(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載の方法において、前記オファーデータは、オファー名、オファー説明、量、有効期限、開始日、トランザクション修正子、及び償還についての1以上の条件の少なくとも1つを含む、方法。
請求項1に記載の方法において、前記アカウント識別子は、トランザクションアカウント番号、ユーザ名、Eメールアドレス及び電話番号の少なくとも1つである、方法。
請求項1に記載の方法において、前記特定のアカウントプロファイルを更新して、前記関連するトランザクションアカウントから前記オファーデータへのリンクを示すことは、前記オファー識別子を前記特定のアカウントプロファイルへ格納することを含む、方法。
請求項1に記載の方法において、前記オファーデータエントリを更新して前記関連するトランザクションアカウントから前記オファーデータへのリンクを示すことは、前記特定のアカウント識別子を前記オファーデータエントリへ格納することを含む、方法。
請求項11に記載のシステムにおいて、前記オファー受諾通知は、前記オファー識別子と前記特定のアカウント識別子とを含むユニフォームリソースロケータである、システム。
請求項11に記載のシステムにおいて、前記オファーデータは、オファー名、オファー説明、量、有効期限、開始日、トランザクション修正子、及び償還についての1以上の条件の少なくとも1つを含む、システム。
請求項11に記載のシステムにおいて、前記アカウント識別子は、トランザクションアカウント番号、ユーザ名、Eメールアドレス及び電話番号の少なくとも1つである、システム。
請求項11に記載のシステムにおいて、前記特定のアカウントプロファイルを更新して、前記関連するトランザクションアカウントから前記オファーデータへのリンクを示すことは、前記オファー識別子を前記特定のアカウントプロファイルへ格納することを含む、システム。
請求項11に記載のシステムにおいて、前記オファーデータエントリを更新して前記関連するトランザクションアカウントから前記オファーデータへのリンクを示すことは、前記特定のアカウント識別子を前記オファーデータエントリへ格納することを含む、システム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の更なる応用分野は、下記の詳細な説明から自明である。例示的実施形態の詳細な説明は、例示目的のみを意図しており、本開示の範囲を必要的に制限することを意図しない。
【0012】
用語解説
支払ネットワーク−現金代替物の使用によって、資金移転で使用されるシステム又はネットワークである。支払ネットワークは、様々な異なるプロトコル及び手順を使用して、様々なタイプのトランザクションのために資金移転を処理してよい。支払ネットワークを介して実行されるトランザクションは、商品又は役務の購入と、クレジット購入と、デビットトランザクションと、資金移転と、口座引き落とし等とを含んでよい。支払ネットワークは、現金代替物によってトランザクションを実行するよう構成されてよく、これは支払カードと、信用紹介状と、小切手と、トランザクションアカウントと等を含んでよい。支払ネットワークとして実行されるネットワーク又はシステムの例は、MasterCard(登録商標)、VISA(登録商標)、Discover(登録商標)、American Express(登録商標)、PayPal(登録商標)等によって操作されるものを含む。本開示での「支払ネットワーク」との用語は、エンティティとしての支払ネットワークと、物理的支払ネットワーク(例えば、支払ネットワークを含む、機器、ハードウェア、及びソフトウェア)との両方を指す。
【0013】
トランザクションアカウント−トランザクションへ資金を供給するために使用される金融アカウント(例えば当座預金口座、普通預金口座、クレジット口座、仮想支払口座等)である。トランザクションアカウントは消費者と関連付けられてよく、これは、支払アカウントに関連付けられた任意の適切なタイプのエンティティ(人、家族、人の集まり、会社、政府エンティティ等を含んでよい)であってよい。いくつかの実施形態では、トランザクションアカウントは仮想的(例えばPayPal(登録商標)等によって操作されるアカウント等)であってよい。
【0014】
トランザクションアカウントをオファーへリンクさせるシステム
図1は、生成されたオファー識別子と、リンクのためのトランザクションアカウントデータの提出とによって、トランザクションアカウントをオファーへリンクさせるシステム100を示す。
【0015】
システム100は処理サーバ102を含んでよい。下記で詳述される処理サーバ102は、本開示の方法及びシステムを用いて、トランザクションアカウントをオファーへリンクさせるように構成されてよい。処理サーバ102は、販売者104が商品又は役務の購入についてのオファーを生成するためのプラットフォームを提供してよい。当該プラットフォームは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)を用いて、ウェブページを介し、コンピューティング装置によって実行されるアプリケーションプログラムを用いて、エージェント又は処理サーバ102のユーザとの相互作用(インタラクション)を用いて、又は他の適切な方法を用いて、販売者104によってアクセス可能である。販売者104は処理サーバ102へ、オファーに関する詳細を提供してよい。処理サーバ102は当該オファーをデータベースに登録してよい。
【0016】
システム100はまた、支払ネットワーク106を含んでよい。支払ネットワーク106は、当業者にとって自明な方法及びシステムを用いて、販売者104に関する支払トランザクションを処理するよう構成されてよい。処理サーバ102はリンク情報を支払ネットワーク106へ提供してよい。これにより支払ネットワーク106は、オファーにリンクされたトランザクションアカウントに関する支払トランザクションを処理する。支払ネットワーク106は既知の方法及びシステムを用いて、リンクされたオファーの償還を処理する。いくつかの実施形態では、処理サーバ102は支払ネットワーク106の一部であってよい。更なる実施形態では、処理サーバ102は支払トランザクションの処理(リンクされたオファーの償還を含む)を実行するよう構成されてよい。
【0017】
処理サーバ102によって提供されるプラットフォームを用いて販売者104によってオファーが作成されると、処理サーバ102は当該オファーに対し、一意のオファー識別子を生成してよい。オファー識別子はオファーに関連付けられた一意の値(例えば識別番号)であってよく、これは販売者104へ提供される。販売者104は次いで、例えばコンピューティング装置110(例えばスマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、スマートテレビ、ウェアラブルコンピューティング装置等)を介して、オファーの提示中に、一意の識別子を消費者108へ提供してよい。消費者は、オファーを受諾する場合は、トランザクションアカウント詳細を処理サーバ102へ直接提供してよいし、販売者104を介して処理サーバ102へ提供してよい。処理サーバ102は次いで、オファーをトランザクションアカウントへリンクさせ、当該情報を、処理のために支払ネットワーク106へ提供する。
【0018】
いくつかの実施形態では、オファー識別子は、販売者104へ提供されるユニフォームリソースロケータ(URL)又はその一部であってよい。例えばオファー識別子は一意のURL又は、作成されたオファーに関連付けられた販売者104へ提供されるURLの一部として含まれる一意の値(例えば16進値の文字列)であってよい。販売者104は次いで、例えばコンピューティング装置110を介して、URLへのハイパーリンクを消費者108へ提供し、オファーを提示してよい。いくつかの実施形態では、ハイパーリンクは、消費者108が自身のトランザクションアカウント情報を入力してオファーをリンクさせるためのウェブページへのリンク(例えば処理サーバ102への直接的なもの又は販売者104を介するもの)であってよい。他の実施形態では、ハイパーリンクは、コンピューティング装置110を、オファーを視認するための第1のウェブページへ向けて、次いでトランザクションアカウント情報を入力するための第2のウェブページへ向けてよい。別の実施形態では、ハイパーリンクはコンピューティング装置110を、オファー詳細とトランザクションアカウント情報の入力欄との両方を含むウェブページへ向けてよい。
【0019】
一実施形態では、消費者108は、ハイパーリンクへのアクセスの前に、オファー詳細の提示を受け、トランザクションアカウント情報を提出するためのフォームの提示を受けてよい。そのような実施形態では、フォームは、一意に生成されたURLを用いて、処理サーバ102へ直接提出されてよい。トランザクションアカウント情報が処理サーバ102によって受信されると、処理サーバ102はオファー識別子を用いて、トランザクションアカウントに関連付けられたオファーを識別する。処理サーバ102は、それにしたがって、トランザクションアカウントをオファーへリンクさせてよい。
【0020】
いくつかの実施形態では、オファーを提示し、及び/又はトランザクションアカウント情報を収集するために使用されるウェブページは、販売者104によってホストされてよいし、販売者104に関連付けられてよい。他の実施形態では、ウェブページは処理サーバ102によってホストされてよいし、又は処理サーバ102に関連付けられてよい。別の実施形態では、ウェブページは処理サーバ102と販売者104との組合せによってホストされてよいし、当該組合せに関連付けられてよい(例えば販売者104のウェブページはオファー詳細を表示し、URLへのハイパーリンクは処理サーバ102によって提供される。当該処理サーバ102は、トランザクションアカウント情報の入力のために、コンピューティング装置110を処理サーバ102からウェブページへ向ける)。消費者108は処理サーバ102へ(例えば、支払ネットワーク106が処理サーバ102を含む実施形態では、信頼された支払ネットワーク106へ直接)トランザクションアカウント情報を提供可能である。このため消費者108は、一層高いセキュリティ意識を有することができるので、オファーを受諾し償還する可能性が高い。
【0021】
更に、処理サーバ102を用いてオファー及びトランザクションアカウントへのリンクを作成するためのプラットフォームを提供することによって、販売者104は、既存のハードウェアシステムを修正すること無く、新たなハードウェアシステムを追加すること無く、従業員への追加指導を行うこと無く、既存のソフトウェアを更新すること無く、並びに、時間及びリソースの両方を販売者104に負担させる他の活動を必要とすること無く、オファーを消費者108へ作成し配付することができる。更なる販売者104は、トランザクションアカウント情報と、伝統的な支払トランザクションメッセージの外部の支払ネットワーク106との通信とを処理可能な、特別に構成された新たなコンピューティング装置を追加する必要がない。結果的に、本開示の方法及びシステムによって、処理サーバ102は、トランザクションアカウントからオファーへのリンクを提供することができる。これは、販売者104にとって一層便利であり、消費者108にとって信頼に値し、既存のシステムより一層効率的である。
【0022】
処理サーバ
図2は、システム100の処理サーバ102の実施形態を示す。当業者にとって、
図2に示す処理サーバ102の実施形態が、例示目的のみで提供されることと、本開示の機能を実行するのに適した、処理サーバ102の全ての可能な構成を徹底的に示したものでないことは自明である。例えば
図9に示され下記で一層詳細に説明されるコンピュータシステム900が、処理サーバ102の適切な構成であってよい。
【0023】
処理サーバ102は受信部202を含んでよい。受信部202は1以上のネットワークプロトコルを介して1以上のネットワーク上でデータを受信するよう構成されてよい。受信部202は販売者104又は他のオファー提供者からオファーデータを受信してよい。当該オファーデータは、オファーがそれぞれのエンティティへ配付されるための詳細を含んでよい。受信部202はまた、コンピューティング装置110、販売者104、支払ネットワーク106、金融機関又は他の適切なエンティティから、トランザクションアカウント詳細を受信するよう構成されてよい。例えば消費者108は、コンピューティング装置110を介して、オファーへのリンクのためのトランザクションアカウント詳細を提出してよい。販売者104はリンクのためのトランザクションアカウント詳細を提供してよい。支払ネットワーク106及び/又は金融機関は、リンクを実行するときに使用する等のために、トランザクションアカウント詳細を提供してよい。
【0024】
処理サーバ102はまた、アカウントデータベース208を含んでよい。アカウントデータベース208は、複数のアカウントプロファイル210を格納するよう構成されてよい。各アカウントプロファイル210は、アカウント識別子を含む、トランザクションアカウントに関連するデータを格納するよう構成されてよい。アカウント識別子は、アカウントプロファイル210及び/又は識別に使用するための関連トランザクションアカウントに関連付けられた一意の値(例えば識別番号、アカウント番号、ユーザ名、Eメールアドレス、電話番号等)であってよい。
【0025】
処理サーバ102はまた、オファーデータベース212を含んでよい。オファーデータベース212は、複数のオファーデータエントリ214を格納するよう構成されてよい。各オファーデータエントリ214はオファーに関連してよく、オファー識別子とオファーデータとを少なくとも含んでよい。下記の通り、オファー識別子は一意の値であってよく、関連オファー及び/又はそれぞれのオファーデータエントリ214の識別において使用するのに適切である。オファーデータは関連オファーに関連付けられた任意のデータ(例えば名称、説明、画像、金額修正子、タイプ、開始日、有効期限、量、値、償還についての制限等)を含んでよい。
【0026】
処理サーバ102は更に、処理部204を含んでよい。処理部204は、当業者にとって自明なように、本開示の処理サーバ102の機能を実行するよう構成されてよい。処理部204は、受信部202によって受信されたオファーデータにつき、オファーデータベース212内に格納するためにオファーデータエントリ214を生成(オファー識別子の生成及び/又は識別を含む)するよう構成されてよい。オファー識別子はランダムに生成及び/又は識別されてよいし、オファーデータの1以上の部分に基づいてよいし、順次識別されてよいし、任意の他の適切な方法を用いて識別されてよい。
【0027】
処理サーバ102はまた、トランザクションアカウント情報と受信部202によって受信されたオファーデータとに基づいて、アカウントプロファイル210をオファーデータエントリ214へリンクさせるよう構成されてよい。一実施形態では、関連するトランザクションアカウントを、対応するオファーデータエントリ214に関連するオファーへリンクするために、リンクされたオファーについてのオファー識別子はアカウントプロファイル210内に格納されてよい。他の実施形態では、アカウント識別子は、関連するオファーにリンクされたトランザクションアカウントに対応するオファーデータエントリ214内に格納されてよい。いくつかの実施形態では、処理サーバ102は、リンクデータを格納するために、追加のデータベース又はストレージ(例えばメモリ216)を含んでよい(例えば、アカウント識別子とオファー識別子とのリンク対を含んでよい)。
【0028】
いくつかの実施形態では、処理部204は販売者104によるオファーの各配付につき、一意のオファー識別子を生成してよい。そのような実施形態では、販売者104は一意のオファー識別子を消費者108へ提供してよい。当該消費者108のトランザクションアカウント情報は、(例えば販売者104及び/又は処理サーバ102等における以前のアカウントを有することで)既知である。消費者108はオファーを受諾することを示してよい。処理部204は、受信部202によってオファー識別子を受信すると、対応するアカウントプロファイル210とオファーデータエントリ214とをリンクさせてよい。
【0029】
処理サーバ102はまた、送信部206を含んでよい。送信部206は1以上のネットワークプロトコルを介して1以上のネットワーク上でデータを送信するよう構成されてよい。送信部206は、オファーデータをコンピューティング装置110又は販売者104へ送信可能である。これらは例えば、受信部202によってオファーデータリクエスト(オファー識別子を含む)を受信すると識別される。送信部206はまた、例えば、オファーを生成するために受信部202によってオファーデータが受信されることに応じて、オファー識別子を送信するよう構成されてよい。送信部206は更に、トランザクションアカウントにリンクされたオファーの償還処理において使用するために、トランザクションアカウント情報及びオファーデータを、支払ネットワーク106へ送信するよう構成されてよい。
【0030】
処理サーバ102はまた、メモリ216を含んでよい。メモリ216は、本開示の処理サーバ102の機能を実行するのに適切なデータを格納するよう構成されてよい。例えばメモリ216は、オファー識別子及び/又はURLを生成するためのルール及び/又はアルゴリズムと、未使用のオファー識別子と、トランザクションアカウント情報の暗号化アルゴリズムと、特別な通信プロトコルを使用した通信ルール等とを格納するよう構成されてよい。メモリ216内に格納される追加データは、当業者にとって自明である。
【0031】
当業者にとって、処理サーバ102が追加コンポーネントを含んでよいこと、及び/又は、
図2及び本開示に示す処理サーバ102のコンポーネントが更なる追加機能を実行するよう構成されてよいことは自明である。例えば処理サーバ102が支払ネットワーク106の一部であるとき、処理サーバ102のコンポーネントは支払トランザクションの処理のための追加の機能(例えばオーソリゼーションリクエストの送受信、詐欺ルールの適用等)を実行するよう構成されてよい。
【0032】
トランザクションアカウントのリンクのためのオファーデータの配付処理
図3は、処理サーバ102と共にオファーを作成し、オファーデータを消費者108による閲覧のためにコンピューティング装置110へ配付して、システム100を用いてトランザクションアカウントとリンクさせる処理を示す。
【0033】
ステップ302にて、消費者108はコンピューティング装置110を用いて、自身のトランザクションアカウントを処理サーバ102に登録してよい。当該登録は、彼らのアカウント識別子と任意の他のアカウント情報とを(例えば、トランザクションアカウントの認証ユーザとして消費者108を認証するために)、処理サーバ102へ(例えばウェブサイト、アプリケーションプログラム等を用いて)提出することを含む。ステップ304にて処理サーバ102の受信部202は登録データを受信してよい。ステップ306にて、処理サーバ102の処理部204は、トランザクションアカウントのためのアカウントプロファイル210(提供されたアカウント識別子を含む)を生成して、それをアカウントデータベース208に格納してよい。いくつかの実施形態では、ステップ306は消費者108によって提供された情報を検証又は承認してよい。このとき、当業者にとって自明な方法及びシステムが使用されてよい。いくつかの実施形態では、ステップ302乃至306は、オファーの受諾中(例えば消費者108が、アカウントの登録前に、販売者104によって提供されたオファーを受諾する場合)に実行されてよい。
【0034】
ステップ308にて、販売者104は商品又は役務の購入についてのオファーを生成してよい。オファーの生成は、アプリケーションプログラム、ウェブサイト又は、処理サーバ102によって提供されるオファープラットフォームとのインタフェースについての他の手法を介して、オファー詳細を処理サーバ102へ提出することを含んでよい。ステップ310にて、受信部202はオファーデータを受信してよく、これは例えば、オファー名、オファー説明、トランザクション修正子、有効期限、オファーの量等を含んでよい。ステップ312にて、処理サーバ102の処理部204は、当該オファーについてのオファーデータエントリ214を生成してよく、それをオファーデータベース212に格納してよい。オファーデータエントリ214の生成は、生成されたオファーに一意のオファー識別子の生成又は識別を含んでよい。
【0035】
ステップ314にて処理サーバ102の処理部204は、生成されたオファーに関連付けられたオファー詳細を含むURLを生成してよい。処理サーバ102の送信部206は当該URLを販売者104へ送信してよい。ステップ316にて販売者104は、販売者104によってホストされ又は代理されるウェブページに含まれるURLを受信する。ステップ318にてコンピューティング装置110はその参照リンクを含む販売者ウェブページを訪れ、ステップ320にて、既知の方法及びシステムを用いて当該ウェブページを消費者108へ表示する。
【0036】
トランザクションアカウントをオファーへリンクさせる第1の処理
図4は、販売者104を含むシステム100を用いて、トランザクションアカウントをオファーへリンクさせる第1の処理を示す。
【0037】
ステップ402にて消費者108は、コンピューティング装置110を用いて、販売者ウェブページ上の一意の識別子を含む参照リンクと相互作用(インタラクション)する。ステップ404にて販売者104は、参照リンクとの相互作用によって、処理サーバ102へオファーデータリクエストを提出するよう指示される。ステップ406にて処理サーバ102の受信部202は、消費者108と相互作用した参照リンクに含まれるオファー識別子のフォーム内のオファーデータリクエストを受信してよい。ステップ406にて、処理サーバ102の処理部204は、オファー識別子を含むオファーデータベース212に格納されたオファーデータエントリ214を識別してよい。
【0038】
ステップ410にて処理サーバ102の送信部206は、識別されたオファーデータエントリ214に含まれたオファーデータを、販売者104へ返信してよい。いくつかの実施形態では、ステップ404にて販売者104によって提供されたオファーデータリクエストは、1以上のリクエストデータフィールドを含んでよい。そのような実施形態では、販売者104へ送信されたオファーデータは、リクエストデータフィールドに対応するオファーデータを含んでよい。ステップ412にて販売者104は、処理サーバ102からオファーデータを受信してよい。
【0039】
ステップ414にて販売者104は、参照リンクとの相互作用の結果として、コンピューティング装置110が訪問したウェブページを介して、オファー情報をコンピューティング装置110へ送信してよい。例えば参照リンクはコンピューティング装置110をオファーページへ案内してよい。ここでは、(例えばGET又はPOSTフォームアクションを用いて、)URLに含まれるオファー識別子に対応するオファーデータが表示される。ステップ416にてコンピューティング装置110はオファーデータを消費者108へ表示してよい。ステップ418にて消費者108はオファーを受諾してよく、アカウント情報を処理サーバ102へ提出することによって当該オファーを自身のトランザクションアカウントへリンクさせる処理を開始してよい。消費者108がリンクのために自身のトランザクションアカウントを登録しなかったとき、もし登録が求められれば、ステップ418はまた、登録情報を提出することを含んでよい。
【0040】
ステップ420にて、処理サーバ102の受信部202は、消費者108がオファーへのリンクを希望するトランザクションアカウントに関連付けられたアカウント識別子を少なくとも受信する。いくつかの実施形態では、受信部202はまた、認証情報を受信してよい。これは、提供されたアカウント識別子の受信及び/又は使用に先立って、処理部204によって使用されて消費者108を認証する。ステップ422にて、処理サーバ102の処理部204は、例えばアカウント識別子を含むアカウントプロファイル210を識別することと、リンクされたオファーについての当該アカウント識別子をアカウントプロファイル210へ含めることと、及び/又は、アカウント及びオファーデータを支払ネットワーク106へ送信することとによって、オファーをトランザクションアカウントへリンクさせる。
【0041】
トランザクションアカウントをオファーへリンクさせる第2の処理
図5は、トランザクションアカウントをオファーへリンクさせる第2の例示的処理を示す。ここでは、販売者104はオファーデータの表示と、トランザクションアカウント情報の収集とには関わらない。
【0042】
ステップ502にて消費者108は、コンピューティング装置110を用いて、販売者ウェブページ上に表示される、アカウント識別子を含むオファーの参照リンクをクリックしてよい。参照リンクとの相互作用により、オファー識別子は処理サーバ102へ送信され、ステップ504にて受信部202によって受信される。ステップ506にて処理サーバ102の処理部204はオファー識別子を含むオファーデータベース212内のオファーデータエントリ214を識別してよい。ステップ508にて処理サーバ102の送信部206は、オファーの参照リンクとの相互作用の結果として、例えばコンピューティング装置110が訪問した、新たに表示されたウェブページにて、識別されたオファーデータエントリ214に含まれるオファーデータをコンピューティング装置110へ送信してよい。
【0043】
ステップ510にてオファーデータは、新たに訪問されたウェブページにて、コンピューティング装置110によって消費者108へ表示されてよい。オファーデータを表示する新たなウェブページは、処理サーバ102によってホストされ又は代理されてよい。オファーのウェブページは、消費者108によるアカウント情報の提出のためのデータフィールドを含むフォームを含む。ステップ512にて消費者108は自身のトランザクションアカウント情報(例えばアカウント識別子、任意の必要な認証情報(例えばユーザ名、パスワード、選択カード等))を入力し、当該情報を処理サーバ102へ提出する。
【0044】
ステップ514にて処理サーバ102の受信部202はアカウント情報を受信してよい。いくつかの実施形態では、受信部202によって受信されたアカウント識別子はトランザクションアカウント番号であってよい。他の実施形態では、アカウント識別子は、トランザクションアカウント番号を含むアカウントプロファイル210、又は、支払ネットワーク106がトランザクションアカウントの識別において使用するのに適した他の情報、を含むアカウントプロファイル210に関連付けられたユーザ名であってよい。いくつかの実施形態では(例えば消費者108がいくつかのトランザクションアカウントを有し、そのうち1つをオファーとのリンクのために選択する実施形態では)、アカウント識別子は、特定のトランザクションアカウントを識別するために使用される追加の値を伴ってよい。例えばアカウント識別子は、アカウントプロファイル210に対応するユーザ名であってよい。これは、いくつかの追加の値を含み、その各々が特定のトランザクションアカウントに関連付けられる。ステップ516にて処理部204は示されたトランザクションアカウントをオファーへリンクさせてよい。
【0045】
トランザクションアカウントをオファーへリンクさせる処理
図6は、処理サーバ102を用いてトランザクションアカウントをオファーへリンクさせる処理600を示す。
【0046】
ステップ602にて処理サーバ102の受信部202は、例えば処理サーバ102によって提供されるプラットフォームを使用することによって、販売者104又は他の適切なエンティティによって生成されたオファーについてのオファーデータを受信する。オファーデータはオファー名、説明、画像、開始日、有効期限、トランザクション修正子、タイプ、カテゴリ、産業、量、償還について制限等を含んでよい。ステップ604にて、処理サーバ102の処理部204は、当該オファーデータを含むオファーデータエントリ214を生成してよく、それを処理サーバ102のオファーデータベース212に格納してよい。オファーデータエントリ214の生成はまた、オファーに関連付けられたオファー識別子を生成及び/又は識別することを含んでよい。
【0047】
ステップ606にて処理部204はオファー識別子を含むURLを生成してよい。URLはコンピューティング装置(例えばコンピューティング装置110)を、処理サーバ102と、オファーを提出した販売者104と、又は任意の他の適切なエンティティとによってホストされ代理されるウェブページへ向けてよい。当該URLは、当該URLとの相互作用に応じて及び/又は示されたウェブページへの案内に応じて処理サーバ102又は適切なエンティティへ提出するためのオファー識別子を含んでよい。ステップ608にて処理サーバ102の送信部206は、生成された参照リンクを、オファーを提出した販売者104へ送信してよい。
【0048】
ステップ610にて受信部202はオファー参照通知を受信してよい。オファー参照通知は、受信部202によって受信される通知であり、オファー識別子を含む。これは消費者108が参照リンクと相互作用する結果として受信される。ステップ612にて処理部204は、関連付けられたオファーが依然有効か否かを判定してよい。当該判定は、オファー識別子を含むオファーデータエントリ214を識別することと、その後に任意の無効化基準が満たされたか否か(例えば有効期限が過ぎたか否か、利用可能量が期限切れか否か等)を判定することとによって実行されてよい。もしオファーがもはや有効でなければ、次いでステップ614にて送信部206は、(例えば、オファー参照リンクとの相互作用に応じてコンピューティング装置110が案内されたウェブページを介して、)当該オファーがもはや利用不可能であることを示す通知を消費者108へ送信してよい。
【0049】
もしオファーが依然有効であれば、次いでステップ616にて、送信部206は、関連付けられたオファーデータエントリ214に含まれるオファーデータを、消費者108への表示のために、コンピューティング装置110へ送信してよい。ステップ618にて受信部202は、オファーとのリンクのためのトランザクションアカウントを識別するトランザクションアカウント情報を受信してよい。トランザクションアカウントがリンクのために登録されない実施形態では、もし登録が必要であれば、アカウント情報は任意の追加の登録情報を含んでよい。ステップ620にて処理部204は、示されたトランザクションアカウントがオファーとのリンクにとって有効か否かを判定してよい。その有効性は、アカウントデータベース208に格納されるアカウントプロファイル210がアカウント識別子を含むか否かを識別することに基づいてよい。もしそうなら、関連するトランザクションアカウントはオファーにリンクされる。例えばトランザクションアカウントの発行者は、例えば残高不足、未払い、アカウントタイプ等を理由に、アカウントがオファーとリンクされることを禁止するルールを有してよい。
【0050】
もしトランザクションアカウントが無効と判定されると、次いでステップ622にて送信部206は、当該トランザクションアカウントが無効でありオファーがリンク不可能であることを示す通知を、消費者108への表示のためにコンピューティング装置110へ送信してよい。もしトランザクションアカウントが有効と判定されれば、次いでステップ624にて、処理部204はオファーをトランザクションアカウントへリンクさせてよい。いくつかの実施形態では、送信部206はまた、消費者108への表示のために、オファーが彼らのトランザクションアカウントにリンクされ償還の準備が完了したことを示す通知をコンピューティング装置110へ送信してよい。
【0051】
グラフィカルユーザインタフェース
図7A及び7Bは、オファーの表示と、表示されたオファーをトランザクションアカウントへリンクするアカウント情報の入力とのための、コンピューティング装置110の例示的グラフィカルユーザインタフェースを示す。
図7A及び7Bに示され本開示で示されるインタフェースが例示目的のみで提供されることと、追加のインタフェース及び構成が、本開示の方法及びシステムを実行する際に使用され得ることとは当業者にとって自明である。
【0052】
図7Aはコンピューティング装置110のディスプレイ702を示す。ディスプレイ702は複数のニュース項目704を含む。ニュース項目704の各々は消費者108へ表示するための情報を含み、インタラクションを受けて、関連する話題を消費者108へ表示してよい。ディスプレイ702はまた、オファー参照リンク706を含む。オファー参照リンク706はニュース項目704内で消費者108へ表示されてよく、消費者108自身のトランザクションアカウントへのリンクにとって利用可能なオファーが存在することを示してよい。オファー参照リンク706はURLに対するハイパーリンクであり、オファーに関連付けられたオファー識別子を含むURLへのハイパーリンクであってよい。
【0053】
消費者108がオファー参照リンク706と相互作用すると、コンピューティング装置110はウェブブラウジングアプリケーションプログラムを新規ディスプレイ708へと案内する。これはオファーページを表示してよい。オファーページはオファーデータ710を含んでよい。これはオファーデータベース212内のオファーデータエントリ214に含まれるオファーデータに対応する。当該オファーデータは、オファー参照リンク706のURLに含まれるオファー識別子を含む。オファーページはまた、アカウント識別子入力欄712と、モバイルウォレット選択欄714とを含んでよい。
【0054】
アカウント識別子入力欄712は、表示されたオファーデータ710に対応するオファーを関連付けられたトランザクションアカウントへリンクさせるためのアカウント識別子用の入力フィールドであってよい。アカウント識別子は処理部204によって使用される。入力フィールドは消費者108によって使用される。入力される当該アカウント識別子はアカウント番号、ユーザ名、Eメールアドレス又は、1以上のトランザクションアカウントに関連付けられた任意の他の適切なタイプの識別子であってよい。モバイルウォレット選択欄714によって、消費者108は、コンピューティング装置110に格納されたモバイルウォレットを使用してトランザクションアカウントを選択可能である。消費者108はモバイルウォレットを使用してトランザクションアカウントを選択してよい。モバイルウォレットは、当業者にとって自明な方法及びシステムを使用して、アカウント詳細を処理サーバ102へ送信してよい。処理サーバ102は次いで、トランザクションアカウントをオファーへリンクさせてよい。
【0055】
トランザクションアカウントをオファーへリンクさせるための例示的方法
図8は、トランザクションアカウントをオファーへリンクさせるための方法800を示す。
【0056】
ステップ802にて、複数のアカウントプロファイル(例えばアカウントプロファイル210)は、アカウントデータベース(例えばアカウントデータベース208)に格納されてよい。各アカウントプロファイル210は、アカウント識別子を少なくとも含むトランザクションアカウントに関連するデータを含む。一実施形態では、アカウント識別子は、トランザクションアカウント番号、ユーザ名、Eメールアドレス、及び電話番号のうちの1つであってよい。ステップ804にてオファーデータは受信装置(例えば受信部202)によってエンティティから受信されてよい。当該オファーデータは、商品又は役務の購入についてのオファーに関連するデータを含む。
【0057】
ステップ806にてオファーデータエントリ(例えばオファーデータエントリ214)はオファーデータベース(例えばオファーデータベース212)に格納されてよい。オファーデータエントリは受信されたオファーデータを含んでよい。ステップ808にて受信されたオファーデータに関連付けられたオファー識別子は、処理装置(例えば処理装置204)によって生成されてよい。一実施形態では、オファーデータは、オファー名、オファー説明、量、有効期限、開始日、トランザクション修正子、及び償還についての1以上の条件の少なくとも1つを含んでよい。
【0058】
ステップ810にて生成されたオファー識別子は送信装置(例えば送信部206)によってエンティティへ送信される。一実施形態では、オファー識別子を生成することは、少なくともオファー識別子を含むユニフォームリソースロケータ(URL)を生成することを含んでよい。生成されたオファー識別子を送信することは、オファー識別子を含む、生成されたURLを送信することを含んでよい。ステップ812にてオファー受諾通知が受信装置(例えば受信部202)によって受信されてよい。このときオファー受諾通知は、特定のアカウント識別子とオファー識別子とを少なくとも含んでよい。一実施形態ではオファー受諾通知は、オファー識別子と特定のアカウント識別子とを含むURLであってよい。
【0059】
ステップ814にて、アカウントデータベース208に格納される特定のアカウントプロファイル210は、処理装置204によって識別されてよい。このとき、含まれるアカウント識別子は特定のアカウント識別子に対応する。ステップ816にて特定のアカウントプロファイル210及びオファーデータエントリ214の少なくとも一方は、処理装置204にとって更新されて、関連するトランザクションアカウントからオファーデータへのリンクを示す。いくつかの実施形態では、特定のアカウントプロファイル210を更新してリンクを示すことは、オファー識別子を特定のアカウントプロファイルに格納することを含んでよい。他の実施形態では、オファーデータエントリ214を更新してリンクを示すことは、特定のアカウント識別子をオファーデータエントリ214に格納することを含んでよい。
【0060】
一実施形態では方法800は更に次のステップを含んでよい。すなわち、受信装置202によってオファーリクエストを受信するステップであって、オファーリクエストはオファー識別子を少なくとも含むステップと、受信されたオファーリクエストに応じて、送信装置206によって、オファーデータエントリ214に含まれるオファーデータを送信するステップ。更なる実施形態では、オファー受諾通知を受信する前に、オファーリクエストが受信されオファーデータが送信されてよい。更に別の実施形態では、オファーリクエストは、オファー識別子を含むURLであってよい。
【0061】
コンピュータシステムアーキテクチャ
図9は、コンピュータシステム900を示す。そこには、本開示の実施形態又はその一部が、コンピュータ読取り可能なコードとして実装されてよい。例えば
図1の処理サーバ102は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、格納された命令を有する非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体、又はこれらの組合せを用いてシステム900内に実装されてよく、1以上のコンピュータシステム又は他の処理システムにおいて実装されてよい。ハードウェア、ソフトウェア及びこれらの任意の組合せは、
図3乃至6及び8の方法を実装するために使用されるモジュール及びコンポーネントを実現してよい。
【0062】
プログラマブルロジックが使用される場合、そのようなロジックは、商業的に利用可能な処理プラットフォーム又は特定用途装置上で実行してよい。当業者は、開示された事項についての実施形態が、様々なコンピュータシステム構成で実行可能であることを理解する。当該システム構成は、マルチコアのマルチプロセッサシステムと、ミニコンピュータと、メインフレームコンピュータと、分散された機能でリンクされ又はクラスタ化されたコンピュータと、任意の装置へ仮想的に実装可能な汎用(pervasive)又はミニチュアのコンピュータとを含む。例えば少なくとも1つのプロセッサ装置及びメモリが、上記実施形態を実装するために使用されてよい。
【0063】
本開示のプロセッサユニット又は装置は、単一のプロセッサ、複数のプロセッサ、又はこれらの組合せであってよい。プロセッサ装置は、1以上のプロセッサ「コア」を有してよい。本開示の「コンピュータプログラム媒体」、「非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体」及び「コンピュータ使用可能な媒体」との用語は、概して、有形の媒体(例えば取外し可能なストレージユニット918、取外し可能なストレージユニット922及びハードディスクドライブ912にインストールされたハードディスク等)を指すために使用される。
【0064】
本開示の様々な実施形態は、この例示的なコンピュータシステム900に関して記述される。本開示を読んだ後、当業者にとって、他のコンピュータシステム及び/又はコンピュータアーキテクチャを用いて本開示をどのように実装するかは自明である。動作はシーケンシャルな処理として開示されるが、いくつかの動作は実際には、並行して、同時に及び/又は分散環境で、実行されてよい。このとき、プログラムコードは、単一プロセッサの又はマルチプロセッサのマシンによってアクセスするために、ローカルに又はリモートに格納された状態である。更に、いくつかの実施形態では、動作の順番は、開示される事項の趣旨を逸脱することなく再配置可能である。プロセッサ装置904は特定目的の又は汎用目的のプロセッサ装置であってよい。
【0065】
プロセッサ装置904は、通信インフラストラクチャ906(例えばバス、メッセージキュー、ネットワーク、マルチコアメッセージパススキーム等)へ接続されてよい。ネットワークは、本開示の機能を実行するのに適した任意のネットワークであってよく、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ネットワーク(例えばWifi)、モバイル通信ネットワーク、衛星ネットワーク、インターネット、光ファイバ、同軸ケーブル、赤外線、無線周波数(RF)又はこれらの任意の組合せを含んでよい。他の適切なネットワークタイプ及び構成は、当業者にとって自明である。コンピュータシステム900はまた、メインメモリ908(例えばランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ等)を含んでよく、また、補助記憶装置910を含んでよい。補助記憶装置910は、ハードディスクドライブ912と取外し可能なストレージドライブ914(例えばフロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、フラッシュメモリ等)とを含んでよい。
【0066】
取外し可能なストレージドライブ914は、周知の方法で、取外し可能なストレージユニット918から読み取りを行ってもよいし、そこへ書き込みを行ってもよい。取外し可能なストレージユニット918は、取外し可能なストレージドライブ914によって読み取られ又は書き込まれることができる、取外し可能なストレージ媒体を含んでよい。例えばもし取外し可能なストレージドライブ914がフロッピーディスクドライブ又はユニバーサルシリアルバスポートであれば、取外し可能なストレージユニット918はそれぞれ、フロッピーディスク又はポータブルフラッシュドライブであってよい。一実施形態では、取外し可能なストレージユニット918は非一時的な読取り可能記録媒体であってよい。
【0067】
いくつかの実施形態では、補助記憶装置910は代替手段を含み、コンピュータプログラム又は他の命令がコンピュータシステム900(例えば取外し可能なストレージユニット922及びインタフェース920)にロードされることを可能にしてよい。そのような手段の例は、(例えばビデオゲームシステムで見られる)プログラムカートリッジ及びカートリッジインタフェース、取外し可能なメモリチップ(例えばEEPROM、PROM等)、関連ソケット、他の取外し可能なストレージユニット922及びインタフェース920を含んでよい。このことは当業者にとって自明である。
【0068】
コンピュータシステム900に(例えばメインメモリ908に及び/又は補助記憶装置910に)格納されたデータは、任意のタイプの適切なコンピュータ読取り可能な媒体(例えば光ストレージ(コンパクトディスク、デジタル多目的ディスク、Blu-rayディスク等)又は磁気テープストレージ(例えばハードディスクドライブ))上に格納されてよい。データは任意のタイプの適切なデータベース構成(例えばリレーショナルデータベース、構造化照会言語(SQL)データベース、分散データベース、オブジェクトデータベース等)で構成されてよい。適切な構成及びストレージタイプは、当業者にとって自明である。
【0069】
コンピュータシステム900はまた、通信インタフェース924を含んでよい。通信インタフェース924は、ソフトウェア及びデータが、コンピュータシステム900と外部装置との間で送信されることを可能にしてよい。例示的な通信インタフェース924は、モデム、ネットワークインタフェース(例えばイーサネットカード)、通信ポート、PCMCIAスロット及びカード等を含んでよい。通信インタフェース924を介して転送されるソフトウェア及びデータは信号形式であってよい。当該信号形式は、電子の、電磁気の、光の、又は当業者にとって自明な他の信号のものであってよい。信号は、通信パス926を介して伝わる。当該通信パス926は信号を伝送するよう構成され、電線、ケーブル、光ファイバ、電話線、携帯電話リンク、無線周波数リンク等を用いて実装されてよい。
【0070】
コンピュータシステム900は表示インタフェース902を更に含んでよい。表示インタフェース902は、データが、コンピュータシステム900と外部ディスプレイ930との間で転送されることを可能にするよう構成されてよい。例示的な表示インタフェース902は、高精細度マルチメディアインタフェース(HDMI)、デジタルビジュアルインタフェース(DVI)、ビデオグラフィックスアレイ(VGA)等を含んでよい。ディスプレイ930は任意の適切なタイプのディスプレイであってよく、コンピュータシステム900の表示インタフェース902を介して転送されるデータを表示する。ディスプレイ930は、ブラウン管(CRT)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、静電容量方式タッチディスプレイ、薄膜トランジスタ(TFT)ディスプレイ等を含む。
【0071】
コンピュータプログラム媒体及びコンピュータ使用可能な媒体は、メモリ(例えばメインメモリ908及び補助記憶装置910)を指してよく、半導体メモリ(DRAM等)であってよい。これらのコンピュータプログラム製品は、コンピュータシステム900へソフトウェアを提供するための手段であってよい。コンピュータプログラム(例えばコンピュータ制御ロジック)は、メインメモリ908及び/又は補助記憶装置910に格納されてよい。コンピュータプログラムはまた、通信インタフェース924を介して受信されてよい。そのようなコンピュータプログラムは、実行されると、コンピュータシステム900が本開示の方法を実行することを可能にしてよい。特に、コンピュータプログラムは、実行されると、プロセッサ装置904が
図3乃至6及び8に示される本開示の方法を実行することを可能にしてよい。したがって、そのようなコンピュータプログラムはコンピュータシステム900のコントローラを示す。本開示はソフトウェアを使用して実装される。当該ソフトウェアは、取外し可能なストレージドライブ914、インタフェース920、及びハードディスクドライブ912又は通信インタフェース924を用いて、コンピュータプログラム製品に格納されてコンピュータシステム900へロードされてよい。
【0072】
本開示に一貫する技術は、他の特徴の中でも、トランザクションアカウントをオファーにリンクさせるためのシステム及び方法を提供する。本開示のシステム及び方法の様々な例示的実施形態が上述されるが、それらは限定目的でなく例示目的のみで示されることを理解されたい。それは徹底したものでなく、本開示を、開示された形態そのものへ限定しない。上記の教示に照らして修正例及び変形例が可能である。広がり又は範囲を逸脱すること無く、本開示の実装から修正例及び変形例が得られてよい。