特許第6439627号(P6439627)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6439627
(24)【登録日】2018年11月30日
(45)【発行日】2018年12月19日
(54)【発明の名称】パーキングブレーキ用イコライザー
(51)【国際特許分類】
   B60T 11/06 20060101AFI20181210BHJP
【FI】
   B60T11/06
【請求項の数】1
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-162886(P2015-162886)
(22)【出願日】2015年8月20日
(65)【公開番号】特開2017-39403(P2017-39403A)
(43)【公開日】2017年2月23日
【審査請求日】2018年1月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000213
【氏名又は名称】特許業務法人プロスペック特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100184686
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 秀樹
(72)【発明者】
【氏名】劒重 晶弘
(72)【発明者】
【氏名】青山 照晃
【審査官】 杉山 悟史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−207762(JP,A)
【文献】 特開2010−208355(JP,A)
【文献】 実用新案登録第2585366(JP,Y2)
【文献】 仏国特許出願公開第03043971(FR,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60T 11/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の右後輪に制動力を発生させる右パーキングブレーキ装置に一端が接続され且つ他端に円柱状の第1被係止部が設けられ同車両の中央部において軸線が車両前後方向に沿うように配設される第1ケーブルと、前記車両の左後輪に制動力を発生させる左パーキングブレーキ装置に一端が接続され且つ他端に円柱状の第2被係止部が設けられ同車両の中央部において軸線が車両前後方向に沿うように配設される第2ケーブルと、を前記車両のパーキングブレーキ操作子の操作により張力が発生する操作ケーブルに接続するパーキングブレーキ用イコライザーであって、
前記第1被係止部と係合する第1係止孔及び前記第2被係止部と係合する第2係止孔が形成された平板状の上面係止片と、前記第1被係止部と係合する第3係止孔及び前記第2被係止部と係合する第4係止孔が形成された平板状の下面係止片と、前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき前記上面係止片及び前記下面係止片が互いに平行且つ対向するようにそれらを車両前方側にて保持する背面板と、を備え、
前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき車幅方向の中央部において前記操作ケーブルの端部を前記上面係止片と前記下面係止片とによって保持し、前記第1被係止部から延びる前記第1ケーブルが前記上面係止片と前記下面係止片との間を車両後方に向けて通過するように前記第1被係止部を前記第1係止孔及び前記第3係止孔により係止し、前記第2被係止部から延びる前記第2ケーブルが前記上面係止片と前記下面係止片との間を車両後方に向けて通過するように前記第2被係止部を前記第2係止孔及び前記第4係止孔により係止する、イコライザーにおいて、
前記第1係止孔及び前記第3係止孔は、互いに同形で対向しており、前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき同イコライザーの車幅方向中心軸線から離れるにつれて車両斜め前方に伸びた後に屈曲して車両斜め後方に伸びる軸線を備える長円形状を有することにより、前記中心軸線に近い位置に形成された挿通部と同中心軸線から離れた位置に形成された係止部と同挿通部及び同形成部との間に形成され且つ車両前方に突出した突起部とを備え、
前記第2係止孔及び前記第4係止孔は、互いに同形で対向しており、前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき前記中心軸線から離れるにつれて車両斜め前方に伸びた後に屈曲して車両斜め後方に伸びる軸線を備える長円形状を有することにより、前記中心軸線に近い位置に形成された挿通部と同中心軸線から離れた位置に形成された係止部と同挿通部及び同形成部との間に形成され且つ車両前方に突出した突起部とを備え、
前記第1係止孔及び前記第3係止孔と、前記第2係止孔及び前記第4係止孔と、は前記中心軸線に関して線対称位置に形成され、
更に、
前記上面係止片には、前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき、前記第1係止孔及び前記第3係止孔の前記挿通部から車両後方に沿う軸線を有してなり前記第1被係止部から延びる前記第1ケーブルを挿入するための第1スリットと、前記第2係止孔及び前記第4係止孔の前記挿通部から車両後方に沿う軸線を有してなり前記第2被係止部から延びる前記第2ケーブルを挿入するための第2スリットと、が形成されている、
イコライザー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるパーキングブレーキ用イコライザーに関する。
【背景技術】
【0002】
車室内に配設されたパーキングブレーキ操作子(PKBレバー又はPKBペダル)の操作によって張力が発生する操作ケーブルと、左右一対の車輪のそれぞれに設けられた一対の制動装置のそれぞれに接続された第1ケーブル及び第2ケーブルと、を連結するイコライザーが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。パーキングブレーキ操作子の操作に伴い操作ケーブル及びイコライザーが引っ張られることによって第1ケーブル及び第2ケーブルのそれぞれが引っ張られ、その結果、一対の制動装置のそれぞれが制動力を発生させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録2585366号公報
【発明の概要】
【0004】
ところで、図9(A)に示した従来のイコライザー50を用いて、図9(B)に示したように、操作ケーブル60と第1ケーブル61及び第2ケーブル62とを接続するための作業は容易でなかった。以下、この点について具体的に説明する。
【0005】
操作ケーブル60の先端には円柱状の操作ケーブルエンド60aが接続されている。第1ケーブル61の先端には円柱状の第1ケーブルエンド61aが接続されている。第2ケーブル62の先端には円柱状の第2ケーブルエンド62aが接続されている。なお、図9(B)及び図10において、操作ケーブルエンド60a、第1ケーブルエンド61a及び第2ケーブルエンド62aにはハッチングが付されている。
【0006】
先ず、図10(A)に示したように、既にイコライザー50を挿通させられている操作ケーブル60の操作ケーブルエンド60aをイコライザー50の係止孔51,52に係止させる。次に、第1ケーブルエンド61aを係止孔54,55に挿入する。このとき、第1ケーブル61の端部が第1スリット53を通過するように、第1ケーブル61の端部が屈曲させられるとともに、イコライザー50が回転させられる。この時点においては、イコライザー50は操作ケーブル60のみと接続されているので、比較的容易に矢印A方向に回転する。従って作業者は、第1ケーブル61をイコライザー50に比較的容易に接続することができる。第1ケーブル61がイコライザー50に接続されると、図10(A)に示したように、イコライザー50は第1ケーブル61の張力によって回転した状態を維持する。
【0007】
次に、作業者は、第2ケーブル62の第2ケーブルエンド62aを係止孔57,58に挿入する。このとき、図10(B)に示したように、第2ケーブル62の端部が第2スリット56を通過するように、第2ケーブル62の端部を湾曲させるととともに、イコライザー50を矢印B方向に回転させる必要がある。しかしながら、この時点においては、イコライザー50は操作ケーブル60及び第1ケーブル61と接続されているので、それらのケーブルの張力によって回転し難い状態にある。そのため、作業者は、硬い第2ケーブル62を大きく湾曲させるとともにイコライザー50を回転させるために、大きな力を加える必要がある。その結果、作業者の負担が増大し、作業性が良好ではなかった。
【0008】
そこで、本発明の目的の一つは、第1ケーブル及び第2ケーブルの取り付け作業を容易に行うことができるパーキングブレーキ用イコライザーを提供することである。
【0009】
本発明に係るイコライザー(以下、「本発明装置」とも称呼される。)は、第1ケーブル及び第2ケーブルを操作ケーブルに接続する。
前記第1ケーブルは、車両の右後輪に制動力を発生させる右パーキングブレーキ装置に一端が接続され且つ他端に円柱状の第1被係止部が設けられ同車両の中央部において軸線が車両前後方向に沿うように配設される。
【0010】
前記第2ケーブルは、前記車両の左後輪に制動力を発生させる左パーキングブレーキ装置に一端が接続され且つ他端に円柱状の第2被係止部が設けられ同車両の中央部において軸線が車両前後方向に沿うように配設される。
前記操作ケーブルは、前記車両のパーキングブレーキ操作子の操作により張力が発生する。
【0011】
加えて、本発明装置は、
前記第1被係止部と係合する第1係止孔及び前記第2被係止部と係合する第2係止孔が形成された平板状の上面係止片と、
前記第1被係止部と係合する第3係止孔及び前記第2被係止部と係合する第4係止孔が形成された平板状の下面係止片と、
前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき前記上面係止片及び前記下面係止片が互いに平行且つ対向するようにそれらを車両前方側にて保持する背面板と、
を備えている。
【0012】
加えて、本発明装置は、
前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき車幅方向の中央部において前記操作ケーブルの端部を前記上面係止片と前記下面係止片とによって保持し、
前記第1被係止部から延びる前記第1ケーブルが前記上面係止片と前記下面係止片との間を車両後方に向けて通過するように前記第1被係止部を前記第1係止孔及び前記第3係止孔により係止し、
前記第2被係止部から延びる前記第2ケーブルが前記上面係止片と前記下面係止片との間を車両後方に向けて通過するように前記第2被係止部を前記第2係止孔及び前記第4係止孔により係止する。
【0013】
前記第1係止孔及び前記第3係止孔は、
互いに同形で対向しており、前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき同イコライザーの車幅方向中心軸線から離れるにつれて車両斜め前方に伸びた後に屈曲して車両斜め後方に伸びる軸線を備える長円形状を有することにより、前記中心軸線に近い位置に形成された挿通部と同中心軸線から離れた位置に形成された係止部と同挿通部及び同形成部との間に形成され且つ車両前方に突出した突起部とを備えている。
【0014】
前記第2係止孔及び前記第4係止孔は、
互いに同形で対向しており、前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき前記中心軸線から離れるにつれて車両斜め前方に伸びた後に屈曲して車両斜め後方に伸びる軸線を備える長円形状を有することにより、前記中心軸線に近い位置に形成された挿通部と同中心軸線から離れた位置に形成された係止部と同挿通部及び同形成部との間に形成され且つ車両前方に突出した突起部とを備えている。
【0015】
前記第1係止孔及び前記第3係止孔と、前記第2係止孔及び前記第4係止孔と、は前記中心軸線に関して線対称位置に形成されている。
【0016】
前記上面係止片には、
前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき、前記第1係止孔及び前記第3係止孔の前記挿通部から車両後方に沿う軸線を有してなり前記第1被係止部から延びる前記第1ケーブルを挿入するための第1スリットと、
前記第2係止孔及び前記第4係止孔の前記挿通部から車両後方に沿う軸線を有してなり前記第2被係止部から延びる前記第2ケーブルを挿入するための第2スリットと、
が形成されている。
【0017】
第1被係止部は「第1ケーブルエンド」とも称呼され、第2被係止部は「第2ケーブルエンド」とも称呼される。
本発明装置に第1ケーブルエンドを接続するとき、作業者は、第1スリットに第1ケーブルを挿通させる。このとき、本発明装置の近傍において第1ケーブルの延在する方向(車両前後方向)は、第1スリットの延在する方向(車両前後方向)と略等しい。そのため、第1ケーブルを大きく湾曲させたり、本発明装置を大きく回転させたりすることなく、第1ケーブルエンドを本発明装置へ接続することができる。
【0018】
同様に、本発明装置に第2ケーブルエンドを接続するとき、作業者は、第2スリットに第2ケーブルを挿通させる。このとき、本発明装置の近傍において第2ケーブルの延在する方向(車両前後方向)は、第2スリットの延在する方向(車両前後方向)と略等しい。そのため、第2ケーブルを大きく湾曲させたり、本発明装置を大きく回転させたりすることなく、第2ケーブルエンドを本発明装置へ接続することができる。
【0019】
更に、本発明装置に第1ケーブルエンドを接続するとき、第1ケーブルエンドは、一旦、上面係止片に形成された第1係止孔にある挿通部と下面係止片に形成された第3係止孔にある挿通部とに位置している状態(挿通状態)になる。その後、第1ケーブルエンドは、上面係止片に形成された第1係止孔にある係止部と下面係止片に形成された第3係止孔にある係止部とに位置している状態(係止状態)になる。
【0020】
第1ケーブルエンドが係止状態から挿通状態に移行するためには、第1ケーブルエンドは、第1係止孔及び第3係止孔内を突起部を越えて移動する必要があり、このとき第1ケーブルの張力が一時的に上昇する。換言すれば、第1ケーブルエンドが係止状態から挿通状態に移行するためには、第1ケーブルエンドが第1ケーブルの張力に抗しながら突起部を乗り越える必要がある。従って、第1ケーブルは本発明装置に確実に係止され、本発明装置から抜け落ちる可能性は低い。
【0021】
同様に、第2ケーブルエンドが係止状態から挿通状態に移行するためには、第2ケーブルエンドは、第2係止孔及び第4係止孔内を突起部を越えて移動する必要があり、このとき第2ケーブルの張力が一時的に上昇する。そのため、第2ケーブルは本発明装置に確実に係止され、本発明装置から抜け落ちる可能性は低い。
【0022】
従って、本発明装置によれば、第1ケーブル及び第2ケーブルを大きく湾曲させることなく且つ本発明装置を大きく回転させることなく第1ケーブルエンド及び第2ケーブルエンドを本発明装置に取り付ける作業を行うことができる。即ち、本発明装置によれば、第1ケーブル及び第2ケーブルの取り付け作業を容易に行うことができる。加えて、本発明装置によれば、第1ケーブルエンド及び第2ケーブルエンドのそれぞれが、本発明装置から脱落することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施形態に係るイコライザー(本イコライザー)が装着される車両を下面側から見た場合の概略図である。
図2】(A)は本イコライザーの平面図、(B)は本イコライザーの側面図である。
図3】(A)本イコライザーを上面側から見た斜視図、(B)は本イコライザーを下面側から見た斜視図である。
図4】本イコライザーに接続される操作ケーブルエンドの斜視図である。
図5】(A)及び(B)は本イコライザーに操作ケーブルエンドが接続された状態を示した図である。
図6】(A)本イコライザーに接続される第1及び第2ケーブルの端部の平面図及び側面図、(B)は第1及び第2ケーブルの端部の斜視図である。
図7】(A)乃至(C)は本イコライザーに第1及び第2ケーブルを接続する様子を示した図である。
図8】(A)乃至(D)は本イコライザーに装着されるケーブルエンドストッパーを示した図である。
図9】(A)は従来のイコライザーの斜視図であり、(B)は従来のイコライザーに操作ケーブル、第1及び第2ケーブルが接続された状態を示した平面図である。
図10】(A)は従来のイコライザーに第1ケーブルを接続する際の様子を示した図、(B)は従来のイコライザーに第2ケーブルを接続する際の様子を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係るパーキングブレーキ用イコライザー(以下、「本イコライザー」と称呼される場合がある。)について説明する。本イコライザーは、図1に示したように、車両1に適用され、操作ケーブル31、第1ケーブル32a及び第2ケーブル32bが接続されるイコライザー10である。
【0025】
操作ケーブル31の一端は、車両1の車室内に配設された「パーキングブレーキ操作子としてのパーキングブレーキレバー(PKBレバー)41」に接続されている。PKBレバー41は、所謂、足踏み式パーキングブレーキ装置のPKBペダルであってもよい。
【0026】
第1ケーブル32aの一端は、右後輪42aに配設された右側パーキングブレーキ(制動装置)43aに接続されている。従って、第1ケーブル32aはイコライザー10の近傍において車両前後方向に延在している。
【0027】
第2ケーブル32bの一端は、左後輪42bに配設された左側パーキングブレーキ(制動装置)43bに接続されている。従って、第2ケーブル32bもまたイコライザー10の近傍において車両前後方向に延在している。
【0028】
第1ケーブル32aの張力が所定値よりも大きくなると、右側パーキングブレーキ43aは右後輪42aに制動力を発生させる。同様に、第2ケーブル32bの張力が所定値よりも大きくなると、左側パーキングブレーキ43bは、左後輪42bに制動力を発生させる。
【0029】
車両1の運転者がパーキングブレーキを作用させるためにPKBレバー41を操作すると、操作ケーブル31の張力が上昇する。即ち、PKBレバー41の操作によってイコライザー10がブレーキレバーの方向(車両前方)に引っ張られる。イコライザー10が引っ張られると、第1ケーブル32a及び第2ケーブル32bのそれぞれが引っ張られる。即ち、第1ケーブル32a及び第2ケーブル32bのそれぞれの張力が上昇する。
【0030】
従って、PKBレバー41が操作されると、右側パーキングブレーキ43a及び左側パーキングブレーキ43bのそれぞれが制動力を発生させる。一方、運転者が、PKBレバー41に対する操作を解除すると、第1ケーブル32a及び第2ケーブル32bのそれぞれの張力が減少し、以て、右側パーキングブレーキ43a及び左側パーキングブレーキ43bのそれぞれが制動力の発生を停止する。
【0031】
右側パーキングブレーキ43aから伸びる第1ケーブル32aは、第1アウターケーブル44aに摺動自在に内嵌されることによって支持され、第1アウターケーブルエンド45aの車両前方端部からイコライザー10に至るまでの区間において露出している。
左側パーキングブレーキ43bから伸びる第2ケーブル32bは、第2アウターケーブル44bに摺動自在に内嵌されることによって支持され、第2アウターケーブルエンド45bの車両前方端部からイコライザー10に至るまでの区間において露出している。
【0032】
図2(A)はイコライザー10の平面図であり、図2(B)はイコライザー10の側面図である。更に、図3(A)はイコライザー10の上面側(車両装着時に地面と対向する面側)からイコライザー10を見た斜視図であり、図3(B)はイコライザー10の下面側(車両装着時に車体下面と対向する面側)からイコライザー10を見た斜視図である。
【0033】
図2及び図3に示したように、イコライザー10は、側面視においてコの字状に成形されている。即ち、イコライザー10は、薄板状の上面係止片11、上面係止片11に対して略平行であり上面係止片11に対向する薄板状の下面係止片12、及び、長方形の背面板13を含んでいる。背面板13は、上面係止片11と下面係止片12との間にあって上面係止片11と下面係止片12とのそれぞれに対して略垂直である。即ち、背面板13の長辺の一方に上面係止片11が設けられ、背面板13の長辺の他方に下面係止片12が設けられている。イコライザー10の形状については後に詳述する。
【0034】
なお、以下においては、便宜上、背面板13の長手方向を「車幅方向」と称呼し、背面板13と直交する方向を「車両前後方向」と称呼する。更に、イコライザー10が車両に取り付けられたとき、車両前後方向において背面板13が存在する方向を車両前方と称呼し、背面板13が存在しない方向を車両後方と称呼する。
【0035】
イコライザー10には、「背面板13の車幅方向における中央部分」から「上面係止片11及び下面係止片12のそれぞれの背面板13の中央部分の近傍部」までに渡るケーブルエンド挿通孔14が設けられている。加えて、上面係止片11及び下面係止片12には、上面ピン挿通孔15及び下面ピン挿通孔16がそれぞれ対向するように形成されている。上面ピン挿通孔15及び下面ピン挿通孔16は同軸同径の円形の貫通孔である。上面ピン挿通孔15及び下面ピン挿通孔16の中心は、イコライザー10の車幅方向中央を通り且つ車両前後方向に延びる中心軸線C上に位置している。ケーブルエンド挿通孔14、上面ピン挿通孔15及び下面ピン挿通孔16は、後述するように、操作ケーブルエンド33をイコライザー10へ接続する際に使用される。イコライザー10は、中心軸線Cに関して線対称の形状を有する。
【0036】
ケーブルエンド挿通孔14、上面ピン挿通孔15及び下面ピン挿通孔16は、図5(A)及び(B)に示したように、操作ケーブルエンド33をイコライザー10へ接続する際に使用される。
【0037】
操作ケーブル31は、図4に示したように、他端部(PKBレバー41と接続された端部と反対側の端部であり、イコライザー10と接続される端部)に操作ケーブルエンド33を備えている。操作ケーブルエンド33は、操作ケーブル31をその内部において保持・固定している円柱状の棒状部33aと、その棒状部33aの端部に設けられた板状部33bと、を有する。板状部33bの先端部には操作ピン挿通孔34が形成されている。
【0038】
操作ケーブル31は、図5に示したように、操作ケーブルエンド33の先端の板状部33bがケーブルエンド挿通孔14に挿通させられ、その状態にて、操作ピン挿通孔34、上面ピン挿通孔15及び下面ピン挿通孔16を挿通するピン36によってイコライザー10に固定される。従って、操作ケーブルエンド33は、イコライザー10に対してピン36の軸芯を中心にイコライザー10に接触しない範囲にて、車幅方向及び車両前後方向によって形成される平面内において回転することができる(図5の矢印を参照。)。
【0039】
図2及び図3(A)に示したように、イコライザー10の上面係止片11には第1上面係止孔17aが設けられている。第1上面係止孔17aは、後述する第1ケーブルエンド35a(図6を参照。)の直径dよりも僅かに大きい直径を有する円形の穴を中心軸Cから遠ざかる方向に軸線C1と軸線C2とに沿って移動させた形状(長円をその中央部が車両前方に向けて突出するように屈曲させた形状)を有する。図2(B)に示したように、軸線C1は中心軸線Cから車両の斜め前方に向けて伸び、軸線C2は中心軸線Cから車両の斜め後方に向けて伸びている。これにより、第1上面係止孔17aは、中心軸線Cに近い側の第1上面挿通部21aと中心軸線Cから遠い側の第1上面係止部22aとを含む。
【0040】
更に、上面係止片11には、第1上面挿通部21aから車両後方に延在する第1スリット25aが設けられている。加えて、第1上面係止孔17aの第1上面挿通部21aと第1上面係止部22aと間には第1上面突起26aが形成されている。
【0041】
同様に、イコライザー10の上面係止片11には第2上面係止孔17bが設けられている。前述したように、イコライザー10は中心軸線Cに関して線対称である。従って、第2上面係止孔17bは、第1上面係止孔17aと中心軸線Cに関して線対称の形状を有している。即ち、第2上面係止孔17bもまた、長円をその中央部が車両前方に向けて突出するように屈曲させた形状を有する。そして、第2上面係止孔17bは、中心軸線Cに近い側の第2上面挿通部21bと中心軸線Cから遠い側の第2上面係止部22bとを含む。
【0042】
更に、上面係止片11には、第2上面挿通部21bから車両後方に延在する第2スリット25bが設けられている。加えて、第2上面係止孔17bの第2上面挿通部21bと第2上面係止部22bと間には第2上面突起26bが形成されている。
【0043】
図2及び図3(B)に示したように、イコライザー10の下面係止片12には第1下面係止孔18aが設けられている。第1下面係止孔18aは、図3からも理解されるように、第1上面係止孔17aと同じ形状を有し、平面視において第1上面係止孔17aと一致する位置に形成されている。従って、第1下面係止孔18aは、中心軸線Cに近い側の第1下面挿通部23aと中心軸線Cから遠い側の第1下面係止部24aとを含む。そして、第1下面係止孔18aの第1下面挿通部23aと第1下面係止部24aと間には第1下面突起27aが形成されている。
【0044】
同様に、イコライザー10の下面係止片12には第2下面係止孔18bが設けられている。第2下面係止孔18bは、図3からも理解されるように、第2上面係止孔17bと同じ形状を有し、平面視において第2上面係止孔17bと一致する位置に形成されている。従って、第2下面係止孔18bは、中心軸線Cに近い側の第2下面挿通部23bと中心軸線Cから遠い側の第2下面係止部24bとを含む。そして、第2下面係止孔18bの第2下面挿通部23bと第2下面係止部24bと間には第2下面突起27bが形成されている。
【0045】
上面係止片11の車幅方向の中央部は車両後方に延設された突出部11aを有する。この突出部11aにはストッパー取り付け孔19が設けられている。ストッパー取り付け孔19は、後述するケーブルエンドストッパー37をイコライザー10に装着するために使用される。
【0046】
第1ケーブル32aは、図6(A)及び(B)に示したように、他端部(右側パーキングブレーキ43aと接続された端部と反対側の端部であり、イコライザー10と接続される端部)に第1ケーブルエンド35aを備えている。第1ケーブルエンド35aは円柱状の金属部材である。第1ケーブル32aは第1ケーブルエンド35aの側面の高さ方向中央部において第1ケーブルエンド35aと接続(一体化)されている。
【0047】
同様に、第2ケーブル32bは、他端部(左側パーキングブレーキ43bと接続された端部と反対側の端部であり、イコライザー10と接続される端部)に第2ケーブルエンド35bを備えている。第2ケーブルエンド35bは、第1ケーブルエンド35aと同形の円柱状金属部材である。第2ケーブル32bは第2ケーブルエンド35bの側面の高さ方向中央部において第2ケーブルエンド35bと接続(一体化)されている。
【0048】
次に、操作ケーブル31と連結された操作ケーブルエンド33、第1ケーブル32aと連結された第1ケーブルエンド35a及び第2ケーブル32bと連結された第2ケーブルエンド35bをイコライザー10へ接続する際の手順について図5図7及び図8を参照しながら説明する。
【0049】
先ず、前述したように、操作ケーブルエンド33の先端の板状部33bがケーブルエンド挿通孔14に挿通させられる。操作ケーブルエンド33は、次いで、操作ピン挿通孔34、上面ピン挿通孔15及び下面ピン挿通孔16を挿通するピン36を用いてイコライザー10に回転可能に固定される(図5を参照。)。
【0050】
次に、作業者は、第1ケーブルエンド35a及び第2ケーブルエンド35bのうちの一方(本例では、第1ケーブルエンド35aであるが、第2ケーブルエンド35bであってもよい)をイコライザー10に接続する。より具体的に述べると、図7(A)の右側の図に破線により示したように、作業者は、第1ケーブルエンド35aを上面係止片11側から第1上面係止孔17aの第1上面挿通部21aに挿入すると同時に、第1ケーブル32aを第1スリット25aを通して上面係止片11と下面係止片12との間に挿入する。
【0051】
この作業を行う場合、イコライザー10の近傍において第1ケーブル32aの延在する方向(車両前後方向)は、第1スリット25aの延在する方向(車両前後方向)と略等しい。そのため、従来のイコライザーのように第1ケーブル32aを大きく湾曲させたり、イコライザー10をピン36の軸周りに大きく回転させたりすることなく、第1ケーブルエンド35aをイコライザー10へ接続することができる。
【0052】
第1ケーブルエンド35aが第1上面挿通部21a及び第1下面挿通部23aに挿通され、第1ケーブル32aが上面係止片11と下面係止片12との間に入った後、作業者は、第1ケーブルエンド35aを第1上面係止部22a及び第1下面係止部24aに移動させる(図7(A)の矢印Aを参照。)。このとき、第1ケーブルエンド35aは第1上面突起26a及び第1下面突起27aを乗り越える。その結果、第1ケーブルエンド35aは、第1ケーブル32aの車両後方への張力によって「第1上面係止部22a及び第1下面係止部24a」に確実に係止される(図7(A)の矢印Bを参照。)。
【0053】
第1ケーブルエンド35aが「第1上面挿通部21a及び第1下面挿通部23aに位置している状態(挿通状態)」から「第1上面係止孔17a及び第1下面係止孔18aに位置している状態(係止状態)」に移行するとき、第1上面突起26a及び第1下面突起27aによって第1ケーブルエンド35aは車両前方へ移動させられる。そのため、第1ケーブル32aの張力が一時的に上昇する。換言すれば、第1ケーブルエンド35aが係止状態から挿通状態へと戻るためには、第1ケーブルエンド35aは第1上面突起26a及び第1下面突起27aを張力に抗しながら乗り越える必要がある。従って、第1ケーブル32aは、イコライザー10に確実に係止され、イコライザー10から抜け落ちる可能性は低い。
【0054】
次に、作業者は、第1ケーブルエンド35a及び第2ケーブルエンド35bのうちの残りの一方(本例では、第2ケーブルエンド35b)をイコライザー10に接続する。より具体的に述べると、図7(B)の右側の図に示したように、作業者は、第2ケーブルエンド35bを上面係止片11側から第2上面係止孔17bの第2上面挿通部21bに挿入すると同時に、第2ケーブル32bを第2スリット25bを通して上面係止片11と下面係止片12との間に挿入する。
【0055】
この作業を行う場合においても、イコライザー10の近傍において第2ケーブル32bの延在する方向(車両前後方向)は、第2スリット25bの延在する方向(車両前後方向)と略等しい。そのため、従来のイコライザーのように第2ケーブル32bを大きく湾曲させたり、イコライザー10をピン36の軸周りに大きく回転させたりすることなく、第2ケーブルエンド35bをイコライザー10へ容易に接続することができる。
【0056】
なお、第1ケーブル32aの張力によってイコライザー10がピン36を中心として回転している場合がある。しかし、第2ケーブル32bが第2ケーブルエンド35bから第2アウターケーブルエンド45bに向けて延在する方向(車両後方)と、第2スリット25bが延在する方向(車両後方)と、は著しく相違することはない。そのため、第2ケーブルエンド35bをイコライザー10へ容易に接続することができる。
【0057】
第2ケーブルエンド35bが第2上面挿通部21b及び第2下面挿通部23bに挿通され、第2ケーブル32bが上面係止片11と下面係止片12との間に入った後、作業者は、第2ケーブルエンド35bを第2上面係止部22b及び第2下面係止部24bに移動させる(図7(C)の右図の矢印Cを参照。)。このとき、第2ケーブルエンド35bは第2上面突起26b及び第2下面突起27bを乗り越える。その結果、第2ケーブルエンド35bは、第2ケーブル32bの車両後方への張力によって「第2上面係止部22b及び第2下面係止部24b」に確実に係止される(図7(C)の矢印Dを参照。)。
【0058】
従って、第1ケーブルエンド35aと同様、第2ケーブルエンド35bが係止状態から挿通状態へと戻るためには、第2ケーブルエンド35bは第2上面突起26b及び第2下面突起27bを張力に抗しながら乗り越える必要がある。従って、第2ケーブル32bは、イコライザー10に確実に係止され、イコライザー10から抜け落ちる可能性は低い。
【0059】
操作ケーブルエンド33、第1ケーブルエンド35a及び第2ケーブルエンド35bがイコライザー10に接続されると、図8の(A)乃至(D)に示したように、ケーブルエンドストッパー37が上面係止片11に装着される。なお、図8(A)はケーブルエンドストッパー37の表面側を図示し、図8(B)はケーブルエンドストッパー37の裏面側を図示している。
【0060】
作業者は、ケーブルエンドストッパー37をイコライザー10(具体的には、上面係止片11)に装着する。このとき、作業者は、ケーブルエンドストッパー37の裏面に立設させられている突起部38をストッパー取り付け孔19に挿通する(図8(C)を参照。)。更に、このとき、ケーブルエンドストッパー37の裏面に立設させられている立壁部38aが、第1上面挿通部21aと第1上面係止部22aとの間(従って、第1下面挿通部23aと第1下面係止部24aとの間)に挿入される。同様に、ケーブルエンドストッパー37の裏面に立設させられている立壁部38bが、第2上面挿通部21bと第2上面係止部22bとの間(従って、第2下面挿通部23bと第2下面係止部24bとの間)に挿入される。この結果、ケーブルエンドストッパー37によって第1ケーブルエンド35a及び第2ケーブルエンド35bのそれぞれが係止状態から挿通状態に移行し、イコライザー10から脱離する可能性をより確実に回避することができる。
【0061】
以上説明したように、本イコライザー(10)は、
車両(1)の右後輪(42a)に制動力を発生させる右パーキングブレーキ装置(43a)に一端が接続され且つ他端に円柱状の第1被係止部(第1ケーブルエンド35a)が設けられ同車両の中央部において軸線が車両前後方向に沿うように配設される第1ケーブル(32a)と、前記車両の左後輪(42b)に制動力を発生させる左パーキングブレーキ装置(43b)に一端が接続され且つ他端に円柱状の第2被係止部(第2ケーブルエンド35b)が設けられ同車両の中央部において軸線が車両前後方向に沿うように配設される第2ケーブル(32b)と、を前記車両のパーキングブレーキ操作子(パーキングブレーキレバー41)の操作により張力が発生する操作ケーブル(31)に接続するパーキングブレーキ用イコライザーであって、
前記第1被係止部と係合する第1係止孔(17a)及び前記第2被係止部と係合する第2係止孔(17b)が形成された平板状の上面係止片(11)と、前記第1被係止部と係合する第3係止孔(18a)及び前記第2被係止部と係合する第4係止孔(18b)が形成された平板状の下面係止片(12)と、前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき前記上面係止片及び前記下面係止片が互いに平行且つ対向するようにそれらを車両前方側にて保持する背面板(13)と、を備え、
前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき車幅方向の中央部において前記操作ケーブルの端部を前記上面係止片と前記下面係止片とによって保持し、前記第1被係止部から延びる前記第1ケーブルが前記上面係止片と前記下面係止片との間を車両後方に向けて通過するように前記第1被係止部を前記第1係止孔及び前記第3係止孔により係止し、前記第2被係止部から延びる前記第2ケーブルが前記上面係止片と前記下面係止片との間を車両後方に向けて通過するように前記第2被係止部を前記第2係止孔及び前記第4係止孔により係止する、イコライザーにおいて(図5及び図7)、
前記第1係止孔及び前記第3係止孔は、互いに同形で対向しており、前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき同イコライザーの車幅方向中心軸線から離れるにつれて車両斜め前方に伸びた後に屈曲して車両斜め後方に伸びる軸線を備える長円形状を有することにより、前記中心軸線に近い位置に形成された挿通部(21a及び21b)と同中心軸線から離れた位置に形成された係止部(22a及び22b)と同挿通部及び同形成部との間に形成され且つ車両前方に突出した突起部(26a及び26b)とを備え(図3)、
前記第2係止孔及び前記第4係止孔は、互いに同形で対向しており、前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき前記中心軸線から離れるにつれて車両斜め前方に伸びた後に屈曲して車両斜め後方に伸びる軸線を備える長円形状を有することにより、前記中心軸線に近い位置に形成された挿通部(23a及び23b)と同中心軸線から離れた位置に形成された係止部(24a及び24b)と同挿通部及び同形成部との間に形成され且つ車両前方に突出した突起部(27a及び27b)とを備え(図3)、
前記第1係止孔及び前記第3係止孔と、前記第2係止孔及び前記第4係止孔と、は前記中心軸線に関して線対称位置に形成され(図2及び図3)、
更に、
前記上面係止片には、前記イコライザーが前記車両に取り付けられたとき、前記第1係止孔及び前記第3係止孔の前記挿通部から車両後方に沿う軸線を有してなり前記第1被係止部から延びる前記第1ケーブルを挿入するための第1スリット(25a)と、前記第2係止孔及び前記第4係止孔の前記挿通部から車両後方に沿う軸線を有してなり前記第2被係止部から延びる前記第2ケーブルを挿入するための第2スリット(25b)と、が形成されている。
【0062】
本イコライザーによれば、第1ケーブル32a及び第2ケーブル32bのそれぞれを大きく湾曲させることなく且つイコライザー10を大きく回転させることなく第1ケーブルエンド35a及び第2ケーブルエンド35bをイコライザー10に接続することができる。加えて、第1ケーブルエンド35a及び第2ケーブルエンド35bがイコライザー10から脱落することを防ぐことができる。
【0063】
以上、本発明に係るイコライザーの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、本実施形態に係るイコライザー10は、上面係止片11にのみ第1スリット25a及び第2スリット25bが形成されていた。しかし、これらのスリットは、上面係止片11に替わり、或いは、上面係止片11に加えて、下面係止片12にも形成されても良い。或いは、第1ケーブル32a及び第2ケーブル32bの一方を挿通させるスリットが上面係止片11にのみ形成され、他方を挿通させるスリットが下面係止片12にのみ形成されても良い。
【符号の説明】
【0064】
車両…1、イコライザー…10、操作ケーブル…31、第1ケーブル…32a、第2ケーブル…32b、操作ケーブルエンド…33、第1ケーブルエンド…35a、第2ケーブルエンド…35b。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10