特許第6444744号(P6444744)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6444744
(24)【登録日】2018年12月7日
(45)【発行日】2018年12月26日
(54)【発明の名称】情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/08 20060101AFI20181217BHJP
   H01Q 3/24 20060101ALI20181217BHJP
   H01Q 9/14 20060101ALI20181217BHJP
【FI】
   H04B7/08 020
   H04B7/08 022
   H01Q3/24
   H01Q9/14
【請求項の数】4
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-8941(P2015-8941)
(22)【出願日】2015年1月20日
(65)【公開番号】特開2016-134805(P2016-134805A)
(43)【公開日】2016年7月25日
【審査請求日】2017年9月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】杉本 豊優
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 直紀
【審査官】 福田 正悟
(56)【参考文献】
【文献】 特許第3664721(JP,B2)
【文献】 特開2003−280815(JP,A)
【文献】 特開2004−179995(JP,A)
【文献】 特開2011−109407(JP,A)
【文献】 特表2013−535117(JP,A)
【文献】 特開2008−301322(JP,A)
【文献】 米国特許第07260424(US,B1)
【文献】 特開2010−081612(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/08
H01Q 3/24
H01Q 9/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の導体要素で構成されるアンテナを備え、複数の上記導体要素の間の導通と非導通とを上記導体要素の間に設けられたスイッチング素子によって切り換えることによって、上記アンテナの位置および形状の少なくとも一方が変化する情報処理装置であって、
第1の無線品質と、第2の無線品質とを比較し、どちらが高いかを判定する無線品質判定部と、
上記第2の無線品質が、上記第1の無線品質よりも高いと上記無線品質判定部が判定した場合、上記アンテナを上記第2の無線品質を示す様態にするアンテナ様態変更部と、
上記導体要素に重畳して設けられたタッチセンサと、を備え、
上記第1の無線品質は、上記アンテナが現在の第1の様態を有する場合における無線品質であり、上記第2の無線品質は、上記アンテナが現在の第1の様態から変更した後の第2の様態を有する場合における無線品質であり、
上記アンテナ様態変更部は、上記タッチセンサが検知したタッチの位置から離れた位置に上記第2の様態の上記アンテナの位置を決定する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
上記アンテナの上記導体要素が透明である
ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項3】
上記第2の様態は、上記第1の様態を有するアンテナの少なくとも一部を所定の方向に所定の距離移動した様態である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
上記第2の無線品質を示す様態は、上記アンテナが取り得る様態に関する情報を含む様態情報を参照して、上記アンテナが取り得る様態の中から選択された様態である
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関し、例えば、無線通信用のアンテナを備えた情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信機能を有する情報処理装置は、アンテナを用いて、無線信号を送受信する。情報処理装置が備えたアンテナの無線品質(受信信号レベル、送信信号レベル)は、様々な原因によって低下し得る。
【0003】
例えば、アンテナは、ユーザが画面を視認することを妨害しないよう、情報処理装置の額縁内に配置される場合が多い。しかしながら、情報処理装置の額縁は、当該情報処理装置を持つユーザの手によって覆われる場合がある。この場合、アンテナの無線品質が悪化する可能性がある。
【0004】
そこで、複数のアンテナを備え、無線品質がより高いアンテナを用いて、無線通信を行う情報処理装置が開発されている。例えば、特許文献1に記載の携帯型情報端末(情報処理装置)は、当該携帯型情報端末における情報の表示方向に応じて、無線通信のために使用するアンテナを切り替える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−303856号公報(2005年10月27日公開)
【特許文献2】特許第3664721号公報(2003年6月12日公開)
【特許文献3】特許第4814223号公報(2006年10月12日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、複数のアンテナを備えた情報処理装置は、1本のアンテナを備えた情報処理装置と比較して、アンテナと接続される回路の構成が複雑であり、また、回路基板上において、上記回路が大きな領域を占有するという問題がある。
【0007】
また、情報処理装置が複数のアンテナを備えていた場合であっても、全てのアンテナの無線品質が同時に低下する可能性がある。例えば、情報処理装置を持つユーザの手が、全てのアンテナを覆った場合、全てのアンテナの無線品質が同時に低下する。このような場合、使用されるアンテナが切り替えられたとしても、アンテナの無線品質は十分に改善しない。
【0008】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な構成でアンテナの無線品質を改善することができる情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、複数の導体要素で構成されるアンテナを備え、複数の上記導体要素の間の導通と非導通とを上記導体要素の間に設けられたスイッチング素子によって切り換えることによって、上記アンテナの位置および形状の少なくとも一方が変化する情報処理装置であって、第1の無線品質と、第2の無線品質とを比較し、どちらが高いかを判定する無線品質判定部と、上記第2の無線品質が、上記第1の無線品質よりも高いと上記無線品質判定部が判定した場合、上記アンテナを上記第2の無線品質を示す様態にするアンテナ様態変更部と、を備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、簡素な構成で、アンテナの通信性能を、基準となる無線品質よりも高くすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態1に係る携帯型情報端末の構成を示すブロック図である。
図2】実施形態1に係る携帯型情報端末が備えたアンテナパターン部の構成を示す概略図である。
図3】実施形態1に係る携帯型情報端末の側面がタッチされた位置と、上記携帯型情報端末が備えたアンテナパターン部内におけるアンテナの位置の変化との関係を示す図である。
図4】(a)(b)は、実施形態1に係る携帯型情報端末が備えたアンテナパターン内におけるアンテナの位置または形状の変化を示す図である。
図5】実施形態1に係る携帯型情報端末が備えた制御部によって実行されるアンテナ様態変更処理の流れを示すフローチャートである。
図6】実施形態2に係るアンテナ様態変更処理の流れを示すフローチャートである。
図7】(a)(b)は、実施形態2に係るアンテナ様態変更処理によるアンテナの位置の変化の例を示す図である。
図8】実施形態3に係る携帯型情報端末の記憶部に記憶されたルックアップテーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1図5を用いて詳細に説明する。
【0013】
(携帯型情報端末1の構成)
図1を用いて、本実施形態に係る携帯型情報端末1(情報処理装置)(以下では、端末1と略称する)の構成を説明する。図1は、端末1の構成を示すブロック図である。端末1は、アンテナANT(図2および図3参照)を用いて、外部の装置等と無線通信を行うことができる。図1に示すように、端末1は、アンテナパターン部10、制御部20、電源部30、記憶部40、タッチセンサ50、および無線通信部60を備えている。
【0014】
電源部30は、端末1の各部(少なくとも、アンテナパターン部10、制御部20、記憶部40、タッチセンサ50、および無線通信部60)に電力を供給する。
【0015】
記憶部40には、制御部20の無線品質計算部21によって計算される無線品質(後述)に関する情報が、無線品質情報として記憶される。
【0016】
タッチセンサ50は、アンテナパターン部10(あるいはアンテナANT)が配置される面にアンテナパターン部10(あるいはアンテナANT)に略重ねて配置される(図3参照)。
【0017】
無線通信部60は、アンテナパターン部10(あるいはアンテナANT)を用いて、外部の無線通信装置と通信を行う。
【0018】
アンテナパターン部10および制御部20については、以下に説明する。
【0019】
(アンテナパターン部10)
図2は、アンテナパターン部10の構成を示す概略図である。図2に示すように、アンテナパターン部10は、複数の導電体素子11(導体要素)および複数のスイッチング素子12で構成されている。アンテナパターン部10内において、複数の導電体素子11は、正方格子状に配置されている。隣接する導電体素子11の間には、それぞれ、スイッチング素子12が配置されている。スイッチング素子12は、隣接する導電体素子11の導通・非導通を切り替えるように動作する。スイッチング素子12の動作は、制御部20によって制御される。このようなアンテナパターン部10の構成として、例えば、特許文献2に記載されたアンテナの構成を適用することができる。なお、導電体素子11は、正方格子状以外のパターン(例えば、三角格子、矩形格子、六角格子)で配列されていてもよい。
【0020】
アンテナパターン部10は、端末1の側面上に配置されている(図3参照)。しかしながら、アンテナパターン部10は、画面(または額縁)上に配置されてもよいし、背面に配置されていてもよい。
【0021】
導電体素子11を構成する導電体は、金属であってもよいし、インジウムスズ酸化物(ITO;Indium Tin Oxide)であってもよい。後者の構成では、導電体素子11が透明であるので、アンテナパターン部10もほぼ透明になる。そのため、アンテナパターン部10が端末1の画面上に配置された場合であっても、ユーザは、アンテナパターン部10に妨害されずに、画面に表示された映像等を視認することができる。従って、後者の構成では、アンテナパターン部10は、端末1のどこに配置されてもよい。なお、アンテナパターン部10を画面上に配置する方法として、例えば、特許文献3に記載された方法を適用することができる。
【0022】
図2では、導電体素子11は正方形であるが、他の形状(例えば、三角形、長方形)を有していてもよい。また、アンテナパターン部10に含まれる全ての導電体素子11が同じ形状を有している必要はない。例えば、一部の導電体素子11は正方形を有している一方、残りの導電体素子11は長方形を有していてもよい。さらに、アンテナパターン部10内において、導電体素子11は、正方格子状ではなく、矩形格子状、三角格子状、または六角格子状に配列されていてもよい。
【0023】
スイッチング素子12は、スイッチングトランジスタ、表面PIN(SPIN;Surface PIN)デバイス、またはRF−MEMS(Radio Frequency−Micro Electro Mechanical System)トランジスタであってよい。
【0024】
図2に示すように、アンテナパターン部10内では、スイッチング素子12を介して、複数の導電体素子11が導通されることによって、アンテナANTが形成されている。孤立した導電体素子11、すなわち、隣接する導電体素子11と導通されていない導電体素子11は、アンテナANTを形成しない。アンテナANTの様態(位置および形状)は、どの複数の導電体素子11が導通されているかによって決定する。
【0025】
アンテナANTは、外部の装置から送信された無線信号を受信する。また、アンテナANTは、無線通信部60から信号出力を供給されることによって、無線信号を送信する。
【0026】
(制御部20)
図1に示すように、制御部20は、無線品質計算部21、無線品質比較部22(無線品質判定部)、アンテナ様態決定部23、およびアンテナ制御部24(アンテナ様態変更部)を含んでいる。制御部20は、後述するアンテナ様態変更処理αを実行する。
【0027】
無線品質計算部21は、無線通信部60から、無線信号の受信信号レベルおよび送信信号レベルを示す情報を取得する。そして、無線品質計算部21は、受信信号レベルから、アンテナANTの受信品質を、送信信号レベルから、アンテナANTの送信品質を、それぞれ計算する。そして、受信品質を示す情報および送信品質を示す情報を用いて、アンテナ(ANT)の無線品質を計算する。無線品質計算部21は、計算した無線品質を示す情報(無線品質情報)を、無線品質比較部22に出力するとともに、記憶部40の所定の記憶領域に格納する。ここで、無線品質は、受信信号の強度であってよい。また、受信信号レベル(あるいは受信信号強度)および送信信号レベル(あるいは送信信号強度)が高くなるほど、アンテナ(ANT)の無線品質も高くなるように、無線品質の計算式が定義されていてもよい。
【0028】
無線品質比較部22は、無線品質計算部21から入力された無線品質情報を用いて、無線品質が低下(劣化)してきていないか否かを判定する。より詳細には、無線品質比較部22は、無線品質計算部21によって計算された無線品質が、先に計算された無線品質(基準値)よりも低いか否かを判定する。無線品質比較部22は、無線品質が低下していないか否かを示す判定結果を、アンテナ様態決定部23に出力する。
【0029】
アンテナ様態決定部23は、無線品質比較部22から、無線品質が低下しているという判定結果を入力された場合、アンテナANTの様態(位置および形状)を、第1の様態から第2の様態に変更することを決定する。このとき、アンテナ様態決定部23は、アンテナANTの様態を、アルゴリズムに従って変更することを決定してもよい(実施形態2)し、予め定められた他の様態に変更することを決定してもよい(実施形態3)。あるいは、タッチセンサ50において、タッチが検出されているときに、無線品質が低下している場合、アンテナ様態決定部23は、タッチが検出された位置に基づいて、アンテナANTの位置(および形状)を変更することを決定してもよい。本実施形態では、最後の構成を説明する。
【0030】
アンテナ制御部24は、アンテナANTの現在の第1の様態を、アンテナ様態決定部23から通知された第2の様態に変更する。具体的には、アンテナ制御部24は、スイッチング素子12を制御することによって、複数の導電体素子11の間の導通・非導通を切り替える。これにより、導通されている導電体素子11の組み合わせが変化するので、導通されている導電体素子11によって形成されるアンテナANTの様態も変化する。
【0031】
図3および図4の(a)(b)を用いて、アンテナ制御部24がアンテナANTの位置を変更する一例を説明する。図3は、ユーザUが端末1にタッチした位置と、アンテナANTの位置の変化との関係を示す図である。また、図4の(a)(b)は、それぞれ、アンテナパターン部10内におけるアンテナANTの位置(および形状)の変化を示す図である。
【0032】
図3に示すように、最初、アンテナANTは、ユーザの指Uが端末1にタッチした位置の近傍に存在していたとする。指UがアンテナANTの一部に重なっているので、アンテナANTは、無線信号を効率的に送受信することができない。そのため、アンテナANTの無線品質は、ユーザの指Uが端末1にタッチしていない場合(または指UがアンテナANTに重なっていない場合)における無線品質よりも低下している可能性がある。
【0033】
無線品質が低下している場合、アンテナ様態決定部23は、まず、タッチセンサ50から、タッチが検出された位置を示す情報(タッチ位置情報)を取得する。次に、アンテナ様態決定部23は、アンテナパターン部10内において、タッチが検出された位置から離れた位置(例えば、図3では、アンテナパターン部10内における下側の位置)を選択する。
【0034】
図4の(a)に示すように、アンテナ制御部24は、アンテナパターン部10が備えた複数の導電体素子11の導通・非導通を切り替える。これにより、図3に示すように、アンテナANTは、指Uから離れた位置(すなわち、アンテナ様態決定部23によって選択された位置)に移動する。
【0035】
図4の(a)では、アンテナANTの位置のみが変更されている。しかしながら、アンテナ制御部24は、アンテナANTの位置および形状の少なくとも一方を変更すればよい。
【0036】
図4の(b)では、アンテナANTの形状が変化するように、導電体素子11の導通・非導通が切り替えられている。アンテナANTの指向性、利得性、およびインピーダンス整合性などは、アンテナANTの形状に依存する。そのため、アンテナANTの形状が変更されることによって、アンテナANTの無線品質が改善する可能性がある。
【0037】
なお、後述するアンテナ様態変更処理αにおいて、アンテナ制御部24が、アンテナANTの位置(および形状)を変更した後、無線品質比較部22は、無線品質計算部21から、無線品質情報を再び取得する。そして、様態の変更後のアンテナANTの無線品質が、様態の変更前のアンテナANTの無線品質を超えている場合、アンテナ様態決定部23は、様態の変更後のアンテナANTの位置(および形状)を維持することを決定する。一方、様態の変更後のアンテナANTの無線品質が、様態の変更前のアンテナANTの無線品質を超えていない場合、アンテナ様態決定部23は、様態の変更後のアンテナANTの位置(および形状)を、様態の変更前のアンテナANTの位置(および形状)に戻すことを決定する。
【0038】
(アンテナ様態変更処理αの流れ)
図5を用いて、制御部20によって実行されるアンテナ様態変更処理αの流れを説明する。図5は、アンテナ様態変更処理αの流れを示すフローチャートである。アンテナ様態変更処理αは、例えば、端末1が電話の着信を受けたときに開始される。なお、以下では、アンテナANTの位置aが位置cに変更される流れを説明するが、同じ流れにおいて、アンテナANTの位置および形状の少なくとも一方が変更されてもよい。
【0039】
図5に示すように、アンテナ様態変更処理αでは、まず、無線品質計算部21が、位置aにあるアンテナANTの無線品質を計算する(S101)。S101における無線品質の計算結果を、以下では、無線品質Aと呼ぶ。
【0040】
無線品質計算部21は、無線品質Aが得られてから所定時間が経過した後、位置aにあるアンテナANTの無線品質を再び測定する(S102)。S102における無線品質の計算結果を、以下では、無線品質Bと呼ぶ。
【0041】
次に、無線品質比較部22は、アンテナANTの無線品質が低下しているか否か(すなわち、無線品質Bは無線品質Aよりも低いか否か)を判定する(S103)。
【0042】
アンテナANTの無線品質が低下していない場合(S103でNo)、アンテナ様態決定部23は、アンテナANTの位置aを変更しないことを決定し(S109)、アンテナ様態変更処理αはS101に戻る。
【0043】
一方、アンテナANTの無線品質が低下している場合(S103でYes)、アンテナ様態決定部23は、タッチセンサ50から、タッチ位置情報を取得する(S104)。そして、アンテナ様態決定部23は、取得したタッチ位置情報に基づいて、アンテナANTの位置aを、どのような位置に変更するかを決定する。例えば、アンテナ様態決定部23は、タッチが検出された位置とアンテナANTとが重ならないように、アンテナANTの変更後の位置cを決定してもよい。
【0044】
次に、アンテナ制御部24は、アンテナANTの位置aを、他の位置cに変更する(S105)。その後、無線品質計算部21は、アンテナANTの無線品質を測定する(S106)。S106における無線品質の計算結果を、以下では、無線品質Cと呼ぶ。
【0045】
その後、無線品質比較部22は、変更後の位置cにあるアンテナANTの無線品質Cが、変更前の位置aにあるアンテナANTの無線品質Bを超えるか否かを判定する(S107)。
【0046】
無線品質Cが無線品質Bを超える場合(S107でYes)、アンテナ様態決定部23は、アンテナANTの位置cを維持することを決定する(S108)。そして、アンテナ様態変更処理αは、S101に戻る。
【0047】
一方、無線品質Cが無線品質Bを超えない場合(S107でNo)、アンテナ制御部24は、アンテナANTの位置cを位置aに戻す(S109)。そして、アンテナ様態変更処理αは、S101に戻る。
【0048】
なお、位置cとは異なる位置c´であって、その位置c´にあるアンテナANTの無線品質が、位置aにあるアンテナANTの無線品質Bを超える可能性がある1つまたは複数の位置c´についても、S105〜S107の処理を行ってよい。この構成では、ある位置c´にあるアンテナANTの無線品質Cが無線品質Bを超える場合(S107でYes)、アンテナ様態決定部23は、その位置c´を維持することを決定する(S108)。
【0049】
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0050】
前記実施形態1で説明したアンテナ様態変更処理αでは、アンテナ制御部24は、タッチが検出された位置に基づいて、アンテナANTの位置(または形状)を変更した。本実施形態で説明するアンテナ様態変更処理βでは、アンテナ制御部24は、アンテナANTの様態を、アルゴリズムに従って変更する。
【0051】
上記アルゴリズムは、アンテナANTの位置および形状の少なくとも一方を変更するものであればよい。上記アルゴリズムは、例えば、図4の(a)に示すように、導通しているスイッチング素子12の位置を、所定の方向に所定の距離だけ移動させるものであってよい。
【0052】
本実施形態の構成によれば、アンテナ制御部24は、タッチ位置情報によらずに、アンテナANTの様態を変更する。本実施形態の構成は、アンテナANTの無線品質が低下した原因が、端末1にタッチしている指Uではない場合に有効である。しかしながら、後述する変形例で説明するように、アルゴリズムとともに、タッチ位置情報も用いて、アンテナANTの様態を変更してもよい。
【0053】
(アンテナ様態変更処理βの流れ)
図6および図7の(a)(b)を用いて、制御部20によって実行されるアンテナ様態変更処理βの流れを説明する。図6は、アンテナ様態変更処理βの流れを示すフローチャートである。また、図7の(a)(b)は、アンテナパターン部10内におけるアンテナANTの様態の変化を示す他の図である。
【0054】
アンテナ様態変更処理βのS101〜S103は、アンテナ様態変更処理αのS101〜S103と同じである。そのため、以下では、アンテナ様態変更処理βのS103以降について、説明する。
【0055】
アンテナ様態変更処理βのS103において、アンテナANTの無線品質が低下していない場合(S103でNo)、アンテナ様態決定部23は、アンテナANTの様態aを変更しないことを決定し(S210)、アンテナ様態変更処理βはS101に戻る。
【0056】
一方、アンテナ様態変更処理βのS103において、アンテナANTの無線品質が低下している場合(S103でYes)、アンテナ制御部24は、アンテナANTの様態aを、他の様態に変更する(S204)。
【0057】
その後、無線品質計算部21は、アンテナANTの無線品質を測定する(S205)。
【0058】
ここで、S205では、様態aとは異なる様態を有する1つのアンテナANTについて、無線品質が測定されてもよいし、様態aとは異なる様態を有する複数のアンテナANTについて、無線品質がそれぞれ測定されてもよい。
【0059】
本実施形態では、図7の(a)(b)に示すように、現在のアンテナANTの様態aとは異なる様態c1、c2を有する2つのアンテナANTについて、無線品質が測定されるとする。この場合、縦方向に伸びるアンテナANTの部分を、図面の横方向(左右)に移動させるアルゴリズムに従って、アンテナANTは、図2に示す様態aから、図7の(a)(b)に示す様態c1、c2に変更される。まず、アンテナANTの様態aは、図7の(a)に示す様態c1に変更されて(S204)、様態c1を有するアンテナANTの無線品質が測定される(S205)。その後、アンテナANTの様態c1は、図7の(b)に示す様態c2に変更されて(S204)、様態c2を有するアンテナANTの無線品質が測定される(S205)。以下では、様態c1を有するアンテナANTの無線品質の測定結果を無線品質C1と呼び、様態c2を有するアンテナANTの無線品質の測定結果を無線品質C2と呼ぶ。ここで、図7の(a)(b)から分かるように、アンテナANTは、様態c1を有する場合よりも、様態c2を有する場合の方が、アンテナANTとユーザUとが重なる領域が小さい。そのため、無線品質C2は、無線品質C1よりも高い可能性が高い。
【0060】
続いて、無線品質比較部22は、変更後の様態c1を有するアンテナANTの無線品質C1が、変更前の様態aを有するアンテナANTの無線品質Bを超えるか否かを判定する(S206)。無線品質C1が無線品質Bを超える場合(S206でYes)、アンテナ制御部24は、アンテナANTの様態aを様態c1に変更する(S207)。そして、アンテナ様態変更処理βは、S101に戻る。
【0061】
一方、無線品質C1が無線品質Bを超えない場合(S206でNo)、無線品質比較部22は、変更後の様態c2を有するアンテナANTの無線品質C2が、変更前の様態aを有するアンテナANTの無線品質Bを超えるか否かを判定する(S208)。
【0062】
無線品質C2が無線品質Bを超える場合(S208でYes)、アンテナ制御部24は、アンテナANTの様態aを様態c2に変更する(S209)。そして、アンテナ様態変更処理βは、S101に戻る。
【0063】
一方、無線品質C2が無線品質Bを超えない場合(S208でNo)、アンテナ様態決定部23は、アンテナANTの様態aを維持することを決定する(S210)。そして、アンテナ様態変更処理βは、S101に戻る。
【0064】
(変形例)
本実施形態では、アンテナ様態変更処理βのS204〜S206において、アルゴリズムに従って決定された様態c1、c2を有するアンテナANTの無線品質C1、C2が、現在のアンテナANTの無線品質Bと比較される構成を説明した。
【0065】
本変形例では、アルゴリズムに従って決定された様態にあるアンテナANTの位置が、タッチが検出された位置(タッチ位置)と重なる場合、アンテナANTの現在の様態は、アルゴリズムに従って決定された様態に変更されなくてもよい。換言すれば、本変形例に係るアンテナ様態変更処理βにおいて、アンテナANTは、アルゴリズムに従って決定された様態のうち、その様態にあるアンテナANTの位置が、タッチ位置とは離れるような様態にのみ、変更される。
【0066】
本変形例では、前述したアンテナ様態変更処理βのS204の前に、アンテナ様態決定部23が、タッチセンサ50から、タッチ位置情報(タッチが検出された位置を示す情報)を取得する。そして、アンテナ様態決定部23は、アルゴリズムに従って決定された様態の位置にあるアンテナANTと、タッチが検出された位置とが重ならないか否かを判定する。
【0067】
そして、アルゴリズムに従って決定された様態の位置にあるアンテナANTと、タッチが検出された位置とが重ならない場合、アンテナ制御部24は、アンテナANTの様態aを、アルゴリズムに従って決定された様態に変更する(S204)。その後、前述したアンテナ様態変更処理βのS205以降の処理が実行される。
【0068】
一方、アルゴリズムに従って決定された様態を有するアンテナANTの位置と、タッチが検出された位置とが重なる場合、アンテナ様態変更処理βのS204以降の処理が実行されない。従って、アンテナ制御部24は、アンテナANTの様態aを、アルゴリズムに従って決定された様態に変更することはない。
【0069】
あるいは、アルゴリズムに従って決定された様態を有するアンテナANTの位置と、タッチが検出された位置とが重なる場合、アンテナ様態変更処理βのS204以降の処理の代わりに、アンテナ様態変更処理αのS105以降と同じ処理が実行されてもよい。
【0070】
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図8を用いて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0071】
前記実施形態2では、アンテナ様態変更処理βにおいて、アンテナANTの様態が、アルゴリズムに従って変更された。本実施形態では、アンテナANTの様態(位置および形状)が、予め定められた様態(位置および形状)に変更される。
【0072】
本実施形態では、図1に示す記憶部40に、アンテナANTの様態(位置および形状)を記載されたルックアップテーブル(様態情報)(図示せず)が予め記憶されている。ルックアップテーブルには、1つまたは複数通りの様態(例えば、様態c1および様態c2)を規定するデータが含まれている。
【0073】
ルックアップテーブルにおいて、様態の変更前のアンテナANTの様態aに関する情報と、様態の変更後のアンテナANTの様態c3〜c5に関する情報とが関連付けられていてもよい。この構成では、アンテナ様態決定部23は、ルックアップテーブルにおいてアンテナの様態aと関連付けられている様態c3〜c5(図8参照)の中から、いずれかの様態を選択する。
【0074】
あるいは、ルックアップテーブルにおいて、端末1の(現在の)無線通信の方法と、その方法に適したアンテナANTの様態に関する情報とが関連付けられていてもよい。この構成では、アンテナ様態決定部23は、端末1の無線通信方法(例えば、無線信号の周波数、端末1の通信方式)に応じて、アンテナANTの様態cを選択する。
【0075】
図8に示すルックアップテーブルでは、無線信号の周波数および端末1の通信方式と、該周波数および該通信方式に適したアンテナANTの様態c3〜c5に関する情報とが関連付けられている。アンテナANTの無線品質は、無線信号の周波数や端末1の通信方式から大きな影響を受ける。そのため、アンテナ様態決定部23は、無線信号の周波数や端末1の通信方式に応じて、アンテナANTの無線品質ができるだけよくなるように、様態c3〜c5の中から、適切な1つの様態を選択する。例えば、端末1の通信方式が「D」である場合、アンテナ様態決定部23は、図8の一番上に記載されたアンテナANTの様態c3を選択する。
【0076】
本実施形態に係るアンテナ様態変更処理βでは、S204において、アンテナ様態決定部23は、記憶部40から、ルックアップテーブルを参照する。そして、参照したルックアップテーブルに記載された様態の中から、アンテナANTの様態aとは異なる様態を選択する。ここで、アンテナ様態決定部23は、アンテナANTの様態aを、ルックアップテーブルにおいて様態aと関連付けられた様態に変更することを決定してもよい。アンテナ制御部24は、アンテナの様態aを、アンテナ様態決定部23によって決定された様態に変更する。
【0077】
その後、S205において、様態の変更後のアンテナANTの無線品質が再測定される。ここで、ルックアップテーブルに、複数通りの様態を規定するデータが含まれている場合、S205では、それらの複数通りの様態を有するアンテナANTについて、無線品質が測定される。本実施形態に係るアンテナ様態変更処理βのS206以降の流れは、前記実施形態2で説明したとおりであるから、本実施形態では説明を省略する。
【0078】
(変形例)
本実施形態の一変形例では、前記実施形態2の変形例と同様に、アンテナANTは、アルゴリズムに従って決定された様態のうち、その様態にあるアンテナANTの位置が、タッチ位置とは離れるような様態にのみ、変更されてもよい。
【0079】
本変形例に係るアンテナ様態変更処理βでは、ルックアップテーブルに基づいて決定された様態を有するアンテナANTの位置と、タッチ位置とが重なる場合、S204以降の処理が実行されない。従って、アンテナANTの位置は、タッチ位置と重なるような位置に変更されることはない。
【0080】
あるいは、ルックアップテーブルに基づいて決定された様態を有するアンテナANTの位置と、タッチ位置とが重なる場合、アンテナ様態変更処理βのS204以降の処理の代わりに、アンテナ様態変更処理αのS105以降と同等の処理が実行されてもよい。
【0081】
なお、本変形例では、様態c1(図7の(a)参照)を有するアンテナの無線品質C1が無線品質Bを超える場合、様態c2(図7の(b)参照)を有するアンテナの無線品質C2が無線品質Bを超えるか否かに関わらず、アンテナ様態決定部23は、アンテナANTの様態aを様態c1に変更することを直ちに決定する。あるいは、アンテナ様態決定部23は、様態c1を有するアンテナANTの無線品質C1と、様態c2を有するアンテナANTの無線品質C2と比較して、どちらの無線品質のほうが良いかを判定し、アンテナANTの無線品質がより向上するように、様態c1および様態c2のどちらかを選択してもよい。アンテナ様態決定部23が様態c1および様態c2のいずれか一方を選択した後、アンテナ制御部24は、アンテナの様態aを、アンテナ様態決定部23によって選択された様態c1または様態c2に変更する。
【0082】
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯型情報端末1の制御部20は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
【0083】
後者の場合、携帯型情報端末1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0084】
なお、上記のアンテナ様態変更処理では、位置aにあるアンテナANTの無線品質A得られてから所定時間が経過した後の同じ位置aにあるアンテナANTの無線品質である無線品質B(第1の無線品質)と無線品質Aとが比較され、その後、無線品質Bと無線品質C(第2の無線品質)とが比較された。しかしながら、本発明はこれに限らず、無線品質Bの代わりに所定の基準値(第1の無線品質)を用いて、無線品質の比較を行う構成としてもよい。この場合、所定の基準値と無線品質との比較の結果に基づいて、アンテナANTの様態が決定されるので、より効率的にアンテナ様態変更処理が行われる場合がある。
【0085】
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置(携帯型情報端末1)は、複数の導体要素(導電体素子11)で構成されるアンテナ(ANT)を備え、複数の上記導体要素の間の導通と非導通とを上記導体要素の間に設けられたスイッチング素子(12)によって切り換えることによって、上記アンテナの位置および形状の少なくとも一方が変化する情報処理装置であって、第1の無線品質と、第2の無線品質とを比較し、どちらが高いかを判定する無線品質判定部(無線品質比較部22)と、上記第2の無線品質が、上記第1の無線品質よりも高いと上記無線品質判定部が判定した場合、上記アンテナを上記第2の無線品質を示す様態にするアンテナ様態変更部(アンテナ制御部24)と、を備えている。
【0086】
上記の構成によれば、第2の無線品質が第1の無線品質よりも高い場合、アンテナの様態が、第2の無線品質を示す様態に変更される(アンテナの位置および形状の少なくとも一方が変更される)。そのため、アンテナは、少なくとも第1の無線品質より高い無線品質を有するようになる。
【0087】
本発明の態様2に係る情報処理装置は、上記態様1において、上記第1の無線品質は、上記アンテナが現在の第1の様態を有する場合における無線品質であり、上記第2の無線品質は、上記アンテナが現在の様態から変更した後の第2の様態を有する場合における無線品質であってよい。
【0088】
上記の構成によれば、現在の様態(第1の様態)とは異なる他の様態(第2の様態)を有するアンテナの無線品質が、現在の無線品質よりも高い場合、アンテナの第1の様態が、第2の様態に変更される。そのため、アンテナの無線品質が、現在よりも改善する。
【0089】
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様1または2において、上記導体要素に重畳して設けられたタッチセンサ(50)をさらに備え、上記アンテナ様態変更部は、上記タッチセンサが検知したタッチの位置から離れた位置に上記第2の様態の上記アンテナの位置を決定してもよい。
【0090】
上記の構成によれば、第1の様態を有するアンテナが、ユーザの指など、タッチ操作を行う物体に覆われていた場合であっても、アンテナの様態が第2の様態に変更されることによって、アンテナは、上記物体から離れた位置に移動する。従って、アンテナから送受信される無線信号が、上記物体に妨害されなくなるので、無線品質が改善する可能性がある。
【0091】
本発明の態様4に係る情報処理装置では、上記態様1〜3のいずれかにおいて、上記アンテナの上記導体要素が透明であってもよい。
【0092】
上記の構成によれば、導体要素が透明であるので、アンテナが情報処理装置の画面上に配置された場合であっても、ユーザは、アンテナに妨害されずに、画面に表示された映像等を視認することができる。従って、情報処理装置の画面上を含む任意の位置に、アンテナを配置することができる。
【0093】
本発明の態様5に係る情報処理装置では、上記態様1〜4のいずれかにおいて、上記第2の様態は、上記第1の様態を有するアンテナの少なくとも一部を所定の方向に所定の距離移動した様態であってもよい。
【0094】
上記の構成によれば、第1の様態に基づいて、第2の様態を容易に決定することができる。
【0095】
本発明の態様6に係る情報処理装置では、上記態様1〜4のいずれかにおいて、上記第2の無線品質を示す様態は、上記アンテナが取り得る様態に関する情報を含む様態情報を参照して、上記アンテナが取り得る様態の中から選択された様態であってもよい。
【0096】
上記の構成によれば、様態情報に記載されている様態であれば、どのような様態にも、アンテナの様態を変更することができる。
【0097】
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素に限る)として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【0098】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0099】
本発明は、情報処理装置に利用することができる。
【符号の説明】
【0100】
1 携帯型情報端末(情報処理装置)
11 導電体素子(導体要素)
12 スイッチング素子
22 無線品質比較部(無線品質判定部)
24 アンテナ制御部(アンテナ様態変更部)
50 タッチセンサ
ANT アンテナ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8