特許第6442691号(P6442691)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6442691
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20181217BHJP
【FI】
   A63F5/04 512Z
【請求項の数】2
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2016-23774(P2016-23774)
(22)【出願日】2016年2月10日
(62)【分割の表示】特願2011-237885(P2011-237885)の分割
【原出願日】2011年10月28日
(65)【公開番号】特開2016-93604(P2016-93604A)
(43)【公開日】2016年5月26日
【審査請求日】2016年2月10日
【審判番号】不服-11719(P-11719/J1)
【審判請求日】2017年8月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
(74)【代理人】
【識別番号】110000936
【氏名又は名称】特許業務法人青海特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松田 泰祐
(72)【発明者】
【氏名】長村 友和
(72)【発明者】
【氏名】川嶋 隆義
(72)【発明者】
【氏名】日▲高▼ 重之
(72)【発明者】
【氏名】和田 大亮
(72)【発明者】
【氏名】岡崎 秀明
【合議体】
【審判長】 瀬津 太朗
【審判官】 松川 直樹
【審判官】 川崎 優
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−50307(JP,A)
【文献】 特開2008−183154(JP,A)
【文献】 特開2013−94294(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技の進行に従って遊技者が獲得した遊技媒体の数に関するコマンドを決定するコマンド決定手段と、決定されたコマンドを送信するコマンド送信手段と、を有する第1制御基板と、
前記第1制御基板から受信したコマンドに基づく処理を遂行する第2制御基板と、
を備えた遊技機であって、
前記コマンド決定手段は、所定の条件下において遊技者が獲得した遊技媒体の累積数が変化したことを契機に、付与数を含むコマンドを決定し、
前記第2制御基板は、
前記付与数を計数するまで、変化前の遊技媒体の累積数に、累積数を表示部に順次表示する頻度である表示頻度と前記付与数とに基づいて決定された所定数を繰り返し加算または減算して累積数の推移の途中段階を示す推移累積数を導出する推移累積数導出手段と、
前記推移累積数を表示部に順次表示する推移累積数表示手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記推移累積数表示手段は、前記付与数が−規定数〜払出枚数の最大値で表される所定の許容範囲に含まれていれば、前記推移累積数を表示部に順次表示し、前記付与数が所定の許容範囲に含まれないと、前記推移累積数を表示することなく、変化後の遊技媒体の累積数を表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技者に付与された遊技媒体の累積数を表示部に表示可能な遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機としてのスロットマシンでは、遊技者によるメダル(遊技媒体)の投入およびスタートスイッチの操作に応じて、当選役の抽選を行うと共に、種々の図柄が記された複数の回転リールが回転する。そして、抽選結果と遊技者によるストップスイッチの操作に応じて回転リールが順次停止され、払い出しの対象となるラインである有効ライン上に、当選役に対応する図柄組み合わせが表示されると、所定枚数のメダルが払い出されるなど、当選役に応じた遊技上の利益が遊技者に付与されることとなる。
【0003】
このようなスロットマシンの内部には、上記の各種遊技動作を制御するための複数の制御基板が設けられ、それぞれが遊技上の役割を分担している。例えば、マスタに相当する主制御基板は、遊技を進行するための総括的な処理を行い、その処理結果は、遊技に関するコマンドとして、スレーブに相当する周辺の制御基板に伝達される。そして、周辺の制御基板は上記コマンドに基づいて、周辺の制御基板ごとに分担された処理を遂行する。このような複数の制御基板の連携により遊技が進行することとなる。
【0004】
例えば、上述したように当選役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されると、主制御基板は、当選役に対応する払出枚数に達するまで順次1枚ずつメダルを払い出すと共に、その払出のタイミングに合わせて払い出したメダル数に相当する枚数情報をコマンド(払出コマンド)として副制御基板に順次送信し、副制御基板は、そのコマンドに応じ、液晶制御基板を通じて払い出したメダルの累積数を液晶表示部に順次表示していた。このとき、液晶制御基板は、各累積数に対応した払出枚数画像を一定の時間間隔で変化させながら表示する(例えば、特許文献1)。こうして、遊技者は、液晶表示部を通じ、遊技に伴って付与されたメダルの累積数を容易に把握することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−50307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、副制御基板は、主制御基板の払出処理に応じて液晶制御基板を制御しており、例えば、副制御基板は、主制御基板がメダルを払い出す度にコマンドを受信し、そのコマンドに応じて液晶制御基板に払出枚数画像を表示させているので、15枚のメダルの払出に対して、払出枚数画像を表示させるためのコマンドを15回以上送信していた。したがって液晶制御基板では、払出枚数画像の表示処理に並行して次のコマンドを受信する処理に追われ、処理負荷の増大を招いていた。
【0007】
また、副制御基板は、このような払出枚数画像を表示させるためのコマンド(カウンタコマンド)と同一契機に、液晶表示部に他の演出を表示するためのコマンド(画像コマンド)を送信するので、短時間に処理が集中し、処理負荷の増大に伴ってコマンドのスムーズな送受信や払出枚数画像のスムーズな更新に影響を与えるおそれがあった。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、コマンドの簡素化を通じて基板間の情報の伝達に関する処理負荷の軽減を図り、払出枚数の累積数をスムーズに報知することが可能な遊技機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、遊技の進行に従って遊技者が獲得した遊技媒体の数に関するコマンドを決定するコマンド決定手段と、決定されたコマンドを送信するコマンド送信手段と、を有する第1制御基板と、第1制御基板から受信したコマンドに基づく処理を遂行する第2制御基板と、を備えた遊技機であって、コマンド決定手段は、所定の条件下において遊技者が獲得した遊技媒体の累積数が変化したことを契機に、付与数を含むコマンドを決定し、第2制御基板は、付与数を計数するまで、変化前の遊技媒体の累積数に、累積数を表示部に順次表示する頻度である表示頻度と付与数とに基づいて決定された所定数を繰り返し加算または減算して累積数の推移の途中段階を示す推移累積数を導出する推移累積数導出手段と、推移累積数を表示部に順次表示する推移累積数表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
推移累積数表示手段は、付与数が−規定数〜払出枚数の最大値で表される所定の許容範囲に含まれていれば、推移累積数を表示部に順次表示し、付与数が所定の許容範囲に含まれないと、推移累積数を表示することなく、変化後の遊技媒体の累積数を表示部に表示してもよい。

【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、コマンドの簡素化を通じて基板間の情報の伝達に関する処理負荷の軽減を図り、払出枚数の累積数をスムーズに報知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】スロットマシンの概略的な機械的構成を説明するための外観図である。
図2】スロットマシンの概略的な機械的構成を説明するための前面扉を開いた状態での外観図である。
図3】リールの図柄配列を示す図である。
図4】スロットマシンの概略的な電気的構成を示したブロック図である。
図5】有効ラインおよび各テーブルを説明するための説明図である。
図6】主制御基板のメイン処理を示したフローチャートである。
図7】副制御基板のサブ処理を示したフローチャートである。
図8】副制御基板のコマンド受信処理を示したフローチャートである。
図9】液晶制御基板の処理を示したフローチャートである。
図10】液晶制御基板のコマンド受信処理を示したフローチャートである。
図11】液晶制御基板の液晶表示処理を示したフローチャートである。
図12】液晶制御基板の処理を模式的に示した説明図である。
図13】液晶制御基板のコマンド受信処理を示したフローチャートである。
図14】液晶制御基板の液晶表示処理を示したフローチャートである。
図15】液晶制御基板の処理を模式的に示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0015】
本発明の実施形態の理解を容易にするため、まず、遊技者が遊技可能なスロットマシン(遊技機)の機械的構成および電気的構成を簡単に説明し、その後、スロットマシンの各基板における具体的な処理を説明する。
【0016】
(スロットマシン100の機械的構成)
図1図2の外観図に示すように、スロットマシン100は、略矩形状の箱体である筐体102と、筐体102の前面開口部に対して回動可能な連結部材により開閉可能に取り付けられた前面上扉104と、前面上扉104の下方に位置し、前面上扉104同様、筐体102の前面開口部に対して開閉可能に取り付けられた前面下扉106と、前面下扉106の下部に位置し、メダル排出口108aから払い出されたメダルを貯留するための受け皿部108とを備えている。
【0017】
前面下扉106の上部には操作部設置台122が形成され、操作部設置台122には、メダル投入部124、ベットボタン126、スタートスイッチ128、ストップスイッチ130等が配設されている。
【0018】
操作部設置台122の右側に位置するメダル投入部124は、メダル投入口(投入口)124aを通じて遊技媒体としてのメダルの投入を受け付け、前面下扉106の背面に設けられたメダルセレクタ(図示せず)にメダルを送る。メダルセレクタには、メダルの投入が可能な投入期間外に投入されたメダルや規格外のメダルをメダル排出口108aに導くブロッカー(図示せず)と、投入期間内に投入された規格内のメダルの通過を検出する投入メダル検出部124bとが設けられている。ここで、メダル排出口108aに導かれたメダルは受け皿部108に排出される。遊技者により、1遊技を開始するために必要なメダルの投入枚数である規定数を超えてメダルが投入されると、その規定数を超えた分のメダルが、所定枚数(例えば50枚)を上限としてスロットマシン100の内部に電子的に貯留(以下、単に「クレジット」という。)される。ここで、1遊技は、メダルの投入を契機として1度の払い出しを受け得る一連の遊技をいう。また、ここでは、規定数は「3」に設定されている。
【0019】
ベットボタン126は、クレジットされているメダルのうち規定数のメダルを投入(ベット)する、押圧式のボタンスイッチである。精算ボタン132は、クレジットされているメダルの返却(精算)要求操作を受け付ける、押圧式のボタンスイッチである。
【0020】
操作部設置台122の左側に位置するスタートスイッチ128は、傾倒操作を検出可能なスタートレバーまたは押圧操作を検出可能なボタンスイッチで形成され、遊技者による1遊技の開始操作を検出する。
【0021】
前面上扉104の下部略中央には、ガラス板や透明樹脂板等で構成された無色透明の図柄表示窓136が設けられ、筐体102内の図柄表示窓136に対応した位置には、リールユニット134が設けられている。リールユニット134には、図3に示すように、21に等分された各領域に複数種類の図柄がそれぞれ配列された3つの回転リール(左リール134a、中リール134b、右リール134c)が、それぞれ独立して回動可能に設けられ、遊技者は、図柄表示窓136を通じて、左リール134a、中リール134b、右リール134cを視認することができる。リールユニット134は、スタートスイッチ128の操作を契機として、左リール134a、中リール134b、右リール134cの回転を開始する。
【0022】
操作部設置台122の中央に位置するストップスイッチ130は、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれに対応して設けられた、遊技者の押圧操作を検出可能なボタンスイッチであり、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれを停止させようとする遊技者の停止操作を検出する。なお、ストップスイッチ130に係る3つのボタンスイッチを特にストップボタンスイッチ130a、130b、130cとよぶ。
【0023】
前面上扉104の上部略中央には、演出に伴う様々な映像を表示する液晶表示部138が設けられている。また、前面上扉104の裏面における液晶表示部138の左右位置や前面下扉106の裏面における受け皿部108の内面左右位置には、効果音や楽音等による聴覚的な演出を行うスピーカ140が設けられている。さらに、前面上扉104の上部や左右には、例えば高輝度の発光ダイオード(LED)によって構成される演出用ランプ142が設けられる。
【0024】
また、図2に示すように、筐体102内におけるリールユニット134の下方には、メダル排出口108aからメダルを払い出すためのメダル払出装置(メダルホッパー)264が設けられている。メダル払出装置264は、メダルを貯留するメダル貯留部264aと、メダル貯留部264aに貯留されたメダルをメダル排出口108aから排出するための払出制御部264bと、メダル排出口108aから排出されるメダルを検出するメダル検出部264cとを備えている。具体的に払出制御部264bは、当該払出制御部264b本体に回転可能に支持され、メダル貯留部264aから落下したメダルが上方より1枚ずつ嵌入するメダル嵌入孔を円周方向に複数配してなるディスク(図示せず)と、かかるディスクを回転するディスクモータ(図示せず)とを備え、このディスクを回転させて、メダル嵌入孔に嵌入したメダルを、押出機構を通じて1枚ずつ外部に排出すると共に、排出により空いたメダル嵌入孔に次のメダルを順次嵌入させることで、メダルを1枚ずつ連続排出する。
【0025】
また、図1図2では図示していないが、リールユニット134の背面側には、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれに施された図柄のうち、図柄表示窓136に対応する(有効ラインの対象となり得る)各回転リールの上段、中段、下段の図柄を背面から個々に独立して照射するリールバックライト144(図4参照)が設けられている。また、図柄表示窓136の裏面上部にも左リール134a、中リール134b、右リール134c全ての正面を直接照射するリール上方ライト146が設けられている。
【0026】
また、図1に示すように、操作部設置台122において、図柄表示窓136とストップスイッチ130との間に設けられた段部122aの略水平面には、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154が設けられている。また、図柄表示窓136と操作部設置台122との間には、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158が設けられている。これらメインクレジット表示部152およびサブクレジット表示部156にはクレジット枚数が表示され、メイン払出表示部154およびサブ払出表示部158にはメダルの払出枚数が表示される。なお、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158には、演出に伴う様々な数値を表示することもできる。
【0027】
(スロットマシン100の電気的構成)
図4は、スロットマシン100の概略的な電気的構成を示したブロック図である。図4に示すように、スロットマシン100は、主として、主制御基板200と、副制御基板202と、液晶制御基板204とによって制御されている。ここでは、遊技の進行に関わるプログラムのうち、遊技に供する当選役の抽選やその入賞といったような、特に重要な処理を主制御基板200で実行し、それ以外の例えば演出に関する処理を副制御基板202や液晶制御基板204で実行している。
【0028】
(主制御基板200)
主制御基板200は、中央処理装置であるメインCPU200a、プログラム等が格納されたメインROM200b、ワークエリアとして機能するメインRAM200c等を含む各種半導体集積回路を有し、スロットマシン100全体を統括的に制御する。また、メインCPU200aは、メインROM200bに格納されたプログラムに基づきメインRAM200cと協働することで、初期化手段300、ベット手段302、抽選手段304、リール回転手段306、リール停止手段308、判定手段310、払出手段312としても機能する。かかる機能部の動作は後ほど詳述する。ただし、メインRAM200cには不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、データが消去されることなく保持される。
【0029】
主制御基板200では、投入メダル検出部124b、ベットボタン126、スタートスイッチ128、ストップスイッチ130および精算ボタン132から各種の検出信号を受信しており、受信した検出信号に基づいて、メインCPU200aが種々の処理を実行する。また、主制御基板200には、メインクレジット表示部152およびメイン払出表示部154が接続されており、払出手段312が両表示部152、154に対してメダルのクレジット枚数や払出枚数の表示を制御する。
【0030】
また、主制御基板200には、リール駆動制御部258が接続されている。このリール駆動制御部258は、スタートスイッチ128の操作信号に基づき主制御基板200から送信される回転リールの回転開始信号に基づいて、ステッピングモータ262を駆動すると共に、ストップスイッチ130の操作信号に基づき主制御基板200から送信される、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれの停止信号および回転位置検出回路260の検出信号に基づいて、ステッピングモータ262の駆動を停止する。
【0031】
また、主制御基板200には、メダル払出装置264が接続されている。主制御基板200には払出メダル検出部264cの検出信号が入力されるようになっており、払出手段312は、その検出信号に応じてメダルの払出枚数をカウントしながら払出制御部264bからのメダルの排出を制御する。
【0032】
また、主制御基板200には、乱数発生器256が設けられる。乱数発生器256は、計数値を順次インクリメントし、所定の数値範囲内でループさせ、所定の時点における計数値を抽出することで乱数を得る。乱数発生器256によって生成される乱数は、遊技者に付与する遊技上の利益、ここでは特に当選役を決定するために用いられる(当選役抽選乱数)。
【0033】
(主制御基板200で用いられる当選役テーブル)
スロットマシン100においては、遊技の進行に際して複数の遊技状態が設けられており、これら遊技状態および設定値に対応する複数の当選役テーブル等がメインROM200bに格納されている。抽選手段304は、メインRAM200cに記憶された現在の遊技状態および設定値と、スタートスイッチ128の操作信号とに応じて、対応する当選役テーブルをメインROM200bから抽出すると共に、抽出した当選役テーブルに基づいて当選役抽選乱数が当選役テーブル内のいずれの当選役に対応するか判定する。
【0034】
ここで、各当選役テーブルで抽出される当選役には、リプレイ役、小役、ボーナス役がある。このような当選役に対応する図柄組み合わせが、有効ライン上に揃った状態を表示(入賞)といい、当選役に当選し、その当選役に対応する図柄組み合わせが表示されるまでの状態を内部当選状態とする。当選役のうちのリプレイ役は、そのリプレイ役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されると、メダルの新たなるベットを行わずして再度1遊技を実行できる役であり、小役は、その小役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されることにより所定枚数のメダルの払い出しを受けることができる役である。また、ボーナス役は、そのボーナス役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されることにより、遊技状態を、通常遊技状態からボーナス遊技状態に移行させることができる当選役である。ここで、通常遊技状態とは、当選役の判定にあたり、遊技の進行にともなってメダルが減少するように小役の当選確率が設定された当選役テーブル(後述する通常遊技状態用当選役テーブル)を用いる遊技状態をいう。これに対して、ボーナス遊技状態とは、当選役の判定にあたり、メダルが増加するように小役の当選確率が設定された当選役テーブル(後述するボーナス遊技状態用当選役テーブル)を用いる遊技状態をいう。以下に、当選役および遊技者に付与される遊技上の利益について説明する。
【0035】
図5は、有効ラインおよび各テーブルを説明するための説明図である。図5(a)は、本実施形態における有効ラインを示している。ここで、有効ラインは5本あり、具体的に、図柄表示窓136に臨む9つの図柄のうち、左リール134a、中リール134b、右リール134cのそれぞれ中段に停止する図柄に対応する位置を結んだラインA、左リール134aの上段、中リール134bの中段、右リール134cの下段に停止する図柄に対応する位置を結んだラインB1、左リール134aの下段、中リール134bの中段、右リール134cの上段に停止する図柄に対応する位置を結んだラインB2、左リール134aの上段、中リール134bの中段、右リール134cの上段に停止する図柄に対応する位置を結んだラインC1、左リール134aの下段、中リール134bの中段、右リール134cの下段に停止する図柄に対応する位置を結んだラインC2をそれぞれ有効ラインとして設定している。
【0036】
また、図5(b)の図柄組み合わせテーブルに示すように、本実施形態においては、当選役として、「リプレイ」、「ベル」、「スイカ」、「ビッグボーナス(以下、「BB」という。)」、「レギュラーボーナス(以下、「RB」という。)」の合計5種類の当選役が設けられている。このうち、当選役「リプレイ」が上記リプレイ役に相当し、当選役「ベル」、当選役「スイカ」が上記小役に相当し、当選役「BB」、当選役「RB」が上記ボーナス役に相当する。
【0037】
なお、いずれかの当選役に内部当選すると、それぞれの当選役に対応する内部当選フラグが成立(ON)すると共に、この内部当選フラグの成立状況に応じて、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれの停止制御がなされることとなる。このとき、当選役「ベル」、当選役「スイカ」に内部当選したものの、これら内部当選役に対応する図柄組み合わせを、その1遊技で有効ライン上に表示させることができなかった場合には、当該遊技において内部当選フラグがOFFされる(ただし、本実施形態では、当選役「ベル」に対応する図柄組み合わせは必ず有効ライン上に表示させることができる。)。つまり、小役の内部当選の権利は当該遊技のみに限られ、当該権利を次の1遊技(以下、単に「次遊技」という。)に持ち越すことはできない。
【0038】
これに対して、当選役「BB」や当選役「RB」に内部当選した場合には、BB内部当選フラグまたはRB内部当選フラグが成立(ON)すると共に、BB内部当選フラグやRB内部当選フラグの成立状況に応じて、左リール134a、中リール134b、右リール134cそれぞれの停止制御がなされる。このとき、当選役「BB」や当選役「RB」に対応する図柄組み合わせを有効ライン上に表示させることができなかった場合には、そのままBB内部当選フラグやRB内部当選フラグが次遊技に持ち越され、次回以降の遊技においても当選役「BB」や当選役「RB」に対応する図柄組み合わせを有効ライン上に表示させることが可能となる。なお、リプレイ役である当選役「リプレイ」に対応する内部当選フラグが成立した場合には、当選役「リプレイ」に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示され、メダルを要することなく次遊技を行うために必要となる処理が行われた後に、当該内部当選フラグがOFFされる。
【0039】
図5(c)に示す通常遊技状態用当選役テーブルは、通常遊技状態において当選役抽選乱数を判定する場合に用いられる。ここでは、当選役抽選乱数の総数(65536)に相当する領域が複数の当選領域に区画されており、当選領域毎に、当選役と、複数の当選領域それぞれが当選する比率を相対数で示した当選範囲値(置数)が対応付けられている。例えば、当選領域1には当選役「リプレイ」と当選範囲値「8978」とが対応付けられている。当選役抽選乱数は0〜65535まで設けられていることから、当選役「リプレイ」が内部当選する確率は8978/65536となる。他の当選領域2〜6についても同様の対応付けが為されている。抽選手段304は、当該通常遊技状態用当選役テーブルにおける複数の当選領域から、順次、当選範囲値を取得し、その当選範囲値を当選役抽選乱数から減算して、その減算値が0未満となると、その時点の当選領域に対応付けられた当選役を抽選結果としている。
【0040】
図5(d)に示すボーナス遊技状態用当選役テーブルは、当選役「BB」や当選役「RB」に対応する図柄組み合わせに入賞して設定されるボーナス遊技状態において当選役抽選乱数を判定する場合に用いられるものである。このボーナス遊技状態用当選役テーブルによれば、重ねてボーナス役およびリプレイ役に内部当選することがなく、当選役「ベル」の内部当選確率が通常遊技状態用当選役テーブル(図5(c)参照)に比べて高く設定されている。ここでは、通常遊技状態用当選役テーブルとボーナス遊技状態用当選役テーブルとを挙げて当選役テーブルを説明したが、当選役テーブルはこれに限らず、内部当選中遊技状態において用いられる内部当選状態用当選役テーブル等、その遊技状態に応じて様々な当選役テーブルが用いられる。
【0041】
(副制御基板202)
副制御基板202は、主制御基板200と同様に、中央処理装置であるサブCPU202a、プログラム等が格納されたサブROM202b、ワークエリアとして機能するサブRAM202c等を含む各種半導体集積回路を有し、主制御基板200からのコマンドに基づき、特に演出を制御する。また、サブCPU202aは、サブROM202bに格納されたプログラムに基づき、サブRAM202cと協働することで、初期化手段330、コマンド受信手段332、コマンド決定手段334、コマンド送信手段336としても機能する。かかる機能部の動作は後ほど詳述する。また、サブRAM202cにもメインRAM200c同様、不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、データが消去されることなく保持される。
【0042】
ここで、演出とは、遊技の進行に伴い、液晶表示部138、スピーカ140、演出用ランプ142、リールバックライト144、リール上方ライト146、サブクレジット表示部156、サブ払出表示部158等を通じて提供される視覚的および聴覚的な表現手段であり、当該遊技にストーリー性を与えたり、当選役の抽選結果をよりダイナミックな画像で示唆したりすることができる。また、たとえ、いずれの当選役も当選していなかったとしても、恰も当選しているかのような演出を通じて遊技者に高配当の期待感を持たせ、遊技者を飽きさせないようにすることが可能となる。ただし、液晶表示部138に表示される静止画や動画を含む画像は、データ容量やその表示に伴う処理負荷が膨大となるため、別途、液晶制御基板204を介在して制御する。
【0043】
なお、副制御基板202にも、主制御基板200同様、乱数発生器256が設けられており、乱数発生器256によって生成される乱数は、主に演出の態様を決定するために用いられる(演出抽選乱数)。
【0044】
(液晶制御基板204)
液晶制御基板204は、副制御基板202と接続され、中央処理装置である液晶CPU204a、プログラムや画像データ等が格納された液晶ROM204b、ワークエリアとして機能する液晶RAM204c、画像制御を行う際のワークエリアとして機能するVRAM204d等を含む各種半導体集積回路を有し、副制御基板202と双方向通信することにより液晶表示部138を制御する。また、液晶CPU204aは、液晶ROM204bに格納されたプログラムに基づき、液晶RAM204cと協働することで、初期化手段360、コマンド受信手段362、推移累積数導出手段364、推移累積数表示手段366、変化前累積数記憶手段368としても機能する。かかる機能部の動作は後ほど詳述する。
【0045】
副制御基板202と液晶制御基板204との間では、複数種類のコマンドが送受信されている。例えば、液晶表示部138に表示させる画像を特定するための画像コマンドや、液晶表示部138にメダルの枚数や遊技回数等を表示させるためのカウンタコマンドがそれにあたる。液晶制御基板204では、副制御基板202から画像コマンドを受信すると、その画像コマンドに基づいて液晶ROM204bから液晶表示データを抽出し、液晶表示データに基づく画像を液晶表示部138に表示する。また、液晶制御基板204では、副制御基板202からカウンタコマンドを受信すると、そのカウンタコマンドに基づいて液晶ROM204bから、その数値に対応した数値画像データを抽出し、数値画像データに基づく画像(レイヤ)と上記液晶表示データに基づく画像(レイヤ)とを合成して、フレーム周期(例えば33msec)毎に液晶表示部138に表示する。
【0046】
(メダル枚数表示処理)
本実施形態では、メダルのベットや払出に関し、特に、主制御基板200と副制御基板202と液晶制御基板204とを連携させ、例えば、ボーナス遊技状態において、遊技者に払い出されたメダルの累積数(獲得数)を液晶表示部138に表示する例を挙げる。主制御基板200は、メダルのベットや払出が生じると、メインRAM200cが記憶するメダルの累積数を含むコマンドを副制御基板202に送信し、副制御基板202は、そのコマンドに基づいて、メダルの累積数を液晶表示部138に表示するためのコマンドを液晶制御基板204に送信する。このとき、副制御基板202は、メダルが払い出される度に、すなわち、払出枚数に相当する数のコマンド(払出コマンド)を受信するが、液晶制御基板204には、その全てに対応するコマンドを送信せず、送信機会を制限して情報の伝達に関する処理負荷の軽減を図る。以下、主制御基板200、副制御基板202および液晶制御基板204における具体的処理を説明する。
【0047】
(主制御基板200のメイン処理)
図6は、主制御基板200のメイン処理を示したフローチャートである。ここでは、まず、主制御基板200のメイン処理に沿って、1遊技の概略を説明し、その後、各処理の詳細について説明する。
【0048】
(ステップS100)
まず、初期化手段300は、遊技開始に備え、必要に応じて、メインRAM200cのクリア(RAMクリア)、投入枚数に対する払出枚数の比率の期待値を示す設定値(例えば、1〜6の6段階)の設定処理等、初期化処理を実行する。この初期化処理は電源投入時、設定値変更時、RAMクリア時等にのみ行われるものであり、リールユニット134をはじめとする各種装置の接続状況や作動状況を確認する。また、初期化手段300は、電源が投入されている間、バックアップデータを生成し、そのバックアップデータをメインRAM200cに保持し、不意の電源断が生じた場合、この初期化処理において、保持されたバックアップデータを用い電源断前の状態に復帰させる処理を実行する。
【0049】
(ステップS200)
次に、ベット手段302は、メダル投入部124から規定数のメダルが投入されるか、あるいは規定数以上のクレジットが貯留されている状況でベットボタン126が操作されることにより、メダルのベットが完了し、スタートスイッチ128の操作待ち状態となる。また、ベット手段302は、その操作が為されたことを示す第1投入コマンド、第2投入コマンド、第3投入コマンドをベットが為される度に、順次、副制御基板202に送信する。そして、スタートスイッチ128の操作が検知されると、次のステップS300に処理が移される。
【0050】
(ステップS300)
次に、抽選手段304は、スタートスイッチ128の操作に応じて、乱数発生器256によって更新された当選役抽選乱数から1の当選役抽選乱数を取得する。そして、抽選手段304は、図5(c)、図5(d)に示した当選役テーブルを含む複数の当選役テーブルから、現在設定されている遊技状態に対応する1の当選役テーブルを決定すると共に、取得した当選役抽選乱数が、決定した当選役テーブルにおけるいずれの当選領域に対応するか判定し、判定された当選領域の当選役またはハズレを抽選結果として決定する。また、抽選手段304は、スタートスイッチ128の操作に応じて抽選結果が決定された後、内部抽選の抽選結果(当選役またはハズレ)や遊技状態に関する情報等を含む当選役コマンドを副制御基板202に送信し、当該抽選処理を終了する。
【0051】
(ステップS400)
上記のようにして抽選処理が終了すると、次に、リール回転手段306は、ステッピングモータ262を駆動して左リール134a、中リール134b、右リール134cを回転させる。このリール回転処理においては、前回の1遊技における左リール134a、中リール134b、右リール134cの回転開始時点から所定の時間(例えば4.1秒)が経過すると、当該遊技における左リール134a、中リール134b、右リール134cの回転を開始し、左リール134a、中リール134b、右リール134cの全てが定速回転となったところで、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作を有効化する。
【0052】
(ステップS500)
続いて、リール停止手段308は、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cが有効化されている状態で、遊技者によるストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作を受け付けると、その操作に対応する回転リール(左リール134a、中リール134b、右リール134cのいずれか)を所定の停止制御に従って停止させる。また、リール停止手段308は、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作に応じ、その操作が為されたことを示す第1停止コマンド、第2停止コマンド、第3停止コマンドを操作の度に、順次、副制御基板202に送信する。
【0053】
(ステップS600)
次に、判定手段310は、図5(a)に示した有効ライン上に表示された図柄組み合わせを判定する。また、判定手段310は、有効ライン上に表示された図柄組み合わせや、有効ライン上に小役に対応する図柄組み合わせが表示された場合におけるメダルの払出枚数、所定の条件下におけるメダルの累積数等を含む入賞コマンドを副制御基板202に送信する。
【0054】
(ステップS700)
続いて、払出手段312は、ステップS600における判定結果に基づき、有効ライン上に小役に対応する図柄組み合わせが表示されると、当該小役に対応するメダルの払出処理を実行すると共に、遊技状態の変更やリプレイに際して要求される種々の処理を実行し、次遊技に備える。また、払出手段312は、メダルの払出処理が為されたことを示す払出コマンドを副制御基板202に送信する。
【0055】
ステップS200からステップS700に示した、メダルの投入から入賞による払い出しまでの一連の遊技が1遊技で定義され、以後は、かかる1遊技を繰り返すこととなる。
【0056】
(副制御基板202のサブ処理)
図7は、副制御基板202のサブ処理を示したフローチャートである。
【0057】
(ステップS1100)
まず、初期化手段330は、電源が投入されると、サブRAM202c等を初期化し、割込を許可する初期化処理を実行する。
【0058】
(ステップS1150)
次に、コマンド受信手段332は、主制御基板200からのコマンドが受信されたか否か判定する。その結果、コマンドが受信されていなければ、ステップS1150の処理を繰り返し、コマンドが受信されていれば、ステップS1200に処理を移す。
【0059】
(ステップS1200)
上記ステップS1150においてコマンドが受信されていると判定されれば、コマンド受信手段332は、当該受信されたコマンドに基づいて種々の処理を実行する。
【0060】
(コマンド受信処理S1200の詳細な処理)
図8は、上記ステップS1200のコマンド受信処理を示したフローチャートである。
ここでは本実施形態の特徴に関係するコマンドに対する処理について詳細に説明し、本実施形態の特徴と無関係の構成については説明を省略する。
【0061】
(ステップS1201)
まず、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが当選役コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが当選役コマンドであれば、ステップS1202に処理を移し、当選役コマンドでなければ、ステップS1205に処理を移す。
【0062】
(ステップS1202)
上記ステップS1201において受信したコマンドが当選役コマンドであると判定されれば、コマンド決定手段334は、サブRAM202cの処理領域に割り当てられた前回値バッファに保持されているメダルの累積数を読み出す。ここで、前回値バッファは、前回の遊技が完了した時点のメダルの累積数を保持するために用いられる。ただし、メダルが累積していない場合、メダルの累積数は0となる。
【0063】
(ステップS1203)
次に、コマンド決定手段334は、読み出したメダルの累積数を、変化前のメダルの累積数である変化前累積数とし、読み出したメダルの累積数から遊技に用いる規定数を減算した値を、変化後の遊技媒体の累積数である変化後累積数とする。コマンド送信手段336は、変化前累積数や変化後累積数を含むカウンタコマンドを生成して液晶制御基板204に送信する。ただし、メダルが累積していない場合、変化前累積数は0となる。
【0064】
(ステップS1204)
コマンド決定手段334は、変化後累積数を前回値バッファに記憶する。こうして、ベット後のメダルの累積数を一時的に保持することが可能となる。
【0065】
(ステップS1205)
次に、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが入賞コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが入賞コマンドであれば、ステップS1206に処理を移し、入賞コマンドでなければ、ステップS1210に処理を移す。
【0066】
(ステップS1206)
上記ステップS1205において受信したコマンドが入賞コマンドであると判定されれば、コマンド受信手段332は、その入賞コマンドが払い出しを伴っているか、すなわち、有効ライン上に小役に対応する図柄組み合わせが表示されたか否か判定する。その結果、入賞コマンドが払い出しを伴っていれば、ステップS1207に処理を移し、払い出しを伴っていなければ、ステップS1210に処理を移す。
【0067】
(ステップS1207)
上記ステップS1206において入賞コマンドが払い出しを伴っていると判定されれば、コマンド決定手段334は、前回値バッファに保持されているメダルの累積数を読み出す。
【0068】
(ステップS1208)
次に、コマンド決定手段334は、その払い出しに伴う払出枚数と、メダルの累積数とを入賞コマンドから抽出し、抽出したメダルの累積数を変化前累積数とし、メダルの累積数に払出枚数を加算した値を変化後累積数とする。コマンド送信手段336は、それらを含むカウンタコマンドを生成して液晶制御基板204に送信する。
【0069】
(ステップS1209)
コマンド決定手段334は、変化後累積数を前回値バッファに記憶する。こうして、払出後のメダルの累積数を一時的に保持することが可能となる。
【0070】
(ステップS1210)
次に、コマンド受信手段332は、受信したコマンド(例えば、第1〜第3投入コマンド、当選役コマンド、第1〜第3停止コマンド、入賞コマンド、払出コマンド等)に対する種々の処理、例えば、液晶表示部138に表示させる画像を特定するための画像コマンドを生成して液晶制御基板204に送信する等の処理を遂行して、当該コマンド受信処理を終了する。かかる処理に関しては、本実施形態の特徴と無関係なので、ここでは説明を省略する。
【0071】
(液晶制御基板204の処理)
図9は、液晶制御基板204の処理を示したフローチャートである。ここでは、副制御基板202からのコマンドに応じて液晶表示部138に種々の画像を表示する。
【0072】
(ステップS2100)
まず、初期化手段360は、電源が投入されると、液晶RAM204c等を初期化し、割込を許可する初期化処理を実行する。
【0073】
(ステップS2150)
次に、コマンド受信手段362は、副制御基板202からのコマンドが受信されたか否か判定する。その結果、コマンドが受信されていなければ、ステップS2250に処理を移し、コマンドが受信されていれば、ステップS2200に処理を移す。
【0074】
(ステップS2200)
上記ステップS2150においてコマンドが受信されていると判定されれば、コマンド受信手段362は、当該受信されたコマンドに基づいて種々の処理を実行する。
【0075】
(ステップS2250)
次に、推移累積数表示手段366は、フレームカウンタが所定のフレーム周期に到達したか否か判定する。ここで、フレームカウンタは、前回、液晶表示部138に液晶表示データを表示してからの時間を計時するカウンタである。その結果、フレームカウンタが所定のフレーム周期に到達していなければ、ステップS2150の処理を繰り返し、フレーム周期に到達していれば、ステップS2300に処理を移す。
【0076】
(ステップS2300)
上記ステップS2250においてフレームカウンタが所定のフレーム周期に到達したと判定されれば、推移累積数表示手段366は、演出に関する画像を液晶表示部138に表示する処理を実行する。
【0077】
(コマンド受信処理S2200の詳細な処理)
図10は、上記ステップS2200のコマンド受信処理を示したフローチャートである。ここでは本実施形態の特徴に関係するコマンドに対する処理について詳細に説明し、本実施形態の特徴と無関係の構成については説明を省略する。
【0078】
(ステップS2201)
まず、コマンド受信手段362は、受信したコマンドが画像コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが画像コマンドであれば、ステップS2202に処理を移し、画像コマンドでなければ、ステップS2203に処理を移す。
【0079】
(ステップS2202)
上記ステップS2201において受信したコマンドが画像コマンドであると判定されれば、コマンド受信手段362は、その画像コマンドに基づいて液晶ROM204bから液晶表示データを抽出し、VRAM204dに一時的に保持させる。
【0080】
(ステップS2203)
次に、コマンド受信手段362は、受信したコマンドがカウンタコマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドがカウンタコマンドであれば、ステップS2204に処理を移し、カウンタコマンドでなければ、ステップS2205に処理を移す。
【0081】
(ステップS2204)
上記ステップS2203において受信したコマンドがカウンタコマンドであると判定されれば、推移累積数導出手段364aは、カウンタコマンドから変化前累積数と変化後累積数とを抽出し、液晶RAM204cの処理領域に割り当てられた変数である、累積数の推移の途中段階を示す推移累積数nに変化前累積数を代入し、同様に液晶RAM204cの処理領域に割り当てられた変数である差分数dに、変化後累積数から変化前累積数を減算した値を代入する。
【0082】
(ステップS2205)
次に、コマンド受信手段362は、受信したコマンドに対する種々の処理を遂行して、当該コマンド受信処理を終了する。かかる処理に関しては、本実施形態の特徴と無関係なので、ここでは説明を省略する。
【0083】
(液晶表示処理S2300の詳細な処理)
図11は、上記ステップS2300の液晶表示処理を示したフローチャートである。
【0084】
(ステップS2301)
まず、推移累積数導出手段364は、差分数dが0であるか否か判定する。その結果、差分数dが0であれば、ステップS2306に処理を移し、差分数dが0でなければ、ステップS2302に処理を移す。
【0085】
(ステップS2302)
上記ステップS2301において差分数dが0でないと判定されれば、推移累積数導出手段364は、差分数dが正の値であるか否か判定する。その結果、差分数dが正の値であれば、ステップS2303に処理を移し、差分数dが負の値であれば、ステップS2304に処理を移す。
【0086】
(ステップS2303)
上記ステップS2302において差分数dが正の値であると判定されれば、推移累積数導出手段364は、推移累積数nに1を加算(インクリメント)すると共に差分数dから1を減算(デクリメント)してステップS2305に処理を移す。
【0087】
(ステップS2304)
上記ステップS2302において差分数dが負の値であると判定されれば、推移累積数導出手段364は、推移累積数nから1を減算(デクリメント)すると共に差分数dに1を加算(インクリメント)してステップS2305に処理を移す。
【0088】
(ステップS2305)
次に、推移累積数導出手段364は、液晶ROM204bから、その推移累積数nに対応した数値画像データを抽出し、数値画像データを、VRAM204dに保持されている液晶表示データに合成して、再度VRAM204dに保持させる。こうして、差分数dが0になるまで、フレーム周期毎に推移累積数nを液晶表示部138に表示することが可能となる。
【0089】
(ステップS2306)
最後に、推移累積数表示手段366は、VRAM204dに保持された液晶表示データに基づく画像を液晶表示部138に表示し、フレームカウンタをリセットする。
【0090】
図12は、上述した液晶制御基板204の処理を模式的に示した説明図である。例えば、ボーナス遊技状態において、払い出されたメダルの累積数が「107」であるとき、払出枚数が「10」の小役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたとする。このとき、液晶表示部138には図12中(0)に示すように、メダルの累積数が「獲得枚数107」といった態様で表示されている。
【0091】
液晶制御基板204が、副制御基板202から入賞コマンドを受信すると、推移累積数導出手段364は、入賞コマンドの変化前累積数と変化後累積数に基づいて推移累積数nを「107」に、差分数dを「10」に設定する。続いて、推移累積数導出手段364は、図12中(1)〜(10)に示すように、差分数dが0になるまで、推移累積数nのインクリメントと差分数dのデクリメントを繰り返し、それに伴って、液晶表示部138には、変化後の累積数を示す推移累積数nが表示される。
【0092】
ここでは、副制御基板202から液晶制御基板204に、メダルが払い出される毎にコマンドを送信することなく、最初に変化前累積数と変化後累積数とを含むコマンドを送るだけといったコマンドの簡素化を通じて、基板間の情報の伝達に関する処理負荷の軽減を図ることができる。また、このように処理負荷を軽減したとしても、液晶表示部138にメダルの累積数が蓄積される推移をスムーズに表示することができるので、遊技者は、違和感なく、容易にメダルの累積数を把握することが可能となる。
【0093】
(変形例1)
上述した実施形態においては、副制御基板202から液晶制御基板204に、変化前累積数と変化後累積数とを含むコマンドを送信することで、液晶制御基板204に変化前後の累積数を伝達している。しかし、変化前累積数は、前回累積数が変化したときの変化後累積数と等しいので、液晶制御基板204において変化後累積数の前回値を保持すれば、それを変化前累積値として、新たな情報は、更新された変化後累積数のみとなる。ここでは、液晶制御基板204に変化後累積数を保持するバッファを設けることで、コマンドのさらなる簡素化を実現する。
【0094】
(コマンド受信処理S2200の詳細な処理)
図13は、上記ステップS2200のコマンド受信処理の変形例を示したフローチャートである。ただし、図10において既に説明した実質的に同一の処理に関しては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また、ここでは、カウンタコマンドに変化後累積数は含まれているが変化前累積数は含まれていない。
【0095】
(ステップS2203)
コマンド受信手段362は、受信したコマンドがカウンタコマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドがカウンタコマンドであれば、ステップS2204−1に処理を移し、カウンタコマンドでなければ、ステップS2205に処理を移す。
【0096】
(ステップS2204−1)
上記ステップS2203において受信したコマンドがカウンタコマンドであると判定されれば、推移累積数導出手段364は、液晶RAM204cの処理領域に割り当てられた累積数バッファに保持されている、変化前のメダルの累積数に相当する変化前累積数を読み出す。ここで、累積数バッファは、前回累積数が変化したときの変化後累積数(今回の変化前累積数)を保持するために用いられる。
【0097】
(ステップS2204−2)
次に、推移累積数導出手段364は、カウンタコマンドから変化後累積数を抽出し、その変化後累積数から累積数バッファから読み出した変化前累積数を減算し、その差分数dが所定の許容範囲(−(規定数)〜(払出枚数の最大値))、例えば、「−3」〜「10」に含まれるか否か判定する。その結果、差分数dが所定の許容範囲に含まれていれば、ステップS2204−3に処理を移し、所定の許容範囲に含まれなければ、ステップS2204−5に処理を移す。ここでは、累積数バッファ(液晶RAM204c)の読み出しエラー等により、変化前累積数が異常値になった場合にまで、その異常値に基づいた累積数が液晶表示部138に表示されないようにしている。
【0098】
(ステップS2204−3)
上記ステップS2204−2において差分数dが所定の許容範囲に含まれていると判定されれば、推移累積数導出手段364は、累積数バッファから読み出した変化前累積数を推移累積数nに代入する。
【0099】
(ステップS2204−4)
変化前累積数記憶手段368は、変化後累積数を累積数バッファに記憶する。こうして、今回利用した変化後累積数を次回の変化前累積数として利用することが可能となる。このように、変化後累積数を次回の変化前累積数として利用することで、カウンタコマンドに変化前累積数を含まずに済み、コマンドのさらなる簡素化を実現することができる。
【0100】
(ステップS2204−5)
上記ステップS2204−2において差分数dが所定の許容範囲に含まれていないと判定されると、推移累積数導出手段364は、液晶ROM204bから、カウンタコマンドから抽出した変化後累積数に対応した数値画像データを抽出し、数値画像データを、VRAM204dに保持されている液晶表示データに合成して、再度VRAM204dに保持させてステップS2205に処理を移す。このように、累積数バッファの読み出しエラー等により変化前累積数が異常値になった場合には、当該遊技の結果である変化後累積数を強制的に液晶表示部138に表示することで、異常値、および、その異常値から変化後累積数までの推移累積数nがそのまま液晶表示部138に表示されてしまう事象を回避でき、遊技者に不信感を抱かせることなく、払出処理の信頼性を維持することが可能となる。
【0101】
(変形例2)
上述した実施形態においては、液晶表示部138において変化前累積数から変化後累積数まで推移累積数nを1ずつ加算する画像を表示している。しかし、推移累積数nの推移はかかる場合に限らず、様々な推移態様をとることができる。ここでは、液晶表示処理S2300の処理を工夫することで、推移累積数nの様々な推移態様を実現する。
【0102】
(液晶表示処理S2300の詳細な処理)
図14は、上記ステップS2300の液晶表示処理の変形例を示したフローチャートである。ただし、図11において既に説明した実質的に同一の処理に関しては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0103】
(ステップS2302−1)
ステップS2301において差分数dが0でないと判定されれば、推移累積数導出手段364は、液晶表示部138における推移累積数nの変化度合いを示す表示分解能sを決定する。かかる表示分解能sは、差分数dと、表示頻度fとに基づいて決定される。表示頻度fは、推移累積数nを液晶表示部138に順次表示する頻度であり、メダルの払出処理に要する時間や当選役の払出枚数等に応じて予め定められている。例えば、差分数dが「10」であり、表示頻度fが「5」、すなわち、5フレームで推移累積数nを変化後累積数に到達させる場合、表示分解能s=差分数d/表示頻度f=10/5=2となる。したがって、液晶表示部138では、推移累積数nがフレーム毎に「2」ずつ推移し、5フレームでその表示が完了する。
【0104】
(ステップS2302−2)
上記ステップS2301において差分数dが0でないと判定されれば、推移累積数導出手段364は、差分数dが正の値であるか否か判定する。その結果、差分数dが正の値であれば、ステップS2303に処理を移し、差分数dが負の値であれば、ステップS2304に処理を移す。
【0105】
(ステップS2303)
上記ステップS2302−2において差分数dが正の値であると判定されれば、推移累積数導出手段364は、推移累積数nに表示分解能sを加算すると共に差分数dから表示分解能sを減算してステップS2305に処理を移す。
【0106】
(ステップS2304)
上記ステップS2302−2において差分数dが負の値であると判定されれば、推移累積数導出手段364は、推移累積数nから表示分解能sを減算すると共に差分数dに表示分解能sを加算してステップS2305に処理を移す。
【0107】
(ステップS2305)
次に、推移累積数導出手段364は、液晶ROM204bから、その推移累積数nに対応した数値画像データを抽出し、数値画像データを、VRAM204dに保持されている液晶表示データに合成して、再度VRAM204dに保持させる。
【0108】
上記当該液晶表示処理S2300によって、変化前累積数が液晶表示部138に表示されている状態から、変化後累積数を表示し終えるまでのフレーム数を調整することができ、ひいては、変化後累積数を表示し終えるまでの時間を調整することができる。したがって、製作者や遊技場の管理者は、表示頻度fの値を設定または変更するだけで、変化後累積数を表示し終えるまでの時間を自由に変更することが可能となり、例えば、主制御基板200によるメダルの払出時間と変化後累積数を表示し終えるまでの時間とを同期させたり、意図的にメダルの払出時間より短時間または長時間表示させたりすることもできる。また、上述した表示分解能s=差分数d/表示頻度f等の計算は、液晶制御基板204内の演算処理に留まるので、副制御基板202から液晶制御基板204へのコマンドの受信処理、即ち、メダルの累積数のスムーズな報知には影響しない。
【0109】
ただし、意図的に長時間にする場合、表示分解能sが1未満になるので、ステップS2305では、推移累積数nの小数点を切り捨てた値に対応した数値画像データを抽出することとなる。また、表示頻度fを1とすることで、変化前累積数から変化後累積数に一度に表示を変更することもできる。
【0110】
図15は、このような液晶制御基板204の処理を模式的に示した説明図である。例えば、図12同様、ボーナス遊技状態において、払い出されたメダルの累積数が「107」であるとき、払出枚数が「10」の小役に対応する図柄組み合わせが有効ラインに表示されたとする。このとき、液晶表示部138には図15中(0)に示すように、メダルの累積数が「獲得枚数107」といった態様で表示されている。
【0111】
液晶制御基板204が、副制御基板202から入賞コマンドを受信すると、推移累積数導出手段364は、入賞コマンドの変化前累積数と変化後累積数に基づいて推移累積数nを「107」に、差分数dを「10」に設定する。続いて、推移累積数導出手段364は、図15中(1)〜(5)に示すように、差分数dが0になるまで、推移累積数nの加算と差分数dの減算を繰り返し、それに伴って、液晶表示部138には、変化後の累積数を示す推移累積数nが表示される。ただし、推移累積数nには、表示分解能s(ここでは「2」)が加算され、差分数dには、表示分解能s(ここでは「2」)が減算されるので、5フレームで変化後累積数が表示されることとなる。
【0112】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことはいうまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0113】
例えば、上述した実施形態においては、副制御基板202から液晶制御基板204に送信されるコマンドについてコマンドの簡素化を実現する例を挙げて説明したが、かかる場合に限らず、主制御基板200から副制御基板202に送信されるコマンド等、一方に表示機能が備わる基板間に、同様の構成を適用することができる。例えば、主制御基板200から副制御基板202にコマンドを送信する場合、サブクレジット表示部156やサブ払出表示部158等の表示に適用可能である。また、本実施形態においては、遊技機として、スロットマシン100を挙げて説明したが、パチンコ機にも適用することができる。
【0114】
また、上述した実施形態においては、カウンタコマンドに変化前累積数と変化後累積数とをいずれも含む構成を例示したが、変化前累積数が既知の場合(例えば、メダルの払出枚数を表示する場合、変化前累積数は必ず0となる。)、変化前累積数をコマンドに含めなくてもよい。この場合、推移累積数導出手段364は、コマンドから変化後累積数として払出枚数(付与数)、例えば「10」を受信し、「0」から「10」まで推移累積数を推移させる。
【0115】
また、上述した実施形態では、数値画像データが単なる数値で表された例を示したが、数値画像データは、数値を把握できれば足り、時間の経過により数値の表示態様が変化するような画像を示すデータであってもよい。例えば、数値が視覚的に切断され複数の部位に分離されたり、数値の画面上の回転位置や配置が変化したり、大きさや形が変化したり、爆発等を伴って離散したりといったように、様々なアニメーションを実行することができる。
【0116】
また、上述した実施形態では、ボーナス遊技状態における遊技者が獲得したメダルの累積数の表示を例に挙げているが、かかる場合に限らず、リプレイ役の当選確率を通常時より高く設定してメダルの消費を抑えることで、当選役の抽選機会を増やす所謂リプレイタイム(RT)や、ストップスイッチの操作順や操作タイミングが入賞条件として設定された当選役に当選したときに、そのストップスイッチの操作順や操作タイミングを報知することで当該当選役を入賞し易くする所謂アシストタイム(AT)、RTとATとを同時に遊技者に付与したART等におけるメダルの累積数を表示することも可能である。
【0117】
また、図11図14を用いて説明した液晶表示処理S2300では、差分数dの符号に応じて推移累積数nをインクリメントしたり、デクリメントしたりすることで、払出等により累積数が増加する場合と、ベットにより累積数が減少する場合のいずれにも対応しているが、かかる場合に限らず、いずれか一方を省略し、例えば、本実施形態を累積数の増加にのみ適用することも可能である。
【0118】
また、上述した主制御基板200、副制御基板202および液晶制御基板204が行う各処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
【0119】
なお、上記実施形態において、副制御基板202および液晶制御基板204、または、主制御基板200および副制御基板202の組み合わせが、第1制御基板および第2制御基板に相当する。また、ボーナス遊技状態やAT、RT、ART遊技状態、または、クレジットされたメダル等が本発明の所定の条件下に相当し、表示分解能が本発明の所定数に相当し、払出枚数が本発明の付与数に相当し、液晶表示部138、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158が本発明の表示部に相当する。
【符号の説明】
【0120】
100 …スロットマシン(遊技機)
138 …液晶表示部
200 …主制御基板
202 …副制御基板
204 …液晶制御基板
332、362 …コマンド受信手段
334 …コマンド決定手段
336 …コマンド送信手段
364 …推移累積数導出手段
366 …推移累積数表示手段
368 …変化前累積数記憶手段
図1
図2
図3
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図15