特許第6442764号(P6442764)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6442764ラックガイドおよび当該ラックガイドを備えるラックピニオン式舵取り装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6442764
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】ラックガイドおよび当該ラックガイドを備えるラックピニオン式舵取り装置
(51)【国際特許分類】
   B62D 3/12 20060101AFI20181217BHJP
   F16H 19/04 20060101ALI20181217BHJP
   F16H 57/021 20120101ALI20181217BHJP
【FI】
   B62D3/12 501B
   F16H19/04 D
   F16H19/04 N
   F16H57/021
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-194504(P2014-194504)
(22)【出願日】2014年9月24日
(65)【公開番号】特開2016-64740(P2016-64740A)
(43)【公開日】2016年4月28日
【審査請求日】2017年3月15日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000207791
【氏名又は名称】大豊工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
(72)【発明者】
【氏名】新崎 晋也
【審査官】 小野田 達志
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭57−141255(JP,U)
【文献】 実開平02−065674(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 3/12
F16H 19/04
F16H 57/021
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ギアケースに軸支されたピニオンとラック歯を介して噛合するラックバーを、軸心方向に移動可能に支持するラックガイドであって、
前記ラックバーにおける前記ラック歯が形成される側と反対側の凸面と、摺動可能に接触する凹面形状の摺動支持面を有し、
該摺動支持面において、
前記ラックバーの移動方向および前記ラックガイドの軸心方向との直交方向両側に位置する両側部の縁部のみに、
当該移動方向側の端部に向かうにつれて徐々に前記ラックバーと離間する方向に傾斜する傾斜面が形成され、
前記両側部を除いた範囲に位置する底面の縁部には前記傾斜面が形成されておらず、
前記底面は、前記ラックバーの移動方向の一端から他端にかけて、前記ラックバーの凸面に沿った凹面形状に形成される
ことを特徴とするラックガイド。
【請求項2】
前記傾斜面は、クラウニング形状に形成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載のラックガイド。
【請求項3】
前記傾斜面は、エンドレリーフ形状に形成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載のラックガイド。
【請求項4】
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のラックガイドを備えてなる、
ことを特徴とするラックピニオン式舵取り装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラックガイドおよび当該ラックガイドを備えるラックピニオン式舵取り装置の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、ラックピニオン式舵取り装置は、ギアケース、該ギアケースに軸支されるピニオン、該ピニオンに噛合するラック歯が形成されたラックバー、前記ギアケース内において該ラックバーを摺動可能に支持するラックガイド、および該ラックガイドを前記ラックバーに押付けるように付勢するコイルバネなどにより構成される。
前記ギアケースには円筒状に延出する中空形状のハウジング部が一体的に形成されており、該ハウジング部内に、円柱状のラックガイドが同軸上に挿設される。
これにより、ラックガイドは、前記ハウジング部の内周面と微小隙間(クリアランス)を有しつつ、ラックバーの移動方向(より具体的には、ラックバーの軸心方向)に対して直交方向に摺動可能に配設される(例えば、「特許文献1」を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−28285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような構成からなる従来のラックピニオン式舵取り装置において、例えば不意にラックバーの拗れが発生した場合、ラックバーは、ラックガイドの摺動支持面(ラックガイドにおいて、ラックバーを支持する際に直接接触される面)の端部に対して、局所的に当接しながら摺動することとなる。
その結果、ラックバーのスムーズな摺動動作が妨げられ、異音の発生や、ラックバーまたはラックガイドの損傷等を引き起こす要因となっていた。
【0005】
本発明は、以上に示した現状の問題点を鑑みてなされたものであり、ギアケースに軸支されたピニオンとラック歯を介して噛合するラックバーを、軸心方向に移動可能に支持するラックガイドおよび当該ラックガイドを備えるラックピニオン式舵取り装置であって、たとえ不意にラックバーの拗れが発生した場合においても、ラックバーのスムーズな摺動動作を確保することが可能なラックガイドおよび当該ラックガイドを備えるラックピニオン式舵取り装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
即ち、本発明の請求項1におけるラックガイドは、ギアケースに軸支されたピニオンとラック歯を介して噛合するラックバーを、軸心方向に移動可能に支持するラックガイドであって、前記ラックバーにおける前記ラック歯が形成される側と反対側の凸面と、摺動可能に接触する凹面形状の摺動支持面を有し、該摺動支持面において、前記ラックバーの移動方向および前記ラックガイドの軸心方向との直交方向両側に位置する両側部の縁部のみに、当該移動方向側の端部に向かうにつれて徐々に前記ラックバーと離間する方向に傾斜する傾斜面が形成され、前記両側部を除いた範囲に位置する底面の縁部には前記傾斜面が形成されておらず、前記底面は、前記ラックバーの移動方向の一端から他端にかけて、前記ラックバーの凸面に沿った凹面形状に形成されることを特徴とする。
【0008】
このように、本発明のラックガイドにおいては、摺動支持面におけるラックバーの移動方向との直交方向両側の縁部に、当該移動方向に向かうにつれて徐々に前記ラックバーと離間する方向に傾斜する傾斜面が形成されることから、たとえ不意にラックバーの拗れが発生したとしても、前記傾斜面を介して、ラックバーが摺動支持面の端部に対して局所的に当接するのを回避することができる。
つまり、ラックバーは、前記傾斜面を介して、摺動支持面の端部と面接触することとなり、当該接触部での面圧が緩和され、ラックバーのスムーズな摺動動作を確保することができる。
【0009】
また、本発明の請求項2におけるラックガイドは、前記傾斜面は、クラウニング形状に形成されることを特徴とする。
【0010】
このように、本発明のラックガイドにおいては、なめらかな曲線からなるクラウニング形状によって、前記傾斜面を形成することとしているため、前記傾斜面に向かって拗れようとするラックバーに対して、常に前記傾斜面を当接させることが可能となり、ラックバーを堅固に支持することができる。
【0011】
また、本発明の請求項3におけるラックガイドは、前記傾斜面は、エンドレリーフ形状に形成されることを特徴とする。
【0012】
このように、本発明のラックガイドにおいては、比較的加工の容易なエンドレリーフ形状によって、前記傾斜面を形成することとしているため、コストの低減化を図ることができる。
【0013】
一方、本発明の請求項4におけるラックピニオン式舵取り装置は、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のラックガイドを備えてなることを特徴とする。
【0014】
このように、本発明のラックピニオン式舵取り装置は、以上に示した本発明のラックガイドを備えることにより、たとえ不意にラックバーの拗れが発生した場合においても、装置全体として、ラックバーのスムーズな摺動動作を確保することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0016】
即ち、本発明におけるラックガイドおよび当該ラックガイドを備えるラックピニオン式舵取り装置によれば、たとえ不意にラックバーの拗れが発生した場合においても、ラックバーのスムーズな摺動動作を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態に係るラックガイドを備えるラックピニオン式舵取り装置の全体的な構成を示した断面側面図。
図2】ラックガイドの構成を示した斜視図。
図3図2中の矢視Yによって示されたラックガイドの前端部の形状を示した図であり、(a)は摺動支持面の前後両端部においてクラウニング形状が形成されている場合のラックガイドの前端部を示した部分断面平面図、(b)は摺動支持面の前後両端部においてエンドレリーフ形状が形成されている場合のラックガイドの前端部を示した部分断面平面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0019】
[ラックピニオン式舵取り装置1]
先ず、本発明を具現化するラックガイド6を備えるラックピニオン式舵取り装置1(以下、単に「舵取り装置1」と記載する)の全体構成について、図1を用いて説明する。
なお、以下の説明においては便宜上、図1の上下方向を舵取り装置1の上下方向と規定して記述する。
また、図1においては、矢印Aの方向を舵取り装置1の前方と規定して記述する。
【0020】
本実施形態における舵取り装置1は、例えば、図示せぬステアリングホイールによって回転されるピニオン2の回転動作を、ラックバー3の直進動作に変換するための装置である。
舵取り装置1にはギアケース4が備えられ、該ギアケース4の内部に、ピニオン2の一端部が、例えば前方(図1中の矢印Aの方向)に向かって挿入される。
【0021】
ここで、ピニオン2の一端部には、ピニオン歯2aが形成される。
そして、ギアケース4の内部において、ピニオン2の一端部は、ピニオン歯2aを間に挟んで配置される一対の軸受5・5を介して軸支される。
【0022】
なお、ピニオン2の他端部は、ギアケース4の外部において軸心方向に延出し、ステアリングホイール(図示せず)と連結される。
【0023】
ギアケース4の内部には、ピニオン2と噛合されるラックバー3が配置される。
ラックバー3の軸心方向中央部の外周面には、ラック歯3aが形成されており、該ラック歯3aに対する背面(ラック歯3aが形成される側と反対側の面)は、所定の曲率半径からなる断面視円弧形状の凸面3bとなっている。
【0024】
そして、ラックバー3は、ピニオン歯2aの下方において、ピニオン2と平面視直交方向(例えば、本実施形態においては、左右方向)に延出して配置され、ラック歯3aを介してピニオン歯2aと噛合される。
【0025】
なお、ラックバー3の両端部は、ギアケース4の内部より外部に向かって突出されるとともに、ラックバー3は、図示せぬ軸受部材を介して、軸心方向(左右方向)に摺動移動可能に支持される。
【0026】
ギアケース4の下面には、円筒状に延出する中空形状のハウジング部4aが一体的に形成される。
前記ハウジング部4aは、ピニオン2との間にラックバー3を挟むような位置に形成されており、その内周部(内周面によって囲まれた空間部)には、ラックバー3を摺動可能に支持するラックガイド6が、ハウジング部4aの延出方向(本実施形態においては、上下方向)に摺動可能に配設される。
【0027】
そして、ラックガイド6は、ハウジング部4aの下端を閉塞する蓋部材7との間に配設される、弾性部材としての圧縮コイルバネ8によって、ラックバー3側に付勢される。
【0028】
以上のような構成からなる舵取り装置1において、ステアリングホイール(図示せず)を介して、ピニオン2が軸心を中心にして回転されると、ピニオン2に加えられた回転駆動力は、ピニオン歯2a、ラック歯3aと順に伝達され、ラックバー3の軸心方向への推進力へと変換される。
【0029】
[ラックガイド6]
次に、ラックガイド6の構成について、図1乃至図3を用いて詳述する。
なお、以下の説明においては便宜上、図2の上下方向をラックガイド6の上下方向と規定して記述する。
また、図2および図3においては、矢印Aの方向を、ラックガイド6の前方と規定して記述する。
【0030】
ラックガイド6は、図1に示すように、ピニオン2と噛合された状態にあるラックバー3を、ピニオン2側に押圧しつつ該ラックバー3の軸心方向に摺動可能に支持するためのものである。
ラックガイド6は、ラックバー3の凸面3bと当接される摺動板片61、および摺動板片61が装着されるラックガイド本体62などにより構成される。
【0031】
摺動板片61は、ラックバー3の凸面3bと略同じ断面視円弧形状の凹面61aを有して構成される。
また、摺動板片61の中央には、前記凹面61a側との対向側に突出する突出部61bが、例えばプレス絞り加工によって形成される。
【0032】
一方、ラックガイド本体62は、例えば、Fe系焼結金属やアルミニウム合金などからなる円柱状の金属部材により構成され、その一端部には、摺動板片61に沿って断面視円弧形状に形成された板片支持面62aが形成されるとともに、その他端部には、圧縮コイルバネ8を保持可能な円筒状中空部62bが形成される。
また、前記板片支持面62aの中央部には、前述した摺動板片61の突出部61bと略同形状の溝部62cが形成される。
【0033】
そして、ラックガイド本体62の一端部において、摺動板片61は、板片支持面62aを介して配設される。この際、摺動板片61の突出部61bは、板片支持面62aの溝部62c内に嵌挿される。
これにより、摺動板片61は、ラックガイド本体62の一端部に堅固に保持される。
【0034】
このような構成からなるラックガイド6は、ギアケース4の内部において、摺動板片61の凹面61aをラックバー3側に向けつつ、ハウジング部4aと同軸上に配設される。また、蓋部材7によって一端部を固定された圧縮コイルバネ8の他端部は、ラックガイド本体62の円筒状中空部62bを介して保持される。
【0035】
こうして、ラックガイド6は、摺動板片61の凹面61aを介してラックバー3の凸面3bと接触しつつ、ラックガイド本体62の外周面62dを介して、ハウジング部4aの内周部を軸心方向(本実施形態においては、上下方向)に摺動可能に配設される。つまり、ラックガイド6において、摺動板片61の凹面61aは、ラックバー3を摺動支持する際に直接接触される「摺動支持面」として設けられる。
この際、ラックガイド6は、圧縮コイルバネ8によって、常に、ラックバー3側に向かって付勢される。
【0036】
ところで、本実施形態においては、ラックガイド6の摺動支持面(より具体的には、摺動板片61の凹面61a)の縁部に、傾斜面63(図3を参照)を形成することとしている。
具体的には、図2に示すように、摺動板片61の凹面61aからなる摺動支持面において、ラックバー3の移動方向(図2中の矢印Bによって示される左右方向)との直交方向両側、つまり、図2中の領域Xによって示された前後両側の縁部にて、傾斜面63が形成される。
【0037】
ここで、傾斜面63は、ラックバー3の移動方向(左右方向)の中央部から移動方向側の端部(右端部および左端部)に向かうにつれて、徐々にラックバー3と離間する方向に傾斜するようにして形成される。
例えば、その一例として、図3(a)に示すように、傾斜面63(以下、適宜「第一の傾斜面63A」と記載する)は、クラウニング形状に形成される。
具体的には、第一の傾斜面63Aは、凹面61aの前側(または、後側)の縁部における、ラックガイド6の摺動方向(上下方向)と直交する平面上の断面形状において、左右方向の中央部より右端部および左端部に向かうにつれて徐々にラックバー3と離間する方向に傾斜する、略円弧状のなめらかな曲線形状をもって形成される。
これにより、例えば、ラックバー3が、前後方向に拗れたとしても、常に当該ラックバー3の外周面を、第一の傾斜面63Aに当接させることが可能となり、ラックガイド6によってラックバー3を堅固に支持することができる。
【0038】
また、その別例として、図3(b)に示すように、傾斜面63(以下、適宜「第二の傾斜面63B」と記載する)は、エンドレリーフ形状に形成される。
具体的には、第二の傾斜面63Bは、凹面61aの前側(または、後側)の縁部における、ラックガイド6の摺動方向(上下方向)と直交する平面上の断面形状において、左右方向の中央部より右端部および左端部に向かうにつれて徐々にラックバー3と離間する方向に傾斜する、直線形状をもって形成される。
このように、エンドレリーフ形状は、平面形状からなる比較的容易な構成からなるため、製造コストの低減化を図ることができ経済的である。
【0039】
以上のように、本実施形態のラックガイド6においては、摺動支持面(摺動板片61の凹面61a)におけるラックバー3の移動方向(本実施形態においては、左右方向)との直交方向両側(本実施形態においては、前後方向両側)の縁部に、当該移動方向に向かうにつれて徐々にラックバー3と離間する方向に傾斜する傾斜面63が形成されることから、たとえ不意にラックバー3の拗れが発生したとしても、前記傾斜面63を介して、ラックバー3が摺動支持面の端部(本実施形態においては、右端部および左端部)に対して局所的に当接するのを回避することができる。
つまり、ラックバー3は、前記傾斜面63を介して、摺動支持面の端部(右端部および左端部)と面接触することとなり、当該接触部での面圧が緩和され、ラックバー3のスムーズな摺動動作を確保することができる。
【0040】
なお、本実施形態においては、摺動板片61、およびラックガイド本体62等によって、ラックガイド6が構成されることとしているが、これに限定されるものではない。
即ち、ラックガイド本体62において、ラックバー3側の端面に対して、例えば樹脂コーティング被膜等の被覆を直接施すことにより、摺動板片61を省略することも可能である。
この場合、ラックガイド6は、ラックガイド本体62のみによって構成されることとなり、ラックバー3側の端面において、「摺動支持面」が形成されるとともに、当該摺動支持面におけるラックバー3の移動方向との直交方向両側の縁部に、当該移動方向に向かうにつれて徐々にラックバー3と離間する方向に傾斜する傾斜面が形成されることとなる。
【0041】
また、ラックガイド6の配置位置については、本実施形態に限定されることなく、摺動板片61の凹面61a(摺動支持面)を介して、ラックバー3を、ピニオン2側に押圧しつつ支持可能である限り、当該ラックバー3の軸心方向に沿った何れに設けることとしてもよい。
【符号の説明】
【0042】
1 ラックピニオン式舵取り装置
2 ピニオン
2a ピニオン歯
3 ラックバー
3a ラック歯
3b 凸面
4 ギアケース
6 ラックガイド
61a 凹面(摺動支持面)
63 傾斜面
図1
図2
図3