特許第6435404号(P6435404)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6435404
(24)【登録日】2018年11月16日
(45)【発行日】2018年12月5日
(54)【発明の名称】電子装置のためのカードソケット
(51)【国際特許分類】
   H01R 12/73 20110101AFI20181126BHJP
   H01R 13/64 20060101ALI20181126BHJP
【FI】
   H01R12/73
   H01R13/64
【請求項の数】13
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-514688(P2017-514688)
(86)(22)【出願日】2015年10月16日
(65)【公表番号】特表2017-528883(P2017-528883A)
(43)【公表日】2017年9月28日
(86)【国際出願番号】KR2015010946
(87)【国際公開番号】WO2016060510
(87)【国際公開日】20160421
【審査請求日】2017年3月15日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0140997
(32)【優先日】2014年10月17日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2015-0043507
(32)【優先日】2015年3月27日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】ヤン インチュル
(72)【発明者】
【氏名】パーク チョン ヨン
【審査官】 山本 裕太
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3101218(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3134939(JP,U)
【文献】 特表2003−504817(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 12/00 − 12/91
H01R 13/56 − 13/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カード/トレイを収容する構造を有する電子装置使用のためのカードソケットであって、
ハウジングであって、該ハウジングの前端から後端まで延在する基部を有し、該基部は前記後端の近傍に設けられた貫通孔を有し、前記ハウジングは、前記基部の上側、かつ、前記前端と後端との間に挿入スペースを画定し、該挿入スペースは、前記カード/トレイを前記前端を通して内部に収容するように形成されるとともに前記前端から後端へ向かう第1の方向を画定し、それにより、前記カード/トレイが挿入スペースに挿入され、かつ、挿入スペースから取出される、ハウジングと、
該ハウジングに動作的に結合されたカード挿入確認端子アセンブリと、を備え、
該カード挿入確認端子アセンブリは、
スイッチ固定部及びスイッチ接触部を有するスイッチ端子であって、前記スイッチ固定部は、前記ハウジングの後端又は該後端の近傍で前記ハウジングに固定され、前記スイッチ接触部は、前記スイッチ固定部から延在する、スイッチ端子と、
検出固定部、検出カンチレバー部及び押圧ガイド部を有する検出端子であって、前記検出固定部は、前記ハウジングの後端又は該後端の近傍で前記ハウジングに固定され、前記検出カンチレバー部は、前記挿入スペースの後部内に位置し、前記検出カンチレバー部は、該検出カンチレバー部の自由端が画定されるように前記検出固定部から第2の方向にカンチレバー様に延在し、前記第2の方向は前記第1の方向と交差し、前記検出カンチレバー部の自由端は前記スイッチ接触部と接触するように配置され、前記押圧ガイド部は、前記ハウジングの前端に向かって前向き、かつ、前記貫通孔に向かって下向きに延在し、前記押圧ガイド部は、前記検出カンチレバー部の自由端から遠くに離れて位置する、検出端子とを備え、
前記カード/トレイは、前記挿入スペースに挿入されると、前記押圧ガイド部に接触して最初に前記カード挿入確認端子アセンブリに接触し、前記挿入スペースに更に挿入されると、前記押圧ガイド部を前記貫通孔に向かって下向きに押圧し、前記挿入スペースに全部が挿入されると、前記検出カンチレバー部の自由端をスイッチ接触部に接触させるか、又は、前記検出カンチレバー部の自由端のスイッチ接触部との接触を解除させる、カードソケット。
【請求項2】
前記検出カンチレバー部は、接続面と、第1及び第2の傾斜面とを有し、前記接続面は前記検出固定部に接続され、前記第1の傾斜面は、前記接続面から第2の傾斜面まで下向きに傾斜し、前記第2の傾斜面は、前記第1の傾斜面から自由端まで上向きに傾斜し、前記押圧ガイド部は、前記第2の傾斜面から前向き、かつ、下向きに延在する、請求項1に記載のカードソケット。
【請求項3】
前記スイッチ接触部は、前記検出カンチレバー部の第2の傾斜面の下方に位置し、前記カード/トレイは、前記挿入スペースに全部が挿入されると、前記検出カンチレバー部の自由端をスイッチ接触部に接触させる、請求項2に記載のカードソケット。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記挿入スペース内に延在するキャッチリップを有し、該キャッチリップは、前記検出カンチレバー部の自由端の上向きの動きを防止するように形成される、請求項3に記載のカードソケット。
【請求項5】
前記スイッチ接触部は、前記検出カンチレバー部の第2の傾斜面の上方に位置し、前記カード/トレイは、前記挿入スペースに全部が挿入されると、前記検出カンチレバー部の自由端のスイッチ接触部との接触を解除させる、請求項2に記載のカードソケット。
【請求項6】
前記検出カンチレバー部の自由端に検出接触部が設けられ、該検出接触部は、前記第2の傾斜面から上向き、かつ、後向きに延在する、請求項5に記載のカードソケット。
【請求項7】
前記スイッチ接触部は、前記スイッチ固定部から下向き、かつ、前向きに延在する、請求項に記載のカードソケット。
【請求項8】
前記検出端子が下向きに押圧されると前記検出接触部と前記スイッチ接触部との間に摩擦ゾーンが形成され、それにより、前記検出接触部及び/又はスイッチ接触部上に形成された不純物又は酸化物の膜が除去される、請求項7に記載のカードソケット。
【請求項9】
前記検出端子が下向きに押圧されると、前記検出接触部とスイッチ接触部との間の傾斜ゾーンの動きによって生じるスイッチ端子の摩擦ポテンシャルが、前記スイッチ接触部の傾斜面に沿った検出接触部の動きに起因する押圧ポテンシャルを上回る、請求項8に記載のカードソケット。
【請求項10】
前記検出接触部の上向き傾斜角度は前記スイッチ接触部の下向き傾斜角度より大きく、これにより、前記検出接触部の角が前記スイッチ接触部の傾斜面を擦る、請求項に記載のカードソケット。
【請求項11】
前記検出接触部の上向き傾斜角度は前記スイッチ接触部の下向き傾斜角度より小さく、これにより、前記スイッチ接触部の角が前記検出接触部の傾斜面に摩擦接触する、請求項に記載のカードソケット。
【請求項12】
前記押圧ガイド部は、前記接続面の下方に位置する、請求項に記載のカードソケット。
【請求項13】
前記押圧ガイド部の高さは、前記ハウジングの基部の厚さより小さな値である、請求項1に記載のカードソケット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置で用いるためのカードソケットに関し、より具体的には、端子間接触部に摩擦ゾーンを形成することにより酸化膜または不純物等を除去することによって、信頼性の高い導電性能を確実にすることができ、またカードまたはトレイがカードソケット内に完全に挿入されたかを判断するカード挿入確認端子の構造の変更を通して、カードまたはトレイ挿入の安定性を改善することができる、電子装置で用いるためのカードソケットに関する。
【背景技術】
【0002】
多様な利用者の個人情報等、例えば利用者の電話番号を記憶しているさまざまなカード(メモリカード/SIMカード)が、携帯電話等の電子装置で用いられる。カード挿入の形式は、カード単体を挿入すること、および別個のトレイ上に載せたカードを挿入することを含む。
【0003】
これらのタイプのカードソケットでは、カードまたはトレイが完全に挿入されたときを検知するカード挿入確認端子が備え付けられる。概して、カード挿入確認端子は、カード/トレイが挿入されるとカード/トレイの前端と接触する検出端子と、カード/トレイが完全に挿入されると後方に押圧されて検出端子に接触するスイッチ端子とで構成される。
【0004】
韓国登録特許第1228837号(以下、「特許文献1」と称する)および米国特許第7,865,210号(以下、「特許文献2」と称する)に、この構成を有するカード挿入認識端子構造が開示されている。
【0005】
特許文献は概して、カード/トレイが挿入されると、検出端子が後方に押圧され、その後スイッチ端子と接触するように構成される。検出端子は、カード/トレイの挿入時に後方に押圧された後にカード/トレイが引き出されると、元の状態に戻るような内部弾性を有する。
【0006】
同様に、特許文献のケースでは、検出端子が、カード/トレイが挿入されたときに後方に押圧する内部弾性を有しているため、検出端子によって、カード/トレイに対して力が引き出す方向に向かって継続的に与えられる。このように、カード/トレイとセットとの間には、カード/トレイが外側に向かって突出することに起因して、外側が一致しない危険がある。
【0007】
加えて、検出端子とスイッチ端子の接触部との間に不純物等が侵入するかまたは酸化膜が形成されることに起因して、接地不良が発生し、信頼性の低い導電性に至る問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国登録特許公報第1228837号(2013年02月15日発行)
【特許文献2】米国登録特許第7,865,210号(2011年1月04日付与)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述の先行技術の問題に対処するためになされた本発明の目的は、カード/トレイ挿入安定性を向上させることができる電子装置で用いるためのカードソケットを提供することである。
【0010】
加えて、本発明の別の目的は、ソケットの端子間接触部上に摩擦ゾーンを形成することによって酸化膜または不純物を除去することができる、電子装置使用のためのカードソケットに関する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の好ましい実施形態1による、電子装置使用のためのカードソケットは、カード/トレイが挿入されるとカード/トレイによって下向きに押圧される、ハウジングの挿入スペースに備え付けられた検出端子と、検出端子に接触するように、ハウジング内の検出端子の下に備え付けられたスイッチ端子とを備える、固定部であって、検出端子は、ハウジングに固定されている、固定部と、固定部に接続され、ハウジングの挿入スペース内部に位置し、スイッチ端子に接触している間下向きに押圧されるようにカード/トレイに接触する、押圧部と、を備え、カード/トレイに接触する押圧部の部分は、固定部に接続され、カンチレバー様に動く部分の下に位置するか、あるいはカード/トレイに接触する部分の高さは、ハウジングの床の厚さ以下であるように形成される。
【0012】
加えて、検出端子は、ハウジングの後端に固定された部分である第1のハウジング固定部と、内部弾性を有し、ハウジングの挿入スペースの後部において両側に延びる高さで設置され、第1の端が第1のハウジング固定部に接続され、一方で第2の端がスイッチ端子に接続され、それにより押圧部を構成する、第1の接触部と、第1の接触部の第2の端から離間した場所で、前部が下向きに傾斜するように形成され、それにより、挿入されたカード/トレイが、傾斜面に沿って摺動して第1の接触部を押圧するようにガイドされて、押圧部を構成する、押圧ガイド部と、を備える。
【0013】
加えて、カード/トレイが、押圧ガイド部に沿って摺動しながら第1の接触部に押し進められると、第1の接触部は、斜め方向に向かって下向きに押圧されるとともに第2の端に接近する。
【0014】
加えて、第1の接触部は、第1のハウジング固定部に接続された接続面と、接続面から下向きに傾斜して曲げられた下向き傾斜面と、下向き傾斜面から上向きに曲げられた上向き傾斜面と、を備えてもよい。
【0015】
加えて、スイッチ端子は、ハウジングに固定された第2のハウジング固定部と、第2のハウジング固定部から上向きに曲げられた第2の接触部と、を備えてもよい。
【0016】
加えて、カード/トレイが誤って挿入されたときに、第1の接触部の第2の端の上部が滑落することを防止し、それによって第1の接触部と第2の接触部との間に一定の間隔が維持されるようにするキャッチリップが、ハウジングの挿入スペースの底面に形成される。
【0017】
加えて、押圧ガイド部の端がハウジングの底面の下の位置に押圧される場合、PCBに接触し、それによってPCBが破損する危険があるため、これを防止するために、カード/トレイに接触させられる押圧ガイド部の位置は、カンチレバー様に動く固定点、すなわち第1のハウジング固定部に接続された第1の接触部の一部の下にあるか、または代替的に、押圧ガイド部が、ハウジングのベース面の厚さ未満である高さを有するように形成される。
【0018】
本発明の好ましい実施形態2による、電子装置使用のためのカードソケットは、ハウジングの挿入スペースの内側に設置され、カード/トレイが挿入スペースに挿入されるとカード/トレイによって下向きに押圧される検出端子と、ハウジングの挿入スペース内の検出端子の上部に設置され、それによって、検出端子が下向きに押圧されると検出端子との接触が解除されるようにされたスイッチ端子と、を備え得る。
【0019】
加えて、検出端子上で、カード/トレイによって押圧される押圧部の端に、第1の接触部が、後部に向かって上向きに傾斜して形成され、スイッチ端子上で、第2の接触部が、前部に向かって下向きに傾斜して形成されて、第1の接触部に接触させられ、検出端子が下向きに押圧されると、第1の接触部と第2の接触部との間に摩擦ゾーンが形成され、それによって、第1の接触部および第2の接触部上に形成された不純物または酸化膜を除去し得るようにする。
【0020】
加えて、検出端子が下向きに押圧されると、第1の接触部と第2の接触部との間の傾斜ゾーン移動によって生じるスイッチ端子との摩擦電位は、第2の接触部の傾斜面に沿った第1の接触部の移動に起因して、検出端子の押圧電位を上回ってもよい。
【0021】
加えて、第1の接触部の上向き傾斜角度は、第2の接触部の下向き傾斜角度を上回って形成されてもよく、それによって、第1の接触部の角が第2の接触部の傾斜面と擦れ合う。
【0022】
加えて、第1の接触部の上向き傾斜角度は、第2の接触部の下向き傾斜角度よりも小さく形成されてもよく、それによって、第2の接触部の角が第1の接触部の傾斜面に摩擦接触する。
【発明の効果】
【0023】
本発明による電子装置で用いるためのカードソケットから、以下の効果が予想され得る。
【0024】
第1に、本発明では、カード/トレイが挿入されたときに、検出端子がカード/トレイによって下向きに押圧されるとスイッチ端子に接触するように構成されるため、力が厚さ方向、すなわちカード/トレイが、各々弾性を有する検出端子およびスイッチ端子によって上向きに持ち上げられる方向に作用する。したがって、カード/トレイは、引き出し方向への力を受けないため、カード/トレイとセットとの間で外側が一致しない危険がなく、また押込み挿入する方法は、ハウジングを覆う金属シェルとの摩擦力を高めるため、向上した挿入安定性が達成される。
【0025】
第2に、本発明では、検出端子およびスイッチ端子との接触の安定性は、カード/トレイの厚さが増大したとしても維持され得るが、これは、第1の接触部が、検出端子を構成する押圧ガイド部によって容易に押圧され得るためであり、またスイッチ端子との接触領域が、既存の検出端子と比べて増大し、そしてスイッチ端子に接触する部分よりも、端に向かってさらに離れた場所でスイッチ端子に接触する第1の接触部の一部を形成し得るためである。
【0026】
第3に、本発明では、検出端子の第1の接触部が、水平状態に保たれ、そしてハウジング上に形成されたキャッチリップによってスイッチ端子の第2の接触部との一定の間隔を維持するため、検出端子とスイッチ端子との間での短絡の発生が大幅に削減され得る。
【0027】
第4に、本発明では、カード/トレイが挿入されたときに、検出端子およびカード端子がカード/トレイの下に位置するため、カードソケット全体のサイズを、従来技術のカードソケットと比べて縮小させることができ、ここで、検出端子およびスイッチ端子は、カード/トレイの前に位置する。
【0028】
第5に、本発明では、検出端子およびスイッチ端子の接触部間の不純物または酸化膜に起因する導電性不良が存在したとしても、信頼性の高い導電性を確実にすることによって、接地不良の発生を防止することができるが、これは、端子の角が、検出端子およびスイッチ端子の接触部上の傾斜ゾーンの形成に起因して、接触面をスクラッチするように構成されるためである。
【0029】
第6に、本発明は、摩擦が発生する領域を最大限にすることによって、導電性の安定性を改善し得るが、これは、検出端子が下向きに押圧されると、検出端子の第1の接触部がスイッチ端子の第2の接触部に沿って動くため、第1の接触部530と第2の接触部620との間の移動に起因するスイッチ端子600との接触電位が、検出端子500の圧力電位を上回るためである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】カード/トレイがその内部に挿入されたときの、本発明の好ましい実施形態1による電子装置で用いるためのカードソケットを示す斜視図である。
図2】ハウジングに備え付けられた検出端子およびスイッチ端子の斜視図である。
図3】検出端子とスイッチ端子との間の一定に保持された間隙を示す斜視図である。
図4】検出端子の斜視図を示す。
図5】スイッチ端子の斜視図を示す。
図6】カード/トレイ挿入の前の、検出端子の第1の接触部とスイッチ端子の第2の接触部との間の間隙が一定に保持されている図を示す。
図7】カード/トレイ挿入中に、第1の接触部および第2の接触部が接触する図を示す。
図8】ハウジングと検出端子との間のバランスを示す断面図である。
図9】検出端子の異なる実施の斜視図を示す。
図10】本発明の好ましい実施形態2による、ハウジング上に備え付けられた検出端子およびスイッチ端子を有する、電子装置で用いるためのカードソケットを示す斜視図である。
図11】検出端子の斜視図である。
図12】スイッチ端子の斜視図である。
図13】カード/トレイ挿入に起因して、検出端子とスイッチ端子との間の接触が断たれた状態の断面図である。
図14】検出端子の異なる実施の斜視図である。
図15】検出端子およびスイッチ端子の接触部上に摩擦ゾーンを形成するための検出端子が組み付けられた状態を示す断面図である。
図16】検出端子が下向きに押圧されたときの、検出端子の縁とスイッチ端子の傾斜面との擦れ合いを示す断面図である。
図17】検出端子およびスイッチ端子の接触部の傾斜角度に応じた、検出端子とスイッチ端子との間の摩擦接触ゾーンを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下において、添付の図面を参照して、電子装置使用のためのカードソケットの好ましい実施形態が詳細に説明される。
【0032】
図1は、カード/トレイがその内部に挿入されたときの、本発明の好ましい実施形態1による電子装置で用いるためのカードソケットを示す斜視図である。図1は、ハウジングを覆う金属シェルが省略された図であることに留意すべきである。
【0033】
カードソケットを構成するハウジング100は、カード/トレイ1が挿入される前端と、上部に向かって開口し、金属シェルによって覆われた挿入スペース110とを有する。挿入スペース110の基底面上には、カードに接触する接触端子200が備え付けられ、挿入スペース110の後ろ部分には、カード/トレイ1が挿入スペース110の後部に挿入された時を検出するカード挿入確認端子として、検出端子300およびスイッチ端子400が備え付けられる。
【0034】
図2は、ハウジングに備え付けられた検出端子およびスイッチ端子の斜視図であり、図3は、検出端子とスイッチ端子との間の一定に保持された間隙を示す斜視図であり、図4は、検出端子の斜視図を示し、図5は、スイッチ端子の斜視図を示す。
【0035】
ハウジング100の挿入スペース110の後ろ部分には、カード/トレイ1が挿入されたことを検出するカード挿入確認端子として、検出端子300およびスイッチ端子400が上下に備え付けられる。
【0036】
カード/トレイ1が挿入スペース110に挿入されると、カード/トレイ1は、検出端子300を下向きに押圧してスイッチ端子400に接触し、それによって、カード/トレイ1が挿入スペース110に挿入されたことが認識される。したがって、検出端子300およびスイッチ端子400が垂直方向に接触するため、カード/トレイ1は、検出端子300に起因して引き出し方向へのいかなる力によっても影響されず、そのため、カード/トレイ1とセットとの間の外側が一致しない危険がない。
【0037】
言い換えると、検出端子300およびスイッチ端子400が接触した場合、カード/トレイ1が挿入されていないかまたは十分には挿入されていないと認識されることがあり、検出端子300およびスイッチ端子400が接触しておらず離されている場合、カード/トレイ1が挿入スペース110に完全かつ十分に挿入されたと認識され得る。
【0038】
検出端子300は、弾性を有しているため、カード/トレイ1によって弾性的に押圧され、スイッチ端子400もまた、弾性を有しているため、検出端子300に弾性的に接続される。
【0039】
検出端子300は、第1のハウジング固定部310と、第1の接触部320と、押圧ガイド部330とを備える。
【0040】
第1のハウジング固定部310は、ハウジング100の後端に形成された挿入凹部(図示せず)に挿入されることによって固定されてもよいが、これに限定されず、成型によってハウジング100と一体成形されてもよい。
【0041】
第1の接触部320は、挿入スペース110の後部の両側に延びて設置され、弾性を有し、第1の端は、第1のハウジング固定部310と一体的に接続され、一方で第2の端は、スイッチ端子400に接続する。この第1の接触部320は、第1のハウジング固定部310と一体的に接続する接続面321と、接続面321から下向きの傾斜で曲げられた下向き傾斜面322と、下向き傾斜面322から上向きに傾斜して曲げられた上向き傾斜面323とを備える。上向き傾斜面323の端は、スイッチ端子400に接触する。
【0042】
押圧ガイド部330は、上向き傾斜面323の端から離れて設定された場所の前部で、すなわち第1の接触部320の遠位端で、下向きに傾斜して形成され、それによって、挿入スペース110に挿入されたカード/トレイ1を案内して、傾斜面に沿って摺動するにしたがって第1の接触部320を推し進める。
【0043】
スイッチ端子400は、第2のハウジング固定部410および第2の接触部420を備える。
【0044】
第2のハウジング固定部410は、成型によってハウジング100と一体成形されてもよい。
【0045】
第2の接触部420は、第2のハウジング固定部410から上向きの傾斜で曲げられ、それによって内部弾性を有する。第2の接触部420の端は、検出端子300に接続される。
【0046】
挿入スペース110の底面には、第2の接触部420が位置し、垂直方向に貫通して垂直な弾性変形を可能にする貫通部120が形成される。第2の接触部420に接続された第2のハウジング固定部410の一部もまた、貫通部120に位置する。
【0047】
挿入スペース110の後面には、キャッチリップ130が外向きに突出して形成され、カード/トレイ1が誤って挿入されたときに、検出端子300の第1の接触部320が上向きに持ち上げられることを防止し、それによって、第1の接触部320とスイッチ端子400の第2の接触部420との間の間隙が一定に保たれる。
【0048】
キャッチリップ130で検出端子300の第1の接触部320を捕らえる前は、第1の接触部320は、図2に示されるように上向きに傾斜して形成され、その後第1の接触部320は、図3に示されるようにキャッチリップ130に捕らえられると、第1の接触部320が、水平状態を維持して第2の接触部420との一定の間隔を保つように押圧される。したがって、検出端子300とスイッチ端子400との間の短絡事象が大幅に低減され得る。
【0049】
図6は、カード/トレイ挿入の前の、検出端子の第1の接触部とスイッチ端子の第2の接触部との間の間隙が一定に保持されている図を示し、図7は、カード/トレイ挿入中に、第1の接触部および第2の接触部が接触する図を示す。
【0050】
上述されるように、第1の接触部320のキャッチリップ130に捕らえられている間、第1の接触部320は、図6に示されるように、水平状態を維持しながら第2の接触部420との一定の間隙を維持する。この場合、第2の接触部420は、上向きに傾斜する。
【0051】
カード/トレイ1が挿入されて第1の接触部320を押圧すると、図7に示されるように、その後第1の接触部320は押圧されて下向きに傾斜し、さらに第1の接触部320の端および第2の接触部420の端が互いに接触するように押圧される。最後に、第1の接触部320は、押圧されると下向きに傾いて第2の接触部420が水平状態になり、2つの接触部320、420の端が互いに接触する。
【0052】
図6に示されるように、第1の接触部320がカード/トレイ1によって押圧される前に、第1の接触部320から下向きかつ前方に傾斜して形成された押圧ガイド部330の端は、第1の接触部320よりも下方の場所に位置する。したがって、カード/トレイ1が挿入されると、カード/トレイ1は、押圧ガイド部330の上方傾斜面に沿って摺動しながら第1の接触部320を間接的に押圧し、加えて、挿入されると、第1の接触部320の上面に直接接触し、同時に第1の接触部320を直接押圧する。
【0053】
第1の接触部320は、カード/トレイ1によって押圧されると、斜め方向に向かって下向きに押圧され、このようにして、端接触部はカード/トレイ1と接触しない。
【0054】
カード/トレイ1と直接接触することなくスイッチ端子400に接触する第1の接触部320の一部が、カード/トレイ1に直接接触する部分に向かってさらに遠くに形成されるため、第1の接触部320がカード/トレイ1によって押圧されると、スイッチ端子400に接触する部分は、(A+α)よりもはるかに多く動く。したがって、検出端子300が押圧される距離が、カード/トレイ1の厚さに起因して比較的低減されたとしても、スイッチ端子400との接触領域が、従来技術の検出端子に比べて増大するため、第1の接触部320と第2の接触部420との間の接触の安定性が維持され得る。
【0055】
図8は、ハウジングと検出端子との間のバランスを示す断面図である。
【0056】
検出端子300を形成する押圧ガイド部330は、ハウジング100の挿入スペースの基底面に形成された貫通部120内部に位置する。したがって、検出端子300がカード/トレイ1の挿入によって押圧されると、押圧された部分、すなわち押圧ガイド部330を、貫通部120内部で下降させる。この場合、前記押圧ガイド部330の端は、ハウジング100の底面下の位置まで押圧されると、PCBに接触し、それによってPCBが破損する危険があるため、これを防止するために、カード/トレイ1に接触する部分の位置は、カンチレバー様に動く所定の点より下、すなわち第1の接触部320の接続面321より下であり、または代替的に、押圧ガイド部330は、好ましくはハウジング100のベース面の厚さ(H2)以下である高さ(H1)を有するように形成されてもよい。
【0057】
図9は、検出端子の異なる実施の斜視図を示す。
【0058】
検出端子300を構成する第1の接触部320は、1回曲げられた形状を有する。言い換えると、第1の接触部320は、第1のハウジング固定部310と一体的に接続された接続面321と、接続面321から下向きに傾斜して曲げられた下向き傾斜面322とで構成されてもよい。
【0059】
検出端子300の形状は、多様に形成され得る。
【0060】
図10は、本発明の好ましい実施形態2による、ハウジング上に備え付けられた検出端子およびスイッチ端子を有する、電子装置で用いるためのカードソケットを示す斜視図であり、図11は、検出端子の斜視図であり、図12は、スイッチ端子の斜視図である。
【0061】
図10〜12に示されるように、本発明の好ましい実施形態2による、電子装置で用いるためのカードソケットは、上下にスイッチ端子500および検出端子600が備え付けられてもよく、これらは、カード/トレイ1がハウジング100の挿入スペース110の後ろ部分に挿入された時を検知するカード挿入確認端子を構成する。
【0062】
カード/トレイ1が挿入スペース110に挿入されると、カード/トレイ1は、検出端子500を下向きに押圧してスイッチ端子600との接触を絶ち、それによって、カード/トレイ1が挿入スペース110に挿入されたことが認識される。結果として、検出端子500およびスイッチ端子600が垂直に接触するため、カード/トレイ1は、検出端子500に起因して引き出し方向へのいかなる力によっても影響されず、そのため、カード/トレイ1とセットとの間の外側が一致しない危険がない。
【0063】
言い換えると、検出端子500およびスイッチ端子600が接触した場合、カード/トレイ1が挿入されていないかまたは十分には挿入されていないと認識されることがあり、検出端子500およびスイッチ端子600が接触しておらず離されている場合、カード/トレイ1が挿入スペース110に完全かつ十分に挿入されたと認識され得る。
【0064】
検出端子500は弾性を有し、そのため、カード/トレイ1がハウジング100の挿入スペース110に挿入されると、カード/トレイ1によって下向きに弾性的に押圧される。
【0065】
検出端子500は、第1のハウジング固定部510と、板ばね部520と、第1の接触部530と、押圧ガイド部540とを備え得る。
【0066】
第1のハウジング固定部510は、ハウジング100の後端に形成された挿入凹部(図示せず)に挿入されることによって固定され得るが、これに限定されず、成型によってハウジング100と一体成形されてもよい。
【0067】
板ばね部520は、カード/トレイ1によって押圧される押圧部であり、ハウジング100の挿入スペース110の後部で両方向に延びて設置され、内部弾性を有する。板ばね部520の第1の端は、第1のハウジング固定部510と一体的に接続され、一方で以下に説明される第1の接触部530は、第2の端に形成されて、スイッチ端子600に接続される。この板ばね部520は、第1のハウジング固定部510と一体的に接続する接続面521と、接続面521から下向きの傾斜で曲げられた下向き傾斜面522と、下向き傾斜面522から上向きに傾斜して曲げられた上向き傾斜面523とを備え得る。
【0068】
第1の接触部530は、板ばね部520の第2の端に、すなわち上向き傾斜面523の端に、後方に向かって上向き方向で曲げて形成され、以下に説明するスイッチ端子600の第2の接触部620と接触する。
【0069】
押圧ガイド部540は、第1のハウジング固定部510の方向に向かって、上向き傾斜面523の端から離れて設定された場所の前部で、すなわち板ばね部520の第2の端で、下向きに傾斜して形成され、それによって、挿入スペース110に挿入されたカード/トレイ1を案内して、傾斜面に沿って摺動するにしたがって板ばね部520を推し進める。
【0070】
スイッチ端子600は、検出端子500の上部に設置され、検出端子500がカード/トレイ1によって下向きに押圧されると、検出端子500との接触が絶たれる。
【0071】
スイッチ端子600は、第2のハウジング固定部610と、第2の接触部620とを備え得る。
【0072】
第2のハウジング固定部610は、成型によってハウジング100と一体成形されてもよいが、これに限定されず、ハウジング100の後端に形成された挿入凹部(図示せず)に挿入されることによって固定されてもよい。
【0073】
第2の接触部620は、第2のハウジング固定部610から下向きかつ前方に曲げて形成されて、検出端子500の第1の接触部530に接触する。
【0074】
挿入スペース110の底面には、検出端子500の第1の接触部530および押圧ガイド部540が位置し、垂直方向に貫通して垂直な弾性変形を可能にする貫通部120が形成される。加えて、第1の接触部530および押圧ガイド部540に接続する板ばね部520の一部もまた、貫通部120に位置する。
【0075】
検出端子500を形成する押圧ガイド部540は、ハウジング100の挿入スペース110の基底面に形成された貫通部120内部に位置する。したがって、検出端子500がカード/トレイ1の挿入によって押圧されると、押圧された部分、すなわち押圧ガイド部540を、貫通部120内部で下降させる。この場合、前記押圧ガイド部540の端は、ハウジング100の底面下の位置まで押圧されると、PCBに接触し、それによってPCBが破損する危険があるため、これを防止するために、カード/トレイ1に接触する部分の位置は、カンチレバー様に動く所定の点より下、すなわち板ばね部520の接続面521より下であり、または代替的に、押圧ガイド部540は、好ましくはハウジング100のベース面の厚さ以下である高さを有するように形成されてもよい。
【0076】
図13は、カード/トレイ挿入に起因して、検出端子とスイッチ端子との間の接触が断たれた状態の断面図である。
【0077】
図13(a)に示されるように、検出端子300の第1の接触部530およびスイッチ端子400の第2の接触部620の場合、カード/トレイ1が挿入されていないかまたは完全には挿入されていないと認識される。
【0078】
図13(b)に示されるように、カード/トレイ1がハウジング100の挿入スペース110に挿入されると、検出端子500がカード/トレイ1によって押圧されて下向きに動かされる。具体的には、検出端子500の板ばね部520がカード/トレイ1によって押圧される前に、板ばね部520から下向きかつ前方に傾斜して形成された押圧ガイド部540の端は、板ばね部520よりも下方の場所に位置する。したがって、カード/トレイ1が挿入されると、カード/トレイ1は、押圧ガイド部540の上方傾斜面に沿って摺動しながら板ばね部520を間接的に押圧し、加えて、挿入されると、板ばね部520の上面に直接接触し、同時に板ばね部520を直接押圧する。
【0079】
カード/トレイ1の挿入によって、検出端子500の左ばね部520が下向きに動くと、スイッチ端子600の第2の接触部620と検出端子500の第1の接触部530との接触が絶たれる。同様に、検出端子500およびスイッチ端子600が互いに接触していない場合、カード/トレイ1が挿入スペース110に完全かつ十分に挿入されたと認識される。
【0080】
図14は、検出端子の異なる実施の斜視図である。
【0081】
図14に示されるように、検出端子500を構成する板ばね部520は、平坦なカンチレバー形状に構成されてもよい。言い換えると、板ばね部520は、曲げ部のない平線として形成されてもよいが、これに限定されず、検出端子500の形状は、多様に形成され得る。
【0082】
図15は、検出端子およびスイッチ端子の接触部上に摩擦ゾーンを形成するための検出端子が組み付けられた状態を示す断面図であり、図16は、検出端子が下向きに押圧されたときの、検出端子の縁とスイッチ端子の傾斜面との擦れ合いを示す断面図である。
【0083】
図15および16に示されるように、検出端子500がカード/トレイ1によって下向きに押圧されると、検出端子500の第1の接触部530とスイッチ端子600の第2の接触部620との間に摩擦ゾーンWが形成され、それによって、検出端子500およびスイッチ端子600の接触部間の不純物または酸化膜に起因して導電性不良が存在したとしても、これらは除去されて、それによって信頼性の高い導電性を確実にすることによって、接地不良の発生を防止し得る。
【0084】
具体的には、検出端子500およびスイッチ端子600の接触部上に傾斜ゾーンを構成することによって、端子の角が、擦れを発生させる接触面をスクラッチする。加えて、摩擦を生じさせる機構を確立するために、組み付け工程で検出端子500にねじり力を与える必要がある。例えば、検出端子500は、組み付け前の場所(1)でねじり力を発生させず、組み付け後の場所(2)で検出端子500の回復トルクが発生する。具体的には、X方向における検出端子500の初期組み付け前の場所と最終的な組み付け後の場所との間のX方向の差(ΔX)に起因して、X方向のトルクが発生し、検出端子500のZ方向の初期組み付け前の場所と最終的な組み付け後の場所との間のZ方向の差(ΔZ)に起因して、Z方向のトルクが発生する。したがって、検出端子500の回復トルクは、矢印方向(図15の矢印を参照のこと)に発生する。検出端子500がこのトルクによってZ軸の方向に動かされたとしても、検出端子500の第1の接触部530の角530aがスイッチ端子600の第2の接触部620の傾斜面620bに沿って動くことに起因して、検出端子500およびスイッチ端子600の接触部で摩擦が発生する。
【0085】
加えて、摩擦が発生する面積を最大限にすることで、導電性の安定性を向上させ得るが、これは、検出端子500が下向き方向(−Z)に動くと、第1の接触部530の角530aがスイッチ端子600の第2の接触部620の傾斜面620bに沿って動くために、第1の接触部530と第2の接触部620との間の移動に起因するスイッチ端子600との接触電位が検出端子500の圧力電位を上回るためである。
【0086】
図17は、検出端子およびスイッチ端子の接触部の傾斜角度に応じた、検出端子とスイッチ端子との間の摩擦接触のゾーンを示す断面図である。
【0087】
図17(a)に示されるように、検出端子500の第1の接触部530の上向き傾斜角度θ1を、スイッチ端子600の第2の接触部620の下向き傾斜角度θ2を上回るように構成することによって、検出端子500の第1の接触部530の角530aを、スイッチ端子600の第2の接触部620の傾斜面620bと擦れ合うようにさせてもよい。
【0088】
加えて、図17(b)に示されるように、検出端子500の第1の接触部530の上向き傾斜角度θ1を、スイッチ端子600の第2の接触部620の下向き傾斜角度θ2未満になるように構成することによって、スイッチ端子600の第2の接触部620の角620aを、検出端子500の第1の接触部530の傾斜面530bと擦れ合うようにさせてもよい。
【0089】
以上において、本発明による電子装置で用いるためのカードソケットを、好ましい実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、いずれかの特定の実施形態に限定されず、関連分野の当業者においては、本発明の特許請求の範囲から逸脱することなく、多様な変更をなすことが可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13(a)】
図13(b)】
図14
図15
図16
図17(a)】
図17(b)】