(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記追加認証は、管理者によって事前に登録された電子メール(E−mail)または追加電話番号を用いた認証を行うことで、前記ユーザー端末が組織に属するメンバーの端末であるか否かを確認することを特徴とする、請求項1に記載のソーシャルネットワーキングサービス方法。
前記第3段階で、前記アイコンは公知事項、メッセージ、日程、自由掲示板およびアンケートに対するアイコンを含むことを特徴とする、請求項1に記載のソーシャルネットワーキングサービス方法。
前記第b段階で、SNSサーバーが前記ユーザー端末にデータを提供する際に、プッシュメッセージで閲覧を誘導し、一定の時間後に前記データを閲覧していないユーザー端末へ再びプッシュメッセージを伝送することを特徴とする、請求項6に記載のソーシャルネットワーキングサービス方法。
前記第1ユーザー端末または前記第2ユーザー端末が、チャット入力ウィンドウの状態が変更されると、チャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージを提供する段階と、
前記第1ユーザー端末または前記第2ユーザー端末がチャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージをプッシュサービスを介して受信する段階とをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のソーシャルネットワーキングサービス方法。
前記第1ユーザー端末または第2ユーザー端末が、前記チャット画面に出力されたメッセージに対して当該メッセージが出力された時間が特定の時間だけ経過した場合、当該メッセージを削除する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のソーシャルネットワーキングサービス方法。
ユーザー端末が通信網を介して接続したときに、接続されたユーザー端末が登録されている組織および会合があるか否かを確認し、前記ユーザー端末の属する組織および会合に関連するアイコンをメイン画面として提供して、前記ユーザー端末が、管理者によって登録された組織に属するか否か、および事前に前記ユーザー端末を介して加入して登録された会合があるか否かを確認するSNSサーバー;を含み、
前記SNSサーバーは、前記ユーザー端末の最初接続の際に、管理者によって事前に登録されたユーザー端末の固有番号または電話番号を用いた認証を介して、前記ユーザー端末が組織および会合に属するメンバーの端末であるか否かを確認し、
前記登録された組織および会合に属するメンバーの端末ではない場合、前記ユーザー端末が既存会員であるか新規会員であるかに対する確認画面を前記ユーザー端末に提供し、
前記ユーザー端末の入力によって既存会員であることを選択した場合、前記ユーザー端末による追加認証を実施し、前記ユーザー端末の入力によって新規会員であることを選択した場合、前記ユーザー端末に会員加入画面を提供し、
前記ユーザー端末は、
チャット画面のチャット入力ウィンドウにメッセージが入力されると、前記メッセージを暗号化して提供する第1ユーザー端末と、
前記第1ユーザー端末から暗号化されたメッセージを受信すると、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態を確認し、前記確認の結果に応じて、前記暗号化されたメッセージを処理してチャット画面に出力する第2ユーザー端末とを含み、
前記第1ユーザー端末は
チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態から活性化状態に切り替えられると、前記チャット画面上に出力されたメッセージのうち、送ったメッセージをアイコンとして表示し、
前記第2ユーザー端末は
チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態から活性化状態に切り替えられると、チャット画面上に出力されたメッセージのうち、受信メッセージをアイコンとして表示することを特徴とする、
ソーシャルネットワーキングサービスシステム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0012】
本発明は、ソーシャルネットワーキングサービス方法およびシステムに関するもので、特に、一定のレベル以上のセキュリティが要求される組織と、組織のメンバーだけでなくそのメンバーの知人が参加できる会合を同時に運営、管理することができるように、ユーザー端末が通信網を介してSNSサーバーに接続する第1段階と、前記SNSサーバーに接続されたユーザー端末が、管理者によって登録された組織に属するか否か、および事前に前記ユーザー端末を介して加入して登録された会合があるか否かを確認する第2段階と、前記SNSサーバーが前記ユーザー端末に前記ユーザー端末の属する組織および/または会合に関連するアイコンをメイン画面として提供する第3段階とを含むことを特徴とする、ソーシャルネットワーキングサービス方法を提案する。
【0013】
また、ユーザー端末が通信網を介して接続したときに、接続されたユーザー端末が登録されている組織および会合があるか否かを確認し、前記ユーザー端末の属する組織および/または会合に関連するアイコンをメイン画面として提供するSNSサーバー;を含むが、前記SNSサーバーは、ユーザー端末が、管理者によって登録された組織に属するか否か、および事前に前記ユーザー端末を介して加入して登録された会合があるか否かを確認することを特徴とする、ソーシャルネットワーキングサービスシステムを提供する。
【0014】
本発明の権利範囲は、以下で説明する実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的要旨を逸脱しない範囲内で、当該技術分野における通常の知識を有する者によって多様に変形実施できる。
【0015】
以下、本発明のソーシャルネットワーキングサービス方法およびシステムについて
図1〜
図15を参照して詳細に説明する。また、本発明を説明するにあたり、関連する公知の機能または構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にするおそれがあると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
【0016】
本明細書においては、いずれかの構成要素が他の構成要素へデータまたは信号を「伝送」または「提供」する場合には、構成要素は、他の構成要素へ直接前記データまたは信号を伝送することができ、少なくとも一つの別の構成要素を介してデータまたは信号を他の構成要素へ伝送することができることを意味する。
【0017】
また、以下の説明において、「サーバー」とは、ユーザーが接続してコンテンツを利用するために接続するサーバーコンピュータを意味し、容量が小さい或いは利用者の数が少ない場合、1つのサーバーに多数のプログラムが運営できる。また、容量が非常に大きい或いはリアルタイム接続人数が多い場合は、サーバーの機能に応じて一つのシステム運営のためのサーバーが少なくとも一つ存在することもできる。
【0018】
本明細書における「サーバー」には、それぞれのデータベースに対応する情報を格納するためのソフトウェアおよびハードウェアの機能的・構造的結合を意味するDBが含まれ得る。DBは、少なくとも一つのテーブルとして実現されてもよく、データベースに格納された情報を検索、格納および管理するための別個のDBMS(Database Management System)をさらに含んでもよい。また、連結リスト(linked−list)、ツリー(Tree)、関係データベース形態などの様々な方式で実現でき、データベースに対応する情報を格納することができるすべてのデータ記憶媒体およびデータ構造を含む。
【0019】
図1は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービスシステムを示す図である。
図1を参照すると、ソーシャルネットワーキングサービスシステムは、ユーザー端末10およびSNSサーバー30を含み、認証サーバー40をさらに含むことができる。
【0020】
前記ユーザー端末10は、通信網20を介して前記SNSサーバー30に接続してデータをやり取りすることができるものをいう。ソーシャルネットワーキングサービスの特性上、前記ユーザー端末10は、
図1に示すように多数個が存在することが好ましい。一例として、ユーザー端末A10からいずれかのデータをSNSサーバー30に伝送すると、前記データを閲覧する資格を持つユーザーがユーザー端末B、C10などを介して接続してこれを閲覧する機能を果たす。また、前記ユーザー端末10は、組織または会合に登録されたユーザー端末10であるか否かを確認するために、認証端末の役割を行うことができる。
【0021】
このようなユーザー端末10は、有線端末および無線端末を含む広範囲な端末を意味するので、PC(Personal Computer)、IPテレビジョン(Internet Protocol Television)、ノート型パソコン(Notebook−sized personal computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、IMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)フォン、GSM(Global System for Mobile Communication)フォン、GPRS(General Packet Radio Service)フォン、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)フォン、UMTS(Universal Mobile Telecommunication Service)フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォンなどを含み、互いに異なる端末、サーバーおよびシステムとの音声および映像に対するデータの送受信を行うようにする機能の提供を受けることができる。
【0022】
前記通信網は、大容量・長距離音声およびデータサービスが可能な大型通信網の高速基幹網である通信網であり、インターネット(Internet)または高速のマルチメディアサービスを提供するための次世代の有線および無線網でありうる。有無線通信網が移動通信網である場合、同期式移動通信網であってもよく、非同期式移動通信網であってもよい。非同期式移動通信網の一実施例として、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の通信網を挙げることができる。この場合、図示してはいないが、有無線通信網はRNC(Radio Network Controller)を含むことができる。一方、WCDMA網を一例として挙げたが、3G
LTE網、4G網などの次世代通信網、その他のIPアドレスをベースにしたIP網でありうる。前記通信網20は、ユーザー端末10、SNSサーバー30を始めとして、本発明に含まれたデータベース、認証サーバー、その他のシステム相互間の信号およびデータを相互伝達する役割を果たす。
【0023】
前記SNSサーバー30は、ユーザー端末10にソーシャルネットワーキングサービスを提供するWebサーバーまたはWapサーバーであり、アプリケーションサーバーなどのすべてのサーバーおよび装備を含み、組織別データベース31および統合データベース32と連動して前記ユーザー端末10にデータを提供する、或いはされる役割を果たす。特に、前記SNSサーバーは、一つのソーシャルネットワーキングサービスを介して組織と会合を同時に運営、管理することができるようにする役割を果たすが、組織はある程度の内部規約などが存在する体系的な団体、たとえば企業、機関、政党、協会などをいい、会合は共通の興味、性向などを介して不特定多数の人々が集まって形成する団体をいう。
【0024】
組織に属するメンバーのユーザー端末10は、ソーシャルネットワーキングサービスの提供を受ける前に管理者によって前記SNSサーバー30に予め登録されており、前記ユーザー端末10が接続の際に簡単な認証のみを受けた後、ソーシャルネットワーキングサービスを利用することができる。これに対し、会合は、組織に属するメンバーが前記ユーザー端末10を介して前記SNSサーバー30に接続して加入し、或いは組織に属するメンバーではない場合にはユーザー端末10を介して別途の会員加入手続きを介して加入して利用することができる。したがって、ユーザー端末10が、組織に属するメンバーの端末であるか否かによって、前記SNSサーバー30で利用できるソーシャルネットワーキングサービスの範囲が異なり、これにより、一定のレベル以上のセキュリティが要求される組織の特性と自由な活動が保障されるべき会合の特性とが全て反映されたコミュニケーション空間が形成されるという効果を得ることができる。
【0025】
一方、前述した組織別データベース31と統合データベース32は、前記SNSサーバー30内に含まれ得るのはもちろんのこと、別個の構成として形成されて通信網を介して前記SNSサーバー30と連動できる。
【0026】
前記組織別データベース31は、
図1に示すように、例えば組織1、2、3などの組織ごとに区分されたDBが存在し、各組織別DB間ではデータが直接交換されない形態を持つので、その組織内の情報が外部に流出する危険性が著しく低くなり、もしいずれか一つの組織DBがハッキングされても、他の組織DBとは分離されているので、一定のレベル以上のセキュリティが保障される。各組織別DBは、その組織のメンバーのみがコミュニケーションする空間であって、公知事項、メッセージ、日程、自由掲示板、アンケートなどに対するデータが格納されている。
【0027】
前記統合データベース32は、各種会合に対する公知事項、メッセージ、日程、自由掲示板、アンケートなどのデータを格納/管理する。また、後述する認証が別個の認証サーバー40で行われない場合、前記統合データベース32は、ユーザー端末10の電話番号および固有番号、追加認証番号、電子メールアドレスなども格納/管理する。
【0028】
前記認証サーバー40は、前記ユーザー端末10が組織に属するメンバーの端末に該当するか否か、および会員加入時に要求される認証のためのデータであるユーザー端末10の電話番号および固有番号、追加認証番号、電子メールアドレスなどを格納/管理する。
【0029】
図2は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービス方法を示すフローチャートであり、
図3は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービス方法における、ユーザー端末が最初にSNSサーバーに接続したときに行われる過程を示すフローチャートである。また、
図4は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービス方法における、ユーザー端末の電話番号または固有番号が変更された場合に行われる過程を示すフローチャートであり、
図5乃至
図15は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービスが提供する画面を示す例示図である。以下、
図2乃至
図15を参照して、ユーザー端末10がSNSサーバー30に最初接続した時点から組織または会合に対するデータを利用することについて具体的に検討する。
【0030】
まず、ユーザーが事前に前記ユーザー端末10を介してSNSサーバー30に接続して、組織および/または会合に属するメンバーであることを確認された後、再度接続する場合について考察すると、
図2に示すように、ユーザー端末10が通信網20を介してSNSサーバー30に接続したとき(S11)、前記SNSサーバー30は、接続されたユーザー端末10が、管理者によって登録された組織に属するメンバーの端末に該当するか否か、および事前に前記ユーザー端末10を介して加入して登録された会合があるか否かを確認する(S12)。
【0031】
前記SNSサーバー30は、接続されたユーザー端末10の属する組織および/または会合を確認した後、これに関連するアイコンを前記ユーザー端末10にメイン画面として提供する(S13)。その後、前記アイコンを活性化させ、組織または会合に関連するソーシャルネットワーキングサービスを利用する過程について後述する。
【0032】
一方、ユーザーがソーシャルネットワーキングサービスを利用するために、前記SNSサーバー30からプログラムをダウンロードしてインストールし、前記ユーザー端末10を介して最初に前記SNSサーバー30に接続(S21)する場合を、
図3に基づいて説明する。前記ユーザー端末10が前記SNSサーバー30に最初接続したというのは、ソーシャルネットワーキングサービスを最初に利用しようとする場合だけでなく、既存利用していたユーザーがプログラムを削除した後、再びダウンロードしてインストールして利用しようとする場合を含む。
【0033】
前記ユーザー端末10がSNSサーバー30に最初接続したときに、前記SNSサーバー30は、前記ユーザー端末10が組織および/または会合に属するメンバーの端末であるか否かを確認する(S22)。前記ユーザー端末10が組織および/または会合に属するメンバーの端末であるか否かを確認する過程で、前記SNSサーバー30は、ユーザー端末10の電話番号および/または固有番号を用いた認証を利用する。一方、前記ユーザー端末10の電話番号および/または固有番号を用いた認証だけでなく、後述する電子メール、追加電話番号を用いた認証は、別個の認証サーバー40を介して行われることも可能であり、前記SNSサーバー30内で自体的に処理されることも可能であるが、以下では、別個の認証サーバー40が設けられて認証される手続きを中心に説明する。
【0034】
一例として、ユーザー端末10の電話番号を用いた認証手続きについて考察すると、前記SNSサーバー30は、前記認証サーバー40へユーザー端末10による認証要求を伝送し(S23)、前記認証サーバー40は、ユーザー端末10に、
図5に示すようにユーザー端末10の電話番号の入力を要求する(S24)。その後、ユーザーがユーザー端末10を介して認証番号に該当するユーザー端末10の電話番号を入力(S25)した後、前記ユーザー端末10は認証サーバー40へ認証番号を伝送する(S26)。
【0035】
前記認証サーバー40は、前記ユーザー端末10から伝送された認証番号を確認して認証結果を生成する(S27)。前記認証サーバー40は認証の結果をSNSサーバー30へ伝送(S28)し、前記SNSサーバー30は、認証の結果から、登録された組織および/または会合に属するメンバーの端末であるか否かを把握する(S29)。
【0036】
その後、認証の結果、前記SNSサーバー30に最初接続したユーザー端末10が、事前に登録されていた組織および/または会合に属するメンバーの端末であることが確認された場合、前記SNSサーバー30は、ユーザー端末10にメイン画面を提供する。ところが、認証の結果、前記ユーザー端末10が、登録されていた組織および/または会合に属するメンバーの端末ではない場合、前記SNSサーバー30は、前記ユーザー端末10に、
図6に示すような確認画面を提供する(S30)。
【0037】
前記確認画面は既存会員と新規会員を選択するようになっている。既存会員は、管理者によって登録された組織のメンバーであるが、そのメンバーのユーザー端末10の電話番号および/または固有番号が変更されて合わない場合を意味するか、或いは、事前にユーザーが会合を利用するために会員加入をしてソーシャルネットワーキングサービスを利用したが、プログラムを削除した後、再びインストールした場合を意味する。また、新規会員は、管理者によって登録された組織のメンバーではないが、ソーシャルネットワーキングサービスで提供される会合のみを利用しようとするユーザーであって、会員加入をしていないため登録されていないユーザーを意味する。既存会員か新規会員かによって後続の手続きは異なる。これについて考察する。
【0038】
まず、
図4を参照すると、ユーザー端末10が既存会員であることを前記確認画面で選択した場合(S41)、前記SNSサーバー30は、事前に管理者またはユーザーによって登録されたユーザーの電子メール(E−mail)または追加電話番号を確認する(S42)。このとき、追加電話番号は、上述したユーザー端末10の電話番号とは異なるものであって、自宅や会社などの電話番号、そのユーザーが持つ他の端末10の電話番号などをいう。
【0039】
その後、前記SNSサーバー30は、前記認証サーバー40へユーザー端末10による追加認証要求を伝送し(S43)、前記認証サーバー40は、ユーザー端末10に、
図7に示すように追加電話番号に対する電話認証、電子メール認証を要求する(S44)。その次、ユーザーがユーザー端末10を介して電話認証または電子メール認証を選択して認証番号を入力(S45)した後、前記ユーザー端末10は認証サーバー40へ認証番号を伝送する(S46)。
【0040】
前記認証サーバー40は、認証番号を用いて認証結果を生成した後(S47)、認証の結果をSNSサーバー30へ伝送(S48)し、前記SNSサーバー30は、認証の結果から、登録された組織および/または会合に属するメンバーの端末であるか否かを把握する(S49)。その後、認証の結果、前記SNSサーバー30に最初接続したユーザー端末10が、事前に登録されていた組織および/または会合に属するメンバーの端末であることが確認された場合、前記SNSサーバー30はユーザー端末10にメイン画面を提供する。
【0041】
一方、ユーザー端末10が新規会員であることを前記確認画面で選択した場合(S51)、前記SNSサーバー30は、ユーザー端末10に、
図8に示すように会員加入画面を提供する(S52)。会員加入時に、ユーザーは、前記ユーザー端末10を介して、追って既存会員であることを確認すべきユーザー端末10の固有番号および/または電話番号、追加電話番号、電子メールなどをSNSサーバー30へ伝送し、この過程で認証手続きが行われることもある。その後、会員加入が完了すると、前記SNSサーバー30はユーザー端末10にメイン画面を提供する。
【0042】
前記SNSサーバー30がユーザー端末10に提供するメイン画面は、ユーザー端末10の属する組織および/または会合に関連するアイコンを含む。前記アイコンは、
図9に示すように、公知事項、メッセージ、日程、自由掲示板およびアンケートなどに対するアイコンが含まれてもよく、スケジュール、電子党員証、電子社員証などのアイコンがさらに含まれてもよい。
【0043】
本発明は、組織および会合を同時に利用するか、組織または会合のみを利用することができるが、組織に対するデータと会合に対するデータの重要度に応じて管理体系を異ならせる。したがって、前記ユーザー端末10による前記アイコンの活性化の際に、前記ユーザー端末10が、前記アイコンに該当するデータの提供を前記SNSサーバー30から受けるが、このとき、データが組織に関連するのか、会合に関連するのかによって区分されて管理されたデータの提供を受ける。
【0044】
一般に、組織に関連するデータは、不特定多数の人に晒されないように管理されることが好ましいので、データが組織に関連する場合、前記SNSサーバー30は、管理者によって組織ごとに分離された組織別データベース31と連動する。また、会合に関連するデータは、多数人の共有が容易となるように統合的に管理されることが望ましいので、データが会合に関連する場合、前記SNSサーバー30は、各会合を統合的に管理する統合データベース32と連動する。
【0045】
一例として、組織と会合の両方に加入されたユーザーの場合、公知事項、メッセージ、日程および自由掲示板のアイコンの中からいずれかを選択した場合、
図10乃至
図13に示すように、組織に関連するデータと会合に関連するデータがリストとして表示される。リストからなるデータを詳細に表示するために、もし組織に関連するデータを選択した場合、前記SNSサーバー30は、組織別データベース31内の当該組織DBからデータを抽出して前記ユーザー端末10に提供し、組織に関連するデータを選択する場合、統合データベース32からデータを抽出して前記ユーザー端末10に提供する。
【0046】
一方、前記組織別データベース31と統合データベース32との間にも連動が可能であるので、前記ユーザー端末10の要求に応じて、相互間でデータの伝送が行われることもできる。よって、会合内のデータを組織に取り込むことができるのはもちろんのこと、組織内のデータを会合に取り込むこともできる。但し、組織内のデータを会合に取り込む場合、データの重要度に応じてセキュリティ等級を分け、共有されないようにするか、或いは一部の資格を備えたユーザー端末10を介してのみ共有されるようにする制限を設定することができる。
【0047】
一方、前記SNSサーバー30は、前記アイコンの活性化の際にデータ閲覧に対する制限、データ閲覧通知などに対する制限を設定することができる。これは、データが組織または会合のどれに関連するか否かとデータの重要度などを判断して管理者またはユーザーによって設定できる。
【0048】
一例として、ユーザーがユーザー端末10を介して前記公知事項または日程をソーシャルネットワーキングサービスにアップロードする場合、前記ユーザー端末10によって公知事項または日程のアイコンを活性化した後、ユーザー端末10を介して入力されたデータを前記SNSサーバー30へ伝送する。
【0049】
このとき、前記SNSサーバー30は、データ入力者のユーザー端末10の要求に応じて、前記データをデータ入力者および/またはデータ閲覧者の認証後に閲覧できるようにして、前記ユーザー端末10に該当データを提供することができる。このとき、閲覧に対する制限を設定して前記SNSサーバー30が提供するユーザー端末10は、データ入力者のユーザー端末10を含めてそのデータ入力者の属する組織または会合のメンバー端末を意味する。また、前記認証は電話、SMSおよび電子メールのいずれかを用いて行うことができる。
【0050】
データ入力者の認証が必要な場合、データ閲覧者は、データ入力者に電話やSMS、電子メールなどを介して認証要求して閲覧に対する承認を受けなければならず、データ閲覧者の認証が必要な場合、データ入力者が事前に告知した認証番号を用いた或いは管理者またはユーザーが登録しておいた電話番号を用いた電話認証、SMS認証または電子メール認証を活用することもできる。
【0051】
一方、前記SNSサーバー30が前記ユーザー端末10にデータを提供するとき、プッシュメッセージで閲覧を誘導することができ、プッシュメッセージを伝送してから一定の時間が経ってもユーザー端末10を介して閲覧していないユーザーに再度プッシュメッセージを伝送することができる。このように重要性の高いデータに対してデータ閲覧通知を提供することにより、閲覧を誘導することができる。
【0052】
本発明は、上述したように、一つのソーシャルネットワーキングサービスに組織と会合が区分されており、組織は管理者によって設定されるので、会合ののみを利用するメンバーは管理者を介さなければ組織のメンバーとして編入されないのに対し、各組織のメンバーはユーザー端末10を介して興味、性向などに応じて会合を形成/加入することができる。
【0053】
図9に示すように、前記SNSサーバー30は、ユーザー端末10へ、メイン画面に新しい会合を形成するアイコンを含めて提供することができる。ユーザー端末10がこれを選択する場合、前記SNSサーバー30は、ユーザー端末10に、
図14に示すように会合形成画面を提供する。このため、ユーザーは、ユーザー端末10を介して会合の名前、会合の区分、会合の会員などを選択して会合を生成することができる。
【0054】
また、
図15に示すように、既存形成されている会合に属するメンバーのユーザー端末10が、まだ当該会合に加入していない組織のメンバーのユーザー端末10へ招待メッセージを発送して会合に加入させることもできる。
【0055】
図16は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービスシステムでセキュリティチャットサービスを提供する一実施例を説明するためのネットワーク構成図である。
【0056】
図16を参照すると、ソーシャルネットワーキングサービスシステムは、第1ユーザー端末100_1および第2ユーザー端末100_2を含む。
図16は、2人のユーザーが自分の保有する端末装置100_1、100_2を介してチャットルームに接続して会話することができる実施例を示したが、このような実施例とは異なり、3人以上のユーザーが自分の保有する端末装置を介してオンラインサービスを利用することができる。このような実施例の場合、
図16には2台の端末装置100_1、100_2以外に追加の端末装置が図示できる。
【0057】
以下では、説明の便宜のために、第1ユーザー端末100_1がメッセージを第2ユーザー端末100_2に提供し、第2ユーザー端末100_2が第1ユーザー端末100_1からメッセージを受信する実施例について説明する。このような実施例とは異なり、第2ユーザー端末100_2がメッセージを第1ユーザー端末100_1に提供し、第1ユーザー端末100_1が第2ユーザー端末100_2からメッセージを受信することができる。
【0058】
第1ユーザー端末100_1および第2ユーザー端末100_2は、互いに接続された状態でチャットルームを介して会話をすることができるユーザーが保有している端末であり、このような第1ユーザー端末100_1および第2ユーザー端末100_2は、スマートフォン、PDA、PC、ノートパソコンなどに実現できる。
【0059】
第1ユーザー端末100_1および第2ユーザー端末100_2が互いに接続されてチャットルームを介して会話をするために、第1ユーザー端末100_1および第2ユーザー端末100_2それぞれにはチャット画面が実行できる。チャット画面は、会話の内容が出力される会話出力ウィンドウ、およびメッセージが入力されるチャット入力ウィンドウを含む。
【0060】
チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態は不活性化状態または活性化状態を維持することができる。例えば、第1ユーザー端末100_1または第2ユーザー端末100_2がチャットルームに接続された場合、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態は活性化状態を維持することができる。別の例を挙げると、第1ユーザー端末100_1または第2ユーザー端末100_2がチャットルームに接続されていない場合、第2ユーザー端末100_2では、チャット画面が実行されないので、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態は不活性化状態を維持することができる。
【0061】
従来は、第1ユーザー端末100_1および第2ユーザー端末100_2のいずれか一方がチャットルームに接続されていなくても、他方の端末装置がメッセージを入力すると、チャット画面に出力され、いずれか一方の端末装置がチャットルームに再び接続すると、チャット画面のメッセージを確認することができた。
【0062】
例えば、第1ユーザー端末100_1および第2ユーザー端末100_2のうち、第1ユーザー端末100_1がチャットルームに接続されていなくても、第2ユーザー端末100_2がメッセージを入力すると、チャット画面に出力され、第1ユーザー端末100_1がチャットルームに再び接続すると、チャット画面のメッセージを確認することができた。
【0063】
このように、チャットルームで会話するユーザーが2人である場合には問題にならないが、チャットルームで会話するユーザーが多数である場合、特定のユーザーがチャットルームを離れている間に秘密の会話を行っても、特定のユーザーがさらにチャットルームに入ってきて当該会話の内容を確認することができるので、悪意のあるユーザーによって会話の内容が漏れるおそれがあるという問題点がある。
【0064】
また、会話の内容が個人情報(たとえば、パスワード、口座番号など)である場合、悪意のあるユーザーが会話の内容を悪意的に使用することにより、第3の被害が発生する可能性があるという問題点がある。
【0065】
本発明では、このような問題点を解決するために、チャット画面のチャット入力ウィンドウを介してメッセージが入力されると、端末装置が当該メッセージを暗号化して他の端末装置に提供する。
【0066】
すると、他の端末装置は、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が活性化状態である場合(たとえば、ユーザーがチャットルームに参加した場合)にのみ、暗号化されたメッセージを復号化してチャット画面に出力し、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態である場合(たとえば、ユーザーがチャットルームを離れている場合)には、暗号化されたメッセージを予め定められた暗号化アイコンとしてチャット画面に出力する。
【0067】
例えば、第1ユーザー端末100_1は、ユーザーによってチャット画面のチャット入力ウィンドウにメッセージが入力されると、メッセージを暗号化して第2ユーザー端末100_2に提供する。第2ユーザー端末100_2は、第1ユーザー端末100_1から暗号化されたメッセージを受信すると、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態を確認する。
【0068】
第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態が活性化状態である場合、暗号化されたメッセージを復号化して元のメッセージをチャット画面に出力し、チャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態であれば、暗号化されたメッセージを予め定められた暗号化アイコンとしてチャット画面に出力する。
【0069】
このとき、第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態であれば、暗号化されたメッセージを予め定められた暗号化アイコンとしてチャット画面に出力するとともに、暗号化されたメッセージの受信を知らせる通知メッセージを出力することができる。
【0070】
これにより、チャットルームで会話するユーザーが多数である場合、特定のユーザーがチャットルームを離れている間に秘密の会話を行っても、当該秘密の会話を暗号化して伝送するため、チャットルームを離れているユーザーのチャット画面には特定のアイコンのみが出力され、ユーザーが会話の内容を確認することができないから、会話の内容が悪意をもって使用されることを事前に予防することができるという長所がある。
【0071】
また、第1ユーザー端末100_1または第2ユーザー端末100_2は、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が変更されたかを確認し、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が変更されると、チャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージを提供する。
【0072】
例えば、第1ユーザー端末100_1は、チャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージを第2ユーザー端末100_2に提供することができる。すると、第2ユーザー端末100_2は、プッシュサービスを介してチャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージを受信することができる。
【0073】
また、第1ユーザー端末100_1または第2ユーザー端末100_2は、チャット画面に出力されたメッセージに対して当該メッセージが出力された時間が特定の時間だけ経過した場合、当該メッセージを削除する。
【0074】
図17は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービスシステムでセキュリティチャットサービスを提供する他の一実施例を説明するためのネットワーク構成図である。
図17に示されたソーシャルネットワーキングサービスシステムの他の一実施例の構成または動作について、
図16を参照して前述したのと同じ或いは相応する内容は省略して説明するが、当業者は、その説明から
図17の他の一実施例を十分に理解することができるだろう。
【0075】
図17に示されたソーシャルネットワーキングサービスシステムは、セキュリティチャットサービス提供サーバー200をさらに含むことができる。
【0076】
第1ユーザー端末100_1は、チャット画面のチャット入力ウィンドウにメッセージが入力されると、メッセージを暗号化してセキュリティチャットサービス提供サーバー200に提供する。セキュリティチャットサービス提供サーバー200は、暗号化されたメッセージを第2ユーザー端末100_2に提供する。
【0077】
すると、第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態が活性化状態であれば、暗号化されたメッセージを復号化して元のメッセージをチャット画面に出力し、チャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態であれば、暗号化されたメッセージを予め定められた暗号化アイコンとしてチャット画面に出力する。
【0078】
このとき、第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態であれば、暗号化されたメッセージを予め定められた暗号化アイコンとしてチャット画面に出力するとともに、暗号化されたメッセージの受信を知らせる通知メッセージを出力することができる。
【0079】
これにより、チャットルームで会話するユーザーが多数である場合、特定のユーザーがチャットルームを離れている間に秘密の会話を行っても、特定のユーザーがさらにチャットルームに入ってきても暗号化アイコンのみを確認することができるので、会話の内容を確認することができないから、会話の内容が悪意的に使用されることを事前に予防することができるという長所がある。
【0080】
図18は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービスシステムにおけるセキュリティチャットサービス提供過程の一実施例を示すフローチャートである。
【0081】
図18を参照すると、第1ユーザー端末100_1は、ユーザーによってチャット画面のチャット入力ウィンドウにメッセージが入力されると、メッセージを暗号化し(段階S310)、暗号化されたメッセージを第2ユーザー端末100_2に提供する(段階S320)。
【0082】
第2ユーザー端末100_2は、第1ユーザー端末100_1から暗号化されたメッセージを受信すると、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態を確認する(段階S330)。第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態が活性化状態であれば(段階S340)、暗号化されたメッセージを復号化して元のメッセージをチャット画面に出力する(段階S350)。
【0083】
第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態であれば(段階S340)、暗号化されたメッセージを予め定められた暗号化アイコンとしてチャット画面に出力する(段階S360)。
図18には示していないが、第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態であっても、暗号化されたメッセージが受信されたことを知らせる通知メッセージを出力する。このとき、ユーザーが通知メッセージをクリックすると、自動的に、暗号化されたメッセージが復号化されて元のメッセージがチャット画面に出力される。
【0084】
図19は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービスシステムにおけるセキュリティチャットサービス提供過程の他の一実施例を示すフローチャートである。
【0085】
図19を参照すると、第1ユーザー端末100_1は、ユーザーによってチャット画面のチャット入力ウィンドウにメッセージが入力されると、メッセージを暗号化し(段階S410)、暗号化されたメッセージをセキュリティチャットサービス提供サーバー200に提供する(段階S420)。セキュリティチャットサービス提供サーバー200は、第1ユーザー端末100_1から暗号化されたメッセージを受信すると、第2ユーザー端末100_2に提供する(段階S430)。
【0086】
第2ユーザー端末100_2は、セキュリティチャットサービス提供サーバー200から暗号化されたメッセージを受信すると、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態を確認する(段階S440)。第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態が活性化状態であれば(段階S450)、暗号化されたメッセージを復号化して元のメッセージをチャット画面に出力する(段階S460)。
【0087】
第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態であれば(段階S450)、暗号化されたメッセージを予め定められた暗号化アイコンとしてチャット画面に出力する(段階S470)。
図19には示していないが、第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態であっても、暗号化されたメッセージが受信されたことを知らせる通知メッセージを出力する。このとき、ユーザーが通知メッセージをクリックすると、自動的に、暗号化されたメッセージが復号化されて元のメッセージがチャット画面に出力される。
【0088】
図20は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービスシステムにおけるセキュリティチャットサービス提供過程によるユーザー端末の実行過程を示す例示図である。
【0089】
図20を参照すると、第1ユーザー端末100_1は、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が活性化状態である場合、ユーザーがメッセージを入力することができるようにし、ユーザーによってチャット画面のチャット入力ウィンドウにメッセージが入力されると、参照番号510のようにメッセージを暗号化して第2ユーザー端末100_2に提供する。
【0090】
もし、第1ユーザー端末100_1はチャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態から活性化状態に切り替えられると、以前に送ったメッセージは参照番号520のようにアイコンとして表示される。
【0091】
第2ユーザー端末100_2は、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が活性化状態であれば、参照番号530のように第1ユーザー端末100_1から受信された暗号化メッセージを復号化して表示することができ、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態であれば、参照番号540のようにプッシュサービスを介してチャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージを受信することができる。
【0092】
もし、第2ユーザー端末100_2は、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態から活性化状態に切り替えられると、チャット画面上のメッセージはアイコンとして表示される。
【0093】
図21乃至
図23は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービスシステムにおけるセキュリティチャットサービス提供過程によるユーザー端末の実行過程を示す例示図であり、
図24および
図25は本発明に係るソーシャルネットワーキングサービスシステムにおけるセキュリティチャットサービス提供過程によるユーザー端末の実行過程を示す例示図である。
【0094】
図21乃至
図25を参照すると、ユーザーは、セキュリティチャットを行うために、
図21の(a)のように自分の保有する第1ユーザー端末100_1を介してセキュアチャットを行うことができる。第1ユーザー端末100_1は、第2ユーザー端末100_2から暗号化されたメッセージを受信すると、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態を確認して活性化状態であるため、暗号化されたメッセージを復号化して、
図21の(b)のようにチャット画面に「お久しぶりです!!!お元気でいらっしゃいますか。」を出力する。
【0095】
第1ユーザー端末100_1または第2ユーザー端末100_2は、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が変更されると、チャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージを提供し、第1ユーザー端末100_1または第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージをプッシュサービスを介して受信することができる。
【0096】
つまり、第2ユーザー端末100_2で実行されるチャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が活性化状態から不活性化状態に変更されると、第2ユーザー端末100_2は、チャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージを第1ユーザー端末100_1に提供し、第1ユーザー端末100_1は、
図21の(c)のように、第2ユーザー端末100_2で実行されるチャット画面のチャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージをチャット画面に出力することができる。
【0097】
ユーザーが
図22の(d)のようにチャット画面のチャット入力ウィンドウにメッセージを入力すると、第1ユーザー端末100_1は、メッセージを暗号化して第2ユーザー端末100_2に提供する。このとき、第2ユーザー端末100_2で実行されるチャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態であるため、第2ユーザー端末100_2は、
図24の(a)のように、暗号化されたメッセージの受信を知らせる通知メッセージを表示する。
【0098】
このような場合、ユーザーによってメッセージウィンドウがクリックされてもクリックされなくてもよい。もし、ユーザーによってメッセージウィンドウがクリックされた場合、第2ユーザー端末100_2で実行されるチャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態から活性化状態に変更されながら、
図24の(b−1)のように、暗号化されたメッセージを復号化してチャット画面に出力することができる。このとき、第2ユーザー端末100_2で実行されるチャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態から活性化状態に変更されたため、以前の会話はアイコンとして表示できる。
【0099】
第2ユーザー端末100_2のこのような実行に応じて、第1ユーザー端末100_1は、
図22の(e−1)のように、第2ユーザー端末100_2で実行されるチャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態から活性化状態に変更されたことを知らせるチャット入力ウィンドウの状態変更通知メッセージを出力し、自分が入力したメッセージを出力する。
【0100】
これに対し、ユーザーがメッセージウィンドウがクリックされていない場合、第2ユーザー端末100_2は、第1ユーザー端末100_1から受信された暗号化メッセージに対する復号化を実行せず、
図25の(b-1)のように、暗号化メされたメッセージに該当する所定のアイコンをチャット画面に出力する。第2ユーザー端末100_2のこのような実行に応じて、第1ユーザー端末100_1は
図23の(e−2)のように自分の入力したメッセージを出力する。
【0101】
また、第1ユーザー端末100_1は、チャット画面のチャット入力ウィンドウの状態が不活性化状態に切り替えられた後、再び活性化状態に切り替えられると、
図23の(f)のように、送ったメッセージをアイコンとして表示することができる。
【0102】
前述したように、本発明は、一つのソーシャルネットワーキングサービスで組織と会合を同時に運営、管理することができるので、ユーザーが多数のソーシャルネットワーキングサービスを端末にインストールして使用しなければならない不便さを軽減することができ、組織のメンバーは前記SNSサーバーの管理者にのみ設定され、各組織別に別個のDBを使用することにより、組織のメンバーは本発明を利用する上で一定のレベル以上のセキュリティが保障され、会合のメンバーは不特定多数の人との自由なコミュニケーションが可能である。
【0103】
本発明は、また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータ可読のコードで実現することが可能である。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取れるデータが格納される全種類の記録装置を含む。
【0104】
コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク(登録商標)、光データ記憶装置などがあり、また、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形で実現されるものも含む。
【0105】
また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで接続されたコンピュータシステムに分散し、分散方式でコンピュータ可読のコードが格納および実行できる。そして、本発明を実現するための機能的な(functional)プログラム、コードおよびコードセグメントは本発明の属する技術分野におけるプログラマーによって容易に推論できる。
【0106】
以上、本発明によれば、ソーシャルネットワーキングサービスを介して、組織メンバーの場合はSNSサーバー管理者によって登録が行われる一方、会合は組織のメンバーなどを含めて不特定多数の人が直接加入して行われるので、一定のレベル以上のセキュリティが要求される組織、例えば企業、政党、協会などのメンバー間のコミュニケーション空間を提供すると同時に、興味のある分野が同一である或いは性向が似ている組織のメンバーを含め、メンバーの知人間のコミュニケーション空間を提供する。
【0107】
したがって、1つのソーシャルネットワーキングサービスで組織と会合を同時に運営、管理することができるため、ユーザーが状況に応じて多数のソーシャルネットワーキングサービスを端末にインストールして使用しなければならない不便さを減らすことができるので、利便性が向上する。
【0108】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。