特許第6423310号(P6423310)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6423310
(24)【登録日】2018年10月26日
(45)【発行日】2018年11月14日
(54)【発明の名称】ライトアングル電気コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 12/71 20110101AFI20181105BHJP
【FI】
   H01R12/71
【請求項の数】4
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2015-91249(P2015-91249)
(22)【出願日】2015年4月28日
(65)【公開番号】特開2016-207600(P2016-207600A)
(43)【公開日】2016年12月8日
【審査請求日】2017年8月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】390005049
【氏名又は名称】ヒロセ電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100084180
【弁理士】
【氏名又は名称】藤岡 徹
(72)【発明者】
【氏名】永田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】松澤 敦史
【審査官】 山下 寿信
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−128949(JP,A)
【文献】 特開平03−040383(JP,A)
【文献】 特開2007−299610(JP,A)
【文献】 特開平08−007971(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/155147(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/083374(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 12/71
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁板で複数の導電条部材を並設保持して一種のブレードを形成し、上記導電条部材の長手方向での長さが異なる複数種のブレードを収容するための収容空間を内部に形成しているハウジングの前部に、相手コネクタの挿抜のための嵌合部が形成され、該前面に対して角度をもつ直角なハウジングの底部に、回路基板への取付面を有し、
各種のブレードにて絶縁板に保持される導電条部材は、挿抜方向に直状をなして延びる腕部と、該腕部の後端と屈曲部を介して連結され底部へ向け下方に延びる脚部とを有していて、
腕部はその前端部に相手コネクタの対応端子と接触するための接触部が形成され、脚部は下端に回路基板の対応回路部に半田接続される接続部が形成されているライトアングル電気コネクタにおいて、
各種のブレードは、腕部が保持される腕部用ブレードと脚部が保持される脚部用ブレードとが、互いのブレード板面同士が角度をなすようにして導電条部材の屈曲部で連結されており、
複数種のブレードは、互いの腕部用ブレード同士が上下方向でそして脚部用ブレード同士が前後方向で間隔をもって順次位置するように、各種ブレードの導電条部材の腕部そして脚部の長さが設定されており、
ハウジングは、各種ブレードの腕部用ブレードがそれぞれ後方から挿入されることを許容する収容溝が上記収容空間内に形成されているとともに、各種ブレードの導電条部材の脚部の下端に設けられた接続部がハウジング外に位置しており、
上記各種ブレードの腕部用ブレードは、対応する収容溝内で、所定範囲での上下方向における移動が可能となっており、
各種ブレードは上記収容空間内で可動となっていることを特徴とするライトアングル電気コネクタ。
【請求項2】
腕部用ブレードは、前後に離れた二位置に係止突部が設けられ、ハウジングはその収容溝の内面に上記二位置の係止突部に対してそれぞれ係止する二種の弾性係止片が設けられ、腕部用ブレードが収容溝へ後方から挿入される際に、上記弾性係止片が腕部用ブレードに圧せられて弾性変形することで腕部用ブレードの挿入を可能とし、腕部用ブレードが所定位置まで挿入されたときに、二種の弾性係止片が二つの係止突部の間に位置し、二種の弾性係止片のうち一方の弾性係止片が後方の係止片と係止して腕部用ブレード前方への移動を規制し、他方の弾性係止片が前方の係止片と係止して腕部用ブレードの後方への移動を規制するようになっていることとする請求項1に記載のライトアングル電気コネクタ。
【請求項3】
腕部用ブレードは、該腕部用ブレードが収容溝内で上下方向に移動した際に収容溝内面と該腕部用ブレードの全長にわたり接触することを阻止する規制突部が設けられていることとする請求項1または請求項2に記載のライトアングル電気コネクタ。
【請求項4】
腕部用ブレードは、導電条部材の腕部とハウジングの弾性係止片との間隔を最小とする近接範囲で上記腕部に対して絶縁コーティングが施されていることとする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載のライトアングル電気コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ライトアングル電気コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
相手コネクタに対する嵌合方向と回路基板に対する端子の延長方向とが直角をなしている、いわゆるライトアングル電気コネクタが特許文献1にて知られている。この特許文献1における端子は、相手コネクタの端子と接触する接触部を有する嵌合部が延びる方向と回路基板に半田接続される接続部を下端に有する脚部が延びる方向とが互いに直角をなしており、嵌合部と脚部とがL字状の屈曲部で連結されて全体として直角形状をなしている。この直角形状をなす端子は、全長の異なる二種の端子として作られていて、全長の短い方の端子の屈曲部が全長の長い方の端子の屈曲部の内側に位置していて、両端子の嵌合部同士そして脚部同士が平行をなし、両端子の接触部がハウジングの前面開口に位置しそして両端子の接続部同士がハウジングの底壁下面に位置している。
【0003】
特許文献1における端子の接触部は、相手コネクタの相手接触ピンを上下から挟圧する上下一対の弾性接触片を一体に有していて、両方の弾性接触片の局部が互いに近づくように形状づけられた突部で喉部を形成している。該喉部は、相手接触ピンの挿入方向に対して直角な幅方向(特許文献1のFig.3,Fig.4にて紙面に対し直角方向)の両側位置でハウジングの予圧レールが喉部を押し拡げるようにして圧入されていて、その反力として上記喉部には、該予圧レールを挟圧する方向の予圧が生じている。相手接触ピンは、上記幅方向中央位置で、すなわち幅方向で上記予圧レール間に上記喉部へ挿入される。該相手接触ピンは上記予圧レールよりも上下方向寸法が大きいので、喉部をさらに拡げるようになり、喉部は相手接触ピンに対し上記予圧以上の接圧をもって接触するようになる。
【0004】
上記喉部は、予圧レールとの上下の接触点が前後にずれて位置しており、上方の接触点は下方の接触点に対し前面開口側に寄っている。したがって、相手接触ピンが挿入される前の状態では、前後方向で位置がずれている二つの接触点で予圧レールから受ける押し拡げ力が偶力として作用し、その結果、端子には、脚部ひいては接続部を下方に押し下げるモーメントが作用している。
【0005】
かかる特許文献1では、長短二種の端子の接続部同士が回路基板上に対して上下方向で若干の不揃いの位置にあっても、上記モーメントにより両種の端子の接続部は、上記モーメントにより回路基板に圧することで、回路基板に対する位置を揃えて半田接続不良を回避せんとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第8435052号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、二種の端子の接続部は、自由状態で回路基板に対し上下方向で不揃いの位置にあっても、回路基板と接する状態におかれると、上記モーメントにより回路基板上に揃って位置することとなる。しかしながら、上記モーメントが常時作用しているので、二種の端子の上記接続部には回路基板から反力を受けるし、それらの反力は大きさが異なることになる。
【0008】
しかも、端子は二箇所の接触点で予圧レールにより支持されているので、接続部で回路基板から反力を受けても、接触部が上方に移動することも上記接触点まわりに自由に回転することもできないので、この反力は弾性変形により吸収されて応力として接続部に残る。二種の端子の間では、その応力はバラツキをもったままである。この応力の大きさ、そしてそのバラツキは、接続部が回路基板の対応回路部に対して自動実装により半田接続された際に、半田の不揃い、不完全半田接続、さらには半田接続不良といった問題の原因となりかねない。
【0009】
本発明は、異種の端子の接続部同士間で、実装前に回路基板に対する位置の上下方向での不揃いがあっても、このような問題を生じないライトアングル電気コネクタを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の課題は、導電条部材が絶縁板で保持されてブレードの形態をなしている次のごとくの構成の本発明により解決される。
【0011】
第一発明に係るライトアングル電気コネクタは、絶縁板で複数の導電条部材を並設保持して一種のブレードを形成し、上記導電条部材の長手方向での長さが異なる複数種のブレードを収容するための収容空間を内部に形成しているハウジングの前部に、相手コネクタの挿抜のための嵌合部が形成され、該前面に対して角度をもつ直角なハウジングの底部に、回路基板への取付面を有し、各種のブレードにて絶縁板に保持される導電条部材は、挿抜方向に直状をなして延びる腕部と、該腕部の後端と屈曲部を介して連結され底部へ向け下方に延びる脚部とを有していて、腕部はその前端部に相手コネクタの対応端子と接触するための接触部が形成され、脚部は下端に回路基板の対応回路部に半田接続される接続部が形成されている。
【0012】
かかるライトアングル電気コネクタにおいて、本願発明では、各種のブレードは、腕部が保持される腕部用ブレードと脚部が保持される脚部用ブレードとが、互いのブレード板面同士が角度をなすようにして導電条部材の屈曲部で連結されており、複数種のブレードは、互いの腕部用ブレード同士が上下方向でそして脚部用ブレード同士が前後方向で間隔をもって順次位置するように、各種ブレードの導電条部材の腕部そして脚部の長さが設定されており、ハウジングは、各種ブレードの腕部用ブレードがそれぞれ後方から挿入されることを許容する収容溝が上記収容空間内に形成されているとともに、各種ブレードの導電条部材の脚部の下端に設けられた接続部がハウジング外に位置しており、上記各種ブレードの腕部用ブレードは、対応する収容溝内で、所定範囲での上下方向における移動が可能となっており、各種ブレードは上記収容空間内で可動となっていることを特徴としている。
【0013】
このような構成のもとで、本発明における各種のブレードは、相手コネクタの嵌合方向に延びる腕部用ブレードがハウジングの収容溝内で所定範囲だけ上下方向、すなわち、回路基板の面に対して角度をもって延びる端子の脚部の長手方向に可動である。したがって、脚部の下端の接続部が回路基板に当接した際に、各種ブレードの接続部の高さ位置の不揃いが自動的に位置修正される。その結果、接続部の位置修正後に応力を残すような力が作用しないし、接続部と回路基板との半田接続が良好に行われ、半田接続部位に応力を生じないので、半田接続状態が良好に持続される。
【0014】
本発明において、腕部用ブレードは、前後に離れた二位置に係止突部が設けられ、ハウジングはその収容溝の内面に上記二位置の係止突部に対してそれぞれ係止する二種の弾性係止片が設けられ、腕部用ブレードが収容溝へ後方から挿入される際に、上記弾性係止片が腕部用ブレードに圧せられて弾性変形することで腕部用ブレードの挿入を可能とし、腕部用ブレードが所定位置まで挿入されたときに、二種の弾性係止片が二つの係止突部の間に位置し、二種の弾性係止片のうち一方の弾性係止片が後方の係止片と係止して腕部用ブレード前方への移動を規制し、他方の弾性係止片が前方の係止片と係止して腕部用ブレードの後方への移動を規制することができる。
【0015】
このようにすることで、ハウジングへのブレードの組込みに際し、腕部用ブレードの収容溝への挿入時には、弾性係止片が腕部用ブレードに圧せられて弾性変形して腕部用ブレードの挿入を許容し、挿入完了時には、二つの弾性係止片が、弾性変形状態を解除されて、それぞれ対応する腕部用ブレードの係止突部と前後方向で係止して、ブレードの位置決めとともに抜け防止が図られる。
【0016】
本発明において、腕部用ブレードは、該腕部用ブレードが収容溝内で上下方向に移動した際に収容溝内面と該腕部用ブレードの全長にわたり接触することを阻止する規制突部が設けられていることが好ましい。このようにすることで、腕部用ブレードが接続部と回路基板との当接時に回路基板からの当接力を受けて、あるいは弾性係止片からの弾性力を受けて、腕部用ブレードは、上記当接力あるいは上記弾性力を受ける面と反対側が収容溝の内面に近づくように移動しても、腕部用ブレードに設けられた規制突部でのみ収容溝の内面と当接するだけなので、収容溝との摩擦力は小さくなり、腕部用ブレードが上下方向で移動する際に前後方向の移動を伴っても、何らその移動に支障はきたさない。
【0017】
本発明において、腕部用ブレードは、導電条部材の腕部とハウジングの弾性係止片との間隔を最小とする近接範囲で上記腕部に対して絶縁コーティングが施されていることが好ましい。ライトアングル電気コネクタが高速信号伝送用として用いられる場合、上述した接続部の位置修正の際に、腕部用ブレードが自由度のもとで収容溝内を上下方向に移動しても、端子はハウジングの弾性係止片との上下方向での間隔を最小とする近接範囲で絶縁コーティングされているので、上記接続部の位置修正に伴い上記間隔の変動があっても絶縁体との距離変動という事態を伴うことがなく、導電条部材における高速信号伝送時の特性を低下させない。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、以上のように、ハウジングの収容空間に収容される複数のブレードのそれぞれが角度をもつ位置関係にある腕部用ブレードと脚部用ブレードとを有し、腕部用ブレードが導電条部材の腕部をそして脚部用ブレードが導電条部材の脚部を保持することで、腕部用ブレードと脚部用ブレードが導電条部材の屈曲部で連結され、相手コネクタの嵌合方向に延びる腕部用ブレードが収容溝内で、上下方向に移動可能に収められているので、下方に延びるブレードの脚部の下端に設けられた接続部が、コネクタの回路基板への実装前に、上下方向で不揃いな位置にあっても、実装時にはそれぞれの接続部が自由にもち上げられるように移動して回路基板面上に揃って位置修正されるようになり、実装時の半田付けの際、接続部の移動に起因して応力を生ずることがなく、良好な半田接続が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施形態に係るコネクタの斜視図であり、(A)は斜上方から、(B)は斜下方から見た外観を示している。
図2】コネクタ幅方向に対して直角な面での図1のコネクタの断面図であり、コネクタ幅方向での端子の位置の断面を、相手コネクタの断面とともに示している。
図3図1のコネクタのハウジングの一部を示す斜視図であり、(A)は斜上方から、(B)は斜下方から見た外観を示している。
図4】(A)は図1のコネクタの各種ブレードのみを示した側面図であり、(B)はハウジングへ各種ブレードを取り付けている過程を示す図である。
図5図1のコネクタの第一ブレードの斜視図であり、(A)は斜上方から、(B)は斜下方から見た外観を示している。
図6】(A)は図4の腕部用ブレードの一部の上面を示した平面図であり、(B)は図4の腕部用ブレードの一部の下面を示した底面図であり、(C)は(A)のVI−VI断面図である。
図7】コネクタ幅方向に対して直角な面でのコネクタの断面図であり、ハウジングへのブレードの取付過程の状態を、コネクタ幅方向での端子の位置の断面で示している。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0025】
図1(A),(B)に示されている本実施形態の電気コネクタは、相手コネクタが嵌合される方向と、回路基板(図示せず)に半田接続される接続部が該回路基板に配置される方向、すなわち、接続部が形成されている端子の脚部が延びる方向とが直角をなす、いわゆるライトアングル電気コネクタ(以下、単に「コネクタ」という)である。図1(A)は本実施形態に係るコネクタ1を斜上方から、図1(B)は該コネクタ1を斜下方から見た外観を示す斜視図である。図2は、コネクタ幅方向に対して直角な面でのコネクタ1の断面図であり、コネクタ幅方向での端子の位置の断面を、相手コネクタの断面とともに示している。図2では、端子の断面及びシールド板の断面のハッチングが省略されている。
【0026】
コネクタ1は、電気絶縁材料で略直方体外形に作られたハウジング10と、該ハウジング10に収容されている四種のブレード20A,20B,20C,20Dと、ハウジング10を回路基板へ固定取付けするための取付部材60とを有している。
【0027】
上記ハウジング10は、図1(A),(B)に見られるように、上壁11と底壁12そして両者を側端で連結する側壁13とを有し、上壁11と底壁12は側壁13よりも前方(図にて左方向)に突出していて、図2に見られるように、該側壁13の前端位置に前壁14が設けられている。前壁14よりも前方位置で上壁11と底壁12との間に形成される空間は、相手コネクタ2を受け入れるための受入部15をなしている。上記受入部15内には、上記前壁14から前方に延びる上段突壁16Aと下段突壁16Bとを設けられている。該上段突壁16A及び該下段突壁16Bは、コネクタ幅方向(前後方向及び上下方向の両方に対して直角な方向)での両端位置に、先細り形状の案内突部16A−1,16B−1が前方へ突出して形成されており、コネクタ嵌合過程にて、案内突部16A−1,16B−1が該相手コネクタ2の嵌合部を受入部15内へ案内するようになっている。
【0028】
上段突壁16Aと下段突壁16Bにより、上記受入部15は、上段受入部15A、中段受入部15Bそして下段受入部15Cの上下方向で三つの空間に分割されている。上段受入部15A、中段受入部15Bそして下段受入部15Cのそれぞれにて、ハウジング10に収められている後述の第一ブレード20A、第二ブレード20Bと第三ブレード20C、第四ブレード20Dの前端側部分が位置している。
【0029】
また、図2に見られるように、前壁14には、上段受入部15A、中段受入部15Bそして下段受入部15Cのそれぞれに対応する位置で前後方向(前壁14の壁厚方向)に貫通する上段開口14A、中段開口14Bそして下段開口14Cが形成されている。
【0030】
図1(A),(B)に見られるように、ハウジング10の側壁13の下部には、コネクタ幅方向外方に突出した取付部13Aが前後に延びて設けられていて、該取付部13Aには、金属板部材で作られた取付部材60が、底壁12よりも下方に突出して設けられている。
【0031】
図2に見られるように、ハウジング10は、前壁14よりも背部(後部)に、ブレード20A〜20Dを収容するための収容空間17が形成されている。該収容空間17は、前壁14の上段開口14A、中段開口14Bそして下段開口14Cのそれぞれを介して上段受入部15A、中段受入部15Bそして下段受入部15Cに連通しており、前方に開放されている。さらに、収容空間17は、図2に見られるように、後方に開放されているとともに、ハウジング10の後半部の範囲で下方に開放されている。
【0032】
図2に見られるように、ハウジング10は、収容空間17内に、上段隔壁18A、中段隔壁18B、下段隔壁18Cが上方から順に設けられている。該収容空間17は、上壁11と上段隔壁18Aとの間に第一収容溝17A、上段隔壁18Aと中段隔壁18Bとの間に第二収容溝17B、中段隔壁18Bと下段隔壁18Cとの間に第三収容溝17C、下段隔壁18Cと底壁12との間に第四収容溝17Dが形成されている。図2に見られるように、各収容溝17A〜17Dには、それぞれブレード20A〜20Dの後述の腕部用ブレード20A−1〜20D−1が収容される。
【0033】
上段隔壁18Aは、上下に位置する上段上部隔壁18A−1と上段下部隔壁18A−2とを有している。上段上部隔壁18A−1は上段突壁16Aよりも上方位置で前壁14の後面から後方に延び、上段下部隔壁18A−2は上段突壁16Aの下部と同じ高さ位置で前壁14の後面から後方に延びている。該上段上部隔壁18A−1及び該上段下部隔壁18A−2は、ハウジング10の後端近くまで延びている。
【0034】
中段隔壁18Bは、単一の壁部として、上下方向での前壁14の中央位置で該前壁14の後面から後方に延びている。該中段隔壁18Bは、上段隔壁18Aよりも短く、すなわち後端が上段隔壁18Aの後端よりも前方に位置している。
【0035】
下段隔壁18Cは、上下に位置する下段上部隔壁18C−1と下段下部隔壁18C−2とを有している。下段上部隔壁18C−1は、下段突壁16Bの上部と同じ高さ位置で前壁14の後面から後方に延びている。下段下部隔壁18C−2は、下段突壁16Bの下部よりも下方位置で前壁14の後面から後方に延びている。該下段上部隔壁18C−1及び該下段下部隔壁18C−2は、中段隔壁18Bよりも短く、すなわち後端が中段隔壁18Bの後端よりも前方に位置している。
【0036】
図2に見られるように、ハウジング10は、各ブレード20A〜20Dのそれぞれの前後方向での移動を規制するための複数の弾性係止片19A〜19Dが設けられている。該弾性係止片19A〜19Dは、それぞれ収容溝17A〜17D内で上下方向に弾性変形可能な片持ち梁状をなして設けられており、それぞれ各ブレード20A〜20Dの前後方向での移動を規制するようになっている。本実施形態では、第一収容溝17A内で上壁11の下面から延び第一ブレード20Aの移動を規制する複数の第一弾性係止片19Aと、上段下部隔壁18A−2の下面から延び第二ブレード20Bの移動を規制する複数の第二弾性係止片19Bと、下段上部隔壁18C−1の上面から延び第三ブレード20Cの移動を規制する複数の第三弾性係止片19Cと、底壁12の上面から延び第四ブレード20Dの移動を規制する複数の第四弾性係止片19Dとから成る。
【0037】
図3(A)は、コネクタ1のハウジング10の一部を斜め上方から、図3(B)は斜下方から見た外観を示す斜視図である。この図3(A),(B)では、ハウジング10の上壁11、手前側の側壁13、下段突壁16B、下段隔壁18C及び第三弾性係止片19Cの図示が省略されている。
【0038】
第一弾性係止片19Aは、図2及び図3(A)に見られるように、上壁11の前端寄り位置で前壁14の位置まで前方へ向けて延びる二つの第一前方係止片19A−1と、上壁11の後端寄り位置で上段上部隔壁18A−1の後端位置近傍まで後方へ向けて延びる一つの第一後方係止片19A−2とを有している。図2によく見られるように、第一前方係止片19A−1及び第一後方係止片19A−2は、前後方向では、互いに重複範囲をもつことなく離間して設けられている。また、図3(A)に見られるように、コネクタ幅方向では、二つの第一前方係止片19A−1同士間の位置に第一後方係止片19A−2が設けられている。
【0039】
第二弾性係止片19Bは、上段下部隔壁18A−2の前後方向中間位置で前壁14の位置まで前方へ向けて延びる二つの第二前方係止片19B−1と、該第二前方係止片19B−1よりも後方位置で中段隔壁18Bの後端位置近傍まで後方へ向けて延びる一つの第二後方係止片19B−2とを有している。図2に見られるように、第二前方係止片19B−1及び第二後方係止片19B−2は、前後方向では、互いに重複範囲をもつことなく離間して設けられている。また、コネクタ幅方向では、二つの第二前方係止片19B−1同士間の位置に第二後方係止片19B−2が設けられている。
【0040】
第三弾性係止片19Cは、図2に見られるように、下段上部隔壁18C−1の前後方向中間位置で前壁14の位置まで前方へ向けて延びる二つの第三前方係止片19C−1と、該第三前方係止片19C−1よりも後方位置で該下段上部隔壁18C−1の後端位置近傍まで後方へ向けて延びる一つの第三後方係止片19C−2とを有している。図2に見られるように、第三前方係止片19C−1及び第三後方係止片19C−2は、前後方向では、その基部同士が互いに重複範囲をもつように位置している。また、コネクタ幅方向では、二つの第三前方係止片19C−1同士間の位置に第三後方係止片19C−2が設けられている。
【0041】
第四弾性係止片19Dは、図2及び図3(A)に見られるように、底壁12の後端位置から前壁14の位置まで前方へ向けて延びる二つの第四前方係止片19D−1と、前壁14の位置から底壁12の後端位置まで後方へ向けて延びる一つの第四後方係止片19D−2とを有している。図2に見られるように、第四前方係止片19D−1及び第四後方係止片19D−2は、前後方向では、その基部を除く部分同士が互いに重複範囲をもつように位置している。また、図3(A)に見られるように、コネクタ幅方向では、二つの第四前方係止片19D−1同士間の位置に第四後方係止片19D−2が設けられている。
【0042】
四種のブレード20A〜20Dは、絶縁板で複数の端子を並設保持することにより作られている。これら四種のブレード20A〜20Dは、互いに絶縁板及び端子の長さが異なっているが、基本的な構成は共通しているので、まず、第一ブレード20Aについて構成を説明し、第二ブレード20B、第三ブレード20C及び第四ブレード20Dの構成については、他のブレードと異なる点を中心に説明する。
【0043】
図4は、各種ブレード20A〜20Dの側面図である。図5は、第一ブレード20Aの斜視図であり、(A)は斜上方から、(B)は斜下方から見た外観を示している。図6は、(A)は第一ブレード20Aの腕部用ブレード20A−1の一部の上面を示した平面図であり、(B)は腕部用ブレード20A−1の一部の下面を示した底面図であり、(C)は(A)のVI−VI断面図であり、腕部用ブレード20A−1の一部の、前後方向に対して直角な面での断面を示している。
【0044】
第一ブレード20Aは、コネクタ幅方向に配列された複数の導電条部材としての端子30Aと、端子の配列範囲を覆うように設けられたシールド板40Aと、端子30A及びシールド板40Aを一体モールド成形により保持する絶縁板50Aとを有している。
【0045】
全ての端子30Aは同形状で作られているが、そのうちの一部の端子30Aが信号端子30ASとして、他部の端子30Aがグランド端子30AGとして使用されている。具体的には、図6(A)〜(C)に見られるように、端子30Aは、コネクタ幅方向でグランド端子30AG、信号端子30AS、信号端子30ASという順を繰り返して配列されており、互いに隣接する一対の信号端子30ASの両側に一つのグランド端子30AGが配されている。
【0046】
上述したように信号端子30ASとグランド端子30AGは同じ形状であるので、ここでは、両者を区別することなく、「端子30A」として構成を説明し、必要に応じて、信号端子30ASの部分には「S」を、グランド端子30AGの部分には「G」を符号の末尾に付すこととする。
【0047】
端子30Aは、金属帯条片を板厚方向に屈曲して作られており、図4に見られるように、前後方向(コネクタ挿抜方向)に直状をなして延びる腕部31Aと、該腕部31Aの後端で下方へ向けて直角に屈曲された屈曲部32Aと、該屈曲部32Aを介して腕部31Aと連結されハウジング10の底部へ向けて下方に延びる脚部33Aとを有している。
【0048】
腕部31Aは、図4に見られるように、後述する腕部用絶縁板50A−1の上面に沿って前後方向に延びており、図5(A)や図6(A)によく見られるように、腕部31Aの上面(板面)の大部分が腕部用絶縁板50A−1の上面から露呈している。該腕部31Aの前端側部分の上面(露呈面)は、相手コネクタ2に設けられた相手端子(対応端子)80(図2参照)と接触する接触部31A−1として形成されている。
【0049】
脚部33Aは、図4に見られるように、後述する脚部用絶縁板50A−2の後面(図4での右面)に沿って上下方向に延びており、脚部33Aの後面(板面)の大部分が脚部用絶縁板50A−2の後面から露呈している。該脚部33Aの下端部は、直角に屈曲されて後方へ向けて延びており、回路基板(図示せず)の対応回路部に半田接続される接続部33A−1として形成されている。
【0050】
図4に見られるように、シールド板40Aは、端子30Aの腕部31Aに対応して設けられる腕部用シールド板40A−1と、端子30Aの脚部33Aに対応して設けられる脚部用シールド板40A−2とを有している。腕部用シールド板40A−1は、後述する腕部用絶縁板50A−1の下面に沿って設けられており、前後方向では腕部31Aのほぼ全長にわたる範囲に延びるとともに、図5(B)に見られるように、コネクタ幅方向(端子配列方向)では端子配列範囲全域にわたって延びている。
【0051】
また、図6(C)によく見られるように、腕部用シールド板40A−1は、コネクタ幅方向でのグランド端子30AGの腕部31AGに対応する位置で、上方(図6(C)では左方)すなわち腕部31AG側に突出するとともに、前後方向で腕部用シールド板40A−1全域にわたって延びる腕部用突条部41A−1が形成されている。該腕部用突条部41A−1は、その突出頂面で腕部31AGの下面(図6(C)では右面)に接触しており、グランド端子30AGと電気的に導通可能となっている。
【0052】
脚部用シールド板40A−2は、図4に見られるように、後述する脚部用絶縁板50A−2の前面(図4での左面)に沿って設けられており、上下方向では脚部33Aのほぼ全長にわたる範囲に延びるとともに、図5(B)に見られるように、コネクタ幅方向(端子配列方向)では端子配列範囲全域にわたって延びている。また、脚部用シールド板40A−2は、コネクタ幅方向でのグランド端子30AGの脚部33AGに対応する位置で、後方すなわち脚部33AG側に突出するとともに、上下方向で脚部用シールド板40A−2全域にわたって延びる脚部用突条部41A−2が形成されている(図5(A),(B)参照)。該脚部用突条部41A−2は、その突出頂面で脚部33AGの前面に接触しており、グランド端子30AGと電気的に導通可能となっている。
【0053】
絶縁板50Aは、図4に見られるように、端子30Aの腕部31Aに対応して設けられる腕部用絶縁板50A−1と、端子30Aの脚部33Aに対応して設けられる脚部用絶縁板50A−2とを有している。
【0054】
腕部用絶縁板50A−1は、樹脂製の板状部材であり、図4に見られるように、前後方向では腕部31Aのほぼ全長にわたる範囲に延びるとともに、コネクタ幅方向(端子配列方向)では端子配列範囲全域にわたって延びている。該腕部用絶縁板50A−1は、その上面及び下面にて、前後方向での四位置でコネクタ幅方向全域にわたって延びる保持部51A−1〜54A−1が形成されている(図5(A),(B)をも参照)。具体的には、腕部用絶縁板50A−1の前端位置に前端保持部51A−1、前方の中間位置に前方中間保持部52A−1、後方の中間位置に後方中間保持部53A−1、後端位置に後端保持部54A−1が形成されている。該保持部51A−1〜54A−1は、端子30Aの腕部31Aの上面そして腕部用シールド板40A−1の下面を覆っており、これによって、腕部31A及び腕部用シールド板40A−1が腕部用絶縁板50A−1によって、より確実に保持されている。
【0055】
本実施形態では、図2に見られるように、前方中間保持部52A−1は前後方向で第一前方係止片19A−1の前端部に対応して位置し、後端保持部54A−1は前後方向で第一後方係止片19A−2の後端部に対応して位置している。換言すると、保持部52A−1,54A−1は、信号端子30ASの腕部31ASと弾性係止片19A−1,19A−2との上下方向での間隔を最小とする近接範囲で、腕部31ASの上面を覆って絶縁コーティングを施している。この結果、例えばコネクタ1を高速信号伝送用コネクタとして用いるような場合、後述するように腕部用ブレード20A−1が第一収容溝17A内を上下方向に移動することにより、上記間隔の変動があっても、絶縁体との距離変動という事態を伴うことがなく、信号端子30ASにおける高速信号伝送時の特性の低下を防止できる。
【0056】
また、図4に見られるように、腕部用絶縁板50A−1は、前方中間保持部52A−1の上面から上方へ突出しコネクタ幅方向に延びる二つの前方係止突部55Aと、後端保持部54A−1の上面から上方へ突出しコネクタ幅方向に延びる一つの後方係止突部56Aとを有している(図5(A)をも参照)。二つの前方係止突部55Aは、図5(A)に見られるように、コネクタ幅方向でハウジング10の二つの第一前方係止片19A−1(図3(A)参照)と対応する位置に形成されている。後方係止突部56Aは、図5(A)に見られるように、後端保持部54A−1のコネクタ幅方向で大部分の中間域(両端域を除いた領域)にわたって形成されており、コネクタ幅方向でハウジング10の第一後方係止片19A−2(図3(A)参照)と対応して位置している。
【0057】
後述するように、前方係止突部55Aが第一前方係止片19A−1の前端と係止することにより、腕部用ブレード20A−1ひいては第一ブレード20Aの後方への所定量以上の移動が規制されている(図2参照)。また、後方係止突部56Aが第一後方係止片19A−2の後端と係止することにより、腕部用ブレード20A−1ひいては第一ブレード20Aの前方への所定量以上の移動が規制されている(図2参照)。本実施形態では、前後方向での係止突部55A,56A同士間の距離は、前後方向での弾性係止片19A−1,19A−2の先端(自由端)同士間の距離よりも若干大きく設定されている。つまり、係止突部55A,56Aと弾性係止片19A−1,19A−2との間に前後方向で隙間(ガタ)が存在しており、腕部用ブレード20A−1ひいては第一ブレード20Aはその隙間の範囲内で自由度をもって前後方向に移動可能となっている。
【0058】
また、腕部用絶縁板50A−1は、前方中間保持部52A−1の下面から下方へ突出しコネクタ幅方向に延びる二つの前方規制突部57Aと、後端保持部54A−1の下面から下方へ突出しコネクタ幅方向に延びる一つの後方規制突部58Aとを有している。腕部用ブレード20A−1は、上段上部隔壁18A−1(図2参照)の上面に対してこれらの規制突部57A,58Aのみで当接し、これによって、腕部用ブレード20A−1が前後方向での全長にわたり上段上部隔壁18A−1の上面と接触することが阻止されている。この結果、後述するように、腕部用ブレード20A−1が第一収容溝17A内で傾斜移動する際に、前後方向での移動を伴うことがあっても、腕部用ブレード20A−1と上段上部隔壁18A−1の上面との摩擦は小さくなり、何らその移動に支障はきたさない。
【0059】
脚部用絶縁板50A−2は、樹脂製の板状部材であり、図4に見られるように、上下方向では脚部33Aのほぼ全長にわたる範囲に延びるとともに、コネクタ幅方向(端子配列方向)では端子配列範囲全域にわたって延びている。該脚部用絶縁板50A−2は、その前面及び後面にて、上下方向での三位置でコネクタ幅方向全域にわたって延びる保持部51A−2〜53A−2が形成されている。具体的には、脚部用絶縁板50A−2の上端位置に上端保持部51A−2、中間位置に中間保持部52A−2、下端位置に下端保持部53A−2が形成されている。該保持部51A−2〜53A−2は、端子30Aの脚部33Aの後面そして脚部用シールド板40A−2の前面を覆っており、これによって、脚部33A及び脚部用シールド板40A−2が脚部用絶縁板50A−2によって、より確実に保持されている。
【0060】
第一ブレード20Aは、複数の端子30Aの腕部31A及び腕部用シールド板40A−1が腕部用絶縁板50A−1で、そして複数の端子30Aの脚部33A及び脚部用シールド板40A−2が脚部用絶縁板50A−2で、一体モールド成形により保持される。このようにして作られた第一ブレード20Aは、腕部31A、腕部用シールド板40A−1及び腕部用絶縁板50A−1を有する腕部用ブレード20A−1と、脚部33A、脚部用シールド板40A−2及び脚部用絶縁板50A−2を有する脚部用ブレード20A−2とが、互いに直角をなして、端子30Aの屈曲部32Aで連結された構成となっている。
【0061】
第二ブレード20Bは、第一ブレード20Aの腕部用ブレード20A−1を前後方向で短くするとともに、脚部用ブレード20A−2を上下方向で短くしたような形状をなしている。換言すると、第二ブレード20Bの端子30Bの腕部31B、脚部33B、シールド板40B−1,40B−2、絶縁板50B−1,50B−2は、それぞれ第一ブレード20Aの端子30Aの腕部31A、脚部33A、シールド板40A−1,40A−2、絶縁板50A−1,50A−2よりも短くなっている。
【0062】
第三ブレード20Cは、第二ブレード20Bの腕部用ブレード20B−1を前後方向で短くするとともに、脚部用ブレード20B−2を上下方向で短くしたような形状をなしている。換言すると、第三ブレード20Cの端子30Cの腕部31C、脚部33C、シールド板40C−1,40C−2、絶縁板50C−1,50C−2は、それぞれ第二ブレード20Bの端子30Bの腕部31B、脚部33B、シールド板40B−1,40B−2、絶縁板50B−1,50B−2よりも短くなっている。また、該第三ブレード20Cは、端子30Cの接続部33C−1が前方へ向けて延びている点と、腕部用絶縁板50C−1の係止突部55C,56Cが下方へ向けて突出している点と、腕部用絶縁板50C−1の規制突部57C,58Cが上方へ向けて突出している点で、第二ブレード20Bと異なっている。
【0063】
第四ブレード20Dは、第三ブレード20Cの腕部用ブレード20C−1を前後方向で短くするとともに、脚部用ブレード20C−2を上下方向で短くしたような形状をなしている。換言すると、第四ブレード20Dの端子30Dの腕部31D、脚部33D、シールド板40D−1,40D−2、絶縁板50D−1,50D−2は、それぞれ第三ブレード20Cの端子30Bの腕部31C、脚部33C、シールド板40C−1,40C−2、絶縁板50C−1,50C−2よりも短くなっている。
【0064】
次にコネクタ1の組立てについて説明する。コネクタ1は、四種のブレード20A〜20Dを、第四ブレード20D、第三ブレード20C、第二ブレード20B、第一ブレード20Aの順にハウジング10へ後方から取り付けることにより組み立てられる。図7は、コネクタ幅方向に対して直角な面でのコネクタ1の断面図であり、ハウジング10へのブレード20A〜20Dの取付過程の状態を、コネクタ幅方向での端子30A〜30Dの位置の断面で示している。図7では、端子30A〜30Dの断面及びシールド板40A〜40Dの断面のハッチングが省略されている。
【0065】
まず、取付部材60を、ハウジング10の取付部13Aへ上方から圧入することにより取り付ける。取付部材60の取付けは、ブレード20A〜20Dの取付けの後に行われてもよいし、また、同時に行われてもよい。また、取付部材60は下方からの圧入により取り付けられてもよいし、ハウジング10との一体モールド成形により取り付けられてもよい。
【0066】
次に、第四ブレード20Dの腕部用ブレード20D−1を、ハウジング10の下段下部隔壁18C−2の下面に沿わせながら前方へ移動させて、第四収容溝17Dへ挿入する。その挿入過程にて、腕部用ブレード20D−1の前方係止突部55Dが第四後方係止片19D−2に当接し、図7に見られるように、該第四後方係止片19D−2を下方へ向けて弾性変形させることにより、腕部用ブレード20D−1のさらなる挿入が許容される。
【0067】
さらに、腕部用ブレード20D−1が挿入されて、前方係止突部55Dが第四後方係止片19D−2の前端よりも前方位置に達すると、第四後方係止片19D−2が自由状態に戻る。その結果、図2に見られるように、第四後方係止片19D−2の前端が、前方係止突部55Dの後方で該前方係止突部55Dと係止可能に位置し、腕部用ブレード20D−1ひいては第四ブレード20Dの後方への移動が規制される。また、このとき、図2に見られるように、第四前方係止片19D−1の後端は、後方係止突部56Dの前方で該後方係止突部56Dと係止可能に位置しており、これによって、腕部用ブレード20D−1ひいては第四ブレード20Dの前方への移動が規制される。
【0068】
また、図2に見られるように、腕部用ブレード20D−1の規制突部57D,58D(図4参照)の上面と下段下部隔壁18C−2の下面との間には、隙間(ガタ)が形成されており、腕部用ブレード20D−1は上記隙間の範囲内で自由度をもって上下方向に移動可能となっている。本実施形態では、上記隙間は、係止突部55D,56Dの突出量(高さ寸法)よりも小さくなっている。したがって、仮に腕部用ブレード20D−1が上方へ移動しても、第四後方係止片19D−2と前方係止突部55Dとの係止状態及び第四前方係止片19D−1と後方係止突部56Dとの係止状態が維持されるので、腕部用ブレード20D−1ひいては第四ブレードの前後方向での位置決めを図ることができ、また、ハウジング10からの第四ブレード20Dの抜けを確実に防止できる。図2に見られるように、第四ブレード20Dの取付けが完了した状態にて、端子30Dの接続部33D−1は、ハウジング10の底壁12の底面よりも下方に位置する。
【0069】
次に、上述した第四ブレード20Dの取付けと同じ要領で、第三ブレード20Cの腕部用ブレード20C−1、第二ブレード20Bの腕部用ブレード20B−1そして第一ブレード20Aの腕部用ブレード20A−1をこの順で、それぞれ第三収容溝17C、第二収容溝17Bそして第一収容溝17Aへ後方から挿入することにより、各ブレード20C,20B,20Aをハウジング10へ取り付ける。この結果、ブレード20A〜20Dは、腕部用ブレード20A−1〜20D−1同士が上下方向でそして脚部用ブレード20A−2〜20D−2同士が前後方向で間隔をもって順次位置した状態で、ハウジング10に保持される。
【0070】
ブレード20C,20B,20Aも、第四ブレード20Dと同様に、収容溝17C,17B,17A内に形成された隙間(ガタ)の範囲内で上下方向での移動が可能となっている。また、図2に見られるように、各ブレード20A〜20Cの端子30A〜30Cの接続部33A−1〜33C−1は、ハウジング10の底壁12の底面よりも下方に位置する。
【0071】
本実施形態に係るコネクタ1は、次の要領で回路基板の実装面に実装される。まず、回路基板の実装面とハウジング10の底壁12が対面するようにして、コネクタ1を上記実装面上に配置すると、各種ブレード20A〜20Dの接続部33A−1〜33D−1が実装面上の対応回路部に当接する。
【0072】
仮に、コネクタ1を上記実装面に配置する前において全てのブレード20A〜20Dの接続部33A−1〜33D−1の高さ位置が揃っている場合には、該コネクタ1を実装面上に配置した後においても、ブレード20A〜20Dが後述するような傾斜移動をすることなく、接続部33A−1〜33D−1の高さ位置が揃った状態がそのまま維持される。
【0073】
一方、コネクタ1を上記実装面に配置する前において全てのブレード20A〜20Dの接続部33A−1〜33D−1の高さ位置が製造誤差等に起因してバラついている場合には、本実施形態では、後述するように、コネクタ1を実装面上に配置した際に、接続部33A−1〜33D−1の高さ位置の不揃いが自動的に位置修正される。
【0074】
コネクタ1を実装面上に配置すると、接続部33A−1〜33D−1が上記対応回路部に当接して該対応回路部から上方へ向けた当接力を受けることにより、他の接続部よりも下方に位置していた接続部を有するブレードは、ハウジング10の収容空間17内で腕部用ブレードの後部がもち上がるような傾斜姿勢となる。
【0075】
例えば、接続部33A−1〜33D−1のうち第一ブレード20Aの接続部33A−1のみが他の接続部33B−1〜33D−1よりも下方に位置していた場合、該接続部33A−1が、対応回路部からの上記当接力を受けることにより、高さ位置のずれの量だけ上方へもち上げられる。この結果、第一ブレード20Aは、接続部33A−1がもち上げられた量に応じて、収容空間17内で上記傾斜姿勢となる。この第一ブレード20Aの傾斜移動は、第一収容溝17A内での上下方向のガタの範囲内、すなわち第一弾性係止片19A及び上段上部隔壁18A−1と腕部用ブレード20A−1との間に形成されている隙間の範囲内でなされる。このように、第一ブレード20Aが傾斜姿勢となることにより、該接続部33A−1と他の接続部33B−1〜33D−1との高さ位置が揃う。
【0076】
ここでは、一種のブレードの接続部の高さ位置がずれている場合について説明したが、複数種のブレードの接続部の高さ位置がそれぞれバラついている場合においても同様である。つまり、回路基板の実装面への配置前の状態で最上位に位置する接続部をもつブレード以外のブレードが、上記当接力に起因して上述の傾斜姿勢となることにより、全ての接続部33A−1〜33D−1の高さ位置が上記最上位の接続部の位置で揃えられる。
【0077】
このように全ての接続部33A−1〜33D−1の高さ位置が揃えられることにより、該全ての接続部33A−1〜33D−1を対応回路部に確実に接触させることができる。そして、該接続部33A−1〜33D−1を対応回路部に半田接続することにより、全ての接続部33A−1〜33D−1について良好な半田接続状態を確保できる。また、取付部材60が回路基板の対応部に半田接続される。
【0078】
また、本実施形態では、各腕部用ブレード20A−1〜20D−1は、収容溝17A〜17D内にて、上述したガタの範囲内で上下方向に自由に移動可能となっていて、腕部用ブレード20A−1〜20D−1は傾斜しても外力を受けることはないので、実装面上に配された接続部33A−1〜33D−1に残留応力は生じない。したがって、半田接続部位に残留応力が生じることもないので、良好な半田接続状態を確実に持続させることができる。
【0079】
また、本実施形態では、腕部用ブレード20A−1〜20D−1には、規制突部57A〜57D,58A〜58Dが形成されていて、収容溝17A〜17Dの内面と該腕部用ブレード20A−1〜20D−1の板面が全長にわたり接触することが阻止されている。したがって、上述の当接力や弾性係止片からの弾性力に起因して腕部用ブレード20A−1〜20D−1が、収容溝17A〜17Dで移動することにより、弾性係止片19A〜19Bとは反対側の板面が収容溝17A〜17Dの内面に近づいたとき、該腕部用ブレード20A−1〜20D−1は規制突部57A〜57D,58A〜58Dでのみ上記内面と当接する。この結果、腕部用ブレード20A−1〜20D−1と収容溝17A〜17Dの内面との摩擦力は小さくなるので、腕部用ブレード20A−1〜20D−1が上下方向で移動する際に前後方向の移動を伴った場合であっても、その移動に何ら支障はきたさない。
【0080】
次に、図2に基づいて相手コネクタ2の構成を説明する。相手コネクタ2は、コネクタ1の受入部15に適合した直方体形外形のハウジング70と、該ハウジング70に配列保持される複数の相手端子80と、該ハウジング70に保持される取付部材90とを有している。
【0081】
ハウジング70は、回路基板(図示せず)の実装面に対面する底壁71と、該底壁71から起立する四角枠状の周壁とを有している。該周壁は、コネクタ幅方向(図2の紙面に対して直角な方向)に延びる一対の側壁72A,72Bと、図2での上下方向に延び一対の側壁72A,72Bの端部同士を連結する一対の端壁(図示せず)とを有している。また、側壁72A,72B同士間には、底壁71から起立してコネクタ幅方向に延びる一対の中央壁73A,73Bが形成されている。
【0082】
上記周壁に囲まれた空間には、コネクタ1の嵌合部を受け入れるための対応受入部74が形成されている。図2に見られるように、相手コネクタ2を、底壁71の壁面がコネクタ挿抜方向(図2にて左右方向)に対して直角をなすような姿勢として状態で、対応受入部74は、上段対応受入部74A、中段対応受入部74B及び下段対応受入部74Cの三つの空間に区分されている。具体的には、側壁72Aと中央壁73Aとの間に上段対応受入部74A、一対の中央壁73A,73B同士間に中段対応受入部74B、側壁72Bと中央壁73Bとの間に下段対応受入部74Cが形成されている。該対応受入部74A,74B,74Cは、図2に見られるように、前後方向で開放されている。該対応受入部74A,74B,74C内には、それぞれ底壁12から起立するとともにコネクタ幅方向に延びる突壁75A,75B,75Cが形成されている。本実施形態では、側壁72A,72B、中央壁73A,73B及び突壁75A,75B,75Cが嵌合部を形成している。
【0083】
相手端子80は、コネクタ1のブレード20A〜20Dに対応して四列設けられており、それぞれ側壁72A,72Bあるいは中央壁73A,73Bの壁面に沿って延びるように保持されている。各列の複数の相手端子80には、相手信号端子と相手グランド端子が含まれており、各列において該相手信号端子と該相手グランド端子とが、コネクタ1の信号端子30S及びグランド端子30Gに対応する順序で配列されている。本実施形態では、説明の便宜上、必要に応じて、上記四列の相手端子80を、図2の上方の列から順に相手端子80A,80B,80C,80Dとして区別する。
【0084】
相手端子80は、金属帯状片を板厚方向に屈曲して作られており、図2にて前後方向の延びる弾性腕部81と、該弾性腕部81に連続しハウジング10の底壁12で圧入保持される被保持部82と、該被保持部82の端部(図2での左端)で直角に屈曲されて延び回路基板の対応回路部(図示せず)に半田接続される接続部83とを有している。
【0085】
弾性腕部81A〜81Dは、板厚方向(図2での上下方向)で弾性変形可能であり、その自由端部には、コネクタ1の端子30A〜30Dに弾性接触可能な対応接触部81A−1〜81D−1が屈曲形成されている。具体的には、図2に見られるように、弾性腕部81A,81Bの対応接触部81A−1,81B−1は下方へ、対応接触部81C−1,81D−1は上方へ向けて突出するように形成されている。また、該弾性腕部81A〜81Dは、対応する側壁72A,72Bあるいは中央壁73A,73Bとの間に隙間をもって位置しており、コネクタ嵌合状態にて上記隙間の範囲内で弾性変形可能となっている。
【0086】
接続部83A〜83Dは、図2に見られるように、ハウジング10外、すなわち図2にて底壁71よりも左方に位置しており、接続部83A,83Bは上方へ、そして接続部83C,83Dは下方へ向けて延びている。
【0087】
取付部材90は、相手コネクタ2を回路基板へ固定取付けするための部材であり、金属板部材で作られており、図2に見られるように、底壁71よりも左方に向け突出するようにして、ハウジング10の端壁の取付部(図示せず)で保持されている。
【0088】
このような構成の相手コネクタ2は、回路基板(図示せず)の実装面上に配置され、相手端子80A〜80Bの接続部83A〜83Dがそれぞれ回路基板の対応回路部に半田接続されるとともに、取付部材90が回路基板の対応部に半田接続されることにより、回路基板に実装される。
【0089】
次に、コネクタ1と相手コネクタ2との嵌合動作について説明する。まず、既述した要領でコネクタ1と相手コネクタ2をそれぞれ対応する回路基板の実装面に実装する。そして、図2に見られるように、コネクタ1の前方位置で、相手コネクタ2の嵌合部をコネクタ1の受入部15に対面させる。
【0090】
次に、図2にて矢印で示されるように、相手コネクタをコネクタ1へ向けて後方へ移動させ、相手コネクタ2の嵌合部をコネクタ1の受入部15A〜15Cへ挿入するとともに、コネクタ1の嵌合部を相手コネクタ2の対応受入部74A〜74Cへ挿入する。
【0091】
この結果、コネクタ1の第一ブレード20Aの腕部用ブレード20A−1の前端側部分(上段受入部15A内に位置する部分)は、相手端子80Aの弾性腕部81Aの対応接触部81A−1に当接し、該弾性腕部81Aを側壁72A側へ弾性変形させながら、該弾性腕部81Aと突壁75Aとの間に挿入される。これと同様に、第四ブレード20Dの腕部用ブレード20D−1の前端側部分(下段受入部15C内に位置する部分)は、相手コネクタ2の弾性腕部81Dと突壁75Cとの間に挿入される。
【0092】
また、コネクタ1の第二ブレード20Bの腕部用ブレード20B−1の前端側部分(中段受入部15B内に位置する部分)は、相手端子80Bの弾性腕部81Bの対応接触部81B−1に当接し、該弾性腕部81Aを中央壁73A側へ弾性変形させながら、該弾性腕部81Bと突壁75Bとの間に挿入される。これと同様に、第三ブレード20Cの腕部用ブレード20C−1の前端側部分(中段受入部15B内に位置する部分)は、該弾性腕部81Cと突壁75Bとの間に挿入される。
【0093】
また、コネクタ1の上段突壁16Aは、相手コネクタ2の突壁75Aと中央壁73Aとの間の空間(対応受入部74Aの一部)に収容され、下段突壁16Bは、突壁75Cと中央壁73Bとの間の空間(対応受入部74Cの一部)に収容される。
【0094】
また、相手コネクタ2の側壁72A及び突壁75Aは、コネクタ1の上段受入部15Aに収容される。相手コネクタ2の二つの中央壁73A,73B及び突壁75Bは、相手コネクタ2の中段受入部15Bに収容される。相手コネクタ2の側壁72B及び突壁75Cは、コネクタ1の下段受入部15Cに収容される。
【0095】
コネクタ嵌合が完了した状態では、相手端子80A〜80Dの弾性腕部81A〜81Dの弾性変形状態が維持されており、各ブレード20A〜20Dの端子30A〜30Dの接触部31A−1〜31D−1と相手端子80A〜80Dの対応接触部81A−1〜81D−1とが接圧をもって接触する。
【0096】
本実施形態では、弾性係止片は、それぞれコネクタ幅方向で三つ設けられることとしたが、ブレードの前方への移動及び後方への移動を規制できるのであれば、弾性係止片の数は三つに限られない。また、本実施形態では、各ブレードの規制突部は前後方向で二位置に設けられることとしたが、ブレードが収容溝の内面に対して前後方向での全長にわたり接触することを阻止できるのであれば、規制突部が設けられる前後方向での位置の数は二つに限られない。また、本実施形態では、腕部用ブレード及び脚部用ブレードは板面同士が互いに直角をなしていることとしたが、該板面同士のなす角度は直角に限られず、例えば鈍角をなしていてもよい。すなわち、腕部用ブレード及び脚部用ブレードは、板面同士が互いに角度をもって位置していればよい。
【0097】
本実施形態では、絶縁板50A〜50Dによって端子30A〜30D及びシールド板40A〜40Dが保持されて作られた各種ブレード20A〜20Dがハウジング10で保持されるコネクタ1について説明したが、本発明を適用可能なコネクタの形態はこれに限られない。例えば、別の実施形態として、本実施形態のブレードから絶縁板及びシールド板を省略したような場合、すなわち端子のみがハウジングに挿入されて保持されるような形態のコネクタにも本発明を適用可能である。
【0098】
例えば、金属板部材の平坦面を維持するように該金属板部材を略L字状に打ち抜いて作られた複数種の端子を用意し、同種の複数の端子を、板面同士が平行をなすようにしてコネクタ幅方向に配列することができる。各種端子は、前後方向に延びる腕部と上下方向に延びる脚部とを有しており、腕部の前端側に相手端子との接触のための接触部が形成され、脚部の下端側に回路基板との半田接続のための接続部が形成される。また、上記腕部の前後方向での複数箇所に該腕部の上縁から突出する上方突起及び下縁から突出する下方突起を形成して、該上方突起及び該下方突起の一方を係止突部として使用し、他方を規制突部として使用することもできる。
【0099】
上述のような別の実施形態においても、既述したブレードを有する場合と同様に、端子はハウジングの収容溝内で上下方向に移動可能なので、接続部の位置修正の際に、端子が収容溝内で移動しても、接続部と回路基板との半田接続部位に応力を残すことがなくなり、良好な半田接続状態を確保できる。
【符号の説明】
【0100】
1 コネクタ(ライトアングル電気コネクタ)
2 相手コネクタ
10 ハウジング
17 収容空間
17A〜17D 収容溝
19A〜19D 弾性係止片
20A〜10D ブレード
20A−1〜20D−1 腕部用ブレード
20A−2〜20D−2 脚部用ブレード
30A〜30D 端子(導電条部材)
31A〜31D 腕部
31A−1〜31D−1 接触部
32A〜32D 屈曲部
33A〜33D 脚部
33A−1〜33D−1 接続部
50A〜50D 絶縁板
55A〜55D 前方係止突部(係止突部)
56A〜56D 後方係止突部(係止突部)
57A〜57D 前方規制突部(規制突部)
58A〜58D 後方規制突部(規制突部)
80A〜80D 相手端子(対応端子)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7