(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、関連技術に存在する問題を解決するために、ビジネスプロセス実行方法、装置
、システム
、プログラム及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例に係る第1の態様によると、ビジネスプロセス実行方法を提供する。
【0008】
前記方法は、
第1端末が送信した、目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信するステップと、
予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、前記目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信するステップと、
前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するステップと
を含む。
【0009】
オプションとして、
前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するステップは、
第2端末が送信した検証確認メッセージを受信し、且つ、前記検証確認メッセージ中に付加された検証パスワードと予め保存された前記目標識別子に対応する検証パスワードとが一致する場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するステップ
を含む。
【0010】
このようにして、第1端末により、誤りクリックによるトリガによって、検証確認メッセージを送信することを防止することができる。
【0011】
オプションとして、
前記ビジネスプロセス要求中には前記第1端末の端末識別子が付加されており、
前記第2端末に検証要求を送信するステップは、
前記第2端末に前記第1端末の端末識別子が付加された検証要求を送信するステップ
を含む。
【0012】
このようにして、ユーザが、どの端末が要求検証を必要するかを了解するようにする。
【0013】
オプションとして、
前記方法は、
前記第1端末が送信した検証端末設定要求を受信するステップと、
前記目標識別子に対応する目標アカウントを特定して、前記第1端末に、前記目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を送信するステップと、
前記第1端末が送信した、前記第1端末により選択した第2端末の端末識別子を受信するステップと、
前記識別子情報と検証端末との対応関係中に、前記目標識別子と前記第2端末とを追加するステップと
をさらに含む。
【0014】
このようにして、検証端末を速く設定できる。
【0015】
本発明の実施例に係る第2の態様によると、ビジネスプロセス実行方法を提供する。
【0016】
前記方法は、
ユーザが入力した遠隔検証モードでのビジネスプロセス命令を受信するステップと、
サーバに、前記サーバが、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するようにするための前記目標識別子が付加された前記ビジネスプロセス要求を送信するステップと
を含む。
【0017】
オプションとして、
前記方法は、
ユーザが入力した検証端末設定命令を受信して、前記サーバに検証端末設定要求を送信するステップと、
サーバが送信した、前記目標識別子に対応する目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を受信するステップと、
受信した前記少なくとも一つの端末の端末識別子を表示するステップと、
ユーザが入力した検証端末選択命令を受信した場合、前記サーバに前記検証端末選択命令によって選択された第2端末の端末識別子を送信するステップと
をさらに備える。
【0018】
このようにして、ユーザは、自ら検証端末を選択できる。
【0019】
本発明の実施例に係る第3の態様によると、サーバを提供する。
【0020】
前記サーバは、
第1端末が送信した、目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信する受信モジュールと、
予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、前記受信モジュールが受信したビジネスプロセス要求中に付加された目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信する送信モジュールと、
前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する実行モジュールと
を備える。
【0021】
オプションとして、
前記実行モジュールは、
第2端末が送信した検証確認メッセージを受信し、且つ、前記検証確認メッセージ中に付加された検証パスワードと予め保存された前記目標識別子に対応する検証パスワードとが一致する場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。
【0022】
オプションとして、
前記ビジネスプロセス要求中には前記第1端末の端末識別子が付加されており、
前記送信モジュールは、前記第2端末に前記第1端末の端末識別子が付加された検証要求を送信する。
【0023】
オプションとして、
前記受信モジュールは、さらに、前記第1端末が送信した検証端末設定要求を受信し、
前記送信モジュールは、さらに、前記目標識別子に対応する目標アカウントを特定して、前記第1端末に、前記目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を送信し、
前記受信モジュールは、さらに、前記第1端末が送信した、前記第1端末により選択した第2端末の端末識別子を受信し、
前記サーバは、
前記識別子情報と検証端末との対応関係中に、前記目標識別子と前記第2端末とを追加する追加モジュール
をさらに備える。
【0024】
本発明の実施例に係る第4の態様によると、第1端末を提供する。
【0025】
前記第1端末は、
ユーザが入力した遠隔検証モードでのビジネスプロセス命令を受信する受信モジュールと、
サーバに、前記受信モジュールが受信したビジネスプロセス命令に対応するビジネスプロセス要求であって、前記サーバが、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するようにするための前記目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を、送信する送信モジュールと
をさらに備える。
【0026】
オプションとして、
前記送信モジュールは、さらに、ユーザが入力した検証端末設定命令を受信して、前記サーバに検証端末設定要求を送信し、
前記受信モジュールは、さらに、受信サーバが送信した前記目標識別子に対応する目標アカウントを用いてログインしたことがある全ての端末の端末識別子を受信し、
前記第1端末は、
表示モジュールは、受信した前記全ての端末の端末識別子を表示し、
前記送信モジュールは、さらに、ユーザが入力した検証端末選択命令を受信した場合、前記サーバに前記検証端末選択命令によって選択された第2端末の端末識別子を送信する。
【0027】
本発明の実施例に係る第5の態様によると、ビジネスプロセス実行システムを提供する。
【0028】
前記システムは、
サーバと第1端末とを備え、
前記第1端末は、ユーザが入力した遠隔検証モードでのビジネスプロセス命令を受信し、前記サーバに、目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を送信し、
前記サーバは、前記第1端末が送信した、目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信し、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、前記目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。
【0029】
本発明の実施例に係る第6の態様によると、サーバを提供する。
【0030】
前記サーバは、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
第1端末が送信した、目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信するステップと、
予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、前記目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、
前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する
ように構成される。
【0031】
本発明の実施例に係る第7の態様によると、第1端末を提供する。
【0032】
前記第1端末は、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
ユーザが入力した遠隔検証モードでのビジネスプロセス命令を受信し、
サーバに、前記サーバが、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するようにするための前記目標識別子が付加された前記ビジネスプロセス要求を送信する
ように構成される。
【0033】
本発明の実施例の第8の態様によると、プログラムを提供し、当該プログラムは、プロセッサに実行されることにより、上記のビジネスプロセス実行方法を実現する。
【0034】
本発明の実施例の第9の態様によると、記録媒体を提供し、当該記録媒体には、上記プログラムが記録されている。
【0035】
本発明の実施例が提供する構成の有益な効果は以下のとおりである。
【0036】
本発明の実施例は、第1端末が送信した、目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信するステップと、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、前記目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信するステップと、前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するステップとを含む。このようにして、ユーザは、他のユーザが自分のアカウントを利用してビジネスプロセスを実行するようにする場合に、検証端末を利用してビジネスプロセス要求を直接に検証することができて、ビジネス実行パスワードを相手に教える必要が無くなって、アカウントのセキュリティを改善できる。
【0037】
以上の統括な記述と以下の細部記述は、ただ例示的なものであり、本発明を制限するものではないと、理解するべきである。
【発明を実施するための形態】
【0051】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明する。また、説明中の例は、図面に示している。以下の記述において、図面を説明する際に特に説明しない場合、異なる図面中の同一の符号は、同一或は同様な要素を意味する。以下の例示的な実施例において記述する実施方法は、本発明に合致するすべての実施方法を代表しない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲において詳細に記述された、本発明のいくつかの態様と合致する装置、及び方法の例に過ぎない。
【0052】
本発明の例示的なもう一実施例は、ビジネスプロセス実行方法を提供する。ビジネスプロセス実行方法は、サーバと第1端末とが一緒に実現する。ここで、サーバは、アプリケーション(例えば、クラウドアプリケーション等である)のバックエンドサーバ(サーバと略称する)であり、プロセッサ、メモリ、送受信手段、等を含む。プロセッサは、ビジネスプロセスの過程の処理を実行し、メモリは、ビジネスプロセスを実行する過程で必要なデータ及び生成されたデータを保存し、送受信手段は、メッセージを送受信する。当該第1端末は、スマートフォン、タブレットPC、スマートテレビ、等である。端末は、目標ネットワークビジネスのアプリケーションがインストールされており、プロセッサ、メモリ、送受信手段、等を含む。プロセッサは、ビジネスプロセスの過程の処理を実行し、メモリは、ビジネスプロセスを実行する過程で必要なデータ及び生成されたデータを保存し、送受信手段は、メッセージを送受信する。当該第1端末は、スクリーン等のような入出力手段をさらに含み、スクリーンは、アプリケーションインターフェイス等を表示する。当該スクリーンは、タッチスクリーンであってもよい。
【0053】
図1に示したように、当該方法の処理の流れは、以下のステップを含んでもよい。
【0054】
ステップ101において、第1端末が、ユーザが入力した遠隔検証モードでのビジネスプロセス命令を受信する。
【0055】
実施する際に、ユーザAは、第1端末にアプリケーションをインストールして、アプリケーションをトリガして起動した後に、目標アカウントを用いてアプリケーションにログインして、当該アプリケーションのネットワークビジネスに対して検証端末を設定してもよく、検証端末を設定する過程については、以下で詳細に説明する。
【0056】
第1端末は、第1端末で目標アカウントを用いてログインする度に、目標アカウントに対応する目標識別子(目標識別子は、第1端末にログインした目標アカウントの識別子を唯一に識別するためのものであり、目標アカウントのID(Identity)、或いは、第1端末とサーバとの接続識別子、等であってもよい)を記録する。それで、ユーザBにより第1端末を使用する時に、既に目標アカウントでアプリケーションにログインされている。ユーザBは、目標アカウントを用いてログインしたアプリケーションで、目標ネットワークビジネス(例えば、アルバム照会、支払い、等)を実行しようとする際に、目標ネットワークビジネスのオプションをクリックしてもよい。
図2に示したように、第1端末にはパスワード検証オプション、遠隔検証オプションが表示されており、ユーザBにより遠隔検証オプションをクリックすると、第1端末はユーザBが入力したビジネスプロセス命令を受信することになる。例えば、ユーザAがホームのスマートテレビのクラウドアルバムに対して遠隔検証を設定した場合、ユーザBによりユーザAのホームのスマートテレビを起動させると、この前にユーザAにより目標アカウントを用いてアプリケーションにログインしたことがあるため、スマートテレビが起動される際に、目標アカウントでアプリケーションにログインされている。ユーザBは、当該スマートテレビのアプリケーション中のクラウドアルバムを照会しようとすると、クラウドアルバムのアイコンをクリックして、スマートテレビをトリガしてパスワード検証オプションと遠隔検証オプションとを表示させて、遠隔検証オプションをクリックすると、スマートテレビはクラウドアルバム照会命令を受信するようになる。
【0057】
また、ユーザBは、目標ネットワークビジネスを実行しようとすると、目標ネットワークビジネスのオプションをクリックして、第1端末をトリガしてパスワード検証オプションと遠隔検証オプションを表示させて、遠隔検証オプションをクリックして、第1端末をトリガして使用者情報入力ボックスを表示させて、使用者情報入力ボックスに自分の情報(例えば、ユーザBの名前)を入力した後に、確認ボタンをクリックすると、第1端末はユーザBが入力したビジネスプロセス命令を受信することになる。
【0058】
ステップ102において、第1端末が、サーバに目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を送信する。
【0059】
ここで、目標識別子情報は、第1端末にログインした目標アカウントの識別子情報を唯一に識別するためのものであり、目標アカウントのID(Identity)、或いは、第1端末とサーバとの接続識別子、等であってもよい。
【0060】
実施する際に、第1端末は、ユーザが入力したビジネスプロセス命令を検出されると、サーバに、目標ネットワークビジネスのビジネス識別子が付加されたビジネスプロセス要求を送信する。例えば、スマートテレビは、ユーザBによってクラウドアルバムの照会ボタンがクリックされると、ユーザが入力したクラウドアルバム照会命令を検出して、サーバにクラウドアルバム照会要求を送信する。
【0061】
オプションとして、第1端末によりサーバに送信するビジネスプロセス要求の中には、第1端末の端末識別子が付加されている。
【0062】
ここで、第1端末の端末識別子は、例えば、赤米携帯電話、小米テレビ、等のような端末の種類であってもよいし、ユーザにより第1端末に対して設定した名称であってもよい。
【0063】
実施する際に、第1端末は、ユーザが入力したビジネスプロセス命令が検出されると、第1端末の端末識別子を取得した後に、サーバに、第1端末の端末識別子及び目標ネットワークビジネスのビジネス識別子が付加されたビジネスプロセス要求を送信する。
【0064】
ステップ103において、サーバが、第1端末により送信した目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信する。
【0065】
ここで、目標識別子は、第1端末にログインした目標アカウントの識別子を唯一に識別するためのものであり、目標アカウントのID(Identity)、或いは、第1端末とサーバとの接続識別子、等であってもよい。
【0066】
実施する際に、サーバは、第1端末が送信したビジネスプロセス要求を受信した後、当該ビジネスプロセス要求を解析して、その中から目標識別子及び目標ネットワークビジネスのビジネス識別子を取得する。
【0067】
ステップ104において、サーバが、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、目標識別子に対応する第2端末を特定して、第2端末に検証要求を送信する。
【0068】
ここで、第2端末は、携帯電話、タブレットPC、等であってもよく、目標アカウントを用いてログインすることができる。第2端末は、ユーザが目標アカウント(即ち、第1端末でログインするアカウント)に対して設定した検証端末である。第1端末は、目標アカウントを用いてログインした状態で、サーバにビジネスプロセスを要求する場合には、第2端末の許可を受けた後にのみ、ビジネスプロセスを行うことができる。検証要求は、サーバから検証端末に送信する検証要求であって、検証端末のユーザに、該当するビジネスプロセスの実行を同意するか否かを尋ねる検証要求である。例えば、クラウドアルバムの照会を同意するか否かを尋ねる検証要求である。
【0069】
実施する際に、サーバは、識別子情報と検証端末との対応関係を予め保存してもよく、識別子情報と検証端末との対応関係を保存する過程は、以下で詳細に説明する。サーバは、第1端末が送信したビジネスプロセス要求を受信した後に、第1端末でログインした目標アカウントの目標識別子を特定して、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係の中から、目標識別子に対応する第2端末(つまり、目標ネットワークビジネスに対して予め設定した検証端末)を検索して、第2端末に、目標ネットワークビジネスのビジネス識別子が付加された検証要求を送信する。
【0070】
また、サーバは、第2端末に検証要求を送信する際に、さらに、第2端末に第1端末の使用者情報を送信してもよい。ここで、第1端末の使用者情報は、第1端末が送信したビジネスプロセス要求を解析して取得した情報であってもよい。
【0071】
オプションとして、ビジネスプロセス要求中には、第1端末の端末識別子が付加されている。サーバは、第2端末に第1端末の端末識別子が付加された検証要求を送信する。
【0072】
ここで、第1端末の端末識別子は、例えば、赤米携帯電話、小米テレビ、等のような端末の種類であってもよいし、ユーザにより第1端末に対して設定した名称であってもよい。
【0073】
実施する際に、サーバは、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係の中から、目標識別子に対応する第2端末を検索した後に、第1端末の端末識別子を取得して、第2端末に第1端末の端末識別子が付加された検証要求を送信する。
【0074】
ステップ105において、サーバは、第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。
【0075】
ここで、検証確認メッセージは、検証端末がサーバに送信するメッセージであって、サーバのビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスの実行を同意するためのメッセージである。
【0076】
実施する際に、
図3に示したように、第2端末は、サーバが送信した検証要求(例えば、スマートテレビのクラウドアルバム照会の要求、或いは、第1端末のクラウドアルバム照会の要求を同意するか否か、等である)を受信した後に、インターフェイスに検証要求を表示させる。ユーザAにより確認ボタンをクリックすると、第2端末は、確認ボタンのクリック命令を検出して、サーバに検証確認メッセージを送信する。サーバは、第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行して、実行結果を第1端末に送信する。第1端末は、実行結果を受信した後に、実行結果(例えば、第1端末に、クラウドアルバム中の画像等を表示する)を表示する。例えば、第2端末がサーバから送信した第1端末のクラウドアルバム照会要求の検証要求を受信した後に、ユーザAにより確認ボタンをクリックすると、第2端末は確認ボタンのクリック命令を検出した後にサーバに照会同意の検証確認メッセージを送信する。サーバは、照会同意の検証メッセージを受信した後に、クラウドアルバムのパスワードを解読して、第1端末にパスワードの解読後のクラウドアルバムを送信する。端末は、パスワードの解読後のクラウドアルバムを受信して、パスワード解読後のクラウドアルバム中の画像を表示させる。
【0077】
また、第1端末が受信したサーバから送信する検証要求は、使用者情報が付加された検証要求であってもよい。検証要求は、例えば、San ZHANGのスマートテレビを用いてクラウドアルバムを照会しようとする要求、或は、San ZHANGの赤米携帯電話を使用してクラウドアルバムを照会しようとする要求を同意するか否かを聞く検証要求である。
【0078】
オプションとして、検証確認メッセージの中に検証パスワードを付加してもよい。該当する処理方法は、第2端末が送信した検証確認メッセージを受信し、且つ、検証確認メッセージ中に付加された検証パスワードと、予め保存された目標アカウントの検証パスワードとが、一致すると、ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。
【0079】
実施する際に、サーバは、目標アカウントの検証パスワードを予め保存してもよく、目標アカウントの検証パスワードを予め保存する過程は、以下で詳細に説明する。
【0080】
図4に示したように、第2端末は、サーバが送信した検証要求(第1端末のクラウドアルバム照会の要求、或は、第1端末のクラウドアルバム照会の要求を同意するか否か、等である)を受信した後に、インターフェイスに検証要求を表示させる。ユーザAは、当該検証要求をクリックして、第2端末をトリガして検証パスワード入力ボックスを表示するようにして、検証パスワード入力ボックス中に目標ネットワークビジネスに対応する検証パスワードを入力した後に、確認ボタンをクリックして、第2端末をトリガしてサーバに検証パスワードが付加された検証確認メッセージを送信するようにする。サーバは、第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した後に、当該検証確認メッセージを解析して、その中から検証確認メッセージ中に付加された検証パスワードを取得して、取得した検証パスワードと予め保存された目標アカウントの目標ネットワークビジネスの検証パスワードとを比較する。一致であると、ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行して、その実行結果を第1端末に送信する。
【0081】
例えば、第2端末によりサーバから送信した第1端末の23.68人民元を支払う要求である検証要求を受信した後に、ユーザAは当該検証要求をクリックして、第1端末をトリガしてパスワード入力ボックスを表示させるようにして、検証パスワード(例えば、123856)を入力して確認ボタンをクリックして、第2端末をトリガしてサーバに検証パスワードが付加された検証確認メッセージを送信するようにする。サーバは、検証確認メッセージを受信した後に、検証パスワードである123856を解析して、当該検証パスワードと予め保存された目標アカウントのパスワードとを比較する。一致であると、支払い操作を行ってから、第1端末に支払い成功メッセージを送信する。第1端末は、支払い成功を示すインターフェイスを表示する。
【0082】
また、アプリケーション中の各ネットワークビジネス(例えば、クラウドアルバム照会、支払い、チャット記録照会、等)に対して、それぞれ、互いに異なる検証パスワードを設定してもよい。第2端末は、サーバが送信した目標ネットワークビジネスの検証要求を受信した後に、インターフェイスに目標ネットワークビジネスの検証要求(例えば、第1端末のクラウドアルバム照会の要求、第1端末の23.69人民元の支払い要求、等)を表示する。ユーザAにより、当該検証要求をクリックして、第2端末をトリガして検証パスワード入力ボックスを表示させるようにして、検証パスワード入力ボックスに当該目標ネットワークビジネスに対応する検証パスワードを入力する。その後、ユーザAにより、確認ボタンをクリックして、第2端末をトリガしてサーバに目標ネットワークビジネスの検証パスワードが付加された検証確認メッセージを送信するようにする。サーバは、第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した後に、当該検証確認メッセージを解析して、その中から検証確認メッセージ中に付加された目標ネットワークビジネスの検証パスワードを取得して、取得した検証パスワードと予め保存された目標アカウントの目標ネットワークビジネスの検証パスワードとを比較して、一致であると、ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。
【0083】
本実施例は、アプリケーションのネットワークビジネスに対して検証端末を設定する処理を、さらに、提供する。
図5に示したように、当該処理は、以下のようなステップを含む。
【0084】
ステップ201において、第1端末が、ユーザが入力した検証端末設定命令を受信して、サーバに検証端末設定要求を送信する。
【0085】
実施する際に、ユーザAは、任意の端末にアプリケーションをインストールして、目標アカウントを用いてアプリケーションをログインした後に、当該アプリケーション中のネットワークビジネスに対して検証端末を設定する。複数のネットワークビジネスに対して、一つの検証端末を設定してもよいし、互いに異なるネットワークビジネスに対して、互いに異なる検証端末を設定してもよい。本実施例においては、第1端末上で目標ネットワークビジネスの検証端末を設定する過程について、詳細に説明する。
【0086】
ユーザAは、第1端末上でアプリケーションをインストールして、目標アカウントを使用してアプリケーションをログインしてから、インターフェイス中の設定オプションをクリックして、第1端末をトリガしてアクセス設定オプション、インターフェイス設定オプション、及び、幾つかのその他のオプションを表示させるようにする。ユーザAは、アクセス設定オプションをクリックして、第1端末をトリガしてアクセス権限を設定するためのネットワークビジネスオプション、一括設定オプション(全てのネットワークビジネスの検証端末を、一つの端末に設定する)を表示させるようにする。ユーザAは、目標ネットワークビジネスオプションをクリックして、第1端末をトリガして編集オプション、権限設定オプション、及び、幾つかの他のオプションを表示するようにする。ユーザAは、権限設定オプションをクリックして、第1端末をトリガしてパスワード設定オプション、及び、検証端末設定オプションを表示させるようにする。ユーザAが検証端末設定オプションをクリックすると、第1端末はユーザAが入力した検証端末設定命令を受信して、サーバに検証端末設定要求を送信する。当該検証端末設定要求中には、第1端末の端末識別子、及び、目標ネットワークビジネスのビジネス識別子が付加されている。
【0087】
ステップ202において、サーバが、第1端末から送信した検証端末設定要求を受信し、目標識別子に対応する目標アカウントを特定して、目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を第1端末に送信する。
【0088】
実施する際に、サーバは、目標アカウントがログイン状態にある度に、今回に目標アカウントを用いてログインした端末を検出して、今回に目標アカウントを用いてログインした端末の端末識別子を、アカウントとログインしたことがある端末との対応関係中に追加する。サーバは、第1端末が送信した検証端末設定要求を受信した後に、その中から、第1端末の端末識別子、及び、目標ネットワークビジネスのビジネス識別子を解析して取得する。その後、第1端末にログインした目標アカウントに対応する目標識別子を特定して、目標アカウントの目標識別子に基づいて、目標識別子と、ログインしたことがある端末との対応関係の中から、目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を特定して、取得した全ての端末の端末識別子を第1端末に送信する。
【0089】
ステップ203において、第1端末が、サーバが送信した標識別子に対応する目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を受信し、受信した少なくとも一つの端末の端末識別子を表示し、ユーザが入力した検証端末選択命令を受信した場合、サーバに検証端末選択命令によって選択された第2端末の端末識別子を送信する。
【0090】
実施する際に、第1端末は、サーバが送信した目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を受信した後に、インターフェイスに少なくとも一つの端末の端末識別子を表示させる。ユーザAが第2端末の端末識別子をクリックすると、第1端末はユーザAがクリックして入力した検証端末選択命令を受信して、検証端末選択命令によって選択された第2端末の端末識別子をサーバに送信する。
【0091】
また、第1端末は、サーバが送信した目標アカウントをログインしたことがある全ての端末の端末識別子を受信した後に、インターフェイスに全ての端末の端末識別子を表示させる。ユーザAは、第2端末の端末識別子をクリックして、第1端末をトリガして検証パスワード入力ボックスを表示させるようにして、検証パスワードを入力する。その後、確認ボタンをクリックして、第1端末をトリガして第2端末の端末識別子及び検証パスワードをサーバに送信するようにする。
【0092】
ステップ204において、サーバが、第1端末が送信した選択された第2端末の端末識別子を受信する。
【0093】
ステップ205において、サーバが、識別子情報と検証端末との対応関係の中に、目標識別子と第2端末とを追加する。
【0094】
実施する際に、サーバは、第1端末から送信したユーザAが選択した第2端末の端末識別子を受信した後に、第1端末でログインした目標アカウントの目標識別子、及び、目標ネットワークビジネスのビジネス識別子を取得した後に、目標アカウントの目標識別子と第2端末の端末識別子とを、識別子情報と検証端末との対応関係中に保存する。目標アカウントの目標識別子を保存する時に、備考に、目標ネットワークビジネスのビジネス識別子を保存する。
【0095】
また、サーバは、検証パスワードをさらに受信してもよい。そして、第1端末でログインした目標アカウント、及び、目標ネットワークビジネスのビジネス識別子を取得して、当該検証パスワードを、目標アカウントの目標ネットワークビジネスの検証パスワードとして、保存する。
【0096】
本発明の実施例において、サーバは、第1端末が送信した目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信し、サーバに予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、目標識別子に対応する第2端末を特定して、第2端末に検証要求を送信し、第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。このようにして、ユーザは、他のユーザが自分のアカウントを利用してビジネスプロセスを実行するようにする場合に、検証端末を利用してビジネスプロセス要求を直接に検証することができて、ビジネス実行パスワードを相手に教える必要が無くなって、アカウントのセキュリティを改善できる。
【0097】
本発明の例示的なもう一実施例によると、サーバを、さらに、提供する。
【0098】
図6に示したように、当該サーバは、
第1端末が送信した、目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信する受信モジュール610と、
予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、前記受信モジュールが受信したビジネスプロセス要求中に付加された目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信する送信モジュール620と、
前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する実行モジュール630と
を備える。
【0099】
オプションとして、
前記実行モジュール630は、
第2端末が送信した検証確認メッセージを受信し、且つ、前記検証確認メッセージ中に付加された検証パスワードと予め保存された前記目標識別子に対応する検証パスワードとが一致する場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。
【0100】
オプションとして、
前記ビジネスプロセス要求中には前記第1端末の端末識別子が付加されており、
前記送信モジュール620は、
前記第2端末に前記第1端末の端末識別子が付加された検証要求を送信する。
【0101】
オプションとして、
前記受信モジュール610は、さらに、前記第1端末が送信した検証端末設定要求を受信し、
前記送信モジュール620は、さらに、前記目標識別子に対応する目標アカウントを特定して、前記第1端末に、前記目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を送信し、
前記受信モジュール610は、さらに、前記第1端末が送信した、前記第1端末により選択した第2端末の端末識別子を受信する。
【0102】
図7に示したように、前記サーバは、
前記識別子情報と検証端末との対応関係中に、前記目標識別子と前記第2端末とを追加する追加モジュール640をさらに備える。
【0103】
本発明の実施例は、上記の同様な技術思想によって、第1端末を、さらに、提供する。
【0104】
図8に示したように、当該第1端末は、
ユーザが入力した遠隔検証モードでのビジネスプロセス命令を受信する受信モジュール810と、
サーバに、前記受信モジュールが受信したビジネスプロセス命令に対応するビジネスプロセス要求であって、前記サーバが、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、前記目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するようにするための目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を、送信する送信モジュール820と
を備える。
【0105】
オプションとして、
前記送信モジュール820は、さらに、ユーザが入力した検証端末設定命令を受信して、前記サーバに検証端末設定要求を送信し、
前記受信モジュール810は、さらに、サーバが送信した、前記目標識別子に対応する目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を受信する。
【0106】
図9に示したように、前記第1端末は、
受信した前記少なくとも一つの端末の端末識別子を表示する表示モジュール830をさらに備える、
前記送信モジュール820は、さらに、
ユーザが入力した検証端末選択命令を受信した場合、前記サーバに前記検証端末選択命令によって選択された第2端末の端末識別子を送信する。
【0107】
本発明の実施例において、サーバは、第1端末が送信した目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信し、サーバに予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。このようにして、ユーザは、他のユーザが自分のアカウントを利用してビジネスプロセスを実行するようにする場合に、検証端末を利用してビジネスプロセス要求を直接に検証することができて、ビジネス実行パスワードを相手に教える必要が無くなって、アカウントのセキュリティを改善できる。
【0108】
上記の実施例のサーバ及び第1端末について、その各モジュールが実行する操作の具体的な形態は既に当該方法に関する実施例において詳細に説明したため、ここでは詳細に説明しない。
【0109】
上記の実施例によって提供するビジネスプロセスを実行するためのサーバ及び第1端末がビジネスプロセスを実行する際に、上記の各々の機能モジュールに割り当てて実行する例を挙げて説明したが、実際に応用する際には、必要によって上記の機能を互いに異なる機能モジュールに割り当てて実行してもよく、即ち、装置の内部構成を互いに異なる機能モジュールに割り当てて、以上に記載した全部或いは一部の機能を実行してもよいことを説明する必要がある。また、ビジネスプロセスを実行するサーバ及び第1端末の実施例は、上記のビジネスプロセス実行方法の実施例と同一の思想に属し、具体的な実現過程は方法の実施例を参照すればよく、ここでは繰り返して説明しない。
【0110】
本発明の例示的なもう一実施例は、ビジネスプロセス実行システムを提供する。
【0111】
当該システムは、サーバと第1端末とを備え、
前記第1端末は、ユーザが入力した遠隔検証モードでのビジネスプロセス命令を受信して、前記サーバに、目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を送信し、
前記サーバは、前記第1端末が送信した、目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信し、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、前記目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。
【0112】
本発明実施例中、サーバは、第1端末が送信した目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信し、サーバに予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。このようにして、ユーザは、他のユーザが自分のアカウントを利用してビジネスプロセスを実行するようにする場合に、検証端末を利用してビジネスプロセス要求を直接に検証することができて、ビジネス実行パスワードを相手に教える必要が無くなって、アカウントのセキュリティを改善できる。
【0113】
本発明の例示的なさらなる一実施例は、サーバの構成を示す模式図を提供する。
【0114】
図10を参照すると、サーバ1000は、プロセスモジュール1922を備える。当該プロセスモジュール1922は、一つ以上のプロセッサ、及びメモリ1932を代表とするメモリリソースを、さらに備える。当該メモリリソースは、プロセスモジュール1922によって実行される、例えばアプリケーションプログラムのような命令を保存する。メモリ1932中に保存されたアプリケーションプログラムには、それぞれ一つの命令のセットに対応する一つ以上のモジュールを含まれてもよい。なお、プロセスモジュール1922は、命令を実行することにより、上記のビジネスプロセス実行方法を実行する。
【0115】
サーバ1000は、サーバ1000の電源を管理するための一つの電源モジュール1926、サーバ1000をネットワークに接続させるための一つの有線又は無線のネットワークインターフェイス1950、及び、一つの入出力インターフェイス1958を備えてもよい。サーバ1000は、メモリ1932に保存された、例えば、Windows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM, LinuxTM、FreeBSDTMのようなオペレーティング・システムによって、操作を行うことができる。
【0116】
サーバ1000は、メモリ、及び、一つ以上のプログラムを含んでもよく、ここで、一つ以上のプログラムはメモリ中に保存され、一つ以上のプロセッサによって一つ以上のプログラムを実行することによって、以下の操作を実行させるための命令を生成する。
【0117】
上記の操作は、
第1端末が送信した、目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信するステップと、
予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、前記目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信するステップと、
前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するステップと
を含む。
【0118】
オプションとして、
前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信した場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するステップは、
第2端末が送信した検証確認メッセージを受信し、且つ、前記検証確認メッセージ中に付加された検証パスワードと予め保存された前記目標識別子に対応する検証パスワードとが一致する場合、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するステップ
を含む。
【0119】
オプションとして、
前記ビジネスプロセス要求中には前記第1端末の端末識別子が付加されており、
前記第2端末に検証要求を送信するステップは、
前記第2端末に前記第1端末の端末識別子が付加された検証要求を送信するステップ
を含む。
【0120】
オプションとして、
上記の操作は、
前記第1端末が送信した検証端末設定要求を受信するステップと、
前記目標識別子に対応する目標アカウントを特定して、前記第1端末に、前記目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を送信するステップと、
前記第1端末が送信した、前記第1端末により選択した第2端末の端末識別子を受信するステップと、
前記識別子情報と検証端末との対応関係中に、前記目標識別子と前記第2端末とを追加するステップと
をさらに含む。
【0121】
本発明の実施例において、サーバは、第1端末が送信した目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信し、サーバに予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。このようにして、ユーザは、他のユーザが自分のアカウントを利用してビジネスプロセスを実行するようにする場合に、検証端末を利用してビジネスプロセス要求を直接に検証することができて、ビジネス実行パスワードを相手に教える必要が無くなって、アカウントのセキュリティを改善できる。
【0122】
本発明の例示的なさらなる一実施例は、端末の構成を示す模式図を提供する。当該端末は、携帯電話、タブレットPC、スマートテレビ等であってもよい。
【0123】
図11を参照して、端末1100は、プロセスモジュール802、メモリ804、電源モジュール806、マルチメディアモジュール808、オーディオモジュール818、入出力(I/O)インターフェイス812、センサモジュール814、及び通信モジュール816のような一つ以上のモジュールを含んでよい。
【0124】
プロセスモジュール802は、一般的には端末1100の全体の動作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ動作、及び記録動作と関連する動作を制御する。プロセスモジュール802は、一つ以上のプロセッサ822を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスモジュール802は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスモジュール802と他のモジュールの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスモジュール802は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアモジュール808とプロセスモジュール802の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0125】
メモリ804は、各種類のデータを記憶することにより端末1100の動作を支援するように構成される。これらのデータの例は、端末1100において動作するいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ804は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(StaticRandomAccessMemory)EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM( Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0126】
電源モジュール806は、端末1100の多様なモジュールに電力を供給する。電源モジュール806は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び端末1100のための電力の生成、管理及び割り当てに関連付けられている他のモジュールを含んでもよい。
【0127】
マルチメディアモジュール808は、前記端末1100とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スワイプ、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或はスワイプの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或はスワイプ操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアモジュール808は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。端末1100が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の動作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0128】
オーディオモジュール818は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオモジュール818は、一つのマイク(MIC)を含み、端末1100が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の動作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶されたり、通信モジュール816を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオモジュール818は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0129】
I/Oインターフェイス812は、プロセスモジュール802と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、作動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0130】
センサモジュール814は、端末1100に各種の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサモジュール814は、端末1100のON/OFF状態、端末1100のディスプレイとキーパッドのようなモジュールの相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサモジュール814は、端末1100、或は端末1100の一つのモジュールの位置変更、ユーザと端末1100とが接触しているか否か、端末1100の方位、又は加速/減速、端末1100の温度の変化を検出できる。センサモジュール814は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサモジュール814は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD画像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサモジュール814は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0131】
通信モジュール816は、端末1100と他の機器の間に有線、又は利便性のよい形態の通信を提供する。端末1100は、例えばWiFi(登録商標)、2G、3G、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信モジュール816は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信モジュール816は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を可能にする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth(登録商標))技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0132】
例示的な実施例において、端末1100は、一つ以上のASIC(ApplicationSpecific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0133】
例示的な実施例において、さらに、命令を含むコンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えば命令を含むメモリ804を提供しており、端末1100のプロセッサ822により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、前記コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク(登録商標)、光データ記憶デバイス等である。
【0134】
コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、当該記録媒体中の命令が移動端末のプロセッサによって実行される際に、端末に、上記の方法を実行させる。
【0135】
当該方法は、
ユーザが入力した遠隔検証モードでのビジネスプロセス命令を受信するステップと、
サーバに、前記サーバが、予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、前記第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行するようにするための前記目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を送信するステップと
を含む。
【0136】
オプションとして、
前記方法は、
ユーザが入力した検証端末設定命令を受信して、前記サーバに検証端末設定要求を送信するステップと、
サーバが送信した、前記目標識別子に対応する目標アカウントを用いてログインしたことがある少なくとも一つの端末の端末識別子を受信するステップと、
受信した前記少なくとも一つの端末の端末識別子を表示するステップと、
ユーザが入力した検証端末選択命令を受信した場合、前記サーバに前記検証端末選択命令によって選択された第2端末の端末識別子を送信するステップと
をさらに含む。
【0137】
本発明の実施例において、サーバは、第1端末が送信した目標識別子が付加されたビジネスプロセス要求を受信し、サーバに予め保存された識別子情報と検証端末との対応関係に基づいて、目標識別子に対応する第2端末を特定して、前記第2端末に検証要求を送信し、第2端末が送信した検証確認メッセージを受信すると、前記ビジネスプロセス要求に対応するビジネスプロセスを実行する。このようにして、ユーザは、他のユーザが自分のアカウントを利用してビジネスプロセスを実行するようにする場合に、検証端末を利用してビジネスプロセス要求を直接に検証することができて、ビジネス実行パスワードを相手に教える必要が無くなって、アカウントのセキュリティを改善できる。
【0138】
当業者は、明細書を検討して本発明を実施した後、本発明の他の実施例を容易に考え出すことができる。本願は、本発明のいずれの変形、用途、又は適応的な変更をカバーすることを意図しており、これらの変形、用途、又は適応的な変更は、本発明の一般的な原理に従い、また、本発明は公開していない当該技術分野の公知の知識又は通常の技術手段を含む。明細書と実施例はただ例示として考慮され、本発明の本当の範囲と趣旨は以下の特許請求の範囲に記載される。
【0139】
本発明は上記に記述され、また図面で示した厳密な構成に限定されず、その範囲を逸脱しない限り多様な置換えと変更を行うことができると、理解されるべきである。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより限定される。
【0140】
本願は、出願番号がCN201610230765.3であって、出願日が2016年4月14日である中国特許出願に基づいて優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を援用する。