特許第6442683号(P6442683)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6442683
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20181217BHJP
【FI】
   A63F5/04 514G
【請求項の数】2
【全頁数】57
(21)【出願番号】特願2015-61165(P2015-61165)
(22)【出願日】2015年3月24日
(65)【公開番号】特開2016-179059(P2016-179059A)
(43)【公開日】2016年10月13日
【審査請求日】2017年12月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
(74)【代理人】
【識別番号】100135666
【弁理士】
【氏名又は名称】原 弘晃
(74)【代理人】
【識別番号】100131680
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 健一
(72)【発明者】
【氏名】市原 聖之
(72)【発明者】
【氏名】片山 慎
(72)【発明者】
【氏名】山本 俊
【審査官】 酒井 保
(56)【参考文献】
【文献】 特許第5683033(JP,B1)
【文献】 特開2014−064839(JP,A)
【文献】 特許第5656035(JP,B1)
【文献】 特開2013−128568(JP,A)
【文献】 特開2014−171548(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周面に複数種類の図柄が配列されているN本(NはN≧3を満たす自然数)のリールと、
小役を含む複数種類の役の当否を決定する内部抽選を行う内部抽選手段と、
前記N本のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として、前記内部抽選の結果に応じた態様で回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、
前記N本のリールが停止した状態で、役毎に予め定められた入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことに基づいて役が入賞したと判定する入賞判定手段と、
前記小役の入賞に伴い、入賞した前記小役の配当に基づいて遊技媒体の払出数を決定する制御を行う払出制御手段とを備えた遊技機であって、
前記小役として第1小役と複数種類の第2小役とを含む複数種類の小役が設定され、前記第1小役の配当は、前記複数種類の第2小役のいずれの配当よりも高く設定されており、
前記第1小役の入賞形態と前記複数種類の第2小役のそれぞれの入賞形態とでは、前記N本のリールのうち特定リールに関して共通の図柄である特定図柄が割り当てられており、
前記内部抽選手段が、
前記第1小役と前記複数種類の第2小役のうち一部の前記第2小役とを含む複数種類の小役が重複して当選し、重複して当選する小役の組合せが互いに異なる複数種類の特定当選態様が存在するように内部抽選を行い、
前記複数種類の特定当選態様のそれぞれに対して停止操作の順序として正解打順が予め設定され、前記複数種類の特定当選態様のそれぞれにおいて、前記正解打順とは異なる停止操作の順序を不正解打順とし、前記正解打順と最初に停止させるリールが共通する前記不正解打順と、前記正解打順と最初に停止させるリールが異なる前記不正解打順とが存在し、前記複数種類の特定当選態様のうち、一部の前記特定当選態様に対しては、前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定され、他の前記特定当選態様に対しては、前記特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定され、
前記リール制御手段が、
内部抽選の結果が、前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定された前記特定当選態様である場合に、前記正解打順である場合には、前記第1小役を入賞させるように前記N本のリールを停止させ、前記不正解打順である場合にはいずれの前記不正解打順であっても、前記第1小役の入賞を回避し、前記正解打順と最初に停止させるリールが共通する前記不正解打順である場合には、前記第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように前記N本のリールを停止させる制御を行い、
内部抽選の結果が、前記特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定された前記特定当選態様である場合に、前記正解打順である場合には、前記第1小役を入賞させるように前記N本のリールを停止させ、前記不正解打順である場合にはいずれの前記不正解打順であっても、前記第1小役の入賞を回避し、前記正解打順と最初に停止させるリールが異なる前記不正解打順である場合であって前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序である場合には、前記第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように前記N本のリールを停止させる制御を行い、
内部抽選の結果が前記複数種類の特定当選態様のいずれかであって前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序で前記特定リールに関する停止操作が行われた場合には、当該停止操作が前記正解打順である場合および前記不正解打順である場合のいずれの場合であっても当該停止操作のタイミングに関わらずに前記特定図柄を同一の表示位置に表示させるように前記特定リールを停止させる制御を行うことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
請求項1において、
前記小役として複数種類の第3小役がさらに設定され、前記複数種類の第3小役の配当は、前記複数種類の第2小役のいずれの配当よりも高く設定されており、
前記複数種類の第3小役のうち特定第3小役の入賞形態では、前記N本のリールのうち前記特定リールに関して前記特定図柄が割り当てられ、前記複数種類の第3小役のうち前記特定第3小役とは異なる第3小役である非特定第3小役の入賞形態では、前記N本のリールのうち前記特定リールに関して前記特定図柄とは異なる図柄が割り当てられており、
前記内部抽選手段が、
前記複数種類の第3小役が互いに重複することなく、前記複数種類の第2小役のうち一部の前記第2小役を含む複数種類の小役と重複して当選し、重複して当選する小役の組合せが互いに異なる複数種類の特殊当選態様が前記複数種類の特定当選態様に加えて存在するように内部抽選を行い、
前記複数種類の特殊当選態様のそれぞれに対して停止操作の順序として正解打順が予め設定され、前記複数種類の特殊当選態様のそれぞれにおいて、前記正解打順とは異なる停止操作の順序を不正解打順とし、前記正解打順と最初に停止させるリールが共通する前記不正解打順と、前記正解打順と最初に停止させるリールが異なる前記不正解打順とが存在し、前記特定第3小役が当選する前記特殊当選態様に対しては、前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定され、前記非特定第3小役が当選する前記特殊当選態様に対しては、前記特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定されており、
前記リール制御手段が、
内部抽選の結果が、前記特定第3小役が当選する前記特殊当選態様である場合に、前記正解打順である場合には、前記特定第3小役を入賞させるように前記N本のリールを停止させ、前記不正解打順である場合にはいずれの前記不正解打順であっても、前記特定第3小役の入賞を回避し、前記正解打順と最初に停止させるリールが共通する前記不正解打順である場合には、前記第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように前記N本のリールを停止させる制御を行い、
内部抽選の結果が、前記非特定第3小役が当選する前記特殊当選態様である場合に、前記正解打順である場合には、前記非特定第3小役を入賞させるように前記N本のリールを停止させ、前記不正解打順である場合にはいずれの前記不正解打順であっても、前記非特定第3小役の入賞を回避し、前記正解打順と最初に停止させるリールが異なる前記不正解打順である場合であって前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序である場合には、前記第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように前記N本のリールを停止させる制御を行い、
内部抽選の結果が前記複数種類の特殊当選態様のいずれかであって前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序で前記特定リールに関する停止操作が行われた場合には、当該停止操作が前記正解打順である場合および前記不正解打順である場合のいずれの場合であっても当該停止操作のタイミングに関わらずに前記特定図柄を同一の表示位置に表示させるように前記特定リールを停止させる制御を行うことを特徴とする遊技機。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から外周面に図柄が配列された複数のリールを備えた遊技機(回胴式遊技機、スロットマシン)が知られている。この種の遊技機は、メダルやパチンコ玉などの遊技媒体に対して一定の遊技価値を付与し、このような遊技媒体を獲得するための遊技を行うものである。また、この種の遊技機は、遊技者の回転開始操作を契機として、内部抽選を行うとともに複数のリールの回転を開始させ、遊技者の停止操作契機として、内部抽選の結果に応じた態様で複数のリールを停止させる制御を行っている。そして、遊技の結果は、複数のリールが停止した状態における入賞判定ライン上に表示された図柄組合せによって判定され、遊技の結果に応じてメダル等の払い出しなどが行われる。
【0003】
ところで、近年では、役の当否を決定する内部抽選の結果とリールの停止操作の態様との組合せに対して一義的にリールの停止位置を決定する制御手法が主流となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−130301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した制御手法では、リールの停止位置を決定する処理を簡素化することができる一方で、当選役を可能な限り入賞させ、不当選役の入賞を確実に回避する制御アルゴリズムで停止操作の態様に対応するリールの停止位置を決定するようにしているため、制御の自由度が低く、全てのリールが停止する前に一部のリールの停止時の挙動によって当選役の種類や当選役の入賞の適否が遊技者に把握されやすいという課題が生じていた。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、全てのリールが停止する前に一部のリールの停止時の挙動によって当選役の種類や当選役の入賞の適否が遊技者に把握されにくい遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は、外周面に複数種類の図柄が配列されているN本(NはN≧3を満たす自然数)のリールと、小役を含む複数種類の役の当否を決定する内部抽選を行う内部抽選手段と、前記N本のリールを遊技毎に回転させ、停止操作を契機として、前記内部抽選の結果に応じた態様で回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、前記N本のリールが停止した状態で、役毎に予め定められた入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことに基づいて役が入賞したと判定する入賞判定手段と、前記小役の入賞に伴い、入賞した前記小役の配当に基づいて遊技媒体の払出数を決定する制御を行う払出制御手段とを備えた遊技機であって、前記小役として第1小役と複数種類の第2小役とを含む複数種類の小役が設定され、前記第1小役の配当は、前記複数種類の第2小役のいずれの配当よりも高く設定されており、前記第1小役の入賞形態と前記複数種類の第2小役のそれぞれの入賞形態とでは、前記N本のリールのうち特定リールに関して共通の図柄である特定図柄が割り当てられており、前記内部抽選手段が、前記第1小役と前記複数種類の第2小役のうち一部の前記第2小役とを含む複数種類の小役が重複して当選し、重複して当選する小役の組合せが互いに異なる複数種類の特定当選態様が存在するように内部抽選を行い、前記複数種類の特定当選態様のそれぞれに対して停止操作の順序として正解打順が予め設定され、前記複数種類の特定当選態様のそれぞれにおいて、前記正解打順とは異なる停止操作の順序を不正解打順とし、前記正解打順と最初に停止させるリールが共通する前記不正解打順と、前記正解打順と最初に停止させるリールが異なる前記不正解打順とが存在し、前記複数種類の特定当選態様のうち、一部の前記特定当選態様に対しては、前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定され、他の前記特定当選態様に対しては、前記特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定され、前記リール制御手段が、内部抽選の結果が、前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定された前記特定当選態様である場合に、前記正解打順である場合には、前記第1小役を入賞させるように前記N本のリールを停止させ、前記不正解打順である場合にはいずれの前記不正解打順であっても、前記第1小役の入賞を回避し、前記正解打順と最初に停止させるリールが共通する前記不正解打順である場合には、前記第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように前記N本のリールを停止させる制御を行い、内部抽選の結果が、前記特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定された前記特定当選態様である場合に、前記正解打順である場合には、前記第1小役を入賞させるように前記N本のリールを停止させ、前記不正解打順である場合にはいずれの前記不正解打順であっても、前記第1小役の入賞を回避し、前記正解打順と最初に停止させるリールが異なる前記不正解打順である場合であって前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序である場合には、前記第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように前記N本のリールを停止させる制御を行い、内部抽選の結果が前記複数種類の特定当選態様のいずれかであって前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序で前記特定リールに関する停止操作が行われた場合には、当該停止操作が前記正解打順である場合および前記不正解打順である場合のいずれの場合であっても当該停止操作のタイミングに関わらずに前記特定図柄を同一の表示位置に表示させるように前記特定リールを停止させる制御を行う遊技機に関するものである。
【0008】
本発明では、第1小役と当該第1小役より配当が低い第2小役とを含む複数種類の小役が重複して当選する複数種類の特定当選態様が存在するように内部抽選を行っており、停止操作の順序に応じて第1小役の入賞の適否が変動するようになっている。具体的には、複数種類の特定当選態様のそれぞれに対して停止操作の順序として正解打順が予め設定され、複数種類の特定当選態様のうち一部の特定当選態様に対しては、特定リールを最初に停止させる停止操作の順序が正解打順として設定され、正解打順である場合には、第1小役を入賞させるようにリールを停止させ、不正解打順である場合にはいずれの前記不正解打順であっても、第1小役の入賞を回避し、正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順である場合には、第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するようにリールを停止させ、複数種類の特定当選態様のうち他の特定当選態様に対しては、特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序が正解打順として設定され、正解打順である場合には、第1小役を入賞させるようにリールを停止させ、不正解打順である場合にはいずれの不正解打順であっても、第1小役の入賞を回避し、正解打順と最初に停止させるリールが異なる不正解打順である場合であって特定リールを最初に停止させる停止操作の順序である場合には、第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するようにリールを停止させる。そして本発明では、第1小役と第2小役の入賞形態では、特定リールに関して共通の図柄である特定図柄が割り当てられており、内部抽選の結果が複数種類の特定当選態様のいずれかであって特定リールを最初に停止させる順序で特定リールに関する停止操作が行われた場合には、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であっても当該停止操作のタイミングに関わらずに特定図柄を同一の表示位置に表示させるように特定リールを停止させるため、特定リールの停止時の挙動によって遊技者に当選役の種類および当選役の入賞の適否が容易に把握されてしまうことを防ぐことができるようになる。
【0009】
(2)本発明の遊技機では、前記小役として複数種類の第3小役がさらに設定され、前記複数種類の第3小役の配当は、前記複数種類の第2小役のいずれの配当よりも高く設定されており、前記複数種類の第3小役のうち特定第3小役の入賞形態では、前記N本のリールのうち前記特定リールに関して前記特定図柄が割り当てられ、前記複数種類の第3小役のうち前記特定第3小役とは異なる第3小役である非特定第3小役の入賞形態では、前記N本のリールのうち前記特定リールに関して前記特定図柄とは異なる図柄が割り当てられており、前記内部抽選手段が、前記複数種類の第3小役が互いに重複することなく、前記複数種類の第2小役のうち一部の前記第2小役を含む複数種類の小役と重複して当選し、重複して当選する小役の組合せが互いに異なる複数種類の特殊当選態様が前記複数種類の特定当選態様に加えて存在するように内部抽選を行い、前記複数種類の特殊当選態様のそれぞれに対して停止操作の順序として正解打順が予め設定され、前記複数種類の特殊当選態様のそれぞれにおいて、前記正解打順とは異なる停止操作の順序を不正解打順とし、前記正解打順と最初に停止させるリールが共通する前記不正解打順と、前記正解打順と最初に停止させるリールが異なる前記不正解打順とが存在し、前記特定第3小役が当選する前記特殊当選態様に対しては、前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定され、前記非特定第3小役が当選する前記特殊当選態様に対しては、前記特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序が前記正解打順として設定されており、前記リール制御手段が、内部抽選の結果が、前記特定第3小役が当選する前記特殊当選態様である場合に、前記正解打順である場合には、前記特定第3小役を入賞させるように前記N本のリールを停止させ、前記不正解打順である場合にはいずれの前記不正解打順であっても、前記特定第3小役の入賞を回避し、前記正解打順と最初に停止させるリールが共通する前記不正解打順である場合には、前記第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように前記N本のリールを停止させる制御を行い、内部抽選の結果が、前記非特定第3小役が当選する前記特殊当選態様である場合に、前記正解打順である場合には、前記非特定第3小役を入賞させるように前記N本のリールを停止させ、前記不正解打順である場合にはいずれの前記不正解打順であっても、前記非特定第3小役の入賞を回避し、前記正解打順と最初に停止させるリールが異なる前記不正解打順である場合であって前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序である場合には、前記第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように前記N本のリールを停止させる制御を行い、内部抽選の結果が前記複数種類の特殊当選態様のいずれかであって前記特定リールを最初に停止させる停止操作の順序で前記特定リールに関する停止操作が行われた場合には、当該停止操作が前記正解打順である場合および前記不正解打順である場合のいずれの場合であっても当該停止操作のタイミングに関わらずに前記特定図柄を同一の表示位置に表示させるように前記特定リールを停止させる制御を行うようにしてもよい。
【0010】
本発明では、複数種類の第3小役が互いに重複することなく第2小役と重複して当選する複数種類の特殊当選態様が存在するように内部抽選を行っており、停止操作の順序に応じて第3小役の入賞の適否が変動するようになっている。具体的には、複数種類の特殊当選態様のそれぞれに対して停止操作の順序として正解打順が予め設定され、複数種類の第3小役のうち特定第3小役が当選する特殊当選態様に対しては、特定リールを最初に停止させる停止操作の順序が正解打順として設定され、正解打順である場合には、特定第3小役を入賞させるようにリールを停止させ、不正解打順である場合にはいずれの不正解打順であっても、特定第3小役の入賞を回避し、正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順である場合には、第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するようにリールを停止させ、複数種類の第3小役のうち非特定第3小役が当選する特殊当選態様に対しては、特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序が正解打順として設定され、正解打順である場合には、非特定第3小役を入賞させるようにリールを停止させ、不正解打順である場合にはいずれの不正解打順であっても、非特定第3小役の入賞を回避し、正解打順と最初に停止させるリールが異なる不正解打順である場合であって特定リールを最初に停止させる停止操作の順序である場合には、第2小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するようにリールを停止させる。そして本発明では、特定第3小役の入賞形態では、特定リールに関して特定図柄が割り当てられ、非特定第3小役の入賞形態では、特定リールに関して特定図柄とは異なる図柄が割り当てられており、内部抽選の結果が複数種類の特殊当選態様のいずれかであって特定リールを最初に停止させる順序で特定リールに関する停止操作が行われた場合には、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であっても当該停止操作のタイミングに関わらずに特定図柄を同一の表示位置に表示させるように特定リールを停止させるため、特定リールの停止時の挙動によって遊技者に当選役の種類および当選役の入賞の適否が容易に把握されてしまうことを防ぐことができるようになる。
【0011】
そして本発明では、内部抽選の結果が複数種類の特定当選態様および特殊当選態様のいずれの当選態様となった場合においても特定リールを最初に停止させる順序で特定リールに関する停止操作が行われた場合には共通の停止態様で特定リールを停止させるため、特定リールの停止時の挙動によって遊技者に当選役の種類および当選役の入賞の適否が容易に把握されてしまうことを防ぐことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態の遊技機の外観構成を示す斜視図である。
図2】本発明の実施形態の遊技機の機能ブロックを説明する図である。
図3】本発明の実施形態の遊技機における内部抽選テーブルを説明する図である。
図4】本発明の実施形態の遊技機における内部抽選の当選態様を説明する図である。
図5】本発明の実施形態の遊技機における内部抽選の当選態様を説明する図である。
図6】本発明の実施形態の遊技機における内部抽選の当選態様を説明する図である。
図7】本発明の実施形態の遊技機におけるリールの図柄配列を説明する図である。
図8】本発明の実施形態に係る遊技機におけるストップボタンの押下順序と入賞役との関係を説明する図である。
図9】本発明の実施形態に係る遊技機におけるリールの停止態様を説明するための図である。
図10】本発明の実施形態に係る遊技機におけるストップボタンの押下順序と入賞役との関係を説明する図である。
図11】本発明の実施形態に係る遊技機におけるリールの停止態様を説明するための図である。
図12】本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
図13】本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
図14】本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
図15】本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
図16】本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
図17】本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
図18】本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
図19】本発明の実施形態の遊技機における遊技状態の状態遷移図である。
図20】本発明の実施形態の遊技機における内部抽選での当選確率の詳細な設定例を示す図である。
図21】本発明の実施形態の遊技機における内部抽選での当選確率の詳細な設定例を示す図である。
図22】本発明の実施形態の遊技機におけるリールを停止させる手法を説明するための図である。
図23】本発明の実施形態の遊技機におけるリールの停止態様を説明するための図である。
図24】本発明の実施形態の遊技機におけるリールを停止させる手法を説明するための図である。
図25】本発明の実施形態の遊技機におけるリールを停止させる手法を説明するための図である。
図26】本発明の実施形態の遊技機におけるリールを停止させる手法を説明するための図である。
図27】本発明の実施形態の遊技機におけるリールを停止させる手法を説明するための図である。
図28】本発明の実施形態の遊技機におけるリールを停止させる手法を説明するための図である。
図29】本発明の実施形態の遊技機におけるリールを停止させる手法を説明するための図である。
図30】本発明の実施形態の遊技機におけるリールを停止させる手法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0014】
1.構成
図1は、本発明の実施形態に係る遊技機の外観構成を示す斜視図である。
【0015】
本実施形態の遊技機は、いわゆるスロットマシンあるいは回胴式遊技機と呼ばれるもので、メダルを遊技媒体として用いた遊技を行う種類の遊技機である。
【0016】
本実施形態の遊技機は、収納箱BX、前面上扉UD、および前面下扉DDからなる箱形の筐体内に第1リールR1〜第3リールR3(N本のリール)からなるリールユニットが収められている。また筐体内のリールユニットの下部には、メダルの払出装置としてのホッパーユニット(図示省略)が収められている。また本実施形態の遊技機の筐体内には、CPU、ROM(情報記憶媒体の一例)、RAM等を搭載し、遊技機の動作を制御する制御基板も収められている。
【0017】
図1に示す第1リールR1〜第3リールR3は、それぞれ外周面が一定の間隔で21の領域(各領域を「コマ」と称する)に区画されており、各コマに複数種類の図柄のいずれかが配列されている。また第1リールR1〜第3リールR3は、ステッピングモータ(リール駆動手段:図示省略)に軸支されており、それぞれステッピングモータの軸周りに回転駆動され、ステッピングモータの駆動パルスのパルス数やパルス幅などを制御することによって、コマ単位(所定の回転角度単位、所定の回転量単位)で停止可能に設けられている。すなわち本実施形態の遊技機では、ステッピングモータが制御基板から供給された駆動パルスに応じて第1リールR1〜第3リールR3を回転駆動し、制御基板から駆動パルスの供給が断たれると、ステッピングモータの回転が停止することに伴って第1リールR1〜第3リールR3が停止する。
【0018】
前面上扉UDと前面下扉DDとは個別に開閉可能に設けられており、前面上扉UDには第1リールR1〜第3リールR3の回転状態及び停止状態を観察可能にする表示窓DWが設けられている。第1リールR1〜第3リールR3の停止状態では、第1リールR1〜第3リールR3それぞれの外周面に一定間隔で配列された複数種類の図柄のうち、外周面上に連続して配列されている3つの図柄(上段図柄、中段図柄、下段図柄)を遊技機の正面から表示窓DWを通じて観察できるようになっている。
【0019】
また本実施形態の遊技機では、表示窓DWを通じて図柄を観察するための表示位置として、各リールについて上段、中段、下段が設けられており、各リールの表示位置の組合せによって有効ラインが設定される。なお本実施形態の遊技機では、1回の遊技に関して必要となるメダルの数、いわゆる規定投入数が3枚に設定され、規定投入数に相当するメダルが投入されると第1リールR1の中段、第2リールR2の下段、第3リールR3の中段の組合せによって構成される有効ラインL1が有効化される。
【0020】
そして遊技結果は表示窓DW内の有効ラインに停止表示された図柄組合せによって判断され、有効ライン上の図柄組合せが予め定められた役に対応した図柄組合せである場合には、その役が入賞したものとしてホッパーユニットからメダルの払い出し等が行われる。
【0021】
また前面上扉UDには、遊技情報表示部DSが設けられている。遊技情報表示部DSは、LED、ランプ、7セグメント表示器等からなり、メダルのクレジット数、1回の遊技におけるメダルの払出数あるいは獲得数、ボーナス状態でのメダルの払出数の合計あるいは獲得数の合計等の各種遊技情報が表示される。
【0022】
また前面上扉UDには、遊技演出を行うための液晶ディスプレイLCDが設けられている。この液晶ディスプレイLCDには、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の映像(または画像)が表示される。また本実施形態の遊技機では、前面上扉UDや前面下扉DDに対して、遊技演出を行うためのスピーカ(図示省略)が複数設けられている。このスピーカからは、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の音声が出力される。
【0023】
また前面下扉DDには、各種の操作手段が設けられている。操作手段としては、クレジット(貯留)されたメダルを投入する操作を行うためのベットボタン(投入操作手段)B0、第1リールR1〜第3リールR3を回転させて遊技を開始する契機となる操作を行うためのスタートレバー(遊技開始操作手段)SL、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれを停止させる契機となる操作を行うためのストップボタン(停止操作手段)B1〜B3などが設けられている。
【0024】
本実施形態の遊技機では、遊技者がメダルをメダル投入口MIに投入するか、ベットボタンB0を押下する操作を行うことで、第1リールR1〜第3リールR3の回転制御を開始することが可能な遊技開始待機状態にセットされる。そして、遊技者がスタートレバーSLを押下すると、制御基板において第1リールR1〜第3リールR3をステッピングモータの駆動により回転開始させるとともに、乱数値を用いた内部抽選が行われ、第1リールR1〜第3リールR3の回転速度が所定の速度まで上昇したことを条件に、ストップボタンB1〜B3の押下操作が許可(有効化)される。
【0025】
その後、遊技者が任意のタイミングでストップボタンB1〜B3を押下していくと、ストップボタンB1〜B3のそれぞれに内蔵されているストップスイッチ(停止信号出力手段:例えば、フォトセンサ、導通センサ、圧力センサなど)がオン動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオフ状態からオン状態へ変化させる。
【0026】
また遊技者が任意のタイミングで押下状態にあるストップボタンB1〜B3を解放すると、ストップボタンB1〜B3それぞれに対応するストップスイッチがオフ動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオン状態からオフ状態に変化させる。
【0027】
そして制御基板は、ストップボタンB1〜B3の押下タイミング及び解放タイミングに応じて信号状態が変化するリール停止信号のオフ状態からオン状態への変化に基づいて、内部抽選の結果に応じた停止位置で第1リールR1〜第3リールR3を停止させる。
【0028】
また前面下扉DDの下部には、メダル払い出し口MOとメダル受け皿MPとが設けられており、遊技の結果に応じた枚数のメダルがメダル払い出し口MOからメダル受け皿MPへ払い出されるようになっている。
【0029】
図2は、本実施形態の遊技機の機能ブロック図である。
【0030】
本実施形態の遊技機は、遊技制御手段(制御基板)100によって制御される。遊技制御手段100は、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等の入力手段からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいてリールユニット310、ホッパーユニット320、表示装置330、音響装置340等の出力手段の動作制御を行う。遊技制御手段100の機能は各種のプロセッサ(CPU、DSPなど)、ASIC(ゲートアレイなど)、ROM(情報記憶媒体の一例)、あるいはRAMなどのハードウェアや、ROMなどに予め記憶されている所与のプログラムからなるソフトウェアにより実現される。
【0031】
そして遊技制御手段100は、投入受付手段105、乱数発生手段110、内部抽選手段120、リール制御手段130、入賞判定手段140、払出制御手段150、リプレイ処理手段160、遊技状態移行制御手段170、演出制御手段180、記憶手段190を含む。
【0032】
投入受付手段105は、遊技毎にメダルの投入を受け付けて、規定投入数(3枚)に相当するメダルが投入されたことに基づいて、スタートレバーSL(遊技開始操作手段)に対する遊技開始操作を有効化する処理を行う。なお本実施形態の遊技機では、規定投入数に相当するメダルの投入に基づいて有効化されたスタートレバーSLの最初の押下操作が、遊技開始操作として受け付けられ、第1リールR1〜第3リールR3の回転を開始させる契機となっているとともに、内部抽選を実行する契機となっている。
【0033】
また本実施形態の遊技機では、メダル投入口MIにメダルが投入されると、メダル投入スイッチ210が作動することに伴って、投入受付手段105が、規定投入数を限度として、投入されたメダルを投入状態に設定する。また本実施形態の遊技機では、遊技機にメダルがクレジットされた状態で、ベットボタンB0が押下されると、ベットスイッチ220が作動することに伴って、投入受付手段105が、規定投入数を限度して、クレジットされたメダルを投入状態に設定する。
【0034】
乱数発生手段110は、抽選用の乱数値を発生させる手段である。乱数値は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
【0035】
内部抽選手段120は、遊技者がスタートレバーSLに対する遊技開始操作(有効化されたスタートレバーSLへの最初の押下操作)により作動するスタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、役の当否を決定する内部抽選を行う手段であって、抽選テーブル選択処理、乱数判定処理、抽選フラグ設定処理などを行う。
【0036】
抽選テーブル選択処理では、記憶手段190の内部抽選テーブル記憶手段191に格納されている複数の内部抽選テーブルのうち、いずれの内部抽選テーブルを用いて内部抽選を行うかを決定する。本実施形態の遊技機では、内部抽選テーブル記憶手段191に、図3に示すような3種類の抽選テーブルA〜抽選テーブルCが記憶されている。そして各抽選テーブルでは、複数の乱数値(例えば、0〜65535の65536個の乱数値)のそれぞれに対して、リプレイ、小役、およびボーナスなどの各種の役やハズレ(不当選)が対応づけられている。
【0037】
なお本実施形態の遊技機では、小役として、上段ベル(特定第3小役、第3小役)、右下がりベル(第1小役)、下段ベル(非特定第3小役、第3小役)、右上がりベル(非特定第3小役、第3小役)、中段ベル、特殊小役A1(第2小役)、特殊小役A2(第2小役)、特殊小役A3(第2小役)、特殊小役A4(第2小役)、特殊小役B1、特殊小役B2、特殊小役C1、特殊小役C2、特殊小役C3、特殊小役C4、特殊小役D1、特殊小役D2、特殊小役D3、特殊小役D4、特殊小役E1、特殊小役E2、チャンス役が用意されており、複数種類の小役が重複して当選する小役の当選態様として、打順ベルA1(特殊当選態様)、打順ベルA2(特殊当選態様)、打順ベルA3(特殊当選態様)、打順ベルA4(特殊当選態様)、打順ベルA5(特殊当選態様)、打順ベルA6(特殊当選態様)、打順ベルB1(特殊当選態様)、打順ベルB2(特殊当選態様)、打順ベルB3(特殊当選態様)、打順ベルB4(特殊当選態様)、打順ベルB5(特殊当選態様)、打順ベルB6(特殊当選態様)、打順ベルC1(特定当選態様)、打順ベルC2(特定当選態様)、打順ベルC3(特定当選態様)、打順ベルC4(特定当選態様)、打順ベルC5(特定当選態様)、打順ベルC6(特定当選態様)、打順ベルD1(特定当選態様)、打順ベルD2(特定当選態様)、打順ベルD3(特定当選態様)、打順ベルD4(特定当選態様)、打順ベルD5(特定当選態様)、打順ベルD6(特定当選態様)、共通ベル1、共通ベル2、共通ベル3、共通ベル4、JAC1、およびJAC2が設定されている。
【0038】
打順ベルについて図4を参照しながら具体的に説明すると、打順ベルA1,A2,B1、B2は、上段ベルと、特殊小役A1〜特殊小役A4のうちいずれか2種類と、特殊小役D1〜D4のうちいずれか2種類とが重複して当選することを示しており、打順ベルA3,A4,B3,B4は、下段ベルと、特殊小役A1〜A4のうちいずれか2種類と、特殊小役D1〜D4のうちいずれか2種類とが重複して当選することを示しており、打順ベルA5,A6,B5,B6は、右上がりベルと、特殊小役A1〜A4のうちいずれか2種類と、特殊小役D1〜D4のうちいずれか2種類とが重複して当選することを示している。このように本実施形態の遊技機では、打順ベルA1〜A6,B1〜B6において、1種類のベルと、4種類の特殊小役とが重複して当選し、当選する小役の組合せが互いに異なっている。また打順ベルC1,C2,D1,D2は、右下がりベルと、特殊小役A1〜A4のうちいずれか2種類と、特殊小役D1〜D4のうちいずれか2種類とが重複して当選することを示しており、打順ベルC3,C4,D3,D4は、右下がりベルと、特殊小役A1〜A4のうちいずれか2種類と、特殊小役C1〜C4のうちいずれか2種類と、特殊小役D1〜D4のうちいずれか2種類とが重複して当選することを示しており、打順ベルC5,D5は、右下がりベルと、特殊小役A1〜A4のうちいずれか2種類と、特殊小役E1〜E2のうちいずれか1種類とが重複して当選することを示しており、打順ベルC6,D6は、右下がりベルと、特殊小役A1〜A4のうちいずれか2種類と、特殊小役B1〜B2のうちいずれか1種類と、特殊小役D1〜D4のうちいずれか2種類とが重複して当選することを示している。このように本実施形態の遊技機では、打順ベルC1〜C6,D1〜D6において、右下がりベルと、3種類(打順ベルC5,D5)、4種類(打順ベルC1,C2,D1,D2)、5種類(打順ベルC6,D6)、または6種類(打順ベルC3,C4,D3,D4)の特殊小役とが重複して当選し、当選する小役の組合せが互いに異なっている。また例えば、打順ベルA1,A3,A5,B2,B4,B6では、3種類のベル(上段ベル、下段ベル、および右上がりベル)が互いに重複することなく、2種類の特殊小役A(複数種類の第2小役のうち一部の第2小役)および2種類の特殊小役D(複数種類の第3小役のうち一部の第3小役)と重複して当選し、3種類のベルのそれぞれと重複して当選する特殊小役Dの種類が共通するように当選態様が設定されている。
【0039】
また共通ベルについて図5を参照しながら具体的に説明すると、共通ベル1〜共通ベル4は、中段ベルと、特殊小役A1〜A4のうちいずれか1種類とが重複して当選することを示している。
【0040】
またJACについて図6を参照しながら具体的に説明すると、JAC1は、上段ベルと、右下がりベルと、下段ベルと、右上がりベルと、中段ベルと、特殊小役A1〜A4と、特殊小役B1〜B2と、特殊小役C1〜C4と、特殊小役D1〜D4と、特殊小役E1〜E2と、チャンス役とが重複して当選することを示しており、JAC2は、特殊小役A1〜A4と、特殊小役B1〜B2と、特殊小役C1〜C4と、特殊小役D1〜D4と、特殊小役E1〜E2と、チャンス役とが重複して当選することを示している。
【0041】
また本実施形態の遊技機では、内部抽選テーブルAと内部抽選テーブルBとにおいて小役の当選確率が同一であって、内部抽選テーブルBにおいて内部抽選テーブルAよりも高確率でリプレイが当選し、内部抽選テーブルCでは、内部抽選テーブルAおよび内部抽選テーブルBとは異なる態様で小役が当選するようになっている。そして内部抽選テーブルAおよび内部抽選テーブルBでは、打順ベルA1〜A6,B1〜B6,C1〜C6,D1〜D6によって上段ベル、右下がりベル、下段ベル、および右上がりベルが互いに重複することなく当選するようになっており、内部抽選テーブルCではJAC1によって上段ベル、右下がりベル、下段ベル、および右上がりベルが重複して当選するようになっている。
【0042】
また本実施形態の遊技機では、ボーナスとしてビッグボーナス(BB)が用意されており、内部抽選テーブルAでは、ビッグボーナス(BB)が抽選対象として設定されているが、内部抽選テーブルBおよび内部抽選テーブルCでは、ビッグボーナス(BB)が抽選対象から除外されている。
【0043】
また本実施形態の遊技機では、遊技状態として、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態が設定可能とされ、抽選テーブル選択処理では、遊技状態に応じて内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルCのいずれか1つを内部抽選で使用する内部抽選テーブルとして選択する。
【0044】
乱数判定処理では、スタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、遊技毎に乱数発生手段110から乱数値(抽選用乱数)を取得し、取得した乱数値について記憶手段190の内部抽選テーブル記憶手段191に記憶されている内部抽選テーブルを参照して役に当選したか否かを判定する。
【0045】
抽選フラグ設定処理では、乱数判定処理の結果に基づいて、当選したと判定された役に対応する抽選フラグを非当選状態(第1のフラグ状態、オフ状態)から当選状態(第2のフラグ状態、オン状態)に設定する。本実施形態の遊技機では、2種類以上の役が重複して当選した場合には、重複して当選した2種類以上の役のそれぞれに対応する抽選フラグが当選状態に設定される。なお抽選フラグの設定情報は、記憶手段190の抽選フラグ記憶手段192に格納される。
【0046】
また本実施形態の遊技機では、入賞するまで次回以降の遊技に当選状態を持ち越し可能な抽選フラグ(持越可能フラグ)と、入賞の如何に関わらず次回以降の遊技に当選状態を持ち越さずに非当選状態にリセットされる抽選フラグ(持越不可フラグ)とが用意されている。前者の持越可能フラグが対応づけられる役としては、ビッグボーナス(BB)があり、小役およびリプレイは後者の持越不可フラグに対応づけられている。すなわち抽選フラグ設定処理では、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選すると、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態を、ビッグボーナス(BB)が入賞するまで持ち越す処理を行う。このとき内部抽選手段120は、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技でも、小役およびリプレイについての当否を決定する内部抽選を行っている。すなわち抽選フラグ設定処理では、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、小役やリプレイが当選した場合には、既に当選しているビッグボーナス(BB)の抽選フラグと内部抽選で当選した小役やリプレイの抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定する。
【0047】
リール制御手段130は、スタートレバーSLに対する遊技開始操作により作動するスタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、ステッピングモータにより第1リールR1〜第3リールR3の回転駆動を開始し、第1リールR1〜第3リールR3が所定速度(約80rpm:1分間あたり約80回転となる回転速度)で定常回転しているリールに対応するストップボタンB1〜B3(停止操作手段)を押下することによる停止操作を有効化する制御を行うとともに、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3を抽選フラグの設定状態(内部抽選の結果)に応じた態様で停止させる制御を行う。
【0048】
そしてリール制御手段130は、ストップボタンB1〜B3に対する停止操作が有効化された状態において、遊技者がストップボタンB1〜B3を押下することによりストップスイッチ240が作動すると、ストップスイッチ240からのリール停止信号に基づいて、リールユニット310のステッピングモータへの駆動パルス(モータ駆動信号)の供給を停止することにより、第1リールR1〜第3リールR3の各リールを停止させる制御を行う。
【0049】
すなわちリール制御手段130は、ストップボタンB1〜B3の各ボタンが押下される毎に、第1リールR1〜第3リールR3のうち押下されたボタンに対応するリールの停止位置を決定して、決定された停止位置でリールを停止させる制御を行っている。なお本実施形態の遊技機では、ストップボタンB1を押下することが第1リールR1を停止させるための操作に対応し、ストップボタンB2を押下することが第2リールR2を停止させるための操作に対応し、ストップボタンB3を押下することが第3リールR3を停止させるための操作に対応する。すなわち本実施形態の遊技機では、ストップボタンB1〜B3の押下順序が変化すると、第1リールR1〜第3リールR3の停止順序が変化する。
【0050】
また本実施形態の遊技機では、第1リールR1〜第3リールR3について、ストップボタンB1〜B3が押下された時点から190ms以内に、押下されたストップボタンに対応する回転中のリールが停止するようになっている。そしてストップボタンの押下時点から190ms以内に回転中のリールを停止させる場合には、回転している各リールの停止位置は、ストップボタンの押下時点からリールが停止するまでに要するコマ数が0コマ〜4コマの範囲(所定の引き込み範囲)で決定される。そして、リール制御手段130は、ストップボタンB1〜B3のうち押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールの外周面上において、内部抽選で当選した役に対応する図柄が、ストップボタンに対する押下操作が行われた時点で有効ライン上の表示位置に対して0コマ〜4コマの範囲内に位置する場合に、抽選フラグが当選状態に設定されている役に対応する図柄が有効ライン上の表示位置に表示されるように、押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールを停止させる制御を行っている。
【0051】
そして本実施形態では、図7に示すように、リールユニット310を構成する第1リールR1〜第3リールR3の外周面に対して、赤7図柄「赤7」、BAR図柄「BAR」、特殊図柄「SP」、リプレイ図柄A「RPA」、リプレイ図柄B「RPB」、ベル図柄A「BLA」、ベル図柄B「BLB」、スイカ図柄A「WMA」、スイカ図柄B「WMB」、およびチェリー図柄「CH」が配列されており、役の入賞形態を構成する図柄がリールの外周面において4コマ以内の間隔で配列されていれば、押下検出位置に関わらずに有効ライン上に表示させることができるようになっている。
【0052】
またリール制御手段130は、ロジック演算により回転中のリールの停止位置を求める処理(ロジック演算処理)と、記憶手段190の停止制御テーブル記憶手段193に記憶されている停止制御テーブルを参照して回転中のリールの停止位置を決定する処理(テーブル参照処理)とを行っている。
【0053】
まずロジック演算処理では、役毎に定められた優先順位データに従ってストップスイッチ240の作動時点(ストップボタンの押下が検出された時点)におけるリールの位置である押下検出位置から0コマ〜4コマの範囲内に存在する5コマ分の停止位置の候補に対して優先度を求める。そして各停止位置の候補の優先度のうち最も優先度の高い停止位置の候補を実際の停止位置として決定する。ただしロジック演算処理では、内部抽選の結果や押下検出位置などに応じて複数の停止位置の候補に対して同一の優先度が求まる場合があり、最も優先度の高い停止位置の候補が複数となった場合には、後述するテーブル参照処理によって実際の停止位置を決定する。
【0054】
特に本実施形態の遊技機では、「リプレイ>小役>ボーナス」の順序で優先順位が定められており、ロジック演算処理では、2種類以上の役に関する抽選フラグが当選状態に設定されている場合には、各役に対応付けられた優先順位に従って、優先順位の高い役の入賞形態を構成する図柄を含む停止位置の候補について優先順位が低い役の入賞形態を構成する図柄を含む停止位置の候補よりも優先度が高くなるように優先度を求める。
【0055】
なお本実施形態の遊技機では、内部抽選で複数種類の小役が当選した場合における停止位置の候補についての優先度は、有効ライン上に表示可能な図柄組合せの数(種類)に応じて優先度を求める場合と、小役について予め定められている配当に基づくメダルの払出数に応じて優先度を求める場合とが存在し、有効ライン上に表示可能な図柄組合せの数に応じて停止位置の候補についての優先度を求める場合には、有効ライン上に表示可能な入賞形態を示す図柄組合せの数が多くなる停止位置ほど優先度が高くなるように各停止位置の候補についての優先度を求め、メダルの払出数に応じて停止位置の候補についての優先度を求める場合には、有効ライン上の表示位置に表示されている図柄に対応する小役の配当に基づくメダルの払出数が多くなる停止位置(配当が多い小役を入賞させることができる停止位置)ほど優先順位が高くなるように各停止位置の候補についての優先度を求める。ただし、メダルの払出数に応じて停止位置の候補についての優先度を求める場合に、配当が同一の小役が重複して当選した場合には、それぞれの小役を入賞させることができる停止位置の候補についての優先度はそれぞれ同一のものとして扱われる。
【0056】
そして本実施形態では、打順ベルが当選した場合に、ストップボタンB1〜B3の押下順序に応じたロジック演算が行われる。具体的には、打順ベルA1〜A6,B1〜B6,C1〜C6,D1〜D6のそれぞれに対して停止操作の順序として打順ベルの種類に応じた正解打順が1通りずつ設定されており、正解打順とは異なる押下順序は不正解打順として扱われる。特に本実施形態では、最初に停止させるべきリールが正解打順と共通する不正解打順が存在するように正解打順が設定されており、2番目に停止させるリールにおいて正解打順であると判断される場合と不正解打順であると判断される場合に分岐するようになっている。また本実施形態では、打順ベルA1〜A6では、操作可能な6通りの押下順序(打順1〜打順6)のいずれに対しても正解打順が存在するようにそれぞれの打順ベルに対して異なる押下順序が正解打順として設定され、同様に、打順ベルB1〜B6においても6通りの押下順序のいずれに対しても正解打順が存在するようにそれぞれの打順ベルに対して異なる押下順序が正解打順として設定され、打順ベルC1〜C6においても6通りの押下順序のいずれに対しても正解打順が存在するようにそれぞれの打順ベルに対して異なる押下順序が正解打順として設定され、打順ベルD1〜D6においても6通りの押下順序のいずれに対しても正解打順が存在するようにそれぞれの打順ベルに対して異なる押下順序が正解打順として設定されている。具体的には、打順ベルA1,B1,C1,D1に対しては打順1(B1→B2→B3)が、打順ベルA2,B2,C2,D2に対しては打順2(B1→B3→B2)が、打順ベルA3,B3,C3,D3に対しては打順3(B2→B1→B3)が、打順ベルA4,B4,C4,D4に対しては打順4(B2→B3→B1)が、打順ベルA5,B5,C5,D5に対しては打順5(B3→B1→B2)が、打順ベルA6,B6,C6,D6に対しては打順6(B3→B2→B1)が、それぞれ正解打順として設定されている。このように本実施の形態では、打順ベルA1〜A6,B1〜B6のそれぞれに対しては、ベルの種類に応じて最初に停止させるリールが異なる正解打順が予め設定されており、上段ベルが当選する打順ベルA1,A2,B1,B2に対しては、ストップボタンB1を最初に押下する順序(特定リールを最初に停止させる停止操作の順序)である打順1および打順2のいずれかが正解打順として設定され、下段ベルが当選する打順ベルA3,A4,B3,B4に対しては、ストップボタンB2を最初に押下する順序(特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序)である打順3および打順4のいずれかが正解打順として設定され、右上がりベルが当選する打順ベルA5,A6,B5,B6に対しては、ストップボタンB3を最初に押下する順序(特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序)である打順5および打順6のいずれかが正解打順として設定されている。そして、打順ベルA1〜A6,B1〜B6,C1〜C5,D1〜D5が当選した場合に、最初に押下されたストップボタンの種類が正解打順および不正解打順に対応している場合には、最初に停止するリールについてはメダルの払出数が最も多く、かつ有効ライン上に表示可能となる図柄組合せの数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度が求められ、2番目以降に停止するリールについては、正解打順ではメダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度が求められ、不正解打順では有効ライン上に表示可能となる図柄組合せの数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度が求められる。また打順ベルC6,D6が当選した場合に、最初に押下されたストップボタンの種類が正解打順および不正解打順に対応している場合には、最初に停止するリールについてはメダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度が求められ、2番目以降に停止するリールについては、不正解打順に転じた場合には有効ライン上に表示可能となる図柄組合せの数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度が求められ、正解打順ではメダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度が求められる。またいずれかの打順ベルが当選した場合に、最初に停止させるべきリールが正解打順とは異なる不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、最も多くの入賞形態を構成する図柄組合せを表示させることができる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度が求められる。
【0057】
最初に押下されたストップボタンの種類が正解打順および不正解打順に対応している場合について更に説明すると、本実施形態では、上段ベルおよび右下がりベルの入賞形態と特殊小役A1,A2,A3,A4の入賞形態とでは、第1リールR1(特定リール)に関して共通の図柄(リプレイ図柄A「RPA」(特定図柄))が割り当てられており、打順ベルA1,A2,B1,B2,C1,C2,D1,D2の当選時に第1リールR1を最初に停止させる際にはメダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補が最も多くの入賞形態を示す図柄組合せを有効ライン上に表示させることができる停止位置の候補となっている。
【0058】
また本実施形態では、下段ベルの入賞形態と特殊小役A1,A3,D1,D2の入賞形態とでは、第2リールR2に関して共通の図柄(ベル図柄A「BLA」)が割り当てられているとともに、下段ベルの入賞形態と特殊小役A2,A4,D3,D4の入賞形態とでは、第2リールR2に関して共通の図柄(ベル図柄B「BLB」)が割り当てられており、打順ベルA3,A4,B3,B4の当選時に第2リールR2を最初に停止させる際にはメダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補が最も多くの入賞形態を示す図柄組合せを有効ライン上に表示させることができる停止位置の候補となっている。また本実施形態では、右下がりベルの入賞形態と特殊小役C1,C2,C3,C4の入賞形態とでは、第2リールR2に関して共通の図柄(リプレイ図柄A「RPA」およびリプレイ図柄B「RPB」)が割り当てられており、打順ベルC3,C4,D3,D4の当選時に第2リールR2を最初に停止させる際にはメダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補が最も多くの入賞形態を示す図柄組合せを有効ライン上に表示させることができる停止位置の候補となっている。
【0059】
また本実施形態では、右上がりベルの入賞形態と特殊小役D1,A2,D3,D4の入賞形態とでは、第3リールR3に関して共通の図柄(スイカ図柄A「WMA」)が割り当てられており、打順ベルA5,A6,B5,B6の当選時に第3リールR3を最初に停止させる際にはメダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補が最も多くの入賞形態を示す図柄組合せを有効ライン上に表示させることができる停止位置の候補となっている。また本実施形態では、右下がりベルの入賞形態と特殊小役E1,E2の入賞形態とでは、第3リールR3に関して共通の図柄(リプレイ図柄A「RPA」)が割り当てられており、打順ベルC5,D5の当選時に第3リールR3を最初に停止させる際にはメダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補が最も多くの入賞形態を示す図柄組合せを有効ライン上に表示させることができる停止位置の候補となっている。
【0060】
そして本実施形態では、いずれかの打順ベルが当選した場合に、正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、ベルを入賞させることができる停止位置の候補の優先度が最も高くなるようにロジック演算が行われ、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、特殊小役を入賞させることができる停止位置の候補の優先度が最も高くなるようにロジック演算が行われる。
【0061】
またロジック演算処理では、いわゆる引き込み処理と蹴飛ばし処理とをリールの停止位置の候補を求める処理として行っている。引き込み処理とは、抽選フラグが当選状態に設定された役を可能な限り入賞させることができるようにリールの停止位置の候補を求める処理である。一方蹴飛ばし処理とは、抽選フラグが非当選状態に設定された役を入賞させることができないようにリールの停止位置の候補を求める処理である。このようにリール制御手段130は、抽選フラグが当選状態に設定された役の図柄を入賞の形態で停止可能にし、一方で抽選フラグが非当選状態に設定された役の図柄が入賞の形態で停止しないようにリールの停止位置の候補を求めるロジック演算処理を行っている。
【0062】
また本実施形態の遊技機では、リールユニット310がフォトセンサからなるリールインデックス315を備えており、リール制御手段130は、リールが1回転する毎にリールインデックス315で検出される基準位置信号に基づいて、リールの基準位置(リールインデックス315によって検出されるコマ)からの回転角度(ステッピングモータの回転軸の回転ステップ数)を求めることによって、現在のリールの回転状態を監視することができるようになっている。すなわちリール制御手段130は、ストップスイッチ240の作動時におけるリールの位置を、リールの基準位置からの回転角度を求めることにより得ることができる。
【0063】
テーブル参照処理では、ロジック演算処理を行った結果、最も優先度の高い停止位置の候補が複数得られた場合に、いずれの位置を停止位置とするかを、記憶手段190の停止制御テーブル記憶手段193に記憶されている停止制御テーブルを参照して決定する。停止制御テーブルでは、抽選フラグの設定状態に応じて、押下検出位置と、押下検出位置から実際の停止位置までの回転量を示す滑りコマ数との対応関係が設定されている。なお停止制御テーブルでは、抽選フラグの設定状態に応じて、押下検出位置と実際の停止位置との対応関係が設定されていてもよい。
【0064】
そして内部抽選で打順ベルA1〜A6,B1〜B6,C1〜C6,D1〜D6のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、それぞれの打順ベルに対して打順ベルの種類に応じた正解打順が1通りずつ設定されており、正解打順とは異なる押下順序は不正解打順として扱われる。そして本実施形態では、図8に示すように、打順ベルA1〜A6,B1〜B6のいずれかが当選した場合に、正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずに、上段ベル(打順ベルA1,A2,B1,B2の当選時)、下段ベル(打順ベルA3,A4,B2,B4の当選時)、または右上がりベル(打順ベルA5,A6,B5,B6の当選時)が入賞するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されており、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、ストップボタンB1を最初に押下する押下順序およびストップボタンB2に続いてストップボタンB1を押下する押下順序(打順3)では、特殊小役Aが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されており、ストップボタンB2に続いてストップボタンB3を押下する押下順序(打順4)およびストップボタンB3を最初に押下する押下順序では、特殊小役Dが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。なお停止制御テーブルにおいても、正解打順では最も多くのメダルが払い出される停止位置となるように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されており、不正解打順では有効ライン上に表示可能な図柄組合せの数(種類)が最も多くなる停止位置となるように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。
【0065】
このように本実施形態では、上段ベルが当選する打順ベルA1〜A2,B1〜B2のいずれかが当選した場合に、正解打順(特定打順)である場合には、上段ベルを入賞させるように各リールを停止させ、不正解打順(非特定打順)である場合にはいずれの不正解打順であっても、上段ベルの入賞を回避し、正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順である場合には、特殊小役Aが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させる制御を行い、下段ベルまたは右上がりベルが当選する打順ベルA3〜A6,B3〜B6のいずれかが当選した場合に、正解打順である場合には、ベル(下段ベルまたは右上がりベル)を入賞させるように各リールを停止させ、不正解打順である場合にはいずれの不正解打順であっても、ベルの入賞を回避し、正解打順と最初に停止させるリールが異なる不正解打順である場合であってストップボタンB1を最初に押下する押下順序である場合には、特殊小役Aが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させる制御を行う。
【0066】
また本実施形態では、上段ベルが入賞する場合に、図9(A)に示すように、各リールの上段からなる無効ライン(入賞判定の対象とならないライン)にベル図柄A「BLA」やベル図柄B「BLB」によって構成されるベル揃いの図柄組合せが表示され、下段ベルが入賞する場合に、図9(B)に示すように、各リールの下段からなる無効ラインにベル図柄A「BLA」やベル図柄B「BLB」によって構成されるベル揃いの図柄組合せが表示され、右上がりベルが入賞する場合に、図9(C)に示すように、第1リールR1の下段、第2リールR2の中段、および第3リールR3の上段からなる無効ラインにベル図柄A「BLA」やベル図柄B「BLB」によって構成されるベル揃いの図柄組合せが表示されるようになっている。
【0067】
また本実施形態では、図10に示すように、打順ベルC1〜C6,D1〜D6のいずれかが当選した場合に、正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずに右下がりベルが入賞するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。また打順ベルC1,C2,D1,D2のいずれかが当選した場合に、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、ストップボタンB1を最初に押下する押下順序および打順3(B2→B1→B3)では、特殊小役Aが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されており、打順4(B2→B3→B1)およびストップボタンB3を最初に押下する押下順序では、特殊小役Dが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。また打順ベルC3,C4,D3,D4のいずれかが当選した場合に、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、ストップボタンB1を最初に押下する押下順序では、特殊小役Aが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されており、ストップボタンB2を最初に押下する押下順序では、特殊小役Cが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されており、ストップボタンB3を最初に押下する押下順序では、特殊小役Dが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。また打順ベルC5,D5のいずれかが当選した場合に、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、ストップボタンB1を最初に押下する押下順序および打順3(B2→B1→B3)では、特殊小役Aが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されており、打順4(B2→B3→B1)およびストップボタンB3を最初に押下する押下順序では、特殊小役Eが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。また打順ベルC6,D6のいずれかが当選した場合に、不正解打順でストップボタンB1〜B3が押下されると、ストップボタンB1を最初に押下する押下順序および打順3(B2→B1→B3)では、特殊小役Aが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されており、打順4(B2→B3→B1)では、特殊小役Bが入賞する場合と、特殊小役Dが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、ストップボタンB3を最初に押下する押下順序では、特殊小役Bが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。なお停止制御テーブルにおいても、正解打順では最も多くのメダルが払い出される停止位置となるように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されており、不正解打順では有効ライン上に表示可能な図柄組合せの数(種類)が最も多くなる停止位置となるように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。
【0068】
このように本実施形態では、ストップボタンB1を最初に押下する押下順序(打順1または2)が正解打順として設定された打順ベルC1〜C2,D1〜D2のいずれかが当選した場合に、正解打順である場合には、右下がりベルを入賞させるように各リールを停止させ、不正解打順である場合にはいずれの不正解打順であっても、右下がりベルの入賞を回避し、正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順である場合には、特殊小役Aが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させる制御を行い、ストップボタンB2またはストップボタンB3を最初に押下する押下順序(打順3〜6のいずれか)が正解打順として設定された打順ベルC3〜C6,D3〜D6のいずれかが当選した場合に、正解打順である場合には、右下がりベルを入賞させるように各リールを停止させ、不正解打順である場合にはいずれの不正解打順であっても、右下がりベルの入賞を回避し、正解打順と最初に停止させるリールが異なる不正解打順である場合であってストップボタンB1を最初に押下する押下順序である場合には、特殊小役Aが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させる制御を行う。
【0069】
また本実施形態では、右下がりベルが入賞する場合に、図11に示すように、第1リールR1の上段、第2リールR2の中段、および第3リールR3の下段からなる無効ラインにベル図柄A「BLA」やベル図柄B「BLB」によって構成されるベル揃いの図柄組合せが表示されるようになっている。
【0070】
また内部抽選で共通ベル1〜4のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1〜B3の押下順序および押下タイミングに関わらずに中段ベルが入賞するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。なお本実施形態では、中段ベルが入賞する場合に、第1リールR1の上段、第2リールR2の中段、および第3リールR3の上段からなる無効ラインにベル図柄A「BLA」やベル図柄B「BLB」によって構成されるベル揃いの図柄組合せが表示されるようになっている(図示省略)。
【0071】
また内部抽選でチャンス役が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、チャンス役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。
【0072】
また内部抽選でJAC1が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1〜B3の押下順序および押下タイミングに関わらずに上段ベルが入賞するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されており、内部抽選でJAC2が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに応じていずれかの特殊小役Aが入賞するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されている。
【0073】
入賞判定手段140は、第1リールR1〜第3リールR3の停止態様に基づいて、役が入賞したか否かを判定する処理を行う。具体的には、記憶手段190の入賞判定テーブル記憶手段194に記憶されている入賞判定テーブルを参照しながら、第1リールR1〜第3リールR3の全てが停止した時点で有効ライン上に表示されている図柄組合せが、予め定められた役の入賞の形態であるか否かを判定する。そして、各リールが停止した状態における有効ライン上に表示された図柄組合せによって、図12図18に示すように、ビッグボーナス(BB)、リプレイ、上段ベル、右下がりベル、下段ベル、右上がりベル、中段ベル、特殊小役A1〜A4、特殊小役B1〜B2、特殊小役C1〜C4、特殊小役D1〜D4、特殊小役E1〜E2、チャンス役の入賞の有無が判定できるように入賞判定テーブルが用意されている。
【0074】
そして本実施形態では、図13図18に示すように、上段ベルに対して、1種類の入賞形態を示す図柄組合せが設定され、右下がりベルに対して、2種類の入賞形態を示す図柄組合せが設定され、下段ベルと右上がりベルと特殊小役A1〜A4,B1〜B2,D1〜D4,E1〜E2に対して、それぞれ4種類の入賞形態を示す図柄組合せが設定され、特殊小役C1〜C4に対して、それぞれ8種類の入賞形態を示す図柄組合せが設定されている。また本実施形態では、上段ベルと特殊小役A1〜A4に対して、第1リールR1に共通の図柄(リプレイ図柄A「RPA」(特定図柄))が割り当てられ、上段ベルと右上がりベルと特殊小役D1〜D4に対して、第3リールR3に共通の図柄(スイカ図柄A「WMA」)が割り当てられている。また右下がりベルと特殊小役A1〜A4に対して、第1リールR1に共通の図柄(リプレイ図柄A「RPA」(特定図柄、特定共通図柄))が割り当てられ、右下がりベルと特殊小役B1に対して、第2リールR2および第3リールR3に共通の図柄(リプレイ図柄A「RPA」(特定共通図柄))が割り当てられ、右下がりベルと特殊小役B2に対して、第2リールR2に共通の図柄(リプレイ図柄B「RPB」(特定共通図柄))が割り当てられ、第3リールR3に共通の図柄(リプレイ図柄A「RPA」(特定共通図柄))が割り当てられ、右下がりベルと特殊小役C1〜C4に対して、第2リールR2に共通の図柄(リプレイ図柄A「RPA」(特定共通図柄)およびリプレイ図柄B「RPB」(特定共通図柄))が割り当てられ、右下がりベルと特殊小役E1〜E2に対して、第3リールR3に共通の図柄(リプレイ図柄A「RPA」(特定共通図柄))が割り当てられている。また下段ベルと特殊小役A1,A3,D1,D2に対して、第2リールR2に共通の図柄(ベル図柄A「BLA」)が割り当てられ、下段ベルと特殊小役A2,A4,D3,D4に対して、第2リールR2に共通の図柄(ベル図柄B「BLB」)が割り当てられている。
【0075】
このように本実施形態では、右下がりベルの入賞形態と、特殊小役A1〜A4,B1〜B2,C1〜C4,E1〜E2のそれぞれの入賞形態とでは、第1リールR1〜第3リールR3のうち一部のリールに関して共通の図柄が割り当てられ、特殊小役A1〜A4の入賞形態と、特殊小役C1〜C4の入賞形態と、特殊小役B1〜B2,E1〜E2の入賞形態とでは、右下がりベルの入賞形態と共通の図柄が割り当てられているリールが異なるようになっている。そして特殊小役Cが当選する打順ベルC3,C4,D3,D4に対しては、特殊小役Cの入賞形態に関して右下がりベルの入賞形態と共通の図柄が割り当てられている第2リールR2を最初に停止させる停止操作の順序(打順3または4:特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序)が正解打順として設定され、特殊小役Bまたは特殊小役Eが当選する打順ベルC5,C6,D5,D6に対しては、特殊小役Bまたは特殊小役Eの入賞形態に関して右下がりベルの入賞形態と共通の図柄が割り当てられている第3リールR3を最初に停止させる停止操作の順序(打順5または6:特定リールとは異なるリールを最初に停止させる停止操作の順序)が正解打順として設定され、特殊小役B、特殊小役C、および特殊小役Eが当選しない打順ベルC1,C2,D1,D2に対しては、特殊小役Aの入賞形態に関して右下がりベルの入賞形態と共通の図柄が割り当てられている第1リールR1を最初に停止させる停止操作の順序(打順1または2:特定リールを最初に停止させる停止操作の順序)が正解打順として設定されている。
【0076】
また上段ベル、右下がりベル、下段ベル、右上がりベルについては、図7に示すように、各リールにおいて、それぞれのベルの入賞形態を構成する図柄がいずれも押下検出位置に関わらずに有効ラインL1上に表示可能な位置関係で配列されているため、ストップボタンB1〜B3の押下タイミングに関わらずに入賞させることが可能な役となっている。
【0077】
また特殊小役A1〜A4については、図7に示すように、第1リールR1において各特殊小役Aの入賞形態を構成するリプレイ図柄A「RPA」が、いずれも押下検出位置に関わらずに有効ラインL1上に表示可能な位置関係で配列されているが、第2リールR2や第3リールR3において各特殊小役Aの入賞形態を構成する図柄が引き込み範囲に含まれない押下検出位置が存在するため、ストップボタンB2,B3を適切なタイミングで押下しなければ入賞させることができない役となっている。
【0078】
また特殊小役B1〜B2については、図7に示すように、第1リールR1において各特殊小役Bの入賞形態を構成するスイカ図柄A「WMA」とチェリー図柄「CH」が、押下検出位置に関わらずにいずれかの図柄を有効ラインL1上に表示可能な位置関係で配列され、第3リールR3において各特殊小役Bの入賞形態を構成するリプレイ図柄A「RPA」が、いずれも押下検出位置に関わらずに有効ライン上に表示可能な位置関係で配列されているが、第2リールR2において各特殊小役Bの入賞形態を構成する図柄が引き込み範囲に含まれない押下検出位置が存在するため、ストップボタンB2を適切なタイミングで押下しなければ入賞させることができない役となっている。
【0079】
また特殊小役C1〜C4については、図7に示すように、第2リールR2において各特殊小役Cの入賞形態を構成するリプレイ図柄A「RPA」とリプレイ図柄B「RPB」が、押下検出位置に関わらずにいずれかの図柄を有効ラインL1上に表示可能な位置関係で配列されているが、第1リールR1および第3リールR3において各特殊小役Cの入賞形態を構成する図柄が引き込み範囲に含まれない押下検出位置が存在するため、ストップボタンB1,B3を適切なタイミングで押下しなければ入賞させることができない役となっている。
【0080】
また特殊小役D1〜D4については、図7に示すように、第3リールR3において各特殊小役Dの入賞形態を構成するスイカ図柄A「WMA」が、いずれも押下検出位置に関わらずに有効ラインL1上に表示可能な位置関係で配列されているが、第1リールR1および第2リールR2において各特殊小役Dの入賞形態を構成する図柄が引き込み範囲に含まれない押下検出位置が存在するため、ストップボタンB1,B2を適切なタイミングで押下しなければ入賞させることができない役となっている。
【0081】
また特殊小役E1〜E2については、図7に示すように、第3リールR3において各特殊小役Eの入賞形態を構成するリプレイ図柄A「RPA」が、いずれも押下検出位置に関わらずに有効ラインL1上に表示可能な位置関係で配列されているが、第1リールR1および第2リールR2において各特殊小役Eの入賞形態を構成する図柄が引き込み範囲に含まれない押下検出位置が存在するため、ストップボタンB1,B2を適切なタイミングで押下しなければ入賞させることができない役となっている。
【0082】
そして本実施形態の遊技機では、入賞判定手段140の判定結果に基づいて、入賞時処理が実行される。入賞時処理としては、例えば、小役が入賞した場合には払出制御手段150によってメダルの払出制御処理が行われ、リプレイが入賞した場合にはリプレイ処理手段160によってリプレイ処理が行われ、ボーナスが入賞した場合には遊技状態移行制御手段170によって遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理が行われる。
【0083】
払出制御手段150は、遊技結果に応じたメダルの払い出しに関する払出制御処理を行う。具体的には、小役が入賞した場合に、役毎に予め定められている配当に基づいて遊技におけるメダルの払出数を決定し、決定された払出数に相当するメダルを、ホッパーユニット320(払出装置)に払い出させる制御を行う。
【0084】
ホッパーユニット320は、払出制御手段150によって指示された払出数のメダルを払い出す動作を行う。ホッパーユニット320には、メダルを1枚払い出す毎に作動する払出メダル検出スイッチ325が備えられており、払出制御手段150は、払出メダル検出スイッチ325からの入力信号に基づいてホッパーユニット320から実際に払い出されたメダルの数を管理することができるように構成されている。
【0085】
なおメダルのクレジット(内部貯留)が許可されている場合には、ホッパーユニット320によって実際にメダルの払い出しを行う代わりに、記憶手段190のクレジット記憶領域(図示省略)に記憶されているクレジット数(クレジットされたメダルの数)に対して払出数を加算するクレジット加算処理を行って仮想的にメダルを払い出す処理を行う。
【0086】
また本実施形態では、図13図18に示すように、上段ベル、右下がりベル、下段ベル、および右上がりベルの配当はそれぞれ7枚に設定され、特殊小役A1〜A4,B1〜B2,C1〜C4,D1〜D4,E1〜E2の配当はそれぞれ上段ベル等よりも低い1枚に設定されている。
【0087】
リプレイ処理手段160は、リプレイが入賞した場合に、次回の遊技に関して遊技者の所有するメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ遊技開始待機状態に設定するリプレイ処理(再遊技処理)を行う。すなわち本実施形態の遊技機では、リプレイが入賞した場合には、前回の遊技と同じ枚数分のメダルを遊技者の手持ちのメダル(クレジットメダルを含む)を使わずに自動的に投入する自動投入処理が行われ、前回の遊技と同じ有効ラインを設定した状態で次回のスタートレバーSLに対する遊技開始操作を待機する。
【0088】
遊技状態移行制御手段170は、図19(A)に示すように、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態の間で遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理を行う。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の予め定められた条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の予め定められた条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を別の遊技状態へ移行させることができる。
【0089】
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態で、通常状態からはボーナス成立状態への移行が可能となっている。具体的には、通常状態においてビッグボーナス(BB)が当選した場合にボーナス成立状態へ移行する。また通常状態では、図3に示す内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルCのうち、リプレイの当選確率が約1/7.3に設定され、かつビッグボーナス(BB)が抽選対象として設定されている内部抽選テーブルAを参照した内部抽選が行われる。
【0090】
ボーナス成立状態は、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選したことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス成立状態では、図3に示す内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルCのうち、リプレイの当選確率が約1/5.96に設定され、かつビッグボーナス(BB)が抽選対象から除外された内部抽選テーブルBを参照した内部抽選が行われる。
【0091】
またボーナス成立状態では、ビッグボーナス(BB)が入賞するまでビッグボーナス(BB)に対応する抽選フラグが当選状態に維持され、ビッグボーナス(BB)の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されると、遊技状態移行制御手段170は、遊技状態をボーナス成立状態からボーナス状態へ移行させる。
【0092】
ボーナス状態は、ビッグボーナス(BB)の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス状態では、図3に示す内部抽選テーブルA〜内部抽選テーブルCのうち内部抽選テーブルCを参照した内部抽選が行われる。
【0093】
またボーナス状態では、ボーナス状態によって払い出されたメダルの合計数により終了条件が成立したか否かを判断し、予め定められた所定枚数(例えば、100枚)を超えるメダルが払い出されると、遊技状態移行制御手段170は、ボーナス状態を終了させて、遊技状態を通常状態へ復帰させる制御を行う。なお本実施形態では、ボーナス状態の終了条件がメダルの払出数の合計によって定められているが、ボーナス状態での遊技回数や小役の入賞回数によって終了条件が定められていてもよい。またボーナス状態は、1回の遊技で終了するように終了条件が定められたものであってもよい。
【0094】
また本実施形態の遊技機では、ボーナス成立状態において、ビッグボーナス(BB)と小役とがともに当選した状態では、ビッグボーナス(BB)の入賞形態を構成する図柄に優先して小役の入賞形態を構成する図柄を有効ライン上に表示させ、ビッグボーナス(BB)とリプレイとがともに当選した状態では、ビッグボーナス(BB)に優先してリプレイが入賞するように回転中のリールを停止させることによって、ストップボタンB1〜B3の押下順序及び押下タイミングに関わらずにビッグボーナス(BB)の入賞が回避されるようになっている。
【0095】
また本実施形態の遊技機では、通常状態およびボーナス成立状態では、複数種類のベル(上段ベル、右下がりベル、下段ベル、右上がりベル)が互いに重複せずに当選する複数種類の特定当選態様(打順ベルA1〜A6,B1〜B6,C1〜C6,D1〜D6)が存在するように内部抽選を行い、ボーナス状態では、複数種類のベルが重複して当選する特殊当選態様(JAC1)が存在し、図20および図21に示すように、ボーナス状態において内部抽選で特殊当選態様となる確率が、通常状態およびボーナス成立状態において内部抽選で複数種類の特定当選態様のいずれかとなる確率よりも低く、かつ複数種類のベルのそれぞれの当選確率は通常状態およびボーナス成立状態よりも高くなるように内部抽選を行っている。すなわち本実施形態のボーナス状態では、規定投入数(3枚)より配当の高い上段ベル、右下がりベル、下段ベル、および右上がりベルのそれぞれの当選確率は通常状態やボーナス成立状態よりも上昇し、かつ小役全体の当選確率も通常状態やボーナス成立状態よりも上昇しているが、規定投入数より配当の高い上段ベル、右下がりベル、下段ベル、および右上がりベルを含む特殊当選態様(JAC1)が得られる確率が通常状態やボーナス成立状態において上段ベル、右下がりベル、下段ベル、または右上がりベルを含む特定当選態様(打順ベルA1〜A6,B1〜B6,C1〜C6,D1〜D6)が得られる確率よりも低くなっているため、ボーナス状態でのメダルの獲得率(払出数/投入数)の期待値を100%未満とすることができるようになっている。
【0096】
演出制御手段180は、記憶手段190の演出データ記憶手段195に記憶されている演出データに基づいて、表示装置330(演出装置の一例)を用いて行う表示演出や音響装置340(演出装置の一例)を用いて行う音響演出に関する制御を行う。例えば、メダルの投入やベットボタンB0、スタートレバーSL、ストップボタンB1〜B3に対する操作、遊技状態の変動などの遊技イベントの発生に応じてランプやLEDを点灯あるいは点滅させたり、液晶ディスプレイLCDの表示内容を変化させたり、スピーカから音を出力させたりすることにより、遊技を盛り上げたり、遊技を補助するための演出の実行制御を行う。
【0097】
特に本実施形態の遊技機では、演出制御手段180が、図19(B)に示すように、ボーナス成立状態において通常演出状態、アシストタイム状態(AT状態:特別演出状態)を含む複数種類の演出状態の間で演出状態を変化(移行)させる制御を行う。
【0098】
具体的に説明すると、演出制御手段180は、通常演出状態において内部抽選でチャンス役が当選したことを契機としてAT抽選を行う。AT抽選では、0〜32767までの32768個の乱数値のいずれかを取得して、取得した乱数値を記憶手段190の演出抽選テーブル記憶手段196に記憶されているAT抽選テーブルと比較して、比較結果に応じてAT抽選に当選したか否かを判定する。AT抽選テーブルでは、例えば、0〜32767までの32768個の乱数値のそれぞれに対して、当選あるいはハズレのいずれかが対応付けられており、AT抽選で取得した乱数値がAT抽選テーブルにおいて当選に対応付けられている場合に、AT抽選に当選したと判定される。
【0099】
そして演出制御手段180は、AT抽選に当選したことに基づいて演出状態をAT状態に移行させ、記憶手段190のAT終了判定カウンタ197に所与の値を設定する処理を行う。本実施形態では、AT終了判定カウンタ197に設定される値が例えば、50回分の遊技に相当する値として「50」に設定される。
【0100】
そして演出制御手段180は、演出状態をAT状態に移行させた遊技の次回の遊技からAT終了判定カウンタ197の更新を開始する。具体的には、AT状態での遊技が行われる毎にAT終了判定カウンタ197の記憶値から1回分の遊技回数に相当する値(例えば、1)を減算するデクリメント更新を行う。そしてAT終了判定カウンタ197の記憶値がしきい値(例えば、0)に達すると、演出制御手段180は、AT状態の終了条件が成立したものと判断してAT状態を終了させ、演出状態を通常演出状態に復帰させる制御を行う。なおAT状態においてチャンス役が当選した場合などにAT終了判定カウンタ197の記憶値に所与の加算値を上乗せすることができるようにしてもよい。
【0101】
また演出制御手段180は、AT状態においていずれかの打順ベルが当選したことに基づいて、打順ベルの種類に応じた正解打順を報知してベル(上段ベル、右下がりベル、下段ベル、または右上がりベル)の入賞を補助する入賞補助演出を演出装置に実行させる制御を行う。
【0102】
なお本実施形態の機能ブロック構成は、コンピュータシステム(ゲームシステムを含む)に関しても適用することができる。これらのシステムでは、本実施形態の遊技制御手段100としてコンピュータを機能させるプログラムを、CD、DVD等の情報記憶媒体あるいはインターネット上のWebサーバからネットワークを介してダウンロードすることによって、その機能を実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等は、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、あるいはコントローラなどの操作手段に対してそれらの機能を仮想的に割り当てることにより実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、リールユニット310、ホッパーユニット320などは必須の構成要件ではなく、これらの装置ユニットは、ディスプレイ(表示装置330)に表示出力される画像の制御によってそれらの機能を仮想的に実現することができる。
【0103】
2.本実施形態の手法
2−1.打順ベルの当選時に第1リールR1が最初に停止する場合の停止制御
打順ベルの当選時に第1リールR1が最初に停止する場合の停止制御を、図22図24を参照しながら、打順ベルC1が当選した場合、打順ベルC3が当選した場合、打順ベルA3が当選した場合を例に取り説明する。
【0104】
まず内部抽選で打順ベルC1が当選した場合について説明すると、内部抽選で打順ベルC1が当選した遊技においてストップボタンB1が最初に押下された場合には、当該停止操作は正解打順であるため、メダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度を求めるロジック演算が行なわれる。具体的には、図4に示すように、打順ベルC1では右下がりベルが特殊小役A1,A4,D1,D4と重複して当選するようになっており、図22に示すように、右下がりベル、特殊小役A1,A4の入賞形態では、第1リールR1に関して共通の図柄(リプレイ図柄A「RPA」)が割り当てられており、図7に示すように、第1リールR1の外周面においてリプレイ図柄A「RPA」が4コマ以内の間隔で配列されているため、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずにリプレイ図柄A「RPA」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置である中段に表示させることができるようになっている。そして本実施の形態では、図22に示すように、右下がりベルの配当が7枚であるのに対して特殊小役A1,A4,D1,D4の配当はいずれも1枚であるため、打順ベルC1の当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合には、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに右下がりベルの入賞形態を構成するリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止位置の候補が最も優先度の高い停止位置の候補として求められ、図23(A)〜(E)に示すように、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、右下がりベル、特殊小役A1,A4の入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置(中段)に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定される。なお本実施の形態では、図22に示すように、右下がりベル、特殊小役A1,A4の入賞形態を構成する第1リールR1の共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止位置の候補は10個の図柄組合せを有効ラインL1上に表示可能であるのに対して、特殊小役D1の入賞形態を構成する第1リールR1の図柄である赤7図柄「赤7」、ベル図柄A「BLA」、および特殊小役D4の入賞形態を構成する第1リールR1の図柄である特殊図柄「SP」、ベル図柄B「BLB」の各々を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止位置の候補はそれぞれ2個の図柄組合せを有効ラインL1上に表示可能となっているため、リプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止位置の候補は、有効ラインL1上に表示可能となる図柄組合せの数が最も多くなる停止位置の候補となっている。
【0105】
ここで本実施形態では、図7に示すように、第1リールR1において、引き込み範囲(0コマ〜4コマ)内にリプレイ図柄A「RPA」が複数存在する押下検出位置があり、かかる押下検出位置でストップブタンB1が押下された場合には、最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在することとなるため、停止制御テーブルを参照して停止位置が決定される。そして本実施の形態では、打順ベルC1が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、図10に示すように、正解打順(打順1:B1→B2→B3)で停止操作が行われると、停止操作のタイミングに関わらずに右下がりベルが入賞するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、正解打順と最初に停止するリールが共通する不正解打順(打順2:B1→B3→B2)で停止操作が行われると、特殊小役A1が入賞する場合と、特殊小役A4が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されているため、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、右下がりベル、特殊小役A1,A4の入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ないリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0106】
このように本実施の形態では、打順ベルC1の当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合には、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずにリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させる。そして本実施の形態では、打順ベルA1〜A2,B1〜B2,C2,D1〜D2のそれぞれの当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合においても、当該停止操作は正解打順であるため、打順ベルC1の当選時と同様の手法により、打順ベルA1〜A2,B1〜B2のそれぞれの当選時には、図23に示すように、上段ベル、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させ、打順ベルC2,D1〜D2のそれぞれの当選時には、図23に示すように、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、右下がりベル、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させる。
【0107】
続いて内部抽選で打順ベルC3が当選した場合について説明すると、内部抽選で打順ベルC3が当選した遊技においてストップボタンB1が最初に押下された場合には、当該停止操作は不正解打順であるため、有効ライン上に表示可能となる図柄組合せの数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度を求めるロジック演算が行なわれる。例えば、全てのリールが回転している状態で、第1リールR1について上段に14番のBAR図柄「BAR」が位置し、中段に13番のチェリー図柄「CH」が位置し、下段に12番のスイカ図柄A「WMA」が位置するタイミングでストップボタンB1が押下されたとすると、図24(A)に示す押下検出位置に対して、0コマ〜4コマの範囲で図24(B)〜図24(F)に示す5種類の停止位置の候補が存在する。ここで、全てのリールが回転している状態では、打順ベルC3において重複して当選した右下がりベル、特殊小役A1,A4,C1,C4,D1,D4の全てに入賞の可能性が残っているため、図24(D)に示す停止位置の候補では、10個の図柄組合せ(右下がりベルの図柄組合せ(2個)、特殊小役A1の図柄組合せ(4個)、特殊小役A4の図柄組合せ(4個))が表示可能であり、図24(E)に示す停止位置の候補では、6個の図柄組合せ(特殊小役C1の図柄組合せ(4個)、特殊小役D1の図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図24(B)、図24(C)、および図24(F)に示す停止位置の候補では、当選役に対応する図柄組合せがいずれも表示不可能となっている。そして、これら5種類の停止位置の候補のうち有効ライン上に最も多く当選役の入賞形態を示す図柄組合せを表示可能な停止位置の候補は、図24(D)に示す停止位置(リプレイ図柄A「RPA」が有効ラインL1上の表示位置に表示される停止位置)の候補であるため、当該停止位置の候補が最も優先度の高い停止位置の候補として求められ、当該停止位置の候補が停止位置として決定される。そして本実施の形態では、リプレイ図柄A「RPA」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができるようになっているため、打順ベルC3の当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合には、図24に示す例と同様の手法により、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、図23(A)〜(E)に示すように、リプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0108】
なお本実施の形態では、図7に示すように、第1リールR1に関して、引き込み範囲内にリプレイ図柄A「RPA」が複数存在する押下検出位置が存在し、当該押下検出位置でストップボタンB1が押下された場合には、最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在することとなるため、停止制御テーブルを参照して停止位置が決定される。そして本実施の形態では、打順ベルC3が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、図10に示すように、ストップボタンB1を最初に押下する不正解打順で停止操作が行われると、特殊小役A1が入賞する場合と、特殊小役A4が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されているため、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、特殊小役A1,A4(および右下がりベル)の入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ないリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0109】
このように本実施の形態では、打順ベルC3の当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合には、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずにリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させる。そして本実施の形態では、打順ベルC4,C5,C6,D3,D4,D5,D6のそれぞれの当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合においても、打順ベルC3の当選時と同様の手法により、図23に示すように、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、当選した2種類の特殊小役A(および右下がりベル)の入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させる。例えば、打順ベルC5の当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合には、当該停止操作は不正解打順であって、当選した2種類の特殊小役A(および右下がりベル)の入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができ、当該リプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止位置の候補が最も優先度の高い停止位置となるように各役の入賞形態を構成する図柄組合せの数が設定されているため、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、当選した2種類の特殊小役A(および右下がりベル)の入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させることができるようになっている。
【0110】
続いて内部抽選で打順ベルA3が当選した場合について説明すると、内部抽選で打順ベルA3が当選した遊技においてストップボタンB1が最初に押下された場合には、当該停止操作は不正解打順であるため、有効ライン上に表示可能となる図柄組合せの数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度を求めるロジック演算が行なわれる。例えば、全てのリールが回転している状態で、第1リールR1について上段に14番のBAR図柄「BAR」が位置し、中段に13番のチェリー図柄「CH」が位置し、下段に12番のスイカ図柄A「WMA」が位置するタイミングでストップボタンB1が押下されたとすると、図24(A)に示す押下検出位置に対して、0コマ〜4コマの範囲で図24(B)〜図24(F)に示す5種類の停止位置の候補が存在する。ここで、全てのリールが回転している状態では、打順ベルA3において重複して当選した下段ベル、特殊小役A1,A4,D1,D4の全てに入賞の可能性が残っているため、図24(B)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(下段ベルの図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図24(C)に示す停止位置の候補では、当選役に対応する図柄組合せがいずれも表示不可能であり、図24(D)に示す停止位置の候補では、8個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(4個)、特殊小役A4の図柄組合せ(4個))が表示可能であり、図24(E)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(特殊小役D1の図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図24(F)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(下段ベルの図柄組合せ(2個))が表示可能となっている。そして、これら5種類の停止位置の候補のうち有効ライン上に最も多く当選役の入賞形態を示す図柄組合せを表示可能な停止位置の候補は、図24(D)に示す停止位置(リプレイ図柄A「RPA」が有効ラインL1上の表示位置に表示される停止位置)の候補であるため、当該停止位置の候補が最も優先度の高い停止位置の候補として求められ、当該停止位置の候補が停止位置として決定される。そして実施の形態では、リプレイ図柄A「RPA」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができるようになっているため、打順ベルA3の当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合には、打順ベルA3の当選時の図24に示す例と同様の手法により、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、図23(A)〜(E)に示すように、リプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0111】
なお本実施の形態では、引き込み範囲内にリプレイ図柄A「RPA」が複数存在する押下検出位置でストップブタンB1が押下された場合には、最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在することとなるため、停止制御テーブルを参照して停止位置が決定される。そして本実施の形態では、打順ベルA3が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、図8に示すように、ストップボタンB1を最初に押下する不正解打順で停止操作が行われると、特殊小役A1が入賞する場合と、特殊小役A4が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定されているため、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、特殊小役A1,A4の入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ないリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0112】
このように本実施の形態では、打順ベルA3の当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合には、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずにリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させる。そして本実施の形態では、打順ベルA4〜A6,B3〜B6のそれぞれの当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合においても、打順ベルA3の当選時と同様の手法により、図23に示すように、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させる。例えば、打順ベルA5の当選時にストップボタンB1が最初に押下された場合には、当該停止操作は不正解打順であって、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができ、当該リプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止位置の候補が最も優先度の高い停止位置となるように各役の入賞形態を構成する図柄組合せの数が設定されているため、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させることができるようになっている。
【0113】
以上に述べたように本実施の形態によれば、内部抽選で打順ベルC1〜C6,D1〜D6のいずれかが当選した遊技においてストップボタンB1が最初に押下された場合には、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であってもストップボタンB1の押下タイミングに関わらずにリプレイ図柄A「RPA」を同一の表示位置(有効ラインL1上の表示位置)に表示させるように第1リールR1を停止させるため、第1リールR1の停止時の挙動によって遊技者に当選役の種類および当選役の入賞の適否が容易に把握されてしまうことを防ぐことができるようになる。
【0114】
また本実施の形態によれば、内部抽選で打順ベルA1〜A6,B1〜B6のいずれかが当選した遊技においてストップボタンB1が最初に押下された場合には、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であってもストップボタンB1の押下タイミングに関わらずにリプレイ図柄A「RPA」を同一の表示位置(有効ラインL1上の表示位置)に表示させるように第1リールR1を停止させるため、第1リールR1の停止時の挙動によって遊技者に当選役の種類および当選役の入賞の適否が容易に把握されてしまうことを防ぐことができるようになる。
【0115】
そして本実施の形態では、各打順ベルにおいて、第1リールR1に関する図柄が共通する特殊小役Aと右下がりベルまたは上段ベルとが重複して当選する、または第1リールR1に関する図柄がリプレイ図柄A「RPA」である特殊小役Aが第1リールR1に関する図柄がリプレイ図柄A「RPA」とは異なる図柄である下段ベルあるいは右上がりベルと重複して当選するように当選態様を構成することによって、内部抽選でいずれの打順ベルが当選した場合においても、ストップボタンB1が最初に押下された場合には共通の停止態様で第1リールR1を停止させることができるため、第1リールR1の停止時の挙動によって遊技者に当選役の種類および当選役の入賞の適否が容易に把握されてしまうことを防ぐことができるようになる。
【0116】
2−2.打順ベルの当選時の停止制御
打順ベルの当選時の停止制御を、図25図30を参照しながら、打順ベルA1が当選した場合、打順ベルA3が当選した場合を例に取り説明する。
【0117】
まず内部抽選で打順ベルA1が当選した遊技において正解打順(打順1:B1→B2→B3)で停止操作が行われた場合について説明すると、打順ベルA1の当選時にB1→B2→B3の順序(打順1)で停止操作が行われた場合には、当該押下順序は正解打順であるため、各リールについて、メダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度を求めるロジック演算が行なわれる。具体的には、第1リールR1については上述の通り、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、上段ベル、特殊小役A1,A4の入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定される。そして本実施の形態では、図7に示すように、上段ベルの入賞形態を構成するチェリー図柄「CH」を第2リールR2に関する有効ラインL1上の表示位置(下段)に必ず表示させることができるようになっており、また上段ベルの入賞形態を構成するスイカ図柄A「WMA」を第3リールR3に関する有効ラインL1上の表示位置(中段)に必ず表示させることができるようになっているため、正解打順で停止操作が行われた場合には、第2リールR2および第3リールR3についても第1リールR1の停止時と同様の手法により、ストップボタンB2の押下タイミングに関わらずに、上段ベルの入賞形態を構成するチェリー図柄「CH」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ないチェリー図柄「CH」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2の停止位置が決定され、ストップボタンB3の押下タイミングに関わらずに、上段ベルの入賞形態を構成するスイカ図柄A「WMA」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ないスイカ図柄A「WMA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第3リールR3の停止位置が決定される。このように打順ベルC1の当選時に正解打順で停止操作が行われると、上段ベルの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ライン上に表示させて、停止操作のタイミングに関わらずに上段ベルを入賞させるように各リールを停止させるため、上段ベルが必ず入賞するようになる。
【0118】
そして本実施の形態では、打順ベルA2〜A6,B1〜B6,C1〜C6,D1〜D6のそれぞれの当選時に打順ベルの種類に応じた正解打順で停止操作が行われた場合においても、打順ベルA1の当選時に正解打順で停止操作が行われた場合と同様の手法により、打順ベルA2,B1〜B2のそれぞれの当選時には、上段ベルの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させて、停止操作のタイミングに関わらずに上段ベルを入賞させるように各リールを停止させることができ、打順ベルA3〜A4,B3〜B4のそれぞれの当選時には、下段ベルの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させて、停止操作のタイミングに関わらずに下段ベルを入賞させるように各リールを停止させることができ、打順ベルA5〜A6,B5〜B6のそれぞれの当選時には、右上がりベルの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させて、停止操作のタイミングに関わらずに右上がりベルを入賞させるように各リールを停止させることができ、打順ベルC1〜C6,D1〜D6のそれぞれの当選時には、右下がりベルの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させて、停止操作のタイミングに関わらずに下段ベルを入賞させるように各リールを停止させることができ、正解打順である場合には、ベルが必ず入賞するようになる。
【0119】
続いて内部抽選で打順ベルA1が当選した遊技において正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順(打順2:B1→B3→B2)で停止操作が行われた場合について説明すると、最初に停止する第1リールR1については上述の通り、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、上段ベル、特殊小役A1,A4の入賞形態における共通図柄であるリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定され、この状態において、ストップボタンB1に続いてストップボタンB3が押下され、続いてストップボタンB2が押下されると、当該押下順序は不正解打順であるため、第2リールR2および第3リールR3について、有効ライン上に表示可能となる図柄組合せの数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度を求めるロジック演算が行なわれる。例えば、第1リールR1について有効ラインL1上の表示位置にリプレイ図柄A「RPA」が表示され、第2リールR2および第3リールR3が回転している状態で、第3リールR3について上段に10番のスイカ図柄A「WMA」が位置し、中段に9番の特殊図柄「SP」が位置し、下段に8番のリプレイ図柄A「RPA」が位置するタイミングでストップボタンB3が押下されたとすると、図25(A)に示す押下検出位置に対して、0コマ〜4コマの範囲で図25(B)〜図25(F)に示す5種類の停止位置の候補が存在する。ここで、第1リールR1について有効ラインL1上の表示位置にリプレイ図柄A「RPA」が表示され、第2リールR2および第3リールR3が回転している状態では、上段ベル、特殊小役A1,A4,D1,D4のうち右下がりベル、特殊小役A1,A4のみが入賞の可能性が残っているため、図25(E)に示す停止位置の候補では、当選役に対応する図柄組合せがいずれも表示不可能であり、図25(B)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図25(C)および図25(F)に示す停止位置の候補では、1個の図柄組合せ(上段ベルの図柄組合せ(1個))が表示可能であり、図25(D)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(2個))が表示可能となっている。そして、これら5種類の停止位置の候補のうち有効ライン上に最も多く当選役の入賞形態を示す図柄組合せを表示可能な停止位置の候補は、図25(B)および図25(D)に示す停止位置の候補であるため、これら2種類の停止位置の候補についての優先度が最も高くなる。するとロジック演算の結果に基づいて最も優先度の高い停止位置の候補が複数存在することになるため、第3リールR3の停止位置については停止制御テーブルを参照して決定される。
【0120】
そして本実施の形態では、打順ベルA1が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、図8に示すように、不正解打順であって打順2で停止操作が行われると、特殊小役A1が入賞する場合と、特殊小役A4が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、図25(B)および図25(D)に示す停止位置の候補はいずれも特殊小役A1の入賞形態を表示可能な態様となっているため、例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない図25(B)に示す停止位置の候補が停止位置として決定される。
【0121】
そして第1リールR1について有効ラインL1上の表示位置にリプレイ図柄A「RPA」が表示され、第3リールR3について有効ラインL1上の表示位置に特殊図柄「SP」が表示され、第2リールR2が回転している状態では、特殊小役A1のみが入賞の可能性が残っており、図7に示すように、ストップボタンB2を適切なタイミングで押下しなければ特殊小役A1の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」を第2リールR2に関する有効ラインL1上の表示位置に表示させることができないようになっているため、ストップボタンB2が適切なタイミングで押下された場合には、特殊小役A1の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2の停止位置が決定され、ストップボタンB2が適切でないタイミングで押下された場合には、いずれの役も入賞しないように第2リールR2の停止位置が決定される。
【0122】
なお本実施の形態では、第3リールR3の外周面における図柄配列によれば、特殊小役A1の入賞形態を構成する特殊図柄「SP」およびベル図柄A「BLA」のいずれもが有効ラインL1上の表示位置に対して引き込み範囲内に存在しないタイミングでストップボタンB3が押下された場合には、特殊小役A4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」を引き込むことができるようになっているため、第1リールR1について有効ラインL1上の表示位置にリプレイ図柄A「RPA」が表示され、第2リールR2および第3リールR3が回転している状態において、特殊図柄「SP」およびベル図柄A「BLA」のいずれもが有効ラインL1上の表示位置に対して引き込み範囲内に存在しないタイミングでストップボタンB3がストップボタンB1に続いて押下された場合には、図25に示す例と同様の手法により、特殊小役A4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ないBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第3リールR3の停止位置が決定される。そしてこの状態では、特殊小役A4のみが入賞の可能性が残っており、図7に示すように、ストップボタンB2を適切なタイミングで押下しなければ特殊小役A4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」を第2リールR2に関する有効ラインL1上の表示位置に表示させることができないようになっているため、ストップボタンB2が適切なタイミングで押下された場合には、特殊小役A4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ないBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2の停止位置が決定され、ストップボタンB2が適切でないタイミングで押下された場合には、いずれの役も入賞しないように第2リールR2の停止位置が決定される。
【0123】
このように打順ベルA1の当選時に正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われると、特殊小役A1,A4の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させて、ストップボタンB2の押下タイミングに応じて、特殊小役A1および特殊小役A4のいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させるため、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役A1や特殊小役A4の入賞の適否が変動するようになる。
【0124】
そして本実施の形態では、打順ベルA2,A5〜A6、B1〜B2,B5〜B6,C1〜C2,C3〜C4,D1〜D2,D3〜D4のそれぞれの当選時に打順ベルの種類に応じた正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われた場合においても、打順ベルA1の当選時に正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われた場合と同様の手法により、打順ベルA2,B1〜B2,C1〜C2,D1〜D2のそれぞれの当選時には、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Aのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、打順ベルA5〜A6,B5〜B6のそれぞれの当選時には、当選した2種類の特殊小役Dの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Dのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、打順ベルC3〜C4,D3〜D4のそれぞれの当選時には、当選した2種類の特殊小役Cの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Cのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、打順ベルの種類に応じた正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われた場合には、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役A(打順ベルA2,B1〜B2,C1〜C2,D1〜D2の当選時)、特殊小役D(打順ベルA5〜A6,B5〜B6の当選時)、または特殊小役C(打順ベルC3〜C4,D3〜D4の当選時)の入賞の適否が変動するようになる。例えば、打順ベルC1の当選時に正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順(打順2)で停止操作が行われた場合には、最初に停止する第1リールR1については、上述の通り、停止操作のタイミングに関わらずに、右下がりベルの入賞形態を構成する図柄を有効ラインL1上の表示位置に表示させ、この状態では、右下がりベルおよび当選した2種類の特殊小役Aのみが入賞の可能性が残り、2番目に停止する第3リールR3に関して、当選した2種類の特殊小役Aのそれぞれの入賞形態を構成する図柄のいずれか一方を停止操作のタイミングに応じて有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができ、当該図柄を表示させる停止位置の候補が最も優先度の高い停止位置となるように各役の入賞形態を構成する図柄組合せの数が設定されているため、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Aのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができるようになっている。
【0125】
続いて内部抽選で打順ベルA1が当選した遊技において不正解打順であってB3→B2→B1の順序(打順6)で停止操作が行われた場合について説明すると、打順ベルA1の当選時にB3→B2→B1の押下順序で停止操作が行われた場合には、当該押下順序は不正解打順であるため、各リールについて、有効ライン上に表示可能となる図柄組合せの数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度を求めるロジック演算が行なわれる。例えば、全てのリールが回転している状態で、第3リールR3について上段に10番のスイカ図柄A「WMA」が位置し、中段に9番の特殊図柄「SP」が位置し、下段に8番のリプレイ図柄A「RPA」が位置するタイミングでストップボタンB3が押下されたとすると、図26(A)に示す押下検出位置に対して、0コマ〜4コマの範囲で図26(B)〜図26(F)に示す5種類の停止位置の候補が存在する。ここで、全てのリールが回転している状態では、打順ベルA1において重複して当選した上段ベル、特殊小役A1,A4,D1,D4の全てに入賞の可能性が残っているため、図26(B)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図26(C)および図26(F)に示す停止位置の候補では、9個の図柄組合せ(上段ベルの図柄組合せ(1個)、特殊小役D1の図柄組合せ(4個)、特殊小役D4の図柄組合せ(4個))が表示可能であり、図26(D)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図26(E)に示す停止位置の候補では、当選役に対応する図柄組合せがいずれも表示不可能となっている。そして、これら5種類の停止位置の候補のうち有効ライン上に最も多く当選役の入賞形態を示す図柄組合せを表示可能な停止位置の候補は、図26(C)および図26(F)に示す停止位置の候補であるため、これら2種類の停止位置の候補についての優先度が最も高くなる。するとロジック演算の結果に基づいて最も優先度が高い停止位置の候補が複数存在することになるため、第3リールR3の停止位置については停止制御テーブルを参照して決定される。
【0126】
そして本実施の形態では、打順ベルA1が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、図8に示すように、ストップボタンB3を最初に押下する不正解打順で停止操作が行われると、特殊小役D1が入賞する場合と、特殊小役D4が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、図26(C)および図26(F)に示す停止位置の候補はいずれも特殊小役D1,D4の入賞形態を表示可能な態様となっているため、例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない図26(C)に示す停止位置の候補が停止位置として決定される。なお本実施の形態では、図7に示すように、スイカ図柄A「WMA」を第3リールR3に関する有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができるようになっているため、打順ベルA1の当選時に不正解打順であってストップボタンB3が最初に押下された場合には、図26に示す例と同様の手法により、ストップボタンB3の押下タイミングに関わらずに、スイカ図柄A「WMA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第3リールR3の停止位置が決定される。
【0127】
そして例えば、第3リールR3について有効ラインL1上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」が表示され、第1リールR1および第2リールR2が回転している状態で、第2リールR2について上段に16番のベル図柄A「BLA」が位置し、中段に15番のリプレイ図柄A「RPA」が位置し、下段に14番のチェリー図柄「CH」が位置するタイミングでストップボタンB2がストップボタンB3に続いて押下されたとすると、図27(A)に示す押下検出位置に対して、0コマ〜4コマの範囲で図27(B)〜図27(F)に示す5種類の停止位置の候補が存在する。ここで、図27(A)に示す状態では、打順ベルA1において重複して当選した上段ベル、特殊小役A1,A4,D1,D4のうち上段ベル、特殊小役D1,D4のみに入賞の可能性が残っているため、図27(C)に示す停止位置の候補では、当選役に対応する図柄組合せがいずれも表示不可能であり、図27(B)および図27(F)に示す停止位置の候補では、1個の図柄組合せ(上段ベルの図柄組合せ)が表示可能であり、図27(D)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(特殊小役D1の図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図27(E)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(特殊小役D1の図柄組合せ(2個))が表示可能となっている。そして、これら5種類の停止位置の候補のうち有効ライン上に最も多く当選役の入賞形態を示す図柄組合せを表示可能な停止位置の候補は、図27(D)および図27(E)に示す停止位置の候補であるため、これら2種類の停止位置の候補についての優先度が最も高くなる。するとロジック演算の結果に基づいて最も優先度が高い停止位置の候補が複数存在することになるため、第2リールR2の停止位置については停止制御テーブルを参照して決定される。そして本実施の形態では、図27(D)および図27(E)に示す停止位置の候補はいずれも特殊小役D1の入賞形態を表示可能な態様となっているため、停止制御テーブルを参照することにより、例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない図27(D)に示す停止位置の候補が停止位置として決定される。
【0128】
そして第2リールR2について有効ラインL1上の表示位置にベル図柄A「BLA」が表示され、第3リールR3について有効ラインL1上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」が表示され、第1リールR1が回転している状態では、特殊小役D1のみが入賞可能となっており、図7に示すように、ストップボタンB1を適切なタイミングで押下しなければ特殊小役D1の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に表示させることができないようになっているため、ストップボタンB1が適切なタイミングで押下された場合には、特殊小役D1の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定され、ストップボタンB3が適切でないタイミングで押下された場合には、いずれの役も入賞しないように第3リールR3の停止位置が決定される。
【0129】
なお本実施の形態では、第2リールR2の外周面における図柄配列によれば、特殊小役D1の入賞気形態を構成する赤7図柄「赤7」およびベル図柄A「BLA」のいずれもが有効ラインL1上の表示位置に対して引き込み範囲内に存在しないタイミングでストップボタンB2が押下された場合には、特殊小役D4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」を引き込むことができるようになっているため、第3リールR3について有効ライン上の表示位置にスイカ図柄「WMA」が表示され、第1リールR1および第2リールR3が回転している状態において、赤7図柄「赤7」およびベル図柄A「BLA」のいずれもが有効ライン上の表示位置に対して引き込み範囲内に存在しないタイミングでストップボタンB2がストップボタンB3に続いて押下された場合には、図27に示す例と同様の手法により、特殊小役D4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ないBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2の停止位置が決定される。そしてこの状態では、特殊小役D4のみが入賞可能となっており、図7に示すように、ストップボタンB1を適切なタイミングで押下しなければ特殊小役D4の入賞形態を構成する特殊図柄「SP」またはベル図柄B「BLB」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に表示させることができないようになっているため、ストップボタンB1が適切なタイミングで押下された場合には、特殊小役D4の入賞形態を構成する特殊図柄「SP」またはベル図柄B「BLB」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない特殊図柄「SP」またはベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定され、ストップボタンB1が適切でないタイミングで押下された場合には、いずれの役も入賞しないように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0130】
このように打順ベルA1の当選時に不正解打順であってB3→B2→B1の順序(打順6)で停止操作が行われると、特殊小役D1,D4の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させて、ストップボタンB1の押下タイミングに応じて、特殊小役D1および特殊小役D4のいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させるため、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役D1や特殊小役D4の入賞の適否が変動するようになる。なお本実施の形態では、打順ベルA1の当選時に不正解打順であってB3→B1→B2の順序(打順5)で停止操作が行われた場合においても、当該押下順序(打順5)で停止操作が行われた場合に2番目に停止する第1リールR1に関して、特殊小役D1,D4のそれぞれの入賞形態を構成する図柄のいずれか一方を停止操作のタイミングに応じて有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができ、当該図柄を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止位置の候補が最も優先度の高い停止位置となるように各役の入賞形態を構成する図柄組合せの数が設定されているため、不正解打順であってB3→B2→B1の順序(打順6)で停止操作が行われた場合と同様の手法により、特殊小役D1,D4の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、特殊小役D1,D4のいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役D1や特殊小役D4の入賞の適否が変動するようになる。
【0131】
そして本実施の形態では、打順ベルA2〜A4、B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4のそれぞれの当選時に不正解打順であってB3→B1→B2の順序(打順5)またはB3→B2→B1の順序(打順6)で停止操作が行われた場合においても、打順ベルA1の当選時に不正解打順であってB3→B2→B1の順序(打順6)で停止操作が行われた場合と同様の手法により、当選した2種類の特殊小役Dの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Dのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役Dの入賞の適否が変動するようになる。
【0132】
また本実施の形態では、打順ベルA3〜A6、B3〜B6,C3〜C6,D3〜D6のそれぞれの当選時に不正解打順であってB1→B2→B3(打順1)またはB1→B3→B2の順序(打順2)で停止操作が行われた場合においても、打順ベルA1の当選時に不正解打順であってB3→B2→B1の順序(打順6)で停止操作が行われた場合と同様の手法により、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ライン上に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Aのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役Aの入賞の適否が変動するようになる。例えば、打順ベルA3の当選時に不正解打順であってB1→B2→B3の順序(打順1)で停止操作が行われた場合には、第1リールR1については上述の通り、停止操作のタイミングに関わらずに、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態に共通に割り当てられているリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させ、2番目に停止する第2リールR2に関して、当選した2種類の特殊小役Aのそれぞれの入賞形態を構成する図柄のいずれか一方を停止操作のタイミングに応じて有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができ、当該図柄を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止位置の候補が最も優先度の高い停止位置となるように各役の入賞形態を構成する図柄組合せの数が設定されているため、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ライン上に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Aのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができるようになっている。
【0133】
続いて内部抽選で打順ベルA1が当選した遊技において不正解打順であって第2リールR2が最初に停止する場合について説明すると、打順ベルA1の当選時に不正解打順であってストップボタンB2を最初に押下する順序で停止操作が行われた場合には、当該押下順序は不正解打順であるため、各リールについて、有効ライン上に表示可能となる図柄組合せの数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度を求めるロジック演算が行なわれる。例えば、全てのリールが回転している状態で、第2リールR2について上段に16番のベル図柄A「BLA」が位置し、中段に15番のリプレイ図柄A「RPA」が位置し、下段に14番のチェリー図柄「CH」が位置するタイミングでストップボタンB2が押下されたとすると、図28(A)に示す押下検出位置に対して、0コマ〜4コマの範囲で図28(B)〜図28(F)に示す5種類の停止位置の候補が存在する。ここで、全てのリールが回転している状態では、打順ベルA1において重複して当選した上段ベル、特殊小役A1,A4,D1,D4の全てに入賞の可能性が残っているため、図28(B)および図28(F)に示す停止位置の候補では、1個の図柄組合せ(上段ベルの図柄組合せ)が表示可能であり、図28(C)に示す停止位置の候補では、当選役に対応する図柄組合せがいずれも表示不可能であり、図28(D)に示す停止位置の候補では、4個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(2個)、特殊小役D1の図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図28(E)に示す停止位置の候補では、4個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(2個)、特殊小役D1の図柄組合せ(2個))が表示可能となっている。そして、これら5種類の停止位置の候補のうち有効ライン上に最も多く当選役の入賞形態を示す図柄組合せを表示可能な停止位置の候補は、図28(D)および図28(E)に示す停止位置の候補であるため、これら2種類の停止位置の候補についての優先度が最も高くなる。するとロジック演算の結果に基づいて最も優先度が高い停止位置の候補が複数存在することになるため、第2リールR2の停止位置については停止制御テーブルを参照して決定される。
【0134】
そして本実施の形態では、打順ベルA1が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、図8に示すように、ストップボタンB2を最初に押下する不正解打順で停止操作が行われると、B2→B1→B3の順序(打順3)では、特殊小役A1が入賞する場合と、特殊小役A4が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、B2→B3→B1の順序(打順4)では、特殊小役D1が入賞する場合と、特殊小役D4が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、図28(D)および図28(E)に示す停止位置の候補はいずれも特殊小役A1,D1の入賞形態を表示可能な態様となっているため、例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない図28(D)に示す停止位置の候補が停止位置として決定される。
【0135】
そして第2リールR2について有効ラインL1上の表示位置にベル図柄A「BLA」が表示され、第1リールR1および第3リールR3が回転している状態で、ストップボタンB1がストップボタンB2に続いて押下された場合であって、例えば、第1リールR1について上段に16番のベル図柄A「BLA」が位置し、中段に15番のリプレイ図柄A「RPA」が位置し、下段に14番のBAR図柄「BAR」が位置するタイミングでストップボタンB1が押下されたとすると、図29(A)に示す押下検出位置に対して、0コマ〜4コマの範囲で図29(B)〜図29(F)に示す5種類の停止位置の候補が存在する。ここで、図29(A)に示す状態では、打順ベルA1において重複して当選した上段ベル、特殊小役A1,A4,D1,D4のうち特殊小役A1,D1のみに入賞の可能性が残っているため、図29(D)に示す停止位置の候補では、当選役に対応する図柄組合せがいずれも表示不可能であり、図29(B)および図29(F)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図29(C)に示す停止位置の候補では、1個の図柄組合せ(特殊小役D1の図柄組合せ(1個))が表示可能であり、図29(E)に示す停止位置の候補では、1個の図柄組合せ(特殊小役D1の図柄組合せ(1個))が表示可能となっている。そして、これら5種類の停止位置の候補のうち有効ライン上に最も多く当選役の入賞形態を示す図柄組合せを表示可能な停止位置の候補は、図29(B)および図29(F)に示す停止位置の候補であるため、これら2種類の停止位置の候補についての優先度が最も高くなる。するとロジック演算の結果に基づいて最も優先度が高い停止位置の候補が複数存在することになるため、第1リールR1の停止位置については停止制御テーブルを参照して決定される。そして本実施の形態では、図29(B)および図29(F)に示す停止位置の候補はいずれも特殊小役A1の入賞形態を表示可能な態様となっているため、停止制御テーブルを参照することにより、例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない図29(B)に示す停止位置の候補が停止位置として決定される。なお本実施の形態では、リプレイ図柄A「RPA」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができるようになっているため、打順ベルA1の当選時に不正解打順であってストップボタンB2に続いてストップボタンB1が押下された場合には、図29に示す例と同様の手法により、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、リプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0136】
そして第1リールR1について有効ラインL1上の表示位置にリプレイ図柄A「RPA」が表示され、第2リールR2について有効ラインL1上の表示位置にベル図柄A「BLA」が表示され、第3リールR3が回転している状態では、特殊小役A1のみが入賞可能となっており、図7に示すように、ストップボタンB3を適切なタイミングで押下しなければ特殊小役A1の入賞形態を構成する特殊図柄「SP」またはベル図柄A「BLA」を第3リールR3に関する有効ラインL1上の表示位置に表示させることができないようになっているため、ストップボタンB3が適切なタイミングで押下された場合には、特殊小役A1の入賞形態を構成する特殊図柄「SP」またはベル図柄A「BLA」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない特殊図柄「SP」またはベル図柄A「BLA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第3リールR3の停止位置が決定され、ストップボタンB3が適切でないタイミングで押下された場合には、いずれの役も入賞しないように第3リールR3の停止位置が決定される。
【0137】
なお本実施の形態では、第2リールR2の外周面における図柄配列によれば、特殊小役A1,D1の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」およびベル図柄A「BLA」のいずれもが有効ラインL1上の表示位置に対して引き込み範囲内に存在しないタイミングでストップボタンB2が押下された場合には、特殊小役A4,D4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」を引き込むことができるようになっているため、全てのリールが回転している状態において、赤7図柄「赤7」およびベル図柄A「BLA」のいずれもが有効ラインL1上の表示位置に対して引き込み範囲内に存在しないタイミングでストップボタンB2が最初に押下された場合には、図28に示す例と同様の手法により、特殊小役A4,D4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ないBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2の停止位置が決定される。そして第2リールR2について有効ラインL1上の表示位置にBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」が表示され、第1リールR1および第3リールR3が回転している状態において、ストップボタンB1がストップボタンB2に続いて押下された場合には、図29に示す例と同様の手法により、ストップボタンB1の押下タイミングに関わらずに、特殊小役A4の入賞形態を構成するリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定され、この状態では、特殊小役A4のみが入賞の可能性が残っており、図7に示すように、ストップボタンB3を適切なタイミングで押下しなければ特殊小役A4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」およびベル図柄B「BLB」を第3リールR3に関する有効ラインL1上の表示位置に表示させることができないようになっているため、ストップボタンB3が適切なタイミングで押下された場合には、特殊小役A4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ないBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第3リールR3の停止位置が決定され、ストップボタンB3が適切でないタイミングで押下された場合には、いずれの役も入賞しないように第3リールR3の停止位置が決定される。
【0138】
一方、第2リールR2について有効ラインL1上の表示位置にベル図柄A「BLA」が表示され、第1リールR1および第3リールR3が回転している状態で、ストップボタンB3がストップボタンB2に続いて押下された場合であって、例えば、第3リールR3について上段に10番のスイカ図柄A「WMA」が位置し、中段に9番の特殊図柄「SP」が位置し、下段に8番のリプレイ図柄A「RPA」が位置するタイミングでストップボタンB3が押下されたとすると、図30(A)に示す押下検出位置に対して、0コマ〜4コマの範囲で図30(B)〜図30(F)に示す5種類の停止位置の候補が存在する。ここで、図30(A)に示す状態では、打順ベルA1において重複して当選した上段ベル、特殊小役A1,A4,D1,D4のうち特殊小役A1,D1のみに入賞の可能性が残っているため、図30(E)に示す停止位置の候補では、当選役に対応する図柄組合せがいずれも表示不可能であり、図30(B)に示す停止位置の候補では、1個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(1個))が表示可能であり、図30(C)および図30(F)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(特殊小役D1の図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図30(D)に示す停止位置の候補では、1個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(1個))が表示可能となっている。そして、これら5種類の停止位置の候補のうち有効ライン上に最も多く当選役の入賞形態を示す図柄組合せを表示可能な停止位置の候補は、図30(C)および図30(F)に示す停止位置の候補であるため、これら2種類の停止位置の候補についての優先度が最も高くなる。するとロジック演算の結果に基づいて最も優先度が高い停止位置の候補が複数存在することになるため、第3リールR3の停止位置については停止制御テーブルを参照して決定される。そして本実施の形態では、図30(C)および図30(F)に示す停止位置の候補はいずれも特殊小役D1の入賞形態を表示可能な態様となっているため、停止制御テーブルを参照することにより、例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない図30(C)に示す停止位置の候補が停止位置として決定される。なお本実施の形態では、図7に示すように、スイカ図柄A「WMA」を第3リールR3に関する有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができるようになっているため、打順ベルA1の当選時に不正解打順であってストップボタンB2に続いてストップボタンB3が押下された場合には、図30に示す例と同様の手法により、ストップボタンB3の押下タイミングに関わらずに、スイカ図柄A「WMA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第3リールR3の停止位置が決定される。
【0139】
そして第2リールR2について有効ラインL1上の表示位置にベル図柄A「BLA」が表示され、第3リールR3について有効ラインL1上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」が表示され、第1リールR1が回転している状態では、特殊小役D1のみが入賞可能となっており、図7に示すように、ストップボタンB1を適切なタイミングで押下しなければ特殊小役D1の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に表示させることができないようになっているため、図30(C)に示す例では、ロジック演算または停止制御テーブルを参照することにより、ストップボタンB1が適切なタイミングで押下された場合には、特殊小役D1の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定され、ストップボタンB1が適切でないタイミングで押下された場合には、いずれの役も入賞しないように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0140】
なお本実施の形態では、上述の通り、全てのリールが回転している状態において、特殊小役A1,D1の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」およびベル図柄A「BLA」のいずれもが有効ラインL1上の表示位置に対して引き込み範囲内に存在しないタイミングでストップボタンB2が最初に押下された場合には、特殊小役A4,D4の入賞形態を構成するBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2の停止位置が決定される。そして第2リールR2について有効ラインL1上の表示位置にBAR図柄「BAR」またはベル図柄B「BLB」が表示され、第1リールR1および第3リールR3が回転している状態において、ストップボタンB3がストップボタンB2に続いて押下された場合には、図30に示す例と同様の手法により、ストップボタンB3の押下タイミングに関わらずに、特殊小役D4の入賞形態を構成するスイカ図柄A「WMA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第3リールR3の停止位置が決定され、この状態では、特殊小役D4のみが入賞の可能性が残っており、図7に示すように、ストップボタンB1を適切なタイミングで押下しなければ特殊小役D4の入賞形態を構成する特殊図柄「SP」またはベル図柄B「BLB」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に表示させることができないようになっているため、ストップボタンB1が適切なタイミングで押下された場合には、特殊小役D4の入賞形態を構成する特殊図柄「SP」またはベル図柄B「BLB」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない特殊図柄「SP」またはベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定され、ストップボタンB1が適切でないタイミングで押下された場合には、いずれの役も入賞しないように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0141】
このように打順ベルA1の当選時に不正解打順であって第2リールR2が最初に停止する場合には、図28に示す例のように、特殊小役A1の入賞形態および特殊小役D1の入賞形態に共通に割り当てられているベル図柄A「BLA」(または赤7図柄「赤7」)、および特殊小役A4の入賞形態および特殊小役D4の入賞形態に共通に割り当てられているベル図柄B「BLB」(またはBAR図柄「BAR」)のうちいずれかの一方の図柄を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2を停止させる。そしてストップボタンB2に続いてストップボタンB1が押下されると、図29に示す例のように、特殊小役A1,A4の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ライン上に表示させて、ストップボタンB3の押下タイミングに応じて、特殊小役A1および特殊小役A4のいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させるため、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役A1や特殊小役A4の入賞の適否が変動するようになる。
【0142】
そして本実施の形態では、打順ベルA2,A5〜A6,B1〜B2,B5〜B6,C1〜C2,C5〜C6,D1〜D2,D5〜D6のそれぞれの当選時に不正解打順であって第2リールR2が最初に停止する場合においても、打順ベルA1の当選時に不正解打順であって第2リールR2が最初に停止する場合と同様の手法により、打順ベルA2,A5〜A6,B1〜B2,B5〜B6,C1〜C2,D1〜D2のそれぞれの当選時には、当選した2種類の特殊小役Aのうち一方の特殊小役Aの入賞形態および2種類の特殊小役Dのうち一方の特殊小役Dの入賞形態に共通に割り当てられている図柄、並びに当選した2種類の特殊小役Aのうち他方の特殊小役Aの入賞形態および2種類の特殊小役Dのうち他方の特殊小役Dの入賞形態に共通に割り当てられている図柄のいずれか一方の図柄(ベル図柄A「BLA」またはベル図柄B「BLB」)を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2を停止させ、打順ベルC5,D5のそれぞれの当選時には、当選した2種類の特殊小役Aのうち一方の特殊小役Aの入賞形態および特殊小役Eの入賞形態に共通に割り当てられている図柄、並びに当選した2種類の特殊小役Aのうち他方の特殊小役Aの入賞形態および特殊小役Eの入賞形態に共通に割り当てられている図柄のいずれか一方の図柄(ベル図柄A「BLA」またはベル図柄B「BLB」)を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2を停止させ、打順ベルC6,D6のそれぞれの当選時には、特殊小役Bの入賞形態、当選した2種類の特殊小役Aのうち一方の特殊小役Aの入賞形態および2種類の特殊小役Dのうち一方の特殊小役Dの入賞形態に共通に割り当てられているBAR図柄「BAR」、当選した2種類の特殊小役Aのうち一方の特殊小役Aの入賞形態および2種類の特殊小役Dのうち一方の特殊小役Dの入賞形態に共通に割り当てられているベル図柄B「BLB」、当選した2種類の特殊小役Aのうち他方の特殊小役Aの入賞形態および2種類の特殊小役Dのうち他方の特殊小役Dの入賞形態に共通に割り当てられているベル図柄A「BLA」のうちいずれか1個の図柄を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2を停止させる。
【0143】
そして本実施の形態では、打順ベルA2,A5〜A6,B1〜B2,B5〜B6,C1〜C2,C5〜C6,D1〜D2,D5〜D6のそれぞれの当選時に不正解打順であってB2→B1→B3の順序(打順3)で停止操作が行われた場合においても、打順ベルA1の当選時に不正解打順であってB2→B1→B3の順序(打順3)で停止操作が行われた場合と同様の手法により、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ライン上の表示位置に表示させて、ストップボタンB3の押下タイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Aのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役Aの入賞の適否が変動するようになる。
【0144】
一方、打順ベルA1の当選時にストップボタンB2に続いてストップボタンB3が押下されると、図30に示す例のように、特殊小役D1,D4の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ライン上に表示させて、ストップボタンB1の押下タイミングに応じて、特殊小役D1および特殊小役D4のいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させるため、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役D1や特殊小役D4の入賞の適否が変動するようになる。
【0145】
そして本実施の形態では、打順ベルA2,A5〜A6,B1〜B2,B5〜B6,C1〜C2,C5〜C6,D1〜D2,D5〜D6のそれぞれの当選時に不正解打順であってB2→B3→B1の順序(打順4)で停止操作が行われた場合においても、打順ベルA1の当選時に不正解打順であってB2→B3→B1の順序(打順4)で停止操作が行われた場合と同様の手法により、打順ベルA2,A5〜A6,B1〜B2,B5〜B6,C1〜C2,C6,D1〜D2,D6のそれぞれの当選時には、当選した2種類の特殊小役Dの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ライン上の表示位置に表示させて、ストップボタンB1の押下タイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Dのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、打順ベルC5,D5のそれぞれの当選時には、当選した特殊小役Eの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ライン上の表示位置に表示させて、ストップボタンB1の押下タイミングに応じて、当選した特殊小役Eが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、不正解打順であって打順4で停止操作が行われた場合には、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役D(A2,A5〜A6,B1〜B2,B5〜B6,C1〜C2,C6,D1〜D2,D6の当選時)、または特殊小役E(打順ベルC5,D5の当選時)の入賞の適否が変動するようになる。
【0146】
続いて内部抽選で打順ベルA3が当選した遊技において正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順(打順4:B2→B3→B1)で停止操作が行われた場合について説明すると、打順ベルA3の当選時にストップボタンB2が最初に押下されると、当該停止操作は正解打順であるため、第2リールR2について、メダルの払出数が最も多くなる停止位置の候補の優先度が最も高くなるように優先度を求めるロジック演算が行なわれ、上述の通り、下段ベルの入賞形態を構成するベル図柄A「BLA」またはベル図柄B「BLB」のいずれか一方を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2の停止位置が決定される。
【0147】
そして第2リールR2について有効ラインL1上の表示位置に例えば、ベル図柄A「BLA」が表示され、第1リールR1および第3リールR3が回転している状態で、ストップボタンB3がストップボタンB2に続いて押下された場合であって、例えば、第3リールR3について上段に10番のスイカ図柄A「WMA」が位置し、中段に9番の特殊図柄「SP」が位置し、下段に8番のリプレイ図柄A「RPA」が位置するタイミングでストップボタンB3が押下されたとすると、図30(A)に示す押下検出位置に対して、0コマ〜4コマの範囲で図30(B)〜図30(F)に示す5種類の停止位置の候補が存在する。ここで、図30(A)に示す状態では、打順ベルA3において重複して当選した下段ベル、特殊小役A1,A4,D1,D4のうち下段ベル、特殊小役A1,D1のみに入賞の可能性が残っているため、図30(B)に示す停止位置の候補では、1個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(1個))が表示可能であり、図30(C)および図30(F)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(特殊小役D1の図柄組合せ(2個))が表示可能であり、図30(D)に示す停止位置の候補では、1個の図柄組合せ(特殊小役A1の図柄組合せ(1個))が表示可能であり、図30(E)に示す停止位置の候補では、2個の図柄組合せ(下段ベルの図柄組合せ(2個))が表示可能となっている。そして、これら5種類の停止位置の候補のうち有効ライン上に最も多く当選役の入賞形態を示す図柄組合せを表示可能な停止位置の候補は、図30(C)、図30(E)、および図30(F)に示す停止位置の候補であるため、これら3種類の停止位置の候補についての優先度が最も高くなる。するとロジック演算の結果に基づいて最も優先度が高い停止位置の候補が複数存在することになるため、第3リールR3の停止位置については停止制御テーブルを参照して決定される。
【0148】
そして本実施の形態では、打順ベルA3が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、図8に示すように、ストップボタンB2を最初に押下する不正解打順で停止操作が行われると、特殊小役D1が入賞する場合と、特殊小役D4が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合(取りこぼし)とが存在するように押下検出位置に対する滑りコマ数が設定され、図30(E)に示す停止位置の候補が下段ベルの入賞形態を表示可能な態様であるのに対して図30(C)および図30(F)に示す停止位置の候補はいずれも特殊小役D1,D4の入賞形態を表示可能な態様となっているため、例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない図30(C)に示す停止位置の候補が停止位置として決定される。なお本実施の形態では、図7に示すように、スイカ図柄A「WMA」を第3リールR3に関する有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができるようになっているため、打順ベルA3の当選時に不正解打順であってストップボタンB2に続いてストップボタンB3が押下された場合には、図30に示す例と同様の手法により、ストップボタンB3の押下タイミングに関わらずに、スイカ図柄A「WMA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第3リールR3の停止位置が決定される。
【0149】
そして第2リールR2について有効ラインL1上の表示位置にベル図柄A「BLA」が表示され、第3リールR3について有効ラインL1上の表示位置にスイカ図柄A「WMA」が表示され、第1リールR1が回転している状態では、特殊小役D1のみが入賞可能となっており、図7に示すように、ストップボタンB1を適切なタイミングで押下しなければ特殊小役D1の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に表示させることができないようになっているため、ストップボタンB1が適切なタイミングで押下された場合には、特殊小役D1の入賞形態を構成する赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない赤7図柄「赤7」またはベル図柄A「BLA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定され、ストップボタンB1が適切でないタイミングで押下された場合には、いずれの役も入賞しないように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0150】
なお本実施の形態では、下段ベル、特殊小役A4,D4の入賞形態を構成するベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第2リールR2の停止位置が決定され、第1リールR1および第3リールR3が回転している状態において、ストップボタンB3がストップボタンB2に続いて押下された場合には、打順ベルA3の当選時の図30に示す例と同様の手法により、ストップボタンB3の押下タイミングに関わらずに、スイカ図柄A「WMA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第3リールR3の停止位置が決定され、この状態では、特殊小役D4のみが入賞の可能性が残っており、図7に示すように、ストップボタンB1を適切なタイミングで押下しなければ特殊小役D4の入賞形態を構成する特殊図柄「SP」またはベル図柄B「BLB」を第1リールR1に関する有効ラインL1上の表示位置に表示させることができないようになっているため、ストップボタンB1が適切なタイミングで押下された場合には、特殊小役D4の入賞形態を構成する特殊図柄「SP」またはベル図柄B「BLB」であって例えば、押下検出位置からの滑りコマ数が少ない特殊図柄「SP」またはベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上の表示位置(中段)に表示させるように第1リールR1の停止位置が決定され、ストップボタンB1が適切でないタイミングで押下された場合には、いずれの役も入賞しないように第1リールR1の停止位置が決定される。
【0151】
このように打順ベルA3の当選時に正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われると、特殊小役D1,D4の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ライン上に表示させて、ストップボタンB1の押下タイミングに応じて、特殊小役D1および特殊小役D4のいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させるため、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役D1や特殊小役D4の入賞の適否が変動するようになる。そして本実施の形態では、打順ベルB3の当選時に正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われた場合においても、打順ベルA3の当選時に正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われた場合と同様の手法により、当選した2種類の特殊小役Dの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Aのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役Dの入賞の適否が変動するようになる。
【0152】
また本実施の形態では、打順ベルA4,B4,C5〜C6,D5〜D6のそれぞれの当選時に打順ベルの種類に応じた正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われた場合においても、打順ベルA3の当選時に正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われた場合と同様の手法により、打順ベルA4,B4のそれぞれの当選時には、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Aのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、打順ベルC5,D5のそれぞれの当選時には、当選した特殊小役Eの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した特殊小役Eが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、打順ベルC6,D6のそれぞれの当選時には、当選した特殊小役Bの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した特殊小役Bが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができ、打順ベルの種類に応じた正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われた場合には、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて特殊小役A(打順ベルA4,B4の当選時)、特殊小役E(打順ベルC5,D5の当選時)、または特殊小役B(打順ベルC6,D6の当選時)、の入賞の適否が変動するようになる。例えば、打順ベルA4の当選時に正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順(打順3)で停止操作が行われた場合には、最初に停止する第2リールR2については上述の通り、停止操作のタイミングに関わらずに、下段ベルの入賞形態を構成する図柄を有効ラインL1上の表示位置に表示させ、この状態では、下段ベル、当選した2種類の特殊小役Aのうちいずれか一方の特殊小役A、および当選した2種類の特殊小役Dのうちいずれか一方の特殊小役Dのみが入賞の可能性が残り、2番目に停止する第1リールR1に関して、当選した特殊小役Aの入賞形態を構成する図柄を停止操作のタイミングに関わらずに有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができ、当該図柄を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止位置の候補が最も優先度の高い停止位置となるように各役の入賞形態を構成する図柄組合せの数が設定されているため、当選した2種類の特殊小役Aの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した2種類の特殊小役Aのいずれかが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができるようになっている。
【0153】
また例えば、打順ベルC5の当選時に正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順(打順6)で停止操作が行われた場合には、最初に停止する第3リールR3については上述の通り、停止操作のタイミングに関わらずに、右下がりベルの入賞形態を構成する図柄を有効ラインL1上の表示位置に表示させ、この状態では、右下がりベルおよび当選した特殊小役Eのみが入賞の可能性が残り、2番目に停止する第2リールR2に関して、当選した特殊小役Eの入賞形態を構成する図柄を有効ラインL1上の表示位置に必ず表示させることができ、当該図柄を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止位置の候補が最も優先度の高い停止位置となるように各役の入賞形態を構成する図柄組合せの数が設定されているため、当選した特殊小役Eの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上の表示位置に表示させて、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、当選した特殊小役Eが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させることができるようになっている。
【0154】
以上に述べたように本実施の形態では、打順ベルA1〜A6,B1〜B6のいずれかが当選した遊技において、正解打順である場合には、ベル(上段ベル、下段ベル、または右上がりベル)の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させるように各リールを停止させ、不正解打順である場合には、特殊小役Aの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させるように各リールを停止させる第1制御と、特殊小役Dの入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させるように各リールを停止させる第2制御とを停止操作の順序に応じて切り替え、不正解打順であって打順1〜打順3のいずれかである場合には第1制御を行い、不正解打順であって打順4〜打順6のいずれかである場合には第2制御を行うようになっている。このため本実施の形態によれば、正解打順である場合には、打順ベルの種類に応じたベル(上段ベル、下段ベル、または右上がりベル)を入賞させることができるようになり、正解打順で停止操作が行われた場合であっても多様な停止態様を実現することができ、遊技の単調化を防ぐことができるようになる。
【0155】
また本実施の形態によれば、例えば、特殊小役D1〜D4のうち特殊小役D1,D4が共通して当選する打順ベルA1,A3,A5,B2,B4,B6のそれぞれが当選した遊技において、不正解打順であって打順4〜打順6のいずれかである場合には、特殊小役D1,D4の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させるように各リールを停止させる第2制御を行うため、ベルの種類に関わらずに共通の役(特殊小役D1,D4)を入賞させることができるようになる。また例えば、特殊小役A1〜A4のうち特殊小役A1,A4が共通して当選する打順ベルA1〜A4のそれぞれが当選した遊技において、不正解打順であって打順1〜打順3のいずれかである場合には、特殊小役A1,A4の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させるように各リールを停止させる第1制御を行うため、ベルの種類に関わらずに共通の役(特殊小役A1,A4)を入賞させることができるようになる。また例えば、特殊小役A1〜A4のうち特殊小役A1,A4が共通して当選し、特殊小役D1〜D4のうち特殊小役D1,D4が共通して当選する打順ベルA1,A3のそれぞれが当選した遊技において、不正解打順であって打順1〜打順3のいずれかである場合には、特殊小役A1,A4の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させるように各リールを停止させる第1制御を行い、不正解打順であって打順4〜打順6のいずれかである場合には、特殊小役D1,D4の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ラインL1上に表示させるように各リールを停止させる第1制御を行うため、ベルの種類に関わらずに共通の役(特殊小役A1,A4,D1,D4)を入賞させることができるようになる。
【0156】
また本実施の形態では、打順ベルA1〜A6,B1〜B6において、正解打順である場合に入賞する小役である正解小役(上段ベル、下段ベル、および右上がりベル)を複数種類設けたので、不正解打順である場合に入賞する小役である不正解小役(特殊小役Aおよび特殊小役D)の種類を抑制することができるようになる。ここで本実施の形態のように複数種類の打順ベルを用意し、打順ベルの当選時に停止操作の順序に応じて、入賞する役を変化させる停止制御を行う場合には、打順ベルのそれぞれにおいて、重複して当選する小役の組合せが互いに異なる必要があり、従来では、例えば、1種類の正解小役と複数種類の不正解小役とを用意し、正解小役と重複して当選する不正解小役の組合せが互いに異なるように各打順ベルの当選態様を設定することにより、重複して当選する小役の組合せが互い異なるようにしていたため、多数の不正解小役を必要とするものであった。しかしながら本実施の形態では、不正解小役の組合せが互いに同一であっても正解小役が異なることにより重複して当選する小役の組合せが互いに異なるようにすることができるため、不正解小役の種類を抑制することができるようになる。
【0157】
また本実施の形態では、第2リールR2を最初に停止させる押下順序(打順3,4)に対しては正解打順が設定されていない打順ベルA1〜A2,A5〜A6、B1〜B2,B5〜B6のいずれかが当選した遊技において、不正解打順であって第2リールR2が最初に停止する場合には、特殊小役A1,A3の入賞形態および特殊小役D1,D2の入賞形態に共通に割り当てられているベル図柄A「BLA」(または赤7図柄「赤7」)、並びに特殊小役A2,A4の入賞形態および特殊小役D3,D4の入賞形態に共通に割り当てられているベル図柄B「BLB」(またはBAR図柄「BAR」)のいずれか一方の図柄を有効ラインL1上に表示させるように第2リールR2を停止させ、第2リールR2以外のリールを停止させる停止操作の順序に応じて、第1制御と第2制御とを切り替えるようにしているため、第2リールR2以外のリールを停止させる停止操作の順序に応じて、入賞する役を変化させることができ、多様な停止態様を実現して遊技の単調化を防ぐことができるようになる。
【0158】
また本実施の形態では、内部抽選で打順ベルA1〜A6,B1〜B6のいずれかが当選した遊技において、ストップボタンB1が最初に押下された場合には、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であってもリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上に表示させるように第1リールR1を停止させ、ストップボタンB2が最初に押下された場合には、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であってもベル図柄A「BLA」またはベル図柄B「BLB」を有効ラインL1上に表示させるように第2リールR2を停止させ、ストップボタンB3が最初に押下された場合には、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であってもスイカ図柄A「WMA」を有効ラインL1上に表示させるように第3リールR3を停止させるため、最初の停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であってもリール毎に共通の図柄を表示させることができ、いずれの押下順序で停止操作が行われた場合であっても最初の停止操作に対応するリールの停止時の挙動によって遊技者に当選役の種類および当選役の入賞の適否が容易に把握されてしまうことを防ぐことができるようになる。
【0159】
また本実施の形態では、打順ベルC1〜C6,D1〜D6のいずれかが当選した遊技において、正解打順である場合には、右下がりベルを入賞させるように各リールを停止させ、正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順である場合には、右下がりベルの入賞形態、および当選した2種類の特殊小役A(打順ベルC1〜C2,D1〜D2の当選時)、当選した2種類の特殊小役C(打順ベルC3〜C4,D3〜D4の当選時)、当選した特殊小役E(打順ベルC5,D5の当選時)、または当選した特殊小役B(打順ベルC6,D6の当選時)の入賞形態に共通に割り当てられている図柄を有効ライン上に表示させるように最初の停止操作に対応するリールを停止させ、最初に停止させたリールに関して右下がりベルと共通の図柄が割り当てられている特殊小役の入賞形態を構成する図柄を優先的に有効ライン上に表示させて、当該特殊小役が入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように回転中の残りのリールを停止させる制御を行うようになっている。このため本実施の形態では、正解打順で停止操作が行われると、右下がりベルが入賞して一定数のメダルを獲得することができるが、正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われると、特殊小役A1〜A4,B1〜B2,C1〜C4,E1〜E2のいずれかが入賞して正解打順で停止操作を行った場合よりも少ないメダルしか獲得できない、または役の取りこぼしが発生してメダルを獲得することができないようになる。このように本実施の形態では、停止操作の順序に応じてメダルの獲得数(払出数)を変化させることができるようになっているが、正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順では、役の取りこぼしが発生し得るため、正解打順と、正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順とではメダルの獲得数に差が生じるが正解打順および正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順のいずれにおいても必ずメダルを獲得できる制御を行う場合に比べて、メダルの獲得状況の変化を大きくすることができるようになる。
【0160】
また本実施の形態では、いずれかの打順ベルが当選した場合に、不正解打順である場合には、最後に停止させるリールに対する停止操作のタイミングに応じて、特殊小役の入賞の適否を変動させるようにしているため、全てのリールを停止させるまで遊技者の関心を引き付けることができるようになる。
【0161】
また本実施の形態では、打順ベルA1の当選時に正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順(打順2)で停止操作が行われると、第2リールR2を停止させる際に適切なタイミングでストップボタンB2を押下しなければ、特殊小役A1や特殊小役A4を入賞させることができず、打順ベルA1に含まれる特殊小役A1と打順ベルB1に含まれる特殊小役A2とは、第2リールR2に関して入賞形態を構成する図柄を同時に狙うことができず、また打順ベルA1に含まれる特殊小役A4と打順ベルB1に含まれる特殊小役A3とは、第2リールR2に関して入賞形態を構成する図柄を同時に狙うことができないため、正解打順と最初に停止させるリールが共通する不正解打順で停止操作が行われると、1/2の確率でしか特殊小役A1や特殊小役A4の入賞を達成することができないようになっている。そして本実施の形態では、不正解打順であってB2→B1→B3の順序(打順3)においても、打順ベルA1に含まれる特殊小役Aと打順ベルB1に含まれる特殊小役Aとが第3リールR3に関して同様の関係が成立しており、また不正解打順であってB2→B3→B1の順序(打順4)においても、打順ベルA1に含まれる特殊小役Dと打順ベルB1に含まれる特殊小役Dとが第1リールR1に関して同様の関係が成立しており、また不正解打順であってB3→B1→B2の順序(打順5)においても、打順ベルA1に含まれる特殊小役Dと打順ベルB1に含まれる特殊小役Dが第2リールR2に関して同様の関係が成立しており、また不正解打順であってB3→B2→B1の順序(打順6)においても、打順ベルA1に含まれる特殊小役Dと打順ベルB1に含まれる特殊小役Dとが第1リールR1に関して同様の関係が成立しているため、打順ベルA1が当選した場合に、不正解打順では、打順ベルB1に含まれる特殊小役との関係により、1/2の確率でしか特殊小役の入賞を達成することができないようになっている。なお、打順ベルA2〜A6についても打順ベルB2〜B6のそれぞれに含まれる特殊小役との関係により、また打順ベルB1〜B6についても打順ベルA1〜A6のそれぞれに含まれる特殊小役との関係により、また打順ベルC1〜A6についても打順ベルD1〜D6のそれぞれに含まれる特殊小役との関係により、また打順ベルD1〜D6についても打順ベルC1〜C6のそれぞれに含まれる特殊小役との関係により、不正解打順では、1/2の確率でしか特殊小役の入賞を達成することができないようになっている。そして本実施の形態では、通常状態またはボーナス成立状態では、それぞれの打順ベルは同一の当選確率であるため、それぞれの押下順序で遊技を行った場合の出玉率を同一にすることができ、演出状態がAT状態でない遊技において特定の押下順序で遊技を行った場合に遊技者にとって有利となる状況の発生を防止することができるようになる。
【0162】
3.変形例
本発明は、上記の実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能であり、以下に変形例を紹介する。なお、上記実施形態や、以下において変形例として説明する各種の手法は、本発明を実現する制御手法として適宜組み合わせて採用することができる。
【0163】
上記実施形態では、第1リールR1を特定リールとして、ストップボタンB1が最初に押下された場合の第1リールR1の停止態様によって遊技者に当選役の種類および当選役の入賞の適否が容易に把握されてしまうことを防ぐことができるようにした場合を例に取り説明をしたが、第2リールR2を特定リールとして、ストップボタンB2が最初に押下された場合の第2リールR2の停止態様によって遊技者に当選役の種類および当選役の入賞の適否が容易に把握されてしまうことを防ぐことができるようにしてもよいし、第3リールR3を特定リールとして、ストップボタンB3が最初に押下された場合の第3リールR3の停止態様によって遊技者に当選役の種類および当選役の入賞の適否が容易に把握されてしまうことを防ぐことができるようにしてもよい。
【0164】
また上記実施形態では、いずれかの打順ベルが当選した遊技においてストップボタンB1が最初に押下された場合には、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であっても共通の停止態様(リプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させる停止態様)で第1リールR1を停止させる場合を例に取り説明したが、いずれかの打順ベルが当選した遊技において引き込み範囲内に複数個のリプレイ図柄A「RPA」(特定図柄)が存在する押下検出位置(タイミング)でストップボタンB1が最初に押下された場合には、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であっても同一の位置(同一の図柄番号)のリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させることが望ましい。例えば、いずれかの打順ベルが当選した遊技において、全てのリールが回転している状態で、第1リールR1について中段に15番のリプレイ図柄A「RPA」が位置するタイミングでストップボタンB1が押下された場合には、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であっても15番のリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させることが望ましい。なおこの例では、当該停止操作が正解打順である場合および不正解打順である場合のいずれの場合であっても19番のリプレイ図柄A「RPA」を有効ラインL1上の表示位置に表示させるように第1リールR1を停止させるようにしてもよい。
【0165】
また上記実施形態では、4種類の特殊小役Aと、4種類の特殊小役Dとを設けた場合を例に取り説明したが、特殊小役Aおよび特殊小役Dのそれぞれは、2種類以上であればよく4種類に限られるものではない。
【0166】
また上記実施形態では、打順ベルA1〜A6,B1〜B6において、4種類の特殊小役Aのうち2種類の特殊小役Aが重複して当選する場合を例に取り説明したが、複数種類の特殊小役Aのうちの一部の特殊小役Aが当選すればよく2種類に限られるものではない。例えば、特殊小役Aとして、「RPA・赤7・赤7」の図柄組合せが割り当てられた第1特殊小役A、「RPA・WMB・赤7」の図柄組合せが割り当てられた第2特殊小役A、「RPA・WMA・赤7」の図柄組合せが割り当てられた第3特殊小役A、「RPA・赤7・SP」の図柄組合せが割り当てられた第4特殊小役A、「RPA・WMB・SP」の図柄組合せが割り当てられた第5特殊小役A、「RPA・WMA・SP」の図柄組合せが割り当てられた第6特殊小役A、「RPA・赤7・BAR」の図柄組合せが割り当てられた第7特殊小役A、「RPA・WMB・BAR」の図柄組合せが割り当てられた第8特殊小役A、「RPA・WMA・BAR」の図柄組合せが割り当てられた第9特殊小役Aを用意し、打順ベルとして、上段ベルが第1特殊小役A、第5特殊小役A、および第9特殊小役Aと特殊小役Dと重複して当選し、打順1が正解打順として設定された第1打順ベル、上段ベルが第2特殊小役A、第6特殊小役A、および第7特殊小役Aと特殊小役Dと重複して当選し、打順1が正解打順として設定された第2打順ベル、上段ベルが第3特殊小役A、第4特殊小役A、および第8特殊小役Aと特殊小役Dと重複して当選し、打順1が正解打順として設定された第3打順ベルを用意し、第1打順ベル、第2打順ベル、および第3打順ベルのいずれかが当選した場合に、不正解打順であって打順2である場合には、特殊小役Aが入賞する場合と、いずれの役も入賞しない場合とが存在するように各リールを停止させるようにしてもよい。このようにすれば、第1打順ベルが当選した場合に、不正解打順であって打順2では、第2打順ベルに含まれる特殊小役Aおよび第3打順ベルに含まれる特殊小役Aとの関係により、1/3の確率でしか特殊小役Aの入賞を達成することができないようにすることができ、同様に第2打順ベルおよび第3打順ベルのそれぞれについても他の2種類の打順ベルのそれぞれに含まれる特殊小役Aとの関係により、不正解打順であって打順2では、1/3の確率でしか特殊小役Aの入賞を達成することができないようにすることができるようになる。なお特殊小役Dについても同様に打順ベルA1〜A6,B1〜B6において複数種類の特殊小役Dのうちの一部の特殊小役Dが当選すればよく2種類に限られるものではないため、例えば、上記と同様に9種類の特殊小役Dを用意し、第1打順ベル、第2打順ベル、第3打順ベルのそれぞれにおいて、上記と同様に9種類の特殊小役Dのうち3種類の特殊小役Dが重複して当選するように当選態様を設定することにより、不正解打順ではいずれの押下順序においても、1/3の確率でしか特殊小役の入賞を達成することができないようにすることができるようになる。
【0167】
また上記実施形態では、打順ベルA1〜A6,B1〜B6のいずれかの当選時に正解打順である場合に入賞する小役として、打順1または2が正解打順である場合に入賞する上段ベル、打順3または4が正解打順である場合に入賞する下段ベル、打順5または6が正解打順である場合に入賞する右上がりベルの3種類のベルを設けた場合を例に取り説明したが、打順1が正解打順である場合に入賞する小役と打順2が正解打順である場合に入賞する小役とを別の役としてもよく、打順3が正解打順である場合に入賞する小役と打順4が正解打順である場合に入賞する小役とを別の役としてもよく、打順5が正解打順である場合に入賞する小役と打順6が正解打順である場合に入賞する小役とを別の役としてもよい。すなわち打順ベルA1〜A6,B1〜B6のいずれかの当選時に正解打順である場合に入賞する小役として最大で6種類の役を設けるようにしてもよい。例えば、「WMA・BLA・WMA」、「WMA・BLB・WMA」、「CH・BLA・WMA」、「CH・BLB・WMA」の4種類の図柄組合せが割り当てられた特殊ベルを用意し、打順ベルA4,B4のそれぞれでは、下段ベルに替えて特殊ベルが特殊小役Aおよび特殊小役Dと重複して当選するようにし、正解打順(打順4)では特殊ベルが入賞するようにしてもよい。なおこの例では、ボーナス状態では、いずれかの打順ベルの当選時に正解打順である場合に入賞する小役の全てが重複して当選するようにしてもよい。また打順1が正解打順である場合に入賞する小役と打順2が正解打順である場合に入賞する小役とは、正解打順である場合に最初に停止する第1リールR1について入賞形態を構成する図柄が共通の図柄であることが望ましく、打順3が正解打順である場合に入賞する小役と打順4が正解打順である場合に入賞する小役についても正解打順である場合に最初に停止する第2リールR2について入賞形態を構成する図柄が共通の図柄であることが望ましく、打順5が正解打順である場合に入賞する小役と打順6が正解打順である場合に入賞する小役についても、正解打順である場合に最初に停止する第1リールR1について入賞形態を構成する図柄が共通の図柄であることが望ましい。また例えば、打順3〜6のそれぞれが正解打順である場合に入賞する小役を共通の役としてもよい。すなわち打順ベルA1〜A6,B1〜B6のいずれかの当選時に正解打順である場合に入賞する小役として最小で2種類の役を設けるようにしてもよい。
【0168】
また上記実施形態では、特殊小役A1〜A4に割り当てられている図柄組合せの全てを1つの役(例えば、第1特殊小役)の入賞形態として割り当て、特殊小役D1〜D4に割り当てられている図柄組合せの全てを1つの役(例えば、第2特殊小役)の入賞形態として割り当て、打順ベルA1〜A6,B1〜B6に替えて、上段ベルが第1特殊小役および第2特殊小役と重複して当選する第1打順ベル、下段ベルが第1特殊小役および第2特殊小役と重複して当選する第2打順ベル、および右上がりベルが第1特殊小役および第2特殊小役と重複して当選する第3打順ベルを設け、第1打順ベルに対してストップボタンB1を最初に押下する順序を正解打順として設定し、第2打順ベルに対してストップボタンB2を最初に押下する順序を正解打順として設定し、第3打順に対してストップボタンB3を最初に押下する順序を正解打順として設定し、いずれかの打順ベルの当選時に不正解打順である場合には、第1特殊小役および第2特殊小役のいずれかが必ず入賞して1枚のメダルが払出されるようにしてもよい。
【0169】
また上記実施形態では、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態の各遊技状態における規定投入数が同一である場合について説明をしたが、通常状態およびボーナス成立状態の規定投入数は同一であるが、ボーナス状態の規定投入数は通常状態およびボーナス成立状態とは異なるようにしてもよい。例えば、通常状態およびボーナス成立状態の規定投入数を3枚に設定し、ボーナス状態の規定投入数を2枚に設定してもよいし、通常状態およびボーナス成立状態の規定投入数を3枚と2枚(または1枚)とを選択可能に設定し、ボーナス状態では規定投入数を3枚、2枚、および1枚のいずれか1種類に設定するようにしてもよい。この例では、小役の配当を規定投入数によって決定し、それぞれの小役の配当について、ボーナス状態の規定投入数における配当が通常状態およびボーナス成立状態のいずれの規定投入数における配当と比較して同数以上となるように設定することが望ましい。
【0170】
また上記実施形態では、通常状態およびボーナス成立状態における小役の当選態様として、上段ベル、右下がりベル、下段ベル、および右上がりベルが重複する当選態様が設けられていない場合について説明をしたが、通常状態およびボーナス成立状態においてこれらの役が重複して当選する当選態様が設けられていてもよい。また通常状態およびボーナス成立状態では、これらの役の一部のみまたは全てが重複して当選する当選態様などが存在していてもよいし、これらの役の一部のみが重複して当選する当選態様とこれらの役の全てが重複して当選する当選態様とが混在していてもよい。
【0171】
また上記実施形態では、ボーナス状態における小役の当選態様として、上段ベル、右下がりベル、下段ベル、および右上がりベルが互いに重複せずに当選する当選態様が存在しない場合について説明をしたが、ボーナス状態においてこれらの役が互いに重複せずに当選する当選態様が設けられていてもよい。またボーナス状態では、これらの役の一部のみまたは全てが重複して当選する当選態様を設定するようにしてもよく、これらの役の一部のみが重複して当選する当選態様と、これらの役の全てが重複して当選する当選態様とが混在していてもよい。
【0172】
また上記実施の形態では、ボーナス成立状態においてハズレが発生することがなく、必ずリプレイや小役が当選する場合を例に取り説明したが、ボーナス成立状態において極めて低い確率(例えば、1/65536)でハズレ(不当選)が発生して、内部抽選の結果がハズレの場合に限ってビッグボーナス(BB)が入賞可能となるようにしてもよい。この例では、通常状態およびボーナス成立状態では規定投入数として、3枚と、2枚(または1枚)とが選択可能であり、ボーナス状態では規定投入数が3枚のみに設定され、ボーナス成立状態では、規定投入数が3枚である場合にハズレ(不当選)が発生することがなく小役またはリプレイのいずれかが必ず当選し、規定投入数が2枚(または1枚)である場合に小役およびリプレイがいずれも当選しないハズレが発生し得るように内部抽選を行い、ボーナス成立状態において内部抽選の結果がハズレである場合にビッグボーナス(BB)のみが当選している状態であることに基づいてビッグボーナス(BB)が入賞可能となるようにしてもよい。この場合には、ボーナス成立状態において小役やリプレイが当選した場合には停止操作の態様に関わらずに必ずビッグボーナス(BB)の入賞が回避されることが好ましい。またボーナス成立状態では、少なくともメダルの投入数が3枚である場合に通常状態よりもリプレイが高確率で当選するようになっていればよく、メダルの投入数が2枚(または1枚)である場合に、通常状態と同じ確率、あるいは通常状態よりも低い確率でリプレイが当選するようになっていてもよい。
【0173】
このようにすれば、3枚のメダルを投入した場合には、ボーナス成立状態においてビッグボーナス(BB)よりも入賞が優先されるリプレイや小役が必ず当選してボーナス成立状態を維持するための遊技者の操作負担が大幅に軽減され、2枚(または1枚)のメダルを投入した場合には、内部抽選でハズレが発生し得るため容易にビッグボーナス(BB)を入賞する機会を容易に得ることができるようになっている。すなわち、遊技者がメダルの投入数を選択するだけでボーナス成立状態を維持するかどうかを決定することができるようになる。
【0174】
また上記実施形態では、打順ベルが当選した場合にストップボタンの押下順序または押下タイミングによって小役を入賞させることができない場合に、ビッグボーナス(BB)が入賞可能となるようにしてもよい。例えば、打順ベルの当選時に特殊小役A1〜特殊小役A4の取りこぼしで表示される図柄組合せがビッグボーナス(BB)の入賞形態を示す図柄組合せとして設定されていると、打順ベルの当選時にストップボタンB1を最初に押下することによって特殊小役A1、特殊小役A2、特殊小役A3、あるいは特殊小役A4の取りこぼしが発生した場合にビッグボーナス(BB)が入賞させるようにすることができる。
【0175】
すなわち、ボーナス成立状態において一部の小役の当選態様では、当選した小役を取りこぼすことによってボーナスが入賞可能となっていてもよいし、ボーナス成立状態において小役が当選した場合には、当選した小役の当選態様に関わらずボーナスの入賞が回避されるようにしてもよい。後者のように小役およびリプレイのいずれが当選した場合でもボーナスの入賞が回避されるようにすれば、ボーナス成立状態を維持するための遊技者の操作負担を大幅に軽減しつつ遊技者にメダルを獲得させることができるようになる。
【0176】
また上記実施形態では、図20および図21に示すように、ボーナス状態では、全ての小役の当選確率を通常状態やボーナス成立状態よりも上昇させた場合を例に取り説明したが、ボーナス状態では、少なくとも1個の小役(例えば、上段ベルや特殊小役やチャンス役)の当選確率を通常状態やボーナス成立状態よりも上昇させるようにすればよく、残りの小役については、通常状態やボーナス成立状態と同一の当選確率とするようにしてもよい。
【0177】
また上記実施形態では、リールの本数が3本である遊技機を例に取り説明をしたが、リールの本数が4本以上である遊技機においても上記実施形態の手法を適用することができる。
【符号の説明】
【0178】
BX 収納箱、UD 前面上扉、DD 前面下扉、DW 表示窓、
L1 有効ライン、DS 遊技情報表示部、LCD 液晶ディスプレイ、
R1 第1リール、R2 第2リール、R3 第3リール、
B0 ベットボタン、SL スタートレバー、B1〜B3 ストップボタン、
MI メダル投入口、MO メダル払い出し口、MP メダル受け皿、
100 遊技制御手段、105 投入受付手段、110 乱数発生手段、
120 内部抽選手段、130 リール制御手段、140 入賞判定手段、
150 払出制御手段、160 リプレイ処理手段、170 遊技状態移行制御手段、
180 演出制御手段、190 記憶手段、
191 内部抽選テーブル記憶手段、192 抽選フラグ記憶手段、
193 停止制御テーブル記憶手段、194 入賞判定テーブル記憶手段、
195 演出データ記憶手段、196 演出抽選テーブル記憶手段、
197 AT終了判定カウンタ、
210 メダル投入スイッチ、220 ベットスイッチ、230 スタートスイッチ、
240 ストップスイッチ、310 リールユニット、315 リールインデックス、
320 ホッパーユニット、325 払出メダル検出スイッチ、
330 表示装置、340 音響装置

図1
図2
図3
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