(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
電子タバコの煙を発生させる煙生成部と、前記煙生成部に結合して上下に運動することができる昇降部と、前記昇降部を介して前記煙生成部に電源を供給する電源供給部とを含んでなり、前記電源供給部は、電気エネルギーを発生させて前記電源を供給する電池と、前記電池に電気的に接続されたメイン基板と、前記メイン基板に電気的に接続された電源供給端子と、前記煙生成部に電気的に接続された状態で前記昇降部に搭載されて昇降する導体の接続ピンとを含み、前記昇降部の上昇時には前記接続ピンが前記電源供給端子に接続して通電可能な状態になり、前記昇降部の下降時には前記接続ピンが前記電源供給端子から分離されて電気的に停電し、下降後に前記煙生成部への電源供給が遮断されることを特徴とする、電子タバコ。
前記電源供給部は中央ピンをさらに含み、前記メイン基板は、前記接続ピンと前記中央ピンとを接続する接続端子、前記電源供給端子、及び前記電子タバコの作動を制御し、前記接続端子は前記昇降部に搭載されていることを特徴とする、請求項1に記載の電子タバコ。
前記接続端子は、導体であって第1接続端子と第2接続端子を含み、前記第1接続端子は前記接続ピンとグラウンドに接し、前記第2接続端子は前記接続ピンと前記中央ピンに接して通電状態を維持するようにすることを特徴とする、請求項2に記載の電子タバコ。
前記第1接続端子は第1接続ピン収容孔を含み、且つ前記接続ピンに結合し、前記第2接続端子は中央ピン収容孔と第2接続ピン収容孔を含み、前記中央ピン収容孔が前記中央ピンに結合し、前記第2接続ピン収容孔と前記接続ピンとが結合することにより、前記中央ピンと前記接続ピンとの間で通電状態を維持するようにすることを特徴とする、請求項3に記載の電子タバコ。
前記接続ピンは第1接続ピンと第2接続ピンを含み、前記第1接続ピンは一端が前記第1接続端子の前記第1接続ピン収容孔に電気的に結合し、前記第2接続ピンは一端が前記第2接続ピン収容孔に電気的に結合することにより、前記昇降部が上昇するときに前記電源供給端子に電気的に接触し、前記昇降部が下降するときに電気的接触が解除されることを特徴とする、請求項4に記載の電子タバコ。
前記接続ピンと前記中央ピンは、内部に弾性体を含んで上下方向に弾性加圧または弾性復元でき、前記昇降部が上昇して前記接続ピンが前記電源供給端子に接するとき、前記弾性体によって前記電源供給端子を加圧して電気的通電状態を円滑に維持するようにし、前記中央ピンが前記煙生成部に接するとき、前記弾性体によって前記煙生成部を加圧して電気的通電状態を円滑に維持するようにして、電子タバコの電源接続状態が安定的に行われるようにすることができる、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の電子タバコ。
前記昇降部は、前記煙生成部の下端を支持する支持台と、前記支持台の一側に形成され、前記昇降部の上下運動を操作することができる昇降ボディ部とを含み、前記昇降ボディ部は、その内部に前記接続ピンを収容して結合させることができる接続ピン結合部を含み、前記接続ピンは、前記接続ピン結合部に挿入されることにより、前記昇降部と結合して一体に上下運動を行うことができることを特徴とする、請求項6に記載の電子タバコ。
前記支持台は、その上端に前記中央ピンを収容して結合させることができる中央ピン結合部を含み、前記中央ピンは、前記中央ピン結合部に挿入されて前記支持台と結合することができ、このような結合状態で前記支持台と一体に動くことができることを特徴とする、請求項7に記載の電子タバコ。
前記コネクタ部は、その下端から下方に突出した突起を有する支持台結合部を含み、前記支持台は、その上端の中心部から上方に突出して形成されたコネクタ結合部と、前記コネクタ結合部の外側に前記支持台結合部が挿入できるようにするコネクタ挿入溝とを含むことで、前記支持台結合部が形成する内部空間に前記コネクタ結合部が収容されて結合しながら、前記支持台結合部が前記コネクタ挿入溝に挿入されることにより前記コネクタ部と前記支持台とを結合させることができる、請求項9に記載の電子タバコ。
前記コネクタ部は、前記支持台結合部の上側から水平方向に突出した支持台挿入部と、前記支持台挿入部内でその一部分が内方に一定の深さだけ陥入した支持台挿入溝とを含み、前記支持台は、その上端の周りに沿って上方に突出して形成されるコネクタ固定部を含み、前記コネクタ固定部は、平面上でその一部が前記支持台の中心部側へ突出した突起を含み、前記コネクタ部と前記支持台との結合の際に、前記支持台挿入溝内に前記コネクタ固定部が水平方向に収容されながら結合できるようにし、結合後には前記コネクタ部を回転させて前記コネクタ固定部が前記支持台挿入部を押して固定させることができるようにすることにより、前記コネクタ部と前記支持台との結合を固定させることができる、請求項10に記載の電子タバコ。
前記接続ピンが前記電源供給端子に接続した状態で、押されたときに前記メイン基板の制御下で前記煙生成部に前記電源を供給するようにするスイッチをさらに含むことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、前述したような電子タバコは、内部構成要素同士の間に電線を接続して電源を供給し、別途のスイッチを用いて電源のオン/オフを操作することができるように構成されるが、このような場合、電子タバコの内部構造が複雑になり、電源のオフ状態でも電池が放電することがあって電池の使用効率が減少するという問題があった。
【0006】
また、ユーザーがニコチン溶液を詰め替えるなどの目的で電子タバコのカートリッジを分離するためにその上端部を掴んで回す場合、カートリッジ部分全体が完全に分離されず、カートリッジ内で煙を発生させる装置である霧化器部分が分離されるため、カートリッジ内に貯留されていたニコチン溶液が溢れ出てしまうという問題が発生する。
【0007】
したがって、電子タバコの内部構造を単純化し、電池の放電を防止し且つ使用効率を向上させながらも、ユーザーの意図とは異なり霧化器を分離してニコチン溶液が溢れ出てしまう問題を防止することが可能な電子タバコの構造に対する必要性が台頭してくる。
【0008】
本発明は、かかる問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、電線の接続がなくても、導体からなる中央ピンと接続ピンを介して内部に電源を供給することが可能な構造を有する電源供給部を含む電子タバコを提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、電子タバコの煙生成部を移動させることが可能な昇降部において、昇降部の上下運動で電源を供給/遮断させることができる電子タバコを提供することにある。
【0010】
本発明の別の目的は、電源供給端子と接続ピンとの接続または離隔に応じて電子タバコの電源を供給/遮断することができるようにすることにより、電池の放電を防止し且つ使用効率を向上させることができる電子タバコを提供することにある。
【0011】
本発明の別の目的は、中央ピンと接続ピンの内部に弾性体を含めてその長さが伸縮できるようにすることにより、電源接続部分の接続状態を安定的に維持することができる電子タバコを提供することにある。
【0012】
本発明の別の目的は、ユーザーが煙生成部を分離するためにその上端部を掴んで回す場合に煙生成部内の溶液が溢れ出ることを防止することができる電子タバコを提供することにある。
【0013】
本発明の目的は、上述した目的に制限されず、上述していない本発明の他の目的は、下記の説明によって理解でき、本発明の実施形態によってより明確に分かる。また、本発明の目的は、特許請求の範囲に示した手段及びその組み合わせによって実現できる。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するために、 本発明は、次の構成を有する実施形態によって実現される。
【0015】
本発明の一実施形態によれば、本発明の電子タバコは、煙を発生させる煙生成部と、前記煙生成部に結合して上下に運動することが可能な昇降部と、前記昇降部を介して前記煙生成部に電源を供給する電源供給部とを含んでなり、前記電源供給部は、電気エネルギーを発生させて前記電源を供給する電池、前記電池から供給された前記電源を供給する電源供給端子、導体の中央ピン及び接続ピンを含み、前記接続ピンは、前記昇降部に搭載されて上下運動することができ、当該上下運動によって前記電源供給端子に対して接触または離隔することにより前記電源を供給または遮断することができることを特徴とする。
【0016】
本発明の他の実施形態による電子タバコにおいて、前記電源供給部は前記接続ピンと中央ピンとを接続する接続端子、前記電源供給端子、及び前記電子タバコの作動を制御するメイン基板を含み、前記接続端子は前記昇降部に搭載されていることを特徴とする。
【0017】
本発明の別の実施形態による電子タバコにおいて、前記接続端子は導体であって第1接続端子と第2接続端子を含み、前記第1接続端子は前記接続ピンとグラウンドに接し、前記第2接続端子は、前記接続ピンと前記中央ピンに接して通電状態を維持するようにすることを特徴とする。
【0018】
本発明の別の実施形態による電子タバコにおいて、前記第1接続端子は第1接続ピン収容孔を含み、且つ前記接続ピンに結合し、前記第2接続端子は中央ピン収容孔と第2接続ピン収容孔を含み、前記中央ピン収容孔が前記中央ピンに結合し、前記第2接続ピン収容孔と前記接続ピンとが結合することにより前記中央ピンと前記接続ピンとの間で通電状態を維持するようにすることを特徴とする。
【0019】
本発明の別の実施形態による電子タバコにおいて、前記接続ピンは第1接続ピンと第2接続ピンを含み、前記第1接続ピンは一端が前記第1接続端子の前記第1接続ピン収容孔に電気的に結合し、前記第2接続ピンは一端が前記第2接続ピン収容孔に電気的に結合することにより、前記昇降部が上昇するときに前記電源供給端子に電気的に接触し、前記昇降部が下降するときに電気的接触が解除されることを特徴とする。
【0020】
本発明の別の実施形態による電子タバコにおいて、前記接続ピンと中央ピンの内部に弾性体を含んで上下方向に弾性加圧または弾性復元でき、前記昇降部が上昇して前記接続ピンが前記電源供給端子に接するとき、前記弾性体によって前記電源供給端子を加圧して電気的通電状態を円滑に維持するようにし、前記中央ピンが前記煙生成部に接するとき、前記弾性体によって前記煙生成部を加圧して電気的通電状態を円滑に維持するようにして、電子タバコの電源接続状態が安定的に行われるようにすることを特徴とする。
【0021】
本発明の別の実施形態による電子タバコにおいて、前記昇降部が前記煙生成部の下端を支持する支持台と、前記支持台の一側に形成され、前記昇降部の上下運動を操作することができる昇降ボディ部とを含み、前記昇降ボディ部は、その内部に前記接続ピンを収容して結合させることができる接続ピン結合部を含み、前記接続ピンは、前記接続ピン結合部に挿入されることにより、前記昇降部と結合して一体に上下運動を行うことができることを特徴とする。
【0022】
本発明の別の実施形態による電子タバコにおいて、前記支持台はその上端に前記中央ピンを収容して結合させることができる中央ピン結合部を含み、前記中央ピンは前記中央ピン結合部に挿入されて前記支持台と結合することができ、このような結合状態で前記支持台と一体に動くことができることを特徴とする。
【0023】
本発明の別の実施形態による電子タバコにおいて、前記煙生成部と前記昇降部とを接続するコネクタ部を含み、前記コネクタ部は、その上端が前記煙生成部と結合することができ、その下端が前記支持台に結合することができることを特徴とする。
【0024】
本発明の別の実施形態による電子タバコにおいて、前記コネクタ部は、その下端から下方に突出した突起を有する支持台結合部を含み、前記支持台は、その上端の中心部から上方に突出して形成されたコネクタ結合部と、前記コネクタ結合部の外側に前記支持台結合部が挿入できるようにするコネクタ挿入溝とを含み、前記支持台結合部が形成する内部空間に前記コネクタ結合部が収容されて結合しながら、前記支持台結合部が前記コネクタ挿入溝に挿入されることにより前記コネクタ部と前記支持台とを結合させることができることを特徴とする。
【0025】
本発明の別の実施形態による電子タバコにおいて、前記コネクタ部は、前記支持台結合部の上側から水平方向に突出した支持台挿入部と、前記支持台挿入部内でその一部分が内方に一定の深さだけ陥入した支持台挿入溝とを含み、前記支持台は、その上端の周りに沿って上方に突出して形成されるコネクタ固定部を含み、前記コネクタ固定部は、平面上でその一部が前記支持台の中心部側へ突出した突起を含み、前記コネクタ部と前記支持台との結合の際に、前記支持台挿入溝内に前記コネクタ固定部が水平方向に収容されながら結合できるようにし、結合後には前記コネクタ部を回転させて前記コネクタ固定部が前記支持台挿入部を押して固定させることができるようにすることにより、前記コネクタ部と前記支持台との結合を固定させることができることを特徴とする。
【0026】
本発明の別の実施形態による電子タバコにおいて、前記コネクタ固定部の前記突起はその下端に円周方向に沿って傾いた傾斜面を含み、前記傾斜面は、一端が他端よりも低い高さを有し、前記コネクタ部を支持台に挿入して回転させると、前記支持台挿入部が前記傾斜面の一端を介して他端に進行しながら前記傾斜面の他端によって加圧され、前記コネクタ部が前記支持台に堅固に固定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0027】
本発明は、前述した実施形態と後述する構成、結合及び使用関係によって次の効果を得ることができる。
【0028】
本発明は、電線の接続がなくても、導体からなる中央ピンと接続ピンを介して内部に電源を供給することができるという効果がある。
【0029】
本発明は、電子タバコの煙生成部を移動させることが可能な昇降部において、昇降部の上下運動で電源を供給/遮断させることができるという効果がある。
【0030】
本発明は、電源供給端子と接続ピンとの接続または離隔に応じて電子タバコの電源を供給/遮断することができるようにすることにより、電池の放電を防止し且つ使用効率を向上させることができるという効果がある。
【0031】
本発明は、中央ピン及び接続ピンの内部に弾性体を含めてその長さが伸縮できるようにすることにより、電源接続部分の接続状態を安定的に維持することができるという効果がある。
【0032】
本発明は、ユーザーが煙生成部を分離するためにその上端部を掴んで回す場合に煙生成部内の溶液が溢れ出ることを防止することができるという効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下に添付図面を参照しながら、本発明に係る電子タバコを詳細に説明する。特別な定義がない限り、本明細書のすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する技術者が理解する当該用語の一般的な意味と同じであり、もし本明細書で使用された用語の意味と衝突する場合には本明細書で使用された定義に従う。また、本発明の要旨を無駄に曖昧にするおそれのある公知の機能及び構成についての詳細な説明は省略する。
【0035】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは、特別に反対される記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味し、また、明細書に記載された「…部」などの用語は、少なくとも一つの機能または動作を処理する単位を意味する。
【0036】
また、本発明の実施形態を説明するにあたり、各構成要素の位置及び移動は、各図面に矢印で表現された方向に沿って定義され、必要に応じて本文内で別途定義される。
【0037】
図1は本発明の一実施形態に係る電子タバコを前方から見た斜視図、
図2乃至
図4は本発明の一実施形態に係る電子タバコの各構成要素に対する分解斜視図、
図5は前方ケーシングを示す斜視図、
図6は後方ケーシングを示す斜視図、
図7は昇降部を示す前方斜視図(a)、後方斜視図(b)及び平面図(c)、
図8は昇降部とコネクタ部との結合前の状態(a)及び結合後の状態(b)を示す正面図、
図9は昇降部とコネクタ部との結合前の状態(a)、支持台結合部の挿入前(b)と挿入後(c)の状態、コネクタ部の挿入後の回転により結合完了した状態(d)を示す斜視図、
図10は
図9のA部分(a)とB部分(b)をそれぞれ拡大して示す拡大図、
図11は固定部を前方から見た斜視図、
図12は昇降部と固定部との結合構造を前方から見た斜視図、
図13は昇降部と固定部との結合構造を後方から見た斜視図、
図14は開閉部を示す前方斜視図(a)と後方斜視図(b)、
図15乃至
図17は電子タバコの作動状態を説明するための参考図、
図18は煙生成部を示す斜視図、
図19は電源供給部に対して各構成要素を分解して示す斜視図、
図20は電源供給部に対して煙生成部、コネクタ部、昇降部との結合前の状態(a)及び結合後の状態(b)を示す斜視図、
図21は電源供給部に対して煙生成部、コネクタ部、昇降部との結合前の状態(a)及び結合後の状態(b)を示す正面図、
図22は接続ピン及び中央ピンが、内部に弾性体を含むポップアップピン型である場合に伸びた状態(a)、及び縮んだ状態(b)を示す断面図、
図23はコネクタ部に対する斜視図(a)と、コネクタ部と煙生成部、昇降部との結合関係を示す斜視図(b)、
図24はメイン基板の詳細構成を示すブロック図、
図25は電源を入れたり遮断したりして気化量を調節する方法を説明するためのフローチャートである。
【0038】
本発明の一実施形態に係る電子タバコを
図1〜
図25を参照して説明すると、電子タバコの外形を形成する開口25付きケーシング部20と、前記ケーシング部20の外側を包み込むように形成されたカバー部10と、前記ケーシング部20の内部で上端が開口25を介して前記ケーシング部20の外部に突出し、貯留された溶液を気化させて煙を生成及び排出する煙生成部60と、前記煙生成部60を昇降させる昇降部30と、前記昇降部30が昇降運動をするとき、経路を逸脱しないようにする固定部40と、前記昇降部30に連動して作動し、前記開口25を開閉する開閉部50と、前記煙生成部60に電源を供給する電源供給部70と、前記煙生成部60と昇降部30との間で接続する役割を果たすコネクタ部80とを含んでなり、電線の接続がなくても内部に電源を供給することができ、前記昇降部30の上下運動によって電源を供給/遮断させることができるようにして放電を防止し、使用効率を増大させることができ、ユーザーが前記煙生成部60を分離するためにその上端部を掴んで回す場合に煙生成部内の溶液が溢れ出てしまうことを防止することができるという特徴がある。
【0039】
電子タバコの構成要素間の結合関係を説明すると、
図2に示すように最外郭にカバー部10を含み、
図3に示すように前記カバー部10の内側にケーシング部20を含み、
図4に示すように、前記ケーシング部20の内部には昇降部30、固定部40、開閉部50、煙生成部60、電源供給部70、コネクタ部80を含む。
【0040】
図2に示すように、前記カバー部10は、前記ケーシング部20の外側を包み込むように形成される部分であって、前方カバー11、後方カバー13及びカートリッジカバー15を含む。
【0041】
前記前方カバー11は、前方ケーシング21を前方から見たときの外周面に対応する形状であって、以下で記述する前記昇降部30の操作突起325が外部に突出して上下移動し得るように前記操作突起325の移動経路上に穿設された貫通孔111を含む。
【0042】
前記後方カバー13は、後方ケーシング23を後方から見たときの外周面に対応する形状である。
【0043】
前記前方カバー11と後方カバー13は、それぞれ前方ケーシング21と後方ケーシング23に対して着脱可能であり、好ましくは、前記前方カバー11及び後方カバー13と前方ケーシング21及び後方ケーシング23の外周面に沿って含まれる複数の突起と溝に着脱される方式が使用できる。
【0044】
前記カートリッジカバー15は、前記ケーシング部20において前記煙生成部60の上側の一部が外部に晒されるように切断形成された部分に相補的な形状に煙生成部60を包み込むように形成される。前記カートリッジカバー15は、前記ケーシング部20に着脱でき、好ましくは、
図3に示すように、前記ケーシング部20の溝28と前記カートリッジカバー15の突起151で着脱される方式が使用できる。したがって、前記カートリッジカバー15を脱着すると、前記煙生成部60が外部に晒されるので、前記ケーシング部20を分解しなくても前記煙生成部60に溶液を詰め替えることができる。
【0045】
前記カバー部10は、前記ケーシング部20の内部の装置を保護するとともに、前記ケーシング部20に対して着脱が可能であり、デザインが含まれたカバーに取り替えて使用することができるため、自分の個性を表現する手段として使用できる。
【0046】
前記ケーシング部20は、
図3及び
図5に示すように、電子タバコの外形を形成する構成であって、前方ケーシング21、後方ケーシング23、開口25、スイッチボタン27及び操作レバー29を含み、前記ケーシング部20は、楕円円筒形の形状に前記煙生成部60の上側の一部が外部に晒されるように切断形成されるので、前記ケーシング部20を分解しなくても、前記煙生成部60に溶液を容易に詰め替えることができる。
【0047】
図5に示すように(
図5の(a)は前記前方ケーシング21を前記後方ケーシング23から分離した状態の斜視図、(b)は前記前方ケーシング21を前方から見た斜視図、(c)は前記前方ケーシング21を後方から見た斜視図である)、前記前方ケーシング21は、前記後方ケーシング23と結合して前記ケーシング部20を形成する構成であって、操作突起溝211、スイッチ溝213、充電端子溝215及び固定部収容溝217を含む。
【0048】
前記操作突起溝211は、前記前方ケーシング21の上下に貫通形成され、前記昇降部30の操作突起325を収容する。
【0049】
前記スイッチ溝213は、前記操作突起溝211と一定の間隔を置いて前記前方ケーシング21に貫通形成され、前記電源供給部70のスイッチ73の一端を収容する。
【0050】
前記充電端子溝215は、前記前方ケーシング21の下面に貫通形成され、前記電源供給部70の充電端子74の一端を収容する。
【0051】
前記固定部収容溝217は、前記固定部40のゴム部材43と操作突起固定片41を収容する空間であって、前記操作突起溝211を中心に、その外周面よりも広い範囲の面積を含むようにして前記前方ケーシング21から内部方向に突出した固定部収容段部217aによって形成され、好ましくは上下に長い長方形の空間である。
【0052】
図6に示すように(
図6の(a)は前記後方ケーシング23を前記前方ケーシング21から分離した状態の斜視図、(b)は前記後方ケーシング23を前方から見た斜視図、(c)は前記後方ケーシング23を後方から見た斜視図である)、前記後方ケーシング23は、前記前方ケーシング21と結合して前記ケーシング部20を形成する構成であって、折曲突起溝231、回転ガイド突起溝233、回転軸突起溝235及び固定突起237を含む。
【0053】
前記折曲突起溝231は、前記後方ケーシング23の上下に貫通形成され、前記昇降部30の折曲突起333を収容する。
【0054】
前記回転ガイド突起溝233は、前記折曲突起溝231と一定の間隔をおいて前記後方ケーシング23に曲線状に貫通形成され、前記開閉部50の回転ガイド突起515を収容する。
【0055】
前記回転軸突起溝235は、前記折曲突起溝231と一定の間隔をおいて前記後方ケーシング23に貫通形成され、前記開閉部50の回転軸突起535を固定する。
【0056】
前記固定突起237は、前記後方ケーシング23から内部方向に突出し、前記固定部40のガイド突起固定片45と結合する。
【0057】
図1に示すように、前記開口25は、前記前方ケーシング21、後方ケーシング23及びカートリッジカバー15を結合させたとき、電子タバコの上側に前記煙生成部60のカートリッジ63の横断面の形状と相補的な形状に切断形成され、前記開口25は、前記煙生成部60が前記ケーシング部20の内部にあるときには閉鎖されており、前記煙生成部60が前記ケーシング部20の外部に持ち上げられるときには開放されて前記煙生成部60の移動通路となる。
【0058】
図3に示すように、前記スイッチボタン27は、前記電源供給部70のスイッチ73と前記前方ケーシング21との間に位置し、前記スイッチ73を覆う形状に形成できる。ユーザーは、前記スイッチボタン27を押すことにより、前記スイッチ73を押すことができる。
【0059】
前記操作レバー29は、前記昇降部30の操作突起325が前記前方ケーシング21の操作突起溝211を介して外部に突出した状態で、前記操作突起325を収容することにより、ユーザーは、前記操作レバー29を作動させて前記昇降部30を移動させることができる。
【0060】
図4及び
図7〜
図10に示すように、前記昇降部30は、前記ケーシング部20の内部に位置して煙生成部60を昇降させる構成であって、支持台31、昇降ボディ部32及びガイド部33を含む。
【0061】
前記支持台31は、前記煙生成部60の下端を支持する構成であって、前記煙生成部60のカートリッジ63の横断面に対応する形状を有することが好ましいが、前記煙生成部60を安定的に支えて昇降させることができればいずれの形状でもよく、中央ピン結合部311、コネクタ結合部313、コネクタ挿入溝314及びコネクタ固定部315を含む。
【0062】
前記中央ピン結合部311は、前記コネクタ結合部313の内部でその上側から下側まで貫通するように形成された一定の大きさの孔であって、後述する前記電源供給部70の中央ピン78が挿入されて結合できる部分である。よって、前記中央ピン78が前記昇降部30と一緒に結合した状態で上下運動をすることができる。
【0063】
前記コネクタ結合部313は、前記支持台31の上端中心部から上方に突出して形成された部分であって、その外部には前記コネクタ部80が挿入されて結合できるように構成され、その内部は前記中央ピン結合部311が形成され、前記中央ピン78が挿入されて結合できるように構成される。
【0064】
前記コネクタ挿入溝314は、
図7の(c)と
図9で暗く塗りつぶして表示した部分であって、前記コネクタ結合部313の周りで、後述する前記コネクタ部80の支持台結合部85が挿入されるようにし、それにより前記コネクタ部80が前記支持台31と結合した状態で水平方向に動かないように固定する役割を果たす。
【0065】
前記コネクタ固定部315は前記支持台31の上端周部から上方に突出して形成された突起3151を含み、前記突起3151はその下端に円周方向に傾いた傾斜面3151aを含むことで、前記支持台31と前記コネクタ部80とが結合した状態で垂直方向に動かないように固定させる役割を果たす。
【0066】
また、平面上で前記コネクタ固定部315の一部分に対して前記支持台31の中心部側へ突出するようにすることにより、後述する前記コネクタ部80の支持台挿入溝84内に前記コネクタ固定部315が水平方向に嵌合されながら垂直方向に挿入されて結合できるようにして、前記コネクタ部80と支持台31との結合を容易にすることができる。
【0067】
また、前記傾斜面3151aは、傾斜面一端3151a−1が傾斜面他端3151a−2よりも低い高さを有し、前記コネクタ部80を前記支持台31に挿入して回転させると、前記支持台挿入部83が前記傾斜面3151aの前記傾斜面一端3151a−1を介して前記傾斜面他端3151a−2に進行しながら容易に挿入され、前記傾斜面他端3151a−2によって加圧されて前記コネクタ部80が前記支持台31に堅固に固定された状態で水平方向に動かないように固定する効果を向上させることができる。
【0068】
一方、従来技術による電子タバコは、前記煙生成部60とコネクタ部80との結合の際、前記コネクタ部80と昇降部30との結合の際にいずれも、螺合などの同じ方式を用いて結合させることが一般的であるが、このような場合、ユーザーが前記煙生成部60を分離させるためにその上端を掴んで回すと、前記コネクタ部80と昇降部30との結合よりも、前記煙生成部60とコネクタ部80との結合が先に解除されることがあり、このような場合、前記煙生成部60内に貯留された溶液が溢れ出てしまうという問題が発生するおそれがある。
【0069】
しかし、本発明に係る電子タバコは、前記コネクタ部80と昇降部30との結合を固定するにあたり、前記コネクタ固定部315の突起3151が前記コネクタ部80を固定するので、水平方向に回転する際に螺合に比べて小さい結合力を持つように容易に構成することができる。したがって、ユーザーが前記煙生成部60を分離させるためにその上端を掴んで回すと、前記煙生成部60とコネクタ部80との結合よりも前記コネクタ部80と昇降部30との結合が先に解除されて前述のような煙生成部80内の溶液が溢れ出てしまう問題を防止することができるという効果を持つ。
【0070】
前記昇降ボディ部32は、ユーザーの操作によって昇降して前記煙生成部60を昇降させる構成であって、昇降ボディ321、接続ピン結合部323及び操作突起325を含む。
【0071】
前記昇降ボディ321は、前記支持台31の一側に六面体状に形成される部分であって、前記昇降ボディ321から前方に前記操作突起325が突出して形成される。
【0072】
前記接続ピン結合部323は、前記昇降ボディ321の上側から下側まで貫通する一定の大きさの孔を形成するようにして、後述する前記電源供給部70の接続ピン76が挿入されて結合できる部分である。よって、前記接続ピン76が前記昇降部30に結合した状態で上下運動をすることができる。これは、電源供給端子75と前記昇降部30とを電線で接続して電源を供給する従来方式と比較するとき、より堅固な電源接続構造を持つので、長期間持続使用における安定性及び耐久性を向上させることができる。
【0073】
前記操作突起325は、前記前方ケーシング21の操作突起溝211を通過して前記ケーシング部20の外部に一定の長さが晒されて操作レバー29に結合する部分であって、前記昇降部30の上下運動を操作することができるようにする役割を果たす。
【0074】
前記ガイド部33は、前記昇降ボディ321の後面に形成され、前記昇降ボディ部32の昇降をガイドし、ガイド突起331、折曲突起333を含む。
【0075】
前記ガイド突起331は、前記昇降ボディ321の後面に上下方向に突出形成され、前記固定部40のガイド突起固定片45に収容されることにより、前記昇降部30が移動経路から逸脱しないようにする。
【0076】
前記折曲突起333は、前記ガイド突起331の上端から折曲延長され、前記開閉部50に接続されて前記昇降部30の昇降時に前記開閉部50を回動させる。
【0077】
以下、
図9及び
図10を参照して、前記昇降部30とコネクタ部80との結合関係について詳細に説明する。そして、より容易な説明のために、斜視図上から観察し難い部分である、
図9における前記支持台挿入溝84と
図10における前記支持台挿入部83は、それぞれ暗く塗りつぶして表示した。
【0078】
図9の(a)に示すように、前記昇降部30の支持台31の上端から前記コネクタ部80の下端が挿入されて結合するが、より詳しくは、前記コネクタ部80の前記支持台挿入溝84が前記コネクタ固定部315と平面上で嵌合されながら垂直方向に挿入されるように、前記コネクタ部80を水平方向に回転させ、
図9の(b)に示すように、前記コネクタ部80を回転させた状態で前記支持台結合部85を前記コネクタ挿入溝314内に挿入し、
図9の(c)及び
図10の(a)に示すように、前記支持台結合部85が前記コネクタ挿入溝314内に完全に挿入されて装着されると、
図9の(d)及び
図10の(b)に示すように、前記コネクタ固定部315と前記支持台挿入溝84が水平方向に嵌合される状態が維持される場合、前記コネクタ部80が垂直方向に動くことができるため、これを防止するために、前記コネクタ部80を再び水平方向に回転させることにより、前記支持台31と前記コネクタ部80との結合を垂直方向に固定させる。
【0079】
前記昇降部30は、前記ケーシング部20の内部で上下に移動するが、その移動経路から逸脱した場合、電子タバコが正常に作動しないおそれがある。したがって、本発明では、前記ケーシング部20に固定された固定部40が前記昇降部30を収容するようにすることにより、前記昇降部30が移動経路を逸脱しないようにする。
【0080】
図4及び
図11乃至
図13に示すように、前記固定部40は、前記昇降部30を収容する構成であって、操作突起固定片41、ゴム部材43及びガイド突起固定片45を含む。
【0081】
前記操作突起固定片41は、前記前方ケーシング21の固定部収容溝217に収容されることにより前記ケーシング部20の内部に固定され、前記固定部収容溝217の内周面に対応する形状であって、前記操作突起325の移動経路上に上下方向に貫通形成された操作突起収容溝411を含めて前記操作突起325を収容することにより、前記昇降部30が所定の移動経路から逸脱しないようにする。
【0082】
また、前記操作突起固定片41は、上側及び/または下側に左及び/または右に延設された突起412を含む。よって、前記突起412を持ち上げることにより、前記操作突起固定片41を前記固定部収容溝217から容易に分離させることができる。
【0083】
前記ゴム部材43は、前記操作突起固定片41の前方に位置して前記固定部収容溝217に収容され、前記固定部収容溝217の内周面に対応する形状を有し、前記前方ケーシング21の操作突起溝211を完全に覆うことにより、前記ケーシング部20内への異物の入り込みを防止する。
【0084】
また、前記ゴム部材43は、操作突起325の移動経路上に上下方向に隙間431を含むことで、前記隙間431を介して前記操作突起325が外部に突出するが、前記隙間431は、前方向に一定の角度突出した一対の羽根431aによって形成されるので、前記操作突起325が前記隙間431を介して外部に突出し易い。
【0085】
前記羽根431aは、弾性を有するので、前記操作突起325の側面を加圧して前記操作突起325の上下運動時に揺れを防止し、前記操作突起325を前記前方ケーシング21の操作突起溝211の中央に位置するように固定することにより、前記昇降部30の昇降運動を容易にする。
【0086】
前記ガイド突起固定片45は、好ましくは、上下方向に長い長方形の形状を有し、固定突起収容溝451を含めて前記後方ケーシング23の固定突起237に結合することにより、前記ケーシング部20の内部に固定される。また、前記昇降部30のガイド突起331の移動経路上に上下方向に貫通形成されたガイド突起収容溝453を含めて前記ガイド突起331を収容することにより、前記昇降部30が所定の移動経路から逸脱しないようにする。
【0087】
以下、前記昇降部30と前記固定部40との結合関係を説明する。
【0088】
図12に示すように、前記操作突起325は、前記操作突起固定片41と前記ゴム部材43を介して前記前方ケーシング21の外部に突出して昇降し、
図13に示すように、前記ガイド突起331は、前記ガイド突起固定片45に収容されて昇降するので、前記昇降部30が所定の移動経路から逸脱しない。
【0089】
前記煙生成部60を昇降させるために前記昇降部30を操作すると、前記開閉部50が連動して開口25が開閉されるが、以下に詳細に説明する。
【0090】
図4及び
図14乃至
図17に示すように(
図14の(a)は前記開閉部50を前方から見た斜視図、(b)は前記開閉部を後方から見た斜視図である。また、前記昇降部30と開閉部50との間に前記ガイド突起固定片45が位置するが、便宜のために、
図14では省略した)、前記開閉部50は、前記昇降部30と連動して作動し、前記開口25を開閉する構成であって、移動部材51、連結部材53及びドア55を含む。
【0091】
前記移動部材51は、上端が連結部材53に結合し、下端が前記折曲突起333に接して、前記昇降部30が昇降するにつれて連動して回動することにより、前記連結部材53及びドア55の位置を変更して前記開口25を開閉する。前記移動部材51はフック部511、回転ガイド突起515及び連結突起513を含む。
【0092】
前記移動部材51は、好ましくは菱形の形状を有するもので、薄い長方形の形状を取る場合よりも、ガイド突起515及び連結突起513などを含む空間を十分に確保することができ、正方形の形状を取る場合よりも、前記ケーシング部20の内部で少ない空間でも回動が円滑に行われ得る。
【0093】
前記フック部511は、長く形成された一側面と短く形成された他側面によって「J」字状の鉤状を有し、前記移動部材51の下端から折曲形成され、フック溝5111と延長傾斜面5113を含む。
【0094】
前記フック溝5111は、前記フック部511の末端に陥入形成され、前記折曲突起333を収容する構成であって、第1傾斜面5111a、第2傾斜面5111b及び連結面5111cを含む。
【0095】
前記第1傾斜面5111aは、前記延長傾斜面5113に連結されて前記フック部511の一側面を形成する構成であって、下方に行くほど左に傾くように形成され、前記第2傾斜面5111bは、前記フック部511の他側面を形成する構成であって、前記第1傾斜面5111aと一定の間隔を置いて平行に形成され、前記連結面5111cは、前記第1傾斜面5111aと第2傾斜面5111bとを連結し、好ましくは曲線状に形成される。
【0096】
前記延長傾斜面5113は、前記第1傾斜面5111aと同じ方向に同じ傾きをもって前記第1傾斜面5111aから延設されて前記フック部511の一側面を形成する。
【0097】
前記移動部材51は、前記昇降部30が上昇すると、前記折曲突起333が前記第1傾斜面5111aと延長傾斜面5113を順次押し出すので、反時計回り(以下、前記開閉部50の回動方向は電子タバコを前方から見たときを基準に時計回りまたは反時計回りに定める)に回動し、前記第1傾斜面5111aと延長傾斜面5113が前記昇降部30の昇降方向と平行に位置してそれ以上押されないときに回動を停止する。
【0098】
前記連結突起513は、前記移動部材51の上端に前記移動部材51の後側から前記後方ケーシング23の方向に突出形成され、前記連結部材53に連結され、前記移動部材51が回動するときにこれに連動して前記連結部材53が回動するようにする。
【0099】
前記回転ガイド突起515は、前記移動部材51の後側から前記後方ケーシング23の方向に突出形成し、前記後方ケーシング23の回転ガイド突起溝233に挿入されて前記移動部材51の回動をガイドし、前記回転ガイド突起溝233の長さを調節して前記移動部材51の回転半径を制限することもできる。
【0100】
前記連結部材53は、前記移動部材51の回動による回転力を前記ドア55に伝達するための構成であって、下端部531、上端部533、中間部537及び回転軸突起535を含む。
【0101】
前記下端部531は、前記移動部材51に連結される構成であって、前記中間部537の一端から下側にまっすぐ伸びており、第1連結突起収容溝5311を含む。
【0102】
前記第1連結突起収容溝5311は、前記下端531の下側に貫通形成されて前記移動部材51の連結突起515に連結されるため、前記移動部材51が回動するときに前記移動部材51の回動方向と反対の方向に前記連結部材53が回動する。
【0103】
前記上端部533は、前記ドア55に連結される構成であって、前記中間部537の他端から上側にまっすぐ伸びており、第2連結突起収容溝5331を含む。
【0104】
前記第2連結突起収容溝5331は、前記上端部533の上側に貫通形成されて前記ドア55と連結されるため、前記連結部材53の回動に応じて前記ドア55が移動して前記開口25が開閉される。
【0105】
前記中間部537は、前記上端部533と下端部531とを連結する構成であって、下方に行くほど右に傾くように形成される。前記中間部537が傾くように形成されることは、
図15に示すように、前記ドア55を開放するための空間dを確保するためであり、前記上端部533と下端部531が前記中間部537からそれぞれ上方と下方にまっすぐ伸びていることは、前記上端部533と下端部531が前記中間部537と同じ傾斜をもって延設されるときに比べ、前記空間dを確保しながらも、前記開閉部50が前記ケーシング部20の内部に占める空間を減らすことができるためである。
【0106】
前記回転軸突起535は前記連結部材53の回転中心から前方と後方に突出形成され、前方の回転軸突起535は前記ガイド突起固定片45に結合され、後方の回転軸突起535は前記後方ケーシング23の回転軸突起溝235に結合されることで、前記連結部材53が前記回転軸突起535を軸として回動することができる。
【0107】
前記ドア55は、前記連結部材53の回動によって前記開口25を開閉する構成であって、蓋板551、延長板553及び連結突起555を含む。
【0108】
前記蓋板551は、前記昇降部30が下降すると前記開口25を覆い、前記昇降部30が上昇すると前記開口25を開放する構成であって、前記ケーシング部20の横断面と相補的な形状を有することにより、前記ケーシング部20の内部で移動しながら前記開口25を開閉しなければならないため、その横断面よりも一定のサイズだけ小さく形成されることが好ましい。
【0109】
前記延長板553は、前記蓋板551の下側から前記連結部材53の方向に延設された板であって、前記連結突起555が前記延長板553から突出形成できるようにする。
【0110】
前記連結突起555は、前記延長板553の一側に突設され、前記連結部材53の第2連結突起収容溝5331と結合する構成であって、前記連結部材53が時計回りに回動すると、前記蓋板551を移動させて開口25を開放し、前記連結部材53が反時計回りに回動すると、前記蓋板551を移動させて開口25を閉鎖する。
【0111】
前記開閉部50が前記昇降部30に連動して開口25を開閉する過程を、
図15〜
図17を参照して詳細に説明する。
図15乃至
図17では、便宜上、前記前方ケーシング21は省略し、(a)は電子タバコを後方から見た背面図、(b)は電子タバコを前方から見た正面図である。
【0112】
ユーザーが前記操作突起325を上方に持ち上げると、前記昇降部30が上方に移動するため、前記折曲突起333が前記移動部材51の第1傾斜面5111aと延長傾斜面5113を押し出して前記移動部材51が反時計回りに回動する。この際、前記移動部材51の回動運動は、前記後方ケーシング23の回転ガイド突起溝233に収容された回転ガイド突起515によってガイドされる。
【0113】
前記移動部材51が反時計回りに回動するにつれて、前記移動部材51に連結突起513で連結された前記連結部材53は時計回りに回動し、この際、前記連結部材53の回動運動は前記後方ケーシング23の回転軸突起溝235に収容された回転軸突起535によってガイドされる。
【0114】
前記連結部材53が時計回りに回動するにつれて、前記連結部材53に連結突起555で連結された前記ドア55は開口25を開放する方向に移動する。この状態で前記操作突起325をさらに上方に移動させると、前記開口25が開放された状態であるため、前記煙生成部60のカートリッジ63が前記ケーシング部20の外部へ突出する。
【0115】
前記操作突起325をユーザーが下方に下げると、前記昇降ボディ321が下方に移動するため、前記カートリッジ63が前記ケーシング部20の内部に入り、前記折曲突起333が前記移動部材51の連結面5111cを押し出すことにより、前記移動部材51は時計回りに回動する。
【0116】
前記移動部材51が時計回りに回動するにつれて、前記移動部材51に連結突起513で連結された前記連結部材53は反時計回りに回動し、これに連動して前記ドア55は開口25を閉鎖する方向に移動することにより、前記昇降ボディ321に連結された前記カートリッジ63がケーシング部20の内部に入った状態で、開口25を閉鎖する。
【0117】
図4及び
図18に示すように、前記煙生成部60は、前記ケーシング部20の内部で昇降して上端が前記開口25を介してケーシング部20の外部へ突出し、貯留された溶液を気化させて煙を生成する構成であって、気化部61とカートリッジ63を含む。
【0118】
前記気化部61は、前記電源供給部70から供給された電源によって、前記カートリッジ63内に貯留された溶液を気化させて煙を生成することができる部分であって、雄ねじ部611と電極613を含む。
【0119】
前記雄ねじ部611は、前記気化部61の下端に位置し、前記気化部61と前記コネクタ部80との結合の際に、後述する前記コネクタ部80の内部に存在する雌ねじ部81に螺合することができる部分であって、螺合の特性上、前記コネクタ部80と支持台31との結合に比べて相対的に強い結合力をもって結合することを可能にする。
【0120】
前記電極613は、前記雄ねじ部611の中心部から下方に突出した部分であって、導体からなり、後述する前記電源供給部80の中央ピン78の上側面と接するようにして前記電源供給部80から前記気化部61に電源を供給することができる。
【0121】
前記カートリッジ63は、その内部に溶液を貯留することができ、その内部に前記気化部61が結合している部分であって、貯留された溶液を前記気化部61を介して気化させて煙を生成し、生成された煙を前記カートリッジ63の上端の吸入部(図示せず)を介して外部へ排出させることができる。前記カートリッジ63は、好ましくは上下に長い円筒形の形状を有するが、上記の役割を果たすことができれば、いずれの形状でもよい。
【0122】
図4及び
図19乃至
図22に示すように、前記電源供給部70は、前記ケーシング部20の内部に位置し、前記煙生成部60に電源が供給できるようにする構成であって、電池71、電池接続端子72、スイッチ73、充電端子74、電源供給端子75、接続ピン76、接続端子77、中央ピン78及びメイン基板79を含む。
【0123】
本発明の電源接続構造に関する説明を容易にするために、電源が接続されて供給される部分である前記電池71、電池接続端子72、電源供給端子75、接続ピン76、接続端子77、中央ピン78、電極613は、
図19乃至
図21に示される場合に暗く塗りつぶされるように表示し、
図20の(b)と
図21の(b)には、それぞれ電源が接続される流れを容易に把握することができるように、矢印で表示した。
【0124】
前記電池71は、電子タバコを作動させるための電源を供給する構成であって、様々な種類の電池が使用できるが、好ましくは、充電して使用することが可能な二次電池が使用され、円形の電池が使用できる。
【0125】
前記電池接続端子72は、前記メイン基板79の上側に突設され、前記電池71とメイン基板79とを接続する構成である。
【0126】
前記スイッチ73は、前記メイン基板79に形成されており、前記電源供給端子75と前記接続ピン76とが接触した状態でユーザーが前記スイッチ73を押すと、前記メイン基板79の制御下で前記電池71の電源が前記煙生成部60に供給されて煙が生成される。
【0127】
前記充電端子74は、前記メイン基板79の下側に形成されて一端が前記充電端子溝215に挿入され、外部電源供給装置(図示せず)に接続されて前記電池71の充電のための電源の供給を受ける。
【0128】
前記電源供給端子75は、第1供給端子751と第2供給端子752を含み、前記昇降部30の前記接続ピン76と結合して前記煙生成部60に電源を供給する構成であって、ユーザーが前記昇降ボディ部32を上昇させたときに前記接続ピン76が位置する箇所に形成されることが好ましいが、上記の役割を果たすことができればいずれの位置でもよい。
【0129】
前記接続ピン76は、第1接続ピン761と第2接続ピン762を含み、導体として、その上端と下端を介して、異なる構成要素同士を接続することができる部分であって、本発明では前記電源供給端子75と前記接続端子77との間で電源を接続することができる。
【0130】
前記第1接続ピン761と第2接続ピン762は接続ピンボディ761a、762a、加圧突起761b、762b、及び弾性体761c、762cを含む。
【0131】
前記接続ピンボディ761a、762aは、内部に弾性体が位置することが可能な空間をもって前記昇降部30の前記接続ピン結合部323に搭載され、前記昇降部30と一体に上下運動することができ、前記加圧突起761b、762bは、一端が前記接続ピンボディに挿入され他端が上方に突出して、前記昇降部30の上昇に伴って前記電源供給端子75の第1供給端子751と第2供給端子752にそれぞれ電気的に接触し、或いは前記昇降部30の下降に伴って遮断することができ、前記接続ピンボディ761a、762aは、その下端が後述の前記接続端子77の第1接続端子771に通電状態を維持するように結合できる。
【0132】
また、前記弾性体761c、762cは、前記接続ピンボディ761a、762a内に位置し、前記加圧突起761b、762bを上方に加圧するようにし、前記接続ピン76が前記電源供給端子との接点を形成しない場合には、
図22の(a)の76aの如く、前記加圧突起761b、762bが上方に加圧されて伸長した状態を維持し、前記接続ピン76が前記電源供給端子75との接点を形成する場合には、
図22の(b)の76bの如く、下方に加圧されて収縮した状態を維持する。前記昇降部30の上昇により前記電源供給端子75と前記接続ピン76とが接触し、前記開閉装置50によってこのような接点が維持される場合、前記接続ピン76の加圧突起761b、762bが弾性体761c、762cによって上方に弾性加圧されるため、前記電源供給端子75との接触を維持し続けることができるようにすることにより、いずれかの理由から接触状態が解除されることを防止して電源供給が安定的に行われるようにすることができる。
【0133】
前記接続端子77は、導体であって、前記接続ピン76と中央ピン78との間を電気的に接続し、第1接続端子771及び第2接続端子772を含み、電子タバコの内部構造または前記電池71の種類などに応じて複数個を持つことができる。
【0134】
前記第1接続端子771は、その一端が前記第1接続ピン761の上端部に結合する第1接続ピン収容孔771aを含んで前記第1接続ピンのボディ761aに電気的に接続され、他端が後述の支持台の段差部316上に載置されてグラウンドを形成する。
【0135】
前記第2接続端子772は、中央ピン収容孔772bと第2接続ピン収容孔772aを含み、前記中央ピン収容孔772bは前記中央ピン78の下端部に電気的に接続し、前記第2接続ピン収容孔772aは前記第2接続ピンのボディ762aと電気的に接続することにより、前記中央ピン76は前記第2接続端子を介して前記第2接続ピン762に電気的に接続されて電源供給を受ける。
【0136】
前記中央ピン78は、導体であって、前記接続ピン76と同様に、その上端と下端を介して、異なる構成要素同士を接続することができる部分である。本発明における中央ピン78は、前記気化部61と前記支持台31との間で電源を接続することができ、中央ピンボディ781、加圧突起782及び弾性体783を含む。
【0137】
前記中央ピン78のボディ781は、内部に弾性体783が位置することが可能な空間を有し、前記中央ピン結合部311に結合することにより前記昇降部30と一体に上下運動することができ、前記加圧突起782は、後述する前記気化部61の電極611と接触して電源を接続、または遮断することができ、前記中央ピンボディ781は、その下端が前記第2接続端子772の中央ピン収容孔772bに結合され、前記昇降部30が上昇するときに前記気化部61と前記支持台31との間に電気的に接続することができ、前記昇降部30が下降するときに電気的接触を解除することができる。
【0138】
また、前記弾性体783は、前記中央ピンボディ781内に収納されて前記加圧突起782を上方に弾性加圧し、前記中央ピン78が前記気化部61との接点を形成しない場合には、
図22の(a)の78aの如く、前記加圧突起782が上方に加圧されて伸長した状態を維持し、前記中央ピン78が前記気化部61との接点を形成する場合には、
図22の(b)の78bの如く、下方に加圧されて収縮した状態を維持する。前記カートリッジが前記コネクタに結合されると、前記気化部61と前記中央ピン78とが接触し、前記中央ピン78の加圧突起782が前記弾性体783によって上方に弾性加圧されるため、前記気化部61との接触を維持し続けることができるようにすることにより、いずれかの理由から接触状態が解除されることを防止して電源供給が安定的に行われるようにすることができる。
【0139】
このように本発明に係る前記電源供給部70は、
図19に示すように、前記電池71から供給された電源を前記電源供給端子75、接続ピン76、接続端子77及び中央ピン78を介して、前記煙生成部60内にある前記気化部61まで伝達することができる。このような電源の接続構造及び伝達過程は、
図19乃至
図21で暗く表示された部分及び矢印を参照して容易に把握することができる。
【0140】
つまり、本発明は、電線を用いることなく、各構成要素間の結合関係を用いて電源を接続することが可能な構造を持つため、電線を用いて電源を接続する場合と比較するとき、内部構造が単純になり、電源接続構造における堅固性及び耐久性を向上させることができる。
【0141】
前記昇降部30の上下運動によって前記電源供給端子75と接続ピン76とが電気的接触または接触解除されるようにすることにより、前記昇降部30の上昇時にのみ電源が接続されるようにすることができ、前記昇降部30の下降時には、前記スイッチ73を操作して電源オフ状態を作ることができることとは別個に、電源を物理的に遮断することができるため、本発明に係る電子タバコを使用する上で電源をオフにしておく場合にも、電気的接続状態が維持されて前記電池71の放電などを防止することで、電子タバコ及び電池71の使用効率を向上させることができるという特徴を持つ。
【0142】
前記メイン基板79は、煙生成部60に供給される電圧を調節することができるようにすることにより、ユーザーの好みに合わせて気化量を調節することができるように構成される。以下、前記メイン基板79の構成要素とその作動過程を詳しく説明する。
【0143】
図24に示すように、前記メイン基板79は、電子タバコの電気的作動を制御する構成であって、前記電池71の充電及び前記煙生成部60への電源供給を制御する。前記メイン基板79は制御部791、電圧変換部793及び動作表示部795を含む。
【0144】
前記制御部791は、電池71から供給される一定の電圧を、ユーザーによって設定された気化量を供給することが可能な電圧に変換することができるように、前記電圧変換部793を制御する構成である。前記制御部791を用いてユーザーが自分の希望する気化量を設定する過程を以下に説明する。
【0145】
図25に示すように、本発明に係る電子タバコは、電子タバコの電源をオンにする電源オン段階(S1)、電子タバコを利用した喫煙を可能にする電源供給段階(S2)、電子タバコの気化量を調節することができる電圧調節段階(S3)、電子タバコの電源をオフにすることができる電源オフ段階(S4)、及び電源を完全に遮断して放電を防止することができる電源遮断段階(S5)を含む。
【0146】
前記電源オン段階(S1)は、電源が完全にオフになっている電源オフ状態(S11)で昇降部を上昇(S12)させれば、スイッチを5回タッチ(S13)することにより電子タバコの電源をオンにすることができ(S14)、もし昇降部が上昇していない状態であるなら、前記電源供給端子75と前記接続ピン76とが接触しないため、電源の供給が遮断された状態であり、スイッチを5回タッチしても電源がオンにならない。
【0147】
前記電源供給段階(S2)は、前記電源オン(S1)段階が完了した後、前記スイッチ73を押し続けると(S21)、前記電源供給部70に電源が供給(S22)されるようにする段階である。
【0148】
前記電圧調節段階(S3)は、前記電源オン(S1)段階が完了した後、スイッチをさらに3回タッチ(S31)すると、前記煙生成部60に供給される電圧のレベルを調節し(S32)、供給される電圧の程度に応じて前記煙生成部60の気化量が変更されるため、ユーザーは自分に合う気化量を選択して使用することができる。但し、前述したような電子タバコの気化量を調節する方法は一例に過ぎず、本発明の権利範囲はこれに限定されないことを明らかにしておく。
【0149】
前記電源オフ段階(S4)は、前記昇降部30を上昇させ、前記スイッチ73を5回タッチすることにより完了した前記電源オン段階(S1)と、前記スイッチ73を押し続けていることにより維持された前記電源供給段階(S2)とが完了した後、前記スイッチ73を再び5回タッチ(S42)すると、電子タバコの電源がオフになる段階であって、このような電源オフ段階(S4)が完了した後でも、前記昇降部30が上昇した状態であれば、前記電源供給端子75と前記接続ピン76とが接触しているために電源オフ状態でも前記電池71が放電してしまうおそれがあるという問題がある。
【0150】
前記電源遮断段階(S5)は、前記電源オフ段階(S4)が完了した後、前記昇降部30を下降(S51)させることにより、電子タバコの電源を遮断(S52)する段階であって、前記昇降部30の下降によって前記電源供給端子75と前記接続ピン76とを物理的に離隔させるため、電子タバコを使用しない場合において電源の接続を完璧に遮断することにより前記電池71の放電を防止し、本発明に係る電子タバコ及び前記電池71の使用効率を増大させることができる。
【0151】
図24に示すように、前記電圧変換部793は、前記制御部791から、ユーザーによって設定された電圧に関する情報の伝達を受け、前記電池71から供給される一定の大きさの電圧を前記制御部791から受けた情報の電圧に変換する構成であって、例えば、前記制御部791が、Hiレベルの気化量は4.3V、Meレベルの気化量は4.0V、Loレベルの気化量は3.7Vと設定しておいた状態で、前記電池71が3.7Vの一定の電圧を供給しているが、ユーザーがHiレベルの気化量を前記調節方法によって設定した場合には、前記電圧変換部793は、前記制御部791からその情報の伝達を受け、前記電池71から供給された3.7Vの電圧を4.3Vに変換して前記煙生成部60に供給するため、ユーザーが設定した気化量を生成することができる。前記電圧変換部793は、好ましくはDC/DC Converterであるが、上記の役割を果たすことができればいずれの構成でもよく、前記Hi、Me、Loの気化量区分は一例に過ぎず、本発明の権利範囲はこれに限定されないことを明らかにしておく。
【0152】
前記動作表示部795は、ユーザーが自分の設定した気化量の情報を視覚的に認知することができるようにする構成であって、例えば、前記Hiレベルの気化量は赤色、Meレベルの気化量は青色、Loレベルの気化量は白色で表示するLED装置であり得る。
【0153】
図23に示すように、前記コネクタ部80は、前記煙生成部60と前記昇降部30との間で、その上端は前記煙生成部60に、その下端は前記昇降部30にそれぞれ結合して接続する部分であって、雌ねじ部81、外部ねじ部82、支持台挿入部83、支持台挿入溝84及び支持台結合部85を含む。
【0154】
前記雌ねじ部81は、前記コネクタ部80の上端の内部面に形成され、前記気化部61の下端に存在する雄ねじ部611に螺合することができる部分であって、これにより、前記気化部61とコネクタ部80との結合を固定させることができ、螺合の特性上、前記コネクタ部80と支持台31との結合に比べて相対的に強い結合力をもって結合可能にする。
【0155】
前記外部ねじ部82は、前記コネクタ部80の上端の外部面に形成される部分であって、前記煙生成部80は、前記気化部61に雌ねじ部613が形成されるようにすることもある一方で、前記煙生成部80の下端の内部面にねじ部を形成するようにすることもあるため、前記煙生成部80が後者の形態を有する場合にも、前記煙生成部60とコネクタ部80とが結合し易くするために、前記外部ねじ部82をさらに形成することができる。
【0156】
前記支持台挿入部83は、前記支持台結合部85の上側から水平方向に突出し、前記支持台31とコネクタ部80との結合の際に、前記支持台挿入溝84内に前記コネクタ固定部315が水平方向に収容されながら結合できるようにし、結合後には前記コネクタ部80を回転させて前記コネクタ固定部315が前記支持台挿入部83を押して固定させることができるようにすることにより、前記コネクタ部80と前記支持台31との結合を固定させることができるようにする。
【0157】
前記支持台挿入溝84は、前記支持台挿入部83内でその一部分が内方に一定の深さだけ陥入し、前記コネクタ部80と前記支持台31との結合の際に、平面視で見たとき、内方に突出した突起3151が前記支持台挿入溝84に水平方向に嵌合されながら垂直方向に挿入されて結合できるようにする。
【0158】
前記支持台結合部85は、前記コネクタ部80の下方に突出した突起であって、前記コネクタ挿入溝314内に垂直方向に挿入して結合させ、このような結合後に前記コネクタ挿入溝314の内部空間の範囲内で前記コネクタ部80を回転させることができる。このような回転によって前記コネクタ固定部315の傾斜面他端3151a−2によって加圧されて前記支持台挿入部83が前記支持台31に堅固に固定される。
【0159】
以下、
図9を参照して、前記昇降部30とコネクタ部80との結合関係について詳細に説明する。
【0160】
図9の(a)に示すように、前記昇降部30の支持台31の上端から前記コネクタ部80の下端が挿入されながら結合するが、より詳しくは、前記コネクタ部80を、前記コネクタ固定部315と前記支持台挿入溝84とが平面上に嵌合されながら垂直方向に挿入されるように水平方向に回転させ、
図9の(b)に示すように、前記コネクタ部80を回転させた状態で前記支持台結合部85を前記コネクタ挿入溝314内に挿入し、
図9の(c)及び
図10の(a)に示すように、前記支持台結合部85が前記コネクタ挿入溝314内に完全に挿入されて装着されると、
図9の(d)及び
図10の(b)に示すように、前記コネクタ固定部315と前記支持台挿入溝84とが水平方向に嵌合される状態が維持される場合、前記コネクタ部80が垂直方向に動くことができるので、これを防止するために前記コネクタ部80を再び水平方向に回転させることにより、前記支持台31と前記コネクタ部80との結合を垂直方向に固定させる。
【0161】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらの実施形態は本発明の技術的思想を実現する一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想を実現する限りは、いずれの変更例または修正例も本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。