RUであった。結果を表5に示す。
【0147】
(7)抗原(CRP)結合量
(1)〜(6)の操作により作成したセンサーチップ表面上への抗原結合量のSPR測定は、Biacore T200を用い、25℃で行った。C−Reactive protein(CRP、R&D SYSTEM社1707-CR-200、Mouse myeloma cell line)をランニングバッファーである0.05%(V/W)Tween20含有DPBSに溶解して使用し、1.0μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で30分間送液後、再びランニングバッファーを30分間送液し抗原結合量を測定した。上記(5)において抗CRP抗体の代わりに抗インターロイキン6抗体を固定化したリファレンス界面では、CRP溶液を送液しても抗原抗体反応が観測されなかったことから、本工程において、抗原の検出界面への顕著な物理吸着は起こっていないと考えられ、CRP結合量は629.7RUであった。結果を表5に示す。
【0148】
【表5】
【0149】
実施例15
(1)BSA(Bovine Serum Albumin)の吸着
測定用センサーチップ上へのBSA吸着量の測定は、Biacore T-200を用いて行い、測定用のセンサーチップ(GE Healthcare, SIA Kit Au, BR-1004-05)上へ、BSA(SIGMA社、A3059)をDPBS(Dulbecco's phosphate-buffered saline 、ライフテクノロジーズ社、14190−144、pH7.0-7.3)に溶解した0.25%(W/V)溶液を10μL/minの流速で、20分間送液後、再度ランニングバッファーを10分間送液することにより行った。BSA吸着量は2117.6RUであった。
【0150】
(2)抗BSA抗体の固定化
BSAを吸着させたセンサーチップ表面上への抗BSA抗体の固定化は、25℃で抗BSA抗体(Bioss Inc社、bs-0292R、ポリクローナル抗体)の1mg/mL溶液をランニングバッファーである0.05%(V/W)Tween20含有DPBSで希釈した50μg/mL溶液をセンサーチップ上に10μL/minの流速で、30分間送液後、再度ランニングバッファーを20分間送液することにより行った。抗BSA抗体固定化量は2828.9RUであった。
【0151】
(3)Protein A/Gの固定化
実施例14の(5)の方法に従い行った。Protein A/G固定化量は602.3RUであった。
【0152】
(4)抗CRP抗体の固定化
実施例14の(6)の方法に従い行った。抗CRP抗体固定化量は2802.4RUであった。結果を表6に示す。
【0153】
(5)抗原(CRP)結合量
実施例14の(7)の方法に従い行った。 CRP結合量は518.7RUであった。結果を表6に示す。
【0154】
実施例16
(1)SAMの作成
10−カルボキシ−1−デカンチオール(同仁化学研究所、C385)の100μMのエタノール溶液(10mL )にBiacore T-200で使用するセンサーチップ(GE Healthcare, SIA Kit Au, BR-1004-05)を25℃で一晩振蕩浸漬を行い、基板の金表面上に自己組織化単分子膜(SAM)を作成した。作成後の基板はエタノール及びMilli−Q水で洗浄後、窒素で乾燥させた。
【0155】
(2)BSA(Bovine Serum Albumin)の吸着
実施例15の(1)の方法に従い行った。ただし、BSA溶液は濃度が0.005%(W/V)の溶液を使用した。BSA吸着量は1338.7RUであった。
【0156】
(3)抗BSA抗体の固定化
実施例15の(2)の方法に従い行った。ただし抗BSA溶液は濃度が25μg/mLの溶液を使用して行った。抗BSA抗体固定化量は2557.9RUであった。
【0157】
(4)Protein A/Gの固定化
実施例14の(5)の方法に従い行った。Protein A/Gの固定化量は496.9RUであった。
【0158】
(5)抗CRP抗体の固定化
実施例14の(6)の方法に従い行った。抗CRP抗体固定化量は2815.8RUであった。結果を表6に示す。
【0159】
(6)抗原(CRP)結合量
実施例14の(7)の方法に従い行った。CRP結合量は513.6RUであった。結果を表6に示す。
【0160】
実施例17
(1)SAMの作成
実施例16の(1)の方法に従い行った。
【0161】
(2)BSA(Bovine Serum Albumin)の吸着
実施例15の(1)の方法に従い行った。BSA吸着量は2144.0RUであった。
【0162】
(3)抗BSA抗体の固定化
実施例16の(3)の方法に従い行った。抗BSA抗体固定化量は2518.0RUであった。
【0163】
(4)Protein A/Gの固定化
実施例14の(5)の方法に従い行った。Protein A/G固定化量は506.6RUであった。
【0164】
(5)抗CRP抗体の固定化
実施例14の(6)の方法に従い行った。
抗CRP抗体固定化量は2685.0RUであった。結果を表6に示す。
【0165】
(6)抗原結合量
実施例14の(7)の方法に従い行った。CRP結合量は480.6RUであった。結果を表6に示す。
【0166】
【表6】