特許第6443614号(P6443614)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6443614
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】車体搬送装置
(51)【国際特許分類】
   B62D 65/00 20060101AFI20181217BHJP
【FI】
   B62D65/00 C
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-149690(P2014-149690)
(22)【出願日】2014年7月23日
(65)【公開番号】特開2016-22878(P2016-22878A)
(43)【公開日】2016年2月8日
【審査請求日】2017年6月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006286
【氏名又は名称】三菱自動車工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100174366
【弁理士】
【氏名又は名称】相原 史郎
(72)【発明者】
【氏名】足立 卓也
(72)【発明者】
【氏名】中村 幹夫
【審査官】 梶本 直樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−218698(JP,A)
【文献】 特開2012−245846(JP,A)
【文献】 実開昭58−035478(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 65/00
B23P 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体を載せる車体用パレットと、
前記車体用パレット上に載せられ、前記車体から外されるドアの支持を行うドア用パレットと、
前記車体用パレットを、前記ドア用パレットを載せたまま、前記車体の艤装作業を行う車体艤装域、前記ドアの艤装作業を行うドア艤装域へ搬送する搬送ラインと、を具備し、
前記車体用パレットは、
中央に前記車体が配置される車体配置領域を有し、外周側に前記車体配置領域を囲むように作業スペースを有し、かつ前記作業スペースのうち、前記車体の両側の乗降用開口を避けた車体前後両側となる位置には前記ドア用パレットを配置するドアパレット用領域を有する
ことを特徴とする車体搬送装置。
【請求項2】
前記ドアパレット用領域は、前記ドア用パレットを位置決めるマーキング部を有することを特徴とする請求項1に記載の車体搬送装置。
【請求項3】
前記ドア用パレットは、
前記車体用パレット上を移動可能な台車部と、
前記台車部に設けられ、前記ドアを保持可能なドア保持部と、
作業者の操作により前記ドア保持部を昇降させる昇降機構部と
を有すること特徴する請求項1または請求項2に記載の車体搬送装置。
【請求項4】
前記ドア保持部は、前記ドアを縦向きで保持するものであることを特徴とする請求項3に記載の車体搬送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体の艤装作業、ドアの艤装作業に用いられる車体搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車(車両)の生産工場における車両組立ラインでは、車体は塗装工程を終えた後、一旦、車体からドアを取り外し、ドアの無い状態の車体に艤装を施し、また取り外したドアに艤装を施した後、再びドアを車体に組み付けるという、いわゆるドアレス工法が採用されている。
従来、こうしたドアレス工法に用いられる車体搬送装置は、特許文献1〜4に開示されているように、いずれも車体を搬送するメイン搬送ラインと、これとは別のドアだけを搬送するドア搬送ラインを組み合わせた装置が用いられている。すなわち、いずれの車体搬送装置も、メイン搬送ラインにより、ドアの無い状態の車体を、車体艤装を行う場所(車体艤装域)へ搬送して、車体に対する艤装を行う。また車体から取り外したドアは、専用のドア搬送ラインで、ドア艤装を行う場所(ドア艤装域)へ搬送して、ドアに対する艤装を行う。そして、ドア艤装を終えたドアをメイン搬送ラインへ戻して、同ドアを艤装の終えた車体に組み付けるようにしていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭60−240575号公報
【特許文献2】特開平 5−213245号公報
【特許文献3】特開2010− 69993号公報
【特許文献4】特開2010−215209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、こうしたドア艤装に独立した搬送ラインを用いる構造は、メイン搬送ラインとは別にドア専用の搬送ラインを用いるため、設備コストの負担が大きい。
そこで、本発明の目的は、ドア専用の搬送ラインを用いず、一つのメイン搬送ラインだけで、車体の艤装、ドアの艤装が行える車体搬送装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の態様は、車体を載せる車体用パレットと、車体用パレット上に載せられ、車体から外されるドアの支持を行うドア用パレットと、車体用パレットを、ドア用パレットを載せたまま、車体の艤装作業を行う車体艤装域、ドアの艤装作業を行うドア艤装域へ搬送する搬送ラインとを具備し、車体用パレットは、中央に車体が配置される車体配置領域を有し、外周側に車体配置領域を囲むように作業スペースを有し、かつ作業スペースのうち、車体の両側の乗降用開口を避けた車体前後両側となる位置にはドア用パレットを配置するドアパレット用領域を有するものとした。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ドアの無い車体は、車体用搬送パレットに載せられたまま、車体艤装域へ搬送され、車体に対する各種艤装が行われる。また車体から外されたドアは、車体用搬送パレットに載せられたドア用パレットで支持された状態のまま、上記車体用搬送パレットと一緒に、ドア艤装域へ搬送され、ドアに対する各種艤装が行われる。
それ故、ドア専用の搬送ラインを用いず、一つのメイン搬送ラインだけで、車体の艤装やドアの艤装を行うことができ、設備コストの削減が図れる。しかも、乗降用開口を用いて行われる車体の艤装作業を妨げずに、ドアの艤装作業を行うことができ、車体の艤装作業、ドアの艤装作業の双方共、車体偽装域、ドア偽装域で効率よく進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施形態に係る車体搬送装置で構成される車体組立ラインを示す平面図。
図2図1中の車体組立ラインのA位置における車両用パレットおよびドア用パレットを、車体およびドアと共に示す斜視図。
図3図1中の車体組立ラインのB位置における車両用パレットおよびドア用パレットを、車体からドアを取り外す作業と共に示す斜視図。
図4図1中の車体組立ラインのC位置における車両用パレットおよびドア用パレットを、車体およびドアの艤装作業と共に示す斜視図。
図5図1中の車体組立ラインのD位置における車両用パレットおよびドア用パレットを、ドアを車体に取り付ける作業と共に示す斜視図。
図6】ドア用パレットの全体を示す斜視図。
図7】同ドア用パレットでドアを保持したときを示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を図1から図7に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1は、例えばワゴン車など自動車(車両)の車体組立ラインを示している。同車体組立ラインは、例えば車体に塗装を施す塗装設備(塗装工程)から車体の最終組立工程へ延びる車体搬送装置を有している。同車体搬送装置は、搬送ラインを構成する機器、例えば塗装設備から最終組立工程まで直線状に延びるメイン搬送コンベア1(以下、単に搬送コンベア1という)を有している。同搬送コンベア1は、最終組立工程を終えると、再び塗装設備へ戻るものである。この搬送コンベア1を挟んだ両側には、車体艤装を行うための車体艤装域となる作業ステーションαや、ドア艤装を行うためのドア艤装域となる作業ステーションβが配設されている。
【0009】
搬送コンベア1上には、複数の車体用パレット3a〜3nが順に載せられている。車体用パレット3a〜3nは、搬送コンベア1の搬送方向aに沿って配置される。図2図5には、この搬送コンベア1上のいくつかの地点の車体用パレットが示されている。ここでは、例えば搬送コンベア1上の始め地点A、途中の地点B,C、終わりの地点Dに有るときの車体用パレット3aが示されている。
【0010】
車体用パレット3a〜3nは、いずれも同じ構造が用いられている。具体的には、図1に示されるように車体用パレット3a〜3nは、中央に車体9が配置される車体配置領域Xを有し、外周側に同車体配置領域Xを囲むよう枠形の作業スペースYを有した平板形をなしている。そして、図2に示されるように搬送コンベア1の始点側に配置される車体用パレット3a上に、塗装を終えた車体、具体的にはドア7の付いた車体9が載せられる。ここでは車体9は、支持治具12(一部図示)を用いて、前後が搬送方向aに向いた姿勢で、車体用パレット3a上の車体配置領域Xに載せられる。
【0011】
各車体用パレット3a〜3n上には、図2図5に示されるように車体9から外されるドア7を支持するために用いるドア用パレットが載せられている。ここでは、例えば車体9のドア枚数に合わせて、4個のドア用パレット11a〜11dが載せられている。これらドア用パレット11a〜11dは、いずれも車体用パレット3a〜3nに載せられたまま、搬送コンベア1の始点側から終点側まで搬送されるものである。つまり、ドア用パレット11a〜11dは、車体9や車体用パレット3a〜3nと一緒に、作業ステーションα、βを通過する。この際、例えば作業スペースY上で人手作業(作業者)により、ドア用パレット11a〜11dを用いて、車体9からドア7を取り外したり、ドア7の無い車体9に各種車体艤装部品を艤装したり、取り外したドア7に各種ドア艤装部品を艤装したり、艤装したドア7を艤装した車体9に取り付ける、といった各種組立作業、すなわちドアレス工法による車体組立が行えるようにしている。
【0012】
そのため、ドア用パレット11a〜11dは、いずれも図2図5に示されるように車体用パレット3a〜3n上で各種作業がし易いよう、車体用パレット3a〜3n上を移動可能で、ドア7を縦向きで保持でき、さらにはドア7の上下位置を変えられるようにした台車が用いられている。ドア用パレット11a〜11dは、いずれも同じ構造が用いられている。図6および図7には、同ドア用パレット11a〜11dの一例として、例えばドア用パレット11aが示されている。
【0013】
ドア用パレット11aの構造を説明すると、同パレット11aは、例えば枠形のフレーム部材13の下部四隅にキャスタ15を設けた扁平形の本体17を台車部とし、この本体17の上部に、昇降機構部19を介して、ドア保持部21を昇降可能に設けた台車が用いられている。具体的にはドア保持部21は、例えば本体17の上方で、水平に配置された平板形の台座部23と、台座部23の背部から上方へ突き出た複数本、ここでは二本の並行な支柱部25とを有している。台座部23の上面には複数、ここでは3個のドア下端受け具27が直列に配置されている。また支柱部25には、それぞれレール部29を介して、ドア上端支え具31が昇降可能に組み付けられている。ここでは、ドア下端受け具27は、ドア7を構成する箱形のドア本体7aの下端に有るフランジ部8a(図7)を受ける形状をなし、ドア上端支え具31は、ドア本体7aの上端のウインド出入り口の有る上端部8b(図7)を支える形状をなしている。つまり、図7中の二点鎖線のようにドア7は、各支え具27,31にて上下方向から把持されると、そのまま縦向きの姿勢で支持される。
【0014】
昇降機構部19は、例えばフレーム部材13(本体17)と台座部23との間に伸縮可能に介装された一対のX形リンク機構33と、同リンク機構33を駆動する駆動部、例えば油圧ジャッキ35と、同油圧ジャッキ35を操作する操作部、例えばL形の回動式のレバー部37とを有している。このうちレバー部37は、例えば本体17の前面下部に組み付けられ、例えばレバー部37を、作業者の足で一方向へ繰り返し回動操作すると、油圧が油圧ジャッキ35のプランジャ35a側へ送り込まれて台座部23を上昇させ、他方向へ回動すると、同油圧が抜けて台座部23が下降する。
【0015】
つまり、ドア用パレット11aは、車体用パレット3a〜3n上を、ドア7の取り外し取付けやドア艤装部品の艤装のために移動可能とし、さらに艤装作業やドア7の取り外し取付け作業が、作業しやすい高さで行えるよう、ドア7の位置が変えられるようにしてある。
また車体用パレット3a〜3n上で、車体艤装作業、ドア艤装作業の双方がそれぞれスムーズに進められるよう、図2図5に示されるように作業スペースYのうち、車体9の両側の乗降用開口9aを避けた車体前後両側となる位置には、ドア用パレット11aを配置しておくためのドアパレット用領域Zが設定されている。特にドアパレット用領域Zは、誰でも認識できるよう、例えば作業スペースYの四隅側に、ドアパレット位置を表す形状、例えば本体17の平面から見た外形に合わせた枠形のマーキング39(本願のマーキング部に相当)を施して形成され、他の領域と区別してある。またドア7の艤装作業がし易いよう、各マーキング39の部位では、ドア本体7aの内面(車室内に臨む側)が外側、すなわち作業ステーションβ側へ向く姿勢(図4,7)で、ドア用パレット11a〜11dが配置される決まりにしてある。
【0016】
このような搬送装置を用いて行われる車体組付工程(ドアレス工法)を説明すると、今、搬送コンベア1により、図1に示されるように車体用パレット3a〜3nは、それぞれドア用パレット11a〜11dを載せたまま搬送されるとする。
ここで、塗装を終えた車体9は、搬送コンベア1の地点A(図1)において、図2に示されるように同地点Aに配置されている車体用パレット3a上の車体配置領域Xに載せられる。車体9は、支持治具12により支えられる。同車体9は、ドア7付であり、前後が搬送方向に向く姿勢に載せられる。このとき、車体9のドア7、エンジンフード50、テールゲート51は、いずれも開放状態。また車体用パレット3a上のドア用パレット11a〜11dは、いずれもドアパレット用領域Zに配置されている(待機)。
【0017】
同車体用パレット3aが、車体9およびドア用パレット11a〜11dを載せたまま例えば地点B(図1)へ搬送されると、図3に示されるように作業ステーションα、βに居る作業者(図示しない)により、ドア取り外し作業が行われる。同ドア取り外し作業は、例えば、ドアパレット用領域Zに有るドア用パレット11a〜11dを移動して、それぞれドア7の正面に配置し、昇降機構部19により、下端受け具27でドア7のドア本体7aの下端を支え(係止)、同ドア本体7aの上端と上端受け具31とが係止するまで、台座部23を上昇させて、ドア7を上下方向から把持する作業、その後のドア7とピラー部9b(乗降用開口を構成する車体部分)との間のヒンジ固定を解除する作業により行われる。
【0018】
その後、図4に示される地点Cの搬送パレットaの状態のように、外したドア7を保持したまま、各ドア用パレット11a〜11dを、各ドアパレット用領域Zへ移動する。そして、各ドアパレット用領域Z内に、各ドア用パレット11a〜11dを、ドア7の内面が両側方(作業ステーションα、β側)へ向く姿勢で配置する(図7中の二点鎖線)。このドア用パレット11a〜11dの移動により、乗降用開口9aを含むその周辺のスペースは、車体9の乗降用開口9aを通じて行われる車体艤装作業の邪魔とならないよう、開放される。
【0019】
そして、この乗降用開口9a周辺が開放された車体9、車体用パレット3aの四隅部に配置されたドア7に対し艤装が行われる。
例えば図5に示されるように車体9では、作業ステーションαに居る作業者(図示しない)により、パワートレイン部品55、サスペンション部品(図示しない)、内装部品(図示しない)、ウインド部品56、タイヤ57など各種車体艤装部品の取り付けが進められる。ドア7では、作業ステーションβに居る作業者(図示しない)により、各種シール部材、ウインドパネル、ウインドレギュレータ(いずれも図示しない)などドア艤装部品の取り付けが進められる。
【0020】
続く、図1中の地点Dにおいて、図5に示されるように艤装を終えたドア7が、所定の艤装を終えた車体9に組み付けられる。具体的には、ドア7の組付作業は、ドア用パレット11a〜11dの移動によって、各ドア7を乗降用開口9aのピラー部9bに配置する。その後、昇降機構部19、ドア保持部21を用いて、ドア7とピラー部9bとを位置決め、ヒンジ固定作業に入る。このドア7の組付終了に伴い、組立ラインの最終工程へ向かう。
【0021】
このようにドア7の無い車体9は、車体用パレット3a〜3nに載せられたまま、作業ステーションα(車体艤装域)へ搬送され、艤装が行われる。車体9から外されたドア7も、ドア用パレット11a〜11dで支持された状態のまま、車体用パレット3a〜3nに載せられ、同パレット3a〜3nと一緒に、作業ステーションβ(ドア艤装域)へ搬送され、艤装が行われる。
【0022】
それ故、車体搬送装置は、今までのようなドア専用の搬送ラインを用いず、一つのメイン搬送ラインだけで、車体9の艤装やドア7の艤装を行うことができる。この結果、自動車の生産に係る設備コストの削減が図れる。
しかも、ドア用パレット11a〜11dは、車体用パレット中央の車体配置領域Xの周囲の作業スペースYのうち、車体両側の乗降用開口9aを避けた車体前後両側に設けたドアパレット用領域Zに配置される設定なので、乗降用開口9aを用いて行われる車体9の艤装作業を妨げずに、ドア7の艤装作業を行うことができ、車体9の艤装作業、ドア7の艤装作業の双方共、作業ステーションα、βで効率よく進めることができる。特にドアパレット用領域Zには、位置決めのためのマーキング39が施してあるので、だれでも容易に、車体艤装の作業の邪魔とならない位置で、ドア7の艤装作業を行うことができる。
【0023】
そのうえ、ドア用パレット11a〜11dは、車体用パレット3a〜3n上を移動可能な本体17に、ドア7を保持するドア保持部21や同ドア保持部21を昇降させる昇降機構部19を組み合わせた台車を用いたので、車体用パレット3a〜3n上での移動作業、さらにドア7の取外し取付け作業に求められるドア7の保持作業、さらには同作業に求められるドア各部の位置決め作業を容易に行うことができる。特に、ドア7は、ドア保持部21により縦向きに保持したので、昇降機構部19との併用により、良好な作業姿勢で、ドア7の艤装作業を行うことができる。
【0024】
なお、上述した一実施形態における各構成およびそれの組合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であることはいうまでもない。また本発明は、一実施形態によって限定されることはなく、「特許請求の範囲」によってのみ限定されることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0025】
1 メイン搬送コンベア(搬送ライン)
3a〜3n 車体用パレット
7 ドア
9 車体
11a〜11b ドア用パレット
17 本体(台車部)
19 昇降機構部
21 ドア保持部
X 車体配置領域
Y 作業スペース
Z ドアパレット用領域
α 作業ステーション(車体艤装域)
β 作業ステーション(ドア艤装域)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7