特許第6435448号(P6435448)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6435448アクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6435448
(24)【登録日】2018年11月16日
(45)【発行日】2018年12月5日
(54)【発明の名称】アクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具
(51)【国際特許分類】
   G05G 5/02 20060101AFI20181126BHJP
   B60K 28/10 20060101ALI20181126BHJP
   B60K 26/02 20060101ALI20181126BHJP
   B60T 7/04 20060101ALI20181126BHJP
   B60T 7/06 20060101ALI20181126BHJP
   G05G 1/30 20080401ALI20181126BHJP
   G05G 13/00 20060101ALI20181126BHJP
   G05G 1/01 20080401ALI20181126BHJP
【FI】
   G05G5/02
   B60K28/10 Z
   B60K26/02
   B60T7/04 A
   B60T7/06 Z
   G05G1/30 E
   G05G13/00
   G05G1/01 F
【請求項の数】2
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2018-51319(P2018-51319)
(22)【出願日】2018年3月19日
【審査請求日】2018年3月19日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】505339841
【氏名又は名称】梶田 壽義
(72)【発明者】
【氏名】梶田 壽義
【審査官】 結城 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開平6−156111(JP,A)
【文献】 特開平9−301012(JP,A)
【文献】 実開昭60−7229(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3137292(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 26/02,28/10,
G05G 1/01, 1/30,
G05G 5/02,13/00,
F02D 11/02,
B60T 7/04, 7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
永久磁石ホルダーと、永久磁石ホルダーによってアクセルペダルに取り付けられる
永久磁石と、それらを下方から支持する特定の圧縮係数のスプリングと、永久磁石
の下面に特定の磁力で接続する急発進離脱プレートであって、アクセルペダルを
上方から間隔をもって覆うアクセルカバーを有するアクセルカバー付き急発進離脱
プレートと、永久磁石ホルダーに取り付けられるリンクバーと、リンクの支点の
反対側でショック防止用の特定の引張係数のスプリングを介してリンクバーに取付け
られ、かつブレーキペダルに固定されるスプリング付きブレーキペダルホルダーと、
を有し、急ブレーキをかけようとしてアクセルカバー付き急発進離脱プレートを
間違えて踏んだ時、アクセルカバー付き急発進離脱プレートと永久磁石が切り離され、
永久磁石とアクセルペダルがスプリングの反発力で上限に上がり、これに伴い
リンクバーの上下運動軸が上限まで引き上げられ、リンクの支点の反対側のブレーキ
ペダルは引き下げられ急ブレーキが掛かるアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具。
【請求項2】
台板の上に組立てられ、アクセルペダル及びブレーキペダルに永久磁石ホルダー及び
スプリング付きブレーキペダルホルダーの取付け蓋をそれぞれボルトで後付け可能とされ、
電子制御の使用が不要である、請求項1に記載されたアクセル・ブレーキ踏み間違え
事故防止支援具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
アクセル・ブレーキ踏み間違え事故は日々報道で流れるが、新しい安全装置が装備された
車を購入しない事にはこの問題は解決していない様である。
現実には車を買い変える事は難しい場合が多い。後付で安価な対策が待たれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3131305号
【特許文献2】登録実用新案第313792号公報
【特許文献3】特開平6−156111号公報
【特許文献4】特開平9−301012号公報
【特許文献5】実願昭58−98801号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在使用中の車に後付けが出来る、アクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具が待たれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
永久磁石ホルダーと、永久磁石ホルダーによってアクセルペダルに取り付けられる
永久磁石と、それらを下方から支持する特定の圧縮係数のスプリングと、永久磁石
の下面に特定の磁力で接続する急発進離脱プレートであって、アクセルペダルを
上方から間隔をもって覆うアクセルカバーを有するアクセルカバー付き急発進離脱
プレートと、永久磁石ホルダーに取り付けられるリンクバーと、リンクの支点の
反対側でショック防止用の特定の引張係数のスプリングを介してリンクバーに取付け
られ、かつブレーキペダルに固定されるスプリング付きブレーキペダルホルダーと、
を有し、急ブレーキをかけようとしてアクセルカバー付き急発進離脱プレートを
間違えて踏んだ時、アクセルカバー付き急発進離脱プレートと永久磁石が切り離され、
永久磁石とアクセルペダルがスプリングの反発力で上限に上がり、これに伴い
リンクバーの上下運動軸が上限まで引き上げられ、リンクの支点の反対側のブレーキ
ペダルは引き下げられ急ブレーキが掛かる。台板の上に組み立てられた、この実施例を
使用し、アクセルペダル及びブレーキペダルに永久磁石ホルダー及びスプリング付き
ブレーキペダルホルダーの取付け蓋をそれぞれボルトで後付けし、現在の使用車との
電子制御等の改造無しで利用できる、踏み間違えをしても勢いよく前に追突することが
少なくなるアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具を使用出来る様にした。
【発明の効果】
【0006】
誰でも簡単にボルトで取り付ける事で踏み間違えても追突事故を軽減することが出来る
様になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具の低加速で発進した時の 正面の断面図である。
図2図2はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具の急発進の操作をした 時の正面の断面図である。
図3図3はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具の低加速で高速状態を 維持した時の正面の断面図である。
図4図4はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具の上面図である。
図5図5はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具の側面の断面図 である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態を図1図5に基づいて説明する。
【0009】
図1はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具の低加速で発進した時の
永久磁石とアクセルカバー付き急発進離脱プレートが磁力で接続固定され、アクセル
カバー付き急発進離脱プレートとアクセルが等しく上下に動作している正面の断面図
である。
【0010】
図2はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具の急発進時の操作をした時の図で
永久磁石2とアクセルカバー付き急発進離脱プレート3が急発進の時の大きな踏み込み力
で永久磁石と急発進離脱プレートが切り離され、スプリングに支えられていた永久磁石と
アクセルペダルが上限に上がり、ブレーキペダルは引き下げられ急ブレーキが掛かった
時の正面の断面図である。
【0011】
図3はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具の低加速で高速状態を維持した時の
永久磁石とアクセルカバー付き急発進離脱プレートが磁力で接続固定され、アクセル
カバー付き急発進離脱プレートとアクセルが等しく上下に動作している正面の断面図
である。
【0012】
図4はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具の上面図で下方にこの
用具を使用する事によりヒールの段差を調節する為の敷板を取り付け、通常のブレーキ
操作も可能な事を示したものである。
【0013】
図5はアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具の側面の断面図である。
【実施例】
【0014】
図1は、本発明の代表図である。
【産業上の利用可能性】
【0015】
車を買い替えなくても後付けで使用出来る。
【符号の説明】
【0016】
1 アクセルペダル
2 永久磁石
3 アクセルカバー付き急発進離脱プレート
4 アクセルカバー
5 永久磁石ホルダーの取付け蓋
6 永久磁石ホルダー
7 永久磁石支持用スプリング
8 永久磁石支持用スプリング用のガイド軸
9 リンク機構の上下運動軸
10 台板
11 右足
12 リンク機構の横運動軸
13 リンク機構の中間支点
14 ブレーキペダルのショック防止用のスプリング
15 ブレーキペダル支持用スプリング用のガイド軸
16 スプリング付きブレーキペダルホルダー
17 スプリング付きブレーキペダルホルダーの取付け蓋
18 ブレーキペダル
19 リンク機構の横運動軸の安全カバー
20 Y=Z×A/B:リンクバーのY軸変位量:ブレーキペダル側
21 Z:アクセル側変位量





【要約】      (修正有)
【課題】現在使用中の車に後付けで適用可能なアクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止用具を提供する。
【解決手段】永久磁石2とアクセルカバー付き急発進離脱プレート3が急発進の時の大きな踏み込み力で永久磁石と急発進離脱プレートが切り離され、スプリング7に支えられていた永久磁石とアクセルペダル1が上限に上がり、ブレーキペダル18は引き下げられ急ブレーキが掛かる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5