特許第6444334号(P6444334)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6444334保管容量ステータスインジケータ及び関連システムと方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6444334
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】保管容量ステータスインジケータ及び関連システムと方法
(51)【国際特許分類】
   B64D 11/00 20060101AFI20181217BHJP
   G09F 13/00 20060101ALI20181217BHJP
   B61D 37/00 20060101ALI20181217BHJP
【FI】
   B64D11/00
   G09F13/00 Z
   B61D37/00 F
【請求項の数】9
【外国語出願】
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2016-88018(P2016-88018)
(22)【出願日】2016年4月26日
(65)【公開番号】特開2017-36029(P2017-36029A)
(43)【公開日】2017年2月16日
【審査請求日】2018年4月20日
(31)【優先権主張番号】14/709,188
(32)【優先日】2015年5月11日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500520743
【氏名又は名称】ザ・ボーイング・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】The Boeing Company
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ボイスコースキー, マイケル ジェー.
【審査官】 伊藤 秀行
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−017673(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0078869(US,A1)
【文献】 特表2012−500146(JP,A)
【文献】 実開平03−110955(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0251640(US,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第00348130(EP,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B61D 37/00
B64D 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動プラットフォームのためのシステムであって、
内部空間を画定するストレージ区画であって、移動プラットフォームの一部を形成しており、前記内部空間を外部空間から物理的に分離させるように使用可能なストレージ区画と、
記ストレージ区画の前記内部空間の保管容量ステータスの視覚表示を前記外部空間に提供する視覚的インジケータ(150)と
を備え
前記視覚的インジケータ(150)が、前記ストレージ区画に動作可能に連結され、前記ストレージ区画の扉(193)を前記保管容量ステータスに基づいて点灯させる、配色システムを備える、システム。
【請求項2】
前記視覚的インジケータは、前記扉を点灯させる光を発生する光源を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記視覚的インジケータは電子ディスプレイ(184)を備える、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
前記視覚的インジケータは前記ストレージ区画に連結されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
前記ストレージ区画の前記内部空間の前記保管容量ステータスを検出する容積測定センサ(149)を更に備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記視覚的インジケータは前記ストレージ区画から遠く離れているリモート視覚的インジケータを更に備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
各々内部空間を画定し、前記内部空間の対応する部分を前記外部空間から物理的に分離させるように各々使用可能な複数のストレージ区画を更に備え、前記視覚的インジケータ(150)は、前記複数のストレージ区画各々の前記内部空間の前記保管容量ステータスの視覚表示を前記外部空間に提供する、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項8】
請求項5に記載のシステム内の移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを追跡するための追跡システムであって、
前記容積測定センサ(149)と、
前記容積測定センサ(149)に動作可能に連結され、前記容積測定センサから前記保管容量ステータスを受信する制御モジュール(114)と、
前記制御モジュール(114)に動作可能に連結された前記視覚的インジケータ(150)であって、前記制御モジュール(114)からのコマンドに応答して、前記ストレージ区画の前記保管容量ステータスの前記視覚表示を提供する物理的なしるしを表すための機械的ディスプレイを含む視覚的インジケータ(150)と
を備えるシステム。
【請求項9】
移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを追跡する方法であって、
前記ストレージ区画の前記保管容量ステータスを検出することと、
前記ストレージ区画に動作可能に連結され、前記ストレージ区画の扉(193)を前記保管容量ステータスに基づいて点灯させる、配色システムを備える視覚的インジケータを用いて、前記検出された前記保管容量ステータスに基づいて前記ストレージ区画の電子ディスプレイスクリーン上に前記ストレージ区画の前記保管容量ステータスを視覚表示することと
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して、保管容量ステータスインジケータ及び関連システムと方法に関する。
【背景技術】
【0002】
民間航空機等の移動プラットフォームの搭乗には多くの場合、移動プラットフォームのストレージ区画に荷物を保管することが伴う。ストレージ区画が閉まっている時は、ストレージ区画の中身と、ストレージ区画の更に荷物を保管できる容量がわからない。閉まっているストレージ区画の中身又は保管容量ステータスを確かめるためには、ストレージ区画を開けてみなければならない。搭乗プロセスの間、ストレージ区画を繰り返し開けたり閉めたりすることは、時間効率が良くないと言えよう。加えて、乗務員と乗客が利用可能なストレージ区画を探して移動プラットフォームの客室周囲を動き回ると、効率性が低下しうる。
【発明の概要】
【0003】
本願の主題は、当技術分野の現行技術に対応して、具体的には、移動プラットフォームへの搭乗に関する問題及び必要に対応して開発されたものである。一般に、本願の主題は、上述の従来技術の短所のうち少なくとも幾つかを克服する、閉じられたストレージ区画の保管容量ステータスの視覚表示を提供するための装置、システム、及び方法を提供するために開発された。
【0004】
一実施形態によれば、移動プラットフォームのための第1のシステムは、内部空間を画定するストレージ区画を含む。ストレージ区画は、移動プラットフォームの一部を形成する。更にストレージ区画は、内部空間を外部空間から物理的に分離させるように使用可能である。システムはまた、ストレージ区画の内部空間の保管容量ステータスの視覚表示を外部空間へ提供する視覚的インジケータも含む。
【0005】
第1のシステムの一実装態様では、視覚的インジケータは、ストレージ区画の内部空間の第1の保管容量ステータスを表す少なくとも第1の構成と、ストレージ区画の内部空間の第2の保管容量ステータスを表す第2の構成との間で切替可能な機械的ディスプレイを含む。
【0006】
第1のシステムの幾つかの実装態様によれば、視覚的インジケータは光源を含む。光源は、ストレージ区画の内部空間の第1の保管容量ステータスを表す第1の色と、ストレージ区画の内部空間の第2の保管容量ステータスを表す第2の色との間で切替可能であってよい。
【0007】
第1のシステムの特定の実装態様によれば、視覚的インジケータは電子ディスプレイを含む。電子ディスプレイは、ストレージ区画の内部空間のストレージ容量の割合を表示しうる。
【0008】
第1のシステムの特定の実装態様では、視覚的インジケータはストレージ区画に連結される。ストレージ区画は、内部空間を少なくとも部分的に画定する移動可能な仕切りを含みうる。視覚的インジケータは、移動可能な仕切りに連結されうる。
【0009】
幾つかの実装態様によれば、第1のシステムは更に、ストレージ区画の内部空間の保管容量ステータスを検出する容積測定センサを含む。視覚的インジケータは、容積測定センサに動作可能に連結され、容積測定センサからの入力値に基づいて、ストレージ区画の内部空間の保管容量ステータスの視覚表示を自動的に提供しうる。容積測定センサは、入力を視覚的インジケータへ無線で送信しうる。
【0010】
第1のシステムの幾つかの実装態様では、視覚的インジケータは、ストレージ区画に動作可能に連結され、ストレージ区画の色を第1の色と第2の色とに切り替える配色システムを含む。第1の色は、ストレージ区画の内部空間の第1の保管容量ステータスを表し、第2の色は、ストレージ区画の内部空間の第2の保管容量ステータスを表す。
【0011】
第1のシステムの特定の実装態様によれば、視覚的インジケータはストレージ区画から遠く離れている。視覚的インジケータは、一実装態様において、移動プラットフォームの乗務員の作業空間に位置決めされている。視覚的インジケータは、一実装態様において移動プラットフォームの外側に位置決めされる。視覚的インジケータは、モバイル機器の電子ディスプレイを含む。
【0012】
幾つかの実装態様では、第1のシステムは複数のストレージ区画を含む。各ストレージ区画は、内部空間を画定し、内部空間を外部空間から物理的に分離させるように各々使用可能である。視覚的インジケータは、複数のストレージ区画の各内部空間の保管容量ステータスの視覚表示を外部空間に提供する。視覚的インジケータによって表示される保管容量ステータスは、複数のストレージ区画の平均の又は集計された保管容量ステータスを含みうる。
【0013】
別の実施形態では、移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを追跡するための第2のシステムは、ストレージ区画の保管容量ステータスを検出する容積測定センサを含む。第2のシステムはまた、容積測定センサに動作可能に連結され、容積測定センサから保管容量ステータスを受信する制御モジュールも含む。加えて、第2のシステムは、制御モジュールに動作可能に連結された視覚的インジケータを含む。視覚的インジケータは、制御モジュールからのコマンドに応答して、ストレージ区画の保管容量ステータスの視覚表示を提供する。
【0014】
また更なる実施形態では、移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを追跡する方法は、ストレージ区画の保管容量ステータスを検出することを含む。本方法はまた、検出された保管容量ステータスに基づいて、ストレージ区画の保管容量ステータスを視覚的に表示することも含む。
【0015】
本方法の幾つかの実装態様によれば、ストレージ区画の保管容量ステータスを視覚的に示すことは、ストレージ区画の保管容量ステータスを移動プラットフォームの外側のある場所に視覚的に表示することを含む。
【0016】
移動プラットフォームのシステムは、内部空間を画定するストレージ区画を含む。ストレージ区画は、移動プラットフォームの一部を形成する。ストレージ区画は、内部空間に対して開位置と閉位置との間で移動可能な扉を含む。扉により、閉位置において内部空間が外部空間から物理的に分離される。システムは更に、ストレージ区画に連結された視覚判断装置を含む。視覚判断装置は、扉が閉位置にある時に、ストレージ区画の内部空間への視覚的アクセスを外部空間に提供する。
【0017】
記載される本開示の主題の特徴、構造、利点、及び/又は特徴は、一又は複数の実施形態及び/又は実装態様に任意の適切な方式で組み合されてもよい。本開示の主題にかかる実施形態の深い理解を促すために、後述の記載において、複数の具体的な詳細が提供されている。本開示の主題が、特定の実施形態又は実装態様の特定の特徴、詳細、構成要素、材料、及び/又は方法のうちの一又は複数なしに実施され得ることを、当業者は理解するであろう。その他の場合、すべての実施形態又は実装態様に存在しないことがある追加の特徴及び利点が、特定の実施形態及び/又は実装態様において認識され得る。更に、幾つかの場合、本開示の主題の態様を不明瞭にしないよう、周知の構造、材料、及び工程は詳細に記載又は図示されていない。本開示の主題の特徴及び利点は、後述の記載及び添付の特許請求の範囲によって更に明らかとなるか、或いは、本主題を下記に記載するように実施することにより理解されるであろう。
【0018】
本主題の利点に対する理解を促進するために、上記で概説した本主題のより具体的な記載が、添付図面に示す特定の実施形態を参照して提供される。これら図面は本主題の典型的な実施形態のみを示し、従ってその範囲を限定することは意図されておらず、本主題は、下記の図面を使用して更なる具体性及び詳細を用いて説明されることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを追跡するためのシステムの一実施形態を示す概略ブロック図である。
図2図1のシステムの移動プラットフォームの一実施形態を示す部分斜視図である。
図3図1のシステムの視覚的インジケータの一実施形態を示す前面図である。
図4】異なる動作状態を示す、図3の視覚的インジケータの一実施形態を示す前面図である。
図5図1のシステムの視覚的インジケータの一実施形態を示す前面図である。
図6】異なる動作状態を示す、図5の視覚的インジケータの一実施形態の前面図である。
図7図1のシステムの視覚的インジケータの一実施形態を示す前面図である。
図8図1のシステムの視覚的インジケータの一実施形態を示す前面図である。
図9図1のシステムの制御モジュールの一実施形態を示す前面図である。
図10図1のシステムの移動プラットフォームの一実施形態を示す部分斜視図である。
図11図1のシステムの移動プラットフォームの一実施形態を示す部分斜視図である。
図12】移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを追跡する方法の一実施形態を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本明細書全体で言及される「ある実施形態」、「一実施形態」、又は同様の文言は、実施形態に関連して記載された特定の特徴、構造、又は特性は、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書全体の「ある実施形態では」、「一実施形態では」という表現及び同様の文言の記載は全て、同じ実施形態を指すものでありうるが必ずしもそうではない。同様に、「実装態様」という語の使用は、本開示の一又は複数の実施形態に関連して記載される特定の特徴、構造、又は特性を有する実装態様を意味するが、特に相互関係を表す指示がなければ、実装態様は一又は複数の実施形態に関連付けられうる。
【0021】
図1を参照する。図1は、一実施形態による、移動プラットフォーム110のストレージ区画の保管容量ステータスを追跡するためのシステム100を示す。一般に、システム100は、関心のある人に、移動プラットフォーム110の一又は複数のストレージ区画又は荷物入れの保管容量ステータスの視覚表示を提供する。関心のある人には、移動プラットフォーム110を移動してる乗客及び/又は乗務員、及び移動プラットフォーム110の動作に関連付けられる移動しない職員が含まれる。ストレージ区画の保管容量ステータスの視覚表示により、関心のある人がストレージ区画を開けずにストレージ区画の保管容量ステータスを知ることが可能になる。ストレージ区画を開けずにストレージ区画の保管容量ステータスを知ることができることによって、移動プラットフォームの搭乗プロセスの効率性を上げることができる。また、幾つかの実装態様では、システム100は、ストレージ区画が開いていても、(例えばストレージ区画の上又は下の視覚的インジケータ等を介して)ストレージ区画の保管容量ステータスの視覚表示を提供し、離れたところから開いた区画の保管利用可能性を認識することが難しい時に役に立ちうるように動作可能である。システム100は、移動プラットフォームへ乗り込むのにかかる時間を削減することによって、搭乗プロセスの効率性を上げることができる。
【0022】
更に具体的には、効率性を低下させるような状況が起こる前に、移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを事前に知って、搭乗手順に関する判断をすることができれば、搭乗プロセスがより効率的になされる。例えば、一又は複数の視覚的インジケータ150を介して航空機の後方のストレージ区画のストレージ空間が利用可能でないことを知ることによって、乗客は、自分自身で荷物を持って航空機の後方へ混んだ通路に沿って移動し、結局航空機の前方へ戻ることによって、搭乗プロセスを妨害する代わりに、航空機の前方の利用可能なストレージ区画に荷物を保管する、あるいは飛行機に搭乗する前に荷物を預ける手配をすることができる。幾つかの実装態様では、システム100は、空港を移動している、又は空港を通過している間、空港の搭乗エリアで待機している間、航空機に向かって搭乗ブリッジを通って移動している間、航空機のギャレーエリアに立っている間、又はストレージ区画を物理的に開けること以外の活動に従事している間に、航空機のストレージ区画の保管容量ステータスを、乗客、乗務員、又は移動しない職員に知らせる。
【0023】
本明細書に定義したように、ストレージ区画の保管容量ステータスとは、荷物を保管するためのストレージ区画の利用可能性である。一般に、荷物を保管するためのストレージ区画の利用可能性は、ストレージ区画内の空いている又は使われていない空間の量に基づく。従って、ストレージ区画の保管容量ステータスは概して、ストレージ区画に保管された荷物の重量とは関わりない、また関連性がない。ストレージ区画の保管容量ステータスは、任意の様々な方法で表されうる。例えば、ストレージ区画の保管容量ステータスは、空いている又は使われていないストレージ区画のストレージ容量全体の割合として表されうる。別の例として、ストレージ区画のストレージ容積ステータスは、ストレージ区画の空いている又は使われていない空間の容積として表されうる。更に別の実施形態では、ストレージ区画の保管容量ステータスは、ストレージ区画の使用可能な空間として表されうる。幾つかの場合、ストレージ区画は比較的大量の空いている空間を有する場合があるが、空いている空間は、例えば比較的大きな容積寸法を有する荷物等の幾つかの荷物を保管するための空いている空間が比較的少なくなるように、ストレージ区画全体に分布しうる。従って、使用可能な空間は、ストレージ区画の空いている空間の容積寸法に従って画定されうる。幾つかの実装態様では、ストレージ区画の保管容量ステータスは、ストレージ区画の空いている空間の最大容積寸法として表される。
【0024】
システム100は、移動プラットフォーム110と、少なくとも1つの視覚的インジケータ150とを含む。幾つかの実装態様では、システム100は、移動プラットフォーム110の内側に(例えば直接連結された又は組み込まれた)少なくとも1つの視覚的インジケータ150を含む。あるいは、又は加えて、システム100は、移動プラットフォーム110の外側に少なくとも1つの視覚的インジケータ150を含みうる。移動プラットフォーム110は、乗客の荷物を保管するための少なくとも1つのストレージ区画を提供する、任意の様々な乗客輸送手段でありうる。システム100は、大勢の乗客に公共交通手段を提供する移動プラットフォーム110に対して特に効果的である。本開示の例示の実施形態に、移動プラットフォーム110が示され、旅客機又は大型航空機として図示され、飛行機の外側の環境は空港として図示される。しかしながら、その他の実施形態では、移動プラットフォーム110はヘリコプタ、又は空港環境内で動作するその他の航空機、又は輸送手段へ乗客が乗り込みやすくする別の環境において動作する列車、バス、及び船等のその他の輸送手段でありうる。
【0025】
移動プラットフォーム110の外側の視覚表示150は、一又は複数のデバイス又は物体に直接連結される、又は組み込まれる。デバイス又は物体は、非電子式又は電子式でありうる。図1を参照する。電子及び非電子デバイス及び物体の幾つかの例を、例示目的で非限定的に示す。電子デバイスは、例えばモバイルデバイス130、コンピュータ132、及びモニタ136等の任意の様々な情報処理デバイスを含みうる。モバイルデバイス130は、ラップトップ型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、ウェアラブルデバイス(例えばスマートウォッチ、頭部装着型光ディスプレイ)等の任意の様々なモバイルデバイスでありうる。同様に、コンピュータ132は、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、タブレット型コンピュータ等の任意の様々な種類のコンピュータでありうる。モニタ136は、テレビ、コンピュータモニタ、プロジェクタ等の任意の様々な種類の視覚表示デバイスでありうる。加えて、システム100の電子デバイスは、Microsoft(登録商標)、Apple(登録商標)、Linux(登録商標)、Android(登録商標)等によって提供される異なるバージョンのモバイル及びデスクトップオペレーティングシステム等の様々なオペレーティングシステムを含みうる。例えば、コンピュータ132は、アップルOSX(登録商標)、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)、UNIX(登録商標)、Linux等のバージョンを実行するデスクトップ・コンピュータを含みうる。特定の実施形態では、電子デバイスは、オペレーティングシステム内で作動している一又は複数の異なるアプリケーションを実行する。電子デバイスはまた、様々なソフトウェアおよび/又はハードウェア構成を有していてもよく、これには、イーサネット、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(NFC)等を含む、データネットワーク116への様々な接続方法が含まれ得る。
【0026】
物体の一例を図1に示す。更に具体的には、システム100の物体は、空港のゲートと航空機との間に延在する搭乗ブリッジ134でありうる。搭乗ブリッジ134は、例えば航空機へ乗り込む又は航空機から降りる間等に、乗客、乗務員、及び職員が航空機とゲートとの間で歩くことができる通路を提供する。幾つかの実施形態では、視覚的インジケータ150は一又は複数の物体に連結されうる、又は組み込まれうるが、視覚的インジケータ150を、一又は複数の物体に連結された、又は組み込まれた一又は複数の電子デバイスに連結させる、又は組み込むことができることが認識される。例えば、視覚的インジケータ150は、搭乗ブリッジ134に連結されたモニタ136の一部を形成しうる。
【0027】
システム100はまた、例えばサーバ120等の情報処理装置に動作可能に連結された制御モジュール114も含む。サーバ120は、本体コンピュータ、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、クラウドサーバ、バーチャルサーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、マイクロコントローラ等を含みうる。サーバ120は、ハードディスクドライブ、光ドライブ、非揮発性メモリ、RAM等のコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。加えて、サーバ120は、例えばデータリポジトリ、データベース、データパーティション等のコンピュータ可読記憶媒体に関連付けられる一又は複数のデータストレージエリアにデータを保存するように構成されうる。システム100の電子デバイスと移動プラットフォーム110は、データネットワーク116を通してサーバ120に通信可能に連結させることができる。更に、システム100の電子デバイス及び移動プラットフォーム110は、データネットワーク116を通してサーバ120上に保存されたデータにアクセスするように構成されうる。
【0028】
システム100のデータネットワーク116は、電子デバイス、移動プラットフォーム110、及び/又はサーバ120の間でデジタル通信を送信するデジタル通信データネットワークであってよい。幾つかの実装態様では、データネットワーク116は、例えばワイヤレステレホンネットワーク等のワイヤレスネットワーク、例えばWiFiネットワーク等のローカルワイヤレスネットワーク、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、例えば近距離無線通信(NFC)等のワイヤレスネットワークを含みうる。更に、データネットワーク116は、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ストレージエリアネットワーク(「SAN」)、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、光ファイバネットワーク、インターネット、イントラネット、又は当技術分野で既知の他のネットワークを含みうる。データネットワーク116は、2つ以上のネットワークを含み得る。データネットワーク116は、一又は複数のサーバ、ルータ、スイッチ、及び/又は他のネットワーク機器を含みうる。更に、データネットワーク116は、例えばハードディスクドライブ、光ドライブ、非揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)等のコンピュータ可読記憶媒体も含み得る。
【0029】
システム100は、移動プラットフォーム110の一又は複数のストレージ区画の保管容量ステータスを決定する。各ストレージ区画の保管容量ステータスは、例えば乗務員による手動で観察等で手動で、又は例えばセンサを介して自動的に決定することができる。ストレージ区画の保管容量ステータスを手動又は自動で決定した後に、システム100の一又は複数の視覚的インジケータ150を制御して、決定された各ストレージ区画の保管容量ステータスが視覚表示される。
【0030】
視覚的インジケータ150を制御して保管容量ステータスを視覚表示することは、手動で又は自動で実施することができる。一般に、視覚的インジケータ150の手動制御には、乗務員が例えば、制御モジュール114のインターフェースを介してシステム100に保管容量ステータスを入力し、システムが視覚的インジケータ150を自律的に操作して、システムに入力された保管容量ステータスを視覚表示することが含まれうる。あるいは、視覚的インジケータ150の手動制御には、乗務員が視覚的インジケータ150を手動で操作して、同じ又は別の乗務員が手動で観察した保管容量ステータスを視覚表示することが含まれうる。視覚的インジケータ150の自律制御は、センサを介して保管容量ステータスをシステム100の制御モジュール114へ提供し、システムは視覚的インジケータ150を自律的に操作して、システムに入力された保管容量ステータスを視覚表示することを含みうる。視覚的インジケータ150の自律動作は、保管容量ステータス情報を含む動作コマンドを、制御モジュール114から視覚的インジケータ150へデジタル処理で伝えることによって実施することができる。視覚的インジケータ150は次に、制御モジュール114が指令を出したように、保管容量ステータス情報を視覚的に表示(例えばディスプレイ)する。
【0031】
システム100の一実施形態を示す図2を参照する。図2の例示の実施形態では、移動プラットフォーム110は、複数のストレージ区画140を有する飛行機である。ストレージ区画140は、座った乗客の頭上に位置するため、頭上の荷物入れと見なすことができる。各ストレージ区画140により、内部に荷物を保管しうる内部空間142が画定される。更に、各ストレージ区画140は、ストレージ区画を開けて、移動プラットフォーム110内の外部空間148から内部空間142へのアクセスを可能にし、ストレージ区画を閉じて、内部空間を閉鎖し、内部空間へのアクセスを防止するように動作可能な扉144又は仕切りを含む。扉144が閉じられると、ストレージ区画140により、内部空間142が移動プラットフォーム110の外部空間148から物理的に分離される。s各扉144は、閉位置において扉144を適所に開放可能に固定するロック機構に係合するように動作可能なハンドル146を含む。
【0032】
内部空間142は、内部空間を閉鎖するために閉じられた時に、一又は複数の固定面と、一又は複数の可動面によって画定される。固定面は、移動プラットフォーム110に移動不能に固定された剛性の内部パネルの一部を形成しうる。可動面は、移動プラットフォーム110に移動可能に連結された一又は複数の剛性の扉144又はパネルの一部を形成しうる。各ストレージ区画140の全ストレージ容量は、内部空間が閉鎖された時に内部空間142の容積に従って画定される。更に具体的には、各ストレージ区画140の全ストレージ容量は、内部空間142の容積と等しくてよい。例示の実施形態では、内部空間142は移動プラットフォーム110に対して固定される。しかしながら、幾つかの実装態様では、内部空間142は、内部空間142が移動プラットフォーム110に対して移動可能であるように、主に扉によって画定される。
【0033】
システム100は、各ストレージ区画140用の視覚的インジケータ150を含む。各視覚的インジケータ150は、ストレージ区画の扉144の上又は下を含む、それぞれのストレージ区画140の上又は下に局所的に(例えば非遠隔に)位置決めすることができる。例えば、図示したように、視覚的インジケータ150の内の1つは、ストレージ区画140(例えば扉144が開いているストレージ区画)の内の1つの下の頭上の荷物入れ支持構造上に位置決めされる。あるいは、又は加えて、図示したように、各視覚的インジケータ150は、それぞれのストレージ区画140(例えば扉が閉じているストレージ区画)の扉144上に位置決めすることができる。ストレージ区画140の上又は下、あるいはストレージ区画140の扉144上であるか否かに関わらず、ストレージ区画に近接して位置決めされた視覚的インジケータ150は、それぞれのストレージ区画の扉が閉じられた時に可視である。
【0034】
幾つかの実施形態によれば、システム100の各ストレージ区画140は、少なくとも1つの容積測定センサ149、障害物センサ、又はその構成によって、内部空間142内の自由空間、又は逆に障害物を検出するその他のセンサを含む。容積測定センサ149によって検出された自由空間、又は障害物に基づいて、保管容量ステータスの決定を得ることができる。例えば、幾つかの実装態様では、ストレージ区画の全ストレージ容量を知ることによって、容積測定センサ149から取得した情報を使用して、使用されている、又は使用されていないストレージ区画の全ストレージ容量を決定することができる。別の例として、特定の実装態様では、容積測定センサ149から取得した情報を分析して、ストレージ区画の使用可能な空間を決定することができる。
【0035】
保管容量ステータスの決定は、機内搭載のセンサ149又は機外のセンサで計算することができる。例えば、センサ149は、ストレージ区画140の保管容量ステータスを計算するマイクロコントローラを含みうる。あるいは、視覚的インジケータ150、制御モジュール114、又はその他の構成要素は、容積測定センサ149から受信した未加工測定データに基づいて、ストレージ区画140の保管容量ステータスを計算するためにマイクロコントローラ又はその他のコンピュータデバイスを含みうる。従って、容積測定センサ149は有線及び/又は無線接続を介してストレージ区画の保管容量ステータス及び/又は未加工測定データを、ストレージ区画(図3〜7参照)に関連付けられた視覚的インジケータ150、複数のストレージ区画(図8参照)に関連付けられた視覚的インジケータ150、及び/又はシステム100の制御モジュール114へ伝達する。容積測定センサの例は、非限定的に、超音波領域センサ等を含む。
【0036】
幾つかの実施形態による移動プラットフォーム110は移動プラットフォーム上のそれぞれのストレージ区画140に各々関連付けられ、ストレージ区画に対して局所的に位置決めされた複数の視覚的インジケータ150のみを含み、その他の実施形態では、移動プラットフォーム110は、移動プラットフォーム110のその他遠く離れた場所に追加の、又は代替の視覚的インジケータ150を含みうる。例えば、図2に示すように、移動プラットフォーム110は、移動プラットフォームの後部ギャレー160又は乗務員の作業空間のストレージ区画140から遠く離れた視覚的インジケータ150を含み、移動プラットフォームの前部ギャレーに視覚的インジケータを含みうる。移動プラットフォームの前部及び/又は後部ギャレー又は乗務員の作業空間、又は隣接するそれぞれのストレージ区画140以外の移動プラットフォーム上の場所の視覚的インジケータ150は、乗務員にとってストレージ区画を開けずに、あるいは物理的に調べることなく複数のストレージ区画の保管容量ステータスを素早く簡単に判断するのに特に有用でありうる。また、乗客は移動プラットフォームの通路に入る前に、移動プラットフォーム110の前部ギャレーにおいて視覚的インジケータ150を調べて、複数のストレージ区画の内のどれが利用可能でありうるかを判断することができる。
【0037】
図3及び4を参照する。視覚的インジケータ150は機械的ディスプレイ156であってよい。機械的ディスプレイ156は、ストレージ区画の1つ又は2つの可能な保管容量ステータスを各々表す少なくとも2つのしるしを含む。図示したように、機械的ディスプレイ156は、一方の側に第1の保管容量ステータスのしるし170(例えば「満」)を含み、隣接する側に、第2の保管容量ステータスのしるし172(例えば「利用可能」)を含む。機械的ディスプレイ156はまた、第1及び第2の保管容量ステータスのしるし170、172に対して移動可能なゲート174も含む。ゲート174は一構成において第1及び第2の保管容量ステータスのしるし170、172の内の1つをカバーし、視界を遮るようにサイズ設定され、別の構成において他方のしるしを可視とすることができる。更に具体的には、図3に示す第1の構成において、不透明材料から形成することができるゲート174は第2の保管容量ステータスのしるし172をカバーするが、第1の保管容量ステータスのしるし170はカバーしない。対照的に、図4に示す第2の構成では、ゲート174は第1の保管容量ステータスのしるし170をカバーするが、第2の保管容量ステータスのしるし172はカバーしない。ゲート174はタブ176、又は複数の構成間でゲート174を移動させることによってユーザを支援するその他の特徴を含みうる。
【0038】
機械的ディスプレイ156は、2つの保管容量ステータスのしるしを含むが、幾つかの実施形態では、幾つかの実施形態では、機械的ディスプレイは保管容量ステータスのしるしを1つだけ、あるいは、2つを超える保管容量ステータスのしるしを含みうる。機械的ディスプレイ156は、ストレージ区画の保管容量ステータスの手動での観察に基づき、第1と第2の保管容量ステータスのしるしの間でディスプレイを手動で切り替えるように、乗務員によって操作可能である。
【0039】
図5及び6を参照する。視覚的インジケータ150は、ストレージ区画の保管容量ステータスを表示するように動作可能な一又は複数の光源を含みうる。図示したように、視覚的インジケータ150は、第1及び第2の光源180、182を含む。第1の光源180は、光っている、あるいは点灯している時に、ストレージ区画の第1の保管容量ステータスを表示することができ、第2の光源182は、光っている、あるいは点灯している時に、ストレージ区画の第2の保管容量ステータスを表示することができる。一般に、移動プラットフォーム110の搭乗プロセスの間、第1及び第2の光源180、182のいずれかが点灯することにより、ストレージ区画が一杯であること、あるいはストレージ区画の空間が荷物用に利用可能であることを表示する。図示したように、図5において第1の光源180は点灯しておらず、第2の光源182は点灯しており、図6において第1の光180は点灯しており、第2の光源182は点灯していない。幾つかの実装態様では、第1の光源180は、第2の光源182とは異なる色に点灯する。例えば、第1の光源180は、赤色を点灯して、ストレージ区画が一杯であることを表示することができ、第2の光源182は、緑色を点灯して、ストレージ区画が一杯ではない、あるいはストレージ区画の空間が荷物用に利用可能であることを表示しうる。図5及び6の視覚的インジケータ150は2つの光源180、182を含むが、幾つかの実施形態では、視覚的インジケータは1つの光源、又は2つを超える光源を含みうる。
【0040】
第1及び第2の光源180、182は、システム100が使用されていない又は動作が停止された時に、手動又は自動操作によって、非並行に点灯される又は同時に点灯されない。一実施形態では、ストレージ区画の保管容量ステータスが決定された後で、物理的な観察又は容積測定センサ149のいずれかによって、ユーザ、例えば乗務員が、第1及び第2の光源180、182の一方又は他方を例えば制御モジュールの機械的スイッチ、又はグラフィカルユーザインターフェース等を介して手動で作動させることができる。特定の実装態様では、第1及び第2の光源180、182、又はその他の種類の視覚的インジケータ150を手動で作動させるには、適切なセキュリティ証明書の照合が要求されうる。あるいは、幾つかの実施形態では、容積測定センサ149からの入力に基づいて、第1及び第2の光源180、182の一方あるいは他方を手動入力なしに自律的に作動させることができる。
【0041】
図7を参照する。視覚的インジケータ150は、単一のストレージ区画の保管容量ステータスを表示する電子ディスプレイ184であってよい。電子ディスプレイ184は、単一のストレージ区画の保管容量ステータスを表示する。電子ディスプレイ184によって表示される保管容量ステータスは、任意の様々な方法で表されうる。例示の実施形態では、電子ディスプレイ184は、保管容量ステータスを、満杯であるストレージ区画の全ストレージ容量の割合として英数字で表示する。あるいは、電子ディスプレイ184は、保管容量ステータスを、利用可能なストレージ区画の全ストレージ容量の割合として英数字で表示することができる。必要に応じて、保管容量ステータスの他の英数字表現、例えば「満」及び「利用可能」の一方又は他方を使用することができる。更に、又は代替的に、グラフィック描写(例えばバー、グラフ、チャート、オブジェクト等)を使用して、ストレージ区画の保管容量ステータスを表示することができる。電子ディスプレイによって表示された保管容量ステータスの精度は、幾つかの実装態様において容積測定センサ149の精度によって変化する。
【0042】
幾つかの実施形態では、電子ディスプレイ184上の保管容量ステータスの表示は、容積測定センサ149からの入力に基づいて自動操作によって制御される。しかしながら、一実施形態では、例えば乗務員等のユーザが電子ディスプレイ184を手動で制御することができる。
【0043】
図8を参照する。一実施形態によれば、視覚的インジケータ150は、図8の電子ディスプレイ184と同様の電子ディスプレイ184であってよいが、複数のストレージ区画の保管容量ステータスとその他の関連情報を表示する。例えば、図8に示すように、電子ディスプレイ184は移動プラットフォームの異なるクラス(例えばファーストクラス及びエコノミークラス)の座席についての蓄積された保管容量ステータスを表示する。更に、図8の電子ディスプレイ184は、荷物の保管用に利用可能な空間を有する既定の座席クラス内のストレージ区画又は荷物入れの表示を提供する。図8に示していないが、幾つかの実施形態では、(例えば詰まっている割合又は利用可能な割合として表される)「利用可能な荷物入れ」に含まれる各利用可能な荷物入れの個別の保管容量ステータスを、利用可能な荷物入れの隣に記載することができる。図8のディスプレイ184は、搭乗プロセスを支援するために乗務員及び/又は乗客によって使用されるように、移動プラットフォームの例えば後部ギャレー160等のギャレーに配置すれば有益となりうる。移動プラットフォームの扉に隣接して、又は扉上に配置すれば、乗務員及び/又は乗客にとっても有用になりうる。
【0044】
図8に示したもの以外に、複数のストレージ区画の保管容量ステータスの英数字描写を、必要に応じて使用することができる。加えて、又は代替的に、グラフィック描写を使用して、複数のストレージ区画の保管容量ステータスを表示することができる。更に、図8のディスプレイ184は、ストレージ区画の荷物の保管に関する搭乗プロセスの効率性を改善するのに関係しうる他の又は代替情報を含みうる。図8の電子ディスプレイ184上の保管容量ステータスの表示は、各ストレージ区画の容積測定センサからの入力に基づいて自動的に制御されることが好ましい。つまり、複数のストレージ区画の複数の容積測定センサからの入力を使用して、ストレージ区画の保管容量ステータスが個別にあるいはまとまって表示される。
【0045】
図9を参照する。幾つかの実施形態では、システム100は制御インターフェース190を含む。制御インターフェース190は、移動プラットフォーム110内に位置決めされうる、又は移動プラットフォームの外側に位置づけされうる。制御インターフェース190は、セキュリティインターフェース194、ステータス設定インターフェース196、及び視覚的インジケータ150を含む。幾つかの実装態様では、制御インターフェース190はタッチスクリーンであってよい。セキュリティインターフェース194は、例えば移動プラットフォームの乗務員等のユーザからセキュリティ証明書を受信するための任意の様々なインターフェースであってよい。一実装態様では、セキュリティインターフェース194は、ユーザのセキュリティカードをスキャンして、ユーザのセキュリティ証明書又は本人確認を受信するRFIDスキャナ又は生体認証スキャナ等のセキュリティカードリーダである。別の一実装態様では、セキュリティインターフェース194は更に、又は代替的に、例えばIDコード又はパスワード等のセキュリティ証明書を手動で入力するためのキーパッドを含む。幾つかの実施形態では、セキュリティ証明書の照合は、ユーザがシステム100の設定を調節しうる前に要求される前提条件である。
【0046】
システム100の設定は、ステータス設定インターフェース196を介して調節することができる。ステータス設定インターフェース196は、調節に利用可能な複数の設定を含みうる。例えば、ステータス設定インターフェース196は、ユーザに一又は複数のストレージ区画の保管容量ステータスを設定する機会を提供しうる。ステータス設定インターフェース196は、ユーザにシステム100を作動させる又は動作を停止させる、例えば移動プラットフォームの出発時にシステムの動作を停止させ、移動プラットフォーム110の搭乗中にシステムを作動させる機会を提供しうる。
【0047】
視覚的インジケータ150は、例えば本明細書に記載されたもの等の一又は複数のストレージ区画の一又は複数の保管容量ステータスの様々な視覚的インジケータの内の任意のものであってよい。例えば、一実施形態では、制御インターフェース190の視覚的インジケータ150は、図8の視覚的インジケータ150と同様のものである。
【0048】
図1を再度参照する。システム100の視覚的インジケータ150は、本明細書に記載された様々な視覚的インジケータ、又は一又は複数のストレージ区画の保管容量ステータスを表示することができる他の視覚的インジケータのいずれかであってよい。一実施形態によれば、制御モジュール114は、各ストレージ区画の容積測定センサ149から直接又は間接的に、移動プラットフォーム110上のストレージ区画に関する保管容量ステータス情報を受信する。制御モジュール114は次に、データネットワーク116を介して保管容量ステータス情報を、移動プラットフォーム110のストレージ区画から遠く離れた視覚的インジケータ150を有するシステム100の電子装置及び/又は物体へ伝達する。移動プラットフォーム110の外側の装置及び物体に関連付けられた視覚的インジケータ150は、移動プラットフォーム110から遠く離れた場所の、又は移動プラットフォーム110の外側にいる関心のある関係者に保管容量ステータス情報を視覚表示する。システム100は、図1に示す電子装置及び物体よりも少ない、同じ数の、又はより多い電子装置及び物体を含みうる。
【0049】
一実施形態によれば、モバイル装置130は、移動プラットフォーム110の乗客によって操作される。搭乗前、又は搭乗中に、モバイル装置130はソフトウェアアプリケーションを介して移動プラットフォーム110の視覚的インジケータ150にアクセスして、移動プラットフォーム110のストレージ区画の保管容量ステータスを判断することができる。当然ながら、乗務員及びその他の職員はモバイル装置130を用いて、同じ又は異なる保管容量ステータス情報を判断することができる。
【0050】
コンピュータ132は、空港のゲート又はチェックインカウンターのコンピュータであってよい。コンピュータ132は、コンピュータ132の視覚的インジケータ150にアクセスして、移動プラットフォーム110のストレージ区画の保管容量ステータスを判断するために、例えば発券業務職員等のゲートの航空機搭乗員によって操作可能である。視覚的インジケータ150から得た保管容量ステータス情報を用いて、航空機搭乗員は決定を下し、搭乗プロセスをより効率的にするような行動を起こす(例えば乗客に荷物を預けるようにお願いする)ことができる。例えば、航空機搭乗員が保管用に利用可能なストレージ区画がないことを知った場合、航空機搭乗員は、まだ搭乗していない残りの乗客すべてに対して荷物を預けるようにお願いすることができる。
【0051】
モニタ136は、空港のゲート又は搭乗エリアに位置決めして、ゲート又は搭乗エリアで待機している乗客が見ることができるようにすることができる。モニタ136の視覚的インジケータ150を見ることによって、ゲート又は搭乗エリアにいる乗客は、移動プラットフォーム110上のストレージ区画の保管容量ステータスを判断して、移動プラットフォームに搭乗する前に荷物を預けるか否かを決定することができる。
【0052】
ストレージ区画の保管容量ステータスは搭乗プロセスの間中ずっと変わるため、空港のゲート又は搭乗エリアをすでに出て、移動プラットフォーム110に搭乗するために搭乗ブリッジ134に入った乗客は、移動プラットフォーム110に入る前に搭乗ブリッジにいる間、荷物を預ける、又はどのストレージ区画が保管用に利用可能であるかを判断する最初の、又は追加の機会から恩恵を受けることができる。必要に応じて、幾つかの実施形態では、視覚的インジケータ150は、搭乗ブリッジを通過している乗客又はその他が見ることができるように、搭乗ブリッジ134に位置づけされる。一実装態様では、視覚的インジケータ150は、移動プラットフォーム110の扉に近接する搭乗ブリッジの遠位端近辺に位置づけされる。このように、乗客が移動プラットフォームに入る直前に、移動プラットフォーム110のストレージ区画の保管容量ステータスを判断することができる。
【0053】
移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを追跡する方法300を示す図12を参照する。本方法300は、310において、移動プラットフォームが搭乗モードにあるか否かを決定することを含む。幾つかの実装態様では、出発準備において乗客が移動プラットフォームに搭乗している間、移動プラットフォームは搭乗モードにある。移動プラットフォームが出発したら、あるいは輸送中になったら、移動プラットフォームは搭乗モードではなくなり、輸送モードにあると見なされうる。移動プラットフォームが搭乗モードにある場合、本方法300は、320において移動プラットフォームの少なくとも1つのストレージ区画の保管容量ステータスを検出する。保管容量ステータスは、一実装態様において、乗務員、又は他のユーザによる物理的な点検を介して手動で検出されうる。幾つかの実装態様によれば、保管容量ステータスは、例えば容積測定センサ等のセンサを介して自動的に、又は自律的に検出される。本方法300は更に、330において少なくとも1つのストレージ区画の保管容量ステータスを視覚表示することを含む。330において視覚表示された保管容量ステータスは、320において検出された保管容量ステータスである。保管容量ステータスを自動的に、あるいは手動で視覚表示することができる。330において保管容量ステータスを視覚表示した後で、本方法300は、310に戻り移動プラットフォームがまだ搭乗モードにあるかを決定する。310で決定されたように、移動プラットフォームが搭乗モードのままである場合、本方法300は320において少なくとも1つのストレージ区画の保管容量ステータスの検出を継続し、移動プラットフォームが搭乗モードでなくなる(これは移動プラットフォームが輸送モードであることを暗示する)まで、保管容量ステータス330を視覚表示する。
【0054】
310で決定されたように移動プラットフォームが搭乗モードにない時、本方法300は、340において保管容量ステータスの視覚表示の動作を停止させる。言い換えれば、移動プラットフォームが輸送モードにある(例えば航空機が空港のゲートを離れている、及び/又は飛行中である)時、搭乗プロセスが完了したために保管容量ステータスの視覚表示がもはや必要でなくなりうるため、保管容量ステータスの視覚表示の動作が停止される。あるいは、所望であれば、幾つかの実装態様において、保管容量ステータスの視覚表示を輸送モードの間、作動させたままにできる。
【0055】
オプションとして、幾つかの実施形態では、本方法300は、350において移動プラットフォームが降りるモードにあるか否かを判断する。移動プラットフォームが降りるモードにある時に、移動プラットフォームが飛行モードでの動作は終了している(例えば航空機が着陸し、空港のゲートに到着している)ことを意味しうる。本方法300は、移動プラットフォームが降りるモードにある場合、360において移動プラットフォームの少なくとも1つのストレージ区画の保管容量ステータスの視覚表示を再作動させうる。降りるプロセスが始まった時に、移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを知っていることは、ストレージ区画を開ける前にストレージ区画がどれだけ詰まっているかを乗客が認識する助けとなりうる。360における保管容量ステータスの視覚表示の再作動は、移動プラットフォームの感知された場所に基づいて自動的に、又は一又は複数の乗務員によって手動で行われ得る。
【0056】
図10及び図11を参照する。ストレージ区画の扉を開けることなく、移動プラットフォーム110上のストレージ区画140の保管容量ステータスの視覚判断は、扉が閉まっている間、ストレージ区画の内部空間142への視覚的アクセスを提供する視覚判断装置151を介して達成することができる。例えば、一実施形態では、図10に示すように、扉144に形成された一又は複数の開孔152は、扉144が閉まっている間、ユーザがストレージ区画140の保管容量ステータスの変化を識別することができる一方で、ストレージ区画に保管された荷物がストレージ区画内に有意に保持される(例えば開孔152から落ちない、又は開孔152を通過しない)ように、互いにサイズ設定され、また間隔を置いて配置されている。開孔152を、図示したように扉144の側面に、又は扉の底部に位置決めすることができる。あるいは、開孔152をストレージ区画の底部パネル等、ストレージ区画を画定する固定パネルに形成することができる。
【0057】
開孔152と同様に、ウインドウ154は幾つかの実施形態(図10参照)において扉144に形成される。ウインドウ154は、例えばプラスチック又はガラスなどの少なくとも部分的に透明な材料からできた少なくとも部分的にパネルでカバーされた開孔を含む。ウインドウ154は、ストレージ区画140を画定する扉又は他の構造(例えば底部パネル)に形成されうる。ウインドウ154により、開孔152と同様に、保管容量ステータスの変化を簡単に識別できるようになるが、ストレージ区画内に荷物が確実に保持されるようにもなる。
【0058】
図11を参照する。例えば透明プラスチック又はガラス等の透明材料からできた扉145は、ストレージ区画の扉を開けることなく、移動プラットフォーム110上のストレージ区画140の保管容量ステータスの視覚判断を提供しうる。図示したように、扉145全体は透明材料からできている。代わりに、又は加えて、底部パネル等のストレージ区画140を形成している別の構造を、透明材料から作ることができる。この方法で、ユーザは透明材料を透かして見て、ストレージ区画140の保管容量ステータスをはっきり見ることができる。
【0059】
図11に示す別の実施形態によれば、透光性又は半透明材料、例えば曇りプラスチック又はガラスから作られた扉147は、ストレージ区画140の扉を開けることなく、移動プラットフォーム110上のストレージ区画140の保管容量ステータスの視覚判断を提供しうる。扉147全体を、透光性材料で形成することができる。あるいは、又は加えて、底部パネル等のストレージ区画140を形成する別の構造を、透光性材料からできていてよい。このように、ユーザは透光性材料を透かして見て、ストレージ区画140の保管容量ステータスの状態を知ることができる一方で、ストレージ区画の内容のプライバシーを少なくともある程度守る、及び/又はより審美的に優れたストレージ区画を提供することができる。
【0060】
図11にも示すように、一実施形態によれば、視覚的インジケータ150は、ストレージ区画の保管容量ステータスに基づいて点灯するストレージ区画140の扉193、又は他の構造を含む配色システムによって提供されうる。扉193は、光の通過が可能な少なくとも部分的に透明な材料からできていてよい。更に、配色システムは、扉193に動作可能に連結され、扉をストレージ区画の保管容量ステータスに関連付けられた所望の色で点灯する色制御デバイス192を含みうる。例えば、扉193は、利用できない保管容量ステータスを表す赤色、及び利用可能な保管容量ステータスを表す緑色が点灯されうる。幾つかの実装態様では、ストレージ区画140の扉193全体、又はその他の構造が点灯する。色制御デバイス192は、扉を照らす光の色を制御することによって、扉193の色を制御しうる。当技術分野において周知のように、光は、一連のミラー又は反射面、又は他の手段を介して、扉193を透過しうる。
【0061】
当業者によって想定されるように、本発明の態様を、システム、方法、及び/又はコンピュータプログラム製品として具現化されうる。従って、本発明の態様は、専らハードウェアの実施形態、専らソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、又はソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせる実施形態の形式をとりうるが、本書ではそれらは全て、「回路」、「モジュール」又は「システム」と広く称されうる。更に、本発明の態様は、その中に具現化されたプログラムコードを有する一又は複数のコンピュータ可読媒体に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態をとりうる。
【0062】
本明細書に記載の機能ユニットの多くは、実装における独立性をより具体的に強調するためにモジュールと名付けられている。例えば、モジュールは、カスタムVLSI回路又はゲートアレイを含むハードウェア回路、論理チップ、トランジスタ、又は他のディスクリートコンポーネントなどの市販の半導体として実装され得る。モジュールはまた、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイ論理、プログラマブル論理デバイスなどのプログラマブルハードウェアデバイスに実装され得る。
【0063】
モジュールはまた、様々なタイプのプロセッサによって実行するためのソフトウェアに実装され得る。プログラムコードの識別されたモジュールは、例えば、一又は複数のコンピュータ命令の物理的ブロック又は論理的ブロックを含み、これらは例えば、オブジェクト、手順、又は機能として整理され得る。しかしながら、識別されたモジュールの実行可能物(executables)は、物理的に共に位置している必要はなく、異なる位置に記憶されて論理的に集められるとモジュールを構成しモジュールの規定の目的を達成する、異種の(disparate)命令を含み得る。
【0064】
実際、プログラムコードのモジュールは、単一の命令又は複数の命令であり得、異なるプログラム間及び幾つかのメモリデバイス間の幾つかの異なるコードセグメントに分散されていてもよい。同様に、本明細書において、運航上のデータは、モジュール内で識別され示されており、任意の適切な形態で実施され、任意の適切なタイプのデータ構造内で整理され得る。運航上のデータは、単一のデータセットとして収集されるか、又は、異なる記憶デバイス間を含む異なる位置に分散され得、少なくとも部分的に、システム又はネットワーク上の単なる電子信号として存在し得る。モジュール又はモジュールの一部分がソフトウェア内に実装される場合、プログラムコードは、一又は複数のコンピュータ可読媒体に記憶され得る及び/又は伝播され得る。
【0065】
コンピュータ可読媒体は、プログラムコードを記憶している有形のコンピュータ可読記憶媒体であり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子式、磁気式、光学式、電磁式、赤外線、ホログラフ式、微小機械式、又は半導体システム、装置、もしくはデバイス、又はこれらの任意の適切な組み合わせであり得るがこれらに限定されない。
【0066】
コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、携帯型コンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EPROMもしくはFlashメモリ)、携帯型コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、ホログラフ式記憶媒体、微小機械式記憶デバイス、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。本明細書の文脈において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによって使用されるプログラムコードを包含する及び/又は記憶することができる、及び/又はこれらと接続してプログラムコードを包含する及び/又は記憶することができる任意の有形媒体であり得る。
【0067】
コンピュータ可読媒体はまた、コンピュータ可読信号媒体であり得る。コンピュータ可読信号媒体は、プログラムコードが内部に埋め込まれ、例えば搬送波のベースバンドで又はその一部で伝播されるデータ信号を含み得る。そのような伝播信号は、電気式、電磁式、磁気式、光学式、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない、様々な形態のうちの任意のものであり得る。コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって使用されるプログラムコードを通信、伝播、伝送できる、又はこれらと接続されてプログラムコードを通信、伝播、伝送できる、コンピュータ可読記憶媒体でない任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読信号媒体に実装されるプログラムコードは、有線、光ファイバケーブル、無線周波数(RF)など、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含む、任意の適切な媒体を用いて伝送され得るがこれらに限定されない。
【0068】
一実施形態で、コンピュータ可読媒体は、一又は複数のコンピュータ可読記憶媒体並びに一又は複数のコンピュータ可読信号媒体の組み合わせを含み得る。例えば、プログラムコードは、プロセッサによって実行されるために光ファイバケーブルを通じて電磁式信号として伝播されてもよく、また、プロセッサによって実行されるためにRAM記憶デバイスに記憶されてもよい。
【0069】
本発明の態様の工程を行うためのプログラムコードは、Java、Smalltalk、C++、PHPなどのオブジェクト指向プログラミング言語、及び、「C」プログラミング言語もしくはこれに類するプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む、一又は複数のプログラミング言語の任意の組み合せで書かれていてよい。プログラムコードは、専らユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、独立型のソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上でかつ部分的に遠隔コンピュータ上で、又は、専ら遠隔コンピュータ又はサーバ上で、実行を行いうる。後者の場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)もしくはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザのコンピュータに接続され得るか、又は、(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して)外部のコンピュータへの接続がなされてもよい。
【0070】
コンピュータプログラム製品は共有可能であり、柔軟な自動式で複数の顧客に同時にサービスを提供する。コンピュータプログラム製品は、標準化され、カスタム化の必要が少なく、拡張可能で、課金制モデルのオンデマンド容量を提供しうる。
【0071】
コンピュータプログラム製品は、一又は複数のサーバからアクセス可能な共有ファイルシステム上に保存されうる。コンピュータプログラム製品は、アクセスされたサーバ上で中央プロセッサユニット(CPU)単位を使用するデータ及びサーバ処理の要求を含むトランザクションを介して実行されうる。CPU単位は、サーバの中央プロセッサ上の分、秒、時間等の時間の単位であってよい。加えて、アクセスされたサーバは、CPU単位を必要とするその他のサーバに要求をしうる。CPU単位は、使用される一測定値以外を表す一例である。使用されるその他の測定値は非限定的に、ネットワーク帯域幅、メモリ使用量、ストレージ使用量、パケット転送、コンプリートトランジャクション等を含む。
【0072】
実施形態の態様は、本発明の実施形態による方法、装置、システム、及びコンピュータプログラム製品の概略フロー図及び/又は概略ブロック図を参照しながら上述されうる。概略フロー図及び/又は概略ブロック図の各ブロック、及び概略フロー図及び/又は概略ブロック図におけるブロックの組み合わせがプログラムコードによって実行され得ることを理解すべきである。プログラムコードは、コンピュータのプロセッサ、又は他のプログラマブルデータ処理装置を介して実行を行う命令が、概略フロー図及び/又は概略ブロック図の一又は複数のブロック内で特定されている機能/作用を実装するための手段を創出するように、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、シーケンサーのプロセッサ、又は、機器を作製するための他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供されうる。
【0073】
プログラムコードは、コンピュータ可読媒体に記憶された命令が製造品を作製するような特定の様態で機能するように、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、又は他のデバイスに命令しうる、コンピュータ可読媒体に記憶されることも可能であり、プログラムコードは、概略フロー図及び/又は概略ブロック図の一又は複数のブロック内で特定されている機能/作用を実装する命令を含む。
【0074】
コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で実行されるプログラムコードが、フロー図及び/又はブロック図の一又は複数のブロック内で特定されている機能/作用を実装するためのプロセスを提供するように、コンピュータ、他のプログラマブル装置、又は他のデバイス上で実行されるべき一連の動作ステップを引き起こして、コンピュータ実装プロセスを生成するために、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、又は他のデバイスに読み込まれることも可能である。
【0075】
図面の概略フロー図及び/又は概略ブロック図は、本発明の様々な実施形態による装置、システム、方法及びコンピュータプログラム製品の可能な実装態様のアーキテクチャ、機能性、及び操作を示すものである。その際、概略フロー図及び/又は概略ブロック図の各ブロックは、特定の一又は複数の論理機能を実装するためのプログラムコードの一又は複数の実行可能な命令を含むコードのモジュール、セグメント、又は部分を表わしうる。
【0076】
いくつかの代替的な実装態様では、ブロックに示された機能は図面に記載の順序で行われなくともよい。例えば実際には、連続して示される2つのブロックが、含まれる機能に応じて、実質的に同時に実行されること、また時には、逆順に実行されることもある。図示した図面の一又は複数のブロックもしくはそれらの一部の機能、論理、又は効果と同等の他のステップ及び方法が想起され得る。
【0077】
フロー図及び/又はブロック図において様々なタイプの矢印及び線が用いられているが、これらに対応する実施形態の範囲を限定するものではないことが理解されるべきである。実際、幾つかの矢印又はその他の接続部は、図示した実施形態の論理的フローのみを示すために用いられうる。例えば、矢印は、図示した実施形態の列挙されたステップ間における特に指定されない期間の、待機又は監視時間を示し得る。ブロック図及び/又はフロー図の各ブロック、並びにブロック図及び/又はフロー図のブロックの組み合わせは、特定機能又は作業を行う特殊用途のハードウェアベースのシステム、又は特殊用途のハードウェア及びプログラムコードの組み合わせによって実行可能である。
【0078】
更に、「含む」「備える」「有する」及びこれらの変化形は、明示的に別段の定めをした場合を除き、「〜を含むがそれらに限定されない」ことを意味する。列挙されたアイテムは、明示的に別途記載のない限り、それらアイテムのうちの任意のもの又はすべてが互いを排除する及び/又は互いを含むものであることを含意しない。「1つの(a)」「1つの(an)」及び「(the)」などの語は、明示的に別途記載のない限り、「一又は複数の」も表現する。
【0079】
別途提示されない限り、「第1」「第2」などの用語は、本書では単に符号として使用され、それらの用語が表すアイテムに順序的、位置的、又は序列的な要件を課すことを意図していない。更に、例えば「第2」のアイテムへの言及は、例えば「第1」の、又はより小さい数のアイテム、及び/又は、「第3」の、又はより大きい数のアイテムが存在することを、必要とすること、或いは排除することはない。
【0080】
本明細書で使用されるように、列挙されたアイテムと共に使用される「〜のうちの少なくとも1つ」という表現は、列挙されたアイテムのうちの一又は複数の種々の組み合わせが使用可能であり、かつ、列挙されたアイテムのうち1つだけあればよいということを意味する。アイテムとは、特定の物体、物品、又はカテゴリのことである。すなわち、「〜のうちの少なくとも1つ」は、アイテムの任意の組み合わせを意味し、いくつかのアイテムが列挙から使用されうるが、列挙されたアイテムの全てが必要なわけではない。例えば、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば、「アイテムA」、「アイテムAとアイテムB」、「アイテムB」、「アイテムAとアイテムBとアイテムC」、又は「アイテムBとアイテムC」を意味し得る。幾つかの場合には、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば、限定するものではないが、「2個のアイテムAと1個のアイテムBと10個のアイテムC」、「4個のアイテムBと7個のアイテムC」、又は他の好適な組み合わせを意味しうる。
【0081】
更に、本発明は下記の条項による実施形態を含む。
【0082】
条項1.移動プラットフォームのためのシステムであって、
内部空間を画定するストレージ区画であって、移動プラットフォームの一部を形成しており、内部空間を外部空間から物理的に分離させるように使用可能なストレージ区画と、
ストレージ区画の内部空間の保管容量ステータスの視覚表示を外部空間に提供する視覚的インジケータと
を備えるシステム。
【0083】
条項2.視覚的インジケータは、ストレージ区画の内部空間の第1の保管容量ステータスを表示する少なくとも第1の構成と、ストレージ区画の内部空間の第2の保管容量ステータスを表示する第2の構成との間で切替可能な機械的ディスプレイを備える、条項1に記載のシステム。
【0084】
条項3.視覚的インジケータは光源を備える、条項1又は2に記載のシステム。
【0085】
条項4.光源は、ストレージ区画の内部空間の第1の保管容量ステータスを表示する第1の色と、ストレージ区画の内部空間の第2の保管容量ステータスを表示する第2の色との間で切替可能である、条項3に記載のシステム。
【0086】
条項5.視覚的インジケータは電子ディスプレイを備える、条項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
【0087】
条項6.電子ディスプレイは、ストレージ区画の内部空間のストレージ容量の割合を表示する、条項5に記載のシステム。
【0088】
条項7.視覚的インジケータは、ストレージ区画に連結されている、条項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
【0089】
条項8.
ストレージ区画は、少なくとも部分的に内部空間を画定する移動可能な仕切りと、
移動可能な仕切りに連結されている視覚的インジケータと
を備える、条項7に記載のシステム。
【0090】
条項9.ストレージ区画の内部空間の保管容量ステータスを検出する容積測定センサを更に備える、条項1から8のいずれか一項に記載のシステム。
【0091】
条項10.視覚的インジケータは、容積測定センサに動作可能に連結され、容積測定センサからの入力に基づいて、ストレージ区画の内部空間の保管容量ステータスの視覚表示を自動的に提供する、条項9に記載のシステム。
【0092】
条項11.容積測定センサは、無線で入力を視覚的インジケータへ送信する、条項10に記載のシステム。
【0093】
条項12.
視覚的インジケータは、ストレージ区画に動作可能に連結され、第1の色と第2の色との間で、ストレージ区画の色を切り替える配色システムを備え、
第1の色は、ストレージ区画の内部空間の第1の保管容量ステータスを表示し、第2の色は、ストレージ区画の内部空間の第2の保管容量ステータスを表示する、条項1から11のいずれか一項に記載のシステム。
【0094】
条項13.視覚的インジケータは、ストレージ区画から遠く離れている、条項1から12のいずれか一項に記載のシステム。
【0095】
条項14.視覚的インジケータは、移動プラットフォームの乗務員の作業空間に位置決めされている、条項13に記載のシステム。
【0096】
条項15.視覚的インジケータは、移動プラットフォームの外側に位置決めされている、条項13又は14に記載のシステム。
【0097】
条項16.視覚的インジケータは、モバイル装置の電子ディスプレイを備える、条項13から15のいずれか一項に記載のシステム。
【0098】
条項17.内部空間を各々画定し、内部空間を外部空間から物理的に分離させるように各々使用可能な複数のストレージ区画を更に備え、視覚的インジケータは、複数のストレージ区画の各内部空間の保管容量ステータスの視覚表示を外部空間に提供する、条項1から16のいずれか一項に記載のシステム。
【0099】
条項18.移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを追跡するためのシステムであって、
ストレージ区画の保管容量ステータスを検出する容積測定センサと、
容積測定センサに動作可能に連結され、容積測定センサから保管容量ステータスを受信する制御モジュールと、
制御モジュールに動作可能に連結された視覚的インジケータであって、制御モジュールからコマンドに応じて、ストレージ区画の保管容量ステータスの視覚表示を提供する視覚的インジケータと
を備えるシステム。
【0100】
条項19.移動プラットフォームのストレージ区画の保管容量ステータスを追跡する方法であって、
ストレージ区画の保管容量ステータスを検出することと、
検出された保管容量ステータスに基づいてストレージ区画の保管容量ステータスを視覚表示することと
を含む方法。
【0101】
条項20.ストレージ区画の保管容量ステータスを視覚表示することは、ストレージ区画の保管容量ステータスを移動プラットフォームの外側の場所に視覚表示することを含む、条項19に記載の方法。
【0102】
条項21.移動プラットフォームのためのシステムであって、
内部空間を画定し、移動プラットフォームの一部を形成しているストレージ区画であって、内部空間に対して開位置と閉位置との間で移動可能であり且つ閉位置において内部空間を外部空間から物理的に分離させる扉を備えるストレージ区画と、
ストレージ区画に連結された視覚判断装置であって、扉が閉位置にある時に、外部空間にストレージ区画の内部空間への視覚的アクセスを提供する視覚判断装置と
を備えるシステム。
【0103】
本主題は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の特定の形で実施することができる。前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
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