(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユーザ端末機器UEが指示情報に基づいて、それぞれブロードバンド及び/又は長期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられる第1のプリコーディング行列の第1のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示するための第1類プリコーディング行列インデックスPMI及び/又は、それぞれサブバンド及び/又は短期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられる第2のプリコーディング行列の第2のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示するための第2類PMIを含むチャネル状態情報を確定し、一つのプリコーディング行列は、前記第1のプリコーディング行列と前記第2のプリコーディング行列の関数であり、
前記UEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHで前記第1類PMIを周期的にフィードバックし、物理アップリンク共有チャネルPUSCHで前記第2類PMIを周期的又は非周期的にフィードバックし、又は、前記UEが前記PUCCHで前記第1類PMIをフィードバックし、前記PUCCHで単一UEが選択したサブバンドのPMIモード、又は単一UEが選択したサブバンドのCQI及び単一UEが選択したサブバンドのPMIモードで前記第2類PMIをフィードバックするステップを含む、前記UEが前記PUCCHで前記第1類PMIと前記第2類PMIをフィードバックするステップを含み、
前記UEが前記PUCCHで単一UEが選択したサブバンドのPMIモードで前記第2類PMIをフィードバックするステップが、
前記UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択し、
前記UEが記憶した前記第2のプリコーディングコード・ブックから前記各BPが選択した一つのサブバンドに対応する第2のプリコーディング行列を選択し、前記選択された第2のプリコーディング行列のインデックスナンバーを前記各BPの一つのサブバンドの第2類PMIとし、
前記UEが前記PUCCHで前記複数のBPの各BPから選択された一つのサブバンドの第2類PMI及び該サブバンドのサブバンド位置マークをフィードバックするステップを含み、
前記UEが前記PUCCHで、単一UEが選択したサブバンドのCQI及び単一UEが選択したサブバンドのPMIモードで前記第2類PMIをフィードバックするステップが、
前記UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択し、
前記UEが記憶した前記第2のプリコーディングコード・ブックから選択した各サブバンドに対応する第2のプリコーディング行列を選択し、前記選択された第2のプリコーディング行列のインデックスナンバーを前記選択した各サブバンドの第2類PMIとし、
前記UEが前記選択した全てのサブバンドのCQIを算出し、
前記UEが前記PUCCHで前記選択した各サブバンドの第2類PMIと前記選択した全てのサブバンドのCQI及び前記選択した全てのサブバンドのサブバンド位置マークをフィードバックするステップを含み、
前記UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択するステップが、
前記UEが前記複数のBPのRIを確定し、
前記UEが前記RI、前記複数のBPの第1類PMIと前記複数のBPの各サブバンドの第2類PMIに基づいて、前記複数のBPの各BPから一つのサブバンドを選択するステップを含むことを特徴とするチャネル状態情報のフィードバック方法。
前記UEが指示情報に基づいてフィードバックしたチャネル状態情報が前記第1類プリコーディング行列インデックスPMI及び/又は前記第2類PMIを含むと確定するステップが、
前記UEが基地局から送信された高階層配置シグナル情報を受信し、前記UEの伝送モードが混合伝送モードであると確定し、
前記UEが前記高階層配置シグナル情報に基づいて、前記UEのフィードバックモードを確定し、
前記UEが前記確定したフィードバックモードに基づいて、前記第1類PMI及び/又は第2類PMIを含むチャネル状態情報を確定するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
前記混合伝送モードが、単一ユーザMIMO伝送、マルチユーザMIMO伝送、単一ユーザMIMO/マルチユーザMIMOの動的ハンドオーバー伝送の中の少なくとも一つの伝送方式を支援することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
前記UEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHで前記第1類PMIを周期的にフィードバックし、物理アップリンク共有チャネルPUSCHで前記第2類PMIをフィードバックし、又は、前記UEが前記PUCCHで前記第1類PMIと前記第2類PMIをフィードバックするステップが、
前記UEがモード1−1、又はモード0−1、又はモード0−2で前記第1類PMIを前記PUCCHで周期的にフィードバックし、前記PUSCHで前記第2類PMIをフィードバックし、又は、
前記UEがモード1−1、又はモード0−1、又はモード0−2で前記第1類PMIを前記PUCCHでフィードバックし、前記PUCCHで前記第2類PMIをフィードバックするステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
前記UEが、物理アップリンク制御チャネルPUCCHで前記第1類PMIを周期的にフィードバックし、物理アップリンク共有チャネルPUSCHで前記第2類PMIをフィードバックし、又は、前記UEが前記PUCCHで前記第1類PMIと前記第2類PMIをフィードバックするステップが、
前記UEが前記PUCCHで前記第1類PMIを周期的にフィードバックし、前記PUSCHでモード1−2、又はモード2−2で前記第2類PMIをフィードバックし、又は、
前記UEが前記PUCCHで前記第1類PMIと前記第2類PMIをフィードバックするステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
指示情報に基づいて、それぞれブロードバンド及び/又は長期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられる第1のプリコーディング行列の第1のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示するための第1類プリコーディング行列インデックスPMI及び/又はそれぞれサブバンド及び/又は短期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられる第2のプリコーディング行列の第2のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示するための第2類PMIを含むチャネル状態情報を確定する確定ブロックと、一つのプリコーディング行列は、前記第1のプリコーディング行列と前記第2のプリコーディング行列の関数であって、
物理アップリンク制御チャネルPUCCHで前記第1類PMIを周期的にフィードバックし、物理アップリンク共有チャネルPUSCHで前記第2類PMIを周期的又は非周期的にフィードバックし、又は、前記PUCCHで前記第1類PMIと前記第2類PMIをフィードバックするフィードバックブロックと、を含み、
前記PUCCHで前記第1類PMIと前記第2類PMIをフィードバックすることが、前記PUCCHで前記第1類PMIをフィードバックし、前記PUCCHで単一UEが選択したサブバンドのPMIモード、又は単一UEが選択したサブバンドのCQI及び単一UEが選択したサブバンドのPMIモードで前記第2類PMIをフィードバックすることを含み、
前記UEが前記PUCCHで単一UEが選択したサブバンドのPMIモードで前記第2類PMIをフィードバックするステップが、
前記UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択し、
前記UEが記憶した前記第2のプリコーディングコード・ブックから前記各BPが選択した一つのサブバンドに対応する第2のプリコーディング行列を選択し、前記選択された第2のプリコーディング行列のインデックスナンバーを前記各BPの一つのサブバンドの第2類PMIとし、
前記UEが前記PUCCHで前記複数のBPの各BPから選択された一つのサブバンドの第2類PMI及び該サブバンドのサブバンド位置マークをフィードバックするステップを含み、
前記UEが前記PUCCHで、単一UEが選択したサブバンドのCQI及び単一UEが選択したサブバンドのPMIモードで前記第2類PMIをフィードバックするステップが、
前記UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択し、
前記UEが記憶した前記第2のプリコーディングコード・ブックから選択した各サブバンドに対応する第2のプリコーディング行列を選択し、前記選択された第2のプリコーディング行列のインデックスナンバーを前記選択した各サブバンドの第2類PMIとし、
前記UEが前記選択した全てのサブバンドのCQIを算出し、
前記UEが前記PUCCHで前記選択した各サブバンドの第2類PMIと前記選択した全てのサブバンドのCQI及び前記選択した全てのサブバンドのサブバンド位置マークをフィードバックするステップを含み、
前記UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択するステップが、
前記UEが前記複数のBPのRIを確定し、
前記UEが前記RI、前記複数のBPの第1類PMIと前記複数のBPの各サブバンドの第2類PMIに基づいて、前記複数のBPの各BPから一つのサブバンドを選択するステップを含むことを特徴とする端末装置。
前記混合伝送モードが、単一ユーザMIMO伝送、マルチユーザMIMO伝送、単一ユーザMIMO/マルチユーザMIMOの動的ハンドオーバー伝送の中のいずれかの伝送方式を支援することを特徴とする、請求項18に記載の端末装置。
【背景技術】
【0002】
高級長期進化(long term Evolution Advanced、以下、LTE−Aと略称)システムは、長期進化(long term evolution、以下、LTEと略称)の進化標準として、さらに大きいシステム帯域幅(最高で100MHzに達する)を支援し、LTE既存の標準と後方互換を実現した。セル縁部のカバー及び処理量を向上するため、LTE−Aは、既存のLTEシステムに基づいて、協同マルチポイント(COMP)技術とも呼ばれる協同多入力多出力(multiple Input multiple Output、以下、MIMOと略称)技術を提出し、該技術によると、進化した国際移動通信(International Mobile Telecommunications-Advance、以下、IMT-Advanceと略称)システムのスペクトル利用率を向上し、スペクトルリソースの不足を改善することができる。
【0003】
モバイル通信中において、送信端(例えば、ノードeNB)が複数のアンテナを利用していると、空間多重化方式で伝送速度を向上することができ、即ち、送信端の同一の時間周波数リソースにおいて異なるアンテナ位置から異なるデータを送信することができる。受信端(例えば、ユーザ機器UE)も複数のアンテナを利用する場合、その一つが、単一ユーザの場合、全てのアンテナのリソースを一つのユーザに割り当て、即ち、一つのユーザ機器が一つの伝送間隔において前記ユーザ機器に割り当てた物理リソースを独占することで、このような伝送形態はSU−MIMO(単一ユーザMIMO)と呼ばれる。他の一つは、マルチユーザの場合、異なるアンテナ空間のリソースを異なるユーザに割り当て、即ち、一つのユーザ機器が少なくとも一つの他のユーザ機器と一つの伝送間隔においてこれらのユーザ機器に割り当てた物理リソースを共有することで、一つのユーザ機器が他のユーザ機器と空間分割多元接続又は空間分割多重方式で同一の物理リソースを共有し、該物理リソースは、時間周波数リソースであることができ、このような伝送形態はMU−MIMO(マルチユーザMIMO)と呼ばれる。
【0004】
第3世代パートナーシップ・プロジェクト標準組織3GPPの長期進化技術(long term Evolution、以下、LTEと略称)において、UEは、高階層シグナルによって半静的(semi-statically)に以下の伝送モード(transmission mode)に基づく伝送に設定される。
モード1:単一アンテナポート:ポート0(single-antenna port:port 0);
モード2:送信ダイバーシチ(Transmit diversity);
モード3:開ループ空間多重化(Open-loop spatial multiplexing);
モード4:閉ループ空間多重化(Closed-loop spatial multiplexing);
モード5:マルチユーザ多入力多出力(Multi-user MIMO);
モード6:閉ループRank=1プリコーディング(Closed-loop Rank=1 precoding);
モード7:単一アンテナポート:ポート5(single-antenna port:port 5)。
【0005】
ユーザ機器UEは、異なる伝送モードで、送信端に異なるチャネル状態情報をフィードバックし、その後、送信端(eNB)は端末装置(UE)がフィードバックしたチャネル状態情報に基づいて、スケジューリングし、また、一定の原則(例えば、最大容量原則)に従って新しいチャネル状態情報を配置して実際の伝送に用いる。その中、フィードバックしたチャネル状態情報は、チャネル品質識別子(Channel quality indication、以下、CQIと略称)情報と、プリコーディング行列識別子(Precoding Matrix Indicator、以下、PMIと略称)情報と、ランク識別子(Rank Indicator、以下、RIと略称)情報と、を含む。
【0006】
CQIは、ダウンリンクチャネル品質を評価する指標である。36−213プロトコルにおいて、CQIを0〜15の整数値で表し、それぞれ、異なるCQIレベルを示し、異なるCQIは各自の変調方式及びコーディングスキーム(MCS)に対応する。
【0007】
RIは、空間的に独立したチャネルの数を示すもので、チャネル応答行列のランクに対応する。開ループ空間多重化と閉ループ空間多重化モードにおいて、UEはRI情報をフィードバックしなければならず、他のモードではRI情報をフィードバックする必要がない。
【0008】
PMIは、UEがフィードバックしたプリコーディングコード・ブックのインデックスナンバーを示す。閉ループ空間多重化、MU−MIMO、RI=1の閉ループの3種類のモードにおいて、PMI情報をフィードバックする必要があって、他の送信モードではPMI情報をフィードバックしない。
【0009】
現在、関連技術において、一定のビット数(例えば、4ビット)によってチャネル状態情報をフィードバックし、主に、単一ユーザMIMOの伝送モードを利用するので、フィードバックする情報が簡単で、情報精度が低い。通信技術の発展に伴って、LTE−Aにおいて、単一ユーザMIMOとマルチユーザMIMOを動的にハンドオーバーする伝送モードがますます汎用され、当該伝送モードにおいて、フィードバックするチャネル状態情報のコンテンツ及び精度がより高く要求され、元のフィードバック方法によると、LTE−Aシステムの需要を満たすことができず、特に、単一ユーザMIMOとマルチユーザMIMOを動的にハンドオーバーする伝送モードの、チャネル状態情報の高精度に対する要求を満たすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
関連技術において、元のフィードバック方法によるとLTE−Aシステムの需要を満たすことができず、特に単一ユーザMIMOとマルチユーザMIMOを動的にハンドオーバーする伝送モードの、チャネル状態情報の高精度に対する要求を満たすことができない問題に鑑み、本発明は、これらの問題を解決できるチャネル状態情報のフィードバック方法及び端末装置を提供することをその目的する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様によると、ユーザ機器UEが指示情報に基づいて第1類プリコーディング行列インデックスPMI及び/又は第2類PMIを含むチャネル状態情報を確定し、その中、第1類PMIは一つの第1のプリコーディング行列の第1のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示し、各第1のプリコーディング行列は一つのブロードバンド及び/又は長期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられ、第2類PMIは第2のプリコーディング行列の第2のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示し、各第2のプリコーディング行列は一つのサブバンド及び/又は短期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられ;UEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、物理アップリンク共有チャネルPUSCHで第2類PMIを周期的又は非周期的にフィードバックし、又は、UEがPUCCHで第1類PMIと第2類PMIをフィードバックするステップを含むチャネル状態情報のフィードバック方法を提供する。
【0012】
UEが指示情報に基づいてフィードバックしたチャネル状態情報が第1類プリコーディング行列インデックスPMI及び/又は第2類PMIを含むと確定するステップが、UEが基地局から送信された高階層配置シグナル情報を受信し、UEの伝送モードが混合伝送モードであると確定し、UEが高階層配置シグナル情報に基づいて、UEのフィードバックモードを確定し、UEが確定したフィードバックモードに基づいて、第1類PMI及び/又は第2類PMIを含むチャネル状態情報を確定するステップを含むことが好ましい。
【0013】
混合伝送モードが、単一ユーザMIMO伝送、マルチユーザMIMO伝送、単一ユーザMIMO/マルチユーザMIMOの動的ハンドオーバー伝送の中の少なくとも一つの伝送方式を支援することが好ましい。
【0014】
チャネル状態情報が、ランク識別子RI情報及び/又はチャネル品質識別子CQI情報をさらに含むことが好ましい。
【0015】
UEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、物理アップリンク共有チャネルPUSCHで第2類PMIをフィードバックし、又は、UEがPUCCHで第1類PMIと第2類PMIをフィードバックするステップが、UEがPUCCHでモード1−1、又はモード0−1、又はモード0−2で第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIをフィードバックし、又は、UEがPUCCHでモード1−1、又はモード0−1、又はモード0−2で第1類PMIをフィードバックし、PUCCHで第2類PMIをフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0016】
UEが、前記PUCCHでモード1−1で前記第1類PMIを周期的にフィードバックするステップが、UEが新しいRIを利用し、記憶した第1のプリコーディングコード・ブックから単一ブロードバンドに対応する第1のプリコーディング行列を選択し、選択された第1のプリコーディング行列のインデックスナンバーをブロードバンドの第1類PMIとし、UEが新しいRIを利用してブロードバンドのCQIを算出し、UEがPUCCHでブロードバンドのCQIとブロードバンドの第1類PMIを周期的にフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0017】
UEが新しいRIを利用してブロードバンドCQIを算出するステップが、UEが新しいRIを利用して単一ブロードバンドの第1のプリコーディング行列を選択してブロードバンドCQIを算出するステップを含むことが好ましい。
【0018】
UEが新しいRIを利用してブロードバンドCQIを算出するステップが、UEが新しいRIが1を超えるかを判定し、UEが新しいRIを利用してブロードバンド差分CQIを算出するステップを含むことが好ましい。
【0019】
UEがPUCCHでモード0−1で第1類PMIを周期的にフィードバックするステップが、UEが新しいRIを利用し、記憶した第1のプリコーディングコード・ブックから単一ブロードバンドに対応する第1のプリコーディング行列を選択し、選択された第1のプリコーディング行列のインデックスナンバーを単一ブロードバンドの第1類PMIとし、UEがPUCCHで単一ブロードバンドの第1類PMIを周期的にフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0020】
UEがPUCCHでモード0−2で第1類PMIを周期的にフィードバックするステップが、UEが新しいRIを利用し、記憶した第1のプリコーディングコード・ブックからそれぞれ複数のブロードバンドに対応する複数の第1のプリコーディング行列を選択し、選択された複数の第1のプリコーディング行列のインデックスナンバーを複数のブロードバンドの複数の第1類PMIとし、UEがPUCCHで複数のブロードバンドの複数の第1類PMIを周期的にフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0021】
UEがPUCCHでモード0−2で第1類PMIを周期的にフィードバックするステップが、UEが新しいRIを利用し、記憶した第1のプリコーディングコード・ブックからそれぞれ複数のブロードバンド中の各サブバンドに対応する第1のプリコーディング行列を選択し、選択された第1のプリコーディング行列のインデックスナンバーを複数のブロードバンド中の各サブバンドの第1類PMIとし、UEがPUCCHで複数のブロードバンド中の各サブバンドの第1類PMIを周期的にフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0022】
UEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックする前、UEがRIのフィードバック周期を第1類PMIのフィードバック周期のN(Nは0を超える自然数)倍に設定し、又は、UEが第1類PMIのフィードバック周期をRIのフィードバック周期のN(Nは0を超える自然数)倍に設定するステップをさらに含むことが好ましい。
【0023】
UEが、物理アップリンク制御チャネルPUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、物理アップリンク共有チャネルPUSCHで第2類PMIをフィードバックし、又は、UEがPUCCHで第1類PMIと第2類PMIをフィードバックするステップが、UEがPUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHでモード1−2、又はモード2−2で第2類PMIをフィードバックし、又は、UEがPUCCHで第1類PMIと第2類PMIをフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0024】
PUSCHでモード1−2で第2類PMIをフィードバックするステップが、UEが記憶した第2のプリコーディングコード・ブックから複数のブロードバンド中の各サブバンドに対応する第2のプリコーディング行列を選択し、選択された第2のプリコーディング行列のインデックスナンバーを複数のブロードバンド中の各サブバンドの第2類PMIとし、UEが新しいRIを利用して複数のブロードバンドの各コードストリームのブロードバンドCQIを算出し、CQIは非差分CQIフォーマットを利用し、UEがPUSCHで複数のブロードバンド中のブロードバンドCQIと複数のブロードバンドの各サブバンドの第2類PMIをフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0025】
PUSCHでモード2−2で第2類PMIをフィードバックするステップが、UEが記憶した第2のプリコーディングコード・ブックから複数のブロードバンド中の各サブバンドに対応する第2のプリコーディング行列を選択し、選択された第2のプリコーディング行列のインデックスナンバーを複数のブロードバンド中の各サブバンドの第2類PMIとし、UEが新しいRIを利用して複数のブロードバンドの各サブバンドのCQIを算出し、CQIが差分CQIフォーマット又は通常CQIフォーマットを利用し、UEがPUSCHで複数のブロードバンド中の各サブバンドのCQIと複数のブロードバンド中の各サブバンドの第2類PMIをフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0026】
UEが物理アップリンク制御チャネルPUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、物理アップリンク共有チャネルPUSCHで第2類PMIをフィードバックし、又は、UEがPUCCHで第1類PMIと第2類PMIをフィードバックするステップが、UEがPUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIをフィードバックし、又は、UEがPUCCHで第1類PMIをフィードバックし、PUCCHで単一UEが選択したサブバンドのPMIモード、又は単一UEが選択したサブバンドのCQI及び単一UEが選択したサブバンドのPMIモード、又は単一の部分帯域幅BPのCQI及び単一BPのPMIモードで第2類PMIをフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0027】
UEがPUCCHで単一UEが選択したサブバンドのPMIモードで第2類PMIをフィードバックするステップが、UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択し、UEが記憶した第2のプリコーディングコード・ブックから各BPが選択したサブバンドに対応する第2のプリコーディング行列を選択し、選択された第2のプリコーディング行列のインデックスナンバーを各BPのサブバンドの第2類PMIとし、UEがPUCCHで複数のBPの各BPから選択された一つのサブバンドの第2類PMI及び該サブバンドのサブバンド位置マークをフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0028】
UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択するステップが、UEが複数のBPのRIを確定し、UEがRI、複数のBPの第1類PMIと複数のBPの各サブバンドの第2類PMIに基づいて、複数のBPの各BPから一つのサブバンドを選択するステップを含むことが好ましい。
【0029】
UEがPUCCHで単一UEが選択したサブバンドのCQI及び単一UEが選択したサブバンドのPMIモードで第2類PMIをフィードバックするステップが、UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択し、UEが記憶した第2のプリコーディングコード・ブックから選択した各サブバンドに対応する第2のプリコーディング行列を選択し、選択された第2のプリコーディング行列のインデックスナンバーを選択した各サブバンドの第2類PMIとし、UEが選択した全てのサブバンドのCQIを算出し、UEがPUCCHで選択した各サブバンドの第2類PMIと全てのサブバンドのCQI及び全てのサブバンドのサブバンド位置マークをフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0030】
UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択するステップが、UEが複数のBPのRIを確定し、UEがRI、複数のBPの第1類PMIと複数のBPの各サブバンドの第2類PMIに基づいて、複数のBPの各BPから一つのサブバンドを選択するステップを含むことが好ましい。
【0031】
UEが選択した全てのサブバンドのCQIを算出するステップが、UEがRI、複数のBPの第1類PMIと複数のBPの各サブバンドの第2類PMIに基づいて、選択した全てのサブバンドのCQIを算出するステップを含むことが好ましい。
【0032】
UEがPUCCHで単一の部分帯域幅BPのCQI及び単一BPのPMIモードで第2類PMIをフィードバックするステップが、UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択し、UEが記憶した第2のプリコーディングコード・ブックから選択した全てのサブバンドに対応する第2のプリコーディング行列を選択し、選択された第2のプリコーディング行列のインデックスナンバーを選択した全てのサブバンドの第2類PMIとし、UEが選択した全てのサブバンドのCQIを算出し、UEがPUCCHで選択した全てのサブバンドの第2類PMIと全てのサブバンドのCQI及び全てのサブバンドのサブバンド位置マークをフィードバックするステップを含むことが好ましい。
【0033】
UEが複数の部分帯域幅BPの各BPから一つのサブバンドを選択するステップが、UEが複数のBPのRIを確定し、UEがRI、複数のBPの第1類PMIと複数のBPの各サブバンドの第2類PMIに基づいて、複数のBPの各BPから一つのサブバンドを選択するステップを含むことが好ましい。
【0034】
UEが選択した全てのサブバンドのCQIを算出するステップが、UEがRI、複数のBPの第1類PMIと複数のBPの各サブバンドの第2類PMIに基づいて、選択した全てのサブバンドのCQIを算出することが好ましい。
【0035】
本発明の他の一態様によると、指示情報に基づいて第1類プリコーディング行列インデックスPMI及び/又は第2類PMIを含むチャネル状態情報を確定する確定ブロックと、その中、第1類PMIは第1のプリコーディング行列の第1のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示し、各第1のプリコーディング行列は一つのブロードバンド及び/又は長期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられ、第2類PMIは第2のプリコーディング行列の第2のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示し、各第2のプリコーディング行列は一つのサブバンド及び/又は短期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられ、物理アップリンク制御チャネルPUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、物理アップリンク共有チャネルPUSCHで第2類PMIを周期的又は非周期的にフィードバックし、又は、PUCCHで第1類PMIと第2類PMIをフィードバックするフィードバックブロックと、を含む端末装置を提供する。
【0036】
確定ブロックが、基地局から送信される高階層配置シグナル情報を受信し、UEの伝送モードが混合伝送モードであると確定する伝送確定ブロックと、高階層配置シグナル情報に基づいて、UEのフィードバックモードを確定するフィードバック確定ブロックと、確定したフィードバックモードに基づいて、第1類PMI及び/又は第2類PMIを含むチャネル状態情報を確定する情報確定ブロックとを含むことが好ましい。
【0037】
混合伝送モードが、単一ユーザMIMO伝送、マルチユーザMIMO伝送、単一ユーザMIMO/マルチユーザMIMOの動的ハンドオーバー伝送の中のいずれかの伝送方式を支援することが好ましい。
【発明の効果】
【0038】
本発明によると、単一ユーザMIMOとマルチユーザMIMOを動的にハンドオーバーする伝送モードにおいて、必要である第1類PMI及び/又は第2類PMIをチャネル状態情報に含ませて、UEがフィードバックするチャネル状態情報の精度を向上し、基地局が実際のチャネル条件に応じて動的に単一ユーザMIMO伝送又はマルチユーザMIMO伝送を選択でき、システムの性能を明らかに向上できる。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下、図面を参照しつつ実施例に合わせ、本発明を詳しく説明する。ここで、互いに矛盾しない限り、本発明に記載の実施例及び実施例に記載の特徴を互いに組み合わせることができる。
【0042】
本発明を理解するために、以下、まず本発明の実施例においてUEがフィードバックするチャネル状態情報を説明する。
【0043】
フィードバックするチャネル状態情報は、チャネル品質識別子CQI情報と、プリコーディング行列識別子PMI情報と、ランク識別子RI情報とを含む。
【0044】
LTEに現れているCQIの定義はさまざまあって、異なる原則に従って、CQIを次のように区分することができる。
● 測定する帯域幅に基づいて、wideband CQIと subband CQIに分けられる。
wideband CQIは、全ての subband のチャネル状態を指示し、得られるのは subband 集合SのCQI情報であって、
subband CQIは、各サブバンドのCQI情報を示す。LTEは、異なるシステム帯域幅に応じて、有効の帯域幅に対応するRB(Resource Block、リソースブロック)を幾つかのRB組に分け、各RB組は subband 、即ち、サブバンドと呼ばれる。
【0045】
subband CQIを、また、全 subband CQIと Best M CQIに分けることができ、全 subband CQIが全てのサブバンドのCQI情報を報告し、Best M CQIは、サブバンド集合SからM個のサブバンドを選択して当該M個のサブバンドのCQI情報を報告すると共に、M個のサブバンドの位置情報も報告する。
【0046】
● コードストリーム数量に基づいて、単ストリームCQIと双ストリームCQIに分けられる。
単ストリームCQI:単一アンテナによる送信 port 0、port 5、送信ダイバーシチ、MU−MIMO、RI=1の閉ループ空間多重化に用いられ、この場合、UEは単一のコードストリームのCQI情報を報告する。
双ストリームCQI:閉ループ空間多重化モードに用いられる。開ループ空間多重化モードの場合、チャネル状態情報が未知のものであるため、またプリコーディング中に双ストリームのチャネル情報に均衡処理を行うので、開ループ空間多重化において、二つのストリームのCQIは同じである。
【0047】
● CQI表示方法に基づいて、絶対値CQIと差分CQIに分けられる。
絶対値CQIは、4bitで示すCQI index である。
Differential CQI、即ち、差分CQIは、2bit又は3bitで示すCQI indexで、差分CQIは、さらに、第2個のストリームの第1個のストリームに対する差分CQIと、subband CQIに対する subband CQIの差分CQIとに分けられる。
【0048】
● CQI報告方式に基づいて、wideband CQIと、UE selected(subband CQI)と、High layer configured(subband CQI)とに分けられる。
wideband CQIは、subband 集合SのCQI情報を示す。
UE selected(subband CQI)、即ち、Best M CQIは、選択したM個のサブバンドのCQI情報を報告すると共に、M個のサブバンドの位置情報を報告する。
High layer configured(subband CQI)は、全 subband CQIで、各サブバンドを対象に一つのCQI情報をフィードバックする。
【0049】
High layer configured と、UE selected はいずれもサブバンドCQIのフィードバック方式で、非周期性フィードバックモードにおいて、当該二つのフィードバック方式により定義されるサブバンドのサイズは異なる。UE selected モードにおいて、Mのサイズを定義し、具体的には表2と表3に示すとおりである。
【表1】
【表2】
【0050】
LTEシステムにおいて、CQI/PMI、RIのフィードバックは、周期的なフィードバックであることができれば、非周期的なフィードバックであることもでき、具体的なフィードバックは、表4に示すとおりである。
【表3】
【0051】
その中、周期的にフィードバックするCQI/PMI、RIの場合、UEがデータを送信する必要がないと、周期的にフィードバックするCQI/PMI、RIは、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)でフォーマット2/2a/2b(PUCCH format2/2a/2b)で伝送され、UEがデータを送信する必要があると、CQI/PMI、RIは、物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)で伝送され、非周期的にフィードバックするCQI/PMI、RIの場合、PUSCHのみで伝送される。
【0052】
高階層の半静的な配置に基づいて、UEはPUCCH物理チャネルで周期的にCQI/PMI/RI情報をフィードバックし、フィードバックモードは、表5に示すとおりである。
【表4】
【0053】
PUCCHチャネルは、高階層配置の Higher Layer configured(subband CQI)フィードバックと Multiple PMIフィードバックを支援しない。
【0054】
マルチアンテナシステムにおいて、チャネル応答行列を直接フィードバックする際のビットのオーバーヘッドが大きく、又は、チャネル応答行列に例えばSVDの分解などを行って、最適のプリコーディング行列を得てからフィードバックしても、そのオーバーヘッドは依然として大きい。従って、送信端と受信端が分かっているプリコーディングコード・ブック集合を構築して、得られた最適のプリコーディング行列とプリコーディングコード・ブック集合中のコーディング行列を比較し、最も類似するプリコーディングコード・ブックに対応するインデックス値を選択してフィードバックを行うと、ビットのオーバーヘッドを大幅に節約することができる。これらのフィードバックしたプリコーディングコード・ブックのインデックス値がPMIである。
【0055】
PMIのフィードバック粒度は、帯域幅全体で一つのPMIをフィードバックすることができれば、サブバンド subband に従ってPMIをフィードバックすることもでき、LTEプロトコルに Single PMIと Multiple PMIの二つのPMIフィードバックタイプが定義された。Single PMIは、システム全体の有効帯域幅
【数1】
を示すことができれば、一部のRBサブ集合を示すこともでき、Single PMIが示すRB数は高階層により半静的に配置される。
【0056】
周期的ユーザがUE selected(subband CQI)フィードバックモードを選択した場合、新規の概念である部分帯域幅(Bandwidth part、以下、BPと略称)を導入した。BPは、幾つかの subband からなり、その中、subband は周波数が逓増する方式で最低周波数から番号付けられるが、subband のサイズ(即ち、含むRBの数量)は非逓増の方式をとっている。同様に、BPも周波数が逓増する方式で最低周波数から番号付けられるが、BPのサイズ(即ち、含むサブバンド数量)は非逓増の方式をとっている。
【0057】
周期的フィードバックモードでのサブバンドサイズ、BPサイズ、システム帯域幅の間の関係は表6に示すとおりである。
【表5】
【0059】
単一UEの場合、一つのサブバンドにおいて、一つの第1類PMIと他の第2類PMIを有し、第1類PMIは行列W1を指示し、第2類PMIは他の行列W2を指示する。一つのプリコーディング行列Wは、二つの行列W1とW2の関数で、W1はコード・ブックC1に所属され、W2はコード・ブックC2に所属される。第1類PMIはコード・ブックC1のインデックスで、第2類PMIはコード・ブックC2のインデックスであって、その中、W1はブロードバンド/長期のチャネル情報を有し、W2はサブバンド/短期のチャネル情報を有する。
【0060】
以下の実施例において、第1類PMIはブロードバンド wideband のプリコーディング行列インデックスを指示し、前記第2類PMIはサブバンド subband のプリコーディング行列インデックスを指示し、又は、第1類PMIは長期 long term のプリコーディング行列インデックスを指示し、第2類PMIは短期 short term のプリコーディング行列インデックスを指示し、又は、第1類PMIが長期とブロードバンドのプリコーディング行列インデックスを指示し、第2類PMIが短期的とサブバンドのプリコーディング行列インデックスを指示し、又は、第1類PMIが長期的とブロードバンドのプリコーディング行列インデックス、短期的とブロードバンドのプリコーディング行列インデックスを指示し、第2類PMIが短期的とサブバンドのプリコーディング行列インデックスを指示する。
【0061】
以下、実施例によって本発明によるチャネル状態情報のフィードバック方法を説明する。
方法実施例1
図1は、本発明の実施例に係るチャネル状態情報のフィードバック方法を示すフローチャートで、以下のステップを含む。
UEは、指示情報に基づいて、第1類PMI及び/又は第2類PMI含むチャネル状態情報を確定する(ステップS102)。
【0062】
例えば、UEは、配置シグナルに基づいて伝送モードを確定する。新しい混合伝送モードにおいて、配置シグナルに基づいてフィードバックモードを確定し、確定したフィードバックモードにおいて、フィードバックしたチャネル状態情報は、少なくとも、第1類プリコーディング行列インデックスPMIと第2類PMIの中の一つを含む。
【0063】
その中、第1類PMIは、第1のプリコーディング行列の第1のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示し、各第1のプリコーディング行列は、ブロードバンド及び/又は長期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられる。第2類PMIは、第2のプリコーディング行列の第2のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示し、各第2のプリコーディング行列は、サブバンド及び/又は短期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられる。
【0064】
その中、LTE−Aの需要を満たすように、伝送モードは、新しい混合伝送モードで、少なくとも、単一ユーザMIMO、マルチユーザMIMO、単一ユーザMIMOとマルチユーザMIMOでハンドオーバーする伝送モードの中の一つを支援する。
【0065】
UEは、PUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIを周期的又は非周期的にフィードバックし、又は、UEは、PUCCHで第1類PMIと第2類PMIをフィードバックする(ステップS104)。
【0066】
UEは、PUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックすると共に、PUSCHで第2類PMIを非周期的又は周期的にフィードバックすることができる。UEは、PUCCHで第1類PMIと第2類PMIを周期的にフィードバックすることもできる。
【0067】
関連技術において、PMIを区分してフィードバックしないので、フィードバックしたチャネル状態情報の精度は高くない。しかし、本実施例によると、区分した後のPMIをフィードバックするチャネル状態情報のコンテンツとしているので、チャネル状態情報の精度を大幅に向上でき、基地局がフィードバックしたチャネル状態情報に基づいてチャネルの状況をリアルタイムに把握でき、単一ユーザMIMO伝送、マルチユーザMIMO伝送、単一ユーザMIMO/マルチユーザMIMOの動的ハンドオーバー伝送を支援し、システム性能を明らかに向上できる。
【0068】
方法実施例2
図2は、本発明の実施例に係る他のチャネル状態情報のフィードバック方法を示すフローチャートで、以下のステップを含む。
送信端は、UEにダウンリンクチャネル状態を測定するためのパイロットを送信する(ステップ202)。
【0069】
該ステップにおいて、送信端は基地局eNodeBであることができる。
【0070】
UEは、受信したパイロット情報に基づいてダウンリンクチャネルを推定する(ステップ204)。
【0071】
UEは、指示情報に基づいて、フィードバックチャネル状態情報の報告フォーマットを確定する(ステップ206)。
【0072】
該ステップにおいて、指示情報は高階層配置シグナル情報である。チャネル状態情報は、幾つかのPMI情報と、幾つかのCQI情報と、RI情報を含むことができ、その中、PMI情報は第1類PMIと第2類PMIを含む。
【0073】
UEは、チャネル状態情報報告を送信端にフィードバックする(ステップ208)。
【0074】
送信端は、UEがフィードバックしたチャネル状態情報に基づいてスケジューリングし、単一ユーザMIMO又はマルチユーザMIMOの伝送を実現する(ステップ210)。
【0075】
方法実施例3
本実施例のチャネル状態情報のフィードバック方法は以下のステップを含む。
単一伝送モード、例えば、混合伝送モード等において、UEは、指示情報に基づいてチャネル状態情報が含むコンテンツを確定し、その中、指示情報は基地局eNodeBから送信された高階層配置シグナル情報である。
【0076】
UEは、eNodeBにチャネル状態情報を送信し、その中、チャネル状態情報は、第1類PMI、第2類PMI、RI、CQI情報の中の少なくとも一つを含み、その中、PUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIを非周期的又は周期的にフィードバック伝送する。チャネル状態情報が含むコンテンツが多いほど、情報精度が向上できる。
【0077】
本実施例において、UEは、配置シグナルに基づいて伝送モードを確定し、新しい混合伝送モードにおいて、配置シグナルに基づいてフィードバックモードを確定し、チャネル状態情報が含むコンテンツを確定する。
【0078】
本実施例において、第1類PMIのフィードバックモードは、Mode 1−1で、即ち、ブロードバンドCQI、単一PMIのフィードバックモードであって、該第1類PMIのフィードバックモードは高階層配置シグナルによって決められる。当該フィードバックモードにおいて、単一の伝送モードの場合、サブフレームでRIが報告された場合、UEはサブバンド集合S全体のRIを確定し、また、該RI情報を報告する。UEは、最新報告された周期性RI情報に基づいて、サブバンド集合S用として、第1のプリコーディングコード・ブックサブ集合から一つの第1のプリコーディング行列を選択する。UEは、算出がS用として選択した第1のプリコーディング行列と最新報告された周期性RIに基づいて行われる一つのブロードバンドCQIと、UEが選択した第1のプリコーディング行列の第1のプリコーディングコード・ブックサブ集合におけるインデックスナンバーであるブロードバンドPMIとを、周期的に報告する。RI>1である場合、3bitのwideband 差分CQIを用いていて;単一伝送モードにおいて、CQIの算出は最新報告された周期性RI情報に基づいて行われ、チャネル状態情報のリアルタイム性を保障する。また、第1類PMIのPUCCHでのフィードバックは周期的で、RIのPUCCHでのフィードバックも周期的であって、且つ、RIのフィードバック周期と第1類PMIのフィードバック周期は倍数関係を持ち、即ち、RIのフィードバック周期は第1類PMIのフィードバック周期のN倍であって、又は、第1類PMIのフィードバック周期がRIフィードバック周期のN倍である。その中、Nが0より大きい自然数で、これによってRIと第1類PMIの同期フィードバックの便宜を図ることができる。
【0079】
本実施例において、第2類PMIのPUSCHでのフィードバックモードはMode 1−2で、即ち、単一CQI、複数PMIのフィードバックモードである。Mode 1−2において、第2のプリコーディングコード・ブックサブ集合C2から各 subband 用として最適の第2のプリコーディング行列W2を選択し、UEは各ストリームの4bitブロードバンドCQIをフィードバックし、差分CQIのフォーマットを利用しない。UEは各サブバンドのPMIをフィードバックする。単一伝送モードにおいてのCQI/PMIの算出は、RIのフィードバックに基づいて行われる。
【0080】
方法実施例4
本実施例のチャネル状態情報のフィードバック方法は以下を含む。
単一伝送モードにおいて、UEは指示情報に基づいてチャネル状態情報が含んだコンテンツを確定し、その中、指示情報は基地局eNodeBから送信された高階層配置シグナル情報である。
【0081】
UEは、eNodeBにチャネル状態情報を送信し、その中、チャネル状態情報は、第1類PMI、第2類PMI、RI、CQI情報の中の少なくとも一つを含み、その中、PUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIをフィードバック伝送する。
【0082】
本実施例において、第1類PMIのフィードバックモードはMode1−1で、即ち、ブロードバンドCQI、単一PMIのフィードバックモードで、該フィードバックモードは高階層配置シグナルによって決められる。このようなフィードバックモードにおいて、単一の伝送モードの場合、サブフレームでRIが報告された場合、UEはサブバンド集合S全体のRIを確定し、また、該RI情報を報告する。UEは最新報告された周期性RI情報に基づいて、サブバンド集合S用として、第1のプリコーディングコード・ブックサブ集合から一つの第1のプリコーディング行列を選択する。UEは各自連続する報告時間内に、周期的に、算出がS用として選択した第1のプリコーディング行列と最新報告された周期性RIに基づいて行われる一つのブロードバンドCQIと、UEが選択した第1のプリコーディング行列の第1のプリコーディングコード・ブックサブ集合におけるインデックスナンバーであるブロードバンドPMIを報告する。RI>1である場合、3bitの wideband 差分CQIを利用し;単一伝送モードにおいて、CQIの算出は最新報告された周期性RI情報に基づいて行われる。また、前記第1類PMIのPUCCHでのフィードバックは周期的で、RIのPUCCHでのフィードバックは周期的であって、且つRIのフィードバック周期と第1類PMIフィードバック周期は倍数関係を持つ。
【0083】
本実施例において、第2類PMIのPUSCHでのフィードバックモードはMode2−2で、即ち、複数のCQI、複数のPMIのフィードバックモードである。Mode2−2において、第2のプリコーディングコード・ブックサブ集合C2から各 subband 用として最適の第2のプリコーディング行列W2を選択し;UEによる各サブバンドのCQIのフィードバックは、差分CQIフォーマット又は通常CQIフォーマットを利用し;UEによる各サブバンドのPMIのフィードバックは、差分PMIフォーマット又は通常PMIフォーマットを利用し;単一伝送モードでのCQI/PMI算出はRIのフィードバックに基づいて行われる。
【0084】
方法実施例5
本実施例のチャネル状態情報のフィードバック方法は以下を含む。
単一伝送モードにおいて、UEは指示情報に基づいてチャネル状態情報が含んだコンテンツを確定し、その中、指示情報は基地局eNodeBから送信された高階層配置シグナル情報である。
【0085】
UEは、eNodeBにチャネル状態情報をフィードバックし、その中、チャネル状態情報は、第1類PMI、第2類PMI、RI、CQI情報の中の少なくとも一つを含み、その中、PUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIをフィードバック伝送する。
【0086】
本実施例において、第1類PMIのフィードバックモードはMode0−2で、即ち、CQIはなく、複数のPMIのフィードバックモードである。当該フィードバックモードにおいて、単一の伝送モードの場合、サブフレームにRIが報告された場合、UEはサブバンド集合S全体のRIを確定し、また、該RI情報を報告し;UEは最新報告された周期性RI情報に基づいて、サブバンド集合S用として、第1のプリコーディングコード・ブックサブ集合から少なくとも二つの第1のプリコーディング行列を選択し;UEは各自の連続する報告時間内において、CQIを報告せず、少なくとも二つのブロードバンドPMIを報告する。RI>1である場合、3bitの wideband 差分CQIを利用し;単一伝送モードにおいて、CQIの算出は最新報告された周期性RI情報に基づいて行われる。本実施例において、第1類PMIのPUCCHでのフィードバックは周期的で、RIのPUCCHでのフィードバックは周期的であって、且つ、RIのフィードバック周期と第1類PMIのフィードバック周期は倍数関係を持つ。
【0087】
本実施例において、第2類PMIのPUSCHでのフィードバックモードはMode1−2で、即ち、ブロードバンドCQI、複数のPMIのフィードバックモードである。ブロードバンドCQI、複数のPMIのフィードバックモードのMode1−2において、第2のプリコーディングコード・ブックサブ集合C2から各 subband 用として、最適の第2のプリコーディング行列W2を選択し;UEによる各ストリームの4bitブロードバンドCQIのフィードバックは、差分CQIフォーマットを利用せず;UEは各サブバンドのPMIをフィードバックし;単一伝送モードにおけるCQI/PMI算出はRIのフィードバックに基づいて行われる。
【0088】
方法実施例6
本実施例のチャネル状態情報のフィードバック方法は以下を含む。
単一伝送モードにおいて、UEは指示情報に基づいてチャネル状態情報が含んだコンテンツを確定し、その中、指示情報は基地局eNodeBから送信された高階層配置シグナル情報である。
【0089】
UEは、eNodeBにチャネル状態情報を送信し、その中、チャネル状態情報は、第1類PMI、第2類PMI、RI、CQI情報の中の少なくとも一つを含み、その中、PUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIをフィードバック伝送し、又は、第1類PMIと第2類PMIをいずれもPUCCHで伝送する。本実施例において、第1類PMIと第2類PMIのフィードバックモードは高階層配置シグナルによって決められる。
【0090】
本実施例において、第1類PMIのフィードバックモードはMode0−1で、即ち、CQIはなく、単一PMIのフィードバックモードである。当該フィードバックモードにおいて、単一の伝送モードの場合、サブフレームにRIが報告された場合、UEはサブバンド集合S全体のRIを確定し、また、該RI情報を報告し;UEは最新報告された周期性RI情報に基づいて、サブバンド集合S用として第1のプリコーディングコード・ブックサブ集合から一つの第1のプリコーディング行列を選択し;UEは各自の連続する報告時間内において、CQIを報告せず、ブロードバンドPMIを報告し、該ブロードバンドPMIはUEが選択した第1のプリコーディング行列の第1のプリコーディングコード・ブックサブ集合におけるインデックスナンバーであって;RI>1である場合、3bitの wideband 差分CQIを利用し;単一伝送モードにおいて、CQIの算出は最新報告された周期性RI情報に基づいて行われる。
【0091】
本実施例の第1類PMIのPUCCHでのフィードバックが周期的で、RIのPUCCHでのフィードバックが周期的であって、且つRIのフィードバック周期と第1類PMIのフィードバック周期が倍数関係を持つことが好ましい。
【0092】
第2類PMIをフィードバックする場合、
第2類PMIのPUSCHでのフィードバックモードがMode0−2で、即ち、CQIはなく、複数のPMIのフィードバックモードである第1の形態と、
第2類PMIのPUSCHでのフィードバックモードがMode1−2で、即ち、単一CQI、複数のPMIのフィードバックモードである第2の形態と、
第2類PMIのPUSCHでのフィードバックモードがMode2−2で、即ち、複数のCQI、複数のPMIのフィードバックモードである第3の形態との中のいずれか一つのモードでフィードバックすることができる。
【0093】
方法実施例7
本実施例のチャネル状態情報のフィードバック方法は以下を含む。
単一伝送モードにおいて、UEは指示情報に基づいてチャネル状態情報が含んだコンテンツを確定し、その中、指示情報は基地局eNodeBから送信された高階層配置シグナル情報である。
【0094】
UEは、eNodeBにチャネル状態情報を送信し、その中、チャネル状態情報は第1類PMI、第2類PMI、RI、CQI情報の中の少なくとも一つを含み、その中、PUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIをフィードバック伝送し;又は、第1類PMIと第2類PMIをいずれもPUCCHで伝送する。本実施例において、第1類PMIと第2類PMIのフィードバックモードは高階層配置シグナルによって決められる。
【0095】
本実施例において、第1類PMIのフィードバックモードはMode0−2で、即ち、CQIはなく、複数PMIのフィードバックモードである。当該フィードバックモードにおいて、単一の伝送モードの場合、サブフレームにRIが報告された場合、UEはサブバンド集合S全体のRIを確定し、また、該RI情報を報告し;UEは最新報告された周期性RI情報に基づいて、サブバンド集合S用として第1のプリコーディングコード・ブックサブ集合から少なくとも二つの第1のプリコーディング行列を選択し;UEは各自の連続する報告時間内において、CQIを報告せず、少なくとも二つのブロードバンドPMIを報告し;RI>1である場合、3bitの wideband 差分CQIを利用し;単一伝送モードにおいて、CQIの算出は最新報告された周期性RI情報に基づいて行われる。
【0096】
本実施例において、第1類PMIのPUCCHでのフィードバックは周期的で、RIのPUCCHでのフィードバックは周期的であって、また、ランク識別子RIのフィードバック周期と第1類プリコーディング行列インデックスのフィードバック周期は倍数関係を持つ。
【0097】
本実施例において、第2類PMIをフィードバックする場合、
第2類PMIのPUSCHでのフィードバックモードがMode0−2で、即ち、CQIはなく、複数のPMIのフィードバックモードである第1の形態と、
第2類PMIのPUSCHでのフィードバックモードがMode1−2で、即ち、単一CQI、複数のPMIのフィードバックモードである第2の形態と、
第2類PMIのPUSCHでのフィードバックモードがMode2−2で、即ち、複数のCQI、複数のPMIのフィードバックモードである第3の形態の中のいずれか一つのモードでフィードバックすることができる。
【0098】
方法実施例8
本実施例のチャネル状態情報のフィードバック方法は以下を含む。
単一伝送モードにおいて、UEは指示情報に基づいてチャネル状態情報が含んだコンテンツを確定し、その中、指示情報は基地局eNodeBから送信された高階層配置シグナル情報である。
【0099】
UEはeNodeBにチャネル状態情報を送信し、その中、チャネル状態情報は第1類PMI、第2類PMI、RI、CQI情報の中の少なくとも一つを含み、その中、PUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIをフィードバック伝送し;又は、第1類PMIと第2類PMIをいずれもPUCCHで伝送する。本実施例において、第1類PMIと第2類PMIのフィードバックモードは高階層配置シグナルによって決められる。
【0100】
本実施例において、第1類PMIのPUCCHでのフィードバックは、
Mode0−1、即ち、CQIはなく、単一PMIのフィードバックモードである第1の形態と、
Mode0−2、即ち、CQIはなく、複数のPMIのフィードバックモードである第2の形態と、
Mode1−1、即ち、単一CQI、単一PMIのフィードバックモードである第3の形態の中のいずれか一つのモードでフィードバックすることができる。
【0101】
第1類PMIのPUCCHでのフィードバックは周期的で、RIのPUCCHでのフィードバックは周期的であって、また、RIのフィードバック周期と第1類PMIのフィードバック周期が倍数関係を持つことが好ましい。
【0102】
本実施例において、UEがPUCCHで第2類PMIのフィードバック情報をフィードバックすることは、以下のフィードバックモードの中のいずれかで行う。
第2類PMIのPUCCHでのフィードバックモードがCQIはなく、単一UEが選択したサブバンドのPMIのフィードバックモードを利用する第1の形態であって、
当該フィードバックモードにおいて、UEはサブバンド集合S全体のRIを確定し、該RI情報を報告し;UEは各BP(合計J個)のN
j個のサブバンドから最適のサブバンドを選択し;UEは各自の連続する報告時間内において一つのブロードバンドのCQIと一つのブロードバンドのPMIを報告し、該CQIの算出は新しい周期性RI情報に基づいて行われ;UEは、各自の連続する報告時間内においてJ個のBPから選択したJ個のサブバンドのサブバンドPMIを順番に報告すると共に、選択したサブバンドのLbitサブバンド位置マークを報告する規則に従ってサブバンドPMIを報告する。単一伝送モードにおいて、最適サブバンドの選択及びそのCQIの算出は新しいRI、全帯域幅の第1類PMIと各サブバンド上の第2類PMIに基づいて行われる。本実施例において、当該フィードバック方式は、上記一つのブロードバンドのCQIと一つのブロードバンドのPMIを報告しない場合を含む。
【0103】
第2類PMIのPUCCHでのフィードバックモードが、単一UEが選択したサブバンドのCQI、単一UEが選択したサブバンドのPMIのフィードバックモードである第2の形態であって、
当該フィードバックモードにおいて、UEはサブバンド集合S全体のRIを確定し、該RI情報を報告し;UEは各自の連続する報告時間内において一つのブロードバンドのCQIと一つのブロードバンドのPMIを報告し、該CQIの算出は新しい周期性RI情報に基づいて行われ;UEは各BP(合計J個)のN
j個のサブバンドから最適のサブバンドを選択し;UEは、各自の連続する報告時間内においてJ個のBPから選択したJ個のサブバンドのサブバンドPMIとサブバンドのCQIを交互に報告すると共に、選択したサブバンドのLbitサブバンドの位置マークを報告する規則に従ってサブバンドPMIとCQIを報告する。単一伝送モードにおいて、最適のサブバンドの選択及びそのCQIの算出は新しいRI、全帯域幅の第1類PMIと各サブバンド上の第2類PMIに基づいて行われる。本実施例において、当該フィードバック方式は上記一つのブロードバンドのCQIと一つのブロードバンドのPMIを報告しない場合を含む。
【0104】
第2類PMIのPUCCHでのフィードバックモードがBPのCQI、単一BPのPMIのフィードバックモードである第3の形態であって、
当該フィードバックモードにおいて、UEはサブバンド集合S全体のRIを確定し、該RI情報を報告し;UEは各自の連続する報告時間内において一つのブロードバンドのCQIと一つのブロードバンドのPMIを報告し、該CQIの算出は新しい周期性RI情報に基づいて行われ;UEは、各自の連続する報告時間内においてJ個のBPのPMIとCQIを交互に報告すると共に、選択したサブバンドのLbitサブバンド位置マークを報告する規則に従って各BP(合計J個、N
j個のサブバンドからなる)PMIとCQIを報告する。単一伝送モードにおいて、最適のサブバンドの選択及びそのCQIの算出は新しいRI、全帯域幅の第1類PMIと各サブバンド上の第2類PMIに基づいて行われる。本実施例において、当該フィードバック方式は、上記一つのブロードバンドのCQIと一つのブロードバンドのPMIを報告しない場合、又はBPのCQIを報告しない場合を含む。
【0105】
装置実施例
図3は、本発明の実施例に係る端末装置の構造を示すブロック図で、該装置は、
指示情報に基づいて第1類PMI及び/又は第2類PMIを含むチャネル状態情報を確定する確定ブロック302と、その中、第1類PMIは第1のプリコーディング行列の第1のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示し、各第1のプリコーディング行列は一つのブロードバンド及び/又は長期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられ、第2類PMIは第2のプリコーディング行列の第2のプリコーディングコード・ブックにおけるインデックスを指示し、各第2のプリコーディング行列は一つのサブバンド及び/又は短期チャネルのチャネル情報のマッピングに用いられ、PUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIを周期的又は非周期的にフィードバックし、又は、PUCCHで第1類PMIと第2類PMIをフィードバックするフィードバックブロック304と、を含む。
【0106】
確定ブロック302が、基地局から送信された高階層配置シグナル情報を受信し、UEの伝送モードが混合伝送モードであると確定する伝送確定ブロックと、高階層配置シグナル情報に基づいて、UEのフィードバックモードを確定するフィードバック確定ブロックと、確定したフィードバックモードに基づいて、第1類PMI及び/又は第2類PMIを含むチャネル状態情報を確定する情報確定ブロックと、を含むことが好ましい。
【0107】
混合伝送モードが、単一ユーザMIMO伝送、マルチユーザMIMO伝送、単一ユーザMIMO/マルチユーザMIMOの動的ハンドオーバー伝送の中のいずれか一つの伝送方式を支援することが好ましい。
【0108】
例えば、UEの確定ブロック302は、受信した基地局から送信された指示情報に基づいてフィードバックしたチャネル状態情報が第1類PMI及び/又は第2類PMIを含むと確定し、フィードバックブロック304を利用してPUCCHで第1類PMIを周期的にフィードバックし、PUSCHで第2類PMIをフィードバックし、又は、PUCCHで第1類PMIと第2類PMIをフィードバックすると確定する。
【0109】
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば本発明に様々な修正や変形が可能である。本発明の精神や原則内での例えば、何なる修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。