特許第6443205号(P6443205)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6443205コンテンツ再生システム、コンテンツ再生装置、コンテンツ関連情報配信装置、コンテンツ再生方法、及びコンテンツ再生プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6443205
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】コンテンツ再生システム、コンテンツ再生装置、コンテンツ関連情報配信装置、コンテンツ再生方法、及びコンテンツ再生プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/43 20110101AFI20181217BHJP
   H04N 21/83 20110101ALI20181217BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20181217BHJP
【FI】
   H04N21/43
   H04N21/83
   G06F13/00 550P
【請求項の数】11
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2015-89645(P2015-89645)
(22)【出願日】2015年4月24日
(65)【公開番号】特開2016-208364(P2016-208364A)
(43)【公開日】2016年12月8日
【審査請求日】2018年3月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100108578
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 詔男
(74)【代理人】
【識別番号】100152146
【弁理士】
【氏名又は名称】伏見 俊介
(72)【発明者】
【氏名】武士 祐介
【審査官】 川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/063395(WO,A1)
【文献】 特表2015−503148(JP,A)
【文献】 特開2012−039262(JP,A)
【文献】 特開2004−215126(JP,A)
【文献】 高橋 三恵、中尾 敏康,ユビキタス情報提供システムの検討と試作,情報処理学会研究報告 Vol.2002 No.94,日本,2002年10月18日,pp.47-54
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 − 21/858
H04N 5/91 − 5/956
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像と音声の少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生部と、
予め定められた条件と、前記条件に合致したタイミングで送信されるタイミング信号と、が対応付けられたタイミング信号データベースを記憶するタイミング信号記憶部と、
前記コンテンツの再生状況が前記条件に合致した場合に、合致した前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を送信するタイミング信号送信部と、
を備える、コンテンツ再生装置と、
前記タイミング信号送信部が送信した前記タイミング信号を受信するタイミング信号受信部と、
タイミング信号と、コンテンツ関連情報と、が対応付けられたコンテンツ関連情報データベースを記憶するコンテンツ関連情報記憶部と、
前記タイミング信号送信部が送信した前記タイミング信号を受信した場合に、前記タイミング信号送信部が送信した前記タイミング信号に対応付けられた前記コンテンツ関連情報を出力装置へ出力するコンテンツ関連情報送信部と、
を備える、コンテンツ関連情報配信装置と、
を有することを特徴とする、コンテンツ再生システム。
【請求項2】
前記出力装置は、コンテンツ関連情報再生装置であり、
前記コンテンツ関連情報送信部が出力した前記コンテンツ関連情報を受信するコンテンツ関連情報受信部と、
受信した前記コンテンツ関連情報を再生するコンテンツ関連情報再生部と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
【請求項3】
前記タイミング信号送信部は、前記コンテンツ再生部によって再生される前記コンテンツの場面に基づく前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を前記タイミング信号受信部へ送信する、
ことを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
【請求項4】
前記コンテンツ再生装置は、ユーザからの操作入力を受け付ける操作入力部を備え、
前記タイミング信号送信部は、前記操作入力部から入力された情報に基づく前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を前記タイミング信号受信部へ送信する、
ことを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
【請求項5】
前記コンテンツ再生装置は、前記コンテンツを視聴する視聴者からの反響を感知する反響感知部を備え、
前記タイミング信号送信部は、前記反響感知部によって感知された反響に基づく前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を前記タイミング信号受信部へ送信する、
ことを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
【請求項6】
前記コンテンツ再生装置は、前記コンテンツ再生装置が向く方角を検知する方角検知部を備え、
前記タイミング信号送信部は、前記方角検知部によって検知された方角に基づく前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を前記タイミング信号受信部へ送信する、
ことを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
【請求項7】
前記コンテンツ再生装置は、前記コンテンツ再生装置の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
前記タイミング信号送信部は、前記位置情報取得部によって取得された位置情報に基づく前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を前記タイミング信号受信部へ送信する、
ことを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
【請求項8】
映像と音声の少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生部と、
予め定められた条件と、前記条件に合致したタイミングで送信されるタイミング信号と、が対応付けられたタイミング信号データベースを記憶するタイミング信号記憶部と、
前記コンテンツの再生状況が前記条件に合致した場合に、合致した前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を送信するタイミング信号送信部と、
を備える、コンテンツ再生装置。
【請求項9】
タイミング信号と、コンテンツ関連情報と、が対応付けられたコンテンツ関連情報データベースを記憶するコンテンツ関連情報記憶部と、
タイミング信号を受信するタイミング信号受信部と、
前記タイミング信号受信部が前記タイミング信号を受信した場合に、前記タイミング信号受信部が受信した前記タイミング信号に対応付けられた前記コンテンツ関連情報を出力装置へ出力するコンテンツ関連情報送信部と、
を備える、コンテンツ関連情報配信装置。
【請求項10】
映像と音声の少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、
予め定められた条件と、前記条件に合致したタイミングで送信されるタイミング信号と、が対応付けられたタイミング信号データベースを記憶するタイミング信号記憶ステップと、
前記コンテンツの再生状況が前記条件に合致した場合に、合致した前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を送信するタイミング信号送信ステップと、
前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号を受信するタイミング信号受信ステップと、
タイミング信号と、コンテンツ関連情報と、が対応付けられたコンテンツ関連情報データベースを記憶するコンテンツ関連情報記憶ステップと、
前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号を受信した場合に、前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号に対応付けられた前記コンテンツ関連情報を出力装置へ出力するコンテンツ関連情報送信ステップと、
を有することを特徴とする、コンテンツ再生方法。
【請求項11】
コンピュータに、
映像と音声の少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、
予め定められた条件と、前記条件に合致したタイミングで送信されるタイミング信号と、が対応付けられたタイミング信号データベースを記憶するタイミング信号記憶ステップと、
前記コンテンツの再生状況が前記条件に合致した場合に、合致した前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を送信するタイミング信号送信ステップと、
前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号を受信するタイミング信号受信ステップと、
タイミング信号と、コンテンツ関連情報と、が対応付けられたコンテンツ関連情報データベースを記憶するコンテンツ関連情報記憶ステップと、
前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号を受信した場合に、前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号に対応付けられた前記コンテンツ関連情報を出力装置へ出力するコンテンツ関連情報送信ステップと、
を実行させるための、コンテンツ再生プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ再生システム、コンテンツ再生装置、コンテンツ関連情報配信装置、コンテンツ再生方法、及びコンテンツ再生プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、配信される動画コンテンツと共に、その動画コンテンツの関連情報を任意の言語で表される字幕によって配信する多言語対応型の動画配信システムがある。例えば、特許文献1に記載の多言語対応型動画配信システムは、動画再生の経過時間と字幕テキストとの対応関係が記述された同期制御ファイルを備える。これにより、多言語対応型動画配信システムは、動画再生の経過時間にしたがって、対応するテキストデータをクライアント端末へ送出することにより、動画の各フレームと字幕テキストとの同期を取る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−215126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、特許文献1に記載の多言語対応型動画配信システムにおいては、動画再生の経過時間と字幕テキストとの対応関係が記述された同期制御ファイルが予め用意されることが求められる。
また、例えば、VR(Virtual Reality;仮想現実)の技術を用いて製作された対話性のあるVRコンテンツ等を再生する場合、コンテンツ再生システムは、コンテンツ再生の経過時間に基づくタイミングだけでなく、様々なタイミングでVRコンテンツの関連情報を提供することが求められる。様々なタイミングとは、例えば、映像に含まれる画像が表示された位置、ユーザによる操作、またはVRコンテンツを再生する会場の状況など、各種の条件に応じたタイミングである。したがって、動画再生の経過時間と字幕テキストとの対応関係を記述する同期制御ファイルに基づいてコンテンツ関連情報を提供する従来のコンテンツ再生システムは、コンテンツの関連情報を様々な条件に応じて柔軟に提供することができないという課題がある。また、従来のコンテンツ再生システムにおいては、コンテンツの関連情報を提供する条件の複雑化に伴って、コンテンツとそのコンテンツの関連情報との対応付けを管理することに掛かる負担が大きくなる場合がある。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、コンテンツとそのコンテンツの関連情報との対応付けを管理することに掛かる負担を軽減しつつ、コンテンツと共に、様々な条件に応じてコンテンツ関連情報を配信することができるコンテンツ再生システム、コンテンツ再生装置、コンテンツ関連情報配信装置、コンテンツ再生方法、及びコンテンツ再生プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様としては、映像と音声の少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生部と、予め定められた条件と、前記条件に合致したタイミングで送信されるタイミング信号と、が対応付けられたタイミング信号データベースを記憶するタイミング信号記憶部と、前記コンテンツの再生状況が前記条件に合致した場合に、合致した前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を送信するタイミング信号送信部と、を備える、コンテンツ再生装置と、 前記タイミング信号送信部が送信した前記タイミング信号を受信するタイミング信号受信部と、タイミング信号と、コンテンツ関連情報と、が対応付けられたコンテンツ関連情報データベースを記憶するコンテンツ関連情報記憶部と、前記タイミング信号送信部が送信した前記タイミング信号を受信した場合に、前記タイミング信号送信部が送信した前記タイミング信号に対応付けられた前記コンテンツ関連情報を出力装置へ出力するコンテンツ関連情報送信部と、を備える、コンテンツ関連情報配信装置と、を有することを特徴とする、コンテンツ再生システムである。
【0007】
(2)また、本発明の一態様としては、前記出力装置は、コンテンツ関連情報再生装置であり、前記コンテンツ関連情報送信部が出力した前記コンテンツ関連情報を受信するコンテンツ関連情報受信部と、受信した前記コンテンツ関連情報を再生するコンテンツ関連情報再生部と、を備えることを特徴とする、(1)に記載のコンテンツ再生システムである。
【0008】
(3)また、本発明の一態様としては、前記タイミング信号送信部は、前記コンテンツ再生部によって再生される前記コンテンツの場面に基づく前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を前記タイミング信号受信部へ送信する、ことを特徴とする、(1)に記載のコンテンツ再生システムである。
【0009】
(4)また、本発明の一態様としては、前記コンテンツ再生装置は、ユーザからの操作入力を受け付ける操作入力部を備え、前記タイミング信号送信部は、前記操作入力部から入力された情報に基づく前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を前記タイミング信号受信部へ送信する、ことを特徴とする、(1)に記載のコンテンツ再生システムである。
【0010】
(5)また、本発明の一態様としては、前記コンテンツ再生装置は、前記コンテンツを視聴する視聴者からの反響を感知する反響感知部を備え、前記タイミング信号送信部は、前記反響感知部によって感知された反響に基づく前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を前記タイミング信号受信部へ送信する、ことを特徴とする、(1)に記載のコンテンツ再生システムである。
【0011】
(6)また、本発明の一態様としては、前記コンテンツ再生装置は、前記コンテンツ再生装置が向く方角を検知する方角検知部を備え、前記タイミング信号送信部は、前記方角検知部によって検知された方角に基づく前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を前記タイミング信号受信部へ送信する、ことを特徴とする、(1)に記載のコンテンツ再生システムである。
【0012】
(7)また、本発明の一態様としては、前記コンテンツ再生装置は、前記コンテンツ再生装置の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、前記タイミング信号送信部は、前記位置情報取得部によって取得された位置情報に基づく前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を前記タイミング信号受信部へ送信する、ことを特徴とする、(1)に記載のコンテンツ再生システムである。
【0013】
(8)また、本発明の一態様としては、映像と音声の少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生部と、予め定められた条件と、前記条件に合致したタイミングで送信されるタイミング信号と、が対応付けられたタイミング信号データベースを記憶するタイミング信号記憶部と、前記コンテンツの再生状況が前記条件に合致した場合に、合致した前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を送信するタイミング信号送信部と、を備える、コンテンツ再生装置である。
【0014】
(9)また、本発明の一態様としては、 タイミング信号と、コンテンツ関連情報と、が対応付けられたコンテンツ関連情報データベースを記憶するコンテンツ関連情報記憶部と、 タイミング信号を受信するタイミング信号受信部と、前記タイミング信号受信部が前記タイミング信号を受信した場合に、前記タイミング信号受信部が受信した前記タイミング信号に対応付けられた前記コンテンツ関連情報を出力装置へ出力するコンテンツ関連情報送信部と、を備える、コンテンツ関連情報配信装置である。
【0015】
(10)また、本発明の一態様としては、映像と音声の少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、予め定められた条件と、前記条件に合致したタイミングで送信されるタイミング信号と、が対応付けられたタイミング信号データベースを記憶するタイミング信号記憶ステップと、前記コンテンツの再生状況が前記条件に合致した場合に、合致した前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を送信するタイミング信号送信ステップと、前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号を受信するタイミング信号受信ステップと、タイミング信号と、コンテンツ関連情報と、が対応付けられたコンテンツ関連情報データベースを記憶するコンテンツ関連情報記憶ステップと、前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号を受信した場合に、前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号に対応付けられた前記コンテンツ関連情報を出力装置へ出力するコンテンツ関連情報送信ステップと、を有することを特徴とする、コンテンツ再生方法である。
【0016】
(11)また、本発明の一態様としては、コンピュータに、映像と音声の少なくとも一方を含むコンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、予め定められた条件と、前記条件に合致したタイミングで送信されるタイミング信号と、が対応付けられたタイミング信号データベースを記憶するタイミング信号記憶ステップと、前記コンテンツの再生状況が前記条件に合致した場合に、合致した前記条件に対応付けられた前記タイミング信号を送信するタイミング信号送信ステップと、前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号を受信するタイミング信号受信ステップと、タイミング信号と、コンテンツ関連情報と、が対応付けられたコンテンツ関連情報データベースを記憶するコンテンツ関連情報記憶ステップと、前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号を受信した場合に、前記タイミング信号送信ステップにおいて送信した前記タイミング信号に対応付けられた前記コンテンツ関連情報を出力装置へ出力するコンテンツ関連情報送信ステップと、を実行させるための、コンテンツ再生プログラムである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、コンテンツとそのコンテンツの関連情報との対応付けを管理することに掛かる負担を軽減しつつ、コンテンツと共に、様々な条件に応じてコンテンツ関連情報を配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施形態に係るコンテンツ再生システムの構成の一例を示す概略図である。
図2】本発明の実施形態に係るコンテンツ再生システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
図3】本発明の実施形態に係るコンテンツ再生装置が送信するタイミング信号の一例を示す概略図である。
図4】本発明の実施形態に係るコンテンツ関連情報記憶部が記憶するコンテンツ関連情報データベースの一例を示す概略図である。
図5】本発明の実施形態に係るコンテンツ関連情報記憶部が記憶するコンテンツ関連情報データベースの一例を示す概略図である。
図6】本発明の実施形態に係るコンテンツ関連情報記憶部が記憶するコンテンツ関連情報データベースの一例を示す概略図である。
図7】本発明の実施形態に係るコンテンツ関連システムが提供するコンテンツ及びコンテンツ関連情報の一例を示す概略図である。
図8】本発明の実施形態の変形例に係るコンテンツ再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
図9】本発明の実施形態及び実施形態の変形例に係るコンテンツ再生システムの動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツ再生システム1の構成の一例を示す概略図である。
図1に例示するコンテンツ再生システム1は、例えば、VR技術を用いた映像コンテンツ(VRコンテンツ)を再生するVRシアターに用いることができる。VRシアターは、複数の視聴者をVRシアターの会場に収容することができる。VRシアターでは、ナビゲータが、視聴者との対話に応じて、次に再生する映像コンテンツをその場で選択し、任意のタイミングでその映像コンテンツを再生させることができる。また、VRシアターでは、視聴者の1人が操作入力をすることによって、映像コンテンツの再生、画面に表示された映像のスクロールや拡大・縮小表示をすることができる。そして、VRシアターでは、視聴者の1人による操作入力によって再生される映像コンテンツを、VRシアター内の視聴者全員で視聴することができる。
なお、「映像」には、動画映像だけでなく画像(静止画)も含まれる。以降に記載する「映像」についても同様である。
【0020】
実施形態に係るコンテンツ再生システム1は、映像コンテンツ、及びその映像コンテンツに関連するコンテンツ関連情報を視聴者に提供する。コンテンツ関連情報とは、例えば、映像コンテンツを構成する各シーン(場面)の解説をする音声コンテンツ、または字幕テキストである。コンテンツ関連情報である音声コンテンツ、または字幕テキストは、例えば、各国の言語で製作され、コンテンツ再生システム1は、各視聴者が理解できる言語でのコンテンツ関連情報を、それぞれの視聴者へ提供することができる。
【0021】
なお、本実施形態においては、コンテンツ再生システム1は、映像コンテンツを再生するが、これに限られない。コンテンツ再生システム1は、音声コンテンツ等の、その他のコンテンツであってもよい。または、コンテンツ再生システム1は、映像コンテンツ、音声コンテンツ、及びその他のコンテンツの任意の組み合わせによって構成されるコンテンツであってもよい。
【0022】
コンテンツ再生システム1は、コンテンツ再生装置10と、コンテンツ関連情報配信装置20と、コンテンツ関連情報再生装置30と、を含んで構成される。
【0023】
コンテンツ再生装置10は、例えば、視聴者の前に設置され、複数の視聴者が共有して視聴可能な大型ディスプレイ等の表示画面やスピーカーを備え、予め記憶された映像コンテンツを再生することができる装置である。コンテンツ再生装置10は、自らのコンテンツ再生装置10が備える表示画面に表示することによって、映像コンテンツを視聴者に提供する。また、コンテンツ再生装置10は、例えば、ユーザによる操作に応じて表示する映像を変化させることができる。表示する映像を変化させることとは、例えば、映像コンテンツに含まれる画像を上下左右にスクロールして表示させること、複数の映像コンテンツの中から再生する映像コンテンツを選択すること等である。
【0024】
コンテンツ再生装置10は、コンテンツ関連情報配信装置20との通信を行うことができる。コンテンツ再生装置10は、表示中の映像の状態に基づくコンテンツの再生状況等、各種の条件に応じたタイミングで、信号(以下、タイミング信号という)をコンテンツ関連情報配信装置20へ出力する。タイミング信号は、再生対象となるコンテンツを再生させることを指示する信号である。例えば、タイミング信号は、ある映像コンテンツを再生している途中で、当該映像コンテンツとは異なる映像コンテンツの再生を開始させるタイミングを指定することができる。より具体的には、タイミング信号は、映像コンテンツを構成するシーン(場面)が切り替わったタイミングで出力される。また、タイミング信号は、例えば、映像コンテンツに含まれる画像がユーザからの操作によってスクロールして表示され、画像の中の特定の部分が画面の中央に位置したタイミングで、コンテンツ関連情報配信装置20へ出力される。
【0025】
コンテンツ関連情報配信装置20は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
コンテンツ関連情報配信装置20は、コンテンツ再生装置10からタイミング信号を取得した場合、そのタイミング信号に予め対応づけられたコンテンツ関連情報(例えば、音声コンテンツ、または字幕テキスト)を示すデータを、コンテンツ関連情報再生装置30へ出力する。タイミング信号に予め対応付けられたコンテンツ関連情報とは、例えば、タイミング信号に対応づけられた映像コンテンツの中のシーン(場面)に関連する内容を、各国の言語で解説する音声ガイド、または字幕等である。
【0026】
コンテンツ関連情報再生装置30は、コンテンツ関連情報を出力する出力装置である。コンテンツ関連情報再生装置30は、例えば、受信したコンテンツ関連情報を示すデータを再生することができる携帯型の端末である。例えば、コンテンツ関連情報再生装置30は、コンテンツ再生装置10が再生する映像コンテンツを視聴する各視聴者に予め貸与されるか、視聴者によって持参される。
コンテンツ関連情報再生装置30は、コンテンツ関連情報配信装置20から取得したコンテンツ関連情報、例えば、音声データに基づく音声を、自らのコンテンツ関連情報再生装置30が備えるスピーカー、ヘッドフォン、またはイヤフォン等によって再生する。また、コンテンツ関連情報再生装置30は、例えば、ディスプレイを有し、画像を表示することもできる。
【0027】
なお、出力装置は、上述したコンテンツ関連情報再生装置30に限られない。出力装置は、例えば、コンテンツ関連情報を再生することができる、指向性スピーカー、字幕用プロジェクター、セカンドディスプレイ、または点字ディスプレイ等であっても構わない。
【0028】
また、コンテンツ関連情報再生装置30だけでなくコンテンツ関連情報配信装置20も、例えば、ディスプレイやスピーカー等(図示せず)を備え、コンテンツ関連情報を出力することができる。
【0029】
なお、タイミング信号に予め対応付けられたコンテンツ関連情報の数は、複数であってもかまわない。例えば、コンテンツ関連情報配信装置20は、タイミング信号に対応づけられた映像コンテンツを構成する各シーン(場面)を解説する音声ガイドを、予め各国の言語毎に複数記憶していてもよい。そして、コンテンツ再生システム1は、例えば、視聴者がコンテンツ関連情報再生装置30を介して、どの言語の音声ガイドを再生させるかを選択することができる構成であってもよい。
【0030】
次に、コンテンツ再生システム1の機能構成について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るコンテンツ再生システム1の機能構成の一例を示すブロック図である。
コンテンツ再生システム1は、上述したように、コンテンツ再生装置10と、コンテンツ関連情報配信装置20と、コンテンツ関連情報再生装置30と、を含んで構成される。
【0031】
(コンテンツ再生装置の構成)
まず、コンテンツ再生装置10の構成の一例について説明する。
コンテンツ再生装置10は、操作入力部101と、コンテンツ再生制御部102と、コンテンツ記憶部103と、コンテンツ再生部104と、タイミング信号制御部105と、タイミング信号記憶部106と、タイミング信号送信部107と、によって構成される。
【0032】
操作入力部101は、ユーザ(例えば、ナビゲータ、視聴者)による各種の操作入力を受け付ける。操作入力部101は、受け付けた各種の操作入力に基づく操作信号を出力する。各種の操作入力に基づく操作信号とは、例えば、再生する映像コンテンツを選択することを実行命令する操作信号、選択した映像コンテンツを再生することを実行命令する操作信号、コンテンツ再生部104に表示された映像コンテンツに含まれる画像を上下左右にスクロールすることを実行命令する操作信号、及び特定のコンテンツ関連情報をコンテンツ関連情報配信装置20に配信させるためのタイミング信号を送信することを実行命令する操作信号、等である。
操作入力部101は、例えば、コンテンツ再生装置10に備えられた操作ボタンやタッチパネル、操作用コントローラー、または、リモートコントローラーや携帯型端末から操作信号を取得することができる入力インターフェース、等を含んで構成される。
【0033】
コンテンツ再生制御部102は、操作入力部101から取得した操作信号にしたがって、例えば、コンテンツ記憶部103に記憶された映像コンテンツの1つを再生し、コンテンツ再生部104に表示させる。
【0034】
コンテンツ記憶部103は、映像コンテンツを予め記憶させておくことができる記憶媒体である。なお、本実施形態においては、コンテンツ再生装置10がコンテンツ記憶部103を備える構成であるが、これに限られない。例えば、コンテンツ再生装置10の外部の他の記憶媒体に映像コンテンツが予め記憶されており、コンテンツ再生装置10が他の記憶媒体から映像コンテンツを取得して、取得した映像コンテンツを再生させる構成であってもよい。
コンテンツ記憶部103は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory;読み出し専用メモリ)、RAM(Random Access read/write Memory;読み書き可能なメモリ)、又はそれらの任意の組み合わせを含んで構成される。
【0035】
コンテンツ再生部104は、コンテンツ再生制御部102が再生する映像コンテンツを表示する。コンテンツ再生部104は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、またはプロジェクター及びスクリーン等を含んで構成される。
【0036】
また、コンテンツ再生制御部102は、コンテンツ再生部104に表示中の映像の状態を示す情報を、タイミング信号制御部105へ出力する。表示中の映像の状態を示す情報とは、例えば、現在コンテンツ再生部104の中央部に表示されている画像の範囲を示す情報、再生する映像コンテンツのシーン(場面)が切り替わったことを示す情報、または映像コンテンツの再生を開始してからの経過時間を示す情報、等である。
コンテンツ再生制御部102は、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)を含んで構成される。
【0037】
タイミング信号記憶部106は、タイミング信号と、タイミング信号が送信される条件と、を対応付けるタイミング信号データベースを予め記憶している。タイミング信号が表示される条件とは、例えば、映像に含まれる画像が表示された位置、ユーザによる操作、またはVRコンテンツを再生する会場の状況、等に基づく条件である。
タイミング信号記憶部106は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、RAM、又はそれらの任意の組み合わせを含んで構成される。
【0038】
なお、実施形態に係るコンテンツ再生システム1においては、タイミング信号のデータ形式は、表示中の映像の状態を一意に特定できるデータ形式であればよい。実施形態に係るコンテンツ再生システム1においては、タイミング信号を、例えば、「10101」、または「30502」等の、簡易な数字の羅列によるデータ形式で定義された信号によって構成することが可能である。
【0039】
タイミング信号制御部105は、コンテンツ再生制御部102から取得した、表示中の映像の状態を示す情報を検索キーとして、タイミング信号データベースを検索する。検索した結果、タイミング信号データベースの中に、表示中の映像の状態を示す情報と一致するデータが存在した場合、タイミング信号制御部105は、そのデータに対応付けられたタイミング信号を取得する。
【0040】
なお、コンテンツ記憶部103が記憶する映像コンテンツのデータの中に、予めタイミング信号を示すデータが埋め込まれている構成であってもよい。例えば、electronic watermarking(電子透かし)等の技術を用いることによって、映像コンテンツの画質にはほとんど影響を与えることなく、タイミング信号を示すデータを映像コンテンツのデータの中に埋め込むようにしてもよい。その場合には、例えば、映像コンテンツに含まれる画像がスクロールして表示されることによって、画像の特定の部分が画面の中央に位置したタイミングで、コンテンツ再生制御部102が映像コンテンツのデータの中に埋め込まれたタイミング信号を検知する。そして、コンテンツ再生制御部102は、検知したタイミング信号を、タイミング信号制御部105へ出力する。
【0041】
タイミング信号制御部105は、取得したタイミング信号をタイミング信号送信部107へ出力する。
タイミング信号制御部105は、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)によって構成される。
コンテンツ再生装置10のタイミング信号送信部107と、コンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部とは有線または無線の通信ネットワークによって接続される。
タイミング信号送信部107は、タイミング信号制御部105から取得したタイミング信号を、コンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ出力する。
タイミング信号送信部107は、例えば、LANケーブルを介して有線LANルーターに接続するための接続端子、またはWi−Fi(登録商標)接続によって無線LANルーターに接続するための通信装置である。
【0042】
(コンテンツ関連情報配信装置の構成)
次に、コンテンツ関連情報配信装置20の構成の一例について説明する。
図2に示すように、実施形態に係るコンテンツ関連情報配信装置20は、操作入力部201と、タイミング信号受信部202と、制御部203と、コンテンツ関連情報記憶部204と、コンテンツ関連情報送信部205と、を含んで構成される。
【0043】
操作入力部201は、ユーザ(例えば、ナビゲータ)による各種の操作入力に基づく操作信号を受け付ける。
操作入力部101は、例えば、キーボード、マウス、またはタッチパネル等を含んで構成される。
【0044】
タイミング信号受信部202は、コンテンツ再生装置10のタイミング信号送信部107からタイミング信号を受信する。タイミング信号受信部202は、受信したタイミング信号を、制御部203へ出力する。
タイミング信号受信部202は、例えば、LANケーブルを介して有線LANルーターに接続するための接続端子、またはWi−Fi(登録商標)接続によって無線LANルーターに接続するための通信装置である。
【0045】
なお、コンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202からコンテンツ再生装置10のタイミング信号送信部107へ信号を送信することも可能である。これにより、コンテンツ再生装置10は、その信号が示す情報に基づいて、次に送信するタイミング信号を決定したりすることができる。例えば、コンテンツ関連情報配信装置20が、何らかの問題が発生することによってタイミング信号を受信できない状態である場合に、コンテンツ関連情報配信装置20は、コンテンツ再生装置10へ信号を送信する。コンテンツ再生装置10は、受信した信号に基づいて、コンテンツ関連情報配信装置20へのタイミング信号の送信を一定時間遅らせるようにしたり、タイミング信号の送信を一旦停止したりすることも可能である。
【0046】
コンテンツ関連情報記憶部204は、タイミング信号とコンテンツ関連情報を示すデータ(例えば、音声データ、または字幕テキストデータ)とが対応付けられたコンテンツ関連情報データベースを記憶する。
コンテンツ関連情報記憶部204は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、RAM、又はそれらの任意の組み合わせを含んで構成される。
【0047】
制御部203は、タイミング信号受信部202から取得したタイミング信号を検索キーとして、コンテンツ関連情報データベースを検索する。制御部203は、検索キーであるタイミング信号に対応付けられたコンテンツ関連情報を示すデータ(たとえは、音声データ、または字幕テキストデータ)を、コンテンツ関連情報記憶部204のコンテンツ関連情報データベースから取得する。
制御部203は、コンテンツ関連情報配信装置20における各種の処理を制御する。制御部203は、例えば、CPUを含んで構成される。
制御部203は、取得したコンテンツ関連情報を示すデータを、コンテンツ関連情報送信部205へ出力する。
【0048】
コンテンツ関連情報送信部205は、制御部203から取得したコンテンツ関連情報を示すデータを、1つまたは複数のコンテンツ関連情報再生装置30へ配信する。
コンテンツ関連情報送信部205は、例えば、コンテンツ関連情報再生装置30へ、コンテンツ関連情報を示す音声データを送信する音声送信機である。例えば、その音声データは、ラジオの電波によって送信される。または、コンテンツ関連情報送信部205は、例えば、コンテンツ関連情報再生装置30へ、コンテンツ関連情報を示す音声データまたは字幕テキストデータを送信するために、Wi−Fi(登録商標)接続によって無線LANルーターを介して通信接続するための通信インターフェースである。
【0049】
(コンテンツ関連情報再生装置の構成)
次に、コンテンツ関連情報再生装置30の構成の一例について説明する。
図2に示すように、実施形態に係るコンテンツ関連情報再生装置30は、コンテンツ関連情報受信部301と、コンテンツ関連情報再生部302と、を含んで構成される。
【0050】
コンテンツ関連情報受信部301は、コンテンツ関連情報配信装置20のコンテンツ関連情報送信部205から送信された、コンテンツ関連情報を示すデータ(例えば、音声データ、または字幕テキストデータ)を受信する。
コンテンツ関連情報受信部301は、例えば、コンテンツ関連情報配信装置20から送信されたコンテンツ関連情報を示す音声データを受信する音声受信機である。または、コンテンツ関連情報送信部205は、例えば、コンテンツ関連情報配信装置20から送信されたコンテンツ関連情報を示す音声データまたは字幕テキストデータを受信するために、Wi−Fi(登録商標)接続によって無線LANルーターを介して通信接続するための通信インターフェースである。
コンテンツ関連情報受信部301は、受信したコンテンツ関連情報を示すデータ(例えば、音声データ、または字幕テキストデータ)をコンテンツ関連情報再生部302へ出力する。
【0051】
コンテンツ関連情報再生部302は、コンテンツ関連情報受信部301からコンテンツ関連情報を示すデータを取得する。コンテンツ関連情報再生部302は、取得したコンテンツ関連情報を示すデータを再生または表示する。
コンテンツ関連情報再生部302は、音響信号に基づく音を再生する拡声器、例えば、各種のスピーカー、ヘッドフォン、またはイヤフォン等を含んで構成される。または、コンテンツ関連情報再生部302は、ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等を含んで構成される。
【0052】
(タイミング信号の送信例)
次に、タイミング信号の送信について例を挙げて説明する。
図3は、本発明の実施形態に係るコンテンツ再生装置が送信するタイミング信号の一例を示す概略図である。
図3に示す概略図は、コンテンツ再生装置10が再生する映像コンテンツに含まれる映像の遷移に応じて送信されるタイミング信号の一例を示している。図3の左側の「OPENING」の映像から、図3の右側へ向かって「SCENE1」、「SCENE2」、「SCENE3」、「SCENE4」、「CREDIT」の順番で、映像コンテンツに含まれる映像が流れる(再生される)ことを示す。
【0053】
図3の「OPENING」の映像の下には矢印が引かれ、その先に「101」及び「102」と記載されている。これは、映像コンテンツの中の「OPENING」の映像の再生が開始されると、まず「101」という数字を示すタイミング信号が、コンテンツ再生装置10のタイミング信号送信部107からコンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ送信される。そして、「101」を示すタイミング信号が送信された後、「OPENING」の再生中であって、「101」を示すタイミング信号が送信されてから予め決められた時間が経過した後に、「102」を示すタイミング信号がコンテンツ再生装置10のタイミング信号送信部107からコンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ送信されることを表す。
【0054】
タイミング信号受信部202は、「101」という数字を示すタイミング信号を受信すると、制御部203へ出力する。制御部203は、「101」を検索キーとして、コンテンツ関連情報記憶部204に記憶されたコンテンツ関連情報データベースを検索する。
ここで、コンテンツ関連情報データベースの例を示す。
図4は、本発明の実施形態に係るコンテンツ関連情報記憶部204が記憶するコンテンツ関連情報データベースの一例を示す概略図である。
図示するように、コンテンツ関連情報データベースは、「タイミング信号」と「音楽ファイル」とを対応付けて予め記憶している。
【0055】
制御部203は、タイミング信号である「101」を検索キーとして、コンテンツ関連情報データベースを検索すると、対応する音声ファイルである「rke_101.mp3」を取得する。制御部203は、取得した音声ファイル「rke_101.mp3」に基づく音声データを、コンテンツ関連情報送信部205を介してコンテンツ関連情報再生装置30へ送信する。そして、コンテンツ関連情報再生装置30は、取得した音声データに基づく音声を再生する。
【0056】
再び図3に戻って説明する。
「OPENING」の映像の再生が開始された後、「101」という数字を示すタイミング信号に続いて、「102」という数字を示すタイミング信号が、コンテンツ再生装置10のタイミング信号送信部107からコンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ送信される。
タイミング信号受信部202は、「102」という数字を示すタイミング信号を受信すると、制御部203へ出力する。制御部203は、「102」を検索キーとして、コンテンツ関連情報記憶部204に記憶されたコンテンツ関連情報データベースを検索する。すると、制御部203は、図4に示すコンテンツ関連情報データベースが示すように、タイミング信号である「102」に対応する音声ファイルである「rke_102.mp3」を取得する。制御部203は、取得した音声ファイル「rke_102.mp3」に基づく音声データを、コンテンツ関連情報送信部205を介してコンテンツ関連情報再生装置30へ送信する。そして、コンテンツ関連情報再生装置30は、取得した音声データに基づく音声を再生する。
【0057】
再び図3に戻って説明する。
「OPENING」の映像の再生が終了すると、次に「SCENE1」の映像が再生される。図3に図示するように、「SCENE1」の映像の再生が開始されると、「10101」という数字を示すタイミング信号が、コンテンツ再生装置10のタイミング信号送信部107からコンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ送信される。
タイミング信号受信部202は、「10101」という数字を示すタイミング信号を受信すると、制御部203へ出力する。制御部203は、「10101」を検索キーとして、コンテンツ関連情報記憶部204に記憶されたコンテンツ関連情報データベースを検索する。すると、制御部203は、図4に例示するコンテンツ関連情報データベースが示すように、タイミング信号である「102」に対応する音声ファイルである「rke_10101.mp3」を取得する。制御部203は、取得した音声ファイル「rke_10101.mp3」に基づく音声データを、コンテンツ関連情報送信部205を介してコンテンツ関連情報再生装置30へ送信する。そして、コンテンツ関連情報再生装置30は、取得した音声データに基づく音声を、自らのコンテンツ関連情報再生装置30が備えるコンテンツ関連情報再生部302(例えば、スピーカ)によって再生する。
【0058】
再び図3に戻って説明する。
図3の「SCENE1」の映像の下には矢印が引かれ、その先に「10101」及び「10102」と記載されている。そして、「10102」を指す矢印の右側には「NAVI」と記載されている。これは、映像コンテンツの中の「SCENE1」の映像が再生されている場合において、かつ、ナビゲータ(コンテンツ再生装置10を操作するユーザ)によって「10102」のタイミング信号に対応するコンテンツ関連情報をコンテンツ関連情報再生装置30に再生させることを示す操作入力がなされた場合に、「10102」という数字を示すタイミング信号が、コンテンツ再生装置10のタイミング信号送信部107からコンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ送信されることを示す。コンテンツには、コンテンツ再生装置10の操作入力部101により特定の操作入力がなされた際に、その操作内容に応じたタイミング信号を出力する、という情報が対応付けられて予め記憶される。
このように、実施形態に係るコンテンツ再生装置10は、再生する映像コンテンツの再生箇所に基づいてタイミング信号を送信するだけでなく、ナビゲータによる操作入力に基づいてタイミング信号を送信することもできる。
図3の「SCENE2」以降についても、コンテンツ再生システム1は、上記と同様の処理を行うため、説明は省略する。
【0059】
なお、上記の例においては、コンテンツ関連情報は、音声ファイルを実行することによって再生される音声ガイドであるが、これに限られない。
例えば上述したように、コンテンツ関連情報は、字幕として表示するテキスト情報であってもよい。その場合には、コンテンツ関連情報再生装置30は、コンテンツ関連情報再生装置30が備えるディスプレイ上に、コンテンツ関連情報を字幕として表示する。
【0060】
ここで、コンテンツ関連情報がテキスト情報である場合におけるコンテンツ関連情報データベースの例を示す。
図5は、本発明の実施形態に係るコンテンツ関連情報記憶部204が記憶するコンテンツ関連情報データベースの一例を示す概略図である。
図示するように、コンテンツ関連情報データベースは、「タイミング信号」と「字幕テキストデータ」とを対応付けて予め記憶している。
【0061】
例えば、タイミング信号受信部202は、「101」という数字を示すタイミング信号を受信すると、制御部203へ出力する。制御部203は、「101」を検索キーとして、コンテンツ関連情報記憶部204に記憶された、図5に示すコンテンツ関連情報データベースを検索する。
【0062】
制御部203は、タイミング信号である「101」を検索キーとして、コンテンツ関連情報データベースを検索すると、対応する字幕テキストである「本日皆さんにご紹介しますのは、VR作品『洛上洛内図屏風』です。」を示す字幕テキストデータを取得する。制御部203は、取得した字幕テキストである「本日皆さんにご紹介しますのは、VR作品『洛上洛内図屏風』です。」を示す字幕テキストデータを、コンテンツ関連情報送信部205を介してコンテンツ関連情報再生装置30へ送信する。そして、コンテンツ関連情報再生装置30は、取得した字幕テキストデータに基づく字幕テキストを、自らのコンテンツ関連情報再生装置30が備えるコンテンツ関連情報再生部302(例えば、ディスプレイ)によって表示する。
【0063】
なお、コンテンツ関連情報配信装置20は、それぞれのコンテンツ関連情報再生装置30からの要求に基づいて、それぞれのコンテンツ関連情報再生装置30へ送信するコンテンツ関連情報を選択するような構成にしてもよい。
コンテンツ関連情報再生装置30からの要求とは、例えば、コンテンツ関連情報を構成する言語を指定する要求である。例えば、コンテンツ再生装置10の視聴者が、「英語」によるコンテンツ関連情報を再生させたい場合には、視聴者はコンテンツ関連情報再生装置30によって、コンテンツ関連情報配信装置20へ、「英語」によるコンテンツ関連情報を取得したいことを示す要求信号を送信する。そして、コンテンツ関連情報配信装置20は、コンテンツ関連情報再生装置30から取得した要求信号に基づいて、「英語」によるコンテンツ関連情報をコンテンツ関連情報再生装置30へ送信する。
【0064】
ここで、コンテンツ関連情報が英語で記述されたテキスト情報である場合におけるコンテンツ関連情報データベースの例を示す。
図6は、本発明の実施形態に係るコンテンツ関連情報記憶部204が記憶するコンテンツ関連情報データベースの一例を示す概略図である。
【0065】
例えば、タイミング信号受信部202は、「101」という数字を示すタイミング信号を受信すると、制御部203へ出力する。
制御部203は、例えば、「英語」によるコンテンツ関連情報を取得したいことを示す要求信号を送信したコンテンツ関連情報再生装置30に対しては、「英語」によるコンテンツ関連情報を送信する。すなわち、制御部203は、「101」を検索キーとして、コンテンツ関連情報記憶部204に記憶された、図6に示すコンテンツ関連情報データベースを検索する。
【0066】
制御部203は、タイミング信号である「101」を検索キーとして、コンテンツ関連情報データベースを検索すると、対応する字幕テキストである「Welcome to our virtual reality program introducing ”Genre scenes in Kyoto,・・・」を示す字幕テキストデータを取得する。制御部203は、取得した字幕テキストである「Welcome to our virtual reality program introducing ”Genre scenes in Kyoto,・・・」を示す字幕テキストデータを、コンテンツ関連情報送信部205を介してコンテンツ関連情報再生装置30へ送信する。そして、コンテンツ関連情報再生装置30は、取得した字幕テキストデータに基づく字幕テキストを、自らのコンテンツ関連情報再生装置30が備えるコンテンツ関連情報再生部302(例えば、ディスプレイ)によって表示する。
【0067】
また、制御部203は、例えば、「日本語」によるコンテンツ関連情報を取得したいことを示す要求信号を送信したコンテンツ関連情報再生装置30に対して、及び要求信号を送信していないコンテンツ関連情報再生装置30に対しては、「日本語」によるコンテンツ関連情報を送信する。すなわち、制御部203は、「101」を検索キーとして、コンテンツ関連情報記憶部204に記憶された、図5に示すコンテンツ関連情報データベースを検索する。
【0068】
制御部203は、タイミング信号である「101」を検索キーとして、コンテンツ関連情報データベースを検索すると、対応する字幕テキストである「本日皆さんにご紹介しますのは、VR作品『洛上洛内図屏風』です。」を示す字幕テキストデータを取得する。制御部203は、取得した字幕テキストである「本日皆さんにご紹介しますのは、VR作品『洛上洛内図屏風』です。」を示す字幕テキストデータを、コンテンツ関連情報送信部205を介してコンテンツ関連情報再生装置30へ送信する。そして、コンテンツ関連情報再生装置30は、取得した字幕テキストデータに基づく字幕テキストを、自らのコンテンツ関連情報再生装置30が備えるコンテンツ関連情報再生部302(例えば、ディスプレイ)によって表示する。
【0069】
なお、コンテンツ関連情報は、複数のデータ形式による情報の組み合わせによって構成される情報であってもよい。複数のデータ形式による情報の組み合わせによって構成される情報とは、例えば、画像データ、テキストデータ、及び音声データ等の任意の組み合わせによって構成されるコンテンツ関連情報である。
ここで、画像データとテキストデータとの組み合わせによって構成されるコンテンツ関連情報の一例を示す。
図7は、本発明の実施形態に係るコンテンツ関連システムが提供するコンテンツ及びコンテンツ関連情報の一例を示す概略図である。
【0070】
図7(A)は、実施形態に係るコンテンツ再生装置10が再生する映像コンテンツに含まれる映像を示す。図7(A)に例示する映像には、黒色の線で描かれた四角形で囲まれた2つの表示領域、表示領域da1及び表示領域da2が含まれる。また、表示領域da1及び表示領域da2の近傍には、それぞれ「Mikoshi」及び「Basha」という文字列が描かれている。図7(A)に例示する映像において、表示領域da1には「神輿」の映像が含まれている。同様に、表示領域da2には「馬車」の映像が含まれている。
【0071】
実施形態に係るコンテンツ再生装置10のタイミング信号制御部105は、例えば、ナビゲータ(コンテンツ再生システム10を操作するユーザ)による操作入力に基づいて操作入力部101から出力される操作信号によって、これらの表示領域da1または表示領域da2が選択されたことを示す実行命令を取得する。図7(A)の映像がコンテンツ再生装置10によって再生されている場合において、例えば、ナビゲータは、操作入力部101によって、表示領域da1を選択する。操作入力部101は、表示領域da1が選択されたことを示す操作信号をタイミング信号制御部105へ出力する。タイミング信号記憶部106に記憶されているタイミング信号データベースは、タイミング信号と操作信号とを予め対応付けて記憶している。タイミング信号制御部105は、表示領域da1が選択されたことを示す操作信号に対応付けられたタイミング信号を、タイミング信号データベースから取得する。タイミング信号制御部105は、取得したタイミング信号を、タイミング信号送信部107を介して、コンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ送信する。
【0072】
タイミング信号受信部202は、タイミング信号を受信すると、制御部203へ出力する。制御部203は、取得したタイミング信号を検索キーとして、コンテンツ関連情報記憶部204に記憶された、コンテンツ関連情報データベースを検索する。
制御部203は、取得したタイミング信号を検索キーとして、コンテンツ関連情報データベースを検索すると、対応するコンテンツ関連情報を取得する。この例におけるコンテンツ関連情報は、画像データとテキストデータとの組み合わせによって構成される。画像データとテキストデータとの組み合わせによって構成されるコンテンツ関連情報は、例えば、図7(B)に示すコンテンツ関連情報である。
【0073】
図7(B)に例示するコンテンツ関連情報は、「神輿」の画像と「神輿」を英語で解説する解説文によって構成されている。図7(B)に例示する「神輿」の画像は、図7(A)に例示する表示領域da1に含まれる画像である。
このように、実施形態に係るコンテンツ再生システム1は、コンテンツ再生装置10が再生する映像コンテンツに含まれる特定の部分の映像に関連するコンテンツ関連情報を、コンテンツ関連情報再生装置30を介して視聴者に提供することができる。例えば、コンテンツ関連情報は、図7(B)に示すような画像データとテキストデータとの組み合わせによって構成される。
【0074】
(実施形態の変形例)
上述した実施形態におけるコンテンツ再生装置10は、再生する映像コンテンツの再生箇所(場面)に基づいてタイミング信号を送信したり、ナビゲータによる操作入力に基づいてタイミング信号を送信したりすることができる。しかしながら、タイミング信号を送信するための条件は、これに限られない。
以下に、実施形態の変形例について説明する。
図8は、本発明の実施形態の変形例に係るコンテンツ再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0075】
実施形態の変形例に係るコンテンツ再生装置10bは、操作入力部101と、コンテンツ再生制御部102と、コンテンツ記憶部103と、コンテンツ再生部104と、タイミング信号制御部105と、タイミング信号記憶部106と、タイミング信号送信部107と、反響感知部108と、方角検知部109と、位置情報取得部110と、によって構成される。
図8に図示するように、実施形態の変形例に係るコンテンツ再生装置10bには、上述した実施形態のコンテンツ再生装置10に、反響感知部108と、方角検知部109と、位置情報取得部110と、が付け加えられている。
なお、実施形態に係るコンテンツ再生装置10と共通する部分(機能ブロック)については、説明を省略する。
【0076】
反響感知部108は、コンテンツ再生装置10bが再生する映像コンテンツを視聴する視聴者から、当該映像コンテンツを視聴したことによって生じる反響を感知する。例えば、反響感知部108は、視聴者による歓声の大きさ、視聴者による拍手の大きさ、または視聴者の心拍数を測定することができるセンサー等である。
【0077】
反響感知部108は、映像コンテンツに対する視聴者の反響を測定する。反響感知部108は、例えば、自らのコンテンツ再生装置10bが映像コンテンツを再生している間、視聴者の反響を測定し続ける。そして、反響感知部108は、視聴者の反響(例えば、視聴者による歓声の大きさ、視聴者による拍手の大きさ、または視聴者の心拍数)が予め定められた閾値を超えた場合、視聴者の反響が閾値を超えたことを示す信号をタイミング信号制御部105へ送信する。
【0078】
タイミング信号記憶部106は、視聴者の反響が閾値を超えたことを示す信号とタイミング信号とが対応付けられたタイミング信号データベースを、予め記憶している。
タイミング信号制御部105は、反響感知部108から取得した視聴者の反響が閾値を超えたことを示す信号に対応するタイミング信号を、タイミング信号記憶部106に記憶されたタイミング信号データベースから取得する。タイミング信号制御部105は、取得したタイミング信号を、タイミング信号送信部107を介して、コンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ送信する。
【0079】
方角検知部109は、自らのコンテンツ再生装置10bが備える画面の背面が向く方角、すなわち、コンテンツ再生装置10bの画面を見る視聴者が向く方角、を検知する。例えば、方角検知部109は、各種のコンパスである。
【0080】
方角検知部109は、例えば、自らのコンテンツ再生装置10bが映像コンテンツを再生している間、自らのコンテンツ再生装置10bが備える画面の背面が向く方角、すなわち、コンテンツ再生装置10bの画面を見る視聴者が向く方角、を測定し続ける。なお、実施形態の変形例に係るコンテンツ再生装置10bは、自らのコンテンツ再生装置10bが備える画面(例えば、ディスプレイ)の向き(方角)を変えることが可能なように構成される。
そして、方角検知部109は、測定した方角を示す信号をタイミング信号制御部105へ送信する。
【0081】
タイミング信号制御部105は、方角を示す信号とタイミング信号とが対応付けられたタイミング信号データベースを、予め記憶している。
タイミング信号制御部105は、方角検知部109から取得した方角を示す信号に対応するタイミング信号を、タイミング信号記憶部106に記憶されたタイミング信号データベースから取得する。タイミング信号制御部105は、取得したタイミング信号を、タイミング信号送信部107を介して、コンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ送信する。
【0082】
位置情報取得部110は、自らのコンテンツ再生装置10bの位置情報を取得する。例えば、位置情報取得部110は、GPS(Global Positioning System;全地球測位網)受信機、Beacon(ビーコン)受信機、または加速度センサーである。
なお、位置情報取得部110は、自らのコンテンツ再生装置10bの位置情報を取得する代わりに、コンテンツ再生装置10bが再生する映像コンテンツを視聴する視聴者の位置情報を取得するようにしてもよい。
【0083】
位置情報取得部110は、例えば、自らのコンテンツ再生装置10bが映像コンテンツを再生している間、自らのコンテンツ再生装置10bの位置を示す位置情報を測定し続ける。なお、実施形態の変形例に係るコンテンツ再生装置10bは、自らのコンテンツ再生装置10bを移動可能なように構成される。
そして、位置情報取得部110は、取得した位置情報を示す信号をタイミング信号制御部105へ送信する。
【0084】
タイミング信号制御部105は、位置情報を示す信号とタイミング信号とが対応付けられたタイミング信号データベースを、予め記憶している。
タイミング信号制御部105は、位置情報取得部110から取得した位置情報を示す信号に対応するタイミング信号を、タイミング信号記憶部106に記憶されたタイミング信号データベースから取得する。タイミング信号制御部105は、取得したタイミング信号を、タイミング信号送信部107を介して、コンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ送信する。
【0085】
以上のように、実施形態の変形例に係るコンテンツ再生装置10bは、視聴者の反響の大きさ、視聴者が向く方角、及びコンテンツ再生装置10bの位置情報に基づいて、タイミング信号をコンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へ送信することができる。それにより、コンテンツ再生システム1は、視聴者の反響の大きさ、視聴者が向く方角、及びコンテンツ再生装置10bの位置情報を条件として、対応するコンテンツ関連情報を視聴者に提供することができる。
なお、対応するコンテンツ関連情報を視聴者に提供する条件は、上述した条件に限られるものではなく、様々な応用が可能である。
【0086】
(コンテンツ再生システムの動作)
次に、コンテンツ再生システムの動作の流れについて説明する。
図9は、本発明の実施形態及び実施形態の変形例に係るコンテンツ再生システムの動作の一例を示すフローチャートである。
本フローチャートは、コンテンツ再生装置10bが映像コンテンツの再生を開始した際に開始する。
【0087】
(ステップS101)まず、操作入力部101から入力された操作入力を示す操作信号を、コンテンツ再生制御部102が取得する。コンテンツ再生制御部102は取得した操作信号に基づいて、再生する映像コンテンツをコンテンツ記憶部103から取得する。コンテンツ再生制御部102は、取得した映像コンテンツをコンテンツを再生開始し、コンテンツ再生部104によって表示する。その後、ステップS102へ進む。
【0088】
(ステップS102)タイミング信号制御部105は、操作入力部101、コンテンツ再生制御部102、反響感知部108、方角検知部109、または位置情報取得部110から取得する情報に基づいて、タイミング信号を送信する条件に合致したか否かを判定する。タイミング信号を送信する条件に合致した場合には、ステップS103へ進む。そうでない場合は、ステップS107へ進む。
【0089】
(ステップS103)タイミング信号制御部105は、合致した条件に対応するタイミング信号を、タイミング信号記憶部106に予め記憶されているタイミング信号データベースから取得する。その後、ステップS104へ進む。
【0090】
(ステップS104)タイミング信号制御部105は、タイミング信号送信部107を介して、コンテンツ関連情報配信装置20のタイミング信号受信部202へタイミング信号を送信する。その後、ステップS105へ進む。
【0091】
(ステップS105)コンテンツ関連情報配信装置20の制御部203は、コンテンツ再生装置10bのタイミング信号送信部107から送信されたタイミング信号を、タイミング信号受信部202を介して取得する。制御部203は、取得したタイミング信号に対応付けられたコンテンツ関連情報を示す音声データを、コンテンツ関連情報記憶部204に予め記憶されているコンテンツ関連情報データベースから取得する。その後、ステップS106へ進む。
【0092】
(ステップS106)
制御部203は、取得したコンテンツ関連情報を示す音声データを、コンテンツ関連情報送信部205を介して、コンテンツ関連情報再生装置30のコンテンツ関連情報受信部301へ送信する。コンテンツ関連情報再生装置30のコンテンツ関連情報受信部301は、コンテンツ関連情報配信装置20のコンテンツ関連情報送信部205から送信されたコンテンツ関連情報を示す音声データを取得する。コンテンツ関連情報受信部301は、取得した音声データをコンテンツ関連情報再生部302へ出力する。コンテンツ関連情報再生部302は、取得した音声データに基づく音声を再生する。その後、ステップS107へ進む。
【0093】
(ステップS107)映像コンテンツの再生が終了していない場合は、ステップS102へ戻る。映像コンテンツの再生が終了した場合は、以上で、本フローチャートの処理を終了する。
【0094】
以上、説明したように、本発明の実施形態及び実施形態の変形例に係るコンテンツ再生システム1において、コンテンツ再生装置10bは、各種の条件が満たされたタイミングで、簡易なタイミング信号(合図信号)をコンテンツ関連情報配信装置20へ送信する。そして、コンテンツ関連情報配信装置20は、受信したタイミング信号に基づいて、対応するコンテンツ関連情報を配信する。それにより、コンテンツとそのコンテンツの関連情報との対応付けを管理することに掛かる負担を軽減しつつ、コンテンツと共に、様々な条件に応じてコンテンツ関連情報を配信することができる。
【0095】
従来技術、例えば、特許文献1に記載の多言語対応型動画配信システムにおいては、動画再生の経過時間と字幕テキストとの対応関係が記述された同期制御ファイルが予め用意されている必要がある。そのため、動画内の各シーンが、再生開始からどれくらいの時間が経過した時点でのシーンであるかを認識した上で、同期制御ファイルを生成することが求められる。そして、動画が編集されること等によって動画の再生時間(長さ)が変更された場合には、同期制御ファイルに記述されている経過時間を示すデータの修正が求められる。
【0096】
一方、本発明の実施形態及び実施形態の変形例に係るコンテンツ再生システム1においては、簡易なタイミング信号(合図信号)とコンテンツ関連情報とを対応付けているため、映像コンテンツが編集されて再生時間(長さ)が変更された場合でも、タイミング信号を示すデータを修正する必要がない。 また、コンテンツ関連情報配信装置20のコンテンツ関連情報記憶部204に記憶されているコンテンツ関連情報データベースを編集するユーザは、映像コンテンツが編集されたことを意識することなく、コンテンツ関連情報を編集することが可能である。
【0097】
また、特許文献1に記載の多言語対応型動画配信システムにおいては、予め決められたストーリーに沿った字幕等しか表示することができない。特に、VRシアター等では、その日の視聴状況、視聴者からの反響、ナビゲータによるその場での判断等により、その都度状況が異なる。したがって、VRシアター等では、コンテンツを再生する順番、及び映像を拡大表示または縮小表示するか否か等、その時点になってみなければ把握できないことがある。
【0098】
このような課題に対して、上述した実施形態では、その時点の状況に応じて、様々な条件に合致するか否かに基づいて、タイミング信号が送信されるようにした。これにより、上述した実施形態によれば、その会場での状況に柔軟に対応させてコンテンツ関連情報を提供することができる。
【0099】
以上、この発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【0100】
なお、上述した実施形態におけるコンテンツ再生装置10、コンテンツ再生装置10b、コンテンツ関連情報配信装置20、及びコンテンツ関連情報再生装置30の一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
【0101】
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、コンテンツ再生装置10、コンテンツ再生装置10b、コンテンツ関連情報配信装置20、及びコンテンツ関連情報再生装置30に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0102】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0103】
また、上述した実施形態におけるコンテンツ再生装置10、コンテンツ再生装置10b、コンテンツ関連情報配信装置20、及びコンテンツ関連情報再生装置30を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。コンテンツ再生装置10、コンテンツ再生装置10b、コンテンツ関連情報配信装置20、及びコンテンツ関連情報再生装置30の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
【符号の説明】
【0104】
1・・・コンテンツ再生システム、10・・・コンテンツ再生装置、10b・・・コンテンツ再生装置、20・・・コンテンツ関連情報配信装置、30・・・コンテンツ関連情報再生装置、101・・・操作入力部、102・・・コンテンツ再生制御部、103・・・コンテンツ記憶部、104・・・コンテンツ再生部、105・・・タイミング信号制御部、106・・・タイミング信号記憶部、107・・・タイミング信号送信部、108・・・反響感知部、109・・・方角検知部、110・・・位置情報取得部、201・・・操作入力部、202・・・タイミング信号受信部、203・・・制御部、204・・・コンテンツ関連情報記憶部、205・・・コンテンツ関連情報送信部、301・・・コンテンツ関連情報受信部、302・・・コンテンツ関連情報再生部、da1・・・表示領域、da2・・・表示領域
図1
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図9