【文献】
松浦法子,LINEでビジネスとコミュニケーションを加速する方法,日本,株式会社ソーテック社,2014年 4月30日,第1版,第224−225頁,ISBN:978−4−8007−2003−0
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記更新頻度カウント手段は、前記所定の商品に対して好意的な内容の記事のみを更新したとしてカウントすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のSNS連動報酬付与システム。
前記更新頻度カウント手段は、1日に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のSNS連動報酬付与システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の手法では、限定のクーポンやコンテンツの配布先が、必ず店舗や商用サービス等の当該アカウントの友達であることは保障されるものの、その友達が、SNSにおいてどの程度の影響力を持つのかということは、加味されていない。そのため、限定のクーポンやコンテンツといった報酬が、本当の優良顧客にのみ付与されているという保証はない。
【0005】
また、所定の商品に対して、宣伝を行いたい企業側からすると、ユーザによる商品の紹介は、一度のみではなく、繰り返し継続的に行われることが望ましい。
【0006】
そこで、本発明では、上記の課題に鑑みて、SNSの友達の人数と更新頻度に応じて報酬を付与するSNS連動報酬付与システム、SNS連動報酬付与方法、SNS連動報酬付与プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0008】
SNS(Social Networking Service)と連動して報酬を付与するSNS連動報酬付与システムであって、
SNSユーザの友達の人数をカウントする友達人数カウント手段と、
前記SNSユーザによって前記SNSに書き込まれた所定の商品に関する記事の更新頻度をカウントする更新頻度カウント手段と、
を備え、
前記友達人数カウント手段でカウントした友達の人数が所定人数以上、かつ、前記更新頻度カウント手段でカウントした更新頻度が所定頻度以上、である場合に、前記SNSユーザに前記所定の商品に関する報酬を付与することを特徴とするSNS連動報酬付与システムを提供する。
【0009】
第1の特徴に係る発明によれば、SNS(Social Networking Service)と連動して報酬を付与するSNS連動報酬付与システムにおいて、SNSユーザの友達の人数をカウントする友達人数カウント手段と、前記SNSユーザによって前記SNSに書き込まれた所定の商品に関する記事の更新頻度をカウントする更新頻度カウント手段と、を備え、前記友達人数カウント手段でカウントした友達の人数が所定人数以上、かつ、前記更新頻度カウント手段でカウントした更新頻度が所定頻度以上、である場合に、前記SNSユーザに前記所定の商品に関する報酬を付与する。
【0010】
第1の特徴に係る発明は、SNS連動報酬付与システムのカテゴリであるが、SNS連動報酬付与方法、およびSNS連動報酬付与プログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
【0011】
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であるSNS連動報酬付与システムであって、前記報酬とは、クーポン、または、ポイント、であることを特徴とするSNS連動報酬付与システムを提供する。
【0012】
第2の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明であるSNS連動報酬付与システムにおいて、前記報酬とは、クーポン、または、ポイント、である。
【0013】
第3の特徴に係る発明は、第1または第2の特徴に係る発明であるSNS連動報酬付与システムであって、前記更新頻度カウント手段は、前記所定の商品に対して好意的な内容の記事のみを更新したとしてカウントすることを特徴とするSNS連動報酬付与システムを提供する。
【0014】
第3の特徴に係る発明によれば、第1または第2の特徴に係る発明であるSNS連動報酬付与システムにおいて、前記更新頻度カウント手段は、前記所定の商品に対して好意的な内容の記事のみを更新したとしてカウントする。
【0015】
第4の特徴に係る発明は、第1から第3のいずれかの特徴に係る発明であるSNS連動報酬付与システムであって、前記更新頻度カウント手段は、1日に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントすることを特徴とするSNS連動報酬付与システムを提供する。
【0016】
第4の特徴に係る発明によれば、第1から第3のいずれかの特徴に係る発明であるSNS連動報酬付与システムにおいて、前記更新頻度カウント手段は、1日に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントする。
【0017】
第5の特徴に係る発明は、第1から第4のいずれかの特徴に係る発明であるSNS連動報酬付与システムであって、前記友達人数カウント手段は、アクティブな友達のみを人数としてカウントすることを特徴とするSNS連動報酬付与システムを提供する。
【0018】
第5の特徴に係る発明によれば、第1から第4のいずれかの特徴に係る発明であるSNS連動報酬付与システムにおいて、前記友達人数カウント手段は、アクティブな友達のみを人数としてカウントする。
【0019】
第6の特徴に係る発明は、SNSと連動して報酬を付与するSNS連動報酬付与方法であって、
SNSユーザの友達の人数をカウントする友達人数カウントステップと、
前記SNSユーザによって前記SNSに書き込まれた所定の商品に関する記事の更新頻度をカウントする更新頻度カウントステップと、
を備え、
前記友達人数カウントステップでカウントした友達の人数が所定人数以上、かつ、前記更新頻度カウントステップでカウントした更新頻度が所定頻度以上、である場合に、前記SNSユーザに前記所定の商品に関する報酬を付与することを特徴とするSNS連動報酬付与方法を提供する。
【0020】
第7の特徴に係る発明は、SNSと連動して報酬を付与するSNS連動報酬付与システムに、
SNSユーザの友達の人数をカウントする友達人数カウントステップ、
前記SNSユーザによって前記SNSに書き込まれた所定の商品に関する記事の更新頻度をカウントする更新頻度カウントステップ、
を備え、
前記友達人数カウントステップでカウントした友達の人数が所定人数以上、かつ、前記更新頻度カウントステップでカウントした更新頻度が所定頻度以上、である場合に、前記SNSユーザに前記所定の商品に関する報酬を付与するためのSNS連動報酬付与プログラムを提供する。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、SNSの友達の人数と更新頻度に応じて報酬を付与するSNS連動報酬付与システム、SNS連動報酬付与方法、SNS連動報酬付与プログラムを提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0024】
[SNS連動報酬付与システムのシステム概要]
本発明の概要について
図1に基づいて、説明する。ユーザ端末100、サーバ200は、インターネット等の通信網300を介して通信可能であるものとする。ユーザ端末100は、
図2に示すように、制御部110、通信部120、記憶部130、入力部140、出力部150、から構成される。サーバ200は、同じく
図2に示すように、制御部210、通信部220、記憶部230、から構成される。制御部210は通信部220と協働して友達人数カウントモジュール211、更新頻度カウントモジュール212を実現する。通信網300は、インターネット等の公衆通信網でも専用通信網でも良い。
【0025】
SNS連動報酬付与システムでは、はじめに、ユーザ端末100からユーザ情報をSNS連動報酬付与システムに登録する(ステップS01)。ここで、ユーザ情報とは、利用しているSNSの種類、SNSのアカウント等、SNS連動報酬付与システムがユーザの友達人数や記事の更新頻度を取得するために、必要な情報であるものとする。システムへの登録時に、ユーザが報酬を受け取りたい所定の商品を決定させてもよいし、また、適時、ユーザが報酬を受け取りたい所定の商品を選択可能としてもよい。
【0026】
次に、ユーザ端末100から、登録したSNSのアカウントで所定の商品に対する記事の更新を行う(ステップS02)。ここで、記事の更新の際には、所定の商品の名称や所定の商品に関するURL等、所定の商品を特定可能な情報を含めるものとする。
【0027】
図8は、SNSにおいて、所定の商品に関する記事を更新した場合の画面の一例である。「Social Networking Service X」という種類のSNSにおいて、「Mike」というアカウントのユーザが、ここでの所定の商品である「タブホ(登録商標)」についての記事を更新した場合を例として示している。画面左上のプロフィール欄は、Mikeは、これまでに5123の記事を更新しており、友達に相当するフォロワーが123人いて、自らは95人をフォローしていることを示している。また、画面右側のタイムラインは、MikeとMikeがフォローしているユーザが更新した記事が、表示される。ここでは、時系列に記事が表示され、上に行くほど最近の記事となる例を示している。Mikeが、所定の商品であるタブホという電子雑誌サービスについて記事を更新したところ、その後、Mikeの友達であるJaneが、その記事を見て、自分もタブホを使用してみて記事を更新した場合の例を示している。Mikeの記事に対して、記事の下部に示す矢印マークの右側の数字である23が、Mikeの記事を気に入り自らのタイムラインにも表示されるようシェアを行ったユーザの数、ハートマークの右側の数字である84が、「いいね」という記事に対する好意的なリアクションをしたユーザの数である。ここでの、所定の商品を特定可能な情報である、所定の商品の名称は「タブホ」、所定の商品に関するURLは「https://tabho.optim.co.jp」である。
【0028】
サーバ200の友達人数カウントモジュール211は、所定のタイミングで、ユーザ端末100の登録済SNSアカウントに対して、友達の人数をカウントする(ステップS03)。ここで、友達の人数をカウントする際に、その友達が、当該SNS上でアクティブな友達であるかどうかをあわせて確認し、アクティブな友達のみをカウントしてもよい。ここでのアクティブであるかどうかとは、その友達が現在、当該SNSを使用しているかどうかということで、一定期間内に、ユーザとのメッセージの送受信を行ったか、一定期間内にユーザの記事に対するコメントや「いいね」等の記事に対するリアクションを行ったか、一定期間内に記事の更新を行ったか、等で判断することができる。友達の人数の所定の人数は、例えば50人以上や100人以上など、システムが所定の商品に応じて定めてよいものとする。
【0029】
友達の人数が所定の人数以上であった場合、サーバ200の更新頻度カウントモジュール212は、所定の商品に対する記事の更新頻度をカウントする(ステップS04)。ここで、記事の更新頻度をカウントする際に、記事の内容が所定の商品に対して、好意的であるものだけをカウントすることにしてもよい。また、例えば、1日に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントするなど、一定期間内に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントすることにしてもよい。
図8の例では、所定の商品の名称「タブホ」、または、所定の商品に関するURLは「https://tabho.optim.co.jp」をキーワードとして、記事の内容が所定の商品に関するものであるかどうか、調べることができる。また、記事の内容が好意的であるかどうかは、所定の商品の記事内に含まれる単語や文脈解析を行うことによって判定することができる。
図8のMikeの記事では、「助かる」という単語と文脈により、好意的であると判定することができる。また、もし、Janeの記事に対しても内容が好意的であるか判定する場合には、「便利」、「お得」等の単語や文脈により、好意的な内容であると判定することができる。ここでの、内容判定のための単語登録や文脈解析については、特に本発明を限定するものではなく、既存の技術を利用可能であるものとする。
【0030】
更新頻度のカウントの結果、所定の商品に関する記事の更新頻度が、所定の頻度以上だった場合、サーバ200からユーザ端末100に対して、所定の商品に関する報酬を付与する(ステップS05)。ここで、所定の頻度以上とは、例えば、過去一ヶ月の間に10回以上、過去一週間の間に3回以上等、システムが所定の商品に応じて定めてよいものとする。また、ここでの、所定の商品に関する報酬とは、所定の商品に対して使用可能なクーポン、または、ポイント等であってよい。例えば、所定の商品が、ある有料WEBサービスである場合には、その有料WEBサービスで使用可能なポイントや、1年間無料ライセンスコード等が報酬として考えられる。
【0031】
最後に、ユーザ端末100は、登録したSNSのアカウントで、所定の商品に関する報酬を受け取る(ステップS06)。
【0032】
以上のように、本発明によれば、友達の人数が多くSNSにおける影響力を持つユーザが、所定の商品に対する記事を所定の頻度以上更新した場合に、所定の商品に関する報酬を付与することができ、所定の商品の宣伝を行いたい企業側に対して、費用対効果の優れたSNS連動報酬付与システム、SNS連動報酬付与方法、SNS連動報酬付与プログラムを提供することが可能となる。
【0033】
[各機能の説明]
図2は、ユーザ端末100とサーバ200の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。ユーザ端末100、サーバ200は、通信網300を介して通信可能であるものとする。ユーザ端末100は、制御部110、通信部120、記憶部130、入力部140、出力部150、から構成される。サーバ200は、制御部210、通信部220、記憶部230、から構成される。制御部210は通信部220と協働して友達人数カウントモジュール211、更新頻度カウントモジュール212を実現する。通信網300は、インターネット等の公衆通信網でも専用通信網でも良い。
【0034】
ユーザ端末100は、ユーザがSNS等のウェブページを閲覧し、各種アプリケーションを実行する一般的な情報端末であって良く、後述する機能を備える情報機器や電化製品である。携帯電話やスマートフォン、タブレットPC、ノートPC、ウェアラブルデバイス、またはディスプレイを備えたPC等の一般的な情報家電や、複合型プリンタ、テレビ、ルータ又はゲートウェイ等のネットワーク機器、冷蔵庫、洗濯機等の白物家電、電話機、ネットブック端末、スレート端末、電子書籍端末、電子辞書端末、携帯型音楽プレーヤ、携帯型コンテンツ再生・録画プレーヤ等の電化製品であって良い。ユーザ端末100として図示しているスマートフォンはその一例にすぎない。また、ここではユーザ端末100はスマートフォン1台のみを表示しているが、SNSの種類とSNSのアカウントから、ユーザが特定できれば、ユーザが複数の端末を利用しても問題ない。
【0035】
ユーザ端末100は、制御部110として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。
【0036】
また、通信部120として、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi(Wireless Fidelity)対応デバイス又は、第3世代移動通信システム等のIMT−2000規格に準拠した無線デバイス等を備える。有線によるLAN接続であってもよい。
【0037】
ユーザ端末100は、記憶部130として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備える。記憶部130には、必要な情報等を保持できるものとする。
【0038】
入力部140は、SNSにおいて記事を更新するために必要な機能を備えるものとする。例として、タッチパネル機能を実現する液晶ディスプレイ、キーボード、マウス、ペンタブレット、装置上のハードウェアボタン、音声認識を行うためのマイク等を備えることが可能である。入力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
【0039】
出力部150はSNS等の表示を行うために必要な機能を備えるものとする。例として、液晶ディスプレイ、PCのディスプレイ、プロジェクターへの投影等の画面表示、更に、スピーカやヘッドフォン、イヤフォン等の音声出力等が考えられる。出力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
【0040】
サーバ200は、後述の機能を備える、一般的なサーバであってよい。
【0041】
サーバ200は、制御部210として、CPU、RAM、ROM等を備える。
【0042】
また、通信部220として、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi対応デバイス又は、第3世代移動通信システム等のIMT−2000規格に準拠した無線デバイス等を備える。有線によるLAN接続であってもよい。
【0043】
サーバ200において、制御部210が所定のプログラムを読み込むことで、通信部220と協働して、友達人数カウントモジュール211、更新頻度カウントモジュール212を実現する。
【0044】
サーバ200は、記憶部230として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備える。記憶部230には、ユーザ端末100のSNSの種類、SNSのアカウント、友達の人数、更新頻度等、SNS連動報酬付与システムに必要な情報等を保持できるものとする。
【0045】
[SNS連動報酬付与処理]
図3は、ユーザ端末100とサーバ200のSNS連動報酬付与処理のフローチャート図である。上述した各装置のモジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。ユーザ端末100とサーバ200は、通信網300を介して通信可能であるものとする。通信網300は、インターネット等の公衆通信網でも専用通信網でも良い。
【0046】
はじめに、ユーザ端末100は、入力部140で入力したユーザ情報を、通信部120を介してサーバ200に送信し、SNS連動報酬付与システムに登録する(ステップS101)。ここで、ユーザ情報とは、利用しているSNSの種類、SNSのアカウント等、SNS連動報酬付与システムがユーザの友達人数や記事の更新頻度を取得するために、必要な情報であるものとする。システムへの登録時に、ユーザが報酬を受け取りたい所定の商品を決定させてもよいし、また、適時、ユーザが報酬を受け取りたい所定の商品を選択可能としてもよい。サーバ200は、ユーザがSNS連動報酬付与システムに登録しやすいように、登録用のWEBページ等を備えてもよい。
【0047】
次に、サーバ200は通信部220を介して、登録されたユーザ情報を基に、登録ユーザのSNS監視を開始する(ステップS102)。ここでの、登録ユーザのSNS監視を開始するための手法は、特に本発明を限定するものではなく、既存の技術を利用可能であるものとする。
【0048】
フローチャートには図示していないが、ユーザは、ステップS101でのSNS連動報酬付与システムへの登録後、所望のタイミングで、ユーザ端末100から、登録したSNSのアカウントで所定の商品に対する記事の更新を行うことが可能である。ここで、記事の更新の際には、所定の商品の名称や所定の商品に関するURL等、所定の商品を特定可能な情報を含めるものとする。
【0049】
図8は、SNSにおいて、所定の商品に関する記事を更新した場合の画面の一例である。「Social Networking Service X」という種類のSNSにおいて、「Mike」というアカウントのユーザが、ここでの所定の商品である「タブホ」についての記事を更新した場合を例として示している。画面左上のプロフィール欄は、Mikeは、これまでに5123の記事を更新しており、友達に相当するフォロワーが123人いて、自らは95人をフォローしていることを示している。また、画面右側のタイムラインは、MikeとMikeがフォローしているユーザが更新した記事が、表示される。ここでは、時系列に記事が表示され、上に行くほど最近の記事となる例を示している。Mikeが、所定の商品であるタブホという電子雑誌サービスについて記事を更新したところ、その後、Mikeの友達であるJaneが、その記事を見て、自分もタブホを使用してみて記事を更新した場合の例を示している。Mikeの記事に対して、記事の下部に示す矢印マークの右側の数字である23が、Mikeの記事を気に入り自らのタイムラインにも表示されるようシェアを行ったユーザの数、ハートマークの右側の数字である84が、「いいね」という記事に対する好意的なリアクションをしたユーザの数である。ここでの、所定の商品を特定可能な情報である、所定の商品の名称は「タブホ」、所定の商品に関するURLは「https://tabho.optim.co.jp」である。
【0050】
登録ユーザのSNS監視開始後、サーバ200の制御部210は、所定の時間が経過したかどうかを確認し(ステップS103)、所定の時間が経過していた場合には、友達人数カウントモジュール211が、ユーザ端末100の登録済SNSアカウントに対して、友達の人数をカウントする(ステップS104)。所定の時間が経過していなかった場合には、再度ステップS103に戻る。ここでは図示していないが、ステップS103に戻る前に、システムに応じて適切にウエイト処理を行ってよいものとする。
【0051】
ステップS104で、友達の人数をカウントする際に、その友達が、当該SNS上でアクティブな友達であるかどうかをあわせて確認し、アクティブな友達のみをカウントしてもよい。ここでのアクティブであるかどうかとは、その友達が現在、当該SNSを使用しているかどうかということで、一定期間内に、ユーザとのメッセージの送受信を行ったか、一定期間内にユーザの記事に対するコメントや「いいね」等の記事に対するリアクションを行ったか、一定期間内に記事の更新を行ったか、等で判断することができる。SNSの友達の人数をカウントする処理の詳細については、後述する。
【0052】
友達人数カウントモジュール211は、友達の人数をカウントした後、友達の人数が所定の人数以上であるかどうかを確認する(ステップS105)。友達の人数の所定の人数は、例えば50人以上や100人以上など、システムが所定の商品に応じて定めてよいものとする。
【0053】
友達の人数が所定の人数以上であった場合、サーバ200の更新頻度カウントモジュール212は、所定の商品に対する記事の更新頻度をカウントする(ステップS106)。ここで、記事の更新頻度を確認する際に、記事の内容が所定の商品に対して、好意的であるものだけをカウントすることにしてもよい。また、例えば、1日に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントするなど、一定期間内に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントすることにしてもよい。所定の商品に関する記事の更新頻度を確認する処理の詳細については、後述する。友達の人数が所定の人数未満であった場合、ステップS103に戻る。
【0054】
図8の例では、所定の商品の名称「タブホ」、または、所定の商品に関するURLは「https://tabho.optim.co.jp」をキーワードとして、記事の内容が所定の商品に関するものであるかどうか、調べることができる。また、記事の内容が好意的であるかどうかは、所定の商品の記事内に含まれる単語や文脈解析を行うことによって判定することができる。
図8のMikeの記事では、「助かる」という単語と文脈により、好意的であると判定することができる。また、もし、Janeの記事に対しても内容が好意的であるか判定する場合には、「便利」、「お得」等の単語や文脈により、好意的な内容であると判定することができる。ここでの、内容判定のための単語登録や文脈解析については、特に本発明を限定するものではなく、既存の技術を利用可能であるものとする。
【0055】
更新頻度カウントモジュール212は、更新頻度をカウントした後、更新頻度が所定の頻度以上であるかどうかを確認する(ステップS107)。
【0056】
所定の商品に関する記事の更新頻度が、所定の頻度以上だった場合、サーバ200からユーザ端末100に対して、所定の商品に関する報酬を付与する(ステップS108)。ここで、所定の頻度以上とは、所定の期間内の更新回数のことである。例えば、過去一ヶ月の間に10回以上、過去一週間の間に3回以上等、システムが所定の商品に応じて定めてよいものとする。ステップS103の所定の時間は、所定の期間と同じかそれより短く定める必要がある。所定の時間が所定の期間より短い場合には、所定の時間内の更新頻度を記憶部230に保存しておき、ステップS107で所定の期間内の更新頻度を確認できるようにする。また、ここでの、所定の商品に関する報酬とは、所定の商品に対して使用可能なクーポン、または、ポイント等であってよい。例えば、所定の商品が、ある有料WEBサービスである場合には、その有料WEBサービスで使用可能なポイントや、1年間無料ライセンスコード等が報酬として考えられる。所定の商品に関する記事の更新頻度が、所定の頻度未満だった場合、ステップS103に戻る。
【0057】
ユーザ端末100は、登録したSNSのアカウントで、所定の商品に関する報酬を受け取る(ステップS109)。受け取った報酬は、ユーザの所望のタイミングで使用できるものとする。
【0058】
サーバ200は、報酬の付与後、SNS連動報酬付与処理を継続するかどうか確認する(ステップS110)。所定の商品と、報酬の内容に応じて、SNS連動報酬付与システムが事前に報酬付与後の継続が可能かどうかを設定しておいてもよい。例えば、報酬が永年無料ライセンスコード等である場合には、SNS連動報酬付与処理を継続する必要はないため、SNS連動報酬付与システムの登録を解除する(ステップS111)。報酬がその有料WEBサービスで使用可能なポイント等である場合には、SNS連動報酬付与処理を継続してもよいので、継続する場合にはステップS103に戻って処理を続ける。ここで、例えば、報酬を3回付与した後は、継続不可とするなど、継続の条件はシステムに応じて設定してよいものとする。また、SNS連動報酬付与システムの登録解除は、ユーザ端末100からの解除申請により、随時行えることとする。
【0059】
図3のフローチャートでは、ユーザが1種類のSNSを登録した場合について記載したが、ユーザが複数のSNSを使用している場合には、複数のSNSに対するユーザ情報を登録することで、それぞれのSNSでの友達の人数を合計してカウントしてもよい。その場合には、それぞれのSNSに対して、記事を投稿することが必要である。また、同一の友達が複数のSNSに存在する場合には、重複する友達は1回のみカウントすることにしてもよい。
【0060】
以上のように、本発明によれば、友達の人数が多くSNSにおける影響力を持つユーザが、所定の商品に対する記事を所定の頻度以上更新した場合に、所定の商品に関する報酬を付与することができ、所定の商品の宣伝を行いたい企業側に対して、費用対効果の優れたSNS連動報酬付与システム、SNS連動報酬付与方法、SNS連動報酬付与プログラムを提供することが可能となる。
【0061】
[ユーザ端末側で友達人数と更新頻度をカウントする場合のSNS連動報酬付与処理]
図4は、ユーザ端末100側で友達人数と更新頻度をカウントする場合の、ユーザ端末100とサーバ200の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。ユーザ端末100、サーバ200は、通信網300を介して通信可能であるものとする。ユーザ端末100は、制御部110、通信部120、記憶部130、入力部140、出力部150、から構成される。制御部110は通信部120と協働して友達人数カウントモジュール111、更新頻度カウントモジュール112を実現する。サーバ200は、制御部210、通信部220、記憶部230、から構成される。通信網300は、インターネット等の公衆通信網でも専用通信網でも良い。
【0062】
図5は、ユーザ端末100側で友達人数と更新頻度をカウントする場合の、SNS連動報酬付与処理のフローチャート図である。
【0063】
はじめに、ユーザ端末100は、SNS連動報酬付与システムへの登録要望を、通信部120を介してサーバ200に送信する(ステップS201)。この時、ユーザ情報をあわせて送信してもよいし、後述するステップS204のSNS連動報酬付与アプリケーション開始時に送信してもよい。ここで、ユーザ情報とは、利用しているSNSの種類、SNSのアカウント等、SNS連動報酬付与システムがユーザの友達人数や記事の更新頻度を取得するために、必要な情報であるものとする。システムへの登録時に、ユーザが報酬を受け取りたい所定の商品を決定させてもよいし、また、適時、ユーザが報酬を受け取りたい所定の商品を選択可能としてもよい。サーバ200は、ユーザがSNS連動報酬付与システムに登録しやすいように、登録用のWEBページ等を備えてもよい。
【0064】
次に、サーバ200は通信部220を介して、ユーザ端末100にSNS連動報酬付与アプリケーションを送信する(ステップS202)。ここでの、SNS連動報酬付与アプリケーションとは、ユーザ端末100上で動作可能な友達人数カウントモジュール111、更新頻度カウントモジュール112を実現するプログラムである。
【0065】
ユーザ端末100は通信部120を介して、SNS連動報酬付与アプリケーションを受信する(ステップS203)。
【0066】
受信後、ユーザ端末100は、SNS連動報酬付与アプリケーションを開始し、開始をサーバ200に通知する(ステップS204)。ステップS201で、ユーザ情報をサーバ200に送信していない場合には、あわせてユーザ情報を送信する。ユーザ情報の内容は、前述の通りである。
【0067】
フローチャートには図示していないが、ユーザは、ステップS204でのSNS連動報酬付与アプリケーション開始後、所望のタイミングで、ユーザ端末100から、登録したSNSのアカウントで所定の商品に対する記事の更新を行うことが可能である。ここで、記事の更新の際には、所定の商品の名称や所定の商品に関するURL等、所定の商品を特定可能な情報を含めるものとする。
【0068】
図8は、SNSにおいて、所定の商品に関する記事を更新した場合の画面の一例であり、詳細は前述した通りである。
【0069】
SNS連動報酬付与アプリケーション開始後、ユーザ端末100の制御部110は、所定の時間が経過したかどうかを確認し(ステップS205)、所定の時間が経過していた場合には、友達人数カウントモジュール111が、ユーザ端末100の登録済SNSアカウントに対して、友達の人数をカウントする(ステップS206)。所定の時間が経過していなかった場合には、再度ステップS205に戻る。ここでは図示していないが、ステップS205に戻る前に、システムに応じて適切にウエイト処理を行ってよいものとする。
【0070】
ステップS206で、友達の人数をカウントする際に、その友達が、当該SNS上でアクティブな友達であるかどうかをあわせて確認し、アクティブな友達のみをカウントしてもよい。ここでのアクティブであるかどうかとは、その友達が現在、当該SNSを使用しているかどうかということで、一定期間内に、ユーザとのメッセージの送受信を行ったか、一定期間内にユーザの記事に対するコメントや「いいね」等の記事に対するリアクションを行ったか、一定期間内に記事の更新を行ったか、等で判断することができる。SNSの友達の人数をカウントする処理の詳細については、後述する。
【0071】
友達人数カウントモジュール111は、友達の人数をカウントした後、友達の人数が所定の人数以上であるかどうかを確認する(ステップS207)。友達の人数の所定の人数は、例えば50人以上や100人以上など、システムが所定の商品に応じて定めてよいものとする。
【0072】
友達の人数が所定の人数以上であった場合、ユーザ端末100の更新頻度カウントモジュール112は、所定の商品に対する記事の更新頻度をカウントする(ステップS208)。ここで、記事の更新頻度を確認する際に、記事の内容が所定の商品に対して、好意的であるものだけをカウントすることにしてもよい。また、例えば、1日に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントするなど、一定期間内に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントすることにしてもよい。所定の商品に関する記事の更新頻度を確認する処理の詳細については、後述する。友達の人数が所定の人数未満であった場合、ステップS205に戻る。
【0073】
図8の例では、所定の商品の名称「タブホ」、または、所定の商品に関するURLは「https://tabho.optim.co.jp」をキーワードとして、記事の内容が所定の商品に関するものであるかどうか、調べることができる。また、記事の内容が好意的であるかどうかは、所定の商品の記事内に含まれる単語や文脈解析を行うことによって判定することができる。
図8のMikeの記事では、「助かる」という単語により、好意的であると判定することができる。また、もし、Janeの記事に対しても内容が好意的であるか判定する場合には、「便利」、「お得」等の単語により、好意的な内容であると判定することができる。ここでの、内容判定のための単語登録や文脈解析については、特に本発明を限定するものではなく、既存の技術を利用可能であるものとする。
【0074】
更新頻度カウントモジュール112は、更新頻度をカウントした後、更新頻度が所定の頻度以上であるかどうかを確認する(ステップS209)。
【0075】
所定の商品に関する記事の更新頻度が、所定の頻度以上だった場合、サーバ200に対して、所定の商品に関する報酬付与を要求する(ステップS210)。ここで、所定の頻度以上とは、所定の期間内の更新回数のことである。例えば、過去一ヶ月の間に10回以上、過去一週間の間に3回以上等、システムが所定の商品に応じて定めてよいものとする。ステップS205の所定の時間は、所定の期間と同じかそれより短く定める必要がある。所定の時間が所定の期間より短い場合には、所定の時間内の更新頻度を記憶部130に保存しておき、ステップS209で所定の期間内の更新頻度を確認できるようにする。また、ここでの、所定の商品に関する報酬とは、所定の商品に対して使用可能なクーポン、または、ポイント等であってよい。例えば、所定の商品が、ある有料WEBサービスである場合には、その有料WEBサービスで使用可能なポイントや、1年間無料ライセンスコード等が報酬として考えられる。所定の商品に関する記事の更新頻度が、所定の頻度未満だった場合、ステップS205に戻る。
【0076】
報酬付与要求を受け、サーバ200はユーザ端末100に対して、所定の商品に関する報酬を付与する(ステップS211)。
【0077】
ユーザ端末100は、登録したSNSのアカウントで、所定の商品に関する報酬を受け取る(ステップS212)。受け取った報酬は、ユーザの所望のタイミングで使用できるものとする。
【0078】
ユーザ端末100は、報酬の受け取り後、SNS連動報酬付与処理を継続するかどうか確認する(ステップS213)。所定の商品と、報酬の内容に応じて、SNS連動報酬付与システムが事前に報酬付与後の継続が可能かどうかを設定しておいてもよい。例えば、報酬が永年無料ライセンスコード等である場合には、SNS連動報酬付与処理を継続する必要はないため、SNS連動報酬付与システムの登録解除をサーバ200に対して通知する(ステップS214)。SNS連動報酬付与システムの登録解除通知とあわせて、SNS連動報酬付与アプリケーションの削除を行ってもよい。報酬がその有料WEBサービスで使用可能なポイント等である場合には、SNS連動報酬付与処理を継続してもよいので、継続する場合にはステップS205に戻って処理を続ける。ここで、例えば、報酬を3回受け取った後は、継続不可とするなど、継続の条件はシステムに応じて設定してよいものとする。また、SNS連動報酬付与システムの登録解除は、ユーザ端末100からの解除申請により、随時行えることとする。また、サーバ200側でも、必要に応じて、SNS連動報酬付与システムを停止できるものとする。
【0079】
以上のように、本発明によれば、友達の人数が多くSNSにおける影響力を持つユーザが、所定の商品に対する記事を所定の頻度以上更新した場合に、所定の商品に関する報酬を付与することができ、所定の商品の宣伝を行いたい企業側に対して、費用対効果の優れたSNS連動報酬付与システム、SNS連動報酬付与方法、SNS連動報酬付与プログラムを提供することが可能となる。また、ユーザ端末100側で、友達人数と更新頻度をカウントする処理を行うようにすることで、ユーザ数が多くなった場合に、サーバ200側の負荷を抑えられるという効果を得られる。
【0080】
[友達人数カウント処理]
図6は、友達の人数をカウントする処理のフローチャート図である。この処理は、ユーザ端末100で友達の人数をカウントする場合には、友達人数カウントモジュール111が、サーバ200で友達の人数をカウントする場合には、友達人数カウントモジュール211が行う。
【0081】
まず、ユーザ情報として登録したSNSの種類とSNSのアカウントを基に、ユーザの友達の人数を取得する(ステップS301)。ユーザの友達の人数を取得するために必要な場合は、事前に所定の商品に関するアカウントをSNS登録しておき、ユーザがSNS連動報酬付与システムに登録するタイミングで、ユーザに当該アカウントを友達登録してもらってもよい。
【0082】
次に、アクティブな友達のみを、友達の人数としてカウントするかどうかの確認を行う(ステップS302)。ここでのアクティブであるかどうかとは、その友達が現在、当該SNSを使用しているかどうかということで、ユーザが所定の商品に関する記事の更新を行った際に、有効な宣伝を行えると思われる友達である。友達の人数が多くても、その友達の多くがもう当該SNSを利用していない場合には、宣伝効果が見込めないため、アクティブな友達のみをカウントすることで、より宣伝効果の高いユーザにのみ、報酬を付与することができる。
【0083】
アクティブな友達のみを、友達の人数としてカウントする場合、まず、アクティブかどうか未確認な友達から、一人をピックアップする(ステップS303)。アクティブな友達以外も、友達の人数としてカウントしてよい場合、ステップS309へと進む。
【0084】
ピックアップした友達に対し、ユーザが一定期間内にメッセージの送受信を行ったか確認する(ステップS304)。ここでのメッセージとは、当該SNS上で直接送信可能な文字列や画像等であるものとする。また、メッセージの送受信を行ったか確認するために、必要に応じてユーザ情報を利用するものとする。ここでの、メッセージの送受信を行ったか確認するための手法は、特に本発明を限定するものではなく、既存の技術を利用可能であるものとする。また、ここでの一定期間とは、三ヶ月以内や一年以内など、システム側で自由に定められるものとする。
【0085】
一定期間内にメッセージの送受信を行った場合には、ピックアップした友達はアクティブであると判断できるため、ステップS308に進む。一定期間内にメッセージの送受信を行っていない場合には、次のステップS305に進む。
【0086】
次に、ピックアップした友達が、一定期間内に記事に対するコメントやリアクションを行ったか確認する(ステップS305)。ここでのリアクションとは、記事に対する「いいね」ボタンを押下する、記事のシェアを行う等、記事に対して足跡を残す行為である。また、記事に対するコメントやリアクションを行ったか確認するために、必要に応じてユーザ情報を利用するものとする。ここでの、記事に対するコメントやリアクションを行ったか確認するための手法は、特に本発明を限定するものではなく、既存の技術を利用可能であるものとする。
【0087】
一定期間内に記事に対するコメントやリアクションを行った場合には、ピックアップした友達はアクティブであると判断できるため、ステップS308に進む。一定期間内に記事に対するコメントやリアクションを行っていない場合には、次のステップS306に進む。
【0088】
次に、ピックアップした友達が、一定期間内に記事の更新を行ったか確認する(ステップS306)。ここで、記事の更新を行ったか確認するために、必要に応じてユーザ情報を利用するものとする。また、記事の更新を行ったか確認するための手法は、特に本発明を限定するものではなく、既存の技術を利用可能であるものとする。
【0089】
一定期間内に記事の更新を行った場合には、ピックアップした友達はアクティブであると判断できるため、ステップS308に進む。一定期間内に記事の更新を行っていない場合には、次のステップS307に進む。
【0090】
一定期間内に、メッセージの送受信も、記事に対するコメントやリアクションも、記事の更新も行っていない場合には、その友達はアクティブでないものと判断し、友達の人数から一人分減らす(ステップS307)。
【0091】
全ての友達に対して、アクティブかどうかの確認済みかどうかを確かめ(ステップS308)、確認が終わっていない場合には、ステップS303に戻って処理を続ける。確認が終わった場合には、ステップS309へと進む。
【0092】
最後に、友達の人数を確定する(ステップS309)。
【0093】
図6のフローチャートで、ステップS304、ステップS305、ステップS306の処理順番は、必ずしもこの順番である必要はなく、システムに応じて、処理の順番を入れ替えても問題ない。
【0094】
以上の処理により、アクティブな友達のみをカウントする場合、アクティブな友達以外もカウントしてよい場合の、それぞれに応じた友達の人数を取得することが可能である。
【0095】
[更新頻度カウント処理]
図7は、所定の商品に関する記事の更新頻度をカウントする処理のフローチャート図である。この処理は、ユーザ端末100で所定の商品に関する記事の更新頻度をカウントする場合には、更新頻度カウントモジュール112が、サーバ200で所定の商品に関する記事の更新頻度をカウントする場合には、更新頻度カウントモジュール212が行う。更新頻度カウント処理では、
図3のフローチャートのステップS103に定める所定の時間以内、または、
図5のフローチャートのステップS205に定める所定の時間以内の、更新回数をカウントすることができる。
【0096】
まず、更新回数のカウンタを、0にセットする(ステップS401)。
【0097】
次に、前回の更新頻度確認時から、新しく更新された記事を取得する(ステップS402)。フローチャートには図示していないが、新しく更新された記事が無い場合には、更新回数0回として、処理を終了する。
【0098】
新しく更新された記事がある場合、未確認の更新記事の中から1つをピックアップする(ステップS403)。このとき、新しい更新記事から確認することで、後述する一定期間内に複数回の更新が認められない場合の処理を、効率よく行うことが可能となる。
【0099】
ピックアップした記事に対し、所定の商品に対する記載があるかどうかを確認する(ステップS404)。
図8の例では、所定の商品の名称「タブホ」、または、所定の商品に関するURLは「https://tabho.optim.co.jp」をキーワードとして、記事の内容が所定の商品に関するものであるかどうか、調べることができる。
【0100】
記事内に所定の商品に対する記載がある場合には、次のステップS405に進む。記事内に所定の商品に対する記載がない場合には、ステップS409に進む。
【0101】
次に、記事の内容が所定の商品に対して好意的かどうか確認する(ステップS405)。ステップS405の処理を行うかどうかは、システムが必要に応じて設定可能とし、必要がなければ、スキップしてS406へ進んでよい。記事の内容が好意的であるかどうかは、所定の商品の記事内に含まれる単語や文脈解析を行うことによって判定することができる。
図8のMikeの記事では、「助かる」という単語と文脈により、好意的であると判定することができる。また、もし、Janeの記事に対しても内容が好意的であるか判定する場合には、「便利」、「お得」等の単語や文脈により、好意的な内容であると判定することができる。ここでの、内容判定のための単語登録や文脈解析については、特に本発明を限定するものではなく、既存の技術を利用可能であるものとする。
【0102】
記事の内容が所定の商品に対して好意的である場合には、次のステップS406に進む。記事の内容が所定の商品に対して好意的でない場合には、ステップS409に進む。
【0103】
記事内に所定の商品に対する記載があり、内容が所定の商品に対して好意的である場合には、更新回数のカウンタに1を加える(ステップS406)。前述した通り、内容が所定の商品に対して好意的であるかどうかの確認は、システムの設定に応じて必要な場合のみ行えばよい。
【0104】
カウンタの更新後、一定期間内に複数回の更新がみとめられるかどうか確認する(ステップS407)。例えば、1日に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントするなど、一定期間内に複数回の更新を行った場合には1回のみカウントするなど、システムが任意に設定できるものとする。
【0105】
一定期間内に複数回の更新がみとめられない場合には、一定期間内の更新は1回のみカウントする必要があるため、一定期間内に更新された記事をスキップし、確認済みの扱いとする(ステップS408)。一定期間内に複数回の更新がみとめられる場合には、次のステップS409に進む。
【0106】
全ての記事に対して、更新回数の確認済みかどうかを確かめ(ステップS409)、確認が終わっていない場合には、ステップS403に戻って処理を続ける。確認が終わった場合には、その時点の更新回数のカウンタを保持して、処理を終了する。以上の処理により、所定の時間以内の、所定の商品に関する記事の更新回数をカウントすることができる。また、所定の商品に対して宣伝を行いたい企業側の要望に応じて、記事の内容が所定の商品に対して好意的な場合にのみカウントする、一定期間内の更新は1回のみカウントする、等の対応を行うことが可能となる。
【0107】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)、コンパクトメモリ等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置又は外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
【0108】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。