特許第6443535号(P6443535)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6443535エンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6443535
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】エンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置
(51)【国際特許分類】
   F16C 29/06 20060101AFI20181217BHJP
【FI】
   F16C29/06
【請求項の数】9
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2017-504873(P2017-504873)
(86)(22)【出願日】2016年3月9日
(86)【国際出願番号】JP2016001304
(87)【国際公開番号】WO2016143342
(87)【国際公開日】20160915
【審査請求日】2017年6月15日
(31)【優先権主張番号】特願2015-45997(P2015-45997)
(32)【優先日】2015年3月9日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2015-106597(P2015-106597)
(32)【優先日】2015年5月26日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000004204
【氏名又は名称】日本精工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100066980
【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100108914
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 壯兵衞
(74)【代理人】
【識別番号】100103850
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 秀▲てつ▼
(74)【代理人】
【識別番号】100105854
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 一
(72)【発明者】
【氏名】深瀬 幸介
(72)【発明者】
【氏名】多治見 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】森山 瞬
【審査官】 増岡 亘
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−164160(JP,A)
【文献】 特開2006−242256(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/034083(WO,A1)
【文献】 特開2008−133836(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16C 29/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ前記案内レールと前記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された正面給油孔及び側面給油孔と前記方向転換路とを連通する油路が形成され、
記方向転換路及び前記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、前記油路の一部を有する油路ユニットと、
を備え、
前記エンドキャップ本体は、前記スライダ本体との接合面に形成されかつ前記油路ユニットを嵌め込み可能な凹部と、前記スライダ本体との接合面に形成され、かつ前記方向転換路と前記凹部とを連通する第1の油路と、
第1の油路と前記側面給油孔とを連通する第2の油路とを有し、
前記油路ユニットは、前記凹部に嵌め込まれた状態で第1の油路と、前記正面給油孔を介して第2の油路とを連通する第3の油路を有し、
第2の油路と第3の油路とが、前記エンドキャップ本体における前記スライダ本体の移動方向に沿って重畳して配置されることを特徴とするエンドキャップ。
【請求項2】
第2油路が、前記案内レールが位置する側に傾斜する傾斜油路のみからなる請求項1に記載のエンドキャップ。
【請求項3】
案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ前記案内レールと前記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された正面給油孔及び側面給油孔と前記方向転換路とを連通する油路が形成され、
記方向転換路及び前記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、前記油路の一部を有する油路ユニットと、
を備え、
前記エンドキャップ本体は、前記スライダ本体との接合面に形成されかつ前記油路ユニットを嵌め込み可能な凹部と、前記スライダ本体との接合面に形成され、かつ前記方向転換路と前記凹部とを連通する第1の油路と、
を有し、
前記油路ユニットは、第1の油路と前記側面給油孔とを連通する第2の油路と、
前記凹部に嵌め込まれた状態で第1の油路、及び前記正面給油孔を介して第2の油路を連通する第3の油路とを有し、
第2の油路と第3の油路とが、前記エンドキャップ本体における前記スライダ本体の移動方向に沿って重畳して配置されることを特徴とするエンドキャップ。
【請求項4】
第2油路が、前記案内レールが位置する側に傾斜する傾斜油路のみからなる請求項3に記載のエンドキャップ。
【請求項5】
案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ前記案内レールと前記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された上面給油孔、正面給油孔及び側面給油孔と前記方向転換路とを連通する油路が形成され、
前記方向転換路及び前記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、前記油路の一部を有する複数の油路ユニットと、を備え、
前記エンドキャップ本体は、前記スライダ本体との接合面に形成されかつ前記油路ユニットを厚さ方向に複数重ねて嵌め込み可能な凹部と、前記スライダ本体との接合面に形成され、かつ前記方向転換路と前記凹部とを連通する第1の油路と、
前記凹部と前記側面給油孔とを連通する第2の油路と、
前記凹部と前記正面給油孔とを連通する第4の油路と、
前記凹部と前記上面給油孔とを連通する第5の油路と、を有し、
前記油路ユニットは、おもて面に第1の油路と第4の油路と第5の油路とを連通する第6の油路を有し、裏面に第1の油路と第2の油路とを連通する第7の油路を有することを特徴とするエンドキャップ。
【請求項6】
案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ前記案内レールと前記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された上面給油孔、正面給油孔及び側面給油孔と前記方向転換路とを連通する油路が形成され、
前記方向転換路及び前記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、前記油路の一部を有する複数の油路ユニットと、を備え、
前記エンドキャップ本体は、前記スライダ本体との接合面に形成されかつ前記油路ユニットを厚さ方向に複数重ねて嵌め込み可能な凹部と、前記スライダ本体との接合面に形成され、かつ前記方向転換路と前記凹部とを連通する第1の油路と、
前記凹部と前記側面給油孔とを連通する2つの第2の油路と、
前記凹部と前記正面給油孔とを連通する第4の油路と、
前記凹部と前記上面給油孔とを連通する第5の油路と、を有し、
前記油路ユニットは、おもて面に第1の油路と第4の油路と第5の油路とを連通する第6の油路を有し、裏面に2つの第1の油路と一方の側面の2つの第2の油路とをそれぞれ連通する第7の油路を有することを特徴とするエンドキャップ。
【請求項7】
2つの前記油路ユニットがおもて面同士を対向させて重ねて前記凹部に嵌め込まれた請求項5又は6に記載のエンドキャップ。
【請求項8】
第6の油路及び第7の油路の少なくとも何れか一方が第1の油路内に突出する延長部が設けられた請求項5〜7の何れか一項に記載のエンドキャップ。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1項に記載のエンドキャップを備えたことを特徴とする直動案内装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置に関し、特に、油路が形成されたエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、スライダと、そのスライダの長手方向に転動体を介して移動可能とされたスライダとを有する直動案内装置において、スライダの移動方向両端に設けられたエンドキャップの両側面に給油口を設け、各給油口とエンドキャップの左右の各転動体循環路とを繋ぎ、左右の各転動体循環路に均等に潤滑剤を供給可能に構成された直動案内装置が提案されている。
そのような直動案内装置の例としては、特許文献1に開示された技術が挙げられる。すなわち、エンドキャップの両側面に設けた各供給口を繋ぐ油路と、左右の各転動体循環路を繋ぐ油路とを、エンドキャップの幅方向の中間位置で繋ぎ、各供給口から供給される潤滑剤を左右の各転動体循環路に供給する直動案内装置である。
【0003】
また、一般汎用、工作機械などで使用される直動案内装置は、定期的な潤滑剤供給により走行寿命を確保している。この直動案内装置は、様々な給油位置(正面、上面、側面)や、姿勢(壁掛け、垂直)で使用されることが多く、給油位置や直動案内装置の姿勢によらず安定した潤滑剤の補給が求められている。
しかし、給油位置や直動案内装置の姿勢によっては、垂力の影響より潤滑が上手くいかず、特に油(オイル)潤滑の給油位置が側面であったり、直動案内装置が壁掛け姿勢であった場合には転動列による供給量のアンバランスが発生しやすい。
【0004】
そこで、そのような問題を解決する直動案内装置の例として、給油位置や直動案内装置の姿勢に関わらず潤滑剤を供給可能な直動案内装置に関する技術が、特許文献2及び特許文献3に開示されている。これらの技術は、エンドキャップに設けた各供給口を繋ぐ油路と、左右の各転動体循環路を繋ぐ油路とを繋ぎ、各供給口から供給される潤滑剤を左右の各転動体循環路に供給する直動案内装置である。
そして、特許文献2に開示された技術は、潤滑剤供給用のチューブを設け、給油位置から潤滑剤の供給先(各転動体循環路)まで独立した経路を確保することにより、給油位置や直動案内装置の姿勢に関わらず潤滑剤を供給することができるとしている。また、特許文献3に開示された技術も、油路内に埋め栓を設けることで、給油位置から潤滑剤の供給先(各転動体循環路)まで独立した経路を確保しているため、給油位置や直動案内装置の姿勢に関わらず潤滑剤を供給することができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平01−73518号公報
【特許文献2】特開2008−224014号公報
【特許文献3】特開2012−232354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された直動案内装置においては、潤滑剤の経路が、側面供給部(ニップル穴)から一旦上向き(案内レールを基準としてスライダが設置される向き)に形成されている。このような潤滑剤の経路では、例えば、オイル潤滑の場合は重力に逆らうため、流動には不利となる。
特に、直動案内装置の小型化などに伴い、サイズの小さい側板(エンドキャップ)を作製することになった場合、エンドキャップの両側面に設けた各供給口を繋ぐ油路と、左右の各転動体循環路を繋ぐ油路とを分離して形成することが困難になり、生産性や製品精度の低下について改善の余地があった。
【0007】
また、特許文献2及び特許文献3に開示された直動案内装置においては、それぞれの給油位置や直動案内装置の姿勢に合わせた仕様で用意する必要があり、そのための在庫管理費やスペースが生じる。また、異なる仕様のエンドキャップを誤って取り付けた場合の品質問題も懸念され、改善の余地があった。
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたものであり、その目的は、転動体循環路へ潤滑剤を効率よく供給することができるエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するためのエンドキャップのある態様は、案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ上記案内レールと上記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された正面給油孔及び側面給油孔と上記方向転換路とを連通する油路が形成され、
記方向転換路及び上記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、上記油路の一部を有する油路ユニットと、を備え、
上記エンドキャップ本体は、上記スライダ本体との接合面に形成されかつ上記油路ユニットを嵌め込み可能な凹部と、上記スライダ本体との接合面に形成され、かつ上記方向転換路と上記凹部とを連通する第1の油路と、
第1の油路と上記側面給油孔とを連通する第2の油路とを有し、
上記油路ユニットは、上記凹部に嵌め込まれた状態で第1の油路と、上記正面給油孔を介して第2の油路とを連通する第3の油路を有し、
第2の油路と第3の油路とが、上記エンドキャップ本体における上記スライダ本体の移動方向に沿って重畳して配置される。
【0009】
また、上記目的を達成するためのエンドキャップの他の態様は、案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ上記案内レールと上記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された正面給油孔及び側面給油孔と上記方向転換路とを連通する油路が形成され、
記方向転換路及び上記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、上記油路の一部を有する油路ユニットと、を備え、
上記エンドキャップ本体は、上記スライダ本体との接合面に形成されかつ上記油路ユニットを嵌め込み可能な凹部と、上記スライダ本体との接合面に形成され、かつ上記方向転換路と上記凹部とを連通する第1の油路と、
を有し、
上記油路ユニットは、第1の油路と上記側面給油孔とを連通する第2の油路と、
上記凹部に嵌め込まれた状態で第1の油路、及び上記正面給油孔を介して第2の油路を連通する第3の油路とを有し、
第2の油路と第3の油路とが、上記エンドキャップ本体における上記スライダ本体の移動方向に沿って重畳して配置される。
ここで、上記エンドキャップにおいては、第2油路が、前記案内レールが位置する側に傾斜する傾斜油路のみからなるようにしてもよい。
【0010】
また、上記目的を達成するための直動案内装置のある態様は、長手方向に延びるレール側転動面を外面に有する案内レールと、その案内レールに相対移動可能に跨架され、スライダ本体、及びそのスライダ本体の移動方向の両端面にそれぞれ設けられたエンドキャップを備えたスライダとを有し、
記案内レールに相対移動可能に跨架される上記スライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ上記案内レールと上記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された正面給油孔及び側面給油孔と上記方向転換路とを連通する油路が形成され、
上記エンドキャップは、上記方向転換路及び上記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、上記油路の一部を有する油路ユニットと、を備え、
上記エンドキャップ本体は、上記スライダ本体との接合面に形成されかつ上記油路ユニットを嵌め込み可能な凹部と、上記スライダ本体との接合面に形成され、かつ上記方向転換路と上記凹部とを連通する第1の油路と、
第1の油路と上記側面給油孔とを連通する第2の油路とを有し、
上記油路ユニットは、上記凹部に嵌め込まれた状態で第1の油路と、上記正面給油孔を介して第2の油路とを連通する第3の油路を有し、
第2の油路と第3の油路とが、上記エンドキャップ本体における上記スライダ本体の移動方向に沿って重畳して配置される。
【0011】
また、上記目的を達成するための直動案内装置の他の態様は、長手方向に延びるレール側転動面を外面に有する案内レールと、その案内レールに相対移動可能に跨架され、スライダ本体、及びそのスライダ本体の移動方向の両端面にそれぞれ設けられたエンドキャップを備えたスライダとを有し、
記案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ上記案内レールと上記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された正面給油孔及び側面給油孔と上記方向転換路とを連通する油路が形成され、
上記エンドキャップは、上記方向転換路及び上記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、上記油路の一部を有する油路ユニットと、を備え、
上記エンドキャップ本体は、上記スライダ本体との接合面に形成されかつ上記油路ユニットを嵌め込み可能な凹部と、上記スライダ本体との接合面に形成され、かつ上記方向転換路と上記凹部とを連通する第1の油路と、
を有し、
上記油路ユニットは、第1の油路と上記側面給油孔とを連通する第2の油路と、
上記凹部に嵌め込まれた状態で第1の油路、及び上記正面給油孔を介して第2の油路を連通する第3の油路とを有し、
第2の油路と第3の油路とが、上記エンドキャップ本体における上記スライダ本体の移動方向に沿って重畳して配置される。
ここで、上記直動案内装置においては、第2油路が、前記案内レールが位置する側に傾斜する傾斜油路のみからなるようにしてもよい。
【0012】
また、上記目的を達成するためのエンドキャップの他の態様は、案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ上記案内レールと上記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された上面給油孔、正面給油孔及び側面給油孔と上記方向転換路とを連通する油路が形成され、
上記方向転換路及び上記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、上記油路の一部を有する複数の油路ユニットと、を備え、
上記エンドキャップ本体は、上記スライダ本体との接合面に形成されかつ上記油路ユニットを厚さ方向に複数重ねて嵌め込み可能な凹部と、上記スライダ本体との接合面に形成され、かつ上記方向転換路と上記凹部とを連通する第1の油路と、
上記凹部と上記側面給油孔とを連通する第2の油路と、
上記凹部と上記正面給油孔とを連通する第4の油路と、
上記凹部と上記上面給油孔とを連通する第5の油路と、を有し、
上記油路ユニットは、おもて面に第1の油路と第4の油路と第5の油路とを連通する第6の油路を有し、裏面に第1の油路と第2の油路とを連通する第7の油路を有する。
【0013】
また、上記目的を達成するためのエンドキャップの他の態様は、案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ上記案内レールと上記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された上面給油孔、正面給油孔及び側面給油孔と上記方向転換路とを連通する油路が形成され、
上記方向転換路及び上記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、上記油路の一部を有する複数の油路ユニットと、を備え、
上記エンドキャップ本体は、上記スライダ本体との接合面に形成されかつ上記油路ユニットを厚さ方向に複数重ねて嵌め込み可能な凹部と、上記スライダ本体との接合面に形成され、かつ上記方向転換路と上記凹部とを連通する第1の油路と、
上記凹部と上記側面給油孔とを連通する2つの第2の油路と、
上記凹部と上記正面給油孔とを連通する第4の油路と、
上記凹部と上記上面給油孔とを連通する第5の油路と、を有し、
上記油路ユニットは、おもて面に第1の油路と第4の油路と第5の油路とを連通する第6の油路を有し、裏面に2つの第1の油路と一方の側面の2つの第2の油路とをそれぞれ連通する第7の油路を有する。
ここで、上記エンドキャップにおいては、2つの上記油路ユニットをおもて面同士を対向させて重ねて上記凹部に嵌め込んでもよい。
また、上記エンドキャップにおいては、第6の油路及び第7の油路の少なくとも何れか一方が第1の油路内に突出する延長部が設けられてもよい。
【0014】
また、上記目的を達成するための直動案内装置の他の態様は、長手方向に延びるレール側転動面を外面に有する案内レールと、その案内レールに相対移動可能に跨架され、スライダ本体、及びそのスライダ本体の移動方向の両端面にそれぞれ設けられたエンドキャップを備えたスライダとを有し、
上記エンドキャップは、上記案内レールに相対移動可能に跨架される上記スライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ上記案内レールと上記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された正面給油孔及び側面給油孔と上記方向転換路とを連通する油路が形成され、
上記エンドキャップは、上記方向転換路及び上記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、上記油路の一部を有する複数の油路ユニットと、を備え、
上記エンドキャップ本体は、上記スライダ本体との接合面に形成されかつ上記油路ユニットを厚さ方向に複数重ねて嵌め込み可能な凹部と、上記スライダ本体との接合面に形成され、かつ上記方向転換路と上記凹部とを連通する第1の油路と、
上記凹部と上記側面給油孔とを連通する第2の油路と、
上記凹部と上記正面給油孔とを連通する第4の油路と、
上記凹部と上記上面給油孔とを連通する第5の油路と、を有し、
上記油路ユニットは、おもて面に第1の油路と第4の油路と第5の油路とを連通する第6の油路を有し、裏面に第1の油路と第2の油路とを連通する第7の油路を有する。
【0015】
また、上記目的を達成するための直動案内装置の他の態様は、長手方向に延びるレール側転動面を外面に有する案内レールと、その案内レールに相対移動可能に跨架され、スライダ本体、及びそのスライダ本体の移動方向の両端面にそれぞれ設けられたエンドキャップを備えたスライダとを有し、
上記エンドキャップは、上記案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダ本体の移動方向端面に接合され、かつ上記案内レールと上記スライダ本体との間に形成される負荷転動路とスライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路と、を有し、
外周面に形成された上面給油孔、正面給油孔及び側面給油孔と上記方向転換路とを連通する油路が形成され、
上記エンドキャップは、上記方向転換路及び上記油路の一部を有するエンドキャップ本体と、上記油路の一部を有する複数の油路ユニットと、を備え、
上記エンドキャップ本体は、上記スライダ本体との接合面に形成されかつ上記油路ユニットを厚さ方向に複数重ねて嵌め込み可能な凹部と、上記スライダ本体との接合面に形成され、かつ上記方向転換路と上記凹部とを連通する第1の油路と、
上記凹部と上記側面給油孔とを連通する2つの第2の油路と、
上記凹部と上記正面給油孔とを連通する第4の油路と、
上記凹部と上記上面給油孔とを連通する第5の油路と、を有し、
上記油路ユニットは、おもて面に第1の油路と第4の油路と第5の油路とを連通する第6の油路を有し、裏面に2つの第1の油路と一方の側面の2つの第2の油路とをそれぞれ連通する第7の油路を有する。
【0016】
ここで、上記直動案内装置においては、上記エンドキャップの2つの上記油路ユニットをおもて面同士を対向させて重ねて上記凹部に嵌め込んでもよい。
また、上記直動案内装置においては、上記エンドキャップの第6の油路及び第7の油路の少なくとも何れか一方が第1の油路内に突出する延長部が設けられてもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明の一態様によれば、転動体循環路へ潤滑剤を効率よく供給することができるエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】直動案内装置の第1実施形態における構成を示す斜視図である。
図2】エンドキャップの第1実施形態における構成を示す背面図である。
図3】エンドキャップの第1実施形態における構成を示す図であり、(a)は油路ユニットの背面図、(b)はエンドキャップ本体の背面図である。
図4】エンドキャップの第1実施形態における構成を示す図であり、(a)は油路ユニットの側面図、(b)はエンドキャップ本体の側面図である。
図5】エンドキャップの第1実施形態の変形例における構成を示す図であり、(a)は変形例1のエンドキャップ本体の構成を示す背面図、(b)は変形例2の油路ユニットの構成を示す背面図、(c)は壁面に設置した直動案内装置における第3の油路を示す図、(d)は変形例3の油路ユニットの構成を示す背面図である。
図6】エンドキャップの第2実施形態における構成を示す背面図である。
図7】エンドキャップの第2実施形態における構成を示す図であり、(a)は油路ユニットの背面図、(b)は油路ユニットの正面図、(c)はエンドキャップ本体の背面図である。
図8】エンドキャップの第2実施形態における構成を示す図であり、(a)は油路ユニットの側面図、(b)はエンドキャップ本体の側面図である。
図9】エンドキャップの第2実施形態の変形例における構成を示す背面図である。
図10】エンドキャップの第3実施形態における構成を示す背面図である。
図11】エンドキャップの第3実施形態における構成を示す図であり、(a)は油路ユニットの背面図、(b)は油路ユニットの正面図、(c)はエンドキャップ本体の背面図である。
図12】エンドキャップの第3実施形態における構成を示す図であり、(a)は油路ユニットの側面図、(b)はエンドキャップ本体の側面図である。
図13】エンドキャップの第3実施形態の変形例における構成を示す背面図である。
図14】直動案内装置の第4実施形態における構成を示す斜視図である。
図15】エンドキャップの第4実施形態における構成を示す背面図である。
図16】エンドキャップの第4実施形態における構成を示す図であり、(a)は油路ユニットの背面図、(b)は油路ユニットの正面図、(c)はエンドキャップ本体の背面図である。
図17図15のXVII−XVII線に沿う断面図である。
図18】エンドキャップの第4実施形態においてエンドキャップ本体に油路ユニットを1つ設置した構成を示す図であり、(a)はエンドキャップの平面図、(b)はエンドキャップの背面図である。
図19】エンドキャップの第4実施形態においてエンドキャップ本体に油路ユニットを1つ設置した構成を示す図であり、(a)はエンドキャップの正面図、(b)はエンドキャップの側面図である。
図20】エンドキャップの第4実施形態においてエンドキャップ本体に油路ユニットを2つ設置した構成を示す図であり、(a)はエンドキャップの背面図、(b)はエンドキャップの側面図である。
図21】エンドキャップの第5実施形態においてエンドキャップ本体に油路ユニットを3つ設置した構成を示す図であり、(a)はエンドキャップの背面図、(b)は(a)のXXI−XXI線に沿う断面図である。
図22】エンドキャップの第6実施形態における油路ユニットの構成を示す背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の細部について記載される。しかしながら、かかる特定の細部がなくても1つ以上の実施態様が実施できることは明らかであろう。他にも、図面を簡潔にするために、周知の構造及び装置が略図で示されている。
以下、本発明に係るエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置の実施形態について図面を参照して説明する。
【0020】
<直動案内装置>
図1に示すように、直動案内装置100は、長手方向に延びるレール側転動面111を外面に有する案内レール110と、案内レール110に相対移動可能に跨架されるスライダ120とを備えている。
スライダ120は、スライダ本体120Aと、スライダ本体120Aの移動方向の両端面に、それぞれ、接合部材122によって接合されているエンドキャップ1とから構成されている。
【0021】
スライダ本体120Aは、断面形状がU字形に形成されており、両袖部に、それぞれ、レール側転動面111と対向するスライダ側転動面(図示せず)を有するとともに、両袖部の肉厚部分をスライダ本体120Aの移動方向に貫通する転動体戻り路(図示せず)を有している。レール側転動面111とスライダ側転動面との間には、負荷転動路が形成されている。
接合部材122は、例えば、ねじによって形成されており、後述する両袖部側貫通孔及び油路ユニット取り付け用貫通孔に挿通されて、エンドキャップ1をスライダ本体120Aに着脱自在に結合している。
【0022】
<エンドキャップ>
次に、本発明のエンドキャップの第1実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、転動体として円筒ころを用いた直動案内装置に備えられるエンドキャップを例にして説明するが、直動案内装置の構成は、これに限定されるものではなく、例えば、転動体として鋼球を用いた構成としてもよい。また、本実施形態では、左右二列の転動体循環路を備えた直動案内装置に備えられるエンドキャップを例にして説明するが、直動案内装置の構成は、これに限定されるものではなく、例えば、左右一列の転動体循環路を備えた構成としてもよく、左右三列以上の転動体循環路を備えた構成としてもよい。
【0023】
本実施形態のエンドキャップ1は、上述した直動案内装置100に備えられるエンドキャップであり、図2に示すエンドキャップ1の「背面」は、スライダ本体120Aとの接合面を指す。以下、案内レール110に対するスライダ120の移動方向におけるエンドキャップ1の両端面のうち、スライダ本体120Aに対向する(接合する)面を「背面」、その反対側の面を正面として説明する。
図2に示すように、エンドキャップ1は、エンドキャップ本体2と、油路ユニット4とを備えている。
【0024】
[エンドキャップ本体]
図2図3(b)、及び図4(a)に示すように、エンドキャップ本体2は、例えば、硬質な樹脂材料を用いて、断面形状がU字形に形成されており、方向転換路6と、給油孔8と、凹部10と、第1の油路12と、貫通孔14と、第2の油路16とを有している。
[方向転換路]
方向転換路6は、両袖部にそれぞれ方向転換路6a,6bとして形成されており、案内レール110とスライダ本体120Aとの間に形成される負荷転動路と転動体戻り路とを連通させている。
【0025】
[給油孔]
給油孔8は、エンドキャップ本体2のスライダ本体120Aとの接合面以外の外周面に形成されている。本実施形態では、一つのエンドキャップ本体2に対し、3箇所の給油孔8が形成されている場合について説明する。
3箇所の給油孔8は、エンドキャップ本体2のスライダ本体との接合面と反対側の面に形成された正面給油孔8aと、エンドキャップ本体2の左側面(エンドキャップ本体2の両側面のうち、図2中における左側の面)に形成された左側面給油孔8bと、エンドキャップ本体2の右側面(エンドキャップ本体2の両側面のうち、図2中における右側の面)に形成された右側面給油孔8cとから構成されている。
【0026】
[凹部]
凹部10は、エンドキャップ本体2のスライダ本体との接合面に形成されており、油路ユニット4が嵌め込み可能な形状に形成されている。また、凹部10は、各給油孔8a〜8cと、凹部10と各給油孔8a〜8cとの間に形成されるエンドキャップ本体2の薄肉部を挟んで対向しており、薄肉部が取り除かれた状態で、各給油孔8a〜8cと連通する。本実施形態では、各給油孔8a〜8cのうち、正面給油孔8aのみ、すなわち、エンドキャップ本体2の両側面間に配置されている給油孔8のみが、凹部10と連通している場合について説明する。
【0027】
[第1の油路]
第1の油路12は、例えば、エンドキャップ本体2のスライダ本体との接合面に形成された凹状溝であり、凹部10と、両袖部にそれぞれ形成された方向転換路6とを連通している。なお、以下の説明では、凹部10と方向転換路6aとを連通する第1の油路12を、第1の油路12aと記載し、凹部10と方向転換路6bとを連通する第1の油路12を、第1の油路12bと記載する。
貫通孔14は、両袖部にそれぞれ形成された二つの両袖部側貫通孔14aと、二つの凹部側貫通孔(図示せず)とから構成されている。各両袖部側貫通孔14a及び各凹部側貫通孔は、共に、エンドキャップ本体2をスライダ本体の移動方向に貫通しており、例えば、ねじによって形成された接合部材(図示せず)が挿通可能な形状に形成されている。また、各両袖部側貫通孔14a及び各凹部側貫通孔は、それぞれ、スライダ本体の移動方向端面に形成され、接合部材の先端側が嵌合する四箇所のスライダ側取付け孔(図示せず)と対応する位置に形成されている。なお、凹部側貫通孔の構成については、後述する。
【0028】
[第2の油路]
第2の油路16は、図3(b)に示すように、例えば、エンドキャップ本体2のスライダ本体との接合面に形成された凹状溝であり、左側面給油孔8bと、正面給油孔8aと、右側面給油孔8cとを連通している。ここで、第2の油路16は、例えば、左側面給油孔8bから下方(案内レール110が位置する側)へと傾斜する傾斜油路16A、右側面給油孔8cから下方(案内レール110が位置する側)へと傾斜する傾斜油路16B、及び正面給油孔8aに連通し、エンドキャップ本体2の幅方向に平坦に形成されると共に傾斜油路16A,16Bを連結する連結油路16Cとから構成される。
【0029】
[油路ユニット]
図3(a)及び図4(b)に示すように、油路ユニット4は、例えば、熱可塑性エラストマー等の樹脂材料を用いて、凹部10に嵌合する板形状に形成されており、第3の油路20と、油路ユニット側貫通孔(以下、貫通孔ということがある)14c,14dを有している。貫通孔14dは、正面給油孔8aに連通する貫通孔である。
【0030】
[第3の油路]
第3の油路20は、油路ユニット4が凹部10へ嵌め込まれた状態で、油路ユニット4のスライダ本体120Aと対向する面と反対側の面に形成されており、例えば、凹状溝によって形成されている。また、第3の油路20は、油路ユニット4が凹部10へ嵌め込まれた状態で、正面給油孔8a及び貫通孔14dと第1の油路12a,12bとを連通している。ここで、第3の油路20は、エンドキャップ本体2におけるスライダ本体120Aの移動方向に沿って第2の油路16と重畳するように油路ユニット4に配置される。
なお、以下の説明では、正面給油孔8a及び貫通孔14dと第1の油路12aとを連通する第3の油路20を、第3の油路20aと記載し、正面給油孔8a及び貫通孔14dと第1の油路12bとを連通する第3の油路20を、第3の油路20bと記載する。
【0031】
したがって、油路ユニット4が凹部10へ嵌め込まれると、第1の油路12aと第3の油路20aと第2の油路16a、及び第1の油路12bと第3の油路20bと第2の油路16aが連通して、正面給油孔8aと方向転換路6a,6bとを連通する油路22が形成される。なお、以下の説明では、正面給油孔8aと方向転換路6aとを連通する油路22を、油路22aと記載し、正面給油孔8aと方向転換路6bとを連通する油路22を、油路22bと記載する。
油路ユニット側貫通孔14cは、油路ユニット4を、スライダ本体の移動方向に貫通しており、油路ユニット4が凹部10へ嵌め込まれた状態で、凹部側貫通孔とスライダ本体の移動方向から見て重なる位置に形成されている。
【0032】
したがって、油路ユニット4が凹部10へ嵌め込まれると、油路ユニット側貫通孔14cと凹部側貫通孔が連通して、油路ユニット取り付け用貫通孔が形成される。
本実施形態は、第2の油路と第3の油路とが、エンドキャップ本体におけるスライダ本体の移動方向に沿って重畳するように配置される。また、油路の一部がユニット部品である油路ユニットに設けられるため、油路の設計の自由度が高く、変更が容易である。特に、側面供給孔から正面供給孔を通り、油路ユニット上の方向転換路までの経路を同一の高さで配置でき、側面供給孔から上方向に経路を作らなくてもよい利点がある。その結果、小型化しても、転動体循環路へ潤滑剤を効率よく供給することができるエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置を提供することができる。
【0033】
[変形例1]
図5(a)に示すように、エンドキャップ本体2に設けられる第2の油路16は、図3(b)に示すように連結油路16Cを設けることなく、傾斜油路16Aと傾斜油路16Bとによってなり、これらの連結部分で正面給油孔8aに連通する構成としてもよい。このような構成とすることによって、潤滑剤をスムーズに提供することができる。
【0034】
[変形例2]
図5(b)に示すように、第3の油路20を経路径が異なる油路20Aと油路20Bとで構成してもよい。すなわち、図5(c)に示すように直動案内装置を壁面に取り付けて使用する場合に、油路20A及び油路20Bのうち、重力の向き(図5(c)中、矢印の向き)の上側に位置する油路(油路20B)の径を太くする。
このように構成することによって、オイル循環の場合でも重力に逆らって流動に不利にならない構成とする。また、エンドキャップ1の材質としては、POMが挙げられる。一方、油路ユニット4の材質としては、合成樹脂が挙げられる。上記合成樹脂としては、プラスティック及び熱可塑性エラストマーが挙げられる。上記プラスティックとしては、POMが挙げられ、上記熱可塑性エラストマーとしては、耐油性のあるポリアミド系エラストマー又はポリスチレン系エラストマーが挙げられる。
【0035】
[変形例3]
図5(d)に示すように、第3の油路20aの出口20A(第1の油路12a側)、及び第3の油路20bの出口20B(第1の油路12b側)に絞りを設けてもよい。なお、出口20A,Bには、絞りの代わりに所定の圧力で開く弁等を設けてもよい。このように、第3の油路20内(20a,20b)を潤滑油で満たした状態からさらに圧力をかけることで、出口20A,20Bから第1の油路12a,12bに均一に潤滑油を給油することができる。
【0036】
(第2実施形態)
次に、本発明に係るエンドキャップ及びそれを用いた直動案内装置の第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、第2の油路が形成される箇所が前述の第1実施形態と異なるだけであるので、エンドキャップのみの説明とし、上述の第1実施形態と同じ符号を付した同様の構成については説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のエンドキャップ1は、第1実施形態と同様に、転動体循環路の一部を構成する部材である方向転換路6に連通する第1の油路12と、側面供給孔8b,8cに連通する第2の油路16とが、正面給油孔8a又は貫通孔14dを介して第3の油路20と連結されている。
【0037】
本実施形態では、図7(a),図8(b)に示すように、油路ユニット4の背面に、第1の油路12に連通する第3の油路20が形成されている。また、図7(b),図8(b)に示すように、油路ユニット4の正面に、側面供給孔8b,8cに連通する第2の油路16が形成されている。さらに、図7(c)に示すように、エンドキャップ本体2の凹部10には、油路が形成されていない。但し、凹部10に油路ユニット4を嵌め込んだ際に側面供給孔8b,8cに連通する連絡溝17が凹部10の側面に開口するように設けられる。
このような構成とすることによって、第1実施形態と同様、小型化しても、転動体循環路へ潤滑剤を効率よく供給することができるだけでなく、エンドキャップ本体2には、連結溝17以外の油路を形成する必要がないので、製造コストを低減させることができる。また、側面供給孔8b,8cに連通する連結溝17と方向転換路6との間の油路を油路ユニット4に集約しているので、油路形成の自由度が高くなる。
【0038】
[変形例]
図9に示すように、油路ユニット4に設けられる第2の油路16は、図8(b)に示すように連結油路16Cを設けることなく、傾斜油路16Aと傾斜油路16Bとによってなり、これらの連結部分で貫通孔14dに連通する構成としてもよい。このような構成とすることによって、潤滑剤を転動体循環路へスムーズに提供することができる。
【0039】
(第3実施形態)
次に、本発明に係るエンドキャップ及びそれを用いた直動案内装置の第3実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、第4の油路を油路ユニットに設けた点が前述の第1実施形態と異なるだけであるので、エンドキャップのみの説明とし、上述の第1実施形態と同じ符号を付した同様の構成については説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態のエンドキャップ1は、第1実施形態と同様に、転動体循環路の一部を構成する部材である方向転換路6に連通する第1の油路12と、側面供給孔8b,8cに連通する第2の油路16とが、正面給油孔8a又は貫通孔14dを介して第3の油路20と連結されている。
【0040】
本実施形態では、図11(a),図12(b)に示すように、油路ユニット4の背面に、第1の油路12に連通する第3の油路20が形成されている。また、図11(b),図12(b)に示すように、油路ユニット4の正面に、側面供給孔8b,8cに連通する第2の油路16が形成されている。さらに、図11(c)に示すように、エンドキャップ本体2の凹部10には、第4の油路18が形成されている。この第4の油路18は、第1実施形態における第2の油路16と同じ態様でも設けられる。また、凹部10に油路ユニット4を嵌め込んだ際に、油路ユニット4に設けられた第2の油路16と凹部10に設けられた第4の油路18とは、スライダ120の移動方向(エンドキャップ本体2の正面及び背面に直交する方向)に同じ形状となるように配置される。すなわち、傾斜油路16A,18A、傾斜油路16B,18B、連結油路16C,18Cのそれぞれが同型をなしてスライダの移動方向(エンドキャップ本体2の厚さ方向)に拡がるように連通して配置される。
このような構成とすることによって、側面供給孔8b,8cと貫通孔14d(正面供給孔8a)とを連通する油路が第2の油路16と第4の油路18とで構成されるため、小型化しても、転動体循環路へ潤滑剤をさらに効率よく供給することができる。
【0041】
[変形例]
図13に示すように、エンドキャップ本体2に設けられる第2の油路16は、図11(b)に示すように連結油路16Cを設けることなく、傾斜油路16Aと傾斜油路16Bとによってなり、これらの連結部分で正面給油孔8aに連通する構成としてもよい。これは、油路ユニット4に設けられる第4の油路18についても同様であり、第2の油路16と第4の油路18とは同じ形状とされる。このような構成とすることによって、潤滑剤を転動体循環路へスムーズに提供することができる。
【0042】
以上説明したように、本発明は、第1の油路12に連通する第3の油路20と、左側面給油孔8b,右側面給油孔8cに連通する第2の油路16とを正面給油孔8aで連通させ、かつスライダ120の移動方向にこれらが重畳するように配置した構成を有する。そのため、小型化しても、転動体循環路へ潤滑剤を効率よく供給することができるエンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置を提供することができる。
本実施形態の直動案内装置は、例えば、工作機械,搬送装置などの機械装置全般に用いられる直動案内装置に好適である。
【0043】
次に、エンドキャップ及びそれを備えた直動案内装置の他の実施形態について図面を参照して説明する。
(第4実施形態)
<直動案内装置>
図14に示すように、直動案内装置100は、長手方向に延びるレール側転動面111を外面に有する案内レール110と、案内レール110に相対移動可能に跨架されるスライダ120とを備えている。
スライダ120は、スライダ本体120Aと、スライダ本体120Aの移動方向の両端面に、それぞれ、接合部材122によって接合されているエンドキャップ1とから構成されている。
【0044】
スライダ本体120Aは、断面形状がU字形に形成されており、両袖部に、それぞれ、レール側転動面111と対向するスライダ側転動面(図示せず)を有するとともに、両袖部の肉厚部分をスライダ本体120Aの移動方向に貫通する転動体戻り路(図示せず)を有している。レール側転動面111とスライダ側転動面との間には、負荷転動路が形成されている。
接合部材122は、例えば、ねじによって形成されており、後述する両袖部側貫通孔及び油路ユニット取り付け用貫通孔に挿通されて、エンドキャップ1をスライダ本体120Aに着脱自在に結合している。
【0045】
<エンドキャップ>
次に、本発明のエンドキャップの第4実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、転動体として円筒ころを用いた直動案内装置に備えられるエンドキャップを例にして説明するが、直動案内装置の構成は、これに限定されるものではなく、例えば、転動体として鋼球を用いた構成としてもよい。また、本実施形態では、左右二列の転動体循環路を備えた直動案内装置に備えられるエンドキャップを例にして説明するが、直動案内装置の構成は、これに限定されるものではなく、例えば、左右一列の転動体循環路を備えた構成としてもよく、左右三列以上の転動体循環路を備えた構成としてもよい。
【0046】
本実施形態のエンドキャップ1は、上述した直動案内装置100に備えられるエンドキャップであり、図15に示すエンドキャップ1の「背面」は、スライダ本体120Aとの接合面を指す。以下、案内レール110に対するスライダ120の移動方向におけるエンドキャップ1の両端面のうち、スライダ本体120Aに対向する(接合する)面を「背面」、その反対側の面を正面として説明する。
図15に示すように、エンドキャップ1は、エンドキャップ本体2と、油路ユニット4とを備えている。
【0047】
[エンドキャップ本体]
図15図16(c)に示すように、エンドキャップ本体2は、例えば、硬質な樹脂材料を用いて、断面形状がU字形に形成されている。エンドキャップ本体2は、方向転換路6と、給油孔8と、凹部10と、第1の油路12と、貫通孔14と、第2の油路16と、第4の油路217と、第5の油路218とを有している。
[方向転換路]
方向転換路6は、両袖部にそれぞれ方向転換路6a,6bとして形成されており、案内レール110とスライダ本体120Aとの間に形成される負荷転動路と転動体戻り路とを連通させている。
【0048】
[給油孔]
給油孔8は、エンドキャップ本体2のスライダ本体120Aとの接合面以外の外周面に形成されている。本実施形態では、一つのエンドキャップ本体2に対し、4箇所の給油孔8が形成されている場合について説明する。
4箇所の給油孔8は、エンドキャップ本体2のスライダ本体との接合面と反対側の面に形成された正面給油孔8aと、側面供給孔8b〜8eと、エンドキャップ本体2の上面に形成された上面供給孔8fとを有する。ここで、側面供給孔8b〜8eは、エンドキャップ本体2の左側面(エンドキャップ本体2の両側面のうち、図15中における左側の面)に形成された2つの左側面給油孔8b,8cと、エンドキャップ本体2の右側面(エンドキャップ本体2の両側面のうち、図15中における右側の面)に形成された2つの右側面給油孔8d,8eとを有する。
【0049】
[凹部]
凹部10は、エンドキャップ本体2のスライダ本体との接合面に形成されており、厚さ方向に重ねられた複数の油路ユニット4が嵌め込み可能な形状に形成されている。ここで、油路ユニット4の「厚さ方向」とは、後述するおもて面と裏面とを結ぶ軸方向である。また、凹部10は、各給油孔8a〜8fと、凹部10と各給油孔8a〜8fとの間に形成されるエンドキャップ本体2の薄肉部を挟んで対向しており、薄肉部が取り除かれた状態で、各給油孔8a〜8fと連通する。
【0050】
[第1の油路]
第1の油路12は、例えば、エンドキャップ本体2のスライダ本体との接合面に形成された凹状溝であり、凹部10と、両袖部にそれぞれ形成された方向転換路6とを連通している。なお、以下の説明では、凹部10と方向転換路6aとを連通する第1の油路12を、第1の油路12aと記載し、凹部10と方向転換路6bとを連通する第1の油路12を、第1の油路12bと記載することがある。
貫通孔14は、両袖部にそれぞれ形成された二つの両袖部側貫通孔14と、二つの凹部側貫通孔(図示せず)とから構成されている。各両袖部側貫通孔14及び各凹部側貫通孔は、共に、エンドキャップ本体2をスライダ本体の移動方向に貫通しており、例えば、ねじによって形成された接合部材(図示せず)が挿通可能な形状に形成されている。また、各両袖部側貫通孔14は、それぞれ、スライダ本体の移動方向端面に形成され、接合部材の先端側が嵌合する四箇所のスライダ側取付け孔(図示せず)と対応する位置に形成されている。
【0051】
[第2の油路]
第2の油路16は、図15図16(c)に示すように、例えば、エンドキャップ本体2のスライダ本体との接合面に形成された凹状溝であり、左側面給油孔8b〜8eと凹部10とを連通する。具体的には、第2の油路16は、左側面給油孔8b,8cと凹部10とを連通する第2の油路16aと、右側面給油孔8d,8eと凹部10とを連通する第2の油路16bとを有する。
[第4の油路]
第4の油路217は、図15図16(c)に示すように、例えば、エンドキャップ本体2のスライダ本体との接合面に形成された凹状溝であり、正面給油孔8aと凹部10とを連通している。
[第5の油路]
第5の油路218は、図15図16(c)に示すように、例えば、エンドキャップ本体2のスライダ本体との接合面に形成された凹状溝であり、上面給油孔8fと凹部10とを連通している。
【0052】
[油路ユニット]
図15図16(a),(b)に示すように、油路ユニット4は、例えば、熱可塑性エラストマー等の樹脂材料が用いられ、厚さ方向に複数重ねて凹部10に嵌合する板形状に形成されている。図16(a),(b)に示すように、1つの油路ユニット4のおもて面4aには第6の油路220が形成され、1つの油路ユニット4の裏面4bには第7の油路221が形成されている。
凹部10に嵌合(収容)される複数の油路ユニット4は、それぞれがおもて面4a,裏面4bに同様の第6の油路220,第7の油路が形成された油路ユニットを用い、例えば、おもて面4a,4A同士、裏面4b,4B同士が対向するように凹部10内に設置される。
【0053】
[第6の油路]
第6の油路220は、油路ユニット4が凹部10へ嵌め込まれた状態で、図16(a)に示すように、第1の油路12と第4の油路217と第5の油路218とを連通する凹状溝として油路ユニット4のおもて面4aに形成される。
[第7の油路]
第7の油路221は、図16(b)に示すように、2つの第1の油路12,12と一方の側面の2つの第2の油路16,16とをそれぞれ連通する凹状溝として油路ユニット4の裏面4bに形成される。
【0054】
ここで、図15図17に示すように、2つの油路ユニット4A,4Bをそれぞれおもて面4a,4aを対向させて凹部10内に設けた態様において、2つの油路ユニット4A,4Bのそれぞれに形成された第6の油路220,第7の油路221の連通態様について説明する。
図18に示すように、一方の油路ユニット4Aのおもて面4aに形成された第6の油路220aは、第1の油路12a,12bと第4の油路217と第5の油路218とに連通している。
【0055】
さらに、図19に示すように、一方の油路ユニット4Aの裏面4bに形成された第7の油路221aは、第1の油路12aと一方の側面に開口する側面給油孔8cにつながる第2の油路16aに連通すると共に、第1の油路12bと一方の側面に開口する側面給油孔8bにつながる第2の油路16aに連通している。
図20に示すように、他方の油路ユニット4Bの裏面4bに形成された第7の油路221aは、第1の油路12bと他方の側面に開口する側面給油孔8eにつながる第2の油路16bに連通すると共に、第1の油路12aと他方の側面に開口する側面給油孔8dにつながる第2の油路16bに連通している。
【0056】
ここで、図示はしないが、他方の油路ユニット4Bにおいても、そのおもて面4aに形成された第6の油路220aは、第1の油路12a,12bと第4の油路217と第5の油路218とに連通している。
このように、本実施形態では、おもて面4aに第6の油路220が形成され、裏面4bに第7の油路221が形成された同じ仕様(規格)の油路ユニット4を厚さ方向に重ねてエンドキャップ本体2の凹部10に収容させている。したがって、油路22の連通態様を第6の油路220及び第7の油路221で機能分離させたので、給油位置や直動案内装置の姿勢に関わらず潤滑剤を供給することができる。また、同じ仕様(規格)の油路ユニット4を用いるため、製造コストを低減し、組立ミスも少なくすることができる。さらに、複数の油路ユニット4を用いるため、油路の設計の自由度が高く、変更が容易である。
【0057】
[変形例]
上述の構成は、第7の油路221を、2つの第1の油路12,12と一方の側面の2つの第2の油路16,16とをそれぞれ連通する凹状溝として油路ユニット4の裏面4bに形成した態様であり、給油位置や直動案内装置の姿勢に関わらず潤滑剤を供給する目的を達成するために好ましい構成である。
しかし、第7の油路221の態様としては、変形例として、エンドキャップの設置態様や、直動案内装置の設置態様に応じて、油路ユニット4の裏面4bに形成される第7の油路221は、2つの第1の油路12,12と、一方、他方のいずれを問わず側面の2つの第2の油路16,16とをそれぞれ連通するものであればよい。
【0058】
(第5実施形態)
次に、エンドキャップ及びそれを用いた直動案内装置の第5実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、油路ユニットの数が前述の第4実施形態と異なるだけであるので、上述の第4実施形態と同じ符号を付した同様の構成については説明を省略する。
図21(a),(b)に示すように、本実施形態のエンドキャップは、3つの油路ユニット4A,4B,4Cを、凹部10が開口する向きに向かって、油路ユニット4A,4Bのおもて面4a,4a同士、油路ユニット4B,4Cの裏面4b,4b同士が対向するように設けたものである。
そして、油路ユニット4を3つとした本実施形態においても、図21(b)に示すように、第1の油路12が油路ユニット4A,4B,4Cのそれぞれの第7の油路221b全てを連通する径に設計されている。
このように、本実施形態のエンドキャップに設けられる油路ユニット4は、上述した2つに限られず、3つ以上同じ仕様(規格)の油路ユニット4を重畳させて設けることで、油路の設計の自由度が高く、変更が容易である。
【0059】
(第6実施形態)
次に、エンドキャップの第6実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、第7の油路の形状が前述の第4実施形態と異なるだけであるので、油路ユニットのみの説明とし、上述の第4実施形態と同じ符号を付した同様の構成については説明を省略する。
図22に示すように、本実施形態のエンドキャップに設けられる油路ユニット4は、第6の油路220及び第7の油路221の少なくとも何れか一方に、外方に突出する延長部23が設けられている。この延長部23は、油路ユニット4を凹部10(図15図16参照)に設置する際、第1の油路12内に収容される。
このような構成とすることによって、第1の油路12、第6の油路220、及び第7の油路221を流れる潤滑剤が慣性を受けて油路ユニット4とエンドキャップ本体2との隙間から漏れることを防ぐことができる。
【0060】
以上説明したように、本発明は、エンドキャップ本体の凹部に設ける油路ユニットを、同じ仕様(規格)の複数の油路ユニットとし、これらのおもて面及び裏面に第6の油路及び第7の油路をそれぞれ形成することによって給油位置や姿勢に関わらず潤滑剤を効率よく供給することができる。
本実施形態の直動案内装置は、例えば、工作機械,搬送装置などの機械装置全般に用いられる直動案内装置に好適である。
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態の種々の変形例とともに本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲及び要旨に含まれるこれらの変形例又は実施形態も網羅すると解すべきである。
【符号の説明】
【0061】
1 エンドキャップ
2 エンドキャップ本体
4 油路ユニット
6 方向転換路
8 給油孔
8a 正面給油孔
8b 側面給油孔(側面給油孔)
8c 側面給油孔(側面給油孔)
10 凹部
12 第1の油路
14d 油路ユニット側貫通孔
16 第2の油路
20 第3の油路
217 第4の油路
218 第5の油路
220 第6の油路
221 第7の油路
22 油路
100 直動案内装置
111 レール側転動面
110 案内レール
120 スライダ
120A スライダ本体
図1
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