(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記判定処理の後、該判定処理において髭が有ると判定された前記セル内に含まれる前記髭認定色領域の色部分を所定の色もしくは所定の形状に変換する第1変換処理を、さらに前記処理端末に実行させること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の剃り残し判定プログラム。
前記判定処理の後、該判定処理において髭が有ると判定された前記セルの数について、全ての前記セルの数に対する比率を計算する計算処理を、さらに前記処理端末に実行させること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の剃り残し判定プログラム。
使用者の皮膚の画像データを撮像するカメラと、外部の処理端末とデータ通信可能な通信手段と、前記画像データの処理および前記通信手段による通信の制御を行う制御部と、を備える電気かみそりであって、
前記制御部は、
前記カメラを用いて撮像した前記画像データを取得するデータ取得処理と、
前記データ取得処理の後、前記画像データを所定単位のセルに分割する分割処理と、
前記分割処理の後、前記セル内に、髭認定色領域の色が含まれる場合に髭が有ると判定し、含まれない場合に髭が無いと判定する判定処理と、
前記判定処理を全ての前記セルに対して順次行う繰返し処理と、
を実行すること
を特徴とする電気かみそり。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(電気かみそり)
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係る電気かみそり1の例を示す概略図(斜視図)である。ここで、
図1(a)は、カメラ50(詳細は後述)を本体部2に収納した状態であり、
図1(b)は、カメラ50を本体部2から引出した状態である。また、
図2は、電気かみそり1のヘッド部3の例を示す概略図(分解斜視図)である。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
【0013】
本実施形態に係る電気かみそり1は、
図1(a)、1(b)、2に示すように、多数の髭進入口が形成された外刃22と、外刃22の下面に摺接しつつ往復動する内刃42とを備えて構成されて、髭進入口に進入した髭を外刃22と内刃42とでカットする往復式電気かみそりである。以下、往復式電気かみそりを例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、ロータリー式電気かみそり等、他の電気かみそりであってもよい。
【0014】
図1(a)、1(b)において符号2は本体部であり、略円柱状のケース10を備えている。このケース10の内部には、内刃42を往復動させるためのモータ(不図示)、当該モータの電源となる電池(不図示)、および当該モータの駆動制御、等を行う制御部4等が収容されている。また、ケース10の前面には電源スイッチ11が取り付けられている。
【0015】
一方、
図1(a)、1(b)、2において符号3はヘッド部である。一例として、ヘッド部3は本体部2に傾動可能に保持されている。なお、ヘッド部3の本体部2への保持方式は傾動不能の固定式としてもよい。
【0016】
図2に示すように、ヘッド部3はヘッドカバー12を備え、当該ヘッドカバー12には下方から外刃ユニット24が外刃ケース(不図示)を介して取り付けられる。ここで、外刃ユニット24は外刃22が外刃台23に固定された構成であり、内刃ユニット44は内刃42が内刃台43に固定された構成である。なお、本実施形態は、外刃ユニット24と内刃ユニット44との組合せ(すなわち刃ユニット18)が二組の例であるが、これに限定されず、一組あるいは三組以上であってもよい。
【0017】
次に、本実施形態に係る電気かみそり1に特徴的な構成として、使用者の皮膚を撮像する(画像データとして取得する)、すなわち使用者の皮膚における髭の様子(髭の状態)、を撮像するカメラ50を備えている。なお、カメラ50は、CCD(Charge
Coupled Devices)、CMOS(Complementary
Metal Oxide Semiconductor)等のいわゆる撮像素子を備える一般的な撮像装置である。これによれば、使用者の皮膚の髭の様子の画像データを撮像することができるため、当該画像データを処理端末等において髭の剃り残しの判定に用いることができ、髭の剃り残し防止効果が格段に向上できる。
【0018】
一例として、
図1(a)、1(b)に示すように、カメラ50は本体部2に設けられる構成としている。ただし、これに限定されるものではなく、ヘッド部3に設けられる構成としてもよい(不図示)。
【0019】
より具体的には、カメラ50は本体部2に対して、引出し・収納可能となるように配設されている。一例として、
図1(a)に示すカメラ50を収納した状態でプッシュボタン56を押す動作によって、カメラ50が外方に飛び出して、
図1(b)に示すカメラ50を引出した状態となる。なお、飛び出す機構は付勢部材(不図示)等を用いて構成すればよい。あるいは、使用者が手で引出すように構成してもよい(不図示)。一方、収納するときは、カメラ50を直接押し下げて本体部2に収納する構成としている。
【0020】
本実施形態においては、カメラ50が本体部2に対して引出しを行った位置となったときに、カメラ50の電源がオンになる(すなわち、起動されて撮像が開始される)起動スイッチ58が設けられている。起動スイッチ58の構成は特に限定されるものではなく、カメラ50の位置と連動してオン・オフが切り替わる一般的な機械式スイッチあるいは電気式スイッチを用いればよい。なお、カメラ50が本体部に対して収納を行った位置となったときに、カメラ50の電源がオフになる。
【0021】
なお、前述の通り、カメラ50をヘッド部3において上記例と同様に設ける構成としてもよい(不図示)。
【0022】
次に、本実施形態においては、カメラ50のレンズ部52に隣接させて使用者の皮膚における画像データ取得部位およびその周辺を照らす照明手段54が二つ設けられている。一例として、照明手段54にはLEDランプが用いられる。なお、照明手段54の設置位置、個数は特に限定されるものではなく、例えば、レンズ部52の隣接位置ではなく、ヘッド部3の先端部等に設ける構成としてもよい(不図示)。照明手段54を備える構成によれば、使用者の皮膚の画像データ取得部位を明るく照らすことができるため、皮膚の髭の様子の画像データをより一層鮮明に撮像することが可能となる。
【0023】
さらに、本実施形態に係る電気かみそり1においては、カメラ50によって撮像された画像データを外部の処理端末へ送信を行う通信手段51(
図4参照)を備えている(なお、通信手段は制御部4内の通信回路として構成してもよい)。当該通信手段51により、一例として有線通信によって電気かみそり1(本体部2)から外部の処理端末5へ送信される。あるいは、他の例として、赤外線通信、Bluetooth
(米国Bluetooth SIG,Inc.登録商標)通信、等の無線通信回路を備えて外部の処理端末へ送信を行う構成としてもよい(不図示)。
【0024】
なお、通信手段51は上記の画像データの送信だけでなく、例えば、制御部4によりカメラ50を制御するための信号等を受信可能なように、双方向通信を行う機器構成とすることが考えられる。
【0025】
(髭剃りシステム)
図3に、本実施形態に係る髭剃りシステム100の例を示す。また、髭剃りシステム100のブロック図を
図4に示す。本実施形態に係る髭剃りシステム100は、上記の電気かみそり1と、当該電気かみそり1の通信手段51によって送信された使用者の皮膚の画像データ(髭の画像データ)を通知(表示)させる処理端末5とを備えて構成される。なお、処理端末5の表示部は、画像データを表示させることが可能な画面および音声表示させることが可能なスピーカの少なくとも一方を有する構成とすることが考えられる。
【0026】
処理端末5には、一例として、スマートフォンが用いられる。ただし、これに限定されるものではなく、携帯電話、携帯情報端末等、画面もしくはスピーカ等を有する機器を用いて同様に適用し得る。
【0027】
また、前述の通り、カメラ50によって撮像された画像データを処理端末5へ送信する際には、一例として、本体部2と処理端末5とを通信ケーブル(例えば、USBケーブル)6により接続して画像データ(信号)の送信(通信)が行われる。あるいは、他の例として、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)通信、等の無線通信手段によって、本体部2と処理端末5との間の画像データ(信号)の送信(通信)を行ってもよい。
【0028】
なお、本体部2と処理端末5との間に、他の接続機器(例えば、スタンド)を設けて通信可能に接続する構成としてもよい(不図示)。
【0029】
これによれば、電気かみそり1のカメラ50によって撮像された使用者の皮膚の髭の様子の画像データを処理端末5等において髭の剃り残しの判定に用いることができ、髭の剃り残し防止効果が格段に向上できる。
【0030】
(剃り残し判定方法)
続いて、カメラ50を用いて撮像した使用者の皮膚の画像データに基づいて、髭の剃り残しの有無を判定する剃り残し判定方法の例(第一例)について説明する。
図5に第一例に係る剃り残し判定方法のフローチャートを示す。
【0031】
先ず、カメラ50を用いて撮像した使用者の皮膚の画像データを取得するデータ取得処理を行う(ステップA1)。ここで、ステップA1により取得処理された画像データのイメージを
図7に示す。
【0032】
次に、前記画像データを所定単位のセルに分割する分割処理を行う(ステップA2)。ここで、ステップA2により分割処理された画像データのイメージを
図8に示す。
【0033】
次に、分割処理の後、セル内に、髭認定色領域の色が含まれるか否か判定する判定処理を行う(ステップA3)。この処理においては、セル内に、髭認定色領域の色が含まれる場合に髭が有る(すなわち剃り残しが有る)と判定し、含まれない場合に髭が無い(すなわち剃り残しが無い)と判定する。
【0034】
ここで、髭認定色領域はあらかじめ設定された色領域である。より具体的には、使用者によって異なる髭の色として存在し得る黒色から茶色の領域が設定されている。なお、白髭に対応する白色領域も必要に応じて設定される。あるいは、使用者が自らの髭の色をカメラ50によって認識させて色領域が設定されるようにしてもよい。
【0035】
次に、全てのセルに対して上記判定処理(ステップA3)を順次行う繰返し処理を行う(ステップA4)。
【0036】
ステップA4が終了したところで剃り残しの判定結果(全てのセルに対して判定処理(ステップA3)を行った結果)を、処理端末において通知(表示)させる処理を行う(ステップA5)。
【0037】
続いて、剃り残し判定方法の他の例(第二例)について説明する。
図6に第二例に係る剃り残し判定方法のフローチャートを示す。基本的な構成は前述の第一例と同じであるが、以下、相違点を中心に説明する。
【0038】
先ず、第一例と同様にステップA1、A2を行う。
【0039】
次に、セル内に、髭認定色領域の色が含まれるか否か判定する判定処理を行う(ステップA3)。セル内に、髭認定色領域の色が含まれない場合に髭が無い(すなわち剃り残しが無い)と判定する。なお、髭認定色領域については第一例において説明した通りである。
【0040】
次に、ステップA3において、セル内に、髭認定色領域の色が含まれる場合に、当該セルに対して、髭認定色領域の色に該当する部分が髭の形状であるか否か判断する形状判断処理を行う(ステップB1)。この処理においては、髭認定色領域の色に該当する部分が髭の形状であると形状判断された場合に髭が有る(すなわち剃り残しが有る)と判定し、髭認定色領域の色に該当する部分が髭の形状ではないと形状判断された場合に髭が無い(すなわち剃り残しが無い)と判定する。
【0041】
ここで、上記の判定処理、形状判断処理によって髭が有ると判定された場合に、「剃り残しカウント」を1増加させる処理を行う(ステップB2)。
【0042】
一方、上記の判定処理、形状判断処理によって髭が無いと判定された場合に、「肌カウント」を1増加させる処理を行う(ステップB3)。
【0043】
さらに、ステップB2の次に、髭が有ると判定されたセル内に含まれる髭認定色領域の色部分を所定の色(例えば相対的な濃色)もしくは所定の形状(例えば強調形状)に変換する第1変換処理を行ってもよい。(ステップB4)。
【0044】
一方、ステップB3の次に、髭が無いと判定されたセルの全体を所定の色(例えば相対的な淡色)に変換する第2変換処理を行ってもよい(ステップB5)。
【0045】
ここで、ステップB4による第1変換処理およびステップB5による第2変換処理がなされた画像データのイメージを
図9に示す。なお、この時点において、当該画像データを直接、処理端末5に表示させる変形例も考えられる。これによれば、剃り残しの有無をより鮮明に確認することができる。ここで、後述のステップC2を適用してもよい。
【0046】
なお、上記のステップB1、B4、B5は、一部もしくは全部を省略して、本実施例に係る方法を実施することとしてもよい。
【0047】
次に、第一例と同様にステップA4を行う。
【0048】
ここで、前記判定処理の後、当該判定処理において髭が有ると判定されたセルの数について、全てのセルの数に対する比率を計算する計算処理を行ってもよい(ステップB6)。
【0049】
ステップB6が終了したところで剃り残しの判定結果(ここでは、計算処理により算出された比率)を、処理端末5において通知(表示)させる処理を行う(ステップA5)。ただし、「比率」の表示に限定されるものではなく、ステップB6を省略する処理としてもよい。
【0050】
ここで、ステップA5の実施方法として、髭の剃り残し判定結果を音声、文字もしくは映像により通知(表示)させる通知処理を行ってもよい。
【0051】
より具体的には、(1)比率すなわち剃り残し率の数字を音声(スピーカ使用)により通知(表示)させる、(2)比率が所定値を超えた場合にアラーム音(スピーカ使用)により通知(表示)させる、(3)比率すなわち剃り残し率の数字を表示部(画面)上に通知(表示)させる、(4)比率すなわち剃り残し率の数字を表示部(画面)上に表示させたキャラクターが音声(スピーカ併用)、吹き出し文字により通知(表示)させる、(5)比率が所定値を超えた場合に表示部(画面)上に表示させたキャラクターが音声(スピーカ併用)、吹き出し文字、ゼスチャーにより通知(表示)させる、等の通知処理例が考えられる。
【0052】
続いて、剃り残し判定方法の他の例(第三例)について説明する。
図10に第三例に係る剃り残し判定方法のフローチャートを示す。基本的な構成は前述の第一例と同じであるが、以下、相違点を中心に説明する。
【0053】
先ず、第一例と同様にステップA1を行う。
【0054】
次に、ステップA1で取得した画像データを処理端末5に表示させるかどうか、使用者が決定する(ステップC1)。
【0055】
ここで、ステップC1において、「表示させる」と決定をし、所定の処理端末5の操作をした場合、取得したデータに対して左右反転処理を行い、反転処理後の画像データを処理端末5の表示部に鏡像表示させる。すなわち、使用者が鏡に映った自身の顔(皮膚)を見るのと同様の状態となるように処理端末5(表示部)上に画像を表示させる鏡像表示処理を行う(ステップC2)。
【0056】
一方、ステップC1において、「表示させない」と決定をし、所定の処理端末5の操作をした場合、次のステップへ進む。
【0057】
次のステップとして、第一例に示した判定方法を行うかどうか、使用者が決定する(ステップC3)。当該判定方法を行う場合には、前述の第一例のステップA2以降を同様に実施する。なお、本実施例のように、当該判定方法を行わない場合を選択可能に設けて、処理を終了するようにしてもよい。
【0058】
(剃り残し判定プログラム)
上記の剃り残し判定方法は、カメラ50にデータ通信可能に接続された処理端末5に実行させて使用者の髭の剃り残しを判定する剃り残し判定プログラムとして実施することができる。すなわち、剃り残し判定プログラムは処理端末5に搭載されて(例えば、メモリに記憶されて)、処理演算部を通じて当該処理端末5に上記の処理を適宜、実行させるものである。
【0059】
したがって、本実施形態に係るプログラムは、少なくとも、カメラ50を用いて取り込んだ使用者の皮膚の画像データを取得するデータ取得処理(ステップA1)と、データ取得処理の後、画像データを所定単位のセルに分割する分割処理(ステップA2)と、分割処理の後、セル内に、髭認定色領域の色が含まれる場合に髭が有ると判定し、含まれない場合に髭が無いと判定する判定処理(ステップA3)と、判定処理を全てのセルに対して順次行う繰返し処理(ステップA4)と、を処理端末5に実行させることを特徴とする。
【0060】
ここで、前記のステップA5を処理端末5に実行させれば、当該処理端末5を用いて好適に処理結果を確認することができる。
【0061】
なお、ステップA1とA2との間で、特に前記のステップC2を処理端末5に実行させれば、皮膚の鏡像表示を行うことができるため、鏡に映すのと同様に皮膚(髭)の目視確認を行うことができる。
【0062】
以上の説明を踏まえ、本実施形態に係る画像表示プログラムとして、少なくとも、前記のステップA1とステップC2と、を処理端末5に実行させる構成が考えられる。
【0063】
(電気かみそりの制御方法)
あるいは、別の実施形態として、上記の剃り残し判定方法は、電気かみそり1の制御部4における制御方法として実施することができる。すなわち、電気かみそり1の制御部4が、上記の処理を適宜、実行し、その実行結果を処理端末5に送信して通知(表示)させるものである。例えば、前述の髭剃りシステム100のように、電気かみそり1とデータ通信可能に処理端末5を接続する構成とすればよい。
【0064】
したがって、本実施形態に係る電気かみそり1の制御部4は、少なくとも、カメラ50を用いて撮像した使用者の皮膚の画像データを取得するデータ取得処理(ステップA1)と、データ取得処理の後、画像データを所定単位のセルに分割する分割処理(ステップA2)と、分割処理の後、セル内に、髭認定色領域の色が含まれる場合に髭が有ると判定し、含まれない場合に髭が無いと判定する判定処理(ステップA3)と、判定処理を全てのセルに対して順次行う繰返し処理(ステップA4)と、を実行することを特徴とする。
【0065】
ここで、前記のステップA5を処理端末5に実行させれば、当該処理端末5を用いて好適に処理結果を確認することができる。
【0066】
あるいは、変形例として、電気かみそり1に表示画面(不図示)もしくはスピーカ(不図示)を設け、ステップA5を制御部4に実行させて、当該表示画面により処理結果を表示させる、もしくは当該スピーカにより処理結果を通知させる構成としてもよい。
【0067】
なお、ステップA1とA2との間で、特に前記のステップC2を制御部4に実行させれば、皮膚の鏡像表示を行うことができるため、鏡に映すのと同様に皮膚(髭)の目視確認を行うことができる。
【0068】
以上、説明した通り、本発明によれば、カメラにより撮像された皮膚の(髭の)画像データに基づいて髭の剃り残しの有無を判定することができる。また、判定結果を処理端末等において通知(表示)させることができる。したがって、従来、目視により鏡では確認しきれなかった肌の部位等であっても、髭の剃り残しを確実に防止することが可能となる。
【0069】
さらに、髭の剃り残しを処理端末等において通知(表示)させる方法を、音声、映像(例えば、キャラクター等)等を用いて実施することにより、電気かみそりを用いた髭剃り方法に新たな価値を生み出すことが可能となる。
【0070】
なお、本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。特に、刃ユニットを二組有する往復式電気かみそりを例に挙げて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、刃ユニットを例えば、三組以上有する往復式電気かみそりにおいても好適に適用することができる。また、往復式電気かみそり以外の電気かみそり、例えば、環状髭剃り面を上面に有する外刃と、外刃の下面に環状髭剃り面の下方から摺接しつつ回転する小刃を持つ内刃とを備えるロータリー式電気かみそりにおいても好適に適用することができる。