特許第6427586号(P6427586)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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6427586水流制御器、水流制御方法、水流制御装置、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6427586
(24)【登録日】2018年11月2日
(45)【発行日】2018年11月21日
(54)【発明の名称】水流制御器、水流制御方法、水流制御装置、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   F24F 6/00 20060101AFI20181112BHJP
【FI】
   F24F6/00 A
【請求項の数】10
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-549267(P2016-549267)
(86)(22)【出願日】2016年6月6日
(65)【公表番号】特表2018-502264(P2018-502264A)
(43)【公表日】2018年1月25日
(86)【国際出願番号】CN2016084957
(87)【国際公開番号】WO2017071225
(87)【国際公開日】20170504
【審査請求日】2016年7月29日
(31)【優先権主張番号】201510711798.5
(32)【優先日】2015年10月28日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】▲蘇▼ 峻
(72)【発明者】
【氏名】王 毅
(72)【発明者】
【氏名】大本 雄也
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲鉄▼
【審査官】 久島 弘太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−039382(JP,A)
【文献】 特開平05−164408(JP,A)
【文献】 実開平04−009475(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 6/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加湿器に適用される水流制御器であって、
水タンク、磁性を有するコントロールユニット、水溝、及び電磁石を備え、前記水タンクの第1の水出口及び前記水溝の水入口の間が前記コントロールユニットを介して接続される水流制御器であって、
前記電磁石が導電状態にあると、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が前記コントロールユニットの制御によって連通状態になり、
前記電磁石が断電状態にあると、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が前記コントロールユニットの制御によって遮断状態になり、
前記水タンクが前記水溝の上方に位置されるとともに、前記第1の水出口が前記水入口に対向され、
前記コントロールユニットは、スプリング、磁性を有する第1の部材、前記第1の部材の上に位置されるとともに前記第1の部材に平行する第2の部材、前記第1の部材と前記第2の部材との間に位置する接続部材を備え、
前記スプリングが前記接続部材に挿通され、
前記第1の部材が前記第1の水出口の下を覆うとともに、前記水タンクの外壁に密着し、前記スプリングが前記水タンクの内壁及び前記第2の部材の間に位置されるとともに圧縮状態にあり、
前記第1の部材が磁石又は鉄であり、或いは、前記第1の部材の下面に磁石又は鉄が設けられ、
前記磁石の磁性が前記電磁石の導電状態にあるときの磁性と逆であることを特徴とする水流制御器。
【請求項2】
前記第1の部材及び前記水タンクの外壁の間にシールリングが設けられることを特徴とする請求項に記載の水流制御器。
【請求項3】
前記水溝内に、前記電磁石が導電状態又は断電状態になるように制御するための少なくとも1つの水位センサーが設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水流制御器。
【請求項4】
前記水溝の第2の水出口が、前記水槽中の水を霧化して排出させるためのミスト発生器に接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の水流制御器。
【請求項5】
請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の水流制御器に適用される水流制御方法であって、前記方法は、
前記水溝中の水位が入水条件を満足するか否かを検出するステップと、
前記水位が前記入水条件を満足すると、前記電磁石が導電状態になるように制御し、導電状態にある前記電磁石により前記コントロールユニットをトリガーして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が連通状態になるように制御して、前記水タンク中の水流が前記第1の水出口から前記水入口へ流れるようにさせるステップと、
前記水位が前記入水条件を満足しないと、前記電磁石が断電状態になるように制御し、前記コントロールユニットにより、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が遮断状態になるように制御して、前記水タンク中の水流が前記第1の水出口から前記水入口へ流れないようにさせるステップと、を含み、
前記導電状態にある前記電磁石により前記コントロールユニットをトリガーして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が連通状態になるように制御するステップは、
前記磁石の磁性が前記電磁石の導電状態にあるときの磁性と逆である場合、導電状態にある前記電磁石により前記第1の部材を吸引して、前記第1の部材及び前記水タンクの外壁の間に隙間が形成されるようにして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が連通状態になるようにさせるステップ
含むことを特徴とする水流制御方法。
【請求項6】
前記コントロールユニットにより、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が遮断状態になるように制御するステップは、
前記磁石の磁性が前記電磁石の導電状態にあるときの磁性と逆である場合、圧縮状態にあるスプリングにより前記第1の部材及び前記外壁が密着するようにさせて、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が遮断状態になるようにさせるステップ含むことを特徴とする請求項1又は2に従属する請求項5に記載の水流制御方法。
【請求項7】
前記水流制御器がさらにミスト発生器を備えると、前記方法は、
前記ミスト発生器により前記水溝中の水を霧化して排出させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の水流制御方法。
【請求項8】
請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の水流制御器と、
プロセッサーと、
プロセッサーにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を備える水流制御装置であって、前記プロセッサーが、
前記水溝中の水位が入水条件を満足するか否かを検出し、
前記水位が前記入水条件を満足すると、前記電磁石が導電状態になるように制御し、導電状態にある前記電磁石により前記コントロールユニットをトリガーして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路を連通状態になるように制御して、前記水タンク中の水流が前記第1の水出口から前記水入口へ流れるようにさせ、
前記水位が前記入水条件を満足しないと、前記電磁石が断電状態になるように制御し、断電状態にある前記電磁石により前記コントロールユニットをトリガーして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路を遮断状態になるように制御して、前記水タンク中の水流が前記第1の水出口から前記水入口へ流れないように配置され
前記導電状態にある前記電磁石により前記コントロールユニットをトリガーして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が連通状態になるように制御することは、
前記磁石の磁性が前記電磁石の導電状態にあるときの磁性と逆である場合、導電状態にある前記電磁石により前記第1の部材を吸引して、前記第1の部材及び前記水タンクの外壁の間に隙間が形成されるようにして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が連通状態になるようにさせることを含む、ことを特徴とする水流制御装置。
【請求項9】
プロセッサーに実行されることにより、請求項5又は請求項7に記載の水流制御方法を実現する、プログラム。
【請求項10】
請求項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水流制御分野に関し、特に、水流制御器水流制御方法、水流制御装置、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
人々の生活品質の向上につれて、益々多くのユーザーが加湿器を使って水分を補い、湿度を維持する。通常、加湿器には、水タンク、水溝、ブイ、及びミスト発生器が配置される。水溝中の水位が予定の水位に達すると、ブイはその所在位置のユニットを制御することで、水タンク及び水溝の間の水入口を塞ぐ。また、水溝中の水位が予定の水位に達しないと、ブイはその所在位置のユニットを制御することで、水タンク及び水溝の間の水入口を開放して、水タンク中の水が水溝に流れるようにする。ミスト発生器は、水溝中の水を霧化して排出させるように構成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、関連技術に存在する問題を解決するために、水流制御器水流制御方法、水流制御装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1の態様は、水流制御器を提供し、前記水流制御器は、水タンク、磁性を有するコントロールユニット、水溝、及び電磁石を備え、前記水タンクの第1の水出口及び前記水溝の水入口の間が前記コントロールユニットを介して接続される水流制御器であって、
前記電磁石が導電状態にあると、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が前記コントロールユニットの制御によって連通状態になり、
前記電磁石が断電状態にあると、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が前記コントロールユニットの制御によって遮断状態になる。
【0005】
好ましくは、前記水タンクが前記水溝の上方に位置されるとともに、前記第1の水出口が前記水入口に対向され、
前記コントロールユニットは、スプリング、磁性を有する第1の部材、前記第1の部材の上に位置されるとともに前記第1の部材に平行する第2の部材、前記第1の部材と前記第2の部材との間に位置する接続部材を備え、前記スプリングが前記接続部材に挿通される。
【0006】
好ましくは、前記第1の部材が前記第1の水出口の下を覆うとともに、前記水タンクの外壁に密着し、前記スプリングが前記水タンクの内壁及び前記第2の部材の間に位置されるとともに圧縮状態にあり、
前記第1の部材が磁石又は鉄であり、或いは、前記第1の部材の下面に磁石又は鉄が設けられ、
前記磁石の磁性が前記電磁石の導電状態にあるときの磁性と逆である。
【0007】
好ましくは、前記第1の部材及び前記水タンクの外壁の間にシールリングが設けられる。
【0008】
好ましくは、前記第2の部材が前記第1の水出口の上を覆うとともに、前記水タンクの内壁に密着し、前記スプリングが前記水タンクの外壁及び前記第1の部材の間に位置されるとともに圧縮状態にあり、
前記第1の部材が磁石であり、或いは、前記第1の部材の下面に磁石が設けられ、
前記磁石の磁性が前記電磁石の導電状態にあるときの磁性と同じである。
【0009】
好ましくは、前記第2の部材及び前記水タンクの内壁の間にシールリングが設けられる。
好ましくは、前記水溝内に、前記電磁石が導電状態又は断電状態になるように制御するための少なくとも1つの水位センサーが設けられる。
【0010】
好ましくは、前記水溝の第2の水出口が、前記水槽中の水を霧化して排出させるためのミスト発生器に接続される。
【0011】
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に係るいずれかの水流制御器に適用される水流制御方法を提供し、前記方法は、
前記水溝中の水位が入水条件を満足するか否かを検出するステップと、
前記水位が前記入水条件を満足すると、前記電磁石が導電状態になるように制御し、導電状態にある前記電磁石により前記コントロールユニットをトリガーして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が連通状態になるように制御して、前記水タンク中の水流が前記第1の水出口から前記水入口へ流れるようにさせるステップと、
前記水位が前記入水条件を満足しないと、前記電磁石が断電状態になるように制御し、前記コントロールユニットにより、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が遮断状態になるように制御して、前記水タンク中の水流が前記第1の水出口から前記水入口へ流れないようにさせるステップと、を含む。
【0012】
好ましくは、前記導電状態にある前記電磁石により前記コントロールユニットをトリガーして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が連通状態になるように制御するステップは、
前記磁石の磁性が前記電磁石の導電状態にあるときの磁性と逆である場合、導電状態にある前記電磁石により前記第1の部材を吸引して、前記第1の部材及び前記水タンクの外壁の間に隙間が形成されるようにして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が連通状態になるようにさせるステップと、
前記磁石の磁性が前記電磁石の導電状態にあるときの磁性と同じである場合、導電状態にある前記電磁石により前記第1の部材を反発して、前記第2の部材及び前記水タンクの内壁の間に隙間が形成されるようにして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が連通状態になるようにさせるステップと、を含む。
【0013】
好ましくは、前記コントロールユニットにより、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が遮断状態になるように制御するステップは、
前記磁石の磁性が前記電磁石の導電状態にあるときの磁性と逆である場合、圧縮状態にあるスプリングにより前記第1の部材及び前記外壁が密着するようにさせて、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が遮断状態になるようにさせるステップと、
前記磁石の磁性が前記電磁石の導電状態にあるときの磁性と同じである場合、圧縮状態にあるスプリングにより前記第2の部材及び前記内壁が密着するようにさせて、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路が遮断状態になるようにさせるステップと、を含む。
【0014】
好ましくは、前記水流制御器がさらにミスト発生器を備えると、前記方法は、前記ミスト発生器により前記水溝中の水を霧化して排出させるステップをさらに含む。
【0015】
本発明の第3の態様は、水流制御装置を提供し、前記水流制御装置は、
前記第1の態様に係るいずれかの水流制御器と、
プロセッサーと、
プロセッサーにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を備える水流制御装置であって、前記プロセッサーは、
前記水溝中の水位が入水条件を満足するか否かを検出し、
前記水位が前記入水条件を満足すると、前記電磁石が導電状態になるように制御し、導電状態にある前記電磁石により前記コントロールユニットをトリガーして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路を連通状態になるように制御して、前記水タンク中の水流が前記第1の水出口から前記水入口へ流れるようにさせ、
前記水位が前記入水条件を満足しないと、前記電磁石が断電状態になるように制御し、断電状態にある前記電磁石により前記コントロールユニットをトリガーして、前記第1の水出口及び前記水入口の間の通路を遮断状態になるように制御して、前記水タンク中の水流が前記第1の水出口から前記水入口へ流れないように配置される。
本発明の第4の態様は、プロセッサーに実行されることにより、上記の水流制御方法を実現する、プログラムを提供する。
本発明の第5の態様は、上記プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明が提供する技術手段によれば、以下のような作用効果を獲得できる。即ち、
電磁石が導電状態にあると、第1の水出口及び水入口の間の通路が、コントロールユニットの制御によって連通状態になり、電磁石が断電状態にあると、第1の水出口及び水入口の間の通路が、コントロールユニットの制御によって遮断状態になるように構成され、電磁石でコントロールユニットを吸引又は反発することで、水流通路の連通・遮断を制御して、ブイ所在位置のユニットで水タンク中の水流が水溝へ流れることを制御し、ユニット中の梃の軸が壊れ易くなる問題が解決され、水流制御器の使用寿命を延ばすことができる効果を奏する。
【0017】
なお、以上の一般の記述及び後述の詳しい記述は、単に例示的なものであり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0018】
以下の図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈する。
図1】一例示的な実施例に係る水流制御器を示す概略図である。
図2A】一例示的な実施例に係る水流制御器の第1の構成を示す概略図である。
図2B】一例示的な実施例に係る水流制御器の第1の動作を示す概略図である。
図2C】一例示的な実施例に係る水流制御器の第2の構成を示す概略図である。
図2D】一例示的な実施例に係る水流制御器の第2の動作を示す概略図である。
図3】一例示的な実施例に係る水流制御方法を示すフローチャートである。
図4】他の一例示的な実施例に係る水流制御方法を示すフローチャートである。
図5】他の一例示的な実施例に係る水流制御方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の記載が図面に関わる場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一符号は、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施形態に記載の実施例は、本発明と一致する全ての実施例を代表するものではない。それらは、特許請求の範囲に記載の本発明のある側面に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0020】
図1は、一例示的な実施例に係る水流制御器を示す概略図である。図1に示すように、前記水流制御器は、水タンク110、磁性を有するコントロールユニット120、水溝130、及び電磁石140を有する。水タンク110の第1の水出口111及び水溝130の水入口131の間はコントロールユニット120を介して接続される。
【0021】
電磁石140が導電状態にあると、第1の水出口111及び水入口131の間の通路は、コントロールユニット120の制御によって連通状態になる。
【0022】
電磁石140が断電状態にあると、第1の水出口111及び水入口131の間の通路は、コントロールユニット120の制御によって遮断状態になる。
【0023】
以上を纏めると、本発明が提供する水流制御器は、電磁石が導電状態にあると、第1の水出口及び水入口の間の通路が、コントロールユニットの制御によって連通状態になり、電磁石が断電状態にあると、第1の水出口及び水入口の間の通路が、コントロールユニットの制御によって遮断状態になるように構成され、電磁石でコントロールユニットを吸引又は反発することで、水流通路の連通・遮断を制御して、ブイ所在位置のユニットで水タンク中の水流が水溝へ流れることを制御し、ユニット中の梃の軸が壊れ易くなる問題が解決され、水流制御器の使用寿命を延ばすことができる効果を奏する。
【0024】
図1の水流制御器を示す概略図を参照すると、前記水流制御器は、水タンク110、磁性を有するコントロールユニット120、水溝130、及び電磁石140を有する。水タンク110の第1の水出口111及び水溝130の水入口131の間はコントロールユニット120を介して接続される。
【0025】
前記水タンク110は、水溝130に水を提供するものであり、第1の水出口111及び水タンクの水入口(図示せず)を有する。水流は、水タンクの水入口を介して水タンク110に流れ込み、そして、第1の水出口111を介して水タンク110から流出する。本実施例において、第1の水出口111を水タンク110の下方に設けることで、水タンク110にポンピング装置を附設することなく、水流がその重力で流出することができ、資源を節約するとともに、水流制御器の構成を簡素化できる。本実施例は、水タンク110の形状やサイズに対して限定しない。
【0026】
水溝130は水入口131を有し、水流は入り口131を介して水溝130に流れ込む。本実施例において、水タンク110中の水流が水溝130に流れ込むように制御し、水タンク110の第1の水出口111を水タンク110の下方に設ける必要があるため、水溝130を水タンク110の下方に設ける必要がある。即ち、水入口131を水溝130の上方に設けるとともに、第1の水出口111を水入口131に対向するように設ける。このとき、水タンク110中の水流が第1の水出口111及び水入口131を介して水溝130に流れ込む。本実施例は、水溝130の形状やサイズに対して限定しない。
【0027】
水流に対して制御するために、水タンク110と水溝130との間に磁性を有するコントロールユニット120をさらに設け、電磁石140でコントロールユニット120を制御する。例えば、電磁石140が導電状態にあると、第1の水出口111及び水入口131の間の通路が、コントロールユニット120の制御によって連通状態になり、電磁石140が断電状態にあると、第1の水出口111及び水入口131の間の通路が、コントロールユニット120の制御によって遮断状態になる。また、本実施例は、電磁石140及び水溝130の位置関係に対して限定しない。
【0028】
図2Aに示す水流制御器の第1の構成を示す概略図を参照すると、コントロールユニット120は、スプリング121、磁性を有する第1の部材122、第1の部材122の上に位置するとともに第1の部材122に平行する第2の部材123、第1の部材122及び第2の部材123の間に位置する接続部材124を有し、スプリング121が接続部材124に挿通されるように構成される。
【0029】
本実施例において、第1の部材122、第2の部材123及び接続部材124が「工」字状に構成される部材であってもよい。これらの3つの部材がゴムなどの軟性材料により製造される場合、第1の部材122、第2の部材123及び接続部材124が一体に製造されてもよい。第1の部材122又は第2の部材123を押した後、スプリング121が接続部材124に挿通されるように配置する。また、これらの3つの部件がプラスチックなどの硬い材料により製造される場合、第1の部材122及び接続部材124が一体に製造されてもよく、スプリング121が接続部材124に挿通されるように配置した後、第2の部材123及び接続部材124を接続する。或いは、第2の部材123及び接続部材124が一体に製造されてもよく、スプリング121が接続部材124に挿通されるように配置した後、第1の部材122及び接続部材124を接続する。また、スプリング121の直径が、第1の部材122及び第2の部材123の直径よりも小さい。
【0030】
本実施例は、2種類のコントロールユニット120を提供する。以下、これら2種類のコントロールユニット120及び水タンク110の位置関係に対して説明する。
【0031】
第1の位置関係は、第1の部材122が第1の水出口111の下を覆うとともに、水タンク110の外壁112に密着し、スプリング121が水タンク110の内壁113及び第2の部材123の間に位置されるとともに圧縮状態にあってもよい。
【0032】
第1の部材122は磁石又は鉄であってもよい。或いは、第1の部材122の下面に磁石又は鉄が設けられてもよい。なお、磁石の磁性は、電磁石140の導電状態にあるときの磁性と逆になる。
【0033】
電磁石140が断電状態にあると、電磁石140が磁力を形成しない。スプリング121が水タンク110の内壁113及び第2の部材123の間に位置し、スプリング121が圧縮状態にあるので、スプリング121が上方へ向かう弾性力を形成し、第2の部材123に作用し、第2の部材123が接続部材124を介して第1の部材122に対して上方へ向かう牽引力を形成し、第1の部材122が水タンク110の外壁112に密着する。このとき、水タンク110中の水流が第1の部材122に遮断されて、水溝130へ流れ込まない。即ち、コントロールユニット120は、第1の水出口111及び水入口131の間の通路が遮断されるように制御する。
【0034】
電磁石140が導電状態にあると、電磁石140が磁力を形成する。このとき、電磁石140が第1の部材122に対して下方へ向かう吸引力を形成する。前記吸引力がスプリング121の弾性力よりも大きい場合、コントロールユニット120が下へ向かって移動される。このとき、第1の部材122及び水タンク110の外壁112の間が密着されなく、隙間が形成される。水タンク110中の水流がこの隙間を介して水溝130へ流れ込む。即ち、コントロールユニット120は、第1の水出口111及び水入口131の間の通路が連通状態になるように制御する。図2Bには、水流制御器の第1種の動作が示されている。
【0035】
好ましくは、第1の部材122及び水タンク110の外壁112の間の密閉性を向上させるために、第1の部材122及び水タンク110の外壁112の間にシールリング150がさらに設けられてもよい。
【0036】
第2の位置関係の場合、図2Cに示された水流制御器の第2種の構成を参照し、第2の部材123が第1の水出口111の上を覆うとともに、水タンク110の内壁113に密着する。スプリング121が水タンク110の外壁112及び第1の部材122の間に位置されるとともに、圧縮状態にある。
【0037】
第1の部材122が磁石、或いは第1の部材122の下面に磁石が設けられてもよい。なお、磁石の磁性は、電磁石140の導電状態にあるときの磁性と同じである。
【0038】
電磁石140が断電状態にあると、電磁石140は磁力を形成しない。スプリング121が水タンク110の外壁112及び第1の部材122の間に位置するとともに、圧縮状態にあるので、スプリング121が下方へ向かう弾性力を形成し、第1の部材122に作用し、第1の部材122が接続部材124を介して第2の部材123に対して下方へ向かう牽引力を形成し、第2の部材123が水タンク110の内壁113に密着する。このとき、水タンク110中の水流が第2の部材123により遮断されて水溝130へ流れ込まない。即ち、コントロールユニット120は、第1の水出口111及び水入口131の間の通路が遮断状態になるように制御する。
【0039】
電磁石140が導電状態にあると、電磁石140が磁力を形成する。このとき、電磁石140が第1の部材122に対して上方へ向かう反発力を形成する。この反発力がスプリング121の弾性力よりも大きい場合、コントロールユニット120が上方へ移動する。このとき、第2の部材123及び水タンク110の内壁113の間が密着されなくなり、隙間が形成され、水タンク110中の水流がこの隙間を介して水溝130へ流れ込む。即ち、コントロールユニット120は、第1の水出口111及び水入口131の間の通路が連通状態になるように制御する。図2Dには、水流制御器の第2種の動作が示されている。
【0040】
好ましくは、第2の部材123及び水タンク110の内壁113の間の密閉性を向上させるために、第2の部材123及び水タンク110の内壁113の間にシールリング150がさらに設けられてもよい。
【0041】
なお、水溝130中の水量を精度よく制御できるようにさせるために、水溝130内に、電磁石140を導電状態又は断電状態になるように制御するための少なくとも1つの水位センサー132が設けられてもよい。
【0042】
水溝130内に1つの水位センサー132が設けられる場合、水位センサー132により水位が予定の水位よりも低いことが検出されると、電磁石140が導電状態になるように制御し、水溝130へ排水する。また、水位が予定の水位よりも高いと、電磁石140が断電状態なるように制御し、水溝130へ排水しない。
【0043】
水溝130内に少なくとも2つの水位センサー132が設けられる場合、その中の1つの水位センサー132が高水位センサーとして使われ、他の1つの水位センサー132を低水位センサーとして使う。低水位センサーにより水位が第1の水位よりも低いことが検出されると、電磁石140が導電状態になるように制御して、水溝130へ排水し、高水位センサーにより水位が第2の水位よりも高いことが検出されると、電磁石140が断電状態になるように制御して、水溝130へ排水しない。このようにして、水溝130中の水位を精度よく制御できる。なお、第2の水位が第1の水位よりも高い。
【0044】
本実施例に係る水流制御器が加湿器に適用される場合、水流制御器がミスト発生器160をさらに備えてもよい。水溝130の第2の水出口133がミスト発生器160に接続され、ミスト発生器160が水溝130中の水を霧化して排出させるように構成される。ミスト発生器160の実現過程は、すでに非常に成熟になっているので、本実施例はここで贅言しない。
以上を纏めると、本発明が提供する水流制御器によれば、電磁石が導電状態にあると、第1の水出口及び水入口の間の通路が、コントロールユニットの制御によって連通状態になり、電磁石が断電状態にあると、第1の水出口及び水入口の間の通路が、コントロールユニットの制御によって遮断状態になり、電磁石でコントロールユニットを吸引又は反発することで、水流通路の連通・遮断を制御できて、ブイ所在位置にあるユニットで水タンク中の水流を水溝へ流れるように制御して、ユニット中の梃の軸が壊れやすくなる問題が解決され、水流制御器の使用寿命を延ばすことができる効果を奏する。
【0045】
また、第1の水出口を水タンクの下方に設けることで、水タンクにポンピング設備を付設することなく、水流がその重力で流出可能になり、資源を節約するとともに、水流制御器の構成を簡素化できる。
【0046】
また、第1の部材は、その磁性が電磁石の導電状態にあるときの磁性と同じ又は逆であってもよいので、水流制御器の複数の実施形態を提供できる。
【0047】
また、第1の部材及び水タンクの外壁の間にシールリングを設けることで、第1の部材及び水タンクの外壁の間の密閉性を向上できる。或いは、第2の部材及び水タンクの内壁の間にシールリングを設けることで、第2の部材及び水タンクの内壁の密閉性を向上できる。
【0048】
図3は、一例示的な実施例に係る水流制御方法を示すフローチャートである。前記水流制御方法は、図1図2A及び図2Bに示された水流制御器に適用可能である。図3に示すように、前記水流制御方法は、以下のステップを含む。即ち、
ステップ301:水溝中の水位が入水条件を満足するか否かを検出する。
【0049】
ステップ302:水位が入水条件を満足すると、電磁石が導電状態になるように制御し、導電状態にある電磁石によりコントロールユニットをトリガーして、第1の水出口及び水入口の間の通路が連通状態になるように制御して、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れるようにする。
【0050】
ステップ303:水位が入水条件を満足しないと、電磁石が断電状態になるように制御し、コントロールユニットにより第1の水出口及び水入口の間の通路が遮断状態になるように制御して、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れないようにする。
【0051】
以上を纏めると、本発明が提供する水流制御方法によれば、水位が入水条件を満足すると、電磁石が導電状態になるように制御し、導電状態にある電磁石によりコントロールユニットをトリガーして、第1の水出口及び水入口の間の通路が連通状態になるように制御して、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れるようにし、水位が入水条件を満足しないと、電磁石が断電状態になるように制御し、コントロールユニットにより第1の水出口及び水入口の間の通路が遮断状態になるように制御して、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れないようにすることで、電磁石でコントロールユニットを吸引又は反発することで、水流通路の連通・遮断を制御できて、ブイ所在位置のユニットで水タンク中の水流が水溝へ流れるように制御して、ユニット中の梃の軸が壊れやすくなる問題が解決され、水流制御器の使用寿命を延ばすことができる効果を奏する。
【0052】
図4は、他の一例示的な実施例に係る水流制御方法を示すフローチャートである。前記水流制御方法は、図1図2A及び図2B図2C又は図2Dに示された水流制御器に適用可能である。図4に示すように、前記水流制御方法は、以下のステップを含む。即ち、
ステップ401:水溝中の水位が入水条件を満足するか否かを検出する。
【0053】
水流制御器は、水溝中に設けられた水位センサーにより水溝の水位を検出することができ、水位が入水条件を満足するかを検出する。
【0054】
水溝に1つの水位センサーが設けられる場合、1つの予定の水位を設けてもよい。水溝の水位が前記予定の水位に達すると、水位が入水条件を満足しないと確定する。また、水溝中の水位が前記予定の水位に達しないと、水位が入水条件を満足すると確定する。
【0055】
水溝に少なくとも2つの水位センサーが設けられる場合、第1の水位及び第2の水位を設けてもよい。水溝中の水位が第1の水位よりも低いと、水位が入水条件を満足すると確定し、水溝中の水位が第2の水位よりも高いと、水位が入水条件を満足しないと確定する。なお、第2の水位が第1の水位よりも高い。
【0056】
ステップ402:水位が入水条件を満足すると、電磁石が導電状態になるように制御する。導電状態にある電磁石により第1の部材を吸引して、第1の部材と水タンクの外壁との間に隙間を形成し、第1の水出口及び水入口の間の通路が連通状態になり、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れる。
【0057】
電磁石が導電状態にあると、電磁石が磁力を形成し、このとき、電磁石が第1の部材に対して下方へ向かう吸引力を形成し、前記吸引力がスプリングの弾性力よりも大きいと、コントロールユニットが下方へ向かって移動する。このとき、第1の部材及び水タンクの外壁が密着しなくなり隙間が形成され、水タンク中の水流が前記隙間を介して水溝へ流れる。即ち、コントロールユニットは第1の水出口及び水入口の間の通路が連通状態になるように制御する。このとき、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れる。
【0058】
ステップ403:水位が入水条件を満足しないと、電磁石が断電状態になるように制御し、圧縮状態にあるスプリングにより第1の部材及び外壁が密着するように制御し、第1の水出口及び水入口の間の通路が遮断状態になり、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れない。
【0059】
電磁石が断電状態にあると、電磁石が磁力を形成しない。また、スプリングが水タンクの内壁と第2の部材との間に位置するとともに、圧縮状態にあるので、スプリングが上方へ向かう弾性力を形成して第2の部材に作用し、第2の部材は接続部材を介して第1の部材に対して上方へ向かう牽引力を形成して、第1の部材及び水タンクの外壁が密着する。このとき、水タンク中の水流が第1の部材により遮断されて水溝へ流れない。即ち、コントロールユニットは第1の水出口及び水入口の間の通路が遮断状態になるように制御する。このとき、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れない。
【0060】
好ましくは、水流制御器が加湿器に適用される場合、水流制御器はミスト発生器をさらに備え、水流制御方法はミスト発生器により水溝中の水を霧化して排出させるステップをさらに含む。
【0061】
以上を纏めると、本発明が提供する水流制御方法によれば、水位が入水条件を満足すると、電磁石が導電状態になるように制御し、導電状態にある電磁石によりコントロールユニットをトリガーして、第1の水出口及び水入口の間の通路が連通状態になるようにし、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れるようにさせる。水位が入水条件を満足しないと、電磁石が断電状態になるように制御し、コントロールユニットにより第1の水出口及び水入口の間の通路が遮断状態になるように制御して、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れないようにさせる。このように、電磁石によりコントロールユニットを吸引することで、水流通路の連通・遮断を制御して、ブイ所在位置のユニットにより水タンク中の水流が水溝へ流れるように制御して、ユニット中の梃の軸が壊れやすくなる問題が解決され、水流制御器の使用寿命を延ばすことができる効果を奏する。
【0062】
図5は、他の一例示的な実施例に係る水流制御方法を示すフローチャートである。前記水流制御方法は、図1図2A図2B図2C又は図2Dに示す水流制御器に適用可能であり、前記水流制御器のコントロールユニット中の磁石の磁性が電磁石の導電状態にあるとの磁性と同じである。図5に示すように、前記水流制御方法は以下のステップを含む。即ち、
ステップ501:水溝中の水位が入水条件を満足するか否かを検出する。
【0063】
水流制御器により水溝中の水位が入水条件を満足するか否かを検出する過程は、ステップ401を参照すればいいので、ここで贅言しない。
【0064】
ステップ502:水位が入水条件を満足すると、電磁石が導電状態になるように制御し、導電状態にある電磁石により第1の部材を反発して、第2の部材と水タンクの内壁との間に隙間が形成されるようにして、第1の水出口及び水入口の間の通路が連通状態になり、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れる。
【0065】
電磁石が導電状態にあると、電磁石が磁力を形成する。このとき、電磁石が第1の部材に対して上方へ向かい反発力を形成し、前記反発力がスプリングの弾性力よりも大きいと、コントロールユニットが上方へ向かって移動する。このとき、第2の部材及び水タンクの内壁が密着しなくなり隙間が形成され、水タンク中の水流が前記隙間を介して水溝へ流れる。即ち、コントロールユニットにより第1の水出口及び水入口の間の通路が連通状態になるように制御する。このとき、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れる。
【0066】
ステップ503:水位が入水条件を満足しないと、電磁石が断電状態になるように制御する。また、圧縮状態にあるスプリングにより、第2の部材及び内壁が密着するように制御して、第1の水出口及び水入口の間の通路が遮断状態になるようにさせ、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れない。
【0067】
電磁石が断電状態にあると、電磁石が磁力を形成しない。また、スプリングが水タンクの外壁と第1の部材との間に位置するとともに圧縮状態にあるので、スプリングは下方へ向かう弾性力を形成して第1の部材に作用し、第1の部材は接続部材を介して第2の部材に対して下方へ向かう牽引力を形成して、第2の部材及び水タンクの内壁が密着するようにさせる。このとき、水タンク中の水流が第2の部材に遮断されて水溝へ流れることがない。即ち、コントロールユニットにより第1の水出口及び水入口の間の通路が遮断状態になるように制御する。このとき、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れない。
【0068】
好ましくは、水流制御器が加湿器に適用される場合、水流制御器はミスト発生器をさらに備え、水流制御方法は、ミスト発生器により水溝中の水を霧化して排出させるステップをさらに含む。
【0069】
以上を纏めると、本発明が提供する水流制御方法によれば、水位が入水条件を満足すると、電磁石が導電状態になるように制御し、導電状態にある電磁石によりコントロールユニットをトリガーして、第1の水出口及び水入口の間の通路が連通状態になるようにし、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れるようにさせる。水位が入水条件を満足しないと、電磁石が断電状態になるように制御し、コントロールユニットにより第1の水出口及び水入口の間の通路が遮断状態になるように制御して、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れないようにさせる。このように、電磁石によりコントロールユニットを反発することで、水流通路の連通・遮断を制御して、ブイ所在位置のユニットにより水タンク中の水流が水溝へ流れるように制御して、ユニット中の梃の軸が壊れやすくなる問題が解決され、水流制御器の使用寿命を延ばすことができる効果を奏する。
【0070】
本発明の一例示的な実施例により水流控制装置が提供され、本発明が提供する水流制御方法を実現できる。前記水流控制装置は、図1図2A図2B図2C又は図2Dに示す水流制御器、プロセッサー、プロセッサーにより実行可能な命令を記憶するためのメモリを含む
前記プロセッサーは、
水溝中の水位が入水条件を満足するか否かを検出し、
水位が入水条件を満足すると、電磁石が導電状態になるように制御し、導電状態にある電磁石によりコントロールユニットをトリガーして、第1の水出口及び水入口の間の通路を連通状態になるように制御して、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れるようにさせ、
水位が入水条件を満足しないと、電磁石が断電状態になるように制御し、断電状態にある電磁石によりコントロールユニットをトリガーして、第1の水出口及び水入口の間の通路を遮断状態になるように制御して、水タンク中の水流が第1の水出口から水入口へ流れないように配置される。
【0071】
当業者は、明細書を考慮し、ここでの公開を実践して、本発明の他の実施形態を容易に想到することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明で開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものにすぎず、本発明の保護範囲及び主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0072】
また、本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を逸脱しない範囲で、様々な修正や変更を行うことができる。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。
【0073】
本願は、出願番号が201510711798.5であって、出願日が2015年10月28日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願の内容の全てを本願に援用する。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3
図4
図5