特許第6437850号(P6437850)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6437850
(24)【登録日】2018年11月22日
(45)【発行日】2018年12月12日
(54)【発明の名称】エンジンシステム
(51)【国際特許分類】
   F01P 3/20 20060101AFI20181203BHJP
   F28D 20/00 20060101ALI20181203BHJP
   F01P 7/16 20060101ALI20181203BHJP
   F02F 1/36 20060101ALI20181203BHJP
   F02M 26/23 20160101ALI20181203BHJP
   F02M 31/20 20060101ALI20181203BHJP
   F02F 1/10 20060101ALI20181203BHJP
【FI】
   F01P3/20 E
   F28D20/00 G
   F01P7/16 504C
   F01P7/16 504B
   F01P7/16 504A
   F02F1/36 C
   F02M26/23
   F02M31/20 A
   F02F1/10 A
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-41560(P2015-41560)
(22)【出願日】2015年3月3日
(65)【公開番号】特開2016-160860(P2016-160860A)
(43)【公開日】2016年9月5日
【審査請求日】2017年12月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003609
【氏名又は名称】株式会社豊田中央研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山中 玄太郎
(72)【発明者】
【氏名】志満津 孝
(72)【発明者】
【氏名】山口 卓也
【審査官】 齊藤 公志郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−057933(JP,A)
【文献】 特開2009−257239(JP,A)
【文献】 特開2013−160195(JP,A)
【文献】 特開2014−148957(JP,A)
【文献】 特開2003−278612(JP,A)
【文献】 特開昭63−280817(JP,A)
【文献】 特開2012−127195(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0374058(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F01P 1/00−11/20
F28D 20/00
F02M 26/00−74
F02M 31/20
F02F 1/10、36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンの冷却材を冷媒吸着器に熱を供給することによって前記冷媒吸着器から冷媒を脱離させて化学蓄熱反応器に供給し、これによって前記化学蓄熱反応器で熱を発生させ、当該熱をエンジンの冷却材の昇温に利用すると共に、前記冷媒吸着器での吸熱反応によって生成された冷却材を冷却に利用することが可能なエンジンシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のエンジンシステムであって、
ラジエータを介して外気から前記冷媒吸着器に熱を供給することによって前記冷媒吸着器から冷媒を脱離させて前記化学蓄熱反応器に供給し、これによって前記化学蓄熱反応器で熱を発生させ、当該熱をエンジンの冷却材の昇温に利用する状態にすることも可能なエンジンシステム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のエンジンシステムにおいて、
前記冷媒吸着器での吸熱反応に伴って生成された冷却材を前記エンジンの排気側のライナー又は前記エンジンの吸気ポートの冷却に利用することを特徴とするエンジンシステム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジンシステムにおいて、
EGRシステムを備え、前記エンジンの冷却材をEGRクーラーに供給することを特徴とするエンジンシステム。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載のエンジンシステムにおいて、
前記エンジンは、過給エンジンであり、
前記冷媒吸着器での吸熱反応に伴って生成された冷却材をインタークーラーの冷却に利用することを特徴とするエンジンシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
エンジンの吸気の温度を調整することによって、エンジンにおけるノッキングを低減する技術が知られている。例えば、2つの出口を有するラジエータを用いて、それぞれの出口から温度の異なる冷却水を生成し、それらの冷却水の混合比を調整して吸気用熱交換器に流入させることによって吸気の温度を調整する構成が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−49063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、低温水を生成させるときにラジエータを用いて外気に熱を捨てると、エンジンの暖気が要求される際にその昇温が遅くなるという問題がある。
【0005】
また、エンジンが搭載される車両では最大負荷において冷却性能が満足されるようにラジエータが設計されるが、低温水を生成するためにラジエータを用いるためにはラジエータをより大きくする必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様は、エンジンの冷却材を冷媒吸着器に熱を供給することによって前記冷媒吸着器から冷媒を脱離させて化学蓄熱反応器に供給し、これによって前記化学蓄熱反応器で熱を発生させ、当該熱をエンジンの冷却材の昇温に利用すると共に、前記冷媒吸着器での吸熱反応によって生成された冷却材を冷却に利用することが可能なエンジンシステムである。
【0007】
ここで、ラジエータを介して外気から前記冷媒吸着器に熱を供給することによって前記冷媒吸着器から冷媒を脱離させて前記化学蓄熱反応器に供給し、これによって前記化学蓄熱反応器で熱を発生させ、当該熱をエンジンの冷却材の昇温に利用する状態にすることも可能であることが好適である。
【0008】
また、前記冷媒吸着器での吸熱反応に伴って生成された冷却材を前記エンジンの排気側のライナー又は前記エンジンの吸気ポートの冷却に利用することが好適である。
【0009】
また、EGRシステムを備え、前記エンジンの冷却材をEGRクーラーに供給することが好適である。
【0010】
また、前記エンジンは、過給エンジンであり、前記冷媒吸着器での吸熱反応に伴って生成された冷却材をインタークーラーの冷却に利用することが好適である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、エンジンにおける冷損を低減したエンジンシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施の形態におけるエンジンシステムの構成を示す図である。
図2】本発明の実施の形態における吸着器に供給する冷却材の温度と化学蓄熱器からの出力温度との関係を示す図である。
図3】本発明の実施の形態におけるエンジンシステムの別の状態を示す図である。
図4】本発明の実施の形態におけるエンジンの冷却箇所を示す図である。
図5】本発明の実施の形態におけるエンジンシステムの別例の構成を示す図である。
図6】本発明の実施の形態におけるエンジンシステムの別例の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<基本構成>
本発明の実施の形態におけるエンジンシステム100は、図1に示すように、エンジン10、ラジエータ12、ポンプ14、吸着器(冷媒吸着器)16、ポンプ18、化学蓄熱器(化学蓄熱反応器)20及び排熱回収器22を含んで構成される。
【0014】
エンジン10は、車輌等に搭載され、外部から供給される燃料を燃焼させることによって駆動力を発生させる。エンジン10は、エンジンヘッド10aとエンジンブロック10bを含み、これらを組み合わせて構成される。ラジエータ12は、冷却材(例えば冷却水)から熱を放熱する熱交換器であり、冷却対象の流体や熱源の流体を内部に流して周囲の空気や水に熱伝導により放熱する。ラジエータ12に流される冷却材はポンプ14によって循環させられる。本実施の形態では、バルブV1及び流路切替器V2によって、エンジン10を介さずに吸着器16のみに冷却材を循環させる状態(ラジエータ12→ポンプ14→吸着器16→ラジエータ12)と、ラジエータ12を介してエンジン10(エンジンヘッド10a及びエンジンブロック10b)に冷却材を循環させる状態(ラジエータ12→ポンプ14→吸着器16→エンジン10→ラジエータ12)と、を切り替えることができる。
【0015】
また、本実施の形態のエンジンシステム100では、ポンプ18を用いて化学蓄熱器20を介して冷却材をエンジン10に循環させる経路(ポンプ18→エンジン10→化学蓄熱器20→ポンプ18)も設けられる。ここで、三方弁V3を設けることによって、化学蓄熱器20に冷却材を通す経路と通さない経路とを選択可能とすることが好適である。また、バルブV4を設けて、エンジン10のエンジンブロック10bには冷却材を循環させる状態と循環させない状態とを切り替えられるようにしてもよい。
【0016】
なお、本実施の形態では、エンジン10と化学蓄熱器20(又はポンプ18)との間に排熱回収器22を設けた構成としたが、排熱回収器22を設けなくてもよい。排熱回収器22は、エンジン10の燃焼時に発生する排気ガス中の熱エネルギーを回収し、暖房性能の向上やエンジン10の早期暖機に用いるために設けられる。
【0017】
<エンジン暖機時>
エンジン10の起動時等において暖機を行う場合、エンジン10のエネルギー効率を改善するためにはエンジン10の燃焼室から冷却材(冷却水)への熱交換を抑制する必要がある。そのためには、エンジン10へ供給される冷却材を昇温することが1つの解決策となる。そこで、本実施の形態のエンジンシステム100では、吸着器16及び化学蓄熱器20を用いて、前回の運転時における排熱を利用した蓄熱を行っておき、その蓄熱されたエネルギーを用いて冷却材の昇温を行う。
【0018】
蓄熱の方法には、物質の温度変化を利用した顕熱蓄熱、物質の相変化を利用した潜熱蓄熱等があるが、いずれも蓄熱時間が長くなると放熱によるエネルギー損失が大きくなるため、本実施の形態では化学蓄熱を選択している。化学蓄熱は、体積当りの蓄熱量が大きく、長期間に亘る蓄熱が可能である点で優れている。
【0019】
化学蓄熱は、冷媒の吸蔵又は放出により発熱又は吸熱する蓄熱剤を収納した化学蓄熱器20と、加熱によりその冷媒を放出すると共に放熱によりその冷媒を吸着する冷媒吸着材を収納した吸着器16と、を組み合わせて行われる。
【0020】
蓄熱剤としては、主に、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素又は遷移金属元素のうち少なくとも一種類と塩素との化合物とすることが好適である。アルカリ金属元素には、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)及びフランシウム(Fr)が挙げられる。その金属塩化物(アルカリ金属塩化物)には、LiCl、NaCl、KCl等が挙げられる。また、アルカリ土類金属元素には、ベリリウム(Be)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(BA)及びラジウム(Ra)が挙げられる。その金属塩化物(アルカリ土類金属塩化物)には、MgCl2、CaCl2、SrCl2等が挙げられる。このうち、カルシウム塩化物(CaCl2)がより好適である。また、遷移金属元素には多くの種類があるが、蓄熱に適した遷移金属塩化物としては、MnCl2、FeCl2、CoCl2、NiCl2等が挙げられる。
【0021】
吸着材としては、冷媒を吸着できる活性炭等を適用することが好適である。吸着材を筐体に収納することにより吸着器16が構成される。なお、本実施の形態では、冷媒として氷点下以下でも高い蒸気圧により輸送が期待できるアンモニア(NH3)を適用している。
【0022】
図1は、本実施の形態のエンジンシステム100における暖機時における第1の状態を示す。図1に示した状態において、外気によりラジエータ12を介して吸着器16に熱(外気温相当)を供給することにより吸着器16の吸着材からの冷媒(アンモニア)の離脱が促進される。このとき、バルブV5を開状態とすることによって、吸着器16から化学蓄熱器20へ冷媒が供給される。これによって、化学蓄熱器20において発熱反応が進行し、その熱が熱交換によって伝えられてエンジン10の冷却材が加熱される。この冷却材がエンジン10へ供給されてエンジン10が暖機される。
【0023】
図2は、吸着器16に供給する冷却材の温度と化学蓄熱器20からの出力温度との関係を示すグラフである。暖機時において吸着器16に供給する冷却材の温度は外気温とほぼ等しく、この外気温に対して化学蓄熱器20からの出力温度が決定される。そして、暖機の対象であるエンジン10の冷却材の温度が化学蓄熱器20からの出力温度と等しくなった時点で化学蓄熱器20から冷却材に対して熱を移動できなくなる。例えば、外気温が25℃程度であれば、化学蓄熱器20からの出力温度は50℃程度となり、図1に示す第1の状態においてエンジン10は50℃程度までしか暖機されない。
【0024】
そこで、本実施の形態のエンジンシステム100では、図3に示すような第2の状態とすることにより、より高い温度までエンジン10の暖機を可能とする。第2の状態では、エンジンシステム100は、バルブV1及び流路切替器V2によって吸着器16を通る冷却材がエンジン10のエンジンブロック10bの一部を介して循環する。
【0025】
第2の状態では、エンジン10を冷却する冷却材は分岐されて吸着器16と化学蓄熱器20の両方を循環する。吸着器16では、エンジン10によって暖められて外気温よりも高い温度となった冷却材からの加熱によって冷媒(アンモニア)が放出される。吸着器16から放出された冷媒(アンモニア)は化学蓄熱器20に供給される。これに伴って、吸着器16では、冷却材から熱が奪われて、低温となった冷却材がエンジンブロック10bの一部へ供給される。一方、化学蓄熱器20では、吸着器16から冷媒(アンモニア)が供給され、冷却材が加熱される。化学蓄熱器20にて加熱された冷却材はエンジンヘッド10a及びエンジンブロック10bの一部へ供給される。
【0026】
一般的に、吸着器16と化学蓄熱器20での反応熱比は、化学蓄熱器20の方が大きくなる。すなわち、時間の経過と共に、エンジン10の冷却材は昇温され、暖機時においてエンジンシステム100全体として冷損を低減する効果が得られる。例えば、化学蓄熱器20の蓄熱剤としてCaCl2、吸着器16の吸着材として活性炭、及び冷媒としてアンモニアを用いた場合、化学蓄熱器20と吸着器16での反応熱比は2:1である。すなわち、吸着器16に対して1の熱量を投入して冷媒(アンモニア)を脱離させることによって、化学蓄熱器20では2の熱量が発生する。
【0027】
このように、エンジン10によって暖められた冷却材を吸着器16へ供給することで、化学蓄熱器20からの出力温度を高めることができ、これによってエンジン10の暖機をより促進させることができる。例えば、図2を参照すれば、吸着器16に対して40℃程度の冷却材を供給することによって、化学蓄熱器20の出力温度を60℃程度まで高めることができる。
【0028】
なお、吸着器16において生成された低温の冷却材はエンジンシステム100の構成要素の冷却に用いることが好適である。例えば、図4に示すように、エンジン10のエンジンブロック10bにおける排気側のライナーの上部10cに供給することが好適である。これにより、エンジン10の燃焼室内で最も高温となる部分のエンドガスが冷却され、ノッキングの発生を抑制することができる。また、エンジン10のエンジンブロック10bにおける吸気ポート10dの近傍に供給することが好適である。これにより、エンジン10に供給される吸気ガスが冷却され、ノッキングの発生を抑制することができる。
【0029】
<蓄熱時>
エンジン10の暖機が終了すると、エンジン10が十分に暖められた状態において化学蓄熱器20での蓄熱が行われる。この場合、暖機時とは逆に化学蓄熱器20には加熱された冷却材がエンジン10から供給され、化学蓄熱器20から冷媒(アンモニア)が放出される。化学蓄熱器20から放出された冷媒(アンモニア)は、バルブV5を介して吸着器16へ供給され、吸着器16の吸着材に冷媒(アンモニア)が吸着される。このとき、吸着器16では吸着熱による熱が発生する。
【0030】
このようにして、車輌の通常走行時等において吸着器16及び化学蓄熱器20における蓄熱が行われる。このようにして蓄熱されたエネルギーを、次回の暖機時に使用することができる。
【0031】
<変形例>
吸着器16において低温化された冷却材や化学蓄熱器20において高温化された冷却材は、エンジン10の冷却や暖機以外にも使用することもできる。
【0032】
図5に示すエンジンシステム200のように、排気再循環システム(EGRシステム)が設けられている場合、EGRクーラー30とエンジンヘッド10aの冷却配管とを繋ぐバルブV6を開状態とすることによって、化学蓄熱器20によって高温化された冷却材をEGRクーラー30へ供給することができる。EGRクーラー30に供給された冷却材は、EGRバルブ32及びオイルクーラー34を介して化学蓄熱器20へ戻される。これによって、EGRクーラー30での凝縮水の生成を抑制することができる。
【0033】
また、図6に示すように、ヒータ36が設けられている場合、ヒータ36とエンジンヘッド10aの冷却配管とを繋ぐバルブV7を開状態とすることによって、化学蓄熱器20によって高温化された冷却材をポンプ38を介してヒータ36へ供給することができる。ヒータ36に供給された冷却材は化学蓄熱器20へ戻される。これによって、化学蓄熱器20において高温化された冷却材をヒータ36で利用することができる。
【0034】
また、エンジン10が過給機を伴う過給エンジンである場合、吸着器16で低温下された冷却材をインタークーラーに供給して空気を冷却してエンジン10へ供給するようにしてもよい。これにより、エンジン10への過給空気が冷却され、燃焼室内でのノッキングを抑制できる。
【0035】
なお、本発明のエンジンシステムにおいて冷却又は加熱できる場所はこれらに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0036】
10 エンジン、10a エンジンヘッド、10b エンジンブロック、10c 排気側ライナーの上部、10d 吸気ポート、12 ラジエータ、14 ポンプ、16 吸着器、18 ポンプ、20 化学蓄熱器、22 排熱回収器、30 EGRクーラー、32 EGRバルブ、34 オイルクーラー、36 ヒータ、38 ポンプ、100,200 エンジンシステム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6