特許第6441776号(P6441776)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6441776天然と人工の上昇装置と、地上との線を設けたドローン
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6441776
(24)【登録日】2018年11月30日
(45)【発行日】2018年12月19日
(54)【発明の名称】天然と人工の上昇装置と、地上との線を設けたドローン
(51)【国際特許分類】
   B64C 31/06 20060101AFI20181210BHJP
   B64C 39/02 20060101ALI20181210BHJP
   B64C 27/08 20060101ALI20181210BHJP
   B64D 27/24 20060101ALI20181210BHJP
   B64D 47/08 20060101ALI20181210BHJP
   B64F 3/02 20060101ALI20181210BHJP
【FI】
   B64C31/06
   B64C39/02
   B64C27/08
   B64D27/24
   B64D47/08
   B64F3/02
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-203462(P2015-203462)
(22)【出願日】2015年10月15日
(65)【公開番号】特開2017-74860(P2017-74860A)
(43)【公開日】2017年4月20日
【審査請求日】2016年10月7日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】712007348
【氏名又は名称】株式会社ドクター中松創研
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【審査官】 志水 裕司
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭55−101937(JP,A)
【文献】 特開2001−291428(JP,A)
【文献】 特開2005−271831(JP,A)
【文献】 特表2015−507569(JP,A)
【文献】 特開平02−024295(JP,A)
【文献】 特開平03−157296(JP,A)
【文献】 特開2000−289695(JP,A)
【文献】 特表2011−528637(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0144733(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0183516(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B64C 31/06 , 39/02
B64C 27/08 − 27/10
B64D 27/24 , 47/08
A63H 27/01 , 27/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上昇用のプロペラを回転するモータを駆動する電源部と、前記プロペラにより空中に持ち上げられた地上撮影用カメラからの情報を表示するモニタ部と、前記モータの操作や前記カメラの方向制御、前記カメラによる撮影をコントロールするコントロール部とを地上に設け、前記カメラからの情報を伝達する通信線、映像線を兼ねた電線凧糸で、前記電源部と前記モータや前記カメラが設けられている凧本体部とが結線される凧において、地上から前記プロペラや前記カメラをコントロールする事が出来るとともに、前記凧本体部の上部に前記プロペラを設け、前記カメラを前記凧本体部の下部に設けて凧の尾の役目をさせた凧。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は凧とドローン技術に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は凧の技術とドローンの技術を蛹合した発明である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は凧とドローンを組合せ両者の長所を生かしたものの発明である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
凧とドローンの長所を組合せる。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、凧とドローンの長所を伸ばし、欠点を除去することで、使用範囲が拡がる。走らずに上がる凧。風を利用し、ドローンより、プロペラ、モータ、バッテリーが小さくてすむ上、通常のドローンより長時間飛ぶので、長時間撮影可能で上空から長時間の定点観測が可能となり、電波を使用せずリモコンや撮影した画像を手元で見え且つ使用できるので、電波送受信器等不要4K撮影など特殊な送受信装置が不要となる。
また、天空からエネルギーを無尽蔵に供給できるし、サテライトよりローコストでGPS,BSCS放送、気象、ドローンより高空からの空中撮影ができるし、高さ、距離を制限できるので、ドローン事故を起こさない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の実施例1を示す図
図2】本発明の実施例2を示す図
図3】本発明の実施例3を示す図
図4】本発明の実施例4を示す図
図5】本発明の実施例5を示す図
図6】本発明の実施例6を示す図
図7】本発明実施例7と実施例8を説明する図
図8】本発明実施例9と10を説明する図
図9】本発明実施例11を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は本発明の実施例1を示す図である。1は凧本体部である。該凧本体部1の上部に複数個のモータ2を設け、そのモータにプロペラ3が取り付けられる。凧本体部1の下部には撮影カメラ4を取り付ける。電線凧糸5は電源線,通信線,映像線を兼ねさせる。複数のモータ2は凧の上縁に沿わした電線6で結線する。
【0008】
地上に前記凧糸5のリール10,電源部7、コントロール部8、モニタ9があり、リール10により電線凧糸5の長さが調節される。11は電源スイッチ、12は信号スイッチである。電線凧糸5で凧本体部1と結線されている。
ここでは、プロペラの数は4個の場合を示すが、これに限るものではない。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
【0009】
電源7はコントロール部8とモニタ9を動作させるが、電源スイッチ11を入れると、電線凧糸5を通じモータ2が回転し、プロペラ3が回転すると、風が無くても走らなくても凧1は矢印で示すように上昇し、カメラ4も作動を始める。凧部1の下部に取り付けられた撮影カメラ4やモータ2は信号スイッチ12を入れるとコントロール部8の操作により、凧が上下左右に動き、カメラの方向制御や、撮影する。カメラ方向は3次元ジンパルによるが公知技術なので図示していない。
【0010】
凧1は低空ではプロペラ3により上昇を続け高空に達すると風が強くなり凧1は風力により上昇をするのでモータ2を空転させてもよい。電気風糸5の長さにより撮影カメラ4の高さや場所位置をコントロールし、モニタ9で画像を見ながらコントロール部8で撮影カメラ4に撮影信号を送信する。
撮影カメラ4は、被写体を撮影し、撮影情報は電線凧糸5を通じ操作者のモニタ9に送られ、画像が表示される、スマホやPC等の画像の表示はスマホやPCで公知技術で行うこともできるので特に図示しない。得られた画像は、テレビ局に送信したり、そのまま表示できる。
【0011】
凧1の高度や位置はコントロール部8でプロペラ3のモータ2を操作させることでできる。
【0012】
図2は本発明の実施例2で、地上電源を設けず凧糸は電源凧糸5でなく、通信線凧糸14を使用し、凧に搭載したリチウムバッテリー13から電線15,16,17で、凧内でモータ2を駆動する。
リチウムイオンバッテリー13と撮影カメラ4は凧1の下部に設け、凧の重心を下げ、尾の役目をさせる。プロペラ3は2個の例を示す。スイッチは信号用12のみでよくなる。
【0013】
図3は本発明の実施例3で、太陽パネル18を凧1の上部に設け、電力を得るようにしたものである。該ソーラーパネル18から電線19によりモータ2に電力を供給し、プロペラ3を回転させるものである。この方式だと、地上からパワーを供給する必要がなく、太陽光により発電しプロペラ3の回転や受信器(図示せず)の駆動を維持させることができる。なお、ソーラーパネル18は凧1の上部ではなく、下部(図の破線で示す)などに取り付けてもよい。
図4は本発明の実施例4で、地上にソーラーパネル20を置き、電線凧糸5でモータ2や受信器にパワーを供給するようにしたものである。
【0014】
図5は本発明の実施例5を示し、上方に持ち上げるプロペラ3,モータ2を凧1の下部に設け、重心の位置を下げ、尾と兼用した実施例である。
図6は本発明の実施例6で通常のリモコンを使用するもので、凧1にカメラ4,バッテリー13,受信器23を積み、セルフコンテイン凧1として、地上から通常リモコン22で凧をコントロールし、凧糸21も通常の糸としたものである。カメラ撮影位置は無線でリモコン操作者に送る。凧1の上部に取り付けて、凧1を上昇させたり、凧1の下部に取り付けたりする。
【0015】
図7は本発明実施例7を示す。凧1の背面は全面ソーラーパネル24とし、凧1の前面はマイクロ波発信面25とする。太陽エネルギー26をソーラーパネル24が受けて発電し、これによりマイクロ波をつくり(公知技術なので図示せず)、このマイクロ波を発信アンテナ25から地面に発信27する。これを地上アンテナ28で受けて電力化装置29で電力化する。
かくて、サステイナブルな無尽蔵で環境によいフリーエネルギー源を得ることができる画期的な発明である。
【0016】
実施例8は図7に示すマイクロ波発生部25の代わりに電源発生部とし、構造的にサテライトと同じ機能を持たせて(サテライト構造は公知であるので図示せず)サテライトより地球に近いので、従来のサテライトより効率のよいサテライトを得るので、BS,CS放送や、GPSドローンより高空からの空中撮影などが改善されローコストになる画期的な発明である。
【0017】
図8は本発明の第9実施例がヘリウム等大気より軽いガスを詰めた袋30を凧1の上部に設け、浮き上がらせるものである。本発明は第10実施例図下部点線に示すごとく、ロケット31を図1の下部に設け動作させるものである。
【0018】
図9は本発明第11の実施例を示し、凧1の背面を大型ソーラーパネルを設け(フィルム状のフレキシブルソーラーパネルが望ましい)太陽26からのエネルギーを電気に変換し、電線(凧系兼用)33で地上のバッテリー34に貯える。



この他、種々の組み合わせが可能であるが、これらも本願発明に含まれるものである。
【産業上の利用可能性】
【0019】
近年、ドローンは産業界のあらゆる分野で用いられるようになってきているが、事故が多発している。本発明によればドローンに糸がついているので、距離と高さを法律の範囲に制限できる。
【0020】
凧を安定に飛行させることができる。また、風を利用するのでエネルギーが少なくて済み、バッテリーを使用せず長時間飛行できるので、定点観測も可能である。一方風がない時でもプロペラにより上昇するので、凧を走って上げる必要がないので無風性が高まる。また、エネルギーを送れる等エネルギー資源のない我が国にとって、必須の画期的発明である。そして、上空から4Kの撮影などの地上への送信に送受信器が不要なので、上空からの撮影など通常のドローンより安い器材で通常のドローン以上の仕事ができる。
【符号の説明】
【0021】
1 凧本体
2 モータ
3 プロペラ
4 撮影カメラ
5 電源と通信線を伝えることの兼用の凧糸
6 モータ電源線
7 バッテリー
8 コントロール部
9 モニタ画面
10 凧糸リール
11 電源用スイッチ
12 信号用スイッチ
13 凧搭載リチウムバッテリー
14 信号伝達兼用凧糸
15 凧上電線
16 凧上電線
17 凧上電線
18 凧上ソーラーパネル
19 凧上電線
20 地上ソーラーパネル
21 通常の糸の凧糸
22 リモコン
23 凧に積んだ受信器
24 凧背面ソーラーパネル
25 凧前面マイクロ波発振器
26 太陽
27 マイクロ波
28 地上マイクロ波受信部
29 電力化装置
30 ヘリウムガス管(空気より軽い気体を密封した)
31 風下部に設置したロケット
32 大型ソーラーパネル
33 電線凧糸
34 バッテリー

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9