【実施例】
【0284】
<I.化学合成>
別段の定めのない限り、試薬と溶媒を、商業供給者から受け取ったものとして使用した。無水の溶媒とオーブンで乾燥させたガラス器具を、湿気及び/又は酸素に敏感な合成形質転換に使用した。収率は最適化されなかった。反応時間は近似であり、最適化されなかった。別段の定めのない限り、カラムクロマトグラフィーと薄層クロマトグラフィー(TLC)をシリカゲル上で行なった。スペクトルをppm(δ)で与え、結合定数Jをヘルツで報告した。プロトンスペクトルについては、溶媒のピークを参照ピークとして用いた。
【0285】
調製物1A:1−(ベンゼンスルホニル)−6−ブロモピロロ[3,2−b]ピリジン
【0286】
【化27】
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【0287】
0℃でTHF(50mL)におけるNaH(1.13g、28.05mmol、60%)の溶液に、6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(5g、25.5mmol)を小分けにして加えた。反応混合物を15分間撹拌した。その後、塩化ベンゼンスルホニル(4.86g、25.5mmol)のTHF(40mL)の溶液を、0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液を室温で18時間撹拌した。50mLのH
2Oを加えることにより反応混合物をクエンチした。混合物を濃縮し、結果として生じる溶液をEtOAc(3×)で抽出した。有機質層を合わせて、乾燥し(Na
2SO
4)、真空内で濃縮して、ベージュ色の固形物として8.54gの表題化合物(99%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ7.01(d、J=3.79Hz、1H)、7.60−7.69(m、2H)、7.71−7.81(m、1H)、8.09−8.16(m、2H)、8.22(d、J=3.79Hz、1H)、8.45−8.51(m、1H)、8.64(d、J=2.02Hz、1H)。[M+H] Calc’d for C
13H
9BrN
2O
2S, 337, 339;Found, 337, 339。
【0288】
調製物1B:6−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−4−オキシド
【0289】
【化28】
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【0290】
0℃でDCM(120mL)における6−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(8.54g、25.4mmol)の撹拌溶液に、3−クロロ過安息香酸(77wt%、6.83g、30.49mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶液を、飽和した水性NaHCO
3(2×)で洗浄した。有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、真空内で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−15%、MeOH:DCM)、白色固形物として6.34g(71%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ7.05−7.09(m、1H)、7.64−7.71(m、2H)、7.76−7.84(m、1H)、8.08(s、1H)、8.12−8.18(m、3H)、8.57(d、J=1.26Hz、1H)。[M+H] Calc’d for C
13H
9BrN
2O
2S, 354, 356;Found, 354, 356。
【0291】
調製物1C:1−(ベンゼンスルホニル)−6−ブロモ−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン
【0292】
【化29】
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【0293】
DCM(8mL)におけるオキシ塩化リン(1.43mL、15.3mmol)の溶液を、0℃で、DCM(40mL)における6−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−4−オキシド(4.50g、12.8mmol)及びトリエチルアミン(2.13mL、15.3mmol)の混合物に滴下で加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、そして室温で3時間撹拌した。混合物を水(100mL)でクエンチした。有機質層を分離し、NaHCO
3の飽和溶液とブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空内で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−15%、MeOH:DCM)、白色固形物として2.23g(47%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ7.00(d、J=3.79Hz、1H)、7.61−7.69(m、2H)、7.74−7.80(m、1H)、8.14(d、J=7.33Hz、2H)、8.31(d、J=3.79Hz、1H)、8.65(s、1H)。[M+H] Calc’d for C
13H
8BrClN
2O
2S, 373, 375;Found, 373, 375。
【0294】
調製物1D:4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0295】
【化30】
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【0296】
ジオキサン(40mL)における、1−(ベンゼンスルホニル)−6−ブロモ−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン(2.23g、6.04mmol)、Pd(dppf)Cl
2(0.25g、0.30mmol)、水性の炭酸ナトリウム(2.0M、10mL)の混合物に、4−シアノフェニルボロン酸(0.98g、6.64mmol)を加えた。反応混合物を撹拌して、30分間加熱還流した。溶媒を蒸発させた。残留物を水中で得て、DCM(3×)で抽出した。有機質層を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−5%、MeOH:DCM)、白色固形物として1.79g(75%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ7.06(d、J=3.79Hz、1H)、7.60−7.67(m、2H)、7.73−7.79(m、3H)、8.01(d、J=8.34Hz、2H)、8.12(d、J=7.58Hz、1H)、8.31(s、1H)、8.35(d、J=3.79Hz、1H)。[M+H] Calc’d for C
20H
12BrClN
3O
2S, 394;Found, 394。
【0297】
調製物1E:4−(5−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリル
【0298】
【化31】
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【0299】
MeOH:THF(3:2、50mL)における4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(1.18g、3.00mmol)の混合物に、NaOH(2.5N、12mL)を加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌した。反応物を酸性化し(2N HCl)、DCM(3×)で抽出した。有機物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をDCM(20mL)において粉砕し(triturated)、濾過して、黄色固形物として580mg(76%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ6.60(br.s.、1H)、7.72(d、J=8.34Hz、2H)、7.81(t、J=、2H2.91Hz、2H)、7.85(s、1H)、7.95(d、J=8.34Hz、2H)、11.68(br.s.、1H)。[M+H] Calc’d for C
14H
8ClN
3, 254;Found, 254。
【0300】
調製物1F:tert−ブチル(3S)−3−[[5−クロロ−6−(4−シアノフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0301】
【化32】
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【0302】
(R)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジン(96mg、0.37mmol)を、DMF(3mL)において4−(5−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリル(100mg、0.33mmol)と炭酸セシウム(214mg、0.65mmol)の混合物に加えた。反応混合物を一晩、90℃で撹拌した。(R)−N−Boc−3−ブロモメチルピロリジン(96mg、0.37mmol)を加えて、反応物を90℃で2時間撹拌した。DMFを真空下で濃縮した。残留物をDCMにおいて得て、不溶性固形物を濾過した。濾液はシリカカラム上に載せて、クロマトグラフィーで分離して(0−100%、EtOAc:ヘキサン)、無色の油として125mg(77%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ1.25−1.45(m、9H)、1.59(br.s.、1H)、1.76(br.s.、1H)、2.67(br.s.、2H)、4.18−4.39(m、2H)、6.63(d、J=3.03Hz、1H)、7.75(d、J=8.34Hz、2H)、7.87(d、J=3.28Hz、1H)、7.97(d、J=8.34Hz、2H)、8.21(d、J=(2.78Hz、1H)。[M+H] Calc’d for C
24H
25ClN
3O
2, 437;Found, 437。
【0303】
調製物1G:tert−ブチル(3S)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0304】
【化33】
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【0305】
ジオキサン(2mL)における、tert−ブチル(3S)−3−[[5−クロロ−6−(4−シアノフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(100mg、0.23mmol)、Pd(dppf)Cl
2(10mg、0.012mmol)、水性の炭酸ナトリウム(2.0M、1.0mL、2.00mmol)の混合物に、4−メチルフェニルボロン酸(50mg、0.36mmol)を加えた。反応混合物を撹拌して、143℃で1時間、電子レンジの中で加熱した。溶媒を真空内で蒸発させた。残留物をDCMの中から取り出し、濾過した。濾液をクロマトグラフィーで分離して(0−90%、EtOAc:ヘキサン)、ベージュ色の固形物として90mg(79%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
31H
32N
4O
2, 493;Found, 493。
【0306】
実施例1:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0307】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
DCM(2mL)におけるtert−ブチル(3S)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(90mg、0.18mmol)の混合物に、TFA(2mL)を加えた。反応物を30分間撹拌した。溶媒を真空内で蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−20%、MeOH:DCM)、ベージュ色の固形物として56mg(78%)の表題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ1.61−1.77(m、1H)、1.84−2.01(m、1H)、2.29(s、3H)、2.76−3.01(m、3H)、3.02−3.16(m、1H)、3.24−3.37(m、2H)、4.29−4.49(m、2H)、6.72(d、J=3.03Hz、1H)、7.05−7.14(m、2H)、7.14−7.20(m、2H)、7.42(d、J=8.34Hz、2H)、7.80(d、J=8.34Hz、2H)、7.91(br.s.、1H)、8.23(br.s.、1H)、8.60−8.85(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
26H
24N
4, 393;Found, 393。
【0309】
実施例2:4−[5−クロロ−1−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0310】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
DCM(3mL)におけるtert−ブチル(3S)−3−[[5−クロロ−6−(4−シアノフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(50mg、0.11mmol)の混合物に、TFA(1mL)を加えた。反応物を2時間撹拌した。溶媒を真空内で蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−20%、MeOH:DCM)、黄色のガラス状固体として35mg(96%)の表題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ1.56−1.71(m、1H)、1.90(td、J=12.69、7.20Hz、1H)、2.72−2.93(m、3H)、3.05−3.15(m、1H)、3.21−3.30(m、1H)、4.32(dd、J=7.20、4.42Hz、2H)、6.66(d、J=3.28Hz、1H)、7.74(d、J=8.34Hz、2H)、7.90(d、J=3.03Hz、1H)、7.99(d、J=8.34Hz、2H)、8.24(s、1H)、8.62(br.s.、2H)。[M+H] Calc’d for C
19H
17ClN
4, 337;Found, 337。
【0312】
調製物3A:4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0313】
【化36】
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【0314】
ジオキサン(7mL)における、4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(300mg、0.76mmol)、Pd(dppf)Cl
2(31mg、0.038mmol)、水性の炭酸ナトリウム(2.0M、1.15mL、2.28mmol)の混合物に、4−メチルフェニルボロン酸(310mg、2.28mmol)を加えた。反応混合物を撹拌し、電子レンジの中で135℃で3時間加熱した。溶媒を真空内で蒸発させた。残留物を水中で得て、DCMで抽出した。有機物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−5%、MeOH:DCM)、ベージュ色の固形物として260mg(47%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
27H
19N
3O
2S, 450;Found, 450。
【0315】
調製物3B:4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0316】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
MeOH:THF(2:1、15mL)における4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(260mg、0.58mmol)の混合物に、NaOH(2.5N、3mL)を加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。水性HClを使用して反応物を中性化し、溶媒を蒸発させた。残留物を水中で得て、DCMで抽出した。有機物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離した(0−5%、MeOH:DCM)。関連する画分を合わせて、濃縮して、ベージュ色の固形物として90mg(49%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
21H
15N
3, 310;Found, 310。
【0318】
調製物3C:tert−ブチル(3R)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0319】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0320】
(S)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジン(137mg、0.52mmol)を、DMF(3mL)において4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリル(80mg、0.26mmol)と炭酸セシウム(422mg、1.30mmol)の混合物に加えた。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。DMFを真空内で除去した。残留物をDCMの中から取り出し、不溶性固形物を濾過した。濾液をシリカカラムの上に載せて、クロマトグラフィーで分離して(0−10%、MeOH:DCM)、無色の油として45mg(35%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
31H
32N
4O
2, 493;Found, 493。
【0321】
実施例3:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0322】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
エタノール(2mL)におけるtert−ブチル(3R)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(45mg、0.09mmol)に、ジオキサン(4N、1mL)においてHClを加えた。反応物を2時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−20%、MeOH:DCM)、ベージュ色の固形物として30mg(84%)の表題化合物のHCl塩を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ1.60−1.77(m、1H)、1.89−2.01(m、1H)、2.32(s、3H)、2.80−3.02(m、3H)、3.24−3.37(m、2H)、4.48(br.s.、2H)、6.82(br.s.、1H)、7.12−7.29(m、4H)、7.45(d、J=8.34Hz、2H)、7.84(d、J=8.08Hz、2H)、8.18(s、1H)、8.63(s、1H)、9.02(br.s.、1H)、9.28(br.s.、1H)。[M+H] Calc’d for C
26H
24N
4, 393;Found, 393。
【0324】
調製物4A:tert−ブチル(3R)−3−[[5−クロロ−6−(4−シアノフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0325】
【化40】
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【0326】
表題化合物を、(S)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジンから25%の収率で調製し、調製物3Cの手順に従い、4−(5−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリルの混合物に加えた。[M+H] Calc’d for C
24H
25ClN
3O
2, 437;Found, 437。
【0327】
実施例4:4−[5−クロロ−1−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0328】
【化41】
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【0329】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル(3R)−3−[[5−クロロ−6−(4−シアノフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラートから90%の収率でHCl塩として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ1.56−1.71(m、1H)、1.84−1.95(m、1H)、2.71−2.92(m、2H)、3.04−3.23(m、3H)、4.23−4.39(m、2H)、6.66(d、J=3.28Hz、1H)、7.74(d、J=8.59Hz、2H)、7.90(d、J=3.28Hz、2H)、7.99(d、J=8.59Hz、2H)、8.24(s、1H)、8.63(br.s.、1H)、8.73(br.s.、1H)。[M+H] Calc’d for C
19H
17ClN
4, 337;Found, 337。
【0330】
調製物5A:4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0331】
【化42】
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【0332】
ジオキサン(10mL)における、4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(1g、2.54mmol)、Pd(dppf)Cl
2(100mg、0.13mmol)、水性の炭酸ナトリウム(2.0M、3.31mL、7.62mmol)の混合物に、4−フルオロ−フェニルボロン酸(1.42g、10.16mmol)を加えた。反応混合物を撹拌し、電子レンジの中で143℃で4時間加熱した。この粗製の反応物を生成することなく次の工程に使用した。[M+H] Calc’d for C
26H
16FN
3O
2S, 454; Found, 454。
【0333】
調製物5B:4−[5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0334】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
粗製の4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(2.54mmol)の混合物を、MeOH(10mL)及びNaOH(2.5N、3mL)の中に加えた。反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応物をDCMで抽出した。有機物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離した(0−5%、MeOH:DCM)。関連する画分を合わせて、濃縮して、ベージュ色の固形物として480mg(60%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
20H
12FN
3, 314;Found, 314。
【0336】
調製物5C:tert−ブチル(3R)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0337】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
調製物3Cの手順に従い、表題化合物を、4−[5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル及び(R)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジンから、100%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C
30H
29FN
4O
2, 497;Found, 497。
【0339】
実施例5:4−[5−(4−フルオロフェニル)−1−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0340】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチルN−[3−[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]プロピル]カルバメートから14%の収率で、HCl塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 1.68−1.92(m、2H)1.96−2.23(m、2H)2.99−3.18(m、1H)3.25−3.34(m、1H)3.95(d、J=7.07Hz、1H)4.67(br.s.、2H)6.78(d、J=3.03Hz、1H)7.16(t、J=8.08Hz、2H)7.26−7.38(m、2H)7.44(d、J=8.34Hz、3H)7.83(d、J=8.34Hz、2H)8.04(br. s.、1H)8.38(br. s.、1H)8.95−9.34(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
25H
21FN
4, 397;Found, 397。
【0342】
調製物6A:4−(3−ブロモ−6−メチル−5−ニトロピリジン−2−イル)モルホリン
【0343】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
DCM(20mL)における3−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−5−ニトロピリジン(2.00g、8.0mmol)とモルホリン(700μL、8.0mmol)の混合物に、DIEA(1.40mL、8.0mmol)を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−5%、MeOH:DCM)、黄色固形物として2.21g(92%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ2.66(s、3H)、3.57−3.63(m、4H)、3.70−3.75(m、4H)、8.54(s、1H)。Calc’d for C
10H
12BrN
3O
3, 303, 305;Found, 303, 305。
【0345】
調製物6B:4−(6−メチル−2−モルホリン−4−イル−5−ニトロピリジン−3−イル)ベンゾニトリル
【0346】
【化47】
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【0347】
ジオキサン(15mL)における、3−ブロモ−6−メチル−2−モルフィリン(morphiline)−5−ニトロピリジン(2.21g、7.34mmol)、Pd(dppf)Cl
2(0.31g、0.37mmol)、及び水性の炭酸ナトリウム(2.0M、5mL)の混合物に、4−シアノフェニルボロン酸(1.30g、8.08mmol)を加えた。反応混合物を撹拌し、110℃で1時間加熱した。溶媒を蒸発させ、残留物を水中で得て、DCM(3×)で抽出した。有機質層を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−5%、MeOH:DCM)、黄色固形物として2.15g(90%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
17H
16N
4O
3, 325;Found, 325。
【0348】
調製物6C:4−[6−[(E)−2−(ジメチルアミノ)エテニル]−2−モルホリン−4−イル−5−ニトロピリジン−3−イル]ベンゾニトリル
【0349】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
DMF(12mL)における3−(4−シアノフェニル)−6−メチル−2−モルフィリン−5−ニトロピリジン(2.15g、7.14mmol)に、N,N−ジメチルホルムアミド・ジメチルアセタール(5.6mL、42.8mmol)を加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌し、100℃で3時間加熱した。溶媒を真空下で除去して、ワインレッドの固形物として2.7g(99%)の表題化合物を得た。この残留物を生成することなく次の工程に使用した。[M+H] Calc’d for C
20H
21N
5O
3, 380;Found, 380。
【0351】
調製物6D:4−(5−モルホリン−4−イル−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリル
【0352】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
4−[6−[(E)−2−(ジメチルアミノ)エテニル]−2−モルホリン−4−イル−5−ニトロピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(2.7g、7.14mmol)を、MeOH:DCM(200mL、1:10)に溶解した。Pd/C(10% w、330mg、0.72mmol)を窒素下で加えた。窒素大気を水素により置き換え、反応物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−10%、MeOH:DCM)、ベージュ色の固形物として1.41g(65%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ2.83−2.99(m、4H)、3.47−3.62(m、4H)、6.46(t、J=2.15Hz、1H)、7.58(t、J=2.91Hz、1H)、7.65(s、1H)、7.85−7.98(m、4H)、11.25(br.s.、1H)。[M+H] Calc’d for C
18H
16N
4O, 305;Found, 305。
【0354】
調製物6E:tert−ブチル(3S)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0355】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
DMF(3mL)における4−(5−モルホリン−4−イル−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリル(100mg、0.33mmol)の溶液に、(R)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジン(96mg、0.37mmol)、その後に炭酸セシウム(214mg、0.65mmol)を加え、混合物を90℃で一晩撹拌した。(R)−N−Boc−3−ブロモメチルピロリジン(96mg、0.37mmol)を加えて、反応物を90℃で2時間撹拌した。DMFを真空内で除去した。残留物をDCMにおいて得て、不溶性固形物を濾過した。濾液をシリカカラムの上に載せて、クロマトグラフィーで分離して(0−100%、EtOAc:ヘキサン)、淡黄色の油として125mg(77%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
28H
33N
5O
3, 488;Found, 488。
【0357】
実施例6:4−[5−モルホリン−4−イル−1−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0358】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
エタノール(4mL)におけるtert−ブチル(3S)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(125mg、0.26mmol)に、ジオキサン(4N、3mL)においてHClを加えた。反応物を2時間撹拌した。溶媒を真空内で蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−20%、MeOH:DCM)、淡黄色の固形物として71mg(70%)の表題化合物のHCl塩を得た(HCl塩)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ2.73−2.87(m、2H)、2.86−2.97(m、4H)、3.05−3.15(m、3H)、3.22−3.30(m、2H)、3.54(d、J=4.55Hz、4H)、4.23−4.32(m、2H)、6.49(d、J=3.03Hz、1H)、7.70(d、J=3.03Hz、1H)、7.91−7.99(m、4H)、8.01(s、1H)、9.07(br.s.、1H)。[M+H] Calc’d for C
23H
25N
5O, 388;Found, 388。
【0360】
調製物7A:tert−ブチル(3R)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0361】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
調製物6Eの手順に従い、表題化合物を、(S)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジンと4−(5−モルホリン−4−イル−1H−ピロロ[3,2b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリルから、58%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ1.33(s、9H)、1.50−1.67(m、1H)、1.67−1.88(m、1H)、2.61−2.77(m、2H)、2.90(br.s.、4H)、2.95−3.23(m、3H)、3.54(br.s.、4H)、4.23(d、J=7.58Hz、2H)、6.46(d、J=2.80Hz、1H)、7.63(d、J=2.78Hz、1H)、7.83−8.05(m、5H)。[M+H] Calc’d for C
28H
33N
5O
3, 488;Found, 488。
【0363】
実施例7:4−[5−モルホリン−4−イル−1−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0364】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0365】
エタノール(4mL)におけるtert−ブチル(3R)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(116mg、0.19mmol)に、ジオキサン(4N、3mL)においてHClを加えた。反応物を2時間撹拌した。溶媒を真空下で蒸発させて、淡黄色の固形物として81mg(99%)の表題化合物のHCl塩を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ1.53−1.73(m、1H)、1.83−1.97(m、1H)、2.72−2.91(m、2H)、2.92−3.03(m、4H)、3.06−3.20(m、2H)、3.21−3.38(m、1H)、3.48−3.59(m、4H)、4.25−4.39(m、2H)、6.58(br.s.、1H)、7.82(br.s.、1H)、7.89−8.02(m、4H)、8.22(br.s.、1H)、8.98(br.s.、1H)、9.25(br.s.、1H)。[M+H] Calc’d for C
23H
25N
5O, 388;Found, 388。
【0366】
調製物8A:tert−ブチル3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシラート
【0367】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
調製物6Eの手順に従い、表題化合物を、1−N−boc−3−ブロモメチル−3−フルオロ−ピロリジンと4−(5−モルホリン−4−イル−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリルから、79%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C
28H
32FN
5O
3, 506;Found, 506。
【0369】
実施例8:4−[1−[(3−フルオロピロリジン−3−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0370】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0371】
実施例6の調製手順に従い、表題化合物のHCL塩を、tert−ブチル3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシラートから、88%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ1.93−2.39(m、2H)、2.89−3.03(m、4H)、3.21−3.34(m、2H)、3.35−3.48(m、2H)、3.50−3.60(m、4H)、4.73−4.87(m、2H)、6.60(d、J=2.78Hz、1H)、7.68(br.s.、1H)、7.87−8.02(m、4H)、8.09(br.s.、1H)、9.44(br.s.、1H)、9.66(br.s.、1H)。[M+H] Calc’d for C
23H
24FN
5O, 406;Found, 406。
【0372】
調製物9A:tert−ブチル3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシラート
【0373】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0374】
調製物3Cの手順に従い、表題化合物を、1−N−boc−3−ブロモメチル−3−フルオロ−ピロリジンと4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリルから、41%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C
31H
31FN
4O
2, 511;Found, 511。
【0375】
実施例9:4−[1−[(3−フルオロピロリジン−3−イル)メチル]−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0376】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0377】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物のHCL塩を、tert−ブチル3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシラートから、66%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 2.08(br.s.、1H)、2.23−2.31(m、1H)、2.32(s、3H)、3.33(d、J=5.05Hz、4H)、4.77−5.15(m、2H)、6.90(br.s.、1H)、7.17−7.29(m、4H)、7.43(d、J=8.34Hz、2H)、7.84(d、J=8.34Hz、H)、8.13(s、1H)、8.65(br.s.、1H)、9.67(br.s.、1H)、9.98(br.s.、1H)。[M+H] Calc’d for C
26H
23FN
4, 411;Found, 411。
【0378】
調製物10A:tert−ブチル(2S)−2−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]モルホリン−4−カルボキシラート
【0379】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0380】
Tert−ブチル(2R)−2−(ブロモメチル)モルホリン−4−カルボキシラート(145mg、0.52mmol)を、DMF(3mL)において4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(80mg、0.26mmol)と炭酸セシウム(422mg、1.30mmol)の混合物に加えた。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。不溶性の固形物を濾過し、DMFを真空内で濃縮して、茶色の半固形物として282mg(100%)の表題化合物を得た。この残留物を生成することなく次の工程に使用した。[M+H] Calc’d for C
31H
32N
4O
3, 509;Found, 509。
【0381】
実施例10:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−[[(2R)−モルホリン−2−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0382】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0383】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル(2S)−2−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]モルホリン−4−カルボキシラートから36%の収率で、HCl塩として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 2.20−2.40(m、3H)2.76(d、J=11.37Hz、1H)2.91(d、J=12.13Hz、1H)3.06−3.24(m、2H)3.37(d、J=11.87Hz、2H)3.94(d、J=9.60Hz、2H)4.13(br.s.、1H)4.43−4.74(m、2H)6.84(br.s.、1H)7.14−7.34(m、4H)7.39−7.54(m、2H)7.85(d、J=8.34Hz、2H)8.06(br.s.、1H)8.49−8.75(m、1H)9.25−9.67(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
26H
24N
4O, 409;Found, 409。
【0384】
調製物11A:tert−ブチル(2S)−2−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]モルホリン−4−カルボキシラート
【0385】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0386】
調製物10Aの手順に従い、表題化合物を、4−[5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル及びtert−ブチル(2R)−2−(ブロモメチル)モルホリン−4−カルボキシラートから、100%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C
30H
29FN
4O
3, 513;Found, 513。
【0387】
実施例11:4−[5−(4−フルオロフェニル)−1−[[(2R)−モルホリン−2−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0388】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0389】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル(2S)−2−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]モルホリン−4−カルボキシラートから27%の収率で、HCl塩として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ ppm 2.71−2.81(m、1H)2.92(d、J=11.62Hz、1H)3.15(d、J=13.14Hz、1H)3.35(d、J=12.88Hz、1H)3.94(d、J=9.09Hz、2H)4.11(br.s.、1H)4.39−4.72(m、2H)6.80(br.s.、1H)7.12−7.29(m、2H)7.29−7.53(m、4H)7.71−7.92(m、2H)7.92−8.10(m、1H)8.45(br.s.、1H)9.13−9.55(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
25H
21FN
4O, 413;Found, 413。
【0390】
調製物12A:tert−ブチルN−[3−[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]プロピル]カルバメート
【0391】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0392】
調製物10Aの手順に従い、表題化合物を、4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル及びtert−ブチルN−(3−ブロモプロピル)カルバメートから、100%の収率で調製した[M+H] Calc’d for C
29H
30N
4O
2, 466;Found, 466。
【0393】
実施例12:4−[1−(3−アミノプロピル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0394】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0395】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチルN−[3−[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]プロピル]カルバメートから20%の収率で、HCl塩として調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 2.05−2.21(m、2H)2.32(s、3H)2.78(d、J=5.81Hz、2H)4.51(br.s.、2H)6.82(br.s.、2H)7.09−7.31(m、4H)7.46(d、J=8.34Hz、2H)7.84(d、J=8.34Hz、2H)、7.98(br.s.、2H)8.16(br.s.、1H)8.62(s、1H)。[M+H] Calc’d for C
24H
22N
4, 366;Found, 366。
【0396】
調製物13A:3,5−ジブロモ−6−メチルピリジン−2−オル
【0397】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
アルミニウム箔を詰めた1−Lの3首の反応フラスコに、乾燥したアセトニトリル(300mL)において2−ヒドロキシ−6−メチル−ピリジン(27.4g、0.25mol)の溶液を加えた。NBS(89g、0.5mol)を0℃で20分にわたり、混合物に一部ずつ加えた。懸濁液を撹拌するのが困難であったため、追加の乾燥したアセトニトリル(200ml)を加えて、撹拌を30℃で1.5時間継続した。懸濁液を濾過した。濾過ケーキをメタノール(50mL×3)で徹底的に洗浄し、乾燥して、白色固形物として58.6g(88%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ7.90(s、1H)、2.46(s、3H)。[M+H] Calc’d for C
6H
5Br
2NO, 268, 270;Found, 268, 270。
【0399】
調製物13B:3−ブロモ−6−メチルピリジン−2−オル
【0400】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
2−Lの3首の反応フラスコ(炎で加熱して乾燥した(flame−dried))の中で、乾燥したTHF(500mL)における3,5−ジブロモ−6−メチルピリジン−2−オル(51.6g、193mmol)を、室温でN
2の下で撹拌した。混合物を−67℃に冷却した。n−BuLi(178mL、445mmol)を、60℃より下に維持した温度で1時間にわたり、滴下で加えた。混合物を−60℃で1.5時間撹拌した。飽和水性NH
4Cl(100mL)を、−65℃と−40℃の間の温度で1時間にわたり、滴下で加えた。反応混合物を−40℃で15分間撹拌し、25℃に到達させ、そして一晩撹拌した。混合物を濃縮することでTHFを除去し、水層をEtOAc(300mL×3)で抽出した。合わせた有機質層をブライン(200mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(10−50%、EtOAc:PE)により精製して、オフホワイト固形物として6.07g(17%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ12.94(s、1H)、7.72(d、J=7.2Hz、1H)、5.99(d、J=7.2Hz、1H)、2.37(t、J=8.4Hz、3H)。[M+H] Calc’d for C
6H
6BrNO, 189, 191;Found, 189, 191。
【0402】
調製物13C:3−ブロモ−6−メチル−5−ニトロピリジン−2−オル
【0403】
【化66】
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【0404】
500−mLの丸底フラスコの中で、65%の水性HNO
3を0℃で撹拌し、3−ブロモ−6−メチルピリジン−2−オル(5.7g、30.3mmol)を滴下で導入した。反応混合物を室温で3.5時間撹拌した。氷水(200mL)に混合物を注いだ後、水層をEtOAc(300mL×2)で抽出した。合わせた有機質層を水とブライン(200mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(25%、EtOAc:PE)により精製して、オフホワイト固形物として4.7g(67%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ12.85(s、3H)、8.66(s、1H)、2.86(s、1H)。[M+H] Calc’d for C
6H
5BrN
2O
3, 235, 237;Found, 235, 237。
【0405】
調製物13D:3−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−5−ニトロピリジン
【0406】
【化67】
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【0407】
500−mLの単一の丸底フラスコの中で、POCl
3(12g、78.1mmol)を3−ブロモ−6−メチル−5−ニトロピリジン−2−オル(4g、15.87mmol)に滴下で加えた。その後、この混合物を還流で7時間撹拌した。反応混合物を30℃に冷却し、氷水に注ぎ、10分間撹拌した。その後、飽和したNaHCO
3溶液(30mL)を加えた。水相をEtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水とブライン(200mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色固形物として2.8g(65%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.55(s、1H)、2.83(s、3H)。
【0408】
調製物13E:5−ブロモ−6−クロロ−2−メチルピリジン−3−アミン
【0409】
【化68】
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【0410】
EtOH(100mL)における3−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−5−ニトロピリジン(2.2g、8.7mmol)の溶液に、Fe(4.8g、85.7mmol)とHOAc(300mL)を加えた。混合物を30℃で13時間撹拌した。固形物を濾過し、濾液を真空内で濃縮して、EtOHとHOAcの大半を除去した。残りの水相(aqueous)をDCM(100mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水とブライン(100mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、茶色の固形物として1.66g(86%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
6H
6BrClN
2, 221, 223;Found, 221, 223。
【0411】
調製物13F:4−(5−アミノ−2−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)ベンゾニトリル
【0412】
【化69】
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【0413】
ジオキサン(50mL)における5−ブロモ−6−クロロ−2−メチルピリジン−3−アミン(1.66g、7.48mmol)の溶液に、4−シアノフェニルボロン酸(1.2g、8.97mmol)、Na
2CO
3(2.5g、23.6mmol)、Pd(dppf)Cl
2(306mg、0.37mmol)、及び数滴の水を加えた。混合物をN
2で5分間脱気し、70℃で13時間加熱した。固形物を濾過し、濾液を真空内で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで分離して(15−25%、EtOAc:PE)、茶色の固形物として1.42g(79%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
13H
10ClN
3, 244;Found, 244。
【0414】
調製物13G:4−[5−アミノ−6−メチル−2−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル
【0415】
【化70】
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【0416】
ジオキサン(50mL)における4−(5−アミノ−2−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)ベンゾニトリル(1.4g、5.76mmol)の溶液に、4−(5−アミノ−2−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)ベンゾニトリル(1.1g、8.15mmol)、Na
2CO
3(2.2g、20.7mmol)、Pd(dppf)Cl
2(0.8g、1.09mmol)、及び数滴の水を加えた。混合物をN
2で5分間脱気し、110℃で14時間加熱した。固形物を濾過し、濾液を真空内で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(15−25% EtOAc:PE)によって精製して、淡黄色固形物として1.3g(76%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ7.54(d、J=8.0Hz、2H)、7.26(d、J=6.0Hz、2H)、7.12(d、J=8.0Hz、2H)、7.02(d、J=8.0Hz、2H)、6.96(s、1H)、3.77(s、2H)、2.56(s、3H)、2.30(s、3H)、[M+H] Calc’d for C
20H
17N
3, 300;Found, 300。
【0417】
調製物13H:N−[5−(4−シアノフェニル)−2−メチル−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]アセトアミド
【0418】
【化71】
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【0419】
DCM(50mL)における4−[5−アミノ−6−メチル−2−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(1.3g、4.35mmol)の溶液に、ピリジン(1.4mL、15mmol)とAc
2O(1.3mL、13mmol)を加えた。混合物を30℃で16時間撹拌した。反応混合物に、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液を数回に分けて(in portions)加えた。反応混合物を10分間撹拌した。水層をDCM(100mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水とブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮して、黄色の油として1.3g(86%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
22H
19N
3O, 342;Found, 342。
【0420】
調製物13I:4−[1−アセチル−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0421】
【化72】
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【0422】
トルエン(20mL)におけるN−[5−(4−シアノフェニル)−2−メチル−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]アセトアミド(1.3g、3.81mmol)の溶液に、tert−亜硝酸ブチル(630mg、6.1mmol)、Ac
2O(1.1mL、11.5mmol)、及びKOAc(452mg、4.6mmol)を加えた。混合物を80℃で2時間加熱し、その後室温に冷却した。10%のNaHCO
3(150ml)を加え、混合物をEtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を、水、NaHCO
3、そしてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮して、茶色の固形物として0.8g(60%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
22H
16N
4O, 353;Found, 353。
【0423】
調製物13J:4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0424】
【化73】
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【0425】
THF/MeOH(30mL、2:1)における4−[1−アセチル−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(0.8g、2.27mmol)に、NaOH(2.3M、3mL)を加えた。結果として生じる混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を真空内で除去した。残留物を水(30mL)の中から取り出し、水層をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水とブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(33% EtOAc:PE)により更に精製して、黄色固形物として0.41g(58%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ8.29(s、1H)、8.07(s、1H)、7.65(d、J=8.0Hz、2H)、7.42(d、J=8.0Hz、2H)、7.19(d、J=8.0Hz、2H)、7.12(d、J=8.0Hz、2H)、2.33(s、3H)。[M+H] Calc’d for C
20H
14N
4, 311;Found, 311。
【0426】
調製物13K:tert−ブチル3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0427】
【化74】
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【0428】
DMF(5mL)における、4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(100mg、0.32mmol)とtert−ブチル3−[(4−エチルフェニル)スルホニルオキシメチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(185mg、0.52mmol)の溶液に、炭酸カリウム(209mg、0.96mmol)を加えた。その後、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をEtOAc(20mL)と水(20mL)で希釈した。水層をEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水(20mL×2)とブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、白色固形物として66mg(43%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ8.32(s、1H)、7.71(s、1H)、7.57(d、J=8.4Hz、2H)、7.35(d、J=5.6Hz、2H)、7.18(d、J=8.0Hz、2H)、7.07(d、J=8.0Hz、2H)、4.41(d、J=7.2Hz、2H)、3.48−3.43(m、2H)、3.34−3.32(m、1H)、3.18(t、J=4.8Hz、1H)、2.90−2.91(m、1H)、2.33(s、3H)、2.00−1.98(m、1H)、1.75−1.73(m、1H)、1.42(s、9H)。[M+H] Calc’d for C
30H
31N
5O
2, 494;Found, 494。
【0429】
実施例13:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−(ピロリジン−3−イルメチル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0430】
【化75】
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【0431】
ジオキサン(4M、3mL)における塩酸溶液を、4−[5−(4−メチルフェニル)−1−(ピロリジン−3−イルメチル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(66mg、0.13mmol)に加えた。その後、混合物を室温で30分間撹拌した。結果として生じる混合物を濃縮して、白色固形物として49mg(94%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CD
3OD、400MHz):δ9.10(s、1H)、8.54(s、1H)、7.73(d、J=8.0Hz、2H)、7.56(d、J=8.0Hz、2H)、7.35(d、J=8.0Hz、2H)、7.28(d、J=8.0Hz、2H)、4.87−4.85(m、2H)、3.62−3.49(m、3H)、3.29−3.17(m、2H)、2.39(s、3H)、2.28−2.24(m、1H)、1.99−1.93(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
25H
23N
5, 394;Found, 394。
【0432】
調製物14A:tert−ブチル4−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
【0433】
【化76】
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【0434】
DMF(3mL)における、4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(80mg、0.26mmol)とtert−ブチル4−(ブロモメチル)ピペリジン−1−カルボキシラート(138mg、0.49mmol)の溶液に、炭酸カリウム(120mg、0.55mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をEtOAc(20mL)と水(20mL)で希釈した。水層をEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水(20mL×2)とブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色の油として表題化合物を得た。この油を生成することなく次の工程に使用した。[M+H] Calc’d for C
31H
33N
5O
2, 508;Found, 508。
【0435】
実施例14:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−(ピペリジン−4−イルメチル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0436】
【化77】
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【0437】
tert−ブチル4−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(76mg、0.15mmol)に、0℃でジオキサン(4M、4mL)における塩酸を加えた。混合物を室温に暖め、30分間撹拌した。反応混合物を濃縮して、残留物を分取HPLCによって精製して、白色固形物として25mg(41%)の表題化合物を得た。
1H NMR(D2O、400MHz):δ8.18(s、1H)、8.06(s、1H)、7.45(d、J=8.4Hz、2H)、7.16(d、J=8.0Hz、2H)、6.94(s、4H)、4.33(d、J=6.8Hz、2H)、3.31(d、J=13.2Hz、2H)、2.83(t、J=10.4Hz、2H)、2.24−2.23(m、1H)、2.14(s、3H)、1.69(d、J=11.6Hz、2H)、1.47−1.29(m、2H)。Calc’d for C
26H
25N
5, 408;Found, 408。
【0438】
調製物15A:tert−ブチル(1S,5R)−6−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシラート
【0439】
【化78】
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【0440】
DMF(8mL)における、4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(100mg、0.32mmol)、tert−ブチル(1S,5R)−6−(クロロメチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシラート(115mg、0.49mmol)、及びK
2CO
3(150mg、0.69mmol)の混合物を、60℃で一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、水(50mL)と酢酸エチル(50mL)で希釈した。溶液を酢酸エチル(30ml×3)で抽出した。合わせた有機質層を水(50mL×3)とブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、白色固形物として62mg(38%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ8.35(s、1H)、7.76(s、1H)、7.61(d、J=7.8Hz、2H)、7.36(d、J=8.2Hz、2H)、7.21(d、J=7.4Hz、2H)、7.09(d、J=7.8Hz、2H)、4.41−4.35(m、2H)、3.63−3.61(m、1H)、3.50−3.48(m、1H)、3.37−3.36(m、2H)、2.35(s、3H)、1.62−1.67(m、2H)、1.40(s、9H)、1.26−114(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
31H
31N
5O
2, 506;Found, 506。
【0441】
実施例15:4−[1−[[(1S,5R)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル]メチル]−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0442】
【化79】
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【0443】
DCM(5mL)におけるtert−ブチル(1S,5R)−6−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシラート(62mg、0.12mmol)の溶液に、ジオキサン(4M、2mL)において塩酸を加えた。その後、混合物を室温で30分間撹拌した。結果として生じる混合物を濃縮して、黄色の油として35mg(72%)の表題化合物のHCl塩を得た。
1H NMR(CD
3OD、400MHz):δ8.85(s、1H)、8.45(s、1H)、7.72(d、J=6.9Hz、2H)、7.54(d、J=7.4Hz、2H)、7.24−7.31(m、4H)、4.64(d、J=6.4Hz、2H)、3.61−3.59(m、4H)、2.38(s、3H)、2.08−2.10(m、2H)、1.72−1.74(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
26H
23N
5, 406;Found, 406。
【0444】
調製物16A:4−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0445】
【化80】
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【0446】
ジオキサン(20mL)における2,4,5−トリクロロピリミジン(1.83g、10mmol)を充填した100mLの圧力容器に、(4−シアノフェニル)ボロン酸(1.47g、10mmol)、PdCl
2(dppf)(146mg、0.2mmol)、及びNa
2CO
3(10mL、2M)を加えた。混合物をN
2で5分間パージし、密封した。激しい撹拌により反応物を1時間70℃に維持した。水を加え、不均質な混合物を濾過した。濾過ケーキをエタノールの中から取り出し、10分間撹拌し、濾過し、真空内で乾燥して、オフホワイトの結晶として表題化合物(2.2g、89%)を得た。[M+H] Calc’d for C
11H
5N
3Cl
2, 250;found, 250。
【0447】
調製物16B:tert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラート
【0448】
【化81】
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【0449】
エタノール(5mL)における4−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル(496mg、2mmol)を包含するバイアルに、tert−ブチル(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−カルボキシラート(400mg、2mmol)とDIEA(694μL、4mmol)を加えた。反応物を100℃で16時間撹拌した。反応物を真空内で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサンにおいてEtOAcの0−50%の勾配)により精製して、黄色の非晶質固形物として表題化合物(743mg、90%)を得た。[M+H] Calc’d for C
21H
24N
5O
2Cl, 414;found 414。
【0450】
実施例16:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}ピロロ−4−イル]ベンゾニトリル
【0451】
【化82】
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【0452】
ジオキサン(3mL)におけるtert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラート(206mg、0.5mmol)を充填したマイクロウェーブバイアルに、(4−メチルフェニル)ボロン酸(136mg、1mmol)、PdCl
2(dppf)(36mg、0.05mmol)、及びNa
2CO
3(1mL、2M)を加えた。混合物をN
2で2分間パージし、密封した。反応物を120℃で2時間、電子レンジ中で照射する、又は、16時間、加熱ブロック上で120℃に維持した。水を加え、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサンにおいてEtOAcの0−50%の勾配)により精製して、黄色の非晶質の泡を得て、それを更に分取HPLC(0.1%のHCO
2Hを備えた水におけるACNの75%−95%の勾配)により精製して、黄色の非晶質の泡としてtert−ブチル(3R)−3−({[4−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラートを得た。泡をDCM(2mL)に溶解して、その後、TFA(2mL)を滴下で加えた。反応物を周囲温度で30分間撹拌し、真空内で濃縮して、オフホワイトの非晶質の泡として表題化合物(109mg、47%)のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ1.79−1.95(m、1H)、2.12−2.29(m、1H)、2.35(s、3H)、2.78−2.93(m、1H)、3.12−3.26(m、1H)、3.26−3.49(m、3H)、3.49−3.61(m、1H)、3.49−3.61(m、1H)、5.76−6.01(m、1H)、6.88−7.02(m、2H)、7.08−7.18(m、2H)、7.47−7.62(m、4H)、8.09−8.29(m、1H)、8.29−8.39(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
23H
23N
5, 370;found 370。
【0453】
実施例17:4−(5−クロロ−2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0454】
【化83】
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【0455】
DCM(2mL)に溶解したtert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラートに、TFA(2mL)を滴下で加えた。反応物を周囲温度で30分間撹拌し、真空内で濃縮して、オフホワイトの非晶質の泡として表題化合物(59mg、47%)のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3−d):δ ppm 1.68−2.08(m、1H)、2.12−2.49(m、1H)、2.66−3.11(m、1H)、3.37−3.90(m、6H)、7.67−8.13(m、4H)、8.44−8.83(s、1H)、9.45−10.14(br. s.、2H)。[M+H] Calc’d for C
16H
16N
5Cl, 314;found 314。
【0456】
実施例18:4−[5−(4−フルオロフェニル)−2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0457】
【化84】
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【0458】
実施例16の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラート及び(4−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、34%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.50−1.85(m、1H)、1.97−2.17(m、1H)、2.59−2.72(m、1H)、2.82−3.01(m、1H)、3.06−3.36(m、2H)、3.37−3.50(m、2H)、7.15(d、J=7.07Hz、4H)、7.40−7.56(m、2H)、7.67−7.79(m、1H)、7.79−7.88(m、2H)、8.38(s、1H)、8.54−8.78(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
22H
20N
5F, 374;found 374。
【0459】
実施例19:4−[5−(4−クロロフェニル)−2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0460】
【化85】
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【0461】
実施例16の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラート及び(4−クロロフェニル)ボロン酸、ピナコールエステルを使用して、31%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.62−1.83(m、1H)、1.94−2.17(m、1H)、2.62−2.74(m、1H)、2.86−3.02(m、1H)、3.13(m、1H)、3.27(m、2H)、3.43(m、2H)、7.07−7.19(m、2H)、7.29−7.43(m、2H)、7.44−7.56(m、2H)、7.62−7.75(m、1H)、7.77−7.89(m、2H)、8.40(s、1H)、8.60(br.s.、1H)。[M+H] Calc’d for C
22H
20N
5Cl, 390;found 390。
【0462】
調製物20A:tert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラート
【0463】
【化86】
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【0464】
0℃で、DMF(10mL)におけるtert−ブチル(3R)−3−(ヒドロキシメチル)−ピロリジン−1−カルボキシラート(664mg、3.3mmol)を充填した丸底フラスコに、NaH(144mg、3.6mmol、60%)を加えた。0℃で4−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル(744mg、3mmol)を加える前に、反応物を周囲温度で30分間撹拌した。反応物を周囲温度に暖め、16時間撹拌した。反応物を飽和NH
4Clでクエンチし、EtOAcの中から取り出した。有機質層を水(3×)とブラインで連続して洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサンにおいてEtOAcの0−40%の勾配)により精製して、黄色の非晶質固形物として表題化合物(655mg、53%)を得た。[M+H] Calc’d for C
21H
23N
4O
3Cl, 415;found 415。
【0465】
実施例20:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(3R)−ピロリジン−3−イルメチル]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0466】
【化87】
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【0467】
ジオキサン(3mL)におけるtert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラート(103mg、0.25mmol)を充填したマイクロウェーブバイアルに、(4−メチルフェニル)ボロン酸(68mg、0.5mmol)、PdCl
2(dppf)(36mg、0.05mmol)、及びNa
2CO
3(1mL、2M)を加えた。混合物をN
2で2分間パージし、密封した。反応物を120℃で2時間、電子レンジの中で照射した。水を加え、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサンにおいてEtOAcの0−40%の勾配)により精製して、黄色の非晶質の泡を得て、それを更に分取HPLC(0.1%のHCO
2Hを備えた水におけるACNの75%−95%の勾配)により精製して、黄色の非晶質の泡としてtert−ブチル(3R)−3−({[4−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラートを得た。泡をDCM(2mL)に溶解して、その後、TFA(2mL)を滴下で加えた。反応物を周囲温度で30分間撹拌し、真空内で濃縮して、オフホワイトの非晶質の泡として表題化合物(35mg、30%)のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.70−1.96(m、1H)、2.05−2.23(m、1H)、2.31(s、3H)、2.76−2.91(m、1H)、3.00−3.13(m、1H)、3.13−3.24(m、1H)、3.25−3.35(m、1H)、3.35−3.48(m、1H)、4.34−4.52(m、2H)、7.01−7.13(m、2H)、7.18(d、J=8.08Hz、2H)、7.55(d、J=8.34Hz、2H)、7.83(d、J=8.34Hz、2H)、8.67(s、1H)、8.69−8.87(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
23H
22N
4O, 371;found 371。
【0468】
調製物21A:tert−ブチル(3aR,6aS)−5−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボキシラート
【0469】
【化88】
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【0470】
エタノール(2mL)における4−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル(144mg、0.58mmol)を包含するバイアルに、tert−ブチル(3aS,6aS)−オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボキシラート(123mg、0.58mmol)とDIEA(144μL、1.2mmol)を加えた。反応物を100℃で1時間撹拌した。反応物を真空内で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサンにおいてEtOAcの0−50%の勾配)により精製して、黄色の非晶質固形物として表題化合物(242mg、98%)を得た。[M+H] Calc’d for C
22H
24N
5O
2Cl, 426;found 426。
【0471】
実施例21:4−{2−[(3aR,6aS)−オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル]−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0472】
【化89】
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【0473】
実施例16の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル(3aR,6aS)−5−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボキシラート及び(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、33%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 2.29(s、3H)、2.98−3.27(m、4H)、3.46(m、2H)、3.60−3.70(m、2H)、3.72−3.83(m、2H)、7.01(d、J=8.08Hz、2H)、7.13(d、J=7.83Hz、2H)、7.52(d、J=8.34Hz、2H)、7.81(d、J=8.08Hz、2H)、8.44(s、1H)、8.78−8.98(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
24H
23N
5, 382;found 382。
【0474】
実施例22:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−{オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0475】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0476】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−カルボキシラートから始めて、37%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、METHANOL−d
4):δ ppm 1.53−1.70(m、1H)、1.84−1.99(m、1H)、2.32(s、3H)、2.59−2.75(m、2H)、2.99−3.11(m、1H)、3.18−3.28(m、1H)、3.37−3.48(m、3H)、3.68−3.82(m、1H)、4.41−4.61(m、2H)、6.94−7.06(d、J=8.08Hz、2H)、7.13(d、J=8.08Hz、2H)、7.54−7.59(d、J=8.08Hz、2H)、7.63(d、J=8.08Hz、3H)、8.38(s、1H)。[M+H] Calc’d for C
25H
25N
5, 396;found 396。
【0477】
実施例23:4−{2−[(3aR,8aS)−デカヒドロピロロ[3,4−d]アゼピン−6−イル]−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0478】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0479】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル(3aR,8aS)−デカヒドロピロロ[3,4−d]アゼピン−2−カルボキシラートから始めて、28%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.62−1.79(m、2H)、1.82−1.99(m、2H)、2.29(s、3H)、2.55−2.65(m、2H)、2.76−2.95(m、2H)、3.28−3.40(m、2H)、3.40−3.54(m、2H)、4.25−4.43(m、2H)、7.00(d、J=8.08Hz、2H)、7.13(d、J=7.83Hz、2H)、7.51(d、J=8.59Hz、2H)、7.80(d、J=8.59Hz、2H)、8.43(s、1H)、8.53−8.64(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
26H
27N
5, 410;found 410。
【0480】
実施例24:4−{2−[(3aR,8aS)−デカヒドロピロロ[3,4−d]アゼピン−6−イル]−5−(4−フルオロフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0481】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0482】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル(3aR,8aS)−6−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−デカヒドロピロロ[3,4−d]アゼピン−2−カルボキシラート及び(4−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、32%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.62−1.79(m、2H)、1.82−1.99(m、2H)、2.50−2.62(m、2H)、2.77−2.93(m、2H)、3.30−3.42(m、2H)、3.42−3.55(m、2H)、4.26−4.42(m、2H)、7.14−7.20(m、4H)、7.50(d、J=8.34Hz、2H)、7.81(d、J=8.34Hz、2H)、8.40−8.52(m、1H)、8.52−8.64(m、1H)、8.67−8.79(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
25H
24N
5F, 414;found 414。
【0483】
実施例25:4−(2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0484】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0485】
実施例16の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラート及び(4−トリフルオロメチルフェニル)ボロン酸を使用して、46%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.65−1.81(m、1H)、2.00−2.14(m、1H)、2.59−2.73(m、1H)、2.89−2.99(m、1H)、3.09−3.20(m、1H)、3.21−3.37(m、2H)、3.38−3.50(m、2H)、7.35(d、J=8.08Hz、2H)、7.44−7.57(m、2H)、7.67(d、J=8.08Hz、2H)、7.80(d、J=8.34Hz、2H)、8.46(s、1H)、8.65(br.s.、2H)。[M+H] Calc’d for C
23H
20N
5F
3, 424;found 424。
【0486】
実施例26:4−[5−(2−シクロプロピルエチニル)−2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0487】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0488】
ACN(3mL)におけるtert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボキシラート(103mg、0.25mmol)を充填したバイアルに、シクロプロパンアセチレン(33mg、0.5mmol)、PdCl
2(ACN)
2(2.6mg、0.01mmol)、XPhos(4mg、0.02)、及びK
2CO
3(103mg、0.75mmol)を加えた。混合物をN
2で2分間パージし、密封した。反応物を100℃で16時間維持した。水を加え、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサンにおいてEtOAcの0−50%の勾配)により精製して、黄色の非晶質の残留物を得た。残留物をDCM(2mL)に溶解して、その後、TFA(2mL)を滴下で加えた。反応物を周囲温度で30分間撹拌し、真空内で濃縮した。残留物を分取HPLC(0.1%のHCO
2Hを備えた水におけるACNの5%−95%勾配)により更に精製して、黄色の非晶質の泡(3mg、3%)として表題化合物のギ酸塩を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ ppm 0.58−0.75(m、2H)、0.80−0.96(m、2H)、1.36−1.53(m、1H)、1.72−1.93(m、1H)、2.10−2.31(m、1H)、2.66−2.82(m、1H)、2.95−3.09(m、1H)、3.51−3.62(m、5H)、7.76−7.90(m、2H)、8.14−8.27(m、2H)、8.34−8.45(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
21H
21N
5, 344;found 344。
【0489】
実施例27:4−(2−{[(3aR,5S,6aS)−オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]アミノ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0490】
【化95】
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【0491】
ジオキサン(3mL)における、調製物16Bの手順に従って調製した、tert−ブチル(3aR,5S,6aS)−5−{[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}−オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−2−カルボキシラート(250.0mg、0.57mmol)を包含するバイアルに、(4−メチルフェニル)ボロン酸(155.0mg、1.14mmol)、Pd(dppf)Cl
2(80.0mg、0.11mmol)、及びNa
2CO
3(1mL、2M)を加えた。混合物をN
2で2分間パージし、密封した。反応混合物を130℃で4時間、電子レンジの中で照射した。水を加え、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機質層をNa
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)により精製して、粗製の残留物を得た。HCl(5mL、ジオキサンにおいて4M)を混合物に加え、30℃で1時間撹拌した。混合物を真空内で濃縮し、分取HPLCによって精製して、淡黄色の泡として表題化合物(40.0mg、収率33.7%)を得た。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ1.87−1.84(m、4H)、2.32(s、3H)、2.63−2.59(m、2H)、2.80−2.70(m、2H)、3.12−3.07(m、2H)、4.47−4.40(m、1H)、6.98(d、J=8.0Hz、2H)、7.12(d、J=8.0Hz、2H)、7.54(d、J=8.4Hz、2H)、7.62(d、J=8.4Hz、2H)、8.29(s、1H)。[M+H] calc’d for C
25H
25N
5, 396;found 396。
【0492】
実施例28:(±)−4−(2−{[(3−フルオロピロリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0493】
【化96】
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【0494】
実施例27の調製手順に従い、表題化合物を、(±)−tert−ブチル−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)3−フルオロピロリジン−1−カルボキシラート及び(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、29%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ2.00−2.15(m、2H)、2.34(s、3H)、3.17−2.96(m、4H)、3.95(d、J=19.2Hz、2H)、7.02(d、J=8.8Hz、2H)、7.14(d、J=8.8Hz、2H)、7.57(d、J=8.8Hz、2H)、7.65(d、J=8.8Hz、2H)8.35(s、1H)。[M+H] Calc’d for C
23H
22N
5F, 388;found 388。
【0495】
実施例29:(±)−4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(ピペリジン−3−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0496】
【化97】
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【0497】
実施例27の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル 3−{[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシラート及び(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、29%の収率で調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ8.34(s、1H)、7.56−7.50(m、4H)、7.11(d、J=8.0Hz、2H)、6.97(d、J=8.0Hz、2H)、5.53−5.51(m、1H)、4.11−4.07(m、1H)、3.31−3.27(m、1H)、2.95−2.85(m、1H)、2.79−2.67(m、2H)、2.36(s、3H)、2.05−1.95(m、1H)、1.83−1.79(m、2H)、1.70−1.60(m、2H)。[M+H] calc’d for C
23H
23N
5, 370;found 370。
【0498】
実施例30:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(ピペリジン−4−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0499】
【化98】
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【0500】
実施例27の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル−4−{[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシラート及び(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、17%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ8.31(s、1H)、7.64(d、J=8.4Hz、2H)、7.55(d、J=8.4Hz、2H)、7.13(d、J=8.0Hz、2H)、7.05(d、J=8.0Hz、2H)、4.03−4.01(m、1H)、3.14−3.10(m、2H)。2.77−2.71(m、2H)、2.34(s、3H)、2.10−2.07(m、2H)、1.58−1.52(m、2H)。[M+H] calc’d for C
23H
23N
5, 370;found 370。
【0501】
実施例31:(±)−4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(ピペリジン−3−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0502】
【化99】
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【0503】
実施例27の調製手順に従い、表題化合物を、(±)−tert−ブチル−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシラート及び(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、18%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ8.29(s、1H)、7.63(d、J=8.4Hz、2H)、7.55(d、J=8.4Hz、2H)、7.12(d、J=8.0Hz、2H)、3.35−3.31(m、2H)、3.14−3.11(m、1H)、3.00−2.97(m、1H)、2.57−2.56(m、1H)、2.40−2.32(m、4H)、1.93−1.91(m、2H)、1.75−1.72(m、1H)、1.54−1.47(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
24H
25N
5, 384;found 384。
【0504】
実施例32:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(ピペリジン−4−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0505】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0506】
実施例27の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル−4−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシラート及び(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、35%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ8.29(s、1H)、7.64(d、J=8.0Hz、2H)、7.56(d、J=8.0Hz、2H)、7.13(d、J=8.0Hz、2H)、7.00(d、J=8.0Hz、2H)、3.39−3.36(m、2H)、3.09−3.05(m、2H)、2.63−2.59(m、3H)、2.34(s、3H)、1.83−1.79(m、2H)、1.31−1.23(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
24H
25N
5, 384;found 384。
【0507】
実施例33:(±)−4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(モルホリン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0508】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物を、(±)−tert−ブチル2−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)モルホリン−4−カルボキシラート及び(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、19%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 2.28(s、3H)、2.75−2.91(m、1H)、2.92−3.09(m、1H)、3.10−3.17(m、1H)、3.24−3.34(m、1H)、3.36−3.59(m、2H)、3.62−3.77(m、1H)、3.86−3.94(m、1H)、3.94−4.02(m、1H)、7.00(d、J=8.08Hz、2H)、7.12(d、J=7.83Hz、2H)、7.42−7.53(m、2H)、7.55−7.65(m、1H)、7.80(d、J=8.08Hz、2H)、8.37(s、1H)、8.64−8.94(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
22H
22N
5O, 386;found 386。
【0510】
実施例34:(±)−4−[5−(4−フルオロフェニル)−2−[(モルホリン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0511】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0512】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物を、(±)−tert−ブチル2−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)モルホリン−4−カルボキシラート及び(4−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、44%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 2.74−2.93(m、1H)、2.93−3.10(m、1H)、3.17−3.22(m、1H)、3.24−3.34(m、1H)、3.36−3.59(m、2H)、3.61−3.77(m、1H)、3.84−3.95(m、1H)、3.96−4.00(m、1H)、7.16(d、J=7.07Hz、4H)、7.40−7.59(m、2H)、7.60−7.74(m、1H)、7.81(d、J=8.34Hz、2H)、8.40(s、1H)、8.65−8.98(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
22H
20N
5OF, 390;found 390。
【0513】
実施例35:4−(2−{2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2−イル}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0514】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0515】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル 2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2−カルボキシラートから始めて、24%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.88−2.17(m、4H)、2.28(s、3H)、3.08−3.41(m、4H)、3.55−3.63(m、1H)、3.63−3.73(m、3H)、7.00(d、J=8.08Hz、2H)、7.12(d、J=7.83Hz、2H)、7.51(d、J=8.08Hz、2H)、7.80(d、J=8.34Hz、2H)8.45(s、1H)、8.74−9.01(br.s.、2H)。[M+H] calc’d for C
25H
25N
5, 396;found 396。
【0516】
実施例36:4−(2−{2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−イル}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0517】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0518】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル 2−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシラート及び(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、42%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.65−1.82(m、4H)、1.90−1.99(m、2H)、2.28(m、3H)、3.13(br.s.、4H)、3.52(s、2H)、3.66(t、J=6.95Hz、2H)、7.00(s、2H)、7.12(d、J=7.83Hz、2H)、7.52(d、J=8.34Hz、2H)、7.80(d、J=8.59Hz、2H)、8.29−8.54(s、3H)。[M+H] calc’d for C
26H
27N
5, 410;found 410。
【0519】
実施例37:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−{オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0520】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0521】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル−2−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5−カルボキシラート及び(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して3、42%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.60−1.79(m、1H)、1.84−2.01(m、1H)、2.28(s、3H)、2.50−2.62(m、2H)、2.96−3.20(m、3H)、3.20−3.35(m、1H)、3.53−3.76(m、4H)、7.01(d、J=8.08Hz、2H)、7.13(d、J=7.83Hz、2H)、7.52(d、J=8.34Hz、2H)、7.80(d、J=8.34Hz、2H)、8.42(s、1H)、8.47−8.69(m、1H)。[M+H] calc’d for C
25H
25N
5, 396;found 396。
【0522】
実施例38:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−{オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0523】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0524】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシラートから始めて、48%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、METHANOL−d
4):δ ppm 1.77−2.00(m、2H)、2.05−2.23(m、2H)、2.32(s、3H)、2.56−2.69(m、1H)、3.42−3.55(m、3H)、3.79−3.88(m、1H)、3.90−4.02(m、1H)、4.30−4.40(m、1H)、4.40−4.52(m、1H)、6.99(d、J=8.08Hz、1H)、7.13(d、J=7.83Hz、2H)、7.52−7.59(d、J=8.14Hz、2H)、7.63(d、J=8.34Hz、2H)、8.34−8.44(m、1H)。[M+H] calc’d for C
25H
25N
5, 396;found 396。
【0525】
実施例39:4−(2−{2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0526】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル 2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−カルボキシラートから始めて、62%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.50−1.71(m、4H)、1.84−1.94(m、2H)、2.28(s、3H)、3.02−3.11(m、2H)、3.23−3.38(m、2H)、3.73−3.95(m、4H)、7.01(d、J=8.08Hz、2H)、7.13(d、J=8.08Hz、2H)、7.51(d、J=8.34Hz、2H)、7.80(d、J=8.34Hz、2H)、8.43(s、1H)、8.84(br.s.、2H)。[M+H] calc’d for C
26H
27N
5, 410;found 410。
【0528】
実施例40:4−(2−{1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−イル}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0529】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0530】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のTFA塩を、tert−ブチル 1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−カルボキシラートから始めて、64%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.77−1.92(m、4H)、1.93−2.08(m、4H)、2.29(s、3H)、3.20−3.35(m、2H)、3.45−3.58(m、2H)、4.27−4.41(m、2H)、7.02(d、J=7.83Hz、2H)、7.13(d、J=7.83Hz、2H)、7.52(d、J=8.34Hz、2H)、7.81(d、J=8.34Hz、2H)、8.46(s、1H)、8.64−8.79(m、1H)。[M+H] calc’d for C
26H
27N
5, 410;found 410。
【0531】
実施例41:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−{9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0532】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0533】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を、tert−ブチル−7−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボキシラート及び(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、26%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 2.30(s、3H)、3.27−3.44(m、4H)、3.44−3.55(m、1H)、3.62−3.75(m、1H)、4.27(m、2H)、4.25−4.33(m、4H)、4.57(d、J=13.39Hz、2H)、7.04(d、J=8.08Hz、2H)、7.17(d、J=7.83Hz、2H)、7.56(d、J=8.59Hz、2H)、7.83(d、J=8.59Hz、2H)、8.13−8.38(m、1H)、8.52−8.64(m、1H)、9.43(b.r.、1H)。[M+H] Calc’d for C
24H
23N
5O, 398;found 398。
【0534】
実施例42:4−[5−(4−フルオロフェニル)−2−{9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0535】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0536】
実施例21の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を、tert−ブチル−7−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボキシラート及び(4−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、20%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 3.25−3.44(m、4H)、3.44−3.53(m、2H)、3.66−3.69(m、2H)、4.28(br.s.、2H)、4.57(d、J=13.39Hz、2H)、7.17−7.25(m、4H)、7.54(d、J=8.59Hz、2H)、7.85(d、J=8.59Hz、2H)、8.13−8.31(m、1H)、8.60(s、1H)、9.20−9.41(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
23H
20N
5OF, 402;found 402。
【0537】
調製物43A:メチル1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−カルボキシラート
【0538】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0539】
AcOH(20mL)におけるメチル4−(4−メチルフェニル)−2,4−ジオキソブタノアート(1.0g、4.55mmol)と4−ヒドラジニルベンゾニトリル(0.85g、5.0mmol)の混合物を16時間、118℃で撹拌した。溶媒を真空内で除去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(0−80% EtOAc:PE)により精製して、黄色固形物として1.3g(90%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.65(d、J=8.0Hz、2H)、7.48(d、J=8.0Hz、2H)、7.18(d、J=8.0Hz、2H)、7.10(d、J=8.0Hz、2H)、7.02(s、1H)、3.99(s、3H)、2.39(s、3H)。[M+H] Calc’d for C
19H
15N
3O
2, 318;Found, 318。
【0540】
調製物43B:1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−カルボン酸
【0541】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0542】
MeOH/H
2O(20mL/20mL)におけるメチル1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−カルボキシラート(1.3g、4.1mmol)とLiOH(0.3g、12.3mmol)の混合物を、室温で3時間撹拌した。MeOHを真空内で除去し、H
2O(20mL)を加えた。HCl(0.6M)溶液を使用して溶液のpHを4に調整した。混合物をDCM(80mL×3)で抽出し、ブライン(50mL×2)で洗浄して、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を真空内で蒸発させ、黄色固形物として1.1g(88%)の表題化合物を得た。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ7.78(d、J=8.4Hz、2H)、7.52(d、J=8.8Hz、2H)、7.21(d、J=8.0Hz、2H)、7.15(d、J=8.0Hz、2H)、7.02(s、1H)、2.35(s、3H)。[M+H] Calc’d for C
18H
13N
3O
2, 304;Found, 304。
【0543】
調製物43C:tert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバメート
【0544】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0545】
ジオキサン/t−BuOH(20mL/20mL)における、1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−カルボン酸(1.1g、3.63mmol)、DPPA(1.2g、4.36mmol)、及びTEA(0.44g、4.36mmol)の混合物を、110℃で16時間撹拌した。溶媒を真空内で除去し、粗製の残留物をカラムクロマトグラフィー(0−50%、EtOAc:PE)により精製して、黄色固形物として0.3g(22%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.58−7.56(d、J=8.0Hz、2H)、7.36−7.34(d、J=8.0Hz、2H)、7.18−7.13(m、5H)、6.81(br.S.、1H)、2.38(s、3H)、1.54(s、9H)。[M+H] Calc’d for C
22H
22N
4O
2, 375;Found, 375。
【0546】
調製物43D:tert−ブチル3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0547】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0548】
DMF(6mL)における、tert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバメート(80mg、0.21mmol)、tert−ブチル3−[(4−メチルフェニル)スルホニルオキシメチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(92mg、0.25mmol)、及びCs
2CO
3(210mg、0.64mmol)の混合物を、90℃で16時間還流した。混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機質層をブライン(20mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を真空内で除去し、粗製の残留物を分取HPLCによって精製して、黄色の油として76mg(63%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.57(d、J=8.4Hz、2H)、7.37(d、J=8.4Hz、2H)、7.19−7.12(m、4H)、6.80(brs、1H)、4.05−3.95(m、2H)、3.51(m、2H)、3.38−3.26(m、1H)、3.17(dd、J
1=8.0Hz、J
2=12.0Hz、1H)、2.75(m、1H)、2.39(s、3H)、2.03−1.93(m、1H)、1.78−1.68(m、1H)、1.57(s、9H)、1.45(s、9H)。[M+H] Calc’d for C
32H
39N
5O
4, 558;Found, 558。
【0549】
実施例43:4−[5−(4−メチルフェニル)−3−(ピロリジン−3−イルメチルアミノ)ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0550】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0551】
DCM(2mL)におけるtert−ブチル3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(76mg、0.09mmol)の溶液に、0℃乃至−10℃で、HCl/ジオキサン(4M、5mL)を滴下で加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、真空内で濃縮した。粗製の残留物を分取HPLCによって精製して、黄色の油として24mg(39%)の表題化合物を得た。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ8.53(brs、1H)、7.63(d、J=8.0Hz、2H)、7.35(d、J=8.0Hz、2H)、7.20(d、J=8.0Hz、2H)、7.13(d、J=8.0Hz、2H)、5.94(s、1H)、3.46−3.38(m、2H)、3.38−3.32(m、2H)、3.30−3.25(m、1H)、3.12(dd、J
1=8.0Hz、J
2=12.0Hz、1H)、2.78(m、1H)、2.36(s、3H)、2.27−2.17(m、1H)、1.86(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
22H
23N
5, 358;Found, 358。
【0552】
調製物44A:tert−ブチル(3S)−3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0553】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0554】
調製物43Dの手順に従い、表題化合物を、tert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバメート及びtert−ブチル(3S)−3−[(4−メチルフェニル)スルホニルオキシメチル]ピロリジン−1−カルボキシラートから、34%の収率で調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ7.57(d、J=8.4Hz、2H)、7.37(d、J=8.4Hz、2H)、7.21−7.09(m、4H)、6.82(br.s.、1H)、4.07−3.91(m、2H)、3.58−3.41(m、2H)、3.32(m、1H)、3.16(br.s.、1H)、2.75(m、1H)、2.38(s、3H)、1.98(m、1H)、1.73(m、1H)、1.60−1.53(s、9H)、1.45(s、9H)。[M+H] Calc’d for C
32H
39N
5O
4, 558;Found, 558。
【0555】
実施例44:4−[5−(4−メチルフェニル)−3−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メチルアミノ]ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0556】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0557】
実施例43の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル(3S)−3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラートから、59%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ7.80−7.74(m、2H)、7.51−7.45(m、2H)、7.26−7.17(m、4H)、3.52(dd、J
1=8.0Hz、J
2=12.0Hz、1H)、3.48−3.40(m、3H)、3.35−3.27(m、1H)、3.12(dd、J
1=8.0Hz、J
2=12.0Hz、1H)、2.84−2.76(m、1H)、2.36(s、3H)、2.33−2.23(m、1H)、1.87−1.84(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
22H
23N
5, 358;Found, 358。
【0558】
調製物45A:tert−ブチル(3R)−3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0559】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0560】
調製物43Dの手順に従い、表題化合物を、tert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバメート及びtert−ブチル(3R)−3−[(4−メチルフェニル)スルホニルオキシメチル]ピロリジン−1−カルボキシラートから、40%の収率で調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.57(d、J=8.0Hz、2H)、7.37(J=8.0Hz、2H)、7.21−7.09(m、4H)、6.82(br.s.、1H)、4.08−3.90(m、2H)、3.58−3.41(m、2H)、3.34−3.30(m、1H)、3.17(br.s.、1H)、2.75(m、1H)、2.39(s、3H)、2.04−1.93(m、1H)、1.73(m、1H)、1.53−1.61(s、9H)、1.45(s、9H)。[M+H] Calc’d for C
32H
39N
5O
4, 558;Found, 558。
【0561】
実施例45:4−[5−(4−メチルフェニル)−3−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メチルアミノ]ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0562】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0563】
実施例43の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル(3R)−3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラートから、33%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ7.79−7.70(d、J=8.4Hz、2H)、7.46(d、J=8.4Hz、2H)、7.26−7.15(m、4H)、3.51(m、1H)、3.47−3.39(m、3H)、3.34−3.30(m、1H)、3.12(m、1H)、2.86−2.75(m、1H)、2.36(s、3H)、2.32−2.22(m、1H)、1.87(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
22H
23N
5, 358;Found, 358。
【0564】
調製物46A:tert−ブチル4−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシラート
【0565】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0566】
DMF(6mL)における、tert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバメート(80mg、0.21mmol)、tert−ブチル4−[(4−メチルフェニル)スルホニルオキシメチル]ピペリジン−1−カルボキシラート(72mg、0.26mmol)、及びCs
2CO
3(210mg、0.64mmol)の混合物を、90℃で16時間還流した。混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機質層をブライン(20mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を真空内で除去し、粗製の残留物をカラムクロマトグラフィー(0−33%、EtOAc:PE)により精製して、黄色固形物として82mg(67%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.57(d、J=8.4Hz、2H)、7.37(d、J=8.4Hz、2H)、7.20−7.12(m、4H)、6.80(br.s.、1H)、4.17−4.40(m、2H)、3.87(d、J=7.2Hz、2H)、2.70(t、J=12.4Hz、2H)、2.41(s、3H)、2.09−1.98(m、1H)、1.70(d、J=12.4Hz、2H)、1.56(s、9H)、1.47(s、9H)、1.32−1.19(s、9H)。[M+H] Calc’d for C
33H
41N
5O
4, 572;Found, 572。
【0567】
実施例46:4−[5−(4−メチルフェニル)−3−(ピペリジン−4−イルメチルアミノ)ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0568】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0569】
実施例43の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を、tert−ブチル4−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシラートから、57%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ8.51(brs、2H)、7.65(d、J=8.0Hz、2H)、7.36(d、J=8.0Hz、2H)、7.22(d、J=8.0Hz、2H)、7.15(d、J=8.0Hz、2H)、5.95(s、1H)、3.44(d、J=12.0Hz、2H)、3.22(d、J=6.4Hz、2H)、3.05−2.98(m、2H)、2.38(s、3H)、2.16−1.98(m、2H)、1.56−1.41(s、2H)。[M+H] Calc’d for C
23H
25N
5, 372;Found, 372。
【0570】
調製物47A:tert−ブチル(1S,5R)−6−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシラート
【0571】
【化122】
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【0572】
DMF(6mL)における、tert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバメート(50.0mg、0.133mmol)、tert−ブチル(1S,5R)−6−(クロロメチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシラート(41.0mg、0.14mmol)、及びCs
2CO
3(130.0mg、0.4mmol)の混合物を、90℃で16時間還流した。混合物をEA(20mL×3)で抽出した。合わせた有機質層をブライン(20mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を真空下で蒸発させて粗製の生成物を得て、それを分取HPLCで精製することにより、黄色の油として表題化合物(38.0mg、50.0%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.58(d、J=8.0Hz、2H)、7.37(d、J=8.0Hz、2H)、7.19−7.13(m、4H)、6.80(br.s.、1H)、3.88(d、J=6.8Hz、2H)、3.62−3.47(m、2H)、3.39−3.28(m、2H)、2.39(s、3H)、1.62(s、2H)、1.57(s、9H)、1.44−1.40(s、9H)、1.17(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
33H
39N
5O
4, 570;Found, 570。
【0573】
実施例47:4−[3−[[(1S,5R)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル]メチルアミノ]−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0574】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0575】
DCM(5mL)におけるtert−ブチル(1S,5R)−6−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシラート(38.0mg、0.067mmol)の溶液に、0℃乃至−10℃で、HCl/ジオキサン(4M、10mL)を滴下で加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮して粗製の生成物を得て、それを分取HPLCで精製することにより、黄色の油として表題化合物(24.0mg、38.7%)を得た。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ7.72(d、J=8.0Hz、2H)、7.43(d、J=7.6Hz、2H)、7.24−7.14(m、4H)、3.47−3.39(m、4H)、3.34−3.31(m、2H)、2.35(s、3H)、1.91(br.s.、2H)、1.36(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
23H
23N
5, 370;Found, 370。
【0576】
調製物48:tert−ブチル4−[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート
【0577】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0578】
DMF(10mL)における、4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(80mg、0.258mmol)とtert−ブチル4−ブロモピペリジン−1−カルボキシラート(341mg、1.29mmol)の混合物に、Cs
2CO
3(252mg、0.77mmol)を加えた。混合物を一晩、60℃で撹拌した。混合物をEtOAc(30mL)と水(30mL)で希釈した。水層をEtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水(30mL×2)とブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、分取HPLCにより精製して、白色固形物として48mg(38%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ8.32(s、1H)、7.78(s、1H)、7.59(d、J=8.4Hz、2H)、7.35(d、J=8.4Hz、2H)、7.19(d、J=8.0Hz、2H)、7.07(d、J=8.0Hz、2H)、4.64 − 4.58(m、1H)、4.36−4.32(m、1H)、3.00−2.95(m、2H)、2.34(s、3H)、2.30−2.23(m、2H)、2.07(d、J=10.8Hz、2H)、1.50(s、9H)。[M+H] Calc’d for C
30H
31N
5O
2, 494;Found, 494。
【0579】
実施例48:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−ピペリジン−4−イルピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0580】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0581】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル4−[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートから75%の収率で、HCl塩として調製した。
1H NMR(DMSO−d
6、400MHz)δ9.67−9.64(brs、1H)、9.50−9.48(brs、1H)、8.45(s、1H)、8.43(s、1H)、7.81(d、J=8.4Hz、2H)、7.25(d、J=8.4Hz、2H)、7.16(d、J=8.4Hz、2H)、7.09(d、J=8.0Hz、2H)、5.18−5.13(m、1H)、3.45−3.41(m、2H)、3.12−3.08(m、2H)、2.50−2.45(m、2H)、2.27(s、3H)、2.15−2.13(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
25H
23N, 394;Found, 394。
【0582】
模式
図1に記載される通常の合成方法を使用して、表3に示す合成例を調製した。
【0583】
【表3-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0584】
【表3-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0585】
【表3-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0586】
調製物56A:エチル1−(4−シアノフェニル)−5−ヒドロキシピラゾール−3−カルボキシラート
【0587】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0588】
エタノール(100mL)における、4−ヒドラジニルベンゾニトリル塩酸塩(7.7g、38mmol)、ジエチルアセチレンカルボキシラート(6.4g、38mmol)、及び炭酸カリウム(10.4g、75mmol)の混合物を、5時間還流で撹拌した。混合物を室温に冷却し、水で希釈し、2M HClで酸性化した。混合物を20分間撹拌し、懸濁液を濾過により集め、水で洗浄し、乾燥して、浅黄色固形物として7.7g(100%)の表題化合物を得た。
【0589】
調製物56B:エチル1−(4−シアノフェニル)−5−(2−ピリジルメトキシ)ピラゾール−3−カルボキシラート
【0590】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0591】
THF(30mL)におけるエチル1−(4−シアノフェニル)−5−ヒドロキシピラゾール−3−カルボキシラート(1.5g、5.84mmol)の溶液に、氷槽において、2−ピリジルメタン−1−オル(719mg、6.60mmol)、PPh
3(3.058g、11.67mmol)、及びDIAD(2.36g、11.67mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、水でクエンチし、EA(3×)で抽出した。合わせた有機物を乾燥し、濃縮して、黄色固形物として表題化合物(2.0g、100%)を得た。[M+H] Calc’d for C
19H
16N
4O
3, 349;Found, 349。
【0592】
調製物56C:1−(4−シアノフェニル)−5−(2−ピリジルメトキシ)ピラゾール−3−カルボン酸
【0593】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0594】
THF/H
2O(30mL/10mL)におけるエチル1−(4−シアノフェニル)−5−(2−ピリジルメトキシ)ピラゾール−3−カルボキシラート(2.0g、5.84mmol)の溶液に、LiOH.H
2O(491mg、11.68mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、5N HClでpH=3−4に酸性化して、EAで抽出した。合わせた有機物を乾燥し、濃縮して、黄色固形物として表題化合物(960mg、52%)を得た。[M+H] Calc’d for C
17H
12N
4O
3, 321;Found, 321。
【0595】
調製物56D:N−((3R)−1−{[1−(4−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル−メトキシ)ピラゾール−3−イル]カルボニル}(3−ピペリジル)(tert−ブトキシ)カルボキサミド
【0596】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0597】
DMF(25mL)における、1−(4−シアノフェニル)−5−(2−ピリジルメトキシ)ピラゾール−3−カルボン酸(960mg、3mmol)、N−((3R)(3−ピペリジル))(tert−ブトキシ)カルボキサミド(600mg、3mmol)、HATU(1.263g、3.3mmol)、及びNMM(606mg、2mmol)を、室温で1時間撹拌した。反応物を水でクエンチし、EAで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、乾燥し、真空内で濃縮して、黄色固形物として粗製の表題化合物(1.2g、80%)を得た。[M+H] Calc’d for C
27H
30N
6O
4, 503;Found, 503。
【0598】
実施例56:4−{3−[((3R)−3−アミノピペリジル)カルボニル]−5−(2−ピリジルメトキシ)ピラゾリル}ベンゼンカルボニトリル
【0599】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0600】
HCl/EA(25mL)におけるN−((3R)−1−{[1−(4−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル−メトキシ)ピラゾール−3−イル]カルボニル}(3−ピペリジル)(tert−ブトキシ)カルボキサミド(1.2g、2.39mmol)を、室温で1時間撹拌した。反応物を圧縮し、濃縮し、分取HPLCによって精製して、白色固形物として表題化合物(450mg、47%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD+D
2O):δ1.71−1.94(3H、m)、2.21−2.25(1H、m)、3.33−3.64(3H、m)、4.16−4.72(2H、m)、5.71(2H、s)、6.42(1H、s)、7.91−8.12(6H、m)、8.52−8.56(1H、m)、8.85−8.87(1H、m)。LCMS [M+H] Calc’d for C
22H
22N
6O
2, 403;Found, 403。
【0601】
実施例57:4−{3−[((3R)−3−アミノピペリジル)カルボニル]−5−(3−ピリジルメトキシ)ピラゾリル}ベンゼンカルボニトリル
【0602】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0603】
実施例56の調製物の基本手順に従い、表題化合物を白色固形物として80%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ1.50−1.53(1H、m)、1.63−1.67(1H、m)、1.76−1.81(1H、m)、2.05−2.07(1H、m)、3.06−3.46(3H、m)、4.14−4.69(2H、m)、5.55(2H、J=11.2Hz、d)、6.43(1H、s)、7.89−8.07(5H、m)、8.33−8.48(4H、m)、8.84(1H、J=5.2Hz、d)と9.00(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
22H
22N
6O
2, 403;Found, 403。
【0604】
実施例58:4−{3−[((3R)−3−アミノピペリジル)カルボニル]−5−(4−ピリジルメトキシ)ピラゾリル}ベンゼンカルボニトリル
【0605】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0606】
実施例56の調製物の基本手順に従い、表題化合物をピンク色の固形物として60%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.71−1.82(2H、m)、1.93−1.95(1H、m)、2.21−2.25(1H、m)、3.33−3.40(3H、m)、4.18−4.77(2H、m)、5.77(2H、s)、6.39(1H、s)、7.91−7.97(2H、m)、8.07−8.12(2H、m)、8.17−8.19(2H、m)、8.93−8.94(2H、m)。[M+H] Calc’d for C
22H
22N
6O
2, 403;Found, 403。
【0607】
実施例59:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−(2−メチルインダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0608】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0609】
ACN−H
2O(50mL、5:1)における、5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(9.11g、40mmol)を充填した100mLの圧力容器に、(4−シアノフェニル)ボロン酸(6.6g、40mmol)、Pd(OAc)
2(450mg、2mmol)、PPh
3(1.0g、4mmol)、及びK
3PO
3(12.7g、60mmol)を加えた。混合物をN
2で5分間パージし、密封した。激しい撹拌により反応物を2時間50℃に維持した。水を加え、不均質な混合物を濾過した。濾過ケーキをエタノールの中から取り出し、10分間撹拌し、濾過し、真空内で乾燥して、オフホワイトの結晶として4−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)−2−フルオロベンゾニトリル(6.6g、53%)を得た。[M+H] Calc’d for C
11H
4N
3BrCl
2F, 312;found 312。
【0610】
エタノール(40mL)における4−(5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−イル)−2−フルオロベンゾニトリル(2g、6.4mmol)を包含する丸底フラスコに、4−boc−アミノピペリジン(1.28g、6.4mmol)とDIEA(1.67mL、9.6mmol)を加えた。反応物を100℃で2時間撹拌した。反応物を真空内で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサンにおいてEtOAcの0−50%の勾配)により精製して、黄色の非晶質の固形物としてtert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−4−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバメート(2.47g、81%)を得た。[M+H] Calc’d for C
21H
23N
5O
2Br, 476;found 476。
【0611】
ジオキサン(4mL)におけるtert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−4−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバメート(190mg、0.4mmol)を充填したマイクロウェーブバイアルに、2−メチル−5−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(129mg、0.5mmol)、PdCl
2(dppf)(50mg、0.07mmol)、及びNa
2CO
3(2mL、2M、4mmol)を加えた。反応混合物を窒素でパージして、130℃で2時間、電子レンジの中で照射した。完了後、反応混合物を酢酸エチルの中から取り出し、ブラインで連続して洗浄し、Na
2SO
4で乾燥して、真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサンにおいての0−50%の酢酸エチルの勾配)により精製して、黄色の泡を得た。この泡をDCMの中から取り出し、HCl(4mL、ジオキサンにおいて4M)を加えて、2時間撹拌した。完了後、反応物を真空内で濃縮して、黄色固形物として表題化合物(203mg、94%)を得た。
1H NMR(400MHz、METHANOL−d
4):δ ppm 1.46−1.69(m、2H)、2.00−2.21(m、2H)、2.96−3.15(m、2H)、3.43−3.51(m、2H)、4.21(s、3H)、4.96−5.05(m、2H)、6.96(d、J=7.07Hz、1H)、7.33(d、J=9.60Hz、1H)、7.41−7.68(s、4H)、8.19(s、1H)、8.51(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
24H
22FN
7, 428;found 428。
【0612】
表4に示される合成例を、表に示されるような一般法に従って合成した。
【0613】
【表4-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0614】
【表4-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0615】
【表4-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0616】
【表4-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0617】
【表4-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0618】
【表4-6】
[この文献は図面を表示できません]
【0619】
【表4-7】
[この文献は図面を表示できません]
【0620】
【表4-8】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
【表4-9】
[この文献は図面を表示できません]
【0622】
【表4-10】
[この文献は図面を表示できません]
【0623】
【表4-11】
[この文献は図面を表示できません]
【0624】
【表4-12】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
【表4-13】
[この文献は図面を表示できません]
【0626】
【表4-14】
[この文献は図面を表示できません]
【0627】
【表4-15】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
【表4-16】
[この文献は図面を表示できません]
【0629】
【表4-17】
[この文献は図面を表示できません]
【0630】
【表4-18】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
【表4-19】
[この文献は図面を表示できません]
【0632】
【表4-20】
[この文献は図面を表示できません]
【0633】
【表4-21】
[この文献は図面を表示できません]
【0634】
【表4-22】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
【表4-23】
[この文献は図面を表示できません]
【0636】
【表4-24】
[この文献は図面を表示できません]
【0637】
【表4-25】
[この文献は図面を表示できません]
【0638】
【表4-26】
[この文献は図面を表示できません]
【0639】
【表4-27】
[この文献は図面を表示できません]
【0640】
【表4-28】
[この文献は図面を表示できません]
【0641】
【表4-29】
[この文献は図面を表示できません]
【0642】
【表4-30】
[この文献は図面を表示できません]
【0643】
【表4-31】
[この文献は図面を表示できません]
【0644】
【表4-32】
[この文献は図面を表示できません]
【0645】
実施例147:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−メトキシ−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0646】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0647】
ACN/H
2O(3:1、800mL)における2,4,6−トリクロロピリミジン(30g、0.160mol)を充填した丸底フラスコに、(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ボロン酸(27.2g、0.160mol)、Pd(OAc)
2(1.84g、8.2mmol)、PPh
3(4.35g、16.5mmol)、及びK
3PO
4(52g、0.245mol)を加えた。反応物を2時間、窒素大気下で50℃に維持した。完了後、混合物を氷水(1L)に注ぎ、濾過した。濾過ケーキをエタノール(500mL)中で懸濁し、30分間撹拌した。懸濁液を濾過し、真空内で濾過ケーキを乾燥して、オフホワイトの固形物として4−(2,6−ジクロロピリミジン−4−イル)−2−フルオロベンゾニトリル(30g、68%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ8.24−8.27(2H、m)、8.32−8.35(1H、dd、J=1.2Hz、10.4Hz)、8.58(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
11H
4Cl
2FN
3, 266;Found, 266。
【0648】
MeOH(500mL)における4−(2,6−ジクロロピリミジン−4−イル)−2−フルオロベンゾニトリル(30g、0.11mol)を充填した丸底フラスコに、NaOMe(6.0g、0.11mol)を少量ずつ加えた。反応物を16時間、窒素大気下で50℃に維持した。完了後、反応混合物を氷水に注ぎ、DCM(3×300mL)で抽出した。合わせた有機質層をブラインで連続して洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮して、4−(2−クロロ−6−メトキシピリミジン−4−イル)−2−フルオロベンゾニトリル(26g、90%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ4.02(3H、s)、7.77(1H、s)、8.09−8.14(1H、dd、J=1.2Hz、10.4Hz)、8.15−8.19(2H、m)。[M+H] Calc’d for C
12H
7ClFN
3O, 262;Found, 262。
【0649】
DMF(200mL)における、4−(2−クロロ−6−メトキシピリミジン−4−イル)−2−フルオロベンゾニトリル(26.0g、98mmol)、4−(N−boc−アミノ)ピペリジン(19.7g、98mmol)、及びDIPEA(25.5g、196mmol)を充填した丸底フラスコを、100℃で4時間加熱した。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機質層をブラインで連続して洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PEにおける10−20%の酢酸エチルの勾配)により精製して、tert−ブチル−N−{1−[4−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)−6−メトキシピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバメート(15g、35%)を得た。[M+H] Calc’d for C
22H
26FN
5O
3, 428;Found, 428。
【0650】
DMF(25mL)におけるtert−ブチル−N−{1−[4−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)−6−メトキシピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバメート(15g、0.035mol、1.0eq)を充填した丸底フラスコに、NBS(6.25g、1.0eq)を少量ずつ加えた。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。完了後、氷水(200mL)を加え、内容物を酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機質層をブラインで連続して洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA/DCM=10:1:1)により精製して、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−4−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)−6−メトキシピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバメート(7g、収率39%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6):δ1.26−1.30(2H、m)、1.36(9H、s)、1.74−1.78(2H、m)、2.97−3.05(2H、m)、3.49−3.52(1H、m)、3.94(3H、s)、4.44−4.49(2H、m)、6.83−6.86(1H、d、J=7.8Hz)、7.60−7.63(1H、dd、J=1.5Hz、7.8Hz)、7.71−7.75(1H、d、J=9.9Hz)、8.00−8.05(1H、m)。[M+H] Calc’d for C
22H
25BrFN
5O
3, 506;Found, 506。
【0651】
ジオキサン/H
2O(5:1、20mL)における、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−4−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)−6−メトキシピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバメート(1g、1.9mmol)を充填した丸底フラスコに、(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ボロン酸(0.34g、2.85mmol)、1,1ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセンパラジウムジクロリド(120mg、0.19mmol)、及びNa
2CO
3(0.41g、3.8mmol)を加えた。混合物を140℃で2時間、電子レンジの中で照射した。完了後、反応混合物を濾過し、濾液を真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PEにおいての50−60%の酢酸エチルの勾配)及び分取HPLCにより精製して、黄色固形物を得た。この固形物を酢酸エチル(5mL)の中で懸濁し、HCl(10mL、ジオキサンにおいて4M)を加えて、2時間撹拌した。完了後、反応物を真空内で濃縮して、黄色固形物として表題化合物(300mg、33%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.61−1.71(2H、m)、2.13−2.16(2H、m)、3.09−3.15(2H、m)、3.32−3.34(1H、m)、3.97(3H、s)、4.21(3H、s)、4.92−4.97(2H、m)、7.09−7.11(1H、m)、7.24−7.26(1H、m)、7.34−7.39(2H、m)、7.48−7.55(2H、m)、8.14(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
24FN
7O, 458;Found, 458。
【0652】
実施例148:4−[2−(1,4−ジアゼパン−1−イル)−6−メトキシ−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0653】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0654】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を4%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ2.28−2.30(2H、m)、3.43−3.45(2H、m)、3.53−3.55(2H、m)、4.03(3H、s)、4.03−4.06(2H、m)、4.25−4.27(2H、m)、4.33(3H、s)、7.32(1H、d、J=8.4Hz)、7.43−7.48(2H、m)、7.60−7.63(2H、m)、7.65(1H、s)、8.58(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
24FN
7O, 458;Found, 458。
【0655】
実施例149:4−[2−(4−アミノアゼパン−1−イル)−6−メトキシ−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0656】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0657】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を4%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.84−2.44(6H、m)、3.46−3.49(1H、m)、3.82−4.42(4H、m)、4.10(3H、s)、4.31(3H、s)、7.41−7.46(2H、m)、7.58−7.71(4H、m)、8.56(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
26H
26FN
7O, 472;Found, 472。
【0658】
実施例150:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−メトキシ−5−(2−メチル−2H−インダゾール−6−イル)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0659】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0660】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を3%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.78−1.82(2H、m)、2.18−2.23(2H、m)、3.28−3.34(2H、m)、3.52−3.59(1H、m)、4.06(3H、s)、4.32(3H、s)、4.85−4.90(2H、m)、7.13(1H、d、J=8.4Hz)、7.36(1H、d、J=8.4Hz)、7.48(1H、s)、7.52(1H、d、J=9.6Hz)、7.65(1H、dd、J=8.0Hz、6.8Hz)、7.82(1H、d、J=8.0Hz)、8.62(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
24FN
7O, 458;Found, 458。
【0661】
実施例151:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−メトキシ−5−(1−メチル−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0662】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0663】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を2%の全収率で調製した。
1H NMR(300MHz、CD
3OD):δ1.68−1.82(2H、m)、2.14−2.22(2H、m)、3.19−3.33(2H、m)、3.47−3.58(1H、m)、4.03(3H、s)、4.33(3H、s)、4.87−4.93(2H、m)、7.28(1H、dd、J=8.1Hz、0.9Hz)、7.33(1H、dd、J=8.7Hz、1.2Hz)、7.47(1H、dd、J=9.6Hz、0.9Hz)、7.59(1H、dd、J=8.1Hz、6.9Hz)、7.70(1H、d、J=8.7Hz)、7.76(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
24H
23FN
8O, 459;Found, 459。
【0664】
実施例152:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−メトキシ−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0665】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0666】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を13%の全収率で調製した。
1H NMR(300MHz、CD
3OD):δ1.74−1.87(2H、m)、2.18−2.25(2H、m)、3.28−3.37(2H、m)、3.51−3.59(1H、m)、4.06(3H、s)、4.25(3H、s)、4.82−4.88(2H、m)、7.22(1H、dd、J=8.7Hz、1.2Hz)、7.54−7.65(6H、m)、8.35(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
25N
7O, 440;Found, 440。
【0667】
実施例153:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−メトキシ−5−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0668】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0669】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を19%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.76−1.86(2H、m)、2.18−2.23(2H、m)、3.32−3.38(2H、m)、3.52−3.58(1H、m)、4.16(3H、s)、4.75−4.80(2H、m)、4.84(2H、qJ=8.8Hz)、7.27(1H、s)、7.54(1H、s)、7.66(2H、dJ=8.0Hz)、7.82(2H、dJ=8.0Hz)。[M+H] Calc’d for C
22H
22F
3N
7O, 458;Found, 458。
【0670】
実施例154:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−メトキシ−5−(1−メチル−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0671】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0672】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を7%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.72−1.82(2H、m)、2.18−2.23(2H、m)、3.24−3.30(2H、m)、3.52−3.58(1H、m)、4.05(3H、s)、4.35(3H、s)、4.92−4.98(2H、m)、7.33(1H、d、J=8.4Hz)、7.56−7.70(1H、d、J=8.4Hz)、7.76(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
24H
24N
8O, 441;Found, 441。
【0673】
実施例155:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−[6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−6−メトキシピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0674】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を19%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.76−1.84(2H、m)、2.17−2.21(2H、m)、3.26−3.37(2H、m)、3.50−3.57(1H、m)、4.07(3H、s)、4.82−4.88(2H、m)、7.16(1H、dJ=10.0Hz)、7.68(1H、s)、7.69(2H、dJ=8.0Hz)、7.75(1H、dJ=10.0Hz)、7.79(2H、dJ=8.0Hz)。[M+H] Calc’d for C
24H
27N
7O, 430;Found, 430。
【0676】
実施例156:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−6−メトキシピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0677】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0678】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を25%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.78−1.81(2H、m)、2.16−2.20(2H、m)、3.23−3.27(2H、m)、3.32(6H、s)、3.49−3.56(1H、m)、4.08(3H、s)、4.87−4.89(2H、m)、7.72(2H、dJ=8.0Hz)、7.81(2H、dJ=8.0Hz)、8.35(2H、s)、[M+H] Calc’d for C
23H
26N
8O, 431;Found, 431。
【0679】
実施例157:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−メトキシ−5−{3−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル}ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0680】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0681】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を4%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.75−1.86(2H、m)、2.18−2.24(2H、m)、3.29−3.35(2H、m)、3.52−3.59(1H、m)、4.07(3H、s)、4.33(3H、s)、4.89−4.91(2H、m)、7.32(1H、d、J=8.0Hz)、7.58(1H、d、J=9.6Hz)、7.66(1H、dd、J=8.0Hz、7.2Hz)、8.30(1H、s)、8.45(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
23H
22FN
9O, 460;Found, 460。
【0682】
実施例158:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−メトキシ−5−{3−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0683】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0684】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を34%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ1.51−1.60(2H、m)、2.02−2.07(2H、m)、3.04−3.11(2H、m)、3.31−3.37(1H、m)、3.88(3H、s)、4.26(3H、s)、4.70−4.81(2H、m)、7.45(2H、d、J=7.6Hz)、7.70(2H、d、J=7.6Hz)、8.29(1H、s)、8.30(2H、s)、8.41(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
23H
23N
9O, 442;Found, 442。
【0685】
実施例159:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−メトキシ−5−{1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル}ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0686】
【化146】
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【0687】
実施例147の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を1%の全収率で調製した。
1H NMR(300MHz、CD
3OD):δ1.77−1.86(2H、m)、2.00−2.24(2H、m)、2.97−3.05(2H、m)、3.54−3.58(1H、m)、4.08(3H、s)、4.10(3H、s)、4.84−4.86(2H、m)、7.32(1H、d、J=10.8Hz)、7.57−7.60(1H、m)、7.65−7.70(1H、m)、8.30(1H、s)、8.09(1H、s)、8.15(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
24H
23FN
8O, 459;Found, 459。
【0688】
実施例160:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0689】
【化147】
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【0690】
THF(50mL)における4−(2,6−ジクロロピリミジン−4−イル)−2−フルオロベンゾニトリル(1.6g、6mmol)を充填した丸底フラスコに、CH
3NH
2(水中で40%、2mL)を滴下で加えた。反応物を周囲温度で16時間維持した。反応混合物を氷水に注ぎ、DCM(3×200mL)で抽出した。合わせた有機質層をブラインで連続して洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色固形物として4−[2−クロロ−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル(700mg、44%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ2.87(3H、s)、7.00(1H、s)、7.92−7.97(1H、m)、8.00−8.09(2H、m)。[M+H] Calc’d for C
12H
8ClFN
4, 263;Found, 263。
【0691】
DMF(5mL)における4−[2−クロロ−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル(0.7g、2.67mmol)を充填した丸底フラスコに、NBS(0.57g、3.2mmol)を少量ずつ加えた。混合物を周囲温度で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を氷水に注ぎ、スラリーを濾過した。濾過ケーキを酢酸エチルの中から取り出し、有機質層を水とブラインで連続して洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮して、黄色固形物として4−[5−ブロモ−2−クロロ−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル(900mg、99%)を得た。[M+H] Calc’d for C
12H
7BrClFN
4 341;Found, 341。
【0692】
DMF(10mL)における、4−[5−ブロモ−2−クロロ−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル(900mg、2.64mmol)、4−(N−boc−アミノ)ピペリジン(530mg、2.64mmol)、及びDIPEA(680mg、5.28mmol)を充填した丸底フラスコを4時間、100℃に維持した。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機質層をブラインで連続して洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮して、粗製のtert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−4−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバメート(1.0g、75%)を得た。[M+H] Calc’d for C
22H
26BrFN
6O
2, 505;Found, 505。
【0693】
ジオキサン/H
2O(5:1、20mL)における、tert−ブチル−N−{1−[5−ブロモ−4−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバメート(0.5g、1.0mmol)を充填した丸底フラスコに、(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ボロン酸(0.34g、2.85mmol)、1,1ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセンパラジウムジクロリド(64mg、0.1mmol)、及びNa
2CO
3(310mg、3.0mmol)を加えた。反応物を16時間、窒素大気下で還流した。完了後、反応混合物を濾過し、濾液を真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテルにおいて50−75%の酢酸エチルの勾配)及び分取HPLCにより精製して、黄色固形物を得た。この固形物を酢酸エチル(5mL)の中で懸濁し、HCl(5mL、ジオキサンにおいて4M)を加えて、反応物を2時間撹拌した。内容物を真空内で濃縮して、黄色固形物として表題化合物(350mg、77%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.81−1.90(2H、m)、2.23−2.25(2H、m)、3.04(3H、s)、3.34−3.39(2H、m)、3.56−3.61(1H、m)、4.36(3H、s)、4.73−4.76(2H、m)、7.40−7.45(2H、m)、7.55−7.58(1H、d、J=9.2Hz)、7.66−7.74(2H、m)、7.84(1H、s)、8.71(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
25FN
8, 457;Found, 457。
【0694】
実施例161:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0695】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0696】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を10%の全収率で調製した。
1H NMR(300MHz、CD
3OD):δ1.74−1.80(2H、m)、2.14−2.24(2H、m)、3.01(3H、s)、3.25−3.27(2H、m)、3.50−3.56(1H、m)、4.05(3H、s)、4.71−4.76(2H、m)、7.15(1H、d、J=9.0Hz)、7.28(1H、d、J=8.1Hz)、7.45(1H、d、J=6.6、Hz)、7.56−7.64(3H、m)、7.99(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
25FN
8, 457;Found, 457。
【0697】
実施例162:4−[2−(1,4−ジアゼパン−1−イル)−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0698】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0699】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を13%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ2.30−2.33(2H、m)、3.02(3H、s)、3.47−3.49(2H、m)、3.57−3.61(2H、m)、3.97−3.99(2H、m)、4.22(3H、s)、4.24−4.26(2H、m)、7.05(1H、d、J=9.2Hz)、7.31(1H、d、J=8.0Hz)、7.46(1H、d、J=9.2、Hz)、7.57(1H、s)、7.62−7.65(2H、m)、8.22(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
25FN
8, 457;Found, 457。
【0700】
実施例163:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−フルオロベンゾニトリル
【0701】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0702】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を13%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.36−1.40(2H、m)、1.90−1.92(2H、m)、2.90−2.99(6H、m)、4.20(3H、s)、4.84−4.87(2H、m)、7.01(1H、d、J=8.4Hz)、7.41−7.45(5H、m)、7.58(1H、d、J=8.8Hz)、8.11(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
26N
8, 439;Found, 439。
【0703】
実施例164:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0704】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0705】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を11%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.84−1.87(2H、m)、2.24−2.27(2H、m)、3.03(3H、s)、3.35−3.39(2H、m)、3.56−3.61(1H、m)、4.05(3H、s)、4.72−4.76(2H、m)、7.19(1H、d、J=8.4Hz)、7.56−7.58(3H、m)、7.63−7.67(3H、m)、7.99(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
26N
8, 439;Found, 439。
【0706】
実施例165:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−(1−メチル−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−イル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0707】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0708】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を7%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.74−1.80(2H、m)、2.18−2.21(2H、m)、2.99(3H、s)、3.25−3.27(2H、m)、3.50−3.54(1H、m)、4.32(3H、s)、4.73−4.77(2H、m)、7.30−7.32(2H、m)、7.49(1H、d、J=9.2Hz)、7.60−7.64(1H、m)、7.77(1H、d、J=8.4Hz)、7.89(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
24H
24FN
9, 458;Found, 458。
【0709】
実施例166:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−(エチルアミノ)−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0710】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0711】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を13%の全収率で調製した。
1H NMR(300MHz、CD
3OD):δ1.19−1.24(3H、t、J=6.9Hz)、1.83−1.87(2H、m)、2.21−2.25(2H、m)、3.35−3.39(2H、m)、3.53−3.60(3H、m)、4.36(3H、s)、4.68−4.73(2H、m)、7.38−7.45(2H、m)、7.53−7.57(1H、m)、7.65−7.74(2H、m)、7.87(1H、s)、8.71(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
26H
27FN
8, 471;Found, 471。
【0712】
実施例167:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−(メチルアミノ)−5−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0713】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0714】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を15%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.47−1.68(m、2H)、1.94−2.10(m、2H)、2.82−3.00(m、3H)、3.16(s、2H)、3.31−3.41(m、1H)、4.50−4.71(m、2H)、4.95−5.13(m、2H)、7.31−7.37(m、1H)、7.42−7.45(m、1H)、7.64−7.52(m、1H)、7.57−7.65(m、1H)、7.87−7.98(m、1H)。[M+H] Calc’d for C
26H
27FN
8, 471;Found, 471。
【0715】
実施例168:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0716】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0717】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を19%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.85−1.88(2H、m)、2.21−2.24(2H、m)、3.07(3H、s)、3.33−3.35(8H、m)、3.58−3.60(1H、m)、4.72−4.75(2H、m)、7.55(1H、d、J=6.4Hz)、7.73(1H、d、J=8.8Hz)、7.88(1H、s)、8.54(2H、s)。[M+H] Calc’d for C
23H
26FN
9, 448;Found, 448。
【0718】
実施例169:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−[6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0719】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0720】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を7%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.81−1.84(2H、m)、2.17−2.20(2H、m)、3.03(3H、s)、3.30−3.34(8H、m)、3.54−3.55(1H、m)、4.68−4.71(2H、m)、7.21(1H、d、J=8.8Hz)、7.47−7.49(1H、m)、7.64−7.65(1H、m)、7374−7.83(2H、m)、7.90(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
23H
27FN
8, 447;Found, 447。
【0721】
実施例170:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−{3−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル}−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0722】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0723】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を14%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.84−1.87(2H、m)、2.23−2.26(2H、m)、3.03(3H、s)、3.33−3.39(2H、m)、3.57−3.59(1H、m)、4.35(3H、s)、4.73−4.76(2H、m)、7.37(1H、d、J=8.4Hz)、7.59(2H、d、J=8.4Hz)、7.65(2H、d、J=8.8Hz)、7.80(1H、d、J=8.8Hz)、7.94(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
24H
25N
9, 440;Found, 440。
【0724】
実施例171:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−{3−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル}−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0725】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0726】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を24%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ ppm 1.41−1.71(m、2H)、1.91−2.05(m、2H)、2.80(s、3H)、2.91−3.12(m、2H)、3.12−3.19(m、1H)、3.25−3.40(m、1H)、4.29(s、3H)、4.68−4.80(m、2H)、7.12−7.29(m、1H)、7.40−7.63(m、1H)、7.69−7.83(m、1H)、8.05−8.28(m、2H)、8.33−8.62(m、2H)。[M+H] Calc’d for C
23H
23N
10F, 459;Found, 459。
【0727】
実施例172:4−[2−(1,4−ジアゼパン−1−イル)−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0728】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0729】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を29%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ2.36−2.37(2H、m)、3.04(3H、s)、3.51−3.52(2H、m)、3.60−3.61(2H、m)、3.95−3.98(2H、m)、4.25−4.36(5H、m)、7.34−7.36(1H、m)、7.60−7.67(6H、m)、8.61−8.63(1H、m)。[M+H] Calc’d for C
25H
26N
8, 439;Found, 439。
【0730】
実施例173:4−{2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0731】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0732】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を10%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.95−1.99(2H、m)、2.32−2.35(2H、m)、2.96(6H、s)、3.05(3H、s)、3.28−3.33(2H、m)、3.68−3.70(1H、m)、4.29(3H、s)、4.81−4.85(2H、m)、7.25(1H、d、J=9.2Hz)、7.59(2H、d、J=8.0Hz)、7.66(2H、d、J=8.0Hz)、7.73(1H、s)、8.47(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
27H
30N
8, 467;Found, 467。
【0733】
実施例174:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−6−(メチルアミノ)−5−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−4−イル]−ベンゾニトリル
【0734】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0735】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を4%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.67−1.79(2H、m)、2.13−2.19(2H、m)、3.02(3H、d)、3.21−3.31(2H、m)、3.47−3.52(1H、m)、4.68−4.77(2H、m)、4.87(2H、q、J=8.4Hz)、7.42(1H、s)、7.53(2H、d、J=8.0Hz)、7.59(1H、s)、7.71(2H、d、J=8.0Hz)。[M+H] Calc’d for C
22H
23F
3N
8, 457;Found, 457。
【0736】
実施例175:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−{1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル}−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0737】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0738】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を14%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ ppm 1.46−1.77(m、2H)、1.99−2.15(m、2H)、2.82(s、3H)、3.02−3.22(m、2H)、3.31−3.43(m、1H)、3.43−3.55(m、1H)、3.43−3.77(m、1H)、3.62−3.80(m、1H)、4.04(s、3H)、4.67−4.74(br.、m、3H)、7.14−7.38(m、1H)、7.42−7.71(m、1H)、7.73−7.89(m、1H)、8.01−8.10(m、1H)、8.10−8.19(m、1H)、8.19−8.40(m、4H)。[M+H] Calc’d for C
24H
24F
1N
9, 458;Found, 458。
【0739】
実施例176:4−[2−(4−アミノピペリジン−1−イル)−5−{3−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル}−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0740】
【化163】
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【0741】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を19%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.79−1.84(2H、m)、2.21−2.25(2H、m)、3.03(3H、s)、3.29−3.33(2H、m)、3.56−3.57(1H、m)、4.34(3H、s)、4.76−4.80(2H、m)、7.58(2H、d、J=8.0Hz)、7.68(2H、d、J=8.0Hz)、8.40(1H、s)、8.46(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
23H
24N
10, 441;Found, 441。
【0742】
実施例177:4−{2−[(3S,4R)−4−アミノ−3−フルオロピペリジン−1−イル]−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0743】
【化164】
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【0744】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を3%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.74−1.79(2H、m)、2.89(2H、m)、2.95−3.06(2H、m)、3.12−3.25(1H、m)、4.18(3H、s)、4.65−4.88(2H、m)、5.12−5.19(1H、m)、6.99−7.02(1H、m)、7.38−7.44(5H、m)、7.56(1H、d、J=8.8Hz)、8.09(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
25FN
8, 457;Found, 457。
【0745】
実施例178:4−{2−[(3R,4S)−4−アミノ−3−フルオロピペリジン−1−イル]−5−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0746】
【化165】
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【0747】
実施例160の調製手順に従い、表題化合物のHCl塩を5%の全収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.74−1.79(2H、m)、2.89(2H、m)、2.93−3.06(2H、m)、3.12−3.25(1H、m)、4.19(3H、s)、4.65−4.88(2H、m)、5.12−5.19(1H、m)、6.99−7.02(1H、m)、7.36−7.44(5H、m)、7.56(1H、d、J=8.4Hz)、8.10(1H、s)。[M+H] Calc’d for C
25H
25FN
8, 457;Found, 457。
【0748】
<II.生物的評価>
<実施例1a:インビトロの酵素阻害アッセイ − LSD−1>
このアッセイは、試験化合物がLSD1デメチラーゼ活性を阻害する能力を判定する。E.coliを発現した完全長のヒトLSD1(Accession number O60341)をActive Motif(Cat#31334)から購入した。
【0749】
LSD1活性の酵素アッセイは、時間分解蛍光共鳴エネルギー転移(TR−FRET)の検出に基づく。LSD1に対する化合物の阻害特性を、以下の反応条件下で、384ウェルのプレートのフォーマットにおいて判定した:0.1nMのLSD1、50nMのH3K4me1−ビオチンにより標識化したペプチド(Anaspec cat # 64355)、50mMのHEPES、pH7.3、10mMのNaCl、0.005%のBrij35、0.5mMのTCEP、0.2mg/mlのBSAのアッセイバッファーにおける2μMのFAD。12.5nMと0.25nMの終末濃度までの、LANCE検出バッファー(PerkinElmer)におけるLSD1阻害剤1.8mMの塩酸トラニルシプロミン(2−PCPA)の存在下で、検出試薬Phycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニン(Prozyme)とユーロピウム−抗−非修飾ヒストンH3リジン4(H3K4)抗体(PerkinElmer)それぞれを追加した後、反応生成物をTR−FRETによって定量的に判定した。
【0750】
アッセイ反応を、以下の手順に従い行った:3%のDMSOにおける、11点の連続希釈した試験化合物2μLと共に、150nMのH3K4me1−ビオチンにより標識化したペプチドの2μLの混合物を、プレートの各ウェルに加え、続いて、2μlの0.3nM LSD1と6μMのFADを加えて、反応を生じさせた。その後、反応混合物を室温で1時間インキュベートし、25nMのPhycolink ストレプトアビジン−アロフィコシアニンと0.5nMのユーロピウム−抗−非修飾H3K4抗体を含有するLANCE検出バッファーの中に6μlの1.8mM 2−PCPAを加えることにより、終わらせた。室温でのインキュベーションの1時間後、TR−FRETモード(320nmにて励起、615nm及び665nmにて発光)のEnVision Multilabel Readerにより、プレートを読み取った。各ウェルについて比率を計算し(665/615)、阻害定数(IC
50)を判定するために適合させた。
【0751】
本明細書に開示される化合物がLSD1活性を阻害する能力を定量化し、それぞれのIC
50値を判定した。表5は、本明細書に開示される様々な置換された複素環化合物のIC
50値を提供する。
【0752】
【表5-1】
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【0753】
【表5-2】
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【0754】
【表5-3】
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【0755】
【表5-4】
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【0756】
【表5-5】
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【0757】
【表5-6】
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【0758】
【表5-7】
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【0759】
【表5-8】
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【0760】
【表5-9】
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【0761】
【表5-10】
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【0762】
【表5-11】
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【0763】
【表5-12】
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【0764】
【表5-13】
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【0765】
【表5-14】
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【0766】
<実施例2:インビトロの酵素阻害アッセイ − MAOの選択性>
ヒトの組み換え型モノアミンオキシダーゼタンパク質MAO−AとMAO−Bを得る。MAOは、第一級、第二級、及び第三級アミンの酸化的脱アミノ化を触媒する。MAO酵素活性、及び/又は、対象の阻害剤によるそれらの阻害率をモニタリングするために、蛍光ベースの(阻害剤)−スクリーニングアッセイを行う。非蛍光化合物である3−(2−アミノフェニル)−3−オキソプロパンアミン(キヌラミンジヒドロブロミド、Sigma Aldrich)を、基質として選択する。キヌラミンは、両方のMAO活性について非特異的な基質である。MAO活性による酸化的脱アミノ化を受けている間、キヌラミンは、4−ヒドロキシキノリン(4−HQ)、即ち結果として生じる蛍光生成物に変換される。
【0767】
モノアミンオキシダーゼ活性を、4−ヒドロキシキノリンへのキヌラミンの変換を測定することにより推測する。100μlの最終容量で、透明な底部を備える96ウェルのブラックプレート(Corning)の中で、アッセイを行った。アッセイバッファーは、100mMのHEPES、pH7.5である。各実験を、同じ実験の中で3回繰り返して行う。
【0768】
簡潔に言えば、本明細書に開示されるような様々な濃度の化合物(例えば、阻害剤の強度に依存して0乃至50μΜ)の有無にかかわらず、MAOの固定量(MAO−Aについて0.25μg、AO−Bについて0.5μg)を、反応バッファーの中で25分間、氷の上でインキュベートした。トラニルシプロミン(Biomol International)を、阻害の対照として使用する。
【0769】
酵素を試験化合物と相互作用させた後、60乃至90μΜのキヌラミンを、MAO−BとMAO−Aのアッセイそれぞれのために各反応物に加え、この反応物を暗所の中、37℃で1時間放置した。50μlの2N NaOHを加えることで基質の酸化的脱アミノ化を止めた。4−ヒドロキシキノリンへのキヌラミンの変換を、マイクロプレートリーダ(Infinite 200, Tecan)を使用する蛍光(320nmで励起、360nmで発光)によりモニタリングする。任意の単位を使用して、試験化合物の有無にかかわらず精製された蛍光のレベルを測定する。
【0770】
最大の酸化的脱アミノ化活性を、試験化合物が無い状態でキヌラミンの脱アミノ化から形成された4−ヒドロキシキノリンの量を測定することにより得て、背景蛍光のために補正した。各阻害剤のKi(IC
50)をVmax/2で測定する。
【0771】
<実施例3:LSD1 CD11bの細胞アッセイ>
細胞におけるLSD1阻害剤の効果を分析するために、CD11bのフローサイトメトリーアッセイを行った。LSD1阻害は、フローサイトメトリーにより測定することができる、THP−1(AML)細胞におけるCD11bの発現を誘導する。1つのウェルにつき500μLの最終容量を備えた24ウェルのプレートにおける、10%のウシ胎仔血清を含有するRPMI1640培地の中で、THP−1細胞を、100,000細胞/ウェルで蒔いた。LSD1試験化合物をDMSOの中で連続希釈した。希釈物を各ウェルに加えて、0.2%のDMSOの最終濃度とした。細胞を4日間、5%のCO
2において摂氏37度でインキュベートした。250μLの各ウェルを、96ウェルの丸底プレートにあるウェルに移した。プレートを5分間、Beckman Coulter Alegra 6KRの遠心分離機の中、摂氏4度で、1200rpmで遠心分離した。ウェルの底に細胞を残したまま、ウェルを取り除いた。2%のBSA(ウシ血清アルブミン)溶液を有する100μLの冷たいHBSS(ハンクス平衡塩類溶液)の中で細胞を洗浄して、5分間摂氏4度で、1200rpmで遠心分離した。洗浄物を除去した。APCを結合させたマウス抗CD11b抗体(BD Pharmingen Cat# 555751)の1:15の希釈物を含有する、2%のBSAを有する100μLのHBSSの中で細胞を再懸濁し、25分間氷の上でインキュベートした。細胞を遠心分離し、2%のBSAを有する100μlのHBSSの中で2回洗浄した。最後の回転後、1ug/mLのDAPI(4’,6−ジアミジノ−2−フェニルインドール)を含有する、2%のBSAを有する100μLのHBSSの中で、細胞を再懸濁した。その後、BD FACSAriaの機械でのフローサイトメトリーにより、細胞を分析した。CD11bの発現について細胞を分析した。各阻害剤濃度についてのCD11bを発現する細胞の割合を使用して、分析された各化合物についてIC
50曲線を判定した。
【0772】
表6は、本明細書に開示される様々な置換された複素環化合物の細胞IC
50値を提供する。
【0773】
【表6-1】
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【0774】
【表6-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0775】
【表6-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0776】
【表6-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0777】
【表6-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0778】
【表6-6】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
【表6-7】
[この文献は図面を表示できません]
【0780】
【表6-8】
[この文献は図面を表示できません]
【0781】
【表6-9】
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【0782】
【表6-10】
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【0783】
【表6-11】
[この文献は図面を表示できません]
【0784】
【表6-12】
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【0785】
【表6-13】
[この文献は図面を表示できません]
【0786】
【表6-14】
[この文献は図面を表示できません]
【0787】
【表6-15】
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【0788】
【表6-16】
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【0789】
<実施例4:インビボのキセノグラフ研究 − MCF−7のキセノグラフ>
0.72mgの17−βエストラジオールを含む時間放出ペレット剤を、nu/nuマウスに皮下注入する。5%のCO
2、37℃で、10%のFBSを含むRPMIの中で、MCF−7細胞を成長させる。細胞を沈降し、1×10
7細胞/mLで50%のRPMI(無血清)及び50%のマトリゲルの中で再懸濁する。ペレット移植の2−3日後、MCF−7細胞を右側腹部に皮下注射し(100μL/動物)、腫瘍容積(長さ×幅
2/2)を隔週毎にモニタリングする。腫瘍が200mm
3までの平均容積に達すると、動物を無作為化し、処置を始める。動物を4週間、ビヒクル又は化合物により毎日処置する。腫瘍容積と体重を、研究の全体にわたって隔週毎にモニタリングする。処置期間の終わりに、血漿と腫瘍のサンプルを、薬物動態学的及び薬理学的な解析それぞれのために採取する。
【0790】
<実施例5:インビボのキセノグラフ研究 − LNCaPキセノグラフ>
LSDl(shLSDl細胞)の安定したノックダウンを備えたLNCaP細胞、又は対照細胞(shNTC細胞など)を、皮下注入によりヌードマウスの背中側の側腹部に接種させる(50%のRPMI 1640/BD Matrigelの100μlにおいて3×10
6細胞など)。マウスの体重と腫瘍のサイズを、週に1回測定し、式(7i/6)(L×W)を使用して腫瘍容積を推測し、ここで、L=腫瘍の長さ、W=腫瘍の幅である。2つのサンプルt検定を行い、2つの群の間の平均腫瘍容積における統計的な差異を判定する。
【0791】
ヌードマウスの背中側の側腹部への皮下注入により、未修飾のLNCaP細胞を接種させる(50%のRPMI 1640/BD Matrigelの100μlにおいて3×10
6細胞など)。3週後、マウスに1日1回、水(対照)、パルギリン(0.53mg又は1.59mg;70%のバイオアベイラビリティを仮定して、1又は3mMの最終濃度)、又はXB154(4又は20μg;70%のバイオアベイラビリティを仮定して、1又は5μΜの最終濃度)を腹腔内注入し、又は、試験化合物で処置する(毎週5mg/kg、又は毎週10mg/kg)。処置を3週間継続し、その間にマウスの体重と腫瘍容積を上記のように測定する。
【0792】
shLSDl LNCaP細胞又は対照細胞を、上記のようにヌードマウスに注入する。3週後、3週間1日1回、腹腔内で、2.6μgのマイトマイシンC(40%のバイオアベイラビリティを仮定して、1μΜの予測された最終濃度)、オラパリブ(例えば、約0.5mg/kg乃至25mg/kg)、又はビヒクルにより、マウスを処置する。他の例において、未修飾のLNCaP細胞を上記のようにヌードマウスに注入する。
【0793】
3週後、上述のように試験化合物、又はビヒクル、加えて、MMC又はオラパリブにより、マウスを処置する。処置を3週間継続し、マウスの体重と腫瘍容積を上記のように測定する。
【0794】
shLSDl細胞を注入したマウスにおいて、対照と比較した腫瘍容積の減少は、LSDl阻害がインビボで腫瘍増殖を減少させることを示している。
【0795】
同様に、LNCaP細胞を注入され、且つ本明細書に開示された化合物で処置されたマウスにおいて、対照と比較した腫瘍容積の減少は、LSDl阻害がインビボで腫瘍増殖を減少させることを示している。最終的に、本明細書に開示される化合物のみで処置したマウスと比較して、LNCaP細胞を注入され、且つ本明細書に開示される化合物に加えてオラパリブで処置したマウスの腫瘍容積の減少は、LSDl阻害に加えてPARPの阻害がインビボで腫瘍増殖を減少させることを示している。
【0796】
採取した異種移植片組織を、LSDl阻害の証明のために検査する。これをウェスタンブロットにより評価して、shRNA細胞の場合における、2MK4と2MK9のヒストンマーク(histone marks)の全体的なレベル、FA/BRCA遺伝子の発現、FANCD2のユビキチン化、及びLSDlタンパク質レベルを検査する。これらパラメータの1以上の減少は、LSD1の有効な阻害を示している。加えて、DNAの損傷修復に対する効果を、H2AXのフォーカス(foci)のための染色により評価する。
【0797】
<III.製薬剤形の調製>
<実施例1:経口錠剤>
式(I)、(II)、(IIa)、(IIa)、又は(III)の48重量%の化合物或いはその薬学的に許容可能な塩、45重量%の微結晶性セルロース、5重量%の低置換ヒドロキシプロピルセルロース、及び2重量%のステアリン酸マグネシウムを混合することにより、錠剤を調製する。直接圧縮によって錠剤を調製する。圧縮錠剤の全重量を、250−500mgで維持する。