技術分野
ここに開示された技術は、ターボ過給機付きのエンジンを制御する制御装置に関するものである。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
上述のようなエンジンにおいてウェイストゲートバルブの開度を制御する方法としては、運転者からの走行要求に応じた充填効率の目標値である目標充填効率を求め、目標充填効率に基づいて過給圧の目標値である目標過給圧を算出し、ウェイストゲートバルブの開度をその目標過給圧を実現するのに必要な開度に設定することが考えられる。
しかし、そうした目標充填効率に基づくウェイストゲートバルブの開度制御では、エンジンの運転状態が高負荷高回転であるとき等、コンプレッサを通過する流量が比較的大きい場合には、ウェイストゲートバルブを全閉することで排気の全てがタービンを通過する状態として過給圧をなるべく高めるようにしても実現できない充填効率が目標充填効率に設定されることがある。この場合、実現できない目標充填効率のための目標過給圧を目指してウェイストゲートバルブが全閉し続けることになる。
そうなると、タービンの上流側における排圧(一次排圧)が比較的長い時間に亘って上昇するため、排気効率が低下してしまい、失火の発生や燃費の悪化を招くおそれがある。また、コンプレッサに性能以上の仕事率が要求されることになるため、コンプレッサが過回転となるおそれがある。その上、ターボ過給機による過給圧の制御性が著しく悪くなって、ウェイストゲートバルブの開度制御を含むエンジンの運転制御が破綻し兼ねない。
ここに開示された技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、排圧の上昇による失火の発生や燃費の悪化とコンプレッサの過回転とを抑制し、且つ過給圧の制御性が著しく悪化するのを防止することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
の目的を達成するために、ここに開示された技術では、ウェイストゲートバルブを全閉しても実現できない充填効率が目標充填効率に設定されないように目標充填効率の設定方法を工夫した。
【発明の効果】
エンジンの制御装置によれば、排圧の上昇による失火の発生や燃費の悪化とコンプレッサの過回転とを抑制し、且つ過給圧の制御性が著しく悪化するのを防止することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】エンジンの概略構成図である。
【図2】ECUの機能構成図である。
【図3】WGバルブの開度制御を示すフローチャートである。
【図4】コンプレッサ性能マップのイメージ図である。
【図5】目標充填効率の設定方法を示すブロック図である。
1…エンジン、3…エンジン本体、5…吸気通路、7…排気通路、8…ターボ過給機、
9…外部EGR機構、11…ECU(エンジンの制御装置)、13…気筒、
15…シリンダブロック、17…シリンダヘッド、19…燃焼室、21…ピストン、
23…コネクティングロッド、25…クランクシャフト、27…燃料噴射装置、
29…吸気ポート、31…排気ポート、33…吸気バルブ、34…吸気カムシャフト、
35…排気バルブ、36…排気カムシャフト、37…吸気VVT、38…排気VVT、
39…点火プラグ、40…エアクリーナ、41…コンプレッサ、
43…インタークーラ、45…スロットルバルブ、47…サージタンク、
49…吸気バイパス通路、51…バイパスバルブ、52…吸気マニホールド、
53…タービン、55…排気浄化装置、57…排気バイパス通路、
59…ウェイストゲートバルブ、60…排気マニホールド、61…触媒コンバータ、
63…EGR通路、65…EGRクーラ、67…EGRバルブ、
69…クランク角センサ、70…水温センサ、71…吸気カム角度センサ、
72…排気カム角度センサ、73…エアフローセンサ、75…第1吸気圧センサ、
77…スロットル開度センサ、79…第2吸気圧センサ、81…WG開度センサ、
83,85…O2センサ、87…EGR開度センサ、89…排圧センサ、
91…大気圧センサ、93…車速センサ、95…アクセルセンサ、
101…WGバルブ制御部、103…新気吹き抜け率算出部、
105…目標充填効率設定部、107…記憶部、109…要求充填効率算出部、
111…上限充填効率算出部
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