特許6442873IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

指紋画像処理装置、指紋画像処理方法及びプログラム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

なお、先行技術文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。 特許文献1が開示する画像特徴抽出装置は、指紋隆線の方向に基づき各指紋画像の特徴量を決定して照合対象を絞り込む装置である。しかしながら、このような指紋隆線の方向から算出した特徴量に基づき照合対象の絞り込みを行うと、実際には異なる人物の指紋画像にも関わらず、照合対象候補とする可能性がある。 例えば、図21(a)及び(b)に示す指紋画像は、異なる人物の指紋画像である。指紋の鑑定に精通していない者が、図21(a)と図21(b)の2つの指紋画像を比較すると、同一人物の指紋画像と捉えることも多いと思われる。両指紋画像の対応する箇所において、指紋隆線の向いている方向がおおよそ一致するため、両指紋画像は同一の人物の指紋画像のように認識され得る。 このことは、特許文献1が開示する画像特徴抽出装置でも同様であって、2つの指紋画像を同一人物の指紋画像と判断(照合対象候補として抽出)する可能性がある。図22は、図21(a)と図21(b)の指紋画像から指紋隆線を抜き出した図面である。図22(a)と図22(b)において、指紋隆線の方向を定量化し、定量化した指紋隆線の方向を各画像の特徴量として抽出すると、指紋隆線の方向はおおよそ一致するため、特許文献1の画像特徴抽出装置では、一方の指紋画像を他方の照合対象候補として判定する可能性がある。 しかし、指紋隆線の方向だけでなく、その位置に着目すると、両指紋画像は異なる人物の指紋画像であることが明らかになる。例えば、図22(a)の領域601と図22(b)の領域602を比較すると、2つの領域には異なる方向を向いた指紋隆線が存在することが確認できる。具体的には、図22(b)の領域602における指紋隆線であって、着色した指紋隆線の方向は、図22(a)の領域601に含まれる指紋隆線の方向と異なる。このような箇所は他にも散見され、例えば、領域603と領域604に含まれる指紋隆線の方向が互いに異なっている。即ち、指紋隆線の方向だけでなく、その位置に注目すると2つの指紋画像は異なる人物の指紋画像であることが判明する。 このように、特許文献1が開示する画像特徴抽出装置には、照合対象の指紋画像を抽出する際の精度を向上させる余地がある。 本発明は、精度良く照合対象となる指紋画像を抽出可能とすることに寄与する指紋画像処理装置、指紋画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の第1の視点によれば、検索対象の指紋画像内の複数の特徴点それぞれが有する特徴点方向に関する特徴量であって指紋画像内の基準点に対する前記特徴点方向の回転方向から算出される、複数の第1特徴量を要素とする第1特徴量ベクトルと、前記特徴点方向に関する特徴量であって前記基準点に対する前記特徴点方向の向きから算出される、複数の第2特徴量を要素とする第2特徴量ベクトルと、を算出する特徴量ベクトル算出・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の各視点によれば、精度良く照合対象となる指紋画像を抽出可能とすることに寄与する指紋画像処理装置、指紋画像処理方法及びプログラムが、提供される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】一実施形態の概要を説明するための図である。

【図2】第1の照合対象抽出システムの全体構成の一例を示す図である。

【図3】照合対象抽出装置の内部構成の一例を示す図である。

【図4】照合対象決定部の内部構成の一例を示す図である。

【図5】特徴点抽出部が抽出する特徴点を説明するための図である。

【図6】指紋画像から第1及び第2特徴点を抽出し、抽出した各特徴点の特徴点方向の一例を示す図である。

【図7】第1特徴量を説明するための図である。

【図8】図6に示す各特徴点に対応する第1特徴量画像の一例である。

【図9】第2特徴量を説明するための図である。

【図10】図6に示す各特徴点に対応する第2特徴量画像の一例である。

【図11】第1特徴量画像平滑部の処理を説明するための図である。

【図12】図8に示す第1特徴量画像を平滑化することで得られる画像の一例である。

【図13】図10に示す第2特徴量画像を平滑化することで得られる画像の一例である。

【図14】第1特徴量ベクトルの算出を説明するための図である。

【図15】第2特徴量ベクトルの算出を説明するための図である。

【図16】第1特徴量画像の一例を示す図である。

【図17】第2特徴量画像の一例を示す図である。

【図18】照合対象抽出装置30の動作の一例を示すフローチャートである。

【図19】照合対象決定部の内部構成の別の一例を示す図である。

【図20】データベースから照合対象となる指紋画像の抽出処理の一例を示す図である。

【図21】指紋画像の一例を示す図である。

【図22】図21(a)と図21(b)の指紋画像から指紋隆線を抜き出した図面である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 指紋撮影装置   20 データベース   30 照合対象抽出装置   100 指紋画像処理装置   101、301、301a、301b 特徴量ベクトル算出部   201 通信部   202 入力部   203 表示部   204 出力部   205 記憶部   206 照合対象決定部   302 照合対象候補抽出部   401 特徴点抽出部   402 第1特徴量画像生成部   403 第2特徴量画像生成部   404 第1特徴量画像平滑部   405 第2特徴量画像平滑部   406 第1特徴量ベクトル算出部   407 第2特徴量ベクトル算出部   408 特徴量ベクトル生成部   501〜503、511〜513 隆線   504、514 矢印   520〜528 画素   601〜604 領域

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