特許6444140IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、ラックブッシュおよびこれを含むラックアンドピニオン式のステアリング装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1のステアリング装置では、第1ラックブッシュおよび第2ラックブッシュは、ラック軸の外周面おける背面側の部分に接触しているが、ラック軸の外周面において第1ラックや第2ラックといったラック歯が形成されたラック歯側の部分には接触していない。よって、ラック軸は、背面側の移動が規制されているが、ラック歯側の移動が規制されていない。そのため、ラック軸が第1ピニオン軸や第2ピニオン軸に接近して、前述したラック歯側の部分がこれらのピニオン軸にぶつかったり、ラック軸を収容するハウジングの内周面にぶつかったりすることによって、打音が発生する虞がある。 この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、ラック軸のラック歯側において打音が発生することを抑制できるラックブッシュおよびこれを含むステアリング装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1記載の発明は、ラックアンドピニオン式のステアリング装置(1)を構成するラック軸(8)を前記ラック軸の軸方向(X)へ摺動可能に支持するラックブッシュ(10)であって、第1領域(81)にラック歯(12)が形成された前記ラック軸の外周面(8A)において前記軸方向に沿って前記第1領域に隣接する第2領域(82)に面接触する凹湾曲面(65)を有し、前記ラック軸を前記ラック歯側から支持する歯側支持・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1および2記載の発明によれば、ラックブッシュでは、歯側支持部が、第1領域にラック歯が形成されたラック軸の外周面において軸方向に沿って第1領域に隣接する第2領域に接触することによって、ラック軸をラック歯側から支持している。また、ラックブッシュでは、背面側支持部が、ラック軸の外周面においてラック軸の軸線まわりの周方向で第1領域から外れた位置にある第3領域に接触することによって、ラック軸をラック歯側以外の背面側から支持している。 つまり、ラックブッシュは、背面側支持部によって背面側へのラック軸の移動を規制できるだけでなく、歯側支持部によってピニオン軸側へのラック軸の移動も規制できる。これにより、ラック軸のラック歯側の部分がピニオン軸のピニオン歯等にぶつかることによってラック歯側において打音が発生することを抑制できる。
また、歯側支持部は、周方向において第1領域と一致する範囲であるラック歯側からラック軸を支持するので、ピニオン軸側へのラック軸の移動を確実に規制できる。そのため、ラック歯側において打音が発生することを効果的に抑制できる。 また、ラックブッシュの内周面において周方向における第1領域の両端部と一致する位置に設けられた逃げ部が、当該両端部から離間するように窪んでいる。そのため、第1領域の当該両端部におけるラック歯とラックブッシュの内周面との干渉を抑制して、ラック軸を円滑に移動させることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明の一実施形態におけるステアリング装置の概略構成を示す模式図である。

【図2】図2は、本発明の別の実施形態におけるステアリング装置の概略構成を示す模式図である。

【図3】図3は、ステアリング装置の要部の模式的な断面図である。

【図4】図4は、ラック軸の要部およびラックブッシュの模式的な側面図である。

【図5】図5は、図3の要部の拡大図である。

【図6】図6は、図4のA−A矢視断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1…ステアリング装置、7…ピニオン軸、8…ラック軸、8A…外周面、8B…背面、10…ラックブッシュ、11…ピニオン歯、12…ラック歯、60B…(ラックブッシュのブッシュ本体の)内周面、64A…歯側支持部、64B…背面側支持部、66…逃げ部、81…第1領域、81D…両端部、82…第2領域、83…第3領域、J…(ラック軸の)軸線、X…軸方向、Y…周方向

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