【文献】
横山陽介,清水直樹,カーナビゲーション用無線通信技術,三菱電機技報,日本,三菱電機エンジニアリング株式会社,2012年11月25日,第86巻 第11号,p.23−26
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
【0014】
<実施の形態1>
まず、本発明の実施の形態1による表示制御装置の構成について説明する。
【0015】
図1は、本実施の形態1による表示制御装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、
図1では、本実施の形態1による表示制御装置を構成する必要最小限の構成要素を示している。また、表示制御装置1は、車両に搭載されているものとする。
【0016】
図1に示すように、表示制御装置1は、操作入力部2と、データ取得部3と、制御部4と、通信インタフェース部6と、表示データ生成部7と、表示インタフェース部8とを備えている。また、操作入力部2は操作部9に接続され、データ取得部3はデータベース10に接続され、表示インタフェース部8は表示器12に接続されている。
【0017】
操作入力部2は、操作部9に対するユーザの操作を受け付ける。ここで、操作部9としては、例えばタッチパネル、タッチパッド、リモコン、ソフトウェアキー、ハードウェアキー、マイク等が挙げられる。なお、操作部9がタッチパネルである場合において、操作部9と表示器12とは一体であってもよい。
【0018】
データ取得部3は、制御部4の指示に従って、表示制御装置1で使用するデータ(具体的には、後述する内部コンテンツを生成するためのデータ)をデータベース10から取得する。データベース10は、例えばハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)または半導体メモリ等の記憶装置から構成されており、例えば地図情報、POI(Point Of Interest)情報等を格納している。POI情報は、施設情報、位置情報、施設の営業時間の情報等を含んでいる。なお、データベース10は、表示制御装置1の外部に設けられてもよく(
図1参照)、内部に設けられてもよい。
【0019】
制御部4は、表示制御装置1の全体を制御する。また、制御部4は、内部コンテンツ生成部5を備えている。内部コンテンツ生成部5は、データ取得部3で取得されたデータに基づいて内部コンテンツを生成する。内部コンテンツとは、表示器12に表示するために、データベース10に格納されたデータを用いて生成されたコンテンツのことをいう。
【0020】
通信インタフェース部6は、外部の通信端末11と通信を行うためのインタフェースである。通信端末11との通信は、例えば有線による通信であってもよく、無線による通信であってもよい。なお、無線による通信は、Bluetooth(登録商標)またはNFC(Near Field Communication)等を含む。
【0021】
制御部4は、通信インタフェース部6を介して、通信端末11から内部コンテンツと同一または関連するカテゴリの外部コンテンツを取得する。外部コンテンツとは、通信端末11から取得するコンテンツのことをいう。ここで、同一または関連するカテゴリについて説明する。コンテンツは、例えば経路、POI等のカテゴリを有している。また、POIは、レストラン、観光地等のカテゴリを有している。さらに、レストランは、イタリアン、和食、中華等のカテゴリを有している。このように、コンテンツは、同一階層に複数のカテゴリを有し、各カテゴリの下位階層に複数のカテゴリを有している。例えば、イタリアンレストランのカテゴリの場合、その同一カテゴリはイタリアンレストランであり、関連カテゴリは例えば和食レストランである。また、レストランのカテゴリの場合、その関連カテゴリは例えば観光地である。
【0022】
表示データ生成部7は、制御部4の制御によって、表示器12に表示するデータである表示データを生成する。具体的には、表示データ生成部7は、通信端末11から取得した外部コンテンツのうち制御部4が予め定められた条件で選択した外部コンテンツを、内部コンテンツ生成部5で生成された内部コンテンツの対応する位置に統合させた表示データを生成する。
【0023】
表示インタフェース部8は、表示データ生成部7で生成された表示データを表示器12に表示するためのインタフェースである。表示データ生成部7で生成された表示データは、表示インタフェース部8を介して表示器12に表示される。
【0024】
通信端末11としては、例えば外部から種々の情報の取得が可能なスマートフォンまたはタブレットPC(Personal Computer)等の通信端末、またはNFCの機能のみを有する通信端末等が挙げられる。
図1の例では、通信端末11は1つであるが、複数であってもよい。
図2,3は、表示制御装置1と通信端末11との関係の一例を示す図である。
図2に示すように、表示制御装置1は、複数の通信端末11と通信可能に接続するようにしてもよい。また、
図3に示すように、表示制御装置1は、1つの通信端末11と通信可能に接続され、当該1つの通信端末11が他の複数の通信端末11と通信可能に接続するようにしてもよい。すなわち、当該1つの通信端末11は、他の複数の通信端末11を代表して表示制御装置1と通信可能に接続される。
【0025】
次に、
図1に示す操作入力部2、データ取得部3、制御部4、内部コンテンツ生成部5、通信インタフェース部6、表示データ生成部7、および表示インタフェース部8を含む表示制御装置1の他の構成について説明する。
【0026】
図4は、表示制御装置13の構成の一例を示すブロック図である。
【0027】
図4に示すように、表示制御装置13は、現在位置情報取得部14およびナビゲーション部15を備えることを特徴とする。その他の構成および動作は、
図1の表示制御装置1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0028】
現在位置情報取得部14は、例えばGPS(Global Positioning System)から車両の現在位置情報を取得する。ナビゲーション部15は、現在位置情報取得部14で取得された現在位置から、操作部9を介してユーザが入力した目的地までの経路を探索し、目的地までの経路案内を行う。
【0029】
図5は、表示制御装置1,13のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0030】
表示制御装置1,13における操作入力部2、データ取得部3、制御部4、内部コンテンツ生成部5、通信インタフェース部6、表示データ生成部7、表示インタフェース部8、現在位置情報取得部14、およびナビゲーション部15の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、表示制御装置1は、データベース10から内部コンテンツを生成するためのデータを取得し、表示制御装置1の全体を制御し、内部コンテンツを生成し、通信端末11と通信を行い、表示データを生成し、表示データを表示器12に出力するための処理回路を備える。また、表示制御装置13は、データベース10から内部コンテンツを生成するためのデータを取得し、表示制御装置13の全体を制御し、内部コンテンツを生成し、通信端末11と通信を行い、表示データを生成し、表示データを表示器12に出力し、現在位置情報を取得し、経路の探索および案内を行うための処理回路を備える。処理回路は、メモリ17に格納されるプログラムを実行するプロセッサ16(中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)である。
【0031】
表示制御装置1,13における操作入力部2、データ取得部3、制御部4、内部コンテンツ生成部5、通信インタフェース部6、表示データ生成部7、表示インタフェース部8、現在位置情報取得部14、およびナビゲーション部15の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ17に格納される。処理回路は、メモリ17に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、表示制御装置1は、データベース10から内部コンテンツを生成するためのデータを取得するステップ、表示制御装置1の全体を制御するステップ、内部コンテンツを生成するステップ、通信端末11と通信を行うステップ、表示データを生成するステップ、表示データを表示器12に出力するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ17を備える。また、表示制御装置13は、データベース10から内部コンテンツを生成するためのデータを取得するステップ、表示制御装置13の全体を制御するステップ、内部コンテンツを生成するステップ、通信端末11と通信を行うステップ、表示データを生成するステップ、表示データを表示器12に出力するステップ、現在位置情報を取得するステップ、経路の探索および案内を行うステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ17を備える。また、これらのプログラムは、操作入力部2、データ取得部3、制御部4、内部コンテンツ生成部5、通信インタフェース部6、表示データ生成部7、表示インタフェース部8、現在位置情報取得部14、およびナビゲーション部15の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disk)等が該当する。
【0032】
次に、本実施の形態1による表示制御装置13および通信端末11の動作について、
図6〜
図8を用いて説明する。なお、以下では、単に通信端末11と記載している場合は、通信端末11A〜11Cを含むものとする。
【0033】
図6は、表示制御装置13の動作の一例を示すフローチャートである。
【0034】
ステップS101において、制御部4は、検索を開始する。具体的には、制御部4は、例えば
図8に示すようなグルメスポット検索に関するソフトウェアを起動し、検索画面を表示器12に表示する。そして、ユーザが操作部9を介して「OK」を選択することによって検索(
図8の例では、グルメスポット検索)を開始する。なお、グルメスポット検索に関するソフトウェアは、制御部4が有している。
【0035】
ステップS102において、制御部4は、表示制御装置13と通信接続可能な通信端末11が存在するか否かの判断を行う。具体的には、制御部4は、通信インタフェース部6を介して、通信端末11に対して通信接続の要求を行う要求信号を発信し、当該要求信号に対する応答信号を受信した場合に通信接続可能な通信端末11が存在すると判断する。なお、制御部4は、予め登録された電話番号の通信端末11に対して要求信号を送信するようにしてもよい。通信接続可能な通信端末11が存在する場合は、ステップS103に移行する。一方、通信接続可能な通信端末11が存在しない場合は、ステップS105に移行する。
【0036】
ステップS103において、制御部4は、通信端末11に対して検索を依頼する。
図8の例では、制御部4は、通信インタフェース部6を介して、通信端末11Aに対してグルメスポットの検索を依頼する。
【0037】
具体的には、制御部4は、予め定められた検索条件で検索するように通信端末11Aに依頼する。例えば、現在位置から半径10kmの範囲内に存在するグルメスポット、または目的地周辺のグルメスポットの検索等を依頼する。
【0038】
ステップS104において、制御部4は、通信端末11から検索結果を受信する。
図8の例では、制御部4は、通信インタフェース部6を介して、通信端末11Aからグルメスポットの検索結果(グルメスポットとして検索された店A,Bの情報)を外部コンテンツとして受信する。
【0039】
その後、ステップS102に移行する。
図8の例では、表示制御装置13は、通信端末11A〜11Cに対して検索を依頼し、通信端末11A〜11Cから検索結果を受信している。具体的には、表示制御装置13では、ステップS102〜ステップS104の処理を、各通信端末11A〜11Cに対して繰り返し行う。なお、ステップS102において、既に検索を依頼した通信端末11に対しては再度検索を依頼しない。
図8に示すように、通信端末11Bから受信した検索結果は、グルメスポットとして検索された店C,D,Eの情報であり、通信端末11Cから受信した検索結果は、グルメスポットとして検索された店F,Gの情報である。
【0040】
ステップS105において、制御部4は、
図8に示すような各通信端末11の採用率に基づいて、各通信端末11から受信した検索結果を並べ替える。通信端末11の採用率とは、過去に検索結果を採用した際に当該検索結果を送信した通信端末11の割合のことをいう。通信端末11の採用率の情報は、制御部4が有している。
図8の例では、通信端末11Aの採用率は80%、通信端末11Bの採用率は20%、通信端末11Cの採用率は10%である。このように、制御部4は、通信端末11の採用率に基づいて、各通信端末11A〜11Cから取得した検索結果(外部コンテンツ)からユーザにとって有用な検索結果を選択している。その後、制御部4は、選択した検索結果を表示データ生成部7に出力する。
【0041】
一方、データ取得部3は、制御部4の制御によって、内部コンテンツを生成するために必要なデータをデータベース10から取得し、内部コンテンツ生成部5に出力する。内部コンテンツ生成部5は、データ取得部3から入力されたデータに基づいて内部コンテンツを生成して表示データ生成部7に出力する。なお、内部コンテンツ生成部5が内部コンテンツを生成するタイミングは、ステップS101よりも前のタイミングであってもよく、ステップS101〜ステップS105のいずれかのタイミングであってもよい。
【0042】
表示データ生成部7は、内部コンテンツ生成部5で生成された内部コンテンツの対応する箇所に、制御部4で選択された外部コンテンツを統合させて表示データを生成する。内部コンテンツに外部コンテンツを統合させる位置は、制御部4の制御により決定される。
【0043】
表示データ生成部7で生成された表示データは、表示インタフェース部8を介して表示器12に表示される。
図8の例では、地図上に3つ店を示すアイコンが表示されるとともに、当該3つの店の名称の一覧(店A,店B,店C)が表示されている。ここで、地図および当該地図上の3つの店のアイコンは内部コンテンツに対応し、3つの店の名称の一覧は外部コンテンツに対応している。一覧には、通信端末11の採用率に基づく3つの店の名称、すなわち採用率が高い通信端末11で検索した上位3つの店名が表示される。
【0044】
図7は、通信端末11の動作の一例を示すフローチャートである。
【0045】
ステップS201において、通信端末11は、表示制御装置13から検索の依頼を受信する。
【0046】
ステップS202において、通信端末11は、検索アプリを有しているか否かの判断を行う。検索アプリとは、表示制御装置13から依頼を受けた検索を行うためのアプリケーションソフトのことをいう。検索アプリを有している場合は、ステップS203に移行する。一方、検索アプリを有していない場合は、ステップS205に移行する。なお、通信端末11が検索アプリを有していない場合は、検索できなかった旨を表示制御装置13に送信してもよい。また、表示制御装置13は、通信端末11から予め定められた時間が経過しても検索結果を受信することができない場合において、通信端末11は検索できなかったと判断してもよい。
【0047】
ステップS203において、通信端末11は、検索アプリを起動して検索を開始する。
図8の例では、グルメスポットの検索アプリを起動して検索を開始し、検索結果を取得する。なお、通信端末11は、外部から検索結果を取得してもよく、検索アプリ内で検索した結果を検索結果として取得してもよい。
【0048】
ステップS204において、通信端末11は、検索結果を外部コンテンツとして表示制御装置13に送信する。具体的には、各通信端末11A〜11Cは、例えば
図8に示すような検索結果を表示制御装置13に送信する。このとき、検索結果には、店の位置等、店に関する情報が含まれている。
【0049】
ステップS205において、通信端末11は、当該通信端末11の電源がOFFか否かの判断を行う。電源がOFFでない場合は、ステップS201に移行する。一方、電源がOFFの場合は、処理を終了する。
【0050】
上記より、表示制御装置13は、通信端末11の採用率に基づいて、通信端末11から得られた検索結果から有用な検索結果を選択してユーザに提示することが可能となる。
【0051】
<変形例>
次に、表示制御装置13の動作の変形例(変形例1〜4)について説明する。なお、表示制御装置13の基本的な動作は
図6と同様であり、通信端末11の基本的な動作は
図7と同様である。
【0052】
<変形例1>
図9は、変形例1による表示制御装置13および通信端末11の動作の他の一例を示す図である。
【0053】
変形例1では、制御部4が、
図6のステップS105において、各通信端末11が検索に用いた検索アプリの採用率に基づいて、各通信端末11から受信した検索結果を並べ替えることを特徴としている。その他の動作は、
図6と同様である。
【0054】
図9の例では、通信端末11Aは検索アプリA,Bを有し、通信端末11Bは検索アプリBを有し、通信端末11Cは検索アプリCを有している。各通信端末11は、表示制御装置13から検索の依頼を受信すると、
図7の動作を行う。なお、通信端末11Aは、2つの検索アプリA,Bを有しているため、
図7のステップS203およびステップS204の処理を2回繰り返す。
【0055】
表示制御装置13は、各通信端末11から検索結果を受信すると、当該検索結果を検索アプリの採用率に基づいて並べ替える。検索アプリの採用率とは、過去に検索結果を採用した際に用いられた検索アプリの割合のことをいう。検索アプリの採用率の情報は、制御部4が有している。
図9の例では、検索アプリAの採用率は80%、検索アプリBの採用率は20%、検索アプリCの採用率は10%である。このように、制御部4は、検索アプリの採用率に基づいて、各通信端末11A〜11Cから取得した検索結果(外部コンテンツ)からユーザにとって有用な検索結果を選択している。その後、制御部4は、選択した検索結果を表示データ生成部7に出力する。
【0056】
表示データ生成部7で生成された表示データは、表示インタフェース部8を介して表示器12に表示される。
図9の例では、地図上に3つの店を示すアイコンが表示されるとともに、当該3つの店の名称の一覧(店A,店B,店C)が表示されている。ここで、地図および当該地図上の3つの店のアイコンは内部コンテンツに対応し、3つの店の名称の一覧は外部コンテンツに対応している。一覧には、検索アプリの採用率に基づく3つの店の名称、すなわち採用率が高い検索アプリで検索した上位3つの店名が表示される。
【0057】
上記より、表示制御装置13は、検索アプリの採用率に基づいて、通信端末11から得られた検索結果から有用な検索結果を選択してユーザに提示することが可能となる。
【0058】
<変形例2>
図10は、変形例2による表示制御装置13および通信端末11の動作の他の一例を示す図である。
【0059】
変形例2では、制御部4が、
図6のステップS105において、各通信端末11間の検索結果の重複率に基づいて、各通信端末11から受信した検索結果を並べ替えることを特徴としている。その他の動作は、
図6と同様である。
【0060】
図10の例では、通信端末11Aは検索アプリA,Bを有し、通信端末11Bは検索アプリBを有し、通信端末11Cは検索アプリCを有している。各通信端末11は、表示制御装置13から検索の依頼を受信すると、
図7の動作を行う。なお、通信端末11Aは、2つの検索アプリA,Bを有しているため、
図7のステップS203およびステップS204の処理を2回繰り返す。
【0061】
表示制御装置13は、各通信端末11から検索結果を受信すると、当該検索結果を各通信端末11間の検索結果の重複率に基づいて並べ替える。各通信端末11間の検索結果の重複率とは、各通信端末11で検索アプリによって検索された検索結果が各通信端末11間で重複する割合のことをいう。各通信端末11間の検索結果の重複率の情報は、制御部4が有している。
図10の例では、店Dの重複率は100%(通信端末11A〜11Cの全てで店Dが検索された)、店Cの重複率は67%(通信端末11A,11Bで店Cが検索された)である。また、その他の店A,B,Eの重複率は0%である。このように、制御部4は、各通信端末11間の検索結果の重複率に基づいて、各通信端末11から取得した検索結果(外部コンテンツ)からユーザにとって有用な検索結果を選択している。その後、制御部4は、選択した検索結果を表示データ生成部7に出力する。
【0062】
表示データ生成部7で生成された表示データは、表示インタフェース部8を介して表示器12に表示される。
図10の例では、地図上に2つの店を示すアイコンが表示されるとともに、当該2つの店の名称の一覧(店D,店C)が表示されている。ここで、地図および当該地図上の2つの店のアイコンは内部コンテンツに対応し、2つの店の名称の一覧は外部コンテンツに対応している。一覧には、各通信端末11間の検索結果の重複率に基づく2つの店の名称、すなわち重複率が高い検索アプリで検索した上位2つの店名が表示される。
【0063】
上記より、表示制御装置13は、各通信端末11間の検索結果の重複率に基づいて、通信端末11から得られた検索結果から有用な検索結果を選択してユーザに提示することが可能となる。
【0064】
なお、
図10では、各通信端末11間の検索結果の重複率を採用する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、各検索アプリの検索結果の重複率を採用してもよい。
【0065】
<変形例3>
図11は、変形例3による表示制御装置13および通信端末11の動作の他の一例を示す図である。
【0066】
変形例3では、制御部4が、
図6のステップS105において、各通信端末11に応じた役割に基づいて、各通信端末11から受信した検索結果を並べ替えることを特徴としている。その他の動作は、
図6と同様である。
【0067】
図11の例では、各通信端末11は、表示制御装置13から検索の依頼を受信すると、
図7の動作を行う。このとき、各通信端末11は、検索アプリで検索するが、各通信端末11が有している検索アプリの種類および数は任意である。
【0068】
表示制御装置13は、各通信端末11から検索結果を受信すると、当該検索結果を各通信端末11に応じた役割に基づいて並べ替える。各通信端末11に応じた役割とは、予め各通信端末11に割り当てた検索の役割のことをいう。各通信端末11に応じた役割の情報は、制御部4が有している。
図11の例では、通信端末11Aの役割はラーメンの店を検索することであり、通信端末11Bの役割はイタリアンの店を検索することであり、通信端末11Cは寿司の店を検索することを示している。このように、制御部4は、各通信端末11に応じた役割に基づいて、各通信端末11から取得した検索結果(外部コンテンツ)からユーザにとって有用な検索結果を選択している。その後、制御部4は、選択した検索結果を表示データ生成部7に出力する。
【0069】
表示データ生成部7で生成された表示データは、表示インタフェース部8を介して表示器12に表示される。
図11の例では、ユーザがラーメンの店を表示することを選択した場合を示しており、地図上に2つのラーメンの店を示すアイコンが表示されるとともに、当該2つの店の名称の一覧(店A,店B)が表示されている。ここで、地図および当該地図上の2つの店のアイコンは内部コンテンツに対応し、2つの店の名称の一覧は外部コンテンツに対応している。一覧には、各通信端末11に応じた役割に基づく2つの店の名称、すなわちユーザが選択したラーメンの店を検索することが役割である通信端末11Aで検索した2つのラーメンの店名が表示される。
【0070】
上記より、表示制御装置13は、各通信端末11に応じた役割に基づいて、通信端末11から得られた検索結果から有用な検索結果を選択してユーザに提示することが可能となる。
【0071】
なお、上記では、表示制御装置13は、各通信端末11で検索された全ての検索結果を取得し、当該取得した検索結果から各通信端末11に応じた役割に基づいて通信端末11Aが検索したラーメンの店を選択する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、表示制御装置13は、各通信端末11で検索されたラーメンの店の情報を検索結果として取得し、当該取得した検索結果から各通信端末11に応じた役割に基づいて通信端末11Aが検索したラーメンの店を選択するようにしてもよい。この場合、表示制御装置13から各通信端末11に対する検索の依頼には、ラーメンの店を検索する旨の検索条件が含まれている。
【0072】
<変形例4>
図12は、変形例4による表示制御装置13および通信端末11の動作の他の一例を示す図である。なお、変形例4では、操作部9はタッチパネルまたはタッチパッドであるものとする。
【0073】
変形例4では、
図8〜
図11のように検索結果をすぐに表示器12に表示させるのではなく、ユーザの意思に従って検索結果の表示または非表示を行うことを特徴としている。すなわち、変形例4では、
図6のステップS105の後の動作に特徴を有している。その他の動作は、
図6,7と同様である。
【0074】
図6のステップS105において、制御部4は、
図8〜11のいずれかの動作によって、通信端末11から取得した検索結果を並び替えて選択する。その後、制御部4は、
図8〜11のように、すぐに選択した検索結果を表示データ生成部7に出力しない。すなわち、表示器12には、内部コンテンツ生成部5で生成された内部コンテンツのみが表示されている。このような状態で、ユーザが表示器12に表示される内部コンテンツの任意の箇所をなぞる操作を行うと、制御部4は、
図6のステップS105で選択した検索結果を表示データ生成部7に出力する。
【0075】
表示データ生成部7で生成された表示データは、表示インタフェース部8を介して表示器12に表示される。
図12の例では、ユーザがなぞった個所に店を示すアイコンが表示される。また、ユーザが再度同じ個所をなぞると、店のアイコンが非表示となる。
【0076】
上記より、表示制御装置13は、通信端末11から得られた検索結果から有用な検索結果を選択してユーザに提示することが可能になるとともに、ユーザの意思に従って検索結果の表示または非表示を行うことができる。
【0077】
なお、上記では、表示器12に店のアイコンを表示する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、
図8〜
図11に示すような店の一覧のみを表示するようにしてもよく、アイコンおよび一覧の両方を表示するようにしてもよい。
【0078】
上記において、通信端末11の画面をさすると、当該さすった通信端末11の検索結果を表示器12に表示するようにしてもよい。例えば、通信端末11Aの画面をさすると店A,Bを表示器12に表示するようにしてもよい。
【0079】
実施の形態1では、表示制御装置13の動作を一例として説明したが、表示制御装置1についても同様である。ただし、表示制御装置1は、表示制御装置13のように現在位置情報取得部14およびナビゲーション部15を備えていないため、ステップS103における検索の依頼時に現在位置または目的地周辺のグルメスポットの検索を依頼することができないが、例えば特定の位置またはエリアを指定した検索等を依頼することができる。
【0080】
図8〜
図11の例では、表示器12には、内部コンテンツと外部コンテンツを表示しているが、これに限るものではない。例えば、外部コンテンツ(店の一覧)のみを表示器12に表示するようにしてもよい。
【0081】
<実施の形態2>
まず、本発明の実施の形態2による表示制御装置の構成について説明する。
【0082】
図13は、本実施の形態2による表示制御装置18の構成の一例を示すブロック図である。
【0083】
図13に示すように、表示制御装置18は、外部情報取得部19を備えることを特徴としている。その他の構成は、実施の形態1による表示制御装置13(
図4参照)と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0084】
外部情報取得部19は、例えば交通情報または災害情報等、外部から種々の情報を取得する。
【0085】
表示制御装置18における外部情報取得部19の機能は、処理回路により実現される。すなわち、表示制御装置18は、外部情報を取得するための処理回路を備える。処理回路は、メモリ17に格納されるプログラムを実行するプロセッサ16(中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)である(
図5参照)。なお、表示制御装置18における他の構成要素については、実施の形態1による表示制御装置13(
図4参照)と同様である。
【0086】
表示制御装置18における外部情報取得部19の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ17に格納される(
図5参照)。処理回路は、メモリ17に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、外部情報取得部19の機能を実現する。すなわち、表示制御装置18は、外部情報を取得するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ17を備える。また、このプログラムは、外部情報取得部19の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリとは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disk)等が該当する。なお、表示制御装置18における他の構成要素については、実施の形態1による表示制御装置13(
図4参照)と同様である。
【0087】
次に、本実施の形態2による表示制御装置18および通信端末11の動作について、
図14〜
図18を用いて説明する。
【0088】
図14は、表示制御装置18の動作の一例を示すフローチャートである。
【0089】
ステップS301において、制御部4は、現在位置から目的地までの経路の案内を開始する。具体的には、ユーザが、例えば表示器12に表示されたメニュー画面から操作部9を介して経路の案内を開始する旨の操作を行うことによって経路の案内を開始する。
【0090】
ステップS302において、制御部4は、現在位置周辺の地図を表示器12に表示する。具体的には、データ取得部3は、制御部4の指示に従って、現在位置情報取得部14で取得された現在位置周辺の地図データをデータベース10から取得する。データ取得部3で取得された地図データは、内部コンテンツ生成部5で内部コンテンツとして生成され、表示データ生成部7に出力される。表示データ生成部7は、内部コンテンツ生成部5で生成された内部コンテンツ(すなわち、現在位置周辺の地図)に基づいて表示データを生成し、表示インタフェース部8を介して表示器12に表示する。
【0091】
ステップS303において、ナビゲーション部15は、現在位置から目的地までの経路を案内する。具体的には、ナビゲーション部15は、現在位置情報取得部14で取得した現在位置からユーザが設定した目的地までの経路を探索し、当該経路の案内を行う。
【0092】
ステップS304において、制御部4は、外部情報取得部19が外部から情報を取得(受信)したか否かの判断を行う。外部情報取得部19が情報を取得した場合は、ステップS305に移行する。一方、外部情報取得部19が情報を取得しない場合は、ステップS310に移行する。
【0093】
ステップS305において、制御部4は、外部情報取得部19が取得した情報の優先度が高いか否かの判断を行う。情報の優先度とは、表示器12に表示する情報の優先度のことをいい、例えば通常の地図よりもナビゲーション部15による案内情報の方が優先度が高く、案内情報の方がVICS(登録商標)情報よりも優先度が高い。また、地震情報等の災害情報は最も優先度が高い。このような優先度の情報は、制御部4が有している。情報の優先度が高い場合は、ステップS306に移行する。一方、情報の優先度が高くない場合は、ステップS307に移行する。
【0094】
例えば、
図16に示すように、交差点を左折する際にナビゲーション部15が左折の案内を行っており、このとき外部情報取得部19がVICS情報を取得した場合において、制御部4は、ナビゲーション部15による案内情報と、外部情報取得部19が取得したVICS情報とのうち、案内情報の方が優先度が高いと判断する。
【0095】
ステップS306において、制御部4は、外部情報取得部19が取得した情報を外部コンテンツとして表示器12に表示するように表示データ生成部7を制御する。
図16の例では、左折の案内を示す案内情報が表示器12に表示される。
【0096】
ステップS307において、制御部4は、外部情報取得部19が取得した情報を表示器12に表示する必要があるか否かの判断を行う。情報を表示器12に表示する必要がある場合は、ステップS308に移行する。一方、情報を表示器12に表示する必要がない場合は、ステップS309に移行する。
【0097】
図16の例では、外部情報取得部19が取得したVICS情報を表示器12に表示する必要があるか否かの判断を行う。例えば、VICS情報が文字情報である場合は、運転者が当該文字情報を読む必要があるため煩わしい。従って、制御部4は、VICS情報が文字情報である場合は、表示器12に表示する必要はないと判断する。一方、制御部4は、VICS情報が図形情報である場合は、運転者は瞬時に情報の内容を把握することができるため、表示器12に表示する必要があると判断する。
【0098】
ステップS308において、制御部4は、外部情報取得部19が取得した情報を外部コンテンツとして表示器12に表示するように表示データ生成部7を制御する。例えば、ステップS305で優先度が低いと判断されたが運転に影響を与えない情報であれば、表示器12に表示するように表示データ生成部7を制御する。
【0099】
ステップS309において、制御部4は、通信インタフェース部6を介して、通信端末11に外部情報取得部19が取得した情報の表示を依頼する。
【0100】
ステップS310において、制御部4は、目的地に到着したか否かの判断を行う。目的地に到着した場合は、処理を終了する。一方、目的地に到着していない場合は、ステップS302に移行し、以降、ステップS302〜ステップS310の処理を繰り返す。
【0101】
図15は、通信端末11の動作の一例を示すフローチャートである。
【0102】
ステップS401において、通信端末11は、表示制御装置18から情報を受信した否かの判断を行う。具体的には、通信端末11は、表示制御装置18から
図14のステップS309における依頼を受けたか否かの判断を行う。情報を受信した場合は、ステップS402に移行する。一方、情報を受信しなかった場合は、ステップS401の処理を繰り返す。
【0103】
ステップS402において、通信端末11は、表示制御装置18から受信した情報を表示する。
図16の例では、通信端末11は、VICS情報を表示している。
【0104】
ステップS403において、通信端末11は、当該通信端末11の電源がOFFか否かの判断を行う。電源がOFFでない場合は、ステップS401に移行する。一方、電源がOFFの場合は、処理を終了する。
【0105】
上記より、表示制御装置18は、有用な情報を選択してユーザに提示することができる。また、表示器12に表示しないと判断した情報を通信端末11に表示することによって、同乗者が当該情報を把握して運転者に口頭で伝える等することができる。
【0106】
なお、上記では、表示制御装置18の外部情報取得部19が外部の情報を取得する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、通信端末11が外部情報取得部19と同じ機能を有していてもよい。この場合、通信端末11は、外部から取得した情報に対して
図14のステップS305の処理を行い、優先度が高い情報であると判断した場合は、当該情報を表示制御装置18に送信する。そして、表示制御装置18は、通信端末11から受信した優先度が高い情報を表示器12に表示するように制御する。
【0107】
図17,18は、上記の他の一例を示す図である。
【0108】
図17では、通信端末11が災害情報である地震情報を受信した場合について示している。地震情報は、優先度が最も高い情報であるため、通信端末11は地震情報を表示制御装置18に送信する。表示制御装置18は、受信した地震情報を表示器12に表示するように制御する。
【0109】
図18の例では、通信端末11がグルメスポットの情報を有している場合について示している。この場合、通信端末11は、通信端末11が有しているグルメスポットのうち表示制御装置18にとって有用なグルメスポットがある場合は、当該グルメスポットの情報を表示制御装置18に送信する。表示制御装置18にとって有用なグルメスポットとしては、例えば現在位置周辺のグルメスポット等が挙げられる。表示制御装置18は、通信端末11から受信したグルメスポットを表示器12に表示するように制御する。このとき、表示器12において、表示制御装置18が有しているグルメスポット(内部コンテンツ)と、通信端末11から受信したグルメスポット(外部コンテンツ)とを区別して表示するようにしてもよい。
【0110】
以上で説明した表示制御装置は、車載用ナビゲーション装置、すなわちカーナビゲーション装置だけでなく、車両に搭載可能なPND(Portable Navigation Device)および携帯通信端末(例えば、携帯電話、スマートフォン、およびタブレット端末など)、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築されるナビゲーション装置あるいはナビゲーション装置以外の装置にも適用することができる。この場合、表示制御装置の各機能あるいは各構成要素は、上記システムを構築する各機能に分散して配置される。
【0111】
具体的には、一例として、表示制御装置の機能をサーバに配置することができる。例えば、
図19に示すように、ユーザ側に操作部9および表示器12を備え、サーバ20に
図1に示す操作入力部2、データ取得部3、制御部4、内部コンテンツ生成部5、通信インタフェース部6、表示データ生成部7、および表示インタフェース部8を各々備えることによって、表示制御システムを構築することができる。なお、サーバ20に備えられる各構成要素は、適宜に通信端末11および表示器12に分散して配置するようにしてもよい。また、
図4,13に示す各構成要素についても同様である。
【0112】
上記の構成とした場合であっても、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0113】
また、上記の実施の形態における動作を実行するソフトウェア(表示制御方法)を、例えばサーバや通信端末に組み込んでもよい。
【0114】
具体的には、一例として、上記の表示制御方法は、通信端末と通信接続可能な表示制御装置の表示制御方法であって、通信端末と通信を行い、内部コンテンツを生成するためのデータを取得し、取得したデータに基づいて内部コンテンツを生成し、表示制御装置に接続可能な表示器に表示する表示データを生成し、内部コンテンツと同一または関連するカテゴリの外部コンテンツを通信端末から取得するように制御し、予め定められた条件で選択した外部コンテンツを内部コンテンツに統合させた表示データを生成するように制御する。
【0115】
上記より、上記の実施の形態における動作を実行するソフトウェアをサーバまたは通信端末に組み込んで動作させることによって、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0116】
なお、実施の形態1,2において、グルメスポットの検索は、通信端末11だけでなく表示制御装置1,13,18で行ってよい。この場合、表示制御装置1,13,18は、通信端末11と同様の検索機能を有している。また、検索の対象は、グルメスポットだけでなく、映画館または遊園地等の施設(POI)、目的地までの経路の種類(距離優先、料金優先等)、音楽(クラシック、ロック等)、経路案内の方法(図形を用いた案内、音声案内等)であってもよい。POI、経路、および音楽は、通信端末11から送信される外部コンテンツである。
【0117】
検索の結果は、表示器12だけでなく、通信端末11に表示してもよい。検索結果を表示する際に、表示制御装置1,13,18の検索結果と、通信端末11の検索結果とが混在する場合は、各々が区別可能なように表示してもよい。検索結果のうち、例えば優先度が高い、またはより有用な情報については強調して表示してもよい。表示器12または通信端末11が3D表示を行う場合は、奥行きを利用して、優先度が高い情報を手前側に表示するようにしてもよい。
【0118】
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
【0119】
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。