【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 頒布日:平成26年6月25日、頒布物:報道資料No.2014−12、auの新料金「カラホとデジラ」音声通話定額と一人ひとりに合った選べる6つのデータ定額サービス〜さらに国内初!家族でデータを贈れる「データギフト」が登場!〜
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(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記残容量管理部は、前記転送先通信端末装置における使用期限付き通信容量の残容量が所定の容量よりも少なくなった場合にのみ、前記データ量情報を取得して前記データ量情報が示すデータ量と前記転送先通信端末装置における使用期限付き通信容量の残容量とを比較し、前記残容量が前記データ量よりも少ない場合、前記追加購入処理部に、前記転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する、
請求項1記載の通信容量管理装置。
前記転送先通信端末装置における前記新たな追加購入通信容量の追加購入についての処理の要求を受けた前記追加購入処理部が、前記追加購入通信容量の追加購入についての処理を実行した後、前記転送元通信端末装置から前記転送先通信端末装置に前記データを転送させる転送制御部、
を更に備える請求項1から請求項9いずれか記載の通信容量管理装置。
転送元通信端末装置から転送先通信端末装置にデータを転送させる場合の、前記転送元通信端末装置が記憶する前記データのデータ量を示すデータ量情報を取得し、前記データ量情報が示すデータ量と前記転送先通信端末装置における無線通信回線についての使用期限付き通信容量の残容量とを比較し、前記残容量が前記データ量よりも少ない場合、前記転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する、通信容量管理方法であって、
前記転送先通信端末装置が前記転送元通信端末装置から取得した前記データ量情報を、前記転送先通信端末装置から取得する、
通信容量管理方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の無線通信サービスでは、通信容量に制限がある無線通信回線の通信容量の残量が少ない場合に通信端末装置が動画データ等の大容量データをダウンロードすると、ダウンロードの最中に通信容量を使い切ってしまい、ダウンロードが中断してしまうことがあった。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、通信容量に制限がある無線通信回線を使用して通信端末装置がデータをダウンロードする際に、通信容量の不足によるダウンロードの中断を防ぐための通信容量管理装置、通信容量管理プログラム、および通信容量管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である通信容量管理装置は、無線通信回線についての使用期限付き通信容量の残容量の管理を行う残容量管理部と、使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する追加購入処理部と、を備え、前記残容量管理部は、転送元通信端末装置から転送先通信端末装置にデータを転送させる場合の、前記転送元通信端末装置が記憶する前記データのデータ量を示すデータ量情報を取得し、前記データ量情報が示すデータ量と前記転送先通信端末装置における使用期限付き通信容量の残容量とを比較し、前記残容量が前記データ量よりも少ない場合、前記追加購入処理部に、前記転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する
、通信容量管理装置であって、前記残容量管理部は、前記転送先通信端末装置が前記転送元通信端末装置から取得した前記データ量情報を、前記転送先通信端末装置から取得する。
【0006】
[2]上記[1]記載の通信容量管理装置において、前記残容量管理部は、前記転送先通信端末装置における使用期限付き通信容量の残容量が所定の容量よりも少なくなった場合にのみ、前記データ量情報を取得して前記データ量情報が示すデータ量と前記転送先通信端末装置における使用期限付き通信容量の残容量とを比較し、前記残容量が前記データ量よりも少ない場合、前記追加購入処理部に、前記転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する。
[3]上記[1]または[2]いずれか記載の通信容量管理装置において、前記残容量が前記データ量よりも少ない場合、前記転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入を行うか否かの選択を受け付ける選択受付部、を更に備え、前記選択受付部が前記新たな使用期限付き通信容量の追加購入を行うとの選択を受け付けた場合に、前記残容量管理部は、前記追加購入処理部に、前記転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する。
[4]上記[1]から[3]いずれか一項記載の通信容量管理装置において、前記使用期限付き通信容量は、所定の期間ごとに所定の容量だけ付与される定期付与通信容量である。
[5]上記[1]から[3]いずれか一項記載の通信容量管理装置において、前記使用期限付き通信容量は、所定の期間ごとに所定の容量だけ付与される定期付与通信容量と、追加購入される追加購入通信容量とであり、前記残容量管理部は、前記定期付与通信容量と前記追加購入通信容量とを区別して、残量の管理を行う。
[6]上記[2]記載の通信容量管理装置において、前記使用期限付き通信容量は、所定の期間ごとに所定の容量だけ付与される定期付与通信容量と、追加購入される追加購入通信容量とであり、前記残容量管理部は、前記定期付与通信容量と前記追加購入通信容量とを区別して、残量の管理を行うとともに、前記定期付与通信容量の残容量が所定の容量よりも少なくなった場合に、前記データ量情報を取得して前記データ量情報が示すデータ量と前記転送先通信端末装置における前記定期付与通信容量の残容量とを比較する。
[7]上記[2]記載の通信容量管理装置において、前記使用期限付き通信容量は、所定の期間ごとに所定の容量だけ付与される定期付与通信容量と、追加購入される追加購入通信容量とであり、前記残容量管理部は、前記定期付与通信容量と前記追加購入通信容量とを区別して、残量の管理を行うとともに、前記定期付与通信容量の残容量が無くなり、且つ前記追加購入通信容量の残容量が所定の容量よりも少なくなった場合に、前記データ量情報を取得して前記データ量情報が示すデータ量と前記転送先通信端末装置における前記追加購入通信容量の残容量とを比較する。
[8]上記[1]から[3]いずれか一項記載の通信容量管理装置において、前記使用期限付き通信容量は、追加購入される追加購入通信容量である。
[9]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である通信容量管理装置は、無線通信回線についての使用期限付き通信容量の残容量の管理を行う残容量管理部と、使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する追加購入処理部と、を備え、前記残容量管理部は、転送元通信端末装置から転送先通信端末装置にデータを転送させる場合の、前記転送元通信端末装置が記憶する前記データの種類を示すデータ種類情報を取得し、前記データ種類情報が示す種類が動画を示す場合、前記追加購入処理部に、前記転送先通信端末装置における新たな追加購入通信容量の追加購入についての処理を要求する
、通信容量管理装置であって、前記残容量管理部は、前記転送先通信端末装置が前記転送元通信端末装置から取得した前記データ種類情報を、前記転送先通信端末装置から取得する。
[10]上記[1]から[9]いずれか一項記載の通信容量管理装置において、前記転送先通信端末装置における前記新たな追加購入通信容量の追加購入についての処理の要求を受けた前記追加購入処理部が、前記追加購入通信容量の追加購入についての処理を実行した後、前記転送元通信端末装置から前記転送先通信端末装置に前記データを転送させる転送制御部、を更に備える。
【0007】
[11]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である通信容量管理プログラムは、コンピュータを、無線通信回線についての使用期限付き通信容量の残容量の管理を行う残容量管理手段、使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する追加購入処理手段、として機能させるための通信容量管理プログラムであり、前記残容量管理手段は、転送元通信端末装置から転送先通信端末装置にデータを転送させる場合の、前記転送元通信端末装置が記憶する前記データのデータ量を示すデータ量情報を取得し、前記データ量情報が示すデータ量と前記転送先通信端末装置における使用期限付き通信容量の残容量とを比較し、前記残容量が前記データ量よりも少ない場合、前記追加購入処理
手段に、前記転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する
、通信容量管理プログラムであって、前記残容量管理手段は、前記転送先通信端末装置が前記転送元通信端末装置から取得した前記データ量情報を、前記転送先通信端末装置から取得する。
【0008】
[12]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である通信容量管理方法は、転送元通信端末装置から転送先通信端末装置にデータを転送させる場合の、前記転送元通信端末装置が記憶する前記データのデータ量を示すデータ量情報を取得し、前記データ量情報が示すデータ量と前記転送先通信端末装置における無線通信回線についての使用期限付き通信容量の残容量とを比較し、前記残容量が前記データ量よりも少ない場合、前記転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する
、通信容量管理方法であって、前記転送先通信端末装置が前記転送元通信端末装置から取得した前記データ量情報を、前記転送先通信端末装置から取得する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、通信容量に制限がある無線通信回線を使用して通信端末装置がデータをダウンロードする際に、通信容量の不足によるダウンロードの中断を防ぐことができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態である通信容量管理装置の機能構成の例を示すブロック図である。本実施形態において、通信容量管理装置10は、通信容量に制限がある無線通信回線についての通信容量を管理する。
図1に示すように、通信容量管理装置10は、残容量管理部11と、追加購入処理部12と、転送制御部13とを備える。
【0012】
残容量管理部11は、無線通信回線についての使用期限付き通信容量の残容量の管理を行う。具体的に、例えば、残容量管理部11は、所定の期間毎に所定の量だけ付与される使用期限付き通信容量である定期付与通信容量と、追加購入された使用期限付き通信容量である追加購入通信容量とを区別して、通信容量の残容量の管理を行う。そして、残容量管理部11は、追加購入通信容量よりも先に定期付与通信容量を消費させ、追加購入通信容量の新規の追加購入に応じて、通信容量の残容量の中の過去の追加購入分の追加購入通信容量についての使用期限を所定の期間だけ延長する。
【0013】
また、残容量管理部11は、転送元通信端末装置から転送先通信端末装置にデータを転送させる場合の、転送元通信端末装置が記憶するデータのデータ量を示すデータ量情報を、例えば転送先通信端末装置から取得する。ただし、転送先通信端末装置は、転送元通信端末装置からデータ量情報を予め取得しておく。そして、残容量管理部11は、データ量情報が示すデータ量と転送先通信端末装置における使用期限付き通信容量の残容量とを比較し、残容量がデータ量よりも少ない場合、追加購入処理部12に、転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する。
【0014】
具体的に、例えば、次のようなケースがある。
(1)転送先通信端末装置の定期付与通信容量および追加購入通信容量に残容量がある場合
残容量管理部11は、データ量情報が示すデータ量と転送先通信端末装置における定期付与通信容量および追加購入通信容量の残容量とを比較し、残容量がデータ量よりも少ない場合、追加購入処理部12に、転送先通信端末装置における新たな追加購入通信容量の追加購入についての処理を要求する。
(2)転送先通信端末装置の定期付与通信容量に残容量があり、追加購入容量がない場合
残容量管理部11は、データ量情報が示すデータ量と転送先通信端末装置における定期付与通信容量の残容量を比較し、残容量がデータ量よりも少ない場合、追加購入処理部12に、転送先通信端末装置における新たな追加購入通信容量の追加購入についての処理を要求する。
(3)転送先通信端末装置の定期付与通信容量がすでに無くなっており、追加購入通信料に残容量がある場合
残容量管理部11は、データ量情報が示すデータ量と転送先通信端末装置における追加購入通信容量の残容量とを比較し、残容量がデータ量よりも少ない場合、追加購入処理部12に、転送先通信端末装置における新たな追加購入通信容量の追加購入についての処理を要求する。
(4)無線通信回線がプリペイド無線通信回線である場合
残容量管理部11は、データ量情報が示すデータ量と転送先通信端末装置における追加購入通信容量の残容量とを比較し、残容量がデータ量よりも少ない場合、追加購入処理部12に、転送先通信端末装置における新たな追加購入通信容量の追加購入についての処理を要求する。
【0015】
追加購入処理部12は、残容量管理部11からの要求を受けて、使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する。
【0016】
図2は、通信容量管理装置10を実現するハードウェアの構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、通信容量管理装置10は、記憶部21と、CPU23と、通信部24とを備える。
【0017】
記憶部21と、CPU23と、通信部24とは、相互にデータを交換可能に構成されている。記憶部21は、通信容量管理プログラム22および各種データを記憶する。例えば、記憶部21は、半導体記憶装置(ROM、RAM)や磁気ハードディスク装置により実現される。CPU23は、通信容量管理装置10全体の制御を行う。この制御機能は、CPU23が記憶部21から通信容量管理プログラムを読み込んで実行することにより実現される。通信部24は、他の装置と通信する。
【0018】
図1に示される、残容量管理部11と、追加購入処理部12と、転送制御部13との各機能は、
図2に示されるCPU部23が記憶部21に記憶される通信容量管理プログラム22を実行することによって実現される。
【0019】
図3は、通信容量管理装置10を適用した無線通信システムの構成例を示す図である。
図3に示すように、無線通信システム1は、通信容量管理装置10と、通信端末装置20と、基地局30と、ゲートウェイ50と、通信制御装置60と、ユーザ契約情報管理装置70と、決済装置80とを含む。
【0020】
通信端末装置20は、無線通信回線40で基地局30と接続される。無線通信回線40の通信容量には、制限がある。通信端末装置20から無線通信回線40により基地局30へ送信されたユーザデータは、基地局30からゲートウェイ50に転送される。ゲートウェイ50は、無線通信回線40を使用する通信端末装置20の通信が許可されていれば、基地局30から転送された通信端末装置20のユーザデータをネットワーク90に出力する。ネットワーク90は、例えば、インターネットプロトコル(Internet Protocol;IP)によって通信可能なコンピュータネットワークである。例えば、ネットワーク90は、インターネットである。なお、ネットワーク90は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network;LAN)を含んでもよい。同様に、ゲートウェイ50は、ネットワーク90を介してサーバ100から供給された通信端末装置20宛てのユーザデータを、無線通信回線40を使用する通信端末装置20の通信が許可されていれば、基地局30を介して通信端末装置20に転送する。
【0021】
無線通信回線40の通信容量の制限内においては、無線通信回線40を使用する通信端末装置20の通信が許可される。一方、無線通信回線40の通信容量の制限外においては、無線通信回線40を使用する通信端末装置20の通信が許可されない。または、通信が許可されたとしても、通信速度が低下する。これにより、通信端末装置20は、無線通信回線40の通信容量の制限内であれば、当該無線通信回線40を使用して、ネットワーク90に接続される他の通信装置(例えば、サーバ100)との間で通信を行うことができる。一方、通信端末装置20は、無線通信回線40の通信容量の制限外である場合には、当該無線通信回線40を使用して、ネットワーク90に接続される他の通信装置との間で通信を行うことができない。または、通信できたとしても通信速度が低下する。
【0022】
通信制御装置60は、ゲートウェイ50に対して、無線通信回線40を使用する通信端末装置20の通信を許可するか否(非許可)か、あるいは、通信速度の制限を指示する。この無線通信回線40を使用する通信端末装置20の通信の許可または非許可、もしくは通信速度は、通信容量管理装置10からの無線通信回線40の通信許可情報に基づく。この通信許可情報は、無線通信回線40を使用する通信端末装置20の通信の許可または非許可、もしくは通信速度の制限の情報である。また、通信制御装置60は、ゲートウェイ50から、無線通信回線40を使用する通信端末装置20の通信でゲートウェイ50により転送されたユーザデータの転送量を示す転送データ量情報を取得する。この転送データ量情報は、通信制御装置60から通信容量管理装置10に送信される。
【0023】
通信容量管理装置10は、通信制御装置60から受信した転送データ量情報に基づいて、無線通信回線40についての通信容量の残容量を更新する。また、通信容量管理装置10は、通信端末装置20やネットワーク90を介した通信端末装置から取得した残容量情報に応じて、決済装置80で決済処理を行わせ、決済後に、当該残容量情報に応じて通信容量の残容量を更新する。また、通信容量管理装置10は、無線通信回線40についての通信容量の残容量に基づいて、無線通信回線40の通信許可情報を通信制御装置60へ送信する。
【0024】
ユーザ契約情報管理装置70は、無線通信回線40を契約しているユーザの情報(例えば、ユーザ契約情報)を管理している。ユーザ契約情報として、ユーザ識別子(ユーザID)、無線通信回線40の識別番号(回線番号)、通信端末装置20の種別を表す端末種別情報、通信容量等についての契約内容を示す契約情報がある。通信容量管理装置10は、必要に応じて、ユーザ契約情報管理装置70へ、ユーザ契約情報を問い合わせる。
【0025】
決済装置80は、ユーザによる代金支払いの決済処理を行う。通信容量管理装置10は、必要に応じて、決済装置80へ、ユーザによる代金支払いの決済状況を問い合わせる。
【0026】
通信端末装置20は、通信により、通信容量管理装置10へアクセスすることができる。通信端末装置20と通信容量管理装置10との間の通信は、無線通信回線40を介した通信であってもよく、または、無線通信回線40を介さない通信であってもよい。通信容量管理装置10は、通信端末装置20からの要求に応じて該当する処理を行う。
【0027】
通信端末装置20は、ユーザによって操作される情報通信端末である。例えば、通信端末装置20は、スマートフォン、タブレットである。通信端末装置20を用いたユーザは、例えば、ウェブブラウザにより通信容量管理装置10が管理する通信容量管理サイトを閲覧し、この通信容量管理サイトのグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface;GUI)にしたがって追加購入通信容量を購入する。通信容量管理サイトは、例えば、オンラインショップサイトである。例えば、通信端末装置20は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)またはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)によって、通信容量管理装置10が管理する通信容量管理サイトにアクセスし、通信容量管理装置10からHTML(Hypertext Markup Language)の情報リソースを取得し、取得した情報リソースをウェブブラウザによって表示部に表示させる。通信端末装置20は、ユーザによる操作によって入力された購入内容を示すデータを、HTMLのデータとして通信容量管理装置10に送信する。
【0028】
通信容量管理装置10は、通信容量管理サイトを管理する。すなわち、通信容量管理装置10は、通信容量管理サイトの情報リソースを記憶し管理する。通信容量管理装置10は、通信端末装置20が送信したHTMLのデータ(購入内容を示すデータ)を受信し、この受信したデータに応じて決済装置80に決済処理を行わせるとともに、追加購入通信容量の残容量を更新する。
【0029】
次に、通信端末装置20および通信容量管理装置10の動作について説明する。ここでは、通信端末装置20がサーバ100からデータを転送(ダウンロード)する例について説明する。つまり、サーバ100は転送元通信端末装置であり、通信端末装置20は転送先通信端末装置である。なお、本実施形態は、ダウンロードのみならず、例えば、データ(例えば、動画データ)のストリーミングにも適用できる。
【0030】
通信端末装置20は、サーバ100からデータをダウンロードする際、当該データのデータ量を示すデータ量情報を取得する。そして、通信端末装置20は、取得したデータ量情報を通信容量管理装置10に送信する。そして、通信端末装置20は、通信容量管理装置10の転送制御に基づいてサーバ100からデータをダウンロードする。
【0031】
次に、通信容量管理装置10の動作について説明する。
図4は、第1の実施形態である通信容量管理装置10の処理手順の例を示すフローチャートである。最初に、通信端末装置20は、サーバ100が記憶するデータのデータ量を示すデータ量情報をサーバ100から取得しておく。
【0032】
ステップS1において、残容量管理部11は、サーバ100が記憶するデータのデータ量を示すデータ量情報を、通信端末装置20から取得する。
次に、ステップS2において、残容量管理部11は、通信端末装置20における使用期限付き通信容量の残容量を読み出す。
次に、ステップS3において、残容量管理部11は、残容量とデータ量とを比較し、残容量がデータ量よりも少ない場合(ステップS3:YES)はステップS4の処理に移し、残容量がデータ量以上である場合(ステップS3:NO)はステップS5の処理に移す。
【0033】
ステップS4において、残容量管理部11は、追加購入処理部12に対して、通信端末装置20における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する。そして、この要求を受けた追加購入処理部12は、新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する。
次に、ステップS5において、転送制御部13は、サーバ100から通信端末装置20にデータを転送させる。
【0034】
なお、予め、ユーザによって追加購入通信容量の追加購入の予約がされている場合、ステップS4において、その予約された料金プランの内容や購入条件に応じて、残容量管理部11は、追加購入処理部12に対して追加購入についての処理を要求してもよい。具体的に、例えば、ユーザによって追加購入通信容量の追加購入の予約がされている場合、新たな定期付与通信容量が付与される日の3日前までであれば、ステップS4において、残容量管理部11は、追加購入処理部12に対して追加購入についての処理を要求してもよい。
【0035】
以上説明したとおり、第1の実施形態によれば、通信容量管理装置10は、無線通信回線40についての使用期限付き通信容量の残容量の管理を行う残容量管理部11と、使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する追加購入処理部12とを備える。そして、残容量管理部11は、サーバ100から通信端末装置20にデータを転送させる場合の、サーバ100が記憶するデータのデータ量を示すデータ量情報を取得し、データ量情報が示すデータ量と通信端末装置20における使用期限付き通信容量の残容量とを比較し、残容量がデータ量よりも少ない場合、追加購入処理部12に、通信端末装置20における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する。
【0036】
この構成により、無線通信回線40の使用期限付き通信容量の残量が転送すべきデータのデータ量より少ない場合は、追加購入通信容量の追加購入が行われるので、通信端末装置20がデータ転送の最中に通信容量を使い切ってしまい、データ転送が中断してしまうことがなくなる。したがって、第1の実施形態によれば、通信端末装置20がデータを転送する際に、通信容量の不足によるデータ転送の中断を防ぐことができる。
【0037】
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態における通信容量管理装置の機能構成の例を示すブロック図として、
図1を用いる。また、通信容量管理装置10を実現するハードウェアの構成例を示すブロック図として、
図2を用いる。また、通信容量管理装置10を適用した無線通信システムの構成例を示す図として、
図3を用いる。
【0038】
通信端末装置20および通信容量管理装置10の動作について説明する。ここでは、通信端末装置20がサーバ100からデータを転送(例えば、ダウンロード)する例について説明する。つまり、サーバ100は転送元通信端末装置であり、通信端末装置20は転送先通信端末装置である。
【0039】
通信端末装置20は、サーバ100からデータをダウンロードする際、当該データのデータ量を示すデータ量情報を取得する。そして、通信端末装置20は、取得したデータ量情報を通信容量管理装置10に送信する。そして、通信端末装置20は、通信容量管理装置10の転送制御に基づいてサーバ100からデータをダウンロードする。
【0040】
次に、通信容量管理装置10の動作について説明する。
図5は、第2の実施形態である通信容量管理装置10の処理手順の例を示すフローチャートである。最初に、通信端末装置20は、サーバ100が記憶するデータのデータ量を示すデータ量情報をサーバ100から取得しておく。
【0041】
ステップS11において、残容量管理部11は、通信端末装置20における使用期限付き通信容量の残容量を取得する。
次に、ステップS12において、残容量管理部11は、残容量が所定の容量未満か否かを判定する。所定の容量は、通信容量管理装置10において予め定められた容量である。残容量が所定の容量未満である場合(ステップS12:YES)はステップS13の処理に移し、残容量が所定の容量以上である場合(ステップS12:NO)はステップS16の処理に移す。
ステップS13において、残容量管理部11は、サーバ100が記憶するデータのデータ量を示すデータ量情報を、通信端末装置20から取得する。
次に、ステップS14において、残容量管理部11は、残容量とデータ量とを比較し、残容量がデータ量よりも少ない場合(ステップS14:YES)はステップS15の処理に移し、残容量がデータ量以上である場合(ステップS14:NO)はステップS16の処理に移す。
【0042】
ステップS15において、残容量管理部11は、追加購入処理部12に対して、通信端末装置20における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する。そして、この要求を受けた追加購入処理部12は、新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する。
次に、ステップS16において、転送制御部13は、サーバ100から通信端末装置20にデータを転送させる。
【0043】
以上説明したとおり、第2の実施形態によれば、通信容量管理装置10において、残容量管理部11は、通信端末装置20における使用期限付き通信容量の残容量が所定の容量よりも少なくなった場合にのみ、データ量情報を取得してデータ量情報が示すデータ量と通信端末装置20における使用期限付き通信容量の残容量とを比較し、残容量がデータ量よりも少ない場合、追加購入処理部12に、通信端末装置20における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する。
【0044】
この構成により、転送先である通信端末装置20の使用期限付き通信容量の残容量が所定の容量未満となった場合、つまり、残容量が残り少なくなった場合にのみ、通信容量管理装置10は、残容量とデータのデータ量とに基づいて、追加購入通信容量の追加購入の要否を判定する。
【0045】
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施形態における通信容量管理装置の機能構成の例を示すブロック図として、
図1を用いる。また、通信容量管理装置10を実現するハードウェアの構成例を示すブロック図として、
図2を用いる。また、通信容量管理装置10を適用した無線通信システムの構成例を示す図として、
図3を用いる。
【0046】
通信端末装置20および通信容量管理装置10の動作について説明する。ここでは、通信端末装置20がサーバ100からデータを転送(ダウンロード)する例について説明する。つまり、サーバ100は転送元通信端末装置であり、通信端末装置20は転送先通信端末装置である。
【0047】
通信端末装置20は、サーバ100からデータをダウンロードする際、当該データの種類を示すデータ種類情報を取得する。例えば、データの種類は、データのファイル名の拡張子から判別可能である。または、データの種類は、データのメタ情報(例えば、ヘッダ情報)から判別可能である。そして、通信端末装置20は、取得したデータ種類情報を通信容量管理装置10に送信する。そして、通信端末装置20は、通信容量管理装置10の転送制御に基づいてサーバ100からデータをダウンロードする。
【0048】
次に、通信容量管理装置10の動作について説明する。
図6は、第3の実施形態である通信容量管理装置10の処理手順の例を示すフローチャートである。最初に、通信端末装置20は、サーバ100が記憶するデータの種類を示すデータ種類情報をサーバ100から取得しておく。
【0049】
ステップS21において、残容量管理部11は、サーバ100が記憶するデータの種類を示すデータ種類情報を、通信端末装置20から取得する。
次に、ステップS22において、残容量管理部11は、データ種類情報が表す種類が動画を示すものか否かを判定し、種類が動画である場合(ステップS22:YES)はステップS23の処理に移し、種類が動画でない場合(ステップS22:NO)はステップS24の処理に移す。
【0050】
ステップS23において、残容量管理部11は、追加購入処理部12に対して、通信端末装置20における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する。そして、この要求を受けた追加購入処理部12は、新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する。
次に、ステップS24において、転送制御部13は、サーバ100から通信端末装置20にデータを転送させる。
【0051】
なお、通信容量管理装置10が各種動画サイトのURL(Uniform Resource Locator)を予め登録しておき、ステップS21において、残容量管理部11が、サーバ100の動画サイトのURLを示す所在情報を、通信端末装置20から取得してもよい。そして、ステップS22において、残容量管理部11は、所在情報が表すURLが動画サイトを示すものか否かを判定し、URLが動画サイトである場合(ステップS22:YES)はステップS23の処理に移し、URLが動画サイトでない場合(ステップS22:NO)はステップS24の処理に移してもよい。
また、ユーザが、所望の対象サイト(動画サイト、ゲームサイト等)のURLを通信容量管理装置10に登録させておいてもよい。
【0052】
以上説明したとおり、第3の実施形態によれば、通信容量管理装置10は、無線通信回線40についての使用期限付き通信容量の残容量の管理を行う残容量管理部11と、使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する追加購入処理部12とを備える。そして、残容量管理部11は、サーバ100から通信端末装置20にデータを転送させる場合の、サーバ100が記憶するデータの種類を示すデータ種類情報を取得し、データ種類情報が示す種類が動画を示す場合、追加購入処理部12に、通信端末装置20における新たな追加購入通信容量の追加購入についての処理を要求する。
【0053】
動画のデータは大容量である場合が多いため、上記の構成により、通信端末装置20が動画データをダウンロードする際に、通信容量の不足によるダウンロードの中断を防ぐことができる。
【0054】
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態における通信容量管理装置の機能構成の例を示すブロック図として、
図1を用いる。また、通信容量管理装置10を実現するハードウェアの構成例を示すブロック図として、
図2を用いる。また、通信容量管理装置10を適用した無線通信システムの構成例を示す図として、
図3を用いる。
【0055】
通信端末装置20および通信容量管理装置10の動作について説明する。ここでは、通信端末装置20がサーバ100からデータを転送(ダウンロード)する例について説明する。つまり、サーバ100は転送元通信端末装置であり、通信端末装置20は転送先通信端末装置である。
【0056】
通信端末装置20は、サーバ100からデータをダウンロードする際、当該データの種類を示すデータ種類情報を取得する。そして、通信端末装置20は、取得したデータ種類情報を通信容量管理装置10に送信する。そして、通信端末装置20は、通信容量管理装置10の転送制御に基づいてサーバ100からデータをダウンロードする。
【0057】
次に、通信容量管理装置10の動作について説明する。
図7は、第4の実施形態である通信容量管理装置10の処理手順の例を示すフローチャートである。最初に、通信端末装置20は、サーバ100が記憶するデータの種類を示すデータ種類情報をサーバ100から取得しておく。
【0058】
ステップS31において、残容量管理部11は、通信端末装置20における使用期限付き通信容量の残容量を取得する。
次に、ステップS32において、残容量管理部11は、残容量が所定の容量未満か否かを判定する。所定の容量は、通信容量管理装置10において予め定められた容量である。残容量が所定の容量未満である場合(ステップS32:YES)はステップS33の処理に移し、残容量が所定の容量以上である場合(ステップS32:NO)はステップS36の処理に移す。
ステップS33において、残容量管理部11は、サーバ100が記憶するデータの種類を示すデータ種類情報を、通信端末装置20から取得する。
次に、ステップS34において、残容量管理部11は、データ種類情報が表す種類が動画を示すものか否かを判定し、種類が動画である場合(ステップS34:YES)はステップS35の処理に移し、種類が動画でない場合(ステップS34:NO)はステップS36の処理に移す。
【0059】
なお、通信容量管理装置10が各種動画サイトのURLを予め登録しておき、ステップS33において、残容量管理部11が、サーバ100の動画サイトのURLを示す所在情報を、通信端末装置20から取得してもよい。そして、ステップS34において、残容量管理部11は、所在情報が表すURLが動画サイトを示すものか否かを判定し、URLが動画サイトである場合(ステップS34:YES)はステップS35の処理に移し、URLが動画サイトでない場合(ステップS34:NO)はステップS36の処理に移してもよい。
また、ユーザが、所望の対象サイト(動画サイト、ゲームサイト等)のURLを通信容量管理装置10に登録させておいてもよい。
【0060】
ステップS35において、残容量管理部11は、追加購入処理部12に対して、通信端末装置20における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する。そして、この要求を受けた追加購入処理部12は、新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を実行する。
次に、ステップS36において、転送制御部13は、サーバ100から通信端末装置20にデータを転送させる。
【0061】
転送先である通信端末装置20の使用期限付き通信容量の残容量が所定の容量未満となった場合、つまり、残容量が残り少なくなった場合であって、且つダウンロードするデータの種類が動画であるときのみ、通信容量管理装置10は追加購入通信容量の追加購入を行う。よって、通信端末装置20が動画データをダウンロードする際に、通信容量の不足によるダウンロードの中断を防ぐことができる。
【0062】
[第5の実施形態]
図8は、本発明の第5の実施形態である通信容量管理装置の機能構成の例を示すブロック図である。
図8に示すように、通信容量管理装置10aは、
図1の通信容量管理装置10に対して選択受付部14を更に備える。
【0063】
転送先通信端末装置の使用期限付き通信容量の残容量が、転送元通信端末装置が記憶するデータのデータ量よりも少ない場合、選択受付部14は、転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入を行うか否かの選択を受け付ける。この場合、選択受付部14は、転送先通信端末装置に対して新たな使用期限付き通信容量の追加購入を行うか否かの問い合わせ情報を送信し、転送先通信端末装置からの応答を受け付ける。ここで、選択受付部14は、データの転送中(例えば、ダウンロード中、ストリーミング中)に、このデータ転送が中断されるおそれがある旨のメッセージを、転送先通信端末装置に通知してもよい。また、転送先通信端末装置がWi−Fi(Wireless Fidelity)等のローカルネットワークによる接続が可能であれば、選択受付部14は、このローカルネットワークへの切り替えを推奨するメッセージを転送先通信端末装置に通知してもよいし、強制的にそのローカルネットワークに切り替えさせてもよい。また、選択受付部14は、当月分の定期付与通信容量の残容量や残日数に基づいて、推奨する追加購入通信容量のプランを推薦(レコメンド)するメッセージや、定期付与通信容量の残容量が閾値以下となった場合に、自動的に追加購入通信容量を購入させるオートチャージサービスへの切り替えを推奨するメッセージを、転送先通信端末装置に通知してもよい。
選択受付部14が新たな使用期限付き通信容量の追加購入を行うとの選択を受け付けた場合に、残容量管理部11は、追加購入処理部12に、転送先通信端末装置における新たな使用期限付き通信容量の追加購入についての処理を要求する。
【0064】
なお、選択受付部14は、第1の実施形態から第4の実施形態それぞれにおいて適用できる。
【0065】
以上、詳述したように、本発明の各実施形態によれば、通信容量に制限がある無線通信回線40を使用して通信端末装置20がデータをダウンロードする際に、使用期限付き通信容量の不足によるダウンロードの中断を防ぐことができる。
【0066】
なお、前述した第1の実施形態から第5の実施形態では、通信端末装置20がサーバ100からデータを転送(ダウンロード)する例について説明したが、これ以外にも、無線通信回線40を使用する第1の通信端末装置および第2の通信端末装置間でデータ転送を行う場合にも適用できる。
【0067】
なお、上述した実施形態である通信容量管理装置10の一部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。この場合、その機能を実現するための通信容量管理プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録された通信容量管理プログラムをコンピュータシステムに読み込ませて、このコンピュータシステムが実行することにより、当該機能を実現してもよい。なお、このコンピュータシステムとは、オペレーティングシステム(Operating System;OS)や周辺装置のハードウェアを含むものである。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、光ディスク、メモリカード等の可搬型記録媒体、コンピュータシステムに備えられる磁気ハードディスクやソリッドステートドライブ等の記憶装置のことをいう。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、インターネット等のコンピュータネットワーク、および電話回線や携帯電話網を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、さらには、その場合のサーバ装置やクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものを含んでもよい。また上記の通信容量管理プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせにより実現するものであってもよい。
【0068】
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はその実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。