特許第6432119号(P6432119)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6432119管理対象運用サポート装置、管理対象運用サポート方法及びそのプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6432119
(24)【登録日】2018年11月16日
(45)【発行日】2018年12月5日
(54)【発明の名称】管理対象運用サポート装置、管理対象運用サポート方法及びそのプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20181126BHJP
   F02C 7/00 20060101ALN20181126BHJP
   F01D 25/00 20060101ALN20181126BHJP
   F02C 9/00 20060101ALN20181126BHJP
【FI】
   G06F13/00 351N
   !F02C7/00 A
   !F01D25/00 W
   !F01D25/00 X
   !F02C9/00 AZJC
【請求項の数】7
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-551978(P2016-551978)
(86)(22)【出願日】2015年9月25日
(86)【国際出願番号】JP2015077121
(87)【国際公開番号】WO2016052339
(87)【国際公開日】20160407
【審査請求日】2017年3月24日
(31)【優先権主張番号】特願2014-205074(P2014-205074)
(32)【優先日】2014年10月3日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】514030104
【氏名又は名称】三菱日立パワーシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134544
【弁理士】
【氏名又は名称】森 隆一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100108578
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 詔男
(74)【代理人】
【識別番号】100126893
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 哲男
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 彰久
(72)【発明者】
【氏名】田中 徹
【審査官】 齊藤 公志郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−097643(JP,A)
【文献】 特開2002−023830(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/056581(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
F01D 25/00
F02C 7/00
F02C 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
理対象装置から取得したセンシング情報に基づいて前記管理対象装置の運用状態を算出する運用状態算出部と、
前記運用状態の算出結果が示す運用状態の度合いと、前記運用状態の度合いを区別する少なくとも一つ閾値とを比較する算出結果比較部と、
前記運用状態の度合いと前記少なくとも一つ閾値との比較結果と、前記運用状態を特定する状態特定情報と、前記管理対象装置の装置識別情報と、に基づいて、前記運用状態の度合に対応する前記管理対象装置のサポート情報を出力するサポート情報出力部と、を具備し、
前記サポート情報出力部は、
前記度合いが、設定された低い度合いを示す場合には、前記管理対象装置を運用する運用者の端末へ第1のサポート情報を送信し、
前記度合いが、設定された低い度合いを示す度合いでない場合には、前記管理対象装置を製造する製造者の端末へ第2のサポート情報を送信する
ことを特徴とする管理対象運用サポート装置。
【請求項2】
前記第1のサポート情報は、簡易サポート情報であることを特徴とする請求項1に記載の管理対象運用サポート装置。
【請求項3】
前記第2のサポート情報は、重点サポート情報であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の管理対象運用サポート装置。
【請求項4】
前記サポート情報出力部は、前記サポート情報に対応するコストと、前記管理対象装置を運用する運用者の対応可能コストとに基づいて、出力する前記サポート情報の内容を決定する
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の管理対象運用サポート装置。
【請求項5】
前記サポート情報出力部は、前記サポート情報が前記管理対象装置の部品の交換を促す情報であり、前記部品の製造期間と、前記管理対象装置について予め定められているメンテナンス時情報とに基づいて、出力する前記サポート情報の内容を変更する
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の管理対象運用サポート装置。
【請求項6】
理対象装置から取得したセンシング情報に基づいて前記管理対象装置の運用状態を算出し、
前記運用状態の算出結果が示す運用状態の度合いと、前記運用状態の度合いを区別する少なくとも一つ閾値とを比較し、
前記運用状態の度合いと前記少なくとも一つ閾値との比較結果と、前記運用状態を特定する状態特定情報と、前記管理対象装置の装置識別情報と、に基づいて、前記度合いが、設定された低い度合いを示す場合には、前記管理対象装置を運用する運用者の端末へ第1のサポート情報を送信し、前記度合いが、設定された低い度合いを示す度合いでない場合には、前記管理対象装置を製造する製造者の端末へ第2のサポート情報を送信する
ことを含む管理対象運用サポート方法。
【請求項7】
管理対象運用サポート装置のコンピュータに、
理対象装置から取得したセンシング情報に基づいて前記管理対象装置の運用状態を算出し、
前記運用状態の算出結果が示す運用状態の度合いと、前記運用状態の度合いを区別する少なくとも一つ閾値とを比較し、
前記運用状態の度合いと前記少なくとも一つ閾値との比較結果と、前記運用状態を特定する状態特定情報と、前記管理対象装置の装置識別情報と、に基づいて、前記度合いが、設定された低い度合いを示す場合には、前記管理対象装置を運用する運用者の端末へ第1のサポート情報を送信し、前記度合いが、設定された低い度合いを示す度合いでない場合には、前記管理対象装置を製造する製造者の端末へ第2のサポート情報を送信する
ことを実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理対象運用サポート装置、管理対象運用サポート方法及びそのプログラムに関する。
本願は、2014年10月03日に、日本に出願された特願2014−205074号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
【背景技術】
【0002】
製造者は、製造した装置を顧客に納入した後、その顧客が納入後に運用している装置の運用状態を把握し、その後の装置のサポートに役立てている。例えば特許文献1には対象となる装置の一例であるガスタービンの運転状態の情報を取得し、ガスタービンの性能を診断する技術について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】日本国特開2006−57595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように製造した装置を顧客に納入した製造者は、その装置のサポートのサービスをさらに向上させる必要がある。
【0005】
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる管理対象運用サポート装置、管理対象運用サポート方法及びそのプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、管理対象運用サポート装置は、理対象装置から取得したセンシング情報に基づいて前記管理対象装置の運用状態を算出する運用状態算出部と、前記運用状態の算出結果が示す運用状態の度合いと、前記運用状態の度合いを区別する少なくとも一つ閾値とを比較する算出結果比較部と、前記運用状態の度合いと前記少なくとも一つ閾値との比較結果と、前記運用状態を特定する状態特定情報と、前記管理対象装置の装置識別情報と、に基づいて、前記運用状態の度合に対応する前記管理対象装置のサポート情報を出力するサポート情報出力部と、を具備し、前記サポート情報出力部は、前記度合いが、設定された低い度合いを示す場合には、前記管理対象装置を運用する運用者の端末へ第1のサポート情報を送信し、前記度合いが、設定された低い度合いを示す度合いでない場合には、前記管理対象装置を製造する製造者の端末へ第2のサポート情報を送信する
上述の管理対象運用サポート装置において、前記第1のサポート情報は、簡易サポート情報であることを特徴とする。
上述の管理対象運用サポート装置において、前記第2のサポート情報は、重点サポート情報であることを特徴とする。
【0007】
また上述の管理対象運用サポート装置において、前記サポート情報出力部は、前記サポート情報に対応するコストと、前記管理対象装置を運用する運用者の対応可能コストとに基づいて、出力する前記サポート情報の内容を決定してもよい。
【0008】
また上述の管理対象運用サポート装置において、前記サポート情報出力部は、前記サポート情報が前記管理対象装置の部品の交換を促す情報であり、前記部品の製造期間と、前記管理対象装置について予め定められているメンテナンス時情報とに基づいて、出力する前記サポート情報の内容を変更してもよい。
【0010】
また本発明の第2の態様によれば、管理対象運用サポート方法は、理対象装置から取得したセンシング情報に基づいて前記管理対象装置の運用状態を算出し、前記運用状態の算出結果が示す運用状態の度合いと、前記運用状態の度合いを区別する少なくとも一つ閾値とを比較し、前記運用状態の度合いと前記少なくとも一つ閾値との比較結果と、前記運用状態を特定する状態特定情報と、前記管理対象装置の装置識別情報と、に基づいて、前記度合いが、設定された低い度合いを示す場合には、前記管理対象装置を運用する運用者の端末へ第1のサポート情報を送信し、前記度合いが、設定された低い度合いを示す度合いでない場合には、前記管理対象装置を製造する製造者の端末へ第2のサポート情報を送信することを含む。
【0011】
また本発明の第3の態様によれば、プログラムが、管理対象運用サポート装置のコンピュータに、理対象装置から取得したセンシング情報に基づいて前記管理対象装置の運用状態を算出し、前記運用状態の算出結果が示す運用状態の度合いと、前記運用状態の度合いを区別する少なくとも一つ閾値とを比較し、前記運用状態の度合いと前記少なくとも一つ閾値との比較結果と、前記運用状態を特定する状態特定情報と、前記管理対象装置の装置識別情報と、に基づいて、前記度合いが、設定された低い度合いを示す場合には、前記管理対象装置を運用する運用者の端末へ第1のサポート情報を送信し、前記度合いが、設定された低い度合いを示す度合いでない場合には、前記管理対象装置を製造する製造者の端末へ第2のサポート情報を送信することを実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、運用対象となる装置のサポートのサービスを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態による管理対象運用サポート装置を有するサポートシステムの構成を示す図である。
図2】本発明の一実施形態による管理対象運用サポート装置の機能ブロック図である。
図3】本発明の一実施形態による管理対象運用サポート装置の処理フローを示す第1の図である。
図4】本発明の一実施形態による管理対象運用サポート装置の処理フローを示す第2の図である。
図5】本発明の一実施形態によるサポート情報を特定する処理概要を示す第一の図である。
図6】本発明の一実施形態によるサポート情報を特定する処理概要を示す第二の図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態による管理対象運用サポート装置を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態による管理対象運用サポート装置を有するサポートシステムの構成を示す図である。
図1は管理対象運用サポート装置1(以下、サポート装置1と呼ぶこととする)を示している。
更に図1は管理対象装置2、製造者側端末3(以下、第1端末3と呼ぶこととする)、運用者側端末4(以下、第2端末4と呼ぶこととする)を示している。
図1で示すように、サポート装置1は、通信ネットワークを介して管理対象装置2および第2端末4と接続され、それらの装置と通信する。またサポート装置1は、第1端末3と接続され、その第1端末と通信する。サポート装置1を有するサポートシステムは、図1で示すように直接第1端末3と接続される状態以外に、図1に示す通信ネットワークを介して接続されているシステムであってもよい。
【0015】
本実施形態においては、サポート装置1は、取得した管理対象装置2のセンシング情報に基づいて管理対象装置2の運用状態を算出する。またサポート装置1は、運用状態の算出結果と、その運用状態の度合いを区別する複数の閾値とを比較する。サポート装置1は、運用状態の算出結果により特定される運用状態の度合いに基づいて、その度合に対応する前記管理対象装置2のサポート情報を、第1端末3や第2端末4へ出力する処理を行う。本実施形態においては、管理対象装置2は、例えばガスタービン装置である。しかしながら管理対象装置2は様々な装置が考えられる。例えば管理対象装置2は、自動車や工事車両、列車などの車両であってもよいし、プラント全体であってもよい。または管理対象装置2は何等かの製造装置であってもよい。
【0016】
図2はサポート装置1の機能ブロック図である。
図2で示すようにサポート装置1は、通信部11、制御部12、運用状態算出部13、算出結果比較部14、サポート情報出力部15の各機能を備えている。それら各機能はサポート装置1のコンピュータにおいてCPU(Central Processing Unit)がアプリケーションプログラムを実行することによりサポート装置1に備わる機能である。サポート装置1はデータベース16を備えている。サポート装置1はハードウェアとしてはCPU、メモリ、ネットワークインタフェースカード、HDD(Hard disk drive)などが備わっている。これらの技術は一般的技術のため、説明の便宜上その詳細について記述を省略する。
【0017】
図3はサポート装置1の処理フローを示す第1の図である。
次に、図3を参照してサポート装置1の処理フローについて説明する。
サポート装置1の運用状態算出部13は、通信部11を介して管理対象装置2のセンシング情報を取得する(ステップS1)。そのセンシング情報は、管理対象装置2がガスタービンであれば、ガスタービンを構成する圧縮機が稼働しているか否かを示す情報、その情報を受信した際の単位時間当たりのロータの回転数、空気圧縮機入口温度、空気圧縮機出口温度、車室圧力、吸気静圧、起動信号、停止信号などの情報を含む。
【0018】
運用状態算出部13は、それらセンシング情報を用いて所定の算出式により管理対象装置2の運用状態を示す値を算出する(ステップS2)。運用状態としては管理対象装置2の運転効率などで示される劣化度、継続稼働状況など様々である。運用状態を示す値の算出の詳細については後述する。運用状態算出部13は、算出した運用状態を示す値を算出結果比較部14へ出力する。運用状態算出部13は、管理対象装置2の装置識別情報(装置ID)や、算出した運用状態を特定する状態特定情報(状態ID)を共に算出結果比較部14へ出力するようにしてもよい。
【0019】
算出結果比較部14は、運用状態算出部13より算出結果の値や、装置ID、状態IDを取得する。算出結果比較部14は、装置IDと状態IDとに基づいて管理対象装置2について予め決められた一つまたは複数の閾値をデータベース16から読み取る(ステップS3)。データベース16には装置ID、状態IDに対応付けられて一つまたは複数の閾値が記録されている。算出結果比較部14は、データベース16から読み取った閾値と、運用状態算出部13より取得した運用状態を示す値とを比較する(ステップS4)。算出結果比較部14は、その比較結果に基づいて運用状態を示す値によるその運用状態の度合いの情報を特定する(ステップS5)。算出結果比較部14は、その運用状態の度合いの情報と、装置ID、状態IDをサポート情報出力部15へ出力する。
【0020】
例えば、閾値が一つである場合には、運用状態算出部13の算出した運用状態を示す値が閾値以上、または閾値未満の何れかによって特定される2つの度合いの情報の何れかを、算出結果比較部14がサポート情報出力部15へ出力する。または閾値が二つである場合には、運用状態算出部13の算出した運用状態を示す値が第一閾値以上、または第一閾値未満かつ第二閾値(第一閾値>第二閾値)以上、または第二閾値未満の何れかによって特定される3つの度合いの情報の何れかを、算出結果比較部14がサポート情報出力部15へ出力する。
【0021】
サポート情報出力部15は、算出結果比較部14より取得した運用状態の度合いの情報、装置ID、状態IDに基づいて、サポート情報を特定する(ステップS6)。例えばサポート情報出力部15は、装置ID、状態ID、運用状態の度合いの情報の、3つの情報に関連付けられてデータベース16に記録されているサポート情報と、出力先情報とを読み取る。出力先情報は、第1端末3または第2端末4の何れかを示す。そしてサポート情報出力部15は、読み取ったサポート情報を、読み取った出力先情報が示す端末へ送信する(ステップS7)。そして第1端末3または第2端末4の少なくとも一つが、サポート情報を出力する。サポート情報出力部15は、サポート情報に対応するコストと、管理対象装置2を運用する運用者が負担することのできるコスト(上限のコスト)とに基づいて、出力するサポート情報を決定するようにしてもよい。この詳細は後述する。
【0022】
以上の処理により、サポート装置1は、管理対象装置2の運用状態に応じたサポート情報を、製造者または運用者に提供することができる。例えば、サポート装置1は、管理対象装置2の運用状態の度合いに基づいて、製造者に対して新たな部品の営業を促すためのサポート情報を提供することができる。サポート装置1は、さらに、管理対象装置2の運用状態の度合いに基づいて、運用者に対して修理や管理作業などの適切な管理対応を促すためのサポート情報を提供することができる。
【0023】
図4は管理対象運用サポート装置の処理フローを示す第2の図である。
図4で示す処理フローは、図3で示す処理フローとステップS1〜S5において同一である。図4で示す処理フローでは、ステップS5の後、サポート情報出力部15が、算出結果比較部14より取得した運用状態の度合いの情報に基づいて、その度合いが、設定された度合に達したか否かを判定する(ステップS8)。そして、その度合いが、設定された度合に達している場合には、サポート情報出力部15は設定された度合に達している場合のサポート情報(製造者が運用者に対して営業する際に利用するサポート情報)を特定する(ステップS9)。サポート情報出力部15は、ステップS9の後にデータベース16より読み取ったサポート情報を、同様にステップS9の後にデータベース16より読み取った出力先情報が示す端末へ送信する(ステップS10)。サポート情報出力部15は、算出結果比較部14より取得した運用状態の度合いの情報に基づいて、その度合いが、設定された度合に達していない場合には、設定された度合に達していない場合の簡易サポート情報を特定する(ステップS11)。サポート情報出力部15は、ステップS11の後にデータベース16より読み取ったサポート情報を、同様にステップS11の後にデータベース16より読み取った出力先情報が示す端末へ送信する(ステップS12)。サポート情報出力部15は、算出結果比較部14より取得した運用状態の度合いの情報が、設定された度合に達したか、達していないかに応じて、異なる出力先情報を読み取って、対応する出力先情報へサポート情報を送信してよい。例えば、サポート装置1は、運用状態の度合い(例えば劣化度合い)が設定された度合に達していない場合には、運用者側のみの作業で改善に対応できるため、運用者に提示するサポート情報を第2端末4へ送信する。
また例えば、サポート装置1は、運用状態の度合い(例えば劣化度合い)が設定された度合に達している場合には、運用者側のみの作業で改善に対応できないため、製造者に提示するサポート情報を第1端末3へ送信する。
【0024】
図5はサポート情報を特定する処理概要を示す第一の図である。
運用状態算出部13は、管理対象装置2より取得したセンシング情報に基づいて、管理対象装置2が例えばガスタービンである場合には圧縮機効率を算出する。つまり管理対象装置2の運用状態を示す値の一例が、ガスタービンの圧縮機効率である。算出結果比較部14は、装置IDと状態IDとに基づいて、それらIDに対応付けられて記録されている第一閾値th1、第二閾値th2、第三閾値th3をデータベース16より読み取る。第一閾値th1は、圧縮機効率がその閾値以下となった場合にガスタービンを構成する翼の洗浄を提案するための閾値である。第二閾値th2は、圧縮機効率がその閾値以下となった場合にガスタービンの圧縮機効率を回復させるために必要な第一の保守対応の採用を運用者側に提案するための閾値である。第三閾値ht3は、圧縮機効率がその閾値以下となった場合にガスタービンの圧縮機効率を回復させるために必要な第二の保守対応の採用を運用者側に提案するための閾値である。
【0025】
算出結果比較部14は、算出した圧縮機効率と第一閾値th1,第二閾値ht2,第三閾値th3(第一閾値th1は第二閾値tht2より大きい値であり、第二閾値th2は第三閾値th3より大きい値である)とを比較する。算出結果比較部14は、『第一閾値ht1≧圧縮機効率>第2閾値th2』である場合には、運用状態の度合いが翼を洗浄することが必要な度合であると判定する。この場合算出結果比較部14は、運用状態の度合いを示す情報として、翼を洗浄することが必要な度合であることを示す情報(フラグなど)と、装置ID、状態IDをサポート情報出力部15へ出力する。サポート情報出力部15は、翼の洗浄が必要な度合であることを示す情報のフラグに対応付けられてデータベース16に記録されている翼の洗浄方法のマニュアルデータを簡易サポート情報として読み取る。サポート情報出力部15は装置IDに対応付けられてデータベース16に記録されている出力先情報(第2端末4)の情報(IPアドレスなど)を読み取る。サポート情報出力部15は、第2端末4のIPアドレスを用いて翼の洗浄方法のマニュアルデータを第2端末4へ送信する。この時、サポート情報出力部15は簡易サポート情報として翼の洗浄方法の提案画像51を第2端末4へ送信するようにしてもよい。翼の洗浄方法の提案画像には、例えば「翼の洗浄を実施するタイミングです」などと、翼の洗浄の実施を促す文字を第2端末4の表示画面に表示するための画像である。これにより、運用者は翼の洗浄を実施するタイミングであることを知ることが出来ると共に、翼の洗浄方法のマニュアルデータを用いて、翼の洗浄を実施することができる。サポート情報出力部15は、翼の洗浄方法のマニュアルデータや翼の洗浄方法の提案画像51の第2端末4への送信タイミングを計算し、そのタイミングに送信してもよい。
【0026】
サポート情報出力部15は、算出結果比較部14から取得した装置IDに関連付けられてデータベース16に記録されている製造者における営業担当の端末(第1端末3)のIPアドレスやメールアドレスと、運用者の会社情報などを取得する。サポート情報出力部15は、製造者における営業担当の端末に対して運用者の運用するガスタービンが翼の洗浄を実施するタイミングであることを通知する情報と、翼の洗浄方法のマニュアルデータとを送信するようにしてもよい。これにより、製造者の営業担当者が、運用者に対して運用サポートの行動をとることが可能となる。
【0027】
算出結果比較部14は、算出した圧縮機効率と第一閾値th1,第二閾値ht2,第三閾値th3とを比較して、『第二閾値ht2≧圧縮機効率>第三閾値th3』である場合には、第一の保守対応の採用を運用者に提案することが必要な度合であると判定する。算出結果比較部14は第一の保守対応の採用を運用者に提案するための情報(フラグなど)をサポート情報出力部15へ出力する。第一の保守対応の情報52は、例えば圧縮機効率を改善するための部品や製品の運用者に対する第一の購入提案(製造者が運用者に対して営業する際に利用するサポート情報の一例)などである。
算出結果比較部14は、算出した圧縮機効率と第一閾値th1,第二閾値ht2,第三閾値th3とを比較して、『第三閾値ht3≧圧縮機効率』である場合には、第二の保守対応の採用を運用者に提案することが必要な度合であると判定する。その場合、算出結果比較部14は、第二の保守対応の採用を運用者に提案するための情報(フラグなど)をサポート情報出力部15へ出力する。第二の保守対応の情報53は、例えば圧縮機効率を改善するための部品や製品の製造者への販売提案(製造者が運用者に対して営業する際に利用するサポート情報の一例)などである。
【0028】
上述のステップS8においては、サポート情報出力部15は、算出した圧縮機効率が第二閾値th2未満となったか(設定された度合に達したか)否かを判定する。サポート情報出力部15は、算出した圧縮機効率が第二閾値th2未満になったと判定した場合、ステップS9の処理へ遷移する。サポート情報出力部15はステップS9における製造者が運用者に対して営業する際に利用するサポート情報の特定処理においては、第一の保守対応に要するコスト(または第二の保守対応に要するコスト)と、管理対象を運用する運用者が負担することのできるコストとに基づいて、出力するサポート情報を特定するようにしてもよい。具体的には、サポート情報出力部15は、圧縮機効率が『第二閾値th2≧圧縮機効率≧第三閾値th3』となった場合には第一(または圧縮機効率が『第三閾値th3≧圧縮機効率』となった場合には第二)の保守対応の採用を運用者に提案するための情報(フラグなど)を取得する。サポート情報出力部15は、第一(または第二)の保守対応に要するコストをデータベース16から読み取る。サポート情報出力部15は装置IDに関連付けられた運用者が負担することのできるコスト(例えば支払可能金額)を読み取る。サポート情報出力部15は、第一(または第二)の保守対応に要するコストと、運用者が負担することのできるコストとを比較する。サポート情報出力部15は、第一(または第二)の保守に要するコストが運用者の負担することのできるコストより大きいと判定した場合には、第一(または第二)の保守対応より低いコストを示す予め定められたサポート情報と出力先情報とを、装置ID、状態IDに基づいてデータベースから読み取る。サポート情報出力部15は、そのサポート情報を出力先情報が示す端末へ(第2端末4や第1端末3)へ送信する。
【0029】
サポート情報出力部15は、ステップS9におけるサポート情報の特定処理においては、第一(または第二)の保守対応が示す交換部品の製造期間と、管理対象を運用する運用者の次のメンテナンス開始日までに要する期間(メンテナンス時情報)とに基づいて、出力するサポート情報を特定(変更)するようにしてもよい。具体的には、サポート情報出力部15は、圧縮機効率が『第二閾値th2≧圧縮機効率≧第三閾値th3』となった場合には第一の保守対応(または圧縮機効率が『第三閾値th3≧圧縮機効率』となった場合には第二の保守対応)の採用を運用者に提案するための情報(フラグなど)を取得する。サポート情報出力部15は、圧縮機効率が『第二閾値th2≧圧縮機効率≧第三閾値th3』となった場合には第一(または圧縮機効率が『第三閾値th3≧圧縮機効率』となった場合には第二)の保守対応が示す交換部品の製造期間をデータベース16から読み取る。サポート情報出力部15は、装置IDに関連付けられた運用者の次のメンテナンス開始日までに要する期間を読み取る。サポート情報出力部15は、第一(または第二)の保守対応が示す交換部品の製造期間と、運用者の次のメンテナンス開始日までに要する期間とを比較する。サポート情報出力部15は、第一(または第二)の保守対応が示す交換部品の製造期間が運用者の次のメンテナンス開始日までに要する期間より長いと判定した場合には、運用者のさらに次(二つ先)のメンテナンス開始日の情報と、第一(または第二)の保守対応に関するサポート情報52(または53)と出力先情報とを、装置ID、状態IDに基づいてデータベースから読み取る。そして、サポート情報出力部15は、そのサポート情報52(または53)を出力先情報が示す端末へ送信する。
【0030】
サポート情報出力部15は、第一(または第二)の保守対応に要するコストと、管理対象を運用する運用者が負担することのできるコストとの比較、および、第一(または第二)の保守対応が示す交換部品の製造期間と、管理対象を運用する運用者の次のメンテナンス開始日までに要する期間との比較の両方の組み合わせに基づいて、サポート情報を特定するようにしてもよい。
【0031】
サポート情報出力部15は、管理対象装置2の運用状態の度合いが、設定された度合に達しない場合(『圧縮機効率>第一閾値ht1』である場合)には、管理対象装置を運用する第2端末4のみへ運用者に提示するサポート情報(簡易サポート情報)を送信するようにしてもよい。またサポート情報出力部15は、管理対象装置2の運用状態の度合いが、設定された度合に達した場合(『第二閾値th2≧圧縮機効率』)には管理対象装置を製造する第1端末3へ製造者が運用者に対して営業する際に利用するサポート情報を送信するようにしてもよい。
【0032】
次にガスタービンの圧縮機効率ηc[ISO]の算出例について説明する。
運用状態算出部13は、センシング情報である空気圧縮機入口温度T1c[℃]、空気圧縮機出口温度T2c[℃]、車室圧力Pcs[kPa]、吸気静圧P1c[kPa]とを、通信ネットワークを介して接続されたガスタービンより取得する。運用状態算出部13は、吸気温度補正係数C1、大気圧力補正係数C2、空気特殊加熱比係数(Specific heat ratio of air)kとをデータベース16から読み取る。運用状態算出部13は、下記数式を用いてガスタービンの圧縮機効率を算出する。
【0033】
【数1】
【0034】
図6はサポート情報を特定する処理概要を示す第二の図である。
運用状態算出部13は、管理対象装置2より取得したセンシング情報に基づいて、ガスタービンが起動を停止する状況を判定するための値(以下、判定値と呼ぶ)を算出する。判定値は、『ガスタービンが定格回転数で運転された時間(AOH(Actual Operating Hours))÷ガスタービンの起動停止回数(NS(Number of Start and Stops))』を示す。ガスタービンの起動停止回数NSは、一度の起動と一度の停止を1回とカウントした場合の値である。算出結果比較部14は、所定の期間において算出した判定値が、設定された起動停止回数の増加を判定するための閾値th4以下となったか、または設定された運転時間の増加を判定するための閾値th5以上となったかを判定する。判定値は、所定期間における平均値であってもよい。
起動停止回数の増加を判定するための閾値th4は、起動停止回数が増加したため起動停止回数の増加が示す運用形態の変化に合った保守対応の採用を運用者に提案するための閾値である。
運転時間の増加を判定するための閾値th5は、起動停止回数が減少したため運転時間の増加が示す運用形態の変化に合った保守対応の採用を運用者に提案するための閾値である。
起動停止回数の増加を判定するための閾値th4は、所定の期間前の前回において算出した値の1/x倍(xは任意の値)などの値であってもよい。
運転時間の増加を判定するための閾値th5は、所定の期間前の前回において算出した値のy倍(yは任意の値)などの値であってもよい。
【0035】
算出結果比較部14は、所定の期間において算出した判定値と、閾値th4,閾値th5とを比較する。そして算出結果比較部14は、判定値が閾値th4以下である場合には、起動停止回数が増加したことにより保守対応が必要な度合に達したと判定する。算出結果比較部14は保守対応が必要な度合に達したことを示す情報(フラグなど)をサポート情報出力部15へ出力する。サポート情報出力部15は、起動停止回数が増加したことによる保守対応が必要な度合であることを示す情報のフラグに対応付けられてデータベース16に記録されている起動停止回数が増加した時の対応に用いるマニュアルデータを読み取る。サポート情報出力部15は、装置IDに対応付けられてデータベース16に記録されている出力先情報(第2端末4)の情報(IPアドレスなど)を読み取る。サポート情報出力部15は、第2端末4のIPアドレスを用いて起動停止回数が増加した時の対応に用いるマニュアルデータを簡易サポート情報として第2端末4へ送信する。
【0036】
この時、サポート情報出力部15はサポート情報として起動停止回数が増加した時の対応に用いるための画像を第2端末4へ送信するようにしてもよい。起動停止回数が増加した時の対応に用いるための画像には、例えば起動停止回数が増加した時に対応すべき作業の実施を促す文字を第2端末4の表示画面に表示するための画像である。これにより、運用者は起動停止回数が増加した時の作業を実施するタイミングであることを知ることが出来ると共に、起動停止回数が増加した時の対応に用いるためのマニュアルデータを参照して、作業を実施することができる。サポート情報出力部15は、算出結果比較部14から取得した装置IDに関連付けられてデータベース16に記録されている製造者における営業担当の端末(第1端末3)のIPアドレスやメールアドレスと、運用者の会社情報などを取得して、製造者における営業担当の端末に対してその運用者の運用するガスタービンの起動停止回数が増加傾向であることを通知する情報と、起動停止回数の増加時におけるマニュアルデータとを送信するようにしてもよい。これにより、製造者側の営業担当者が、運用者に対して運用サポートの行動をとることが可能となる。
【0037】
算出結果比較部14は、判定値が閾値th5以上である場合には、運転時間が増加したことによる保守対応が必要な度合であると判定し、その度合であることを示す情報(フラグなど)をサポート情報出力部15へ出力する。サポート情報出力部15は、運転時間が増加したことによる保守対応が必要な度合であることを示す情報のフラグに対応付けられてデータベース16に記録されている運転時間の増加時における対応マニュアルデータを読み取る。サポート情報出力部15は、装置IDに対応付けられてデータベース16に記録されている出力先情報(第2端末4)の情報(IPアドレスなど)を読み取る。サポート情報出力部15は、第2端末4のIPアドレスを用いて運転時間の増加時における対応マニュアルデータを簡易サポート情報として第2端末4へ送信する。
【0038】
この時、サポート情報出力部15はサポート情報として運転時間が増加した時の対応に用いるための画像を第2端末4へ送信するようにしてもよい。運転時間が増加した時の対応に用いるための画像には、例えば運転時間が増加した時に対応すべき作業の実施を促す文字を第2端末4の表示画面に表示すするための画像である。これにより、運用者は運転時間の増加時の作業を実施するタイミングであることを知ることが出来る。また運用者は運転時間が増加した時に用いる対応マニュアルデータを参照して、作業を実施することができる。なおサポート情報出力部15は、算出結果比較部14から取得した装置IDに関連付けられてデータベース16に記録されている製造者における営業担当の端末(第1端末3)のIPアドレスやメールアドレスと、運用者の会社情報などを取得する。サポート情報出力部15は、製造者における営業担当の端末に対してその運用者の運用するガスタービンの運転時間が増加傾向であることを通知する情報と、運転時間が増加した時に用いるマニュアルデータとを第1端末3へ送信するようにしてもよい。これにより、製造者側の営業担当者が、運用者に対して運用サポートの行動をとることが可能となる。
【0039】
上述のステップS8においては、サポート情報出力部15は、一週間などの所定の期間において算出した判定値が、異なる3つの起動停止回数の増加を判定するための閾値th4−1,th4−2,th4−3のうち、閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となったか(設定された度合に達したか)否かを判定するようにしてもよい。閾値th4−1は閾値th4−2より大きい値である。閾値th4−2は閾値th4−3より大きい値である。サポート情報出力部15は、算出した判定値が、閾値th4−2以下となった(設定された度合に達した)と判定した場合(または閾値th4−3以下となった場合)、ステップS9の処理へ遷移する。サポート情報出力部15はステップS9における製造者が運用者に対して営業する際に利用するサポート情報の特定処理においては、判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合(起動停止回数が増加した場合)の保守対応に要するコストと、管理対象を運用する運用者が負担することのできるコストとに基づいて、出力するサポート情報を特定するようにしてもよい。
【0040】
具体的には、サポート情報出力部15は、判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合(起動停止回数が増加した場合)に保守対応が必要な度合であることを示す情報(フラグなど)を取得する。するとサポート情報出力部15は、判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合(起動停止回数が増加した場合)の保守対応に要するコストをデータベース16から読み取る。またサポート情報出力部15は、装置IDに関連付けられた運用者が負担することのできるコスト(例えば支払可能金額)を読み取る。そしてサポート情報出力部15は、判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合(起動停止回数が増加した場合)の保守対応に要するコストと、運用者が負担することのできるコストとを比較する。閾値th4−2(または閾値th4−3)に対応する起動停止回数が増加したことによる保守対応に要するコストが運用者の負担することのできるコストより大きいとサポート情報出力部15が判定した場合について説明する。この場合には、サポート情報出力部15は、判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合(起動停止回数が増加した場合)の保守対応より低いコストを示す予め定められた保守対応を示すサポート情報と、出力先情報(第2端末4や第1端末3のIPアドレス)とを、装置ID、状態IDに基づいてデータベースから読み取る。そして、サポート情報出力部15は、その製造者が運用者に対して営業する際に利用するサポート情報を出力先情報が示す端末へ(第2端末4や第1端末3)へ送信する。
【0041】
サポート情報出力部15は、ステップS9における製造者が運用者に対して営業する際に利用するサポート情報の特定処理においては、判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合(起動停止回数が増加した場合)の保守対応による交換部品の製造期間と、管理対象を運用する運用者の次のメンテナンス開始日までに要する期間とを読み取る。サポート情報出力部15は読み取った各期間に基づいて、出力するサポート情報を特定するようにしてもよい。具体的には、サポート情報出力部15は、判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合には、その場合の保守対応の採用を、運用者に提案するために利用する情報(フラグなど)を取得する。サポート情報出力部15は判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合の保守対応による交換部品の製造期間をデータベース16から読み取る。サポート情報出力部15は、装置IDに関連付けられた運用者の次のメンテナンス開始日までに要する期間を読み取る。サポート情報出力部15は、判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合の保守対応による交換部品の製造期間と、運用者の次のメンテナンス開始日までに要する期間とを比較する。サポート情報出力部15は、判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合の保守対応による交換部品の製造期間が、運用者の次のメンテナンス開始日までに要する期間より長いと判定した場合には、運用者のさらに次(二つ先)のメンテナンス開始日の情報と、判定値が閾値th4−2(または閾値th4−3)以下となった場合(起動停止回数が増加した場合)の保守対応による製造者が運用者に対して営業する際に利用するサポート情報と、出力先情報とを、装置ID、状態IDに基づいてデータベースから読み取る。サポート情報出力部15は、その製造者が運用者に対して営業する際に利用するサポート情報を出力先情報が示す端末へ(第1端末3)へ送信する。
【0042】
サポート情報出力部15は、保守対応に要するコストと、管理対象を運用する運用者が負担することのできるコストとの比較、および、保守対応が示す交換部品の製造期間と、管理対象を運用する運用者の次のメンテナンス開始日までに要する期間との比較の両方の比較結果の組み合わせに基づいて、サポート情報を特定するようにしてもよい。
【0043】
上述のサポート装置1は内部に、コンピュータシステムを有している。上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータがそのプログラムを実行するようにしても良い。
【0044】
上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するプログラムであっても良い。上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、管理対象運用サポート装置、管理対象運用サポート方法及びそのプログラムに適用してもよい。
【符号の説明】
【0046】
1・・・管理対象運用サポート装置(サポート装置)
2・・・管理対象装置
3・・・製造者側端末(第1端末)
4・・・運用者側端末(第2端末)
11・・・通信部
12・・・制御部
13・・・運用状態算出部
14・・・算出結果比較部
15・・・サポート情報出力部
16・・・データベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6