(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6441608
(24)【登録日】2018年11月30日
(45)【発行日】2018年12月19日
(54)【発明の名称】単体ストロボ装置
(51)【国際特許分類】
G03B 15/05 20060101AFI20181210BHJP
G03B 15/03 20060101ALI20181210BHJP
【FI】
G03B15/05
G03B15/03 U
G03B15/03 G
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-160097(P2014-160097)
(22)【出願日】2014年8月6日
(65)【公開番号】特開2016-38423(P2016-38423A)
(43)【公開日】2016年3月22日
【審査請求日】2017年5月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002303
【氏名又は名称】スタンレー電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100100011
【弁理士】
【氏名又は名称】五十嵐 省三
(72)【発明者】
【氏名】須長 浩
(72)【発明者】
【氏名】阿部 佑輝
(72)【発明者】
【氏名】平碆 三明
(72)【発明者】
【氏名】橋本 峻一
【審査官】
高橋 雅明
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭58−172923(JP,U)
【文献】
特開2010−181553(JP,A)
【文献】
特開平10−173354(JP,A)
【文献】
特開2011−158708(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 15/05
G03B 15/03
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アッパケース、前記アッパケースの下方に位置するアンダケース、前記アッパケース及び前記アンダケースの前方開口に位置する前方パネル、前記アッパケースと前記アンダケースとの間の後方空間に位置する円筒状のバックボディ、及び前記バックボディの両端に位置する第1、第2のバウンス回転子を有するヘッド部を具備する単体ストロボ装置であって、
前記アッパケースおよび前記アンダケースの前記前方開口の反対側に、前記第1、第2のバウンス回転子の外周に沿った第1、第2の側面後方側端部が形成され、
前記アッパケースの前記第1の側面後方側端部に、該第1の側面後方端部近傍の内側に前記第1のバウンス回転子に対向して前記装置の後方から前方に向かって突設して設けられた第1のリブと、
前記アンダケースの前記第1の側面後方側端部に、該第1の側面後方端部近傍の内側に前記第1のバウンス回転子に対向して前記装置の後方から前方に向かって突設して設けられた第2のリブと、
前記第1のバウンス回転子の前記アッパケース側の外側に前記装置の前方から後方に向かって突設して設けられた第3のリブと、
前記第1のバウンス回転子の前記アンダケース側の外側に前記装置の前方から後方に向かって突設して設けられた第4のリブと
を具備し、
前記第1、第2のリブは近接対向して第1のフックを形成し、前記第3、第4のリブは離間して第1の係合溝を形成し、前記第1のフックを前記第1の係合溝に嵌合させることにより第1のフック構造を構成し、
前記アッパケースの前記第2の側面後方側端部に、該第2の側面後方端部近傍の内側に前記第2のバウンス回転子に対向して前記装置の後方から前方に向かって突設して設けられた第5のリブと、
前記アンダケースの前記第2の側面後方側端部に、該第2の側面後方端部近傍の内側に前記第2のバウンス回転子に対向して前記装置の後方から前方に向かって突設して設けられた第6のリブと、
前記第2のバウンス回転子の前記アッパケース側の外側に前記装置の前方から後方に向かって突設して設けられた第7のリブと、
前記第2のバウンス回転子の前記アンダケース側の外側に前記装置の前方から後方に向かって突設して設けられた第8のリブと
を具備し、
前記第5、第6のリブは近接対向して第2のフックを形成し、前記第7、第8のリブは離間して第2の係合溝を形成し、前記第2のフックを前記第2の係合溝に嵌合させることにより第2のフック構造を構成し、
前記第1のフック構造は前記バックボディの両端の一方の端部に位置し、前記第2のフック構造は前記バックボディの両端の他方の端部に位置する単体ストロボ装置。
【請求項2】
前記第1のフック構造において、
前記第1のリブと前記第2のリブとが、互いに近接対向する面の少なくとも一方の対向面を傾斜面とし、又は、前記第3のリブおよび前記第4のリブの少なくとも一方が、前記アッパケースあるいは前記アンダケースの前記第1の側面後方側端部側に位置する面を傾斜面とし、
前記第2のフック構造において、
前記第5のリブと前記第6のリブとが、互いに近接対向する面の少なくとも一方の対向面を傾斜面とし、又は、前記第7のリブおよび前記第8のリブの少なくとも一方が、前記アッパケースあるいは前記アンダケースの前記第2の側面後方側端部側に位置する面を傾斜面とした
請求項1に記載の単体ストロボ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はバウンス機構を有する単体ストロボ装置、特に、そのヘッド部の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、照射角を可変とするためのバウンス機構を有する単体ストロボ装置は、
図10に示すごとく、ストロボ発光部としてのヘッド部101、電池、主制御基板等よりなるボディ部102、及び図示しないカメラ本体に固定されるシュー部103よりなり、ヘッド部101の先端を手で持って力を掛けて、矢印に示すごとく、上下左右にバウンス(回転)させることができる(参照:特許文献1、2)。
【0003】
ヘッド部101の意匠は、アッパケース1011、アンダケース1012、アッパケース1011及びアンダケース1012の前方開口に設けられたフレネルパネル1013、アッパケース1011とアンダケース1012との間の後方空間に設けられ一部露出した円筒状のバックボディ1014に分割され、これにより、ストロボの故障時のメンテナンスの場合に、分解し易い構造となっている。
【0004】
バックボディ1014は内部にメインコンデンサ、トリガコイル等を有し、その両端にバウンス回転子(図示せず)が設けられている。
【0005】
図11は
図10のヘッド部101を示す写真である。
図11に示すごとく、上下に位置するアッパケース1011及びアンダケース1012はバウンス回転子(図示せず)にねじ1015によって固定することによって嵌合する。
【0006】
図12は
図11のアッパケース1011及びアンダケース1012の嵌合作業を説明するための写真であって、(A)はアッパケース1011及びアンダケース1012の嵌合前状態、(B)はアッパケース1011及びアンダケース1012の嵌合後状態を示す。すなわち、
図12の(A)に示すごとく、アッパケース1011外側のバウンス回転子(図示せず)に近接した位置にリブ(フック)1016aを設けてあり、また、アンダケース1012のバウンス回転子に近接した位置に係合穴1016bを設けてある。
図12の(B)に示すごとく、フック1016aを係合穴1016bに嵌合せることによりフック構造1016を構成する。次いで、上述のねじ1015によってアッパケース1011及びアンダケース1012をバウンス回転子に固定する。
【0007】
このように、アッパケース1011及びアンダケース1012の嵌合力は内部のバウンス回転子に固定したねじ1015及びバウンス回転子に近接した位置のフック構造1016によって保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2010−181553号公報
【特許文献2】特開2008−180826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述の
図10の従来の単体ストロボ装置においては、ヘッド部101の内部におけるバウンス回転子に近接する空間は小さいので、バウンス回転子に近接したフック構造1016のフック1016aを高くできず、フック構造1016のフック作用が小さい。従って、ストロボの故障時のメンテナンスの場合にフック構造1016のフック1016aが折れてフック作用がなくなることがある。この結果、アッパケース1011とアンダケース1012との間に隙ができ、アッパケース1011とアンダケース1012との嵌合力が低下するという課題がある。
【0010】
また、通常の使用時にヘッド部101の先端部を持って上下にバウンスを行うので、アッパケース1011とアンダケース1012とを係合するフック1016aに負荷が掛かり易い。従って、上述と同様に、アッパケース1011とアンダケース1012との間に隙ができ、アッパケース1011とアンダケース1012との嵌合力が低下するという課題がある。
【0011】
さらに、フック構造1016のフック作用が小さくなってアッパケース1011とアンダケース1012との間に隙ができると、アッパケース1011、アンダケース1012とバウンス回転子との間の固定がねじ1015のみによって行われ、バウンス動作時には、ねじ1015への負荷が大きくなる。この結果、ねじ1015のねじ馬鹿、ゆるみ等が発生し、アッパケース1011とアンダケース1012との嵌合力はさらに小さくなるという課題もある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述の課題を解決するために、本発明に係る単体ストロボ装置は、アッパケース、アッパケースの下方に位置するアンダケース、アッパケース及びアンダケースの前方開口に位置する
前方パネル、アッパケースとアンダケースとの間の後方空間に位置する円筒状のバックボディ、及びバックボディの両端に位置する第1、第2のバウンス回転子を有するヘッド部を具備する単体ストロボ装置であって、
アッパケースおよびアンダケースの前方開口の反対側に、第1、第2のバウンス回転子の外周に沿った第1、第2の側面後方側端部が形成され、アッパケースの
第1の側面後方側端部に、第1の側面後方端部近傍のアンダケース側の内側に第1のバウンス回転子に対向して
装置の後方から前方に向かって突設して設けられた第1のリブと、アンダケースの
第1の側面後方側端部には、第1の側面後方端部近傍のアッパケース側の内側に第1のバウンス回転子に対向して
装置の後方から前方に向かって突設して設けられた第2のリブと、第1のバウンス回転子のアッパケース側の外側に
装置の前方から後方に向かって突設して設けられた第3のリブと、第1のバウンス回転子のアンダケース側の外側に
装置の前方から後方に向かって突設して設けられた第4のリブとを具備し、
第1のバウンス回転子に対向して設けられた第1、第2のリブは近接対向して
第1のフックを形成し、第3、第4のリブは離間して
第1の係合溝を形成し、
第1のフックを
第1の係合溝に嵌合させることにより
第1のフック構造を構成したものである。これにより、アッパケース及びアンダケースは
第1の係合溝を第1のバウンス回転子に設けた
第1のフック構造によって嵌合する。
さらに、アッパケースの第2の側面後方側端部に、第2の側面後方端部近傍のアンダケース側の内側に第2のバウンス回転子に対向して装置の後方から前方に向かって突設して設けられた第5のリブと、アンダケースの第2の側面後方側端部に、第2の側面後方端部近傍のアッパケース側の内側に第2のバウンス回転子に対向して装置の後方から前方に向かって突設して設けられた第6のリブと、第2のバウンス回転子のアッパケース側の外側に装置の前方から後方に向かって突設して設けられた第7のリブと、第2のバウンス回転子のアンダケース側の外側に装置の前方から後方に向かって突設して設けられた第8のリブとを具備し、第2のバウンス回転子に対向して設けられた第5、第6のリブは近接対向して第2のフックを形成し、第7、第8のリブは離間して第2の係合溝を形成し、第2のフックを第2の係合溝に嵌合させることにより第2のフック構造を構成したものである。これにより、アッパケース及びアンダケースは第2の係合溝を第2のバウンス回転子に設けた第2のフック構造によって嵌合する。第1のフック構造はバックボディの両端の一方の端部に位置し、第2のフック構造はバックボディの両端の他方の端部に位置する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、係合溝をバウンス回転子に設けたフック構造によりアッパケースとアンダケースとの嵌合力を高く保持できる。つまり、フック構造はバウンス時にはバウンス回転子と共に回転するので、アッパケース及びアンダケースの負荷を軽減でき、従って、歪みが生じにくく、アッパケースとアンダケースとの間の隙が生じにくい。また、フック構造の係合溝をバウンス回転子に設けたので、フック構造のフックの高さを大きくできる。従って、ストロボの故障時のメンテナンスの場合にもフックが折れにくく、この結果、フック構造の嵌合力を高く保持できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明に係る単体ストロボ装置のヘッド部の実施の形態を示す斜視図である。
【
図5】
図1〜
図4のバウンス回転子の詳細を示し、(A)は一方のバウンス回転子の斜視図、(B)は他方のバウンス回転子の斜視図である。
【
図6】
図2のV−V線断面を示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)の部分拡大断面図である。
【
図7】
図4のVI−VI線断面を示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)の部分拡大断面図である。
【
図8】
図1のアッパケース及びアンダケースのバウンス回転子等を図示省略した嵌合状態を示し、(A)は全体斜視図、(B)は(A)の部分拡大斜視図である。
【
図9】
図1のアッパケース及びアンダケースのバウンス回転子を図示した嵌合状態を示し、(A)は全体斜視図、(B)は(A)の部分拡大斜視図である。
【
図10】従来の単体ストロボ装置を示す斜視図である。
【
図12】
図11のヘッド部のアッパケース及びアンダケースの嵌合作業を説明するための写真であって、(A)は嵌合前状態、(B)は嵌合後状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は本発明に係る単体ストロボ装置のヘッド部の実施の形態を示す斜視図、
図2は
図1のヘッド部の側面図、
図3は
図1のヘッド部の分解側面図、
図4は
図1のヘッド部の正面図である。尚、
図1において、ボディ部及びシュー部は
図10のボディ部102及びシュー部103と同一であるので省略してある。
【0016】
図1〜
図4において、ヘッド部1の意匠は、アッパケース1、アッパケース1の下方に位置するアンダケース2、アッパケース1及びアンダケース2の前方開口に位置するフレネルパネル3、及びアッパケース1とアンダケース2との間の後方空間に位置し一部露出した円筒状のバックボディ4に分割されている。アッパケース1とアンダケース2とはバウンス回転子5−1、5−2(
図3に5−2図示)を挟込んでねじ6及び後述のフック構造によって固定することによって嵌合する。
【0017】
図5は
図1〜
図4のバウンス回転子5−1、5−2の詳細を示し、(A)はバウンス回転子5−1の斜視図、(B)はバウンス回転子5−2の斜視図である。
【0018】
図5の(A)に示すように、バウンス回転子5−1の外側にリブ5−1a、5−1bが設けられている。この場合、リブ5−1aはアッパケース1に対向し、リブ5−1bはアンダケース2に対向する。尚、5−1cはねじ6のためのねじ穴である。他方、
図5の(B)に示すように、バウンス回転子5−2の外側にリブ5−2a、5−2bが設けられている。この場合、リブ5−2aはアッパケース1に対向し、リブ5−2bはアンダケース2に対向する。尚、5−2cはねじ6のためのねじ穴である。
【0019】
図6は
図2のV−V線断面を示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)の部分拡大断面図であり、また、
図7は
図4のVI−VI線断面を示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)の部分拡大断面図である。尚、
図6の(A)において、バックボディ4はメインコンデンサ7、トリガコイル8等を内側に挟込んでいる。
【0020】
本発明に係るフック構造を
図6、
図7を参照して説明する。
【0021】
アッパケース1のアンダケース2側の内側にバウンス回転子5−1、5−2に対向してリブ1a、1bを設ける。この場合、リブ1a、1bはアッパケース1と一体樹脂成型される。また、アンダケース2のアッパケース1側の内側にバウンス回転子5−1、5−2に対向してリブ2a、2bを設ける。この場合、リブ2a、2bもアンダケース2と一体樹脂成型される。リブ1aとリブ2aとは、アッパケース1とアンダケース2
とを嵌合
させたときに近接対向するようにして第1のフックを形成し、また、リブ1bとリブ2bとは、アッパケース1とアンダケース2とを嵌合
させたときに近接対向して第2のフックを形成する。
【0022】
他方、バウンス回転子5−1、5−2のアッパケース1及びアンダケース2の外側には、リブ5−1a、5−1b及びリブ5−2a、5−2bを設ける。この場合、リブ5−1a、5−1b及びリブ5−2a、5−2bは、それぞれ、バウンス回転子5−1、5−2と一体樹脂成型される。リブ5−1a、5−1bは対向したアッパケース1のリブ1a及びアンダケース2のリブ2aよりなる第1のフックを挟込むための第1の係合溝を形成し、また、リブ5−2a、5−2bは対向したアッパケース1のリブ1b及びアンダケース2のリブ2bよりなる第2のフックを挟込むための第2の係合溝を形成する。
【0023】
このように、第1のフック構造は、アッパケース1のリブ1a、アンダケース2のリブ2aによる第1のフック及びバウンス回転子5−1のリブ5−1a、5−1bによる第1の係合溝によって構成され、他方、第2のフック構造は、アッパケース1のリブ1b、アンダケース2のリブ2bによる第2のフック及びバウンス回転子5−2のリブ5−2a、5−2bによる第2の係合溝によって構成されている。
【0024】
対向するフックのリブ1a、1b、2a、2b及び係合溝のリブ5−1a、5−1b、5−2a、5−2bの少なくとも一方のリブの非対向面を傾斜させる。たとえば、
図6の(B)、
図7の(B)においては、リブ2aのリブ5−1bに対向しない面を傾斜面2a’とし、リブ5−1bのリブ2aに対向しない面を傾斜面5−1b’とする。これにより、アッパケース1及びアンダケース2の組立作業を容易にする。たとえば、アッパケース1のリブ1a、1bをバウンス回転子5−1、5−2のリブ5−1a、5−1bの係合溝に嵌合せた後に、アンダケース2のリブ2a、2bをバウンス回転子5−1、5−2のリブ5−1a、5−1bの係合溝に嵌合せる際には、リブ2a、2bがリブ5−1b、5−2bを乗り上がる。このとき、リブ2aの傾斜面2a’もしくはリブ5−1bの傾斜面5−1b’によりリブ2aはリブ5−1bを容易に乗り上がることができる。
【0025】
上述のフック構造をさらに
図8、
図9を参照して説明する。
【0026】
図8はアッパケース1とアンダケース2との嵌合状態を示し、理解し易くするために、バウンス回転子5−1、5−2、メインコンデンサ7、トリガコイル8等を省略してある。
図8に示すように、アッパケース1のリブ1aとアンダケース2のリブ2aとが近接対向して第1のフックを構成している。
【0027】
図9もアッパケース1とアンダケース2との嵌合状態を示し、理解し易くするために、メインコンデンサ7等を省略しているが、バウンス回転子5−1のみ図示してある。
図9に示すように、アッパケース1のリブ1a及びアンダケース2のリブ2aによる第1のフックはバウンス回転子5−1のリブ5−1aとリブ5−1bが離間して形成する第1の係合溝に完全に嵌合している。
【0028】
このように、係合溝(リブ5−1a、5−1b、リブ5−2a、5−2b)をバウンス回転子5−1、5−2に設けたフック構造によりアッパケース1とアンダケース2との嵌合力を高く保持できる。つまり、本発明に係るフック構造はバウンス時にはバウンス回転子5−1、5−2と共に回転するので、アッパケース1及びアンダケース2の負荷を軽減でき、従って、歪みが生じにくく、アッパケース1とアンダケース2との間の隙がなくなる。さらに、フック構造の係合溝(リブ5−1a、5−1b、リブ5−2a、5−2b)をバウンス回転子5−1、5−2に設けたので、フック構造のフック(リブ1a、2a、リブ1b、2b)の高さを大きくできる。従って、ストロボの故障時のメンテナンスの場合にもフックが折れにくく、この結果、フック構造の嵌合力を高く保持できる。さらにまた、フック構造により、ねじ6への負荷が小さくなり、ねじ6のねじ馬鹿、ゆるみ等を防止できる。
【符号の説明】
【0029】
1:アッパケース
1a、1b:リブ
2:アンダケース
2a、2b:リブ
2a’:傾斜面
3:フレネルパネル
4:バックボディ
5−1、5−2:バウンス回転子
5−1a、5−2a、5−1b、5−2b:リブ
5−1b’:傾斜面
5−1c、5−2c:ねじ穴
6:ねじ
7:メインコンデンサ
8:トリガコイル
101:ヘッド部
1011:アッパケース
1012:アンダケース
1013:フレネルパネル
1014:バックボディ
1015:ねじ
1016:フック構造
1016a:リブ(フック)
1016b:係合穴
102:ボディ部
103:シュー部