【実施例1】
【0020】
本発明の散薬供給装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。
図1(a),(c),(d)は、何れも、散薬供給装置10の右側面図に相当する一部断面の模式図であり、(a)が上部筐体20の前部を上げて散薬供給装置10の前面を開けた状態、(c)が上部筐体20を下げて散薬カセット4を保持させた状態、(d)が散薬カセット4から散薬7を少しずつ送り出しながら送出量を撮像にて計測するとともに開閉弁付き貯留ホッパ42で分割計量している状態を示している。
図1(b)は、集塵経路延長部材50の平面図である。
【0021】
また、
図2(a)は、散薬カセット4を保持している上部筐体20の右側面図に相当する一部断面の模式図であり、
図2(b)は、基部40の右側面図に相当する一部断面の模式図、(c)及び(d)が散薬供給装置10及びそれを装備した散薬分包機60の斜視図である。さらに、
図3(a)〜(c)は、何れも、散薬飛来阻止部材30の斜視図である。また、
図4は、(a)が集塵経路延長部材50の斜視図、(b)が集塵経路延長部材50を装着した基部40の斜視図、(c)が集塵経路延長部材50を装着した基部40の平面図である。
【0022】
散薬供給装置10は(
図1,
図2参照)、上側の上部筐体20と下側の基部40とを具備したものであり、そのうち基部40は、散薬供給装置10が単体で使用されるのであれば机上等の適宜な平坦面の上に載置され(図示せず)、散薬供給装置10が散薬分包機60に組み込まれるのであれば散薬分包機60の最上層部に取り付けられるようになっている(
図2(c),(d)参照)。
【0023】
何れの構成であれ(
図1(a),
図2(d)参照)、上部筐体20の後端下部と基部40の後端上部とが蝶番等の揺動部材にて連結されて、上部筐体20が基部40によって揺動可能に支持されているので、上部筐体20の前端部に手を掛けてそこを上げると、上部筐体20が揺動して散薬供給装置10の前面が開き、内部の目視確認や清掃作業などが行えるようになっている。なお、常態では(
図1(c),(d),
図2(c)参照)、上部筐体20の前端部を下げて散薬供給装置10の前面を閉じておき、その状態で散薬カセット4の着脱や散薬7の供給を行うようになっている。
【0024】
上部筐体20の上面には(
図1,
図2参照)、散薬カセット4の出し入れ用のカセット出入口が形成されており、そこを手動で開閉させるカセット出入口蓋22が付設されている。また、上部筐体20の内部には(
図1,
図2参照)、カセット保持機構21と撮像装置23と回転駆動機構24とカセット開閉機構25と散薬飛来阻止部材30と拭掃部材32とが装備されている。さらに、基部40の内部には(
図1,
図2参照)、開閉弁付き貯留ホッパ42とホッパ保持機構41と集塵ダクト43の端部および吸気口44とが装備されている。揺動連動機構33+34+35も設けられているが、これは、上部筐体20と基部40とに分かれて装備されていて、上部筐体20の揺動による散薬供給装置10の開・閉に伴って分離・係合するようになっている。
【0025】
カセット保持機構21は(
図1,
図2(a)参照)、蓋付き有底円筒状容器からなる散薬カセット4をカセット出入口蓋22経由で着脱しうるものであり、装着された散薬カセット4を、水平状態で(特許文献2参照)又は底側より口側の低い傾斜状態で(特許文献4〜9参照)、かつ、軸回転可能な状態で、保持するようになっている。
回転駆動機構24は、カセット保持機構21上の散薬カセット4を軸回転させるものであり、散薬カセット4の後端外周部に噛合して(特許文献2参照)、又は散薬カセット4の後端面穴に嵌合して(特許文献4〜9参照)、回転力を伝達するようになっている。
【0026】
カセット開閉機構25は(
図1,
図2(a)参照)、カセット保持機構21に保持されている散薬カセット4の前端開口の蓋を保持して、その散薬カセット4の口を散薬7の排出のために開け閉めするようになっている(特許文献2〜9参照)。
撮像装置23は、カセット保持機構21の前方または前斜め下に設けられていて、散薬カセット4から排出されて落下している散薬7を撮るようになっている(
図1(d)参照)。散薬7の送出量をコントローラ11の画像処理にて算出しうるよう、散薬7が横に広がったところを撮るようになっている(特許文献2〜9参照)。撮像装置23が上述したカセット保持機構21や次に述べる散薬飛来阻止部材30と共に上部筐体20に装備されているので、上部筐体20が揺動しても撮影位置がずれないものとなっている。
【0027】
散薬飛来阻止部材30は(
図1,
図2(a),
図3参照)、この例では撮像装置23の収容保持を兼ねた箱体からなり、撮像装置23の全体をほぼ密封状態で囲っているので、散薬カセット4からの排出落下中に飛散した散薬や基部40から舞い上がった散薬などが飛来して来ても、それが撮像装置23に到達するのは阻止されるようになっている。
この散薬飛来阻止部材30の後面の略中央部分、ここは撮像装置23のうち撮影方向に当たる部分を含む後面部分であるが、そこには例えば透明なガラス平板からなる透明部材31が配されている。なお、透明は、撮像装置23の感光に関して透明であれば良い。
【0028】
拭掃部材32は(
図1,
図2(a),
図3参照)、柔らかいゴムやプラスチック等からなる細長い部材からなり、次に述べる揺動連動機構33+34+35の揺動部材34の一の揺動端部に保持されて、非保持側部分・自由側部分を透明部材31の両面のうちカセット保持機構21側の面に接触させているので、その面のうち撮像装置23の撮影方向に当たる部分を含む範囲を、揺動部材34の揺動に随伴して拭くものとなっている。図示の例では、付着散薬を拭き落とすことを意識して概ね上下方向に拭くようにしたが、左右方向や斜め方向など他の方向に拭くようにしても良い。
【0029】
揺動連動機構33+34+35は(
図1,
図2(a),
図3参照)、上部筐体20の散薬飛来阻止部材30によって揺動可能に支持された揺動部材34と、揺動部材34の他のの揺動端部に保持された転動輪33と、基部40の前面寄り部位に装着された斜路部材35とを具備したものであり、それらのうち揺動部材34と斜路部材35は離れていて直に接することがない。これに対し、転動輪33と斜路部材35は、上部筐体20を下げて散薬供給装置10を閉じると係合するが、上部筐体20を上げて散薬供給装置10を開けると離隔するようになっている。なお、離隔時に、拭掃部材32が下がるとともに、転動輪33が斜路部材35の転動用斜面の高位側に来るように、その向きに揺動部材34を揺動させようとする図示しないバネ等からなる付勢手段が揺動部材34に付設されている。
【0030】
また、斜路部材35のうち転動輪33と係合することがある上面部分は、斜めに形成されて転動用斜面になっている。さらに、転動輪33が揺動部材34の他の揺動端部に保持されていて、転動輪33を横方向へ移動させると、揺動部材34が揺動し、更に拭掃部材32が上下動するようにもなっている。そして、これらの部材からなる揺動連動機構33+34+35は、上部筐体20の前面開閉時の揺動のうち、転動輪33が斜路部材35の転動用斜面を転動するときの運動を、拭掃部材32に伝達して拭掃部材32を弧状に往復運動させることにより、拭掃部材32を稼動させて、透明部材31の両面のうちカセット保持機構21側の面を拭掃部材32に拭かせるものとなっている。
【0031】
開閉弁付き貯留ホッパ42は(
図1,
図2(b),特許文献3〜9参照)、上端開口が広く下端開口が狭い漏斗状部材を主体としたものであり、下端かその近傍に開閉弁が付設されている。そして、その弁を閉じた状態で、カセット保持機構21に保持されている散薬カセット4から少しずつ排出されて落下した散薬7を受け入れて一時貯留し、開閉弁を開けて貯留散薬を下方へ落下させて放出するようになっている。
ホッパ保持機構41は、上述の開閉弁付き貯留ホッパ42を支承して散薬落下経路中に保持するものであるが、内蔵した又は付設された小形の精密なロードセル等にて開閉弁付き貯留ホッパ42及び貯留散薬の重量を計測するようになっている。
【0032】
集塵ダクト43は(
図1,
図2(b)参照)、図示しないエアクリーナ(集塵機,負圧吸引源)に接続されており、その一端部が吸気口44に連結されている。
吸気口44は(
図1,
図2(b),
図4(c)参照)、集塵用の開口であり、ダクト詰まり防止のために網状・格子状の部材が装着されている。その形成位置は、次に詳述する集塵経路延長部材50によって上方へ延長されるとともに横へ拡張されるので、厳密である必要は無いが、概ね、基部40のうち撮像装置23の下方に位置する部位に形成される。より具体的には、基部40の上面のうち前端寄りのところであって、透明部材31のうち拭掃部材32によって拭かれる部位の下方のところに、形成されている。
【0033】
集塵経路延長部材50は(
図1,
図2(b),
図4参照)、上下両端が何れも開口している縦の角形ダクトのような管路体からなるものであるが、隣り合う2隅のうち上端寄りの部分が横方向へほぼ平行に引き延ばされたかのような変形管体であり、上端開口52がコの字状になっている(
図1(b),
図4(a),
図4(c)ハッチング参照)。下端開口51は下端開口51より狭いが吸気口44よりは広い(
図4(c)参照)。集塵経路延長部材50は基部40の上面のうち前端寄りのところに着脱しうるようになっているので、そこに集塵経路延長部材50を装着すると(
図4(b)参照)、下端開口51が吸気口44と連通し合い(
図1(c),
図4(c)参照)、さらに、上端開口52が散薬飛来阻止部材30の下方に来るとともにホッパ保持機構41の近くにも来る(
図1,
図4参照,特に
図4(c)ハッチング部分を参照)。このような集塵経路延長部材50は、上端開口52が下端開口51より大きいので、受け皿としても機能し、吸気口44へ集塵し切れなかった散薬を内底面等にとどめるものとなっている。
【0034】
コントローラ11は、基部40(
図2(b)参照)や他の適宜な電装空間に設置された専用の又は散薬分包機60と共用のマイクロプロセッサ等からなり、上述した各機構の動作制御を行う制御装置であると同時に、画像処理やデータ処理を行う演算装置であり、さらには、撮像装置23で撮った画像から散薬送出量を算出する撮像計測手段として機能するとともに、ホッパ保持機構41で測定した開閉弁付き貯留ホッパ42及び貯留散薬の重量値から散薬分割量を算出する重量計測手段としても機能するようになっている。また、エアクリーナの制御も行って、吸気口44からの吸気を、散薬飛散量の比較的少ない散薬送出量の計測中には弱く行わせるが、散薬飛散量の比較的多い開閉弁付き貯留ホッパ42の弁開閉時には強く行わせるようにもなっている。
【0035】
この実施例1の散薬供給装置10について、その使用態様及び動作を、上述した各図面を引用して説明する。
【0036】
散薬供給装置10を稼動させるに先立ち、散薬の種類等に応じて必要であれば、上部筐体20の前端を持ち上げて散薬供給装置10の前側を開き(
図1(a),
図2(d)参照)、集塵経路延長部材50を取り出して清掃や洗浄を行うとともに(
図1(a),(b)
図4(a)参照)、散薬供給装置10の内部を手持ち式の集塵装置等で清浄にする。そして、そのような清浄作業の結果確認に加えて、異常状態の有無の目視確認や、必要であれば内装部材の調整や交換なども行い、内部に対する作業や確認等が済んだら、集塵経路延長部材50を基部40に装着し(
図1(c),
図4(b),(c)参照)、それから上部筐体20の前端を下げて散薬供給装置10を閉じて(
図1(c),
図2(c)参照)、散薬供給装置10の稼動準備作業を終える。
【0037】
このようにして稼動準備がなされると、散薬供給装置10の前側の開閉に伴って拭掃部材32が透明部材31を拭くので(
図3(b),(c)参照)、透明部材31が綺麗になる。詳述すると、最初の閉時には転動輪33が斜路部材35の転動用斜面の低位側に位置していて拭掃部材32が透明部材31の上部に来ているが(
図3(c)参照)、上部筐体20が開側へ揺動させられると転動輪33が斜路部材35の転動用斜面の高位側に移動し更には離隔して拭掃部材32が透明部材31の下部に来るので(
図3(b)参照)、拭掃部材32が透明部材31を上から下へ一拭きする。
【0038】
それから、上部筐体20が閉側へ揺動させられると、転動輪33が、先ず斜路部材35の転動用斜面に係合し、それから高位側から低位側へ転動し、それに伴って、拭掃部材32が透明部材31の下部から上部へ移動するので、拭掃部材32が透明部材31を下から上へもう一拭きする(
図3(c)参照)。
こうして、散薬供給装置10の内部の清掃や確認のために散薬供給装置10を開閉すると、それに随伴して透明部材31の両面のうち散薬落下経路側の面であるカセット保持機構21側の面が拭掃部材32にて拭かれるので、内向きのため人手では清掃しづらい透明部材31が意識して清掃するまでもなく綺麗な状態に維持される。また、透明部材31から拭き落とされた散薬は集塵経路延長部材50の中に入るため、集塵経路延長部材50の清掃時に除去されるか吸気口44から吸い出されるので、二次汚染も無い。
【0039】
散薬供給装置10の稼動準備が調ったら、手動で、調剤対象の散薬7を収容しているカセット出入口蓋22を開けて(
図1(c)参照)、そこから散薬カセット4を上部筐体20に入れ、カセット保持機構21に保持させるが、その際(
図2(a)参照)、散薬カセット4を横にしてカセット後部を回転駆動機構24と係合させるとともにカセット蓋をカセット開閉機構25と係合させ、それからカセット出入口蓋22を閉める。
そして、散薬カセット4の装着後は、分包量(散薬送出量)や分包数(送出回数)といった調剤指示データを操作入力やダウンロード等にてコントローラ11に与える。
【0040】
そうすると、その後は、コントローラ11の制御により自動で、開閉弁付き貯留ホッパ42の開閉弁が弁駆動機構によって閉じられ、カセット開閉機構25によって散薬カセット4の口が僅かに開けられ、回転駆動機構24によって散薬カセット4が軸回転させられるので、散薬7が、散薬カセット4の口から少しずつ排出されて、落下する(
図1(d)参照)。そのとき、散薬7は、(同図では左右方向の)厚みが薄い状態で、(同図では紙面に垂直な方向である)横に広がりながら、撮像装置23の前(撮影方向)を落下して、開閉弁付き貯留ホッパ42の中に入り込む。そして、その落下中の散薬7が撮像装置23によって撮られ、その画像に基づきコントローラ11の撮像計測プログラム実行によって落下中の散薬7の量の推定値が算出される。
【0041】
また、開閉弁付き貯留ホッパ42に入り込んだ散薬7は、その中に一時貯留され、開閉弁付き貯留ホッパ42とホッパ保持機構41のロードセルにて重量測定される。そして、その重量変化に基づきコントローラ11の重量計測プログラム実行によって一時貯留中の散薬7の量が算出される。それから、更に、コントローラ11によって、一時貯留中の散薬7の量と落下中の散薬7の量という二つの算出値に基づいて散薬カセット4からの散薬送出量が算出され、その散薬送出量が指定の一包量(分割量)に達すると又はそう見込まれると、カセット開閉機構25によって散薬カセット4の口が閉められるとともに、弁駆動機構によって開閉弁付き貯留ホッパ42の開閉弁が開けられて、一包量(分割量)の散薬7が下流の図示しない包装装置等へ送り込まれる。
【0042】
このような動作が一包量(分割量)毎に繰り返されて、指定の分包数(送出回数)だけ行われると、所要の散薬供給動作が完了するので、散薬カセット4の口を閉めた状態で散薬供給装置10が動作停止する。その後、同じ散薬カセット4から同じ散薬7を再び調剤するのであれば、上述した調剤指示データの設定から行うが、使用済みの散薬カセット4を散薬供給装置10から取り外すときには上述した装着時と逆順の作業を行う。さらに、必要に応じて、散薬供給装置10の前側を開き、上述した稼動準備作業も行う。
こうして、横置き円筒カセット回転方式で散薬供給が行われるが、散薬供給装置10は幾つかの点で改良されている。
【0043】
すなわち、散薬飛来阻止部材30によって撮像装置23が囲われているので、散薬カセット4から排出された散薬7の一部が飛散して撮像装置23に向かって来ても、散薬飛来阻止部材30によって撮像装置23への到達が阻止されるので、撮像装置23には飛来散薬が付着しない。また、撮像装置23を囲う散薬飛来阻止部材30のうち撮影方向の部位には透明部材31が配されているので、撮像装置23が散薬飛来阻止部材30によって囲われていても、撮像装置23の散薬撮影機能は維持される。さらに、撮像装置23の代わりに散薬飛来阻止部材30の透明部材31に飛来散薬が付着したとしても、その散薬は、上部筐体20を開閉すると、それに随伴して作動する拭掃部材32によって拭かれ、集塵経路延長部材50の中に落下するので、簡便かつ適切に取り除かれる。
【0044】
しかも、その集塵経路延長部材50は、コの字状の上端開口52が透明部材31及び拭掃部材32の下方に位置するばかりかホッパ保持機構41や開閉弁付き貯留ホッパ42の近傍域にまで広がっているので、落下時に開閉弁付き貯留ホッパ42の外まで散らかってしまった散薬までも逃さず捕捉することができる。捕捉された散薬は多くが下端開口51に連通する吸気口44を介して集塵され、集塵経路延長部材50内に残った散薬も、着脱容易な集塵経路延長部材50の丸洗い等によって確実に除去される。さらに、吸気口44からの吸気についても、散薬飛散量の比較的少ない散薬送出量の計測中には弱くなるが、散薬飛散量の比較的多い開閉弁付き貯留ホッパ42の弁開閉時には強くなるので、計測精度を損なうことなく、しかも効率よく、飛散散薬の集塵が行われる。
【0045】
[その他]
上記実施例では散薬飛来阻止部材30が撮像装置23の全体を囲っていたが、撮像装置23への散薬7の飛来を適度に阻止することができれば、散薬飛来阻止部材30が撮像装置23の全体を囲うことは必須でなく、散薬飛来阻止部材30は、撮像装置23のうちカセット保持機構21側の部分やそれを含む部分を囲うものであっても良い。
また、上記実施例では、散薬飛来阻止部材30のうち撮像装置23の撮影方向に当たる部分を含む一平面にだけ透明部材31が用いられていたが、それに透明部材31の採用が限定される訳でなく、それより多くの部分さらには散薬飛来阻止部材30の全部に透明部材が用いられていても良い。
さらに、上記実施例では、拭掃部材32がワイプ式の拭く部材であったが、透明部材31の表面を清掃して付着散薬を除去できれば、拭掃部材32は、スイープ式の掃く部材であっても良い。