特許第6435276号(P6435276)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6435276動的なプロモーションレイアウトの管理および配布ルール
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6435276
(24)【登録日】2018年11月16日
(45)【発行日】2018年12月5日
(54)【発明の名称】動的なプロモーションレイアウトの管理および配布ルール
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20181126BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20181126BHJP
【FI】
   G06Q30/02 398
   G06F13/00 540P
【請求項の数】17
【全頁数】39
(21)【出願番号】特願2015-554302(P2015-554302)
(86)(22)【出願日】2014年1月13日
(65)【公表番号】特表2016-511870(P2016-511870A)
(43)【公表日】2016年4月21日
(86)【国際出願番号】IL2014050032
(87)【国際公開番号】WO2014115136
(87)【国際公開日】20140731
【審査請求日】2017年1月13日
(31)【優先権主張番号】61/757,277
(32)【優先日】2013年1月28日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515204708
【氏名又は名称】サンダーリング・マネージメント・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Sanderling Management Limited
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100140176
【弁理士】
【氏名又は名称】砂川 克
(72)【発明者】
【氏名】ジェイコブス、マイケル
【審査官】 山内 裕史
(56)【参考文献】
【文献】 特表2011−528479(JP,A)
【文献】 特開2002−366843(JP,A)
【文献】 特開2008−204021(JP,A)
【文献】 特開2011−060210(JP,A)
【文献】 特開2002−095056(JP,A)
【文献】 特開2003−044762(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0287930(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0300837(US,A1)
【文献】 特表2013−501302(JP,A)
【文献】 特開2012−089046(JP,A)
【文献】 特開2012−078305(JP,A)
【文献】 特開2004−080554(JP,A)
【文献】 特開2008−130053(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルイメージ処理ファンクションを配布するコンピュータ化された方法であって、前記コンピュータ化された方法は、
少なくとも1つのハードウェアプロセッサを有する少なくとも1つのサーバーによって、1つまたはそれより多くのデジタルイメージ処理ファンクションを使用することと、ここにおいて、前記デジタルイメージ処理ファンクションは地理的な位置に関連付けられ、 ネットワーク上で、複数のモバイルデバイスの各々から、グローバルポジショニングシステム(GPS)位置表示を受け取ることと、ここにおいて、前記GPS位置表示の各々は、前記複数のモバイルデバイスの1つによって実行されるGPSモジュールに従って決定され、
前記デジタルイメージ処理ファンクションの少なくとも1つに関連付けられた前記地理的な位置と前記複数のモバイルデバイスの内の少なくとも1つのモバイルデバイスの前記GPS位置表示との一致に基づいて、前記ネットワーク上で、前記デジタルイメージ処理ファンクションの少なくとも1つを、前記複数のモバイルデバイスの内の前記少なくとも1つのモバイルデバイスに、自動的に送ることと、を備え、
送った後、前記少なくとも1つのデジタルイメージ処理ファンクションの表示が、前記少なくとも1つのモバイルデバイスのディスプレイ上に提示され、
前記少なくとも1のモバイルデバイスのユーザによる前記表示の選択に応答して、前記少なくとも1つのデジタルイメージ処理ファンクション、出力イメージを生成するために、前記少なくとも1つのモバイルデバイスにおいて指定され、前記少なくとも1つのモバイルデバイスによって取り込まれたデジタルイメージを処理するため前記少なくとも1つのモバイルデバイス上で実行されるアプリケーションによって使用される、
方法。
【請求項2】
前記デジタルイメージ処理ファンクションは、オーバレイファンクションを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのデジタルイメージ処理ファンクションは、前記アプリケーションによって使用されるように設定される、白黒ファンクション、セピアファンクション、および、アンティークファンクションからなるグループから選択されたメンバーを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
少なくとも1つのハードウェアプロセッサを有する少なくとも1つのサーバーによって、1つまたはそれより多くのデジタルイメージ処理ファンクションを使用することは、複数のデジタルイメージ処理ファンクションを、各々、それが関連付けられた地理的な位置を用いて、アクセスすることを備える、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワーク上で、前記デジタルイメージ処理ファンクションの少なくとも1つを、前記少なくとも1つのモバイルデバイスに送ることは、複数の追加の地理的な位置に関連付けられた複数のデジタルメージ処理ファンクションを送ることを備え、
前記複数の追加の地理的な位置の各々は、それぞれ、前記少なくとも1つのモバイルデバイスの前記GPS位置表示に一致する、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記アプリケーションは、各々が前記複数のデジタルイメージ処理ファンクションの1つ表す複数の表示を表示するグラフィカルユーザインターフェースを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記アプリケーションは、1つまたはそれより多くのソシアルネットワークにおいて前記出力イメージを公開するためのプログラムコードを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記アプリケーションは、さらに、前記モバイルデバイス上に前記出力イメージを記憶するためのプログラムコードを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記デジタルイメージ処理ファンクションは、前記デジタルイメージにアイコンを付すことを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つのデジタルイメージ処理ファンクションは、出力デジタルビデオを生成するために、前記少なくとも1つのモバイルデバイスにおいて指定されたビデオを処理するように前記アプリケーションによって使用されるよう設定される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
さらに、
処理された前記デジタルイメージを受け取ることと、
キャンペーンコンペのために、処理された前記デジタルイメージに関係するイベントをモニターすることと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
記少なくとも1つのモバイルデバイスは、人口統計学上の特徴を規定する1つまたはそれより多くの配布ルールにしたがって選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つのデジタルイメージ処理ファンクションは、それに従って、前記出力イメージを生成するために、前記デジタルイメージにおいて示されたコンテンツを分析するコンテンツ処理ファンクションを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つのデジタルイメージ処理ファンクションは、前記出力イメージを生成するために、前記デジタルイメージにアイコンを埋め込むように前記デジタルイメージを処理するために前記少なくとも1つのモバイルデバイス上で実行されるアプリケーションによって使用されるように設定され、
前記アイコンは、商業上の製品、スポーツイベント、文化的なイベント、慈善イベント、および、政治的なイベントの少なくとも1つと関連付けられるものとして、複数のエンドユーザによって認識可能である、
請求項1に記載の方法。
【請求項15】
さらに、少なくとも1つのソシアルメディアネットワークにおいて、処理された前記デジタルイメージを配布することに応答して、前記少なくとも1つのモバイルデバイスの少なくともひとりのエンドユーザに、少なくとも1つの報奨を設定することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
さらに、前記少なくとも1つのモバイルデバイスの少なくともひとりのエンドユーザのイベントをトラッキングする統計的分析を実行することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
デジタルイメージ処理ファンクションを配布するシステムであって、
1つまたはそれより多くのデジタルイメージ処理ファンクションを備えるデータベースと、ここにおいて、前記デジタルイメージ処理ファンクションは地理的な位置に関連付けられ、
ネットワーク上で、複数のモバイルデバイスの各々から、グローバルポジショニングシステム(GPS)位置表示を受け取るよう適応されたネットワークインタフェースと、ここにおいて、前記GPS位置表示の各々は、前記複数のモバイルデバイスの1つによって実行されるGPSモジュールに従って決定され、
前記デジタルイメージ処理ファンクションの少なくとも1つに関連付けられた前記地理的な位置と前記複数のモバイルデバイスの内の少なくとも1つのモバルデバイスの前記GPS位置表示との一致に基づいて、前記デジタルイメージ処理ファンクションの少なくとも1つを選択するように適応された少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、
を備え、
前記ネットワークインタフェースは、前記ネットワーク上で、前記少なくとも1つのデジタルイメージ処理ファンクションを、前記少なくとも1つのモバイルデバイスに送り、
送った後、前記少なくとも1つのデジタルイメージ処理ファンクションの表示が、前記少なくとも1つのモバイルデバイスのディスプレイ上に提示され、
前記少なくとも1つのモバイルデバイスのユーザによる前記表示の選択に応答して、前記少なくとも1つのデジタルイメージ処理ファンクション、出力デジタルイメージを生成するために、前記少なくとも1つのモバイルデバイスにおいて指定され、前記少なくとも1つのモバイルデバイスによって取り込まれたデジタルイメージを処理するため前記少なくとも1つのモバイルデバイス上で実行されるアプリケーションによって使用される、
システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、そのいくつかの実施形態において、プロモーションコンテンツ配布に関係し、排他的ではないが、より具体的には、動的なプロモーションレイアウトおよびイメージの処理ファンクションの管理および/または配布のためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品に関する。
【背景技術】
【0002】
ソシアルメディアネットワークでの対話に参加するエンドユーザによる使用のためのモバイルデバイス応用の設計や開発は、過去10年間で甚だしい成長を経験している。これは、部分的に、クライアントターミナルの計算能力によって、および、社会的に関連したデジタルイメージのリアルタイムに近い効果のある長期間の記憶を容易にする大規模な非破壊記憶へのエンドユーザのアクセス能力によって、勢い付けられている。
【0003】
これらの現代の進歩は、ユーザドリブンの体験を抑えるための技術的な支えの助けとなり得る。例えば、テンプレートベースの顔検知および特徴抽出技術は、エントリーレベルの「スマートホン」等のクライアントターミナル上で容易に実現され得る。
【0004】
エンドユーザによって所有されるクライアントターミナルは、人のデジタルイメージ、または、社会的な、文化的な、スポーツの、または他のイベントでの体験を獲得するために利用され得る。内蔵のカメラまたはイメージセンサーをもったクライアントターミナルが、広く、子供たちや大人たちによって使用される。これは、廉価なイメージセンサーやイメージ処理ソフトウェアがモバイルデバイスの製造者にとって容易に利用可能になったという事実を考慮している。
【0005】
内蔵カメラによって獲得されるイメージやビデオは、モバイルデバイスのなかにローカルに記憶され、および/または、アプリケーションプログラムインタフェース(API)を介して遠隔の保管所に消えずに残され、および/または、更なる処理のために、遠隔のサーバーにネットワークを介して送信され得る。
【0006】
インターネットユーザおよびブロガー単独で生成され、ウェブサイトにポストされる社会的に関連付けられたビデオデータは、一日当たり、テラバイトの範囲を超え、指数的に増加すると予測されている。例示として、75か国以上においてマーチンによって行われた研究(The third Screen: Marketing to Your Customers in a World Gone Mobile, ISBN 10: 1857885643)によれば、モバイルデバイスの数は、すでに当該国の人口を超えている。
【0007】
その理由により、マーケットシェアを伸ばし、潜在的なエンドユーザへの露出を増やすことに興味を持つ再販業者や小売業者は、ソシアルメディアネットワークと戦略的なブランドマネージメントの将来的なマーケット潜在力を、いち早く認識している。
【0008】
例えば、1つの上記ブランドマネージメント戦略は、特定のエンドユーザグループをターゲットにするために、ソシアルメディアネットワークにおける地理的にローカル化されたクライアントターミナルの使用の計測と統計処理に基づいた分析を生成している。イメージの中にクーポンを埋め込むことから利益を得るための戦略が急速に出現している:そのようなプロモーションコンテンツは、バナーやスポンサーリンクを含む様々な類別された形式で表れる。
【0009】
この中で用いられているように、「リアルタイムに近い(near real time)」の用語は、数秒かそれ以下の時間間隔を言う。例えば、第1のトリガイベントに応答し、後に起こる第2のイベントの起動時間までに過ぎる該時間間隔。
【発明の概要】
【0010】
本発明のいくつかの実施形態にしたがって、デジタルイメージブランディングファンクションを配布するコンピュータ化された方法が提供され、該コンピュータ化された方法は、
少なくとも1つの配布ルールに関連付けられたデジタルイメージブランディングファンクションを受け取ることと;
プロセッサを用いて、少なくとも1つの配布ルールにしたがって、複数のエンドユーザをマッピングするデータセットから選択されるエンドユーザのグループの一致をとることと、
グループの各メンバーにイメージブランディングファンクションの表示を提示するために命令を送ることであって、該表示は、メンバーに関連付けられたクライアントターミナルのディスプレイ上に提示されることと、
を備え、
イメージブランディングファンクションは、ブランド付けされたデジタルイメージを生成するために、クライアントターミナルで指定されたデジタルイメージを処理するために設定される。
【0011】
オプションとして、イメージブランディングファンクションは、グラフィカルなものを埋め込むために設定されるイメージレイアウト・ブランディングファンクションである。
【0012】
オプションとして、配布ルールは、少なくとも1つのソシアルメディアネットワークの少なくとも1つメンバーのグル―プの少なくとも一人のメンバーをターゲットとする配布ルールである。
【0013】
オプションとして、イメージブランディングファンクションは、それに応じて、ブランド付けされたイメージを生成するために、デジタルイメージの中に示されたコンテンツを分析するコンテンツ処理ファンクションである。
【0014】
オプションとして、さらに、
マッチングモジュールにおいて、クライアントターミナル上の少なくとも1つのセンサーから現在のデータメトリクスを受け取ることと、
受け取ることに応答して、マッチングモジュールによって、現在のデータメトリクスを第2の配布ルールと一致をとることと、
第2の配布ルールをグループの各メンバーに送ることと、
を備える。
【0015】
オプションとして、複数のイメージブランディングファンクションがカスケードにされており、それによって、イメージブランディングファンクションを生成する。
【0016】
オプションとして、少なくとも1つのセンサーは、イメージサンサー、加速度計、ジャイロスコープ、位置特定デバイス、光センサー、温度センサー、血液レートモニター、心拍数モニター、および、湿度センサーの少なくとも1つである。
【0017】
オプションとして、さらに、
ブランド付けされたデジタルイメージを生成するために、クライアントターミナルにおいてメンバーによって指定されたデジタルイメージを、イメージブランディングファンクションにしたがって処理することと、
ブランド付けされたデジタルイメージを出力することと、
を備える。
【0018】
オプションとして、さらに、
エンドユーザのグループのメンバーの各々によって、ブランド付けされたデジタルイメージを少なくとも1つのソシアルメディアネットワークに配布することに応答して、エンドユーザのグループのメンバーの各々を、少なくとも1つの金銭的な報奨で報いること、
を備える。
【0019】
オプションとして、少なくとも1つの金銭的な報奨の尺度は、少なくとも1つのソシアルメディアネットワークのメンバーグループの内の少なくとも1人のメンバーが、ブランド付けされたデジタルイメージの配布に応答する頻度である。
【0020】
オプションとして、さらに、
エンドユーザが、少なくとも1つの物理的に実行されるサービスから、少なくとも1つの支払済の個別ギフトを注文することを可能にし、それによって、ブランド付けされたデジタルイメージの少なくとも1つの支払い済みの個別ギフト上の印刷を可能にすること、
を備える。
【0021】
本発明のいくつかの実施形態にしたがって、イメージブランディングファンクションを配布するコンピュータ化されたシステムが提供され、これは、
複数のイメージブランディングファンクションを記録するデータベースであって、複数のイメージブランディングファンクションの各々は、少なくとも1つの配布ルールに関連付けられるデータベースと、
プロセッサと、
プロセッサを用いて、少なくとも1つの配布ルールのそれぞれにしたがって、複数のエンドユーザをマッピングするデータセットから選択されるエンドユーザのグループを、複数のイメージブランディングファンクションの第1のものと一致をとるマッチングモジュールと、
グループの各メンバーに、複数のイメージブランディングファンクションの第1のものの表示を提示するために、命令を送るネットワークインタフェースであって、表示は、メンバーに関連付けられたクライアントターミナルのディスプレイ上に提示される、ネットワークインタフェースと、
ブランド付けされたイメージを生成し、ブランド付けされたイメージを出力するために、イメージブランディングファンクションにしたがって、クライアントターミナルにおいて、メンバーによって指定されたデジタルイメージを処理するイメージ処理モジュールと、
を備える。
【0022】
本発明の実施形態にしたがって、エンドユーザによって用いられるクライアントターミナルが提供され、クライアントターミナルは、
少なくとも1つのデジタルイメージを取り込むためのイメージセンサーと、
プロセッサと、
1またはそれより多くのプログラムのためのコンピュータプログラムコードを含むメモリと、
を備え、
メモリとコンピュータプログラムコードは、プロセッサを用いて、クライアントターミナル上で実行する駐在アプリケーションに、少なくとも以下:
クライアントターミナル上で、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)の提示を開始することと;
GUI上の第1の領域における第1のパレット上に表示される少なくとも1つのイメージブランディングファンクションを受け取ることと;
イメージセンサーを用いて、GUI上の第2の領域における第2のパレット上に表示される、少なくとも1つのデジタルイメージを取り込むことと;
少なくとも1つのデジタルイメージの中の関心のある少なくとも1つの領域を特定することと;
少なくとも1つのイメージブランディングファンクションを少なくとも1つの関心のある領域に適用し、それによって、少なくとも1つのデジタルイメージを、少なくとも1つのブランド付けされたデジタルイメージに変換することと;
ブランド付けされたデジタルイメージを出力することと;
を行わせる。
【0023】
オプションとして、さらに、
エンドユーザに、第3のパレットを表示する第3の領域における少なくとも1つのイメージ処理ファンクションを備えたデータセットへのアクセスを与えることと、
エンドユーザによって、少なくとも1つのイメージ処理ファンクションの少なくとも1つを選択することと、
エンドユーザによってクリックされたとき、少なくとも1つのイメージ処理ファンクションの少なくとも1つを、少なくとも1つのデジタルイメージの少なくとも1つに適用するボタンを、第4の領域に表示し、それによって、第5の領域において、エンドユーザに、少なくとも1つのブランド付けされたイメージのグループを表示することと、
を備える。
【0024】
オプションとして、受け取ることは、さらに、
少なくとも1つのイメージフィルタを提供する、第三者のイメージ共有サービスをアクセスすることと、
少なくとも1つのイメージブランディングファンクションを、少なくとも1つのイメージフィルタと一体化することと、
を備える。
【0025】
オプションとして、さらに、
駐在アプリケーションによって、クライアントターミナルに取り付けられた少なくとも1つのセンサーから現在のデータメトリクスを受け取ることと、
受け取ることに応答して、イメージブランディングファンクションを修正することと、
備える。
【0026】
オプションとして、出力することにおいて、少なくとも1つのブランド付けされたデジタルイメージは、前記エクチェンジアブル・イメージ・ファイル・フォーマット(EXIF)添付ファイルに関連付けられた、ジョイント・フォトグラフィー・エンジニアリング・グループ(JPEG)のイメージフォーマットの形式であり、EXIF添付ファイルは、日時、場所、キャンペーンのリファレンスID、デバイスタイプ、エンドユーザID、および、エンドユーザの詳細の少なくとも1つを備える。
【0027】
オプションとして、第1のクライアントターミナルが、第2のクライアントターミナルとのニア・フィールド・コミュニケーションズ(NFC)を確立し、それによって、第1のクライアントターミナルの第1のエンドユーザが、少なくとも1つの駐在アプリケーションを第2のクライアントターミナルの第2のエンドユーザに送信することを可能にする。
【0028】
オプションとして、イメージ処理ファンクションは、デブラー、色修正、オート・フォーカス、フィル・フラッシュ、クロッピング、デモーションブラー、白黒、セピア、アンティーク、オーバレイ、ピンチ、ズーム、および、回転の少なくとも1つである。
【0029】
オプションとして、さらに、
少なくとも1つのイメージフィルタを提供する第三者のイメージ共有サービスにアクセスすることと、
駐在アプリケーションによって、少なくとも1つのイメージブランディングファンクションを、第3者のイメージ共有サービスに送ることと、
送ることに応答して、第三者のイメージ共有サービスによって、少なくとも1つのイメージブランディングファンクションを、少なくとも1つのイメージフィルタと一体化することと、
を備える。
【0030】
本発明のいくつかの実施形態にしたがって、イメージブランディングファンクションを配布するために媒体に具体化されたコンピュータ読取り可能なプログラムコードを有する非一時的なコンピュータ使用可能記憶媒体を備えたコンピュータプログラム製品が提供され、コンピュータプログラム製品は、
プロセッサを、少なくとも1つの配布ルールに関連付けられたデジタルイメージブランディングファンクションを受け取ることを可能にするための第1のコンピュータ読取り可能なプログラムコードと、
プロセッサを、少なくとも1つの配布ルールにしたがって、複数のエンドユーザをマッピングするデータセットから選択されるエンドユーザのグループの一致をとることを可能にするための第2のコンピュータ読取り可能なプログラムコードと、
プロセッサを、グループの各メンバーにイメージブランディングファンクションの表示を提示するために命令を送ることを可能にするための第3のコンピュータ読取り可能なプログラムコードであって、表示は、メンバーに関連付けられたクライアントターミナルのディスプレイ上に提示される、第3のコンピュータ読取り可能なプログラムコードと、
プロセッサを、ブランド付けされたデジタルイメージを生成するために、デジタルイメージブランディングファンクションにしたがって、クライアントターミナルにおいてメンバーによって指定されたデジタルイメージを処理することを可能にするための第4のコンピュータ読取り可能なプログラムコードと、
プロセッサを、前記ブランド付けされたデジタルイメージを出力することを可能にするための第5のコンピュータ読取り可能なプログラムコードと、
を備える。
【0031】
他に定義されない限り、この中で用いられている全ての技術または科学用語は、本発明が属する技術において通常の技量を有する者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。この中に記載されたものと類似または等価な方法や材料が発明の実施形態の実施または試験に用いられ得るが、例としての方法および/または材料が以下に記載される。矛盾が生じた場合、定義を含んでいる特許明細書が優先する。加えて、材料、方法、および、例は、例示のみのものであり、必然的に限定となることを意図されない。
【0032】
発明のいくつかの実施形態が、添付の図面を参照して、例としてのみ、この中に記載される。詳細において特に図面を参照しているが、示された特定のものは例であり、発明の実施形態を例示的に検討する目的のためのものである。この点に関して、図面とともに考慮された説明は、発明の実施形態がどのように実施され得るかを、当技術分野における技量をもった者に明瞭にする。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1図1は、本発明のいくつかの実施形態に従った、例としてのイメージブランディングファンクション配布システムのユニファイドモデリング言語(UML)の使用の場面の図である。
図2図2は、本発明のいくつかの実施形態に従った、イメージブランディングファンクション配布のシステムの要素を示す例としてのブロック図である。
図3図3は、本発明のいくつかの実施形態に従った、デジタルイメージブランディングファンクションを配布する方法のフローチャートである。
図4図4は、本発明のいくつかの実施形態に従った、デジタルイメージブランディングファンクションを配布し、デジタルイメージを処理する方法のフローチャートである。
図5図5は、本発明のいくつかの実施形態に従った、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)と駐在アプリケーションとを有する例としてのクライアントターミナルの図である。
図6図6は、本発明のいくつかの実施形態に従った、駐在アプリケーションのアウェアネスプロセスの図示である。
図7図7は、本発明のいくつかの実施形態に従った、ブランド付けされたデジタルイメージの生成の間に起こるイベントの例としてのシーケンスを示す時間差のフローチャートである。
図8図8は、本発明のいくつかの実施形態に従った、場所等のエンドユーザの情報が、個別化されたブランド付けされたイメージファンクションを配布するためにどのように用いられ得るかを示す。
図9図9は、本発明のいくつかの実施形態にもとづき、2つのニア・フィールド・コミュニケーションズ(NFC)可能クライアントターミナルの間の、例としてのNFCセッションの図示である。
図10図10は、本発明のいくつかの実施形態に従った、イメージ処理ファンクションをデジタルイメージに適用するための方法の図示である。
図11図11は、本発明のいくつかの実施形態に従った、ブランド付けされたデジタルイメージの配布をモニターするための方法の図示である。
図12図12は、本発明のいくつかの実施形態に従った、システムによって管理されるキャンペーン管理データベースの、例としてのエンティティ関連図(ERD)である。
図13図13は、本発明のいくつかの実施形態に従った、例としてのイベント配布のモニターシステムである。
図14図14は、本発明のいくつかの実施形態に従った、例としての配布ルールデータベースエントリーの図示である。
図15図15は、本発明のいくつかの実施形態に従った、ブランドマネージャによる、例としてのブランド付けされたスキン生成の図示である。
【詳細な説明】
【0034】
本発明は、そのいくつかの実施形態において、プロモーションコンテンツ配布に関係し、排他的ではないが、より具体的には、動的なプロモーションレイアウトおよびイメージの処理ファンクションのマネージメントおよび/または配布のためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品に関する。
【0035】
本発明のいくつかの実施形態において、該システム、コンピュータプログラム製品、および方法は、例えば、クライアントターミナルにおいて、1またはそれより多くのデジタルイメージブランディングファンクションの動的なローディングを可能にする。イメージブランディングファンクションは、デジタルイメージに適用されたときに、該ファンクションに従った変形を適用することによってイメージを処理するファンクションである。例えば、アイコンを加える、または、デジタルイメージレイアウト等を変更するというファンクションを適用すること。イメージブランディングファンクションは、1またはそれより多くの配布ルールに関連付けられ得る。配布ルールは、どのようにエンドユーザのグループにターゲットされるかを決定することにおいて用いられるルール、例えば、ある特徴をもった、および/または、ある要件(例えば、現在、クライアントターミナルを介して、サッカーゲーム等の特定のコンテンツを視聴している)に合致したエンドユーザのグループのみがイメージブランディングファンクションに関連付けられることを決定するルールである。1またはそれより多くのルールは、以下に詳述されるように、エンドユーザの場所等の様々な関連する条件の状態に基づいて、ブランドマネージャ等の管理者によってリアルタイムに変更され得る。
【0036】
デジタルイメージブランディングファンクションの1またはそれより多くの表示が、クライアントターミナルによって、グラフィカルパレットの中に表示され得、ユーザが、リアルタイムで、選択された、または、獲得されたイメージを処理するためにデジタルイメージブランディングファンクションを選択することを可能にする。デジタルイメージブランディングファンクションは、1またはそれより多くの配布ルールにしたがって配布され得、エンドユーザは、特定の人口統計学上の特徴を有したり、(オプションとしてのある時間に)あるエリアに位置したり、クライアントターミナルにインストールされているあるアプリケーションを用いたり、等である。
【0037】
選択されたデジタルイメージブランディングファンクションにしたがってクライアントターミナルにおいてメンバーによって指定されたデジタルイメージを処理することは、ブランド付けされたデジタルイメージに帰結する。ブランド付けされたデジタルイメージは、ガウス平滑化ファンクション等のイメージ処理フィルタによって処理され得る。デジタルイメージブランディングファンクションを用いてブランド付けされたデジタルイメージを生成したエンドユーザは、オプションとして、ソシアルメディアネットワークにおいて友人とブランド付けされたデジタルイメージを共有する、および/または、デジタル掲示板にブランド付けされたデジタルイメージを掲示する選択肢を提示される。
【0038】
オプションとして、イメージブランディングファンクションは、あるイベントとの関連に従ったデータベースからのエンドユーザのグループ、社会的なつながりを持つエンドユーザのグループ、等との一致がとられる。そのような実施形態において、イメージブランディングファンクションの表示を提示する命令が、グループの中の1またはそれより多くのメンバーのクライアントターミナルに送られる。
【0039】
本発明のいくつかの実施形態にしたがって、ブランドマネージャが、例えば、キャンペーンの一環として、1またはそれより多くのイメージブランディングファンクションを生成し、検索し、集合させ、組織化し、分析し、および/または、配布することを可能にするシステムが提供される。該システムは、エンドユーザがブランドと相互に作用し、該ブランドを含むイメージの生成に能動的に関わらせることを可能にする。
【0040】
ブランドマネージャは、ブランドおよび/または製品のプロモーションの目的のために、エンドユーザ生成コンテンツに影響力を行使し得る。
【0041】
この中で用いられる場合、「ユーザ生成コンテンツ」の用語は、クライアントターミナルで一般的に生成される任意の形式のデータをいう。例えば、限定はされないが、デジタルイメージ、写真、グラフィックス、図、ペインティング、写真、ビデオ、ビデオから抽出されたイメージ、写真および/またはビデオに関連した情報、および/または、それらの組み合わせを含む、グラフィカルデータである。例えば、限定はされないが、声、歌、背景音、および/または、楽器演奏を含む、音や声である。
【0042】
システムは、ブランドマネージャが、例えば、ブランドマネージャが生成したブランド付けされたデジタルイメージの配布に基づいて、例えば、ブランド付けされたデジタルイメージに応答した、および/または、ブランド付けされたデジタルイメージをもったポストを見た、他のエンドユーザの回数をカウントすることによって、あるエンドユーザに金銭的および/または非金銭的な報奨を与えることを可能にし得る。
【0043】
システムは、エンドユーザのクライアントターミナル上で収集されたデータメトリクスに基づいて、エンドユーザが支払済みの個別のギフトを購入することを可能にすることを、ブランドマネージャに可能にし、結果として、エンドユーザが、物理的に実行されるサービス(physical fulfillment service)と商業的に関わることを可能にする。
【0044】
ここで、主題を紹介する目的で、限定ではなく例のみとして、図1の例としての使用の場面の図を提示する。
【0045】
図1において、UML表記が、本発明のいくつかの実施形態に従って、使用の場面のモデルと該使用の場面のモデルと相互作用する行為者を示すために利用される。この中で用いられているように、「行為者」とは、人間のユーザ、または、コンポーネントによって演じられる役割のことをいう。
【0046】
ここで、本発明のいくつかの実施形態にしたがって、例としてのイメージブランディングファンクション配布システムの使用の場面の図80である図1を参照する。
【0047】
システム100等のキャンペーン管理・ブランディングシステムは、ブランドマネージャ910が、各々がクライアントターミナル(図示されず)を持つエンドユーザ900を、1またはそれより多くの配布ルールを用いて、ターゲットとなるエンドユーザグループに分割することを可能にする。システム100は、ブランドマネージャが、カスタムメイドのビジュアルな外観(スキン)および/またはデジタルイメージブランディングファンクションを有したブランド付けされたアプリケーション等の個別化されたコンテンツを、1またはそれより多くの配布ルールも用いて、ターゲットとされたエンドユーザグループに配布することを可能にする。
【0048】
システム100は、ブランディングキャンペーンが、キャンペーン生成700のプロセスの間にブランドマネージャによってシステム100内に構成された、キャンペーン期間等のパラメータにしたがって、部分的に同時に、または、重なった期間において実行されることを可能にする。
【0049】
この中で用いられているように、「クライアントターミナル」の用語は、限定されないが、パーソナルデジタルアシスタンス(PDA)、タブレット、電子書籍リーダ、ハンドヘルドコンピュータ、セルラホン、パーソナルメディアデバイス(PMD)、スマートホン、等を含むネットワークに接続されたデバイスのことをいう。
【0050】
クライアントターミナルは、クライアントターミナル上でグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)の提示を起動する1またはそれより多くの駐在アプリケーションのホストとなり、実行するために用いられ得る。クライアントターミナルは、また、以下に記載されるように、エンドユーザによって入れられた入力を受け付け、ブランド付けされたイメージ等の情報を表示し、シャープにすること等のイメージ処理ファンクションを適用し、および/または、キャンペーンコンペに参加するために用いられ得る。
【0051】
システム100は、ブランドマネージャ910等の異なる行為者が、キャンペーン生成700のプロセスにおいて、イメージブランディングファンクション704をエンドユーザ900に配布するために、システム100と、および、エンドユーザ900と相互に作用することを可能にし得る。システム100は、また、エンドユーザ900が、イメージブランディングのプロセス702を自動化し、および/または、ブランド付けされたイメージを、「Facebook(登録商標)」等のソシアルネットワーク800に共用することを可能にし得る。システム100は、加えて、以下のために利用され得る:
I. キャンペーンに参加しているエンドユーザをターゲットとするか、または、少なくとも1つの特定の地理的な場所のエンドユーザをターゲットとするかのいずれかの、エンドユーザに対するブランド付けされたスキンを、リアルタイムで、変更し、削除し、または、プロモーションする。
【0052】
II. 特定のブランド付けされたスキンを受け取るエンドユーザの数を、割り当て、増加させ、または、減少させる。
【0053】
III. エンドユーザの選択されたグループへの通知の積極的な送信を利用する。
【0054】
エンドユーザのターゲットにされたグループによる使用のために、プロモーション、コンペ、および、インセンティブを管理する。
【0055】
IV. エンドユーザによってシステムによって転送されたデジタルイメージに非を唱え、和らげる。
【0056】
V. 1またはそれより多くのキャンペーンの期間を短くする、または、延ばす。
【0057】
VI. ブランド付けされたイメージのエンドユーザによる使用に基づく解析、および/または、キャンペーンの有効性を数量化することに関連するデータメトリクススに基づく解析等の、詳細なエンドユーザ解析を生成する。
【0058】
システム100は、たとえば、戦略的な販売プログラムの様々なコンポーネントを構成することにおいて、集められた解析を提示することにおいて、および/または、小売業者920と再販業者930との間の関係を確立することにおいて、ランドマネージャ910のビジネスニーズに取り組むために、主としてターゲットとされたフォトマーケティングプラットホームの部分であってもよい。
【0059】
オプションとして、システム100は、管理用のコンソール、および/または、ブランドマネージャ910が、小売業者/再販業者のカタログ、プロモーションコンテンツ、ブランド付けされたイメージファンクション、等のリソースを管理することを可能にする、キャンペーン管理webインタフェース等のユーザインタフェース(例えば、図2の数字912を参照)を含み得る。
【0060】
システムは、キャンペーンを生成することに責任をもったマーケティング幹部であるブランドマネージャ910が、最小限の数のエンドユーザに届く、キャンペーン配信をスケジューリングする、キャンペーンのコンテンツを出す、および/または、キャンペーンを維持することに関連したコストを出すといった目標等のキャンペーンに関係する追加のパラメータを構成することを可能にし得る。
【0061】
システム100は、また、マーケティングエ―ジェンシー等の再販業者、または、異なるクライアントの要求に対処するために各々がターゲットに向けられた、縦並び(タンデム)になったいくつかのキャンペーンを運営する者等のチャネルパートナーとしての行動する者によって使用され得る。
【0062】
システム100は、また、ブランド付けされたイメージの使用とともに個別化された商品の供給者等の小売業者によって使用され得る。
【0063】
キャンペーンが生成されると、システム100は、様々なタイプのンドユーザの参加を可能にし得る。エンドユーザ910は、ブランド付けされたアプリケーションをクライアントターミナルにダウンロードするユーザ等の名前のわからないエンドユーザまたは参加者や、アカウントを生成することによってシステムによりオファーされたサービスにサインアップするユーザ等の登録されたエンドユーザまたは参加者であってもよい。オプションとして、システム100は、いくつかの収入生むモデルをサポートする。システム100は、エンドユーザが、小売業者920によって提供され、クーポン等のプロモーションコンテンツの配布を介して再販業者930によって販売される個別化された商品706を購入できるようにする。
【0064】
この中で用いられているように、「プロモーションコンテンツ」の用語は、1またはそれより多くのユーザがそこから経済的な利益を受ける、プロモーション上、商業上、販売上、または金銭上の期待に関連する情報を運ぶ、任意のカテゴリーのコンテンツのことをいう。結果として、プロモーションコンテンツは、例えば、商業上の勧誘、オファー、クーポン、ディスカウント、奨励金付の製品、販売用資材、等を含み得る。
【0065】
発明の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、発明が、その適用において、必ずしも、以下の記載に記述され、および/または、図面および/または「例」に示された構成の詳細やコンポーネントおよび/または方法の配置に限定されないことが理解されるべきである。発明は、他の実施形態でも可能であり、または、様々な態様で実施化または実行可能である。
【0066】
当技術分野に技量を有した者に十分理解されるであろうように、本発明の態様は、システム、方法、または、コンピュータプログラム製品として実現され得る。したがって、本発明の態様は、全体がハードウェアの実施形態、全体がソフトウェアの実施形態(ファームウェア、駐在ソフトウェア、マイクロコード、等を含む)、または、ソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形をとり得、それら全てが、この中で、広く、「回路」、「モジュール」、または、「システム」と呼ばれ得る。更に、本発明の態様は、その上に具体化されたコンピュータ読取可能なプログラムコードを有する1またはそれより多くのコンピュータ読取可能な媒体に具体化されたコンピュータプログラム製品の形をとり得る。
【0067】
1またはそれより多くのコンピュータ読取可能な媒体の組み合わせが利用され得る。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ読取可能な信号媒体、または、コンピュータ読取可能な記憶媒体であってよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体は、限定はされないが、例えば、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外の、または半導体のシステム、装置、または、デバイス、または前記のものの任意の好適な組み合わせであり得る。コンピュータ読取可能記憶媒体のより具体的な例(非排他的なリスト)は以下のものを含む: 1またはそれより多くのワイヤを有する電子的な接続、ポータブルのコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM、または、フラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルなコンパクトディスク、ポータブルコンパクトディスク・リードオンリーメモリ(CD−ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または、前記のものの任意の好適な組み合わせ。このドキュメントの文脈において、コンピュータ読取可能な記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによる、または、それらとの関連での使用のためのプログラムを包含、または記憶することができる任意の有形な媒体であり得る。
【0068】
コンピュータ読取可能な信号媒体は、例えば、ベースバンドにおいて、または、搬送波の部分として、実体化されたコンピュータ読取可能なプログラムコードを有した伝達される信号を含み得る。そのような伝達される信号は、限定されないが、電磁的、光学的、または、それらの任意の好適な組み合わせを含む、様々な形態の任意のものをとることができる。コンピュータ読取可能な信号媒体は、コンピュータ読取可能な記憶媒体ではないが、命令実行システム、装置、またはデバイスによる、または、それらとの関連での使用のためにプログラムを通信、伝送、または搬送することができる任意のコンピュータ読取可能な媒体であり得る。
【0069】
コンピュータ読取可能な媒体上に実体化されるプログラムコードは、限定はされないが、無線、優先、光ファイバーケーブル、RF、等、または、前記のものの任意の好適な組み合わせを含む、適当な媒体を用いて送信され得る。
【0070】
本発明の態様のための動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、JAVA(登録商標)、Smalltalk、C++等のオブジェクト指向プログラミング言語、および、“C”プログラミング言語または類似のプログラミング言語等の従来の手続型プログラミング言語を含む、1またはそれより多くのプログラミング言語の任意の組み合わせで記述され得る。プログラムコードは、ユーザのコンピュータ上で全体的に、ユーザのコンピュータ上で部分的に、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして、ユーザのコンピュータ上で部分的であって遠隔コンピュータ上で部分的に、または、遠隔コンピュータまたはサーバー上で全体的に、実行され得る。後者のシナリオにおいては、遠隔コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の形式のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続され得、または、接続は、(例えば、インターネットサービスプロバイダーを用いたインターネットを介して)外部のコンピュータになされる。
【0071】
本願発明の態様は、発明の実施形態にしたがった方法、装置(システム)、および、コンピュータプログラム製品のフローチャート図および/またはブロック図を参照して以下に説明される。フローチャート図および/またはブロック図の各ブロック、および、フローチャート図および/またはブロック図におけるブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実装されることができる。これらのコンピュータプログラム命令は、機器を作り出すために、汎用コンピュータ、特定用途コンピュータ、または、他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに与えられ得、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャートおよび/またはブロック図のブロックまたは複数のブロックにおいて特定されたファンクション/行為を実装するための手段をつくり出す。
【0072】
これらのコンピュータプログラム命令は、また、特定の方法で機能するために、コンピュータ、他のプログラム可能な処理装置、または他のデバイスに指令を出すことができるコンピュータ読取可能な媒体に記憶され得、コンピュータ読取可能な媒体に記憶された命令は、フローチャートおよび/またはブロック図のブロックまたは複数のブロックにおいて特定されたファンクション/動作を実装する命令を含む製品をつくり出す。
【0073】
コンピュータプログラム命令は、また、コンピュータに実装されるプロセスをつくり出すように、一連の動作ステップがコンピュータ、他のプログラム可能な装置または他のデバイス上で実行されるようにするために、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイス上にロードされ得、コンピュータまたは他のプログラム可能な処理装置上で実行する命令は、フローチャートおよび/またはブロック図のブロックまたは複数のブロックにおいて特定されたファンクション/動作を実装するためのプロセスを提供する。
【0074】
ここで、本発明のいくつかの実施形態に従った、イメージブランディングファンクション配布のシステム100の要素を示す、例としてブロック図であるの図2を参照する。
【0075】
システム100は以下を含む: プロセッサ404、メモリ406、マッチングモジュール400、イメージ処理モジュール402、ネットワークインタフェース500、キャンペーン管理データベース600。
【0076】
本発明のいくつかの実施形態のもとで、プロセッサ404は、システム100の中、または、外部に設けられる。更に、あるコンポーネントはシステム100の中に図示されているが、本技術に通常の技量を有する者は、図2に示されたモジュールが異なって配置され得ることを理解するであろう。
【0077】
例えば、システム100および/またはシステム100のコンポーネントの1またはそれより多くは、クラウドコンピューティング(図示されず)の環境の中に設けられる、または、マッチングモジュール400および/またはイメージ処理モジュール402等の他のモジュールの1つの中に全体が含まれる。同様に、図2において、単一のプロセッサ404および単一のメモリ406を有した単一のシステム100が図示され、検討されているが、当技術において通常の技量を有する者は、該システムが、モジュールの異なる並べ替えや数を有して利用され得ることを理解するであろう。
【0078】
プロセッサ400および/またはメモリ406は、システムバス(図示されず)または任意の代替の通信構造を介して、イメージ処理モジュール402、キャンペーン管理データベース600、および/または、周辺デバイス等の1またはそれより多くのモジュールと、直接または間接的に接続され得る。
【0079】
オプションとして、プロセッサ404、メモリ406、および/または、キャンペーン管理データベース600は、システムの外部にあるハードディスクアレイ記憶デバイス630等の追加の記憶デバイスに、直接または間接的に接続され得る。マッチングモジュール400とイメージ処理モジュール402は、キャンペーン管理データベース600とやり取り可能に接続され得、ネットワークインタフェース500を介して、ネットワークにやり取り可能に接続され得る。
【0080】
本発明のいくつかの実施形態のもとで、デジタルイメージ、エンドユーザのプロファイルデータ、および/または、キャンペーン構成データが、キャンペーン管理データベース600に記憶される。デジタルイメージのソースは、システムの外部にいて、クライアントターミナル300およびクライアントターミナル300Aをそれぞれ使用しているエンドユーザ900およびエンドユーザ900Aによって獲得された写真であってよい。クライアントターミナル300は、以降に詳述されるように、エンドユーザと相互に作用するために用いられる1またはそれより多くの駐在アプリケーション310のホストとなり得る。
【0081】
この中で用いられる場合、「ネットワーク」の用語は、広く、限定ではないが、ハイブリッドファイバーコアックス(HFC)ネットワーク、サテライトネットワーク、テレコミュニケーションズネットワーク、および、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)および/またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含むデータネットワーク、インターネット、および、イントラネットを含む、任意の形式のテレコミュニケーションズまたはデータネットワークをいう。
【0082】
この中で用いられる場合、「モジュール」という用語は、通信プロトコルおよび/またはアプリケーション/および/またはコンテンツおよび/または他のサービスを、1またはそれより多くのクライアントターミナル、ネットワークまたは遠隔ネットワークノード上の他のデバイスまたはエンティティに提供するように適合された、任意のコンピュータ化されたコンポーネント、ネットワークノードまたはエンティティをいう。
【0083】
キャンペーン管理データベース600は、イメージブランディングファンクション602を記憶し、記録する。イメージブランディングファンクション602の各々は、1またはそれより多くの配布ルール604に関連付けられ得る。
【0084】
例えば、配布ルール604は、ソシアルメディアネットワークにおけるあるエンドユーザの接続リストの中にいるエンドユーザのグループをターゲットにしているルールであり得る。配布ルール604は、キャンペーン管理データベースに記憶され得、システム100の外部にいるブランドマネージャ910によって、リアルタイムに近い時点で変更され得、それにより、キャンペーン配布戦略における変更を反映する。
【0085】
マッチングモジュール400は、それぞれの配布ルール604に従って、複数のエンドユーザをマッピングするデータセットから選択されたエンドユーザのグループを、イメージブランディングファンクションと一致をとる。
【0086】
ネットワークインタフェース500は、例えば、エンドユーザクライアントターミナルのディスプレイ上のグラフィカルパレット上に、デジタルイメージブランディングファンクションの表示を提示するために、システム100によって送られる命令を転送する。デジタルイメージブランディングファンクション602は、引き続いて、エンドユーザによって獲得され、ソシアルメディアネットワークを介して共有される1またはそれより多くのデジタルイメージに適用され得る。イメージブランディングファンクション602は、また、キャンペーン管理データベースに記憶され得、リアルタイムに近い時点で、ブランドマネージャ910によって変更され得る。
【0087】
イメージ処理モジュール402は、ブランド付けされたイメージを生成し、結果として、後処理のために、ブランド付けされたデジタルイメージを出力するために、イメージブランディングファンクションにしたがって、または、イメージ処理ファンクションにしたがって、エンドユーザによって選択されたデジタルイメージを処理する。例えば、ユーザは、以降に詳述するように、イメージをシャープにするファンクション等のイメージ後処理ファンクションを適用することを選ぶ。同様に、イメージ処理モジュール402は、アイコンを加える、または、デジタルイメージのレイアウト等を変更するブランディングファンクションを適用する。
【0088】
システム100および/またはそのコンポーネントのいずれかは、「Facebook」、「Twitter」、「flikr」、「Pinterest」、「FourSquare」、「Instagram」等の第三者ベンダーおよびサービス、email、前記の任意の組み合わせ、等と統合され得る。
【0089】
例えば、システム100は、「Facebook」と統合され、ユーザによってポストされたイメージは、システム100によって送られた配布ルールにしたがってブランド付けされる。
【0090】
例えば、システム100は、「Instagram」によって提供されるイメージフィルタリングサービスと統合され、「Instagram」のサービスは、ユーザが、システム100によって提供されたブランディングファンクションを選択することを可能にする。エンドユーザは、エンドユーザが「Instagram」のイメージフィルタリングサービスによって与えられるフィルタを選択するのと同じ方法で、ブランディングファンクションを選択する。続いて、「Instagram」のイメージフィルタリングサービスは、ブランディングファンクションを、エンドユーザによって獲得された1またはそれより多くのデジタルイメージに適用する。駐在アプリケーション310および/またはサードパーティ駐在アプリケーションは、エンドユーザが、「Instagram」のフィルタ、および/または、システム100によって提供されたブランディングを選択することを可能にする。加えて、駐在アプリケーション310および/またはサードパーティ駐在アプリケーションは、また、ブランディングファンクションおよび/またはフィルタを動的に変更するために、エンドユーザによって用いられるクライアントターミナルに取り付けられたセンサーから受ける情報を利用する。
【0091】
ここで、本発明のいくつかの実施形態に従った、デジタルイメージブランディングファンクションをエンドユーザのグループに配布する方法102を示す図3を参照する。方法は、上記に詳述されたシステム100を用いて実装され得る。
【0092】
最初に、該方法は480で始まり、482において、例えば、システム100から、1またはそれより多くの配布ルールに関連付けられたデジタルイメージブランディングファンクションを受け取ることによって続けられる。デジタルイメージブランディングファンクションは、配布ルールを用いてターゲットとされる1またはそれより多くのエンドユーザのクライアントターミナル上に表示され得る。例えば、配布ルールは、トップの英国の大学から「with Distinction」の学位を与えられた工学系の学生をリクルートすることにターゲットをあてたキャンペーンを行うために生成される。
【0093】
次に、484において、複数のエンドユーザをマッピングするデータセットからのエンドユーザのグループが、例えば、イメージブランディングファンクションに関連付けられる1またはそれより多くの配布ルールにしたがって、イメージブランディングファンクションのための一致(マッチング)として特定される。該一致は、データベースから、および/または、ソシアルメディアネットワークのメンバーリスト等から、ユーザのグループを選択することに基づき得る。
【0094】
486において、イメージブランディングファンクションの表示を提示するための命令が、一致のとれたグループの各メンバーに送られる。例えば、イメージブランディングファンクションの表示が、エンドユーザグループの各メンバーのクライアントターミナル上に提示されるグラフィカルパレットに加えられ、エンドユーザグループの各メンバーによって後で選択され得るイメージブランディングファンクションを表示するために利用され得る。
【0095】
最後に、488において、方法は終了する。
【0096】
オプションとして、図4を参照して、デジタルイメージが、以降に説明されるように処理され、出力される。図4は、本発明のいくつかの実施形態にしたがった、エンドユーザのグループにデジタルイメージブランディングファンクションを配布し、デジタルイメージを処理する方法104を示す。
【0097】
図3に記載された方法と同様に、この中に記載された方法は、また、システム100を用いて実装される。図4に戻って、最初の4つのブロック(例えば、480−486)は、図3において同じ番号をもったブロックと同じである。
【0098】
ここで、490において、選択されたデジタルイメージブランディングファンクションにしたがってクライアントターミナルにおいてメンバーによって指定されたデジタルイメージを処理し、結果として、ブランド付けされたデジタルイメージとなる。
【0099】
最後に、492において、ブランド付けされたデジタルイメージを出力した後で、方法は終了する。
【0100】
ブランド付けされたデジタルイメージは、更に、イメージ処理ファンクションによって処理され、および/または、図7を参照して以降に説明されるように共有され、配布される。
【0101】
ここで、本発明のいくつかの実施形態に従った、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)と駐在アプリケーションとを有する例としてのクライアントターミナルの図106である、図5を参照する。
【0102】
クライアントターミナル300は、プロセッサ302と、プロセッサ302とやり取り可能に接続されるメインメモリ304を含み得る。メインメモリ304は、データと実行可能なコードを記憶し得、加えて、クライアントターミナル300上で動作する駐在アプリケーション310に関連付けられたデータを記憶する。
【0103】
クライアントターミナル300は、また、1またはそれより多くのデジタルイメージを取り込むために、イメージセンサー306を含む。
【0104】
クライアントターミナルは、様々なイメージフォーマットでブランド付けされたデジタルイメージを出力し、ブランド付けされたデジタルイメージに加えて、ブランド付けされたデジタルイメージに関連付けられた追加のメタデータを記憶し得る。例えば、デジタルイメージの出力フォーマットが「ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(Joint Photographic Expert Group)(JPEG)」のイメージフォーマットである場合、該デジタルイメージは、「エクスチェンジアブル・イメージ・ファイル・フォーマット(exchangeable image file format)(EXIF)」の添付ファイルと関連付けられる。「EXIF」の添付ファイルは、日時、場所、ブランドマネージャによって割り当てられたキャンペーンのリファレンスID、デバイスタイプ、エンドユーザID、および/または、追加的なエンドユーザの詳細、等のメタデータを備え得る。
【0105】
本願発明のいくつかの実施形態のもとで、イメージセンサー306等のセンサーは、動きを検出および/または測定して、データメトリクスを収集することに使用される。例えば、エンドユーザが子供とエレベータを上がるか下がるかをしていることをセンサーが検出した場合、システム100は、夏期休暇における家族にターゲットをあてているフォトマーケティングキャンペーンの一部として、支払済のアミューズメントパークのローラーコースターに関連したイメージブランディングファンクションを送る配布ルールを起動する。また、例えば、エンドユーザきつい風にさらされていることを、風速計等のセンサーが検出する場合、システム100は、特に、ユーザを風から防御するためにターゲットをあてられたコートに関するイメージブランディングファンクションを送る配布ルールを起動する。
【0106】
センサーからのデータは、動きを検出しおよび/または測定するために、組み合わせで、または、個別に、全体として、または、部分的に、利用され得る。結果として、測定値は、1またはそれより多くのセンサーから得られたデータを結合することから決定される。例えば、温度センサーから集められたデータメトリクスは、ユーザが暑い環境にいることを示す。その後、図2のシステム100は、暑い環境の中の視聴ユーザをターゲットとして指定する配布ルールに関連付けられたイメージブランディングファンクション、例えば、再販業者によって提供される冷たいリフレッシュする飲み物を描いたラベルを加えるイメージブランディングファンクションを、エンドユーザに送る。
【0107】
この中で用いられる場合、「センサー」という用語は、限定はされないが、イメージセンサー、加速度計、ジャイロスコープ、「global positioning device(GPS)」等の位置特定デバイス、光センサー、温度センサー、心拍数モニター、イメージ取り込みセンサー、湿度センサー、上記の組み合わせ、等をいう。
【0108】
本発明のいくつかの実施形態のもとで、プロセッサ302は、1またはそれより多くの駐在アプリケーション310のホストとなり、動作させるために、メインメモリ304とオプションとしての固定記憶306に関連した処理能力を提供する。長期の記憶のために好適である固定記憶306は、イメージ、ユーザの好みの情報、等のデータファイルを記憶し得る。
【0109】
オプションとして、駐在アプリケーション310はクライアントターミナル300上で動作し、限定はされないが、イメージを取り込み、管理し、ブランド付けし、表示すること、クライアントターミナルのセンサーから入力を集めること、追加のクライアントターミナルと通信すること、等の動作可能である。
【0110】
オプションとして、駐在アプリケーション310は、クライアントターミナル上で、GUIの提示を起動する。駐在アプリケーションは、ハードウェアとソフトウェアとの任意の組み合わせで実装されたロジックであり、メモリに記憶され、および/または、エンドユーザによって入力された入力を受け取り、プロセッサによって実行されブランド付けされたイメージ等の情報を表示するために用いられる。
【0111】
オプションとして、駐在アプリケーション310は、エンドユーザによって選択された場合、または、駐在アプリケーション310への交信等のイベントによってトリガされたときに実行された場合、クライアントターミナル上で実行する。
【0112】
オプションとして、駐在アプリケーション310は、クライアントターミナルの場所に関するコンテンツおよび他の情報を受け取るために、および、このコンテンツを、他のモジュールに、または、システム100に提供するために用いられる。
【0113】
オプションとして、GUI、および/または、GUIを備えたコンポーネントの1またはそれより多くは、1またはそれより多くのパラメータにしたがって、動的に構成され、変更される。例えば、駐在アプリケーション310は、クライアントターミナル上のセンサーを用いて、クライアントターミナルが保持されている高さが子供のエンドユーザの高さであることを検出し、これに応じて、駐在アプリケーション310は、子供のエンドユーザによるGUIの操作を楽にするために、「ボタン」等のGUIコンポーネントがより大きくなるように、GUIを動的に変える。
【0114】
オプションとして、エンドユーザは、選択可能なイメージ処理ファンクションをもったパレットを表示するGUI上の領域において、イメージ処理ファンクションを備えたデータセットへのアクセスを提供される。その後、ユーザは、パレットからイメージ処理ファンクションの1またはそれより多くを選択し得、ボタン312をクリックすることによって、イメージ処理ファンクションの1またはそれより多くを、1またはそれより多くのデジタルイメージに適用する。その後、ユーザは、処理されたイメージを見ることができる。
【0115】
オプションとして、駐在アプリケーションは、限定はされないが、以下を含む:
I. 駐在アプリケーションから直接に、「Facebook」、「Twitter」、「flikr」、「Pinterest」、「Foursquare」、e−mail、前記の任意の組み合わせ、等のソシアルメディアネットワークに共有すること。デジタルイメージの共有は、「Pixelpipe」等のサービスを用いることによって、複数のチャネルに同時にデジタルイメージを配布することによって達成され得る。
【0116】
II. 共有されたデジタルイメージとともに表示される、予め定められた固定のフッターを利用すること。フッターは、例えば、テキスト文、および/または、ハイパーリンクから構成され得る。
【0117】
III. ユーザがデジタルイメージ上にコメントをすることを可能にする。例えば、ユーザは、ソシアルメディアネットワークと通信し、他のエンドユーザによってソシアルメディアネットワークにアップロードされたイメージ上にコメントを与えるために、駐在アプリケーションを用いる。
【0118】
IV. 例えば、ソシアルメディアネットワークにおいて共有されたデジタルイメージに好意を持つ場合、ユーザが投票すること(「Like」として共通に知られている)を可能にすること。
【0119】
V. ユーザが、個人的なコンテキストをもったブランド付けされたアルバムを生成することを可能にすること。例えば、アルバムの中の全てのデジタルイメージが、エンドユーザが出席している大学の写真を用いて自動的にブランド付けされる。
【0120】
ここで、本発明のいくつかの実施形態に従った、駐在アプリケーションのアウェアネスプロセスの図示である、図6を参照する。
【0121】
エンドユーザ900は以下の代替的な方法の1またはそれより多くによって、駐在アプリケーションの存在に気が付く:
(i) 物理的な場所でのプロモーションイベントの間のオンサイトプロモーション方法、ここにおいて、エンドユーザ900は、他の「ニア・フィールド・コミュニケーションズ(near field communications)(NFC)」可能デバイスから彼に送信された駐在アプリケーションを受信するために、彼のクライアントターミナルに取り付けられた「ニア・フィールド・コミュニケーションズ(near field communication)(NFC)」を用いる。
【0122】
(ii) 物理的な場所におけるプロモーションイベントに先立って行われるオンラインプロモーション方法。
【0123】
(iii) オンラインイベントの一部としてのオンラインプロモーション、ここにおいて、エンドユーザは、オンライン(例えば、物理的でない)プロモーションイベントに参加する。
【0124】
(iv) 通知ベースの方法、ここにおいて、駐在アプリケーションを含む先取りのプッシュ通知が、エンドユーザによって用いられているクライアントターミナルに送信される。通知を送るかどうかの決定は、エンドユーザ900の場所、時間、好みに基づき得ることが注記される。
【0125】
(vi) 「クイック・レスポンス・コード(quick response code)」802Aをスキャンする。
【0126】
ここで、方法(vi)を用いる駐在アプリケーションアウェアネスプロセスを説明する。
【0127】
まず、エンドユーザは、ブランド付けされた駐在アプリケーションに関連付けられた「クイック・レスポンス・コード(quick response code)」802Aをスキャンする。
【0128】
次に、「クイック・レスポンス・コード(quick response code)」802Aをスキャンすることに応答して、エンドユーザ900は、図5の番号310によって示された駐在アプリケーション等の1またはそれより多くの駐在アプリケーションをダウンロードするプロセスを介してエンドユーザと相互に作用しあうことによってエンドユーザをガイドするGUI320を提示される。
【0129】
最後に、エンドユーザ900は、ピクチャとブランド付けされたデジタルイメージを取り込むために、ダウンロードされた駐在アプリケーションを用い得る。
【0130】
ここで、本発明のいくつかの実施形態に従った、クライアントターミナル上でのブランド付けされたデジタルイメージの生成の間に起こるイベントの例としてのシーケンスを示す時間差のフローチャート110である図7を参照する。
【0131】
まず、方法はT00で始まり、ブランド付けされたスキン802Bをもった駐在アプリケーションのエンドユーザ900のアウェアネスが、エンドユーザ900に駐在アプリケーションに関連する「クイック・レスポンス・コード(quick response code)」802Aを提示することによって活性化する。
【0132】
次に、T01において、エンドユーザ900は、駐在アプリケーションをダウンロードする。
【0133】
次に、T04において1またはそれより多くのデジタルイメージ802Dを取り込むために、T02とT03のそれぞれにおいて、クライアントターミナル300と一体化されたイメージセンサー802Cとを使用する。
【0134】
次に、T05において、1またはそれより多くの配布ルールに関連付けられたブランディングファンクション802Eが自動的に選択される。例えば、当事者900の場所に基づく。
【0135】
続いて、T07において、デジタルイメージの自動的なブランド付けが行われ、それによって、1またはそれより多くのブランド付けされたイメージ802Fを持つ結果になる。
【0136】
最後に、T08において、ユーザは、1またはそれより多くのソシアルネットワーク802Gを介して、ブランド付けされたデジタルイメージの1またはそれより多くを共有することを選択し得る。共有されたブランド付けされたイメージは、以降、図11において以下に詳細に説明される方法を用いて、システム100によってモニターされ得る。
【0137】
ここで、図1と8を参照する。図8は、本発明のいくつかの実施形態に従った、場所等のエンドユーザの情報が、個別化されたブランド付けされたイメージファンクションを配布するためにどのように用いられ得るかを示す図112である。
【0138】
システム100は、エンドユーザの場所に基づいてエンドユーザをターゲットとするキャンペーンを管理するために、地理的に場所付けされた情報を利用し得る。本発明のいくつかの実施形態において、クライアントターミナル300は、位置決定センサー(図示されず)を含む。位置決定センサーは、エンドユーザの位置を計算することに利用されるGPSであってよい。例えば、位置検出センサーは、本技術において知られている三角法によってエンドユーザの地理的な位置を概算する。
【0139】
オプションとして、システム100は、個別化されたフォトマーケティングキャンペーンの中にエンドユーザを引き入れるために、地理的なセグメンテーション方法を利用する。例えば、システム100は、第1のエンドユーザ900Cがスコットランドの「ハイランド1200」の場所に居て、第2のエンドユーザ900dが、また、スコットランドの「アバディーンシャー1202」の場所に居ることを決定する。
【0140】
システム100は、更に、問い合わされ、キャンペーン管理データベース600から抽出された情報を用いて、第1のエンドユーザ900Cと第2のエンドユーザ900Dが、二人とも蒸留酒製造ビジネスで働いている米国系の結婚したカップルであることを決定し得る。これまでに集められた情報を用いて、システム100は、スコッチの醸造所における無料のガイドツアーを提供しているスコットランドのホテルのイメージブランディングファンクションを配布する。
【0141】
本発明のいくつかの実施形態において、いくつかの収益モデル(図示されず)が提供される。例えば、上に提示された例において、および、図1を再度参照して、再販業者930と小売業者920は、それぞれ、ブランドマネージャ910によって設定されたある目標を達成するために、フォトマーケティングおよびブランディングキャンペーンにおいてともに協力し合うホテルオーナーと蒸留所のオーナーである。また、例えば、ブランドマネージャ910および/または再販業者930は、1またはそれより多くの物理的な場所においてキャンペーンを購入しており、ここにおいて、キャンペーンは、例えば2週間にあらかじめ定められ、始まりと終わりの時間をもった時間期間に及ぶ。
【0142】
同様に、システム100は、エンドユーザ900Cによって取り込まれたデジタルイメージに見出される関連する商業的な特徴に基づいて、プロモーションコンテンツのカテゴリーを特定することを容易にする。
【0143】
ここで、本発明のいくつかの実施形態のもとで、2つのニア・フィールド・コミュニケーションズ(NFC)可能クライアントターミナルの間の、例としてのNFCセッションの図示である図9を参照する。
【0144】
あるクライアントターミナルは、NFCチップを統合している。NFC技術は、一般に、複数のエンドユーザ間の短距離の通信のために用いられ、「ラジオ・フレケンシー・アイデンティフィケーション(radio frequency identification)(RFID)」技術に基礎を置かれる。この種の無線通信の短距離の性質は、図9に示された距離等の短距離上でのみのクライアントターミナル間の情報のやり取りを可能にする。
【0145】
1204の場所にある第1のエンドユーザのクライアントターミナルは、1206の場所にある第2のクライアントターミナルとのNFCを確立し、それによって、第1のエンドユーザが、例えば、イメージブランディングアプリケーション等の駐在アプリケーションを、第2のエンドユーザに送信することを可能にする。
【0146】
ここで、本発明のいくつかの実施形態に従った、イメージ処理ファンクションをデジタルイメージに適用するための方法116の図示である図10を参照する。
【0147】
エンドユーザ900は、例えばグラフィカルパレット等のGUIコンポーネントから選択されたイメージ処理ファンクションを適用することによって、例えば、デジタルイメージのシャープさ、光度、コントラストを改善し、および/または、1またはそれより多くの対象のフォーカスを改善するために、デジタルイメージが取り込まれ、ブランド付けされた後で、デジタルイメージを調整し得る。本技術で知られているように、デジタルイメージ1210は、イメージ処理ファンクション S(x,y) 1214を適用することによってシャープにされ得る。
【0148】
イメージ処理ファンクション S(x,y) 1214は、デジタルイメージの空間表現を、適応化された周波数ドメイン表現に変換し得る。適応化された周波数ドメイン表現は、その後、空間ドメインに再変換され、元のデジタルイメージのシャープにされたバージョン1212を与える。
【0149】
イメージ処理ファンクション S(x,y) 1214によって表現されるイメージシャープ化の効果、または、任意の他の効果は、イメージ全体に適用され、または、デジタルイメージ1210の中の特定のセグメントに選択的に適用され得る。
【0150】
本発明のいくつかの実施形態のもとで、イメージ処理ファンクション S(x,y) 1214は、デブラー、色修正、オート・フォーカス、フィル・フラッシュ、クロッピング、デモーションブラー、白黒、セピア、アンティーク、オーバレイ、ピンチ、ズーム、ガウス平滑化、回転、等の1またはそれより多くである。
【0151】
オプションとして、イメージ処理ファンクション S(x,y)が、示されたようなデブラーファンクション(シャープ化)およびデモーショントレイルファンクションといった2またはそれより多くのイメージ処理ファンクションのカスケードであり、後者は、デジタルピクチャーを取り込んでいる間にエンドユーザが動いている場合に有用である。
【0152】
オプションとして、システム100は、自動的に、半自動的に、エンドユーザに900によって手動で実行される、イメージ処理ファンクション S(x,y) 1214の1またはそれより多くのパラメータの値を調節することを可能にする。例えば、イメージ処理ファンクション S(x,y) 1214がガウス平滑化ファンクションである場合、エンドユーザは、デジタルイメージ平滑化の結果に影響を与える2 D ガウシアンのカーネルを変更する。
【0153】
ここで、本発明のいくつかの実施形態に従った、ブランド付けされたデジタルイメージの配布をモニターするための方法118の図示である、図11を参照する。
【0154】
この中で用いられる場合、「配布トラッキングイベント」の用語は、エンドユーザによるデジタルイメージの配布および共有化することのトラッキングをするイベントのことをいう。
【0155】
上記したように、エンドユーザは、ソシアルメディアネットワークの広域アレイを介してブランド付けされたデジタルイメージを共有し得る。これらのブランド付けされたデジタルイメージの配布をトラッキングすることは、エンドユーザの行動についての解析を生成することにおいて有用であり、それは、フォトマーケティングキャンペーンを改善するために用いられる。
【0156】
図11に戻って、最初に、方法は440において始まり、442において、少なくとも1つの配布のトラッキングイベントをモニターすることに続く。
【0157】
次に、444において、少なくとも1つの配布のトラッキングイベントを受け取る。例えば、「FaceBook」グループへのデジタルイメージのソシアルメディア・ポストに続くイベントを起動することによる。
【0158】
次に、446において、少なくとも1つの配布トラッキングイベントを記憶する。トラッキングイベントの履歴を記憶することは、トラッキングイベントの大きなサンプルに基づくエンドユーザやマーケットトレンド上での真の統計を生成することにおいて建設的であると理解され得る。
【0159】
次に、448において、少なくとも1つの配布のトラッキングイベントから統計を生成する。統計は、その結果を眺め、分析するためのGUIをもったキャンペーン管理・webインタフェース(例えば、図2の番号912を参照)を用い得るブランドマネージャに提示され得る。
【0160】
最後に、450において、方法は終了する。
【0161】
図11に示された方法の実装をサポートするシステムは、本発明のいくつかの実施形態のもとで、図13のモニターシステムを用いて実装され得、該モニターシステムは、データベース1306上に記憶される配布のトラキングイベントを受け取り、プロセッサ1302とメモリ1304を用いて処理するモニターモジュール1300を備える。
【0162】
データベース1306は、また、システムの外部にあり、大きな数の配布トラッキングイベントをモニターするために必要とされる大きなボリュームのデータを記憶するために用いられるハードディスクアレイ記憶デバイス等の大規模記憶デバイスを利用し得る。
【0163】
ここで、図1、12を参照する。図12は、本発明のいくつかの実施形態に従った、システムによって管理されるキャンペーン管理データベース600の、例としてのエンティティ関連図(ERD)である。
【0164】
この中で用いられる場合、「ERD」の用語は、リレーショナルデータベースにおけるテーブル間のリンクを示す図をいう。
【0165】
データベースシステムであり得るキャンペーン管理データベース600は、システムによって使用されるエントリーを記憶し、読み出すために用いられる。本発明のいくつかの実施形態においては、単一のデータベースよりもむしろ、いくつかのデータベースが用いられることが注記される。
【0166】
ここで、限定ではなく、単なる例として、図12の例としてのERDを提示する。
【0167】
テーブル610は、キャンペーンに参加しているエンドユーザに関する情報を記憶し、テーブル612はブランド付けされたイメージを記憶し、テーブル614はブランディングファンクションを記憶し、テーブル616はキャンペーンを管理するブランドマネージャに関する情報を記憶し、テーブル618は、エンドユーザに提供される品物についての情報を記憶し、テーブル620は、再販業者に関する情報を記憶し、テーブル622、はキャンペーンについての情報を記憶し、テーブル624は、配布ルールについての情報を記憶する。本発明のいくつかの実施形態において、テーブル、テーブルの属性、および、テーブル間の関連性は、以下である。
【0168】
テーブル610はエンドユーザについての情報を記述し、記憶し、以下の属性から構成される:テーブルの列間を区別するための唯一の一次的なキーとして用いられる「USER_ID」、エンドユーザの名前として用いられる「NAME」、エンドユーザが使用しているクライアントターミナルのタイプを示す「DEVICE TYPE」、ユーザがキャンペーンへの参加を始めたときを示す「DATE」、および、エンドユーザの地理的に局所化された居場所を示す「LOCATION」。
【0169】
テーブル612は、デジタルイメージを記述し、記憶し、以下の属性から構成される:テーブルの列間を区別するための唯一の一次的なキーとして用いられる「ID」、実際のブランド付けされたイメージのための2値コンテナとして用いられる「BINDATA」、ブランド付けされたイメージのタイプを示す「TYPE」、エントリーがいつ生成されたかを示す「DATE」、ブランド付けされたイメージのサイズをメガバイトで示す「SIZE」。
【0170】
テーブル614は、ブランディングファンクションを記述し、記憶し、以下の属性から構成される:テーブルの列間を区別するための唯一の一次的なキーとして用いられる「ID」、実際のブランディングファンクションの定義である「FUNCTION」、ブランディングファンクションのタイプを示す「TYPE」、ブランディングファンクションがいつ生成されたかを示す「DATE」、どのユーザにブランディングファンクションが配布されたかを示す「USER_ID」。
【0171】
テーブル616−624は、同様な属性を持った同様な様式で設計され、構築されている。テーブル間の全ての関係が示されているわけではなく、本発明のいくつかの実施形態のもとに、他の関連性の配列が可能であることが、注記される。
【0172】
ここで、参照が、本発明のいくつかの実施形態に従った、ブランドマネージャによるブランド付けされたスキンの例としての生成の図示である図15対してなされる。
【0173】
スキンブランディングのコンセプトは以下のようになっている。ブランドマネージャ910は、キャンペーン管理webインタフェース912を用いて、骨組み(スケルトン)の駐在アプリケーションスキン912Aにブランド付けし得る。続いて、エンドユーザ900は、図6に示されたアウェアネスプロセスを用いて、駐在アプリケーションをインストールし得る。
【0174】
最初に、キャンペーン管理webインタフェース912を用いるブランドマネージャ910は、少なくとも1つの骨組み(スケルトン)の駐在アプリケーションスキンにアクセスする。
【0175】
次に、ブランドマネージャ910は、骨組みの駐在アプリケーションスキン912A上にオーバレイされ、結果としてブランド付けされた駐在アプリケーションスキン912Cになる、駐在アプリケーションスキン912Bを選択する。
【0176】
示されているように、駐在アプリケーションスキン912Bは、風船の小売業者920に関連付けられた、例としての「膨らますことのできる風船」のスキンである。
【0177】

[例]
ここで、上記記載と併せて、本発明のいくつかの実施態様を、限定にはならない様式で示す以下の例への参照がなされる。
【0178】
(例1)
本例は、フォトマーケティングキャンペーンを概説する、例としての使用場面を記載する。該例は、図1−3、図7、および、図13−14を参照して記載される。
【0179】
該例は、2週間を超える期間にわたるキャンペーンにおける複数の物理的な場所とオンラインのエレメントを示す。
【0180】

1.キャンペーンの背景
SMマーケティング(SMM)は、対話形式のデジタルブランドプロモーションに専門性を有する、成功しているマーケティングエージェンシーである。SMMは、その帳簿上に多くの食品・飲料メーカを有しており、それらは、最近、EZウォッカ(新たなより軽いウォッカ)等の品物618を世に出した「Dream Drinks(DD)」を含む。
【0181】
DDは、エンドユーザ900が、「Facebook」等のソシアルメディアネットワーク上の新しいEZウォッカのwebページを訪れるように、どのようにトラフィックを生成し、エンドユーザ900を引き付けるかについての提案を、SSMに求めている。加えて、DDは、先立つマーケットリサーチが、EZウォッカのための高い可能性のあるマーケット浸透力を提供するとして特定したいくつかの、特定の地理的領域を横断してDDのブランドをプロモートすることを要望している。その地理的領域は、図8の1200および1202の番号によって示された領域等の領域であってよく、この特定のキャンペーンでは、3つの米国の州(カリフォルニア、フロリダ、ニュージャージー)、連合王国(UK)、および、スペインを含む。
【0182】
SSMは、選択されたナイトクラブで提供されるEZウォッカの無料サンプルと組み合された対話形式のエンドユーザコンペを用いたキャンペーン700を提案した。ブランドマネージャが、実際の配布ルール636を構成し、記憶することを可能にすることによって、配布ルール624が、キャンペーン管理データベース600に記憶される。例えば、配布ルールは、「ウォッカが好きなユーザ」と読める。以降の配布ルールは、「スペインの全ての居住者」と読めるルールを用いてルールを交差することによって狭められ得、したがって、「スペインにおけるウォッカの愛好者」のみにターゲットをあてる。
【0183】
DDは、キャンペーンのための成功の基準を以下のように定義している: 新たなEZウォッカの「Facebook」のページの25,000の「好意者(likes)」、様々なソシアルメディアネットワーク800にポストされた30,000のブランド付けされたイメージ802F、コンペ708にデジタルイメージを提出している10,000の人、勝利者のために投票する50,000人。成功の基準は、エンドユーザが「like」のボタンをクリックするなどのイベントをモニターし、提出されたブランド付けイメージの数を計算し、コンペに関する投票結果を集計するモニターシステム13を用いて証明さる。
【0184】
DDは、3つの米国の州、UK、およびスペインの各々における10のあらかじめ選択されたナイトクラブにおいて、400の無料のEZウォッカショット(サンプル)を提供している。トータル80,000の無料ショット(約3000ボトルのウォッカに相当)が、連続2週の週末の金曜日と土曜日の夜に提供されている。
【0185】
キャンペーンは、最初の金曜日の夜から14日の期間行われ、これは、モニターシステム122によってモニターされている。各地域で平均300人の参加があると、キャンペーンのトータルの潜在的な物理的到達者は60,000人である。様々なソシアルメディアネットワークにポストされた30,000のブランド付けされたイメージのターゲットで、期待されるブランドのエクスポージャーは、1.5百万を超える。3.4%またはより高いエンゲージメントレートが、コンペ参加者のための50,000のターゲットを生み出すために必要とされる。
【0186】
キャンペーンはコンペ708を含み、コンペの勝者は、金銭的な品物706の形で賞品708Aを受ける:コンペの3か月後に開催される、オスロの最も大きな食事と飲み物のフェアへの旅行とホテル宿泊の2枚のチケット。DDは、無料のサンプルと上記賞品708Aの両方を提供する。SSMは、オンサイトの参加者と各ナイトクラブでのポスターを与えることを含むキャンペーン710を概念化し、管理する責任をもつ。印刷または追加のオンラインプロモーションのための更なる予算は組まれていない。
【0187】
サンプルを25,000ドルのコストで提供することを除き、DDは、SSMに、80,000ドルの管理費と、賞品708Aのコストをカバーする更なる8,000ドルを支払う。4稼働日の、3か国に広がる50の異なる場所のための結果としてのトータルコストは、113,000ドルであり、一日当たり、地域当たりの全てを含んだ平均コストは2,500ドルになる。
【0188】

2.キャンペーン構成
EZウォッカのために働いている、SSMは、キャンペーン管理webサイト(例えば、図2の番号912を参照)を用いてシステム100にログインし、各々がキャンペーン管理webインタフェース912上で利用可能なオンラインウィザードを用いる以下の3つのステップを終える:
ステップ1: イメージ・アプリケーションブランディング。 EZウォッカイメージスキン802BとEZウォッカアプリケーションブランディング802Eがあるように、各ナイトクラブの正確な場所が定義される。
【0189】
イメージスキンとアプリケーションブランディングを準備しているグラフィックアーティストは11のために働き、キャンペーンを認めているDDの1週間以内にその仕事を終えた(正確な技術仕様書が、キャンペーン管理webサイトにおいてオンラインで利用可能であった)。イメージスキンおよびアプリケーションブランディングの素材が既に準備されて、イメージ構成は、わずか数分以内に完了となった。
【0190】
ステップ2: コンペ設定。コンペのために要求される以下の構成:
・オンライン・ギャラリー・ブランディング
・オンライン・ギャラリー・レビュー・パーミッション
・オンライン・ギャラリー・アクセス・パーミッション
・投票手続き
・参加者のタグ付け
・参加者のキャプション編集
・勝利者のアナウンス
ステップ3: ソシアルメディア設定
・「Like」ページの構成
・ポストされたときに常にイメージとともに現れる固定のフッター構成(EZウォッカによって指定されたテキストとハイパーリンク)
・参加者のキャプション設定
・指定された関連のあるソシアルメディアネットワーク
・「Facebook Album」の名前
・e−mailの題とe−mailの本文メッセージ

3.キャンペーン管理710。 キャンペーンの間、SSMとEXウォッカのマネージャ910が、キャンペーンデータにアクセスでき、要求される場合、キャンペーンへの変更をなすことができる。1つの特定のスキン802Bは非常にポピュラーであることを示し、より積極的にプロモートされた。追加のスキンが必要とされるか、または、場所が変更される場合には、リアルタイムのオンラインで行われることができる。ギャラリーにアップロードされたイメージは、例えば、モニターシステム122によってモニターされ、必要があるならば、不適切または攻撃的なイメージが削除される。
【0191】

4.参加者の体験。 EZウォッカの無料のサンプルを受け取るために、ナイトクラブの顧客は、無料サンプルのキオスクの近くに目立って表示されている「クイック・レスポンス(Quick Response)(QR)」802A コードをスキャンすることによって、802A、802b、「iPhone」または「Android」プラットフォームのいずれかのためのブランド付けされた駐在アプリケーション310をダウンロードしなければならない。指示とコンペの詳細をもったポスターが、無料サンプルキオスクおよび洗面所の入り口に表示されるのに加え、ナイトクラブの入り口に表示される。
【0192】
あるナイトクラブは、戸口でのエントリーを認めず、オンラインで登録した顧客のみアクセスを許諾した。これらの場所については、顧客は、オンライン登録プロセスの一部として表示されるコンペの詳細とともに、登録の時点で、アプリ(app)802Aをダウンロードすることを奨励される。ブランド付けされた駐在アプリケーション310が事前に、または、オンサイトでダウンロードされるかどうかにかかわらず、顧客は、キャンペーンユーザとして登録する必要なく、十分にブランド付けされたEZウォッカアプリ(app)を受けることができる。
【0193】
ナイトクラブの中にはいると、顧客は、あらかじめ選択された全てのソシアルネットワークで共有されることができるEZウォッカのブランド付けイメージを自動的に受け取り、夜通し意気投合する。加えて、顧客は、オスロへの2人分の旅行を勝ち取る可能性を開けるEZウォッカコンペに、1またはそれより多くのイメージをアップロードするオプションを持つ。共有されるイメージは、勝者が諸費用全て支払い済みのオスロへの旅行を得られるコンペで投票するよう、ソシアルメディアの友人を勧誘する簡単なテキストのフッターをつけてポストされる。フッターは、また、EZウォッカの「Facebook」ページへのリンクを含む。投票は単純である; オンラインギャラリーは、皆に−ナイトクラブの顧客とあらかじめ選択されたソシアルメディアネットワークの1つを介してブランド付けされたイメージを受け取った全ての者に、開かれている。投票することを望む者は、ギャラリーを見て、選択されたイメージ票上で、単にダブルクリックをする。1票のみが、1つのブラウザセッションの中で可能である。
【0194】
異なって述べられるが、複数回投票するために、エンドユーザは、ブラウザを閉じて、ページを再ロードしなければならない。エンドユーザが投票するために、登録は必要とされない。投票者は、単に2つのフィールド(名前または別名(エイリアス)とコメント自身)を埋めることによって、ギャラリー上の1またはそれより多くの写真にコメントを付すことができる。SSMがポストされたイメージの好適性をモニターしているように、コメントも、また、モニターされ、必要があれば削除される。
【0195】
コンペに1またはそれより多くのイメージをポストし、ソシアルメディアネットワーク800を介してそのイメージを共有している全てのユーザは、彼らの友人に投票させることに気付かせる、彼らのモバイルデバイスへのプッシュ通知を受ける。通知は、コンペの終了の78、48、および24時間前に送出される。ユーザは、彼らが更なる通知を受け取りたくない場合、キャンペーン特有の脱退オプションを与えられる。
【0196】

5.キャンペーン分析。 物理的なキャンペーンが終了した後、オンラインコンペが、5日間の間、開かれたままになる。
【0197】
キャンペーンの間およびその後、SSMとDDのマネージャは、キャンペーンwebサイトにログインすることによって、キャンペーン分析にアクセスすることができる。
【0198】
利用可能なデータは以下の通り:
・ユーザデータ:全数、日毎の内訳、場所毎の内訳。
【0199】
・イメージデータ:生成されたブランド付けイメージの数−全数、場所毎および日毎、コンペにアップロードされたブランド付けイメージの数、各ソシアルメディアネットワークにアップロードされたブランド付けイメージの数。
【0200】
・コンペデータ:コンペにおけるイメージの数(増加経過を含む)、投票の総数、票の内訳。
【0201】
・ソシアルメディア:ネットワーク特有の解析のためにあらかじめ選択されたソシアルメディアネットワークの各々の管理ページへのリンク/ログインポップアップ。
【0202】

上述された方法は、集積回路チップの製造に用いられる。
【0203】
図面におけるフローチャートとブロック図は、本発明の様々な実施形態に従った、システム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装の構成、機能性、および、動作を示す。この点について、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、特定の論理機能を実装するための1またはそれより多くの実行可能な命令を備える、コードのモジュール、セグメント、または部分を表し得る。また、いくつかの代替的な実装例において、ブロックにおいて記された機能は、図に記された順番を外れて起こり得ることが注記される。例えば、連続して示された2つのブロックは、含まれた機能性に依存して、実際には、ほぼ同時に実行され得、また、ブロックは、時には、逆の順番で実行され得る。また、ブロック図および/またはフローチャート図の各ブロックと、ブロック図および/またはフローチャート図のブロックの組み合わせとは、特定された機能や動作を実行する特定用途ハードウェアベースシステム、または、特定用途ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって実装されることができる。
【0204】
本発明の様々な実施形態の記載は例示の目的で提示されるが、開示された実施形態に網羅的である、または、限定されることを意図されない。多くの改変や変化が、記載された実施形態の範囲や精神から逸脱することなく、この分野において通常の技量を有する者には明らかである。この中で用いられる用語は、実施形態、実用的な応用、または、商業界でみられる技術への技術的改良の原理を最善に説明するために、または、この技術において通常の技量を有する他のものが、この中に開示された実施形態を理解可能にするために、選ばれている。
【0205】
この出願から成った特許の存続期間の間、多くの等価な動的なプロモーションレイアウトおよびイメージ処理ファンクションも管理および/または配布システムが開発されるであろうが、「動的なプロモーションレイアウトおよびイメージ処理ファンクションも管理および/または配布システム」の用語の範囲は、そのような新しい技術の全てを、先験的に含むことを意図されている。
【0206】
この中で用いられる場合、「約(about)」という用語は±10%をいう。
【0207】
「備える(comprises)」、「具備し(comprising)」、「含む(includes)」、「含み(including)」、「有し(having)」の用語、および、それらの活用変化形は、「含むが、それに限定はされない(including but not limited to)」を意味する。この用語は、「〜からなる(consisting of)」および「実質的に〜からなる(consisting essentially of)」の用語を包含する。
【0208】
「実質的に〜からなる(consisting essentially of)」の表現は、構成物または方法が追加の成分および/またはステップを含み得るが、該追加の成分および/またはステップは、特許請求の範囲に記載された構成物または方法の基本的で新規な特徴を本質的に変更しない場合のみであることをいう。
【0209】
この中で用いられる場合、単数形の「a」、「an」、および、「the」は、文脈が明瞭にその他のことを指さない限り、複数の言及を含む。例えば、「(1つの)化合物(a compound)」または「少なくとも1つの化合物(at least one compound)」は、複数の化合物含み得、それらの混合物を含む。
【0210】
「例としての(exemplary)」の語は、「例(example)、実例(instance)、または、例示(illustration)として機能すること」を意味する。「例として(exemplary)」として記載された実施形態は、他の実施形態に対して好適である、または、利点があるとしては解釈されず、他の実施形態からの態様の組み込むことを排除するものでもない。
【0211】
「オプションとして(optionally)」の語は、「ある実施形態においては与えられるが、他の実施形態においては与えられない」ことを意味するために、この中で用いられる。本発明の任意の特定の実施形態は、「オプションとして(optional)」の特徴が競合しない限り、該「オプションとして(optional)」の特徴の内の複数を含み得る。
【0212】
この出願を通して、この発明の様々な実施形態が領域(レンジ)の形式で提示され得る。領域の形式での記載は、単に、利便性や簡潔さのためであり、発明の範囲上の確固とした限定としては解釈されるべきでないことが理解される。したがって、領域の記載は、可能なサブ領域の全て、並びに、該領域の中にある個々の数値を特に開示していると考慮されるべきである。例えば、「1から6まで」等の領域の記載は、「1から3まで」、「1から4まで」、「1から5まで」、「2から4まで」、「2から6まで」、「3から6まで」等の下位領域、並びに、該領域内にある個々の数、例えば、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、および、「6」を特に開示していると考慮されるべきである。これは、領域の広さに係わらず適用される。
【0213】
数的な領域はこの中で示される場合は常に、示された領域の中の例証された数字(分数、または、整数)を含むことが意味される。第1の指示数字と第2の指示数字の「間の領域をもつ(ranging/ranges between)」、および、第1の指示数字「から(from)」第2の指示数字「まで(to)」の「領域をもつ(ranging/ranges)」は、この中で互換的に用いられ、第1の指示数字と第2の指示数字、並びに、それらの間の全ての分数と整数を含むように解釈される。
【0214】
また、明瞭化のために、別々の実施形態の文脈の中に記載されている本発明のある特徴は、単一の実施形態の中で組み合わせとして与えられ得る。また、反対に、簡潔化のために、単一の実施形態の文脈の中に記載された本発明の様々な特徴は、個別に、または、好適なサブコンビネーションの中で、または、本発明の任意の他の記載された実施形態に好適なものとして、与えられ得る。様々な実施形態の文脈の中に記載されたある特徴は、実施形態がそれらの要素なしでは動作しない場合でなければ、それらの実施形態の不可欠な特徴として考慮されるべきではない。
【0215】
発明は、それの特定の実施形態と関連付けて説明されているが、多くの代替、変更、および、多様化が、当技術分野において技量を有する者に明瞭であることが明らかである。したがって、添付の特許請求の範囲の精神および広い範囲の中にはいる、全てのどのような代替、変更、および、多様化を包含することが意図される。
【0216】
個々の公開文献、特許、または、特許出願、特に、および個別に、参照によってこの中に組み込まれることが示されていると同様に、この明細書の中で述べられた全ての公開文献、特許、および、特許出願は、この明細書の中で参照することによって、それらの全体がこの中に組み込まれる。加えて、この出願の中での参照の引用または表示は、該参照が本発明の先行技術として利用可能であることの了承として解釈されてはならない。セクションの頭書きが用いられているという点では、それらは、必然的に限定することとは解釈されるべきではない。
以下に、本願出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
デジタルイメージブランディングファンクションを配布するコンピュータ化された方法であって、前記コンピュータ化された方法は、
少なくとも1つの配布ルールに関連付けられた前記デジタルイメージブランディングファンクションを受け取ることと;
プロセッサを用いて、前記少なくとも1つの配布ルールにしたがって、複数のエンドユーザをマッピングするデータセットから選択されるエンドユーザのグループの一致をとることと、
前記グループの各メンバーに前記イメージブランディングファンクションの表示を提示するために命令を送ることと、前記表示は、前記メンバーに関連付けられたクライアントターミナルのディスプレイ上に提示される、
を備え、
前記イメージブランディングファンクションは、ブランド付けされたデジタルイメージを生成するために、前記クライアントターミナルにおいて指定されたデジタルイメージを処理するために設定される、
コンピュータ化された方法。
[C2]
前記イメージブランディングファンクションは、グラフィカルなものを埋め込むために設定されるイメージレイアウトブランディングファンクションである、[C1]に記載のコンピュータ化された方法。
[C3]
前記配布ルールは、少なくとも1つのソシアルメディアネットワークの少なくとも1つのメンバーのグループの少なくとも一人のメンバーをターゲットとする配布ルールである、[C1]に記載のコンピュータ化された方法。
[C4]
前記イメージブランディングファンクションは、前記ブランド付けされたデジタルイメージを生成するために、前記デジタルイメージの中で示されたコンテンツを分析するコンテンツ処理ファンクションである、[C1]に記載のコンピュータ化された方法。
[C5]
マッチングモジュールにおいて、前記クライアントターミナル上の少なくとも1つのセンサーから現在のデータメトリクスを受け取ることと、
前記受け取ることに応答して、マッチングモジュールによって、前記現在のデータメトリクスを第2の配布ルールと一致をとることと、
前記第2の配布ルールを、前記グループの各メンバーに送ることと、
をさらに備えた、[C1]に記載のコンピュータ化された方法。
[C6]
複数のイメージブランディングファンクションがカスケードにされており、それによって、前記イメージブランディングファンクションを生成する、[C1]に記載のコンピュータ化された方法。
[C7]
前記少なくとも1つのセンサーは、イメージセンサー、加速度計、ジャイロスコープ、位置特定デバイス、光センサー、温度センサー、血液レートモニター、心拍数モニター、および、湿度センサーの内の少なくとも1つである、[C5]に記載のコンピュータ化された方法。
[C8]
ブランド付けされたデジタルイメージを生成するために、前記クライアントターミナルにおいて前記メンバーによって指定されたデジタルイメージを、前記イメージブランディングファンクションにしたがって処理することと、
前記ブランド付けされたデジタルイメージを出力することと、をさらに備えた、[C1]に記載のコンピュータ化された方法。
[C9]
エンドユーザの前記グループの前記メンバーの各々によって、前記ブランド付けされたデジタルイメージを少なくとも1つのソシアルメディアネットワークに配布することに応答して、エンドユーザの前記グループの前記メンバーの各々を、少なくとも1つの金銭的な報奨で報いること、
をさらに備える、[C8]に記載のコンピュータ化された方法。
[C10]
前記少なくとも1つの金銭的な報奨の尺度は、少なくとも1つのソシアルメディアネットワークのメンバーグループの内の少なくとも1人のメンバーが、前記ブランド付けされたデジタルイメージの前記配布に応答する頻度である、[C9]に記載のコンピュータ化された方法。
[C11]
エンドユーザが、少なくとも1つの物理的に実行されるサービスから、少なくとも1つの支払済の個別ギフトを注文することを可能にし、それによって、前記ブランド付けされたデジタルイメージの前記少なくとも1つの支払い済みの個別ギフト上での印刷を可能にすること、をさらに備える、[C9]に記載のコンピュータ化された方法。
[C12]
複数のイメージブランディングファンクションを記録するデータベースと、前記複数のイメージブランディングファンクションの各々は、少なくとも1つの配布ルールに関連付けられる、
プロセッサと、
前記プロセッサを用いて、前記少なくとも1つの配布ルールのそれぞれにしたがって、複数のエンドユーザをマッピングするデータセットから選択されるエンドユーザのグループを、前記複数のイメージブランディングファンクションの第1のものと一致をとるマッチングモジュールと、
前記グループの各メンバーに、前記複数のイメージブランディングファンクションの前記第1のものの表示を提示するために、命令を送るネットワークインタフェースと、前記表示は、前記メンバーに関連付けられたクライアントターミナルのディスプレイ上に提示される、
ブランド付けされたイメージを生成し、前記ブランド付けされたイメージを出力するために、前記イメージブランディングファンクションにしたがって、前記クライアントターミナルにおいて前記メンバーによって指定されたデジタルイメージを処理するイメージ処理モジュールと、
を備えた、イメージブランディングファンクションを配布する、コンピュータ化されたシステム。
[C13]
エンドユーザによって用いられるクライアントターミナルであって、
少なくとも1つのデジタルイメージを取り込むためのイメージセンサーと、
プロセッサと、
1またはそれより多くのプログラムのためのコンピュータプログラムコードを含むメモリと、
を備え、
前記メモリと前記コンピュータプログラムコードは、前記プロセッサを用いて、前記クライアントターミナル上で実行する駐在アプリケーションに、少なくとも以下:
前記クライアントターミナル上で、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)の提示を開始することと;
前記GUI上の第1の領域における第1のパレット上に表示される少なくとも1つのイメージブランディングファンクションを受け取ることと;
前記イメージセンサーを用いて、前記GUI上の第2の領域における第2のパレット上に表示される、少なくとも1つのデジタルイメージを取り込むことと;
前記少なくとも1つのデジタルイメージの中の関心のある少なくとも1つの領域を特定することと;
少なくとも1つのイメージブランディングファンクションを前記少なくとも1つの関心のある領域に適用し、それによって、前記少なくとも1つの1つのデジタルイメージを、少なくとも1つのブランド付けされたデジタルイメージに変換することと;
前記ブランド付けされたデジタルイメージを出力することと;
を行わせる、クライアントターミナル。
[C14]
前記エンドユーザに、第3のパレットを表示する第3の領域における、少なくとも1つのイメージ処理ファンクションを備えたデータセットへのアクセスを与えることと、
前記エンドユーザによって、前記少なくとも1つのイメージ処理ファンクションの少なくとも1つを選択することと、
エンドユーザによってクリックされたとき、前記少なくとも1つのイメージ処理ファンクションの前記少なくとも1つを、前記少なくとも1つのデジタルイメージの少なくとも1つに適用するボタンを、第4の領域に表示し、それによって、第5の領域において、前記エンドユーザに、少なくとも1つのブランド付けされたデジタルイメージのグループを表示することと、
をさらに備えた、[C13]に記載のクライアントターミナル。
[C15]
前記受け取ることは、
少なくとも1つのイメージフィルタを提供する、第三者のイメージ共有サービスをアクセスすることと、
前記少なくとも1つのイメージブランディングファンクションを、前記少なくとも1つのイメージフィルタと一体化することと、
をさらに備える、[C13]に記載のクライアントターミナル。
[C16]
前記駐在アプリケーションによって、前記クライアントターミナルに取り付けられた少なくとも1つのセンサーから現在のデータメトリクスを受け取ることと、
前記受け取ることに応答して、前記イメージブランディングファンクションを修正することと、
を更に備える、[C13]に記載のクライアントターミナル。
[C17]
前記出力することにおいて、前記少なくとも1つのブランド付けされたデジタルイメージは、エクチェンジアブル・イメージ・ファイル・フォーマット(EXIF)添付ファイルに関連付けられた、ジョイント・フォトグラフィー・エンジニアリング・グループ(JPEG)のイメージフォーマットの形式であり、EXIF添付ファイルは、日時、場所、キャンペーンのリファレンスID、デバイスタイプ、エンドユーザID、および、エンドユーザの詳細の少なくとも1つを備える、[C13]に記載のクライアントターミナル。
[C18]
第1のクライアントターミナルが、第2のクライアントターミナルとのニア・フィールド・コミュニケーションズ(NFC)を確立し、それによって、前記第1のクライアントターミナルの第1のエンドユーザが、少なくとも1つの駐在アプリケーションを前記第2のクライアントターミナルの第2のエンドユーザに送信することを可能にする、[C13]に記載のクライアントターミナル。
[C19]
前記イメージ処理ファンクションは、デブラー、色修正、オート・フォーカス、フィル・フラッシュ、クロッピング、デモーションブラー、白黒、セピア、アンティーク、オーバレイ、ピンチ、ズーム、および、回転の少なくとも1つである、[C14]に記載のクライアントターミナル。
[C20]
少なくとも1つのイメージフィルタを提供する第三者のイメージ共有サービスにアクセスすることと、
前記駐在アプリケーションによって、前記少なくとも1つのイメージブランディングファンクションを、前記第三者のイメージ共有サービスに送ることと、
前記送ることに応答して、前記第三者のイメージ共有サービスによって、前記少なくとも1つのイメージブランディングファンクションを、前記少なくとも1つのイメージフィルタと一体化することと、
をさらに備えた、[C13]に記載のクライアントターミナル。
[C21]
イメージブランディングファンクションを配布するために媒体に具体化されたコンピュータ読取り可能なプログラムコードを有する非一時的なコンピュータ使用可能記憶媒体を備えたコンピュータプログラム製品であって、
プロセッサを、少なくとも1つの配布ルールに関連付けられたデジタルイメージブランディングファンクションを受け取ることを可能にするための第1のコンピュータ読取り可能なプログラムコードと、
プロセッサを、前記少なくとも1つの配布ルールにしたがって、複数のエンドユーザをマッピングするデータセットから選択されるエンドユーザのグループの一致をとることを可能にするための第2のコンピュータ読取り可能なプログラムコードと、
プロセッサを、前記グループの各メンバーに前記イメージブランディングファンクションの表示を提示するために命令を送ることを可能にするための第3のコンピュータ読取り可能なプログラムコードと、前記表示は、前記メンバーに関連付けられたクライアントターミナルのディスプレイ上に提示される、
プロセッサを、ブランド付けされたデジタルイメージを生成するために、前記デジタルイメージブランディングファンクションにしたがって、前記クライアントターミナルにおいて前記メンバーによって指定されたデジタルイメージを処理することを可能にするための第4のコンピュータ読取り可能なプログラムコードと、
プロセッサを、前記ブランド付けされたデジタルイメージを出力することを可能にするための第5のコンピュータ読取り可能なプログラムコードと、
を備える、コンピュータプログラム製品。
図1
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