【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例の技術案を以下のように達成する。
【0006】
第1の発明において、本発明の実施例によれば、ロバストヘッダ圧縮ROHCプロトコルに基づく切り替え方法が提供され、前記方法は、
ソース基地局から送信された第1のROHCコンテキスト情報を受信するステップと、
前記第1のROHCコンテキスト情報を学習して第2のROHCコンテキスト情報を得るステップと、を含む。
【0007】
前記第1のROHCコンテキスト情報は、ソース基地局とユーザー端末とのインタラクションに使用されるROHCコンテキスト情報であり、前記第1のROHCコンテキスト情報は、
前記ソース基地局とユーザー端末とのインタラクションに使用される第1のサービスストリームマークと、第1のデータストリームマークと、第1のROHC動作モードと、第1の圧縮側と解凍側の状態と、第1の静的コンテキストと、第1の動的コンテキストとを含み、
前記第2のROHCコンテキスト情報は、ターゲット基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークと、第2のデータストリームマークと、第2のROHC動作モードと、第2の圧縮側と解凍側の状態と、第2の静的コンテキストと、第2の動的コンテキストとを含むことが好ましい。
【0008】
前記ターゲット基地局が前記第1のROHCコンテキスト情報を学習して第2のROHCコンテキスト情報を得るステップは、
前記ターゲット基地局が、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のROHC動作モードとして前記第1のROHC動作モードを選択することと、
前記ターゲット基地局が、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2の圧縮側と解凍側の状態として前記第1の圧縮側と解凍側の状態を選択することと、
前記ターゲット基地局が、前記第1の静的コンテキストを、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2の静的コンテキストであって、サービスストリームを区別するための第2の静的コンテキストとすることと、
前記ターゲット基地局が、前記第1の動的コンテキストを、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2の動的コンテキストであって、圧縮と解凍処理を行うための第2の動的コンテキストとすることと、
前記ターゲット基地局が、前記第1のサービスストリームマークと前記ターゲット基地局自身の状態とに基づいて、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークを設定することと、
前記ターゲット基地局が、前記第1のデータストリームマークと前記ターゲット基地局自身の状態とに基づいて、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のデータストリームマークを設定することと、を含むことが好ましい。
【0009】
前記ターゲット基地局が、前記第1のサービスストリームマークと前記ターゲット基地局自身の状態とに基づいて、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークを設定することは、
前記ターゲット基地局が前記ターゲット基地局自身の状態に基づいて、前記第1のサービスストリームマークから、前記ターゲット基地局にサポートされる第1のサービスストリームマークである第3のサービスストリームマークを決定することと、
前記ターゲット基地局が、前記ターゲット基地局にサポートされつつ前記第1のサービスストリームマークに含まれていないサービスストリームマークである第4のサービスストリームマークを取得することと、
前記ターゲット基地局が、前記第3のサービスストリームマークを前記第4のサービスストリームマークと共に、前記ターゲット基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークとすることと、を含み、
対応するように、前記ターゲット基地局が、前記第1のデータストリームマークと前記ターゲット基地局自身の状態とに基づいて、前記ターゲット基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークを設定することは、
前記ターゲット基地局が前記ターゲット基地局自身の状態に基づいて、前記第1のデータストリームマークから、前記ターゲット基地局にサポートされる第1のデータストリームマークである第3のデータストリームマークを決定することと、
前記ターゲット基地局が、前記ターゲット基地局にサポートされつつ前記第1のデータストリームマークに含まれていないデータストリームマークである第4のデータストリームマークを取得することと、
前記ターゲット基地局が、前記第3のデータストリームマークを前記第4のデータストリームマークと共に、前記ターゲット基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のデータストリームマークとすることと、を含むことが好ましい。
【0010】
第2の発明において、本発明の実施例によれば、ロバストヘッダ圧縮ROHCプロトコルに基づく切り替え方法が提供され、前記方法は、
ソース基地局が第1のROHCコンテキスト情報を取得してターゲット基地局に送信するステップ、を含む。
【0011】
前記第1のROHCコンテキスト情報は、ソース基地局とユーザー端末とのインタラクションに使用される第1のサービスストリームマークと、第1のデータストリームマークと、第1のROHC動作モードと、第1の圧縮側と解凍側の状態と、第1の静的コンテキストと、第1の動的コンテキストとを含むことが好ましい。
【0012】
第3の発明において、本発明の実施例によれば、ターゲット基地局が提供され、前記ターゲット基地局は、
第1のROHCコンテキスト情報を受信するように構成される受信ユニットと、
前記第1のROHCコンテキスト情報を学習して第2のROHCコンテキスト情報を得るように構成される学習ユニットと、を備える。
【0013】
前記第1のROHCコンテキスト情報は、ソース基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第1のサービスストリームマークと、第1のデータストリームマークと、第1のROHC動作モードと、第1の圧縮側と解凍側の状態と、第1の静的コンテキストと、第1の動的コンテキストとを含み、
前記第2のROHCコンテキスト情報は、ターゲット基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークと、第2のデータストリームマークと、第2のROHC動作モードと、第2の圧縮側と解凍側の状態と、第2の静的コンテキストと、第2の動的コンテキストとを含むことが好ましい。
【0014】
前記学習ユニットは、具体的には、
自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のROHC動作モードとして前記第1のROHC動作モードを選択するように構成される第1の学習手段と、
自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2の圧縮側と解凍側の状態として前記第1の圧縮側と解凍側の状態を選択するように構成される第2の学習手段と、
前記第1の静的コンテキストを、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2の静的コンテキストであって、サービスストリームを区別するための第2の静的コンテキストとするように構成される第3の学習手段と、
前記第1の動的コンテキストを、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2の動的コンテキストであって、圧縮と解凍処理を行うための第2の動的コンテキストとするように構成される第4の学習手段と、
前記第1のサービスストリームマークと前記ターゲット基地局自身の状態とに基づいて、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークを設定するように構成される第5の学習手段と、
前記第1のデータストリームマークと前記ターゲット基地局自身の状態とに基づいて、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のデータストリームマークを設定するように構成される第6の学習手段と、を含むことが好ましい。
【0015】
前記第5の学習手段は、
前記ターゲット基地局自身の状態に基づいて、前記第1のサービスストリームマークから、前記ターゲット基地局にサポートされる第1のサービスストリームマークである第3のサービスストリームマークを決定するように構成される第1の決定サブ手段と、
前記ターゲット基地局にサポートされつつ前記第1のサービスストリームマークに含まれていないサービスストリームマークである第4のサービスストリームマークを取得するように構成される第1の取得サブ手段と、
前記第3のサービスストリームマークを前記第4のサービスストリームマークと共に、前記ターゲット基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークとするように構成される第1の学習サブ手段と、を含み、
対応するように、前記第6の学習手段は、
前記ターゲット基地局自身の状態に基づいて、前記第1のサービスストリームマークから、前記ターゲット基地局にサポートされる第1のデータストリームマークである第3のデータストリームマークを決定するように構成される第2の決定サブ手段と、
前記ターゲット基地局にサポートされつつ前記第1のデータストリームマークに含まれていないデータストリームマークである第4のデータストリームマークを取得するように構成される第2の取得サブ手段と、
前記第3のデータストリームマークを前記第4のデータストリームマークと共に、前記ターゲット基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のデータストリームマークとするように構成される第2の学習サブ手段と、を含むことが好ましい。
【0016】
第4の発明において、本発明の実施例によれば、ソース基地局が提供され、前記ソース基地局は、
第1のROHCコンテキスト情報を取得するように構成される取得ユニットと、
前記第1のROHCコンテキスト情報をターゲット基地局へ送信するように構成される送信ユニットと、を備える。
【0017】
前記第1のROHCコンテキスト情報は、ソース基地局とユーザー端末とのインタラクションに使用される第1のサービスストリームマークと、第1のデータストリームマークと、第1のROHC動作モードと、第1の圧縮側と解凍側の状態と、第1の静的コンテキストと、第1の動的コンテキストとを含むことが好ましい。
【0018】
第5の発明において、本発明の実施例によれば、ソース基地局と、ターゲット基地局とを有するロバストヘッダ圧縮ROHCプロトコルに基づく切り替えシステムが提供され、
前記基地局が、
第1のROHCコンテキスト情報を取得するように構成される取得ユニットと、
前記第1のROHCコンテキスト情報をターゲット基地局へ送信するように構成される送信ユニットと、を備え、
前記ターゲット基地局が、
第1のROHCコンテキスト情報を受信するように構成される受信ユニットと、
前記第1のROHCコンテキスト情報を学習して第2のROHCコンテキスト情報を得るように構成される学習ユニットと、を備える。
【0019】
前記第1のROHCコンテキスト情報は、ソース基地局とユーザー端末とのインタラクションに使用される第1のサービスストリームマークと、第1のデータストリームマークと、第1のROHC動作モードと、第1の圧縮側と解凍側の状態と、第1の静的コンテキストと、第1の動的コンテキストとを含み、
前記第2のROHCコンテキスト情報は、前記ターゲット基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークと、第2のデータストリームマークと、第2のROHC動作モードと、第2の圧縮側と解凍側の状態と、第2の静的コンテキストと、第2の動的コンテキストとを含むことが好ましい。
【0020】
前記学習ユニットは、
自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のROHC動作モードとして前記第1のROHC動作モードを選択するように構成される第1の学習手段と、
自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2の圧縮側と解凍側の状態として前記第1の圧縮側と解凍側の状態を選択するように構成される第2の学習手段と、
前記第1の静的コンテキストを、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2の静的コンテキストであって、サービスストリームを区別するための第2の静的コンテキストとするように構成される第3の学習手段と、
前記第1の動的コンテキストを、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2の動的コンテキストであって、圧縮と解凍処理を行うための第2の動的コンテキストとするように構成される第4の学習手段と、
前記第1のサービスストリームマーク、前記第1のデータストリームマーク、及び前記ターゲット基地局自身の状態に基づいて、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークを設定するように構成される第5の学習手段と、
前記第1のサービスストリームマーク、前記第1のデータストリームマーク、及び前記ターゲット基地局自身の状態に基づいて、自身と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のデータストリームマークを設定するように構成される第6の学習手段と、を含むことが好ましい。
【0021】
前記第5の学習手段は、
前記ターゲット基地局自身の状態に基づいて、前記第1のサービスストリームマークから、前記ターゲット基地局にサポートされる第1のサービスストリームマークである第3のサービスストリームマークを決定するように構成される第1の決定サブ手段と、
前記ターゲット基地局にサポートされつつ前記第1のサービスストリームマークに含まれていないサービスストリームマークである第4のサービスストリームマークを取得するように構成される第1の取得サブ手段と、
前記第3のサービスストリームマークを前記第4のサービスストリームマークと共に、前記ターゲット基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のサービスストリームマークとするように構成される第1の学習サブ手段と、を含み、
対応するように、前記第6の学習手段は、
前記ターゲット基地局自身の状態に基づいて、前記第1のサービスストリームマークから、前記ターゲット基地局にサポートされる第1のデータストリームマークである第3のデータストリームマークを決定するように構成される第2の決定サブ手段と、
前記ターゲット基地局にサポートされつつ前記第1のデータストリームマークに含まれていないデータストリームマークである第4のデータストリームマークを取得するように構成される第2の取得サブ手段と、
前記第3のデータストリームマークを前記第4のデータストリームマークと共に、前記ターゲット基地局と前記ユーザー端末とのインタラクションに使用される第2のデータストリームマークとするように構成される第2の学習サブ手段と、を含むことが好ましい。
【0022】
第6の発明において、本発明の実施例によれば、コンピュータ実行可能なコマンドが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、前記コンピュータ実行可能なコマンドは、上述した各実施例で提供されるROHCプロトコルに基づく切り替え方法を実行するためのものである。