特許第6442493号(P6442493)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6442493
(24)【登録日】2018年11月30日
(45)【発行日】2018年12月19日
(54)【発明の名称】ロック解除の方法および装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0488 20130101AFI20181210BHJP
   G06F 21/32 20130101ALI20181210BHJP
   G06F 9/445 20180101ALI20181210BHJP
【FI】
   G06F3/0488
   G06F21/32
   G06F9/445
【請求項の数】7
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2016-519916(P2016-519916)
(86)(22)【出願日】2015年12月29日
(65)【公表番号】特表2018-508050(P2018-508050A)
(43)【公表日】2018年3月22日
(86)【国際出願番号】CN2015099605
(87)【国際公開番号】WO2017088256
(87)【国際公開日】20170601
【審査請求日】2016年4月1日
(31)【優先権主張番号】201510850304.1
(32)【優先日】2015年11月28日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】特許業務法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】黄媛媛
(72)【発明者】
【氏名】胡楊
【審査官】 星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−191653(JP,A)
【文献】 特開2013−025357(JP,A)
【文献】 特開2014−068262(JP,A)
【文献】 特開2013−228953(JP,A)
【文献】 特開2013−093020(JP,A)
【文献】 特表2012−511282(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0006991(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
G06F 9/445
G06F 21/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除するステップと、
あらかじめ配置された配置情報に基づき第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするステップと、を含み、
前記アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外の当該アプリケーションにかかる他のインターフェースを指し、前記配置情報は前記第1アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられ
前記配置情報は所定のactionパラメータを含み、
前記あらかじめ配置された配置情報に基づき第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするステップは、
前記actionパラメータに基づき、前記第1アプリケーション内インターフェースを特定し、前記第1アプリケーション内インターフェースには前記actionパラメータを含むことが声明されるステップと、
暗黙的な呼び出しにより、前記第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするステップと、を含み、
前記actionパラメータに基づき、前記第1アプリケーション内インターフェースを特定するステップは、
全てのアプリケーション内インターフェースから前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースを選別するステップと、
もし前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースの数が1つである場合には、前記アプリケーション内インターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定するステップと、
もし前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースの数が複数である場合には、前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースをユーザにプッシュし、前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースからユーザに選ばれたインターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定するステップと、を含む
ことを特徴とするロック解除の方法。
【請求項2】
前記ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除するステップは、
ユーザのロック解除の操作に基づき、指紋識別を行うステップと、
指紋識別に成功した時に、スクリーンロックを解除するステップと、を含むことを特徴とする請求項1のいずれか一項に記載のロック解除の方法。
【請求項3】
前記ユーザのロック解除の操作に基づき、指紋を識別するステップは、
ユーザのロック解除の操作に基づき、Fingerprint Managerの識別インターフェースを呼び出すことにより指紋を識別するステップを含むことを特徴とする請求項に記載のロック解除の方法。
【請求項4】
ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除するためのロック解除モジュールと、
あらかじめ配置された配置情報に基づき第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするためのジャンプモジュールと、を備え、
前記アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外の当該アプリケーションにかかる他のインターフェースを指し、前記配置情報は前記第1アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられ
前記配置情報は所定のactionパラメータを含み、
前記ジャンプモジュールは、
前記actionパラメータに基づき、前記第1アプリケーション内インターフェースを特定するように構成され、前記第1アプリケーション内インターフェースには前記actionパラメータを含むことが声明される第2取得サブモジュールと、
暗黙的な呼び出しにより、前記第2取得サブモジュールが特定した前記第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするようにするための第2処理サブモジュールと、を備え、
前記第2取得サブモジュールは、
全てのインターフェースから前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースを選別するための選別手段と、
もし前記選別手段が選別した前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースの数が1つである場合には、前記アプリケーション内インターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定するための第1配置手段と、
もし前記選別手段が選別した前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースの数が複数である場合には、前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースをユーザにプッシュするためのプッシュ手段と、
前記プッシュ手段がプッシュした前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースからユーザに選ばれたインターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定するための第2配置手段と、を備える
ことを特徴とするロック解除の装置。
【請求項5】
前記ロック解除モジュールは、
ユーザのロック解除の操作に基づき、指紋を識別するようにするための指紋識別サブモジュールと、
前記指紋識別サブモジュールで指紋識別に成功した時、スクリーンをロック解除するようにするためのロック解除サブモジュールと、を備えることを特徴とする請求項4に記載のロック解除の装置。
【請求項6】
前記指紋識別サブモジュールは、
ユーザのロック解除の操作に基づき、Fingerprint Managerの識別インターフェースを呼び出すことにより指紋を識別するための呼び出し手段を備えることを特徴とする請求項に記載のロック解除の装置。
【請求項7】
プロセッサと、
プロセッサの実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を含み
ただし、前記プロセッサは、ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除し、あらかじめ配置された配置情報に基づき、第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするように構成され、前記アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外の当該アプリケーションにかかる他のインターフェースを指し、前記配置情報は前記第1アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられ
前記配置情報は所定のactionパラメータを含み、
前記あらかじめ配置された配置情報に基づき第1アプリケーション内インターフェースにジャンプすることは、
前記actionパラメータに基づき、前記第1アプリケーション内インターフェースを特定し、前記第1アプリケーション内インターフェースには前記actionパラメータを含むことが声明されることと、
暗黙的な呼び出しにより、前記第1アプリケーション内インターフェースにジャンプすることと、を含み、
前記actionパラメータに基づき、前記第1アプリケーション内インターフェースを特定することは、
全てのアプリケーション内インターフェースから前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースを選別することと、
もし前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースの数が1つである場合には、前記アプリケーション内インターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定することと、
もし前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースの数が複数である場合には、前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースをユーザにプッシュし、前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースからユーザに選ばれたインターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定することと、を含む
ことを特徴とするロック解除の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェア応用分野に関し、特にロック解除の方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
指紋識別の技術の普及に伴って、指紋モジュールもすでに先端技術装置における特有の装置ではなっている。指紋識別の技術に基づき、生物情報である指紋をロック解除の装置またはクイック支払等の機能に用いられることができる。
【0003】
通常の指紋識別によるロック解除案はただ携帯電話をロック解除し、ホームスクリーンの表示インターフェースに入ることだけに用いられ、他の追加機能はなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明はロック解除の方法および装置を提供する。関連技術案は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例にかかる第1の態様によれば、ロック解除の方法を提供する。当該ロック解除の方法は、
ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除するステップと、
あらかじめ配置された配置情報に基づき第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするステップと、を含み、
前記アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外の当該アプリケーションにかかる他のインターフェースを指し、前記配置情報は前記第1アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられる。
さらに、前記配置情報は、
前記第1アプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子を含み、
前記あらかじめ配置された配置情報に基づき第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするステップは、
前記第1アプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子に基づき、前記第1アプリケーション内インターフェースを特定するステップと、
明示的な呼び出しにより、前記第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするステップと、を含む。
【0006】
さらに、前記配置情報は所定のactionパラメータを含み、
前記あらかじめ配置された配置情報に基づき第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするステップは、
前記actionパラメータに基づき、前記第1アプリケーション内インターフェースを特定し、前記第1アプリケーション内インターフェースには前記actionパラメータを含むことが声明されるステップと、
暗黙的な呼び出しにより、前記第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするステップと、を含む。
【0007】
さらに、前記actionパラメータに基づき、前記第1アプリケーション内インターフェースを特定するステップは、
全てのアプリケーション内インターフェースから前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースを選別するステップと、
もし前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースの数が1つである場合には、前記アプリケーション内インターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定するステップと、
もし前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースの数が複数である場合には、前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースをユーザにプッシュし、前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースからユーザに選ばれたインターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定するステップと、を含む。
【0008】
さらに、前記ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除するステップは、
ユーザのロック解除の操作に基づき、指紋識別を行うステップと、
指紋識別に成功した時に、スクリーンロックを解除するステップと、を含む。
【0009】
さらに、前記ユーザのロック解除の操作に基づき、指紋を識別するステップは、
ユーザのロック解除の操作に基づき、Fingerprint Managerの識別インターフェースを呼び出すことにより指紋を識別するステップを含む。
【0010】
本発明の実施例にかかる第2の態様によれば、ロック解除の装置を提供する。当該ロック解除の装置は、
ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除するためのロック解除モジュールと、
あらかじめ配置された配置情報に基づき第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするためのジャンプモジュールと、を備え、
前記アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外の当該アプリケーションにかかる他のインターフェースを指し、前記配置情報は前記第1アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられる。
【0011】
さらに、前記配置情報は前記第1アプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子を含み、
前記ジャンプモジュールは、
前記第1アプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子に基づき、前記第1アプリケーション内インターフェースを特定するための第1取得サブモジュールと、
明示的な呼び出しにより、前記第1取得サブモジュールが特定した前記第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするための第1処理サブモジュールと、を備える。
【0012】
さらに、前記配置情報は所定のactionパラメータを含み、
前記ジャンプモジュールは、
前記actionパラメータに基づき、前記第1アプリケーション内インターフェースを特定するように構成され、前記第1アプリケーション内インターフェースには前記actionパラメータを含むことが声明される第2取得サブモジュールと、
暗黙的な呼び出しにより、前記第2取得サブモジュールが特定した前記第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするようにするための第2処理サブモジュールと、を備える。
【0013】
さらに、前記第2取得サブモジュールは、
全てのインターフェースから前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースを選別するための選別手段と、
もし前記選別手段が選別した前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースの数が1つである場合には、前記アプリケーション内インターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定するための第1配置手段と、
もし前記選別手段が選別した前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースの数が複数である場合には、前記actionパラメータを含むことが声明される前記全てのアプリケーション内インターフェースをユーザにプッシュするためのプッシュ手段と、
前記プッシュ手段がプッシュした前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースからユーザに選ばれたインターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定する。
【0014】
さらに、前記ロック解除モジュールは、
ユーザのロック解除の操作に基づき、指紋を識別するようにするための指紋識別サブモジュールと、
前記指紋識別サブモジュールで指紋識別に成功した時、スクリーンをロック解除するようにするためのロック解除サブモジュールと、を備える。
【0015】
さらに、前記指紋識別サブモジュールは、
ユーザのロック解除の操作に基づき、Fingerprint Managerの識別インターフェースを呼び出すことにより指紋を識別するための呼び出し手段を備える。
【0016】
本発明の実施例の第3の態様によれば、ロック解除の装置を提供する。前記ロック解除の装置は、
プロセッサと、
プロセッサの実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を含み
ただし、前記プロセッサは、ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除し、あらかじめ配置された配置情報に基づき、第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするように構成され、前記アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外の当該アプリケーションにかかる他のインターフェースを指し、前記配置情報は前記第1アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の実施例にかかる技術案は、以下の格別な作用効果を含むことができる。
【0018】
ユーザがロック解除の操作により、スクリーンロックの解除をトリガーした後に、あらかじめ配置された配置情報に基づき、相応のアプリケーション内インターフェースに直接ジャンプすることができる。当該アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外のインターフェースを指す。当該端末がスクリーンロックされた状態で、ユーザはロック解除をトリガーする動作をするだけで、直ちに相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプすることができ、スクリーンロックの解除からアプリケーションの選び、そして当該アプリケーションにおけるアプリケーション内インターフェースに至るまでの所要時間を大幅に減少し、これにより、ユーザの操作を簡略化し、ユーザの操作の煩雑さを低減する。
【0019】
上述した一般的な記述および後続する詳細な記述は、単に例示的および解釈的なものであり、本発明を制限できるものでないと理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
ここでの図面は、明細書を構成する一部として見なされ、本発明に適した実施例を示し、かつ、明細書の文字記載とともに本発明の仕組みを解釈するために用いられる.
図1A】一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートである。
図1B】別の一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートである。
図1C】別の一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートである。
図1D】一実施例にかかるスクリーンロックのインターフェースの模式図である。
図1E】一実施例にかかるアプリケーション内インターフェースの模式図である。
図1F】別の一実施例にかかるアプリケーション内インターフェースの模式図である。
図2】別の一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートである。
図3A】別の一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートである。
図3B】別の一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートである。
図4A】一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図である。
図4B】別の一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図である。
図4C】別の一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図である。
図5】別の一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図である。
図6A】別の一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図である。
図6B】別の一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図である。
図7】一実施例にかかるロック解除の装置を示すブロック図である。
図8】一実施例にかかるロック解除装置800を示すブロック図である。
【0021】
ここでの図面は、明細書を構成する一部として見なされ、本発明に適した実施例を示し、かつ、明細書の文字記載とともに本発明の仕組みを解釈するために用いられる。
【発明を実施するための形態】
【0022】
次に、実施例を詳細に説明し、例示が図に示されている。以下の記述が図にかかる場合、別途にて示さない限り、異なる図面における同じ符号は、同じまたは類似する要素を示す。以下の実施例に記述される実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表するとは限らない。逆に、それらは、添付する特許請求の範囲に記載されているように、本発明の一部の態様と一致する装置および方法の例に過ぎない。
【0023】
まず、本発明の実施例にかかる幾つの名詞について解釈する。
【0024】
アプリケーションとは、端末にインストールするアプリケーションプログラムを指す。
【0025】
スマート端末とは、キーボード、タッチパネル、または音声制御装置を介してユーザとマンマシン相互作用を行うことのできる、例えば、携帯、スマートフォン等の如何なる実物電子製品を含んでもよいが、それに限定されない。当業者にとって、他のスマート端末がいかに本発明に適用されるかも本発明の保護範囲内に含まれるべきであることを理解されるべきである。
【0026】
図1Aは、一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートであり、図1Aに示すように、本実施例では当該ロック解除の方法をロック解除の装置に応用することを例にして説明し、当該ロック解除方法は以下の幾つのステップを含んでもよい。
【0027】
ステップ101では、ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除する。
【0028】
ただし、本実施例にかかる実行主体はロック解除の装置であってもよい。当該ロック解除の装置はスマート端末にも適用され、ユーザはスマート端末の交互インターフェースを介して相応の操作、例えば、ホームボタン等を押してロック解除する操作を行い、スクリーンロック解除の実行をトリガーしてもよい。
【0029】
ただし、実際の応用場面を例にして説明すると、
ユーザがアプリケーション内インターフェースに入る時、まずスクリーンロックを解除すべきである。本案において、ユーザはロック解除の操作によりロック解除をトリガーし、ロック解除の装置はユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除することにより、引き続きの案を実行する。
【0030】
ステップ102では、あらかじめ配置された配置情報に基づき、第1アプリケーション内インターフェースにジャンプする。アプリケーション内インターフェースとは、アプリケーションホームインターフェース以外の当該アプリケーションにかかる他のインターフェースを指し、配置情報は第1アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられる。
【0031】
相変わらず、上記実際の応用場面を例にして説明すると、
ロック解除装置でスクリーンロックを解除した後に、あらかじめ配置された配置情報に基づき、スクリーンの現在インターフェースから相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプする。前記配置情報は当該アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられる。
【0032】
具体的には、配置情報により第1アプリケーション内インターフェースを表示する形態は複数もあってもよく、ここで、本実施例はそれについて限定しない。
【0033】
好ましくは、ロック解除の形態は複数もあってもよい。例えば、指紋解除であり、それ相応に、図1Bに示すように、図1Bは別の一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートであり、図1Aに加えて、ステップ101は具体的には以下のステップを含んでもよい。
【0034】
ステップ103では、ユーザのロック解除の操作に基づき、指紋識別を行う。
【0035】
ステップ104では、指紋識別に成功した時に、スクリーンロックを解除する。
【0036】
具体的には、ユーザはロック解除の操作、例えば、スクリーンロック解除ボタンまたはホームボタンを押す操作により、指紋ロック解除をトリガーした後に、指を指紋センサに押し、指紋識別技術により、スクリーンロックされた段階で指紋センサを介して採集された指紋データを取得すると共に計算を行い、計算結果とユーザがあらかじめ登録した指紋データとを比較する。もし、あらかじめ登録されたいずれかの指紋データとのマッチングに成功したら、指紋認証をパスしたと認め、スクリーンロックを解除する。
【0037】
実際の応用において、ロック解除装置は指紋ロック解除するためには指紋識別機能をサポートおよび有する必要がある。現在の端末のシステムを例にすると、スクリーンロックを解除する時に、システムはFingerprint Managerの識別インターフェース、例えば、Android M版におけるFingerprint Manager.authenticateを呼び出して、指紋を識別し、マッチング成功という結果を得てから、スクリーンロックを解除する。それ相応に、図1Cに示すように、図1Cは別の一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートであり、図1Bに加えて、ステップ103は具体的には以下のステップを含んでもよい。
【0038】
ステップ105では、ユーザのロック解除の操作に基づき、Fingerprint Managerの識別インターフェースを呼び出すことにより、指紋を識別する。
【0039】
ただし、アプリケーション内インターフェースとは、あるアプリケーションにおいて、当該アプリケーションにおけるアプリケーションのホームインターフェース以外の当該アプリケーションにおける他のインターフェース、例えば、第2段インターフェース、第3段インターフェース等を指す。例を挙げると、図1D図1Fに示すように、図1Dは一実施例にかかるスクリーンロックのインターフェースの模式図であり、図1Eは一実施例にかかるアプリケーション内インターフェースの模式図であり、図1Fは別の一実施例にかかるアプリケーション内インターフェースの模式図である。
【0040】
本実施例にかかる案に基づき、初期時のインターフェースは図1Dに示すようにスクリーンロックのインターフェースに位置し、ユーザが指紋識別を行うことにより、スクリーンロックが解除され、ロック解除されてからあらかじめ配置された配置情報に基づき、相応のアプリケーション内インターフェース、例えば、図1Eに示す微博(Weibo)のアプリケーション内インターフェース、つまり、新しい微博の投稿のインターフェースにジャンプし、または図1Fに示す微信(WeChat)のアプリケーション内インターフェース、つまり微信の支払いインターフェースにジャンプする。
【0041】
要するに、本実施例にかかるロック解除の方法では、ユーザはロック解除の操作により、スクリーンロックの解除をトリガーした後に、あらかじめ配置された配置情報に基づき、相応のアプリケーション内インターフェースに直接ジャンプする。当該アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外のインターフェースを指す。端末がスクリーンロックされた状態で、ユーザはロック解除をトリガーする動作をするだけで、相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプすることができ、スクリーンのロック解除からアプリケーションの選び、そして当該アプリケーションにおけるアプリケーション内インターフェースに至るまでの所要時間が大幅に減少され、これにより、ユーザの操作が簡略化され、ユーザの操作の煩雑さが低下される。
【0042】
好ましくは、インターフェースの識別子によりジャンプすべき目標インターフェースを表示してもよい。それ相応に、図2に示すように、図2は別の一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートであり、本実施例では当該ロック解除の方法をロック解除の装置に応用することを例にして説明し、図1A乃至図1Cに示すいずれかの実施形態に加えて、配置情報は第1アプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子を含んでもよく、それ相応に、ステップ102は具体的に以下の幾つのステップを含んでもよい。
【0043】
ステップ201では、第1アプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子に基づき、第1アプリケーション内インターフェースを特定する。
【0044】
ステップ202では、明示的な呼び出しにより、第1アプリケーション内インターフェースにジャンプする。
【0045】
ただし、インターフェース識別子は第1アプリケーション内インターフェースを一意に識別するために用いられ、実際の応用では、インターフェース識別子は多種の形態があってもよく、例えば、インターフェースの名称、インターフェースのディレクトリ、またはインターフェースの配列番号等であってもよく、ここで、本実施例はそれについて限定しない。具体的には、あるインターフェースにジャンプする形態も多種あってもよい。例えば、明示的な呼び出しにより、配置情報中のインターフェース識別子に対応するアプリケーション内インターフェースを呼び出してもよい。
【0046】
実際の応用場面を例にして説明すると、
ロック解除の装置はユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除し、あらかじめ配置された配置情報に基づき、スクリーンの現在のインターフェースから相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプし、前記配置情報は当該アプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子を含む。
【0047】
要するに、本実施例にかかるロック解除の方法において、配置情報はジャンプすべきアプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子を含み、当該配置情報に基づき、スクリーンロックを解除してからアプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子に基づき、明示的な呼び出しにより、相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプするため、ユーザの操作が簡略化され、ユーザの操作の煩雑さが低下される。
【0048】
好ましくは、さらに特定のactionパラメータを介してジャンプすべき目標インターフェースを表示してもよい。それ相応に、図3Aに示すように、図3Aは別の一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートであり、本実施例では当該方法をロック解除の装置に応用することを例にして説明し、図1A乃至図1Cに示すいずれかの実施形態に加えて、配置情報は所定のactionパラメータを含んでもよく、それ相応に、ステップ102は具体的に以下の幾つのステップを含んでもよい。
【0049】
ステップ301では、actionパラメータに基づき、第1アプリケーション内インターフェースを特定し、前記第1アプリケーション内インターフェースにはactionパラメータを含むことが声明される。
【0050】
ステップ302では、暗黙的な呼び出しにより、前記第1アプリケーション内インターフェースにジャンプする。
【0051】
具体的には、あるインターフェースにジャンプする形態は複数あってもよい。例えば、暗黙的な呼び出しにより、配置情報中のactionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースを呼び出してもよい。
【0052】
実際の応用場面を例にして説明すると、
ロック解除の装置はユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除し、かつ所定のactionパラメータを含んだ配置情報に基づき、当該actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースを特定し、かつ暗黙的な呼び出しにより、当該アプリケーション内インターフェースにジャンプする。
【0053】
実際の応用では、あるactionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースは1つでもよく、複数でもよい。あるactionパラメータを含むことが声明されてアプリケーション内インターフェースの数が1つである場合には、直接暗黙的な呼び出しにより、当該アプリケーション内インターフェースにジャンプすることができる。あるactionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースの数が複数である場合には、ユーザの必要に応じて、ジャンプすべきインターフェースをさらに特定する。
【0054】
それ相応に、図3Bに示すように、図3Bは別の一実施例にかかるロック解除の方法を示すフローチャートであり、本実施例では当該ロック解除の方法をロック解除の装置に応用することを例にして説明し、図3Aに示す実施形態に加えて、ステップ301は具体的に以下の幾つのステップを含んでもよい。
【0055】
ステップ303では、全てのアプリケーション内インターフェースから前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースを選別する。
【0056】
ステップ304では、もし前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースの数が1つであれば、前記アプリケーション内インターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定する。
【0057】
ステップ305では、もし前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースの数が複数であれば、前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースをユーザにプッシュし、かつ前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースからユーザに選ばれたインターフェースを前記第1アプリケーション内インターフェースと特定する。
【0058】
実際の応用場面を例にして説明すると、
ロック解除の装置はユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除し、所定のactionパラメータを含んだ配置情報に基づき、まず全てのアプリケーション内インターフェースから当該actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースを選別し、当該actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースの数に基づき、もし当該actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースの数が1つであれば、当該アプリケーション内インターフェースをジャンプすべきである第1アプリケーション内インターフェースと特定し、かつ暗黙的な呼び出しにより、当該アプリケーション内インターフェースにジャンプする。もし当該actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースの数が複数であれば、これらのアプリケーション内インターフェースをユーザにプッシュし、その中からユーザに選ばれたインターフェースをジャンプすべきアプリケーション内インターフェースと特定し、かつ暗黙的な呼び出しにより、当該アプリケーション内インターフェースにジャンプする。
【0059】
ただし、前記actionパラメータは必要に応じて設けても良い。例えば、システムACTION定数の「miui.fingerprint.quicklaunch」でもよい。本実施例では、暗黙的な呼び出しにより、スクリーンロックを解除してからジャンプすべきアプリケーション内インターフェースを新しく追加すべきである時には、当該アプリケーション内インターフェースにおいて配置情報中のactionパラメータを声明すればよい。引き続いて、スクリーンロックを解除した後に、当該アプリケーション内インターフェースを前記actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースとして、ユーザにプッシュし、さらにユーザの選択に基づき、当該アプリケーション内インターフェースにジャンプする。
【0060】
要するに、本実施例にかかるロック解除の方法において、配置情報はactionパラメータを含み、当該配置情報に基づき、スクリーンロックを解除した後に、当該actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースに基づき、ジャンプすべきアプリケーション内インターフェースを特定し、暗黙的な呼び出しにより、相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプするため、ユーザの操作が簡略化され、ユーザの操作の煩雑さが低下され、かつ、スクリーンロックを解除してからジャンプすべきアプリケーション内インターフェースを新しく追加すべきである時には、当該アプリケーション内インターフェースにおいて配置情報中のactionパラメータを声明すればよいため、配置の利便性が向上する。
【0061】
図4Aは一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図であり、図4Aに示すように、当該ロック解除の装置は、
ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除するように構成されるロック解除モジュール41と、
あらかじめ配置された配置情報に基づき第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするように構成されるジャンプモジュール42と、を備えてもよい。アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外の当該アプリケーションの他のインターフェースを指し、配置情報は第1アプリケーション内インターフェースを表示するためのものである。
【0062】
ただし、当該ロック解除の装置はスマート端末に応用することができる。ユーザはスマート端末との交互インターフェースを介して操作し、指紋識別の実行をトリガーしてもよい。
【0063】
ただし、実際の応用場面を例にして説明すると、
ユーザはロック解除の操作によりロック解除をトリガーし、ロック解除モジュール41はユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除し、ジャンプモジュール42はあらかじめ配置された配置情報に基づき、スクリーンを現在のインターフェースから相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプさせる。前記配置情報は当該アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられる。
【0064】
具体的には、配置情報が第1アプリケーション内インターフェースを表示する形態は複数あってもよく、ここで、本実施例はそれについて限定しない。
【0065】
好ましくは、ロック解除モジュール41がスクリーンロックを解除する形態は複数あってもよく、例えば、指紋解除である。それ相応に、図4Bに示すように、図4Bは別の一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図であり、図4Aに加えて、ロック解除モジュール41は、
ユーザのロック解除の操作に基づき、指紋識別を行うように構成される指紋識別サブモジュール411と、
指紋識別に成功した時に、スクリーンロックを解除するように構成されるロック解除サブモジュール412と、を備えてもよい。
【0066】
実際の応用では、ロック解除装置は指紋識別機能をサポートおよび具備する必要がある。現在の端末システムを例にすると、スクリーンロックを解除する時に、システムはFingerprint Managerの識別インターフェースを呼び出し、指紋を識別し、マッチングに成功したという結果を得てから、スクリーンロックを解除する。それ相応に、図4Cに示すように、図4Cは別の一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図であり、図4Bに加えて、指紋識別サブモジュール411は、具体的に、
ユーザのロック解除の操作に基づき、Fingerpriont Managerの識別インターフェースを呼び出すことにより、指紋を識別するように構成される呼び出し手段413を備えてもよい。
【0067】
要するに、本実施例にかかるロック解除の装置では、ユーザがロック解除の操作により、スクリーンロックの解除をトリガーした後に、あらかじめ配置された配置情報に基づき、相応のアプリケーション内インターフェースに直接ジャンプされる。当該アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外のインターフェースを指す。端末がスクリーンロックされた状態において、ユーザがロック解除をトリガーする動作をするだけで、相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプされ、スクリーンのロック解除からアプリケーションの選び、そして当該アプリケーションのアプリケーション内インターフェースに至るまでの所要時間が大幅に減少され、これにより、ユーザの操作が簡略化され、ユーザの操作の煩雑さが低下される。
【0068】
好ましくは、インターフェースの識別子を介してジャンプすべき目標インターフェースを表示してもよい。それ相応に、図5に示すように、図5は別の一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図であり、図4A乃至図4Cに示すいずれかの実施形態に加えて、配置情報は第1アプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子を含んでもよく、それ相応に、ジャンプモジュール42は、具体的に、
第1アプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子に基づき、第1アプリケーション内インターフェースを特定するように構成される第1取得サブモジュール51と、
明示的な呼び出しにより、第1取得サブモジュール51が特定した第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするように構成される第1処理サブモジュール52と、を備えてもよい。
【0069】
具体的には、あるインターフェースにジャンプする形態は複数あってもよい。例えば、第1処理サブモジュール52は明示的な呼び出しにより、配置情報中のインターフェース識別子に対応するアプリケーション内インターフェースを呼び出してもよい。
【0070】
実際の応用場面を例にして説明すると、
ロック解除モジュール41はユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除すし、第1取得サブモジュール51は配置情報中のアプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子に基づき、相応のアプリケーション内インターフェースを特定し、第1処理サブモジュール52はスクリーンを現在のインターフェースから当該アプリケーション内インターフェースにジャンプさせる。
【0071】
要するに、本実施例にかかるロック解除の装置では、配置情報はジャンプすべきアプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子を含み、当該配置情報に基づき、スクリーンロックを解除してからアプリケーション内インターフェースのインターフェース識別子に基づき、明示的な呼び出しにより、相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプするため、ユーザの操作が簡略化され、ユーザの操作の煩雑さが低下される。
【0072】
好ましくは、さらに特定のactionパラメータを介してジャンプすべき目標インターフェースを表示してもよい。それ相応に、図6Aに示すように、図6Aは別の一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図であり、図4A乃至図4Cに示すいずれかの実施形態に加えて、配置情報は所定のactionパラメータを含んでもよく、それ相応に、ジャンプモジュール42は、具体的に、
actionパラメータに基づき、第1アプリケーション内インターフェースを特定し、第1アプリケーション内インターフェースにはactionパラメータを含むことが声明されるように構成される第2取得サブモジュール61と、
暗黙的な呼び出しにより、第2取得サブモジュール61が特定した第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするように構成される第2処理サブモジュール62と、を備えてもよい。
【0073】
具体的には、あるインターフェースにジャンプする形態は複数あってもよい。例えば、第2処理サブモジュール62は暗黙的な呼び出しにより、配置情報中のactionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースを呼び出してもよい。
【0074】
実際の応用場面を例にして説明すると、
ロック解除モジュール41はユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除し、第2取得サブモジュール61は所定のactionパラメータを含んだ配置情報に基づき、当該actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースを特定し、第2処理サブモジュール62は暗黙的な呼び出しにより、当該アプリケーション内インターフェースにジャンプさせる。
【0075】
実際の応用では、あるactionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースは1つあってもよく、複数あってもよい。あるactionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースの数が1つである場合には、第2処理サブモジュール62は暗黙的な呼び出しにより、直接当該アプリケーション内インターフェースにジャンプしてもよい。あるactionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースが複数である場合には、ユーザの必要に応じて、ジャンプすべきインターフェースをさらに特定する。
【0076】
それ相応に、図6Bに示すように、図6Bは別の一実施例にかかるロック解除の装置を示す構成図であり、図6Aに示す実施形態に加えて、第2取得サブモジュール61は、具体的に、
全てのインターフェースからactionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースを選別するように構成される選別手段611と、
選別手段611が選別した前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースが1つであれば、前記アプリケーション内インターフェースを第1アプリケーション内インターフェースと特定するように構成される第1配置手段612と、
選別手段611が選別した前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースが複数であれば、前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースをユーザにプッシュするように構成されるプッシュ手段613と、
プッシュ手段613がプッシュした前記actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースからユーザに選ばれたインターフェースを第1アプリケーション内インターフェースであると特定するように構成される第2配置手段614と、を備えてもよい。
【0077】
実際の応用場面を例にして説明すると、
ロック解除モジュール41はユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除し、選別手段611は所定のactionパラメータを含んだ配置情報に基づき、まず全てのアプリケーション内インターフェースから当該actionパラメータを含むことが声明される全てのアプリケーション内インターフェースを選別し、当該actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースの数に基づき、もし当該actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースの数が1つであれば、第1配置手段612は当該アプリケーション内インターフェースをジャンプすべきアプリケーション内インターフェースと特定し、第2処理サブモジュール62は暗黙的な呼び出しにより、当該アプリケーション内インターフェースにジャンプする。もし当該actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースの数が複数であれば、プッシュ手段613はこれらのアプリケーション内インターフェースをユーザにプッシュし、第2配置手段614はその中からユーザが選んだインターフェースをジャンプすべきアプリケーション内インターフェースと特定し、第2処理サブモジュール62は暗黙的な呼び出しにより、当該アプリケーション内インターフェースにジャンプする。
【0078】
ただし、前記actionパラメータは必要に応じて設けても良い。例えば、システムACTION定量の「miui.fingerprint.quicklaunch」でもよい。本実施例では、第2処理サブモジュールが暗黙的な呼び出しにより、スクリーンロックを解除してからジャンプすべきアプリケーション内インターフェースを新しく追加すべきである時には、当該アプリケーション内インターフェースにおいて配置情報中のactionパラメータを声明すればよい。
【0079】
要するに、本実施例にかかるロック解除の装置では、配置情報はactionパラメータを含み、当該配置情報に基づき、スクリーンロックを解除した後に、当該actionパラメータを含むことが声明されるアプリケーション内インターフェースに基づき、ジャンプすべきアプリケーション内インターフェースを特定し、さらに暗黙的な呼び出しにより、相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプするため、ユーザの操作が簡略化され、ユーザの操作の煩雑さが低下され、かつ、スクリーンロックを解除してからジャンプすべきアプリケーション内インターフェースを新しく追加すべきである時には、当該アプリケーション内インターフェースにおいて配置情報中のactionパラメータを声明すればよいため、配置の利便性が向上する。以上はロック解除の装置にかかる内部機能および構成を記述した。
【0080】
図7は一実施例にかかるロック解除の装置を示すブロック図であり、図7に示すように、当該装置は、
プロセッサと、
プロセッサの実行可能な指令を記憶するためのメモリと、に実現されてもよい。
【0081】
ただし、前記プロセッサは、ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除し、あらかじめ配置された配置情報に基づき、第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするように構成される。前記アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外の当該アプリケーションにかかる他のインターフェースを指し、前記配置情報は前記第1アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられる。
【0082】
本実施例にかかるロック解除の装置では、ユーザがロック解除の操作により、スクリーンロックの解除をトリガーした後に、あらかじめ配置された配置情報に基づき、相応のアプリケーション内インターフェースに直接ジャンプする。当該アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外のインターフェースである。当該端末がスクリーンロックされた状態において、ユーザはロック解除をトリガーする動作をするだけで、相応のアプリケーション内インターフェースにジャンプされ、スクリーンのロック解除からアプリケーションの選び、そして当該アプリケーションにおけるアプリケーション内インターフェースに至るまでの所要時間が大幅に減少され、これにより、ユーザの操作が簡略化され、ユーザの操作の煩雑さが低下される。
【0083】
図8は一実施例にかかるロック解除の装置800を示すブロック図である。例えば、ロック解除の装置800は、携帯電話、コンピュータ、タブレットデバイス、医療設備、フィットネス機器、PDAなどであってもよい。
【0084】
図8を参照すると、ロック解除の装置800は、処理ユニット802、メモリ804、電源ユニット806、マルチメディアユニット808、オーディオユニット810、入力/出力(I/O)インターフェース812、センサユニット814、および、通信ユニット816のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
【0085】
処理ユニット802は、通常は、表示、電話発呼、データ通信、カメラ操作および記録操作に関連する操作のような、ロック解除の装置800の全般操作を制御する。処理ユニット802は、上記方法の全部または一部のステップを実施させるように、指令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ820を含んでもよい。また、処理ユニット802は、処理ユニット802と他のユニットとの間の相互作用を容易にするように、1つ又は複数のモジュールを含んでもよい。例えば、処理ユニット802は、マルチメディアユニット808と処理ユニット802との間の相互作用を容易にするように、マルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0086】
メモリ804は、各タイプのデータを記憶してロック解除の装置800での操作をサポートするように構成される。これらのデータの例示は、ロック解除の装置800で操作するための任意のアプリケーションもしくは方法の指令、連絡人データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオなどを含む。メモリ804は、如何なる種別の揮発性もしくは不揮発性記憶装置またはそれらの組合せで実現されてもよい。例えば、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクであってもよい。
【0087】
電源ユニット806は、ロック解除の装置800のユニットのそれぞれに電力を供給する。電源ユニット806は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、並びに、ロック解除の装置800用の電力を生成、管理および配分するに関する他のユニットを含んでもよい。
【0088】
マルチメディアユニット808は、前記ロック解除の装置800とユーザとの間に1つの出力インターフェースを供給するスクリーンを含む。一部の実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンは、タッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネルでのジェスチャを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチあるいはスライド動作の境界を感知するだけではなく、前記タッチあるいはスライド操作と関連する持続時間および圧力をさらに検出することができる。一部の実施例では、マルチメディアユニット808は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。ロック解除の装置800が操作モード、例えば、撮影モードあるいはビデオモードであるとき、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラおよびバックカメラのそれぞれは、1つの固定の光学レンズシステムであってもよいし、焦点距離および光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0089】
オーディオユニット810は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオユニット810は、マイク(MIC)を備え、ロック解除の装置800が操作モード、例えば、発呼モード、記録モードおよび音声識別モードであるとき、マイクは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、さらに、メモリ804に格納される、または、通信ユニット816を介して送信されることができる。一部の実施例では、オーディオユニット810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0090】
I/Oインターフェース812は、処理ユニット802とペリフェラルインターフェースモジュールとの間でインターフェースを供給するものであり、前記ペリフェラルインターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンには、ホームページボタン、ボリュームボタン、起動ボタンおよびロックボタンが含まれてもよいが、それらに限定されない。
【0091】
センサユニット814は、様々な側面での状態推定をロック解除の装置800に供給するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサユニット814は、ロック解除の装置800のオン/オフ状態、ユニットの相対位置を検出することができ、前記ユニットは、例えば、ロック解除の装置800のディスプレイおよびキーパッドである。センサユニット814は、さらに、ロック解除の装置800もしくはロック解除の装置800の1つのユニットの位置変更、ユーザとロック解除の装置800との接触の存在もしくは非存在、ロック解除の装置800の方位もしくは加速/減速およびロック解除の装置800の温度変化をさらに検出することができる。センサユニット814は、如何なる物理的接触もないとき、近辺にある物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサユニット814は、さらに、イメージングアプリケーションに使用される光センサ、例えばCMOSまたはCCD画像センサを含んでもよい。一部の実施例では、当該センサユニット814は、さらに、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサを含んでもよい。
【0092】
通信ユニット816は、ロック解除の装置800と他の機器間の無線または有線方式の通信ができるように構成される。ロック解除の装置800は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2Gもしくは3G、またはそれらの組合せにアクセスすることができる。ある実施例では、通信ユニット816は、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報をブロードキャストチャネルにより受信する。ある実施例では、前記通信ユニット816は、さらに、短距離通信を容易にするように、ニアフィールド通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術および他の技術によって実現されてもよい。
【0093】
実施例では、ロック解除の装置800は、上記方法を実行するための1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたは他の電子部品によって実現されてもよい。
【0094】
実施例では、指令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、指令を含むメモリ804をさらに提供し、上記指令がロック解除の装置800のプロセッサ820によって実行されることで上述方法を実施させることができる。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスクおよび光データ記憶機器などであってもよい。
【0095】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、ロック解除の装置のプロセッサが前記記憶媒体中の指令を実行することで、ロック解除の装置がロック解除の方法を実行できる。前記方法は、
ユーザのロック解除の操作に基づき、スクリーンロックを解除するステップと、
あらかじめ配置された配置情報に基づき第1アプリケーション内インターフェースにジャンプするステップと、を含む。前記アプリケーション内インターフェースとはアプリケーションのホームインターフェース以外の当該アプリケーションにかかる他のインターフェースを指し、前記配置情報は前記第1アプリケーション内インターフェースを表示するために用いられる。
【0096】
当業者に明らかに理解されるように、説明上の便宜および簡素のために、上記説明した装置の具体的な作動手順は、前記方法にかかる実施例における対応プロセスを参考してもよい。
【0097】
当業者は明細書を考慮し、ここに公開された発明を実践した後、本発明の他の実施案を容易に想到する。本願は、本発明の如何なる変形、用途または適合もカバーすることを意図する。これらの変形、用途または適合は、本発明の一般的な仕組みに従い、かつ、本発明に公開されていない当分野における公知常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は単なる例示と見なされ、本発明の本当の範囲および思想は添付する特許請求の範囲によって与えられる。
【0098】
本発明が以上で記載され、且つ図面に示された正確な構造に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な補正や変更も可能であることは理解されるべきである。本発明の範囲は、添付する特許請求の範囲のみによって限定される。
【0099】
本発明は、出願番号が201510850304.1であり、出願日が2015年11月28日である中国特許出願を基に提出するものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容は、参照のため本願に援用される。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図4C
図5
図6A
図6B
図7
図8