特許第6444327号(P6444327)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6444327
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】調理用ロストル
(51)【国際特許分類】
   A47J 37/06 20060101AFI20181217BHJP
   H05B 6/12 20060101ALI20181217BHJP
   F24C 15/10 20060101ALI20181217BHJP
   F24C 15/20 20060101ALI20181217BHJP
【FI】
   A47J37/06 316
   H05B6/12 314
   F24C15/10 C
   F24C15/20 G
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-40602(P2016-40602)
(22)【出願日】2016年3月3日
(65)【公開番号】特開2017-153753(P2017-153753A)
(43)【公開日】2017年9月7日
【審査請求日】2017年10月6日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)2016年1月20日〜2016年1月21日 第8回焼肉ビジネスフェア2016in東京(池袋サンシャインシティ文化会館)にて展示 (2)2016年2月2日〜2016年2月3日 第5回焼肉ビジネスフェア2016in大阪(大阪南港ATCホール)にて展示
(73)【特許権者】
【識別番号】599094990
【氏名又は名称】サンタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088133
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 正道
(72)【発明者】
【氏名】三浦 雅博
【審査官】 西尾 元宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−204753(JP,A)
【文献】 特開2003−290049(JP,A)
【文献】 実開昭57−145910(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 37/06
F24C 9/00−15/14
H05B 6/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
調理器及び当該調理器の外縁に設けた排気吸引口が、共に上面と面一に配設されたテーブルに使用する調理用ロストルであって、調理用ロストルの裏面に前記調理器面と隙間を設ける脚を備え、前記調理用ロストルの側周壁面に沿ってオイル溜を備え、前記オイル溜に囲まれた焼き面は前記オイル溜より高く形成されていると共に、前記オイル溜に開口する溝条が形成されており、前記排気吸引口と前記溝条が開口する前記オイル溜とが連通する状態で被覆されるカバーが着脱自在に付設されており、前記カバーは天面に窓孔が形成されていることを特徴とする調理用ロストル。
【請求項2】
溝条がオイル溜りに向かって傾斜した底面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の調理用ロストル。
【請求項3】
カバーの天面がロストル側への傾斜面と成っており、当該傾斜面に窓孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の調理用ロストル。
【請求項4】
カバーの非ロストル側後面、側面及び前面の下端はテーブル面に当接する状態で下設され、ロストル側前面の開口した中央部の天面先端はロストルの側壁上端面に係止すると共に、焼き面の端部と対向する状態に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の調理用ロストル。
【請求項5】
窓孔は上下方向への長孔が並設されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の調理用ロストル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は調理用ロストルに関し、調理器及び当該調理器の外縁に設けた排気吸引口が、共に天面と面一に配設されたテーブルに使用するロストルに関するもので、特に電磁調理器(IH調理器)に有意である。
【背景技術】
【0002】
従来の業務用や、飲食店での焼き肉料理を提供する飲食用テーブルにおいては、ガス火や炭火を熱源とした加熱器具が用いられている。
そして、肉等の調理材料の加熱により生じた煙を排気する吸引ダクトが、加熱器具に関係して配置されており、当該吸引ダクトは天井から吊設されるため、視界が良好と言えず、店内環境も少なからず悪化させている。
【0003】
また、テーブル上に、加熱器具を設置する場合は、その上にロストルを置く状態となり、テーブル面から相当の高さ位置に肉等の調理材料が焼成される位置関係となるため、調理や取分けがし易いとは言い難いものとなる。
【0004】
一方、テーブル面と一面に加熱器具を位置せしめる場合は、加熱器具をテーブルに埋設した状態で組み込む構成となる。
そして、前記吸引ダクトを不要とする構成とする場合は、埋設して設置する加熱器具の周囲に空間を設け、その壁面に油煙等の吸引口を配設した構成とし、埋設を深くすることで吸引効果を期待することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−202928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、従来のガス火や炭火を熱源とした加熱器具を使用するは、当然のことながら火災や火傷への取扱上の注意や地震等の非常時の安全の確保が必要であること、調理材料による油脂液や油煙の排気処理のための設備を要する等の問題がある。
【0007】
また、加熱器具として火炎が生じない点では、既存器具より安全性に優れている電磁調理器(IH調理器)も選択肢にあるけれど、安全面からの過加熱を防止する火力の調整が必要であり、また、一般的にはテーブル面と面一に設置される電磁調理器における油煙の排気処理に関しては従来通りの問題が残る。
【0008】
そこで、本発明は上記の既存の調理器具における問題点を解消し、特に電磁調理器(IH調理器)の使用を可能とした調理用ロストルを提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る調理用ロストルの請求項1の発明は、調理器及び当該調理器の外縁に設けた排気吸引口が、共に上面と面一に配設されたテーブルに使用する調理用ロストルであって、調理用ロストルの裏面に前記調理器面と隙間を設ける脚を備え、前記調理用ロストルの側周壁面に沿ってオイル溜を備え、前記オイル溜に囲まれた焼き面は前記オイル溜より高く形成されていると共に、前記オイル溜に開口する溝条が形成されており、前記排気吸引口と前記溝条が開口する前記オイル溜とが連通する状態で被覆されるカバーが着脱自在に付設されており、前記カバーは天面に窓孔が形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項2の調理用ロストルの発明は、請求項1において、溝条がオイル溜りに向かって傾斜した底面に形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3の調理用ロストルの発明は、請求項1又は2において、カバーの天面がロストル側への傾斜面と成っており、当該傾斜面に窓孔が形成されていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項4の調理用ロストルの発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、カバーの非ロストル側後面、側面及び前面の下端はテーブル面に当接する状態で下設され、ロストル側前面の開口した中央部の天面先端はロストルの側壁上端面に係止すると共に、焼き面の端部と対向する状態に形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項5の調理用ロストルの発明は、請求項3又は4において、窓孔は上下方向への長孔が並設されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明は、調理用ロストルの下面と前記調理器面とに隙間を設ける脚を備えるため、調理器が電磁調理器の場合は、隙間が過加熱を防止する冷却作用を奏し、電源の不必要な自動停止を阻止して安定した加熱を継続できる効果があり、排気吸引口とカバーにより通じているため吸引による冷却効果が大きくなる。
【0015】
調理用ロストルの側周壁面に沿ってオイル溜を備えるため、調理物から生じた油脂液等が、調理用ロストル外へ流下せずオイル溜に貯留できるため調理器の汚濁を防止し、オイル溜は側周壁面の周囲に設けてあるため容量を確保できると共に、調理用ロストル上の油脂液等の発生場所及び量に不同が生じても平均に均して貯留できる効果を有する。
【0016】
オイル溜に囲まれた焼き面は前記オイル溜より高く形成されていると共に、前記オイル溜に開口する溝条が形成されているため、オイル溜の形成が容易と成り、溝条から油脂液をオイル溜へ誘導する効果を有する。
【0017】
排気吸引口と溝条が開口するオイル溜が連通する状態でカバーが被覆されているため、オイル溜及び溝条の油煙が排気吸引口へ吸引される効果を発揮する。
そして、排気吸引口をカバーが被覆するため、天面の窓孔から調理用ロストル上の油煙を吸引して処理できる効果も発揮する。
さらに、カバーは着脱自在に付設されているため、カバーは勿論、調理器やテーブルの清掃に支障が無く、調理用ロストルとの組立も容易となる効果を発揮する。
【0018】
請求項2の調理用ロストルの発明は、請求項1の効果に加えて、溝条の底面がオイル溜りに向かってオイルが流下すべく傾斜しているため、迅速かつ確実に油脂液や油煙をオイル溜や排気吸引口へ導くことができる効果を有する。
【0019】
請求項3の調理用ロストルの発明は、請求項1又は2の効果に加えて、カバーの天面がロストル側への傾斜面と成っており、当該傾斜面に窓孔が形成されているため、調理用ロストルの上方へ上昇する油煙をより確実に吸引することができる効果を発揮する。
【0020】
請求項4の調理用ロストルの発明は、請求項1乃至3のいずれかの効果に加えて、カバーの非ロストル側後面、側面及び前面の下端はテーブル面に当接する状態で下設され、ロストル側前面の開口した中央部の天面先端はロストルの側壁上端面に係止すると共に、焼き面の端部と対向する状態に形成されているため、カバー内が密閉される状態で、オイル溜と窓孔の開口部分が形成されことになり、排気吸引口からの吸引作用がオイル溜と窓孔の開口部分に集中して吸引効果が発揮されることになる。
【0021】
請求項5の調理用ロストルの発明は、請求項3又は4の効果に加えて、窓孔は上下方向への長孔が並設されているため、ブロワーの吸引作用が排気吸引口に不均一に生じていても、整流されて長孔の全般に均質に吸引作用が奏する効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の調理用ロストルの一実施の形態を示す斜視図である。
図2】本発明のカバーの一実施の形態を示す斜視図である。
図3】本発明の調理用ロストル及びカバーが配設されるテーブルの斜視図である。
図4】使用状態を示す平面図である。
図5図4の要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の一実施の形態を示すもので、調理用ロストル1の裏面に、調理器面と隙間を設ける脚2を備え、前記調理用ロストル1の側周壁11面に沿ってオイル溜3を備え、前記オイル溜3に囲まれた焼き面4は前記オイル溜3より高く形成されていると共に、前記オイル溜3に開口する溝条5が形成されている。
【0024】
図面での調理用ロストル1は、平面が略正方形で低めの側周壁11を有し、偶部裏面に極めて短足の脚2が下設されている。
この脚2によって、調理用ロストル1の下面と調理器面とに隙間が生じるため、調理器8が電磁調理器の場合は、隙間が過加熱を防止する冷却作用を奏し、電源の不必要な自動停止を阻止して安定した加熱を継続できる作用を奏する。
【0025】
表面側に起設した側周壁11の内側に形成したオイル溜3は調理用ロストル1の底面となっている。
調理物から生じた油脂液等が、調理用ロストル1外へ流下せずオイル溜3に貯留するため調理器8の汚濁を防止し、オイル溜3は側周壁面の周囲に設けてあるため容量を確保できると共に、調理用ロストル1上の油脂液等の発生場所及び量に不同が生じても平均に均して貯留できる作用を奏する。
【0026】
また、オイル溜3の幅は、一方の対向辺側が広く、他方の対向辺側は狭くなっている。
複数人数の場合は、テーブル7の周囲に対向して座すため、一方の対向辺側が広く形成して油脂液の多寡に応じられる作用を有する。
幅狭の対向辺側の側壁11の上端面からは、水平に持手片12が一体的に横設され、この持手片12の両端近傍に係止孔13が穿設してあり、後述のカバー6の係止片を挿通して係止するものである。
【0027】
焼き面4は、前記側壁11と略同等の高さを有し、上面はやや湾曲した平面で、幅広のオイル溜3Aが形成された方向に向って、前記持手片12が横設された辺と平行に溝条5が並設して形成されている。
オイル溜3に囲まれた焼き面4は前記オイル溜3より高く形成されているため、オイル溜3の形成が容易と成り、溝条5から油脂をオイル溜3へ誘導する作用を奏する。
【0028】
即ち、溝条5は一方の対向辺に向かって、他方の対向辺と平行な直線であると共に等間隔で並設され、各溝条5の底は中央部が浅く、前記一方の対向辺側に傾斜して先端はオイル溜3Aと同じ深さとなって開口した状態に形成されている。
したがって、溝条5に落ちた油脂液等は速やかに幅広オイル溜3Aに向かって流下して貯留されることになる。
【0029】
また、前記溝条5が開口する前記幅広オイル溜3Aと共に、当該オイル溜3Aの側壁11の外側域まで被覆する状態の天面61を有するカバー6が着脱自在に取り付けられる。
そして、カバーの天面61には窓孔62が形成されている。
図面では、天面61は切り妻屋根状にロストル側が長い傾斜面と成っており、窓孔62は、ロストル側の傾斜面の上下方向への長円の孔が並設して構成されている。
【0030】
カバー6の天面61から連設した各側面は、非ロストル側後面63、側面64及び前面65の下端は前記調理用ロストル1の裏面に形成した脚2の下端と同一面に、ロストル側前面65の開口した中央部の天面先端は、ロストルの側壁11の上端面に当接すると共に、焼き面4の端部と対向する状態に形成されている。
そして、前記前面65から突設した係止片66が、前記持手片12の係止孔13に挿通して係止され、調理用ロストル1へ着脱自在に付設されるものである。
【0031】
ところで、本発明は、調理器及び当該調理器の外縁に設けた排気吸引口が、共に天面と面一に配設された調理用のテーブルに使用するものである。
図3はその一実施の形態である調理用のテーブル7であり、長方形の天板71を有するテーブル面の中央部に電磁調理器(IH調理器)8が天板71の天面と面一に埋設されている。
【0032】
調理器8は保持枠体9に装着され、保持枠体9はテーブル7に形成した開口部72に嵌合支持されている。
保持枠体9のテーブル7の長手面側には、長孔91を連設した排気吸引口92が調理器8に沿って配設してあり、また、一方の短手面側には、のぞき窓93が連設され、窓蓋94が着脱自在に被設してある。
【0033】
また、図示を省略したテーブル7の内部は、前記開口部72の直下に在る空間73から排気口に通じる通風路が形成してあり、この通風路の途中に脱臭フルター等の各種フィルターを配備し、ブロワーにより保持枠体9の排気吸引口92から吸引した調理時の排煙を清浄にしてテーブル外へ排出すものとなっている。
【0034】
そこで、当該調理用のテーブル7の仕様と、前記一実施の形態として説明した調理用ロストル1とは、互いに相応するように構成したものである。
即ち、図4及び図5のように、テーブル7の電磁調理器8上に調理用ロストル1を設置する際、テーブル7の排気吸引口92と調理用ロストル1のカバー6が相対する上下位置関係で配置すれば、調理用ロストル1の側壁11の外側域まで被覆する天面61を有するカバー6によりテーブル7の排気吸引口92が被覆された状態となって載置されるものとなる。
【0035】
したがって、排気吸引口92と溝条5が開口するオイル溜3Aが連通する状態でカバー6が被覆されているため、オイル溜3A及び溝条5の油煙が排気吸引口92へ吸引されると共に、天面61の窓孔62からは調理用ロストル1上の油煙を吸引して処理できるものとなる。
また、調理用ロストル1の下面と前記調理器8との隙間にも通じているため、該空間の空気が吸引され、調理器8の過加熱に対する冷却作用が促進される。
【0036】
さらに、カバー6は着脱自在に付設されているため、カバー6は勿論、調理器8やテーブル7の清掃に支障が無く、調理用ロストル1との組立も容易である。
ブロワーによる吸引によって、底面が傾斜している溝条5から迅速かつ確実に油脂液や油煙をオイル溜3Aや排気吸引口92へ導くことができ、カバー6の天面61に設けた窓孔62はロストル側への傾斜面に形成されているため、調理用ロストル1の上方へ上昇する油煙をより確実に吸引することができる。
【0037】
カバー6の非ロストル側後面63、側面64及び前面65の下端はテーブル7(又は面一である保持枠体9)の上面に、ロストル側前面65の開口した中央部の天面先端はロストルの側壁11の上端面に係止すると共に、焼き面の端部と対向する状態に形成されているため、カバー6内が密閉される状態で、オイル溜3Aと窓孔62に開口部分が形成されことになり、排気吸引口92からの吸引作用がオイル溜3Aと窓孔62の開口部分に集中して吸引作用が発揮されることになる。
【0038】
窓孔62の長孔や排気吸引口92の長孔91が並設されているため、ブロワーの吸引作用が排気吸引口92に不均一に生じていても、整流されて長孔の全般に均質に吸引作用を奏するものとなる。
【0039】
以上図面に基づいて説明した実施の態様は一例であり、調理用ロストルの形状円形状はであっても良く、この場合の溝条は中央部から遠心状に形成することも考えられ、焼き面も平坦なものに限定されず、公知の傾斜面や凹凸面を有するものであってもよい。
また、カバーの形状及び係止位置は、調理器に関係して設けられた排気吸引口に対応した形状及び位置に付設するものとなる。
即ち、本発明の思想を逸脱することなく、本発明の特徴を有し同等の作用効果を発揮する連結具にも適用可能である。
【符号の説明】
【0040】
1 調理用ロストル
11 側壁
12 持手片
13 係止孔
2 脚
3 オイル溜
3A 幅広オイル溜
4 焼き面
5 溝条
6 カバー
61 天面
62 窓孔
63 後面
64 側面
65 前面
66 係止片
7 テーブル
71 天板
72 開口部
73 空間
8 電磁調理器
9 保持枠体
91 長孔
92 排気吸引口
93 のぞき窓
94 窓蓋
図1
図2
図3
図4
図5