【文献】
          汝は人狼なりや?,Wikipedia,[online],2014年12月10日,[2018年4月18日検索],URL,https://ja.wikipedia.org/w/index/php?title=汝は人狼なりや&oldid=53757701
        
        【文献】
          安田俊亮,オンラインで「人狼」! 「人狼パーティー」先行体験会レポート,GAME Watch,[online],2016年  6月28日,[2018年4月18日検索],URL,https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1007558.html
        
      
    (58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
  しかしながら、前記従来のオンラインゲームでは、オンラインゲームに対してユーザがどの程度の仕様変更(家具または服などのアイテム類の変更または追加、イベントの変更または追加など)を望んでいるのか容易かつ明確にはわからなかった。また、一のユーザが、他の多数のユーザがどの程度の仕様変更を望んでいるのかを知ることはできなかった。
【0006】
  本発明の目的は、ゲームに対してユーザがどの程度の仕様変更を望んでいるのかを容易かつ明確に把握できるゲームプログラム、ゲーム装置およびサーバ装置を提供することである。
 
【課題を解決するための手段】
【0007】
  第1の発明によって提供されるゲームプログラムは、複数の端末装置と通信ネットワークを介して通信し、前記端末装置のそれぞれで実行されるビデオゲームの少なくとも一部の進行を制御するコンピュータを、
  前記複数の端末装置のそれぞれに設定された識別情報と、前記端末装置を介して所定の操作入力を行うユーザに関するユーザ情報と、前記ユーザに対応するプレイヤキャラクタと、前記ビデオゲームの進行に応じて変化する前記プレイヤキャラクタのステータス情報と、を関連付けて記憶部に記憶する記憶手段、
  複数の前記ユーザにより決定される前記ビデオゲームに関する所定のテーマを提示するテーマ提示手段、
  前記所定のテーマに
関する意思決定に参加するために必要な所定の条件を満たした複数の前記プレイヤキャラクタのうち前記ステータス情報の少なくとも一部が共通する複数の共通キャラクタが、前記所定のテーマに応じた意思決定条件を満たしたか否かを判断する判断手段、および
  前記判断手段により、前記意思決定条件が満たされたと判断した場合、前記所定のテーマが可決されたと判断する意思決定手段、
  として機能させ
、
  前記記憶手段は、前記端末装置から送信される仕様変更の要望に係るテーマ(以下、要望テーマ)の情報を前記記憶部に記憶し、
  前記テーマ提示手段は、前記記憶部に記憶された前記要望テーマの情報を前記複数の端末装置に提示する、ことを特徴とする。
 
【0008】
  第1の発明によって提供されるゲームプログラムにおいて、
前記所定の条件は、前記ユーザの前記端末装置への操作入力によって、前記ビデオゲーム内において前記プレイヤキャラクタをそれぞれ動作させることにより、所定数の前記プレイヤキャラクタが所定の場所に集まること、所定数の前記プレイヤキャラクタが同じタイミングで同じ行動をとること、および所定数の前記プレイヤキャラクタが所定期間内に敵キャラクタを所定数倒すことのうち、少なくとも1つの条件を含むことが好ましい。
 
【0009】
  第2の発明によって提供されるゲーム装置は、前記ゲームプログラムを記憶した記憶部と、前記ゲームプログラムを実行するコンピュータとを備えたことを特徴とする。
【0010】
  第3の発明によって提供されるサーバ装置は、前記ゲームプログラムを記憶した記憶部と、前記ゲームプログラムを実行するコンピュータとを備えたことを特徴とする。
 
【発明の効果】
【0011】
  本発明によれば、簡易な手法により、ゲームに対してユーザがどの程度の仕様変更を望んでいるのかを容易かつ明確に把握できるゲームプログラム、ゲーム装置およびサーバ装置を提供することができる。これにより、ユーザは、変化に富むゲームを長期間楽しむことができる。
 
 
【発明を実施するための形態】
【0013】
(実施形態)
  本発明の実施の形態にかかるゲームシステム1について、図面を参照して説明する。
 
【0014】
<ゲーム概要>
  本発明のゲームシステム1により、例えば、家庭用のゲーム装置3において実行可能なオンラインゲームが提供される。
 
【0015】
  ゲームシステム1により提供されるオンラインゲームにおいて、ユーザは、複数のキャラクタの中から一のキャラクタ(以下、プレイヤキャラクタ)を選択する。ユーザは、このプレイヤキャラクタを操作して仮想空間上で各種のゲーム(ロールプレイングゲーム、ソーシャルゲーム、など)を行う。各プレイヤキャラクタには、ゲームの進行に応じて変化するステータス情報(経験値パラメータ情報、保持しているアイテムの情報、ゲームプレイ時間、など)が関連付けされている。以下、本発明の実施の形態を説明する。
 
【0016】
<ハードウェア構成>
  
図1、
図2を参照して、本発明のゲームシステム1を実現するサーバ装置2、および、サーバ装置2を介して互いに通信接続される複数のゲーム装置3のハードウェア構成について説明する。
 
【0017】
  なお、各ユーザには、それぞれ異なるアカウントが付与される。そして、アカウントごとにID(識別符号)が付与される。各ゲーム装置3が通信ネットワークを介してサーバ装置2と通信を行う場合には、当該ゲーム装置3からユーザのアカウントが送信される。送信されたアカウントは、サーバ装置2において所定の認証がなされる。これにより、サーバ装置2と各ゲーム装置3との通信が可能となる。
 
【0018】
[サーバ装置の説明]
  サーバ装置2は、複数のゲーム装置3との間で各種データの送受信が可能である。サーバ装置2は、
図1に示すとおり、その動作を制御するコンピュータであるCPU21、各種データを記憶する記憶部22、および、各ゲーム装置3との通信接続を行うネットワークインターフェース23を備える。サーバ装置2のCPU21には、バス20を介して記憶部22およびネットワークインターフェース23が接続されている。
 
【0019】
  サーバ装置2には、ゲームの製作者のコンピュータ(図示略)からゲームプログラムおよびデータがアップロードされる。当該ゲームプログラムおよびデータは、サーバ装置2の記憶部22に記憶される。
 
【0020】
[サーバ装置の機能的構成]
  サーバ装置2の制御部210は、前記ゲームプログラムを実行することで、
図2に示すとおり、テーマ提示部211、判断部212、意思決定部213、および仕様変更実行部214としての機能を発揮する。
 
【0021】
  テーマ提示部211は、各ゲーム装置3から送信される仕様変更の要望に係るテーマの情報をサーバ装置2の記憶部22に保存することができるだけでなく、テーマを各ゲーム装置3において閲覧可能な状態とすることができる。例えば、
図3に示したような表のように構成された情報を各ゲーム装置3に提供することができる。
 
【0022】
  また、テーマ提示部211は、各ゲーム装置3から送信される仕様変更の要望に係るテーマの情報以外に、ゲームの運営者側で用意した仕様変更に係るテーマの情報を記憶部22に保存する。また、テーマ提示部211は、提示した仕様変更のテーマの応募期間の設定と、テーマに参加するための集合場所の設定とをして、応募期間および集合場所の情報を記憶部22に保存するとともに、各ユーザ(ゲーム装置3)に提示する。
 
【0023】
  判断部212は、仕様変更に係るテーマに関わった複数のプレイヤキャラのうちステータス情報の少なくとも一部が共通する複数のキャラクタ(共通キャラクタ)が、テーマに応じた意思決定条件を満たしたか否かを判断する。具体的には、判断部212は、例えば、仕様変更に係るテーマに参加するキャラクタの中で、
図4の各ユーザのステータス情報に含まれるアイテム1を所持するキャラクタ(共通キャラクタ)のユーザが所定の人数(例えば1000人)を超える場合に、意思決定条件が満たされたと判断する。この他、後述するように、意思決定条件については、テーマに応じて様々な条件を設定することが可能である。
 
【0024】
  意思決定部213は、
図3に示したような所定のテーマごとに設定されている意思決定条件が満たされたと判断部212が判断した場合、所定のテーマが可決または否決されたと判断する。また、判断部212が所定のテーマが可決または否決されたと判断した場合、意思決定部213は、この可決または否決の結果をサーバ装置2の記憶部22に保存するとともに、各ユーザ(ゲーム装置3)に提示する。
 
【0025】
  仕様変更実行部214は、所定のテーマが可決されたと意思決定部213が判断した場合に、所定のテーマの内容に従って仕様変更する。なお、自動的に仕様変更することができないようなテーマの場合(大幅なアップデートが必要な場合など)には、仕様変更実行部214は、テーマが可決されたことをあらかじめ設定されている送信方法(電子メール手段など)によりゲームの運営者に報知し、仕様変更を後日に行うことをユーザ(ゲーム装置3)に報知する。
 
【0026】
[ゲーム装置の説明]
  ゲーム装置3には、
図1に示されるように、モニタ360、スピーカ370およびコントローラ380などが外部接続される。そして、ユーザが購入した記憶媒体から読み込んだゲームプログラムおよびデータに基づいて、ゲームが進行する。また、ゲーム装置3は、他ゲーム装置3およびサーバ装置2との間で、インターネットあるいはLANなどの通信ネットワーク4を介して互いに通信可能である。
 
【0027】
  本実施形態では、ゲームプログラムおよびデータが記憶媒体に記憶されるゲームシステム(いわゆるパッケージ型)について説明する。しかし、本件発明はこれに限らず、通信ネットワーク4を介して、ゲームプログラムおよびデータをサーバ装置からダウンロードして、ゲーム装置3の記憶部22に記憶するゲームシステムにも適用可能である。なお、このダウンロードしたゲームプログラムおよびデータを記憶部22から読み込んだゲームプログラムおよびデータに基づいて、ゲームを進行させてもよい。
 
【0028】
  ゲーム装置3は、
図1に示すように、CPU31、HDD32、ROM33、RAM34、ネットワークインターフェース35、グラフィック処理部36、ビデオ変換部361、オーディオ合成部37、オーディオ変換部371、および無線通信制御部38を備えたコンピュータとして機能する。
 
【0029】
  CPU31には、バス30を介して、HDD32、ROM33、RAM34、およびネットワークインターフェース35が接続されている。また、CPU31には、バス30を介してグラフィック処理部36、オーディオ合成部37、および無線通信制御部38が接続されている。
 
【0030】
  ネットワークインターフェース35は、ゲーム装置3をインターネットまたはLANなどの通信ネットワークに接続する。また、ネットワークインターフェース35は、自ゲーム装置3と他ゲーム装置3またはサーバ装置2との間で通信する。このように、ネットワークインターフェース35は、自ゲーム装置3と他の装置とを通信ネットワーク4を介して接続し、互いのデータを送受信する。これにより、同一のゲーム空間内で同期して複数のプレイヤキャラクタが表示される。
 
【0031】
  グラフィック処理部36は、CPU31の指示に従って仮想空間および各キャラクタなどを含むゲーム画像を描画する。また、グラフィック処理部36にはビデオ変換部361を介して外部のモニタ360が接続されている。グラフィック処理部36にて描画されたゲーム画像は、ビデオ変換部361において動画形式に変換され、ゲーム画面としてモニタ360に表示される。
 
【0032】
  オーディオ合成部37は、CPU31の指示に従ってデジタルのゲーム音声を再生および合成する。また、オーディオ合成部37には、オーディオ変換部371を介して外部のスピーカ370が接続されている。オーディオ合成部37にて再生および合成されたゲーム音声は、オーディオ変換部371にてアナログ形式にデコードされ、さらにスピーカ370から外部へ出力される。
 
【0033】
  無線通信制御部38は、2.4GHz帯の無線通信モジュールを備える。無線通信制御部38は、ゲーム装置3に付属するコントローラ380との間で無線により接続され、データを送受信することが可能である。ユーザは、コントローラ380に設けられたボタン等の操作子(図示略)を操作することにより、ゲーム装置3へ操作信号を入力する。
 
【0034】
[ゲーム装置の機能的構成]
  ゲーム装置3の制御部310は、ユーザが購入した記憶媒体に記憶されたゲームプログラムを実行することで、
図2(B)に示すとおり、ゲーム制御部311、および情報通信部312としての機能を発揮する。
 
【0035】
  ゲーム制御部311は、テーマ作成部311Aとテーマ閲覧部311Bとを含み、ゲームの進行に関わる制御を行う。
 
【0036】
  テーマ作成部311Aは、自ゲーム装置3に接続されるコントローラ380を介して入力された仕様変更の要望となるテーマに関する情報を作成する。
 
【0037】
  テーマ閲覧部311Bは、テーマ提示部211から
図3に示したような仕様変更のテーマ(要望内容含む)、テーマの応募期間、およびテーマに参加するための集合場所の情報を受信する。
 
【0038】
  ゲーム制御部311は、作成した情報および受信した情報などをゲーム画面としてモニタ360に表示するための情報を生成する。これらの情報に従って、グラフィック処理部36がゲーム画面を描画する。
 
【0039】
  情報通信部312は、ユーザに関する情報(以下、自己情報)、および、開示可能な他のユーザに関する情報(以下、相手情報)などを送受信する。なお、自己情報には、自ゲーム装置3のアカウント、チャレンジャーのID、パスワードのほか各種情報が含まれる。
 
【0040】
  複数のゲーム装置3同士が通信を行うに当たっては、各ゲーム装置3がサーバ装置2に接続し、サーバ装置2がゲーム進行を管理する。
 
【0041】
<ゲームの仕様変更>
  以下に、ゲームの仕様変更の方法について説明する。
 
【0042】
  図5は、ゲームの仕様変更を行うための処理を示すフローチャートである。
  まず、テーマ作成部311Aは、ユーザから仕様変更の要望があったか否か判定する(ステップS101)。ユーザから仕様変更の要望があった場合(S101:YES)には、テーマ提示部211は、ユーザから要望された仕様変更のテーマを、ゲーム内においてユーザに提示する(ステップS102)。
 
【0043】
  一方、ユーザから仕様変更の要望がなかった場合(S101:NO)には、テーマ提示部211は、ゲームの管理者側があらかじめ記憶部22に格納しておいた仕様変更のテーマの情報を読み込み、ゲーム内においてユーザに提示する(ステップS103)。なお、提示された仕様変更のテーマは、ゲーム装置3においてサーバ装置2と通信することによって閲覧することができる(
図3参照)。
 
【0044】
  上述のゲーム内において仕様変更のテーマが提示される場合には、テーマ提示部211は、提示した仕様変更のテーマの応募期間の設定、および、テーマに参加するための集合場所の設定を行って、応募期間および集合場所の情報を各ユーザに提示する(ステップS104)。
 
【0045】
  ステップS103で設定した応募期間が経過するまで処理はステップS105をループする(S105:NO)。その後、ステップS103で設定した応募期間が経過した場合(S105:YES)には、判断部212は、提示した仕様変更について集合場所に集まったユーザのデータ(情報)を集計する(ステップS106)。続いて、判断部212は、集計結果から所定の意思決定条件を満たしているか否かを判定する(ステップS107)。
 
【0046】
  所定の意思決定条件は、キャラクタ条件およびキャラクタ行動条件を含む。所定の意思決定条件(キャラクタ条件およびキャラクタ行動条件)はテーマごとに異なる。ここで、キャラクタ条件とは、例えば、キャラクタ(共通キャラクタ)が、
図4に示した各ユーザのステータス情報に含まれるアイテム1を所持しているか否かである。また、キャラクタ行動条件とは、例えば、キャラクタ条件を満たすキャラクタが、応募期間内に所定の集合場所に集まったか否かである。
 
【0047】
  キャラクタ条件を満たすとともに、キャラクタ行動条件を満たす場合、所定の意思決定条件を満たす。本実施形態では、所定の意思決定条件とは、例えば、テーマごとに設定された応募期間内に所定の集合場所において集まったキャラクタのうち
図4に示した各ユーザのステータス情報に含まれるアイテム1を所持するキャラクタ(共通キャラクタ)の数が所定数を超えるという条件である。すなわち、所定の意思決定条件とは、アイテム1をキャラクタ(共通キャラクタ)に所持させ、応募期間内に所定の集合場所にこのキャラクタを移動させたユーザの人数が所定の人数を超えるという条件である。
 
【0048】
  所定の意思決定条件としては、本実施形態で説明した条件の他にどのような条件が設定されてもよい。例えば、キャラクタ条件としては、経験値パラメータが所定値以上のキャラクタ、または、ゲームのプレイ時間が所定時間以上のキャラクタなどである。また、キャラクタ行動条件としては、キャラクタ条件を満たすキャラクタが、一斉に温泉に入る、または、所定の場所に集まったキャラクタが一斉に同じモーションをとる(例えば、手を振る)などである。
 
【0049】
  所定の意思決定条件は、キャラクタ行動条件だけでもよい。たとえば、応募期間内に所定の敵を1000体倒す、または、キャラクタのレベルを+10アップさせるなどである。
 
【0050】
  また、本実施の形態におけるアイテムとしては、課金で獲得されうるもの、ゲームを所定時間プレイした場合に獲得されうるもの、経験値パラメータが所定値以上になった場合に獲得されうるものなど、どのようなアイテムでも対象とすることができる。
 
【0051】
  そして、所定の意思決定条件が満たされている場合(S107:YES)には、意思決定部213は、テーマが可決されたと判断し、可決結果をゲームの管理者およびユーザに報知する(ステップS108)。そして、仕様変更実行部214が仕様変更を行う。その後、処理は終了する。一方、所定の意思決定条件が満たされてない場合(S107:NO)には、意思決定部213は、テーマが否決されたと判断し、否決結果をゲームの管理者およびユーザに報知する。その後、処理は終了する。
 
【0052】
  なお、制御部の手段およびフローチャートは一例であり、本発明はこれらには限られない。これらは、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
 
【0053】
<発明の効果>
  本実施形態によれば、簡易な手法により、ゲームに対してユーザがどの程度の仕様変更を望んでいるのかを容易かつ明確に把握できる。これにより、ユーザは、変化に富むゲームを長期間楽しむことができる。
 
【0054】
  また、単にアンケートに回答するだけでなく、キャラクタを介してゲーム内にて意思決定条件を満たす必要があるため、ユーザにゲームをプレイする機会を増やすことができる。
 
【0055】
(他の実施形態)
  前記実施形態には、サーバ装置と、ユーザのゲーム装置とが別個のコンピュータである例が記載されているが、本発明はこれには限られない。すなわち、一のゲーム装置あるいは他のゲーム装置が前記実施形態におけるサーバ装置の役割を果たしてもよい。
 
【0056】
  また、前記実施形態には、一のゲーム装置と他のゲーム装置とがサーバ装置を介して通信接続されてゲームが進行する例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、各ゲーム装置からのリクエストに応じてサーバ装置が複数のゲーム装置をマッチングし、マッチングされた複数のゲーム装置同士で通信を行ってゲームを進行するP2P(ピアツーピア)方式のオンラインゲームを採用することもできる。
 
【0057】
  また、前記実施形態には、仕様変更にかかるセッションがサーバ装置にて確立されている例が記載されているが、これとは異なり、セッションは、一のゲーム装置および他のゲーム装置のうちのいずれかに確立されてもよい。
 
【0058】
  また、前記実施形態には、ロールプレイングゲーム、ソーシャルゲームの例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、格闘ゲーム、シミュレーションゲーム、将棋、ポーカーなど、対戦プレイまたは協力プレイを行うためのオンラインゲームであればいかなるものであっても本発明を適用することができる。
 
【0059】
  また、前記実施形態には、家庭用のゲーム装置を用いた例が記載されているが、本発明は、これには限られない。例えば、ゲームセンターなどに提供されるアーケードゲーム筐体を用いて本発明を実現することもできる。
 
【0060】
  また、前記実施形態においては、ユーザから仕様変更のテーマの要望がない場合には、ゲームの運営者側が用意したテーマを提示することとしているが、ユーザから仕様変更のテーマの要望があった場合でも、テーマ提示部211により、ゲームの運営者側が用意したテーマも提示してよい。
 
【0061】
  また、一定数以上のテーマを要望(投稿)し採用されたユーザには、何らかの特典を与える(アイテムの付与、経験値の付与など)こととしてもよい。
 
【0062】
  また、前記実施形態では、仕様変更の要望についてテーマを設定していたが、これに限られず、イベントをして欲しい、所定のアイテムが欲しい、経験値を付与して欲しいなどの要望についてテーマを設定してもよい。
 
【0063】
  また、テーマはアンケートでもよく、アンケート結果に基づいて仕様変更をしてもよい。このとき、例えば、多数決のアンケートとして、多い方に賛同したユーザに特典を付与することとしてもよい。