特許第6441317号(P6441317)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6441317統合された制御を使用するサンプル画像取り込みのためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6441317
(24)【登録日】2018年11月30日
(45)【発行日】2018年12月19日
(54)【発明の名称】統合された制御を使用するサンプル画像取り込みのためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G02B 21/36 20060101AFI20181210BHJP
   G02B 21/26 20060101ALI20181210BHJP
【FI】
   G02B21/36
   G02B21/26
【請求項の数】18
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-513996(P2016-513996)
(86)(22)【出願日】2014年5月9日
(65)【公表番号】特表2016-524183(P2016-524183A)
(43)【公表日】2016年8月12日
(86)【国際出願番号】US2014037556
(87)【国際公開番号】WO2014186234
(87)【国際公開日】20141120
【審査請求日】2017年2月24日
(31)【優先権主張番号】13/894,185
(32)【優先日】2013年5月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502221282
【氏名又は名称】ライフ テクノロジーズ コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】タム, テレンス
(72)【発明者】
【氏名】マーティン, クリストファー
(72)【発明者】
【氏名】メッティング, フランク
(72)【発明者】
【氏名】メカム, ジェイソン
(72)【発明者】
【氏名】ダイン, ロバート
(72)【発明者】
【氏名】ライストローム, ラリー
(72)【発明者】
【氏名】ボスホーテン, ポール
(72)【発明者】
【氏名】リトル, スティーブン
【審査官】 森内 正明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−163767(JP,A)
【文献】 特開2006−11415(JP,A)
【文献】 特開2008−92957(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 21/00 − 21/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャンバおよび画像化デバイスに動作可能に接続されたシステム制御モジュールを呼び出すことと、
前記システム制御モジュール経由で、前記チャンバの物理条件に関連付けられた一組の環境パラメータを構成することであって、前記一組の環境パラメータは、前記チャンバの温度、前記チャンバの湿度、前記チャンバの圧力、前記チャンバのガス濃度値のうちの少なくとも1つを含む、ことと、
前記システム制御モジュール経由で、前記画像化デバイスの動作に関連付けられた一組の画像化パラメータを構成することであって、前記一組の画像化パラメータは、倍率設定、焦点距離設定、分解能設定、照明設定、モノクロ設定、カラー設定、蛍光染色設定、透明度設定、位相設定のうちの少なくとも1つを含む、ことと、
前記システム制御モジュール経由で、前記一組の環境パラメータおよび前記1組の画像化パラメータを使用して前記チャンバ内のサンプルのための画像取り込み事象を構成することと、
前記画像化デバイス経由で前記画像取り込み事象から媒体を取り込むことであって、前記一組の環境パラメータのうちの1つ以上の環境パラメータは、動的環境パラメータであり、かつ、前記画像取り込み事象の間に変化し、前記1つ以上の動的環境パラメータは、前記チャンバの温度、前記チャンバの湿度、前記チャンバの圧力、前記チャンバのガス濃度値からなる群から選択される、ことと、
を含み、
前記一組の画像化パラメータのうちの1つ以上の画像化パラメータは、動的画像化パラメータであり、かつ、前記画像取り込み事象の間に変化し、前記1つ以上の画像化パラメータは、倍率設定、焦点距離設定、分解能設定、照明設定、モノクロ設定、カラー設定、蛍光染色設定、透明度設定、位相設定からなる群から選択され、
前記媒体は、写真またはデジタルビデオであり、
前記画像取り込み事象は、前記媒体の取り込みをトリガする事象である、方法。
【請求項2】
前記チャンバは、サンプルプレートを囲む封止されたチャンバを備える、請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記チャンバの物理条件に関連付けられた前記一組の環境パラメータは、
前記チャンバの温度、
前記チャンバの湿度、
前記チャンバの圧力、または
前記チャンバのガス濃度値のうちの少なくとも2つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記画像化デバイスは、顕微鏡を備える、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記顕微鏡は、デジタル画像化顕微鏡を備える、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記一組の画像化パラメータは、
倍率設定、
焦点距離設定、
分解能設定、
照明設定、
モノクロ設定、
カラー設定、
蛍光染色設定、
透明度設定、または
位相設定のうちの少なくとも2つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記画像取り込み事象は、前記チャンバの中身のビデオ取り込みを含む、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記ビデオ取り込みは、微速度撮影のビデオ取り込みを含む、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記一組の環境パラメータは、前記画像取り込み事象のために前記取り込まれた媒体に記録される、請求項に記載の方法。
【請求項10】
チャンバに対する第1のインターフェースと、
画像化デバイスに対する第2のインターフェースと、
前記第1のインターフェース経由で前記チャンバと通信し、かつ、前記第2のインターフェース経由で前記画像化デバイスと通信するプロセッサであって、前記プロセッサは、
前記チャンバおよび前記画像化デバイスに動作可能に接続されたシステム制御モジュールを呼び出すことと
ユーザ入力を使用して、前記チャンバの物理条件に関連付けられた一組の環境パラメータを構成することであって、前記一組の環境パラメータは、前記チャンバの温度、前記チャンバの湿度、前記チャンバの圧力、前記チャンバのガス濃度値のうちの少なくとも1つを含む、ことと、
前記ユーザ入力を使用して、前記画像化デバイスの動作に関連付けられた一組の画像化パラメータを構成することであって、前記一組の画像化パラメータは、倍率設定、焦点距離設定、分解能設定、照明設定、モノクロ設定、カラー設定、蛍光染色設定、透明度設定、および位相設定のうちの少なくとも1つを含む、ことと、
前記ユーザ入力を使用して、前記一組の環境パラメータおよび前記1組の画像化パラメータを使用して前記チャンバ内のサンプルのための画像取り込み事象を構成することと、
前記画像化デバイス経由で前記画像取り込み事象から媒体を取り込むことと
を行うように構成されている、プロセッサと
を備え、
前記一組の環境パラメータのうちの1つ以上の環境パラメータは、動的環境パラメータであり、かつ、前記画像取り込み事象の間に変化するように構成されており、前記1つ以上の動的環境パラメータは、前記チャンバの温度、前記チャンバの湿度、前記チャンバの圧力、前記チャンバのガス濃度値からなる群から選択され、
前記一組の画像化パラメータのうちの1つ以上の画像化パラメータは、動的画像化パラメータであり、かつ、前記画像取り込み事象の間に変化するように構成されており、前記1つ以上の画像化パラメータは、倍率設定、焦点距離設定、分解能設定、照明設定、モノクロ設定、カラー設定、蛍光染色設定、透明度設定、位相設定からなる群から選択され、
前記媒体は、写真またはデジタルビデオであり、
前記画像取り込み事象は、前記媒体の取り込みをトリガする事象である、画像化システム。
【請求項11】
前記チャンバは、サンプルプレートを囲む封止されたチャンバを備える、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記チャンバの物理条件に関連付けられた前記一組の環境パラメータが、
前記チャンバの温度、
前記チャンバの湿度、
前記チャンバの圧力、または
前記チャンバのガス濃度値のうちの少なくとも2つを含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記画像化デバイスは、顕微鏡を備える、請求項10に記載のシステム。
【請求項14】
前記顕微鏡は、デジタル画像化顕微鏡を備える、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記一組の画像化パラメータは、
倍率設定、
焦点距離設定、
分解能設定、
照明設定、
モノクロ設定、
カラー設定、
蛍光染色設定、
透明度設定、または
位相設定のうちの少なくとも2つを含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項16】
前記画像取り込み事象は、前記チャンバの中身のビデオ取り込みを含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項17】
前記ビデオ取り込みは、微速度撮影のビデオ取り込みを含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記一組の環境パラメータは、前記画像取り込み事象のために前記取り込まれた媒体に記録される、請求項10に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本教示は、統合された制御を使用するサンプル画像取り込みのためのシステム及び方法に関するものであり、より詳細には、ただ1つの統合された制御点からサンプルチャンバの構成、媒体の取り込み、及び他の操作上の設定を制御する統合されたデジタル顕微鏡検査プラットフォームのためのプラットフォームならびに技法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
医療、研究、及び他の用途のための顕微鏡検査の分野において、デジタル画像化を使用してサンプルチャンバ内に収容された培養サンプルのビデオを取り込むことが知られている。それらの種類の用途及び他のものにおいて、電子的に制御される顕微鏡が、様々な制御論理に結合されており、焦点距離、深さ、照明パラメータ、及び他の設定を調整して、ビデオデバイスによって行われる露出を制御する。
【0003】
それらの種類の用途において、サンプルが、典型的には、サンプルまたは環境チャンバにおける画像化デバイスによる画像化のために収容される。チャンバは、様々な診断目的のために使用される例えば組織または細胞培養などの医療サンプルを含有するプレートを囲み得る。チャンバは、露出事象の持続時間に設定され得る1つ以上の環境変数を含むことができる。それらの変数は、例えばチャンバ内に存在する環境ガス、例えば二酸化炭素もしくは酸素などの量または濃度などの条件を含むことができる。それらの変数は、例えばチャンバの温度、湿度、及び他の物理条件などの条件を同様に含むことができる。チャンバ内のサンプルの成長率または他の特性は、従って、それらの組の条件または他のものに基づいて、画像化され得、検査され得る。そのチャンバの位置決めやそのチャンバ内の環境条件の設定。
【0004】
しかしながら、既知のデジタル顕微鏡検査プラットフォームでは、環境チャンバの設定、画像化デバイスによって取り込まれるビデオまたは他の媒体の設定、及び画像化デバイス自体の設定が、別個の制御論理によって制御され、別個の供給業者によって製造され、ならびに相互利用可能な特徴が提供されない。それ故、露出事象を準備して、その事象のビデオのまたは他の取り込みを手配して、その制御された露出を行って将来の見直しのために結果として生じる媒体を記録する必要があるユーザが、いくつかの独立した及び場合によっては互換性の無いシステムとやりとりするように強要される。その上、様々な構成設定、事象タイミング、及び関連する動作上の詳細が一旦準備されるものの、従来のデジタル顕微鏡検査プラットフォームは、露出事象が起きている間にそれらの設定を調整するか変更する可能性は無く、それらの設定に基づいて露出または実験を実行することを余儀なくされる。
【0005】
デジタル画像化プラットフォームが、包括的な様式でただ1つの制御点から、ならびにサンプルチャンバにおける様々な環境条件が露出実行の間に動的に変化され得る間に、制御され得、動作され得る、統合された制御を使用するサンプル画像取り込みのための方法及びシステムを提供することが望ましいであろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本教示の実施形態は、統合された制御を使用するサンプル画像取り込みのためのシステム及び方法に関する。より詳細には、実施形態は、動的に変動する環境上の制御を含み得る、統合された制御を使用する培養されたサンプルのデジタル画像化のためのプラットフォーム及び技法に関する。
【0007】
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
チャンバ及び画像化デバイスに動作可能に接続されたシステム制御モジュールを呼び出すことと、
前記システム制御モジュール経由で、前記チャンバと関連付けられた1組の環境パラメータを構成することと、
前記システム制御モジュール経由で、前記1組の環境パラメータを使用して前記チャンバ内のサンプルのための画像取り込み事象を構成することと、
前記画像化デバイス経由で前記画像取り込み事象から媒体を取り込むことと、を含む、方法。
(項目2)
前記チャンバが、サンプルプレートを囲む封止されたチャンバを備える、項目1に記載の前記方法。
(項目3)
前記チャンバと関連付けられた前記1組の環境パラメータが、
前記チャンバの温度、
前記チャンバの湿度、
前記チャンバの圧力、または
前記チャンバのガス濃度値のうちの少なくとも1つを含む、項目2に記載の前記方法。
(項目4)
前記画像化デバイスが、顕微鏡を備える、項目1に記載の前記方法。
(項目5)
前記顕微鏡が、デジタル画像化顕微鏡を備える、項目4に記載の前記方法。
(項目6)
前記顕微鏡の1組の画像化パラメータが、前記システム制御モジュール経由で構成可能である、項目4に記載の前記方法。
(項目7)
前記1組の画像化パラメータが、
倍率設定、
焦点距離設定、
分解能設定、
照明設定、
モノクロ設定、
カラー設定、
蛍光染色設定、
透明度設定、または
位相設定のうちの少なくとも1つを含む、項目6に記載の前記方法。
(項目8)
前記画像取り込み事象が、前記チャンバの中身のビデオ取り込みを含む、項目1に記載の前記方法。
(項目9)
前記ビデオ取り込みが、微速度撮影のビデオ取り込みを含む、項目7に記載の前記方法。
(項目10)
前記1組の環境変数が、前記画像取り込み事象の間隔にわたって動的に構成可能である、項目1に記載の前記方法。
(項目11)
前記1組の環境変数が、前記画像取り込み事象のために前記取り込まれた媒体に記録される、項目1に記載の前記方法。
(項目12)
チャンバに対する第1のインターフェースと、
画像化デバイスに対する第2のインターフェースと、
前記第1のインターフェース経由で前記チャンバ及び前記第2のインターフェース経由で前記画像化デバイスと通信するプロセッサであって、
前記チャンバ及び前記画像化デバイスに動作可能に接続されたシステム制御モジュールを呼び出して、
ユーザ入力を使用して、前記チャンバと関連付けられた1組の環境パラメータを構成して、
前記ユーザ入力を使用して、前記1組の環境パラメータを使用して前記チャンバ内のサンプルのための画像取り込み事象を構成して、
前記画像化デバイス経由で前記画像取り込み事象から媒体を取り込むように構成された、プロセッサと、を備える、画像化システム。
(項目13)
前記チャンバが、サンプルプレートを囲む封止されたチャンバを備える、項目12に記載の前記システム。
(項目14)
前記チャンバと関連付けられた前記1組の環境パラメータが、
前記チャンバの温度、
前記チャンバの湿度、
前記チャンバの圧力、または
前記チャンバのガス濃度値のうちの少なくとも1つを含む、項目13に記載の前記システム。
(項目15)
前記画像化デバイスが、顕微鏡を備える、項目12に記載の前記システム。
(項目16)
前記顕微鏡が、デジタル画像化顕微鏡を備える、項目15に記載の前記システム。
(項目17)
前記顕微鏡の1組の画像化パラメータが、前記システム制御モジュール経由で構成可能である、項目15に記載の前記システム。
(項目18)
前記1組の画像化パラメータが、
倍率設定、
焦点距離設定、
分解能設定、
照明設定、
モノクロ設定、
カラー設定、
蛍光染色設定、
透明度設定、または
位相設定のうちの少なくとも1つを含む、項目17に記載の前記システム。
(項目19)
前記画像取り込み事象が、前記チャンバの中身のビデオ取り込みを含む、項目12に記載の前記システム。
(項目20)
前記ビデオ取り込みが、微速度撮影のビデオ取り込みを含む、項目18に記載の前記システム。
(項目21)
前記1組の環境変数が、前記画像取り込み事象の間隔にわたって動的に構成可能である、項目12に記載の前記システム。
(項目22)
前記1組の環境変数が、前記画像取り込み事象のために前記取り込まれた媒体に記録される、項目12に記載の前記システム。
この明細書の一部に組み込まれると共にその一部を構成する添付図面が、本教示の実施形態を例示して、その記載と共に、本教示の原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】様々な実施形態に従って、統合された制御を使用するサンプル画像取り込みのためのシステム及び方法において使用され得る、画像化ハードウェアを含む、環境全体を例示する。
図2】様々な態様に従って、ユーザインターフェースと様々な画像化、環境上の、及び他の制御を例示する。
図3】更なる観点における様々な態様に従って、ユーザインターフェースと様々な画像化、環境上の、及び他の制御を例示する。
図4】更なる観点における様々な態様に従って、ユーザインターフェースと様々な画像化、環境上の、及び他の制御を例示する。
図5】更なる観点における様々な態様に従って、ユーザインターフェースと様々な画像化、環境上の、及び他の制御を例示する。
図6】様々な実施形態に従って、統合された制御を使用するサンプル画像取り込みにおいて使用され得る処理のフローチャートを例示する。
図7】様々な実施形態に従って、統合された制御を使用するサンプル画像取り込みにおいて使用され得る例示的なハードウェア、ソフトウェア、及び他のリソースを例示する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ここで、参照が、本教示の例示的な実施形態に対して詳細になされることになり、それらは、添付図面において例示される。可能な場合、同じ参照番号が、図面全体を通して使用されることになり、同じまたは類似の部分のことを言う。
【0010】
図1は、態様に従って、統合された制御を使用するサンプル画像取り込みのためのシステム及び方法が中で動作し得る環境全体100を例示する。示されるような態様において、環境全体100は、画像化デバイス108、例えばデジタルセンサを装備した顕微鏡などを含むことができる。デジタルセンサは、ビデオカメラ、静止画像カメラ、及び/または他の種類のセンサもしくはデバイスであり得るかそれを含み得る。画像化デバイス108のデジタルセンサが、可視、赤外、及び/または他の光周波数、波長、あるいは範囲を使用して画像を検出するように装備され得るか構成され得る。画像化デバイス108は、一般に、チャンバ102の内部の画像を取るように構成され得る。チャンバ102は、例えばサンプルプレート104に位置した1組のサンプル106を含有し得る。実施態様において、画像化デバイス108は、例えばレーザまたは他の照明などの照明の源を組み込み得るかそれと接続され得、1組のサンプル106の照射を可能にする。1組のサンプル106は、例えば細胞、組織、流体、または他の生物材料もしくは試料であり得るかそれを含み得る。態様において、画像化デバイス108はまた、非生物サンプルまたは試料を画像化するために構成され得るか使用され得る。実施態様において、チャンバ102は、チャンバ102を移動させるようにステッピングモータまたは他の装置を使用して位置付けることができ得、あるいはサンプルプレート104の異なる部分を画像化するために位置付けることができる画像化デバイス108の画像化要素を用いて所定の位置に固定され得る。示されるような実施態様において、チャンバ102は、チャンバ制御124に接続され得、それは、バルブ、供給ライン、加熱要素、及び/または他のハードウェアを使用して、ガスの導入、温度の調節、ならびにチャンバ102の他の条件を制御し得る。チャンバ制御124は、コンピュータ、埋め込み型コントローラ、及び/または他のハードウェア、ソフトウェア、ならびに/あるいは論理であり得るかそれを含み得、様々なネットワーク接続を通して、システム制御モジュール全体110と、環境の他のリソースに接続され得る。
【0011】
態様によれば、また示されるように、画像化デバイス108が、システム制御モジュール110に同様に接続され得、それは、画像化デバイス108のみならずユーザインターフェース114やデータストア116を含む他のリソースと相互作用するように構成され得、興味のある1組のサンプル106または他の対象上で画像化動作を実行する。態様において、システム制御モジュール110は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/または他のリソースであり得るかそれを含み得、統合された手法で、画像化デバイス108や全ての関連した動作を制御する。システム制御モジュール110は、実施形態において、アプリケーション、サービス、及び/または他の論理を備えたデスクトップ、ラップトップ、ならびに/あるいは他のコンピュータであり得るかそれを含み得、画像化デバイス108及び環境全体100の他の要素を制御する。実施態様において、システム制御モジュール110は、1つのローカルコンピュータ、例えばラップトップまたはデスクトップコンピュータなどに存在し得る。他の実施態様において、システム制御モジュール110は、1つ以上の遠隔コンピュータ、例えばインターネット及び/または他の公衆もしくは私設ネットワーク経由で接続されたコンピュータなどにおいてホストされ得る。態様において、システム制御モジュール110は、クラウドをベースとするネットワークにおいて、全体または一部、同様に実装され得る。
【0012】
チャンバ102、システム制御モジュール110、データストア116、ディスプレイ112、及び/または他の要素が、実施態様において、インターネットを通して、及び/または他のネットワーク、チャネル、もしくは接続を通して、ローカルエリアネットワーク(LAN)、例えばイーサネット(登録商標)LANなどにおいて、様々な接続、例えばユニバーサルシリアルバス(US)接続または複数接続などによって、リンクされ得る。実施態様において、それらのネットワーク要素、ノード、もしくはリソースの任意の1つ以上が、さらにまた、ローカルにまたは遠隔にホストされ得る。
【0013】
ユーザインターフェース114は、例えば発光ダイオード(LED)または他のコンピュータディスプレイなどのディスプレイ112上に提示され得る。ユーザインターフェース114は、画像化デバイス108や環境100のユーザもしくはオペレータに1組または一連の構成設定及び操作上の制御を提示し得、ユーザもしくはオペレータが、構成された画像化及び環境変数の下で1組のサンプル106の発達のビデオ、静止画像、または他の媒体表現を取り込む間に、1組のサンプル106の任意の所望の培養または処置をセットアップして、スケジューリングして、実行することを可能にする。結果として生じるビデオまたは他のデータもしくはファイルが、データストア116に記憶され得、それが、ローカルもしくは遠隔ハードドライブまたは他の種類のデータ記憶装置であり得るかそれを含み得る。
【0014】
ビデオ取り込み事象が完結したとき、システム制御モジュール110が、ユーザインターフェース114経由で取り込まれた媒体を見直すために、例えばビデオまたは他のファイルの選択された部分を見る、巻き戻す、早める、ステップ実行するか、そうではない場合には観察するために、更に使用され得る。留意されるように、チャンバ102上の環境上の制御の設定、画像化デバイス108の光学、露出、もしくは他の画像化変数の制御、データストア116に対する取り込まれた媒体の記憶、ならびにディスプレイ112もしくは他の出力上の取り込まれた媒体の検索及び再生を含む様々な動作の全てが、他の制御論理、ソフトウェア、または制御点の必要性無しで、システム制御モジュール110経由で制御され得る。
【0015】
より具体的には及び例えば図2に例示されるように、ユーザは、ユーザインターフェース114経由で1組の環境上の制御202を操作し得、チャンバ102内の物理条件を設定して、編集して、調整して、及び/またはそうではない場合には構成する。それらは、限定されるものではないが、変数、例えばチャンバ102の内部温度、湿度レベル、二酸化炭素濃度レベル、酸素欠乏状態、圧力、及び/または他の変数もしくはパラメータなどを含むことができる。チャンバ102内のそれらの物理条件は、真空ラインもしくは接続、ガス源、加熱もしくは冷却要素、及び/または他の付属品もしくはハードウェアを使用して制御され得るか操作され得る。実施態様において、1組の環境上の制御202がまた、サンプル106の成長を促進するか修正するために使用され得る試薬、成長因子、及び/または他の補助剤の導入を含み得るか調節し得る。それらの条件及びハードウェアが、もう一度、チャンバ制御124に接続され得る及び直接的にまたはチャンバ制御124経由で間接的に制御され得、それは、さらに、システム制御モジュール110と通信し得、構成設定及び他の命令またはデータを受信する。
【0016】
チャンバ102内の環境変数の制御に加えて、システム制御モジュール110は、図3に示されるような、1組の露出制御302を含む、画像化デバイス108の動作の追加特徴を制御することができる。1組の露出制御302は、例示されるように、サンプルプレート104の位置の規定、サンプルプレート104に当てられることになる照明の種類、例えばパンまたはズームなどの画像化モード、及び他のものを含むことができる。システム制御モジュール110によって制御される照明変数は、サンプル106の画像化において使用されている蛍光標識の種類の指示のみならず、光の強度のためのスライダーバー(図示される)または他の制御、粗い及び細かい焦点合わせまたは自動調整制御、ならびに他のものを含むことができる。サンプルプレート104における個々のサンプルウェル上に焦点を合わせるための画像化デバイス108の位置決めがまた、実行され得る。他の制御が1組の露出制御302において使用され得ることが認識されることになる。
【0017】
1組の露出制御302は、図4に例示されるように、(例えば、明視野及び位相設定、追加の標識設定、透明度、細かい焦点合わせ、ならびに/あるいは他の変数または設定を含む、追加の画像化設定、例えば倍率レベル、モノクロ及びカラー設定などを同様に含み得る。1組の露出制御302は、なお更に、また、図5に例示されるように、システム制御モジュール110によって制御される媒体取り込み事象の持続時間、スケジューリング、及び実行に関連した制御または設定を含み得る。示されるような実施態様において、この観点における1組の露出制御302は、画像取り込み、及び/または他の時間、スケジューリング、もしくは他の制御と同時期に起こるチャンバ102内の環境上の設定302のために、場面の特定、標識、露出の残りの時間を反映する計数器、計器、あるいは他のディスプレイのための設定を含むことができる。再び、1組の環境上の制御302が、画像取り込み事象の過程において動的に変わるように設定され得、構成され得、あるいはプログラムされ得ることが留意され得る。例えば、画像化デバイス108は、温度が上がる及び/または下がる、二酸化炭素もしくは酸素濃度が増加する及び/または減少する、湿度レベルが増加する及び/または減少する、照明波長及び/もしくは強度が増えるならびに/または減る間に、1時間、24時間、または他の期間にわたって、システム制御モジュール110を使用して1組のサンプル106のビデオ画像ストリームを取るように構成され得、あるいはシステム制御モジュール110によって制御される任意の他の構成設定が、調整され、変えられ、更新され、及び/またはそうではない場合には動的に変更される。
【0018】
更に、1組の露出制御302、1組の環境上の制御202、及び他の情報が、媒体取り込み事象において取り込まれ記憶される媒体内に組み込まれ得るか記録され得ることが留意され得る。例えば、媒体がデジタルビデオから成るとき、それらの構成設定が、ビデオフレームの最後に位置するテキスト片に、及び/または他の位置に記録され得る。同じ情報が、媒体がデジタルスチル写真、または他の媒体形式もしくは種類から成る実例において記録され得る。
【0019】
図6は、態様に従って、統合された制御を使用するサンプル画像取り込みのためのシステム及び方法において実行され得る光学、構成、ならびに他の処理のフローチャートを例示する。602において、処理が始まり得る。604において、ユーザは、画像化デバイス108と連動して使用されるシステム制御モジュール110及び/または他の関連のハードウェア、ソフトウェア、あるいはサービスを開始し得る。その開始は、コンピュータまたは他の制御プラットフォーム上のアプリケーションの手動による始動によって起こり得、ならびに/あるいはプログラムされた制御によって、例えば所定のスケジュールまたはトリガ事象に基づいて、自動的に開始され得る。606において、システム制御モジュール110は、例えばディスプレイ112上にグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示することなどによって、ユーザインターフェース114を生じ得る及び/またはユーザに提示し得る。608において、システム制御モジュール110は、1組の環境上の設定202、例えばユーザインターフェース114経由で手動によるユーザ入力によって提供される設定を受信し得る。実施態様において、1組の環境上の設定202は、初期または開始設定を含むことができる。610において、システム制御モジュール110は、1組の画像化設定302を受信し得、それは、再び、ユーザインターフェース114経由でユーザ入力の形態で受信され得、及び/または、それは、初期設定値または他の目的のためにデータストアから検索され得る。
【0020】
612において、システム制御モジュール110は、1組の環境上の設定202、1組の画像化設定302、及び/または画像化デバイス108の動作に必要とされる他のパラメータを構成し得、提供し得、インストールし得、ならびに/あるいはそうではない場合には開始し得る。態様において、システム制御モジュール110は、USB接続上で、LAN上で、インターネット上で、無線データ接続上で、及び/または他のチャネルまたは接続によって、メッセージ経由で、それらの設定を画像化デバイス108や環境100の様々な要素に送信し得る。実施態様において、送信された構成データのうちのいくつかまたは全てが、画像化デバイス108、チャンバ102、及び/または環境100の他の要素もしくはノード内のローカル点に記憶され得るのみならず、システム制御モジュール110内にも記憶される。
【0021】
614において、システム制御モジュール110が、画像取り込み事象、例えばチャンバ102内の1組のサンプル106を画像化するビデオストリームの記録の開始などを始め得る。態様によれば、画像取り込み事象の始まりが、所定の、プログラムされた、及び/または事象でトリガされる時間において起こるように設定され得、ならびに/あるいはユーザがシステム制御モジュール110を操作することによって手動で開始され得る。616において、システム制御モジュール110は、例えばデータストア116に対して、取り込まれたビデオもしくは他の画像化データを記憶し得、符号化し得、及び/またはそうではない場合には記録し得る。取り込まれた画像化データは、単に例えばオーディオビデオインターリーブ(avi)形式、Motion Pictures Experts Group4(MPEG−4)形式、Windows(登録商標)メディアビデオ(wmv)形式、及び/もしくは他のものを含む、例えば、任意の既知のメディアファイルまたは形式に記憶され得るか記録され得る。
【0022】
618において、システム制御モジュール110は、進行中の画像取り込み事象の間に、1組の環境上の設定202、1組の画像化設定302、及び/または他の構成設定もしくは値を動的に更新し得るならびに/あるいは再構成し得る。例えば、選択された照明の種類もしくは強度が、ビデオストリームの取り込みの間にプログラムされた時間に変更され得、及び/または画像化デバイス108や環境100の構成全体に対する他の変更がなされ得る。620において、媒体取り込み事象から取り込まれた媒体が、システム制御モジュール110を使用する見直しのためにユーザに対して検索され得及び/または提示され得る。態様において、ビデオまたは他のデータを検索すること及び見ることが、例えば、新たな画像化データが取られている間にビデオファイルにおける前の点を見るために追加の画面を使用することなどによって、媒体取り込み事象が起こっているのと同時に実行され得る。検索及び見直しがまた、代わりに、媒体取り込み事象の完了後に行われ得る。ビデオ及び/または他のデータが一旦取り込まれると、システム制御モジュール110以外に媒体がアプリケーションまたはソフトウェアによって見られ得ることが留意され得る。622において、処理は、繰り返すことができ、前の工程点に戻ることができ、更なる処理点に飛ぶことができ、あるいは終了することができる。
【0023】
図7は、実施形態に従って、統合された制御を使用するサンプル画像取り込みの実施態様において使用され得る様々なハードウェア、ソフトウェア、及び他のリソースを例示する。示されるような実施形態において、システム制御モジュール110が、例えば電子ランダムアクセスメモリなどのメモリ732と通信するプロセッサ730を含むプラットフォームを備え得、オペレーティングシステム736の制御下でまたはオペレーティングシステム736と連動して動作する。実施形態におけるプロセッサ730は、1つ以上のサーバ、クラスタ、及び/または他のコンピュータもしくはハードウェアリソースに組み込まれ得、ならびに/あるいはクラウドをベースとするリソースを使用して実装され得る。オペレーティングシステム736は、例えば、Windows(登録商標)オペレーティングシステム、Linux(登録商標)オペレーティングシステム、Unix(登録商標)オペレーティングシステムの配給物、あるいは他のオープンソースまたは独自のオペレーティングシステムもしくはプラットフォームであり得る。プロセッサ730は、データストア116、例えばローカルハードドライブもしくはドライブアレイ上に記憶されたデータベースなどと通信することができ、示されるような1組の環境上の設定202、1組の画像化設定302、ビデオ及び/または他の取り込まれた画像化媒体(それの選択のサブセットと共に)、ならびに他の内容、媒体、または他のデータを含む本明細書に記載された構成データのいずれかにアクセスするかそれを記憶する。
【0024】
プロセッサ730は、次いで、ネットワークインターフェース734、例えばイーサネット(登録商標)または無線データ接続などと通信し得、それは、次いで、1つ以上のネットワーク706、例えばインターネットまたは他の公衆もしくは私設ネットワークなどと通信する。プロセッサ730は、一般に、画像化デバイス108及び環境100において使用される他のハードウェアのための制御設定を生じることを含む本明細書に記載された様々な処理動作を制御するための制御論理122を実行するようにプログラムされ得るか構成され得る。制御論理122は、実施態様において、画像化デバイス108及び環境100における他のリソースまたは要素と通信するように構成されたアプリケーション、ユーティリティ、ルーチン、及び/あるいは他のソフトウェアであり得るかそれを含み得る。画像化デバイス108、環境100、関連するネットワーク接続、ならびに他のハードウェア、ソフトウェア、及びサービスリソースの他の構成が可能である。
【0025】
前の記載は、例示的なものであり、構成及び実施態様における変形が、当業者に見い出され得る。例えば、システム制御モジュール110が1つの画像化デバイス108を制御するように動作する実施形態が記載されたが、実施形態において、システム制御モジュール110は、複数の画像化デバイスまたはシステムを一度に制御するか動作するように構成され得る。同様に、1つのシステム制御モジュール110が画像化デバイス108と相互作用する実施形態が記載されたが、実施形態において、システム制御モジュール110内に収容された論理部が、複数のローカルもしくは遠隔制御モジュールまたはサービスにわたって供給され得る。単数のまたは統合されたものとして記載された他のリソースが、実施形態において複数のまたは分散されたものであり得、複数のまたは分散されたものとして記載されたリソースが、実施形態において組み合わされ得る。
【0026】
様々な実施形態において、本教示のシステム及び方法が、例えばC、C++等のような従来のプログラミング言語で書かれたソフトウェアプログラムやアプリケーションにおいて実装されてもよい。
【0027】
本教示は様々な実施形態と連動して記載されるが、本教示がそのような実施形態に限定されることは意図されない。それどころか、本教示は、当業者によって理解されることになるような様々な代替案、修正、及び均等物を包含する。
【0028】
更に、様々な実施形態の記載において、明細書は、方法及び/または工程を特定の順序のステップとして提示した場合がある。しかしながら、方法または工程が本明細書に規定された特定の順番のステップに依存しないという限りにおいて、方法または工程は、記載された特定の順序のステップに限定されるべきではない。当業者は理解するであろうように、他の順序のステップが可能であり得る。従って、明細書に規定された特定の順番のステップが、特許請求の範囲上の限定として解釈されるべきではない。加えて、方法及び/または工程に関する特許請求の範囲は、書かれた順序におけるそれらのステップの実行に限定されるべきではなく、当業者は、それらの順序が、様々な実施形態の趣旨や範囲内で変えられてもよく、依然としてそのままであってもよいことを容易に理解し得る。
【0029】
本明細書に記載された実施形態は、手持ち式デバイス、マイクロプロセッサシステム、マイクロプロセッサをベースとするまたはプログラム可能な家電、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ及び同様のものを含む他のコンピュータシステム構成を用いて実施され得る。実施形態はまた、分散型コンピューティング環境においても実施され得、そこで、タスクが、ネットワークを通してリンクされる遠隔処理デバイスによって実行される。
【0030】
また、本明細書に記載された実施形態は、コンピュータシステムにおいて記憶されたデータに関する様々なコンピュータで実施される動作を利用し得ることを理解されたい。これらの動作は、物理量の物理操作を要求するものである。通常、必ずしもではないが、これらの量は、記憶される、伝達される、組み合わされる、比較される、及びそうではない場合には操作されることができる電気または磁気信号の形態を取る。更に、実行される操作は、言葉で、例えば生成すること、特定すること、決定すること、または比較することなどと呼ばれることが多い。
【0031】
本明細書に記載された実施形態の一部を形成するどの動作も、有用な機械動作である。本明細書に記載された実施形態はまた、これらの動作を実行するためのデバイスまたは装置に関する。本明細書に記載されたシステム及び方法は、要求された目的のために特別に構築され得、またはそれは、コンピュータ内に記憶されたコンピュータプログラムによって選択的に起動されるか構成される汎用コンピュータであってもよい。特に、様々な汎用機械が、本明細書における教示に従って書かれたコンピュータプログラムを用いて使用されてもよく、あるいは、要求された動作を実行するためのより特別な装置を構築することがより便利であり得る。
【0032】
一定の実施形態はまた、コンピュータで読み取り可能な媒体上で、コンピュータで読み取り可能なコードとして具体化され得る。コンピュータで読み取り可能な媒体が、データを記憶し得る任意のデータ記憶デバイスであり、そのデータは、その後、コンピュータシステムによって読み取られ得る。コンピュータで読み取り可能な媒体の実施例は、ハードドライブ、ネットワーク接続型記憶装置(NAS)、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、ならびに他の光学式、フラッシュメモリ及び非光学式データ記憶デバイスを含む。コンピュータで読み取り可能な媒体はまた、コンピュータで読み取り可能なコードが分散された様式で記憶され実行されるように、ネットワークに結合されたコンピュータシステム上に分散され得る。
【0033】
従って、本教示の範囲は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7