(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6432010
(24)【登録日】2018年11月9日
(45)【発行日】2018年11月28日
(54)【発明の名称】綿棒の収納取り出し箱
(51)【国際特許分類】
B65D 83/02 20060101AFI20181119BHJP
【FI】
B65D83/02 B
【請求項の数】2
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2017-235565(P2017-235565)
(22)【出願日】2017年9月20日
【審査請求日】2017年9月20日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514161660
【氏名又は名称】河合 美幸
(72)【発明者】
【氏名】河合 美幸
【審査官】
長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3004414(JP,U)
【文献】
実開昭51−033135(JP,U)
【文献】
実公昭35−024067(JP,Y1)
【文献】
米国特許第02187218(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 83/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角柱の箱型容器の中に、前記箱型容器の前面下端から後面上端に伸びる対角の仕切り板によって内部を三角柱の前収納部、後収納部の2つに分けた構造の綿棒収納取り出し箱で、且つ、前記前収納部、前記後収納部の綿棒取り出し口は、それぞれ綿棒を取り出す際に三角柱の端の地面方向となる、前記前収納部の前面下端側水平方向に開口したつまみ口、及び、前記後収納部の後面上端側水平方向に開口したつまみ口を備える構造の綿棒収納取り出し箱。
【請求項2】
請求項1記載の綿棒収納取り出し箱で、請求項1記載の水平方向に開口したつまみ口は、横に切り込みのあるストッパー付き出口、又は綿棒が自然に出てこない高さの出口が左右にあり、中央のつまみ口より1本づつ綿棒の棒をつまんで取り出す構造の綿棒収納取り出し箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、綿棒の収納取り出し箱の形状、及び構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来は、綿棒がまとめて入った収納容器から1本の綿棒を取り出す際には、隣接する綿棒にも指が触れてしまう場合が多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
綿棒がまとめて入った収納容器から1本の綿棒を取り出す場合、隣接する綿棒の綿部に指が触れないように衛生的に1本づつ取り出せるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、四角柱の箱型収納箱の中に、前記箱型容器の前面下端から後面上端に伸びる対角の仕切り板によって内部を三角柱の前収納部、後収納部の2つに分けた構造の綿棒収納取り出し箱で、各収納部の取り出し口は三角柱の端の地面側水平方向に開口した構造で、取り出し口は横に切り込みのあるストッパーが左右にあり中央のつまみ口より1本づつ綿棒の棒部分をつまんで取り出すか
、又は取り出し口の高さが綿棒が自然に出てこない高さの取り出し口からつまんで取り出す。つまんで取り出した空間には上部より重力で綿棒が自動的に下に下がってきて、次の綿棒を取り出せるようになる。前収納部の綿棒が空になった場合は、収納箱を逆さまにして前収納部と同様に後収納部から綿棒を取り出す。
【発明の効果】
【0005】
綿棒の棒部分を持って取り出すので綿部を衛生的に保管できる。
また、例えば本発明品を両面テープ等で固定すれば、蓋を開け閉めする作業無しに完全に片手で取り出すことが可能となる。
また、蓋が開けっ放しになることも無くなる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図6】綿棒収納取り出し箱の左右の取り出し口が、高さが綿棒が自然に出てこない高さの取り出し口の図
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明を
図1〜
図6に従って説明すると、
図3のように、四角柱の箱型収納箱の中に、
図3の10、
図4の10のように斜め対角の仕切り板で内部を三角柱の前収納部、後収納部の2つに分けた構造の綿棒収納取り出し箱で、
図3、
図4のように各収納部に綿棒が収納されている。
図1、
図2のように、
各収納部の三角柱の地面側水平方向に開口した取り出し口のある構造で、取り出し口は横に切り込みのあるストッパーが左右にあり中央のつまみ口、
又は図6のように、綿棒が自然に出てこない高さの取り出し口より1本づつ綿棒の棒部分をつまんで取り出す。つまんで取り出した空間には上部より重力で綿棒が自動的に下に下がってきて、次の綿棒を取り出せるようになる。前収納部の綿棒が空になった場合は、箱型収納箱を逆さまにして前収納部と同様に後収納部から綿棒を取り出す。
図5のように箱の側面を開けることでまとめて取り出すことや、補充することも可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0008】
一般的に販売されている丸型の箱よりも、本発明品に変えることで、収納力、衛生面、利便性が向上する。
【符号の説明】
【0009】
1 綿棒収納取り出し箱の前面の前収納部
2 綿棒収納取り出し箱から綿棒を
取り出す際に、三角柱の端の地面方向となる、前収納部の前面下端側水平方向に開口したつまみ口の図
3 綿棒
4 綿棒収納取り出し箱の前面の、綿棒の棒部分のつまみ口兼、綿棒の出口
5 綿棒収納取り出し箱の前面の、綿棒の出口兼、横に切り込みの入ったストッパー
6 綿棒収納取り出し箱の後面の後収納部
7 綿棒収納取り出し箱から綿棒を
取り出す際に、三角柱の端の地面方向となる、後収納部の後面上端側水平方向に開口したつまみ口の図
8 綿棒収納取り出し箱の後面の、綿棒の棒部分のつまみ口兼、綿棒の出口
9 綿棒収納取り出し箱の後面の、綿棒の出口兼、横に切り込みの入ったストッパー
10 綿棒収納取り出し箱の斜め対角の仕切り板
11 綿棒収納取り出し箱側面の蓋
12 取り出し口の高さが綿棒が自然に出てこない高さの取り出し口
13 横に切り込みのあるストッパー
【要約】 (修正有)
【課題】綿棒を取り出す場合、隣接する綿棒の綿部に指が触れないように、且つ蓋の開閉作業無しに片手で衛生的に最後の1本まで1本ずつ取り出せるようにする。
【解決手段】四角柱の箱型収納箱の中に、斜め対角の仕切り板で内部を三角柱の前後の収納部に分けた構造の綿棒収納取り出し箱とし、各収納部の取り出し口は三角柱の端の地面方向に最低1箇所以上ある構造で、取り出し口は綿棒が自然に出てこない構造で棒部分をつまんで取り出すため、隣接する綿棒の綿部に指が触れない。取り出し口の構造はフィルム等の素材で横に切り込みのあるストッパーが左右にあるか、又は綿部分が自然に出てこない高さの構造になっている。更に、つまんで取り出すと重力で綿棒が下に自動的に落ちてくるため、最後の1本まで片手で取り出すことができる。前収納部の綿棒が空になった場合は、収納箱を逆さまにして前収納部と同様に後収納部から綿棒を取り出す。
【選択図】
図7