特許第6441905号(P6441905)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニーの特許一覧

<>
  • 特許6441905-導光体 図000003
  • 特許6441905-導光体 図000004
  • 特許6441905-導光体 図000005
  • 特許6441905-導光体 図000006
  • 特許6441905-導光体 図000007
  • 特許6441905-導光体 図000008
  • 特許6441905-導光体 図000009
  • 特許6441905-導光体 図000010
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6441905
(24)【登録日】2018年11月30日
(45)【発行日】2018年12月19日
(54)【発明の名称】導光体
(51)【国際特許分類】
   G02B 6/00 20060101AFI20181210BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20181210BHJP
   F21Y 101/00 20160101ALN20181210BHJP
   F21Y 103/00 20160101ALN20181210BHJP
【FI】
   G02B6/00 326
   F21S2/00 435
   G02B6/00 331
   F21Y101:00 100
   F21Y101:00 300
   F21Y103:00
【請求項の数】10
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2016-514984(P2016-514984)
(86)(22)【出願日】2014年5月19日
(65)【公表番号】特表2016-524185(P2016-524185A)
(43)【公表日】2016年8月12日
(86)【国際出願番号】US2014038553
(87)【国際公開番号】WO2014189822
(87)【国際公開日】20141127
【審査請求日】2017年5月11日
(31)【優先権主張番号】61/827,043
(32)【優先日】2013年5月24日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】505005049
【氏名又は名称】スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100128381
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 義憲
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100168734
【弁理士】
【氏名又は名称】石塚 淳一
(72)【発明者】
【氏名】ルー, フェイ
【審査官】 山本 貴一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−198851(JP,A)
【文献】 特開2012−174445(JP,A)
【文献】 特表2002−538578(JP,A)
【文献】 特開2008−269866(JP,A)
【文献】 特開2011−210530(JP,A)
【文献】 特開2011−008953(JP,A)
【文献】 特開平11−064640(JP,A)
【文献】 特開2012−089291(JP,A)
【文献】 特開2014−086387(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0021896(US,A1)
【文献】 国際公開第2009/157352(WO,A1)
【文献】 特開2007−334151(JP,A)
【文献】 特開2008−072626(JP,A)
【文献】 特開2012−068634(JP,A)
【文献】 特開2011−040369(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 6/00
G02F 1/13357
F21S 2/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光軸上で中央に配置される導光体であって、互いに隣り合わせに離間された複数の個別的な光取出構造体を備え、各光取出構造体が、前記導光体の第1の側面から延在する第1の面を備え、前記第1の面が、前記光軸に沿って第1の方向に伝搬する光を、前記伝搬する光を第2の側面に向かって反射させることによって、前記導光体の反対側の前記第2の側面から取り出すようになっており、前記第1の面が、45度未満かつ10度超である、前記光軸との第1の角度を形成しており、前記導光体は、500nmの波長における光吸収係数θ(cm−1)、及び前記導光体の入力面に最も近い最初の光取出構造体と前記入力面から最も遠い最後の光取出構造体との間の距離として定義される有効長d(cm)を有し、θdが少なくとも2である、導光体。
【請求項2】
記有効長が、少なくとも200mmである、請求項1に記載の導光体。
【請求項3】
前記500nmの波長における前記光吸収係数が、少なくとも0.02cm−1である、請求項1に記載の導光体。
【請求項4】
θdが少なくともである、請求項1に記載の導光体。
【請求項5】
少なくとも1つの光取出構造体の前記第1の面が、弧状面を含み、前記弧状面に接する少なくとも1つの平面が、45度未満かつ10度超である、前記光軸との第1の角度を形成している、請求項1に記載の導光体。
【請求項6】
各光取出構造体が、前記導光体の前記第1の側面から延在する第2の面を更に備え、前記第2の面が、前記光軸に沿って前記第1の方向とは反対の第2の方向に伝搬する光を、前記伝搬する光を前記第2の側面に向かって反射させることによって、前記導光体の前記第2の側面から取り出すようになっており、前記第2の面が、45度未満かつ20度超である、前記光軸との第2の角度を形成しており、各光取出構造体の前記第1及び第2の面が、100度超かつ140度未満である頂角を有する線形頂点において交差している、請求項1に記載の導光体。
【請求項7】
前記500nmの波長において少なくとも0.015cm−1の光吸収係数を有し、第1のパワー並びに0.2〜0.4の範囲のx色座標及び0.1〜0.4の範囲のy色座標を有する入射光を、前記導光体の入力面から受光するようになっており、前記受光した光が、前記光軸に沿って前記第1の方向に前記導光体内を伝搬し、前記複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、第2のパワー及び(x、y)色座標を有する出力光として前記第2の側面から前記導光体を出、前記第2のパワーの前記第1のパワーに対する比率が、少なくとも10%であり、xとxとの間の差の絶対値が、0.03以下であり、yとyとの間の差の絶対値が、0.05以下である、請求項1に記載の導光体。
【請求項8】
第1のパワーを有する入射光を前記導光体の入力面から受光するようになっており、前記受光した光が、前記光軸に沿って前記第1の方向に前記導光体内を伝搬し、前記複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、中心出力方向に沿って伝搬しかつ第2のパワーを有する出力光として前記第2の側面から前記導光体を出、前記第2のパワーの前記第1のパワーに対する比率が、少なくとも10%であり、前記出力光が、前記光軸及び前記中心出力方向を備える平面においてある強度プロファイルを有し、前記強度プロファイルが、前記強度プロファイルの実質的に中心においてピークを有する、請求項1に記載の導光体。
【請求項9】
複数の個別的に離間された光取出構造体を備える導光体であって、500nmの波長において少なくとも0.01cm−1の光吸収係数θを有し、各光取出構造体が、前記導光体内を伝搬する光を内部全反射によって取り出すようになっており、各光取出構造体が、2%未満の取出効率を有し、前記導光体が、第1のパワー並びに0.2〜0.4の範囲のx色座標及び0.1〜0.4の範囲のy色座標を有する入射光を、前記導光体の入力面から受光するようになっており、前記受光した光が、内部全反射によって前記導光体内を伝搬し、前記複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、第2のパワー及び(x、y)色座標を有する出力光として前記導光体を出、前記第2のパワーの前記第1のパワーに対する比率が、少なくとも10%であり、xとxとの間の差の絶対値が、0.03以下であり、yとyとの間の差の絶対値が、0.05以下であり、前記導光体は、前記導光体の前記入力面に最も近い最初の光取出構造体と前記入力面から最も遠い最後の光取出構造体との間の距離として定義される有効長d(cm)を有し、θdが少なくとも2である、導光体。
【請求項10】
光軸上で中央に配置される導光体であって、個別的な複数の光取出構造体を備え、各光取出構造体が、前記導光体の第1の側面から延在する第1の面を備え、前記第1の面が、前記光軸に沿って第1の方向に伝搬する光を、前記伝搬する光を第2の側面に向かって反射させることによって、前記導光体の反対側の前記第2の側面から取り出すようになっており、前記複数の光取出構造体のうち少なくとも50%の前記光取出構造体のそれぞれについて、前記第1の面が、45度未満かつ10度超である、前記光軸との第1の角度を形成しており、前記導光体は、500nmの波長における光吸収係数θ(cm−1)、及び前記導光体の入力面に最も近い最初の光取出構造体と前記入力面から最も遠い最後の光取出構造体との間の距離として定義される有効長d(cm)を有し、θdが少なくとも2である、導光体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は導光体に関し、特に複数の光取出構造体を含む導光体に関する。
【背景技術】
【0002】
導光体は、装飾的及び機能的な点灯の目的で、様々な場所において、ますます使用されるようになっており、それらの目的の一部では、導光体がその長さに沿って光を選択的に(例えば、比較的に均一に又は特定の方向に)放射することが要求される。このような導光体は、側面導光体と称される場合がある。導光体内に光源から1つの端部又は2つの端部において注入された光が、導光体からその長さに沿って選択的に取り出されて、直線状の点灯装置を効果的にもたらす様々な機構が知られている。導光体を直線状の点灯装置において使用することで、一定の利点が得られることが認識されており、それらの利点として、例えば、発光ダイオード(LED)光源等の低電圧光源の使用、点灯装置が配置される領域からの光源の離隔等が挙げられる。
【0003】
光が損失のある導光体を通って伝搬すると、一部の光は導光体内に吸収される。したがって、導光体から取り出された光は、パワーや色の均一性が低減している場合がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は導光体に関し、他の態様の中でも特に、複数の光取出構造体を含む導光体に関する。
【0005】
1つの例示的な導光体(例えば、光軸に対して垂直な方向に円形、楕円形、正方形、又は矩形の断面を有し、可撓性及び/又は剛性である等)は、光軸上で中央に配置され得、互いに隣り合わせに離間された複数の個別的な光取出構造体を含むことができる。各光取出構造体は、導光体の第1の側面から延在する第1の面を含むことができ、この第1面が、光軸に沿って第1の方向に伝搬する光を、この伝搬する光を第2の側面に向かって反射させることによって、導光体の反対側の第2の側面から取り出すようになり得る(例えば、光は、内部全反射によって光軸に沿って第1の方向に沿って伝搬することができ、各光取出構造体の第1の面は、光軸に沿って第1の方向に伝搬する光を、この伝搬する光を内部全反射によって主として第2の側面に向かって反射させることによって、導光体の第2の側面から取り出すようになり得る、等)。第1の面は、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1つの個別的な光取出構造体について、第1の面は、導光体の第1の側面から光軸に向かって導光体のコアまで延在し、ノッチである光取出構造体をもたらしてもよい。少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1つの個別的な光取出構造体について、第1の面は、導光体の第1の側面から光軸及び導光体のコアから離れて延在し、突起部である光取出構造体をもたらしてもよい。少なくとも1つの実施形態では、複数の個別的な光取出構造体のうちの少なくとも1つの個別的な光取出構造体は、ノッチであってもよく、複数の個別的な光取出構造体のうちの少なくとも1つの他の個別的な光取出構造体は、突起部であってもよい。少なくとも1つの実施形態では、複数の個別的な光取出構造体のうちの各々の個別的な光取出構造体は、ノッチである。少なくとも1つの実施形態では、複数の個別的な光取出構造体のうちの各々の個別的な光取出構造体は、突起部であってもよい。
【0006】
1つ又は2つ以上の実施形態では、例示的な導光体は、光軸に対して垂直な方向にキノコ形の断面を有してもよい。キノコ形は、底部上に配設された頂部を含むことができる。頂部は、より狭くてもよく、導光体の第1の側面及び光取出構造体を含んでもよい。底部は、より広くてもよく、導光体の反対側の第2の側面を含んでもよい。少なくとも1つの実施形態では、頂部は、2つの対向する実質的に平行な平面側面を含んでもよい。
【0007】
1つ又は2つ以上の実施形態では、第1の側面は、弧状の第1の面を含んでもよく、第2の側面は、弧状の第2の面を含んでもよい。
【0008】
1つ又は2つ以上の実施形態では、導光体は、対向する第3の側面(各第3の側面は、第2の側面の対応する外縁部から内方に延在する)、及び対向する第4の側面(各第4の側面は、対応する第3の側面の内縁部から第1の側面の外縁部まで延在する)を含んでもよい。少なくとも1つの実施形態では、対向する第4の側面は、互いに実質的に平行であってもよい。少なくとも1つの実施形態では、対向する第4の側面は、実質的に平面である。
【0009】
1つ又は2つ以上の実施形態では、導光体は、光軸を含む対称の平面を含んでもよい。
【0010】
1つ又は2つ以上の実施形態では、導光体は、導光体の入力面に最も近い最初の光取出構造体と入力面から最も遠い最後の光取出構造体との間の距離として定義される有効長を有することができ、この有効長は、少なくとも200mm、少なくとも500mm、少なくとも1000mm、少なくとも2メートル、少なくとも3メートル、少なくとも5メートル、少なくとも10メートル、少なくとも500mmの長さ、少なくとも1メートルの長さ、少なくとも2メートルの長さ、少なくとも5メートルの長さ、少なくとも10メートルの長さ等である。
【0011】
1つ又は2つ以上の実施形態では、導光体は、1.3〜1.65の範囲、1.4〜1.6の範囲、1.5〜1.6の範囲、1.5〜1.55の範囲等の屈折率を有するコア(例えば、光学的に均質なコア)を含んでもよい。少なくとも1つの実施形態では、導光体は、コアを囲むクラッディング(金属を含む)を更に含んでもよい。少なくとも1つの実施形態では、このクラッディングは、1〜1.6の範囲、1〜1.5の範囲、1〜1.4の範囲、1〜1.3の範囲、1〜1.2の範囲等の屈折率を有することができる。
【0012】
1つ又は2つ以上の実施形態では、導光体は、少なくとも0.01cm−1、少なくとも0.015cm−1、少なくとも0.018cm−1、少なくとも0.019cm−1、少なくとも0.02cm−1、少なくとも0.025cm−1、少なくとも0.03cm−1等である、500nmの波長における光吸収係数を有することができる。
【0013】
1つ又は2つ以上の実施形態では、導光体は、500nmにおける光吸収係数θ、及び導光体の入力面に最も近い最初の光取出構造体と入力面から最も遠い最後の光取出構造体との間の距離として定義される有効長dを有することができ、θ.dは、少なくとも1、少なくとも1.5、少なくとも2、少なくとも2.5、少なくとも3等である。
【0014】
1つ又は2つ以上の実施形態では、少なくとも1つの光取出構造体の第1の面は、第1の面の反射率を向上させるための光反射層を含んでもよい。少なくとも1つの実施形態では、第1の面は、空気に曝されていてもよい。少なくとも1つの実施形態では、各光取出構造体の第1の面は、実質的に平面であってもよい。少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1つの光取出構造体の第1の面は、弧状面を含んでもよく、弧状面に接する少なくとも1つの平面は、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成することができる。
【0015】
1つ又は2つ以上の実施形態では、複数の個別的に離間された光取出構造体のうちの少なくとも2つの光取出構造体は、種々の関連付けられる第1の角度を有してもよい。少なくとも1つの実施形態では、第1の角度は、45度未満かつ20度超、45度未満かつ30度超、40度未満かつ30度超等であってもよい。
【0016】
1つ又は2つ以上の実施形態では、各光取出構造体は、導光体の第1の側面から延在する第2の面を更に含んでもよく、この第2の面が、光軸に沿って第1の方向とは反対の第2の方向に伝搬する光を、この伝搬する光を第2の側面に向かって反射させることによって、導光体の第2の側面から取り出すようになっている。第2の面は、45度未満かつ10度超である、光軸との第2の角度を形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1つの個別的な光取出構造体について、第2の面は、導光体の第1の側面から光軸に向かって導光体のコアまで延在し、ノッチである光取出構造体をもたらしてもよい。少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1つの個別的な光取出構造体について、第2の面は、導光体の第1の側面から、光軸及び導光体のコアから離れて延在し、突起部である光取出構造体をもたらしてもよい。少なくとも1つの実施形態では、複数の個別的な光取出構造体のうちの少なくとも1つの個別的な光取出構造体は、ノッチであってもよく、複数の個別的な光取出構造体のうち少なくとも1つの他の個別的な光取出構造体は、突起部であってもよい。少なくとも1つの実施形態では、複数の個別的な光取出構造体のうちの各々の個別的な光取出構造体は、ノッチであってもよい。少なくとも1つの実施形態では、複数の個別的な光取出構造体のうちの各々の個別的な光取出構造体は、突起部であってもよい。
【0017】
1つ又は2つ以上の実施形態では、第2の角度は、45度未満かつ20度超、45度未満かつ30度超、40度未満かつ30度超等であってもよい。少なくとも1つの実施形態では、第2の角度は、第1の角度とは異なってもよい。
【0018】
1つ又は2つ以上の実施形態では、各光取出構造体の第2の面は、実質的に平面であってもよい。
【0019】
1つ又は2つ以上の実施形態では、少なくとも1つの光取出構造体の第2の面は、弧状面を含んでもよく、弧状面に接する少なくとも1つの平面は、45度未満かつ10度超である、光軸との第2の角度を形成することができる。
【0020】
1つ又は2つ以上の実施形態では、各光取出構造体の第1及び第2の面は、90度超かつ150度未満、100度超かつ140度未満、100度超かつ120度未満等である頂角を有する線形頂点において交差してもよい。
【0021】
1つ又は2つ以上の実施形態では、少なくとも1つの光取出構造体は、光軸に対して平行な方向にV字形の断面を有してもよい。
【0022】
1つ又は2つ以上の実施形態では、2つの隣接する光取出構造体間の離隔、又は離隔距離は、複数の個別的な光取出構造体にわたって直線的に変化してもよい。
【0023】
1つ又は2つ以上の実施形態では、2つの隣接する光取出構造体間の離隔、又は離隔距離は、他の2つの隣接する光取出構造体間の離隔とは異なってもよい。
【0024】
1つ又は2つ以上の実施形態では、各々の2つの隣接する光取出構造体間の離隔は、0.5mm〜10mmの範囲であり得る。
【0025】
1つ又は2つ以上の実施形態では、導光体は、500nmの波長において少なくとも0.015cm−1の光吸収係数を有することができ、第1のパワー並びに0.2〜0.4の範囲のx色座標及び0.1〜0.4の範囲のy色座標を有する入射光を、導光体の入力面から受光するようになっていてもよい。受光した光は、光軸に沿って第1の方向に導光体内を伝搬することができ、複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、第2のパワー及び(x、y)色座標を有する出力光として第2の側面から導光体を出ることができ、第2のパワーの第1のパワーに対する比率は、少なくとも5%又は少なくとも10%であり、xとxとの間の差の絶対値は、0.03以下であり、yとyとの間の差の絶対値は、0.05以下である。
【0026】
1つ又は2つ以上の実施形態では、導光体は、500nmの波長において、少なくとも0.019cm−1の光吸収係数を有することができる。
【0027】
1つ又は2つ以上の実施形態では、導光体は、導光体の入力面から0.25〜0.35の範囲のx色座標を有する入射光、導光体の入力面から0.28〜0.32の範囲のx色座標を有する入射光等、及び/又は導光体の入力面から0.15〜0.35の範囲のy色座標を有する入射光、導光体の入力面から0.2〜0.3の範囲のy色座標を有する入射光を受光するようになっていてもよい。少なくとも1つの実施形態では、xとxとの間の差の絶対値は、0.02以下、0.01以下等であり、及び/又は、yとyとの間の差の絶対値は、0.04以下、0.03以下、0.02以下等である。
【0028】
1つ又は2つ以上の実施形態では、第2のパワーの第1のパワーに対する比率は、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%等である。
【0029】
1つの例示的な点灯システムは、第1のパワー並びに0.2〜0.4の範囲のx色座標及び0.1〜0.4の範囲のy色座標を有する光を放射するようになっている光源と、本明細書に記載される例示的な導光体とを含むことができる。この導光体は、500nmの波長において少なくとも0.015cm−1の光吸収係数と、光源によって放射された光を受光するための入力面とを含むことができる。受光した光は、光軸に沿って第1の方向に導光体内を伝搬することができ、複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、第2のパワー及び(x、y)色座標を有する出力光として第2の側面から導光体を出ることができ、第2のパワーの第1のパワーに対する比率は、少なくとも5%又は少なくとも10%であり、xとxとの間の差の絶対値は、0.03以下であり、yとyとの間の差の絶対値は、0.05以下である。
【0030】
1つ又は2つ以上の実施形態では、導光体は、導光板の入力面からの第1のパワーを有する入射光を受光するようになっていてもよく、受光した光は、光軸に沿って第1の方向に導光体内を伝搬し、複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、中心出力方向に沿って伝搬しかつ第2のパワーを有する出力光として第2の側面から導光体を出る。第2のパワーの第1のパワーに対する比率は、少なくとも5%であり得る。出力光は、光軸及び中心出力方向を含む平面においてある強度プロファイルを有することができ、この強度プロファイルは、強度プロファイルの実質的に中心においてピークを有することができる。
【0031】
1つ又は2つ以上の実施形態では、有効長は、導光体の入力面に最も近い最初の光取出構造体と入力面から最も遠い最後の光取出構造体との間の距離として定義され得る。強度プロファイルの有効長に対する半値全幅(FWHM)の比率は、少なくとも50%であり得る。
【0032】
1つの例示的な導光体は、複数の個別的に離間された光取出構造体を含むことができ、500nmの波長において少なくとも0.01cm−1の光吸収係数を有することができる。各光取出構造体は、導光板内を伝搬する光を内部全反射によって取り出すようになっていてもよく、2%未満の取出効率を有することができる。導光体は、第1のパワー並びに0.2〜0.4の範囲のx色座標及び0.1〜0.4の範囲のy色座標を有する入射光を、導光板の入力面から受光するようになっていてもよい。受光した光は、内部全反射によって導光体内を伝搬することができ、複数の個別的な光取出構造体によって取り出され得、第2のパワー及び(x、y)色座標を有する出力光として導光体を出ることができる。第2のパワーの第1のパワーに対する比率は、少なくとも10%又は少なくとも5%であり得る。xとxとの間の差の絶対値は、0.03以下であり得、yとyとの間の差の絶対値は、0.05以下であり得る。
【0033】
1つの例示的な導光体は、光軸上の中央に配置されてもよく、複数の個別的な光取出構造体を含んでもよい。各光取出構造体は、導光体の第1の側面から延在する第1の面を含み、この第1の面が、光軸に沿って第1の方向に伝搬する光を、この伝搬する光を第2の側面に向かって反射させることによって、導光体の反対側の第2の側面から取り出すようになっていてもよい。複数の光取出構造体のうち少なくとも50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%等の光取出構造体のそれぞれについて、第1の面は、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成することができる。
【0034】
本発明の1つ又は2つ以上の実施形態の詳細を添付の図面及び以下の説明文に記載する。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、明細書及び図面、並びに特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
【0035】
本開示の様々な実施形態についての以下の詳細説明を添付の図面と共に検討することで、本開示はより完全に理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】例示的な導光体の図解的な図である。
図2】例示的な導光体の断面である。
図3】突起部及びノッチを含む光取出構造体を有する例示的な導光体の一部の図解的な図である。
図4A】複数のシミュレートされた導光体についての実験結果を示す。
図4B】複数のシミュレートされた導光体についての実験結果を示す。
図4C】複数のシミュレートされた導光体についての実験結果を示す。
図4D】複数のシミュレートされた導光体についての実験結果を示す。
図4E】複数のシミュレートされた導光体についての実験結果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下の詳細な説明において、添付の図面を参照するが、それらの図面は本願の一部をなすものであり、また、いくつかの特定の実施形態を実例として示すものである。他の実施形態が企図され、本開示の範囲又は趣旨から逸脱することなく行われ得ることを理解するべきである。以下の詳細な説明はしたがって、限定的な意味で解釈されるものではない。
【0038】
本明細書で使用する全ての科学用語及び専門用語は、特に指示がない限り、当該技術分野において一般的に使用される意味を有する。本明細書にて与えられる定義は、本明細書でしばしば使用される特定の用語を理解しやすくするものであり、本開示の範囲を限定するものではない。
【0039】
特に断りがない限り、本明細書及び「特許請求の範囲」で使用される特徴の大きさ、量、及び物理的特性を表わす全ての数字は、いずれの場合においても「約」なる語によって修飾されているものとして理解されるべきである。それ故に、そうでないことが示されない限り、前述の明細書及び添付の特許請求の範囲で示される数値パラメータは、本明細書で開示される教示内容を用いて当業者が得ようとする所望の特性に応じて、変化し得る近似値である。
【0040】
本明細書及び添付の特許請求の範囲において用いられているとき、「a」、「an」、及び「the」などの単数形は、その内容によって別段の明確な指示がなされていない限りは、複数の指示対象を有する実施形態を包含する。本明細書及び添付の「特許請求の範囲」で使用されるとき、用語「又は」は、その内容によって別段の明確な指示がなされていない限りは、一般に「及び/又は」を含む意味で用いられる。
【0041】
これらに限定されるものではないが、「下側」、「上側」、「下」、「下方」、「上方」、及び「〜の上」などの空間的に関連した語は、本明細書において用いられる場合、ある要素の別の要素に対する空間的関係を述べるうえで説明を容易にする目的で用いられる。このような空間的に関連した語には、図に示され本明細書に述べられる特定の向き以外に、使用中又は作動中の装置の異なる向きが含まれる。例えば、図中で示される対象物が反転又は裏返されている場合、他の要素の下方又は下として前に説明された部分は、これらの他の要素の上となるであろう。
【0042】
本明細書で使用される場合、例えば要素、構成要素若しくは層が、別の要素、構成要素若しくは層との「一致する界面」を形成する、又は「上にある」、「接続されている」、「結合されている」、又は「接触する」として説明されている場合、それは、例えば、特定の要素、構成要素若しくは層の直接上にあるか、これらと直接接続されるか、直接結合されるか、直接接触している可能性があり、あるいは介在する要素、構成要素又は層が、特定の要素、構成要素若しくは層の上にあるか、これらと接続されているか、結合しているか、又は接触している可能性がある。例えばある要素、部材又は層が、別の要素の「直接上にある」、別の要素に「直接接続される」、「直接結合する」、又は「直接接触する」ものとして表される場合、介在する要素、部材又は層は存在しない。
【0043】
本明細書で使用される「有する(have)」、「有する(having)」、「含む(include)」、「含む(including)」、「備える(comprise)」、「備える(comprising)」等は、それらの非限定的な意味で用いられ、一般的には「含むが限定されない(including, but not limited to)」を意味する。用語「からなる(consisting of)」及び「から本質的になる(consistingessentially of)」は、用語「備える(comprising)」等に包含されることを理解するであろう。
【0044】
本開示は導光体に関し、特に複数の光取出構造体を含む導光体に関する。複数の光取出構造体は、本明細書に更に記載される例示的な導光体上に及び/又は例示的な導光体内に形成された1つ又は2つ以上の種々のタイプの構造体であり得る。
【0045】
一般に、導光体は、90度超のノッチ又は突起部角度を含むことができ、光を導光体のはじめの縁部から取り出し、受照面の中心部分に向かってこの光を方向付けて、導光体を通して吸収される光の量を大幅に低減しつつ光の均一性を釣り合わせるために、ノッチ又は突起部角度は導光体から受照面までの距離に依存し得る。したがって、本明細書に記載される例示的な導光体は、材料損失の影響を大幅に緩和し、照明の均一性、より小さい色シフト、及びシステム効率の最適化を達成することが可能であり得る。
【0046】
例示的な点灯システム100が図1に示されている。点灯システム100は、導光体101と、複数の光源(2つの光源で示されるような)102とを含む。光源102は、例えば、発光ダイオード、蛍光灯、希ガス灯、白熱灯、その他等の光を放射することができる任意の装置であってよい。
【0047】
少なくとも1つの例示的な導光体101は、光を導光体101の一端から受光し、受光した光を、導光体101の長さの少なくとも一部(例えば、長さの複数の部分、全長等)に沿って、導光体101の1つ又は2つ以上の側面に沿って再方向付けするか、又は反射させるよう構成されている側面放射導光体であるものとして記載され得る。
【0048】
示すように、例示的な導光体101は、本体103と複数の光取出構造体130とを含むことができる。本体103は、光軸105に沿って第1の端部112から第2の端部114まで延在することができ、第1の、つまり頂部の側面116と、第1の側面116の反対側の第2の、つまり底部の側面118とを画定することができる。他の実施形態では、本体103は、2つを超える端部(例えば、3つの端部、4つの端部等)を含んでもよく、各端部/方向がその独自の光源を含んで、複数の方向(例えば、3方向、4方向等)に延在してもよい。
【0049】
更に、例示的な導光体101の本体103は、光軸105にわたって取られる場合、種々の異なる断面形状を画定してもよい。例えば、本体103は、円形又は丸い断面形状、涙滴形断面形状、楕円形断面形状、キノコ形断面形状、正方形断面形状、矩形断面形状、楔形断面形状、任意の多角形断面形状等を画定してもよい。
【0050】
例示の導光体101は、キノコ形の断面形状を画定する本体103を含んでもよく、これは図2に示している。示すように、本体103は、底部144上に配設されるか、又はこれに連結される頂部142を含むことができる。頂部142は、底部144よりも狭くてもよく、導光体101の第1の側面116と光取出構造体130とを画定することができる。底部144は、頂部142よりも広くてもよく、導光体101の反対側の第2の側面118を画定することができる。更に示すように、第1の側面116は、弧状又は湾曲状であってもよく及び/又は第2の側面118は、弧状又は湾曲状であってもよい。第1及び第2の側面116、118の両方が弧状であるものとして示しているが、第1及び第2の側面116、118のうちの1つだけが弧状である一方、他が例えば平面等の別の形状を画定してもよい。例えば、第1の側面116が平面であってよく、一方で第2の側面118が弧状であり、この逆であってもよい。
【0051】
導光体101は、対向する第3の側面117及び第4の側面119を更に画定してもよい。第3の側面117は、第2の側面118の対応する外縁部から内方に延在してもよく、第4の側面119は、対応する第3の側面117の内縁部から第1の側面116まで延在してもよい。示すように、例えば、第4の側面119は、実質的に平行及び/又は平面であってもよい。更に、側面117、119は、例えば弧状、うね状等、平面でなくてもよい。
【0052】
導光体101の本体103は、光軸105を通して延在する1つ又は2つ以上の平面に対して対称であってもよい。例えば、図2のキノコ形の断面形状を有する導光体101の断面図で示すように、導光体101は、光軸105を通して延在する垂直軸に対して対称であってもよい。言い換えると、図2の断面を見る場合に、導光体101の左側(すなわち、光軸105の左)は、導光体101の右側(すなわち、光軸105の右)と鏡像関係にあってもよい。少なくとも1つの実施形態では、導光体101は、水平軸に対して対称であってもよい(例えば、頂部142が底部144と鏡像関係にあってもよい)。
【0053】
導光体101の本体103は、例えば、1つ又は2つ以上のポリマー(例えば、ウレタン、アクリル樹脂、ポリカーボネート等)、ガラス、その他等の1つ又は2つ以上の材料を含んでもよい(例えば、これらから形成されてもよい)。更に、導光体101は可撓性(例えば、弾性等)又は剛性(例えば、非可撓性、折れ曲がらない、非弾性等)であってもよい。導光体101は、例えば、成形、押出成形、印刷、堆積、その他等の任意の好適なプロセスを用いて、形成されるか、又は製造されてもよい。少なくとも1つの実施形態では、導光体101は、射出成形によって形成されてもよい。
【0054】
導光体101の本体103は、第1の端部112から第2の端部114まで延在する長さを画定することができる。この長さは、約200ミリメートル(mm)以上、約500mm以上、約1000mm以上、約2メートル以上、約3メートル以上、約5メートル以上、約10メートル以上、約20メートル以上、約30メートル以上、約50メートル以上等であってもよく、及び/又は約1000mm以下、約2メートル以下、約3メートル以下、約5メートル以下、約10メートル以下、約20メートル以下、約30メートル以下、約50メートル以下、約100メートル以下等であってもよい。
【0055】
更に、本体103の長さの1つ又は2つ以上の部分又は全長は、それらから光を放射するよう構成されてもよい。光を放射するよう構成される長さの1つ又は2つ以上の部分は、「有効」と称されてもよい。言い換えると、本体103の部分は、それらから光を放射するよう構成され得ないが、光軸105に沿って本体103の長さにわたりそれらから光を放射するよう構成されている他の部分まで光を移動させるよう構成され得る。したがって、本体103は、「有効」及び「非有効」部分、領域、長さ等の用語で定義されてもよい。
【0056】
単一の有効部分を含む例示的な導光体101において、有効長は、導光体101の入力面、例えば第1の端部112に近接する面に最も近い最初の光取出構造体130と、入力面から最も遠い最後の光取出構造体130との間の距離として定義され得る。例示的な導光体101は、有効長等の種々の点灯必要条件を必要とする複数の異なる用途のために構築、又は構成されてよい。したがって、例示的な導光体101は、約200ミリメートル(mm)以上、約500mm以上、約1000mm以上、約2メートル以上、約3メートル以上、約5メートル以上、約10メートル以上、約20メートル以上、約30メートル以上、約50メートル以上等であり、及び/又は約1000mm以下、約2メートル以下、約3メートル以下、約5メートル以下、約10メートル以下、約20メートル以下、約30メートル以下、約50メートル以下、約100メートル以下等である有効長を有することができる。
【0057】
導光体101の本体103は、種々の材料を含み、各材料が種々の特性を有する、1つ又は2つ以上の部分又は領域を含んでもよい。例えば、本体103は、コア109と、コア109の少なくとも一部を包囲するクラッディング110とを含んでもよい。コア109は、例えば、1つ又は2つ以上のポリマー(例えば、ウレタン、アクリル樹脂、ポリカーボネート等)、ガラス、その他等の材料を含んでもよい。少なくとも1つの実施形態では、コア109は、光学的に均質であり得る(例えば、屈折率が全体を通して実質的に同じであってもよく、コア材料の屈折率は、15%以下、10%以下、7%以下、5%以下、3%以下、2%以下、1%以下等変化してもよい)。クラッディング110は、例えば、銀、アルミニウム、金、それらの合金、その他等の金属を含んでもよく(例えば、これらから形成されてもよく)、高反射率(例えば、約90%以上)を有するよう構成されてもよい。光が本体103の端部112、114に注入されるか又は送達される場合、光は、内部全反射によって、例えばコア109及び/又はクラッディング110によって、光軸105に沿っていずれかの方向に伝搬することができる(例えば、どちらの端部に光が注入されたかに応じて)。
【0058】
コア109は、選択された、又は特定の屈折率を有してもよい。コア109の屈折率は、約1.3〜約1.65、約1.4〜約1.6、約1.5〜約1.6、約1.5〜約1.55等の範囲であり得る。例えば、コア109の屈折率は、約1.2以上、約1.3以上、約1.35以上、約1.4以上、約1.45以上、約1.5以上等であってもよく、及び/又は約1.7以下、約1.65以下、約1.6以下、約1.55以下等であってもよい。
【0059】
コア109及び/又はクラッディング110は、単独で又は一緒になり、選択された、又は特定の光吸収係数を有してもよい。例えば、500ナノメートル(nm)の波長における光吸収係数は、約0.01cm−1以上、約0.015cm−1以上、約0.018cm−1以上、約0.019cm−1以上、約0.02cm−1以上、約0.025cm−1以上、約0.03cm−1以上等であってもよく、及び/又は約0.04cm−1以下、約0.035cm−1以下、約0.03cm−1以下、約0.025cm−1以下、約0.02cm−1以下等であってもよい。
【0060】
更に、導光体101は、本体103の有効長及び光吸収係数を用いて相対的な用語で説明されてもよい。例えば、導光体101は、500nmの波長における光吸収係数θ及び導光体101の本体103の第1の端部112等の入力面に最も近い最初の光吸収構造体130と入力面から最も遠い最後の光取出構造体130との間の距離として定義される有効長dを有することができ、θdは、約1以上、約1.5以上、約2以上、約2.5以上、約3以上、約3.5以上、約4以上等であり、及び/又は約5以下、約4.5以下、約4以下、約3.5以下、約3以下、約2.5以下、約2以下等である。
【0061】
クラッディング110は、選択された、又は特定の屈折率を有してもよい。クラッディング110の屈折率は、約1〜約1.6、約1〜約1.5、約1〜約1.4、約1〜約1.3、約1〜約1.2、約1〜約1.1等の範囲であり得る。例えば、クラッディング110の屈折率は、約1以上、約1.05以上、約1.1以上、約1.2以上等であってもよく、及び/又は約1.7以下、約1.6以下、約1.5以下、約1.4以下、約1.3以下、約1.25以下、約1.2以下、約1.15以下、約1.1以下、約1.05以下等であってもよい。
【0062】
本明細書に記載されるように、例示的な導光体101は、1つ又は2つ以上の(例えば、1つ、2つ以上、複数等の)光取出構造体130を含むことができる。例えば、例示的な導光体101は、約50以上の光取出構造体、約100以上の光取出構造体、約150以上の光取出構造体、約200以上の光取出構造体、約250以上の光取出構造体、約300以上の光取出構造体、約400以上の光取出構造体、約500以上の光取出構造体、約600以上の光取出構造体、約1000以上の光取出構造体等を含んでもよく、及び/又は約2500以下の光取出構造体、約2000以下の光取出構造体、約1500以下の光取出構造体、約1250以下の光取出構造体、約1000以下の光取出構造体、約900以下の光取出構造体、約750以下の光取出構造体、約500以下の光取出構造体、約250以下の光取出構造体等を含んでもよい。更に、例示的な導光体内の光取出構造体130は、密度−一定距離当たりの光取出構造体130の点で説明されてもよい。例えば、例示的な導光体101は、センチメートル(cm)当たり約1以上の光取出構造体、cm当たり約2以上の光取出構造体、cm当たり約3以上の光取出構造体、cm当たり約5以上の光取出構造体、cm当たり約7以上の光取出構造体、cm当たり約10以上の光取出構造体、cm当たり約15以上の光取出構造体等を含んでもよく、及び/又はcm当たり約25以下の光取出構造体、cm当たり約20以下の光取出構造体、cm当たり約15以下の光取出構造体、cm当たり約12以下の光取出構造体、cm当たり約10以下の光取出構造体、cm当たり約7以下の光取出構造体、cm当たり約6以下の光取出構造体、cm当たり約5以下の光取出構造体等を含んでもよい。
【0063】
更に、光取出構造体130は、構造体130間の離隔の点で説明されてもよい。したがって、光取出構造体130間の離隔(例えば、直線距離)は、約0.5mm〜約30mmの範囲であり得る。例えば、光取出構造体130間の離隔は、約0.1mm以上、約0.2mm以上、約0.3mm以上、約0.5mm以上、約0.75mm以上、約1mm以上、約2mm以上、約3mm以上、約5mm以上、約10mm以上、約15mm以上等であってもよく、及び/又は約30mm以下、約25mm以下、約20mm以下、約15mm以下、約12.5mm以下、約10mm以下、約7.5mm以下、約5mm以下等であってもよい。
【0064】
光取出構造体130間の離隔は、導光体101の本体103の長さに沿って変化してもよい。例えば、この離隔は、本体103の長さに沿って直線的に変化してもよい(例えば、第1の端部112から第2の端部114まで、第1の端部112から中心部分160まで、第2の端部114から中心部分160まで等)。一実施形態では、2つの隣接する光取出構造体130間の離隔は、他の2つの隣接する光取出構造体間の離隔とは異なってもよい。
【0065】
一般的に、光取出構造体130は、例えば標的平面150に向かう中心出力方向131に光軸105に沿って伝搬する光を取り出すか、又は再方向付けするよう構成された任意の構造体であってもよい。より具体的には、光107は、光源によって導光体101の本体103の第1の端部112に送達され得、第1の方向152に伝搬することができ、光107は、光源によって導光体101の本体103の第2の端部114に送達され得、第2の方向154に伝搬することができる。方向152、154のうちの一方又は両方に伝搬する光107は、光取出構造体130によって、標的平面150に向かって中心の、又は概ね出力方向131に再方向付けされるか、反射されるか、又は取り出され得る。少なくとも1つの実施形態では、各光取出構造体130は、5%未満、又は4%未満、又は3%未満、又は2%未満、又は1.5%未満、又は1%未満、又は0.5%未満の取出効率を有することができ、ここで光取出構造体の取出効率とは、構造体によって取り出された光のパワーの構造体における導光体内の光のパワーに対する比率を指す。それゆえ、例えば、1%の取出効率は、構造体における光の1%が、構造体によって取り出されることを意味する。
【0066】
光取出構造体130は、ノッチ、突起部、及び/又は任意の他の構造体であるものとして記述され得る。図1に示すように、光取出構造体130は、導光体101の本体103の第1の側面116に近接して(例えば、入り込んで)位置するノッチである。光取出構造体130のそれぞれは、光軸105に沿って第1の方向152に進行する、又は伝搬する光107を反射させるよう構成された少なくとも第1の面132及び光軸105に沿って第2の方向154に進行する、又は伝搬する光107を反射させるよう構成された第2の面134を画定する。示すように、第1及び第2の面132、134は、実質的に平面(例えば、平面に沿って位置する)であってもよい。他の実施形態では、第1及び/又は第2の面132、134は、例えば弧状等、実質的に平面でなくともよい。第1及び第2の面132、134のうちの一方又は両方は、光を反射させるよう構成され得る光反射層又は材料を含んでもよく、これが、向上面の反射率をさせることができる。例えば、第1及び第2の面132、134は、反射性金属(例えば、銀、アルミニウム、金等)又は反射性ポリマー層を含んでもよい。第1の面132及び/又は第2の面134は、本体103の第2の側面118から光軸に沿って伝搬する光を、この伝搬する光を主として第2の側面118に向かって反射させることで内部全反射によって取り出すようになっていてもよく、又は構成されてもよい。第1及び第2の面132、134は、本体103の第1の側面116上で空気に曝されてもよい。別の実施形態では、第1及び第2の面132、134が、空気に曝されないように、充填剤材料が光取出構造体130のノッチを埋めてもよい。
【0067】
第1及び第2の面132、134と光軸105との間に形成される角度は、材料損失の影響を緩和するための所望の特性をもたらし、照明均一性、少ない色シフト、及びシステム効率の最適化を達成することができる。例えば、本明細書に記載されるように、中心部分160(例えば、第1の端部112と第2の端部114とのおよそ中間に位置する中心部分160)に伝搬した光107の少なくとも一部(例えば、大部分)が吸収され得るので、中心部分160から反射される場合、中心部分160に伝搬した光107は、不均一になり及び/又はより弱くなる(例えば、強度又はパワーがより低い)。第1及び第2の面132、134と光軸105との間に形成される角度は、導光体101から光107を取り出し、吸収を受ける光が少なくなるように、この光をできるだけ迅速に標的平面150に方向付けるよう構成され得る。例えば、第1及び第2の面132、134の間に形成される角度は、より多くの光107を導光体101の側面部分162に向かって導光体101から取り出すよう構成され得るが、光107を垂直方向に(例えば、光軸105に対して垂直に)方向付ける代わりに、標的平面150上で生じる光パターンの効率及び/又は均一性を最適化するよう、光107は光軸105に対して1つ又は2つ以上の角度で方向付けられてもよい。
【0068】
例えば、角度αは、光取出構造体130の第1の面132と光軸105との間に画定され得、角度βは、光取出構造体130の第2の面134と光軸105との間に画定され得る。より具体的には、第1の面132及び第2の面134のそれぞれは、平面に沿って延在してもよく、又は平面上の中央に置かれてもよく、角度α及びβはそれぞれ、第1の面132及び第2の面134の平面が光軸105と交差しているところで画定されてもよい。言い換えると、面132、134が光軸105まで延在するならば、面132、134は光軸105と角度α及びβを形成することになる。
【0069】
角度α及びβは、効率的な照明及び均一な色パターンを提供するよう選択され得る。例えば、角度α及びβのうちの一方又は両方は、約45度以下、約42.5度以下、約40度以下、約37.5度以下、約36度以下、約35度以下、約32.5度以下、約30度以下、約25度以下、約20度以下、約15度以下、約10度以下等であってもよく、及び/又は約5度以上、約10度以上、約15度以上、約20度以上、約22.5度以上、約25度以上、約27.5度以上、約30度以上、約32.5度以上、約35度以上、約37.5度以上、約40度以上等であってもよい。少なくとも示された実施形態では、光取出構造体130のそれぞれについての角度α及びβは、約36度である。
【0070】
更に、少なくとも1つの光取出構造体130は、他の光取出構造体130とは異なる角度α及びβを有する面132、134を含んでもよい。言い換えると、1つ又は2つ以上の光取出構造体130は、種々の角度α及びβを画定してもよい。例えば、角度α及びβは、導光体101の本体103の長さに沿って変化してもよい(例えば、第1又は第2の端部112、114に対する距離に応じて)。一実施形態では、全ての光取出構造体130は、同一の角度α及びβを画定してもよい。
【0071】
1つ又は2つ以上の実施形態では、光取出構造体130の特定の又は選択された百分率は、同一の又は類似した角度α及び/又はβを有してもよい。例えば、約50%以上、複数の光取出構造体のうち約60%以上、約70%以上、約80%以上、約85%以上、約90%以上、約95%以上等の光取出構造体について、第1の面132が、45度未満かつ10度超である、光軸105との角度α等の第1の角度を形成することができる。
【0072】
例示的な導光体101の角度α及びβのために、光は光源120から方向付けられ、導光体101の本体103を通り、光取出構造体130によって概ね標的平面150に向かって複数の種々の方向(例えば、光軸105に対して垂直ではない多方向等)に反射、又は再方向付けされ得る(これは、例えば、光軸105に対して平行であり得る)。
【0073】
第1の面132及び/又は第2の面134が弧状である場合(平面とは対照的に)、角度α及びβは、弧状面に接する少なくとも1つの平面と光軸105とによって形成されてもよい。言い換えると、面132、134の弧状形状と一点で接している1つ又は2つ以上の平面が、角度α及びβを決定するか、又は形成するために用いられてもよい。
【0074】
別の角度、角度τが、第1及び第2の面132、134間で画定され得る。角度τは、「頂点」角度として記述され得る。頂角は、約90度〜約170度、約90度〜約150度、約100度〜約140度、約100度〜約120度等の範囲であり得る。例えば、角度τは、約90度以上、約95度以上、約100度以上、約105度以上、約108度以上、約115度以上、約120度以上等であってもよく、及び/又は約170度以下、約160度以下、約150度以下、約140度以下、約130度以下、約120度以下、約115度以下、約110度以下等であってもよい。
【0075】
本明細書で記載されるように、図1の導光体101の光取出構造体130は、「ノッチ」であるとして記述されてもよい。より具体的には、ノッチを画定するために、第1の面132及び第2の面134のそれぞれは、導光体101の本体103の第1の側面116から光軸105に向かってコア109まで延在することができ、「ノッチ」である光取出構造体130をもたらす。図1に示すように、「ノッチ」は、「V字」形の溝と類似し得る。言い換えると、光取出構造体130は、光軸105に対して平行な方向にV字形の断面を有し得る。
【0076】
図1に示すように、光取出構造体130のそれぞれは、「ノッチ」である。他の実施形態では、光取出構造体130の1つ又は2つ以上は、「ノッチ」であってもよく、一方で、残りの光取出構造体130は、例えば「突起部」等のノッチでなくともよい。2つの異なるタイプの光取出構造体230を含む例示的な導光体201を図3に示す。示すように、示された導光体201の部分は、1つの突起部234と1つのノッチ232とを含む。突起部234は、第1の面236及び第2の面238を含み、各面236、238が、導光体201の第1の側面216から光軸205及び導光体201のコアから離れて延在し、突起部234である光取出構造体230をもたらすものとして定義され得る。
【0077】
示すように、突起部234は、ノッチ232と実質的に同様の様式で動作又は機能することができる。例えば、突起部は、導光体201の光軸205に沿っていずれかの方向に進行するか、又は伝搬する光を再方向付けするか、又は反射させることができる。突起部234は、導光体201の第2の側面218まで導光体201に沿って第1の方向に伝搬する光を方向付けるよう構成された第1の面236と、導光体201の第2の側面218まで導光体201に沿って第1の方向とは反対の第2の方向に伝搬する光を方向付けるよう構成された第2の面238とを画定することができる。
【0078】
より具体的には、突起部234の第1及び第2の面236、238は、光取出構造体130の第1及び第2の面132、134に関して本明細書で記載される角度α及びβと実質的に同様である、光軸205と共に形成される角度を画定することができる。例えば、第1及び第2の面236、238は、光軸205と共に、又は光軸205に対して平行に延在する軸と共に、約45度以下かつ約10度以上である角度を形成することができる。少なくとも1つの実施形態では、第1及び第2の面236、238のうちの一方又は両方は、光軸205と共に、又は光軸205に対して平行に延在する軸と共に、約36度である角度を形成してもよい。
【0079】
本明細書に記載される例示的な導光体は、効率及び/又は色シフトの点で更に説明されてもよい。例えば、例示的な導光体は、500nmの波長おいて少なくとも0.015cm−1の光吸収係数を有することができ、第1のパワー(例えば、ルーメン、ワット等で測定された)並びに0.2〜0.4の範囲のx色座標及び0.1〜0.4の範囲のy色座標を有する入射光を、導光体の入力面から受光するようになっていてもよい。受光した光は、光軸に沿って第1の方向に導光体内を伝搬することができ、複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、第2のパワー(例えば、ルーメン、ワット等で測定された)及び(x、y)色座標を有する出力光として第2の側面から導光体を出ることができる。第2のパワーの第1のパワーに対する比率は、約5%以上、約10%以上、約15%以上、約20%以上、約25%以上、約30%以上、約35%以上、約40%以上、約45%以上、約50%以上、約55%以上、約60%以上、約65%以上、約70%以上等であってもよく、及び/又は約80%以下、約75%以下、約70%以下、約65%以下、約60%以下、約55%以下、約50%以下、約45%以下、約40%以下、約35%以下、約30%以下、約25%以下、約20%以下、約15%以下等であってもよい。更に、xとxとの間の差の絶対値は、0.03以下、又は0.03超であってもよく、yとyとの間の差の絶対値は、0.05以下、又は0.05超であってもよい。
【0080】
例示的な導光体は、約0.25〜約0.35、約0.28〜約0.32等の範囲のx色座標を有する入射光(例えば、光源102からの)を受光するよう構成されるか、又はそのようになっていてもよい。例示的な導光体は、約0.15〜約0.35、約0.2〜約0.3等の範囲のy色座標を有する入射光(例えば、光源102からの)を受光するよう構成されるか、又はそのようになっていてもよい。xとxとの間の差の絶対値は、約0.04以下、約0.03以下、約0.02以下、約0.01以下等であってもよく、及び/又は約0.005以上、約0.01以上、約0.015以上、約0.025以上等であってもよい。yとyとの間の差の絶対値は、約0.05以下、約0.04以下、約0.03以下、約0.02以下等であってもよく、及び/又は約0.01以上、約0.02以上、約0.03以上等であってもよい。
【0081】
更に、例示的な導光体による光出力は、強度プロファイルの点で説明されてもよい。強度プロファイルは、光軸105と中心出力方向131を含む、又は備える平面内に位置することができる。強度プロファイルは、強度プロファイルの実質的に中心でピークを有することができる。更に、例示的な導光体は、少なくとも50%である、強度プロファイルの有効長に対する半値全幅(FWHM)を有することができる。
【実施例1】
【0082】
新しいノッチ、又は突起部、角度(例えば、図1を参照して本明細書に記載される角度α及びβ)を用いる照明の改善を立証するために、シミュレーションを行った。2つのLED(例えば、ウルトラホワイト(青みがかった)色)からの光を、1200mmの長さの高精度投光素子(PLE)ファイバの2つの端面に連結させた。PLEファイバは、7mmの直径及びキノコ形の輪郭を有し、670のノッチを含んだ。シミュレーションは、120、108、90、80、及び70度におけるノッチ角度による照明出力を、例えば、ノッチ深さ、ノッチ間隔、その他等の他のパラメータを一定に保った状態で比較した。
【0083】
表1はこの結果を示す。より具体的には、表1は、ノッチ角度、x座標に沿った測定色シフト、y座標に沿った測定色シフト、総出力効率(108度の実施例に対して正規化された)、及びピーク照度(108度の実施例に対して正規化された)を含む。
【0084】
【表1】
【0085】
表1で見ることができるように、ノッチ、又は108度の頂角(例えば、角度α及びβの両方が36度である)を有するシミュレートされた導光体は、最高の総出力効率及び高いピーク照度を示した。縁部と中心部分との間の色シフトは、70度、80度、及び90度の実施例と比べる場合、非常に低減され得る。
【0086】
図4A〜4Eは、シミュレートされた導光体についての実験結果を示す。より具体的には、図4A〜4Eは、入射放射束についての全体の照度マップ及びマップの軸にわたって取られたルックスをプロットしているグラフである。70度のノッチ角度を有する(例えば、角度α及びβの両方が55度である)シミュレートされた導光体を図4Aに示し、80度のノッチ角度を有する(例えば、角度α及びβの両方が50度である)シミュレートされた導光体を図4Bに示し、90度のノッチ角度を有する(例えば、角度α及びβの両方が45度である)シミュレートされた導光体を図4Cに示し、108度のノッチ角度を有する(例えば、角度α及びβの両方が36度である)シミュレートされた導光体を図4Dに示し、120度のノッチ角度を有する(例えば、角度α及びβの両方が30度である)シミュレートされた導光体を図4Eに示す。
【0087】
70度のノッチ角度を有するシミュレートされたライティングガイドについてのピーク照度は、42ルックスであった。80度のノッチ角度を有するシミュレートされたライティングガイドについてのピーク照度は、48ルックスであった。90度のノッチ角度を有するシミュレートされたライティングガイドについてのピーク照度は、63ルックスであった。108度のノッチ角度を有するシミュレートされたライティングガイドについてのピーク照度は、105ルックスであった。120度のノッチ角度を有するシミュレートされたライティングガイドについてのピーク照度は、128ルックスであった。
【0088】
見ることができるように、108度のノッチ設計が、良好な中心照明を示し、最良のシステム効率を有する。光パターン(縁部と中心部分との間)の色シフトは、70度、80度、及び90度のノッチ角度の実施例と比べる場合、108度のノッチ角度の実施例及び120度のノッチ角度の実施例で低減される。
【0089】
したがって、導光体の実施形態が開示される。本明細書に記載される構成が、開示されたもの以外の実施形態で実施され得ることは当業者に理解されるであろう。開示された実施形態は例証するために提示されるもので、制限するためのものではない。
【0090】
以下は、本開示の実施形態のリストである。
実施形態1は、光軸上で中央に配置される導光体であって、互いに隣り合わせに離間された複数の個別的な光取出構造体を備え、各光取出構造体が、導光体の第1の側面から延在する第1の面を備え、第1の面が、光軸に沿って第1の方向に伝搬する光を、この伝搬する光を第2の側面に向かって反射させることによって、導光体の反対側の第2の側面から取り出すようになっており、第1の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成している、導光体である。
【0091】
実施形態2は、少なくとも1つの個別的な光取出構造体について、第1の面が、導光体の第1の側面から光軸に向かって導光体のコアまで延在し、ノッチを備える光取出構造体をもたらす、実施形態1に記載の導光体である。
【0092】
実施形態3は、少なくとも1つの個別的な光取出構造体について、第1の面が、光軸及び導光体のコアから離れて導光体の第1の側面から延在し、突起部を備える光取出構造体をもたらす、実施形態1〜2のいずれか1つに記載の導光体である。
【0093】
実施形態4は、複数の個別的な光取出構造体のうちの少なくとも1つの個別的な光取出構造体が、ノッチを備え、複数の個別的な光取出構造体のうちの少なくとも1つの他の個別的な光取出構造体が、突起部を備える、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の導光体である。
【0094】
実施形態5は、複数の個別的な光取出構造体のうちの各々の個別的な光取出構造体が、ノッチを備える、実施形態1に記載の導光体である。
【0095】
実施形態6は、複数の個別的な光取出構造体のうちの各々の個別的な光取出構造体が、突起部を備える、実施形態1に記載の導光体である。
【0096】
実施形態7は、光軸に対して垂直な方向に円形、楕円形、正方形、又は矩形の断面を有する、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の導光体である。
【0097】
実施形態8は、光軸に対して垂直な方向にキノコ形の断面を有し、このキノコが、底部上に配設された頂部を備え、頂部がより狭く、導光体の第1の側面及び光取出構造体を備え、底部がより広く、導光体の反対側の第2の側面を備える、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の導光体である。
【0098】
実施形態9は、頂部が2つの対向する実質的に平行な平面側面を備える、実施形態8に記載の導光体である。
【0099】
実施形態10は、第1の側面が、弧状の第1の面を備え、第2の側面が、弧状の第2の面を備える、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の導光体である。
【0100】
実施形態11は、
対向する第3の側面であって、各第3の側面が、第2の側面の対応する外縁部から内方に延在する、対向する第3の側面と、
対向する第4の側面であって、各第4の側面が、対応する第3の側面の内縁部から第1の側面の外縁部まで延在する、対向する第4の側面と、を更に備える、実施例1〜10のいずれか1つに記載の導光体である。
【0101】
実施形態12は、対向する第4の側面が、互いに実質的に平行である、実施形態11に記載の導光体である。
【0102】
実施形態13は、対向する第4の側面が、実質的に平面である、実施形態11〜12のいずれか1つに記載の導光体である。
【0103】
実施形態14は、光軸を含む対称の平面を更に備える、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の導光体である。
【0104】
実施形態15は、可撓性である、実施例1〜14のいずれか1つに記載の導光体である。
【0105】
実施形態16は、剛性である、実施例1〜14のいずれか1つに記載の導光体である。
【0106】
実施形態17は、導光体の入力面に最も近い最初の光取出構造体と入力面から最も遠い最後の光取出構造体との間の距離として定義される有効長を有し、この有効長が、少なくとも200mmである、実施形態1〜16のいずれか1つに記載の導光体である。
【0107】
実施形態18は、有効長が少なくとも500mmである、実施形態17に記載の導光体である。
【0108】
実施形態19は、有効長が少なくとも1000mmである、実施形態17に記載の導光体である。
【0109】
実施形態20は、有効長が少なくとも2メートルである、実施形態17に記載の導光体である。
【0110】
実施形態21は、有効長が少なくとも3メートルである、実施形態17に記載の導光体である。
【0111】
実施形態22は、有効長が少なくとも5メートルである、実施形態17に記載の導光体である。
【0112】
実施形態23は、有効長が少なくとも10メートルである、実施形態17に記載の導光体である。
【0113】
実施形態24は、少なくとも500mmの長さである、実施形態1〜23のいずれか1つに記載の導光体である。
【0114】
実施形態25は、少なくとも1メートルの長さである、実施形態1〜23のいずれか1つに記載の導光体である。
【0115】
実施形態26は、少なくとも2メートルの長さである、実施形態1〜23のいずれか1つに記載の導光体である。
【0116】
実施形態27は、少なくとも5メートルの長さである、実施形態1〜23のいずれか1つに記載の導光体である。
【0117】
実施形態28は、少なくとも10メートルの長さである、実施形態1〜23のいずれか1つに記載の導光体である。
【0118】
実施形態29は、1.3〜1.65の範囲の屈折率を有するコアを有する、実施形態1〜28のいずれか1つに記載の導光体である。
【0119】
実施形態30は、1.4〜1.6の範囲の屈折率を有するコアを有する、実施形態1〜29のいずれか1つに記載の導光体である。
【0120】
実施形態31は、1.5〜1.6の範囲の屈折率を有するコアを有する、実施形態1〜30のいずれか1つに記載の導光体である。
【0121】
実施形態32は、1.5〜1.55の範囲の屈折率を有するコアを有する、実施形態1〜31のいずれか1つに記載の導光体である。
【0122】
実施形態33は、コアを囲むクラッディングを有する、実施形態2〜3及び29〜32のいずれか1つに記載の導光体である。
【0123】
実施形態34は、クラッディングが金属を含む、実施形態33に記載の導光体である。
【0124】
実施形態35は、クラッディングが、1〜1.6の範囲の屈折率を有する、実施形態33に記載の導光体である。
【0125】
実施形態36は、クラッディングが、1〜1.5の範囲の屈折率を有する、実施形態33に記載の導光体である。
【0126】
実施形態37は、クラッディングが、1〜1.4の範囲の屈折率を有する、実施形態33に記載の導光体である。
【0127】
実施形態38は、クラッディングが、1〜1.3の範囲の屈折率を有する、実施形態33に記載の導光体である。
【0128】
実施形態39は、クラッディングが、1〜1.2の範囲の屈折率を有する、実施形態33に記載の導光体である。
【0129】
実施形態40は、少なくとも0.01cm−1である、500nmの波長における光吸収係数を有する、実施形態1〜39のいずれか1つに記載の導光体である。
【0130】
実施形態41は、少なくとも0.015cm−1である、500nmの波長における光吸収係数を有する、実施形態1〜39のいずれか1つに記載の導光体である。
【0131】
実施形態42は、少なくとも0.018cm−1である、500nmの波長における光吸収係数を有する、実施形態1〜39のいずれか1つに記載の導光体である。
【0132】
実施形態43は、少なくとも0.019cm−1である、500nmの波長における光吸収係数を有する、実施形態1〜39のいずれか1つに記載の導光体である。
【0133】
実施形態44は、少なくとも0.02cm−1である、500nmの波長における光吸収係数を有する、実施形態1〜39のいずれか1つに記載の導光体である。
【0134】
実施形態45は、少なくとも0.025cm−1である、500nmの波長における光吸収係数を有する、実施形態1〜39のいずれか1つに記載の導光体である。
【0135】
実施形態46は、少なくとも0.03cm−1である、500nmの波長における光吸収係数を有する、実施形態1〜39のいずれか1つに記載の導光体である。
【0136】
実施形態47は、光が内部全反射によって光軸に沿って第1の方向に沿って伝搬する、実施形態1〜46のいずれか1つに記載の導光体である。
【0137】
実施形態48は、光学的に均質なコアを有する、実施形態1〜47のいずれか1つに記載の導光体である。
【0138】
実施形態49は、500nmにおける光吸収係数θ、及び導光体の入力面に最も近い最初の光取出構造体と入力面から最も遠い最後の光取出構造体との間の距離として定義される有効長dを有し、θ.dが少なくとも1である、実施形態1〜48のいずれか1つに記載の導光体である。
【0139】
実施形態50は、θ.dが少なくとも1.5である、実施形態49に記載の導光体である。
【0140】
実施形態51は、θ.dが少なくとも2である、実施形態49に記載の導光体である。
【0141】
実施形態52は、θ.dが少なくとも2.5である、実施形態49に記載の導光体である。
【0142】
実施形態53は、θ.dが少なくとも3である、実施形態49に記載の導光体である。
【0143】
実施形態54は、少なくとも1つの光取出構造体の第1の面が、第1の面の反射率を向上させるための光反射層を備える、実施形態1〜53のいずれか1つに記載の導光体である。
【0144】
実施形態55は、少なくとも1つの光取出構造体の第1の面が、空気に曝されている、実施形態1〜54のいずれか1つに記載の導光体である。
【0145】
実施形態56は、各光取出構造体の第1の面が、実質的に平面である、実施形態1〜55のいずれか1つに記載の導光体である。
【0146】
実施形態57は、少なくとも1つの光取出構造体の第1の面が、弧状面を含み、弧状面に接する少なくとも1つの平面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成している、実施形態1〜55のいずれか1つに記載の導光体である。
【0147】
実施形態58は、複数の個別的に離間された光取出構造体のうちの少なくとも2つの光取出構造体が、種々の関連付けられる第1の角度を有する、実施形態1〜57のいずれか1つに記載の導光体である。
【0148】
実施形態59は、第1の角度が45度未満かつ20度超である、実施形態1〜58のいずれか1つに記載の導光体である。
【0149】
実施形態60は、第1の角度が45度未満かつ30度超である、実施形態1〜59のいずれか1つに記載の導光体である。
【0150】
実施形態61は、第1の角度が40度未満かつ30度超である、実施形態1〜60のいずれか1つに記載の導光体である。
【0151】
実施形態62は、各光取出構造体が、導光体の第1の側面から延在する第2の面を更に備え、この第2の面が、光軸に沿って第1の方向とは反対の第2の方向に伝搬する光を、この伝搬する光を第2の側面に向かって反射させることによって、導光体の第2の側面から取り出すようになっており、第2の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第2の角度を形成している、実施形態1〜61のいずれか1つに記載の導光体である。
【0152】
実施形態63は、少なくとも1つの個別的な光取出構造体について、第2の面が、導光体の第1の側面から光軸に向かって導光体のコアまで延在し、ノッチを備える光取出構造体をもたらす、実施形態62に記載の導光体である。
【0153】
実施形態64は、少なくとも1つの個別的な光取出構造体について、第2の面が、光軸及び導光体のコアから離れて導光体の第1の側面から延在し、突起部を備える光取出構造体をもたらす、実施形態62〜63のいずれか1つに記載の導光体である。
【0154】
実施形態65は、複数の個別的な光取出構造体のうちの少なくとも1つの個別的な光取出構造体が、ノッチを備え、複数の個別的な光取出構造体のうちの少なくとも1つの他の個別的な光取出構造体が、突起部を備える、実施形態62〜64のいずれか1つに記載の導光体である。
【0155】
実施形態66は、複数の個別的な光取出構造体のうちの各々の個別的な光取出構造体が、ノッチを備える、実施形態62に記載の導光体である。
【0156】
実施形態67は、複数の個別的な光取出構造体のうちの各々の個別的な光取出構造体が、突起部を備える、実施形態62に記載の導光体である。
【0157】
実施形態68は、第2の角度が45度未満かつ20度超である、実施形態62〜67のいずれか1つに記載の導光体である。
【0158】
実施形態69は、第2の角度が45度未満かつ30度超である、実施形態62〜68のいずれか1つに記載の導光体である。
【0159】
実施形態70は、第2の角度が40度未満かつ30度超である、実施形態62〜69のいずれか1つに記載の導光体である。
【0160】
実施形態71は、第2の角度が第1の角度とは異なる、実施形態62〜70のいずれか1つに記載の導光体である。
【0161】
実施形態72は、各光取出構造体の第2の面が、実質的に平面である、実施形態62〜71のいずれか1つに記載の導光体である。
【0162】
実施形態73は、少なくとも1つの光取出構造体の第2の面が、弧状面を含み、弧状面に接する少なくとも1つの平面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第2の角度を形成している、実施形態62〜71のいずれか1つに記載の導光体である。
【0163】
実施形態74は、各光取出各構造体の第1及び第2の面が、90度超かつ150度未満である頂角を有する線形頂点において交差している、実施形態62〜73のいずれか1つに記載の導光体である。
【0164】
実施形態75は、頂角が100度超かつ140度未満である、実施形態74に記載の導光体である。
【0165】
実施形態76は、頂角が100度超かつ120度未満である、実施形態74に記載の導光体である。
【0166】
実施形態77は、少なくとも1つの光取出構造体が、光軸に対して平行な方向にV字形の断面を備える、実施形態1〜76のいずれか1つに記載の導光体である。
【0167】
実施形態78は、各光取出構造体の第1の面が、導光体の第2の側面から光軸に沿って第1の方向に伝搬する光を、この伝搬する光を主として第2の側面に向かって反射させることで、内部全反射によって取り出すようになっている、実施形態1〜77のいずれか1つに記載の導光体である。
【0168】
実施形態79は、2つの隣接する光取出構造体間の離隔が、複数の個別的な光取出構造体にわたって直線的に変化する、実施形態1〜78のいずれか1つに記載の導光体である。
【0169】
実施形態80は、2つの隣接する光取出構造体間の離隔が、他の2つの隣接する光取出構造体間の離隔とは異なる、実施形態1〜78のいずれか1つに記載の導光体である。
【0170】
実施形態81は、各々の2つの隣接する光取出構造体間の離隔が、0.5mm〜10mmの範囲である、実施形態1〜80のいずれか1つに記載の導光体である。
【0171】
実施形態82は、500nmの波長において少なくとも0.015cm−1の光吸収係数を有し、第1のパワー並びに0.2〜0.4の範囲のx色座標及び0.1〜0.4の範囲のy色座標を有する入射光を、導光体の入力面から受光するようになっており、受光した光が、光軸に沿って第1の方向に導光体内を伝搬し、複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、第2のパワー及び(x、y)色座標を有する出力光として第2の側面から導光体を出、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも10%であり、xとxとの間の差の絶対値が、0.03以下であり、yとyとの間の差の絶対値が、0.05以下である、実施形態1〜39及び47〜81のいずれかに記載の導光体である。
【0172】
実施形態83は、少なくとも0.019cm−1である、500nmの波長における光吸収係数を有する、実施形態82に記載の導光体である。
【0173】
実施形態84は、0.25〜0.35の範囲のx色座標を有する入射光を、導光体の入力面から受光するようになっている、実施形態82〜83のいずれか1つに記載の導光体である。
【0174】
実施形態85は、0.28〜0.32の範囲のx色座標を有する入射光を、導光体の入力面から受光するようになっている、実施形態82〜84のいずれか1つに記載の導光体である。
【0175】
実施形態86は、0.15〜0.35の範囲のy色座標を有する入射光を、導光体の入力面から受光するようになっている、実施形態82〜85のいずれか1つに記載の導光体である。
【0176】
実施形態87は、0.2〜0.3の範囲のy色座標を有する入射光を、導光体の入力面から受光するようになっている、実施形態82〜86のいずれか1つに記載の導光体である。
【0177】
実施形態88は、0.25〜0.35の範囲のx色座標及び0.15〜0.35の範囲のy色座標を有する入射光を、導光体の入力面から受光するようになっている、実施形態82〜83のいずれか1つに記載の導光体である。
【0178】
実施形態89は、xとxとの間の差の絶対値が、0.02以下である、実施形態82〜88のいずれか1つに記載の導光体である。
【0179】
実施形態90は、xとxとの間の差の絶対値が、0.01以下である、実施形態82〜89のいずれか1つに記載の導光体である。
【0180】
実施形態91は、yとyとの間の差の絶対値が、0.04以下である、実施形態82〜90のいずれか1つに記載の導光体である。
【0181】
実施形態92は、yとyとの間の差の絶対値が、0.03以下である、実施形態82〜91のいずれか1つに記載の導光体である。
【0182】
実施形態93は、yとyとの間の差の絶対値が、0.02以下である、実施形態82〜92のいずれか1つに記載の導光体である。
【0183】
実施形態94は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも15%である、実施形態82〜93のいずれか1つに記載の導光体である。
【0184】
実施形態95は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも20%である、実施形態82〜94のいずれか1つに記載の導光体である。
【0185】
実施形態96は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも30%である、実施形態82〜95のいずれか1つに記載の導光体である。
【0186】
実施形態97は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも40%である、実施形態82〜96のいずれか1つに記載の導光体である。
【0187】
実施形態98は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも50%である、実施形態82〜97のいずれか1つに記載の導光体である。
【0188】
実施形態99は、点灯システムであって、
第1のパワー並びに0.2〜0.4の範囲のx色座標及び0.1〜0.4の範囲のy色座標を有する光を放射するようになっている光源と、
実施形態1〜39及び47〜81のいずれかに記載の導光体を備え、この導光体が、
500nmの波長における少なくとも0.015cm−1の光吸収係数と、
光源によって放射された光を受光するための入力面と、を備えており、受光した光が、光軸に沿って第1の方向に導光体内を伝搬し、複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、第2のパワー及び(x、y)色座標を有する出力光として第2の側面から導光体を出、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも10%であり、xとxとの間の差の絶対値が、0.03以下であり、yとyとの間の差の絶対値が、0.05以下である、点灯システムである。
【0189】
実施形態100は、第1のパワーを有する入射光を導光体の入力面から受光するようになっており、受光した光が、光軸に沿って第1の方向に導光体内を伝搬し、複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、中心出力方向に沿って伝搬しかつ第2のパワーを有する出力光として第2の側面から導光体を出、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも10%であり、出力光が、光軸及び中心出力方向を備える平面においてある強度プロファイルを有し、強度プロファイルが、強度プロファイルの実質的に中心においてピークを有する、実施形態1〜99のいずれかに記載の導光体である。
【0190】
実施形態101は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも20%である、実施形態100に記載の導光体である。
【0191】
実施形態102は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも30%である、実施形態100に記載の導光体である。
【0192】
実施形態103は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも40%である、実施形態100に記載の導光体である。
【0193】
実施形態104は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも50%である、実施形態100に記載の導光体である。
【0194】
実施形態105は、導光体の入力面に最も近い最初の光取出構造体と入力面から最も遠い最後の光取出構造体との間の距離として定義される有効長を有し、強度プロファイルの有効長に対する半値全幅(FWHM)の比率が、少なくとも0.5である、実施形態101〜104のいずれか1つに記載の導光体である。
【0195】
実施形態106は、強度プロファイルの有効長に対する半値全幅(FWHM)の比率が、少なくとも1である、実施形態105に記載の導光体である。
【0196】
実施形態107は、強度プロファイルの有効長に対する半値全幅(FWHM)の比率が少なくとも2である、実施形態105に記載の導光体である。
【0197】
実施形態108は、強度プロファイルの有効長に対する半値全幅(FWHM)の比率が、少なくとも3である、実施形態105に記載の導光体である。
【0198】
実施形態109は、強度プロファイルの有効長に対する半値全幅(FWHM)の比率が、少なくとも4である、実施形態105に記載の導光体である。
【0199】
実施形態110は、強度プロファイルの有効長に対する半値全幅(FWHM)の比率が、少なくとも5である、実施形態105に記載の導光体である。
【0200】
実施形態111は、複数の個別的に離間された光取出構造体を備える導光体であって、500nmの波長において少なくとも0.01cm−1の光吸収係数を有し、各光取出構造体が、導光体内を伝搬する光を内部全反射によって取り出すようなっており、各光取出構造体が、5%未満、又は4%未満、又は3%未満、又は2%未満、又は1.5%未満、又は1%未満、又は0.5%未満の取出効率を有し、この導光体が、第1のパワー並びに0.2〜0.4の範囲のx色座標及び0.1〜0.4の範囲のy色座標を有する入射光を、導光体の入力面から受光するようになっており、受光した光が、内部全反射によって導光体内を伝搬し、複数の個別的な光取出構造体によって取り出されて、第2のパワー及び(x、y)色座標を有する出力光として導光体を出、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも10%であり、xとxとの間の差の絶対値が、0.03以下であり、yとyとの間の差の絶対値が、0.05以下である、導光体である。
【0201】
実施形態112は、500nmの波長において、少なくとも0.015cm−1の光吸収係数を有する、実施形態111に記載の導光体である。
【0202】
実施形態113は、500nmの波長において、少なくとも0.018cm−1の光吸収係数を有する、実施形態111に記載の導光体である。
【0203】
実施形態114は、500nmの波長において、少なくとも0.019cm−1の光吸収係数を有する、実施形態111に記載の導光体である。
【0204】
実施形態115は、500nmの波長において、少なくとも0.02cm−1の光吸収係数を有する、実施形態111に記載の導光体である。
【0205】
実施形態116は、500nmの波長において、少なくとも0.025cm−1の光吸収係数を有する、実施形態111に記載の導光体である。
【0206】
実施形態117は、500nmの波長において、少なくとも0.03cm−1の光吸収係数を有する、実施形態111に記載の導光体である。
【0207】
実施形態118は、0.25〜0.35の範囲のx色座標を有する入射光を受光するようになっている、実施形態111〜117のいずれかに記載の導光体である。
【0208】
実施形態119は、0.28〜0.32の範囲のx色座標を有する入射光を受光するようになっている、実施形態111〜117のいずれかに記載の導光体である。
【0209】
実施形態120は、0.15〜0.35の範囲のy色座標を有する入射光を受光するようになっている、実施形態111〜119のいずれかに記載の導光体である。
【0210】
実施形態121は、0.2〜0.3の範囲のy色座標を有する入射光を受光するようになっている、実施形態111〜119のいずれかに記載の導光体である。
【0211】
実施形態122は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも15%である、実施形態111〜121のいずれかに記載の導光体である。
【0212】
実施形態123は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも20%である、実施形態111〜121のいずれかに記載の導光体である。
【0213】
実施形態124は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも30%である、実施形態111〜121のいずれかに記載の導光体である。
【0214】
実施形態125は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも40%である、実施形態111〜121のいずれかに記載の導光体である。
【0215】
実施形態126は、第2のパワーの第1のパワーに対する比率が、少なくとも50%である、実施形態111〜121のいずれかに記載の導光体である。
【0216】
実施形態127は、xとxとの間の差の絶対値が、0.02以下である、実施形態111〜125のいずれかに記載の導光体である。
【0217】
実施形態128は、xとxとの間の差の絶対値が、0.01以下である、実施形態111〜125のいずれかに記載の導光体である。
【0218】
実施形態129は、yとyとの間の差の絶対値が、0.04以下である、実施形態111〜127のいずれかに記載の導光体である。
【0219】
実施形態130は、yとyとの間の差の絶対値が、0.03以下である、実施形態111〜127のいずれかに記載の導光体である。
【0220】
実施形態131は、yとyとの間の差の絶対値が、0.02以下である、実施形態111〜127のいずれかに記載の導光体である。
【0221】
実施形態132は、光軸上で中央に配置される導光体であって、複数の個別的な光取出構造体を備え、各光取出構造体が、導光体の第1の側面から延在する第1の面を備え、この第1の面が、光軸に沿って第1の方向に伝搬する光を、この伝搬する光を第2の側面に向かって反射させることによって、導光体の反対側の第2の側面から取り出すようになっており、複数の光取出構造体のうちの少なくとも50%の光取出構造体のそれぞれについて、第1の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成している、導光体である。
【0222】
実施形態133は、複数の光取出構造体のうち少なくとも60%の光取出構造体のそれぞれについて、第1の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成している、実施形態131に記載の導光体である。
【0223】
実施形態134は、複数の光取出構造体のうち少なくとも70%の光取出構造体のそれぞれについて、第1の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成している、実施形態131に記載の導光体である。
【0224】
実施形態135は、複数の光取出構造体のうち少なくとも80%の光取出構造体のそれぞれについて、第1の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成している、実施形態131に記載の導光体である。
【0225】
実施形態136は、複数の光取出構造体のうち少なくとも90%の光取出構造体のそれぞれについて、第1の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成している、実施形態131に記載の導光体である。
【0226】
実施形態137は、実施形態131に記載の導光体であって、複数の光取出構造体のうち少なくとも95%の光取出構造体のそれぞれについて、第1の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第1の角度を形成している。
【0227】
実施形態138は、各光取出構造体が、導光体の第1の側面から延在する第2の面を更に備え、この第2の面が、光軸に沿って第1の方向とは反対の第2の方向に伝搬する光を、この伝搬する光を第2の側面に向かって反射させることによって、導光体の第2の側面から取り出すようになっており、第2の面が、複数の光取出構造体のうち少なくとも50%の光取出構造体のそれぞれについて、45度未満かつ10度超である、光軸との第2の角度を形成している、実施形態131〜136のいずれか1つに記載の導光体である。
【0228】
実施形態139は、複数の光取出構造体のうち少なくとも60%の光取出構造体のそれぞれについて、第2の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第2の角度を形成している、実施形態137に記載の導光体である。
【0229】
実施形態140は、複数の光取出構造体のうち少なくとも70%の光取出構造体のそれぞれについて、第2の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第2の角度を形成している、実施形態137に記載の導光体である。
【0230】
実施形態141は、複数の光取出構造体のうち少なくとも80%の光取出構造体のそれぞれについて、第2の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第2の角度を形成している、実施形態137に記載の導光体である。
【0231】
実施形態142は、複数の光取出構造体のうち少なくとも90%の光取出構造体のそれぞれについて、第2の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第2の角度を形成している、実施形態137に記載の導光体である。
【0232】
実施形態143は、複数の光取出構造体のうち少なくとも95%の光取出構造体のそれぞれについて、第2の面が、45度未満かつ10度超である、光軸との第2の角度を形成している、実施形態137に記載の導光体である。
【0233】
実施形態144は、対向する第3の側面間の傾斜角が、90度〜180度の範囲である、実施形態11に記載の導光体である。
【0234】
実施形態145は、対向する第3の側面間の傾斜角が、100度〜175度の範囲である、実施形態11に記載の導光体である。
【0235】
実施形態146は、対向する第3の側面間の傾斜角が、110度〜175度の範囲である、実施形態11に記載の導光体である。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E