【文献】
Jaeyeon Song, et al.,Response to Call for Proposals for MPEG Media Transport,ISO/IEC JTC1/SC29/WG11, MPEG2011/M19266,2011年 1月
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記マルチメディアコンテンツに関連する特定の情報は、MMT(MPEG MEDIA Transport)アセット関連情報であることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の望ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
図面において、同一の構成要素に対してはできるだけ同一の参照符号及び参照番号を付して説明する。次の説明において、具体的な構成及び構成要素のような特定詳細は、ただ本発明の実施形態の全般的な理解を助けるために提供されるだけである。したがって、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、以下に説明される本発明の様々な変形及び変更が可能であることは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。なお、公知の機能または構成に関する具体的な説明は、明瞭性と簡潔性のために省略する。
【0026】
後述する本発明の実施形態では、MMT標準を例として説明するが、本発明は、これに限定されず、他の放送技術にも適用することができる。
【0027】
また、後述する本発明の実施形態では、MMT標準で定義される階層構造について説明する。本発明の実施形態では、マルチメディアコンテンツを消費するための制御情報メッセージの構成を提案し、それによってMMT標準で定義している階層構造で制御情報メッセージを提供するための階層について具体的に説明する。
【0028】
図2は、本発明の実施形態によるMMT標準に基づいた放送システム(以下、“MMTシステム”と称する)により提供されるMMTサービスを概念的に示す。
【0029】
図2では、MMTサービスのためのコンテンツがUHD、VOD、ライブストリーミング、ファイル、ウィジェット(Widget)、電子書籍(E-book)、及びメタデータを含むと仮定する。しかしながら、MMTサービスは、その他に電気的信号で表現可能なすべてのコンテンツをその対象とすることができることはもちろんである。
【0030】
多様なコンテンツの各々によるマルチメディアデータは、MMTカプセル化装置(MMT encapsulator)により所定のフォーマットに従ってカプセル化された後、マルチメディアフレームを構成して異種ネットワークを介して加入者端末にハイブリッド伝送される。ここで、異種ネットワークは、放送ネットワークとIPネットワークなどが混在された伝送環境のネットワークを意味する。
【0031】
異種ネットワークを通じてハイブリッド伝送されるマルチメディアフレームを受信する加入者端末は、マルチメディアフレームから所望するコンテンツに対応するマルチメディアデータを抽出する。抽出したマルチメディアデータに基づき、所望するコンテンツに対応するビデオ/オーディオ/アプリケーションがユーザーに提供される。このとき、所定のコンテンツのために提供されるビデオ/オーディオ/アプリケーションに対応するマルチメディアデータの各々は‘MMTアセット’と称する。加入者端末は、マルチメディアサービスのサポートが可能な大部分の端末を含む意味として使用される。加入者端末の代表的な例は、IP TV、スマートフォンであり得る。
【0032】
したがって、MMTサービスにより達成される目的は、高品質のコンテンツの転送、ハイブリッドコンテンツのサポート、ハイブリッドネットワークのサポートとなり得る。
【0033】
図3は、本発明の実施形態によるMMTシステムにおいて、マルチサービス/コンテンツに関連したマルチメディアフレームを異種ネットワークを介して伝送するための階層構造を示す。
【0034】
図3を参照すると、MMTシステムは、マルチメディアフレームを構成して伝送する。
MMTシステムは、メディアコーディング階層310、カプセル化階層(階層E)320、伝送階層(階層D)330,390、ネットワーク階層340、データリンク階層350、物理階層360、及び制御階層(階層C)370,380を含む。
【0035】
メディアコーディング階層310と階層E320は、マルチコンテンツ又はマルチサービスによるマルチメディアデータを生成する。したがって、2個の階層は、‘マルチメディアデータ生成部’の構成であると見なされる。
【0036】
階層D330は、マルチメディアフレームを構成する。したがって、階層D330は、‘マルチメディアフレーム構成部’の構成と見なされる。階層D330は、ヘッダー情報とマルチメディアデータを結合してマルチメディアフレームを構成する。ヘッダー情報は、マルチメディアフレームを区分するフレーム識別子、ネットワーク階層での接続サービス品質及び終端間ネットワーク性能を測定するために要求される情報により構成される。
【0037】
階層C370,380は、ハイブリッドコンテンツの生成、消費、及び伝送と関連した情報を提供する。したがって、階層C370,380は、‘マルチメディア制御部’の構成とみなすことができる。
【0038】
上記したように、MMTシステムは、3個の技術領域である階層E320、階層D330,390、及び階層C370,380を含む。階層E320はハイブリッドコンテンツの生成を担当し、階層D330,390は異種ネットワークを通じるハイブリッドコンテンツの効率的な伝送を担当し、階層C370,380はハイブリッドコンテンツの消費及び伝送を管理するための全般的な制御を担当する。
【0039】
階層E320は、MMT E.3 322、MMT E.2 324、及びMMT E.1 326で構成される。MMT E.3 322は、メディアコーディング階層310から提供されるコーディングされたマルチメディアデータを入力してMMTサービスのための最も基本単位であるフラグメントを生成する。MMT E.2 324は、MMT E.3 322により生成されたフラグメントを用いてMMTサービスのためのアクセスユニット(AU)を生成する。MMT E.1 326は、MMT E.2 324により提供されるAUを結合又は分割してハイブリッドコンテンツの生成、格納、及び伝送のためのフォーマットを生成する。
【0040】
階層Dは、MMT D.1 332、MMT D.2 334、及びMMT D.3 390で構成される。MMT D.1 332は、RTP又はHTTPに類似した役割をするアプリケーションプロトコル(AP)を担当する。MMT D.2 334は、UDP又はTCPに類似した役割をするネットワーク階層プロトコルを担当する。MMT D.3 390は、階層E320を構成する各階層と階層D330を構成する各階層との間の最適化のための動作を実行する。
【0041】
階層Cは、MMT C.1 370とMMT C.2 380で構成される。MMT C.1 370は、ハイブリッドコンテンツの生成及び消費と関連した情報を提供し、MMT C.2 380は、ハイブリッドコンテンツの伝送に関連した情報を提供する。
【0042】
図4は、本発明の実施形態によるMMT C.1 370の構造を示す。
【0043】
MMT C.1は、複合マルチメディアコンテンツに関する情報と複合マルチメディアコンテンツを消費する場合に使用される情報を提供する。MMT標準において、複合マルチメディアコンテンツは、MMTアセット又はMMTパッケージ形態で構成される。MMTパッケージは、複数のMMTアセットを含むことができる。
【0044】
図4を参照すると、MMT C.1は、MMTパッケージ/アセット情報シグナリング部410とMMT構成情報シグナリング部420を含む。MMTパッケージ/アセット情報シグナリング部410は、MIMT(MMT Package/Asset Information Management Table)411、MPCIT(MMT Package Configuration Information Table)412、MACIT(MMT Asset Configuration Information Table)413、MAIT(MMT Access Information Table)414、SFIT(Specific Function Information Table)415、及びDCIT(Device Capability Information Table)416を含む。
【0045】
MPCIT412は、コンテンツ名、コンテンツプロバイダ、コンテンツ形式、コンテンツ消費に要求されるアプリケーション、又はハードウェアの仕様のようなMMTアセットに関する情報を含む。MACIT413は、パッケージ情報、パッケージプロバイダ、パッケージを構成するアセット情報のようなMMTパッケージに関する情報を含む。MAIT414は、MMTアセット又はMMTパッケージにアクセスする情報を含む。SFIT415は、デバイス管理又はデジタル著作権管理(Digital Right Management)のようなシステム特性(specific)情報を含む。DCIT416は、MMTアセット又はMMTパッケージの消費のために推奨又は要求される装置の機能情報を含む。MIMT411は、5個の表に対するバージョン情報、更新周期などのテーブル管理情報を含む。
【0046】
MMT構成情報シグナリング部420は、MMT構成情報を伝送する。MMT構成情報は、MMTパッケージに関するパッケージ情報431、MMTパッケージの伝送時に考慮すべき情報である伝送特性(transport characteristic)432、及びMMTパッケージ又はMMTパッケージ内のアセットが装置の画面に表示される場合に必要なパッケージあるいはパッケージ内のアセットが装置の画面上に提供される場合に必要な構成情報を含む。
【0047】
伝送特性432は、伝送速度及び誤り率、又は環境品質と関連した情報を含むことができる。
【0048】
構成情報は、MMTパッケージ又はMMTアセットが消費される場合に消費時間内にすべての構成情報を一度に提供する全体構成情報433と、消費時間内に多様な構成のために複数個伝送される部分構成情報434を含む。この部分構成情報434は、再生、停止、巻き戻し、表示(show up)のように多様な命令語を含むことができる。
【0049】
MMTパッケージ/アセット情報シグナリング部410とMMT構成情報シグナリング部420から提供される制御情報は、多様な伝送方法440を通じて伝送することができる。
【0050】
図5A〜
図5Eは、本発明の実施形態によるMMT C.1メッセージ(以下、‘階層C1メッセージ’と称する)の伝送方法を示す。
【0051】
図5Aは、MMTパッケージ/アセット情報とMMT構成情報で構成された階層C1メッセージをTCP/IPに基づいて相手に伝送する例示図である。階層C1メッセージをTCP/IPに基づいて伝送する方式は、別途のプロトコルが不要であり、MMTアセット/パッケージを提供するサーバとクライアントがインターネットを介して直接接続する場合に適合した伝送方法である。
【0052】
図5Bは、階層C1メッセージをUDP/IP環境で伝送する例示図である。これは、安定的であり、誤りがないが、オーバーヘッドの多いTCPを使用するのに難しい環境やIPベースの片方向伝送に使用するのに適合した方法である。
【0053】
図5Cは、階層C1メッセージをMMTシステムの伝送プロトコルで提供されるD2プロトコルに基づいて伝送する例示図である。階層Dは、伝送を担当する階層であって、D1ペイロード階層とD2プロトコル階層からなる。D1ペイロード階層は、多様な伝送プロトコルに関係なく、MMTパッケージ/アセット又は階層C1メッセージを伝送可能なようにペイロードを構成する階層である。D2プロトコル階層は、IP環境又は伝送環境を考慮したプロトコルを提供してD1ペイロードが転送されるようにする階層である。
図5Cは、D2プロトコル階層で提供されるパケットのペイロードに含めて階層C1メッセージを伝送するもので、マルチメディアコンテンツが伝送される論理チャンネルと同一の論理チャンネルを介して階層C1メッセージを伝送する必要がある場合に適合した方法である。
【0054】
図5Dは、階層C1メッセージをD1ペイロードに含めて伝送する例示図である。これは、階層C1メッセージが直ちに消費される必要がある場合、例えば、MMTパッケージ/アセットに関する部分構成情報が伝送される場合に適合する。
【0055】
図5Eは、階層C1メッセージをIP環境又はMPEG-2 TSのような放送環境に関係なく伝送する例示図である。すなわち、階層C1メッセージがSDPのようなプロトコルに含めて伝送される例を示す。
【0056】
図6A〜
図6Eは、本発明の実施形態による階層C1メッセージの構成を示す。
【0057】
図6Aは、階層C1メッセージの一般的な構造を示す。
【0058】
階層C1メッセージは、メッセージタイプフィールド601、長さフィールド602、選択フィールド603、及びペイロードフィールド604で構成される。
【0059】
メッセージタイプフィールド601は、MMTパッケージ/アセット情報、MMT構成情報、全体構成情報、及び部分構成情報のうち、階層C1メッセージにより伝送され内容を示すフィールドである。メッセージタイプフィールド601の長さは、2ビットであればよい。しかしながら、階層C1メッセージの追加を考慮すれば、その長さは、1バイトであり得る。したがって、メッセージタイプの長さは、特定値に限定されるものではない。
【0060】
長さフィールド602は、階層C1メッセージの全体長さを示すフィールドである。階層C1メッセージの全体長さは、階層C1メッセージのヘッダーとペイロードの長さに従って可変長を有することができる。例えば、長さが短い階層C1メッセージは、長さフィールド602の長さを短く設定し、長さが長い階層C1メッセージは長さフィールド602の長さを長く設定する。
【0061】
選択フィールド603は、階層C1メッセージで選択的に提供されるフィールドでなく、メッセージタイプに従って階層C1メッセージが有する異なる値を提供するフィールドである。これについては、下記の
図6B〜
図6Eを参照して詳細に説明する。
【0062】
ペイロードフィールド604は、階層C1メッセージの実際コンテンツを伝送するフィールドである。
図6Bは、メッセージタイプがMMTパッケージ/アセット情報である階層C1メッセージの一実施形態を示す。
【0063】
この場合、階層C1メッセージの選択フィールド603は、テーブル情報611が記録される。テーブル情報611は、ペイロードに含まれて伝送されるテーブルのタイプを示す情報である。
【0064】
例えば、テーブル情報611が6ビットであり、その値が111000である場合、階層C1メッセージのペイロードは、MIMT、MPCIT、MACITを含むが、MAIT、SFIT、DCITは含んでいない。
【0065】
したがって、受信器は、選択フィールド603に記録されたテーブル情報611に基づいて要求されるテーブルがペイロードに含まれているか否かを判定する。これは、受信器の不必要な動作を減少させる。
【0066】
上記の説明では、選択フィールド603に記録された2進方式で表示されるテーブル情報611に基づいて、MMTパッケージ/アセット情報に対応するテーブルが存在するか否かを判定する。しかしながら、選択フィールド603に記録されたテーブル情報611は、テーブル識別子、バージョン情報をさらに示すことができる。このようにテーブル情報611が追加情報をさらに含む場合に、選択フィールド603の長さは拡張される。
【0067】
図6Cは、メッセージタイプがMMT構成情報である階層C1メッセージの一実施形態を示す。
【0068】
この場合、階層C1メッセージの選択フィールド603に、パッケージ/アセットID621と構成情報622が記録される。この構成情報622は、バージョン情報を含む。
【0069】
MMT構成情報は、所定のMMTパッケージ/アセットに接続される情報であるため、パッケージ/アセットID621が必ず必要である。また、MMT構成情報は、ペイロードを通じて伝送される構成情報622、すなわちバージョンを含む。
【0070】
しかしながら、階層C1メッセージがMMT構成情報に対応するMMTパッケージ又はアセットと共に伝送される場合、MMT構成情報は、パッケージ/アセットIDを含めない。
【0071】
図6Dは、メッセージタイプがMMTパッケージ/アセットの全体構成情報である階層C1メッセージの一実施形態を示す。
【0072】
この場合、パッケージ/アセットID631と構成情報632は、階層C1メッセージの選択フィールド603に記録される。構成情報632は、バージョン情報を含む。
【0073】
全体構成情報は、所定のMMTパッケージ/アセットに接続される情報であり、それによってパッケージ/アセットID631は必ず必要である。全体構成情報は、ペイロードを通じて伝送される構成情報632、すなわちバージョン情報を含む。
【0074】
階層C1メッセージが全体構成情報に対応するMMTパッケージ/アセットと共に伝送される場合、全体構成情報は、パッケージ/アセットIDを含まない。
【0075】
図6Eは、メッセージタイプがMMTパッケージ/アセットの部分構成情報である階層C1メッセージの一実施形態を示す。
【0076】
この場合、階層C1メッセージの選択フィールド603は、パッケージ/アセットID641、次の伝送時点642、及びCRC643を含む。
【0077】
部分構成情報は、所定のMMTパッケージ/アセットに接続される情報であり、それによってパッケージ/アセットID641が必要である。しかしながら、部分構成情報の特性上、階層C1メッセージは、MMTパッケージ/アセットと共に伝送される。この場合、パッケージ/アセットID641は省略できる。
【0078】
次の伝送時点642は、現在受信された部分構成情報の次の部分構成情報を受信する時点を事前に通知するための情報である。次の伝送時点642は予め提供され、それによって、受信器は、適切な動作を行うようにする。
【0079】
次の伝送時点642として、所定時間でなく、部分構成情報の伝送周期が提供することができる。また、部分構成情報の特性上、命令語が伝送され得る。この場合、伝送される命令語に対する有効性をチェックするために、CRC643は、選択フィールドに含まれる。
【0080】
一方、部分構成情報のペイロードは、様々なタイプの情報を含むことができる。例えば、場面構成(scene composition)技術であるMPEG LaSER(Light application Scene Representation)、3GPP BIFS(Binary Format for Scenes)の各々の場面命令語で構成され得る。また、再生、停止、置換(replace)、表示(show up)、登場(appear)、消去(disappear)のような命令語は、使用のために直接定義され、XML又はSMIL形式の比較的短い長さに対する場面構成も部分構成情報のペイロードに含まれ得る。
【0081】
全体構成情報のペイロードのコンテンツは、SMIL、XML、HTMLで表現される。全体構成情報のペイロードは、MMTパッケージ/アセットの消費時間の間にコンテンツ構成のために使用される情報を含む。
【0082】
MMT構成情報は、MMTシステムで複合マルチメディアコンテンツを包装する階層Eにより定義するコンテンツを含む。
【0083】
以下、MMTパッケージ/アセット情報に関連した表の詳細構成について説明する。
【0086】
<表1>において、MIMTは、MMTパッケージ/アセットの消費に必要な情報テーブルに関する情報を提供する。
【0087】
一つ又は少数のMMTパッケージの消費に必要な情報の量は、多くない。しかしながら、複数のMMTパッケージが放送ネットワークを介して提供される場合、MMTパッケージの消費に必要な情報を提供する情報テーブルの数が増加する。
【0088】
MMTパッケージは、多様なタイプのデータで構成される複合マルチメディアコンテンツの伝送及び格納するオブジェクトである。例えば、投票のための応用プログラムが含まれている音楽順位コンテンツであり得る。
【0089】
MMTアセットは、MMTパッケージを構成するプログラムを示す論理又は物理オブジェクトである。例えば、音楽順位コンテンツパッケージでは、放送映像、放送オーディオ、投票可能な応用プログラムなどが各々MMTアセットであり得る。
【0090】
<表1>で、idは、MIMTの識別子であって、グローバルユニークな識別子であり、MIMTを提供するプロバイダの範囲内でのみユニークであり、伝送ネットワーク内でのみユニークであることもある。上記のように、MIMTの有効範囲は、MIMTの使用目的に応じて決定することができる。
【0091】
MIMT伝送情報は、MIMTの伝送に必要な情報を提供し、StartTimeと再伝送周期の2個の下位要素を有する。StartTimeは、MITの最初伝送時点を提供する。再伝送周期は、StartTimeにより指示される最初伝送時点からMIMTが伝送される周期を示す。すなわち、再伝送周期は、ユーザー端末がMIMTを受信する場合を示す情報を提供する。
【0092】
イベント受信は、MIMTを提供する事業者又はサービスプロバイダがユーザー端末に特定又は所定の情報を通知するイベントが受信が可能な情報を提供する。イベントは、地上波ブロードキャストチャンネルのような片方向チャンネルとインターネットのような双方向チャンネルを介して送られる。それによって、片方向チャンネルと双方向チャンネルを通じるイベントを受信する情報が提供される。イベント受信は、下位(sub)構成要素であって、IPBroadcastDelivery、PollURL、PollPeri
odを含む。
【0093】
IPBroadcastDeliveryは、片方向チャンネルを通じるイベント伝送情報を提供し、属性としてポートとアドレスを有する。
【0094】
アドレスは、イベントが伝送されるIPアドレス情報を提供する。IPアドレスは、ブロードキャストIPアドレス、マルチキャストIPアドレス、あるいはプロバイダにより割り当てられるIPアドレスであり得る。ポートは、アドレスで特定したIPパケットストリームからイベントが伝送されるデータグラムを識別できるポートアドレス情報を提供する。ポートとアドレスから提供される情報に基づき、ユーザー端末は、片方向チャンネルを介して伝送されるイベントを受信することができる。
【0095】
PollURLとPosllPeriodは、双方向チャンネルを介してイベントが受信される情報である。
【0096】
PollURLは、ユーザー端末がイベントを直接に読み取るURLのようなアドレス情報を提供し、Pollperiodは、イベントが更新される時点であって、ユーザー端末に次のイベントを受信する時点を通知する。
【0097】
情報テーブルの情報は、MMTパッケージ/アセットに関する情報を提供するために、MIMTに接続される他の情報テーブルに対する識別子、バージョン、伝送時点、反復周期、受信情報、及び2次受信情報を提供する。ユーザー端末は、情報テーブルの情報を用いてMMTパッケージ/アセットの消費に必要な情報を提供する異なる情報テーブルを受信することができる。
【0098】
情報テーブルの情報は、1個から複数個の異なる情報テーブルに関する情報を含む。情報テーブルに関する情報は、情報テーブルIDで提供されるITの識別子、バージョンで提供される情報テーブルのバージョン情報、伝送時点で提供される情報テーブルの送信時点、受信周期で提供される情報テーブルの反復伝送周期、位置で提供される情報テーブルが受信されるアドレス、及び第2の位置で提供される情報テーブルが受信可能な他のアドレスを含む。ここで、アドレスは、情報テーブルが転送される環境に従って異なる値を有することができる。
【0099】
例えば、情報テーブルがMPEG-2 TSストリームを通じて伝送される場合、アドレスは、MPEG-2 TSシステムでチャンネル受信のために提供される値であり、情報テーブルがIP放送ネットワークに伝送される場合、アドレスは、IPアドレス及びポート番号である。情報テーブルが移動通信ネットワークを通じて伝送される場合、アドレスは、移動通信ネットワークでチャンネル受信に必要な情報である。
【0100】
第2の位置は、位置により提供される情報を通じて情報テーブルが受信されない場合に提供される。すなわち、情報テーブルの反復周期以前に情報を獲得し、情報テーブルが伝送される伝送ネットワークに直接にアクセスできない場合に、情報テーブルは、第2の位置により提供される情報を通じて受信可能である。
【0101】
例えば、位置は、ブロードキャストチャンネルを介して情報テーブルが受信される情報を提供し、第2の位置は、情報テーブルを提供するサーバのアドレスを提供することによって、必要な場合に適切な方法で情報テーブルを受信できるようにする。
【0102】
TableFilterCodeは、情報テーブルを選択的に使用する所定の基準を提供する。この所定の基準は、例えばパッケージ識別子、アセット識別子、ジャンル、ユーザー端末の位置、時間、ユーザー端末の性能であり得る。MIMTのTableFilterCodeは、所定のMMTパッケージIDを提供する。したがって、ユーザー端末は、所定のMMTパッケージIDを満たす情報テーブルのみを選択して受信し、あるいは受信された情報テーブルのうち所定のMMTパッケージIDを満たす情報テーブルのみを使用してユーザーに提供する。
【0103】
PrivateExtは、事業者、MMTパッケージ製作会社、又はMIMTを製作する製作者が所定の情報を提供しようとする場合に使用する要素である。
【0104】
<表2>は、MPCITの一例を示す。
【0106】
<表2>において、MPCITは、MMTパッケージに関する構成情報を提供するテーブルである。MPCITにより提供される情報は、MPCITに関連した情報及びMMTパッケージに関する構成情報である。MPCITに関する情報は、MPCIT識別子(id)、MPCITバージョン、及びMPCIT伝送情報を含む。
【0107】
MPCITの識別子(id)は、 グローバルユニークな識別子であり、あるいはMPCITを提供するプロバイダの範囲内でのみユニークであり、あるいは伝送する伝送ネットワーク内でのみユニークであることもある。このように、MPCITの有効範囲は、使用目的に応じて決定することができる。
【0108】
MPCIT伝送情報は、MPCITを伝送する場合に必要な情報を提供し、下位要素としてStartTimeと再伝送周期を有する。
【0109】
StartTimeは、MPCITの最初伝送時点を提供し、再伝送周期は、StartTimeにより示される最初伝送時点からMPCITが伝送される周期を示す。したがって、ユーザー端末は、MPCITを受信する時点を決定することができる。
【0110】
MMTパッケージに関する構成情報は、パッケージ識別子、タイプ、名称、説明、音声情報、文字情報、視聴者保護、ターゲットユーザー情報、MMTパッケージの消費に必要な端末の要求事項に関する情報、及びMMTパッケージを構成するアセットに関する情報を含む。
【0111】
MMTパッケージIDは、MPCITにより構成情報が提供されるMMTパッケージの識別子である。MMTパッケージIDは、MMTパッケージの製作者により割り当てられ、あるいはMMTパッケージを用いるサービスプロバイダにより割り当てられることができる。また、MMTパッケージIDの有効範囲は、全世界的にユニークであり、あるいは地域又はサービスプロバイダ別にユニークであり得る。上記した説明を達成するために、識別子割り当てシステムは具体的に提示しないが、MMTパッケージを区別できる所定の方式を使用する識別子は、MMTパッケージIDを通じて提供される。
【0112】
パッケージタイプは、コンテンツ又はサービスの面からパッケージ形式を示す。例えば、パッケージタイプは、0-不特定、1-基本ビデオ、2-基本オーディオ、3-リッチメディア、4-電子書籍、5-アプリケーション、6-ハイブリッドパッケージのように提供される。さらに、249個のパッケージ形式を規定するように定義されるが、MMTパッケージ製作者又はMMTパッケージを用いるサービスプロバイダがMMTパッケージを区別する方式に従ってパッケージタイプを追加できる。256個のパッケージ形式が不足した場合、パッケージタイプの個数は、増加できる。
【0113】
名称は、ユーザーが識別できるMMTパッケージの名前である。ディスクリプションは、ユーザーにMMTパッケージに関する情報を提供するフィールドであって、MMTパッケージのジャンル、要約情報、プロバイダのような情報を提供する。ディスクリプションは、いくつかの言語で提供され得る。
【0114】
AudioLanguageとTextLanguageは、MMTパッケージに使用されるオーディオ言語とテキスト言語に関する情報を提供する。AudioLanguageとTextLanguageは、複数の言語が使用可能である。
【0115】
ParentalRatingは、MMTパッケージを消費できるユーザーの年齢を提示するもので、該当パッケージの消費に適合しない年齢層のユーザーがMMTパッケージを消費することを防止するために使われる。
【0116】
TargetUserProfileは、所定のMMTパッケージを好むユーザーのプロファイルを提供する。例えば、青少年層又は特定場所に住んでいる人々がTargetUserProfileであり得る。
【0117】
要求装置能力は、MPCITにより指示されるMMTパッケージを消費する場合に推奨されるユーザー端末の仕様であって、コーデック、メモリ、CPU速度、装置スクリーンサイズであり得る。
【0118】
アセットリストは、MPCITにより指示されるMMTパッケージを構成するアセットに関する情報を提供する。アセットリストは、アセットIDとMACIT情報を下位要素として有する。
【0119】
アセットIDは、MMTパッケージを構成するアセットの識別子であって、MACIT情報は、アセットに対応するMACITに関する情報である。MACITは、<表3>に示される。MACIT情報で提供される情報は、MACIT識別子及びMACIT伝送情報であり得る。PrivateExtと<所有要素(Proprietary Elements)>は、事業者又はMMTパッケージ製作会社あるいはMPCITを製作する製作者が所定の情報の提供を所望する場合に使用する要素である。
【0120】
<表3>は、MACITの一実施形態を示す。
【0122】
<表3>に示すMACITは、MMTアセットに関する構成情報を提供するテーブルである。MACITから提供される情報は、MACITに関する情報及びMMTアセットに関する構成情報である。このMACIT情報は、MACIT識別子(id)、MACITバージョン、及びMACIT伝送情報である。
【0123】
MACITの識別子(id)は、 全世界的にユニークであり、あるいはMACITを提供するプロバイダの範囲内でのみユニークであり、伝送する伝送ネットワーク内でユニークである。このように、MACITの有効範囲は、使用目的に応じて決定することができる。MACIT伝送情報は、2個の下位要素としてStartTimeと再伝送周期を有する。
【0124】
StartTimeは、MACITの最初伝送時点を提供し、再伝送周期は、StartTimeにより指示される最初伝送時点からMACITが伝送される周期を示す。したがって、ユーザー端末は、MACITを受信する時点を確認することができる。
【0125】
MMTアセットに関する構成情報は、アセットの識別子、タイプ、名称、説明、音声情報、及びテキスト情報、視聴者保護、ターゲットユーザー情報、MMTパッケージの消費に必要な装置の要求事項に関する情報、及びMMTアセットを構成する要素に関する情報を含む。MMTアセットは、単一マルチメディア構成要素、又は複数のマルチメディア構成要素で構成することができる。
【0126】
単一マルチメディア構成要素で構成されるアセットの例では、ビデオアセット、オーディオアセット、テキストアセット、フィギュアアセットである。複数の構成要素で構成されるアセットの例では、SVC(Scalable Video Coding)で生成されるビデオコンテンツの基本階層と追加階層、複数の言語で構成される複数のオーディオセット、Webページのようにいくつかのマルチメディアソースにより形成される一つのページを含む。
【0127】
MMTアセットIDは、MACITにより構成情報が提供されるMMTアセットの識別子である。MMTアセットIDは、アセット製作者により割り当てられ、アセットを使用するサービスプロバイダにより割り当てられる。また、MMTアセットIDの有効範囲は、全世界的にユニークであり、地域又はサービスプロバイダ別にユニークであり得る。上記したような識別子割り当てシステムは、具体的に提示しないが、MMTアセットを区別できる所定の方式を使用する識別子もMMTアセットIDを通じて提供することができる。
【0128】
アセットタイプは、コンテンツ、サービス、又はパッケージからのアセットタイプを示す。例えば、アセットタイプは、0-不特定、1-基本ビデオ、2-基本オーディオ、3-リッチメディア、4-電子書籍、5-アプリケーション、6-テキスト、7-HTMLのように提供される。248個のアセットタイプを規定できるように定義される。しかしながら、アセットタイプは、アセット製作者又はアセットを使用するサービスプロバイダがアセットを区別する方式に従って追加することができる。256個のアセットタイプが不足した場合、アセットタイプの個数は増加することもできる。
【0129】
名称は、ユーザーにより識別可能なMMTパッケージ内のアセットの名前である。ディスクリプションは、ユーザーにアセットに関する情報を提供するフィールドであって、アセットのタイプ、ジャンル、要約、プロバイダのような情報を提供する。ディスクリプションは、複数の言語で提供され得る。
【0130】
AudioLanguageとTextLanguageは、アセットに使用されるオーディオ言語とテキスト言語に関する情報を提供する。AudioLanguageとTextLanguageは、複数の言語が使用可能である。
【0131】
ParentalRatingは、アセットを消費できるユーザーの年齢を提示し、アセットの消費に適合しない年齢のユーザーが該当アセットを消費することを防止するために使われる。
【0132】
TargetUserProfileは、所定のMMTアセットを好むユーザーのプロファイルを提供する。例えば、青少年又は特定の場所に住んでいる人々がTargetUserProfileであり得る。
【0133】
要求装置能力は、MACITにより指示されるMMTアセットを消費する場合に推奨される装置の仕様であって、コーデック、メモリ、CPU速度、装置スクリーンサイズを含む。
【0134】
構成要素リストは、MACITにより示されるMMTアセットを構成するマルチメディア要素に関する情報を提供する。構成要素情報は、マルチメディア要素に対する実質的な情報を提供するフィールドであって、要素名称、形式、タイプ、要素再生に必要な仕様である要素レベルで必要な情報であり得る。PrivateExtと<所有要素>は、事業者、MMTアセット製作会社、あるいはMACITを製作する製作者が所定の情報の提供を所望する場合に使用する要素である。
【0135】
<表4>は、MAITの一実施形態を示す。
【0137】
<表4>に示すように、MAITは、MMTパッケージとアセットが獲得できる情報を提供するテーブルである。MAITは、そのMAITに関する情報とMMTパッケージとアセットが提供されるネットワークに関するアクセス情報を提供する。MAIT情報は、MAIT識別子(id)、MAITバージョン、及びMAIT伝送情報を含む。
【0138】
MAITの識別子(id)は、 全世界的にユニークであり、あるいはMAITを提供するプロバイダの範囲内でユニークであり、伝送する伝送ネットワーク内でユニークである。このように、MAITの有効範囲は、使用目的に応じて決定することができる。
【0139】
MAIT伝送情報は、MAITの伝送に必要な情報を提供する。MAIT伝送情報は、2個の下位要素としてStartTimeと再伝送周期を有する。StartTimeは、MAITの最初伝送時点を提供する。再伝送周期は、StartTimeにより指示される最初伝送時点からMAITが伝送される周期を示す。したがって、再伝送周期は、ユーザー端末がMAITをいつ受信するかを決定することができる。
【0140】
パッケージ又はアセットリストは、MAITを通じてアクセス可能なMMTパッケージとアセットを示す。一つのMAITは、一つのMMTパッケージ又はアセットに関するアクセス情報を提供し、あるいは複数のMMTパッケージ又はアセットに関するアクセス情報を提供できる。複数のMMTパッケージ又はアセットに関するアクセス情報が提供される場合、一つのサービスプロバイダが複数のMMTパッケージ又はアセットを提供する場合に、MAITの重複提供を防止するために使用される。
【0141】
アクセスタイプは、パッケージ又はアセットリストで提供されるMMTパッケージ又はアセットにアクセスする方式に関する情報を提供する。アクセスタイプは、BroadcastDelivery、UnicastDelivery、HybridDeliveryの3つのタイプを有する。BroadcastDeliveryは、MMTパッケージ又はアセットのブロードキャストチャンネルを介して転送されるケースであり、付加情報としてネットワークタイプ、MMTパッケージ、又はアセットが転送される論理経路であるセッションに関する情報であるSessionDescriptionを提供する。
【0142】
NetworkTypeは、使用されるネットワークが放送専用ネットワーク(例えば、米国地上波放送標準であるATSC、ヨーロッパ地上波放送標準であるDVB、日本地上波放送標準であるISDB-T)のうちの使用される放送ネットワークと放送ネットワークのバージョンを示す。
【0143】
また、MMTパッケージ又はアセットが携帯放送ネットワーク(例えば、DVB-NGH、ISDB T2、ATSC M/H、CMMB)を通じて転送される場合にも、携帯放送ネットワークのタイプ及びバージョン情報は提供される。放送ネットワーク又は携帯放送ネットワーク以外にも衛星放送ネットワーク又はその他の放送専用ネットワークに関する情報が追加され得る。
【0144】
SessionDescriptionは、放送ネットワークに対する物理階層以外の情報を提供するために使用される。例えば、IP基盤の放送ネットワークである場合、IETFで定義したSDP(Session Description Protocol)方式を用いて情報が提供され、あるいは各放送標準団体で定義する方式を用いてMMTパッケージ又はアセットに対するアクセスに必要な情報が提供される。
【0145】
UnicastDeliveryは、MMTパッケージ又はアセットにアクセスできるネットワークのタイプ、サーバのアドレスを提供するAccessURL、及びサーバとクライアントとの間の論理経路であるセッションに関する情報であるSessionDescription情報を提供する。SessionDescriptionの役割は、BroadcastDeliveryで説明されたSessionDescriptionと同様である。
【0146】
サーバがMMTパッケージ又はアセットを伝送するプロトコルに関する情報は、UnicastDeliveryのタイプを通じて獲得できる。プロトコルは、MMT標準で定義するMMT D.2のプロトコル、HTTP、RTP、及びFTPであり得る。アクセスURLは、ユニキャストネットワークを介してMMTパッケージ又はアセットを獲得するサーバのアドレスを提供する。
【0147】
ハイブリッドアクセス情報は、MMTパッケージ又はアセットがハイブリッドネットワーク環境を通じて転送される場合に対するアクセス情報を提供する。ここで、ハイブリッドネットワーク環境は、少なくとも2個の異種ネットワークがMMTパッケージ又はアセットの伝送に使用される環境を意味する。
【0148】
HybridAccessInfoは、ブロードキャストとユニキャストの2個の下位要素を有する。ブロードキャストは、BroadcastDeliveryの形式を使用してハイブリッドネットワークのうち放送ネットワークに関する情報と放送ネットワークを介して転送されるMMTパッケージ又はアセットに関する情報を提供する。ユニキャストは、UnicastDeliveryの形式を使用してハイブリッドネットワークのうちユニキャストネットワークに関する情報とユニキャストネットワークを介して転送されるMMTパッケージ又はアセットに関する情報を提供する。
【0149】
MAITにより提供される情報のうちいずれか一つは、DCAS(Downloadable Conditional Access System)に関連する。DCASは、端末に装着されず、必要な場合にダウンロードして使用されるCASを称する。
【0150】
一般に、CASは、端末に直接装着されるが、多様なCASソリューションをサポートする効率的な方法でダウンロードすることができる。DCASソリューションは、本発明の範囲を逸脱するので、その具体的な説明を省略する。
【0151】
DCASがMMTシステムに使用される場合にMAITを通じてDCASに関する情報を提供する方法が提供される。DCASは、DCASタイプとDCASServerAddressの下位要素を有する。DCASタイプは、使用されるCASソリューションのタイプを示し、DCASServerAddressは、CASソリューションと必要なセキュリティ内容(security material)が受信されるサーバのアドレスを示す。
【0152】
PrivateExtと<所有要素>は、事業者、MMTアセット製作会社、又はMAITを製作する製作者が所定の情報を提供しようとする場合に使用する要素である。
【0153】
<表5>は、DCITの一実施形態を示す。
【0154】
<表5>
【表5A】
【表5B】
【表5C】
【0155】
<表5>に示すように、DCITは、MMTパッケージ/アセットを消費するために推奨される装置能力(Device capability)を提供するテーブルである。DCITは、そのDCITに関する情報とMMTパッケージ/アセットの消費に必要な情報を提供する。DCITに関する情報は、DCIT識別子(id)、DCITバージョン、及びDCT伝送情報である。
【0156】
DCITの識別子(id)は、全世界的にユニークであり、DCITを提供するプロバイダの範囲内でユニークであり、あるいは伝送する伝送ネットワーク内でユニークであり得る。DCITの有効範囲は、使用目的に従って決定することができる。DCIT伝送情報は、DCITの伝送に必要な情報を提供する。DCIT伝送情報は、2個の下位要素としてStartTimeと再伝送周期を有する。
【0157】
StartTimeは、DCITの最初伝送時点を提供し、再伝送周期はStartTimeにより示される最初の伝送時点からDCITが伝送される周期を示す。したがって、ユーザー端末がいつDCITを受信するか否かを判定することができる。
【0158】
DCITは、ビデオとオーディオを消費するための装置能力、ファイルをダウンロードするための装置能力、及びリッチメディアの消費のための装置仕様を提供する。DCITにより提供される情報に基づいて、端末は、DCITを満たすMMTパッケージ/アセットの消費が可能であるか否かを判定断できる。
【0159】
パッケージ又はアセットリストは、DCITにより提供される装置仕様が要求されるMMTパッケージ/アセットのID又はMMTパッケージ/アセットの構成情報を提供するMPCIT、及びMACITのIDを提供する。
【0160】
ビデオに対する装置仕様は、基本的にMIMEタイプに提供される。MIMEは、多目的(multipurpose)インターネットメール拡張[IETF RFC822,2822,5322]の略語であって、マルチメディアコンテンツに対する属性を提供できる技術である。MIMEタイプにより提供される情報は、ビデオに使用されるコーデックとコーデックのプロファイル情報で構成される。
【0161】
実際にユーザーに提供される時点で、ハードウェアの変更又はシステム上の制約により情報が変更され得る。変更される情報は、複雑性要素(Complexity element)により提供される。
【0162】
複雑性は、Bitrate,解像度,MinumimbufferSizeの下位要素を有する。このBitrateは、ビデオストリームのビットレートに関する情報であって、平均ビットレートと最大ビットレートを提供してデコーダの動作(特に、メモリ関連動作)を円滑にする。
【0163】
解像度は、ビデオの水平解像度と垂直解像度をピクセルで提供し、時間当たり再生されるフレームの個数に対する一時的解像度に関する情報を提供する。MinimumBufferSizeは、ビデオコンテンツを処理するために必要な最小限のデコーダバッファサイズを意味する。
【0164】
また、オーディオに対する装置仕様は、基本的にMIMEtypeにより提供される。MIMETypeにより提供されるオーディオに対する装置仕様情報は、オーディオに使用されるコーデックとコーデックのプロファイル情報から構成される。しかしながら、実際にユーザーに提供される時点でハードウェアの変更あるいはシステム上の制約により情報が変更され得る。変更される情報は、複雑性要素により提供される。
【0165】
複雑性は、BitrateとMinumimBufferSizeの下位要素を有する。Bitrateは、オーディオストリームのビットレートに関する情報であって、平均ビットレートと最大ビットレートを提供してデコーダの動作(特に、メモリ関連動作)を円滑にする。MinimumBufferSizeは、オーディオコンテンツを処理するために必要な最小限のデコーダバッファサイズを意味する。DownloadFileは、ファイルタイプのアセットとパッケージのために要求される装置仕様を提供する。
【0166】
一般に、ファイルタイプのサービスは、数個のマルチメディアコンテンツが複合的に構成される。また、構成情報はMIMETypeにより提供され、必要なコーデック情報は、別途に提供される。RichMediaは、リッチメディアコンテンツの消費のための装置仕様を提供するフィールドである。リッチメディアコンテンツは、ユーザーとの相互作用(interaction)によりユーザーに新たなサービス経験を提供し、MPEGのLaSER、3GPPのBIMS、W3CのSVG-Tが代表的な技術である。その他に、Adobe社のFlashのような非標準技術が含まれる。リッチメディアフィールドは、リッチメディアコンテンツの製作技術及び必要な要求事項を提供し、MIME技術を使用する
ことができる。
【0167】
PrivateExtと<所有要素>は、事業者又はMMTパッケージ製作会社あるいはDCITを製作する製作者が所定の情報提供を所望する場合に使用する要素である。
【0168】
図7は、本発明の実施形態による放送システムにおいて、ハイブリッドコンテンツをサービスする送信装置の構成を示す。例えば、送信装置は、ハイブリッドコンテンツを供給する基地局に対応する。
【0169】
図7を参照すると、制御部710は、ハイブリッドコンテンツをサービスするためのマルチメディアフレームを生成し、ハイブリッドネットワークを介して伝送するための全体的な制御を遂行する。ここで、マルチメディアフレームは、ヘッダーとペイロードで構成される。ヘッダーはヘッダー情報を含み、ペイロードはマルチメディアデータを含む。例えば、ヘッダー情報は、フレーム識別子、サービス品質、及び性能測定情報を含む。
【0170】
また、制御部710は、ハイブリッドコンテンツの生成及び消費に関連した情報と、ハイブリッドコンテンツの伝送に関連した情報を受信装置に提供するための全般的な制御を実行する。
【0171】
例えば、制御部710は、ハイブリッドコンテンツの生成及び消費に関連した情報を提供する制御メッセージ(例えば、階層C1メッセージ)を構成し、これを受信装置に伝送するための制御を遂行する。
【0172】
このために、制御部710は、伝送しようとするメッセージタイプを考慮して制御メッセージの選択フィールドに記録する情報のタイプを決定する。メッセージのタイプは、MMTパッケージ/アセット情報、MMT構成情報、全体構成情報、及び部分構成情報のうちいずれか一つであり得る。
【0173】
各メッセージタイプに制御メッセージの選択フィールドに記録される情報は、
図6B〜
図6Eで定義している。
【0174】
制御部710は、メッセージタイプがMMTパッケージ/アセット情報を提供するために選択される場合、MMTパッケージ/アセット情報と関連したテーブルのうち一つの選択されたテーブルに基づいて制御メッセージのペイロードを構成することを制御する。
【0175】
このとき、MMTパッケージ/アセット情報に関連したテーブルは、MMTパッケージ/アセット消費に必要な情報テーブル(表1)、MMTパッケージ構成情報テーブル(表2)、MMTアセット構成情報テーブル(表3)、MMTパッケージパッケージとアセット獲得情報提供テーブル(表4)、及びMMTパッケージ/アセット消費のための推奨装置仕様提供
テーブル(表5)で構成される。
【0176】
各テーブルに対しては、上記の<表1>〜<表5>で定義した通りである。
【0177】
制御メッセージ構成部720は、制御部710からの制御に基づいてハイブリッドコンテンツの生成及び消費と関連した情報を提供する制御メッセージを構成する。特に、制御メッセージ構成部720は、制御部710により決定されたメッセージタイプを考慮して制御メッセージを構成する。すなわち、制御メッセージ構成部720は、制御部710の制御により制御メッセージの選択フィールドに記録する情報をメッセージタイプに対応して設定する。これは、
図6及びこれに対する説明で既に詳細に説明した。
【0178】
例えば、制御メッセージ構成部720は、制御メッセージのメッセージタイプがMMTパッケージ/アセット情報に決定される場合、構成する制御メッセージの選択フィールドに<表1>〜<表5>で定義されるテーブルのうち使用する一つのテーブルを指定する情報を記録する。構成する制御メッセージのペイロードは、選択した一つのテーブルに基づいて構成される。
【0179】
伝送部730は、制御メッセージ構成部720により構成された制御メッセージを制御部710からの制御により受信装置に伝送する。このとき、制御メッセージは、多様なネットワークを通じて伝送することができる。制御メッセージを伝送する多様なネットワークについて、
図5及びその説明で詳細に開示した。
【0180】
図8は、本発明の実施形態による送信装置で制御メッセージの伝送のために遂行する制御フローを示す。
【0181】
図8を参照すると、送信装置は、ステップ810で、ハイブリッドネットワークを介してハイブリッドコンテンツサービスのための制御メッセージの構成が要請されるか否かを判定する。例えば、送信装置は、階層C1メッセージの伝送が要請されるか否かを監視する。
【0182】
送信装置は、制御メッセージの構成要請がある場合、ステップ812で、要請された制御メッセージのメッセージタイプを確認し、確認したメッセージタイプによる制御メッセージの用途を決定する。各メッセージタイプに対する制御メッセージの用途については、
図6を参照して具体的に説明する。
【0183】
送信装置は、メッセージタイプによる制御メッセージの用途が決定される場合、ステップ814で、制御メッセージの用途がMMTパッケージ/アセット情報の伝送向けであるか否かを判定する。
【0184】
送信装置は、制御メッセージの用途がMMTパッケージ/アセット情報の伝送向けであると判定する場合、ステップ816で、MMTパッケージ/アセット情報の伝送のために所定の関連テーブルに基づいて制御メッセージを構成する。このとき、
図6Bは、構成される制御メッセージの構成を示す。
【0185】
例えば、送信装置は、制御メッセージの用途がMMTパッケージ/アセット情報の伝送のためのものであると判定される場合、制御メッセージのメッセージタイプフィールドに該当用途に対応する値を記録する。制御メッセージの選択フィールドは、所定の関連テーブルのうち一つの選択されたテーブルを指定する情報を設定し、制御メッセージのペイロードを一つの選択されたテーブルに基づいて構成する。関連テーブルに対しては、上記の<表1>〜<表5>により定義される。
【0186】
しかしながら、送信装置は、制御メッセージがMMTパッケージ/アセット情報の伝送用でないと判定する場合、ステップ818で、所定の用途別に制御メッセージを構成する。このとき、構成される制御メッセージの構成は、
図6C〜
図6Eにより示す。
【0187】
送信装置は、用途別に制御メッセージの構成が完了すると、ステップ820で、構成された制御メッセージをハイブリッドネットワークのうち一つのネットワークを介して伝送する。ハイブリッドネットワークのうち一つのネットワークを介して制御メッセージを伝送することに対して、
図5及びその説明で詳細に記述した。
【0188】
図9は、本発明の実施形態による放送システムでハイブリッドコンテンツをサービスする受信装置の構成を示す。例えば、受信装置は、ハイブリッドコンテンツをユーザーに提供するユーザー端末に対応する。例えば、ユーザー端末は、デジタルテレビ、スマートフォン、コンピュータのようなハイブリッドコンテンツの使用が可能な端末は、そのタイプに限定されるものではない。
【0189】
図9を参照すると、制御部910は、ハイブリッドコンテンツをサービスするためのマルチメディアフレームを受信し、受信したマルチメディアフレームに基づいてユーザーの所望するコンテンツサービスをユーザーに提供するための全般的な制御を遂行する。
【0190】
このために、制御部910は、関連制御情報を送信装置から受信し、受信した制御情報に基づいて該当サービスを提供できる。例えば、制御部910は、コンテンツサービスを制御するために送信装置からハイブリッドコンテンツの生成及び消費に関連した情報と、ハイブリッドコンテンツの伝送に関連した情報を受信すべきである。制御部910は、上記した制御情報を獲得するために受信部920と制御メッセージ解析部930を制御する。
【0191】
制御部910は、制御メッセージ解析部930を通じて獲得した制御情報に基づいて受信したマルチメディアフレームに記録されたハイブリッドコンテンツのうち所望するコンテンツサービスを提供するための制御を遂行する。
【0192】
例えば、制御情報は、受信部920を通じて受信された制御メッセージ(例えば、階層C1メッセージ)から制御メッセージ解析部930により獲得できる。制御メッセージの選択フィールドに記録された情報のタイプは、制御メッセージのタイプにより別に定義される。
【0193】
したがって、制御メッセージ解析部930は、受信した制御メッセージのメッセージタイプフィールドを確認することによって、迅速に所望する制御情報を獲得できる。例えば、制御メッセージ解析部930は、MMTパッケージ/アセット情報、MMT構成情報、全体構成情報、及び部分構成情報のうちいずれか一つの制御情報を獲得する場合、メッセージタイプフィールドに獲得しようとする制御情報に対応するメッセージタイプに関する情報が記録された制御メッセージを選択して解析する。
【0194】
図6B〜
図6Eは、各メッセージタイプ別に制御メッセージの構成を示す。すなわち
図6B〜
図6Eは、メッセージタイプ別制御メッセージを構成する選択フィールドに記録される情報を定義する。
【0195】
例えば、メッセージタイプがMMTパッケージ/アセット情報を提供するための制御メッセージである場合、該当制御メッセージの選択フィールドは予め定義された関連テーブルのうちMMTパッケージ/アセット情報を構成するために考慮された一つの選択された関連テーブルのタイプに関する情報を記録する。該当制御メッセージのペイロードは、一つの選択された関連テーブルにより構成したMMTパッケージ/アセット情報を記録する。メッセージタイプがMMTパッケージ/アセット情報を提供するための制御メッセージ
の構成は、
図6Bに示す通りである。
【0196】
MMTパッケージ/アセット情報に関連したテーブルは、MMTパッケージ/アセット消費に必要な情報テーブル(表1)、MMTパッケージ構成情報テーブル(表2)、MMTアセット構成情報テーブル(表3)、MMTパッケージパッケージとアセット獲得情報提供テーブル(表4)、及びMMTパッケージ/アセット消費のための推奨装置仕様提供テーブル(表
5)で定義される。
【0197】
各テーブルに対して、上記の<表1>〜<表5>で定義した通りである。
【0198】
受信部920は、制御部910の制御により、ハイブリッドネットワークを介して送信装置からマルチメディアフレーム及び各種制御メッセージを受信する。説明の便宜のために、マルチメディアフレームを処理するための構成に関する説明は省略する。
【0199】
受信部920は、制御部910の制御に基づき、階層C1メッセージの制御メッセージを受信して制御メッセージ解析部930に伝送する。制御メッセージを伝送するハイブリッドネットワークについて、
図5及びその説明で詳細に述べた。
【0200】
制御メッセージ解析部930は、受信部920を通じて受信した制御メッセージを制御
部910の制御を受信して解析する。例えば、制御メッセージ解析部930は、制御部910から受信するメッセージタイプが指定される場合、受信部920から提供される制御メッセージのメッセージタイプフィールドに記録される情報に基づいて所望の制御メッセージを選択する。
【0201】
制御メッセージ解析部930は、受信を所望するタイプの制御メッセージが選択される場合、選択された制御メッセージを解析して所望の制御情報を獲得する。例えば、階層C1メッセージを対象とする場合、メッセージタイプ別に獲得する制御情報について、
図6B〜
図6Eで定義される。
【0202】
特に、
図6Bは、メッセージタイプがMMTパッケージ/アセット情報を提供するための制御メッセージの構造を示した。
図6Bからわかるように、メッセージタイプがMMTパッケージ/アセット情報を提供するための制御メッセージである場合、選択フィールドにMMTパッケージ/アセット情報を構成するために使用される関連テーブルのタイプに関する情報が記録される。MMTパッケージ/アセット情報を構成するために使用される関連テーブルは、<表1>〜<表5>で定義される。<表1>〜<表5>により定義されたテーブルは、制御メッセージのペイロードを通じて伝送される制御情報を詳細に説明する。
【0203】
制御メッセージ解析部930は、指定されたタイプの制御メッセージから獲得した制御情報を制御部910に提供することによって、制御部910は、マルチメディアフレームに基づいて所望のコンテンツをユーザーにサービスするための制御を遂行することができる。
【0204】
図10は、本発明の実施形態による受信装置における制御メッセージの受信のために遂行する制御フローを示す。
【0205】
図10を参照すると、受信装置は、ステップ1010で、受信したメッセージタイプを指定する。例えば、MMTパッケージ/アセット情報、MMT構成情報、全体構成情報、及び部分構成情報のうちいずれか一つの制御情報が必要であるか否かによりメッセージタイプを指定できる。各メッセージタイプに対する制御メッセージの構成について、
図6に詳細に示した。
【0206】
受信装置は、受信するメッセージタイプが指定される場合、ステップ1012で、受信される制御メッセージのうち指定されたメッセージタイプの制御メッセージを選択する。制御メッセージの選択は、受信した制御メッセージのメッセージタイプフィールドに記録された情報を確認し、確認した情報が予め指定したメッセージタイプに該当するか否かを判定することにより遂行できる。
【0207】
受信装置は、所望のメッセージタイプの制御メッセージを受信する場合、ステップ1014で、指定されたメッセージタイプがMMTパッケージ/アセット情報を提供するメッセージタイプであるか否かを判定する。
【0208】
受信装置は、指定されたメッセージタイプがMMTパッケージ/アセット情報を提供するための制御メッセージである場合、ステップ1016に進行する。一方、指定されたメッセージタイプがMMTパッケージ/アセット情報を提供するための制御メッセージと異なる場合、ステップ1018に進行する。例えば、異なるメッセージタイプは、MMT構成情報、全体構成情報、部分構成情報のうちいずれか一つを提供するメッセージタイプであり得る。
【0209】
受信装置は、ステップ1016で、選択された制御メッセージの選択フィールドに記録された関連テーブルのタイプに関する情報を獲得し、獲得した関連テーブルのタイプに関する情報を用いて選択される制御メッセージのペイロードに記録されたMMTパッケージ/アセット情報を獲得する。
【0210】
MMTパッケージ/アセット情報に関連したテーブルは、MMTパッケージ/アセット消費に必要な情報テーブル(表1)、MMTパッケージ構成情報テーブル(表2)、MMTアセット構成情報テーブル(表3)、MMTパッケージパッケージとアセット獲得情報提供テーブル(表4)、及びMMTパッケージ/アセット消費のための推奨装置能力提供テーブル(表5)が存在する。
【0211】
受信装置は、関連テーブルを通じてMMTパッケージ/アセット情報に関連して所望する制御情報が得られる。一方、関連テーブルにより得られる制御情報については、<表1>〜<表5>とその説明で具体的に開示した。
【0212】
一方、ステップ1018に進行すると、受信装置は、MMTパッケージ/アセット情報以外の他の制御情報を獲得するためのメッセージタイプに対応する制御メッセージを分析する。他の制御情報を獲得するためのメッセージタイプの制御メッセージに対する実施形態は、
図6C〜
図6E及びその説明で述べる。
【0213】
受信装置は、ステップ1020で、ステップ1016又はステップ1018での分析結果による制御情報を最終的に獲得する。受信装置は、獲得した制御情報に基づいてマルチメディアフレームを受信し、受信したマルチメディアフレームを通じて提供されるハイブリッドコンテンツにより所望のコンテンツサービスをサポートする。
【0214】
上記の本発明による実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせの形態で実現されることがわかる。このような所定のソフトウェアは、例えば、削除又は再記録が可能であるかに関係なく、ROM(Read-Only Memory)のような記録装置の揮発性又は非揮発性格納装置、あるいはRAM(Random-Access Memory)、メモリチップ、メモリ装置、又は集積回路のようなメモリ、又はCD、DVD、磁気ディスク、又は磁気テープのような光学的又は磁気的に記録可能であり、かつ機械(例えば、コンピュータ)読み取り可能な格納媒体に格納することができる。
【0215】
本発明のコンテンツ提供装置及び方法は制御部及びメモリを含むコンピュータ又は携帯端末により実現でき、メモリは、本発明の実施形態を実現する指示を含むプログラム又はプログラムを格納するのに適合した機械読み取り可能な格納媒体の一例であることがわかる。したがって、本発明は、本明細書の所定の請求項に記載された装置又は方法を実現するためのコードを含むプログラム及びそのプログラムを格納する機械(コンピュータなど)で読み取り可能な格納媒体を含む。また、このようなプログラムは、有線又は無線接続を通じて伝送される通信信号のような所定の媒体を通じて電子的に移送でき、本発明はこれと均等なことを適切に含む。
【0216】
また、本発明によるコンテンツ提供装置及び方法は、有線又は無線で接続されるプログラム提供装置からプログラムを受信して格納することができる。プログラム提供装置は、グラフィック処理装置が既に設定されたコンテンツ保護方法を遂行するように指示を含む
プログラム、コンテンツ保護方法に必要な情報を格納するメモリ、グラフィック処理装置との有線又は無線通信を遂行する通信部と、グラフィック処理装置の要請に応答してあるいは自動で該当プログラムを送受信装置に伝送する制御部を含むことができる。