(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
制御部と表示部を備えた第一情報処理装置と、制御部と記憶部を備え且つ前記第一情報処理装置と通信可能な第二情報処理装置と、制御部と表示部を備え且つ前記第二情報処理装置と通信可能な携帯型情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、
前記第二情報処理装置の前記記憶部は、
機器の管理に関わる作業を実施する予定の年月日及び時刻に関する作業予定日データ、作業を実施する作業員を特定するための作業員データ、作業の依頼元を特定するための依頼元データ、作業の実施先を特定するための実施先データ、機器を特定するための機器データ、機器の現状に関するコメントデータ、及び作業の実施状況に関する作業データを含む受付データと、
作業予定に該当し且つ特定の作業員に関係する前記受付データを表示する個人予定表示モードを一意に識別するための個人予定表示識別データ及び作業予定に該当する全ての前記受付データを表示する全体予定表示モードを一意に識別するための全体予定表示識別データのいずれかを格納した予定表示設定データと、
作業履歴に該当し且つ特定の作業員に関係する前記受付データを表示する個人履歴表示モードを一意に識別するための個人履歴表示識別データ及び作業履歴に該当する全ての前記受付データを表示する全体履歴表示モードを一意に識別するための全体履歴表示識別データのいずれかを格納した履歴表示設定データと、
を記憶し、
前記第一情報処理装置の前記制御部は、
前記第二情報処理装置から送信された、少なくとも前記作業データを含むデータを受信し、受信したデータを表示した第一画面を前記第一情報処理装置の前記表示部に表示する第一表示実行手段
を備え、
前記携帯型情報処理装置の前記制御部は、
前記第二情報処理装置から送信された前記受付データを受信し、受信したデータを表示した第二画面を前記携帯型情報処理装置の前記表示部に表示する第二表示実行手段
を備え、
前記第二情報処理装置の前記制御部は、
前記第二情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記受付データから、少なくとも前記作業データを含むデータを抽出し、抽出したデータを前記第一情報処理装置に送信する第一提供手段と、
前記第二情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記受付データが作業予定及び作業履歴のどちらに該当するものであるかを、前記作業予定日データで特定される年月日と現在の年月日とを比較して判断すると共に、前記予定表示設定データに前記個人予定表示識別データが格納されている又は前記履歴表示設定データに前記個人履歴表示識別データが格納されている場合には、前記携帯型情報処理装置のオペレータを特定するための予め取得したデータに基づいて、当該受付データが、当該オペレータに対応する前記作業員データを含んでいるかを判断し、当該判断の結果に基づいて当該受付データを前記携帯型情報処理装置に送信する第二提供手段と、
を備え、
前記第二画面は、前記第二表示実行手段で受信したデータの一部を表示し且つ第三画面の表示を選択するための表示兼選択領域と、作業予定に該当する前記受付データを表示する予定表示モード及び作業履歴に該当する前記受付データを表示する履歴表示モードのいずれかを選択するためのモード選択領域と、第四画面の表示を選択するための表示選択領域と、を含み、
前記第三画面は、前記第二表示実行手段で受信したデータを表示するための表示領域と、前記作業データを表示したり設定したりするための表示兼設定領域と、前記表示兼設定領域に表示されている前記作業データの登録を選択するための登録選択領域と、を含み、
前記第四画面は、前記個人予定表示モード及び前記全体予定表示モードのいずれかを選択するための予定表示モード選択領域と、前記個人履歴表示モード及び前記全体履歴表示モードのいずれかを選択するための履歴表示モード選択領域と、を含み、
前記第二表示実行手段は、更に下記(1)から(6)の情報処理を実行し、
(1)前記表示兼選択領域が選択されると、前記第三画面を表示する:
(2)前記モード選択領域において、前記予定表示モードが選択されると、当該予定表示モードを一意に識別するための予定表示識別データを前記第二情報処理装置に送信し、前記履歴表示モードが選択されると、当該履歴表示モードを一意に識別するための履歴表示識別データを前記第二情報処理装置に送信する:
(3)前記表示選択領域が選択されると、前記第四画面を表示する:
(4)前記登録選択領域が選択されると、前記表示兼設定領域に設定されている前記作業データを前記第二情報処理装置に送信する:
(5)前記予定表示モード選択領域において、前記個人予定表示モードが選択されると、前記個人予定表示識別データを前記第二情報処理装置に送信し、前記全体予定表示モードが選択されると、前記全体予定表示識別データを前記第二情報処理装置に送信する:
(6)前記履歴表示モード選択領域において、前記個人履歴表示モードが選択されると、前記個人履歴表示識別データを前記第二情報処理装置に送信し、前記全体履歴表示モードが選択されると、前記全体履歴表示識別データを前記第二情報処理装置に送信する:
前記第二提供手段は、更に下記(7)から(12)の情報処理を実行すること、
(7)前記予定表示識別データを受信すると、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、作業予定に該当し且つ前記オペレータに関係する前記受付データ又は作業予定に該当する全ての前記受付データを前記携帯型情報処理装置に送信する:
(8)前記履歴表示識別データを受信すると、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、作業履歴に該当し且つ前記オペレータに関係する前記受付データ又は作業履歴に該当する全ての前記受付データを前記携帯型情報処理装置に送信する:
(9)前記個人予定表示識別データを受信すると、当該個人予定表示識別データを前記予定表示設定データに格納し、そして、前記モード選択領域において前記予定表示モードが選択されている状態の場合には、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、作業予定に該当し且つ前記オペレータに関係する前記受付データを前記携帯型情報処理装置に送信する:
(10)前記全体予定表示識別データを受信すると、当該全体予定表示識別データを前記予定表示設定データに格納し、そして、前記モード選択領域において前記予定表示モードが選択されている状態の場合には、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、作業予定に該当する全ての前記受付データを前記携帯型情報処理装置に送信する:
(11)前記個人履歴表示識別データを受信すると、当該個人履歴表示識別データを前記履歴表示設定データに格納し、そして、前記モード選択領域において前記履歴表示モードが選択されている状態の場合には、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、作業履歴に該当し且つ前記オペレータに関係する前記受付データを前記携帯型情報処理装置に送信する:
(12)前記全体履歴表示識別データを受信すると、当該全体履歴表示識別データを前記履歴表示設定データに格納し、そして、前記モード選択領域において前記履歴表示モードが選択されている状態の場合には、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、作業履歴に該当する全ての前記受付データを前記携帯型情報処理装置に送信する:
を特徴とする情報処理システム。
前記第二画面は、前記表示兼選択領域に表示させるデータの絞込条件を指定するための領域であって、所定の複数の項目の中から前記絞込条件として採用するものを選択するための領域と、選択された項目に関係する、前記絞込条件として採用するデータを入力するための領域とを含む条件指定領域を更に含み、
前記所定の複数の項目は、前記予定表示設定データ又は前記履歴表示設定データに格納されているデータに基づいて予め決定されたものであり、
前記第二表示実行手段は、前記条件指定領域において前記絞込条件が指定されると、前記表示兼選択領域に表示されているデータから当該絞込条件に合うものを絞り込み、当該絞り込んだデータを前記表示兼選択領域に表示すること、
を特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
機器の管理に関わる作業を実施する予定の年月日及び時刻に関する作業予定日データ、作業を実施する作業員を特定するための作業員データ、作業の依頼元を特定するための依頼元データ、作業の実施先を特定するための実施先データ、機器を特定するための機器データ、機器の現状に関するコメントデータ、及び作業の実施状況に関する作業データを含む受付データと、作業予定に該当し且つ特定の作業員に関係する前記受付データを表示する個人予定表示モードを一意に識別するための個人予定表示識別データ及び作業予定に該当する全ての前記受付データを表示する全体予定表示モードを一意に識別するための全体予定表示識別データのいずれかを格納した予定表示設定データと、作業履歴に該当し且つ特定の作業員に関係する前記受付データを表示する個人履歴表示モードを一意に識別するための個人履歴表示識別データ及び作業履歴に該当する全ての前記受付データを表示する全体履歴表示モードを一意に識別するための全体履歴表示識別データのいずれかを格納した履歴表示設定データと、を記憶した情報処理装置と通信可能な、制御部と表示部を備えた携帯型情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記情報処理装置から送信された前記受付データを受信し、受信したデータを表示した第二画面を前記表示部に表示する表示実行手段
を備え、
前記第二画面は、前記表示実行手段で受信したデータの一部を表示し且つ第三画面の表示を選択するための表示兼選択領域と、作業予定に該当する前記受付データを表示する予定表示モード及び作業履歴に該当する前記受付データを表示する履歴表示モードのいずれかを選択するためのモード選択領域と、第四画面の表示を選択するための表示選択領域と、を含み、
前記第三画面は、前記表示実行手段で受信したデータを表示するための表示領域と、前記作業データを表示したり設定したりするための表示兼設定領域と、前記表示兼設定領域に表示されている前記作業データの登録を選択するための登録選択領域と、を含み、
前記第四画面は、前記個人予定表示モード及び前記全体予定表示モードのいずれかを選択するための予定表示モード選択領域と、前記個人履歴表示モード及び前記全体履歴表示モードのいずれかを選択するための履歴表示モード選択領域と、を含み、
前記表示実行手段は、更に下記(1)から(6)の情報処理を実行すること、
(1)前記表示兼選択領域が選択されると、前記第三画面を表示する:
(2)前記モード選択領域において、前記予定表示モードが選択されると、当該予定表示モードを一意に識別するための予定表示識別データを前記情報処理装置に送信し、前記履歴表示モードが選択されると、当該履歴表示モードを一意に識別するための履歴表示識別データを前記情報処理装置に送信する:
(3)前記表示選択領域が選択されると、前記第四画面を表示する:
(4)前記登録選択領域が選択されると、前記表示兼設定領域に設定されている前記作業データを前記情報処理装置に送信する:
(5)前記予定表示モード選択領域において、前記個人予定表示モードが選択されると、前記個人予定表示モードを前記情報処理装置に送信し、前記全体予定表示モードが選択されると、前記全体予定表示識別データを前記情報処理装置に送信する:
(6)前記履歴表示モード選択領域において、前記個人履歴表示モードが選択されると、前記個人履歴表示識別データを前記情報処理装置に送信し、前記全体履歴表示モードが選択されると、前記全体履歴表示識別データを前記情報処理装置に送信する:
を特徴とする携帯型情報処理装置。
前記第二画面は、前記表示兼選択領域に表示させるデータの絞込条件を指定するための領域であって、所定の複数の項目の中から前記絞込条件として採用するものを選択するための領域と、選択された項目に関係する、前記絞込条件として採用するデータを入力するための領域とを含む条件指定領域を更に含み、
前記所定の複数の項目は、前記予定表示設定データ又は前記履歴表示設定データに格納されているデータに基づいて予め決定されたものであり、
前記表示実行手段は、前記条件指定領域において前記絞込条件が指定されると、前記表示兼選択領域に表示されているデータから当該絞込条件に合うものを絞り込み、当該絞り込んだデータを前記表示兼選択領域に表示すること、
を特徴とする請求項4に記載の携帯型情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0018】
[1.構成]
本実施形態に係る作業管理システムの構成の一例について、
図1から
図6を参照して説明する。
【0019】
[1−1.作業管理システムの全体構成]
図1は、作業管理システムの全体構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る作業管理システムは、機器の保守・点検作業に関するデータ管理を主に行うためのWebシステムである。
【0020】
作業管理システムは、機器(設備も含む)の保守・点検作業の依頼元(例えば企業や個人など)が有する依頼元PC(Personal Computer)100(本発明の第一情報処理装置に相当)と、機器の保守・点検サービスを提供する企業において作業の依頼を受け付ける役割を担う受付センターに置かれている受付PC200と、当該企業において作業を実施する役割を担うサービスセンターに属する作業員が所持する、表示入力部314を有するモバイル300(本発明の携帯型情報処理装置に相当)と、当該企業において債権や入金などの管理を行う役割を担う部署である本部(例えば事務部や経理部など)に置かれている本部PC400(本発明の第三情報処理装置に相当)と、当該企業において受付データ等のデータ管理を行う役割を担うデータ管理センターに置かれているサーバ500(本発明の第二情報処理装置に相当)と、例えばインターネットなどのネットワーク600と、で構成されている。
【0021】
[1−2.依頼元PC100の構成]
図2は、依頼元PC100の構成の一例を示すブロック図である。依頼元PC100は、Webブラウザが少なくともインストールされている市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、依頼元PC100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0022】
依頼元PC100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。依頼元PC100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0023】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、依頼元PC100をネットワーク600に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。
【0024】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。
【0025】
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0026】
制御部102は、依頼元PC100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
【0027】
制御部102は、機能概念的に、照会部102a(本発明の第一表示実行手段に相当)を備えている。照会部102aは、サーバ500から送信された所定のデータを受信し、受信したデータを表示した作業照会画面(本発明の第一画面に相当)をモニタ114に表示する。なお、当該所定のデータ及び当該作業照会画面の具体例は、
図19や
図20に示すものである。また、照会部102aで行われる処理の具体例については、後述する。
【0028】
[1−3.受付PC200の構成]
図3は、受付PC200の構成の一例を示すブロック図である。なお、受付PC200の構成に関する説明では、上記説明と共通するものを省略する場合がある。受付PC200は、Webブラウザが少なくともインストールされている市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、受付PC200は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0029】
制御部202は、機能概念的に、受付管理部202aを備えている。受付管理部202aは、受け付けた作業依頼に関する情報を管理するための受付データのサーバ500への登録や、受付データのサーバ500からの照会などの情報処理を行う。なお、受付管理部202aで行われる処理及び受付データの具体例については、後述する。
【0030】
[1−4.モバイル300の構成]
図4は、モバイル300の構成の一例を示すブロック図である。なお、モバイル300の構成に関する説明では、上記説明と共通するものを省略する場合がある。モバイル300は、Webブラウザ、メールアプリケーション、及びカメラアプリケーションが少なくともインストールされているカメラ搭載の市販のスマートフォンである。なお、モバイル300は、スマートフォンに限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であればよい。
【0031】
モバイル300は、制御部302と通信部304と記憶部306と表示入力部314と、を備えている。通信部304は、モバイル300を無線でネットワーク600に通信可能に接続する。表示入力部314は、表示と入力の機能を兼ね備えた電子部品であり、具体的にはタッチパネルなどである。なお、以下では、表示入力部314をタッチパネル314として記載する場合がある。
【0032】
制御部302は、機能概念的に、照会部302a(本発明の第二表示実行手段に相当)を備えている。照会部302aは、サーバ500から送信された受付データを受信し、受信したデータを表示した作業照会画面(本発明の第二画面に相当)をタッチパネル314に表示する。
【0033】
ここで、作業照会画面は、照会部302aで受信したデータの一部を表示し且つ詳細照会画面(本発明の第三画面に相当)への遷移を選択するための表示兼選択領域と、「作業予定」に該当する受付データを表示するモードである「予定表示モード」及び「作業履歴」に該当する受付データを表示するモードである「履歴表示モード」のいずれかを選択するためのモード選択領域と、アカウント設定画面(本発明の第四画面に相当)への遷移を選択するための表示選択領域と、を含む。また、作業照会画面は、表示兼選択領域に表示させるデータの絞込条件を指定するための領域であって、所定の複数の項目の中から絞込条件として採用するものを選択するための領域と、選択された項目に関係する、絞込条件として採用するデータを入力するための領域とを含む条件指定領域を更に含んでもよい。ここで、「所定の複数の項目」は、サーバ500内の予定表示設定データ又は履歴表示設定データに格納されているデータ(要するに、担当分のみのデータを表示するのか、それとも、全てのデータを表示するのか)に基づいて予め決定されたものである。なお、当該作業照会画面の具体例は、
図14や
図17に示すものである。また、予定表示設定データ及び履歴表示設定データについては、後述する。
【0034】
また、詳細照会画面は、照会部302aで受信したデータを表示するための表示領域と、作業データを表示したり設定したりするための表示兼設定領域と、表示兼設定領域に表示されている作業データの登録を選択するための登録選択領域と、を含む。なお、当該詳細照会画面の具体例は、
図15に示すものである。
【0035】
また、アカウント設定画面は、「作業予定」に該当し且つ特定の作業員に関係する受付データを表示するモードである「個人予定表示モード」及び「作業予定」に該当する全ての受付データを表示するモードである「全体予定表示モード」のいずれかを選択するための予定表示モード選択領域と、「作業履歴」に該当し且つ特定の作業員に関係する受付データを表示するモードである「個人履歴表示モード」及び「作業履歴」に該当する全ての受付データを表示するモードである「全体履歴表示モード」のいずれかを選択するための履歴表示モード選択領域と、を含む。なお、当該アカウント設定画面の具体例は、
図18に示すものである。
【0036】
照会部302aは、更に下記(1)から(6)の情報処理を実行する。
(1)作業照会画面の表示兼選択領域が選択されると、当該作業照会画面を照会部302aで受信したデータを表示した詳細照会画面に遷移させる。
(2)作業照会画面のモード選択領域において、「予定表示モード」が選択されると、「予定表示モード」を一意に識別するための予定表示識別データ(例えば、予め割り当てた、0や1などの数値など)をサーバ500に送信し、「履歴表示モード」が選択されると、「履歴表示モード」を一意に識別するための履歴表示識別データ(例えば、予め割り当てた、0や1などの数値など)をサーバ500に送信する。
(3)作業照会画面の表示選択領域が選択されると、当該作業照会画面をアカウント設定画面に遷移させる。
(4)詳細照会画面の登録選択領域が選択されると、当該詳細照会画面の表示兼設定領域に設定されている作業データをサーバ500に送信する。
(5)アカウント設定画面の予定表示モード選択領域において、「個人予定表示モード」が選択されると、「個人予定表示モード」を一意に識別するための個人予定表示識別データ(例えば、予め割り当てた、0や1などの数値など)をサーバ500に送信し、「全体予定表示モード」が選択されると、「全体予定表示モード」を一意に識別するための全体予定表示識別データ(例えば、予め割り当てた、0や1などの数値など)をサーバ500に送信する。
(6)アカウント設定画面の履歴表示モード選択領域において、「個人履歴表示モード」が選択されると、「個人履歴表示モード」を一意に識別するための個人履歴表示識別データ(例えば、予め割り当てた、0や1などの数値など)をサーバ500に送信し、「全体履歴表示モード」が選択されると、「全体履歴表示モード」を一意に識別するための全体履歴表示識別データ(例えば、予め割り当てた、0や1などの数値など)をサーバ500に送信する。
【0037】
また、作業照会画面が条件指定領域を更に含むものである場合には、照会部302aは、条件指定領域において絞込条件が指定されると、当該作業照会画面の表示兼選択領域に表示されているデータから当該絞込条件に合うものを絞り込み、当該絞り込んだデータを表示兼選択領域に表示する。
【0038】
なお、照会部302aで行われる処理の具体例については、後述する。
【0039】
[1−5.本部PC400の構成]
図5は、本部PC400の構成の一例を示すブロック図である。なお、本部PC400の構成に関する説明では、上記説明と共通するものを省略する場合がある。本部PC400は、Webブラウザが少なくともインストールされている市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、本部PC400は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0040】
制御部402は、機能概念的に、照会部402aと債権・入金管理部402b(本発明の計上データ作成手段、請求データ作成手段、入金データ作成手段、消込データ作成手段、及び仕訳データ作成手段を含む)を備えている。
【0041】
照会部402aは、上述した受付管理部202aと同様の処理(特に、受付データのサーバ500からの照会など)を行うことが可能なものである。なお、照会部402aで行われる処理の具体例については、後述する。
【0042】
債権・入金管理部402bは、サーバ500の受付データ記憶部506aに記憶された受付データを用いて、請求書発行及び売上計上の元データとなる債権計上データを作成する。債権・入金管理部402bは、債権計上データを少なくとも用いて請求書データを作成する。債権・入金管理部402bは、予め取り込まれた入金結果を少なくとも用いて入金データを作成する。債権・入金管理部402bは、予め入力された消込結果を少なくとも用いて入金消込データを作成する。債権・入金管理部402bは、債権計上データ、入金データ、及び入金消込データを少なくとも用いて、入金に対する仕訳データ及び売上に対する仕訳データを作成する。なお、債権・入金管理部402bで行われる処理及び作成される各データの具体例については、後述する。
【0043】
[1−6.サーバ500の構成]
図6は、サーバ500の構成の一例を示すブロック図である。なお、サーバ500の構成に関する説明では、上記説明と共通するものを省略する場合がある。サーバ500は、Webサーバである。サーバ500は、制御部502と通信インターフェース部504と記憶部506と、を備えている。
【0044】
記憶部506は、受付データ記憶部506aと、債権計上データを記憶する計上データ記憶部506bと、請求書データを記憶する請求データ記憶部506cと、入金データを記憶する入金データ記憶部506dと、入金消込データを記憶する消込データ記憶部506eと、仕訳データを記憶する仕訳データ記憶部506fと、設定データ記憶部506gと、を含む。
【0045】
受付データ記憶部506aは、受付データを記憶する。受付データは、作業予定日データ、作業員データ、依頼元データ、請求先データ、実施先データ、機器データ、コメントデータ、作業データ、及び費用データを少なくとも含む。受付データの具体例は、
図8から
図10に示されているデータを含むものである。
【0046】
ここで、作業予定日データは、保守・点検作業を実施する予定の年月日及び時刻に関するデータである。作業員データは、作業を実施する作業員(サービスマン、作業者)を特定するためのデータ(例えば、ID、氏名など)である。依頼元データは、作業の依頼元を特定するためのデータ(例えば、名称、住所など)である。請求先データは、費用の請求先を特定するためのデータ(例えば、名称、住所など)である。実施先データは、作業の実施先(訪問先)を特定するためのデータ(例えば、名称、住所など)である。機器データは、機器を特定するためのデータ(例えば、機器名、形式、製造No、メーカー名など)である。コメントデータは、機器の現状に関するデータ(例えば、テキストデータなど)である。作業データは、作業の実施状況に関するデータ(例えば、作業ステータスなど)である。費用データは、費用に関するデータ(例えば、交換部品の金額など)である。
【0047】
設定データ記憶部506gは、個人予定表示識別データ及び全体予定表示識別データのいずれかを格納した予定表示設定データと、個人履歴表示識別データ及び全体履歴表示識別データのいずれかを格納した履歴表示設定データとを記憶している。なお、予定表示設定データには、初期値として、個人予定表示識別データが格納されている。また、履歴表示設定データには、初期値として、個人履歴表示識別データが格納されている。なお、設定データ記憶部506gは、モバイル300の記憶部306に含まれていても良い。
【0048】
制御部502は、機能概念的に、データ管理部502a(本発明の第一提供手段と第二提供手段を含む)を備えている。
【0049】
データ管理部502aは、受付データ記憶部506aに記憶された受付データから所定のデータ(少なくとも作業データを含むもの)を抽出し、抽出したデータ(又は当該データが設定された作業照会画面)を依頼元PC100に送信する。
【0050】
データ管理部502aは、受付データ記憶部506aに記憶された受付データが「作業予定」及び「作業履歴」のどちらに該当するものであるかを現在の年月日と作業予定日データで特定される年月日を比較して判断する。具体的には、データ管理部502aは、作業予定日データで特定される年月日が現在の年月日以降(要するに現在の年月日と同じ又はこれより未来)であれば「作業予定」と判断し、作業予定日データで特定される年月日が現在の年月日の前日以前(要するに当該前日と同じ又はこれより過去)であれば「作業履歴」と判断する。なお、受付データ内の作業データ(具体的には作業ステータス)を確認して、「作業予定」か「作業履歴」かを判断しても良い。
【0051】
データ管理部502aは、設定データ記憶部506gに記憶されている予定表示設定データに個人予定表示識別データが格納されている又は設定データ記憶部506gに記憶されている履歴表示設定データに個人履歴表示識別データが格納されている場合には、モバイル300のオペレータを特定するための予め取得したデータ(例えば、本システムへのログイン時に入力されたログインID及びパスワードと紐付けられている作業員IDや作業員名など)に基づいて、受付データ記憶部506aに記憶された受付データが、当該オペレータに対応する作業員データを含んでいるかを判断する。
【0052】
データ管理部502aは、これらの判断結果に基づいて、受付データ(又は当該受付データが設定された作業照会画面)をモバイル300に送信する。
【0053】
具体的には、データ管理部502aは、予定表示設定データに全体予定表示識別データが格納されている場合には、「作業予定」に該当すると判断された全ての受付データをモバイル300に送信する。
【0054】
また、データ管理部502aは、履歴表示設定データに全体履歴表示識別データが格納されている場合には、「作業履歴」に該当すると判断された全ての受付データをモバイル300に送信する。
【0055】
また、データ管理部502aは、予定表示設定データに個人予定表示識別データが格納されている場合には、「作業予定」に該当すると判断され且つモバイル300のオペレータに対応する作業員データを含んでいると判断された全ての受付データを、モバイル300に送信する。
【0056】
また、データ管理部502aは、履歴表示設定データに個人履歴表示識別データが格納されている場合には、「作業履歴」に該当すると判断され且つモバイル300のオペレータに対応する作業員データを含んでいると判断された全ての受付データをモバイル300に送信する。
【0057】
より具体的には、データ管理部502aは、モバイル300から送信された予定表示識別データを受信すると、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、「作業予定」に該当し且つモバイル300のオペレータに関係する全ての受付データ又は「作業予定」に該当する全ての受付データをモバイル300に送信する。これにより、オペレータがモバイル300に表示されている作業照会画面上で「作業履歴」から「作業予定」にモードを切り替えたときに、当該オペレータの希望に合う受付データを当該作業照会画面上に表示させることが可能となる。
【0058】
また、データ管理部502aは、モバイル300から送信された履歴表示識別データを受信すると、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、「作業履歴」に該当し且つモバイル300のオペレータに関係する全ての受付データ又は「作業履歴」に該当する全ての受付データをモバイル300に送信する。これにより、オペレータがモバイル300に表示されている作業照会画面上で「作業予定」から「作業履歴」にモードを切り替えたときに、当該オペレータの希望に合う受付データを当該作業照会画面上に表示させることが可能となる。
【0059】
また、データ管理部502aは、モバイル300から送信された個人予定表示識別データを受信すると、当該個人予定表示識別データを予定表示設定データに格納し、そして、アカウント設定画面への遷移前の作業照会画面内のモード選択領域において「予定表示モード」が選択されている状態の場合には、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、「作業予定」に該当し且つモバイル300のオペレータに関係する全ての受付データをモバイル300に送信する。これにより、オペレータが、モバイル300に表示されているアカウント設定画面上で「全体予定表示モード」(「すべて表示」)から「個人予定表示モード」(「担当分のみ表示」)に切り替えた場合において、さらに当該アカウント設定画面への遷移前の作業照会画面内のモード選択領域で「作業予定」のモードが選択されているときに、当該オペレータの希望に合う受付データを当該作業照会画面上に表示させることが可能となる。
【0060】
また、データ管理部502aは、モバイル300から送信された全体予定表示識別データを受信すると、当該全体予定表示識別データを予定表示設定データに格納し、そして、アカウント設定画面への遷移前の作業照会画面内のモード選択領域において「予定表示モード」が選択されている状態の場合には、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、「作業予定」に該当する全ての受付データをモバイル300に送信する。これにより、オペレータが、モバイル300に表示されているアカウント設定画面上で「個人予定表示モード」(「担当分のみ表示」)から「全体予定表示モード」(「すべて表示」)に切り替えた場合において、さらに当該アカウント設定画面への遷移前の作業照会画面内のモード選択領域で「作業予定」のモードが選択されているときに、当該オペレータの希望に合う受付データを当該作業照会画面上に表示させることが可能となる。
【0061】
また、データ管理部502aは、モバイル300から送信された個人履歴表示識別データを受信すると、当該個人履歴表示識別データを履歴表示設定データに格納し、そして、アカウント設定画面への遷移前の作業照会画面内のモード選択領域において「履歴表示モード」が選択されている状態の場合には、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、「作業履歴」に該当し且つモバイル300のオペレータに関係する全ての受付データをモバイル300に送信する。これにより、オペレータが、モバイル300に表示されているアカウント設定画面上で「全体履歴表示モード」(「すべて表示」)から「個人履歴表示モード」(「担当分のみ表示」)に切り替えた場合において、さらに当該アカウント設定画面への遷移前の作業照会画面内のモード選択領域で「作業履歴」のモードが選択されているときに、当該オペレータの希望に合う受付データを当該作業照会画面上に表示させることが可能となる。
【0062】
また、データ管理部502aは、モバイル300から送信された全体履歴表示識別データを受信すると、当該全体履歴表示識別データを履歴表示設定データに格納し、そして、アカウント設定画面への遷移前の作業照会画面内のモード選択領域において「履歴表示モード」が選択されている状態の場合には、前記判断に関する情報処理を実行し、当該判断の結果を踏まえて、「作業履歴」に該当する全ての受付データをモバイル300に送信する。これにより、オペレータが、モバイル300に表示されているアカウント設定画面上で「個人履歴表示モード」」(「担当分のみ表示」)から「全体履歴表示モード」(「すべて表示」)に切り替えた場合において、さらに当該アカウント設定画面への遷移前の作業照会画面内のモード選択領域で「作業履歴」のモードが選択されているときに、当該オペレータの希望に合う受付データを当該作業照会画面上に表示させることが可能となる。
【0063】
なお、データ管理部502aは、その他にも、依頼元PC100、受付PC200、モバイル300、及び本部PC400からの要求に応じた情報処理を行う。データ管理部502aで行われる処理の具体例は、後述する。
【0064】
[2.画面構成]
本実施形態に係る作業管理システムで用いられる画面等の構成の一例について、
図7から
図20を参照して説明する。
【0065】
[2−1.受付管理画面]
図7は、受付管理画面の一例を示す図である。受付管理画面MAは、受付PC200又は本部PC400からのログイン要求を受けたサーバ500が「ログイン可」と判断したときに要求元のPCに提供するWeb画面(メニュー画面)である。
【0066】
受付管理画面MAは、領域MA1を含む。領域MA1は、
図8の受付入力画面MBへの遷移を選択するための受付入力選択領域と、
図12の受付照会画面MDへの遷移を選択するための受付照会選択領域と、
図13の振替入力画面MEへの遷移を選択するための振替入力選択領域と、を含む。
【0067】
[2−2.受付入力画面等]
図8は、「受付」タブが選択されているときの受付入力画面の一例を示す図である。
図9は、「作業結果」タブが選択されているときの受付入力画面の一例を示す図である。
図10は、「備考/クレーム」タブが選択されているときの受付入力画面の一例を示す図である。受付入力画面MBは、受付データの登録や更新等を主に行うためのWeb画面である。
【0068】
図8の受付入力画面MBは、領域MB1から領域MB7を含む。
【0069】
領域MB1は、受付No、受付日、及び売上区分の表示、入力、及び選択を行うための領域である。受付Noの欄には、サーバ500が自動採番した番号が表示される。受付日の欄には、システム日付が表示される。なお、受付日は、受付データの新規入力を行うときのみ変更可能に表示される。また、売上区分の欄には、「サービス」、「保守」、「工事」、及び「その他」などの売上区分が選択可能に表示される。
【0070】
領域MB2は、領域MB3から領域MB7を表示した状態に画面MBを切り替えるための「受付」タブと、
図9の領域MB8から領域MB12を表示した状態に画面MBを切り替えるための「作業結果」タブと、
図10の領域MB13及び領域MB14を表示した状態に画面MBを切り替えるための「備考/クレーム」タブと、を含む。
【0071】
領域MB3は、図示の依頼元情報(本発明の依頼元データに相当)の表示、入力、及び選択を行うための領域である。なお、サーバ500からアクセス可能なデータベースに取引先マスタが格納されている場合であって、当該取引先マスタに、依頼元に対応する取引先情報が既に登録されているときは、依頼元に対応するコードを入力すれば、当該コードに基づいてサーバ500からデータが提供されて表示される。
【0072】
領域MB4は、図示の訪問先情報(本発明の実施先データに相当)の表示、入力、及び選択を行うための領域である。なお、「依頼主情報コピー」ボタンが押下されたときは、領域MB3に設定されている依頼元情報が領域MB4にも設定される。また、サーバ500からアクセス可能なデータベースに物件マスタ及び取引先マスタが格納されている場合であって、それぞれのマスタに、訪問先に対応する物件情報及び取引先情報が既に登録されているときは、当該訪問先に対応するコードを入力すれば、当該コードに基づいてサーバ500からデータが提供されて表示される。また、「保守会員」の欄の右側には、「対象」又は「対象外」の文字が表示される。
【0073】
領域MB5は、図示の請求先情報(本発明の請求先データに相当)の表示、入力、及び選択を行うための領域である。なお、「依頼主情報コピー」ボタンが押下されたときは、領域MB3に設定されている依頼元情報が領域MB5にも設定される。また、サーバ500からアクセス可能なデータベースに取引先マスタが格納されている場合であって、当該取引先マスタに、請求先に対応する取引先情報が既に登録されているときは、当該請求先に対応するコードを入力すれば、当該コードに基づいてサーバ500からデータが提供されて表示される。
【0074】
領域MB6は、依頼内容等を含む図示のその他情報(本発明の作業予定日データ、作業員データ、及びコメントデータを含む)の表示、入力、及び選択を行うための領域である。なお、サーバ500からアクセス可能なデータベースに、地区マスタ、社員マスタ、及び作業部門マスタが格納されている場合であって、それぞれのマスタに、設定したい地区、作業者(サービスマン、作業員)、及び作業部門が既に登録されているときは、当該地区、当該作業者、及び当該作業部門のそれぞれに対応するコードを入力すれば、当該コードに基づいてサーバ500からデータが提供されて表示される。また、「作業者1」、「作業者2」、及び「作業者3」の欄の右側には、名前を表す文字が表示され、「作業部門1」、「作業部門2」、及び「作業部門3」の欄の右側には、部門名を表す文字が表示される。
【0075】
領域MB7は、
図11の受付メールMCのモバイル300への送信を選択するための「メール送信」ボタンと、画面MBに設定されているデータのサーバ500への登録を選択するための「登録」ボタンと、画面MBに設定されているデータの当該画面からの取消を選択するための「取消」ボタンと、画面MBに設定されているデータのサーバ500からの削除を選択するための「削除」ボタンと、画面MAへの遷移を選択するための「戻る」ボタンと、を含む。なお、「メール送信」ボタンの右脇には、メール送信が完了していないときには「未送信」の文字が、メール送信が完了しているときには「送信済」の文字が表示される。
【0076】
図9の受付入力画面MBは、領域MB1、領域MB2、領域MB8から領域MB12を含む。
【0077】
領域MB8は、図示の作業情報(本発明の作業データを含む)の表示、入力、及び選択を行うための領域である。なお、サーバ500からアクセス可能なデータベースに担当者マスタ及び部門マスタが格納されている場合であって、それぞれのマスタに、設定したい作業者及び作業部門が既に登録されているときは、当該作業者及び当該作業部門のそれぞれに対応するコードを入力すれば、当該コードに基づいてサーバ500からデータが提供されて表示される。また、作業ステータスとして、「未完了」、「作業中」、「作業終了」、「完了」、及び「連携済」というステータスが予め定義されており、作業ステータスの欄の初期状態は、図示の如く「未完了」に対応するラジオボタンが選択された状態である。また、「作業者」の欄の右側には、名前を表す文字が表示され、「作業部門」の欄の右側には、部門名を表す文字が表示される。
【0078】
領域MB9は、図示の製品情報(本発明の機器データを含む)の表示、入力、及び選択を行うための領域である。なお、製品情報は、「サービスカード」と呼ばれる所定の物理的媒体(紙など)でも管理される。
【0079】
領域MB10は、図示の部品材料情報の一部分の表示、入力、及び選択を行うための領域である。なお、サーバ500からアクセス可能なデータベースに作業内容マスタが格納されている場合であって、当該作業内容マスタに、設定したい部材が既に登録されているときは、当該部材に対応するコードを入力すれば、当該コードに基づいてサーバ500からデータが提供されて表示される。また、税区分の欄には、「内税」、「外税」、及び「対象外」などの税区分が選択可能に表示される。
【0080】
領域MB11は、図示の部品材料情報の残り部分(本体金額合計、消費税、税区分、総合計額:本発明の費用データに相当)及び図示の入金情報(回収サイト情報、回収予定日、集金状況、請求書発行区分、請求書No、作業結果備考)の表示、入力、及び選択を行うための領域である。なお、集金状況として、「未収金」及び「集金済」というステータスが予め定義されており、集金状況の欄の初期状態は、図示の如く「未収金」に対応するラジオボタンが選択された状態である。また、本体金額合計、消費税、及び総合計額の欄には、領域MB10に設定されているデータに基づいてサーバ500が自動計算した結果が表示される。また、請求書発行区分として、「未発行」及び「発行済」というステータスが予め定義されており、請求書番号の欄の右脇には、当該ステータスに応じて、「未発行」又は「発行済」の文字が表示される。
【0081】
領域MB12は、画面MBに設定されているデータのサーバ500への登録を選択するための「登録」ボタンと、画面MBに設定されているデータの当該画面からの取消を選択するための「取消」ボタンと、画面MAへの遷移を選択するための「戻る」ボタンと、を含む。
【0082】
図10の受付入力画面MBは、領域MB1、領域MB2、領域MB13、及び領域MB14を含む。
【0083】
領域MB13は、備考欄である。領域MB14は、画面MBに設定されているデータのサーバ500への登録を選択するための「登録」ボタンと、画面MBに設定されているデータの当該画面からの取消を選択するための「取消」ボタンと、画面MAへの遷移を選択するための「戻る」ボタンと、を含む。
【0084】
図11の受付メールMCは、領域MC1から領域MC3を含む。
【0085】
領域MC1は、メールの差出人に関する情報(例えば、システム名称、メールアドレスなど)を表示するための領域である。
【0086】
領域MC2は、メールの件名に関する情報(例えば、「作業手配連絡(作業日:YYYY/MM/DD)」といった文字など)及び本メールの送信日時を表示するための領域である。
【0087】
領域MC3は、画面MBに設定されているデータを基にした、連絡事項に関する情報(モバイル300からアクセスする、サーバ500内の所定のURLを含む)、依頼主(依頼元)に関する情報、請求先に関する情報、訪問先に関する情報、依頼内容に関する情報、訪問日時に関する情報、及び備考に関する情報を表示するための領域である。
【0088】
[2−3.受付照会画面]
図12は、受付照会画面の一例を示す図である。受付照会画面MDは、登録済み受付データの照会等を主に行うためのWeb画面である。
【0089】
図12の受付照会画面MDは、領域MD1から領域MD4を含む。
【0090】
領域MD1は、受付データの抽出条件に関する図示の情報の表示、入力、及び選択を行うための領域である。なお、基準日及び受付日の欄には、システム日付が初期値として表示される。また、メールの欄の初期状態は、「未送信」及び「送信済」の両方のチェックボックスにチェックが入れられている状態である。また、サーバ500からアクセス可能な地区マスタ、作業部門マスタ、社員マスタ、取引先マスタ、及び物件マスタに、設定したい地区、作業部門、担当者、請求先、依頼元、及び訪問先が既に登録されているときは、これらのそれぞれに対応するコードを入力すれば、当該コードに基づいてサーバ500からデータが提供されて表示される。また、売上区分の欄には、「サービス」、「保守」、「工事」、及び「その他」などの売上区分が選択可能に表示される。
【0091】
領域MD2は、「表示」ボタンと「条件解」ボタンと「新規受付」ボタンと「出力」ボタンとを含む。「表示」ボタンは、領域MD1に設定されているデータに従って抽出された受付データの表示を選択するためのボタンである。「条件解」ボタンは、領域MD1及び領域MD3に設定されているデータをクリアして初期状態に戻すことを選択するためのボタンである。「新規受付」ボタンは、画面MDを
図8の画面MBに「新規モード」で遷移させることを選択するためのボタンである。「出力」ボタンは、表計算ソフト(例えばExcel(登録商標)など)で作成されたファイルに、領域MD3に設定されているデータを出力することを選択するためのボタンである。
【0092】
領域MD3は、領域MD1に設定されているデータに従って抽出された図示の受付データをレコード単位で一覧表示するための領域である。なお、項目名が記載されている各タイトル部は、クリック操作により並べ替えが可能である。また、作図上、「作業日」から「訪問先住所」までと「地区」から「ステータス」までと「請求額」から「更新日付」までとを区切って改行して図示しているが、実際には、「作業日」から「更新日付」までは、区切られることなく一行で、しかも横スクロール操作により確認可能に表示される。
【0093】
領域MD4は、「変更」ボタンと「複写」ボタンと「閉じる」ボタンとを含む。「変更」ボタンは、当該画面MDを、領域MD3で選択されている受付データを表示した
図8の画面MBに「変更モード」で遷移させることを選択するためのボタンである。「複写」ボタンは、当該画面MDを、領域MD3で選択されている受付データを表示した
図8の画面MBに「複写モード」で遷移させることを選択するためのボタンである。「閉じる」ボタンは、当該画面MDを閉じることを選択するためのボタンである。なお、領域MD3で受付データが選択されている状態においてキーボードの「Enter」キーを押下することにより、「変更」ボタンを押下したときと同様、領域MD3で選択されている受付データを表示した
図8の画面MBに「変更モード」で遷移させることが可能である。
【0094】
[2−4.振替入力画面]
図13は、振替入力画面の一例を示す図である。振替入力画面MEは、内部振替情報の入力等を主に行うためのWeb画面である。
【0095】
図13の振替入力画面MEは、図示のデータの表示、入力、及び選択を行うための領域を含み、且つ、「登録」ボタン、「取消」ボタン、及び「削除」ボタンを含む。なお、振替日の欄には、システム日付が変更可能に表示される。また、売上区分の欄には、「サービス」、「保守」、「工事」、及び「その他」などの売上区分が選択可能に表示される。また、サーバ500からアクセス可能な社員マスタ、部門マスタ、及び税区分マスタに、振替元の請求先、担当者、及び部門と振替先の請求先、担当者、及び部門が既に登録されているときは、それぞれに対応するコードを入力すれば、当該コードに基づいてサーバ500からデータが提供されて表示される。また、「登録」ボタンは、画面MEに設定されているデータのサーバ500への登録を選択するためのボタンである。また、「取消」ボタンは、画面MEに設定されているデータの当該画面からの取消を選択するためのボタンである。また、「削除」ボタンは、画面MEに設定されているデータのサーバ500からの削除を選択するためのボタンである。
【0096】
[2−5.作業照会画面等]
図14は、「個人予定表示モード」が設定されているときの作業照会画面の一例を示す図である。
図14の作業照会画面MFは、モバイル300からのログイン要求を受けたサーバ500が「ログイン可」と判断したときに要求元のモバイルに提供するWeb画面である。
図14の作業照会画面MFは、モバイル300から、「作業予定」に該当する受付データの照会や当該受付データの更新等を主に行うための画面である。
【0097】
図14の作業照会画面MFは、領域MF1から領域MF3を含む。
【0098】
領域MF1は、領域MF11から領域MF13を含む。領域MF11は、
図18のアカウント設定画面MIへの遷移を選択するための領域である。領域MF12は、受付データの絞込条件として「訪問先名」による絞り込み及び「依頼元名」による絞り込みのいずれかを選択するための領域である。領域MF13は、絞込条件として設定する訪問先名又は依頼元名を表示及び入力するための領域である。なお、「全体予定表示モード」が設定されているときは、領域MF12は、受付データの絞込条件として、「訪問先名」による絞り込み、「依頼元名」による絞り込み、「担当者名」による絞り込み、及び「担当部門名」による絞り込みのいずれかを選択するための領域となり、領域MF13は、絞込条件として設定する訪問先名、依頼元名、担当者名、又は担当部門名を表示及び入力するための領域となる。
【0099】
領域MF2は、簡易表示対象として予め定義された、受付データに含まれるデータである簡易データ(例えば、作業予定日、作業ステータス、依頼元名、訪問先住所、訪問先名、依頼内容など)を、並び順に関する所定の規則に従って、受付単位で一覧表示するための領域であり、且つ、
図15の詳細照会画面MGへの遷移を選択するための領域である。領域MF3は、「予定表示モード」及び「履歴表示モード」のいずれかを選択するための領域である。なお、領域MF3において「作業履歴」の領域が選択されると、
図14の画面MFは
図17の画面MFに遷移する。また、所定の規則とは、例えば、「予定表示モード」の場合に、作業予定日の昇順且つ作業予定開始時間の昇順にデータを並べること、又は、「履歴表示モード」の場合に、作業予定日の降順且つ作業予定開始時間の降順にデータを並べること、などである。
【0100】
図15の詳細照会画面MGは、領域MG1から領域MG3を含む。なお、例えば、領域MG1と領域MG3は、表示入力部314に固定で表示され、領域MG2は、タッチ操作(スクロール)により確認可能に表示入力部314に表示されてもよい。
【0101】
領域MG1は、作業照会画面MFへの遷移を選択するための領域である領域MG11を含む。
【0102】
領域MG2は、受付データに含まれる図示のデータの表示、入力、及び選択を行うための領域と、入力又は選択されたデータのサーバ500への登録を選択するための「確定」ボタンとを含む。なお、領域MG2は、図示の如く、資材業者に資材の発注を電子メールで行うための「メール編集」ボタンと、現場写真の添付をモバイル300に付属のカメラで行うための複数の「写真」ボタンと、「作業前」、「作業中」、及び「作業終了」という3つの作業ステータスの中からの所望のものを選択するためのボタンを含む。また、「メール編集」ボタンが押下されると、
図16の発注メールMHが作成され表示入力部314に表示される。これにより、作業員が現場から、必要な部品等を、直接、モバイル300からメール(電話でもよい)で発注することが可能となるので、作業完了までの時間を大幅に短縮することができる。なお、従来は、作業員が事務所に戻って事務所のメンバーに連絡をしてから発注するという流れであったので、時間及びコストが掛かっていた。
【0103】
領域MG3は、「予定表示モード」及び「履歴表示モード」のいずれかを選択するための領域である。
【0104】
図16の発注メールMHは、モバイル300から資材業者に資材の発注を行うためのメールである。タイトルや件名の欄には、予め定義された文字が設定され、また、宛先の欄には、予め登録されている資材業者のメールアドレスが設定される。
【0105】
図17は、「個人履歴表示モード」が設定されているときの作業照会画面の一例を示す図である。
図17の作業照会画面MFは、モバイル300から、「作業履歴」に該当する受付データの照会等を主に行うための画面である。領域MF3において「作業予定」の領域が選択されると、
図17の画面MFは
図14の画面MFに遷移する。なお、「全体履歴表示モード」が設定されているときは、領域MF12は、受付データの絞込条件として、「訪問先名」による絞り込み、「依頼元名」による絞り込み、「担当者名」による絞り込み、及び「担当部門名」による絞り込みのいずれかを選択するための領域となり、領域MF13は、絞込条件として設定する訪問先名、依頼元名、担当者名、又は担当部門名を表示及び入力するための領域となる。
【0106】
図18のアカウント設定画面MIは、領域MI1、「ログアウト」ボタンMI2、領域MI3、及び領域MI4を含む。領域MI1は、画面MFへの遷移を選択するための領域である。「ログアウト」ボタンMI2は、本システムからのログアウトを選択するためのボタンである。領域MI3は、「個人予定表示モード」及び「全体予定表示モード」のいずれかを選択するための領域である。領域MI4は、「個人履歴表示モード」及び「全体履歴表示モード」のいずれかを選択するための領域である。
【0107】
[2−6.作業照会画面等]
図19は、作業照会画面の一例を示す図である。作業照会画面MJは、依頼元PC100からのログイン要求を受けたサーバ500が「ログイン可」と判断したときに要求元のPCに提供するWeb画面である。作業照会画面MJは、依頼元PC100から登録済み受付データの照会等を主に行うための画面である。
【0108】
図19の作業照会画面MJは、領域MJ1、「表示/更新」ボタンMJ2、領域MJ3、及び領域MJ4を含む。
【0109】
領域MJ1は、受付データの抽出条件に関する図示の情報の表示、入力、及び選択を行うための領域である。「表示/更新」ボタンMJ2は、領域MJ1に設定されているデータに従って抽出された受付データの表示又は更新を選択するためのボタンである。領域MJ3は、領域MJ1に設定されているデータに従って抽出された図示の受付データをレコード単位で一覧表示するための領域である。領域MJ4は、
図20の詳細照会画面MKへの遷移を選択するための「詳細」ボタンと、画面MJを閉じることを選択するための「閉じる」ボタンとを含む。なお、領域MJ3において所望のレコードをダブルクリックすることにより、「詳細」ボタンを押下したときと同様、
図20の詳細照会画面MKに遷移させることが可能である。
【0110】
図20の詳細照会画面MKは、領域MK1、領域MK2、及び「戻る」ボタンMK3を含む。
【0111】
領域MK1は、領域MJ3において選択された受付データに含まれる図示の情報を表示するための領域である。領域MK2は、領域MJ3において選択された受付データに含まれる画像データを表示するための領域である。「戻る」ボタンMK3は、画面MJへの遷移を選択するためのボタンである。
【0112】
[3.処理]
本実施形態に係る作業管理システムを用いて行われる各種処理の一例について、
図21から
図27を参照して詳細に説明する。
【0113】
[3−1.受付処理]
本システムを用いて行われる受付処理の一例について、
図21等を参照して説明する。
図21は、受付処理の一例を示すフローチャートである。
【0114】
[ステップSA1:受付データの入力(登録)]
まず始めに、ステップSA1の説明では、本システムにログインするまでに受付センターのオペレータが行う操作及び本システムへのログインを許可するまでに受付PC200とサーバ500との間で行われる情報処理に関する説明は、省略する。また、ステップSA1の説明では、モニタ214に
図7の画面MAが予め表示されていることを前提とする。
【0115】
受付センターのオペレータは、入力装置212を操作して、領域MA1に含まれる受付入力選択領域を選択する。
【0116】
当該選択を受けた受付管理部202aは、
図8の画面MBの提供要求をサーバ500に送信する。当該提供要求を受信したデータ管理部502aは、当該画面MBを受付PC200に送信する。当該画面MBを受信した受付管理部202aは、画面MAを当該画面MBに遷移させる。
【0117】
受付センターのオペレータは、入力装置212を操作して、
図8の画面MBに、依頼元から事前に提供されたデータなどの現時点で登録できるデータを、入力したり選択したりする。受付センターのオペレータは、現時点で登録できるデータを入力したり選択したりし終えたら、入力装置212を操作して「登録」ボタンを押下する。
【0118】
当該押下を受けた受付管理部202aは、画面MBに設定されているデータをサーバ500に送信する。当該データを受信したデータ管理部502aは、当該データを受付データとして受付データ記憶部506aに格納する。これにより、サーバ500に受付データが登録される。
【0119】
[ステップSA2:サービスセンターへの連絡]
受付センターのオペレータは、登録した受付データに対するサービスマンの決定依頼を、サービスセンター(例えばエリア責任者など)に連絡する。
【0120】
[ステップSA3:サービスマン情報の追加登録]
まず始めに、ステップSA3の説明では、本システムにログインするまでに受付センターのオペレータが行う操作及び本システムへのログインを許可するまでに受付PC200とサーバ500との間で行われる情報処理に関する説明は、省略する。また、ステップSA3の説明では、モニタ214に
図7の画面MAが予め表示されていることを前提とする。
【0121】
受付センターのオペレータは、入力装置212を操作して、領域MA1に含まれる受付照会選択領域を選択する。
【0122】
当該選択を受けた受付管理部202aは、
図12の画面MDの提供要求をサーバ500に送信する。当該提供要求を受信したデータ管理部502aは、当該画面MDを受付PC200に送信する。当該画面MDを受信した受付管理部202aは、画面MAを当該画面MDに遷移させる。
【0123】
受付センターのオペレータは、入力装置212を操作して、領域MD1に、サービスマン情報の追加対象となる受付データを特定する(呼び出す)ためのデータを入力したり選択したりし、「表示」ボタンを押下する。
【0124】
当該押下を受けた受付管理部202aは、領域MD1に設定されているデータに基づく受付データの照会要求をサーバ500に送信する。当該照会要求を受信したデータ管理部502aは、当該照会要求に基づいて受付データ記憶部506aから受付データを抽出(検索)し、抽出した受付データを受付PC200に送信する。当該受付データを受信した受付管理部202aは、領域MD3に当該受付データを表示する。
【0125】
受付センターのオペレータは、入力装置212を操作して、所望の受付データを選択し、「変更」ボタンを押下する。
【0126】
当該押下を受けた受付管理部202aは、領域MD3に設定されている受付データに基づく
図8の画面MBの提供要求をサーバ500に送信する。当該提供要求を受信したデータ管理部502aは、当該受付データが設定された当該画面MBを受付PC200に送信する。当該画面MBを受信した受付管理部202aは、画面MDを当該画面MBに遷移させる。
【0127】
受付センターのオペレータは、入力装置212を操作して、領域MB6に、サービスセンターから連絡を受けたサービスマン情報を入力したり選択したりし、「登録」ボタンを押下する。
【0128】
当該押下を受けた受付管理部202aは、画面MBに設定されているデータをサーバ500に送信する。当該データを受信したデータ管理部502aは、当該データを、受付データ記憶部506aに記憶されている受付データに格納(上書き)する。
【0129】
[ステップSA4:サービスマンへ受付メールの送信]
受付センターのオペレータは、入力装置212を操作して、「メール送信」ボタンを押下する。
【0130】
当該押下を受けた受付管理部202aは、画面MBに設定されているデータを基に、
図11の受付メールMC(関係するサービスマンのモバイル300宛のメール)を作成し、作成した受付メールMCを送信する。
【0131】
[3−2.照会登録処理]
本システムを用いて行われる照会登録処理の一例について、
図22等を参照して説明する。
図22は、照会登録処理の一例を示すフローチャートである。
【0132】
[ステップSB1:作業予定の照会]
まず始めに、ステップSB1の説明では、本システムにログインするためのログイン画面(図示せず)がタッチパネル314に予め表示されていることを前提とする。また、ステップSB1の説明では、サービスマンが、当該ログイン画面にタッチ操作で自身のユーザIDとパスワードを入力し、当該入力を受けた照会部302aが、ユーザIDとパスワードを含むログイン要求をサーバ500に送信し、当該ログイン要求を受信した制御部502が、当該ログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードの認証を行い、「ログイン可」と判断したことを前提とする。
【0133】
データ管理部502aは、受付データ記憶部506aに記憶された受付データ内の作業予定日データで特定される年月日(例えば、
図8の画面MBの領域MB6内の訪問予定日)が現在の年月日(例えば、ログイン要求を受信した時の年月日など)以降(要するに現在の年月日と同じ又はこれより未来)であれば、当該受付データを、「作業予定」に該当するものと判断し、当該作業予定日データで特定される年月日(例えば訪問予定日)が現在の年月日の前日以前(要するに当該前日と同じ又はこれより過去)であれば、当該受付データを、「作業履歴」に該当するものと判断する。ここでは、「作業予定」に該当するものと判断したとする。また、データ管理部502aは、ログイン要求に含まれるユーザID及びパスワードに基づいて所定のマスタを参照して、サービスマンを特定するためのデータを取得し、取得したデータで特定されるサービスマンが受付データ内に作業員として含まれるかを判断する。ここでは、受付データ内に含まれると判断したとする。
【0134】
データ管理部502aは、受付データ記憶部506aに記憶された、「作業予定」に該当すると判断され且つユーザID及びパスワードから特定されるサービスマンを含むと判断された受付データを含む
図14の画面MFをモバイル300に送信する。
【0135】
当該画面MFを受信した照会部302aは、当該画面MFをタッチパネル314に表示する。
【0136】
サービスマンは、受付内容を確認するため、当該画面MFにおいて所望の受付データを、タッチ操作で選択する。
【0137】
当該選択を受けた照会部302aは、選択された受付データに基づく
図15の画面MGの提供要求をサーバ500に送信する。当該提供要求を受信したデータ管理部502aは、当該受付データが設定された当該画面MGをモバイル300に送信する。当該画面MGを受信した照会部302aは、画面MFを当該画面MGに遷移させる。
【0138】
[ステップSB2:作業結果の簡易登録]
サービスマンは、現場での作業を始めるとき、領域MG2内の「写真」ボタンをタッチ操作で押下して、スマートフォン300に備え付けのカメラを起動させ、作業前の現場写真を撮り、領域MG2に添付する。そして、サービスマンは、現場での作業が終わると、領域MG2に、作業の実施日、実施時間、及び作業結果をタッチ操作で入力したり、ステータスを「作業終了」にタッチ操作で切り替えたりする。また、サービスマンは、作業後の現場写真を撮り、領域MG2に添付する。また、サービスマンは、必要に応じて、領域MG2内の「メール編集」ボタンをタッチ操作で押下して、スマートフォン300に備え付けのメーラーを起動させ、
図16の発注メールMHに適宜必要な情報を入力して、送信ボタンを押下する。また、サービスマンは、領域MG2内の「確定」ボタンをタッチ操作で押下する。
【0139】
当該押下を受けた照会部302aは、領域MG2に設定されているデータをサーバ500に送信する。当該データを受信したデータ管理部502aは、当該データを、受付データ記憶部506aに記憶されている受付データに格納(上書き)する。
【0140】
[3−3.照会処理]
本システムを用いて行われる照会処理の一例について、
図23等を参照して説明する。
図23は、照会処理の一例を示すフローチャートである。
【0141】
[ステップSC1:作業状況の照会]
まず始めに、ステップSC1の説明では、本システムにログインするまでに依頼元のオペレータが行う操作及び本システムへのログインを許可するまでに依頼元PC100とサーバ500との間で行われる情報処理に関する説明は、省略する。また、ステップSC1の説明では、モニタ114に
図19の画面MJが予め表示されていることを前提とする。
【0142】
依頼元のオペレータは、入力装置112を操作して、領域MJ1に、当該依頼元からの依頼に対応する受付データを特定する(呼び出す)ためのデータを入力したり選択したりし、「表示/更新」ボタンMJ2を押下する。
【0143】
当該押下を受けた照会部102aは、領域MJ1に設定されているデータに基づく受付データの照会要求を、サーバ500に送信する。当該照会要求を受信したデータ管理部502aは、当該照会要求に基づいて受付データ記憶部506aから受付データを抽出(検索)し、抽出した受付データを依頼元PC100に送信する。当該受付データを受信した照会部102aは、領域MJ3に当該受付データを表示する。
【0144】
依頼元のオペレータは、入力装置112を操作して、領域MJ3において、詳細内容を確認したい所望の受付データを選択し、「詳細」ボタンを押下する。
【0145】
当該押下を受けた照会部102aは、選択された受付データに基づく詳細照会要求をサーバ500に送信する。当該詳細照会要求を受信したデータ管理部502aは、当該受付データが設定された
図20の画面MKを依頼元PC100に送信する。当該画面MKを受信した照会部102aは、画面MJを当該画面MKに遷移させる。
【0146】
依頼元のオペレータは、画面MKに表示されている受付データを確認する。
【0147】
[3−4.登録等処理]
本システムを用いて行われる登録等処理の一例について、
図24等を参照して説明する。
図24は、登録等処理の一例を示すフローチャートである。
【0148】
[ステップSD1:作業結果の詳細登録]
まず始めに、ステップSD1の説明では、本システムにログインするまでに本部(事務部)のオペレータが行う操作及び本システムへのログインを許可するまでに本部PC400とサーバ500との間で行われる情報処理に関する説明は、省略する。さらに、ステップSD1の説明では、モニタ414に
図7の画面MAが予め表示された状態において、当該オペレータが受付照会選択領域を選択したことにより、当該画面MAが
図12の画面MDに遷移した状態であること、を前提とする。
【0149】
本部(事務部)のオペレータは、入力装置412を操作して、当該画面MDにおいて、作業結果の詳細登録を行う対象となる受付データを特定するためのデータを入力したり選択したりし、「表示」ボタンを押下する。
【0150】
当該押下を受けた照会部402aは、領域MD1に設定されているデータに基づく受付データの照会要求を、サーバ500に送信する。当該照会要求を受信したデータ管理部502aは、当該照会要求に対応する受付データを受付データ記憶部506aから検索し、検索した受付データを本部PC400に送信する。当該受付データを受信した照会部402aは、領域MD3に当該受付データを表示する。
【0151】
本部(事務部)のオペレータは、入力装置412を操作して、所望の受付データのレコードを選択して「変更」ボタンを押下するか、所望の受付データのレコードをダブルクリックする。
【0152】
当該押下又は当該ダブルクリックを受けた照会部402aは、選択された受付データに基づく
図8の画面MBの提供要求を、サーバ500に送信する。当該提供要求を受信したデータ管理部502aは、当該受付データが設定された当該画面MBを本部PC400に送信する。当該画面MBを受信した照会部402aは、画面MDを当該画面MBに遷移させる。
【0153】
本部(事務部)のオペレータは、入力装置412を操作して、領域MB2の「作業結果」タブを選択する。
【0154】
当該選択を受けた照会部402aは、
図8の画面MBを、
図9の画面MBに切り替える。
【0155】
本部(事務部)のオペレータは、サービスセンターから事前に送られてきたサービスカードに記載されている作業結果の詳細を参照しながら、入力装置412を操作して、領域MB8からMB11にデータを適宜入力し、入力し終えたら「登録」ボタンを押下する。
【0156】
当該押下を受けた照会部402aは、画面MBに設定されているデータを含む更新要求をサーバ500に送信し、画面MBを画面MDに遷移させる。当該更新要求を受信したデータ管理部502aは、当該更新要求に含まれるデータを、受付データ記憶部506aに記憶されている、対応する受付データに格納(上書き)する。
【0157】
[ステップSD2:受付センターへ送付]
本部(事務部)のオペレータは、受付センターにFAXで、作業結果を示した報告書(請求事項及び金額等が記載されているもの)を送付する。
【0158】
[3−5.債権計上処理]
本システムを用いて行われる債権計上処理の一例について、
図25を参照して説明する。
図25は、債権計上処理の一例を示すフローチャートである。
【0159】
[ステップSE1:請求データの作成]
債権・入金管理部402bは、所定のタイミングで(定期的に)、受付データ記憶部506aに記憶された受付データ(但し、本処理で対象とする受付データは、作業ステータスが「完了」になっていて未売上且つ請求書未発行のもののみ)を用いて、請求書発行及び売上計上の元データである債権計上データを作成し、作成した債権計上データを計上データ記憶部506bに格納する。
【0160】
なお、債権計上データは、例えば、会社CD、債権計上No、管理No、管理NoSEQ、売上明細行No、売上明細行枝No、売上詳細連No、事業所CD、部門CD、管理区分、契約取引先CD、請求取引先CD、送付先CD、開始日、終了日、作業月、計上月、請求月、請求締日、回収方法口座CD、回収月区分、回収日、物件CD、業種CD、作業種別CD、作業内容CD、作業内容名称、税区分、税込区分(0:外税、1:内税、2:非課税)、税率、数量、単位区分、単価、本体金額、本体消費税、税込金額、回収予定日、請求摘要、実施確認区分(0:する、1:しない)、消込金額、消込済区分、請求依頼区分(0:未、1:依頼中、2:依頼確認/承認)、請求依頼確認日、請求依頼担当者CD、請求承認確認日、請求承認担当者CD、完了日(作業実施日、顧客完了日)、完了依頼区分(0:未、1:依頼中、2:依頼確認/承認)、完了依頼確認日、完了依頼担当者CD、完了承認確認日、完了承認担当者CD、口座振替有無区分(0:する、1:しない)、振替日、口座振替作成区分(0:未作成、1:作成済)、口座振替出力区分(0:未出力、1:出力済)、口座振替取込区分(0:未取込、1:取込済)、口座振替更新区分(0:未更新、1:更新済)、データ作成区分(0:契約、1:スポット受発注、2:工事、3:スポット発注、4:立替金)、仕訳計上No、前受仕訳計上No、請求書発行対象区分(0:発行対象、1:発行対象外(遡及−返金))、請求書発行済区分、請求書印字区分、請求書指定区分、請求書No、請求書発行日、担当者CD、マスタ作業内容名称、登録担当者CD、登録日付、登録時間、更新担当者CD、更新日付、及び更新時間に関するデータを含むものである。
【0161】
[ステップSE2:請求書発行対象の承認(請求承認の入力)]
所定の時期が来ると(定期的に)、本部(経理部)のオペレータは、入力装置412を操作して、当該オペレータがモニタ414に予め表示しておいた、請求書発行対象の承認を行うための画面(図示せず)を介して、現時点で計上データ記憶部506bに記憶されている債権計上データに対し、請求依頼区分のデータを「承認」を意味する区分2に変更する作業を行う。なお、この作業の際、例えば、金額や回収方法、回収予定日のデータを変更してもよい。
【0162】
当該作業が完了すると、債権・入金管理部402bは、変更後のデータをサーバ500に送信する。当該データを受信したサーバ500は、当該データを計上データ記憶部506bに記憶されている債権計上データに格納(上書き)する。
【0163】
[ステップSE3:売上計上の承認(実施確認承認の入力)]
所定の時期(例えば月末など)が来ると(定期的に)、本部(経理部)のオペレータは、入力装置412を操作して、当該オペレータがモニタ414に予め表示しておいた、売上計上の承認を行うための画面(図示せず)を介して、現時点で計上データ記憶部506bに記憶されている債権計上データに対し、実施確認区分のデータを「承認」を意味する区分2に変更する作業を行う。なお、この作業の際、例えば、金額や売上計上日のデータを変更してもよい。
【0164】
当該作業が完了すると、債権・入金管理部402bは、変更後のデータをサーバ500に送信する。当該データを受信したサーバ500は、当該データを計上データ記憶部506bに記憶されている債権計上データに格納(上書き)する。
【0165】
[ステップSE4:請求書の発行]
債権・入金管理部402bは、所定のタイミングで(定期的に)、受付データ記憶部506aに記憶されている受付データ及び計上データ記憶部506bに記憶されている債権計上データを用いて、所定のフォーマットの請求書データを作成し、作成した請求書データを請求データ記憶部506cに格納する。
【0166】
[3−6.入金処理]
本システムを用いて行われる入金処理の一例について、
図26を参照して説明する。
図26は、入金処理の一例を示すフローチャートである。
【0167】
[ステップSF1:入金結果の取り込み]
本部(経理部)のオペレータは、入力装置412を操作して、依頼元からの振込に関する、全銀協フォーマットのEB(Electronic Banking)データを本部PC400内に取り込む。
【0168】
債権・入金管理部402bは、取り込まれたEBデータ及び計上データ記憶部506bに記憶された債権計上データを用いて入金データを作成し、作成した入金データを入金データ記憶部506dに格納する。
【0169】
なお、入金データは、例えば、会社CD、入金No、元入金No、入金日、回収方法口座CD、入金取引先CD、振込名義人カナ、入金額、備考1、消込済金額、仕向銀行名、仕向支店名、仕訳計上No、伝票日付、修正済区分、事業所CD、取込区分、エラー区分、エラー摘要、登録担当者CD、登録日付、登録時間、更新担当者CD、更新日付、及び更新時間に関するデータを含むものである。
【0170】
[ステップSF2:入金結果の入力と消込入力]
債権・入金管理部402bは、計上データ記憶部506bに記憶された未消込状態の債権計上データ及び入金データ記憶部506dに記憶された未消込状態の入金データを対象として、入金消込データの作成を含む消込処理を実行し、作成した入金消込データを消込データ記憶部506eに格納する。
【0171】
なお、未消込状態の債権計上データとは、例えば、債権計上データ内の項目「消込金額」にデータが設定されていないもの、又は、債権計上データ内の項目「消込済区分」に「消込済」を意味する区分が設定されていないものである。また、未消込状態の入金データとは、例えば、入金データ内の項目「消込済金額」にデータが設定されていないものである。
【0172】
また、消込処理とは、例えば、(1)債権計上データ内の項目「税込金額」に設定されている額が、入金データ内の項目「入金額」に設定されている額と合致した場合、(2)債権計上データ内の項目「回収予定日」に設定されている日付で特定される請求書データ内に設定されている税込合計額が、入金データ内の項目「入金額」に設定されている額と合致した場合、又は、(3)債権計上データ内の項目「請求書No」に設定されている番号で特定される請求書データ内に設定されている税込合計額が、入金データ内の項目「入金額」に設定されている額と合致した場合に、入金データ内の項目「入金額」に設定されている額を、債権計上データ内の項目「消込金額」及び入金データ内の項目「消込済金額」のそれぞれにコピーし、且つ、債権計上データ内の項目「消込済区分」に「消込済」を意味する区分を設定し、且つ、入金消込データを作成する、ことである。
【0173】
なお、入金消込データは、例えば、会社CD、入金消込No、元入金消込No、入金No、入金取引先CD、債権計上No、本体金額、本体消費税、伝票日付、消込金額、修正済区分、回収方法口座CD、消込区分、仕訳計上No、登録担当者CD、登録日付、登録時間、更新担当者CD、更新日付、及び更新時間に関するデータを含むものである。
【0174】
[ステップSF3:消込結果と未消込入金の確認]
本部(経理部)のオペレータは、入力装置412を操作して、当該オペレータがモニタ414に予め表示しておいた、入金消込一覧表及び仮受金一覧表の出力を行うための画面(図示せず)において、出力指示を行う。なお、入金消込一覧表とは、入金の消込処理が行われた請求明細が、請求No単位で出力されている表のことである。また、仮受金一覧表とは、未消込状態の入金明細が、入金No単位で出力されている表のことである。
【0175】
当該出力指示を受けた債権・入金管理部402bは、記憶部506に記憶されているデータに基づいて入金消込一覧表及び仮受金一覧表を作成し、作成した入金消込一覧表及び仮受金一覧表をモニタ414に出力する。
【0176】
本部(経理部)のオペレータは、出力された入金消込一覧表及び仮受金一覧表を見て、消込内容が合っているか、未消込状態の仮受金が正しいか、などを確認する。
【0177】
[3−7.仕訳出力処理]
本システムを用いて行われる仕訳出力処理の一例について、
図27を参照して説明する。
図27は、仕訳出力処理の一例を示すフローチャートである。
【0178】
[ステップSG1:入金情報・売上情報の確定]
債権・入金管理部402bは、所定のタイミングで(定期的に)、計上データ記憶部506b、入金データ記憶部506d、及び消込データ記憶部506eを参照して、指定日付を基準として、仕訳作成の際に用いる債権計上データ、入金データ、及び入金消込データを確定する。具体的には、債権・入金管理部402bは、指定日付までの債権計上データ、入金データ、及び入金消込データを、仕訳作成用として確定する。
【0179】
[ステップSG2:仕訳データの出力]
債権・入金管理部402bは、ステップSG1で確定した債権計上データ、入金データ、及び入金消込データに基づいて、CSV形式の入金仕訳ファイル及びCSV形式の売上仕訳ファイルを作成し、作成した仕訳ファイルを仕訳データ記憶部506fに格納する。なお、出力された仕訳データは、本システムとは別の会計システムに取り込まれる。
【0180】
ここで、仕訳ファイルは、例えば、伝票区分情報、ヘッダー情報、借方情報、貸方情報、及びその他情報を含むものである。
【0181】
そして、伝票区切情報は、例えば、伝票区切に関するデータを含むものである。なお、伝票区切として、例えば、伝票番号ごとの1行目に出力される「*」などのような記号がセットされる。
【0182】
また、ヘッダー情報は、例えば、決算処理フラグ、伝票日付、及び伝票番号に関するデータを含むものである。
【0183】
また、借方情報は、例えば、借方部門コード、借方勘定科目コード、借方補助科目コード、借方本体金額、借方消費税金額、借方消費税計算区分、借方税区分、及び借方事業区分に関するデータを含むものである。なお、借方消費税計算区分には、入金仕訳の場合は「1」がセットされ、売上仕訳の場合は空白の状態である。
【0184】
また、貸方情報は、貸方部門コード、貸方勘定科目コード、貸方補助科目コード、貸方本体金額、貸方消費税金額、貸方消費税計算区分、貸方税区分、及び貸方事業区分に関するデータを含むものである。なお、貸方消費税計算区分には、入金仕訳の場合は「1」がセットされ、売上仕訳の場合は空白の状態である。
【0185】
また、その他情報は、摘要に関するデータを含む。
【0186】
[4.実施形態のまとめ、および他の実施形態]
以上、本実施形態に係る作業管理システムによれば、依頼元PC100からの要求を受けたサーバ500が、依頼元に提供する所定のデータ(少なくとも作業データを含むもの)が設定された作業照会画面を依頼元PC100に送信し、当該作業照会画面を受信した依頼元PC100が当該画面をモニタ114に表示する。また、本実施形態に係る作業管理システムによれば、モバイル300からの要求を受けたサーバ500が、受付データが「作業予定」及び「作業履歴」のどちらに該当するものであるかを、作業予定日データで特定される年月日と現在の年月日とを比較して判断すると共に、予定表示設定データに個人予定表示識別データが格納されている又は履歴表示設定データに個人履歴表示識別データが格納されている場合には、更に、要求元のモバイルのオペレータを特定するための予め取得したデータに基づいて、当該受付データが、当該オペレータに対応する作業員データを含んでいるかを判断し、当該判断の結果に基づいて、当該受付データが設定された作業照会画面を要求元のモバイルに送信し、要求元のモバイルが当該画面をタッチパネル314に表示する。また、本実施形態に係る作業管理システムによれば、当該作業照会画面が表示されているモバイル300は、オペレータからの操作に応じて当該画面を詳細照会画面やアカウント設定画面などに遷移させたり、詳細照会画面に設定された作業結果をサーバ500に登録したり、アカウント設定画面で選択されたモードを予定表示設定データ又は履歴表示設定データに反映したりする。これにより、特に作業員や依頼元にとって好ましい、機器の保守・点検作業に関するデータ管理を実現することができる。特に、作業員が、現場から、作業のスケジュールや進捗などを随時確認したり、作業の実施結果などを随時登録したりすることができたり、作業の依頼元が作業の実施状況などを随時確認することができたりする。
【0187】
また、本実施形態に係る作業管理システムによれば、保守契約から発生する点検依頼作業に対する実施/未実施の管理から、依頼元への請求、そして未収管理までを、一元管理することができる。換言すると、点検作業の予定管理から、点検作業の実施/未実施の管理、さらには、請求、入金、そして仕訳連携までを、一元管理することができる。また、保守契約に基づいて発生する点検作業の管理、点検作業の実施有無や予定の管理を、モバイルデバイス(例えばスマートフォン等)を用いて行うことができる。具体的には、サービスマンが、各現場から、モバイルデバイスを用いて、点検作業の実施状況を確認し、点検作業の実施/未実施を管理し、現場写真の添付を行うことができる。また、依頼元が、パソコン(Webブラウザ)を用いて、サービスマンが随時メンテナンスした最新の実施状況を随時確認することができる。
【0188】
また、本実施形態に係る作業管理システムによれば、本部PC400が、受付データを用いて債権計上データを作成し、債権計上データを少なくとも用いて請求書データを作成し、予め取り込まれた入金結果を少なくとも用いて入金データを作成し、予め入力された消込結果を少なくとも用いて入金消込データを作成し、債権計上データ、入金データ、及び入金消込データを少なくとも用いて、入金に対する仕訳データ及び売上に対する仕訳データを作成する。これにより、請求、入金、及び仕訳を一元管理することができる。
【0189】
また、これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0190】
例えば、上述した実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0191】
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0192】
また、作業管理システムに関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0193】
例えば、作業管理システムを構成する各装置が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて各装置に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0194】
また、このコンピュータプログラムは、作業管理システムを構成するサーバ装置等に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0195】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0196】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0197】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0198】
また、作業管理システムを構成する各装置は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、各装置は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0199】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。